人狼議事


3 ディアス家の人々

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【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ ポーチュラカと、音をあわせ、曲を奏でる。
"王妃"と踊る代わりにと想いを込めた。

そうして、ひとしきり演奏した後のこと。
ポーチュラカに話しかけられ、その訴えを聞く。]


  ああ──


[ 膝を折って、妹の背丈に近づける。
ふわふわの髪を、作り物の羽を、そっと掌で撫でた。]

(18) enju3 2021/01/16(Sat) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 
  君は、おれが知る限り、いつでも輝くばかりの美しいレディだ。  
  きれいなだけじゃなく、ずっと魅力的だよ。*
 

(19) enju3 2021/01/16(Sat) 00時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 彼の皮膚を食い破り、痕をつけた。

たおやかで器用な指は小癪なくらいに噛みごたえがあって、
これからは、彼に世話される度に、そこまで思い出すのだろうかと思う。

その後のことは、めくるめく奔流で、
快楽の頂きでバラバラに砕かれては、彼の手で捏ね上げられ、
新しく生まれ変わって、また手籠にされる。
そうして浴室をすっかり淫らな記憶で塗りつぶしてしまうまで、情交を重ねた。

 再び朝が巡ってくることなど──あるのだろうか。

それすらすでに、ふたりの世界の外の出来事。*]

(-34) enju3 2021/01/16(Sat) 00時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[膝を折ったお兄さまに髪を撫でられて、胸がどきどきする。
"まだ子供だから"とも言わず、レディと呼ぶ語りかけに、耳まで真っ赤になった。]

 お父さまが選んでくださる方が、
 お兄さまみたいな、とのがただったらいいのに。

[意味も無くぱたぱたと服をはたいたり、髪を指でくしけずったりしながら、将来のことを口にする。
それから、撫でてくれた手を両手で握った。]

 わたくし、ずっと努力して、
 もっともっとすてきなレディになりますわ。
 絶対よ。

(20) nekomichi2 2021/01/16(Sat) 01時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ


  だから、それまでに、
  お兄さまの目が良くなりますように。


[祈りの言葉を唱えて、体を傾け、仮面の額にキスをする。
そのあと、ごきげんよう騎士さま、との挨拶を残して、ぱっと駆けだしていた。

走らないとだめなくらい、顔が熱かった。**]

(21) nekomichi2 2021/01/16(Sat) 01時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[外の世界で太陽が地平線にキスしようかという時刻。
朦朧とした彼を、危ういところで魔力の眠りにつかせる。
気を失われては、記憶を飛ばせないところだった。

深く眠る彼の体を清め、ベッドに運んで寝具に収める。
浴室を片付けるころには陽光が窓を叩いていた。
夜の時間は終わりだ。]


  早く、私の領域に連れ去ってしまいたいこと。


[そうすれば、不躾な陽光などに邪魔はさせないのに。]

(-35) nekomichi 2021/01/16(Sat) 12時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[眠る彼の横に座り、額に手を置く。
少し、無理をさせすぎただろうか。
人間は脆いということを、つい失念してしまう。

私の血を少し呑んだようだから、あるいは治癒の力を発揮するだろうか。
あるいは、それも追いつかないほど体力を消耗させたかもれしれない。

早く目覚めて欲しい、とも思うが、魔法の眠りは自然に目覚めないと、記憶を覆い隠す効果は得られない。
ベッドに入ったのがあの時間だ。
昼まで起きてこないかもしれない。
そんなことを考えながら、飽かず彼の顔を眺めていた。*]

(-36) nekomichi 2021/01/16(Sat) 12時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[日が傾き周囲が暗くなってくれば、仮面舞踏会の雰囲気も少し変わる。
演奏の賑やかさ、人々の華やかさは変わらないながら、なにか得体の知れないものが紛れ込んでいるような、こことは別の世界の扉が開いているような、そんな幻想的で、怪しげな空気が漂いだす。]


  お待たせいたしましたか、殿下。


[正面から近づきながら、彼に声を掛ける。
伸ばした指は、杖持つ彼の手に、羽根のように触れた。*]

(22) nekomichi 2021/01/16(Sat) 16時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 目覚めて、もう日が高いと感じた。
布団を引き上げて頭を覆う。]


  スペンサー…、 そこにいるか?

