(機械的なメロディーの後に流れてくるアナウンス。
乗客を載せた列車の駆動を身体でことこと感じながら
次の停車駅――
『雲の王国』の案内 >>#1 に聞き入っていた。)
>>6
ええ、とってもステキ!
それに、おそらのうえの風景と虹かけ雲の龍、ですって。
わたがしみたいなふわふわのたてがみをしてるのかしら。
うろこはキラキラ虹色にひかるのかしら…!
風にゆられながらそらの青をおよぐのよ。
たとえばそう、こんなふうに!
(フィリップの「トンネルを抜けたら」のくだりが
唄めいているように感じたデメテルは、
知らず知らずのうちに返事が途中から即興歌のように。
らんらるらら。
宙に浮いたような心地で歩いていたせいか、
一人先に食堂車へと向かってくれた事 >>13 には
なかなか気付けないでいたのだった。)
(32) 2017/06/03(Sat) 02時半頃