28 僕等(ぼくら)の
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ああ、そうだ。 ぬいぐる…… ハロ。 その流れで、ひとつ聞いておきたいんだけど。
契約者以外の人間を、コックピットに 運ぶことというのは可能なのか。
[七尾の意志を尊重するのには否やはないけれども。]
(@32) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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─ミーティングの日 病院─
[本郷真弓からの返信>>282に、康生はスマホを胸元から離し、内容を確認した。同時に、間が抜けた声が漏れる。]
は?
[数度の瞬き。しかし、そこに並ぶ文字もスタンプも、何一つ変化してはくれなかった。]
『俺、そんなすごいこと言った……?』 『てか、ケイなに言ったんだよ!? こういう振り方されるとめっちゃ気になるんだけど!』 『なぁそのクマ俺!? 俺なの!?』 『教えてくれよ本郷ーーーーー!』 『(座布団に座って「お願いします」の文字と共に土下座するネズミのスタンプ)』
[康生は怒涛の勢いで送信するが、勿論ミーティングの進行の方がずっと重要だ。スルーしてもらって構わない。]
えーーー、何なんだよ気になるんだけどぉ〜〜〜〜!
[思わずその場で大きな声を上げてしまい、康生は「通話可能なエリアとは言え、お静かにお願いしますね」と看護師さんに注意される事になったのだった。*]
(287) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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―― 日常:天文部の部室 ――
サポート…
[天道先輩の言葉にうーんと唸る。>>265 正直に、ずっと、あたしは泣いてしまいそうで。 そんな姿は見せられないなって 思いでいっぱいだった。 でも、皆がいる事で涙を堪えられるなら。 視界は悪くならない…のかも、しれない。
続く本郷先輩の言葉には泣きそうになって。>>284 ハロの返答に、更に唸り声を上げた。>>285]
(288) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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[少しの時間を貰って、考えて。 うめき声を上げながら答えを出した。]
……わかっ…りました。 多分、すっごくみっともないと思いますけど その分だけフォロー貰えたら、嬉しいです。
[自分ですら言い返せない正論。
お前一人じゃきっとろくでもないことになるぞ
そう内なる自分がドンドン頭を叩いてた。]
(289) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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…あ、そういえば。 ねえハロ、もう一つ聞きたい事があるんだけど。
[不意に思い出して、多分 この場の緊張感?に一番そぐわない様な 質問を投げかける。]
あたし…達が乗るロボットって、 名前はなんていうの ?*
(290) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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/* LINEグループの名前をだね…ロボットの名前にとかね。。。
(-94) 2023/08/15(Tue) 21時半頃
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ーーミーティング/大和ーー
[真弓の問いに大和が
『僕はそれはよくわからない。 でも同時に世界なんかのために僕は死にたくない。』
と答えた時。
みんなは『大切な人はいないの?』と問うた。
それは至極自然な流れだったし、僕も康生がいるからわかるのだが…。]
別にさ。大和がそう考えるの、おかしいと思わないよ。
むしろ世界だ地球だなんて単位だと僕もピンとこない。
もし彼がパイロットに選ばれ、そういう理由で拒否するなら世界は終わる。
(291) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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僕もコウもみんな死ぬから困るけど。
自分が大事って言えるの、意志が強くてむしろ羨ましい。
僕は自分は大事ではないから。*
(292) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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― 大和と ―
魂と記憶の転送はできないよ。 物質じゃないしね。 その構造は、私にも分からないんだ。
[少しは余裕ができたら、と聞くと。]
そっか。それなら、早く逃げよ!
[そう言って。 天文部の人の事、そう思う>>283、と同意が返ると、 うんうん、って頷いた。*]
(293) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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/* >魂と記憶の転送はできないよ。 >物質じゃないしね。>>293
できるんだったら、柊木(父)が物理で生えちゃうじゃん 人体錬成じゃん
(-95) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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[先生も来ちゃうの?て顔をする。>>@32 止めないけど。 止めないけど。*]
(294) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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―柊木君とのLINE>>287―
[柊木君から、怒涛の勢いで返事が来た>>287。意外だった。 とはいえ、私から伝えられる事はもう多くない]
『秘密』 『気になるなら早く元気になって』 『直接聞くといいよ』 (でんぐりがえってバイバイと手を振るクマ)
[スマホの向こうで柊木君が看護師さんに叱られている事なんて、想像もつかないのだった*]
(295) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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[加賀先生からの質問>>@32に、そちらを向くと。]
できますよ!