  カーテンを閉めてくれ。


[ 目が見えるようになったわけでもないのに、
眩しくて痛いくらいに感じる。]

(-37) enju3 2021/01/16(Sat) 19時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

 
  それと、喉が乾いた。

  昨日、夕飯の後、どうしたのだっけ。


[ そんなことを言うと従者を心配させるかもしれないが、
どうも記憶が曖昧だ。*]

(-38) enju3 2021/01/16(Sat) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 − 仮面舞踏会 −

[ ポーチュラカの軽い足音が遠ざかる。
泣かせたり、怒らせたりしないで済んで良かった。

彼女が元気でいれば、屋敷は明るい雰囲気に包まれる。
小さな太陽だ。]


  あの子の結婚の妨げになるわけにはいかないな。


[ ぽつりとそんなことを考えていた。]

(23) enju3 2021/01/16(Sat) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 外気の温度がだんだんと下がってきて、日が落ちたと知れる。
夜に開く花の香りが届き始めた。

 この木はここにあったのか。
 見えていた頃には気づかなかった。

手を伸ばして小枝を折り取る。

 このくらいの香りなら問題ない──

そう思った理由はよくわからないけれど。]

(24) enju3 2021/01/16(Sat) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 一瞬、音楽が途絶えた気がして、振り向けばアリステアが迎えにきていた。]


  もう充分に堪能したよ。
  仮面を外しにいこう。


[ 先導を促すように、杖の先を軽く浮かせる。*]

(25) enju3 2021/01/16(Sat) 19時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[血のつながりを響かせて辿った先に、花の枝を手にした彼がいる。
白い小さな花は、薄暮に甘く香っていた。]


  その香りがお好きですか?


[微笑んで、彼の手を取って、引き寄せる。]


 今宵は寝室に、その花を散らしましょうか。


[忍びやかに、秘密めかして、囁く声は艶を帯びた。]

(26) nekomichi 2021/01/16(Sat) 21時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[彼を先導し、舞踏会の空気から逃れて向かったのは、結局は彼の私室だ。
扉を閉めれば、華やかな賑わいが遠くなる。]


  今宵は楽しまれましたか?


[仮面を外す前に、問いかける。]


   最後に一曲、私と踊ってくださいますか?


[引き寄せた彼の手に自分の手を乗せて、誘った。*]

(27) nekomichi 2021/01/16(Sat) 21時半頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[寝具の中で彼が身じろぐ。
目覚めるかとも思えたが、そのまま潜ってしまった。]


  私はここに。我が主。


[呼ぶ声に応えたが、指示にはいくらか戸惑った。
確かに日は高いけれども、彼の目は光を捉えないはず。

だか現実に、彼は陽光を避けるような仕草をしている。]

(-39) nekomichi 2021/01/16(Sat) 23時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[あるいは、濃密に交わり、幾度か血を与えた結果、一時的に我が眷属に近い体質を得たのだろうか。
だとすれば面白い。
そんなことを思いながら、窓の外の雨戸を閉め、厚いカーテンを引いて、僅かな日光も部屋に入らぬようにした。]


 今、紅茶をお持ちしましょう。


[喉の渇きを訴える彼の為、立ち上がる。
しかし、続く問いに上半身を振り向かせた。]

(-40) nekomichi 2021/01/16(Sat) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 寝室に花を散らすなんて、新婚旅行のようだ。
アリステアの秘密めかした声が、そんな連想をさせる。]


  これは、おまえに贈ろうと思って持っていたんだ。


[ まだ触れていなかったこめかみの辺りへ、花の小枝を摘んだ手を伸ばす。
その時点で、「寝室で花を散らす」の複合的な意味に思い至って、苦笑した。
いやはや。なまじっか知識があるのも困り物だ。言わぬが花。]

(28) enju3 2021/01/16(Sat) 23時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ



  昨夜は入浴の途中で寝てしまわれたので、私がベッドに運びました。
  きっとお疲れなのでしょう。
  体調に、変わったところははございませんか?


[なにひとつ間違ったことは言っていない。
だが全てではない。
彼が入浴中に寝てしまったのは、情交を繰り返した為だというのは、私の記憶の中にのみ残ることだ。*]

(-41) nekomichi 2021/01/16(Sat) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ アリステアの卒のないエスコートで部屋に戻り、ほっと息をつく。
この部屋自体がひとつの仮面、世間体の檻のようなもので、その中にいる限り、ウィリアムはディアス家の次男坊として、そっとしておいてもらえる。]


  おおむね楽しかったよ。
  …後から振り返れば、今日のことも楽しい思い出になるだろう。


[ アリステアからの質問を、ディアス家の者として分析し、答える。]

