28 僕等(ぼくら)の
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――こちらの世界線の僕――
[>>3:+0こちらの世界線の大和は大体同じだ。 親は賭博中毒で借金を残して消えるし百均の傍や百円の食パンともやしで生活しているし毎日新聞配達をして生きていた。
生活が変わり始めた切欠も同じ流れだった。 毎週お菓子を貰い始めてから部室に顔を出し始めて誕生日には人生で始めての誕生日会をしてもらって、お返しにフェイジョアという花の栞を贈った。 毎日お弁当を作ってきてくれる瑠璃川のことにずっと惹かれ続けていたけれど、大和は自分が幸せにできるビジョンが見えなくてまごまごとしていた。 ただ、合宿が楽しかった話をして来年は一緒に行こうと話をした日からまた距離が近づいた気がする。
夏休みの残りの期間も大体一緒に過ごしていた。 宿題を教えながら解いていったりしてやっぱり新聞配達で忙しかったけど会える時間はずっと一緒にいて、あれは二人で花火を見に行った帰りに――付き合うことになった]
(+3) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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[ロボットが暴れたから辺りから日常は非日常になっていった。 避難指示が出ていたがその頃大和は配達する新聞がなくなったので復興の方に手伝いに出ていた。 これがボランティアではなかったのは危険だからで通信制限もあって余計に珊瑚に連絡ができずにいた。
>>3:+6時間ができたときに一度だけ電話ができた。
『元気だから安心して。復興の手伝いが結構忙しいからあんまり連絡できないけど……好きだよ、珊瑚さん』
って連絡した後日、再び襲来したロボの激しい戦闘に巻き込まれて少しの間意識を喪っていたんだ]
(+4) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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んぁ……って、嘘お……。
[大和は疲れ切ってその日は自宅で寝ていた。 夏の酷暑が残る中では日中の作業は好ましくなく早朝から昼前までと夕方から夜間にかけての仕事が多かったので日中は寝ていた。 時折珊瑚に『今日も元気』って送ってたけど、今日は目覚めたら天地がひっくり返っていた。
ロボットの攻撃が築60年以上木造二階建てアパートに命中して吹き飛んでいた。 弾いた弾?が跳んできたらしい。 何が憎くてこんなボロアパートを破壊してしまったのか。 破壊された瓦礫の中で綺麗に布団に包まって逆さまで寝ていた大和は激しい戦闘があったようだが意識がなかったようだ。 余程に疲れていたのだろう。
大和は起き上がると落ちてる辛うじて着れる服を纏って瓦礫の山から抜け出した。 声をかけたが返答はなくどうやら周辺の住人は避難を終えているようだ。 避難の声もかけられなかったことに、知ってた、と肩を落としながら道路に出てガラケーを開くが電波が立っていなかった]
(+5) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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珊瑚さんは、無事なのかな。
[廃墟と化した中を大和は歩いていく。 不整地を歩くには安いシューズは不適当だが仕方ない。 時折ガラケーの電波を確認しながら崩落都市を抜けていき、途中の断層みたいな亀裂や穴を迂回しながらえっちらおっちら時間をかけて進むとようやく無事な家屋が増えてきた。
そこから更に進むとようやく電波が立ったので珊瑚に電話をかけたんだ。 一声目は何と声をかけようかなんて考えてはいなかった]
『珊瑚さん、無事かな』
[自分の無事よりも珊瑚の無事を願う大和がいる*]
(+6) 2023/08/19(Sat) 00時半頃
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――珊瑚さん――
[珊瑚と一緒に居るとすごく温かくなれる。 心も身体も幸せに包まれているような、そんな感覚。 出来る限りの時間を一緒にいて、それでも足りなくてもっとって願える人。
>>+7花火の日の帰り道。 初めて見る空に昇る火の花に驚いて興奮していた大和は楽しそうに珊瑚と語りながら歩いていた。 隣を歩く珊瑚を見つめているとこの先もずっとこうしていたいと願っていて、少し前から気づいていたのはこれが恋とか愛だと言う感情だと言うことだった。 相手の幸せを想うことが愛ならば、それは確実に愛と言えた。
告白は大和からした。 立ち止まって、手を引いて。 驚いた珊瑚に『ずっと一緒に居て欲しい』って『どうしようもなく好きだ』って伝えたらすごく真っ赤になって照れてくれていた]
(+10) 2023/08/19(Sat) 07時半頃
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[お付き合いはそこから始まったけれど、大和 命は貧乏だった。 貧乏に暇はなくて危険なことをしてもお金を貯めていきたかったのは珊瑚と一緒に専門か大学に進学して同棲するためだった。
