28 僕等(ぼくら)の
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/* 回答を待ってる余裕がない、初日搭乗者よ デスワーク(死ぬ作業)がんばらなば
(-64) 2023/08/15(Tue) 18時頃
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言いづらい話もさせちゃうけど、ごめんな。
そもそも信じて貰わないと。パイロットにはしっかり心の準備をして欲しいし……。
[七尾さんの様子を見ていると心が痛むけど。 全員、これを通過しなければならないのだ………。]
(-65) 2023/08/15(Tue) 18時頃
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─搬送された日 恵一とのLINE─
[康生の持っているスタンプは、多種多様だ。雑多と言っていいかも知れない。誰にでも臆せず話し掛け、連絡先を交換し、その人が使っているスタンプで気に入った物があったり、相手が喜びそうな物があれば購入するといった雰囲気だ。だから特別パンダが好きな訳でも何でもない。やや可愛らしい雰囲気に寄りがちなのは、今まで付き合って来た少女達好みの物が結構な割合を占めているからだ。]
[ちなみに、別に瑠璃川珊瑚と付き合った事は無いが、彼女が好きだし使うのでギティちゃんのスタンプも買ってある(康生自身は、それがギティちゃんという著名なキャラクターである事もよく知らなかったのだが)。もし親友がよく送って来るスタンプがあるのなら、それだって購入している筈だ。]
『待って、次のグループって何?』 『俺、知らないんだけど。俺達が、ココペリの次のグループなのか?』 『確かに、ココペリはハロに聞いてって言ってたけど。もうみんな話したのか? ってか、ハロ来たのか?!』
(174) 2023/08/15(Tue) 18時頃
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[康生がハロと話したのは、コックピットに転送されて戦闘が始まる前までだ。戦闘中はハロは案内人の少年をずっとサポートしていたし、戦闘終了後はハロと話す間も無くコックピットから出され、救急搬送された。『遺体が転送されてきた』とは聞いた>>121が、ハロが居たとは聞いていない。そして、瑠璃川珊瑚の居る天文部のグループLINEで、この件について語れる訳も無い。つまり康生は現状、持っている情報が一番少ない状態だ。呼べばハロが姿を現すという事さえ、認識していない。つい先程まで、医者から処置を受けたり、母親と話したりしていたのだから。]
『さっき推測してみたの、全然当てにならなさそう。俺、知らないこと多すぎだから』 『恵一、知ってること他にあったら教えて』
[ハロが呼び出せると知れば、残りは康生が自分で直接訊ねるかも知れない。]
(175) 2023/08/15(Tue) 18時頃
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[もしかしたら、康生が話したかったのは一般的な定義についてだったのかも知れない。続く返信が、こうだったのだから。]
『なら、例えば事故や病気で身体を動かせなくなった人は死んでるのか?』 『ずっと昏睡状態の人は、死んでるのと一緒?』 『ある人の思考をトレースしたAIがあるなら、その人自体が物理的に居なくなっても生きてるって言えるか?』
『俺は多分、正解なんて無いんだと思う』 『生と死の境目って、もっと曖昧って言うか』 『どう言ったらいいんだろうな、これ』 『強いて言うなら、死んだと思った時が死んだ時…なのかも』
『だから俺は、俺が死ぬことはないんじゃないかと思い始めてるよ』
[一連の文章を送り、康生は軽く咳払いをすると小さく呟いた。]
…………伝えるのって、難しいな。簡単なこと、なのに。*
(176) 2023/08/15(Tue) 18時頃
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―― いつかの追悼 ――
[それは目覚めてからX日後。 グループLINEで彼の死を知り、 実感も沸かないままにその事実を飲み込んだ、翌日。 七尾千映は合宿所へ赴いた。
規制線が貼られ、何人もの大人がまだ行き交う村。 その隙間を縫ってかの地に向かう。 ようやく辿り着いて、中へ入ろうとして。 ……彼が何処に現れたのかは知らない自分が居た。
合宿所の玄関口に、小さな献花と 無糖の紅茶のペットボトルを供え、 一人静かに手を合わせる。
死は誰だって、悲しいから。**]
(177) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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―天文部部室―
[天道君と同様に、私も天文部に入る事にした。 会長の座を打診してくれていた現会長に断りを入れるのは少し申し訳なかったけれど。 今の私には、もうそれは大して意味のないものと言っても構わなかったから。 自然、瑠璃川さんとの会話も増えたと思う。
ミーティングの日、他にも天文部の部員はいたのかもしれないけれど、その場にいたのは私達だけ。 登校日の日、天文部の部室で七尾さんから聞いた話>>35>>81は、分かってはいても悲痛な面持ちをさせるに十分だった。]
(178) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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[口火を切っての乾君の話>>62ももちろん聞いた。時間が経ったからか、あの時よりもずっと落ち着いて、冷静に見える。悩ましいのは、死ぬのが嫌だ>>64という正直な叫びに対して、私達が取れる対策なんて全然見つからないという事ぐらい。 中でも一番同意できたのは]
そうね。宇宙の命運とか託されると思わなかった。 ゲームじゃないんだし。
[私達に地球やら宇宙やらを背負わせるのがおかしいという事だった。]
(179) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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[私の方も、ハロから聞いた話>>128>>133をした。 同時契約者数には上限があって、追加の契約ができるのは一度最初の契約者がいなくなってから。全員かどうかはわからないが…ともかく今は追加できないことに間違いない。
ハロが申し訳なさそうだったから、その時はすぐに「あなたのせいってわけじゃない。」と伝えた。 実際彼女(もう彼女と呼んでしまうが)にもどうしようもない事なわけで。本当の事さえ話してくれるなら、それで構わない。]
ハロも言ってたけど…事情を知ってる大人が 先生一人じゃ…確かに信じてもらうのは無理そう。
[次の、その次の襲撃でもない限りは、とはさすがに言えなかった。 私達にとってはそんな悠長な話ではない。特に七尾さんにとっては]
(180) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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ーー現在/ミーティング(縁士)ーー
