人狼議事


3 ディアス家の人々

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【人】 黒い取引先 アリババ

[抱擁の心地よさに酔う。
受け入れられたと感じるからこその温もりだ。
今までの全ては、この時のためにあった。]


  ―― 愛している。


[万感を込めて囁き、そのまま彼を抱き上げる。]

(58) nekomichi 2021/01/18(Mon) 21時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


   もう耐えられない。
   おまえが欲しい。


[率直に過ぎる欲望を口にして、彼をベッドに押し伏せた。]


 今宵は記憶を消したりしないとも。

 けれども、おまえの新しい身分を用意するのには、もう少し時間が掛かるから、
 ……明日は、なにごともなかったように振る舞っておくれ。


[たのしげな声で告げて、彼の服を脱がせてしまおうと挑みかかる。*]

(59) nekomichi 2021/01/18(Mon) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 膝裏を掬い上げられて、足元の不確かさゆえに彼の肩にすがる。
それもわずか、性急にベッドに下ろされて襟元に手がかかった。]


  ──スペンサー、


[ なんて強引な従者だ、と叱責しようとしたところで、彼はもう人間の仮面を捨てたのではないかと思い巡らせる。]


  …違うな、 おまえは──、 いや、

  記憶を消さないというのなら、まだ名を聞かない方がいいか?
 

(60) enju3 2021/01/18(Mon) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ それにしても、あまり豹変されるとついていけない。
彼の手を押さえて、確認をする。]


  …何事か起きる前提で話をしているんだな?
 

(61) enju3 2021/01/18(Mon) 21時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[服を脱がそうとする手が止められる。
振り払う代わりに、深く接吻けた。

たっぷりと舌を絡ませたあとで唇を離す。]


 シン、だよ。
 閨の中では本来の名で呼んで欲しい。


[彼に名を明かすのは幾度目か。
これで最後になるだろう高揚に身を震わせる。]

(62) nekomichi 2021/01/18(Mon) 22時頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 心配することはない。
 毎夜、してきたことだ。

 おまえの体はちゃんと覚えているよ。


[まるでなんの説明にもならない事を口にして、脱がせる試みを続ける。
押さえる手を意にも介さず上から留め金やらボタンやらを外していって――最後は面倒になって引きちぎった。]


   おまえが、欲しい。


[暴虐のさなかの睦言は、当人としては明白に意図を明かしているつもり。*]

(63) nekomichi 2021/01/18(Mon) 22時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 彼の行動を止めようという試みは、深い接吻けで阻まれた。
いきなりの行為に身体が強張るが、彼の舌は甘く、勘所を捉えていた。
歯列の裏を舐め上げられて、背骨が溶けたように力みが抜けてしまう。]


  ──ん…ぅ


[ 閨と言った、毎夜のことだと言った。
肌が紅潮するのを感じる。]

(64) enju3 2021/01/18(Mon) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 夜毎に閨を共にして、それを忘れさせたというのか。
それはなんというか、重大すぎる。]

 
  っ、おれの中では、初めてだ…っ


[ そんな主張をしても詮無いことだけれど、
ありふれたことにしたくなくて、力説する。*]

(65) enju3 2021/01/18(Mon) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ


  もちろん。
  私も毎夜、新たな気持ちで抱いている。


[彼の主張を、当然のこととして受け止める。]


 ―― なにより、
 今宵はおまえと私が永久の契りを結んだ夜だ。


  忘れ得ぬ夜にしよう。


[囁いて、抱きしめて、侵掠を再開した。]

(66) nekomichi 2021/01/18(Mon) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[初めての夜以来、彼の内側に潜ませていた闇を呼ぶ。
彼の内側で震えるそれが、始まりの合図だ。

衣服を全て剥ぎ取って肌を吸い、指先で全身を掻き立てる。
体の防御が緩むのを見計らって膝を割り、指先を彼の中へ送り込む。
一本。二本。潜らせた指を数えながら入り口を十分に柔らかくし、彼の奥が切なく締め付けて来る頃には、こちらの準備もできている。

幾夜も繰り返してきたそれらの動作を、ひとつひとつ解説しながら行った。]


 ここがおまえの弱いところだよ。
 こちらを刺激しながらここを吸うと――、腰が跳ねたね。

 ほら、ここ。好きだろう?


