人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 00時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

[ワタナベウェディングは、リゾートホテルで披露宴や挙式が行われる際に、準備を手伝うプロである。

今回は教会の確保等をお願いした。費用は格安で済んだ。牧師やカメラマンを手配したら高いが、僕ら二人だけが30分ぐらい教会を貸切、ごっこをするだけだから。
参列者は誰もいない。

そんな説明は控え室に向かいながら佐藤さんが主に話し、僕がごっこだよと補足した。

控え室はこじんまりした部屋だ。そこに用意してあるのは白のタキシードと、ウェディングドレス。]

(9) 2023/08/19(Sat) 00時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ウェディングドレスはパニエでふっくらするプリンセスライン。ノースリーブで肩が出る。
恵一の趣味が思い切り出ている。可愛いのが好きだ。

ティアラ、ブーケなども用意されていた。]

『恵一くんのリクエストで用意したけど…うん、康生くんならきっと似合うわね。写真は本当にいいの?

じゃあゆっくり準備してね。

ご・ゆっ・く・り!』

[佐藤さんに僕は頷いた。
彼女が出ていくと二人きりだ。

思い付いてから予約や手配、貯めたお小遣いをはたいて僕はすべて内密に進めたが、彼は果たしてどう感じているのだろうか…。]*

(10) 2023/08/19(Sat) 00時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 00時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 00時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 00時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーーコックピットーー

[それは、とても奇妙だった。
それは、とても遠く響いた。





そして、愉しかった恋人ごっこの終わりを告げていた。]>>0

(28) 2023/08/19(Sat) 07時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ーー海辺デート/結婚式ーー

[話は遡る。

暫し、夢のように幸せだった恋人ごっこの続きを綴ろう。

ーー僕と、彼だけの為に。]

(32) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[僕は知っていた。彼に僕への恋心がないことを。

それはむしろ当たり前でしかない。

僕らは高校入学から部活仲間としての仲良し、親友だった。
二年間友達としてふざけあい、傍にいて、笑い合った。

親友にまで昇華した素晴らしい友情だった。

僕の中でそれが恋愛に変化した方がイレギュラーだ。
そして、普通の人間は受け入れない。

つまり、彼がとても広い心で僕を受け入れてくれたから今日のデートが実現しただけで。

彼は僕に好意以上などない。
恐らくだが、他の友人だって彼は等しく大切なのだ。

ただその中で僕が強く彼にアプローチした結果が今に過ぎない。]

(33) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[僕は彼の特別ではない。

だから、彼は照れることはないのだ。恋をせずにそれをする人間はいない。

答えを知っている僕は少し寂しそうに笑うしかない。]

 そうだね。いつか君も。

[でもそんな風に言い、僕は微笑む。
それでいいはずだ。]

(35) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[貝殻を握り締める。その感触が僕にどれだけ尊いか、彼は知らない。

それでも僕は幸せだ。

僕はティッシュを借りて涙を拭っただろう。

僕は幸せだ。]

(36) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[佐藤さんとの面会や、なんちゃってとはいえ結婚式と聞けばいくら彼でももう少し動揺するかと思ったが、そうでもない。

勿論僕は彼の内面にいるお父さんの複雑な心中は知らないのだが。

彼の拒否の基準は恐らくだが、自分の身体を著しく損なう行為ぐらいなんだろう。

僕が喜ぶなら。
自分が困らないなら。

僕は手順を確認する彼にちょっと笑う。]

 牧師さんは呼んでないから、そんな厳密でなくていいよ。

 雰囲気、雰囲気!

[なんて明るく言う。
それにしても、着替えをこの段階、彼はどんな衣裳と想定していたのか。

まさか、僕が用意したのがあんなにもお姫様チックな可愛らしいウェディングドレスとは夢にも思わないはずで。]

(37) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[意外だったのは、彼が式の内容に興味を示し、とても積極的に意見を出したこと。

驚いて目をパチパチする。

いや、キスに関しては前回あんなに体調を崩したから心配は当然かもなのだが、バージンロードを独りで歩きたい、と言ったのが不思議で。

バージンロードは、娘と父親が歩く道だ。

そして父親が娘を、娘の生涯のパートナーに渡す、最後の道。

そんな意味を彼が知っていて言ってるのかわからないけど、ただ僕がやりたいだけを押し付けるだけじゃないのが嬉しくて。

またちょっと涙ぐんで。]

(38) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 うん。僕が待ってるから歩いて来てね。
 君を待ってるから。

 ーーキスは寸止めするよ。
 僕を信じてほしい。

[わたわたアルコール消毒は流石に大変だから、エアキスを希望した。

触れ合わなくても、こんなにも僕の胸は温かい。

佐藤さんは僕らの会話を優しい笑顔で見守っている。]

(39) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[佐藤さんに相談した時はとても勇気を要した。

なにしろ僕は高校生、男の子同士で結婚式がしたい、なんて。

笑われるか気持ち悪いと思われるか。

しかし、佐藤さんは営業スマイルではない笑みを僕に向け。]

