人狼議事


34 【ペアRP】花人形たちが紡ぐ夢【R18】

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【人】 弁務官 ジャーディン

 
 
  …………外の、世界は怖いです。
  
  
[外は、奴隷を人と思わぬ者が多数を占める世界だ。
 働かされ暴力を振るわれ踏み躙られて息絶える、
 そんな展開が容易に想像できる。
 
 だが、]

  
  ……でも、
  このままここへいたくは……――
  
  
[このままここで暮らし続けたいとは思わない。>>0:11
 ここにはここの苦痛がある。
 それでも外に出るよりは庇護されているのも事実だ]
 

(143) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 弁務官 ジャーディン

 
[結局、はっきりとした言葉を返せないまま、
 ジャーディンはホットチョコレートの味で
 自分の喉を誤魔化した。
 
 ここへいれば、少なくとも暴力からは守られ
 命を奪われる心配もない。
 
 性奴隷扱いを受け続けることにはなるが
 行為はある程度制限されているし、
 辛いことばかりがあるわけでもない。
 
 今までの人生では一番マシな環境にいる。
 ジャーディンにとってはそれが全てで、
 他の暮らしなど想像すらできないのだ]*
 

(144) 2024/02/24(Sat) 20時頃

弁務官 ジャーディンは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 20時頃


【独】 灰占道士 煙

/*
箱からだとフィルタちゃんと機能するな……やっぱり鳩だと駄目ってだけみたいだ。

(-41) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 姉妹 ロイエ

[買われるお話を出した時からの焦りはそういう事。
 合点が行った。……そうよね。
 坊ちゃんはお体、悪いのだものね。
 最近は坊ちゃんが、普通の人よりは冷たいけれど
 暖かい肌を持って振る舞うから、半分忘れてた。]

 それにしたって……階段は飛ばしすぎだけどね?

[頭が下がっていくのに
 呆れと、躊躇いながらの言葉をひとつ。]

 言われて 悪い気持ちは、しなかったけれど。

(145) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【秘】 姉妹 ロイエ → 蝋燭職人 フェルゼ

[……死ぬ前に、坊ちゃんが好ましく思うような
 いい思いのひとつやふたつはさせてやりたいけれど。
 どこか上から目線でそんな事を思う。]

[それは大抵、私の望むところでもあるから。]

 何よその顔……伺うみたいに見ないで。

[未来を伺うようなお心は少しお顔にも出ていたかしら。
 私はそれをめざとく見つけては、むくれた顔で
 少し説教をした。
 自信を持ってよ……私を口説く時には。
 心配しなくても、もう貴方に惚れてるわ。
 なんて、親切に口に出してはやらないけど……]

(-42) 2024/02/24(Sat) 20時頃

【人】 姉妹 ロイエ

[なんで驚かれたのか分からなくて、首を大きくひねる。
 だって欲しいでしょう。坊ちゃんからの贈り物は。]

 私、あなたの気持ちはともかく……
 大抵の"もの"は貰うって言ったじゃない。
 この手の指にはめると、1番綺麗にはまるんでしょ?
 なら……、そこにはめるしかないでしょ?

[薬指にぴったりあうなら、貰うのも当然そこでしょう
 それがその指輪を1番綺麗に付けられる場所だもの。
 私、坊ちゃんから頂いた物はちゃんと綺麗につけたいの]

(146) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

【人】 姉妹 ロイエ

[恭しく手を持たれて、私の指にすうっと冷気が滑っていく
 その瞬間は周りの雑音が一切耳に入ってこなくて。
 聞こえるのは私の心臓の音ぐらい。
 見えるのは貴方の手と私の手と、指輪。
 ……たかだか指輪をはめてもらうだけで浮かれすぎって
 後で自分に呆れた。指輪が収まるところに収まったら、
 手を自分の近くに持っていって、色んな角度から眺めて
 そちらに手の甲ごと、嵌った指輪を見せて。
 「似合う?」って上機嫌に。]

 ちょっと冷たいけど、悪くはないわね。

[絆、絆。坊ちゃんが私に抱える絆は友情だと思っていた
 けれど、今はあの時言っていた絆の真の意味が分かって。
 私と同じ気持ちを持っていてくれたのが分かって
 嬉しいって気持ちが、じわじわと困惑を超えてくるから。
 困惑したまま断んなきゃ良かったって後悔したけど。
 まぁ、時間はいくらでもこの先作れるだろうから……
 氷が溶けてしまっても、
 貴方に貰った絆は解けず、永遠に続くと思っているの]