[Aはゲームのモニターだと"僕らを騙して"契約させたのだ>>166
それによって僕らが死ぬ運命にあるのを知った上で、彼はそうしたのだが。
僕は縁士の言葉を聞きながらそう思ったが、彼とAが友情を育んでいたのも知っているから。]
話し合いをする時間もかぎられているから、Aの話は真実前提の会議を先するのは良いと思う。>>172
僕はただ、七尾さんの意見は特に丁寧に扱いたいと考えているから、ああ言ったに過ぎない。
Aを悪くいいたかったわけじゃないんだよ。
余裕があれば、可能性は色々探っていこう。
縁士、まとめてくれてありがとう。>>173
[黒板の文字はわかりやすい。僕は素直に感謝を述べた。]*
(181) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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/* >『だから俺は、俺が死ぬことはないんじゃないかと思い始めてるよ』>>176
柊木(息子)、死というのが強制的に引き起こされる事象ならロボットを操縦したら心臓を止められると考えて それなら、止められる心臓は柊木(父)であり、自分のは止められても止まってるから死なないのでは?とさえ思ってる それか、心臓が止まってるからもう自分は死んでる(=これ以上死ぬことはない)という扱いになるのか
いずれにせよ、これから死ぬのは柊木(父)であって 自分が死ぬとは微塵も思えないでいる
(-66) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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―― 天文部の部室 ――
[あれから五日が経過した。 被災地との連絡や学校・保護者への連絡等 休み返上で学校に通い忙殺される日々。 合宿の参加者はグループLINEで連絡を取り合っていたが 今日は顔を合わせてのミーティングを行うという。 混乱の中で思考停止に近くなっていた頭は、 あの日よりは働くようになっていると思いたいものだ。 天文部の部室の片隅で生徒らの話に耳を傾ける。
当事者たる彼らの話のまとめの中には、 ハロからの短い説明では知り得なかった事実も 多数窺い知れて、眉間の皺が自然、深くなった。*]
(@25) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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[天道君は、あの時も比較的冷静だったけれど、今この場でも>>115>>123冷静だった。 クラスメートの天道君とは双子といってもやっぱりいろいろ違うんだな、と今になって認識し始める。 それはなんとなく、新鮮な気分だ。こんな時でさえ]
パイロットにならない方法……
[なくはない…と思う。何の解決にもならない事だから、口にしたくはないけれど]
(182) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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…七星君とハロの言ったことは、少なくとも契約の時の一点、 自分の作ったゲームだっていうこと以外は本当だと思う。 あの時に言ってなかったことはすごく多いけどね。
ハロは……あんまりこういう事言うのもあれなんだけど、 私の主観だと、少なくとも私達に悪意があるようには思えない。 …というか、そうする意味もないんじゃないかな。 少なくとも七星君は操縦の事はきちんと説明したし、 ハロは七星君をしっかりサポートしてた。 七星君が亡くなった時は沈んでも見えた。 …私の主観だけどね。
(183) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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─大和くんとのショートメッセージ─
そうだ、肝心なことを忘れてた。
『何時ごろくる?鍵は開けておくね。』
これでよし。 きてくれる時間までに、準備しておこうっと。*
(184) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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/* 天道先輩が先生になっちゃった。 塾の講師?
戦闘を唐突に始めねばならんな…(ああ。。。)
(-67) 2023/08/15(Tue) 18時半頃
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─ミーティングの日 病院─
[この日までには、グループLINEハロ(仮称)に記載された情報であれば、康生も把握しているだろう。熱自体は下がり、身体も快方へと向かっていた。まだ点滴こそ取れていないが、近い内に退院も出来るだろう。]
[それはつまり、行動の自由度が増したという事だ。院内であれば、割と好きな場所に居られるくらいには。だから康生は、スマホ片手に病院の通話可能なエリアに座っていた。流石に、この会議の内容を周囲に垂れ流す訳に行かないから、音声通話で参加するのは控えたが。何か重要な連絡があればすぐ対応出来る様にしていたし、『いつでも連絡してくれていいから!』とグループLINEにも送信してあった。*]
(185) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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[そこで一度話を区切る。天道君とは>>166同じ意見という事になるのかな。説明もわかりやすい>>172>>173。
ちら、と>>@25先生の方を見た。 教師の立場という事もあるだろうけれど、この場にいてくれるという事が心強い。 大人である、という事をこんなにポジティブに思わせてくれる人は、 私の人生においては、両親でさえいなかった。
もう少し前の私にとっては、多くの大人は優等生の振る舞いで適当にあしらうか、 あるいはもっと直接的に内心見下す対象だったかもしれない。 少しだけ顔を綻ばせ、視線をみんなに戻す。]
(186) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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/* よく考えたら、次期部長が重要なミーティングに参加してないのかなりダメでは????? 長期入院してないから許してくれ このまま感染症で死ぬとかもやらないから許してくれ
(-68) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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……ちなみに、みんなに一つだけ聞きたいんだけど。
地球なんか消えていいって思ってる人、この中にいる?
