人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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【人】 白銀∴秘星 マユミ

―2度目の戦闘の日 帰宅後―

[七尾さんの遺体は先生が確認して、乾君が抱き抱えていて、それから、ご家族のもとに転送された。私はそのまま無言で帰宅した。

ミーティングの時に私は…取り繕っていた。
でも、七尾さんが実際に戦って、死んで、今度こそ分かった。

ミーティングで私の言ったことは、
何もかもではないけれど、取り繕いばかりだった。
そうして場を保つ方に私は動かないといけなかったから。
天道君も随分場を取り持ってくれたとは言え、
途中で口論もおきかけたから。
そういうのを仲裁して場をスムーズに進めるのは
いつも私の役割だったから。
私もいつもそうして来たから。
クラスでも、生徒会でも、天文部の中でも、
…もしかしたら家庭でも、そうだったから。]

(1) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[七尾さんはいい子だった。いい子過ぎた。
泣き言も言わず、文句も言わず、理不尽を嘆かず、きちんと自分の役目をはたして死んでいった。
次か、次の次か、その次か…私の番が来る。

家に帰ったけれど、父さんも母さんも帰っていなかった。特に父さんは検事長なのだ。一般の検事ならともかく、検事長ともなるとどういう仕事なのかわからない。でも、忙しいのは確かなんだろう。
正直、なるべくなら顔を合わせたくないからいいんだけど。]

(2) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[部屋に戻った。しっかりした勉強机の横に、ゲーミングPCとモニター。ゲーミングチェアに、壁の一面を埋め尽くす、参考書と本でびっしり埋まった本棚。

制服のまま、ベッドに座り込んだ。いつもはすぐ机に向かうけれど、勉強どころか、PCに手を伸ばす気すら起きない。

枕元には目覚まし時計のほかに、鮭に食われる木彫りのクマと、卯三郎こけしと、巨大さるぼぼが置いてある。その中の卯三郎こけしを握って、見つめて]

(3) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 こんなっ………!!!!

[思わず床に叩きつけた。ガシャンと音がして割れる。黙って破片を拾い集め、ゴミ箱に捨ててしまってから改めてさるぼぼを握り、殴りつけた。]

 この、このっ………!!!
 こんな、こんなのっ……く、っ………ううっ………!!

[何度も何度も。何度も何度も何度も何度も、原型が潰れるぐらいさるぼぼを殴って、やがて殴る元気もなくなって、その上に突っ伏した。シーツを握りしめた。]

(4) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 なんで私が…… 
 なんで七尾さん、なんで、あんなっ…

[七尾さんはあんな風にいい子のまま死んだ。
誰も恨まず、恨み言を言わず、誰よりも先んじてロボットに乗って、立派に戦って、死んだ。私も順番が来たら多分そうするだろう。それを求められているんだろう。

私達だけが死んで、世界は救われて、相変わらず私達抜きで続いていく。救われた世界のみんなは、私達に感謝なんてしない。家も壊されたり、被災して死んだりする人が、世界が救われたからって感謝するわけない。むしろ、乗っていることが知られたら誹謗中傷に巻き込まれるだけ。多分その被害は家族知人が全部こうむることになる。

万一…本当に万一感謝されるとしても、みんなすぐに私達の事を忘れてしまう。

救いなんてない。] 

(5) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 そんなのって、ない……

 なんで私が、世界のために死ななきゃなんないの!!
 嫌だよ…………!!!
 私が死ぬんだから地球も死ねよ!!

 なんでっ…… 私は……

 死ぬときまで物わかりの良いままか……!!
 死ぬまで優等生か……!!!

