人狼議事


16 魔界のミッドウィンター祭【R18】

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【人】 蝋燭職人 フェルゼ

━万魔殿中央広場━

 ああ、なるほど……。

[ツリーに飾られた光こと天使達を見て、フェルゼは一人頷いた。天界との境で狩られた獲物というのが、おそらくあれなのだろう。食べ物や酒瓶なども吊られている欲の塊のようなツリーの中で、天使の神々しい光は異様に目立った。]

 ……いや、天使も欲の一部なのか。

[光の一つを三人がかりで引きずり降ろし、その光を穢そうとしている様を見かけて、フェルゼは肩をすくめた。]

(9) 2021/12/15(Wed) 13時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 さあ、ご覧ください。異教の神の使いが沢山飾られていますよ。

[先程見たものは無視してツリーの上の方を指差すと、ベルトに吊るしたガラス瓶に入れてある魂がやいやいと騒いだ。]

 いえ、貴方を同じ目に遭わせるぞという意味ではなく。まあいいじゃないですか綺麗でしょう?

[瓶に入っているのは、例の御神木の魂だ。神社から一歩も動かぬと言って聞かなかったので、力ずくで刈り取ってきた。冥府に寄る時間がなくなったので、そのまま連れてきたという次第。]

(10) 2021/12/15(Wed) 13時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 何度でも言いますが、御神体を失った貴方が神社に戻っても、神格が落ちて邪鬼の類になるだけですよ。

[しかも相当な力を持ったものになる。いわゆる八百万の神の一柱に過ぎないとは言え、神には違いない。
強力な魔を無秩序に生み出すことは避けるようにと死神は言われているし、何よりも地上はなるべく平穏に保たなければならない。人間が、家畜達が健やかに育つよう管理するのと同じだ。]

 冥府に着けば、大多数の魂とは異なる扱いをしてもらえるでしょうから、宴の間は辛抱してください。
 ──ほら、魔王様にご挨拶しますから、静かにしていてくださいね。

(11) 2021/12/15(Wed) 13時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[それなりに礼節を重んじる方なので、主催者である魔王の元へ行き、その巨躯の前でひざまづいて頭を下げた。]

 魔王様、死神のフェルゼです。
 この度はお招きいただき誠にありがとうございます。今宵は楽しませていただきます。

[ところが、魔の頂点に立つ者の気配に圧倒されたのか、御神木の魂が瓶ごとカチカチ震え始めた。]

 しっ! 静かにしてください!

[小声で言い聞かせ、慌てて腰の瓶を抑える。*]

(12) 2021/12/15(Wed) 13時頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2021/12/15(Wed) 13時頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[魔王の言葉>>15に深く頷く。]

 はい。良い機会をありがとうございます。
 では、失礼いたします。

[一旦は静かになった瓶から手を放し、再度礼をしてから立ち上がると、魔王の従者より銀盆を差し出された。>>16
格好も中々攻めているが、それよりも魔王が人間を従者にしているらしい様子に少し驚いた。──すぐに死んでしまうだろうに。
いや、飽きが来る前に取り替えられるから案外良いのかもしれない。
それとも、何らかの術で寿命を延ばしているということも考えられるか?
ついジロジロと視線を向けてから、無作法だとハッと気づき、笑顔で誤魔化す。]

(18) 2021/12/16(Thu) 00時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ありがとうございます。ではこれを。

[銀盆から真っ赤な液体の入ったグラスを手に取る。香りからワインに近いものと思われるが、生き血でも飲もうとしているようにでも見えたのか、また腰の瓶が震えだした。
すると、気の利く従者から別処での保管を提案され>>16、少し思案する。]

 お気遣いありがとうございます。
 そうですね……お願いします。保管場所までご案内いただけますでしょうか? 

[考えてみれば、地元しか知らない世間知らずの御神木には、魔界の宴は少々刺激が強すぎるのだろう。
従者の鋭い視線には少しヒヤッとしたが、もしかすると魔ではないものを連れてきたから歓迎されていないのかもしれない。*]

(19) 2021/12/16(Thu) 00時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[こちらの視線を従者が気にした様子はなく>>21、内心ホッとする。
ついて行く前に手の中の酒を飲み干し、空のグラスを適当なテーブルに置いた。苦味のある濃厚な味わいで、芳醇な香りが鼻腔いっぱいに広がった。
満足気に、ふうと口から漏れた吐息は一時的に赤く色づく。]

(24) 2021/12/16(Thu) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[先を行く従者の背中を追って歩きながら、首輪から伸びる見えない鎖に気づけば、まあ便利なことだなあと思う。

そして宴の中を歩いていると、妙に視線を感じた。肩に担いだ大鎌を見ているのかと最初は思ったが、どうも違う様子だ。
だが、従者に理由を説明されて>>22納得する。]

 ああ、そうか。考えてみればその通りですね。魂と接することに慣れきっていて、思い至りませんでした。

[それにしたって神の魂はレアケースなのだから、もう少し注意しておくべきだったなと少し反省する。
なお、美味しそうと見られていると聞かされた御神木の魂は、瓶の中でバッタバッタ暴れている。]

 しっ、お静かに。安全な所にお連れするのですから心配要りませんよ。

[腰の瓶に向けて言い聞かせ、はあとため息をついた。]

(25) 2021/12/16(Thu) 12時半頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

 ところで貴方は、魔王様にお仕えして長いのですか?
 魔界にいらっしゃるのですから当然と言えば当然かもしれませんが、私がよく目にする人間とは随分異なって見えるので、興味がありまして。

[そう、従者の背中に声をかけた。*]

(26) 2021/12/16(Thu) 12時半頃

蝋燭職人 フェルゼは、メモを貼った。

2021/12/16(Thu) 12時半頃


【人】 蝋燭職人 フェルゼ

[従者の視線に冷たいものを感じる。同情や親切ではなく、職務として声をかけてくれたのだろう。まあ内心がどうであれ、ありがたいことには変わりないが。

問いに対する従者の答えは、身体を作り変えられているという意味とも、それほど深い気持ちであるという意味のどちらにも受け取れた。
ただ、この従者は魂が尽きる時まで魔王に仕えるのだろうということだけは分かる。]

 なるほど。魔王様ほどの方になると、お仕えになられている方の忠誠心も桁違いですね。素晴らしいことです。

[羨ましいという呟きは宴の喧騒に混じる。
さて、魂の瓶を置かせてもらえる場所は静かてあると良いのだが。*]

(29) 2021/12/16(Thu) 22時頃

【人】 蝋燭職人 フェルゼ

>>32良きご縁をとの言葉には微笑んで頷く。
気のせいかもしれないが先程までの会話と比べて、今の言葉には暖かみがあったような気がした。

広場から場所を移し建物の中に入ると、たいぶ静かになった。
クロークルームに到着し、従者が指し示した先を確認すると頭を下げた。]

 ありがとうございました。後は私一人で大丈夫です。

[これも彼にとって仕事の一環ではあろうが、きっと魔王自身の世話をする方が好きに違いないし。]

(39) 2021/12/17(Fri) 17時頃

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