[水面下でどんどんアーサーが猫を越えた猫になりつつあることなどもちろん知る由もなく、ポーチュラカは歓喜する志偉>>2にもちろんと気前よく頷いた。
ちょうど一箱空になったので、その箱にアーサーへのお土産分を入れていけばいい。
どれがいいかしらね? と選びつつまだ食べつつ、両親の世界旅行の話になったが。]
!
そうよね! 卒業したらいけるわよね!
そうしたら志偉ちゃん、行きましょうよ!
[卒業旅行というのも少女マンガで仕入れた知識だった。
友達だけで旅行! 考えただけで胸が弾む。尤も、SPはついてくるだろうが。]
その前に修学旅行もあるわよね。
枕投げをするのがマナーなんでしょう?
[楽しみだわ、とにこにこするが、少女マンガで得た知識はやはり大いに偏っていた。
そんなポーチュラカは、背後のSPが昨今の少女マンガもびっくりの淡い片思いに胸を焦がしていることには、やっぱり全然気づかない。]
(4) 2017/05/20(Sat) 00時半頃