(147) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

【人】 姉妹 ロイエ


 はい。お買い上げ後も、どうぞよろしく

[なんて言葉が出たのが、ひとしきり
 つけられた指輪を眺めはしゃぎ終わったあと。
 はにかんだのに、柔らかい笑顔を返して。
 少し時を置いてから、さっき保留にしたのが心配に
 なって。……保留してもお買い上げ、頂けるのよね?
 って少し首を、傾げた。]**

(148) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

【赤】 幸運の科学 リッキィ

 一応、本人は威厳のある魔術師として
 ふるまってるつもりらしいんで。
 可愛いっていうのは本人には言わないであげてくださいね。

[多分すねちゃうから。

でも、魔術の話に興味を示してくれるのは、
きっと喜ぶと。義理の娘は嬉しそうに笑むのだ。

私にとっての家族は養父と、その使用人の皆。
今の私にとっては、そうなのだ。

其処に貴方が加わるというのが、
とても、嬉しい。

相応しさとかよりも、家族でありたいと
君が思ってくれるだけで良いのである。
少なくとも私は、そうなのだ。>>*20]

(*23) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

【赤】 幸運の科学 リッキィ

 ぜひぜひ!!
 睡眠の魔法なら、読みながら実践とかしても
 安心だから、やってみても大丈夫ですからね!


[なお、私はそれをやって小部屋で爆睡し、
それを見つけた養父に、せめて布団で寝転がってしなさい。
と言われたのも良い思い出だ。

本の縁の跡がほっぺにくっきりはっきり
ついたことは、内緒にしておこう、煙さんには。


机を挟んで向かい合わせに座る、貴方とわたし。
私もまた、何冊か魔術の本を持ってきていて。
もしも寝落ちたりなんかがなければ
次はこれをどうぞ!と勧める用の本は一番上に。
手元にある読書用の魔術書以外の、あとで読む用のものは下に。

本越しに彼が頁をめくる様子を、興味深く窺っていると――]

(*24) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

【秘】 幸運の科学 リッキィ → 灰占道士 煙

 ……煙さんが、嫌じゃなければ。

 知りたいです。

[曖昧には濁さず。
あなたのこと、しりたい。と口にする。]

(-43) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

【赤】 幸運の科学 リッキィ

[本から私に視線を映し。
問う言葉に。1つ、縦に頷く。

私もまた、本を閉じて貴方に向かい合い。
――続く貴方の、昔の話を待っている。*]

(*25) 2024/02/24(Sat) 20時半頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 20時半頃


幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 20時半頃


【人】 灰占道士 煙

−とある男の昔話−

生まれた場所は、ここよりもっと遠い場所。
多分、東方の地の、どこかの路地裏。

物心ついた時から親なんていなくって、手元にあったのはこの煙管だけ。
どうして煙管なんて持っているのかなんて分からないけれど。多分、母親だった人があたしに持たせておいたのでしょうね。子供に煙管、だなんて。それも、ピカピカの新品。
形見のつもりなんだか、路銀のつもりだったのかどうだか。

その頃は毎日ゴミを漁ったり、モノを盗んだりして過ごしていたわね。まあ当然、子供一人で生きていくなんてことはできないから。あっという間に力尽きちゃって。ボロボロの状態で道端にへたりこんじゃって。「もうすぐ死ぬのかな」とか思っていたわ。

……そんな時に、『師』と出会ったの。

(149) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

『師』は、如何にも仙人みたいな見た目のおじいちゃんでね。

あたしを見つけるなり「君には選ばれた者の後光がさしておる」とかなんとか言われちゃって。手を差し出してくれた。変な人だな、と思ったけれど。死にかけの状況で他にどうする事も出来なかったから。迷わずその手を取ったわね。

そうそう、『煙』って名前も『師』から頂いたものなの。煙管を持っていたから、『煙』。単純でしょ?
『師』曰く、この煙管はあたしにとっての幸運の護りだから、大切にしなさいって意味で付けてくれたらしいけどね。

それからは。『師』の元で立派な『魔道士』になるべく、修行に励むことになったの。

(150) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

……ていっても、『師』が本当に正規の『魔道士』だったかなんて、今でも分からないわ。

それっぽい道具と、それっぽい術書を用意して。意味の分からない修行メニューをこなす日々だったわね。
修行の内容?……まあ滝行とか、行脚とか、断食とか。その時で色々よ。
おかげで読み書きには不自由はしていないし、生活の知恵とか、一通りの家事なんかは出来るようにはなったけど。

