人狼議事


3 ディアス家の人々

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【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

 
  ──…!


[ そこで動きを止めてはならなかったのだ。

 ここは彼の間合い。
 そして、彼の剣はフリーだ。

気づいた時にはもう遅く、シンの反撃を食らう。]

(-22) 2021/01/12(Tue) 14時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 裂帛の声そのものに貫かれたかに錯覚した。
彼の剣の切っ先が背中にまで突き抜けていた。]


  アウ…ッ  


[ 相殺しきれない剣の勢いで上体がのけぞり、激烈な痛みに膝が崩れる。
立て直さねばと必死に歯を食いしばるものの、剣を握り続けることさえ難しい。

勝敗は、もう決まっていた。*]

(-23) 2021/01/12(Tue) 14時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[相手の態勢が崩れるのを感じた瞬間、彼の剣をもぎ取って投げ棄てた。
血に濡れた手で彼の胸ぐらを掴み、数歩押し込んで近くの壁に押しつける。
石積みの壁に突き抜けた切っ先が当たって、硬質の音を立てた。]


 私の勝ちで、異存は無いね?


[突き立てた剣をまだ握っているのは、彼の苦痛を減らすためでもあり、動きを制するためでもあった。*]

(-24) 2021/01/12(Tue) 14時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 手を離れた剣が石床に跳ね返る音がする。
悲痛な叫びのようだった。

落ちかけた身体を引きずり上げられ、牛の突進めいた力で運ばれて、壁に押しつけられる。

衝撃に、肋骨が折れるかと思った。
気を失う暇もない。]


  …敵わなかった。


[ 痛みを散らすために荒い息を吐きながら、問いかけに答える。
彼の勝ちだと。]

(-25) 2021/01/12(Tue) 15時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 両者の血を吸った服が重くなる。
彼も手当てが必要な傷を受けているはずだ。

 それとも、魔物は人を食らえば元気になったりするのか。

どのみち生殺与奪の権利は彼にある。
こんなところで死にたくはないが、自分から命乞いをするつもりもなかった。

ただ、痛みに負けてしまわないよう、呼吸することだけに集中する。*]

(-26) 2021/01/12(Tue) 15時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[諾と告げる言葉に、笑みを浮かべる。
牙を剥くような、凶暴な笑みだ。
これほど血の香を浴びて、興奮している。]


 これは、おまえ自身を賭けた決闘だった。

 だから私は、勝者として当然の権利を行使しよう。


[おまえを奪う。
夜の始めに告げた通りにすると、喜色滲ませて宣言した。]

(-27) 2021/01/12(Tue) 15時半頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[彼を壁に押しつけたまま、剣をゆっくりと引き抜く。
たちまち血が溢れ出す傷口を手で押さえた。
魔性の血と彼の血が混ざり合ってシャツを重く濡らしていく。

抜いた剣を器用に操って、彼の服を切り裂いた。
動かすごとに彼の肌に赤い筋が増えていくが、せいぜいが肌一枚切った程度だ。

最後には布地を引きちぎってシャツを残骸に変えた後、体を密着させて肩の傷口に唇を吸い付ける。]

(-28) 2021/01/12(Tue) 16時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[口内に溢れる甘露に、喉が鳴った。
戦いの熱と命の危機に炙られた、刺激的な血だ。
血の効果、というわけではないが、回復能力の封印を外したために、受けた傷はそれとわかるほどの速さで癒えていく。

十分堪能したのち、目隠しの布を外して止血する。
魔性の血を取り込んだ傷は、夜が明ける頃には塞がるだろう。]


  それでは、始めようか。


[これからだ、と告げて、ズボンのボタンを剣先で飛ばした。*]

(-29) 2021/01/12(Tue) 16時頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 自身の負傷など気にしない様子で、シンは勝者の権利行使を宣告をした。