労わってくれる珊瑚には感謝しかなかったけれど、寂しい想いをさせていたと思うと胸が苦しくなる。 本当はもっと傍に居たいのに現実が許してくれなかった。
そんな日々は絶対その場所だけは残さないという強い意志を感じる――実際はなんでか寝ていて気づかなかったのだけれど、ロボットの攻撃で負の拠点だったアパートが吹き飛んだことで解放された。 手に持てるものだけ持っているけれどそれだけで、一体どれくらい呑気に寝ていて>>+8それで如何ほどに珊瑚に心配をかけたことか。
復興支援どころかロボットたちのあまりの広範囲の戦闘に巻き込まれて自分自身が被災者になってしまったのは笑えない]
(+11) 2023/08/19(Sat) 07時半頃
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[早く会いたい、早く声を聞きたい。 ご飯をまた食べたいしお菓子も食べたい。 『ずっと一緒に居る』って約束したんだって想いだけで歩きにくい不整地となった瓦礫の上を歩き通してフラフラになっていたけれど強い意志を宿す瞳は変わらなかった。
>>+9電話で珊瑚が泣いていた。 死ぬわけにはいかないじゃないかって珊瑚の家までいくつもりだったのに、どうしてかこちらに向かってきているらしい。 復興支援をしていく中で地図を頭に叩き込んでいたので珊瑚に近いほうの災害時の集合地点に使われるポイントを教えて大和は歩き続けた。
集合地点は耐震性や災害に強い場所とされている場所が設定される。 珊瑚に伝えたのは公園で倒木はあっても倒壊はないから安全と言えた。 その場所に近づいていくと遠目にも珊瑚が立っているのが分かって、大和は手を振って走って近づいていった]
(+12) 2023/08/19(Sat) 07時半頃
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おーい! 珊瑚さーん! 大丈夫ー? 僕は無事だよー!
[大きく手を振って近づく程にどうしてか目元が熱くなっていった。 生きている、動いている珊瑚を見て胸も熱くなっていて、目の前に到着する頃にはぼろぼろと涙を零して身体を抱きしめてしまった。 汗をすごいかいていて、服も汚れていたのにそのままだったから嫌がられたりしなかっただろうか]
珊瑚さんが、ひっ、ぐう……いきてて、よかった。 僕の住んでたとこ、潰れたし。
[一しきり抱きしめて温もりを感じてからそう切り出した。 珊瑚の家が無事で良かったと思う。 大和はこれから被災者登録をして避難所に行かないといけないから――また離れないといけないのかと思うと悲しそうに苦笑いするしかなかった**]
(+13) 2023/08/19(Sat) 07時半頃
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――珊瑚さん――
[>>+16被災してからようやく再会したら珊瑚を泣かせてしまっていて大和は自身も泣きながらおろおろと困惑していた。 生きて手良かったって喜んでくれるだけで嬉しいけど泣いてるとこも可愛いけどやっぱり笑ったり喜んでくれているほうが嬉しい。
抱きしめると珊瑚の匂いがして落ち着ける。 ここが自分の居場所だと再認識できた。
>>+17家が潰れたことは驚かれたし多分起きたら逆さま向いてたとか寝てたとか言ったら呆れられそうだけど、避難所に行くと言おうとしたら涙を拭ったばかりの目元が腫れぼったい強い視線を向けられた]
(+19) 2023/08/19(Sat) 09時頃
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うっ、でも、その……。
[高校を卒業したら同棲しようと思っていたのに唐突に言われると男女が一つ屋根の下はとか考えてしまうけれど>>+18大和は珊瑚にそうやって見つめられるのに弱かった。 うん、って肯定しないと泣いてしまう気がするし珊瑚の涙に大和は絶対勝てないようになっているんだろう。
大和は首を縦に振る]
うん……一緒にいる。 僕も珊瑚さんが生きてるって感じられるほうがいい。
でも……、寝るのは廊下でいいから。
[衣服の持ち合わせもないし珊瑚の父親の部屋が荷物部屋状態なら寝泊まりできるのは廊下くらいではと提案する。 ソファを勧められるかもしれないけれど――うん。
珊瑚の家にいくことだけは決定して手を繋いで帰路につく。 ところで被っているヘルメットの上で揺れてる白猫の耳があるわけで――]
(+20) 2023/08/19(Sat) 09時頃
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珊瑚さんは猫耳が生えてると、 いつもよりもっと可愛いね。
[ってまさかヘルメットデコが流行ってるなんて知らないから物珍し気に見てしまうけれど、手の温もりを感じながらそんな風にお話できることを幸せに感じている**]
(+21) 2023/08/19(Sat) 09時頃
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――珊瑚さん――
珊瑚さんの家の廊下ってさ潰れた家の寝床より、 実はあったかくて寝心地がいいんだよ?
