3 ディアス家の人々
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ アリステアが朝食のワゴンを携えて戻ってくるまでの間、彼がセレクトした今日の服について思い巡らせる。
随分と詩的な色の描写をしたものだ。 実務的でありながら、どこか耽美な趣味人の風情を感じさせる彼らしくもある。
さて、この服装にしっくりくる壁紙はどの部屋だったか。 そんな想像も、色彩感覚を忘れてしまわないための訓練だ。]
(6) 2021/01/09(Sat) 08時頃
|
|
── はじめよう。
[ 食事の内容について注文をつけるのは食事の後にすることにして、ナプキンを用意する従者に許可を与える。 今のところは給仕に専念してもらおう。
使用人を指導するにも、時宜というものがある。 そういう教育を受けてきた。*]
(7) 2021/01/09(Sat) 08時頃
|
|
― 回想 ―
[ 新しい従者に屋敷の中を案内した執事は、彼を評してこう言った。 「臆するところがない」と。
年代物の調度や高価な美術品も、壊すことを怖れるのでなく、愛でるように触れる様は、そういった品々に囲まれた生活に慣れ親しんでいるようで、むしろ、所有者の側に立つ人間に見えたらしい。
妹なら、流謫の王子様とかいう妄想に目を輝かせるかもしれなかった。
ウィリアムとしては、従者から、弱者だと見下されなければそれでいいという考えでいる。]
(-3) 2021/01/09(Sat) 09時頃
|
|
[ その晩、ベッドに入って休むまでは、別段の問題も起きなかった。
退出を告げるアリステアの声はベルベットの肌触り。 「我が主」という呼びかけは、どこか古風で訴えかけるような感覚だったが、勤務態度の瑕疵というほどのものでもない。
眠りに落ちるまでの間のとりとめない思索は、不意に加えられた重量で断ち切られる。 囁かれたのは、それこそ暴君のような独善の音色だった。]
──ッ!
[ とっさに腕で払うのではなく、膝を立てて相手の重心を崩そうとしたのは軍での鍛錬の成果だ。*]
(-4) 2021/01/09(Sat) 09時頃
|
|
[ 反撃は成功したと見え、体の上の重量が取り除かれる。 一緒に寝具もなくなったが、かえって動きやすくなったくらいだ。
反対側に体を回転させて距離を取る。]
誰か…、
[ 救援の声を上げようとしたウィリアムの首元に何か巻きつく。 滑らかで弾力のあるそれは、触れた瞬間、蛇かと思った。]
(-6) 2021/01/09(Sat) 11時頃
|
|
[ おそらくはゴムロープの類だろうが、不可解な動きをする。 真下へ引き込むような力が、首枷と弾き綱めいてウィリアムを従わせようとした。]
…くッ
[ 引きずられて左肩をマットレス面につけながら、右手でロープの先を握って制御しようと試みる。 戦場ならばともかく、自室で襲撃を受けるのは想定外過ぎたが、それでもむざむざとやられるわけにはいかない。*]
(-7) 2021/01/09(Sat) 11時頃
|
|
[ どうぞと示す声と共に美味しそうな匂いが近く。 首を伸ばすことはせず、口を軽く開けて朝食の1ピースが置かれるのを待った。
こうして甲斐甲斐しく世話をされることにも慣れなくてはならないのだろう。 アリステアはあらゆることを卒なくこなす──はずだ。
そう認めようとすると、どこか軋むような気持ちになるのだけれど。*]
(11) 2021/01/09(Sat) 13時頃
|
|
― 回想 ―
[ 伸ばした手は空を切る。 では、今、この首を戒めて床に引き倒しているのは何だ。
困惑の最中に差し挟まれた囁きが、逆説的に現実を呼び戻す。 認めたくない状況ではあったが。]
やめろ。
[ 暴力的な行動も不埒な妄想も、ただちに止めるよう命じる。 大人しく止めてくれたところで、許す気になれないのは当然として。]
(-10) 2021/01/09(Sat) 13時頃
|
|
[ 声以外の気配を感じさせぬままの相手に、ナイトローブごと両腕を後ろに括り上げられる。 示唆どおりならば、次はのしかかってくるつもりだろう。
それを躱す意図で、ナイトローブから腕を引き抜く。 蛹から蝶が羽化する要領だが、それほど悠長にしている余裕はない。
威嚇の蹴りを入れながら、ベッドの枕元にある呼び鈴の紐に手を伸ばした。 見えてはいないが、おおよその位置はわかる。*]
(-11) 2021/01/09(Sat) 13時頃
|
|
うッ…
[ 指先が呼び鈴に届くより早く、身体が制される。 首を引かれて背が弓形に反る一方で、足首を掴まれ、もう一方の足も押さえ込まれた。 すべてのことが素早く同時に進行してゆく。
聞こえる声はひとつだが、何人かいるのだろうか。
ナイトローブを脱ぎ捨てて裸になってせいばかりでなく、背筋が冷える。]
(-16) 2021/01/09(Sat) 14時半頃
|
|
[ 初めてをいただくと言われたが、聞き間違いか。 機密情報など知らないし、相続権もない。
狙われる理由はわからないままだ。 目が不自由な自分はこの家で、確かにお荷物になっているかもしれないが、ここまでされる謂れはないはずだ。]
おれはウィリアム・ディアスだ。
[ よもや別人と取り違えられているのでは。 のしかかってくる重みに体を硬らせながら、そんな可能性に賭けて主張してみる。*]
(-17) 2021/01/09(Sat) 14時半頃
|
|
[ 名を交わした? 縁を繋いだ? 話が見えない。完全に。
病院で強い薬でも投与されたのだろうか。 だとしても、何食わぬ顔で近づいてきて、豹変するなんて、卑怯ではないか。]
──ッ?!
