――食堂車――
>>52
(ジリヤの言葉はたどたどしい。どこかその態度もそわそわしていたのは、言葉の問題だったのかもしれない。彼女が呪文に挑戦すると言えば、クリスチアネ・マスカエフは食堂車の給仕スタッフを呼ぶ。それから、ンーーー、と、唸って一つ咳払い)
ビターな味を加えられるモカのチップと、濃い紅茶のアイスの魔法を追加、ね!
(先程迄のクセのある喋り方を聞き取りやすいように正してから、メニュー表を、確認するように指差して)
魔法の呪文はこう!
『ノーマルチョコパフェモカチップエクストラフルリーフ☆』
(柄の長いスプーンで宙をくるんとひとかき。効果音がつくなら『キャルン☆』である。そしてジリヤが無事、呪文を唱えられたなら、手にしていたスプーンを置いて、自己紹介をするだろう)
ワタシはクリスマス。ジングルベールの方じゃなくて、クリスチアネ・マスカエフ!通称クリスマス。
魔法学校の生徒だヨ!18歳!
アナタはジリヤっていうんだね。お針子さん?お洋服作るとか?
(68) 2017/05/31(Wed) 23時頃