[築60年以上木造二階建てアパートよりも鉄筋コンクリート造マンションの廊下の方が寝やすい悲しい事実がある。 廊下にマットレスを敷いただけで今まで以上の十分な寝床になる。 ソファはリビングにあるし、リビングは珊瑚さんのお部屋と扉一枚でしか隔たれていないから緊張してしまうのだ。 それに大量のダンボールを移動させる先がないから父親の部屋に放り込んであるのだろうし――と考えてはいるけれど珊瑚に言われると、うん、としか答えるつもりがないのでソファに寝泊まりすることになった。
お金は持って出れたが問題はお店が開いてるかどうかであるが珊瑚の家の周辺は図ったかのように被害がなくてちゃんと街として機能しているようだった]
(+25) 2023/08/19(Sat) 10時半頃
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七尾は黒猫なんだ。 すると珊瑚さんに白猫を推したのは七尾?
[そうだとするなら七尾はいい仕事をしたと心の中で誉めておく。 今度出会えたら直接誉めたい。 合宿まで月一でしか会ったか会ってなかったかで合宿で少し距離感を確かめあった間柄だが今後はもう少し話せる機会が増えるといいとは思う]
(+26) 2023/08/19(Sat) 10時半頃
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……本郷さんはピンク色なんだ。 てっきり七色に光るやつかと……いや、なんとなくだけど。
[ピンク色の猫耳ヘルメットを被った本郷とゲーミング猫耳ヘルメットを被った本郷。 どちらが似合いそうかはちょっとどちらも見てみたい。
それにしても頬を赤くしてすごく嬉しがってくれている珊瑚はとても可愛いかった。 大和の反応で嬉しがってくれて喜んでくれてとしてくれる、温かい存在で――]
(+27) 2023/08/19(Sat) 10時半頃
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珊瑚さんを好きすぎて、 可愛いとこ見るとすごく胸が苦しい。 嬉しすぎて頬が、やばい。
[う゛っ、てなる。これが尊いというやつなのだろうか。
珊瑚の家に到着したらお風呂に放り込まれた。 家にはそれぞれの匂いがあって、お風呂に入ると珊瑚と一緒のシャンプーとボディソープを使うから同じ匂いになっていく。 その匂いに身悶えてしまうのだからお風呂上りの際は温まった以上に頬が赤くなっていて、珊瑚を直視できなくて口元を抑えながら視線が彷徨ってしまっていた。
服は珊瑚の父親のものを借りることができたのでそれを着て、用意されていたご飯を見たけれど先に珊瑚にお風呂に入ってもらうことにした。 少し冷めてしまうかもしれないけれど珊瑚も汗をかいていただろうしとお願いした。 二人してさっぱりしてからご飯を頂こう]
(+28) 2023/08/19(Sat) 10時半頃
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[珊瑚の料理は家庭的だと思っている。 何せ大和の食生活は聞いていると寒くなれるものだ。 復興支援にいくようになって賄いでもらう弁当も基本的に冷たいものだった、何せ電気が使えない。
甘い卵焼きはお弁当でいつも作ってもらっているもので卵焼きといえばすっかりこの味だと覚えてしまった。 ほうれん草の胡麻和えも美味しいしウィンナーもぱりっとして美味だ。 お味噌汁もこれが珊瑚の味なのだと舌が覚えているもので食べていると涙が出てきそうになる。
すっかり食べ終えると御馳走様と手を合わせて、食器を洗ったりしまったりと一緒にしてから二人でソファで寛ぐことにした。 珊瑚は父親に連絡を取っていたようで、そちらも無事で良かったと思う。
