28 僕等(ぼくら)の
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─襲来─
それは、私たちがまだ家庭科室に残ってる時にやってきた。 急に空が暗くなったのに気づいて誰かともなく窓を見た。 >>#3私が先に聞いたのは、非難警報よりもみんなのざわめき。そして悲鳴。 私も青ざめていた。戦いが始まるの?ここで? 他の町なら良いとは言わない。 だけどここは、あまりにも危険だ。
それでも、混乱は最小限に抑えられていた。 少なくとも学校内はそうで、ある程度人の帰っている放課後だったからかもしれない。 長年、これ本当に意味あるの?と思いながらも唯々諾々と繰り返し付き合ってきた避難訓練の賜物かもしれない。 学校内にも避難放送がかかって、私たちは青ざめながらも整列しながら外に向かう。 靴を履き替える時間なんてない。 上履きのまま外に出た。クラスに残っていた人や先生たちはきちんとヘルメットをかぶっているけど、家庭科室にいた私を含めたみんなは数が足りずに被りきれてない。 その代わりに大きなボウルやクッションなんかで頭を庇っていた。私はみんなに譲った。それでも数が足りなかったから。
(399) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
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学校から外に出ると多くの人が避難を開始し始めていた。 みんな不安そうで、泣いている人もいたし、押し合いへし合いまではいかないけれどこんなにこの街には人が居たのかと思うくらい人だらけだった。
避難でどこに向かっているのかもわからない。 でも私は、あることに気づいて一度その流れから逃れて裏道へと抜け出す。 そして彼らのロボットの方に顔を向けた。**
(400) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
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/* 真実に気付いた察しのいいポジなので、三日目に希望出して四日目に死にますか〜 確率論的には、父子のどっちかが次回出撃引く確率が2/5で40%、次々回が2/4で50%、初回(2/6)抽選から父子両方とも引かずに済む確率って20%しか無いから妥当 2/3まで行くと6%だもんな
死ぬまでに、今の所「ユダが居る」としか知らんカガセンに、「ユダ居るの知ってるし誰かもわかるし俺が死んだら露見するけどどうしたらいい?」って相談したい
(-124) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
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ーーコックピットーー
[康生との再会は嬉しい。嬉しさでいっぱいになる。 だが、今はそれどころではないのを僕も理解している。>>365
ここで戦おうと叫ぶ縁士>>363どうやら早速スクリーンを見て状況判断をしているらしい。
実に冷静だ。正直、冷静すぎると僕は感じた。
この場で千映の力になれるのは、彼のような存在なんだろうけど。>>370
大和は珊瑚の心配をしているようだ。大切な人はいないと言っていた大和が。 彼には共感できる。とてもエゴイスティックだけど、地球を護る!なんて浮いた言葉より生だ>>393]
(401) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
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[ハロの言が無慈悲に響く>>372
みんなを避難させたいという千映の気持ちはとてもよくわかり、それに対する答えとして内容はわかるのだが、僕は顔をしかめざるを得ない。>>372
康生の判断を耳にしながら>>375、僕はみんなとはまるで違うことをしようと考える。
ーー僕は、スクリーンの敵でもなく、状況でもなく。
"彼女"を見ていた。]
(402) 2023/08/16(Wed) 05時半頃
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[勿論それは、千映だ。 まだ高校一年生、とても平凡な女の子。
本来なら恋をしたり、スイーツを食べたりお洒落したり、そんなのを楽しむ歳の。
そんな彼女は本来、地球の命運を背負わねばならない理由など、何もない。
ただ誰かの理不尽で、身勝手で闘わねばならなくなったーー
文句を言ったり怒ったり泣いたり。そうして良かった。 そうするのが普通だ。
今だってそう。 震えて怯えておかしくない。
なのに彼女は必死だ。
クッションを確かめながら座り>>376、アドバイスに耳を傾け、スクリーンから目を逸らさなかった。]
(403) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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[僕は後悔する。
もっと彼女を知りたかった。 もっと彼女と話したかった。
なんでそうしなかったんだ、出来たじゃないか。
ーー僕は、叫んだ。
それは縁士や康生みたいな、有益なアドバイスではない。むしろ役立たずな、どうしようもなく身勝手な内容。
でも、想いと魂を込める。]
(404) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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七尾さんッ!