[これまでの積み重ねを存分に彼の体の上で開示して、]

(67) nekomichi 2021/01/18(Mon) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ



  欲しい、と言って――


[蕩け落ちそうな声音で、囁いた。*]

(68) nekomichi 2021/01/18(Mon) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 彼が宣言し、抱擁するだけで、身体の奥が蠢動した。
抱いている、と言うからには、やはり、その、自分は抱かれる側なのか。
その時点で、どうしていいかわからない。]


  え、 ああ…っ


[ 力任せに衣服を剥ぎ取られて、ぞわりとそそられる。
確かに身体は、記憶にある以上のことを知っていそうだ。]

(69) enju3 2021/01/18(Mon) 23時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 指が、唇が触れ合い、官能を呼び起こす。
ウィリアムの身体はそれに応え、快感を歌い上げた。

思いも掛けない媚態を晒してしまう自分の貪婪さを恥ずべきか、否、これは彼によってじっくりと調律された成果なのだと思う。]


  ──ああ、 シン…


[ 内なる欲望が導くままに、腰を折り、彼に捧げてみせた。]


   おまえが、欲しい──。
 

(70) enju3 2021/01/19(Tue) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[欲しい、と言葉が反響する。
捧げられたその場所は、浅く口を開いて息づいていた。]


  ああ――、私も、おまえが欲しい。
  おまえに全て注いで、ひとつになろう ……


[吸い込まれるように、彼の中へ自身を収める。
鍵が鍵穴に合わさるように、寸分の狂い無く結びつく感覚。
私が拓き、私が耕し、私の為に実るよう手を掛けた沃野。
収穫の時を迎えた甘露を、思うさまに味わう。]

(71) nekomichi 2021/01/19(Tue) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[動かずにただ抱き合い確かめ合う時間から、少しずつ動いて快感を高め、やがては他の場所へも手を伸ばして、快楽の階段をひとつひとつ共に上っていく。
頂点へ向けて疾走する段階になれば、自分自身をも欲望の炎に投げ込んだ。]


  愛してる、愛してる……っ
 
  ああっ、一緒に、 どこまでも、
  おまえと、 共に、 いこう  …… っ !


[想いを彼の中へ迸らせ、ともに極みへと駆け上がった。]

(72) nekomichi 2021/01/19(Tue) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[やがて、全身が蕩けたかのような幸福感の中で再び彼を見いだし、抱きしめて呼吸を思い出す。

彼の鼓動を聞きながら、暫しは余韻に浸っていた。*]

(73) nekomichi 2021/01/19(Tue) 00時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ こんな風に一線を超えるものだとは思ってもみなかった。
壊れるとか、死ぬとか、達くとか、あられもなく呻いて、彼を失笑させたかと思ったが、豈はからず、彼は嬉しそうにしていたから問題はないらしい。
彼からも、たくさん、愛してると言われた。
それは身体の隅々まで、悦びとともに記憶づけられる。]


  愛し方も愛され方も、おまえは教えてくれるのだな。

  記憶を消すなんて、もうさせない。


[ 彼の胸に顔を埋めながら、接吻けの痕を残してやった。*]

(74) enju3 2021/01/19(Tue) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[肌を吸われるくすぐったさに身を捩る。
胸元に落ちた花弁は普段ならすぐに消えてしまうけれど、少しの間残しておこうかと思う。

存分に事の後を楽しんでから、彼の身を清めた。
浴室に連れ込めばまた彼を押し倒したくなるのは明白だったので、ベッドの上で全身を濡らした布で拭う。
クローゼットからナイトローブを出してきて彼に着せつけ、寝具の間に寝かせる。

毎夜していた事でも、彼の意識があるとやはり違う。
ひとつひとつの動作に喜びが伴う。
こんな風に世話を焼くのもまた楽しいと、教えてくれたのは彼だ。]

(75) nekomichi 2021/01/19(Tue) 09時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 おやすみ。
 また明日。


[呪を伴わず囁いて、唇を合わせる。
少し考えてから、隣に潜り込んだ。

彼が寝入るまで、そうしていよう。]

(76) nekomichi 2021/01/19(Tue) 09時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[翌朝、紅茶の香りと共に1日を始める。]


 お目覚めの時間でございますよ、我が主。


[我が主、と告げる声は甘く囁くよう。
ティーカップをベッドサイドに置いて、主が身を起こすのに手を差し出し、素早く唇の端に接吻けた。*]

(77) nekomichi 2021/01/19(Tue) 09時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 彼に清拭され、寝かしつけられた。
それも含めて、愛を交わす彼なりの儀式のようだったから、我を張らずに世話を任せる。

同じベッドで誰かと寝るのは初めてだったから、緊張して眠れないのではないかと思ったが、
睦みあいに体力を使っていたのだろう、すぐに心地よい良い眠気に誘われた。

朝6時に起こすようにと指示して、温かな眠りにつく。

彼がいるというのに、遅くまで眠っているなどもったいない。]

(78) enju3 2021/01/19(Tue) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 翌朝、モーニングティーに添えられた蜂蜜ほどに甘いキスに、昨夜のことは何一つ、夢ではなかったのだと歓喜した。]