傷口から剣を引き抜かれる。
堪えようとしても血と苦鳴は溢れ出し、自分にはまだそれだけの生命力があるのだなと感じた。

いずれも涸れ尽くす前にシンの手が止めてくれる。

しかし、横になって休むことは許されなかった。
壁を背に、押しつけられた体勢のままで、処置が進められる。
その方が血の失われる量が少なくて済むのだろうか。
よくわからない。]

(-30) 2021/01/12(Tue) 16時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 応急の止血が完了した段階で、痛みはかなり鈍麻していた。
それだけ知覚能力が低下しているのかもしれなかったが、人の身体は案外とよくできていると思った。
魔物の血が混ざったなんてことは、知る由もない。

血を吸って汚れた服は、シンの剣で切り刻まれて排除されていた。
その方が手当てしやすいことは事実だが、石室の冷気に体力を奪われる。

シンはズボンも脱がせるつもりのようだったが、下半身に傷は受けていない。]


  …ここで?


[ 牽制するように、声をかけてみる。*]

(-31) 2021/01/12(Tue) 17時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ



 もう待てない。
 おまえが、私を煽ったのだから。


[問いに答えてから、おや、と声を零す。]


 おまえは何をされると思っているんだい?
 私はまだなにも言っていないけれど、


[言いかけて、彼の顎を掴み、唇を合わせる。
血の味のするキス。]

(-32) 2021/01/12(Tue) 17時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ


  おまえも、待ち望んでいるのだね。
  私を受け入れることを。

  やはりおまえは、私の為に生まれたもの。
  おまえの体は、今も私を求めているのだよ。


[唇の触れる距離で囁く。
その間にも、冷たい剣をズボンの腰回りから足へと差し込み、生地を断つ。
さほどの切れ味はないから引きちぎるに近くはなったけれども、同じ事をもう一度繰り返せばズボンもまた床へ落ちた。
残るのは、下着が一枚だけだ。*]

(-33) 2021/01/12(Tue) 17時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

― 仮面舞踏会 ―

[この日、館は朝からどこか浮ついた雰囲気だった。
使用人たちはみな、仮面舞踏会の準備で慌ただしく動いている。
従者はただウィリアムひとりの世話をするためにいるので、準備に駆り出されてはいなかったが、代わりに主のための衣装などは一人で用意していた。]


 我が主。
 そろそろお着替えを。


[声を掛けて、まずは衣服を脱がせる。
ボタンを一つ一つ外し、肩を落とし、袖を抜く。
衣服を脱がせる時は、いつも丁寧に時間を掛けていた。]

(4) 2021/01/12(Tue) 17時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[シルクの白いシャツの上に、深い紺色の上着を合わせる。
艶やかな光沢を放つ生地に、要所に銀のラインストーンがあしらわれて、夜空の輝きを思わせた。
肩口には青のマントを留め、上着と同色のキュロットに黒のロングブーツを合わせ、ステッキを持たせればどこかの王族のような雰囲気さえ漂う。

仮面は金属の色をした地にラピスラズリの差し色を入れ、目にも細かなメッシュを填め込んだハーフフェイス。]


 用意が調いました。
 ご案内する前に、私も着替えてきてよろしいですか。


[主人を待たせての着替えとは、大胆な要望である。*]

(5) 2021/01/12(Tue) 17時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ シンの反応からするに、自分は何か勘違いしていたのかもしれない。

血の味のする接吻けを与えられ、ウィリアムの喉は乾きを覚えた。
これが待ち望んでいる、身体が求めているということなら、同意するが、
多分、違うということはさすがにわかる。]


  …悪夢だよ。


[ もはや、逃亡や抵抗ができるほど体力は残っていないと思う。
諦めてしまっているだけかもしれないが。
内臓だって、きっと生命維持だけで精一杯だろう。
それでも堪能したいというなら好きにしろという他ない。]

(-34) 2021/01/12(Tue) 17時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 顔を伏せがちに背ける。