(6) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[素直に死ぬなんてできるわけがない。
昔、死刑になりたいと言って無差別に人を殺した通り魔がいたらしい。私はそんな事はしない。…できない。いくら自暴自棄になったからって、そんな真似はプライドが許さない。

でも、黙って物わかり良く死ぬのだけは絶対に嫌だ。どうせ、みんなすぐに私達の事を忘れてしまう。

せめて誰か、私の事を絶対忘れられないように爪痕を刻んでから。

その相手は、これから死ぬ誰かではなくて、私達が地球を救えばその後も生きていく人。せめてそんな事でもしなければ…]

(7) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 ……助けて。 

[家には誰もいない。真っ暗なままの部屋の中、制服を脱ぎ捨てベッドにもぐりこむと、涙が溢れてくる。

考えるのはあの顔。しっかりして、優しく、包んでくれる、頼れる…憧れの人。

私が本当の意味で初めて、もっと知りたいと思えた人。


 ―――私の、初めて好きな人。]

(8) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 いやだ……死にたくない…
 怖いよ…

 助けて……… 先生。


 ……加賀先生………… 助けて……

(9) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[顔が浮かんだその名前を呟き続ける。

助けてもらうのは簡単だ。きちんと言えばいい。
先生は立派な大人で、きちんとした教師だ。私が素直に助けを求めたら、きっときちんと正面から向き合ってくれるだろう。他の生徒と同じように、分け隔てなく適切に距離を持って、私に接してくれるだろう。
私が戦って、死ぬところもきちんと最後まで見ていてくれるだろう。悲しんでもくれるかもしれない。


―――――――――それじゃ、意味がない。

先生だってどうせ忘れてしまう。どんなに良くたって6人の中の1人。
私は人として面白みもないから、きっとそのまま埋もれてしまう。

嫌だ。私の事をこそ、覚えててくれなければ…]

(10) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 ………………



[私のやる事は、一つ決まった**]
 

(11) 2023/08/17(Thu) 00時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 00時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―瑠璃川さんの告別式―

[七尾さんの死亡からしばらく経って、夏休みも残り少なくなった日、瑠璃川さんの死亡を知った。]

(54) 2023/08/17(Thu) 07時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[私は通夜に出たし、みんなが参加するならやっぱり告別式>>39の方にも出た。いつもと同じ制服で会場に向かい、参列者として焼香し、花も棺に入れ、見送った。さすがに斎場までは行けないし、親族以外が斎場までついていくなんて非常識な事だけれど、大和君だけはついて行ったらしい。

本当に好きだったんだな、と思う。彼氏とかそういうのではない、大和君にとって瑠璃川さんは多分本当に人生を共にすべき人だったんだろうなと。
その日の私はきっと、いつも以上に言葉少なだった。]

(55) 2023/08/17(Thu) 07時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[瑠璃川さんも、七尾さんと同じ。本当にいい子だった。
料理の腕前は私には到底真似できないものだし、優しくていい子だった。とても女の子らしかった。大和君が好きになるのも道理だろう。

瑠璃川さんみたいな人がずっと生きていってくれるなら、私だってギリギリ納得できなくはなかった。

突き落とされたのは学校の中>>2:664で、突き落としたのは学校の生徒らしい。過失致死という扱いになるんだろうか。こういうのこそ父さんの専門なのだ。でも…

そういうのはどうでもよく、瑠璃川さんが亡くなったという事実は、私の抱いていた考えを一層補強しただけだった。]

(56) 2023/08/17(Thu) 07時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―その後―

[七尾さんは最善を尽くしたから建物はともかく、人的被害は本当に最小限だった。
それでも直に被災した学校への被害は大きかったと思う。夏休みが終わってまだ少しの間は休講>>#0という形になるのは無理ない事だった。自宅での自主学習みたいな期間も少しはあったかも。生徒会の活動任期はまだあるけれど、実質的には活動休止みたいなものだったかも。

それでも登校できるようになったら、天文部の部室にはきっと、大和君の予告>>43を見かけた。それが大和君だとわかるのは、消去法でそう考えるしかなかったからで、私は大和君とはあまり顔を合わせられなかったかも。
まさかこんなにハロを有効活用しているなんて思わなかったのだ。

それに、私はやっぱり別の事を考えていた。]

(57) 2023/08/17(Thu) 07時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―放課後―