『恵一くんのお話を聞いて、私、とても温かな気持ちになりました。

私ね、何十組もお世話して来たんです。みんな幸せそうで、そのお手伝いを出来るのが私は幸せで。

恵一くんの顔は、そういう人たちと同じでした。

好きな人と素敵なお式をして、夢を叶えたいって。
なーんもおかしくないッ

大丈夫。私は恵一くんの想いを叶えます。いいお式にしましょうね。』

[そんな佐藤さんに支えられて今日があるのだ。]

(40) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ダブルタキシードも考えたんだけど、コウは顔立ち綺麗じゃん?絶対似合うと思うんだ。

[お母さん似の彼は女装が似合うタイプと、写真を見た佐藤さんも太鼓判を押してくれた。

嫌がったら諦めようと考えたが、文化祭なんかで男子が女装するようなノリか、はたまたなんでも楽しむ彼だからか、了承を得る。

ただ、着替えは大変だった。

胸がないからコルセットはいらないにしろ、広げたパニエを崩さないように着たり、背中のファスナーを上げるのに四苦八苦したり。

手袋をし、髪にティアラを飾り、短めのヴェールをつけて白い花のブーケを手にすればーー艶やかな花嫁の出来上がりだ。

鏡に映る姿に僕は息を呑んだ。]

(41) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ……めちゃくちゃ、可愛い。

[これは女子に勝るのでは…美形男優が女装するとうっかり本家女優より綺麗になったりするが、そんな感じ。

ちなみに僕はまあ、イケメンじゃないからタキシードなんか似合わない。子供が背伸びした感じになった。]

 よし、じゃあ結婚式だ!
 コウ、ロウヒールだから大丈夫だと思うけど転ばないようにね。

[礼拝堂の入り口までは一緒に。僕は奥の祭壇前まで進み、彼を待つ。

席に参列者は誰もいないけどーー二人、いや彼のお父さんに見守られての。

僕らの結婚式が始まった。]

(42) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[しずしず歩く彼が近づいてくる。真紅の絨毯を白いヒールで踏み締めて。

不思議だ。彼は誰かと腕を組んで歩いているみたい。

僕は手を伸ばして彼を受け止める。
彼は手袋だから、安心して触れる事が出来る。]

 コウ。綺麗だよ。

[そんな台詞を言い僕は赤くなる。普通泣くのは花嫁なのに、また涙ぐむ。]

 讃美歌を歌い牧師の聖書朗読があるんだけど、ここは割愛ね。

(43) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[なんちゃってですしおすし。

僕はこほんと咳払いし、牧師の役をする。彼とは向かい合い、手を取り合う。
必死に暗記した台詞を、たどたどしくもーー]

 柊木康生、あなたは乾恵一を、
 病める時も健やかなる時も、
 富める時も貧しき時も、
 パートナーとして愛し敬い、
 慈しむ事を誓いますか?*

(44) 2023/08/19(Sat) 08時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

ーー転送後ーー

[僕は自宅に転送された。独りになると、壊れたカメラを棄てて音声を消去した。

後はただ、彼からの連絡を待つ。

もしそれがないなら、再びコックピットに転送されるまで特に動きはないだろう。]**

(45) 2023/08/19(Sat) 08時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 08時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 10時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー現在/恵一の家ーー

[大和戦の後、アメリカにいる父さんから電話があった。

息子が電話に出たのに漏れた安堵の息が聴こえる。]

『気が気ではなかったよ。お前がパイロットに選ばれたのか、そうでなくともあんな危険なロボットの中にいるのかと思うと。』

[外の甚大な被害を考えたら、アストロのコックピットは随分安全な場所なのだが。

そんな説明は必要ないから僕は言わない。]

(67) 2023/08/19(Sat) 12時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

『母さんが心配しているぞ。ちゃんと食べているか?』

 ……うん。食べてる。

[嘘だ。最近たまにカロリーメイトを齧り、水を飲むぐらいしかしていない。

余計なゴミが出ると面倒臭いからだ。]

『匡には事情は話していない。お前を案じている。電話で話したいと言っているが、代わるか?』

(68) 2023/08/19(Sat) 12時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 今日はいいや。
 元気だよって伝えて。

 じゃあそろそろ寝るよ。
 大丈夫、元気だから。

[電話を切ると真っ暗な部屋に静寂が戻る。

僕はベッドサイドに手を伸ばし、そこに置いてあるオルゴールを開く。

ガラスで出来たオルゴールは、僕が小学生の時の誕生日に買って貰ったものだ。

中に入っている小さなビニール袋を取り出す。そこに保存しているのは、康生から貰った巻き貝。

そっと胸に抱き締める。]

(69) 2023/08/19(Sat) 12時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ……ごめん、コウ。

