10 冷たい校舎村9
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
リツに8人が投票した。
ソフィアに1人が投票した。
リツは村人の手により処刑された。
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ソフィア! 今日がお前の命日だ!
2021/06/10(Thu) 00時頃
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ソフィアが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ユンカー、シンイチ、クロエ、メイ、レン、ヒイラギ、マナの7名。
キーンコーンカーンコーン…………
(#0) 2021/06/10(Thu) 00時頃
──午前8時50分
寝ても覚めても窓の外は白く、
校舎は今日も楽し気な装いのまま。
三度目のチャイムが鳴って、
この校舎で迎える二度目の午前8時50分だ。
これは新たな今日のはじまり。
ここにいる限り、君達は明日へは進めない。
それでも、おはよう。冷たい校舎に朝が来たよ。
(#1) 2021/06/10(Thu) 00時頃
そして、チャイムが鳴るとき。
消えた仲間が二人、現れた人形が二つ。
樫樹律と番代ひとみが見当たらない。*
(#2) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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書く文字に、人柄って表れると思う。 たとえばほら、炭蔵君の書く字は>>0:1170 ちょっと角ばってて、いかにも炭蔵君て感じよね。 打ち上げで黒板に労いの言葉がほしいなって思った時、 すぐに樫樹君の顔が思い浮かんだの。 整った綺麗な字は樫樹君に良く似合ってる。 樫樹君と生きにくさの話、したかったな。 私も何かとうまくやれないから。 あの時は怪我で楽しめなかった分、 この校舎の文化祭、楽しんでくれたなら嬉しいな。 苦手な血を見せちゃってごめんなさい。 撮ってくれた写真、大事にするね。
(*0) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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番代さん、帰っちゃうんだ。 閉じ込められるのが苦手だなんて知らなかったから、 出られないようにしちゃってごめんなさい。 番代さんは可愛くて、きらきらしてて、 男の子を誘って一緒に帰っちゃったりするところも、 私にとって、とっても眩しい女の子だった。 ポーチ、見つけられなくてごめんなさい。 客引きお疲れさま。 カチューシャ喜んでくれて嬉しかった。 私の残機になれたかなって、その気持ちだけで十分だよ。 そんな気持ちも全部、ここで大事にするね。 そのために私はここに来たんだから。
(*1) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ 姉から手紙が届いたらしい。 姉が姿を消して以来、初めて届いたその手紙を、 父は開封すらせずに捨てたらしい。 らしいっていうのは、そのことを私は知らなかったから。 私が知っていたのは、 父が酷く不機嫌ということだけだった。
そして、私に新たな判決が下される。 それは、提案ではなく決定で、命令であり絶対だった。 今までそうやっていくつものことを諦めてきたけれど、 今回ばかりは無理だった。 到底受け入れられないと思った。 それでも、不服申し立てなど許されない。 逆らう選択肢なんか、なくて ]
(0) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ その姿を見つけたのは、母親だった。 受験勉強に励む娘のために部屋に夜食を運んだ母は、 めった刺しの状態で、ベッドにもたれて 床に座り込んでいる娘の姿を発見する。 窓は締まり、部屋に荒らされた後はなく、 折り取られたカッターの刃が散らばる中で、 血に塗れた娘の手にはカッターナイフが握られていた。 事件性はないらしい。
運び込まれた病院に、付き添ったのは母親だけ。 父親の姿はそこに、ない ]
(1) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ 廊下に落ちているカッターの刃に、 折り取られた使用済みのものが混ざっている。
今日の朝は何食べる? どこかのクラスの屋台に行くつもりなら気を付けて。 屋台は全部、3-9の屋台に変わってしまったから* ]
(2) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[救われた主人公芽衣ちゃんは、実は真犯人なんだけど。 わたしはそれを内緒にしている。
志望校を音大から平凡な大学に変えて、 文化祭にも積極的に参加しちゃってさ。 自転車乗れなかったのはちょっと惜しかったね。 買ってってお願いしたら、お父さんどんな顔するだろう。
文化祭、本当に楽しかったんだよ。 友達がいることの頼もしさも知った。 お母さん譲りの不器用さが玉に瑕だけど、 人にもちゃんと優しくできていると思う。
わたしは一番を手放したはず。 それなのに今でも早く帰るし、 月曜日には秘密の30分がある。 お父さんもわたしもピアノを捨てようとしない。
わたしの自由は、危うい均衡の上で成り立っている。]
(3) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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— 夜:3-9教室 —
[さっきまで笑っていた>>2:559と思ったのに、 鳩羽くんの顔はすぐに暗くなった>>2:560。]
……その気持ちは分からないでもないかな。
[わたしの場合、それは何も言わない死人の皮なんだけど。 鳩羽くんの笑顔が並べられるのはちょっと申し訳ない。 だからわたしは鳩羽くんのモヤモヤの手を、 一緒に机に並べてもらおうとした。]
(4) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[鳩羽くん>>2:562とわたしの手は、初手尻もちから 救ってもらった時と変わらず似た大きさをしている。
わたしは指は3本白くて、 鳩羽くんの爪は僅かに赤黒い何かが残っていた。]
んー?
[これまで触れたことなかったのに、 まったくどこで聞いちゃったんだろう。 1年前まで隠しもしてなかったから、 知ってても何もおかしくないんだけどさ。
さて、どうしたものかな。間延びした声で時間を稼ぐ。]
やってたー……ね、これ。いたい?
[鳩羽くん>>2:562の話題に、わたしはへらへら笑ったまま 鳩羽くんの爪をつつこうとした。 返事は頭にひとつだけ。これで伝わる?]*
(5) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[こっち>>2:563はちゃんと伝わったみたい。
それからどんな道を辿ったのか。 わたしたちは今朝の話にたどり着いた。]
ふふ。
[わたしのやりたかったことはずっと遠くへ行って、 残ったわたしは大抵のことがどっちでもいい。 だから相手の安心とか喜びとか、 そこに指針を定めることをわたしはこの1年で学んだ。
鳩羽くんが納得したように見えて、わたしは笑った。 わたしの目的は果たされたと思ったから。 お母さんのこと、忘れてないのも本当だけどね。 だって、悪者のお母さんはまだ消えてない。]
(6) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[アイちゃんは違う。 だから「在り方」が変わっちゃうのはたぶんご両親。 わたしは鳩羽くん>>2:564の言葉から推測する。
そこまで分かっても、わたしはその先が想像できない。 だってわたしの家は、わたしを守る温室だったもの。 甘ったれた頭は、自分のことより周りのことを並べる。 みんな>>2:535の中に、わたしはいない。
そうしてわたしが出した結論は、 どうやら鳩羽くん>>2:566にはそぐわないらしい。]
寂しく、ないの……?
[だからわたしは鳩羽くん>>2:567>>2:568の話を聞く。 途中笑おうとした様子が見えていいんだよって 言おうとしたけれど、またモヤモヤが広がるのかな。 わたしは黙って続きを聞いた。]
(7) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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————。
[息を飲む。 ねぇ、やっぱり鳩羽くんはお日様みたいに眩しいよ。 誰かのためにちゃんと怒って、悲しんでる。 笑顔が剥がれてもくっきりと心が在る。
わたしは目を細めた。口元はそのままだったから、 笑顔としてはちょっと歪だったかもしれないけど。]
わたし、鳩羽くんのそーいうとこ、すきだよ。
[欠けたままのわたしはやっぱりどこかズレてて、 きっとどんなに頑張っても鳩羽くんみたいにはなれない。 それでもこんな風になりたいって思うくらいは 許されるでしょ。わたしはへらへらのすきを添えた。]
(8) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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ひとつひとつに役割があるんじゃないかな。
学校が楽しくて、友達がいて。 それでも代わりにはなれないから、 鳩羽くんが求めるものは、そこにしかないのかも。
[音楽を捨てたわたしが、どこか満たされないみたいに。]
だから、わたしたちは足掻くのかな。 何が正解なのか分かんないし、 何もかも思い通りに行くなんてありえなくても、
それでも、求めるものがあるから。
[わたしはそれすら諦めてしまったけれど。 でも、もういいの。わたしの細めた瞳は諦念が満ちる。 今度は口角も上げて、ちゃんと笑みの形にした。]*
(9) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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/* めちゃくちゃシンドいけど、滞りなく落ちれてホッとしてる。 弟の設定はなぁ…一応頭の中にはあったけど出力する余力が無かったせいで唐突感ハンパないし文化祭打ち上げ時間と魔合体してて色々大丈夫かこれ笑 ロル書きは計画的に。
(-0) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ 夜だった。慎一は教室にいる。 朝が来るまでまだ少しあるね。
なんにも書くようなことがない時間。 教室は暗くて、窓の外は白かった。
慎一にはこういう時間が苦じゃないけど、 穴埋めになにか話でもしてようか。]
(10) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[どんなに取り繕っても他人事の拭えないわたしだけど、 ねぇ、今回だけは違うかもしれないよ。 そう思ったのは鳩羽くんに精神世界の話を聞いたから。]
……。
[わたしは久しぶりに押し黙った。]
ねぇ。ここが誰かの頭の中って、本当?
[再度、それだけ確認するように尋ねる。 でもそこまで。わたしは生きた口を閉ざす。
わたしの心みたいに薄らと、 何かの可能性が生まれたなら、きっとこの時だ。]*
(11) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ ……や、もう何も特別する話がないなあ。 購買のパン、一枚の10円玉、突然の大雪。 もうそれで全部なんだ。慎一の身の上話。
ただ、たぶん。何かの拍子に思ったんだ。 日常のほんのささくれに打ちひしがれて、 そんな自分に、慎一は付き合いきれない。]
(12) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ みんなといるのはすごく楽しかった。 けど、慎一はちっともラクじゃない。]
(13) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ ……ああ、やっと6時だ。朝食にしよう。*]
(14) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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── 午前8時50分・購買 ──
…………あ?
[ その時間、慎一は朝食を済ませて、 自分の使った食器を片して──、
いつもどおり、購買に向かって、 今日は固定メンバーとミックスサンド。 レジのところでまたメモを書いていた。
必要ないのかも。と薄々思いながらも、 昨日そうしたから、今日も同じことをする。
ふと、買った食べ物の賞味期限を気にして、 スマホの日付を確認しようとしたとこだった。 違和感。その正体に気づく前にそのときは来る。]
(15) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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[ そうそう、朝にごはんが食べたい人は、 さすがに一膳分炊くわけにもいかなくて、 いくらか余っているから食べてもいいよ。
クレープだってまだ残ってるかもしれない。 昨日の慎一ははじめに取ったひとつを、 きれいに食べきっただけだからね!]
(16) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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[ ……まあ、そんな場合じゃなくなるか。
朝の8時50分。 始業に相応しい時間にまたチャイムが鳴って、 慎一は少し迷ったすえにゆっくり歩き始める。**]
(17) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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/* 鳩羽くんとのお話、二部構成になっていたので時間が2倍かかるのは仕方がないのでは? 鳩羽くんはきっちりお返ししてますよ。はい。
感情の向け方が過激なので偏りがある感じ……。 乃絵ちゃんのことは大好きです、が、こういうのなんだけどいいのかな……? もうちょっとマイルドに着地する予定はあります。
(-1) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 00時半頃
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/* カッターナイフ片付けたところに更におかわりバラまかれるの、そりゃそうだったwww なんでその想定が抜けてたんだろう。
(-2) 2021/06/10(Thu) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 00時半頃
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もっとああしておけばみたいな、 後悔って、尽きないと思う。
(18) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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―― 前日 ――
[ 何か聞こえているならば、 吐き出してもいいよ、って言われて。>>2:620 一瞬、息を呑んだ。
聞こえているなら、って。 言ったことあったっけ。いや。無い筈。 誰にもこんな事言えないから。言わないから。
カマを掛けられたまで、思考が至らないあたり 大分動揺していたのだと思う。]
―――― あ、 うん。
[ ぱたっと垂れた冷や汗は、気づかれなくていい。]
(19) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ でも、同時に少し思ったんだ。 そこまで知られてしまっているなら、 ひとみにはこっそりと、言ってしまっても 良いのかもしれない、って。 ]
[ そこからはクレープの話に流れて、 内心で安堵している私は居た。>>2:622 気まずい空気が流れていたかは、さて。 感じる間もなく彼女は食堂の方に行ったから。]
(20) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 独りになって、息を吐く。 頭の中に響く声がうるさくなってきていた。 誰かに話されることを危惧しているのか、 それでも誰かに自分を知ってもらえることが 嬉しくてたまらないのか。
何を言っているかの理解はしない、できない。 どうせ私への罵詈雑言なのだから。]
―― っとに、 うる、さい……。
[ そのままずるずると、 暫く廊下にもたれかかっていた。]
(21) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ ―― いつの間にかここに寝泊まりをする 段取りはそれなりに整っていたらしい。 比較的早めに、保健室のベッドを借りて 横になっている私が居た筈だ。
布団の中にもぐりつつ、 それでもなかなか寝付くことは出来なくて。
……言ったほうが、いいのかな、と。 そんな事をぐるぐる、ぐるぐる考えて。
明日になったら。 明日になったら、言ってみよう。 もうそこまで知られているのならば、 きっと笑われず聞いてくれると思うから。]
(22) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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―― 朝、 ――
[ あまり眠れた気はしなかった。 頭痛で目が覚めたようなものだから。
起きぬけに周囲を見渡す。、 ひとみは保健室に居なかった。 寝る前に何か呟いていた気はするから>>2:625 ……保健室で一緒に寝ていた、筈だ。]
(23) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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ひとみ、……どこ、行ったの? ――ッ、痛、
[ 寝たら幾らか治まるかと思ったけれど、 むしろ頭の中の声は棘の様に余計に響いて。 がんがんと、前より強くなってる気がした。
頭を抑えつつ、ふらりと保健室を後にする。 食堂の方に行く気は起きなかった。 そんな食欲、なかったし。]
(24) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 無意識にカッターナイフのない道を 歩いていたらしい。>>2:645 誰かが掃除していたとも思えていなかった。
辿り着いてしまった教材倉庫に、 はてな、と我ながら不思議に思いつつ。 扉を開けて、電気を点けた。
―――― 見て、しまった。 ]
(25) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 蜘蛛の糸は握れるうちに握っておかなくては。 そんな思考が頭を擡げ、 またうるさいうるさい声に搔き消されていった。]
(26) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 倉庫の入り口で、暫く呆然と立ち尽くしている。
酷い頭痛を堪えながら、 眼前の状況を飲み込もうとしながら、 それでも受け入れたくないような思いを抱いて。]**
(27) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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── 夜・休憩室 ──
[ 不気味な人形の置いてある3-10から離れたのちは、 城でもある3-9で複数の書き込みを見た。
クレープはまだ残っていただろうか?>>2:648 炭蔵が作るより、ずっとふわふわなやつ。 おかずクレープをひとつ失敬して、 お腹を満たしていたっけな。
それで、ああ。 黒沢が整えてくれた休憩室を、 男たちで使わせてもらうことになった。 ]
(28) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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―― 朝:保健室→ ――
[ いつも通りの時間に目覚めた。 目が覚めたら、左の手首を握りしめるのがいつもの日課。 布団の中で、まだ半分寝ぼけた頭で、 今日も私は右手の指先に力を籠める。
昨日の夜切った傷口は、確かな痛みを私に伝えて、 寝ぼけた頭でそれでも私は安心する ]
……あれ。番代さん、いない。
[ 私の起きる時間は割と早めの方だと思う。 でも、もう番代さんの姿はなかった。 芽衣と綿見さんはどうだったかな。 番代さんは早起きなのかな、 それとも、あまり眠れなかったのかもしれない。 そんなことを考えながら、 保健室に設置されている水道で顔を洗って、 身支度を整える ]
(29) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 保健室から出ようとして、私は目を瞬いた ]
カッターナイフ、なくなってる……。
[ 夜中に抜け出した時は、こんなことにはなってなかった。 カッターナイフをできるだけ踏まないように 気を付けて歩いたし、 購買で買ったものは使用後紛れさせておいた。 それが、綺麗になくなってる ]
(30) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ まあ、カッターナイフが廊下にごろごろしてる方が おかしかったんだ。 なくなったって全然おかしくない。 むしろこっちの方が正常でしょう。 相変わらず文化祭だけど ]
(31) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 実は私は姑息なことを考えていた。 クレープ、残ってるかなって。 残ってるなら、 今のうちにこっそり食べてもいいかなって。 そうしたら、綿見さんに話しかける勇気が出るかなって ]
(32) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 多分、向井君とは入れ違いだった。 8:50のチャイムが鳴った時、私は食堂で 最後の一個だったクレープを頬張っていたから。 8:50にチャイムが鳴るんだなあ、なんて、 まだ私はその意味に気づかないままで ]
(33) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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……あれ?
[ クレープを食べたという口実を得て、 私は綿見さんにどう話しかけようかと 思案しながら廊下を歩いて、気づく。 カッターナイフ、なくなったわけじゃなかった。 一部区間が片づけられてただけだった。 片づけられていたのは、 保健室から教材倉庫のあたりまで。>>2:645 そこより向こうは 相変わらずカッターナイフが散らばってる。 まるで、何かの道しるべみたいに。 教材倉庫の扉は開いてた。>>25 それなら、片づけた本人がいるんだろう。 お礼を言って、朝の挨拶をして、それから。 そんなことを考えながら、ひょいと覗き込む ]
(34) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 修学旅行と言うにはお粗末だったが、 クラスメイトと同じ天井を見るのは悪くない。
それけら、説明をしろと頼まれたなら、>>2:649 柊と樫樹、ふたりにも精神世界ってやつについて 九重の伝聞だが、説明しただろう。
因みに炭蔵の夜の過ごし方は、 綺麗に真っ直ぐ仰向けになって毛布に包まっていた。
途中、向井が部屋を抜け出すことも、>>2:621 それから、結局戻って来なかったことも、>>10 鳩羽が案外すぐに寝付けていたことも、>>2:666 朝方、樫樹が早くに出て行ったことも、>>2:661 眠りの浅かった炭蔵は、薄らと気付いていた。 ]
(35) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 気付いてたつもりだったが、 それ以上に、疲労が優っていたようだった。 一瞬意識が浮上して、うとうとと眠りに落ちる。
でも、どんなに疲れていても、 炭蔵はルーティンのように朝目が覚める。 目覚まし時計なんてなくても、きっちり同じ時間。 ]
(36) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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── 午前8時50分 ──
[ そうそう、米を炊いたなら、 早めに教えておいて欲しかった。>>16 炭蔵は、向井が購買に来るより先に、>>15 購買でメロンパンとコーヒー牛乳を手に入れており、 既に、朝食を済ませた後だった。
顔も洗い終え、無事に朝を迎えている。 ]
(37) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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おはよ、う……?
[ 倉庫にいたのは綿見さんだった。>>27 片づけてくれて人にお礼をとか、 綿見さんにどんな風に話しかけようとか、 そんなことは全部頭から吹き飛んでしまった。 だって、その背中で中の様子はよく見えないんだけど、 どうしてだろう。血の匂いがする** ]
(38) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ ─── 日付が変わったんだ。 炭蔵はまだ、違和感に気づいていない。
外に出られるようになっているかもしれない。 そんな淡い期待を胸に、昇降口に来ていたが、 扉はびくともすんとも言わなかった。
そうしていたら、次のチャイムが鳴る。 当たり前のように、いつもみたいに。>>#0 ]
(39) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 今度は、叫び声なんて聞こえない。 そろそろ皆んな起きた頃だろうか?
炭蔵は、一度自分の教室へ戻ろうと 階段へと足を踏み出した時だった。 ]
───……?
[ 何かが、落ちている。>>2:664 いや、誰かが寝ている? どう表現するのが正しいのか、 遠目からでは判断がうまくつかない。 ]
(40) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ すん、と鼻を鳴らす。 近づけば嗅いだことのある匂いが強まってくる。 ]
マネキンに、線香?
[ そうして、近くまでくれば、 ようやくその正体がわかる。
なあ、この背格好、 樫樹にどことなく似ていないだろうか? 堅く、耐久性に優れている筈の、 樫の樹で出来ているマネキンの首が折れている。 ]
(41) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ 気付いていた、筈だった。
樫樹がひとりで出て行ったことを。 トイレだろうぐらいにしか思わずに、 放っておいてしまった自分に嫌気がさす。
……いや、コレが樫樹だと決まった訳じゃない。 ]
(42) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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[ そう思いたいのに。
どこか微笑むような顔が、 どうしても樫樹と重なってしまう。
文化祭のあの日、転げ落ちた場所と、 どうして全く同じ場所に居るんだろう。
答えの出せない炭蔵は、 ただただそのマネキンを見下ろしていた。 **]
(43) 2021/06/10(Thu) 01時頃
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/* 茉奈ちゃん!!!! ごめんね!!!! アレ言った直後にマネキンになっちゃって!!!!
(ざいあくかん)
(-3) 2021/06/10(Thu) 01時半頃
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/* これは鳩羽くんが精神世界について聞いた発言を探し彷徨っている図。 そして乃絵ちゃんをクレープに誘おうと思ったら間に合わなかった図。
今回ログの量に対して検索能力が追いついていなくて、迷子が遅筆に拍車をかけている。 すまない……おまたせしてすまない……どこ……!
(-4) 2021/06/10(Thu) 01時半頃
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/* >>2:101 >>2:30
あったー! ってことは1dの炭蔵くんの話をもってくればいいのか。
(-5) 2021/06/10(Thu) 01時半頃
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|
/* >>1:585 そうだったなるほど……! だからふんわりなのですね。 じゃあ全部知ってていいのかな。
頭の中は発言に出てたので確定として、 ピックアップしても良さそうなんですが……何が楽しいかなあ。
(-6) 2021/06/10(Thu) 01時半頃
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— 夜の3年9組 —
[わたしのとっさの一言は、鳩羽くんだけでなく 綿見さん>>2:584にも好評だったみたい。 そんな綿見さん>>2:582が先に教室を出て行って、 それから鳩羽くんとどれくらい話しただろう。
乃絵ちゃん>>2:509がやって来たのはいつだったかな。 乃絵ちゃんが「ただいま」っていうなら、 わたしは「おかえり」って返す。
ここはわたしたちの家じゃないけれど、 戻ってくる場所だからかな。 特に変な感じはしなかった。]
(44) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
|
|
こんなにすぐ会えるなら、 直接聞いた方が良かったねぇ。
[黒板に情報の寄せ書きがまた増えて、 乃絵ちゃん>>2:510がこっちを振り向く。 待ち構えていたわたしは、乃絵ちゃんのまんまるな目を ばっちり捉えられたんじゃないかな。 だからわたしはへらへら笑う。]
わたしも夜はまだなの。 何か食べに行く?
