28 僕等(ぼくら)の
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うん、濡らさないほうがいいと思う。 学校は付けていくと没収されそうだし、 ……うん、うん、そうしよ。
[大和も指輪を外して貴重品入れに入れておいた。 無くさないように小さな袋に小分けして擦れたりしないようにしておこう。 小皿に入れて飾るのもいいと思う。 その時は二つ並べて――またそれも写真で残せたらいいなと思う。
キスをまた重ねて、お風呂は一緒かなとうきうきしてたけど洗うところを見られるのは恥ずかしいらしい。 さっきも恥ずかしい想いをさせたから大和は素直に頷いた]
(+39) 2023/08/23(Wed) 07時半頃
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それじゃあ待ってるね。 離れて寂しくなる前に呼んでね?
[なんて残念そうに眉根を下げて小さく笑うと珊瑚が露天風呂の方へ向かうのを見送った。 以前に一緒にシャワーを浴びた時は――大和が丁寧に洗っていったんだったか。 またしたいけどそれは帰ってからでもできること。
呼ばれるまでの間に準備を整えて声がかかるのを畳の上に寝ころびながらまだかなーってごろごろしながら待っていた*]
(+40) 2023/08/23(Wed) 07時半頃
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ーー裏門→思い出にない海辺/康生ーー
[バイクの後ろに乗るのに免許はいらないし、年齢制限もないから安心してほしい。
彼の変装はちょっと犯罪者チックだが、彼だとわからない点では完璧だ。
紹介されたお父さんは彼とはあまり似てはない。彼はお母さん似なのかも。
お父さんに挨拶をし、僕らは出発する。 しっかり掴まる彼の腕を感じ、僕は少し照れながらアクセルを踏んだ。]
(+41) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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[心地よく風を切りながら進む。スピードを押さえ気味にしてるなら、走りながらの前後の会話も可能。信号では止まるしね。]
わかんなかったなあ。 それなら見つかることはないよ。 ただ、君の顔が見れないのは寂しいけど。
お父さん、心配して付いてきてくれたんだね。優しいな。
そう言えばコウの家族は避難所暮らしじゃないんだね。 おうちが無事で何よりだ。 うちも無事だった。
[流れる風景は全面から迫ってきて、背後に消えていく。 この爽快感を彼はどう思ってるのかな。]
(+42) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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あ、そろそろだ。潮の香りがする。
[暫く走ると真っ直ぐな海岸線が見えてきた。
僕はとある海辺の砂浜を目指す。今はもう夏を過ぎて泳ぐ季節じゃないからガラガラのはず。]
コンビニ寄る?飲み物とか買おう。メットは取ってね。
[海岸近くのコンビニ前にバイクを止める。コーラでも買おうかな。彼は何を飲むんだろう?
ーー海は静かに波打ち、僕らを待っている。]*
(+43) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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─五回目の襲撃後─
>>5:+179私は五回目の襲撃後、随分と穏やかな気持ちで目を覚ましていた。 夢の中は、なんだろう。穏やかだけどどこか寂しい夢を見ていたの。 合宿先の天文台で、わたしと命くんが二人きりで空を見上げていたの。 蟹座と獅子座を探して、綺麗な夢だったけれど──時々私が"ごめんね"って泣いてたんだ。 何がごめんねなのかわからない。 命くんは頭を撫でて私を落ち着かせてくれていた。 ただ、二人がそれからも一緒だよと言葉でも確認しあって寄り添う様が幸せそうでもあり、切なくもあって。 穏やかな気持ちだったのに私は起きた時じんわりと涙を滲ませていた。 でもやっぱり幸せな夢だった。 世界に二人きりでも、私は命くんと一緒にいたい。
(+44) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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まあでも目を覚ましたら命くんをマットレスみたいにして寝てて、あれ家かな?と思ったら周りがザワザワしてて一気に目が覚めた。 ──ここ避難所だ!