テレビをつければ街が壊滅状態になっているとかそんな番組しかないだろうから星座の話が出た辺りで消して、静かになった空間で肩を並べて座る珊瑚の手を、指を絡めて握っていた]
(+29) 2023/08/19(Sat) 10時半頃
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こうしていられるだけで僕は幸せだな。
[今後の復興のことはどうなるかはわからない。 被害が大きすぎて手がつけられないことは確かだろうけれど、大和は珊瑚の手伝いをして二人で過ごしていくと決めていた。
けれど、今はこうしていられる幸せを噛みしめながら目蓋を閉じて珊瑚の存在をしかと確かめている**]
(+30) 2023/08/19(Sat) 10時半頃
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――珊瑚さん――
[>>+39大和は珊瑚さんに家を紹介したことはなかった。 あそこは大和の負の遺産の全てだから関わらせることで影響を与えたくはなかった。 怪獣かロボットかはわからないけれど潰れてくれたことで決別できたことは不幸中の幸いだった。
ところでお付き合いしているとは言え男女が一つ屋根の下で共にいるというのは世間体的に難があるというよりは、大和の心の準備的に難があった。 隣に居てくれて手を繋げるだけで幸せなのにこれ以上は未だ慣れてからというか、合宿の日にお弁当を受け取った時に着ていたノースリーブとかだと心臓が持たない気がしていた。
>>+40青い目で白猫は確かに似合うし本郷さんが七色に光るのも笑ってくれていて、本郷さんは言葉の端々に何か猛者の雰囲気があるって言ったりしていた。 やっぱり笑ってくれていると嬉しいし、それに顔が赤くなるのは可愛い。 >>+41好きすぎてって多分大和の方がとか言い出すとキリがないから言わないけれどはしゃぎすぎはお互い様なのだろう。 横顔も鼻筋が通っていて可愛いなあとほっこり眺めていられた]
(+48) 2023/08/19(Sat) 16時頃
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[ところでお風呂上りの大和はTシャツとハーフパンツ姿でラフな格好だったのだけれど、珊瑚は半袖シャツとショートパンツ姿でノースリーブではないけれどやっぱり目のやりどころに困ってしまう。 ぐう、生足が艶めかしいです。なんて言えないから目元を覆っても指の隙間から見てしまいそうだしなるべく視線を向けないように珊瑚の瞳を見つめることにした。 ほら、女の子は視線の向きにすぐ気づくらしいし。
幸せな時間はいつまで続くだろう。 いつまでも続いて欲しいと思う穏やかな時間だけれど今度はいつ破壊の足音が近づいてくるのかわからない。 繋ぐ手に力がこもるのがわかる。 離れていて不安に思わせてしまっていたことを感じる]
僕もそうだよ。 珊瑚さんと一緒に居たい……からさ。 一緒に暮らしてくれたら嬉しいな。
[学校はあのままでは再開できないだろうし仮説の施設が立ったりするだろうけれど、それも次が無ければの話だ。 二回連続で出現したあの辺りは特別警戒区域になるだろうし先の見通しは不明だった。 だから離れたくないよってちゃんと伝えておきたい。 いつだって珊瑚の隣に居たいしして欲しいし――]
(+49) 2023/08/19(Sat) 16時頃
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珊瑚さんの寝顔も見たいし――。
[と、うっかりと心の声が漏れたところでハッとしてしまう]
ああ、いや、その、うん。 それは本心なんだけどさ、うん。
病院のお手伝いも一緒にいくし。 こう見えて重たいものを運んだりとか得意だし。 子どもの相手はわからないけど頑張るよ!