[わたしが視線を向けるのはクレープ>>2:254の文字だけど 購買でお菓子を買ってみてもいいかもしれない。 普段わたしたちが絶対やらないこと。 たとえば夜の学校でお菓子パーティー、なんて。 だからわたしは二つ目の候補として後者をあげた。 それから最後にもうひとつ。]
(45) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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|
あるいはお米……
[食堂にはさっき来た向井くん>>2:506が向かうらしい。 わたしは「1人で平気?」って尋ねたけれど、 それでもお米の話は聞けたかな。]
(46) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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[九重さんから炭蔵くんに>>1:585、 炭蔵くんから鳩羽くんに>>2:101、 そして鳩羽くんからわたしに>>2:569。 数名を介して九重さんの声がわたしに届いた。
伝言ゲームはどこまで情報を有していただろう。 誰かの頭の中の世界らしいってことは知った。 「生きて帰れることが多い」らしい>>2:512とは 九重さん→炭蔵くん→鳩羽くんから聞いたけれど、 あの人形を見てそうだって思えるかは怪しい。
だから九重さんを探していた様子の 向井くん>>2:505には、ただ首を横に振って答えた。]
(47) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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[わたし、九重さんが死んだと思った時 悲しんだりはしなかったけれど、 無事だといいなとは思ってる。
わたしにはどれでもいいことがたくさんあるけど、 その上で選ぶなら、相手の望むものがいい。
「生きてるか死んでるか分かんないけど、 少なくとも帰れたと思うよ」なんて言葉は、 悪路なんてものじゃないでしょう?]
(48) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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……は、まだ無理かな。 乃絵ちゃん、どうする? 何がいい?
[米びつから出したお米がほかほかじゃないことくらいは、 料理を一切しないわたしにだって分かる。
最終的に乃絵ちゃんに提示した選択肢は三つ。 食堂でクレープか、購買でお菓子(他でも可)か、 食べずに寝てえらい! か、だ。
鳩羽くんも誘ってみるけれど、 食欲のなさそうな鳩羽くんは>>2:394 その道中には加わらなかったんだっけ>>2:665。
乃絵ちゃん、クレープは一緒に行けなかったかな>>32。 教室に無事戻ってきたひとみちゃん>>2:624が 見えたらわたしは安心してへらりと笑って。
どの選択でも人の少ない方についていったはず。]*
(49) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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— 保健室 —
[更に時計が回ってみんなが布団に入り込む頃には、 わたしの瞼はすっかり重くなっていた。
わたしの夜は早い。 何年も早く起きて、朝練をしていたからだ。 その必要がなくなっても、この習慣はなかなか抜けない。 おかげで朝時間を持て余すことが多くて困っちゃう。 綿見さん>>22と同じ頃にベッドへ入って、 「おやすみぃ」って。
わたしはたぶん、誰よりも寝付きが良かったかも。]
(50) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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[夢うつつ、衣ずれの音>>2:543がする。 暗闇に開かない目の代わりに、 唸りに近い声を出して音の主を呼び止めた。
それから「どうしたの」って言ったつもり。 ちょっと滑舌悪かったかもしれないけど。
聞き覚えのある声が聞こえたけど、 睡魔に包まれた頭には詳細が聞こえなかった。 それは幸運だったのかな。気配がここから離れていく。
先入観のないわたしの耳には先の足音>>2:544が届いて、 どこか遠くに行くのかなって、思った。]*
(51) 2021/06/10(Thu) 02時半頃
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— 翌朝:教室に置かれた屋台の前で —
困った、なぁ。
[制服の右のポケットのには薄青色の小さな花のぼたん。 左のポケットには手のひらサイズのお財布。 今日は更に胸ポケットへスマホが加わっている。]
困った、なぁ。
[二度、繰り返した。]
(52) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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— 早朝:保健室 —
[鼻先が冷たくて目覚めたわたしは コートとマフラー完全装備で保健室を出た。 その時ベッドは最低でも2つは空だったはずだ。
綿見さん>>23とひとみちゃん>>2:262。 早寝組だった綿見さんはともかく、眠るのに 苦戦していた様子のひとみちゃん>>2:265は珍しい。
音は任せて。集中している時を除いてね。 昨晩聞こえたひとみちゃんの呟きに、 わたしが提供できる灯りはなかった。
だって、わたしのスマホ、 最初に見た時から机に置いたままだもの>>1:31。 こっそり声をかけようとしたけれど、保健室のベッドは 間隔が取られていて、結局眠気に負けて目を閉じた。]
(53) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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[昨日の今日だ。 欠けが1人なら心配したかもしれないけれど、 半分以上であれば、まだわたしは穏やかでいられる。
乃絵ちゃん>>29はどうしていただろう。 一番最後はわたしだったらいいな。 だってこんないつため息が降るか分からない場所に、 乃絵ちゃんを置いていくのは心配だから。
それならわたしが1人の方がいい。 平気だよ。大丈夫。だから、わたしでいいよ。]
(54) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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[ここは、誰かの頭の中らしい。]
(55) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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[根拠は九重さんだけだかららしいと言い切るのは 少し躊躇うけど、九重さんならって思えるのは 彼女が独特の雰囲気を持っているからだろうか。
——わたしには、ため息で思い浮かぶ人がいる。]
まさか、ね。
[わたしはベッドから降りた。 それに異常はため息だけじゃない。 スカートの端を持ち上げると、膝の横に 音楽室の前で座り込んだ時についた引っ掻き傷がある。 細く薄い、いずれ消えるだけの跡だ。
わたしはそれを指でなぞってから身支度を始めた。 顔を洗って……ハンカチ、ないんだった。 わたしは保健室で清潔なタオルを1枚お借りして難を 逃れる。もう少しで犬になるところだったわん。]
(56) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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[窓の外は雪模様で、廊下は確実に冷えているだろう。 わたしはベッド脇に置いていたコートとマフラーを しっかり着込んでから扉をくぐった。
だから、保健室は早い内から空になる。]
(57) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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[廊下に出ると、なぜか一方のカッターだけが全部 なくなっていて>>2:645、わたしはない方を眺めた後、 カッターの落ちている道の方を選ぶ。
だって、教室にはこっちが近いから。 今晩のためにスマホを持って来ておいた方がいい。 充電が残っている間だけだけど、 ひとみちゃんの夜を少しは守ってくれるはずだ。
わたしはどこかから遠ざかっていく。]*
(58) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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— 現在:屋台の前に戻って —
[スマホを胸ポケットに入れて、 その教室の中が視界に入ったのはたまたまだった。
うちは人通りのいい場所を確保できたけど、 中には教室の中に屋台を設置するクラスもあった。 店形式とは違う良さがあるんだろう。
文化祭当日、お店を回れた訳じゃないから どこに何があるか全部覚えている訳じゃないけれど、 質素でオカルトなデザイン>>0:565なんて、 逆に見逃す方が難しいでしょう。]
(59) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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困った、なぁ。
[三度目。 わたしは左手をポケットに入れ、お財布を揺すった。 小銭のもったりとした重さが指先に伝わる。]
……どうしよ。
[四節目にはアレンジを加え、わたしはぽつりと呟いた。]
(60) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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10円玉、足りるかな。
(61) 2021/06/10(Thu) 03時半頃
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— AM8:50までの間 —
[それからわたしはひとつひとつ教室を覗いて、 見覚えのあるケースに10円玉を1枚ずつ放り込んだ。
中身がどれだけ入っているかなんて気にしない。 だってわたし、そこまで覚えてないから。 空っぽだったとしても、 たぶんわたしは同じことをしたと思う。
なんだかお参りみたい。 そんなこと思ったら、さすがに神様に叱られちゃうかな。
わたしのお財布は少しずつ軽くなっていく。]
(62) 2021/06/10(Thu) 04時頃
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— AM8:50:渡り廊下 —
[小銭を貯め込む趣味はなかったから、 数件回っただけでわたしの10円玉は枯渇した。
わたしの目的を達成するには少しだけ足りなくて、 解決策といえば両替。つまりは購買。 レジを開けられる保証はどこにもないけど。
わたしは残り1枚になった10円と一緒に、 購買のある1階、そこから道を逸れて本家へ向かう。]
……こんなはずじゃなかったんだけど。
[柊くんへクリームパン代を返すためのお財布は やや小回りが効きにくくなってしまった。
わたしはできるだけカッターを傷つけないように しながら、上靴の厚みを信じて前へ進む。]
(63) 2021/06/10(Thu) 04時頃
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[自慢じゃないけど、わたし、球技の経験がほとんどない。 突き指なんてしない方がいいもんね。
だからわたしのコントロールが壊滅的なのは、 わたしの経験値によるものだから。 練習すればきっと上手くなるから。 あるいはこの場所は、身体が竦む気がするせいだから。
他より外に近い屋台へ放り投げたつもりの10円玉は、 なぜか渡り廊下の柱に跳ね返って床を転がる。
カッターの縁に当たって、当たって、 替え刃で軌道が変わって、]
あれ……?
[こんな小さな銀色の破片>>2、さっきまであったっけ?]
(64) 2021/06/10(Thu) 04時頃
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[三度目のチャイムが鳴る>>#1。]
(65) 2021/06/10(Thu) 04時頃
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[わたしはしゃがみこんで、慎重に10円玉を摘み上げた。 指先に怪我はない。]
……。
[すぐに立ち上がる気にはならなかった。 わたしの耳には、チャイムの余韻が残っている。]**
(66) 2021/06/10(Thu) 04時頃
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/* ひとみちゃんには絶対会いにいく……! 可能なら抱きしめる……!
初手で行かなかったのは乃絵ちゃんが作ってくれた世界で10円参り(?)がしたかったのと、綿見さんと乃絵ちゃんの折角の二人きりは大切にしたかったのでした。
そしてクレープも……! いっそわたしが作るのもありでは。 ガラスの靴レシピを解禁する時では。こちらは仮案。
(-7) 2021/06/10(Thu) 04時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 04時頃
夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 04時半頃
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/* ちょっと覗いてみたら芽衣ちゃんがかわいい……。
10円玉ぜんぶに入れようとする芽衣ちゃんかわいいかよ
(-9) 2021/06/10(Thu) 05時頃
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/* あと、茉奈ちゃんのスカート覗こうとする鳩羽くんすきですね
(-10) 2021/06/10(Thu) 05時頃
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── 夜:3-9教室・メイ ──
[救われた主人公メイちゃんの話は知らないけれど そんなメイちゃんがピアノをやってることは知っている 風の噂ってね、すぐ回んだよ、特に女子。>>5 しかもそーゆー女子の声は、無駄にでかい。
『 暮石さんって放課後ずっとピアノらしい 』
なんて嫌な言い方を耳にしたのは、まだ。 救われた主人公メイちゃんが誕生する前。 彼女がまだそれを隠していなかった頃の話。
──── だからそれが 過去形で返ってきた理由も、 俺にはちょっと、わからないけど 踏み込むほどには図太くは出来てない。]
(67) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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……… 痛い?? ああ、これ、ううん、痛くない。 これ「人形」の血。
[まだそれを、トシミだって理解したくない俺は 相変わらず人形っていう名詞を選び指先をぐーにする 血のことも。話はおしまい、の意を込めて。
その手で机の縁に、頬杖付けば ほんのすこしだけ、メイとの距離は近くなる。]
(68) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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[─── だけど、「寂しいか寂しくないか」の話は また、別の問題を孕んだままで、すれ違う。
メイが出してくれた結論はちょっと違って>>7 俺の心の中の「寂しい」の気持ちを探したら、 問題とは別のところから、顔を持ち上げた。
そっちにいたのかよ 俺の「寂しい」の気持ち。>>2:568 ……って、自分でも改めて思うくらい。
だからさ、メイが投げてくれた >>8 へらへらのすき、でもほんの少し胸を打つ ]
(69) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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………どういうとこだよ。
[多分文字にしたら終わりに(笑)って着くような 笑みを添えて、へらへらのすきにツッコんだ。 そーいうとこ!って言われたって、 どーいうとこ?としか言いようがないけど
でもこれ、俺の照れ隠し。 褒められたり、讃えられたり、 メイは隣合わせで生きてきたかもしれねーけど 凡人・鳩羽憐は、そういうの、全然慣れてねえから。]
(70) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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ひとつひとつに、役割があるんなら。 俺は、なんかの役割になれてんのかね。
[メイの役割の話。求めるものの話。 俺は、何かを求めてるんだろうか。 俺は、何かを求められてるんだろうか。
ほんの少し近くなった距離感で見る笑みに、 どこか陰のようなものを感じたけれど>>9 それが諦めの気持ちであることは、気づけない。]
(71) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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[で、それが結局どーいうとこなのか 知れたか、知れなかったかはわかんねーけど ちゃんと俺、お礼も言える男なんで。]
まあ、うん。ありがと。 でも、そーゆーすきとかは、 迂闊に男子に言わねーほうがいいぞ。 男って馬鹿ばっかりだから。
[俺はそんな「馬鹿代表の成れの果て」の息子なんで。 意味がわかんない?じゃーわかんなくていいです。]
(72) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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[暇してた、血の付いてないほうの手で、 思い切りメイの頭をぐしゃっと撫でた。 なんで撫でたかって?しらねーよ 笑顔が寂しそうだったからじゃねーの!
小学生のガキみたいな言い訳で あんま笑えてもいねー顔で無理やり笑って。
ずっと前に、それはセクハラだって、 ひとみに怒られたのが昨日のことのようだ>>200]
(73) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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[誰かの頭の中の話は>>11 一応「ユーガに聞いた話」と伝えよう。]
でもユーガも、トシミに聞いたみたい こういうときになー、居ねえんだよな、トシミ!
[生きて帰れる事が多い>>47 って、例えば俺にユーガから伝わってたとしても ぶっちゃけあの状況を見て頭から抜け落ちてたし、
……居ない、って再確認するように声にしたら 目と鼻の奥がやたらとツンとして やっぱりさ、上手く笑えなかったかも。 ]**
(74) 2021/06/10(Thu) 08時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 08時半頃
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── 昨晩・3年9組 ── ……ヘーキ。 ひとりでいい。 [ ──って、慎一は言ったんじゃないかな。 これは夜の話。まだみんな起きてたころ。 数名の残ってた教室にとどまらず、 すぐ出ていこうとした慎一に、 かけられた声があったから。>>46 へらっと笑って慎一は出ていく。 ひとりで平気じゃないわけがなかった。*]
(75) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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── 現在・1階廊下 ── [ 購買にいる間にチャイムが鳴って、 それで慎一は廊下に出たんだった。 米を炊いたなら教えろって?>>37 偶然会った人には言ったじゃんか。 自分のためにしたことなんだから、 黒板に書き残す道理もなかった。 ……とにかく、 今はもう朝で、お米は炊けてて、 慎一は冷蔵庫の卵をひとつ消費して、 財布の中身も昨日より減らして、 今日もパンを抱えて歩いている。]
(76) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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[ 廊下に落ちているものの異変。 さすがの慎一もはじめ気づかなかった。 今度は正確に、「さすがの慎一も」でいい。 変化にめっぽう弱い慎一が、 そのとき気づかないでいられたのは、 きっとちゃんと上靴を履いてるおかげで、 そこまで足元を気にしなくてよくなったせい。 それで、廊下と渡り廊下の境目くらい。 奇妙なカッコをした人影を見る。>>66]
(77) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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……暮石? なにしてんの? [ しゃがみこんでいる。というのは、 慎一にだって見ればわかるんだけど。 困惑って感じに見降ろして、 ちょっと近くまで距離を詰めたけど。 慎一は両手に大事にごはんを抱えてるので、 残念ながら、支えにどうぞと差し出せる腕がない。**]
(78) 2021/06/10(Thu) 09時頃
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/* ところですげーいまきづいたんですけど、 俺昨日チャイムなったの20:30って描写してた気がする すげえごめんなさい
(-11) 2021/06/10(Thu) 09時半頃
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── 今朝 ──
[朝は米。8時よりも前には目覚めたが 特段早起きというわけでもなかった俺は、 偶然すれ違ったシンに伝えられたのは>>76 8時半も、過ぎた頃。
食欲があるわけでもねーが、腹は減る。 ポテチじゃあ男子高校生の腹は満たせず、 胃もたれなんて無縁の俺は、 チャイムがなった時、食堂で皿を洗っていた なお米しか食ってない、ノーおかずです。]
あ?
[時間を確認すると8:50。 なんか時々鳴るな、位に思ってたけど 前も8:50じゃなかっただろうか。]
(79) 2021/06/10(Thu) 09時半頃
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[使った食器、っつっても箸と茶碗を洗って 食堂を出たのはもう9時に近い。 教室にとりあえず戻ろうか、と足を進めると 2Fに続く階段に、誰かが立っている>>43 ]
ユーガ? どうした?
[後ろから声を掛けた。 俺にはまだマネキンは見えていなくて、 ただ、文化祭のものとはなにか違う、 線香の香りだけがほのかに漂っている ]**
(80) 2021/06/10(Thu) 09時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 09時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 09時半頃
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── 鳩羽憐のこと ──
[物心ついた時には3人家族だった。 真面目で優しすぎる父と、しっかりもののアイちゃんと そしてムードメーカーの俺。 男手一人で育てるって、まじ大変だったと思うけど 辛いとか悲しいとか思うことなんて、なかった。
でも4歳離れたアイちゃんは、母親のこと、覚えているらしい。 あんまり一緒に遊んでくれない親で、 パパのほうが100倍やさしかったよ、って まだ幼いながらに、話を聞いたのを覚えてる。
それが本当の話だったのか、 今の状況を肯定するアイちゃんの虚勢だったのか 今ではアイちゃんすらも、覚えていない。]
(81) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[実際母親はどうしようもないクズだったらしく 優しかった父親と結婚した挙げ句、 浮気と不倫のオンパレードで、 俺が4歳のときに、勝手に家を出ていった。
離婚届は… 置いていかなかったらしい。 だから、事実上、まだ戸籍上は4人家族なんだけど その事実を「俺とアイちゃんは知らない」。]
(82) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[唯一残っていたのは俺らの名前の話だ。
小学生になって出た宿題がこれだ。 「どうしてその名前になったのか、 お家の人に聞きましょう」 そんときの親父の言葉、ちゃんと覚えてるんだ。
『 名前は、お前らのお母さんが、 これがいい、って決めたんだ。 呼びやすくて見た目が格好いいから 』
ほんの少し、親父が困った顔をしてたのを覚えてる。 でも最初はさ?憐って字、嫌いじゃなかったよ。 確かに画数多くて格好いいって思ってたしさ。 小学校はずっと「はと羽れん」だったしね。]
(83) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[でも、だんだん言葉の意味とか知るようになるとさ ……まあ、なるよね「憐れ」かあ、って。 「あわれ」って「哀れ」とも書くんだぜ。 俺ら二人そろって哀れな子どもたちな。
幸いイジメは受けなかった。 だって、俺が全部茶化して笑い話にしたから。
『 鳩羽隣じゃねーよ!憐だよ! あわれ!っていう字だよ!! 』 『 うっせーわ!今文字通り憐れだわ! 』
憐れみを受けるなんて、一番俺の気性に合わなくて 全部、全部、笑い話にした。 そうして、俺の脳にはイコール「憐れ」がこびりつく]
(84) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[そんなの、名前なんてぶっちゃけどーでもよい、って 俺さー思ってるけど。
それでも、ぶっちゃけどーでもいいことなのに 毎回毎回、説明が必要なわけ。 そのたびに、俺すごい、嫌だった。
名前が、じゃねえんだな、これが
── 幸せな3人家族のはずなのに 家を捨てたやつの姿がちらつくのが、嫌だ ]
(85) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[そんでもって。 きっかけはアイちゃんの就職活動だったな。 大学四年生、無事に就職もキメたアイちゃんは 住民票だか戸籍だかを見る機会があったらしい。 何に使う用途だったかとかは、別にこの際どーでもよくて 大事なのは、「家族の名前」を知ることがあった。
そこに、知らねー女の名前があった、って。
アイちゃん、あんなブチギレんの俺初めてみたなー 誰よこの女!って三角関係さながらの台詞を吐いてみせたり なんで、未だに籍があんの!?って 親父に向かって怒鳴り散らしてた。まだ11月の話。 でも事態はそれだけじゃ、終わらなかった。]
(86) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[親父さ、未だにまだ細々と縁を繋いでたんだよ。 俺を生んだ、4人目の家族と。
時々逢って、定期的に金を渡して。 ぶっちゃけ、これは俺の推測でしかねーけど ヤることも、きっちりヤってたんじゃねーかなって。
実際身体の関係が切れてなかったっていう 俺の推測は間違ってなくて。
そんなの知ったら アイちゃんどうなるかわかんねーから 真実が明るみになってないのは良かったと思う ]
(87) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[でさ、親父は言うわけ
『 もう一度あいつとやり直したい お母さんを、この家に戻してあげないか 』って。
…………最低最悪だろ? ]
(88) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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人生はいつだって 大人に狂わされ続けている >>0:38
(89) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[俺んちは、元々3人家族だ。 だから周りにも、子供の頃親が離婚した、って言ってるし 理由を聞かれたら、小さい頃のことだから知らねーって。 そうやって、俺、生きてきたんだ。
父子家庭なんて数は少なくとも珍しいご時世じゃねーし 男女のいざこざで分かれてしまう夫婦なんて、 本当に、星の数ほど居ると思うし。
別にそこを悲しんだりさ、 どうしてお母さんはいないのかって責めることすら 俺にはなかったと思う。
それだけ、3人でバランスが取れてたってこと。 俺んちは、元々、3人家族だから。 だから、4人目の存在なんて、必要なかった。]
(90) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[これで父親が別の良い人と再婚、とかだったら 複雑ではあるものの。受け容れたかもしれねーよ。
でもさ、俺らがそもそも4人家族だったってのが衝撃だし 俺らを捨てた母親と父親がまだ繋がっていて、 金を渡し続けてるっていうのも、まじ腹が立つし
そして、お前はどの顔でこの家に戻るんだ、って思う。
突然母親ヅラしはじめるやつと、 上手く暮らせる気なんてしねーだろ ]
(91) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[でもさ、母親は、父親と暮らしたいらしいんだ。 むしろそれが当然だろ、くらいの勢いで、 父親に迫っているらしいぜ、ってこれは父親談。
しかも背後に何人もの男を従えながら。 未だに親父も、その男たちの一人に過ぎないって 親父だって、理解してるくせに。 なんで受け入れようってなるかなあ???