[ 熱り立ったものを後ろから押し付けられて、彼が興奮していることを知る。 ここで止める気など、欠片もなさそうだった。]
(-21) 2021/01/09(Sat) 16時半頃
|
|
[ 理屈ではなく、怖い。 性的に求められて、体が反応するということもなかった。 そもそも経験がない。
こんなの、虎に食われるのと大差ないだろう──
命の危機にも似て、懸命に抗う。]
(-22) 2021/01/09(Sat) 16時半頃
|
|
[ それをも易々と押さえ込んでみせた"夜の主人"は、後ろ手に束ねた腕を手綱にして跨るように、 後背位でウィリアムの純潔を散らしにかかった。 屈辱的な体勢だ。
彼の欲望は勢いのままに締まった双丘を押し拓き、なおも奥を暴こうとする。 日に晒されることのない菫色の襞が限界まで引き延ばされ──貫かれた。]
や… ぐ、 あッ
[ 内側に及ぶ苦悶と惑乱に、見えない視界が赤く滲む。*]
(-23) 2021/01/09(Sat) 16時半頃
|
|
[ 拘束されたまま、何度も抽送される。 悲鳴を上げたところで容赦してくれるとは思えなかったし、この後に及んで情けを求めるなど、矜恃が許さなかった。 肉体の摩擦は、もはや痛さを通り過ごして熱い。]
ひ、 ぐ… ぅ
[ 素質があるなどと戯言を口にする相手に、シーツを握り締めて歯を食いしばる。]
いずれ…など、 ない。
[ 誰が何と言おうと解雇だ。]
(-25) 2021/01/09(Sat) 18時半頃
|
|
[ 彼はウィリアムを犯すだけでなく、その背中を啄み、手首を啜った。 自分の印を刻み付けるように。
経験のあまりの異様さに、意識が思考を放棄しそうになる。 酩酊にも似た浮遊感。]
…う、 っあ
[ 彼が達したのを中で受け止めさせられ、ひとつ跳ねた後、ガクリと首を垂れる。*]
(-26) 2021/01/09(Sat) 18時半頃
|
|
[ 昨日と同じ食事の光景。 従者は食事の最中に会話をする相手ではないから、メニューの説明には小さく頷くのみで、ウィリアムは黙って口元に運ばれたものを食べる。
ストップの合図を出さないのが、味に不満のない証明だ。
ヨーグルトのスプーンもそのようにして受け取る。 アリステアが無理に食べさせようとしたり、喉の奥にスプーンを突っ込んだりするはずはないという、信頼のうちに成り立つ食事風景であった。*]
(14) 2021/01/09(Sat) 18時半頃
|
|
[ 放出して気が済んだかと思いきや、ウィリアムの体はしっかりと抱擁されていた。 彼の熱さや形などに慣らされたくないのに。
また明日と約束する言葉に、しゃくりあげる。]
許さない──、
[ そう決めたというのに、彼の魔力はすべて塗りつぶしてしまう。 どんな悪夢も、もう潜り込む余地はないだろう。
疲れ切り、眠りに呑まれた。*]
(-29) 2021/01/09(Sat) 21時頃
|
|
[ 従者が新しく淹れ直した食後のティーを飲み、清涼感を得る。
昼食の要望を確認され、窓の外の気配を伺った。 陽光のぬくもり、鳥のさえずり。 好天は続いているようだ。ガーデンパーティも予定通り開催されるだろう。]
皆が来客と立食なら、同じものを取り置いてもらってくれ。 簡単に摘めればいい。 あとはフレッシュジュースを。 ブルーベリーがあるかな。 "夜更け前の空色"に近いところで。
[ アリステアが見立てた服の色を想像しながら、そんな注文を付け加えておく。*]
(17) 2021/01/09(Sat) 21時半頃
|
|
― 回想 ―
[ 翌朝、ノックで眠りの園から呼び戻される。 丁重な朝の挨拶に、この声はどこかで聞いたような──と感じたが、新しい従者が着任したのだったと思い出す。]
おはよう、スペンサー。
[ 様子を聞かれ、少し怠いと告げると、従者は砂糖入りのホットミルクと体温計を運んできた。 測った結果、平熱だというから、天気か何かのせいだろう。
着替える間、従者が背中に烙された接吻けの薔薇を嬉々として見つめていたのには気づかない。]
(-33) 2021/01/09(Sat) 22時半頃
|
|
[ 空いた時間に、乗馬をしたいと希望しておく。
さすがに遠乗りは無理だが、屋内馬場で同じところをぐるぐる回るだけならば、大丈夫だろうと考えたのだ。 目が見えなくとも、ある程度、体を動かさないといけないと医師からアドバイスされている。
実際には、久しぶりの乗馬のせいか、蹄が地面を打つ衝撃が尻にやけに響いて、 体が熱くなったので短時間で切り上げることになった。
従者の手を借りて浴室で汗を流し、部屋で夕食を取ることにする。