従者として仕えてきた彼には、着替えや入浴介助の際に、さんざん触れられているというのに、
いまさら視線が気になるなど、不思議なものだ。*]

(-35) 2021/01/12(Tue) 17時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

− 仮面舞踏会 −

[ アリステアの仕事はいつも丁寧だ。
結果だけでなく、過程もまた、相手の心証に関係するとよくわかっているに違いない。

彼が用意したという舞踏会用の衣装も、着せつけられる先から肌に馴染むようだった。]


  ステッキはいいアイデアだな。
  普段にも使いたい。
 

(6) 2021/01/12(Tue) 18時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ すべて整ったと告げられれば、掌で衣装を撫で下ろす。]


 色や柄もだが──趣向を先に聞いていいか。


[ 彼の目にはどう映っているのか。
彼自身の言葉で聞きたい。

それがすめば、彼自身の支度の時間を与えよう。*]

(7) 2021/01/12(Tue) 18時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ



 おまえも喜んでくれると信じているよ。


[悪夢だと顔を背けた彼の耳をついばみ、彼の体を石壁から引き剥がして闇に包み込む。
互いの体のみしかない闇の中で、彼の最後の一枚を剥がして捨てた。

石壁よりも柔らかな闇の帷に彼の背を預け、足を割り開くようにして膝裏をすくい上げる。]


 おまえは信じないかもしれないけれど、
 おまえの体は、私を受け入れる器なのだから。


[胸の珠を唇に含んで転がす間に、彼の腰を落として自身の上に、既にそそり立って待ち受ける欲の真上にあてがう。]

(-36) 2021/01/12(Tue) 18時半頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[闇の王が近づいたことに反応して、彼の奥に潜ませたままの闇が目覚め蠢いた。
内側より門を押し破って開け放ち、王の帰還を迎え入れる。
ほとんど抵抗もなくふたつの体は繋がり、なじんだ。

隙間無く纏わり付く媚肉は、幾度も受け入れたものの形を覚えているかのよう。
少しの間、密着を堪能したあと、前触れもなく彼の体を持ち上げ、落とした。

腰の上で彼を弾ませ、深いストロークで繰り返し呑み込ませる。
手荒な抽挿なれど、絶妙に彼の急所を擦り突き上げていた。*]

(-37) 2021/01/12(Tue) 18時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 本日のお召し物は、白無地のシャツに、深い紺色を合わせたもの。
 銀糸やラインストーンで星々を表しております。
 夜空より降りた星の王子、という装いでございます。

 星の王子は太陽の光に弱いので、目元まですべて覆うマスクをつけております。


[王族にそうするように、彼の手を恭しく取って指に口付ける。]


 では私も、身支度を整えてまいります。


[許しを受ければ一礼し、一度部屋を退いた。]

(8) 2021/01/12(Tue) 18時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


  失礼いたします。


[戻ってきたのは暫くの後。
扉を開く音に、常にはない衣擦れの音が続く。]


 お待たせいたしました。
 では、参りましょうか。


[取った手の上に、さらりと髪が落ちてきて触れた。*]

(9) 2021/01/12(Tue) 18時半頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

― 仮面舞踏会 ―

[ディアス家の姫の部屋は、それはもう朝から大騒ぎだった。

長い髪を複雑に結い上げるだけでも時間が掛かる。
服もまた、ああでもないこうでもないと侍女に何着も着付けをさせ、さらにはアクセサリーはどれがいいかとまた散々時間を費やして選ぶ。

最終的に身につけたのは、ライムグリーンのドレスだった。
肩口はたっぷりのフリルで飾られ、コルセットでくびれた腰の下から柔らかいスカートがふわりと広がっている。
背中には薄い布と針金で形作った蝶の羽を背負い、小さな錫を手にして、まさに妖精という姿だ。

白いレースのマスクは、大人っぽさを意識したもの。
流行の形にまとめた髪には、銀のティアラも乗せている。
当人的には妖精女王のつもりだ。]