「ごっ、ごめん命くん!重く無い!?」
てしてし命くんの胸元を軽く叩いて確認する。 幸い見え難い所にいたから見つかっては無いみたいだけど、だいぶ時間経ってたんじゃないかな? そこからはみんなの方に合流して、今回の被害のことを聞いたりさっきのトラブルのことをお父さんに報告したりと色々していたけど…。 チラッと私たちを見て気まずそうにしていたり、あらあらまあまあしている人たちに私は不思議そうな顔を返しておいた。
キスマークのことはすっかり忘れてました!**
(+45) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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―― お久し振りです! ――
『乾先輩!』 『避難されてたんですね…!』 『意識無かったのは心配ですが… 無事だったなら良かったです!』 『(アヒルが嬉しそうに踊ってるスタンプ)』
[天文部のグループLINEにその報告を見付けたなら 見付けたタイミングで速連送。 他にも天文部内で連絡のない部員はいたけど、 関わりの深い先輩の無事報告には どっと安堵が溢れてきて、思わず 目尻に涙が浮かんでしまった。LINEで良かった…。]
(+46) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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[その後に個別で送られてきたLINEに 相変わらず距離が近いな、なんて クスクス楽しそうに笑いながら。>>+21]
『はい!あたしは大丈夫です』 『ただ、遠方に疎開が決まっちゃって… だから皆さんと思い出作りしたいなって わがまま言っちゃいました』 『お手伝いありがとうございます! でも実は、乾先輩の役割もう決めちゃってて』 『詳細は柊木先輩に聞いてみてください!』 『(花束を抱えたうさぎのスタンプ)』
[LINEを送り終えれば一旦画面を落として、 自分の「責務を全うするぞ!」なんて意気込みをし ポスター制作へと没頭していった。**]
(+47) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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――五度目の襲撃後日――
[シェルターの中で眠る珊瑚を抱きしめながら大和は優しく頭を撫で続けていた。 片手はずっと背中に回していて離れないように身を寄せて。 襲撃が終わったような感じはあって既に外に確認に向かっている大人がいる中でのんびりさせてもらっていた。
家ではいつも抱き枕みたいな感じなのでマットレスみたいになるのはこれはこれで良いものだった]
おはよう、珊瑚さん。 ん、んー……この重さは幸せの重さだね。
[てしてしされるとくすくすと小さく笑う。 珊瑚は多分軽い方だと思うけど、もし重くなっているならお胸が育ってきているのではないだろうか。 そんな大和は毎日お美味しいご飯を食べてヒョロっとていたのがガッチリしてきているので体重はかなり増えている。
よいしょと身体を起こして再び珊瑚と向き合う姿勢で座ると、いつものおはようのキスをしよう]
(+48) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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それじゃあ僕らもそろそろ行こっか。
[首筋は無理でも胸元は隠そうかとなるべく服を整えてあげて、またキスをしてから外に出よう。 報告とかいろいろしている中で視線を向けられたりして、ペアルックのように首筋にキスマークがある大和が傍にいるものだからきっとまた暫く話題の的だろう。
お義父さんはちょっと怖い顔してこっちを見ていたのでそっぽを向いておいた]
(+49) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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[襲撃が終わる度にもうロボットの襲撃がありませんようにと願われてきたはずだ。 二度目から五度目の襲撃は全て同じ街で行われ、一つの街だけが破壊されていった。 六度目はありませんように――きっと街に住む誰もが願っている。
忙しければ疑心暗鬼を抱く暇もない。 考える時間がなければ不安に苛まれる時間も減る。 結局災害地にて何かしら不穏な行動をしてしまう者は何もしていない人なのだ。 家や避難所で億劫に過ごしていると心が蝕まれていくのだろう。 或いはそれは外部から着た余裕のありあまっている人間か。
あの後、問題行動を起こした者は精神的療養の必要性ありとされて街の外へと移送されていくようになった。 >>+45それはもうお義父さんへの報告が終わるとすぐにそうなった。 何せ避難誘導のみならず支援をしている人間への暴行未遂である。 放っておいていいことは一切ない。 街へ入る者もチェックが厳しくなったそうだ。 こうした場所では火事場泥棒も横行するので当然だろう。 そうして人の波が調整されていきまた少しずつ復興が始まっていくだろう]
(+50) 2023/08/23(Wed) 08時頃
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[家に戻ると大和は相変わらず珊瑚にべったりだ。 好みなのはやっぱり膝の間に座ってもらって後ろから抱きしめるパターン。
乾も無事だったとは珊瑚から聞いた話になる。 良かった、って短く答えて微笑んだ。 相変わらず柊木とは仲がいいのだろうが、海外にいると聞くと素直に驚いてしまうしお土産は何だろうねと呑気な話を振ったりする。 乾本人はそれどころではなかったらしいが無事だったならとそういう話もしていこう。
ところでこの頃になると珊瑚のスマホの中に大和の寝顔の写真があることには気づいてしまうわけで、その出所はどうやってもあの時なので顔を両手で覆って身悶える大和の姿が発生することになった]
そうだ、珊瑚さん。 なんかタヌキ明日にでも起き上がるんだって。 見に行く?