 …加賀先生。

[生徒会の任期は秋の役員改選まで。それまでは一応副会長の役目はある。
私の天文部での存在意義はロボットの件1つと言ってもいい。
ミーティングがなければ実はそう頻繁に顔を出すこともない。
というより、顔を突き付けてのミーティングはそんなになかったかもしれない。話すべきことは一番最初の時にほぼ話してしまっただろうし。

それとは別に、授業だろうと自主学習だろうと現代文の課題はあったから、加賀先生に話しかけたのは、学業の話の方で職員室に寄ったついで…のふりをしてだったと思う。]

(58) 2023/08/17(Thu) 07時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 すみません、実は一つご相談があります。
 そんなに難しい話ではないんですけど、すごく大事な話。
 ただ、少しプライベートな話で、ここではちょっと
 差し障りがあるし…長くなるといけないし。

 よければ放課後、時間をいただけないですか?
 天文部の活動が終わってから、部室ででも良いのですが。

[私はいつも通り、そんな風に先生に話しかけた*]

(59) 2023/08/17(Thu) 07時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 07時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

ー放課後 部室ー

[先生は約束どおり来てくれた。私は夕陽が半分沈んで随分暗くなった部屋の中、カーテンを半分閉めて、誰もいない部室の中で一人本を読んでいた。]

 あっ、先生。
 すみません、お忙しいのに。ありがとうございます。
 そこ、かけてください。

[パイプ椅子を勧めて、直角に向かい合うように腰かける。
席に着いてくれたら、話を切り出した。]

(90) 2023/08/17(Thu) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 告別式の後、私大和君と会えてないんですけど…
 次、彼なんですよね………

 ……先生はあの場にいたからご存知ですよね。
 七尾さんがなんて言ってたか。
 彼女、こう言ったんですよ。
 「私がいなくならないと、家族が幸せになれない」
 >>2:601って。

 そんなバカな話ないじゃないですか。
 でも、私…`否定しませんでした。

 だって、そんなことないって言ったら、七尾さんが
 アストロに乗る理由なくなっちゃうから。
 そんなの幻想だけど、七尾さんには
 そういう理由が必要だったんです。

(91) 2023/08/17(Thu) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 先生。…先生は多分ご存じかもしれないですけど。  
 ヴァイキングの神話では、勇敢に戦って死んだ人は、
 戦乙女のワルキューレにエインヘリヤという
 戦士として神々の城に招かれ、
 そこで毎日戦って、傷ついても夜になったら治って、
 毎日お肉食べ放題、お酒飲み放題、
 綺麗なワルキューレといちゃいちゃし放題、
 そうして世界の終末の日には、仲間みんなで
 世界のために巨大な怪物と戦うんだそうです。

 みんなそう信じてるから、
 ヴァイキングは恐れを知らず勇敢に戦って、
 北欧中に自分達の国を作れたんですって。

[先生は火箭の話も知ってたし、これも多分知ってるだろうなと思う。]

(92) 2023/08/17(Thu) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 そういうのなら、ちょっと楽しそうですよね。
 やってみてもいいかもって。
 でも、彼らもそういうの信じないと、
 いけなかったんですよね。
 死ぬって事とは向き合えなかったんですよね。

[一度言葉を切って、先生を見つめた。]

 …先生。私達には、そういうの、ないんです。だから。

 …一つ、お願いを聞いてもらえませんか?