ちなみに母親の「戻りたい理由」に 俺とアイちゃんの名前は、出てこない。 嘘でもいいからさ、子どもに会いたいとか そーゆー台詞は吐けないのかね。
俺んちさ、みんな正直者なんだ。すげえだろ。 ]
(92) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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[だから俺はあの日、家を出たし、 今まで描いていた家族像が一気に崩れたのは本当。
親父を楽させてあげてえからって、 バイトしたり、大学も家から通えるトコを選んだり。 アイちゃんと一緒に、家事だってしたり。
俺。できることは、いくらでもやったのにな。
大人に裏切られた子どもの気持ち、 親父は、わかんねーんだろうな。 ]**
(93) 2021/06/10(Thu) 10時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 10時半頃
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/* そうだ、誕生日 まだ降ってなかったよな??(記憶喪失) 12月4日 ない日付なら振り直し
(-12) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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/* ほう、七色の診断だと割と表の炭蔵。
(-13) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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/* はい、お返事を書きます
(-14) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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―― 昨日の夜:3-9教室 ――
[ 振り返ったら、芽衣と目が合った。>>45 それから、元気のない様子の鳩羽君の姿も 目に入ってきたと思う。 鳩羽君が九重さんを探している声は 私の耳にも何度も届いてた。 その鳩羽君の元気がなくて、九重さんの姿はない。 ということは、あのマネキンを残して、 九重さんはいなくなってしまったってこと……なのかな。 あのマネキンが九重さんだったんなら、 グロ注意って表現はふさわしくなかったかもしれない ]
(94) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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そうだね。 何にも食べずに寝るのは、ちょっとつらいかも。
[ おなかが減って夜中に目が覚めちゃうかも、なんて 芽衣に言いながら、 こんな時でも私の頭には打算があった。 この時にはもう、 私は夜中に少し抜け出すつもりだったから、 おなかが空いてるせいで芽衣が目を覚ましたら、困る ]
(95) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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[ ただでさえ、学校に泊まるなんて状況に、 落ち着かなくてなかなか眠れなかったりしそうだし、 せめて眠りに落ちやすいように、 おなかは満たしててくれた方がいいな、なんて。 私、そんなこと考えてた。
鳩羽君が芽衣に精神世界の話をしてる時>>47 私も一緒に聞けたかな。 現実ではありえないことがいっぱい起こってるから、 私はすんなりと受け入れて、思った。 ああ、それなら時々届くこのため息は、 そんなつらい状況だったのに、なにも気づかなかった、 クラスメイトの私たちに向けられた失望のため息?って ]
(96) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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[ 誰かのため息が届くたび、左手首を握りしめて、 ああ、早くやらなくちゃって、思って ]
(97) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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[ クラスメイトの誰かが自殺を図ったかもしれない。 そんな誰かの精神世界で、九重さんの姿が、 殺されたマネキン……のようなものになっていた。 結びつけてしまいそうになるけど、 ここが九重さんの精神世界だったなら、 まだ私たちがここにとどまっているのはおかしい。 ちょっと嫌な想像が頭に浮かんだ。
……自分が味わったのと同じ痛みを味わえ、 なんて思ってるわけじゃ、ないよね。
そんなことはないと思う。 ここにいるみんなの顔を一人ずつ思い浮かべても、 そんな風に考えるとはとても思えない ]
(98) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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[ 私?もちろんそんなこと考えるわけない。 痛い思いなんて、みんなはする必要ないよ ]
(99) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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お菓子パーティーしちゃう? 私、全然お菓子詳しくないから、 芽衣のお勧めを教えてくれたら嬉しい。
[ 芽衣はいくつかの選択肢を提示してくれた。>>49 食べずに寝るのはもちろん却下。 そして、クレープ食べたい!っていう勇気は、 まだその時の私にはなかった ]
(100) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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[ 友達やクラスメイトのみんなと、 夜の学校に泊まってお菓子パーティー。 こんなおかしなことにならなければ、 絶対に起こりえなかったことだ。
九重さんは見つからないし、鳩羽君の元気はない。 ここは誰かの精神世界で、その誰かは自殺を図ってる。 そんな状況なのに。 不謹慎にも私は、ちょっと楽しかった。 思いもかけない機会が与えられて、 この世界を楽しんでたの。 翌朝、あんなことが起こるなんて夢にも思わずに* ]
(101) 2021/06/10(Thu) 11時半頃
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── 現在:階段 ──
[ 偶然会わなかったのが悪いって?>>76 いいや、俺は何にも悪くはない。だろ?
まあ、もしも昼時まで残ってたなら 失敬させてもらいたいところだ。
さて、それよりも。 目の前にあるマネキンのことだ。 食べた物を戻すほどではないが、 どうにも気分は、悪かった。 ]
(102) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[ そんな時、背後から名前を呼ばれる。>>80
───名前、名前か。 名前の由来についてでも、話そうか。 炭蔵祐駕。姓名判断で言えば、 天格も人格も地格も、外格も、 すべて24の数字で成り立っている。 つまり大吉で、完成された名前だった。 それから、名前の漢字と響きについて。 「祐」って字、「たすく」とも読めるんだ。 父親は神様に助けられることを信じてたから 俺にもその意味を込めたんだと。 「駕」って字は、才能豊かで 誰より強い子になって欲しかったらしい。
小学生の頃、宿題を出されたから親に確認した。 だから、炭蔵祐駕という字の意味を知っている。 ]
(103) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[ 因みに、小学生高学年になった時には、 習っていなくても炭蔵祐駕は、 自分の名前を漢字でフルネームに書けた。 テストの時間が減って 不利になるようなこともなかったな。
ああ、そういう話じゃなかったな。 ]
(104) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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なあ、鳩羽 九重はまだ見つかってないか?
[ 炭蔵の視線は、マネキンに釘付けだった。 ]
起きてから、樫樹の姿見かけたか?
[ そう問いかけてから、 ようやく後ろを振り返って鳩羽を視界に映す。
これ、何だと思う?なんて言いたげに、 マネキンが見えやすいように少し横へ移動した。 ]
(105) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[ だれかのため息が聞こえる。 ]
(106) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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みんな生きて帰れる≠だよな?
[ 「多い」って言葉の割合が分かりづらい。 この世界で死んだら、どうなるのか。 炭蔵はその辺りを理解していなかったが、 九重と樫樹の二人が此処で死んだ≠ネら、 多いって割合は何人まで適用される?
頭の中で余計な計算をしてしまいながら、 どうしたらいいだろうか?と鳩羽を見つめていた。 **]
(107) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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― 少し前の話 ―
[おかずクレープを一個失敬して食べながら 鳩羽と炭蔵から九重伝手の精神世界の話を聞いても 俺は微妙にピンと来ないまんまだった。
ピンと来ないって言うか、で??みたいな。
誰かが作りだした夢っぽい世界なのかなー ってことは何となく予想がついてたし その誰かはあのメールを 送ってきた奴なんだろうなってことも 容易に繋がりはするのだけれど、そこから先。]
(108) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[つまり、俺達はこれからどうなるのかなってことと メールの主は何がしたかったのかなってこと。 俺達はただ巻き込まれちゃっただけなのか。 それとも明確な意思を持って巻き込んだのか。
後者なんだったとしたら、九重人形 ―――結局本人が見つからなかったのが何とも不穏だ――― は、メールの主があんな形にした可能性が高いし 俺達もいずれは似たような末路を辿るのかもしれない。]
(109) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[………うーん。]
(110) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[なんなら自覚ないだけで 俺がここ作りだした可能性とかワンチャンある? みたいなことも考えたんだけど、すぐに打ち消した。
多分俺は、止まる世界に文化祭を選ばないし 3-9のみんなにあんなメールを送ったりもしない。
俺は自殺する勇気とかないんだけど、 もしも死にたいって思ったとしても、 1人ひっそり死んでいくんじゃないかなあ。
ああ、そう、だから逆にこのメールの送り主は 俺も含めて9組の連中のこと 信じてるんだなって思うんだよね。]
(111) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[ああそう言えば、 昨日黒沢と話してる時にも ちらっと同じことを思ったな。
「クラスの皆は俺のこと悪く思ったりしない」
それってクラスのみんなのことが好きで 善人だと信じてないと言えないでしょ。
……いや、まあ、だからなんだって話なんだけどさ。]
(112) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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[マットに寝転んでそんなことをつらつら考えていた俺は いつの間にか眠りについていたみたい。
不良学生の俺は、自分ちのベッド以外で寝るのにも割と慣れているので、固いマットでも問題なく熟睡することができた。 こういうとこけっこー図太いんだよなって我ながら思う。
何て言うか、状況にもちょっと慣れてきて、 自分に出来ることもそんなにないなって分かって 開き直って来たって言うのかなあ。 いや不穏は不穏なんだけどね!
だからチャイムの音が学校に鳴り響くまで俺は寝てた。 目を擦って頭を振り、時計を確かめれば朝の8時50分。 もう休憩室に残ってる奴もあんまりいなかったかもしれない。 のそのそ体を起こし、食料を求めて歩き出す。]
(113) 2021/06/10(Thu) 12時頃
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……あれー???
[休憩室を出た俺は、直ぐに違和感に気付いた。 さっきまで焼きそばとかフランクフルトとか 色とりどりだった屋台が全部同じ装飾の一色… 具体的には我らのコワカワ屋台に塗り替わっている。
コピー&ペーストでもしました?みたいな光景は 何て言うか九重人形とはまた別の不気味さがあった。 念の為確かめるために踏み出せば かきん、って小さな音が鳴って 落ちていた替え刃が割れた。
…気のせいかな。 カッターの数も、寝る前より増えてるような。]
(114) 2021/06/10(Thu) 12時半頃
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/* 鳩羽君はもう、お姉ちゃんと一緒に家を出た方がいいんじゃないかな……
そして3dにして容疑者が絞られすぎててヒィッてなってますwそうだよね、乃絵だよね。私もそう思うよw 乃絵自身は自分じゃないって思いこんでるけど。
(-15) 2021/06/10(Thu) 12時半頃
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/* えっとー 綿見と黒沢が倉庫前 炭蔵とレンが階段前でマネキン発見 暮石と向井が屋台前でお話し中…かな? あぶれてるな??どうしような??
(-16) 2021/06/10(Thu) 12時半頃
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/* そういえば、進行中に絶対一回はやると決めてた目撃チャンス、目撃難易度高すぎた……? でも、もともと慎重な性格なので、あれ以上迂闊なことをやるとは思えなかったんですよね…… もっと精神状態を追い込んで、人目を気にせずやるようなシチュエーション作るべき??
(-17) 2021/06/10(Thu) 12時半頃
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/* うーーーん多角………多角もなーーー ちょっとだけ触れて離脱するか………
(-18) 2021/06/10(Thu) 12時半頃
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/* 休憩室は何階なんだ??特に決まってない??
(-19) 2021/06/10(Thu) 12時半頃
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[また二人、校内から姿が消えたこと 今の俺は知らぬまま。 ひとまずは腹を満たすべく 食堂を目指そうとしている。**]
(115) 2021/06/10(Thu) 13時頃
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── 回想/文化祭当日 ──
[ そう見えるかな、なんて言って>>2:471 誤魔化そうとするあたり、 これはもう中々重症なのでは、なんて思う。
しゃかしゃかとリズミカルに 生クリームを泡立てる音が調理室に響く。 文化祭の賑わいは今だけは少し遠くて。
大したことじゃない、と前置きされた内容は 予想以上に簡素に説明されてしまった。>>2:473]
(116) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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……本当に大したことじゃないなら、 あそこまで柊くんが顔色悪くすること、 別に無いでしょ。
その子と柊くんの間に何があったとか、 私は何も知らないし理解出来ないけど。 少なくとも、柊くんにとってはそうなるくらい 大きな出来事だって事くらいはわかるから。
[ 続きを聞きつつ>>2:483、 静かに生クリームは泡立っていく。]
(117) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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その人の事、好きだったんだ。 そういう人に嫌われちゃう、って、 避けなきゃいけないって、……辛いね。
[ 元々嫌われていた人に嫌われるより、ずっと。 その感覚はなんとなく、わかるから]*
(118) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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── 現在 ──
どうして、って思った。 自分の事ならまだ諦められる、 しょうがないよ、悪い子なんだから。 今世の綿見茉奈はどうしようもないから。
でも、それでも、まだ。 どこかで諦めることを嫌だって、…… 少しだけ向き合わないとなのかなって、 そう思った、矢先。
利美も、ひとみも。何をしたって言うの。
(119) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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[ 呆然と。倉庫の中に釘付けになっていた。 ひしゃげた血塗れのマネキンとハンカチ。 どこかで 誰かが持っているのを見たような。
何で。そう言っても誰も答えはしない。]
…………、
[ うるさくて煩わしくて仕方がない。 心臓の音も頭の中に響く声も気分の悪さも。]
(120) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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声だけのはずのあの子が隣にやって来て、 にこぉって私の青い顔を見て嗤っていた。 ねえ悪い子。いけない子。 あなたがそうだからこうなるんだよって。
(121) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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[ いつの間にかやって来た黒沢さんの>>38 おはようの声も耳に入らなかった。
こんな状況に場違いな明るい声に、 視界の隅に入ったそのすがたに、 ……ずっとおかしく響くあの子の声に。 ああ、そう。きっと私は冷静じゃなかったんだ。
あの子本人が身体を得て私を嘲笑いに来た、って。 てんでおかしな勘違いをした。]
(122) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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…… なに、しに来たの、 昨日からやたらうるさいと思ってたら そこまでして私を貶しに来たの、? 嫌がらせ?本当に上手だよねすごいよね。 そういう才能まで持ってるんだね。
そうだよね。あなたはいい子だもの 私よりずっとずっと。そうでしょう、 あなたが生まれていればよかったんだから、 最初からそう、ずっと、
[ 私の目は黒沢さんを見つつ、 その癖きっと別のものを見ている。 青い顔をしたまま、いつになく感情的に。]
(123) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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…… 文句、あるんでしょ、私に、 いつもみたいに言えば良いじゃん。
[ 頭が痛くて仕方がない。]**
(124) 2021/06/10(Thu) 13時半頃
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— 夜:3-9教室 —
[例えばわたしのことを噂する女の子がいたとして、 その言い方に少し棘があったとして、 その原因を作ったのはきっとわたし>>0:525だ。 だから、その子は何も悪くないんだよ。
……どこの誰だか知らないけど。]
(125) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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[今を過去に変えたわたしの言葉に鳩羽くんは黙って、 わたしも鳩羽くん>>68が手を握ったことで 爪をつつけなかった。 ぐーになった手はそのまま鳩羽くんの頬にくっつくから、 わたしは近づいた鳩羽くんの顔より 影に隠れて見えなくなった鳩羽くんの指先を見てる。
「人形」の血。鳩羽くんはそう言う。 わたしは九重さんの死体は見たけれど、 首がぱっくり空いた「人形」は言葉でしか知らない。
だからわたしの中では最初から その二つがイコールで繋がっていた。]
……。
[見えない指を追いながら、鳩羽くんは違うのかなと思う。 だってさっきまであちこち探し回ってたみたいだもんね。 声は、ひとみちゃんと歩いた3階まで届いていた。]
(126) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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……あとで洗っておいでよ。
[鳩羽くんのぐーは、わたし>>5と似た匂いがしたから わたしは鳩羽くんのおしまいに乗った。
雪夜の闇は深くて、 鳩羽くんの顔の影に隠れた指先はもう見えそうにない。 わたしは「九重さん」の血を確かめるのを諦めて、 鳩羽くんの顔を見る。
……近いな。別にいいけど。 わたしはようやく気づいて肩を跳ねさせた後、 特に気にした様子もなく距離に馴染んでいった。]*
(127) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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[それから話題が流れて、寂しさのお話。 最初の疑問は鳩羽くん>>69の語る続きに否定される。
空模様みたいだなって思った。 晴れ間もあれば、雲が多い日もある。 本当の空みたいに風で吹き飛んでくれればいいけれど、 むしろ空に浮かぶ方であれば良かったんだけど、 そこにあるのは空じゃなくて鳩羽くんの心だ。
下に潜った気がしたんだよ>>0:556。 きっと、鳩羽くんの寂しさは心に根づいている。
……のかな。全部、わたしの想像。 人間らしいなって思う。ムラがあって、波があって。 どうでもいいこと、少なそう。わたしは目を細めた。
わたしも、そうありたかったなぁ。 楽しいことばかりじゃないことを知ってても、 やっぱりいいなぁって思う。 どこかで口にした羨望>>0:628に似た響きを抱えた。]
(128) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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[分かってる。 結局わたしは、わたし以外にはなれない。 わたしはわたしを手放せない。
こんなに我が強いのに、死んだつもりだったんだって。 ちょっと、笑えちゃうね。]
(129) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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[だからわたし、そんな鳩羽くんが他人のために 怒ったり悲しんだりするとこ、すきだよ。 心が濃いところ。うん、すきだと思う。
そう思ってわたしが口にした軽い音に、 鳩羽くん>>70からツッコミが返ってきた。 ちょうどいいと思ったんだけどなあ。わたしのすき。
心に穴が空いていて、スペース自体が多くない。 だからどうでもいいことも多いけど、 わたしにだって大切にしたいものはある。
たとえば、わたしのお父さんとお母さんとか、 たとえば、わたしの少ないお友達とか、 これは最近……というか今日、新しく増えたんだけど。 たとえば、目の前の人間くさい男の子の心とか。
怪我したところに瘡蓋ができるみたいに、 わたしはの真ん中に大きな穴が空いた心には 少しずつ一番じゃないものが増えていく。]
(130) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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えぇ……じゃあ、別に……すきじゃない……。
[しぶしぶ。それはもうしぶしぶ。 お礼を言える男だった鳩羽くん>>72からの忠告に わたしは納得していない感マシマシで返事をした。
だっていいとか悪いとか、そういうのどっちでもいい。 わたしの基準はわたしが興味があるかないかでしかない。 優しくしたければ優しくするし、 そのために嘘が必要なら別にいいと思う。 わたしのものさしは正しさじゃないから。]
(131) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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え……鳩羽くんが鳩羽くんであることじゃないの?
[少しだけ話を遡るんだけど、 鳩羽くんの呟き>>71にはそんな風に答えた。 当然、みたいに。それ以外にある?
わたしはわたし。鳩羽くんは鳩羽くん。 わたしたちの心に必要なものに役割があっても、 別に自ら役割を担う必要はないんじゃないかって。 存在自体が、意味なんじゃないかって。
わたし、こういうところがダメなんだよね。 分かったつもりにはなれても寄り添えない。 共感もできない。それは音楽の役割だったから。
だから鳩羽くん>>73が頭を撫でてくれた時、 わたしの言葉でも意味を持てたのかなって思った。 わたしの頭を撫でるのはお母さん>>0:1060で、 頭を撫でてくれるのは褒めてくれる時だったから。
(132) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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[わたしは頭に乗った手を払うこともなく 懐かしむように目を閉じて、 さっきの役割の話だけど……って告げる。]
……少なくとも、今は何かになれてたよ。 ありがと。
[元気出ないのに、鳩羽くん>>73はまた笑ってる。 だからわたしが代わりに笑ってあげよう。 これは鳩羽くんがわたしに今くれたものだ。
へらっへらで、ぺらっぺらで、中身が薄くても、 無理やりな人より上手に笑える気がするから。 この瞬間、瞳の諦念は形を潜めていた。]
(133) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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[だから精神世界のことを教えてもらって、 鳩羽くん>>74が空元気みたいな声を出しても わたしは意地悪なこと>>48、言わなかった。
泣きそうな顔に見えたから、 「そうだねぇ」って優しい音だけを返す。 困ったねぇ。わたしにはどうしたら鳩羽くんが 笑えるのか、分かんないや。
だからわたしはまた笑った。 へらりと笑った。]*
(134) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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/* 鳩羽くんが何でも返してくれるからって甘えすぎではないですか。 3+1人家族の話も触れたかったのですが、さすがに盛りすぎだと思って控えました。素敵ですねぇ。
樫樹くんのお話も寂しさがあって良かったなぁ。 元気になーれがやっぱり一番なのですが、樫樹くんのお話もっと見たいなあもずっと持ってしまう。
(-20) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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/* ひとみちゃんの落ちロールも最高……とにかく最高……。 絶対会いにいく気持ちを固めてしまうくらいに最高……。 だいすき。感想の語彙が消えました。
昨晩も触れましたが、乃絵ちゃんの校舎メイクもすごい好きなんですよね。屋台増えるのは予想してなかった。すき。 芽衣の共感面に不安があるのでまっすぐな説得は炭蔵くんにおまかせして、芽衣は我の強さで挑めたらなみたいな気持ち。悪者なので。いえい。
(-21) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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/* 茉奈ちゃんの乃絵ちゃんへのロールに、わたしはこれが見たかったんだ……! みたいな顔をしてしまう。立ち位置が謎すぎるんですよ。 がんばれーがんばれー。二人とも最高だよー(うちわ)
(-22) 2021/06/10(Thu) 14時半頃
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―― 現在:教材倉庫 ――
綿見さん!?大丈夫!?怪我、とか……
[ 後ろ姿の綿見さん。立ち込める血の匂い。 私は慌てて声をかけて、でも途中で飲み込んだ。 綿見さんが振り返って私を見たから。>>123 その顔は青かったけど、怪我をしてる様子はなさそうで、 でも、その代わりに綿見さんがこちらを向いた時、 ちらりと見えた奥にあったのは……。
そんな私の思考は、綿見さんの声に途切れる ]
(135) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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えっ?あの、私、 誰かがカッターナイフ片づけてくれたのかなって、 お礼、言おうと……
[ 何しに来たの。 昨日からうるさい。 嫌がらせ?