僕はーー納得出来ない。 こんなのおかしい。 こんなのおかしいッ!
……僕は。僕は君が好きだ。 大好きだッ! 優しくて、可愛い後輩だ。
こんなことしなきゃいけない理由なんかないよ。
君ともっと話したい、君を知りたい、君にーー君にいなくならないで欲しいッ!
(405) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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君はーー君は。 もっと君自身の事を、考えていいんだ。
怖いと言っていい。 嫌だと言っていい。
……強くなくて、いいんだ。
君がしないというなら、こんな状況に追い込まれても、身を犠牲にし他人の事ばかり考える というならーー
僕が君の事を考える。
負けたっていい。 ーーそんなの君の責任じゃないからな。
(406) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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僕は君が死ぬことで生き残りたくなんかない。 健気な君を見ていて思った。
地球?宇宙?そんなものより君が大事だッ!
僕が死んだって。 みんなが死んだって。 コウがーー…死んだって。
君が死ぬなら本来公平じゃないか。
……君だけが死ぬなんて、おかしい。
(407) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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……君を、見ている。 どうなろうと、何が起きようと。
僕は君を見ている。
[これが僕の、精一杯。 心の限りを叫ぶと、僕はyogiboに腰を下ろして。
画面など一切見ず、彼女に視線を注いだ。
死に逝く彼女に。]*
(408) 2023/08/16(Wed) 06時頃
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――柊木との電話――
[半分寝ていた夢見心地。 微睡の中で呼び出しに応じた大和の耳に届いたのは>>396眠気も醒めるような声だった。 電波の異常? そんな状態には出会ったことがない。 旅行なんて行ったことがない大和だから電波が悪いところに態々出向くなんてしたことがなかった]
はああ!?
[飛び起きた大和は素っ頓狂な声を挙げたが柊木の言葉は続いていって最後におやすみと言われた]
(409) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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いや、おま、お前あんな状態だったんだからさ。 僕のことなんていいから寝てろよ! ありがと! おやすみ! 早くなおせよ!
[矢継ぎ早に言葉を重ねたがどこで通話が切れていたかは分からない。 耳元から聞こえる音は虚しくツーツーと鳴っているばかりだった。
大和は通話をOFFにするとガラケーを閉じて頭を掻いて時計を見た。 起きるにはまだ全然早いというか日付も変わっていない時間だったので、あーもー、と言いながら大和はまた横になって寝息を立てはじめた*]
(410) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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─自宅・大和くん─
「専門学校…興味、あるけど。 ダメ元でチャレンジしてみようかなあ。」
>>383思えばこの時点ではまだ平和な話だった。 日常的な話で、これからの未来を考えてる話。 そんな青春の一ページにあるみたいななんでもない話。 行くならやっぱり調理師養成みたいなところかなあ。 でも全然知らない分野も興味ある。 マッサージとかネイルとか、そんな方のも良いかもしれない。 なんて、少しだけ将来の希望を思い描いたりもしたけれど。 でも今は、目の前の大和くんとしっかり話すべき時間になったから。
(411) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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「ご飯作るのは大変じゃないよ? むしろ、一人だと作る気なくなっちゃうから 私のためにも食べにきて?」
そうじゃ無いと、残り物ならまだしもお米を炊く気すら失せてしまうもの。 冷凍ご飯チンしてごま塩で食べたり。納豆パックに卵を入れてそのまま食べたり、ズボラ一直線になってしまうのは秘密だけど。 でも、誰も住んで無い家にこっそり住むのは危なく無い? 持ち主が帰ってきたりするかもしれないし、余計な犯罪に巻き込まれるかも。 思わず口がへの字になりそうになる。 でも、それよりも何よりも苦しい事実が打ち明けられていって。
