――少し前
>>40
[舌咬みそうだという少年に、微かに笑って首を傾げ]
そうですね、はじめ少し難しいです。わたしも教えてもらったばかりで、うまく言えません。
でもあなたほとんど言えました、覚えがいいですね。一度ですごいです。
[そして続けられた質問――君も、という事は、彼も学生なのだろうか?もしかしたらクリスマスとも知り合いなのかもしれない。そんな事を考えながら、答えを口にする]
イイエ、わたしは学生でありません。魔法都市には、働きにきました。今は学校近くのお店で仕事してます。
あなたも学生さんですか?
[言いながら、店の事を思い浮かべる。女性向けの品揃えだから、彼にはあまり縁がないかもしれない。女性の家族や友人がいれば別なのだけれど――などと考えていると、一人の少女が現れた。息を切らして少年に駆け寄る姿は愛らしく、直前に考えていた事もあいまって、二人は兄妹のように見えた]
そちらは妹さん?可愛いですね。
[よくよく見ればそうではないと気付きそうなものだが、気が緩んでいたのだろうか、ジリヤは思った事をそのまま口にした]
(47) 2017/06/03(Sat) 23時半頃