[そう言って。 七尾さんから、名前>>290について問われると。]
…………。 吾輩はロボである。名前は、まだない。
[有名な小説の一節が思い浮かんで、ぽつりと呟きつつ。]
うん。名前とか決まってないから、 好きな様に呼んだらいいと思うよ。
(296) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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――瑠璃川の家――
[お腹はいつでも空いていた。 満腹になれる機会なんてこれまでの人生でそんなに多くはなかった。 貰えるものなら何でも貰いたいし野生児と思われたって食べられないよりは全然良かった。 早く大人になって働きたかった。 働けば自分で稼いだお金でちゃんと食べられるはずだ。
思っていたよりも早く訪れたのはこれまでと比較すると幸せな時間だった。 瑠璃川のおかげでお腹いっぱいになれる日ができた。 美味しいし、美味しいし、語彙力はないが迷惑なんて思うわけがなくて、それが前回お呼ばれした時もだけれど家庭の味を知ってしまってからすぐに贅沢になってしまう舌を苦々しく思ったのは昨日のことだった]
(297) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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え、あ……ありがとう。
[>>267勧められたティッシュを一枚取って目元を拭う。 拭ったらまた角煮を食べていく。 出されたものを全て平らげるのは味わって食べていたから少し時間がかかってしまった。 瑠璃川はあまり食べないらしくてそれならこの量は大和のために作ってくれたのだろうと思うと感無量だった。 麦茶もお替りをして箸を置くと、ふう、と満腹の満足したように吐息を漏らした。
何を話そうか、と少し考えていると>>269唐突に難題を投げかけられたので大和はゆったりとさせていた身体を戻していた]
(298) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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……いいの?
[と歓喜に染まる感情を押しとどめたのはこれから逃げるということと食費もかかるだろうしということと、そのことを告げた瑠璃川の真っ赤な顔を見てのことだった。
乾から恋愛相談を受けていると聞く前感じていたもやもやの正体を明確ではないにせよ自覚したのはこの瞬間だった]
や、まって、えっと……。
[二つ返事で、ありがとうと言いかけたのを押し留まったのはそうした自覚と、同時に大和自身の運命が決まっているからだった。
それを別にしてもだが瑠璃川の語る話を聞いて大和は憤りを感じていた]
(299) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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……僕は、瑠璃川さんのお父さんのことはわからないよ。 わかりたくもない……。
[子どもを一人にして、一人暮らしをさせるなんて禄でもないなと思ってしまうが瑠璃川の親御さんだからあまり悪く言うこともできない。 独りのご飯は寂しいし美味しくないなんてよく知ってる。 冷たいご飯も、独りの食卓も栄養を補給するだけのもので心を冷やすものだから――]
瑠璃川さん、僕は……。 伝えておかないといけないことがあるんだ。
僕の両親は賭博中毒で借金を残して消えてるし、 借金取りは僕を追いかけてくる。 このままお世話になったらきっと迷惑をかけると思う。
[相続破棄の手続きをして縁を切るまではするけど奴らに法律なんて効果なさそうだし――]
(300) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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僕は今夜家を出るつもりなんだ。 だからこれで最期って思ってた、けど……。
迷惑はかけないようにするからさ。 ご飯を一緒に食べにきても、いいかな。 すごく突拍子もない方法なんだけど……。
[移動をハロに転送してもらうようにすれば足取りは不明のままのはずだ。 新しい住居は決まっていないが住む場所は決めている]
(301) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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……毎日は、しばらくは叶うと思う。 だけど……僕は遠くないうちに死んでしまうらしい。
それまでの間でよかったら……。 僕から、お願いしたい。
[毎日と望んでくれるのは嬉しい。 大和自身も一緒に食べる相手ができたら、幸せだ。 けれどその幸せはずっとは続かない幸せなんだ]
……僕らは、選ばれてしまったから。
[そうして大和は瑠璃川に語る。 合宿で何があったのか、誰かが語っていたか黙していたかはわからないが、黙したままで瑠璃川の願いを受けることなんて大和にはできなかった**]
(302) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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[自分が大事>>292とは大和の話だろうか。 確かに彼は、世界のためになんか戦いたくないと言った。]
……出撃してくれない人がいるなら 殺すしかないと思ってるよ、僕は。
[そして自分が出撃する、と言ったらハロが怒り出すだろうから、それは提案しないが。]
(-96) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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[私達…はともかく、加賀先生が>>@32尋ねたことはちょっと気にかかった。 もしかして、そういうことなのだろうか。 それはきっと、とても心強い事だと思うけれど。 七尾さんも、私達の随行を良しとしてくれる>>284なら、小さく笑った。 ハロも…あの口調だと、そちらの方が>>285、 みんなが傍についている方が普通の事なのかもしれない。]