(412) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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「だからって…、なんで、大和くんたちが…。」
>>385大和くんがまた涙を流すから、ティッシュを勧めながら私はハンカチで涙を拭った。 きっと、その世界のどこでも同じ問は繰り返されてるんだろう。それでもなんで、と思わざるを得ない。 なんでみんなが。大和くんが。 なんとか気持ちを落ち着けたくても落ち着かなくて、大和くんに近づいて抱きしめた。 この温もりがもう直ぐ消えてしまう? そんなのやだ。 >>386守りたいものも人もいないなんて言葉にズキッと胸が痛んで、そのせいでまた新しい涙が溢れてきてしまう。
「臭くなんか無いし! ギュってして良いよ、むしろして!」
我ながらなんて子供っぽい反応と思わなくはなかったけど、大和くんの胸元に顔を埋めながらそうねだった。 別に力いっぱいじゃなくて良い。抱きしめてほしくて抱きしめたんじゃ無いけど、手が浮いてるより触れていた方がより大和くんに温もりを伝えられる。 大和くんの温もりを感じることができるはずだから。
(413) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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「一人で無人の家屋に寝泊まりする方が問題だよ! そこは百歩譲ったとしても お風呂やご飯は似たようなものだよ? それに男子だって無人のところは危ないよ! もちろん部屋は分けるからさ、 一緒に…いて欲しい…。」
最後の方は、懇願みたいな声になった。 事実懇願だったし、言葉にできない部分があった。 せめて、死んでしまうその日まで。 そんなこと口にしたくなくて、キュッと唇を引き結ぶ。 でも。 >>388死んでほしく無いと言われてびっくりした。 死んで欲しいと思われてるなんて思ってなかったけど、あえてそんな事を言うなんて。 さっき、何も守りたいものがないって言ってたのに。 でも、それはね。
(414) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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「だって、大和くんがなんでも美味しいって…。 嬉しそうに食べてくれるんだもん。」
だからだよって、震える声で。 少し照れ臭くて頬が熱くなったけど。
>>389ハロ、と呼びかける声に顔をあげる。 そこにそれはやって来ていたのかな?**
(415) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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[しばらくは、みんなの話を傍で聞いていた。 思うところがあって、それは私の中に留めていただけだけれど。]
先生も、来るんですね。 ありがとうございます。
[それは…きっと、すごく心強い事だろう。>>@33そう思う。 他にいくつか傍で聞いて理解したこと。兵装はレーザーだけ>>333。]
(416) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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これは…地味に考えどころかも。
[レーザー自体は随分出せるようだけれど、少なくとも前回の敵性体には有効なダメージ源ではなさそうだった。弱点というやつをしっかり狙っていかないといけないんだろう。決着は七星君がそうしたように近接戦でつけることになるのだろうけれど… 見た感じこのロボットは相当大きい。数百メートルくらいありそうにも見える。敵性体もそれに見合う程度の大きさ。 この巨体で武器にできそうなものというのは、実際あまりないのでは?]
頭の使い方次第って感じかなあ……
[とは言え、戦い方がそこまで限定されないというのは強い。 多分、もし空を飛ぶ相手が出たとしてもある程度対処できるだろう。 人型というのは悪くない。そう思った。]
(417) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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[ロボットの名前もいろいろ意見が出た。 ステラ。アストロ。え、もう一つ?そういうのも、あったね。真面目に黒板に候補を書いていく天道君>>330は本当に真面目だなと思った。 さすがの私もそこまではしない。]
…アストロ。アストラ…いや、アストロね。うん。いい名前。 私もそう呼ばせてもらおうかな。
[七尾さんにそう同意した>>345あたりで、 その声>>343は届いて、彼女をはっと見た。]
(418) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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……七尾さん。
[こんな時になんて声をかけるべきなのか。]
………大丈夫?