綿見さんの言葉がいちいち私に突き刺さる。 昨日から。寝るところの段取りをしたりしたこと? よかれと思ったつもりだったけど、出しゃばってた? 目障りだったのかな? 私、余計なことした? ]
(136) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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ち、ちがう。わたし、そんなつもりじゃ、
[ 嫌がらせのつもりなんて、なかった。 でも……でも、いい子アピールって言われたら、 私、否定できる? 私の生きざまは、いい子の優等生アピールと何が違う? ]
(137) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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[ がくがくと体が震えた。 左の手首を握りしめても、ちっとも冷静になれない。 空回りする私の頭は、 「あなたが生まれていればよかった」という 綿見さんの言葉の違和感に気づけなかった。
文句。文句なんてない。私には。>>124 だけど、気づかないふりをしている私の態度は、 綿見さんに文句があるように見えていた? ]
(138) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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わた、わたし、は、 [ 何かあるなら言えば。>>2:8 綿見さんのその言葉はずっと私の頭に残ってた。 綿見さんはその「何か」がずっと文句だと思ってた? 違う。全然、違うのに。
私、綿見さんに何かしたかな?とか、 綿見さんの気に障ることをしたならごめんなさい、とか、 言わなきゃいけないと思った言葉は色々あったけど、 でも、言いたい「何か」はそれでもなかった。 私が綿見さんにずっと伝えたかったのは ]
(139) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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わたしは、ずっと…… わ、私のこと、きらわないで、ほしい、って……。
[ 酷く情けなくて、みっともなくて、 でもそれがやっぱり私が言いたかったことだった ]
(140) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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馬が合わないとか、そういうことがあるのは もちろんわかってる。 友達になりたいとか、そんなことは言わない。 仲良くしてほしいなんて、贅沢は言わないから、 その……きらわないで、ほしい、って……、 本当は、ずっと、言いたかった。
[ わかってる。これは、みっともないだけじゃない、 すごく身勝手な言い分だって。 でも、言えばって言われたから、言ってしまう ]
(141) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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……わ、わたし、綿見さんに嫌われてるの、つらい。
[ まだ新しい傷口にいくら指先をねじ込んでも、 誤魔化せない。こころが痛い。 私は、綿見さんに嫌われ、 疎まれていることが、酷く辛い** ]
(142) 2021/06/10(Thu) 15時頃
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/* >>131 これ超わらった
(-23) 2021/06/10(Thu) 15時半頃
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── 現在:階段・ユーガ ──
[トシミのことは昨日散々探して、 見つからなかった。当然朝は、見ていない。 だからユーガが背中を向けたまま、>>105 トシミのことを聞くのならば、生返事ひとつ それから、リツのことをきくのなら ── ]
トシミも、見てねえし、 え? リツ? いや…………
[嫌な予感ってさ、だいたい当たるんだ。 トシミと並列で並べられたリツの名前。 ユーガの向こうがわに見えたもの、制服 ]
(143) 2021/06/10(Thu) 15時半頃
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…………嘘だろ、
[制服を着せられたそれは、 ………たしかに、リツに、よく似ている人形。 勿論直前でユーガがリツの名前を出してなけりゃ ただの人形?と思えたかもしれねーけど、 もう、俺は今、リツ以外に見えなくなっていた
首の向きが ─── どこかおかしい状態で。>>2:664]
(144) 2021/06/10(Thu) 15時半頃
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…どうして。こんなこと。
[どうしてこんなことするんだ。 それは、この世界の主への怒り。 でも精神世界って、世界の主が気づいてない、 そんな可能性もあるんだっけ?? それからだいたい生きて帰れるんだっけ?? わかんないや、ユーガ。わかんねーよ、なあ、]
………わかんねえ
[思わずそれは、口にも出た。]
(145) 2021/06/10(Thu) 15時半頃
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なあ、ユーガ。 コレも、昨日のも。人形だよな。 リツでも、トシミでもねーよな。
[だって、昨日まではリツもトシミも生きていた。 俺とも言葉を交わしたはずだし、 ちゃんと動いてる二人を俺は見てる。 こんな人形なんかじゃなくて、 温かい血の通った人間の姿を!
俺は、一歩、一歩人形に近づく。 視線はずっと、人形を見ていたから、 ユーガの表情に変化があっても気づけない。]
(146) 2021/06/10(Thu) 15時半頃
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リツも、トシミも、 生きてるよな、生きてるよな? 現実でもまさか、こうなってたりしねえ、よな これは、現実じゃあねえもん、な…?
[首の折れた人形。昨日まで生きていた人間。 居なくなった友人の姿、漂う線香の匂い。
俺の言葉は願望だ。そうであって欲しいという願い。
ユーガの近くに立って見つめた木製の人形は、 よく見ると、薄っすらと微笑んでいる。
それがずいぶんと人間じみて見えたし、 時々見かけるリツの表情に似てるな、って …… 俺は、その時思っちまったんだ。 ]*
(147) 2021/06/10(Thu) 15時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 16時頃
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— 夜:3-9教室 —
[乃絵ちゃん>>100が選んだのは購買だった。 だからわたしたちは一緒に夜の廊下を歩く。 わたしはすらりと背の高い乃絵ちゃんの顔を見上げた。]
実はわたしも詳しくはないんだけどねぇ。 乃絵ちゃん、お菓子あんまり食べないの?
[お昼はいつもお弁当の乃絵ちゃん。 購買に行くのはいつもわたしだけだった。 でも帰りとか生徒会の仕事で残っている時とか、 ちょっと摘んだりしないのかな。 わたしはわたしが絶対知らない、 放課後の乃絵ちゃんについて尋ねる。]
……。
[乃絵ちゃんからはどんな返事があっただろう。 わたしはその間、乃絵ちゃんのことを見ている。]
(148) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[少なくとも食欲はあるみたい>>95。 わたしは乃絵ちゃんの思惑には気づかないまま、 頭に引っかかった可能性>>11を振り払おうとする。
ため息が聞こえる。それだけじゃない。 そもそもこれが聞こえてるのはわたしだけかも。 校舎の情報は共有しても、カッターは見ても、 わたしは誰とも聞こえる音をしていなかった。]
雪、やまないね。
[それに、カッターと乃絵ちゃんは何も関係ない>>56。 わたしは不意に窓の外を見た。
左手首を握る乃絵ちゃん>>97を、忘れようとした。]
(149) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[焼けたくないって言った乃絵ちゃん>>0:850を、 わたしはどれだけ信じていたんだろう。]
(150) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[頑なに貫く長袖、左手首を掴む癖。 ずっと一緒にいなくとも、名前を呼び合う頃には さすがのわたしでもそれくらいは気づけたと思う。
でもわたしは死人のフリをしてた悪者で、 乃絵ちゃんは名前を呼ぶから友達だけど、 わたしの行動の選択肢は乃絵ちゃんが喜ぶかだった。
もし”そう”だったとして、悪いことなのかな。 辛いことではあるのかな。 でもわたしに何ができるんだろう。できたんだろう。
そう思ったら、何も言わないことが一番に思えた。 一番、乃絵ちゃんにとっていいこと。
乃絵ちゃんが望む時に話を聞いて、 時々お母さんの真似をして頭を撫でて。 わたしは友達として、 乃絵ちゃんにいっぱい優しくしたつもりだ。]
(151) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[こんなことを考える時点で疑問は生まれてるんだけど、 じゃあ今更なんて言えばいいんだろう。 わたしは窓から乃絵ちゃんの方に視線を戻した。
「乃絵ちゃんがここを作ったの?」 ——乃絵ちゃんはきっとピンと来ない。
一緒に鳩羽くんの話を聞いたなら>>96、 乃絵ちゃんの表情は見られたかな。 その時の乃絵ちゃん、動揺したりしてなかった気がする。 ちょっと表情が暗かった気がするけれど。 思い出さないよ>>97。気のせいだよ。だって、
「乃絵ちゃん、死んじゃったの?」 ——なんて、それこそ聞けない。]
(152) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[炭蔵くんと仮定の話をした時、 わたし>>1:529は悔しいのかなって思ってた。
でも今、その手前みたいな場所で、 わたしは怖くて立ち止まっている気がする。
もし、予想が本当だったら。 もし、乃絵ちゃんが本当に、]
……。
[九重さんの濃密な死が、わたしを臆病にしたんだ。 そう、思い込むことにした。]
(153) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[わたしは言わない。乃絵ちゃんに言わない。 何の確証もない以上、言っていいことじゃない。 わたしは慣れない善悪で口を塞ぐ。
乃絵ちゃんだけじゃなくて……そうだよ。 こんなこと、誰にも言っちゃいけない。]*
(154) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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— 購買 —
[レジの上にはいくつかの小銭の纏まりがあって、 昼間に柊くんと来た時とあまり変わらないように見えた。 わたしは乃絵ちゃんをお菓子コーナーに案内する。]
ひとみちゃんと綿見さんにお裾分けするとしても、 1人1つくらいかなぁ。 夜だし……無闇に食べすぎないようにはしないとね。
[乃絵ちゃんと綿見さんの間に壁があることは、 わたし>>0:361、気づいてないことになっている。 多いなぁ、こういうこと。 ここに来て強く実感するようになった。
ちょっと薄暗い棚の中を物色してふと目についた袋を わたしは手に取った。乃絵ちゃんに声をかける。]
(155) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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こういうのは?
[丸いフォルム。記事はプレーンとチョコの二種類。 砂糖がたっぷりまぶされて、一口サイズの個包装。 真ん中にはぽっかり穴が空いている。
さっき鳩羽くんと話した時に似たような形>>130を 想像したせいだろうか。 わたしの手はとびきり甘いミニドーナツを選んだ。]
(156) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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昔、ドーナツの穴覗いてみたことなかった? 何が見えるんだろうって。 見えるもの、同じなんだけどね。
[もし理由を聞かれたらって焦ったのかも。 わたしは乃絵ちゃんの反応を待つ前に話を付け加える。
わたしは袋を右目の辺りに持ち上げた。 今は穴なんてないから、何も見えないんだけど。
どう? ってお菓子のチョイスを尋ねたつもりで、 わたしは乃絵ちゃんに尋ねた。]*
(157) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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── 現在:階段 ──
[ 嘘だと思いたい。>>144 どうしてだろうかと問いたい。>>145 その気持ちは、炭蔵も同じだった。
確かめるような言葉を聞いても、>>146 今の炭蔵は自信を持って肯定できなかった。 でも、wishの部分でなら言葉を吐ける。 ]
そうであって欲しいと、思う
[ 現実世界のこと。>>147 ]
(158) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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[ もうどっちが正解なのか分からなくなっている。 この世界で死んでしまえば、 現実世界では生きられるのか。
この世界と現実世界は連動してるのか。
答えのない手探りの中ではあるが、 鳩羽の願望通りになっていて欲しいと願う。 でなければ、お通夜状態から抜け出せない。 ]
(159) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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……ひとまず、階段にあると危ないし 少し場所を動かさないか?
[ 下を見ずに降りてきたら踏むかもしれないし。 例え人形であっても、─── 悪い樫樹 不気味だ、と思ってしまうだろう。
そうだな、ひとまず階段の踊り場の隅か、 それとも空き教室か、その辺り。 勿論、鳩羽には手を貸すように依頼する。 ]
(160) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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一つ目の鐘が鳴って、九重が消えた 二つ目の鐘が鳴って、マネキンが増えてる こうして一人一人消されていく前に、 俺たちに何ができるんだろうな
[ 何かを、したい。 でも、何をすればいいのか分からない。 まだ、もうひとつのマネキンのことを知らないから、 ひとつの鐘でひとり消えると思っている。
樫樹──に似ているマネキンを移動させながら、 ぽつりと呟いだ。 *]
(161) 2021/06/10(Thu) 16時頃
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— チャイムが鳴った後:渡り廊下 — ・・ [昨日、九重さんのことがあったばかりなのに、 わたしは長々と1人で出歩いている。
最初はスマホを取りに行くだけのつもりだったから。 予定外のことではあるけれど、 わたしはそれくらいじゃ乱れない。
けれど、聞き慣れたチャイムの音には動きを止めた。 一度目は文化祭の中に迷い込んだ。 二度目は悲鳴の後、九重さんの人形が見つかった。
じゃあ、三番目は? 法則が見えずとも、 何かあるかもしれないって思うには十分でしょう。 濃密な死を、覚えている。
わたしはしゃがんだまま、 鼓膜からチャイムの音が消えるのを待った。]
(162) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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── 夜・3-9教室・メイ ──
まっっ て?? すきじゃなくなくていい いや、そうじゃない、違う、 違わない?違うな??
[ツッコミが必要か! >>131 これはそういうツッコミが必要なのか、 そもそもどういうツッコミが必要なのか………
男・鳩羽憐はその謎を解明するため アマゾンの奥地へと向かった………
FIN
危ない。危うく終わらせてしまうとこだった。]
(163) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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[名前を呼ばれたのはまだしゃがみこんでいた頃。 視線を上げると昨夜ひとりで出ていった人>>75、 向井くん>>78の姿があった。 向井くんが近づく度、わたしの首が上を向く。]
落とし物、しちゃって。
[事情を簡単に説明しながら、 わたしは不審に思われないようできるだけ自然な動作で 10円玉を右の手のひらに収めようとした。
きっとこれを握りしめたところで冷たいだけ。 ひとみちゃんが渡してくれたお守りみたいに 安心できはしないんだろうけど。 薄青色のぼたんは、右ポケットで眠っている。]
(164) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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俺が俺であること?
[頭よくねーってこういう時に損。 そしてやたらめったら考えちまう性格も多分損。
メイが至極当然のように返す言葉に、 そうかー!わかった!なんて納得ができずに ふうん??ってその意味を理解しようとする。
俺さ、こういうところがダメなんだよな>>132 寄り添ってるつもりでも判んねーことが多くて。 ……でもさ、わかんねーけど。 わかんねーなりに、意味があったなら嬉しいよ。]
(165) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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[自分がお日様のようなひとだとか 思われてるなんてさ、まあ知らないわけだけど。
どっちかって言うとメイは月みたいなひとで なんもわかんねー暗闇の中でも、 大丈夫だよって、足元を照らしてくれる。
自分の役割なんて判んねーし でも、笑わなきゃいけねーなって思ってるのに うまく笑えない、自分に対してだって。
『 今は何かになれてる 』って。>>133
ついには泣きそうにまでなった俺に対して 優しい音だけが、帰ってくる >>134
ほら、また。メイの瞳が三日月みたいに細くなる ]
(166) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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メイも、今。 ちゃんと 何かになれてるよ。
[誰かが誰かであることが、役割であるなら。 メイが多分いまそうして足元を照らしてくれるのは ちゃんと今、役に立っていること。
顔はあんま元気ないけど、許してくれ。
それからメイに告げたのは、 トシミが無事であるといいなってことと、 ありがとう、っていう気持ちと、それから。]
(167) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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大丈夫。
[根拠のない、大丈夫、だけど。 さっきの役割の話をしたときの 元気のなさそうだった笑い顔を思い出してから
── 大丈夫、十分いろんなものを貰ってる そんな気持ちを十二分に込めて、お返し。]**
(168) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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……今日、も、それなんだね。
[足元の変化は平坦じゃない。 話題の逸らし先に迷って、 いつもより少し間を開けて話しかけた。 わたしは見覚えのあるラインナップ>>1:278>>15を見る。
わたしはしゃがんだまま。 別に腕を貸して欲しいって訳じゃない。
ひとりでヘーキ、でしょ。 昨日は心配もあったけど、今はそっちの方がおすすめ。
わたしは向井くんをうんと見上げてへらへら笑った。]*
(169) 2021/06/10(Thu) 16時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 16時半頃
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― 文化祭・綿見 ―
[端折りすぎたせいでだいぶ簡素になってしまった。>>116 だってこんなん絶対聞いてて楽しい話じゃないでしょ。
それでも綿見はちゃんと耳を傾けて 事情もよく分からないだろうに こちらの目線に立って言葉を返してくれる>>117]
…………うん。
[辛いね、という相槌には こくんと静かに首を縦に振った。 綿見が遮らないからもう少しだけ、 甘えて口を開いてしまう。]
(170) 2021/06/10(Thu) 17時頃
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前に綿見ちゃんから家族の話聞いたじゃん。 俺も家族とあんま仲良くなくてさ。 仲良くないって言うか、壁があるって言うか。 あんまり居場所がないって言うか。
[地味で、平凡で、目立たない両親と弟。 並べば一目瞭然だ。俺だけが異物だってこと。 養子だってことはこの場では省いたけれど]
だからか知んないけど、 外に居場所求めるようになってさ。 俺ってば自分で言うのもなんだけどモテるじゃん? だから割と告白とかもされてきたんだけど、
そんな時……確か中三だったかなあ。 同じクラスになったんだよね。
(171) 2021/06/10(Thu) 17時頃
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[こう言っちゃなんだけど、 ものすごく美人だったとか 人目を惹いたとか、そんなわけじゃない。
ただ自分をしっかり持っていて、 凛としていて、芯があって、眩しくて、 初めてこの子に好かれたいって思ったんだけど。
そこで一度言葉を切って、息を吐く。]
(172) 2021/06/10(Thu) 17時半頃
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もう顔も見たくないって言われちゃった。 好かれるってむずかしーね。
[自嘲気味に吐き捨てて苦笑する。
時々独り言を言っている綿見。 黒沢とあんまりうまくやれてない綿見。 でも、こうして今寄り添ってくれる綿見。
いつか、こわい子かもなんて思ったのを恥じた。 全然そんなことないなって。]
……綿見ちゃんは、そういうことあった? 失恋したり…そうじゃなくても、 仲良かった人と喧嘩したりとかさ。
[何気なく問い返して、ゆるゆるとクリームの角を立てる。*]
(173) 2021/06/10(Thu) 17時半頃
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— 夜:3-9教室 —
待たない。
あは、……いやぁ、待つけど。 いーよ、分かったよ。 じゃ、すきじゃなくなくとくね。
[反射的に返しちゃって、あぁ、何か懐かしいなって。 わたしたちの会話、きっとこんな感じだった。
楽しいこと、いっぱいあって。 お喋りじゃないわたしが、少し賑やかになる>>0:1058。 月が輝けるのはお日様がいるからだ。
つい最近の話なのにね。 わたしは今朝の誤解を解けた時よりずっとすっきりした 気持ちで、混乱する鳩羽くんを見守っていた。]
(174) 2021/06/10(Thu) 17時半頃
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[役割とは。寂しい時。どうしようもないこと。 わたしたちが抱えているもの。
わたしたちは机ひとつを挟んでいろんな話をした。 わたしと鳩羽くんの意見が噛み合うことは多くなくて、 考えも性格も育った環境も違うことが分かる。
欠けたわたしと多すぎた鳩羽くん>>90。 お日様とお月様。 そういうことを知らなくても、 わたしたちはひとつだけ、同じものを渡せた。
——わたしたちは、 お互いの何かになれてる。>>166>>167
それならいっかって、割と無関心ゆえに楽観的な わたしは思えちゃうんだけど、鳩羽くんはどうかな。]
(175) 2021/06/10(Thu) 17時半頃
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[九重さんの無事を願う気持ちに頷いて、 ありがとうにはちょっとびっくりしちゃうかも。 でも頭を撫でてくれた時みたいな気分になって、 わたしは手の届く距離にある、 頬杖をついた鳩羽くんの腕をぽんぽんと叩こうとした。
最後にうまく笑えない鳩羽くんがくれた 「大丈夫」>>168にはちゃんと笑顔を返せたと思う。]
さて、わたしたちは購買行くね。
[そろそろいい時間。 時計を見れば教室に戻って随分経っていた。
踵を下ろすと内緒話にはちょっと足りないくらいの 近さが離れて、頭が一瞬潜る。それから浮上。 153cmに成長しました。背伸びし続けた足を揺らす。]
(176) 2021/06/10(Thu) 17時半頃
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それじゃ、おやすみ。 ……また明日ね。
[何を言おうかなって思ったけど、 わたしが渡したのは根拠のない明日だった。 わたしは3本指の先が白い右手を振る。
相手の望む方向の言葉ってだけじゃなくて、 そこには確かに、わたしの願いが含まれていた。
一度だけ振り返って鳩羽くんの席の横、窓の外を見る。 窓の外には月も太陽も見えないけど、 何だかさっきより明るくなったように感じた。]*
(177) 2021/06/10(Thu) 17時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 17時半頃
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/* 向井くんの件はバレた方がいいのかなあしつつ、わざとらしすぎないラインを狙いたいのですが、バランス感覚が雑なので仕掛けが丸見えみたいになっている気がしますね。
乃絵ちゃんのドーナツも何か共通のアイテムあったらいいのかなあ的な意味もあるかもしれない。お菓子のドーナツはすごいあまい。おいしい。
(-24) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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/* 拾いにくいロールになってしまった自覚はあるので、鳩羽くんには感謝を箱いっぱいに詰めて郵送せねばなりませんね。 まとめ力……つよ……すご……ありがと……! すきじゃなくなくときましょう。
(-25) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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/* 世界の何よりもピアノ優先くらいの勢いなので両親がどうなろうともみたいな方向でも良かったのですが、両親(特にお父さん)の愛情を知って、自分の幼さを実感したというか、大人になろうとして加減が分からなくなっているイメージです。両極端。
母は夢を叶えるためなら悪者にでもなってやらぁなタイプ。芽衣も母までではないけどこっち寄り。母もちゃんと夫のこと好きです。 父は普通に近い感性なので負担はここが大きかった。でも妻も娘も愛しているのでできるだけやりたいことはやらせてあげたかった。
だからこのまま駄々をこねるとお父さん死んじゃうなあって思ったので手放した感じ。
明確な悪がいない問題にしたかった。どう解決したらいいか分からないみたいな。自分用メモ。
(-26) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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/* そういえばデザイン関わらなかったのでダイス振ってなかった。 こっそり振ってみちゃおう。69(0..100)x1
(-27) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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/* 芸術肌ってことかもしれない。 死人で悪者で子どもなだけだけど。 でも美術より音楽なのでなかなか縁がありません。
(-28) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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― ―
[愛想よく振る舞っていれば、嫌われずに済むらしい。
処世術の一環としてそれを学んだ俺は 顔色を窺って媚びることばかり上手くなっていった。 小学生の頃から一部の大人は可愛がってくれたし それも中高学年に入ればマセた女の子たちが 自分のことをちやほやしてくれた。
ありがと。俺も好きだよ。可愛いね。 好かれるのがただ嬉しくて 無邪気にそう返していた子供の頃は まだそれでも特に困ることは無かった。]
(178) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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[中学生になって、話は少しだけ複雑になった。 大人の真似事をし出した俺たちは 付き合うとか付き合わないとか、 そんな話だって出てくる。 よく意味なんて分かってない癖にね。
ああ、一応俺の名誉の為に言っておくけど 別に二股してたつもりはないんだよ。これはほんと。 ただ「付き合おう」って言われて「いいよ」って言った後も 他の女の子とも変わらず遊びにいったり仲良くしてただけ。
これ男女の深刻な差だと思うんだけどさあ、 中学生男子にとって「付き合う」って精々 「エロいことしても許される」くらいの認識しかなくない?
