ー商店街から大学へー
そうなんですよ、全く困ったやつで
[この教師も実際のところ甘いもの調達に出ているがそれを口に出すことはない。それが大人ということだからだ。
連れ立って大学へと歩いていく。大学の場所はわかる、が中までは知らないし部外者が立ち会っていいものかという躊躇いもある。
若い女性と歩く姿は誰にも見せられないな、と思いつつ横目でチラリと女性を見る。
困っている?相手に声をかけてくれる優しさを持っていて面倒見もいい]
俺、南方っていいます
あなたは?
[どこか元気がなさそうにも見える。生徒で成績に伸び悩んだ生徒がよくする顔だ。
生徒ではないので深く関わることはできない、お節介を焼いていいのは生徒と先生という関係だからだ。
それでも少しばかり気になった。]
甘いものですか?
えぇ、まあ人並みには。
珍しく思いまして、大学で作られたプリン
(115) 2017/05/20(Sat) 23時頃