28 僕等(ぼくら)の
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[本郷の視線を受けて、頷く。>>142]
天道や七星の方から何か、あるか?
[念の為に二人にも言い残したいことはあるか問い ないようであれば、己はこのタイミングで 新たなパイロットたちを地上へ転送する心算だった。 言葉で死を宣告されても、契約し立ての彼等には 実感というものは恐らくまだない筈だから 動揺を呼ばないため という理由もあるけれども、]
[「その刻」が来るのならば 出来れば、別れは四人だけで。]
(@85) 2023/08/24(Thu) 23時頃
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[本郷さんの話を最後まで黙って聞いているみんな。 徐々に、空向こうにヘリが見え始める。 この地球とのお別れも近いことを感じ取る。
ゲーミングチェアの彼女に向き直ると。]
本郷さん、まじでかっこよかった。
……こないだのラスボスもほぼ本郷さんが倒しちゃったけど、あの時の比じゃないね。強かった……。よく、やったよ
[>>@85 センセイには、小さく首を振った。 僕から言えることなんて、もう何も無い。]*
(143) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[本郷さんが、新たな契約者達に言葉をかけた>>141>>142後、終わり、という様に目で合図があった。]
[センセイ>>@85からの問いには、小さく首を振って。 新たな契約者達が外に転送されるのを見守った。]
(@86) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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了解。 じゃ、一度転送するぜ。
[まだ夢を見ているような表情の高校生らを外に転送する。 本来なら己も地上で簡単に締めくくるべきなのだろうが 暫くはこちらに時間が欲しい。*]
(@87) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[私の役目は全て終わった、はず。 センセイは新しい契約者のみんなを外に送り届けて>>@85くれたのかな。 彼らがいなくなってから、私はずっと座っていたチェアに深く沈み込む。
天道君が格好良かったと>>143言ってくれたから、ふふ、と笑って軽く親指を立てた。]
そうかな?ありがと。 …うん、頑張りすぎたかもしれない。すごく疲れた。 [でも、まだ。彼らを送り届けたセンセイが戻ってくるまでは。 それまでは、まだ。 戻ってきてくれたら、ちゃんと約束を果たしてもらわないと*]
(144) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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また後で説明するから待てと言ってきた。
[本当に送り届けるだけで帰って来たものだから 役目を果たせていないと彼等に叱られるだろうか。]
今はこっちが優先。
[いいだろ? と、静かに問いかけて。 ゲーミングチェアの隙間に降り立った。*]
(@88) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[私はみんなに対してずっと、負い目があって。 いつも、命の火が消えかける間際のみんなに、なんて言葉をかけたらいいか分からなかった。]
[私のせいだから。 お疲れ様>>144なんて、言えなくて。
本郷さんの事、ずっと忘れないとか。 一緒に時間を過ごせて楽しかった、 なんて事も言えるわけなくて。
何なら言ってもいいんだろうって、考えて。 一言だけ。
それはきっと、唐突な言葉になってしまうけど。]
……本郷さん。 私、本郷さんの事、友達だと思ってもいいかな?
[友達だと思って、ずっと、忘れないでいていい?*]
(@89) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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─大和へのSMS─
[コーラ騒ぎで引き籠ってる間、俺は家から指示飛ばさなきゃ>>+9だったし、当たり前だけど命と連絡取る必要もあったから、SMSの使い方はちゃんとマスターした。]
[それでも俺は俺だったから、自分の近況なんてまるで報告してなくて、ネットに晒されてたのも、ケイと付き合うことになったってのも言ってなかった>>+216。命が、それをもう知ってるってのも知らないで居る。ましてや、食事会したとか聞いてもない。俺のことが思いっきり話題に上がってるなんて、予想もしてなかった。]
[だから、天体観測会の準備の連絡ついでに一言足したのだって、他意はなかったんだ。]
『そういや、瑠璃川と命ってどうなん?』 『キスとかハグとかしてんの?』
[ケイは結構そういうのしたがるけど、二人はどうなんだろうなって。俺の中では、二人とも清い関係って言うか、そういうのあんましなさそうだなーって印象がある。確かに、イチャイチャはしてるの見てるけどさ。まさかヤリまくってるとか想像もしてねぇわけで。だからこそ、何の気なしに聞いてみたんだけど。*]
(+251) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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あ、センセイ。もういいんですか?
