[卒業旅行は一週間。>>14
志偉のその提案には物分りよく頷いた。
そもそも、卒業旅行というからには、卒業の記念にするものだ。半年もかかっては新しいスタートが切れなくなってしまう。
一応、大学に行くつもりはあった。少女マンガを読む限りでは、キャンパスライフはきらきらしているらしいし。そんな理由かよ。]
イケダヤ? まあ、そんな国があるのね。
枕投げがそんなに物騒だなんて知らなかったわ。
修学旅行って命がけなのね……!
[ツッコミ不在の二人の会話は、激しくずれているがなぜか二人の間では成り立っていた。
楽しみねーなんてきゃっきゃしながら、お弁当を開く。
スージーの母特製のお弁当だ!>>0:71
冷たいのは残念だが、から揚げや玉子焼きが入ったそのお弁当はとても美味しい。ポーチュラカははじめてベーコンのアスパラ巻きなるものを食べた。
そんな和気藹々食事タイムに南方が現れた!>>10
眉間のしわに、まあ、これがガチギレ5秒前というものかしらと興味津々で、ポーチュラカは南方と志偉の会話を見守る。]
(21) 2017/05/20(Sat) 12時頃