もちろん寝坊して遅刻した時に思わず考えたりするとか… そういうのじゃなくてね。
[補足したのは、中学の頃に一度ゲームで夜更かししすぎて寝坊した時、今この瞬間小惑星がぶつかったらなあ、などと考えたことがあるからだ。 …二回だったかな? もちろん父親には、塾をさぼってゲームセンターに行った時の次にひどく叱られた。 …みんなには明かせない話だ*]
(187) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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[Aが最初、自作のゲームだと偽ったのは分かっているが。 "地球の命運をかけた戦闘のために、契約してくれ。ただし勝っても負けても死ぬ。" なんて正直に言って契約する奴が果たしてどのくらい居るだろうか。
だからあれは、僕の中では必要悪として処理されていた。 とは言え嘘は嘘だ。許せない者がいても無理はない。]
>>183 ……そうだね。 ……というか、悪意があるなら、もうとっくに僕等の前から消えているんじゃないかな。でも、呼べば来る。疑問にも答えてくれる……。
[本郷さんの話のうち、>>182"パイロットにならない方法"については、言いたい事もあったけど不用意は発言は控えた。]
(188) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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ーー珊瑚のマンションーー
[珊瑚が康生からのプレゼントを抱き締める様を僕は仄暗い表情にて見つめる。
とても、とても珊瑚は幸せそうだ。
そりゃあ、彼からそんなに愛されたら幸せだろう。]
一人暮らし?そうなんだ…
(189) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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[繰り返すが、珊瑚の事情を僕は知らない。明るい未来を見据えた独り立ちなんだろうと思い込んだ。
まさか追い出されそうになってるなんて思わない。
キッチンに向かう彼女を僕はゆっくり追い掛ける。 シンクの前で止まったろうか。
彼女の綺麗な項が見える。 僕は彼女の真後ろに立った。
お味噌汁飲む?という言葉には答えず、右手を壁につく。
つまり、彼女の背後から壁ドン的な姿勢だ。
このまま彼女に乱暴して、壊してしまおうか。 そうしたら、彼女は康生と別れるだろうか。
ーー僕は。]
(190) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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……珊瑚。
僕は、コウが好きだ。 よくよく考えて、僕は彼に恋をしているよ。
ーーでも。 君とコウが付き合っているのなら、僕は諦める。 だって君たちは二人とも、僕の大切な友達なんだからーー。
[結局僕は、好きな人の幸せを願う。
珊瑚を壊すなんて、とんでもない。
ーー壊れるべきは、こんな薄汚れた僕なんだ。]*
(191) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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/* これでもし珊瑚ちゃん壊されてたら 柊木(息子)はとんだオム・ファタールですよ
(-69) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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―合宿日のLINE>>102―
[柊木君が私の連絡先を知っているとしたら、多分彼が聞き回ってくれたのだと思う。 加賀先生にお礼を言って電車を乗り継ぎようやく家に帰りついた頃、メッセージに気が付いた。]
『ありがとう。柊木君の方こそ大変なのに』 『今はとにかくゆっくり休んで体を治して』 『また会えるのを楽しみにしています』 (布団に横たわるクマ)
[その日は実際のところ夜更けまで寝られなかったのだけれど、 このメッセージで彼の無事が確認できたのは、数少ない救いだったと思う*]
(192) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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ありがとうございます、先輩。皆さん。 えっと…………、言葉が出ない、な。 うんと……。
[固まっていきそうなのは 『操縦者は死ぬ』という事実。 それはきっと、今後の皆の為に必要な 共通認識になるのだと思う。 だけど、それはつまり。]
(194) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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えへへ。 …勝てるかな。
(195) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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ーーミーティング(真弓、縁士)ーー
別に僕もハロに悪意があるとは考えていない。>>183>>188
しかし、ただ純粋に僕らを助けるためにいるとも、思わない。
そうしなければならない事情があるのかもしれない。
仕事、役割。
[僕は真弓と縁士に意見を述べた。]
地球が消えたらコウが消えてしまう。それは困る。>>187
[もう僕の顔には『コウがすきだ!』と書いてあるも同然だ。
しかし全くもって真剣な面持ちで真弓に答えた。]*
(196) 2023/08/15(Tue) 19時頃
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