[そう声をかけるしかなかった。彼女に向けて。]
大丈夫。やれるよ。
[それから、彼女の役割に向けて。 そのまま、私達は転送された。]
(419) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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[転送された先には椅子… 椅子のようなものが6つ現れる。 というか、ベッドとかクッションとか、よくわからないフレームとか、ほとんどは前回のような椅子ではなかった。 今度こそ、私達が座る席なのだろう。実際、一つにはものすごく見覚えがあった。
大きな背もたれ付き、キャスター付きのゲーミングチェア。 長時間座っていても疲れにくいので、私が気に入って買ってもらい、部屋に置いているタイプ。ゲーム抜きでも勉強に使いやすいから、買ってもらうのはさほど苦労はしなかった。]
これ……だよね、きっと。
[みんなが自分の椅子に腰かけるなら、私も(いかにも消去法でこれしか残ってなかったです的な顔をして)それに腰かけた。]
(420) 2023/08/16(Wed) 06時半頃
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柊木君……そっか。来たんだ…思ったより顔色は良さそうだけど。 ううん、ベッドは私のじゃない。
[さっきまでLINEを送っていた彼>>348に声をかける。 入院中だから良いようなものの、転送してほしいとハロに希望したのはこちらなのだから仕方がない。 それにしても5日目にして点滴中だったとは。あの時の彼は思ったより重体だったという事になる。 それでも彼は元気そうに振舞っていたし、明後日には退院>>358ということだから、必要以上に心配はしなかった。 ベッドは>>348考えるまでもなく彼のもののようだった。]
(421) 2023/08/16(Wed) 07時頃
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それにしても、私達の町……
[まずいな。>>353七尾さんの声に外の景色を見て、自分達の住んでいる場所だと察して、急激に嫌な予感がした。 やっぱりそうだ。町の人の避難とか、>>360気にしている。 自分達の町、被害を気にするのはわかる。
ただ、敵性体と思われる蜘蛛型はまだ動き出す気配はなさそうだったけれど、それを気にしていてまともに戦えるわけがない…… という焦りは、天道君>>363>>364の的確な一声で落ち着いた。 確かによく見ると、小さく戦闘機らしき影が宙に浮かんでいる。あっけなく撃墜されてしまったけれど。 やっぱり、私達のロボット……今はアストロかな…でなければ撃破は難しそうだった。
落ち着いて席に着き、待機する七尾さん>>378の横顔に目を向ける。 近づいていくハロは…やっぱり女の子だ。]
(422) 2023/08/16(Wed) 07時頃
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/* 話を進めるためだろうけど、避難民の避難終わってないのに攻撃するかな?とそのあたりの時間構成ちょっとわかってないので避難シーンは普通に避難してみる民
(-125) 2023/08/16(Wed) 07時頃
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…瑠璃川さん?
[ふと、大和君から出た意外な名前>>393に、視線が向いた。 普通にかかわりのあるクラスメートという立場以上ではない彼女だし、今日は入部した話なんかもミーティング前に割としたものの、 天文部に入ったからこれからもっと関りは増えるはず。
でも、この事態と彼女の名前とは結び付いていなかった。 大和君は幽霊部員だったはずなのに。 私の知らないところで、二人、付き合ってたのかな。 だったらいいな、と思う。二人はお似合いに見えたから]
(423) 2023/08/16(Wed) 07時頃
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/* コックピット内で死ぬのか? 大和先輩、コックピット内で殺させるのか…?
(-126) 2023/08/16(Wed) 07時半頃
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――コックピット――
[人間なんて身勝手なものだっていうことを大和は身を持って知っている。 実の両親からしてそうだしそういう大人ばかり見てきた。
風邪を引いて熱を出した日も、アルバイトがなくてお腹を空かせている日も、助けてくれる人は一人もいなかった。 皆自分のことで手一杯なのだ。 他人のことにかまけている時間なんてない。 身なりが良くて救済を謳っていたり公平を謳ったりする奴は大体詐欺師だろう。
>>401エゴイストで大いに結構だ。 自分の胸の内の気持ちすらまだ固まっていなくて、乾のようにさらけ出せることがない大和だが瑠璃川がくれたお菓子や料理の味と温もりを忘れることはない。
視線を校舎へと向ける。 時期も時期だ、そんなに生徒は多くはいないはずだし、多分。 外へ逃げていくなら早く、どこまでもどこまでも逃げていってほしい。 そう願っていると>>400避難の流れからぽつんと離れた場所で一人いる瑠璃川を見つけてしまった。
コックピットの中だからあちらからは見えていないかもしれないが、視線が合ったような気がする]
(424) 2023/08/16(Wed) 07時半頃
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ぐ……早く! 逃げて!
[見える範囲は危険なんだ。 家屋だってすぐに潰れてしまうくらいだ。
大和は心の底からの吐露を避けずがその声が届くわけもないのに*]
(425) 2023/08/16(Wed) 07時半頃
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