[思ったより大分早く帰ってきたセンセイが椅子の隙間に降り立ったので手を伸ばした。触れられるかな。]
さっき私のこと、かっこいいとか言ってました? …ありがとうございます。なんか嬉しい。
ほんとはかこつけてキス一つぐらい もらってもいいかなとか思ってたんですけど。 …そういうあれじゃなくて、 マリオがクッパ倒したときにしてもらう程度の。 でも、いてくれたら、もう、それで。
(145) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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──Pilot:last 本郷 真弓──
(-63) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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──本郷 真弓──
僕も、本郷さんは友達だと思ってる。
[彼らの地球は守られた。 僕の、長かった旅もこれで終わった。 誰が死んだ時も涙なんて出なかったんだけど、今、何故か泣きそうになっている。 拳で瞼を拭って、 本郷さんとセンセイの最後を、邪魔しないように後ろを向いた。]
……見てないから。
[誇り高く最後まで戦った彼女の姿は、 もう目に焼き付けた。]
(146) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[夏水さん>>@89が語りかけてくれたから、首を動かしてそちらを見た。 もう、なんだか一度もたれこむと体を起こすのも億劫になる。] …私の方こそ。 そっか、友達… うん。ありがとう。 友達だってずっと思っててくれたら、うれしい。
[せいいっぱい、笑顔を作って笑ってみせた。]
(147) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[本郷さんについて最初に思い出せる光景は、 あの夏合宿の日に、永と線香花火対決をしている姿だった。 内容は詳しく聞かなかったけど、直前に僕もやっていたから。あ、永がまた線香花火で戦ってる、なんて。
最後の普通の思い出は、先生と夏水も一緒に4人で花火大会に行った光景だから、僕にとっての本郷さんは、意外にも花火の記憶と結びついている。
これからの一生、花火を見るたびに彼女のことを思い出すのかもしれない。 頼りない手持ち花火で、夜空に轟く打ち上げ花火で。]
(148) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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[本郷さんは最後の、最高のパイロットだった。 みんなの意志を最後まで繋げて。
ずっと夜のままだった僕の心の中、 この戦いで出会ったみんなが星座のように輝いている。]**
(149) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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──not a pilot 天道 縁士──
(-64) 2023/08/24(Thu) 23時半頃
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聞こえてたか。 まあ、天道も言ってるしな。 キ…… いや、何というか そのくらい構わないな、もう。 この姿で良ければ、好きにしてくれていい。
[望む位置に移動して、望む場所で見詰める。 触れても謎生物の質感だろう。 それが、妙に寂しい心地になった。>>145]
最後の大役、 ありがとう。 皆の頑張りを引き継いで走ってくれた。 ……… 恰好よかった。 本当だ。
(@90) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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ありがと。 ……真弓ちゃん。
[友達でいい>>147って言ってくれたので、名前で呼んで。 笑んだ目には、涙が溜まってしまっていただろうけど。]
[最期に残された時間は、先生と2人で過ごしたいだろうか。 縁士君の話が終わったら、私達の地球に帰ろうと思う。]
先生。お願いがあるんですけど。 アストロの隙間に、永の遺体を隠してあるんです。 私達と一緒に、転送してもらえませんか。
[そう言って、最後に。]
……また、ね。
[さよなら、じゃなくて、またね、って。呟いた。]
(@91) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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―― 見上げた夜空 ――
[それはいつの星だっただろう。 あのロボット達がもう襲来しない、と 世間的に広まり暫くしてからか。
ふと見上げた空に、 知らない赤い星が輝いて見えた。 暫く眺めているとその光はだんだんと弱っていき、 最終的には宙の闇に溶けていってしまう…
かと思いきや、また一際大きく輝いて。 何度か点滅でもするようにゆらり、ちかりと その輝きを変えながらも、一際存在感を放ち 宙に煌めき続けていた。
そうして最後、一番強く輝いて……‥ ――― ]
(+252) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[宙の何処にも見当たらなくなってしまったと 理解した瞬間、胸の奥から込み上げて来る 『想い』を感じて、涙を溢した。
何故泣いてしまったのかはわからない、けれど。 あたしの目に、心に、記憶に。