(93) 2023/08/17(Thu) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[先生はなんて言ったかな。でもとにかく、内容については聞いてくれるはずだ。だから続ける。]

 …先生は、大人です。
 毎日自分の仕事をこなすだけでも大変なのに、
 部員のみんなの事をこんなに考えてくれて、
 みんなが動きやすいように、
 少しでも傷つかないようにしてくれている。

 でも、そういう仕事だからっていうだけじゃない。
 …大人っていうだけじゃない。
 先生がそういう人だからだって、私は思ってます。
 だから、合宿に声かけてもらえた時、
 とても嬉しかったです。

 こんな事になっちゃったけど、
 近づけて良かったって気持ちもあります。
 

(94) 2023/08/17(Thu) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 迷惑を承知で言います。
 先生。


 私は先生の事が、好きです。


[口の中が乾くような心地を覚えながら、そう口にした。
心臓は割れんばかりに打っている。
中学の時も彼氏と付き合った事はあったけれど、私から伝える、初めての本物の気持ち。

……ここで終わりにできたら良かったのかもしれない。
でも、それでは意味がない。]

(95) 2023/08/17(Thu) 13時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[だから、先生の腕を取り、両腕で掴んで自分の体に押し当て、笑みを含めて触れるほど顔を近づけ、本題を付け加えた。]


 先生。 


 ……私と悪いコト、してください。*


 

(96) 2023/08/17(Thu) 13時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/17(Thu) 13時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

―乾君のLINE―

[乾君が私にLINEをしてくる>>75というのは珍しい事のような気がする。

普段なら確認次第すぐに返事を入れるのだけれど、この時は七尾さんが亡くなった直後で、昨晩からのショックがまだ回復せず一晩きちんと眠れていなかったから、たとえ通話だったとしても、返信は日をまたいだかもしれない。

ようやく落ち着いていたし、文面は考えた]

(119) 2023/08/17(Thu) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 『こちらこそ』
 『連絡遅れてごめんなさい』
 『質問は2つね』

 『最初のは、答えは「いいえ」』
 『受け入れられるわけない』
 『死にたくはない』
 『でも、方法があるとは思えない』
 『私は乗らなければいけない理由を探してるだけ』
 『でも、乾君は理由を探せばいい』
 『時間はそんなにないけど』

(120) 2023/08/17(Thu) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[これは、率直な意見。だって本当にそうだ。
七尾さんが乗る前と後でも違いはあったけれど、元から受け入れたくないというのは確かだった。みんなそうじゃないかな、とも。
もう一つの方は…質問の内容を見て、一瞬信じられない気持ちになった。そして、その説についてしばらく考えて、それからの返事になった]

 『もう一つの方は、わかった』
 『私からハロに聞いてみるね』

(122) 2023/08/17(Thu) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 『聞いてびっくりしたけど』
 『コアの事は私にはよくわからなかったけど』
 『敵が私達と同じ立場なら、納得いくかも』
 『最初から敵の数が決まっているのも、よく考えるとおかしい』
 『システムがゲーム的すぎる』
 『春のセンバツみたいなものか』
 『ごめん』
 『たとえが悪かった』

 『とりあえずわかった』
 『ハロに聞いてみる』
 『聞き方は任せて』
 『要はハロが打算でやってるのか知りたいわけね』
 『聞いたら連絡するね』
 (敬礼するクマのスタンプ)

[ここまで見て、追伸に気づいた]

(126) 2023/08/17(Thu) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 『柊木君に告白したんだ』
 『おめでとう』
 『浮気はほどほどにね』
(拍手するクマのスタンプ)

[そうして私はハロを呼び出す事にした。少しの間どう尋ねるか考えつつ。

瑠璃川さんが亡くなったと聞いたのは、その間の事だった*]

(127) 2023/08/17(Thu) 19時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

―― 放課後:天文学部部室 ――

[加賀先生はやっぱり、かなり驚いていた>>@21

少し意外だった。こういうのは多分、先生に限らずとも教育実習生なんかだと珍しくないだろうし、加賀先生はきっとモテてきただろうから、女子生徒からの告白は慣れているんだろうって。
それを冗談交じりに受け流したか、教師として正面から受け止めたうえでいなしてきたかは別として。

多分、先生も直感で気づいたんだろう。
私のこの告白は、他の子達のものとは少し訳が違うって。固まった顔>>@23を見ればそれはすぐに分かる。でも、開口一番の返し>>@25は少し予想外だった]

(128) 2023/08/17(Thu) 19時半頃

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