[僕はこの事態を回避する様々な努力をした。しかし、ただの高校生が出来ることなんてたかがしれている。

結局、何も止められないなかった。高次元だかなんだか知らない存在に弄ばれ、死ぬ運命を変えられなかった。

そして彼がパイロットに選ばれた。

もう、すべての努力の意味が失われた。
間に合わなかった。
僕は間に合わなかったんだ。

(70) 2023/08/19(Sat) 12時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

彼は死ぬ。
彼が死んでしまう。

せめて僕が先に選ばれたら、少しでも彼を生かしてあげたのに。

海辺であんなにも愉しそうだった彼の日常が終わってしまう。

何も出来ない僕に、なんの価値もない。
僕は役立たずの屑だ。

あんなに努力したのに。
あんなに頑張ったのに。

ごろりと湿った布団に寝転がる。

僕は静かに枕を濡らした。]**

(71) 2023/08/19(Sat) 12時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 12時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー僕が一番幸せだった刻/結婚式ーー

[彼の着替えを手伝ったのに下心はない、断じてない。

ただ着慣れないものは大変であろうから(特にパニエは広げている人が必要だ)と。

裸が見たかった訳ではーー。]

 ……それ。

[驚いた。彼のすらりとした胸元の手術痕に目を見開いて。
彼からの説明を受けると沈痛な面持ちに。でも彼がさらっとしているのだからそれ以上訊ねたりはしなかった。

彼がタキシードを褒めてくれた時はまたしどろもどろになり照れて、舌を何度噛んだかわからない。]

(74) 2023/08/19(Sat) 13時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[礼拝堂は荘厳な雰囲気が漂い、二人が祭壇の前に立つとまさに神前、身が引き締まる。

誓いの言葉にはこうある。

『病める時も健やかなる時も、
 富める時も貧しき時も』

つまり、どんな時も。
そういう意味だ。

もしも僕らが死ぬ運命にあるのなら、それはとても短いだろうけど。

『愛し敬い、慈しむ』

嗚呼、僕は彼を愛し尊敬しているし、その身体を労り慈しみたい。

限りある命の全てで。]

(75) 2023/08/19(Sat) 13時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[『誓います』という言葉に、
僕の全身全霊が戦慄いた。


天を仰ぎ、祈るように眼を閉じた。
魂が、鼓動が、震えた。



ーー全てが、僕の全てが喜びに溢れて泪する。]

(76) 2023/08/19(Sat) 13時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ありがとう、コウ。
 僕も誓うよ。

 ーー君を愛している。

[彼の顔にかかるヴェールをそっと上げて。

眼を閉じてくれるだろうか。

僕はゆっくり顔を近付け、唇が触れる寸前、止めた。

長くて綺麗な彼の睫毛を眺めてから離れる。]

 最後はこれ。僕からのプレゼント。
 指輪の交換だよ。

[ポケットから指輪ケースを取り出す。宝石などついていないシンプルなシルバーのペアリングだ。裏にはkei&kouと刻んである。

彼は手袋をしているから、もしシルバーが駄目とかでも嵌められるはず。]

(77) 2023/08/19(Sat) 13時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 左手を出して。

[僕は彼の薬指に指輪を嵌める。銀色の輪がキラリと光る。彼も同じようにしてくれるか。]

 これで、おしまい。
 ーーありがとね、コウ。

[目尻を赤く染めて僕は微笑む。

何があっても忘れない。
この刻を。

こうして僕の人生最良の日は幕を閉じたーー。]**

(78) 2023/08/19(Sat) 13時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/19(Sat) 13時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー電話/康生ーー

[康生との結婚式を終え、珊瑚が亡くなるまでは、僕はまともな生活をしていたと思う。

父さん母さんたちが帰った時に困らないよう掃除をしていたし、食事も不慣れながら自炊に挑戦したり。

あの頃にはまだ希望があった。
新聞記者に連絡を取るなど、僕なりの精一杯をしていたから。

不安が過れば康生にLINEをしたり、薬指の指輪を眺めたりして頑張れたのだ。

(99) 2023/08/19(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[でも、今の僕は埃まみれの換気すらしない部屋で、ベッドに身を横たえるだけ。

そんな時ーーLINEの着信が鳴る。
暗い部屋でスマホだけが光を放つ。

僕は震える手を伸ばして画面を確認した。]

 あ、ーー…

[彼が心配している。この場合、パイロットに選ばれた彼を僕が心配するのが普通だろうに。

僕は揺れる指先で画面をタップしようとしたが、上手くいかない。

諦めて電話を掛けることにした。喉は焼けるようにヒリヒリしているが。]

 ……コ、ウ。

 ごめ…ん。
 心配かけて。

(100) 2023/08/19(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[僕は憔悴し、やや栄養不足、水分不足なだけだ。
掠れた声でそう伝える。]

 ゴホッ、待って、水飲む。

[起き上がるとペットボトルのゆるい水を流し込んだ。

それにより、僕の身体は無駄に生き返る。]

 君は……君は。
 パイロットになるんだよね。

 コウ。

 あれはーーあの時の言葉は、どういう意味。>>0

(101) 2023/08/19(Sat) 16時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[それは勿論、声が聴こえた事をさす。彼は

『俺も呼ばれてないよ。
呼ばれてはないんだけど…さ。
────次は、俺だって思っといて』と言った。

ハロから僕はパイロット志願は出来ないと聞いているが。]*

(102) 2023/08/19(Sat) 16時半頃

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