みんなのことも気になるし。
[口早にお手伝いの申し出をして、その間視線を逸らしてしまっていたけれど結局最後は珊瑚の瞳を見つめていて――。
ああ、もう、もっと浪漫あるタイミングの方が良かったのかもしれないけれど――]
(+50) 2023/08/19(Sat) 16時頃
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……キス、していい?
[出来ることに目を向けることは大切で、今を生き延びることも大切なのだけれど。 今、ここにある温もりと幸せを感じたくて――理性さんが擦り切れた大和は顔を真っ赤にしてそう口走っていた*]
(+51) 2023/08/19(Sat) 16時頃
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ーーみんなへの連絡ーー
[大和は相変わらずスマホを持ってないのでショートメッセージしか送れないため、lineで繋がっている珊瑚に任せっきりなところが出てしまうのだけれどそれではいけないと自分でも一応みんなにメッセージ入れておいた]
『僕は無事で瑠璃川さんと一緒にいます。 近くの避難所はーーで給水や配給はーー で配られてるはずです』
[復興支援の手伝いをしていたから災害時にどこで支援が受けられるのかも覚えていたので一応伝えておくことにした。 何かしらの役にに立っていればいいのだけれど**]
(+52) 2023/08/19(Sat) 16時頃
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――珊瑚さん――
[>>+53大和が結婚の話まで切り出せなかったのは結婚するなら結婚式を挙げたかったからだって後で話しをしたらどんな反応をされるだろうか。 18歳になったら大人の仲間入りで結婚も自由なことは知っている。 だけど大和には先立つものがないから満足に式をあげてあげることもできない。 結婚式は幸せの舞台なのだし、ウェディングドレスを着た珊瑚を見たい思いも強かった。 あとは式をしたら婚姻できると思ってたところもあって、式をあげなくても婚姻できると教えられたらその時はまた顔を真っ赤にしてプロポーズするのだけれどそれはまた後の話になる。
大和なりに意を決して申し出た同棲の話だから受け入れてくれると嬉しくて仕方がなかった。 その先の婚姻に向けて頑張ろうと決意を新たにできる]
(+58) 2023/08/19(Sat) 17時半頃
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それなら僕も力になれそうでよかった。 僕は得意教科ってないからさ。 英語が話せる珊瑚さんすごいよ。
[>>+55尊敬してしまうなと眼差しを送ってしまう。
でも無理はしないで欲しい。 きっと大和の安否が不明なことで心配をかけたし独りで過ごすのはいろいろと我慢をしてきたろうから、めいいっぱい自分には頼って欲しいと願う。
それと同じくらい大和も珊瑚に依存、というか胃袋も何もかも掴まれているので離れるつもりがないのだけれど]
(+59) 2023/08/19(Sat) 17時半頃
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ん……ありがとう、好きだよ――。
[>>+56珊瑚は真っ赤になってしまったけれど否定はしなかったからと先に感謝と好意を伝える。 見つめなおしてくれた視線が重なりその距離が近づくと目蓋が閉じて、大和は珊瑚の表情の動きを見つめながらゆっくりと寄せられた唇に自分の唇をこれもまたゆっくりと重ね合わせた。
初めて味わう唇は柔らかくて、同じ匂いを纏うからこそ感じる珊瑚の香りがよくわかる。 拙く技術もない交わりだけれど性急よりも緩慢に、じっくりと重ね合わせた唇が離れた時には熱い吐息を零していた]
……どうしよう、キスしたらさ。 もっと好きになってきた。
[心臓の音がどんどんと五月蠅くなっていくのがわかる。 緊張ではなく興奮で――もっとしたいとまた唇を重ねていき、少しずつ前のめりになると珊瑚の背に腕を回して抱きしめながらソファの上に二人で倒れ込む]
(+60) 2023/08/19(Sat) 17時半頃
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その……えっと……。
[あれやこれやと頭の中で言葉が浮かんでは消えていく。 背に回していた腕を引いて、繋いでいた手を一度解いて今度は両手ともに指を絡めて握りあい珊瑚を見下ろしながら顔を真っ赤にした大和は目を閉じたり開いたりしていたが、最終的には目蓋は開いて視線を向けたままに――]