つまり俺は「しない限りは問題ないじゃん」って思ってた。 あの子ともあの子ともただの友達。 何も悪いことしてないじゃんって。]
(179) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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[当然、そんなん通るわけないんだよねえ。 一時は本当に付き合って別れて 付き合って別れてを繰り返してた。
俺も何で怒られたり泣かれたりすんのか いまいちピンと来てないながらに これあんま良くないな?って学習して それからは付き合ってる子の機嫌を損ねないように 振る舞うことを覚えた。
でも、そんなの結局長続きしなくて、 にこにこしながらなーんか 上手くいかないなあなんて思ってた。
…………そんなころだったかな。 あの子に会ったのは。]
(180) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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[しっかりしてて、友達想いで、 決してつんけんしてるわけじゃないんだけど 自分の思ってることはちゃんと言える子だった。
気付いたら好きになってたんだ。 もしかしたら、あの子に好きになって貰えたら 俺も自分のこと好きになれる気がする。 そんな風に思ってたのかな、わかんないや。
何かと話しかけたり、一緒に帰ろうって誘ったり 困ってそうだったら手伝ったり、 俺としてはただただ仲良くなりたかっただけだった。
………いつからだったかなあ、 俺が話しかけるたびにその子が 困ったような顔をするようになったのは 何気なくやんわりと避けるようになったのは。 でも俺は何が悪いのか分かんないから、必死になって――]
(181) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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[ある日のこと。
教室でぽつんと立ってるあの子に いつものように話しかけた。
くるりと振り向いた瞳は真っ赤に腫れていて、 ぐしゃぐしゃになった顔に俺は面食らった。
「XXXって子、覚えてる?」
聞いたことのないような低くて静かな声。 焦るじゃん。その子に苛められたのかなって。 嫌なことされたのかなって。俺――――]
(182) 2021/06/10(Thu) 18時頃
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"余計なことしないで!!!!!"
(183) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ ねえ、どうして私に構うの? 私のこともからかってるの? XXX、まだ柊君のこと好きなんだよ。 きみが私に声をかけるから、 XXXに誤解されて、私……… 柊君は覚えてもないんだね。 傷付けられた子の気持ちなんてわかんないんだ。 柊君なんて――― ]
(184) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ …………… ]
(185) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[……………うん、そうだね。 要するにこれも突き詰めれば自業自得。 やっぱり俺は悪い子みたいだ。]
(186) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[世界には二種類の人間がいた。 俺のことを好きな人と、そうじゃない人。
でも、嫌われない方法ばかり覚えた俺は 「好かれたい人」に出会った時 どうすればいいのか全然分からない。
「好かれたい人」には こんな俺なんかよりももっと好きな人がいて、 俺はどう足掻いたってそこには入れないみたいだ。
ずっとずっと子供の頃から今も 薄っぺらい笑顔を浮かべてひとり、 空虚に空回り続けている。**]
(187) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 暮石の首がだんだん上を向く。>>164 少しずつ傾いてって──、ぼきり。
……とはならなかったけど、 徐々に傾く様子を見てた慎一は、 九重みたいな人形を思い出して、 ……ちょっとだけドキドキした。
ごく近くまで来て、見下ろす。 ……大丈夫、ちゃんと人間だった。 口は開くし、声だって発する。]
(188) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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……落とし物?
[ そう言いながら何かを手繰るように、 暮石の手が硬貨を一枚握りこむ。>>164 それを慎一は立ったまま見てる。]
え? あーー、うん。 今日もあって、よかった。
[ 急に自分に話題が飛んできたから、>>169 慎一はちょっとびっくりしちゃって。 半ば反射的に答えはするんだけど、けどさ。]
(189) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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……立たねえの? まだ見つかんねえのあるなら、探す?
[ パンはそのへんに置けばいいしね。 しゃがんだままってのは、変だよ。>>169 慎一もさすがに怪訝に思うくらい。
いつも通りのへらっとした笑いを向けられて、 慎一は困惑したような顔をしちゃう。]
つか、こんな時間から、 なんでこんなとこ──、
[ そう言いながら顔を上げて、周囲を見て、 そのときやっと慎一はひとつ変化に気づいた。]
(190) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ 慎一が歩いてきたのと、反対側。 暮石がいるほう。渡り廊下の奥。
同じものがいくつも並んでる。 同じもの。3年9組の屋台。ちょっとホラーなお店。
昨日出口を探してさまよってたとき、 ここは、こんなふうじゃなかったはずだ。 ……おばけの学校じゃないんだから、 もっと彩り豊かな通り道になっていたはず。だった。
唖然。という感じに慎一はそれを見る。]
(191) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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……なんで? 昨日まで、こんなんじゃ……、
[ 本当に純粋に「増える」あるいは「代わる」、 そうなることの意味が理解できずつぶやく。、
ああこれは、ほぼ独り言しての「なんで」だから、 あんまり気にしてくれなくてもいい。
どちらかというとひとつ前、 どうしてここにいるのかってほうが、 疑問らしい疑問ではあったんだけれど。 果たして答えは得られるんだかどうか。
ぽかんとしたまま、もう一度暮石を見下ろす。 さっきちらりと見えた硬貨の意味にも気づかずに。*]
(192) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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/* そういえばメモ見たら、 炭蔵からめっちゃ無効票入ってて笑いました
(-29) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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── 現在 ──
[ うろたえている様子にまた苛立ちが募った。 しらばっくれているのかな。>>136 それでも良い子ぶっているのかな。]
ふざけないでよ。 なに被害者ぶってるの。やめてよ。 私が悪いのなんてとっくにわかってるから。
あんたがいい子だから私は惨めになるの。 わかんないよね。わかる訳ないよね。 だってあんたは正しい良い子なんだもの。
[ 震えていようがお構いなしに、 光の点らない昏い瞳でじいっと見つめて。]
(193) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ 言いなよ、って言った。 思う存分私を罵る言葉が来ると思った。 自分がもう訳がわからなくなっていて、 責め立てられればイーブンになると思ったのか。
だって私ばっかりこんなにみっともなく 八つ当たりめいた吐露をしているんだもの。 あんたも加害者にならないとおかしいよ。]
何。 これだけ私を虚仮にしておいて そーやってまたいい子ぶるの。
[ けれども返された言葉は、>>140 私の意図していた方向とは違った。]
(194) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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そう、嫌わないで って、……
……………………ふぇ?
[ 辿々しくも告げられた言葉に 意味を理解する前に反射的に返答をして、 めちゃくちゃ間抜けな声が漏れた。
やっとここで自分が相対している人間が 誰であるかの認識が出来た。]
(195) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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[ 目の前に居るの、あの子じゃないじゃん。 黒沢さんじゃん。]
(196) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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あ、えっ、あの、ちょっと、ちょっと待って、 ごめん、えっと、…………。 ……黒沢さん、だ……?
[ さっきまでの剣呑な様子は何処へやら。 現在の状況を正しく理解したならば、 へなへなとその場に座り込むだろう。]*
(197) 2021/06/10(Thu) 18時半頃
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── 現在・階段下 ──
[考えれば考えるほどわかんなくて、 しかもユーガが考えても判んないこと、 俺に分かりようがなくて。>>158
だけど、wishの部分で呟かれた言葉に 俺は大きく同意する。
「 うん、だよな。 」 ]
(198) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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……そうだな。 踊り場だと、リ……人形、可哀想だし どっか教室入れてやろうぜ。 [リツ、と言いかけて、首を振る。 心のどこかではこいつがリツだって思ってて 俺は、現実と精神世界の狭間で混乱している。
そうして階段脇の教室の扉を開ければ 喫茶店の出し物のセットがあったものの 人形ひとつ寝かせるスペースはありそうだ]
(199) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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[上半身を持ち上げる時に、 人形の首がぐらりと揺れて思わず支えた
人形を運ぶ時、ほんのすこしだけ。 今日は血が出てなくてよかった、なんて そんなことを思う。
血が出てようが出ていまいが、さ 階段から落とされ(たって思ってる) 首を折られて。 悪趣味には、違いないけど。
……ホラーは、ダメだから。ってさ。 俺はまだ、教材倉庫での惨状を、知らない。 それに、3-9の屋台が増えてることも。]
(200) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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[人形を寝かせて、テーブルクロスを掛けとけば 一応、ここは、まあ大丈夫だろ。 張り紙しとく?なんてそんなことを話しながらさ。 さっき。ユーガが呟いたこと、改めて考える>>161]
……これ、全員消されるのかな。 鐘、多分いっつも9時ちょっと前に鳴ってる だから次の9時が来たらさ、 また、……消されて、増えるのかな、人形。
[全員、勿論俺と、ユーガも勘定済みだ。 でも、俺たちに何ができるか、の部分には どうしても答えが出せそうにない。]
(201) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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……送り主を探すのは、容易いだろうよ。
残り数人しかいねーわけだし、 仮に自分の意思じゃなくたって 俺もユーガも多分違ぇって思ってるし。 後は多分消去法か、自己申告。
文化祭で時間が止まって欲しいと願うほど 文化祭だけに思い入れがあるやつ。 カッターナイフにご縁のあるやつ。 いつだって死が隣り合わせにあるようなやつ。
探して、人を消すのを止めてくれって頼んだら 止まってくれんのかな。それだったら探すけど。
(202) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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……でもさ
現実でも「限界だ、耐えられない」なんて そう思わせちまったやつ本人だとか、 そう思ってるやつの、暴力的な世界に対して。
そもそも。俺らになにかできるのかな。 なにかする、資格はあんのかな。
ユーガも委員長で頑張ってたしさ 俺も、3-9が楽しくなるように、 1年間割と頑張ってきたつもりだしさ うっせーだけって思ってるやつもいるかもだけど
でも俺ら、全力で頑張ったじゃん。
(203) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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でも、それでダメだったんだろ。 ダメだから、こういう世界を生み出したんだろ ………なにも、できる気がしねえ
恨んでんのかな、俺らのこと。 なにも、してくれなかったから。
[世界の主の気持ちは、判んねえ、って。 悪ぃ、喋りすぎた、ってため息ついてから 首を、緩く横に振った。]*
(204) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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―― 昨日の夜:購買へ ――
それなら、食べたことのないお菓子に挑戦してみる、 とか?
[ 芽衣もお菓子にはあまり詳しくないらしい。>>148 それなら、ってそんな提案をしつつ、 私は芽衣と購買へ向かう ]
お菓子、食べないわけじゃないんだけど、 うちの母は、手作りにこだわる人だから、 あまり市販のお菓子、食べたことなくて。
[ 母は完璧な主婦であろうとする人。 それはお菓子の分野もそうで、 私にとってお菓子っていうのは、 母の焼いたクッキーやマドレーヌだった。 きっとそれは、贅沢なことで、感謝すべきことで、 でも、少し息苦しいことだった ]
(205) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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[ 生徒会の仕事中、誰かがお菓子を持ち込むことはあった。 摘まんでいいよって言われたけど、 何かをしながら食べるのは行儀が悪いって しつけられていた私には、どうにも抵抗があって、 せいぜい、キャンディを口に入れるくらいだった。 「黒沢さんは真面目だからなあ」なんて言われて、 きっと褒められていないその言葉に、安心してた。 「黒沢さんでもそんなことするんだね」って、 いい意味で言われたとしても、そんな言葉は怖かった ]
(206) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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やまないね。
[ 芽衣の言葉をオウム返しして、>>149 私も窓の外を見る。 真っ暗な夜の中、白い雪はまだちらちらしている。 ここが誰かの精神世界だとして、 始まりはどこからだったんだろう? この雪も、誰かの心に降ってるの? そんなことを考えている私は、 芽衣が窓に顔を向けた本当の理由を知らないままで ]
(207) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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どうかした?
[ こちらに顔を向けた芽衣は、>>152 なんだか少しもの言いたげな顔をして見えて、 私は首を傾げる。
私がここを作ったの?って聞かれたら? きっと私は、私じゃないよって答える。 精神世界の話を聞いた時も、 その本人が自分である可能性なんて考えもしなかった。
死ねたら楽だろうなって思うことはある。 だけど、実際に死ぬとなると、それって全然違うでしょ? 死ぬのにはきっと、覚悟とか、勇気が必要で、 そして私にはその両方ない。 私はそう思ってた ]
(208) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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[ 棒倒しみたいな危ういバランスで、 でも倒れずに自分は生きているんだと思ってた。 危ういけど、私は倒れないって思ってた。 じりじりと砂を削られても削られても、 なかなか倒れないから、 いつか倒れることなんて忘れてたの。
倒れる時はあっけないんだってこと、忘れてたの ]
(209) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 20時頃
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[ 認知のゆがみに私は気づかない。 自分は違うと思いながら、 他のみんなのことも違うと思っている。
どこかに必ずこの世界の主はいるはずなのに、 誰のことも「きっと違う」と思っている。 全くイメージが浮かばない「誰か」に対して、 どうして気づけなかったんだろうと胸を痛めている ]
(210) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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[ 芽衣が案内してくれた購買のお菓子コーナーには>>155 いろんな種類のお菓子があって、 どれも美味しそうで、目移りして困る。 ほとんど食べた記憶のないスナック菓子? それともチョコレート? チョコレートも種類がいっぱいで、 どれを選べばいいのかよくわからない ]
そうだねー。
[ 芽衣に返事をしながら、 綿見さんは私が買ったお菓子を受け取ってくれるかなあ? なんてちょっと弱気になってしまう。 食べ物に罪はないから、受け取ってほしい ]
(211) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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[ 芽衣が選んだのはドーナツ。>>156 だけど、私はこんな小さいドーナツ食べたことなかった。 ドーナツも、やっぱり私にとっては、 母が作るものだったから ]
子供の頃、覗いてみようとしたら、 行儀の悪いことはやめなさいって怒られちゃった。
[ 食べ物で遊ぶのはやめなさい、だったかな。 母はそう言うことにもうるさかった。 ちゃんと手を洗って。椅子に座って。 両手できちんと持って食べなさい。
見えるもの、同じ。>>157 きっと芽衣は何の気なしに言ったんだと思う。 いつもの私なら、そうだねって流して、 それで終わりだったと思う。 でもなぜか……なぜかその時は、 思わぬ言葉がぽろって零れた ]
(212) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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同じかな。同じ、なのかな。
[ 私はドーナツの穴を覗いてみたことがない。 だから本当にその先に見えるものが同じかはわからない。 ……なんてことを言うつもりはないけど ]
私と芽衣が見えてる世界は、実は全然違ってたりして。 ……なんてね。
(213) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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ごめん!なんか、変なこと言っちゃった。 あ、私はこれにしようかな。
[ 私はそう言って、チョコレートを手に取った。 冬季限定って書いてある。 よくわからないけど、 冬しか食べられない特別?なチョコレートってことよね。 特別?の割には、あのチョコにもこのチョコにも 冬季限定って書いてあるんだけど* ]
(214) 2021/06/10(Thu) 20時頃
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── 前日/鳩羽くんと ──
[ げんこつ一発で済んだだけ良いと思って欲しい。
それはともかく、やっぱりそうだよね、と 彼の言葉に首肯いて。>>2:613 概ね感じていることは同じの様だ。 お札は私も見られていない。]
……寂しいだけで閉じ込めた訳じゃ 無かったみたいって事かな。
[ 何のために、どうして。 何を言っても考えてもそれは仮説にしかならない。]
(215) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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[ メールの送り主がこれをやったとは まだ断言できないし、>>2:615 近くにそんな人が居るとも考えたくないけど。
この世界はマネキンを受け入れているし、 カッターナイフは大量に散らばっている。 追い詰められてでもいたんだろう、 それは文面からもわかるものだけれど。
生きづらさ、遣る瀬無さに。 つらいな、という感想が聞こえて。]
(216) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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…… 辛いだろうことは想像できるけど。
鳩羽くんや。 私達はその哀れな辛がってる奴に 悪意を向けられてるのを忘れないよーに。
[ 考えるなとまでは言わないけれど、 それでも共感し過ぎるのもどうかと思う。 彼がもし無自覚にこの場所を作り出していたなら ある程度まで理解出来てしまうだろうが]
(217) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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あんまやり過ぎると、 この世界と同化して帰れなくなるかもよ。
[ 冗談半分、脅し半分。 怪談においてそういうことはままあるから。 君みたいな考えすぎてしまう子は そのカモになりやすい。気がする。
そのあたり、だろうか。 誰かが教室に近づく足音がして来たのは。]
(218) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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[ 人と人は分かり合えないもの。 人を理解することは難しいし、 何なら不可能にも近いもの。
考えているだけ優しい、と思う。 私はどうしようもないと思ってしまうから。]*
(219) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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── 夜・3-9教室・メイ ──
よーし、それでいいぞ。 すきじゃなくなくとけばいい。
[にっ、と一瞬笑えた顔は自然な笑顔。 ツッコミが逢ってたのかどうかは知らん。 少し賑やかになる三日月の前で どうやらお日様らしい俺は微笑んだ。>>174
そう、俺たちの会話、ずっとこんなんだった。 今朝だって、こんな会話が崩れた時に、 どうしたらいいか、判んなくって、>>0:584 雪で太陽の見えねえ静かな通学路で、 選んでしまった運命を手に、選べねー運命を嘆いてた
そんな「日常」が、随分と、懐かしい。]
(220) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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[俺は別に無関心でもねーし、 実は案外、楽観的でもねーんだけどさ!
お互いのなにかになれてたことで、>>175 誰かが笑ってるなら、それでいいや、って そう思っちゃうタイプだから。
だから、いまはきっと、それでいい。
多分俺らには今もっと、 考えることと向き合うことは山積みだ。 そんな中で、一瞬だけでも日常が取り戻せたこと 俺的には、感謝してるし、そうだな、
そんな無関心で楽観的なとこ、 俺はすきだな、って心の中で呟いた ]
(221) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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おう、おやすみ。 …… うん、また明日。
[まだ、また明日を疑っていなかった1日目。 その「また明日」がどのくらいの意味を持ってるのか こんなに死が隣り合わせにある状況でも、 俺はまだ、気づけない。
その後は暫く席に座ったまま、 ノエとメイの会話を眺めてたり、 シンが教室に入ってきては、食堂へと去ってったり。
ノエやシンにはどっちにも「おう」って 片手上げて挨拶はしたけど、 どちらにもついていかずに、はじまりの1日を終える]*
(222) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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── 前日:マナ ──
……憐れ、 ああ、うん、そうだよな…
[マナの発する“哀れ”に反応してしまったのは 癖みたいなもんだ >>217 辛えって寄り添おう考えようとしながらも 悪意しか感じねー惨状に腹を立てている。 俺の気持ちは、大忙しだ。 ]
同化?! 嫌だ。それは絶対に嫌だ。
[脅しみたいな言葉に首を振りながら、 ああ、でも、って俺は、余計にひとつ考える]
(223) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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もし、メールを送ったやつに、 例えば自覚がなかったとしても。 俺、じゃねーよ。 だってやだよ、一生文化祭の世界なんて。 楽しいことはさ、一生続けるんじゃなくて、 たまにあるから、いいんじゃん。
[ってさ。
……メールについてはさ、 思うこともいろいろあるんだけどさ。 今はあんまり気持ちがそれどころじゃあなくって。 あ〜〜もうまじで無理〜〜〜〜ってひとつ呟いて、 俺は、机の上に突っ伏したんだ。]*
(224) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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— 現在:渡り廊下 —
[わたしの首には切れ込みがないから、 男子の中でも大きい向井くん>>188の顔を見るためには 視線も駆使する必要があった。
そこまで無理して上向くの、たしかに不自然かも。 わたしの手にはマジックの途中みたいに10円玉が 握られているけど、わたしはマジシャンじゃないから 手の中ものを消し去ることなんてできない。 タネも仕掛けもございません。本当にね。]
うん、そうだねぇ。
[今日もあって良かった。明日もあるかな。 わたしたちはいつまで、ここにいるんだろう。 そんなことを考えてたら、会話途切れちゃった。
向井くん>>190も違和感を持ったみたいで、 一向に立つ気配を見せないわたしに意識が向いてる。]
(225) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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大丈夫。ほら、ちゃんと見つかってる。
[わたしは緩く握った右の拳を向井くんへ見えるように 振った。準備期間と変わらず、わたしの爪は短い。 どこにも傷のないわたしの手はいくら揺らしたところで 中身の音を聞かせることはできなかった。]
まぁ、チャイムの音……を、
[聞いてたから。って言おうとした言葉は、 向井くん>>190の視線に止まる。 唖然>>191って顔に書いているんじゃないかな。 それくらい、向井くんの反応は素直で、正直で、 迷子を見ているみたいな気分になった。 子どもみたいな目>>192が、こちらを見下ろしている。 わたしは見つめ返して、笑うみたいに目を細めた。]
(226) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 20時半頃
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向井くん。
[わたしは両拳を膝に押しつけ立ち上がった。 それでも向井くんの目線とはまだ差があって、 残念ながらそれだけで壁になることはできない。
両手に握りしめたものをそれぞれポケットに入れる。 お財布は元の場所に。入れる暇のなかった10円玉は、 ひとみちゃんのお守りと暫く同居してもらう。 ポケットの中、少しだけ重くなった。]
むかいくん。
[わたしはもう一度名前を呼んだ。 向井くんの目が開いているなら、 わたしはそこにわたしの手のひらを翳そうとする。]
(227) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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ごめん、屋台見に来たわたしが悪かったね。 帰ろう。ここは、危ないよ。
[なんでには答えられないけれど、 これでどうしての答えにはなったかな。 わたしから落とした硬貨を目的と繋げることはしない。
向井くんは見なくていいよ。その方がラクでしょ。 あの日も今も変わらずに、 わたしは向井くんを真実から遠ざけようとした。]*
(228) 2021/06/10(Thu) 20時半頃
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/* 女子全員にセクハラすればいい?すればいいね??(そういう村ではない)
マナはパンツ覗いた(小学生か) ひとみとメイは頭に触った(セクハラか)
あとはノエだけだ!!(なんの達成目標だ)
(-30) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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── 現在:階段下 ──
[ 可哀想な人形を、男二人で抱えて歩く。>>199 行き先は喫茶店をやっていたらしい教室だ。 人形を抱えて運ぶのに必死で、 外に並んでいる屋台の異様さに、 炭蔵はまだ、気付けていない。
なあ、このまま首がとれてたら、>>200 現実世界に帰ったと信じたい樫樹の首に、 異常を来してしまわないか不安だった。
九重の人形みたく、布をかけられて、>>201 貼り紙をすることに賛同した。 ]
(229) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 今日も不思議なテンポで暮石は言う。>>225 「そうだねぇ」差し向けられた同意と、 そこからはじまる短い沈黙と。
示された右手が振られるけど、>>226 ただ拳がゆらゆら揺れてるだけ。]
見えねえけど……?