(29) enju3 2021/01/16(Sat) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ ダンスの誘いに、そっと微笑んだ。]


  おまえがワルツの名手であっても、もはや驚かないよ。
 

[ ここでなら、他の者とぶつかる心配もない。
重ねられた手をとり、くるりと回した。*]

(30) enju3 2021/01/16(Sat) 23時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 部屋が、嵐に備えるように外界の明るさから閉ざされば、布団から頭を出す。]


  ああ、疲れているというより、刺激に飢えているのかも。
  だが、過剰に身体が反応してしまうのは、困るな。

  この上、外に出るのも辛くなったら、吸血鬼だ。  


[ 夜ごとの"活動"の記憶は残っていないままに、そんな結論を導く。]

(-42) enju3 2021/01/16(Sat) 23時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

 
  紅茶より──んん、何かスープみたいなものが欲しい。


[ 滋養になるものを身体が求めている。
あるいは、禁忌の豊潤に近いものを。*]

(-43) enju3 2021/01/16(Sat) 23時半頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ


 刺激に飢えている?


[顔を出した主の言葉を、おうむ返しに聞く。]


 あまり外にお出にならないので、肌が弱っているのかもしれませんね。
 このまま吸血鬼になってしまわれたなら、――私の血を吸っていただきましょうか。


[低い笑い声は柔らかい。
スープを求められれば、用意のために部屋を辞した。]

(-44) nekomichi 2021/01/17(Sun) 10時半頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[厨房でコンソメスープをもらってくる。
ほとんど具の入っていない、濃い黄金色のスープだ。
部屋の前までカートで運び、そこで仕上げを施した。

薬指をナイフの先で突き、ほんの一滴、スープに血を垂らす。
くるりとスプーンでかき回せば、濃い赤は金色に混ざって溶けた。]

(-45) nekomichi 2021/01/17(Sun) 10時半頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ


 スープをお持ちしました。


[部屋に入り、枕元へスープを運ぶ。]


 ちょうどコンソメスープがございました。
 いかがですか。


[匂いが届くように彼の前にスープ皿を置く。
了承があれば、ひとさじ掬って彼の口に注いだ。*]

(-46) nekomichi 2021/01/17(Sun) 10時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


  私に贈り物とは、ありがとうございます。


[さすがに彼の心の中までは読めないけれど、髪に挿された花の小枝はいっそう甘く香るようだった。
彼は香りに溺れたあの夜のことを覚えていないだろうけれど、きっと体は覚えている。]


 こうしていれば、香りだけでもあなたを導けるかもしれませんね。


[悪戯な声で言って、けれどエスコートはしっかりと手を触れて行った。*]

(31) nekomichi 2021/01/17(Sun) 11時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[部屋の中にいても、楽団の奏でる曲が遠く聞こえてくる。
曲に合わせ、彼が導くまま軽やかに回った。

互いの息を感じる程近く胸を合わせ、歩調を揃えてステップを踏む。
部屋の中を巡るほどに、花の香りが軌跡となって残った。

一曲を踊り終えても手は離さず、彼の腰をそっと抱き寄せる。]


  仮面の時間はこれでおしまい。


[囁く声は濡れた吐息に滲む。
片手を彼の顔に伸ばし、仮面を外した。*] 

(32) nekomichi 2021/01/17(Sun) 11時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ アリステアをパートナーに、ワルツを踊る。
こんなに気兼ねなく身体を動かしたのは久しぶりだ。

ついてこられるかと挑発するように、大きくステップを踏んでは、流れるような彼の動きに笑みを深くする。
さて、この腕に抱いているのは、しなやかな黒猫だろうか。

彼から、昨日、階段を落ちた時の後遺症は感じられない。
そのことに安堵する。

血が巡る中に、花の香りも旋舞して、華やいだ雰囲気を増していた。
闇の中、二人きりの舞踏会。]

(33) enju3 2021/01/17(Sun) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 息があがることはなかったけれど、曲は終盤に差し掛かり、やがて音は消えてゆく。

名残のように身体を寄せたまま、アリステアの手が仮面を外した。
それで視界が変わるわけでもなかったけれど、ウィリアムは小さく息を吐く。

魔法が解ければ、二人の立場は主人と使用人。
見えない世界で生きる術を模索する貴族の青年と、その身の回りの世話をする従者だ。]


  おまえの望みは、これで良かったのか?


[ 「これでおしまい」で。*]

(34) enju3 2021/01/17(Sun) 19時頃

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