いろいろ不安要素が多いけれど、 僕はずっと毎日珊瑚さんと一緒にいたい、です。 だから、結婚までも、考えてくれると嬉しい。
やっぱり僕にとってのヘラは珊瑚さんだから。 ずっと好きだと想っていたいんだ。
[本当は嫉妬深かったとしても危険な避難区域まで探しに来てくれたのは嬉しかったし、今もこうして支えてくれている。 大和を救ってくれたのは誰でもない珊瑚で――。 どうかなって、浪漫も何もないけれど想いはもう止まらなくて先走った言葉の返答を待つばかり**]
(+61) 2023/08/19(Sat) 17時半頃
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ーー支援活動ーー
[大和は珊瑚と一緒に病院でお手伝いをするようになった。 とは言え専門的なことはできないので荷物運びや子どもたちの相手がメインだが頼まれた仕事は精力的にこなしていった。
一番の問題は珊瑚の父親だった。 どうしてか大和を目の敵のように見てくるのだがこれが噂の娘は嫁にやらんというやつなのだろうか。 一応大和からも正式に挨拶をして付き合っていることと将来的に結婚する旨は伝えたのだがやはりお金がないのがいけないのだろうか。
公共交通機関の乱れも大変だ。 信号すら止まっている場所もあり道の状態の問題もあり、ガソリンの問題もって問題しかないのが災害時の道路である。 線路は広範囲で断線しているだろうし、大和が手軽に使える中ではーーそうママチャリが最速だね! 残念ながら長年愛用していた自転車は壊れてたし脱出の際に置いていくしかなかったので新しく調達することになった。 と言っても新品ではないのだが何と電動アシスト付きだった。 珊瑚を後ろに乗せて移動できるので重宝するようになった。 でもやっぱり運転できたほうがいいのかもしれないから珊瑚と相談しようと思う**]
(+62) 2023/08/19(Sat) 18時頃
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――珊瑚さん――
[珊瑚さんは愛情深い人だ。 救ってくれたのもそうし>>+63さらっと褒め返してくれる辺り本当に好きになっていくばかりだった。 きっとお母さんのことも、忙しいっていうお父さんのことも好きなのだろうから家族愛にも深いのだろう。
好きで、好きで、堪らないほどに好きという感情が溢れてくるばかりで珊瑚と結婚できたらきっと幸せな家庭が築けると確信を抱いてしまう程なのだ。 そうして内面から好きになっていって、同時に青い瞳や鼻筋がいいところとかも顔も好きだったのに今はキスをするのも好きになってしまった。
キスした後、唇に指で触れる仕草にぐっときてしまう。 可愛くて仕方がない、もっとしたくなると続けた口づけも受け入れてくれて気づいたら押し倒してしまっていて、交わした視線の先にある青い瞳が潤んで蕩けているのを見るとどうにもおさまりがつかなくなっていた]
(+73) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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[離さないという気持ちは伝わっていただろう。 見上げてくる眼がまた好きで――]
嬉しいな。 今まで生きてきた中で一番うれしい。 珊瑚さん、大好きだよ。 一緒に幸せになろうね。
[目を細めて受け入れてくれた珊瑚に、見つめる瞳に見えるように柔らかく微笑んだ。 いつも硬い表情ばかりだったから笑うとすぐに頬が痛くなるけれどその痛みがまた心地が良かった]
(+74) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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[また口づけを交わしては熱い吐息を零しながら見つめ合い、大和は次第に唇以外の場所にも口づけをしていく。 耳元では『好きだよ』と囁いてから耳朶へと口づけて、 首筋では『珊瑚さんのいい香りがする』と囁いてから口づけていく。
昂りは激しさを増していく。 手の繋がりは強く結んでいて離すことはなくて、今しばらくは口づけばかりで愛情を伝えていく。 そうしていく中でしばらくすれば手の繋がりが解けていき、もっと触れ合うことを望むように身体を抱きしめては背筋や肩に触れていくようになっていく*]
(+75) 2023/08/19(Sat) 20時頃
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