[ 「ほら」と言われましても。 そう続けてもよかったんだけれど、 慎一の意識がふいと逸れたからダメだった。]
(230) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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[ そうして、鳩羽が口を開けば、>>201 軽くなった腕の中とは対象に、 心の中は、ずどんと重くなってゆく。 ]
出来るなら考えたくもないな、 俺がどんな風に人形にされるのかは。 でも、恐らくは─── 消されていくんだろう
犯人探しについては…… そうだな、残りたったの数人だ 確証もないが、宛てがない訳でもない
(231) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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[ 迷子みたい?>>226 実際ほとんど迷子みたいなものじゃない? 不思議な空間に迷い込んで、 行くところも帰るところもわかんない。
……視線がかちりと合って、 すうっとその目が細められてく。
「向井くん」名前を呼ばれて、 ……もう一度。目の前が翳る。>>227]
(232) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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─── そうか。 何もできなかった俺たちを、恨んでるのなら これ≠熹[得はいく。
[ ちらりと、布で覆われた人形の方へと視線を向ける。 既に我慢の限界で、手を伸ばせていなかった。 炭蔵の範疇を超えてしまっていたのだから、 やっぱり自分の限界を思い知らされる。 ]
(233) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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……はい。
[ 二度呼ばれた名前に、それしか浮かばず。 慎一の返事は点呼のときみたく簡素だけど、 ちゃんと目の焦点は合っているから平気。
手に持ったものを取りこぼすこともなく、 自力で立ち上がってた暮石を見てる。
それで。与えられた答えに数度まばたき。 帰ろうとその場を去ろうとするなら、 ヤダヤダって駄々をこねるような真似しないけど。]
(234) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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でも、俺は、 最後の足掻きだと思っていた 俺たちが此処に呼ばれたのは。
恨んでいるのだとしたら、 あのメールの文面は優しすぎる
[ 楽しかったと言ってくれていた。 恨んでいるのなら、そんなこと書くだろうか?
炭蔵はそうは思えなくて、 まだ間に合うと信じたかった。 ]
(235) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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……いいの? なんにも買わないで。
[ ……なんにもつったって、 もうここには一種類の屋台しかないのだった。
財布を持って小銭を取りこぼしてたこと。 それについての疑問でしかなかったけれど、 はて。ここで何を買うってんだろうな。 さっきの言葉じゃ「なんで」には、 少しばかり不足しているんじゃないだろか。
とはいえ、歩き出すならそれでいい。 あの日、ほとんど一日中立ってた場所。 オカルトちっくな屋台を少し振り返り、 懐かしいような、複雑な気分を抱えて。]
(236) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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でも、結局のところ 本人に聞いてみないと分からないだろうな 何を思って、考えていたのかなんて
[ 悩ましげな表情を浮かべども、 それを振り切るように教室の扉へ バンっと音を立てて貼り紙を貼った。
右手首の傷は、振動で微かに痛む。 ]
(237) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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もし、何もできなかった 不甲斐ない俺たちを恨んでたなら 素直に謝ろう。
それで許してくれるかは分からないが
[ ストレートと素直は違うだろうが、 炭蔵祐駕にとって、 今はそれしかできることは見つからない。 ]
(238) 2021/06/10(Thu) 21時頃
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[ ──それにさ、]
……ホントに危ないのかなあ。 ここが誰かの頭ん中だとしても?
[ 根拠のない言葉がぷかぷかと、 ごく自然に慎一の口からこぼれてく。
ここが、誰かの頭の中なら。 もうだれかとそういう話した?
ここが、ここにいる誰かの精神世界なら。 いなくなった九重。散らばったカッターナイフ。 物騒な世界だけど、本当に危ないのかなあ。 不安がって迷子みたいな目ばかりするくせ、 考え出すとそこが引っかかって仕方ない。*]
(239) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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念のため、樫樹が居ないか 校舎の中を探しに行こうと思うが 鳩羽はどうする?
[ 無事、人形を置いたなら、 そう言って教室を出て行こうとしただろう。 **]
(240) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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―― 現在:教材倉庫 ――
ちがう。私、被害者なんて思ってない。 綿見さんが悪いなんて、思ったことない。
[ 必死に伝えても、私の言葉は届かない。>>193 私、自分が何かしたとしか考えたことなかった。 私の何かが不快にさせたとしか思ってなかった。
綿見さんを惨めにしている。 綿見さんを虚仮にしている。>>194 正しい良い子ぶっている。
そんなつもりなかった。 でも、やっぱり私が優等生のふりをしたことが、 綿見さんを不快にさせた? でも私、こんな風にしか生きちゃいけないんだもの。 やっぱり、私の存在そのものが、 綿見さんを不快にさせてる? ]
(241) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[ 目の前が真っ暗になった、その時。 綿見さんのまとう空気が変わった>>195 ]
(242) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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……え。あ、うん。 黒沢だけど……? だ、大丈夫?
[ へなへなと座り込んでしまった綿見さんに>>197 ぎょっとして、慌てて私もしゃがみこんだ。 めまい?貧血? どうしたのかと、綿見さんの顔を覗き込もうとしつつ、 頭の中では現状を整理しようとして ]
(243) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[ そう、今何が起こっていたのか、 冷静になるターンっていうものがやってくる。 えーと、綿見さんはどうやら私を誰かと人違い?して、 ……今、この校舎に入る女子って あと芽衣と番代さんだけだったと思うんだけど、 とりあえずそれは置いておいて、 私は人違いされてるのに気づかずに、 みっともなく子供っぽいお願いみたいなことをした、と。 ……冷静になってみたら 相当恥ずかしいことを言ったような気がする。 嫌わないでほしい、って。 嫌われてるの、辛いって。 なんというか……なんというか、伝えるにしても 他にもっと言い方ってものがあったんじゃない!? ]
(244) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[ 自覚するともう駄目で、どんどん顔が熱くなる。 きっと今私は耳まで真っ赤になってると思う。 蚊の鳴くような声で、私は何か言葉を探した ]
え、えーっと……誰と間違えられたか ちょっとわからないんだけど…… ……その、綿見さんを虚仮にするような人は、 正しくないし、いい子じゃない、んじゃないかな……。
[ もごもごと言ったけど、これはその、 いたたまれなくて、頭が回らないまま口走っているので あまり気にしないでほしい* ]
(245) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[>>100>>101夜のお菓子パーティー。
ああ、楽しかったな。 鞄にポッキーを忍ばせていたので、それを取りに行って加わった。 眠くなるのはすぐだったけど、それまでお菓子を摘みながらのトークに参加したっけ。
お泊まり会とか、憧れるじゃん。 閉じ込められてなんかそれどころじゃなかったけど、 あの時間はそれに近かったんだなって、思えばそうだね。]
(+0) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[もう一度やろうよ。ね。 両親は外でお泊まりとか許可してくれないだろうから、 じゃあ、うちを使わせてもらえるように説得するから……。]
(+1) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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— 自室 —
[目覚めて体を起こす。 お腹のあたりを撫でるけど、特に何の怪我も無い。 やけに生々しい夢だった。
部屋の明かりが眩しい。 眠る時はいつも常夜灯の薄明かりを点けるので、 今は、そう、勉強の途中で一休憩してたんだっけ。 寝落ちってやつだ。]
……ふう……。
[夢の中でいろんな話をしたし、 思い出してしまったこともある。 なんだろう、あれはやっぱり現実だったのか。]
(+2) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[こんな時、いつも現れるはずのぼたんの姿が、 なんだかやけに遅い気がする。]
(+3) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[……スマホを開くと通知が届いていた。 クラスのグループチャットではなく、 個別送信という形で、利美ちゃんからメッセージが届いている。
『精神世界から帰れた皆へ』
……そして、続けて書かれたのは。]
乃絵ちゃんが病院に?
[精神世界というワードと、あの閉ざされた校舎のことが書かれており、 乃絵ちゃんがカッターナイフで自殺を試みて病院に運ばれたこと。 それが記されていた。
さっきまでのことは全部、夢なんかじゃない。]
(+4) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[乃絵ちゃんの容態は良くはなく、助かるかどうかは半々とのこと。 利美ちゃんは一足先に病院に向かい、 離れゆく魂を掬い上げるための祈りの儀式を行うんだとか。 ……それは何のことかよくわからなかったけど。
それなら私も勉強してる場合じゃない。 夜も更けた時間、外は当然真っ暗だ。 両親はまだ起きてるかな。
リビングを覗くと明かりが付いている。 良かった。そこにいる父親に、懇願するように声をかける。]
(+5) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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友達が危篤だから、病院に行かなきゃ。 お願い。 お願い、今日だけは……。
[驚いた様子の父親は、少し考えて、 わかった、と言い、奥にいた母親を呼ぶ。
夜に一人で外出するのは認めない。 だから母親が車で送って行くし、終わるまで車の中で待機してる。 それを条件に許してくれると言う。]
(+6) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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うん……わかった。ありがとう! 明日も早いのにごめんね。
[仕方ないわ、と母親が笑う。 父親は明日も仕事だから、車を出せるのは母親しかいない。
両親の取り決めた門限は絶対だけど、 でもやっぱり、この人たちは私を愛してくれている。 どんなに恵まれていることだろう。
母親が車のキーを取りに行く。 今日はその速度を追い越したりはしない。 部屋着から外出用の服に着替え、急ぎ身支度をする。**]
(+7) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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— 昨日の夜:購買まで —
[わたしと乃絵ちゃんの会話はいつも>>0:849みたいに ぽつぽつと。もし雪が地面に落ちる音があるのなら、 聞こえたんじゃないかってくらい。
さすがにお菓子は禁止されてた訳じゃないんだけど、 混雑するお昼はご飯だけ買っちゃうことが多いし、 放課後は友達とお喋りもせずに帰るから、 そもそも手に取る機会がない。 お母さんが買ってきてくれるの食べるくらいかな。
でも、甘いのはいい。 とびきり甘いの、すきだよ>>0:595。 わたしは乃絵ちゃん>>205の話に相槌を打ちながら、 薄っぺらいすきとエピソードを返した。]
(246) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[わたしは放課後の乃絵ちゃん>>206を知らない。 わたしは乃絵ちゃんが与えてくれた乃絵ちゃんしか、 知らない。
それで良かったはずなのに、 落ち着かない気持ちになるのはなんでだろう。
わたしは窓から視線を外し、乃絵ちゃん>>208を見た。]
……ううん、なんでもない。
[ここに来てから誤魔化すの、どんどん下手になる。 平気だったため息が、わたしにもしもを突きつける。 首を傾げる乃絵ちゃんにそれしか言えなかった。]
(247) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[わたしがわたしをここの世界の主人だと思わないのは、 わたしがわたしだから>>2:171だ。
わたしよりふさわしい人を、知っているからだ。]
(248) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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── 現在:1F教室→ ──
[消されたあとで、どうなるかなんて 俺は考えたくも、なかった>>231 確証のないWishを並べて、 どうか生きていますようにって、願うだけ。
でも俺が薄情だったのはきっと、 頭の中にある最優先がリツとトシミで、 メールを送ってきたやつに対する状況を、 全然考えられてなかったってこと。
ユーガの話じゃそもそも 誰かが死に瀕することで精神世界が生まれる、 なんて内容だっただろうから。たしか。
でも、目の前で見た「死体」と、 目の前にない「遺書」だけの誰かじゃあ ちょっと、感情の溢れ方が違うのは許してくれよな]
(249) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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……最後の足掻き、か。 助けて欲しい、ってこと?
[メールの文面が優しすぎる、に 確かにそうだなあと頷いた。
お前らも道連れだ!とか、 俺の苦しみを味わえ!だとか、 恨んでたら一言追加されそうなものだし。]
(250) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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早く行こ。 食べたことないの、探さなきゃ。
[でも、当の本人は至って普通で、 至って普通にわたしたちの中にいて、 わたしの想像が間違いなんじゃないかって思っちゃう。
その方がいい。その方がいいから、 わたしはラクな方に流れようとする。 わたしのラクな方へ流れようとする。
名前を呼び合うから友達なんて考えるくせに、 わたしの中にはとっくに、 乃絵ちゃんに対する意思が芽生えていた。
歩みを進めると、上靴が触れて音を立てた。 ——雪が降り続けている。]*
(251) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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逆に、 自分を見つけて、みたいな そういうメッセージだったりするのかな
チャイムと、誰かが消えていくのは タイムリミットみたいなもの、とかさ。
[全部、全部、推論にすぎないけれど。
例えば悪趣味な死に方で人が消えていくのも、 そいつが受けた苦しみの分だったりするならば。 同じくらい苦しんでる人が、ここにいる、っていう そんなメッセージ。
なんにせよ、現実世界のリツとトシミが心配なのは 俺にとっちゃ、変わらないけどさ。]
(252) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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そうだな。 わかんねーし、謝って済むなら謝ろ
[ため息つきながら、ユーガが張り紙を貼るのを見た 前髪に隠れた表情からは、ちいさな痛みの気配は 察することなどできるはずもない >>237>>238 ]
(253) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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— 昨日の夜:購買 —
[食べたことないのって話してたのに、 結局わたしが選んだのは穴の空いたドーナツだった。 店を物色している乃絵ちゃん>>211に袋を見せると、 どうやら初めての様子。]
すっごい甘いから、お茶があってもいいかも。 ほうじ茶も買う?
[わたしのお母さんも身体のことを考えて 食事を作ってくれてたけど、乃絵ちゃんの家ほど 厳しくはなかった。 だからたまに買ってきてくれるお菓子は市販のもので、 わたしはやっぱり甘いお菓子を好んでいたみたい。 そう大きくなってから聞いたことがある。]
(254) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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わたしも怒られたー。 でもついやりたくなって、こっそりやってたな。
[わたしのお母さんはピアノのことは鬼みたいに怖いけど、 普段は優しいお母さんだったから。 外ではダメだけど、家では多少見逃してもらってた。 だからわたしの怒られたと乃絵ちゃんの怒られたは違う。
乃絵ちゃんの呟き>>212が聞こえた。 わたしは目の前に翳したドーナツの袋をどかして、 乃絵ちゃんを見上げる。]
(255) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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うん、俺も探す。 あ、それから。 もし本当に9時前に必ずチャイムが鳴るなら 次は21時前だってこと、ってことだろ
だから、それまでは安心かもだけど、 21時前には全員集まってたほうが、 なんとなく良い気がする。
[もしも「殺されているなら」の話。 ユーガは、どう、思うかな。]
(256) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[なんにせよ、教室から出たら、 じゃあ俺はこっち探してみる、って ユーガの向かう方向とは逆のほうを指して、 捜索を、開始するはず、だけど。
向かう方向によっちゃあ、 同じ1Fの惨状を目にすることになる筈で。]*
(257) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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[わたしは両腕に力を込めて袋を開けた。 まだ支払いはしてない。でも今必要だから。]
はい。
[わたしは個包装のドーナツをひとつ摘んで 乃絵ちゃんに差し出した。 真面目な乃絵ちゃんは受け取ってくれないかな。 もしその時は開けた袋を抱えたまま、 レジに小銭を置いてくるつもり。]
はい。
[リベンジ。 どちらかのタイミングで渡せたらいいな。
わたしも袋からミニドーナツをひとつ摘み上げる。 一口で入っちゃうくらい小さな輪っか。 透明なビニールがちょっと邪魔だけど、 わたしはそのままドーナツの穴を覗き込んだ。]
(258) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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乃絵ちゃんがいる。
[わたしは正面にいる乃絵ちゃんの顔をじっと見つめた。 ちゃんと、ここにいる。わたしにはそう見える。]
乃絵ちゃんは?
[わたしはそう言って、乃絵ちゃんに促してみよう。 乃絵ちゃんはどうするだろう。わたしは黙って見守る。]
見えてるもの、同じだねぇ。
[炭蔵くんと視界を共有した時>>1:150と同じ話をした。 でもきっとそういうことじゃないんだろうってことも ちょっとだけ、分かってきた。
さっき別れた鳩羽くん>>222の顔が浮かぶ。 違うとこ、いろいろあったもんね。 鳩羽くんの真似をするように二度、深呼吸。]
(259) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 21時半頃
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……もし、見えるものが違うなら、いつか教えてね。 わたしが知らなくて、乃絵ちゃんが知ってること。
[聞くよ>>0:1167より近い、教えてね。 わたしはあの時みたいに頭に触れようとした。 今回はミニドーナツ付きなので少しがさがさするかも。]
ね。
[わたしからはそれだけ。話は終わりって伝えるように、 乃絵ちゃんが選んだチョコレート>>214を覗き込む。]
(260) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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冬季限定味だー。 冬季限定が終わったらどうなると思う? 春季限定が出るんだよ。
[なんて話をしながら、乃絵ちゃんが選び終えて 支払いをするまで待って、お菓子たちと一緒に 保健室へ向かおうか。
ひとみちゃんと綿見さんにもお裾分けできたらとは 思うんだけど、わたしはなんでもいいよ。 みんなの一番ラクな結果でいい。]*
(261) 2021/06/10(Thu) 21時半頃
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/* しんみりしてたのに、春季限定で噴いたw 確かにwww
(-31) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ そうだな、炭蔵祐駕の家族の話でもしよう。 ]
(262) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ 噫、あの日は偶然だった。
鳩羽の無断欠席事件から暫く経った後の日曜日。 祐駕がいつも通りに塾に向かったのだが、 講師の都合で授業がお休みになったのだ。
空いてしまった時間だったが、 いつものように図書館へ寄る気になれず、 立派な炭蔵の家に帰ってしまった。
─── これが、悪かったんだろうか? ]
(263) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ 玄関を開けると、 父の靴と、見慣れない女の靴があった。 母は、友人と出かけ夜まで帰ってこない。
来客だろうか、と。 祐駕は何も疑うことなく家の中に入る。
客間に人の姿はなくて、 仕事で書斎にでもいるのだろうかと思った。 見かけたら挨拶くらいはしようと思っていたのだが、 見当たらないなら仕方がない。
祐駕は、二階の自室へ行こうと 階段に片足をかけた時だった。 ]
(264) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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俺は、何も悪いことはしていない
(265) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ 女の甲高い声が聞こえてきた。
炭蔵祐駕も年頃の男子で、 もちろん知識もあれば興味もある。 但し、その相手が母親ではない。
炭蔵なら、正しくないと判断した筈だ。 全てが正しい筈だった父が、正しくないことをした。
このことだけで、祐駕には衝撃的だった。 ]
(266) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ 祐駕は正しくないことは正しくないと 言える人間になるよう育てられてきていた。
だから、ちゃんと声をあげたんだ。 こんなことは間違っている、と。 ]
(267) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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ほら、俺は何も悪くないだろう? 正しいことをしただけなんだ **
(268) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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── 現在 ──
[ 黒沢だけど、って。 そりゃそうだよ。ここが不思議空間だからって あの子が本当にここに現れる訳が無いじゃん。
頭の中にけらけら愉快な笑い声がする。 今はうるさいって言い返す気力も無かった。
黒沢さんもまた羞恥に襲われているとは>>244 そこまで気が回っていないのだけれど。 だって多分、私の顔も真っ赤だから。]
(269) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ というか、えっと? 嫌われているのが辛い、って。 ああ、そう思われていたんだ……?
嫌っているつもりは無いけれど、うん、 無意識のうちに避けてたりとか、そっけない様な そんな態度は取っていた気がする。 あの子が居たらこんな感じなんだろうなって、 それだけの理由で。
………… 我ながら酷い八つ当たりだと思う。]
(270) 2021/06/10(Thu) 22時頃
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[ 彼女も人違いだって気付いたらしい。>>245 その通りです。 慰めの言葉がありがたいやら情けないやら。]
…… あの。 いきなり訳わからないこと言って、ごめんなさい。 黒沢さんに言いたかったことじゃ無いし、 本当に、ただの八つ当たりです……。
[ 項垂れたまま、深々とお辞儀して 先ずは謝罪をすべきだろうと]
(271) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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— 現在:渡り廊下 —
[向井くん>>230の疑問はわたしの後ろの変化に吸われて、 わたしの両手にあった秘密はポケットに逃げおおせた。 空いた手で向井くん>>232の視界を遮ろうとする。
向井くん>>234は昨日の朝、 教室を飛び出した時みたいに動揺している様子はない。 腕の中のご飯を大事に抱えたままだ。]
いいの。なんにも買わないから。
[向井くん>>236が歩き出せば、わたしの手は邪魔になる。 腕を下ろして、冷気から守るように両手を擦り合わせた。
渡り廊下は大した距離じゃないけれど、 同じ景色が続くとなんだかずっと同じところを 歩いているような気分だった。 目が回りそうになったわたしの口は、 また向井くんの疑問を増やすような返事をする。]
(272) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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[そのまま離れるはずだった場所。 向井くんが立ち止まって振り返るから、 わたしは半歩遅れて向井くんの方を向いた。]
……?