うん。…大丈夫よ。よろしくね。
[そうして、私はどうあれ七尾さんの事を見守るつもりになったのだけれど、 彼女が言った>>290のは、今まで気づかなかったのが不思議なくらい大事な事だった。]
確かに。…それは気になるかも。
[名前はあった方がいい。あるのかな。ハロの答えを私も見守っていよう**]
(303) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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ーーLINE/康生ーー
[ハロについては康生が好きにしたらいいだろう。
僕はまだ、どうしてもAやハロを手放しに受け入れられないから、返事は返さない。]
パイロットが自分の属する地球?のために闘うのは、共通ルールだと思うよ。
[多分、なんだけど。]
(304) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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──柊木が搬送された後のLINE──
[あのとき、救急搬送されていった柊木からメッセージが届いた。 病院のベッドの上から送っているのだろうけど、律儀な彼に驚いた。僕にその丁寧さは無い。………事実、しばらく返事をせずにいた。
ようやく何かを返したのは、ミーティングの少し前の話。]
💬 メッセージありがと。
柊木は本当マメだね。 気を使いすぎてないか心配になるよ。 天文部にはあの後、口約束だけど入れて貰った。まあ手続きとか先生が勝手にやってくれたのかもしれないけど。
………皆と、星の話が出来たらいいな。
[それは本当の気持ちだったからそう書いた。 もう、あんな風に合宿が出来る日はおそらく二度と来ないのだけど。]*
(305) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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縁士がAと仲が良いからあまり言えないが、実際騙して契約をさせるというのは詐欺だよ。
もしも死ぬとわかっていたら、それこそ僕はあの場で契約の機械、あの板を叩き壊していたから。絶対に阻止した。
君をもっと、ちゃんと止めたから。
[彼が先陣を切ったことを後悔しているように、不審を感じながら止めきれなかった自分を僕は悔いている。
彼のお休みスタンプは変だった。
僕はスマホを胸に抱き締めて。彼の温もりを求めた。
そして、ミーティングの日に舞台は移る。]
(306) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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ーーミーティングの日/電話/康生ーー
[LINEでまず大丈夫か確認してから、僕は彼に電話を掛けた。
ミーティング内容からかなり落ち込んでいたが、呼び出し音の間彼を思うとときめきが胸を締めた。]
ーーあ、コウ。 僕だよ。
……えっと、ミーティングが終わった。
加賀先生も参加して行ったよ。
ーー何から話せばいいのか。 いや、真弓が言ってた。 戦闘になったら僕ら全員がコックピットに飛ばされると。
だから、どうせわかることなんだ。
パイロット、選ばれたんだ。
(307) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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頭の中に声が響くらしいよ。
ーー七尾さん、だった。
[僕は言葉を切る。彼の声を聴けて嬉しいが、やはりミーティングを思い出すと沈痛な面持ちに。]
色々わかったことがある。 パイロットの変更は出来ない。 だから、七尾さんの代わりを誰かがすることは出来ない。
パイロット契約は上限があるから、ーー減らない限り、追加は出来ない。
さっき話したけど、パイロット以外もコックピットに転送される。
(308) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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……僕はなんとか戦闘自体を回避する方法を模索したく、みんなで色々話したけど、
その道を見つける事は出来なかった。
七尾さんは覚悟を決めて、みんなは生きてと言ったけど。
……僕は。
僕は、七尾さんがロボットに乗り闘い、死ぬなんてーー嫌だ。
[最後は嗚咽に消える。
死について、僕らは前回LINEにて話し合った。
僕はどうしても、まだ死を受け入れる事は出来ていない。]*
(309) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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― 病院で/柊木と ―
[それは、どんなタイミングでか。 突然、柊木の近くに姿を現すと。]
柊木君。 多分もうすぐ、最初の戦いが始まると思うけど、 柊木君は、どうする?
みんなは、七緒さんと一緒にコックピットに転送するけど。 柊木君は、具合悪かったら、転送しない方がいいかな。
[そう、問いかけた。]
(310) 2023/08/15(Tue) 22時頃
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[端的な回答に頷きかけた。>>296]
そうか。 なら、皆がコックピットに入るようであれば 俺も一緒に転送してくれ。
[聞いていたのだろう七尾の表情に 少し眉下げたような顔を向けた。>>294
義務感ではない。罪悪感からでもない。 こども扱いはしないとは言った。 しかし、学校に所属している限り 彼らは皆等しく可愛い生徒であるので。]
(@33) 2023/08/15(Tue) 22時半頃
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[死の運命など振り掃ってやりたいものだが。 それが逃れられないものなら。
せめて―― 教師の役割に殉じる意思で。*]
(@34) 2023/08/15(Tue) 22時半頃
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