(10) 2021/01/12(Tue) 19時頃

【人】 良家の末娘 ポーチュラカ

[お父さまの開催の挨拶を聞いた後、小さな妖精は人々の間を飛び回って、あちらこちらでおしゃべりに花を咲かせる。
会う人会う人みな可愛いと言ってくれるのが嬉しくて、けれども物足りなくて次々と場所を移る。

けれども、誰一人として可愛い以外を言ってくれないので、そのうちすねて庭のベンチに座り込んでいた。*]

(11) 2021/01/12(Tue) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ アリステアの説明を堪能し、軽く微笑んだ。

仮面の目の部分に嵌った色ガラスを指先でなぞる。
外の光景を見ることのできない目が、相手からも見えないというのは、どこか落ち着く。]


  ああ、着替えてくるといい。

  仮面をつければ、おまえとおれは対等の立場だ。
  そのつもりで相手をしてくれ。
 

(12) 2021/01/12(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ 女たちほどではないものの、時間をかけて支度を整え、戻ってきたアリステアの気配に振り向く。

布地の多い服を着ているようだ。
重ねた手には、絹糸のような流れを感じた。]


  おれを連れにきたのは、美女? それとも野獣か?


[ からかうように言う。
答えをもらわずにおいて、周囲の反応から彼の衣装を想像するのも楽しいだろうかと考えた。*]

(13) 2021/01/12(Tue) 19時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

[ 血の滲みた石壁が背から離れ、何かゴムめいた弾力のあるものに取って替わられる。
驚く隙をつくように、足を開かされ、抱え上げられた。]


  ──あ、


[ 肩の痛みと羞恥が入り混じって、自分の身体を形作っている。
そこへ、彼の熱が打ち込まれた。]

(-38) 2021/01/12(Tue) 19時半頃

【秘】 宇宙原理衆 ウツギ → 黒い取引先 アリババ

 
  …っんあ…!


[ 覚悟していたのとはだいぶ違う感覚に、戸惑う。
捻じ込まれるというよりは、むしろ自分から吸い込むように門が開いていた。
潤みをたたえて蕩けた隧道も、彼を受け入れるに相応しい場所としか思えない。

投げ落とされるように乱暴にあしらわれても、苦しいどころか快感が押し寄せてくる。

 これに、耐えろと?
 溺れてしまったらどうなる?

崩れかかる心より先に、止血帯に覆われた右肩の傷に指をたてて痛みを引き出し、自制しようと試みる。*]

(-39) 2021/01/12(Tue) 19時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ


 美女でも野獣でも。
 あなたのお望みのままに。


[声音は同じながら、口調は僅かに装いを変える。
対等の立場なればと、距離を縮めるような柔らかな物言いだった。]


 まずはどちらに行かれますか?
 どこへでもお連れしますよ。


[説明しろと要求されないので、自分の服装については口をつぐんでいた。
部屋の外に出れば、賑やかなざわめきが階下より届く。
彼が望む方へと、どこへなりと導くだろう。*]

(14) 2021/01/12(Tue) 22時頃

【秘】 黒い取引先 アリババ → 宇宙原理衆 ウツギ

[突き上げた彼の声は、最初から艶を帯びていた。
彼が存分に感じている事は、声の温度からも明らかだ。
最初の暴力的な交わりから、時間をかけた丁寧な交歓を経て、快楽を受け取る経路が彼の中にできあがっているのだ。
彼自身の自覚はないままに、体は悦びを得るすべを承知している。

このままいかせてしまおうと動きに弾みをつけた時、真新しい血の匂いが鼻先に届いた。]


  ああ――いけない子だ。
  自分を傷つけるようなことをしてはダメだろう?


[視線を上げれば、闇の一部がゆらりと揺らいだ。
自傷行為に及ぶ彼の手に、蛇のように闇が巻き付いていく。]

(-40) 2021/01/12(Tue) 22時頃

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