[向井くん>>239が何を言っているのか 一瞬分からなくて、わたしは首を傾げた。
精神世界の話は、昨晩鳩羽くんに教えてもらったよ。 頭の中って言われても驚かない。]
それは……そうかもしれない。
[カッターナイフがわたしたちに飛んでくる訳でもない。 九重さんの人形のことを除けば、 ため息をそう捉えなければ、 わたしたちに敵意が向いていることはなかった。 まず、わたしは向井くんの疑問に答える。]
(273) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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でも向井くんには危ないでしょ。 ここ、想定外がいっぱいだもん。
[それからわたしの意見を述べた。 わたしは向井くんのルールなんて知らないけど、 向井くんがそういう人だとは思っているよ。
わたしの顔は笑ってない。 でも馬鹿にしたり困ってもいなかった。 ただ当たり前みたいに、わたしは向井くんを定める。]*
(274) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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[ 虚仮にされていた、もなんでも。 私がそう思い込んでいたようなものだし。 被害妄想全開の言葉を投げつけてしまった訳で。
……あとは、何を言うべきかと、 話題に暫し迷って]
…… あの。 私に嫌われてて辛いって、思ってたの?
[ おずおずと、そう尋ねてみて]*
(275) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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― 廊下 ―
[休憩室を出てまっすぐ食堂に向かおうかと思ったが 少し思う所あって寄り道していた。
何をと言うと一晩で増えに増えた9組の屋台である。 本当に全部同じなんだろうか、どっか微妙に違っててそこにヒントが隠れていないだろうかと思ったが、綺麗にそのままが再現されていた。 そのへんから一個拝借して食べてみたが ご丁寧に置いてあるクレープ類も同じみたいだ。
ここに来たときはヤバイかもって思ってたけど アウトならここにある食糧食べた時点で多分アウトだし もうなんか今更かなって。
別に腹下したり気分悪くなったりすることもなく ごくごく普通の甘くて美味しいクレープだった。 あ、ゴーストクレープの方をいただきました。 昨日の今日で目玉食べる神経の太さは流石に無い。]
(276) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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これ、一晩寝たらリセットされたりするんかな?
[だとしたら少なくとも飢え死にする心配はなさそうだ。 いや、ずっとクレープ生活だったら流石に飽きそうだけど。 それともまた別の屋台に移り変わってたりして。
なんて、どうでもいいことを考えながら歩いていると バキッ、と音がしてまたカッターを踏んづけていた。 やっぱり気のせいじゃないよね、明らかに増えてるよね。 後ろから聞こえる溜息の音とシンクロしながら拾い上げて、 何となしにまじまじと見つめた。]
(277) 2021/06/10(Thu) 22時半頃
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―― 昨日の夜:購買へ ――
[ なんでもないって芽衣が言ったら、>>247 私はそっかって返事する。 聞きたいことは聞くよ。 言いたいことは言わなくていいよ。 多分それが私と芽衣のスタンスで、距離感だった。
芽衣のことを信用してないわけじゃない。 大事な友達だと思ってる。 でも、友達が少ない私は、壊してしまうのが怖くて、 繊細なガラス細工みたいに怖々触れることしかできない。 シャボン玉が割れないように、 そうっと見守るような気持ちで、 私は芽衣との友情を大切にしてた。 向井君でも割れなかった窓みたいに頑丈な友情って、 どうやったら築けるのかな? ]
(278) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ 芽衣が選んだドーナツは、すごく甘いらしい。>>254 ほうじ茶もって言われて、そうするって頷いた。
怒られても、こっそり芽衣はやってたらしい。>>255 そうなんだ、って答えた私は、きっと目を丸くした。 怒られたことをこっそりするなんて、 私には考えられないことだった ]
(279) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ 母は、完璧な主婦であろうとしてた。 家はいつも綺麗に整っていて、 食べ物はいつもきちんとした手作りで、 子供のしつけにも熱心だった。
……それは、本当に母の意思だった? ]
(280) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ そんなことを突然考えたのは、どうしてだろう。 私の耳に、ばりんという袋を開ける音がして>>258 私ははっと我に返った。 見ると芽衣がドーナツの袋を開封してて、 え、これ、どういうこと? 全然意味が分からない ]
え、でも。
[ 差し出されたから、とっさに受け取ってしまったけど、 まだお会計すらしてなくて、 こんなところで、た、立ち食い?するつもりなの? おろおろしている私は、芽衣よりずっと背が高いのに、 まるで芽衣がお姉さんで、私が妹みたいだったと思う ]
(281) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ 芽衣は個包装を開けたりしなかった。 ビニールに入ったままのドーナツを覗き込む。 私がいるって芽衣は言う。>>259 乃絵ちゃんは?って芽衣が言う ]
え、あ。
[ 行儀が悪いからやめなさい。 食べ物で遊ぶのはやめなさい。 母の声が脳裏に響いて、ここは購買の中で、 私たちは椅子に座ってもいなくて、 そもそもドーナツは会計前で ]
(282) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ ここには私と芽衣しかいない。 それでも、心臓が早鐘を打っていた。 怒られたことをこっそりするなんて、 私には考えられないこと、だった。 少し震える手で、私はドーナツの穴を覗き込む ]
……芽衣が、見える。
[ 私をじっと見つめる、芽衣が見えた。 芽衣は、私を見てた ]
(283) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ 私の父は私を見ていない。 自分は間違っていなかったと証明したいだけ。 姉で失敗した、そのやり直しをしたいだけ。
私の母は私を見ていない。 私の母は、私が好きな食べ物すら知らない ]
(284) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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……うん。同じだね。
[ だけど、今、私は芽衣を見てて、芽衣は私を見てた。 ほっと息を吐きだして、 私はドーナツを目から離して微笑む。
お姉さんみたいな芽衣は、私の頭に手を触れる。>>260 前みたいにベンチで座ってるわけじゃない、 きっと触りにくいと思うのに ]
(285) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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……そうだね。その時は、聞いてね。
[ 時々、何が正しくて、 何が間違っているかわからなくなる時があるの。 私が白いと思っても、 父が黒だと言ったらそれは黒いことになるから。 そんなことがわからなくなるなんて 優等生失格だと思うけど ]
(286) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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えっ、そういうシステムなの!?
[ 冬季限定チョコレート。>>261 限定期間が終わったら、次の限定がやってくるんだって。 思わぬシステムにびっくりしつつ、 結局甘いものしか選んでないことに気づいたら、 番代さんや綿見さんの分まで、 お茶を買っていくんじゃないかな。 ……受け取ってもらえなくても、 明日飲めばいいんだし(弱気)* ]
(287) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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/* 喋らなかったから分からなかっただけで割と無思慮くらいを意識して投げているのですが、返しにくい球になっている気がしてすまない……はずっと抱えています。癖のある人好きだからつい挑戦してしまう。 芽衣は向井くんのこと、子どもみたいだけど子どもじゃないんだなって思っているイメージで動かしています。
そして柊くんが彷徨っておられるー。奇数なので全員がタイマンするとどうしてもこうなっちゃいますよね。 灰でうろうろしておこう。うろうろ。
(-32) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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/* 乃絵ちゃ……すき……!
(-33) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[遺書とカッター。 何て言うかとても安易な感じの連想が出来てしまう。 もし自殺したのなら死因は………なんて。]
でも、カッターで死ぬの大変そうだよねー。 こう……?こうか…??
[人間って案外図太くて、 刃物で刺しても薬飲んでも簡単には死ねないんだよ。 むしろ死に損ねた時がしんどいんだよね。 by夜の仕事のお姉さん。
刃をしまった状態で手首にあてて、軽く引いてみる。 俺やったことないから分かんないけど、 これで死ぬには相当根性がいるんじゃないのかな。
俺が自殺とか今まで考えたことなかったの、 そういう知識の方が先に入って来ちゃったからもあるけど。あとフツーにこわいし。]
(288) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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/* >>278 シャボン玉と割れなかった窓で友情表現しているの素敵ー!
>>281 >こんなところで、た、立ち食い?するつもりなの? あまりにもかわいい……わるものでよかった……。 >>283 わるものでよかったー!
>>287 かわ……その時はお茶半分こしようね……。
これ昨日のうちに間に合わせたかったのですが、 遅筆が止まるところを知らなくてどうにもならなかった……! ひとみちゃんもいるうちに投げたかった……! でも落ちロールも最高でした……!
お返事かくぞー!
(-34) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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………ここで死んだらどうなるんだろ。
[ぽつ、とそんな疑問を漏らす。 脳裏に昨日の九重人形が浮かんだ。
たとえば死体は消えて、あの人形が残る。 有り得ない話じゃないよなって。 問題はその場合、死んだ後の本人はどこに行くのかってことで………
チキチキチキ、とカッターの刃を悪戯に出し入れしながら らしくもなく物思いにふけってしまう。]
(289) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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あいて。
[ぼーっとしてたせいで手が滑った。 勢いあまって手をざくっと切ってしまう。 痛みは普通にあるんだよねー。めんどくさい。 そんな風に思いながらカッターをその場に投げ捨てて、 また歩き出した。*]
(290) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 目の前で広げられた手が案外大きくて、 慎一の視界はすっかり暗かった。>>272
視界からの情報をなくしたまま、 変わらない調子の暮石の声を聞いてる。]
……変なの。
[ 再び光がさして、今度は慎一が目を細めた。 笑みをつくるんじゃなくって、ただ眩しくて。 明るさに慣れたら、またそこに暮石がいる。
両手をすりあわせるしぐさ。 慎一はなんとなく、そこに小さい爪を探しちゃう。]
(291) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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[ 暮石は目が回りそうだったらしい。>>272
そんなこと知らない慎一は、 ただ気になって後方を振り返ってた。
なんとなく投げかけた疑問には、 少しの間と首をかしげるしぐさのあと、 肯定する言葉が返ってきた。>>273 だから慎一はただ同意を得た気分でいた。]
うん。だって、 ひどいことするようなやつ、 ここには────、
[ いないだろ。って、当たり前に言おうとしてた。 慎一はみんなことが好きだよ。当たり前に。]
(292) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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…………。
[ さっきの掌を、慎一は親切だと受け取ったのに、 暮石は今度は動揺させるようなことを言う。>>274
せっかく立ち止まって、振り返って、 また歩き出そうとしてたとこだったのに、]
……なんで、
[ 慎一はまた立ち止まってた。驚いて。 泣き出すわけじゃないけど数秒固まって、 それで──、暮石が笑わないから、 仕方なくひとりでへらりと笑った。]
(293) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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……あー、いや。そっか…… そんなにわかりやすいかなあ。 ユーガには褒められたのに。
暮石、よく見てるね。人のこと。
[ 「そうだね」って慎一は付け足した。 慎一にとってはやりづらい世界だった。
なんだか急にみんなの中にどうやって、 飛び込むんだかわかんなくなったみたい。
それ以上に言うことが出てこなくて、 きっとまた、少しだけ沈黙。 ゆっくりと歩きだしかけて、思いついた。]
(294) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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……でも、嫌いじゃないよ。 ここ。悲しいけど、誰かの頭の中なら。 ただちょっと、息がしづらいだけ。
[ ぽつ、ぽつと言葉をこぼしながら、 この同じ景色から抜け出すべく歩こうか。
あんまり早い速度ではないけど、 慎一はゆっくりと歩き出そうとして、 しながら、過去を振り返ったりしている。]
(295) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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暮石は──、ヘーキ? 息、しやすくなった?
[ 平坦じゃなかったときの会話。 慎一は自分から持ち出して、 ちらりと暮石のほうを見た。
さっきかざされた手。 大きな掌。傷のない手首。
今はふたつ合わさるそれを見下ろして。 笑いを引っ込めて、おずおずと尋ねる。]
(296) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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……ここ、暮石の世界じゃ、ない?
[ 「いいなぁ」って、 自分に差し向けられた声。 慎一はどうにも忘れられないでいる。*]
(297) 2021/06/10(Thu) 23時頃
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―― 現在:教材倉庫 ――
[ お互い真っ赤な顔でしゃがみこんでいたけど>>269 大丈夫、今の私には綿見さんの顔が真っ赤なことまで 認識するような余裕はない。 具合が悪いわけじゃなさそうって確認するだけで 精一杯だった ]
(298) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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う、ううん。……その、 私が綿見さんのこと、虚仮にしてるとか、 そんな風に誤解されてたんじゃなくて、よかった。
[ 丁寧に謝罪されて、頭まで下げられてしまって、>>271 私は慌てて首を横に振る。 後回しみたいになってしまっているけど、 相変わらずここは血の匂いがするし、 さっきちらりと見えたのもあるし、 きっと綿見さんはパニックになっていたんだと思う。 あの言葉が私に向けられたものじゃなくて、 私がそんな風に誤解されてたわけじゃないってわかって、 なんというか、それで十分だった ]
(299) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[ そうして、少しばかり冷静になった、と思ったけど、 綿見さんに投げかけられた質問で、>>275 また血液が顔面に戻っていく。 それはちょっと本当に、 恥ずかしくていたたまれないので忘れてほしい。 いや、ええと、内容は忘れてほしくないんだけど、 あんな子供みたいな伝え方をしたのは忘れてほしい ]
(300) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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あ、え、えっと……うん。 私、ずっと、本当は……、 綿見さんと、仲良くなりかった。 [ 仲良くしてほしいなんて贅沢は言わないって>>141 ついさっき言ったくせに、 結局私はそんなことを言ってしまう。 だって、嫌われてるの辛いって、 もう一度言葉にするのものすごく恥ずかしくて。 辛いっていうのを遠回しに伝えようとしたら、 それってやっぱり仲良くなりたいからで。 ああ、とってもいたたまれない ]
(301) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[ 直すところがあったら言って!なんて 別れ話にすがる女の子みたいなことも言えるわけないし、 やっぱり私は真っ赤な顔をしたまま、 おろおろと言葉を探す。
買い出し一緒に行きたかったし、 試作品の試食にも参加したかった。 色々なことが浮かぶけど、 なんだかストーカーみたいで 全部口に出しちゃ駄目なやつな気がする ]
(302) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[ 結局何も言えなくて、しばらくおろおろしてたけど、 はっと我に返った。 そう、綿見さんの後ろにあるもののこと、 絶対忘れちゃいけなかった ]
そ、その、綿見さん、 それより、その……後ろにあるのって、
[ 何?って、聞いた私は、 多分ものすごく聞きづらそうな顔をしてた。 誰?とは言わなかった。 人間だって、私の知ってる誰かだって、 そんな風に思いたくなかったから* ]
(303) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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/* 本当に!番代さんは!マネキンそっちのけでわーきゃーやってて申し訳ないと思っている……! でもこのタイミング逃したら、もう嫌わないで仲良くしたいいいなんて言う機会はなさそうで……!
(-35) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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— 昨日の夜:購買でワルイコト —
[二本指で摘めちゃうドーナツの穴は小さく歪で、 透明な膜を挟んだ乃絵ちゃんの表情はよく見えない。 たぶんちょっと動揺してる>>281。 わたしは角度を変えたり反対の目を閉じたりしながら、 乃絵ちゃん>>282がわたしの言葉を咀嚼するのを待った。
乃絵ちゃんが驚いた顔をした時>>279、 わたしはだよねぇって思った。納得した。 乃絵ちゃんは、やっちゃダメって言われたらやらない。 いつも真面目で、しっかりしてて、冷静で。
でも、別に強い訳じゃない。
乃絵ちゃん>>283がドーナツを目元に当てる。 わたしはわたしがよく見えるように、 乃絵ちゃんへ一歩近づいた。 わたしの名前を呼ばれて、わたしはうんって頷く。 同じだねぇ。]
(304) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[わたしたちはいつも一定の距離を保っていたから>>278、 わたしは乃絵ちゃんの不安を雨粒分しか分からないし、 乃絵ちゃんもわたしに何が欠けているのか知らない。
でも今、ドーナツの穴から見えるように進んだ分、 わたしは言葉を近づけた。 いつか、なんて、曖昧な言葉だけど。 乃絵ちゃん>>286頷いてくれたからいいかなって思う。]
買う前に開けてごめんなさい。
[わたしは空っぽのレジに謝っておいた。 わたしはドーナツの穴を覗くようなワルモノだけど、 家の外でこんなことするような躾は受けてません。 フツーだよ、わたし。よく人と噛み合わないけど。]
(305) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[乃絵ちゃんが選んだ冬季限定のチョコとほうじ茶>>279 綿見さんとひとみちゃんの分のお茶、 それからとびきり甘いミニドーナツ(開封済み)。 他よりちょっと大きな小銭の山を作ると、 わたしたちは保健室へ戻っていく。
お菓子パーティーが実現できたかどうか、 お茶が誰の手に渡ったかは、女の子だけの秘密だ。]
(306) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[いい夜だった。 ここがどこか、なんでここにいるのか、 一瞬だけでも忘れちゃうくらいに。
いい日だったと思ってる。 怖いことはあったけど、 わたしの大切なものは何も失われていない。
自ら手放した、たったひとつの愛を除いて。]*
(307) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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── 午後のいつか・シン ──
[そのあと、俺は、知っただろうか。 もうひとつの人形が凄惨な状態で見つかったことを。
そのあと、俺は、気づいただろうか。 屋台がすべて、3-9のものになっていることを。
そのあと、俺は、知るはめになっただろうか。 この校舎のどこにも、リツとひとみが居ないことを。
それに気づいたのがいつかはわからないけど そうだな、午前中には知れてたんじゃないかな。 リツのことは、また黒板で報告するだろうし ひとみのことも ── どこかできっと。 ]
(308) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[ところで、ひとつ 俺は、気づいてしまったことがある。 それは昨日鞄から取り出したあと ポケットに入れたままのアイスの当たり棒>>0:1178
俺はさ、メイみたいに鋭くないし>>274 どうしてそう感じるのかまで、判んなかったけど でも、わかるよ、友人だもの。
シンのさ、ちょっとした違和感とか。 昨日だってユーガとなにか廊下で話してた時 どうしたんだろうなって、視界に入れたの覚えてる。
だからさ。 ちょっと話したかったんだ、シンと。 昨日、アイスの棒をさ、鞄から、 見つけてしまったのもひとつのきっかけ。 きっかけなんて、どこにだって、落ちててさ。 ]
(309) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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[だから、それは今日の午後ってことにする。
もし、シンがあまりにも落ち込んでたり、 話しかけられる状態じゃなきゃあ、あれだけど。 そうじゃなかったら、普通に。
そうだな、三食きっちり食べる派なのは知ってたからさ きっかけは、こんな感じ。]
シン、昼飯食おうぜ
[こんな世界だけど、そこにはいつもの日常があった。 だけどひとみの状況を見たあとだったら、 きっと俺は、腹はあんまり、減ってねえ。]*
(310) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 23時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 23時半頃
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/* 当たり棒の話を!!したかった!!!したかったんだ!!! 今日落ちちゃうまえに!!ちょっとしたかったんだ!!!
(-36) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/10(Thu) 23時半頃
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/* うおー鳩羽のベリーベリーうれしいので返したいんだけど、 慎一の精神状態が暮石との会話によるのでちょっと待ってくださいを灰に埋めます。メモではもうちょっと簡素にあとで残します。
(-37) 2021/06/10(Thu) 23時半頃
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/* ユキがフリーなのは超見てる…… でもこのあとどこに行くかは、いったんユーガをまとうとおもうんだ・・(なので午後軸)
(-38) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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/* うーんひま あれね あんまり積極的に問題解決に向けて動かないPCにしてしまったので若干動きに困っているんだなー 設定間違えた気もする。。。
(-39) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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[ ……多分、私はアドバイスを求められるタイプの 相談はきっと役に立てない類だ。 二言目には「(どうでも)いいんじゃない?」とか 「諦めた方が楽だよ」とかが飛び出してくる。
けれども、ただ話を聞いてほしいだけならば それなりに機能はするようだった。 少なくとも、彼にとっては。]
(311) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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── 文化祭/柊くんと ──
[ 思った以上に素直に返された相槌に>>170 内心で若干拍子抜けつつ。 そのまま語られる彼自身の話に耳を傾ける。 手を動かすのは勿論忘れずに。
シャカシャカという軽い音は、 段々と泡立ち重くなってゆく。]
(312) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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[ 以前した家族の話。自分の居場所がない。 だから、家の外に居場所を求める。 それはきっと普通のこと。自然の摂理。 人は誰だって安心して居られる居場所を探すから。
彼がモテるという事は、小耳に結構挟んでいた。 いろんな女の子を取っ替え引っ替えだとか、 そんな根も葉もない噂を聞いたくらい。
だから少し遠いところにいる気がして居たし、 こうやって静かな調理室で二人、 生クリームをかき混ぜているシチュエーションは 全く予想だにできないものだった。]
(313) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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[ うまく人付き合いができて、 ほどほどの力でそれなりに楽しく暮らせそうな。 軽薄というといい印象はないけれど、 良くも悪くも軽さのある人。
そう、見ていたけれど。 中々に一途な恋をしていた様だ。>>172]
(314) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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へえ。 こう言っちゃ何だけど、意外。
柊くんが嫌われるって、そんな感じしないし。 結構上手くやってる印象あったから。 それから、それを引き摺っている事も……。
[ 彼がその子に何をして、 相手の子がどういう思いでそれを言ったかは 私が推し量ることは出来ない。 ただ。]
(315) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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それだけ好かれたいって、思ってたんだね。 …… 好かれたい相手には嫌われて、 認められたい相手には認められなくて。 そういうことばっかだ。
なかなかどうして、うまくいかないよね。
[ 私の方に話題が振られれば、>>174 少しの間無言になって、 ツンと立った生クリームの角を確かめて。]
(316) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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…… そうだね。 一連托生だって思って、その子の分まで 私が一生懸命頑張ろうとして。
途中で全部ダメになって、諦めて。 そこからずっと恨まれ続けてる、とか。
[ 今もまだ、声は響く。嫌気が差す。 きっとこれは可笑しい事だから、 輪郭だけをなぞって。]
(317) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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/* 縁故結び損ねた感もありな......なんやかんや皆いいこなのでひとり輪から外れてる感が否めないぜ ううん
(-40) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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──── なんて ね。
生クリーム、これで充分かな。 手伝ってくれてありがとう。
[ 彼にボウルを渡す様促して、 さて、再び忙しい屋台に戻らなくては。
少しは気が晴れた?なんて 彼の様子を窺いつつ]*
(318) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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/* 一方その頃、乃絵は必死でチラシを配ろうとして失敗していた(かもしれない
(-41) 2021/06/11(Fri) 00時頃
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── 現在 ──
[ 誤解をしていた訳ではない。>>299 彼女は何も悪くないと分かっているし、 その上で彼女をあの子だと思い込んで、言った。 浅慮。そう言う他無かった。
私が混乱していたのだと、そう前向きな理解を されているのを知ったなら余計に申し訳なくなる。
だって私がああ考えていたのは 紛れもなく本心だったのだもの。
ああ、でも。 こんなことを思われていたなんて事も、 少しも思ってなかった。]
(319) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[ 私は好かれるタイプの人間ではない、というか。 居ても居なくても大して変わらないみたいな、 空気のような、数合わせのような。
別段大きな印象もない、そういえばそんな奴 居たような気がするで終わるような。 私ってそういう奴だから。 そういう奴だと思っていたから。]
(320) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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……そ、なんだ。 仲良くなりたかった、って……
……あんだけ酷いこと言われてたのに。 それ、今このタイミングで言う事……? 黒沢さん結構、天然なの?