  
  おはよう、スペンサー。
  今日は、町に出ようと思う。

  馬車と外出着の支度を整えてくれ。


[ これまでと同じような会話。
けれど、こんなに希望を持って一日の算段をするのは失明して以来だった。]


  むろん、おまえも一緒に来てもらう。いいな。
 

[ 旅立ちの準備を、始めよう。*]

(79) enju3 2021/01/19(Tue) 19時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[翌朝の彼は、これまでになく生気に満ちていた。
町に出ようと言うのは初めて聞く。

愛が、彼に力を与えたのだろう。
あるいは、将来の展望が。]


  どこまでも、共に。


[返答は揺るぎなく。手を取るのは慈しみをもって。
彼の望むまま、どこへでも導いていこう。*]

(80) nekomichi 2021/01/19(Tue) 21時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

― 旅立ち ―

[続く日々をそうして準備に費やし、やがて旅立ちの時が訪れた。

東方の商人がこの国の話者を雇いたがっていると新聞に広告を載せ、応募した彼が採用された形を装う。
商人として現れたのは背の高い男で、故国で商売の手伝いをしてほしい、いずれは共同経営者にもなれる人材を探していると流暢に話した。
香を扱っているので、目が見えない方がむしろ目利きになれると保証する。
信じるに足るだけの書類も、用意されていた。

話は全て順調に進み、彼が家を出て遠い国に移る形が整った。]

(81) nekomichi 2021/01/19(Tue) 21時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[当日訪れた迎えの馬車は、四頭立ての立派なものだった。
黒を基調とした車体は頑丈な作りながら、細やかに飾りが施されていて優美さも感じさせる。
無口な御者は一礼したのみで御者台から動かなかったが、服装は上質なものとわかる。]


  準備が整いました。我が主。


[変わらぬ口調で呼びかけて、彼を馬車へと促す。*]

(82) nekomichi 2021/01/19(Tue) 21時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

― 旅立ち ―

[ アリステアは日常の仕事と同様に生真面目に、支度を整えていった。

彼の用意した書類を自分の目で見ることはできずとも構わないと思っていたが、点字翻訳されたものも用意されていたのには驚いた。
書類に染ませてある香は、彼が紡ぎ出した話を裏付けるのと同時に、ウィリアムの興もそそる。

偽装ではなく、香について学んでみたいと思った。

きっと──夜の営みにも活用できるだろう。]

(83) enju3 2021/01/19(Tue) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 旅立つ日には、見送りの家族と抱擁を交わし、使用人たちにも心ばかりの記念品を渡す。
遠いところへ行くからめったには会えないと、皆も了見していた。]


  おれは望んで彼の地に赴くのだから、笑顔で見送ってください。
  便りがないのは、元気にしている証拠だと思って。

  皆の幸せを願っています。


[ そうして、従者の呼びかけにうなずいて、馬車に乗り込む。]

(84) enju3 2021/01/19(Tue) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 
  行こう、おまえと──愛と共に。
 

[ ステッキでコツリと軽く、馬車の天井を突く。
出発の合図だ。*]

(85) enju3 2021/01/19(Tue) 21時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[お兄さまが旅に出るのを、家族総出で見送る。
ディアス家の姫ももちろん、その中にいた。]

 ウィリアムお兄さま。お元気でいらして。
 わたくし、お兄さまのために毎晩ちゃんとお祈りしますわ。

[小さい腕を目一杯伸ばして抱きつき、それから小さな鉢植えを差し出す。]

 わたくしのお花よ。
 花言葉は「いつも元気」なんですのよ。
 遠いところへ行かれるお兄さまに、
 わたくしの元気を分けて差し上げたいの。

 花が咲いたらわたくしを思い出して。
 ポーチュラカは、ずっと元気に過ごしておりますわ。

[そんなお別れの言葉と一緒に、頬にキスをした。*]

(86) nekomichi2 2021/01/19(Tue) 22時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[ディアス邸の敷地を出て、窓の日除けを降ろせば馬車の中は真の闇だ。
いつしか車輪も砂利道ではなく、もっと滑らかな場所を走っていた。
馬蹄の響きも、今は聞こえない。

異界を旅する馬車は、ふたりを乗せて駆けていく。
彼にとってはこの先の何もかもが未知だろう。

それでも共に行くと言う彼へ、私は惜しみなく愛を注ごう。]


  ―― ああ。行こう。
  新たな世界を、おまえと共にひらこう。


[きっとそれは、喜びに満ちた世界になるはずだ。*]

(87) nekomichi 2021/01/19(Tue) 22時半頃

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