[ずっと倒れたままだったタヌキは割れてはいなかった。 合宿の日、お弁当とお菓子を受け取る待ち合わせの場所に使った信楽焼はこの辺りの復興の証として復帰するらしい。
少しずつ、少しずつ、街を元に戻そうとする動きは続いている**]
(+51) 2023/08/23(Wed) 08時半頃
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ー天道君とのLINE>>15ー
[天道君からの返信は思いの外早かったからちょっと驚いた。読んで、ばつが悪くなるのを覚えた]
『え。バレてたの。隠してたのに』 『家で使ってる椅子と同じなんだ』
『ありがとう』 『視聴覚室は面白そうなんだけど』
[少し考えてみて、首を振った。]
『私、ゲーム機はゲーミングPCしか持ってないんだ』 『ネットカフェで二人はなんとなく憚られるので』 『その、素行的に』 『私の部屋がいいのかな』 『夏海さんには私から伝えとこうか』
(23) 2023/08/23(Wed) 10時頃
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『そう言えば今って夏海さんと同じ家で暮らしてるの?』 『不純なことはダメだよ』 (何かに気づいたように画面の向こうを凝視するクマ)
[そんな事を連絡しつつ、当日は天道君を部屋に迎えたと思う。 やけに形崩れしたさるぼぼが目についたかもしれないけれど、もう繕っても仕方ないからそのままにしておいた。]
ありがとう。打ち合わせたいこともあるんだけどさ。 座って。…FPS得意なんだったよね。 他のも色々あるけど。……やる?
[飲み物を置いて、そう声をかけた*]
(24) 2023/08/23(Wed) 10時頃
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― 戦闘後 ―
[ハロから元の姿に戻った時のこと。 本郷さん>>7が、ありがとうと言ってくれたのには。]
ありがとうは、ちょっと……。 うん、でも、ありがとう。
[困った様に眉が下がってしまったけれど、笑んで。 来てくれる>>8には、こくりと頷いた。]
[加賀先生>>@6>>@7と縁士君の話は、口を挟まず聞いていたのだけど。 手足が短くなる>>@10には、こっそり噴き出した。]
(@12) 2023/08/23(Wed) 11時頃
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[そうして、解散の時。 縁士君に、ナデナデをねだるポーズで頭を差し出してみたら。]
ふぇっ…!?
[やるか馬鹿!って言われて、私が笑う。 そんな、いつもの流れを想定していたのに。 労いの言葉と一緒に、本当に撫でてくれた>>14ので、ぶわわ、っと、頬が赤くなってしまったりした。*]
(@13) 2023/08/23(Wed) 11時頃
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― その後/本郷さん>>13 ―
[私は、永が使っていたスマホをそのまま引き継いで使っていたので、みんな連絡は簡単に取れたはず。]
場所は、多摩川の河川敷。 ありがとう。楽しみ! 私も、家にある浴衣を複製しておいたよ!
うんうん。 縁士君と加賀先生も誘ってみよ。
[連絡は、本郷さんがしてくれるだろうか。 そうでなけば、私から連絡をする事にした。*]
(@14) 2023/08/23(Wed) 11時半頃
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ー夏水さん>>@14ー
[夏水さんのスマホは七星君のものを引き続き使っているらしい。 つまり、私の最後に送ったメッセージが全部残っているということ。 そこは消してもらった方がいいものなのだけど、消す時は夏水さんが見ないといけないわけで、彼女もとっくに知っていそうだから、あえて何も言わなかった。]
『ありがとう。多摩川の花火ってこんな時期なんだね』 『私も浴衣着ていくから』 『わかった』 『天道君と加賀先生には私から連絡するね』
[二人には私からLINEで連絡を入れた。特に加賀先生はそれどころじゃないのかもしれないけれど、それでも、やっぱり二人にはできたら一緒に花火を見たいって、そう伝えたと思う*]
(25) 2023/08/23(Wed) 12時半頃
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──本郷さんとのLINE>>23>>24──
[隠してたのに、という一文に思わずふっと笑う。 椅子もそうだし、ゲームでもしてなければあんな戦闘アドバイスは女子にはなかなか……。]
💬 分かった、じゃ本郷さんの家にお邪魔するよ。 住所送ってもらえたら自力で行くね。
夏水?うん。僕からも言うけど。 ああ、野宿させるわけにいかないからうちにいるよ。 ……大丈夫、ちゃんと別々で寝てる 🐱(真面目顔のネコスタンプ)
[リアルに突っ込まれたら動揺しそうだったけど文章なので冷静に返す。LINEでよかった。]
(26) 2023/08/23(Wed) 12時半頃
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[後日訪れた本郷さんの部屋は、参考書と本で埋まっていて、いかにも優等生な感じだった。それからゲーミングPCと、見覚えのあるゲーミングチェア………コックピットで見ている椅子の現物。少し複雑な気分になる。 枕元には鮭に食われる木彫りのクマと、変形したさるぼぼがあったけど、あまり女子のベッドをじろじろ見るのも何なので突っ込まず。]
うん。こっち来てから全然やれてないけど、 自宅では毎晩のようにやってた。 オンラインのFPSが多かったけど何でも好きだよ。
そういえば乾の家でやったスマブラも面白かったな…
[そんな雑談をかわしつつ、勧められるゲームがあるなら乾の時と同じく、本郷さんの好きなやつに合わせたよ思う。]*
(27) 2023/08/23(Wed) 13時頃
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──解散時の話──
[頭を出してナデナデをねだるポーズを自分で取っておきながらその反応は何?>>@13 ふと、ハロを撫でようとしたら拒否られたのを思い出して。]
……頭突きされなくてよかった。
ていうか。 ハロの時は睡眠とか要らなかっただろうけどもう普通の人間だから……、うち来る?