その星の輝きは一生涯留まり続けただろう。]
(+253) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[天道君も、私のことを友達だって>>146言ってくれた。]
ありがとう。 …なんか不思議な気分。 私にも、友達とか、そういうのいたんだなって。
自分の人生に友達とかあると思わなかったから… うん、ありがと。ほんとに。
[後ろを向いてくれるのは、内心で感謝した。 そうだね、天道君と遊んだのは最後の最後の方だけだったけど… 楽しかった。]
(150) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[この宙にある星は一体幾つあって 幾つ生まれて 幾つ死んでいくんだろう 誰にも知られずに生まれて、誰かに見付かって、 名前を受けて、見守られて、愛されて、忘れられて、 誰にも知られずに死んで、誰かに気付かれて。
誰にも気付かれないかもしれない けれど あたしが今見た星は そして、これまでも消えた星達は 新たに輝き出す星達は 必ず誰かの目に、心に、記憶に。]
(+254) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[…今日はカーテンを閉じないで寝よう。 なんだか、夢を見られる気がするから。 星達の夢を。
――― ○○らの夢を。]
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(+255) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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/* 七尾ちゃん素敵すぎる
(-65) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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そっか。夏水さん達も帰っちゃうんだもんね。 少し寂しいけど、ありがとう。
[私達の全ての原因。でも、]
楽しかった。一緒に居られてよかったって…思う。 …仲良くね。またね。
[二人にはさよならじゃなくて、そう>>@91伝えて。]
(151) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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[一緒にいてくれるだけでいいと言ったけど、 なんだか、構わないらしい。 でも、好きにしていいと言って>>@90見つめるから笑った。]
センセイ。 こういうの、がんばった方がしてもらうんですよ。 …いいですけど。
[手を差し伸べて、唇で触れる。 なんだか不思議な触感だったから、ちょっと笑ってしまった。]
(152) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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センセイ。 ここに来る前、父さんと話しました。
…私、おもうんです。 世の中って…自分の思いどおりにならないことばっかりですよね。
私たちが意識してないだけで、理不尽なことだらけなんですよね。 それで、そういうものの原因はわたしたちよりずっとおおきなもので…
そういうことはだれにでも多かれすくなかれあって… わたしたちのばあいは、その理不尽が…アストロっていう すごくおおきくてわかりやすいかたちだっただけなのかなって。
(153) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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/* あー、終わってしまう
(-66) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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私も、楽しかった。 ……ありがと。
[瞼に涙をためたまま、笑んだ。>>151**]
(@92) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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え? もう、帰るのか? 七星の遺体は、勿論一緒に送り届けるけれど。
[天道や七星だって、最後まで見送りたいのではないか。 気を回されたことには気付かずに、別れを惜しむ。>>@91]
色々あったけれど、二人とも、ありがとう。 こんな時になってだが、会えなくなるのが寂しいよ。 天道。お前は、別の地球から来たのだとしても 俺の教え子の一人だと思っている。 七星は、なんだ……『先輩』かな? サポート役の。 ふたりとも、元気で。
[きっと彼らの望むタイミングで ふたりとひとりを送り出す。*]
(@93) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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うん、でも… それはもういいか。
ありがとうございました。
[格好良かった>>@90ともう一度言ってくれたから、
私は笑って、
そのまま目を閉じた**]
(154) 2023/08/25(Fri) 00時頃
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