あたしの他にも、弟子たちは沢山いたわ。年齢は様々だったけど、男しか居なかったわね。
なんでも『師』曰く「煩悩、とくに女に対する欲望は、魔道において邪道である。純潔を守ってこそ、真なる魔道士の証拠」だそうだけど……まあ、ただの方便だったのでしょう。

『師』は生まれてこの方、女性と縁が無かったみたいだったから。弟子たちにも『同じ事』を強要していただけっぽかったからね。

(151) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

数年過ぎて、あたしは『師』から『免許皆伝の証』を頂いたわ。それが、いま身についけているこの色眼鏡ね。『師』曰く、「物事の真髄を見通すことの出来る魔力の籠もった色眼鏡」らしいけれど……
実際ちゃんと見えてるのかって?
……それは、ナイショ。

そうしてまあ、『師』から認められたあと……だけど。弟子たちは独立とかはしないで、ずっと師匠の元にいたわね。あたしもだったけど。
「一人前になったからといって、慢心はいかぬ。修行を怠るな」って言われてたから、怪しい修行を続けつつ。

身につけた『魔術』で外に出稼ぎにいく『免許皆伝』の弟子達が何人か、って感じだったわね。

彼らが外で何をしてたのかって?……さあ?興味なかったから知らないわ。まあ、碌な事はしていなかったということだけは、確か。

(152) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

で、それからまた数年後……
『師』は病に倒れて亡くなったわ。

残った弟子たちは各々悲しんだり、慌てたり。まあ当然ね。『師』の導きなくしての生き方なんて知らない人がほとんどだったから。

そこに、さっき述べた『出稼ぎに行っていた、先に免許皆伝を貰った弟子たち』が音頭を取り始めて。
「もう師はこの世には居ないのだ。これからは、我らで師の教えを広めようぞ」って言い出して。

……反対する理由もなかったし、そのまま乗っかったわ。彼らに。

『師』は性欲を禁じてはいたけれど、物欲……特に金銭欲を禁じることはしていなかったのよね。多分だけど、先に出稼ぎに行っていた兄弟子たちの行為を咎めなかったのも、それが理由じゃないかしら?

(153) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

兄弟弟子たちみんなで、協力して商売をしていった……って言うと聞こえはいいけれど。実際はほぼほぼ詐欺集団だったわねえ。
『師』の教えを元にした教本を売ったり、ちょっとしたおまじないや占いで路銀稼ぎ……まではまあ、って感じだったけど。その辺の中古品店で買った壺とか置物に『魔法』をかけて、それを『お守り』にして売ったりとか。
悩んでる人たちに『奇跡を見せてあげる!』とかなんとか言って、妙ちきりんな儀式を行ったりとか。
まあ、色々。

……本物の『魔法』が使えるんじゃなかったのかって?
それがねえ、あたしたちが当時拠点にしていた場所って、あまり『魔法』についての研究が進んでない土地だったのよねえ。『師』はあんまり積極的に『魔術の実践訓練』みたいな事をしなかったから。ぶっちゃけ弟子の半数くらいは自分が本当に『魔道士』だなんて思っていなかったんじゃないかしら。

一応、それっぽい事が出来てた子も何人かはいたけれど……そういう子たちは、いつの間にか本当に外から来た人に見初められて、いつの間にか遠くへ行ってしまったみたいね。

(154) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

あたしは『魔道』の中で占術……特に『灰占』ってヤツが得意だったから、それが主の収入源だったわねえ。他にも、兄弟弟子の商売の手伝いをしたり。お客様と色々『お話』したり……これは今でも役に立つ技術になったわね。

で、まあ。
『本物の魔道士にはなれなかった弟子たち』が色々と悪事に手を染めていった結果。流石に怪しいぞって住人たちにバレちゃってねえ。危なくなったら拠点を変えて逃げて、を繰り返して。
最終的には多くの『お客様だった人たち』から告発があって、全員御縄になっちゃった。

警吏もそんな品の良い土地じゃなかったから、そのまま牢屋どころか奴隷屋にぶち込まれちゃって。……所持品を奪われたりもしたけど、あたしはこの煙管と色眼鏡はなんとか死守したわね。
長年の相棒と、一応『師』の形見だから。

(155) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

で、その後は。
たまたまやってきた御主人様(オーナー)が、あたしを買い取って。それで『パルテール』のドールになったってワケ。

……え?東方と此処じゃあ距離が遠すぎないか、ですって?
どうも行脚と夜逃げを繰り返しているうちに、この街の近くまで移動しちゃってたみたいなのよね。まあ、あたし達が売られていた奴隷屋が、ここからどれだけ離れた場所にあるかなんて、知らないけど。