苦手なレバーが出たので残そうとしたものの、アリステアがコーヒー用の生クリームを混ぜてくれたおかげで臭みが消えて、完食できたのは快挙と言っていいだろう。]
(-34) 2021/01/09(Sat) 22時半頃
|
|
― 第二夜 ―
[ アリステアの手でナイトローブを着せかけられ、床につく。 何か言うことがあったような気もしたが、思い出せなかったので、そのまま退室を許した。
胸の上で指を組み、夢への入り口を探す。*]
(-35) 2021/01/09(Sat) 22時半頃
|
|
[ 無意識の帷を突風が吹き上げるように、目覚めを強制された。 それでいて、体はピクとも動かせない。
これが金縛りというものか。
タチの悪い霊が引き起こすのだとか、夢の一種だとか原因はいろいろと取り沙汰されているけれど、 今この瞬間、何かそこにいると感じた。
そこ、と言っても、見えない双眸が向けられているのは天井の方向なのだが。]
(-39) 2021/01/09(Sat) 23時半頃
|
|
[ その感覚が間違っていなかった証拠に、名を呼ばれる。 声は新米従者アリステアのものだ、多分。 こんなに力強く、艶がある声も出せるのは知らなかった。
ただし、従者にしては、敬称も付けずに呼び捨てるなど奇異なことだ。 宣言の真意はともかく、その口調は傲慢に思われる。 まだ続いている金縛りとの関連は?
と、胸のしめつけが楽になり、かろうじてしゃべれるようになった。]
スペンサーなのか? どうした。
[ 不機嫌さで動揺を隠すようにして、問う。*]
(-40) 2021/01/09(Sat) 23時半頃
|
|
[ 食事の後で、アリステアに新聞を読み上げさせる。
見出しのみ読み上げ、気になった記事についてだけ全文を読むというのは、頭のいいやり方だと思う。 彼の発音には、どこか異国情緒があるが、決して耳障りではない。]
求人広告に、目が見えなくてもできそうな仕事はあるか。
[ ついでに、という調子で訊ねる。
次男坊として、いずれはこの家を出なければならないと思う。 けれど、軍人という道が断たれ、視力回復の目処も立たない今、自活の術が思い描けなかった。*]
(23) 2021/01/10(Sun) 01時頃
|
|
[ 不審な言動の一切を取り繕う様子もなく、アリステアは自らの欲するところを語る。 内容はともあれ、ふざけているわけではなさそうだというのは、感じとれた。 だとすれば、]
…誰の差し金だ。
[ それを問うのが必然だろう。 それとも、アリステアは自分が知る誰かなのだろうか。]
理由もわからず、おまえの手にかかるのは御免被る。
(-43) 2021/01/10(Sun) 01時頃
|
|
[ 主張してみたとはいえ、金縛りが解けないままでは口先だけの虚勢に過ぎない。
接吻けから始まる愛撫を施され、服を取り去られて、ウィリアムの肌は見る間に恥じらいの色に染まった。]
放せ…っ
[ 優しくだろうがなんだろうが、奪われてたまるかと思う。*]
(-44) 2021/01/10(Sun) 01時頃
|
|
[ 楽器を爪弾くようにアリステアの指が剥き出しの肌に触れてゆく。 それは、日常の世話の際の丁重な接触とは似て非なるものだった。
こんなことをしながら主人に愛を語る男だったのか。]
…っ、 ふ ぅ、
[ 愛撫とともに、彼の声も移動してゆく。 彼のいう「縁」の起源が、戦場の夜にあると語る言葉に惹きつけられたが、]
魔物? なんのことだ──
[ どうやら、比喩ではないらしい。]
(-47) 2021/01/10(Sun) 10時半頃
|
|
[ アリステアは軍から紹介されたのだから、ウィリアムが失明した経緯については知る機会はあったろう。 だが、まさか軍が、魔物によって小隊が全滅したなどと言うはずはない。 弛みない玩弄で気が散漫になっているとはいえ、そんな荒唐無稽な話、]
──…っうう、
[ 目の奥が痺れるように疼く。]
おれは、 何も 見てな… い
[ 声を絞り出すけれど、尾てい骨のあたりでのたうつような感触に語尾は擦れ飛んだ。*]
(-48) 2021/01/10(Sun) 10時半頃
|
|
[ 言葉の信憑性はともかく、アリステアの舌は的確に性感帯を探り当て、呼び覚ましてゆく。]
やめ、ろ おれ…は、 同意 し、ない
[ これは強姦に等しい行為だと主張するけれど、アリステアを突き飛ばすわけでもなく好き放題させているさまは、傍から見れば受け入れているようにとられるのかもしれない。]
(-51) 2021/01/10(Sun) 12時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る