[ハロであれば適当に記憶改竄を使ってホテルでも誰かの家にでも入り込めただろうけど、夏水に戻った今はそんな能力もない。 ……祖父母を避難させておいて良かったかも。 僕は、あらためて大和に感謝をした。]*
(28) 2023/08/23(Wed) 13時頃
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/* さるぼぼと木彫りのクマ、現物を見れる日が来るとは思わなかった! 殴られたさるぼぼ変形してるけど
縁士は女子の部屋入った事あんのか?
(-7) 2023/08/23(Wed) 13時半頃
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ーーLINE/千映ーー
[グループLINEに僕が親近感を覚える後輩の文字が浮かぶと嬉しい気持ちに。
心配してくれてたのかな。
個人のLINEに返事を返す。]
(千映へのLINE)
疎開?そうなのか… それはとても残念だし、僕は寂しい。
お別れ会を開きたいが難しいよね。避難なら一時的だが、疎開なら引っ越しだから、忙しいだろうし。
(+52) 2023/08/23(Wed) 14時頃
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じゃあ、天体観測がゆっくりみんなで集まれる最後かな。
コウに聞くの了解。
そうだ、アメリカのお土産があるんだ。
七尾さんへのお土産は食べ物だから、天体観測に渡すのだと間に合わないと思う。
宅急便で送るよ。
[翌日、彼女の自宅に宅急便が届く。
中身はファットウィッチベーカリー」のブラウニー。
包装に可愛い魔女の絵があり人気商品だ。濃厚なチョコレート味のブラウニーはニューヨーカー女子に大人気。]**
(+53) 2023/08/23(Wed) 14時頃
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―― 回想:喫茶店 ――
……何で、そこまで――
[低音量の音楽と新聞を捲る音だけの静かな店内で 本郷の声は自分に言い聞かせるようにも響く。 曝け出して良いと言いながら、 また己は、物わかりのいい優等生の顔を 彼女にさせてしまっているのかもしれない。 しかし、だとしたら、どうすれば良かった?
嘘でも仮初でも―― … 騙されたフリをして抱いてやればよかったのだろうか。 いや、きっと直前で己は躊躇し、手を止める。 先のない関係であるからこそ、汚したくはなかった。
それがエゴであるかもしれなくとも。]
(@15) 2023/08/23(Wed) 14時頃
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[なのに真っ直ぐに想いのたけを口にする姿が 沈めた過去や強張った心を確かに揺さぶるから。]
『一番傍で』 『最後まで』 『死ぬまで傍に』。
違えないと約束する。
[再び繰り返されたねがいには、 己からも音をなぞるように繰り返す。 噤んだ“今”が、伝わればいいと願った。]
(@16) 2023/08/23(Wed) 14時頃
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[涙が止まっていなければ、 そのための腕を伸べるのはもう少し後。 今は彼女の前に、右手の小指を差し出す。]
何だかさらっと言ってくれちゃったけど、 ……こんなの、超ド級だって分かってる? これまでの人生で、俺、こんな言葉 誰かに言われたことも 誰にも言ったこともないぜ。 一生記憶に残るんじゃないかな。
[まるで子供のような約束の仕草は、 『おとな』ふたりには少々不釣り合いだったかもしれない**]
(@17) 2023/08/23(Wed) 14時半頃
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―― 夏祭り ――
[花火の誘いが届いたのには、 特に考えることなく「OK」と返信した。 遺された時間は多くはなかったが だからこそこういう時間も大切にしたい。
待ち合わせ場所と時間が共有されたら 時間通りに三人を待っていることだろう。*]
(@18) 2023/08/23(Wed) 14時半頃
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― 戦闘終了後/解散時 ―
[頭突き>>28と聞くと、その時の事を思い出して。]
あ! あれは、縁士君が悪いんじゃん。 ……あんな事言うから。
[言いながら、ハムスターの様に片方の頬袋が膨らんでしまったけれど。]
……っていうか、気にしてた?
[改めて言われてしまうと、ちょっと、申し訳なかった様な気もしつつ。 うち来る?と言ってくれたのには。]
(@19) 2023/08/23(Wed) 14時半頃
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