……こんな所かしら。
さほど面白くもない、ただ流されるままに生きてきた、『魔法使い崩れ』の男の話よ。**

(156) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【赤】 灰占道士 煙

>>*25
……おしまい。
じゃあ、読書の続きに戻ろうかしら……

[長い長い昔話を、新しいご主人様はどう思っただろうか。感想があれば、それを聴いてから読書へ向き直っただろう。]*

(*26) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 灰占道士 煙

>>98
……おしまい。
長話に付き合ってもらって、ありがとうね。カコちゃん。

[ここまで長い話だとは思っていなかったかもしれない。眠そうにしていた彼女が最後まで聴いていたかどうかは、分からない。]*

(157) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【赤】 灰占道士 煙

>>*23>>*24
了解。頭に入れておくわ。

そうね、睡眠の魔術は実践出来れば便利そうね……お部屋に戻ったときにでも、試してみようかしら。

[リッキィの養父について、また一つ学びを得た。接する際には気をつけるようにしよう。

……睡眠の魔術の実践について、は。試すだけ試してみてもいいだろう。]*

(*27) 2024/02/24(Sat) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[他愛のない話に、束の間。
 ジャーディンが覗かせた笑顔。>>138
 それはまた、はっとさせられるものだった。
 雲の晴れ間に一瞬覗く、金色の光のように。
 
 かつての奉公先での仕事を問えば、
 その表情はさっと曇った。>>139
 彼の性根は、素直で柔らかに見える。
 雇われ先で何があったことか。
 カコの思う範疇にあるかは知れない。

 鉢植えは世話の仕方が分からないと
 聞けば、庭園の世話の経験はなさそうだと
 記憶に留めておく>>140

(158) 2024/02/24(Sat) 21時頃

灰占道士 煙は、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 21時半頃


【人】 啓明結社 カコ

[唐突にカコが切り出した問いかけ。>>130
 ジャーディンは、外の世界は怖いと溢した後に。

 『でも、このままここへいたくは……――』
 曖昧に、途切れた言葉。>>143


  それが聞ければ、充分。
  うちへ来ない?ジャーディン。
 
  仕事は──…そうね。
  少し考えさせて欲しいけど。
  待遇は、不自由をさせるつもりはない。
  その気があれば、後々正式に取り決めを。


[告げる声音は再び、穏やかで、平静なもの。]

(159) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【独】 灰占道士 煙

/*
マジでクソ長え〜〜〜(大の字)

議事録伸ばしスミマセェン……

(-44) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[彼の居ずまいが、自分の隣では一段と所在なげに
 見えることは気づいている。>>141>>142
 もう少し、打ち解けられていればと
 思いはするが。]

  ……雇い主を特段好く必要はないわ。
  実際顔を合わせることが多いのは、
  先に屋敷で仕えてくれている者達になるでしょうから。

  これは機会よ。ジャーディン。
  読み書きや奉公の心得を身につける機会も約束する。
  それは貴方がこの先、外で生きていく術になる。

(160) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ



  ──とはいえ、まともに会うのはまだ2回目だから。

  私の言うことが信用できないのであれば、 
  断ってくれたらいい。無理強いする気はないから。

[我ながら、性急な申し出だと思いはしたが。
 使用人の雇入れであれば、然るべき筋からの紹介状と、
 一度の面通しで大体は事足りる。
 女主人による選別と、先夜と今夜の邂逅。
 それで代替とするほかない。
 ここは無論、斡旋所ではないのだ。]

(161) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[日頃慎重に、手許に置くものを絞り込むカコが、
 思いつきのように行動した動機。
 きっと単純なことだろうと、カコ自身は認識している。

 その価値を理解せぬ輩が、美しいものを
 手垢に塗れた手で扱い、傷め損なうのを
 目の当たりにするのは。単純に。


 ────胸が、悪くなる。]

(162) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ



  よく考えてみて頂戴。
  返事は、次に来た時で構わない。

[一方的にそう伝えると、懐中時計を取り出す。
 まだ、持ち時間は残っているようだ。]

  ……少し、休むわ。
  もし寝ていたら、時間が来たら起こして?
  人の気配がする方が、よく眠れることもあるの。

[店内で、ドールに添い寝をしてもらう客を
 見かけることはあった。
 仮眠程度ならば許されるだろうと、
 深く座り直し、ソファの背もたれに背を預け、
 肘掛けに身を寄せる。

 瞼を緩く閉ざす間際に見たジャーディンは。
 どんな表情を、浮かべていただろうか。]*

(163) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

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