[ ズレているのか鈍感なのか。 おろおろしている姿をぽかんと見つめつつ、 なんだか可笑しくて、少し頬が緩んでしまった。]
(321) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[ と。そうじゃない。]
[ 倉庫の奥の方のこと。 倒れているマネキンの事>>303。]
ああ、……酷い有り様だよ。 見ない方がいいと思う。
…… 私、ひとみを探してたんだけどさ。 朝起きたら居なかったし。ね。
………… マネキン、 そうなんじゃないかなって 思う。
[ 言いたいことがあったのに。と。 表情を翳らせつつ、倉庫の電気を消して。]
(322) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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ひとみが、利美と同じとこに行って 元気にしてくれれば良いけどさ。
…… ねえ。 このマネキンって、何だろうね。 私達の成れの果て、だったりするのかな。*
(323) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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— 現在:渡り廊下 —
[向井くん>>291に「変なの」って言われたから、 わたしは「フツーだよ」って返した。 フツーだよ。知られたくないこと隠すために 誤魔化してるだけだもん。みんなもやるでしょ。
わたしたちは短い道を歩いて、 また建物の中に入るはずだった。
向井くん>>292が振り返って、わたしが半歩進む。 再開されるはずだった歩みを止めたのは、たぶん わたしだ。向井くん>>293が固まって、笑う。 わたしはやっぱり笑わなかった。]
(324) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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最初に言ったのは向井くんだよ。 決まってることやるの、ラクなんでしょ。
[わたしの向井くんに対する印象は、 ほとんどがあの日>>0:478に作られたものだ。]
ラクじゃなくてもいいの、すごいんでしょ。 えらいんでしょ。
ラクかどうか、 向井くんには大切なことだって思ってたんだけど。
[向井くんはそう言ったこと>>0:798、覚えているかな。 わたしも会話の詳細はもう覚えてないから 説明はできないんだけど。 わたしは思い出の断片を拾っては向井くんへ向けた。]
(325) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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炭蔵くん? ま、役割が違うからね。 それにわたしも言われなきゃ気づかなかったと思う。 わたしは人じゃなくて、向井くんを見てただけ。
……言わなきゃ、伝わらないんだよ。
[わたしはわたしへ言い聞かせるように零した。 わたしも言葉を途切れさせれば、 向井くん>>294との間に沈黙が漂う。 そろそろ歩き出す頃合いみたいな空気が流れ出した頃、 向井くん>>295が再び口を開いた。]
(326) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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それが、一番嫌なんじゃないの?
[思わず、どうしてが口をついて出ていた。 向井くんは息がしづらいのだという。
わたしがラクを求めずただひとつに打ち込んだように、 向井くんにとっては、 それが何より優先すべきことなんじゃないのかな。
だからわたしは昨日の朝、失われる石橋を思ったし、 今こうして向井くんと話してるし、10円玉を増やした。
分かったつもりだった向井くんのことが分からなくて、 わたしは笑うことなくまた首を傾げる。
笑わないのは、心配しているからだよ。 一番大切なことができないの、苦しいでしょう。 叶えられるなら、叶えるべきだよ。 わたしは理想を向井くんへ勝手に押しつけた。]
(327) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[向井くんが歩き出すならついていくし、 そうでないなら立ち止まったまま。どっちでもいい。 今、わたしの興味は向井くんに注がれている。]
……っ、
[すると今度はわたしの方に話題が向いて、 面食らったみたいにわたしは息を詰めた。
何が一番好きなのか。 何にでもなれるなら何になりたいか。 そういうこと言えなくなってもう1年が経つ。 その間、わたしはほとんど息してない。 だからわたしは死人だと思ってた。]
(328) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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もし、ここがずっと、このまま、なら。 ……かな。
[ここが永遠なら、 わたしが悪意のない優しさから永遠に遮断されるなら。
そんなことはありえない。 わたしはこの世界よりわたしを信じちゃう。 いつか覚めるものって考えちゃう。
このままじゃいけないって思っちゃう。 わたしの頭の中で、世界と繋がりそうになる友達がいる。
わたしは追い払うように頭を振った。]
(329) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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だから、ちょっと苦しい。
[昨晩は楽しかった。本当だよ。 だからこそ言えないことが増えて苦しい。 わたしは嫌いじゃないって言える向井くん>>295を 羨ましそうに見つめた。あの時みたいに。 今度は「いいなぁ」とは言わなかったけど。]
(330) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[だから、かな。 思い出がちょうど近いところに辿り着いたのかも。
それとも、嘘の10円をばら撒く行為に 神様を結びつけたせい?]
(331) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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[向井くん>>297の声に、わたしは固まった。 どういう意味だろう。 何度考えても、文字通りにしか捉えられない。]
……違うって言ったら、信じてくれるの。
[わたしの声はひどく硬いものだったと思う。 偉い大人たちの悪気のない優しさを身体が覚えている。 短い爪を、手のひらに強く押しつけた。
また、わたしじゃないことがわたしになるのかな。 何を言っても信じてもらえないかも。
自分は相手をこうだって決めつけるくせに、 わたしがわたしじゃなくなることに耐えられない。 傲慢だ。でもみんなそうなんじゃないの。
向井くんへ向ける視線に、不安と敵意が混じる。]**
(332) 2021/06/11(Fri) 00時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 01時頃
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―― 現在:教材倉庫 ――
……え、だって、それは人違いだったんでしょう?
[ 酷いこと言われてたのに。>>321 その言葉に私は眉を下げて、狼狽える。 え?人違いだったのよね? あの言葉は、綿見さんを虚仮にする誰かに 言いたかったこと、だよね? そういう流れだったはず。 綿見さんだって謝罪してくれたんだし、 私の都合のいい解釈じゃないはず。……よね? ]
(333) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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う。だってそれは、 まさか人違いされてるとは思わなかったし、 私が綿見さんに言いたかったことって、それだし。
[ 嫌わないでとか、仲良くなりたいとか、 もう一度言うのは恥ずかしいので“それ”で誤魔化した。 代名詞ってこういう時便利だ。 積極的に活用していこうと思う ]
(334) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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[ 何?って聞いたそれは、>>322 やっぱりマネキンらしかった。 見ない方がいいと言って電気を消す綿見さんに、 私は反論しなかった。 でも、他にも見に来る人がいるかもしれない。 その前に、お布団かけておいた方がいいかもしれない。 そっか、って頷きながら、私はそんなことを考える。
マネキンは番代さんの姿をしてるらしい。 番代さんが酷い有様になる理由がわからなくて、 その上マネキンに変わるなんていうのも意味不明で、 私にはこの世界の仕組みがさっぱりわからない ]
(335) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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九重さん、鳩羽君があんなに探したのに 見つからなかったし、 番代さんの姿も今朝から見てない。 だから、この校舎で死んだら、マネキンがここに残って、 現実世界に帰る……んだったらいいんだけど、 問題は、そうなってるのかどうか、 ここにいたら確認のしようがないんだよね。
[ そうだったらいいと思う。だけどその説にも、 他のどんな説にも何の根拠もなくて、 証明する方法がない ]
(336) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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でも、この校舎の主は、 文化祭の思い出が大事なんでしょう。 その思い出を台無しにするようなことはしないって…… 思いたいな。
[ きっとしないよ、なんてやっぱり言い切れなくて、 希望を口にすることしかできないんだけど** ]
(337) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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── 現在:1F教室→ ──
[ 目の前にあるのは死体じゃない。 人形、だろ?>>249
ただ、目に見えるものの方が どうしても優先されてしまうのは 祐駕もおんなじだった。
そうそう、メールの文面。 恨んでたなら、恨み節のひとつくらい 利かせてもらわないと。>>250 ]
みつけて欲しいのなら、 もう少しわかりやすいヒントが欲しいものだよな
(338) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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[ 鐘がひとつなるごとに一人なら、 タイムリミットまであと7回分くらいはあるだろう。
でも、見つけて、謝って、 それから─── ? その後は何をしたらいいだろうか。 やっぱり答えが、分からない。 ]
……確かに、単独行動は危険だ。 鳩羽のそれは、名案だな。
[ 「もしも殺されている」という仮定が正しくなくても 悪くはない案だと、炭蔵は思う。 ]
(339) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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俺は、一度教室に帰って 伝達事項を追加して来るよ
じゃあまた、21時前にな。
[ そう告げて、炭蔵は3-9を目指すことになる。
すぐそばに階段があったから、 1Fのもうひとつの現場を見るのは、 まだまだ、後になるだろう。* ]
(340) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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/* 今日落ちの向井くんを拘束しすぎなんですよ。すまない……! 鳩羽くんもだし炭蔵くんもお話したりあるのでは……?
10円は次くらいで渡せたら……と思いつつ、書くことは書いて巻くところは巻くを頑張って。ちょうがんばって。はい。
(-42) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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── →3-9 ──
[ 炭蔵祐駕は、黒板の前に居た。 自分の書いたメモから、 いくつも並ぶ文字を眺めている。
触れれば消えてしまいそうな、 白のチョークで書かれた文字たち。 その下にもう一つ、追加のメモを残す。 ]
『 樫樹を見た人はいるか? 』 『 1F喫茶店、マネキン一つあり 』 『 21時の少し前、一度集まらないか 』
……こんなものだろう
[ チョークの粉を払い、自分の席に腰をかけた。 **]
(341) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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[ この席から見る景色は悪くなかった。 教卓に立った時に見る景色も嫌いではなかったが、 民衆の中に埋もれるこの自分だけの席も好きだった。
こうして、同じように授業を受けていた誰か。 ( 自覚なしの自分の可能性もあるが ) その誰かが、死にかけている。
責任感が強いと、背負いがちだと思われるだろうが、 やはりこの教室内の誰かの命が脅かされるのは、 自分の力量不足だったのではと思ってしまう。 ]
(342) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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[ だからといって、 自分のことを自分できちんとやっても、 どれだけ自分のことを助けても、 手助けしてくれなかった神様に縋るなんて そんな真似は、したくない。 ]
(343) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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自分を助けられるのは自分だけだ 少なくとも、今はそう思っている
(344) 2021/06/11(Fri) 01時頃
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── 現在:→渡り廊下 ──
[ 炭蔵祐駕は、3-9を離れて屋台の前へ来ていた。 道中に誰かとすれ違うことがあるのなら、 すれ違うたびに、樫樹は見たかと尋ねていただろう。
そうして、たどり着いたのが、 あの日、綿見にこき使われて作らされたクレープ店。
……の、つもりだったのだが、 並ぶ屋台が全てクレープ屋になっている。 これでは、どれが自分たちのものだったのか、 判断がつかないじゃあないか。 ]
(345) 2021/06/11(Fri) 01時半頃
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[ どうしたものか、と思案していると、 カランコロンと物が落ちる音がする。>>290
使用済み≠フ一本があって、 ……一本だけじゃ、ない。 幾つも混じっているのが見える。 流石に拾い上げる気にはなれなかった。
そして、物音の先に見知った背中を見つける。 ]
(346) 2021/06/11(Fri) 01時半頃
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柊、こんなところに居たのか ……なあ、樫樹を見掛けはしなかったか?
[ 手首の傷は、見えただろうか? いや、見えてないからこそ、 樫樹の話を真っ先にしていたのだろう。
もしも、見えたなら? 手首を掴んでどうしたのか問い質すだろう。 炭蔵のささくれ程度の小さな傷よりも、 さくっといってしまった、 その深そうな傷は何だ、と。 **]
(347) 2021/06/11(Fri) 01時半頃
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[ 姉はきらきらした人だった。 姉を中心に人が集まる。 信頼されて、慕われて、 いつもたくさんの人に囲まれているような人だった ]
(348) 2021/06/11(Fri) 01時半頃
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[ 私は背景みたいな人間だ。 優等生ってことになってるけど、大した存在感はない。 だから、私に大した感情を抱く人もいない。 嫌われてはいなくても好かれることもない。 仲のいい人の名を上げろと言われて、 私を一番に上げる人なんかいない。 そんな私だったから、芽衣と仲良くなれたのだし、 それでよかったと思っているけれど ]
(349) 2021/06/11(Fri) 01時半頃
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[ でも、綿見さんは違った。 好きでも嫌いでもないどうでもいい枠がお似合いの私に、 感情を向けてきた人。 それが好きの方じゃなかったのは悲しかったけど、 でも、背景のはずの私に、感情を向けてくれる人は、 きっとそれだけで私にとって特別だった。 だって、好きの反対は無関心だもの** ]
(350) 2021/06/11(Fri) 01時半頃
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── 現在・渡り廊下 ──
[ 確かにそれならフツーだった。>>324 慎一もよくやること。フツーに。
そして、その目論見どおり。 うやむやになってしまった疑問を、 慎一はうまく投げ返せずに、 短い渡り廊下を歩いていく。まだ歩いてた。
ほんのすぐ先の建物が果てしなく遠いな。 慎一がやたらと立ち止まるせいだ。
少なくとも慎一にとってはそうだよ。 再開されるはずの歩みを止めたのは慎一だった。 ちゃんと歩き続けていれば着いただろうに。]
(351) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ そんな些細な認識のズレに気づかないのは、 相手の思考を読めないからであって──、 つまり、暮石の指摘は正しいんだろう。>>326
拾っては向けられる思い出の断片に、>>325 慎一もうまく笑えていないだろうから、 へらへら笑いの消えた会話。]
……うん、言った。
[ はじめに出てきたのは肯定。 下がった眉尻が笑顔を崩した。]
(352) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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自分にとってラクでもないこと、 続けられんのはえらいと思うし、
ラクかどうかが判断基準なのも、 俺にとって大事なのもそう、だけど──、
[ 言わなきゃわからない。>>326
知ってる。 言ってもらえなきゃわからないこと。 昨日だって実感したばっかりだった。
だけど、言ったって仕方ないから。 どうしようもないことだからって、笑っていた。 知らないところで差し伸べられていた手。>>327 そういうものに少しだって気づかないまま。]
(353) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 暮石の言葉は慎一に語り掛けるようで、 どこか別にも向いているようで、>>326 結局返事に迷った慎一が生んだのは沈黙だった。
でもさあ、言わなきゃわからないなら、 慎一は言っておかなくちゃいけなかった。
慎一には不都合の多い世界。 だけど、嫌いなわけじゃないよ。本当に。
遺書みたいなメール。文化祭の様相。 死んじゃったかもしれない人探し。
そういうものにつられて、 一度だってよぎってしまった相手ならなおさら。]
(354) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……うん、ヤだよ。 息がしづらいのはしんどい。 想定外のことばっかなのは疲れる。
頭ン中真っ白になって、 ひとつもちゃんと考えられなくなる。 俺がぐちゃぐちゃになっちゃう。
(355) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 教室から駆け出しちゃうくらいにね! ……それは言わなくてもいいかな。 さすがに伝わるよね。恥ずかしいんだ。
真面目な顔して首をかしげる暮石を、 慎一はまっすぐに見つめている。>>327
さて、今言ったのも十分情けないけど、 慎一は大真面目だったんだ。 ここから先も大真面目に言うので、 もう少しだけ、そうやって聞いててほしい。]
(356) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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でも、それは俺の問題で──、
それより、この世界作ったやつも、 こんな世界作っちゃうくらい、 文化祭、楽しかったんだなあって。 それは、なんか……うれしいし、
それでも、もうダメなくらい、 疲れちゃったんだろうなあって。 そう思うと、悲しくなんない?
だから、嫌いにはなれない、みたいな。
(357) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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|
[ 「嫌いじゃない」の補足として、 これは果たして十分だっただろうか。
言葉にする気のなかったことを、 探り探り声に出しているものだから、 多少拙い部分はあったかもしれない。 ジャッジはそちらにお任せするね。
それから。先ほどのご指摘を受けて。 慎一の「大切」についてもひとつ付け加えよう。]
(358) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……それに、 本当にラクなのが一番大事なら、 俺、クラス委員なんかやってない。 文化祭なんかたぶん、休んでるよ。 うるさいし、人多いし、疲れる。
でも、楽しそうだなーって。 やってみたくなっちゃって……、
……欲張るから疲れるんだろうけど。 でも、楽しかったなあ。……ほんとに。
[ ゆっくり。思い出を語るような口調で、 慎一は言いながら少し笑ってしまう。 だって、なかなか情けない話だろう。]
(359) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……だから、ラクじゃないのは疲れるけど、 たぶん、ほんとは向いてないけど、 楽しいことも大事だったよ。俺には。
どんなに疲れるんでも、 みんなと一緒になって楽しかった。
当日だって。すぐパニクって。 必死で暮石のボタン′ゥたりさ、 いろいろあったけど──、
[ ごめんね、優柔不断で。 2つに1つをどうしたって選べない。 それでも楽しかったよ。 そういうニュアンスで語ろうとして、 慎一はふと言葉を詰まらせた。]
(360) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ 誰にもしてなかった話を思い出したのだ。 「いろいろあった」の大部分を占めるもの。
今まで誰にも言わず隠し持っていたものが、 そのとき、慎一の喉元までせりあがってくる。
慎一にとって、文化祭にたったひとつついた瑕。 ……いや、慎一自身の過ちでしかないそれを、
打ち明け話か、あるいは懺悔。 ……みたいな口調で静かに添える。]
(361) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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本当はあの日、合わなかったんだ。 記録上と、実際の残金。10円だけ。 何回数えても、10円多くて……、
そんとき、俺、テンパって──、 ……抜いたんだよね。帳尻合わせるために。
だから……ゴメン。 楽しいとか言ってちゃダメなんだけど。
[ なんでなんだろうなあ。 どこか他人事のように慎一は振り返ってしまう。
あとから振り返れば、なんで起きたのかわからない、 なんでしちゃったかわからないような失敗を、 自分自身の手で積み重ねてばっかりだった。]
(362) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ ──そんな話をしたから。 また少しの間、慎一は黙るしかなかった。
次に口を開いたときには別の話題。 ずるいやり方で暮石に話題を向けて、 また、息を詰めさせてしまっている。>>328]
……ずっとこのまま、かあ。 そういや、チャイム……、
[ 始業の時間にまた鳴ったチャイムのこと。 何もないとは思えなくて、だからこそ、 続く言葉に、うまい言葉が浮かばなくて、>>330]
(363) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ きっとこのままだよ。とは言えなかった。 きっとこの世界に終わりはある。 世界の持ち主の生と死、どちらかを区切りとして。
そんなことやっぱり言えるはずなくて、 黙っているうちに発せられた言葉は、>>332 先ほどまでと違って少し尖って聞こえた。
向けられた視線の色が変わって、>>332 ……慎一は少し驚いたんだけどね、 でも、ごまかすような話でもないから、 静かに、正直に答えるね。笑いもせずに。]
(364) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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……信じるよ。
暮石が「自分じゃない」って言えるなら、 それが一番いいことだと思うから。
[ あの遺書みたいなメール。 悲鳴の上がる校舎。散らばっている刃物。 それらを生み出す覚えがないっていうなら。
自分で自分を信じられるなら一番いいよ。 暮石がそう信じるなら、慎一もそうする。
気づけばまた立ち止まったままだった。 不安も敵意も、何を向けてくれてもいいよ。 ただじっと、その目を見つめていた。*]
(365) 2021/06/11(Fri) 03時半頃
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[ ──これは、それより後の話。]
(366) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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── 午後 ──
[ そのときの慎一の顔色は──、どうだろう。
ただ、少なくとも何があったって、 慎一はきちんと食事をとるんだろうし、 それはすでに買ってあるパン類。 ……という2点においては揺るぎなく。
つまり、かけられた声に顔を上げて、>>310 一瞬、不思議そうな表情を見せただろう。]
(367) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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[ 「不思議」というのは、 今この状況で? というニュアンスなんだけど、 ……いつもどおり昼食を取ろうとしてた、 慎一に言えることはなにひとつないわけで。 日常めいたことなら、慎一はいつでも歓迎する。]
ン、……レン、買ってきたわけ?
[ うなずいて同席する意思を見せるだろうけど、 食欲がないとやらで露骨に量が少ないなら、 怪訝そうな顔くらいはしたんじゃないかな。]
(368) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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[ いつかあげたアイスのアタリ棒。
忘れたわけじゃないけれど、>>0:1178 慎一はとうに交換してると思ってた。
だってそうじゃない? 仮に件のアタリ棒が鳩羽の元じゃなく、 慎一の妹のところに渡ることになってたら。
……そもそも、棒のままだったら、 「汚い!」って受け取ってもらえないから、 慎一はオマケのアイスだけを持って帰っただろう。 いや、きょうだい仲は普通だと思うんだけど……。]
(369) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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[ ……つい話が逸れちゃったね。 元に戻すと、夏はもうずいぶん前に過ぎて、 今は真冬。雪の吹きすさぶ冷たい校舎にいる。
ぎこちない慎一のこと。>>309 気づかれていただなんて慎一は知らない。
取り繕うのは上達した気でいて、 自己評価が変なところで高いもんだから、 なぁんにも察することはなく、
──さらにいうなら、友人の様子にも。 違和感のひとつも抱くことなく立ち上がる。]
(370) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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……どっか行く? ここでいい?
[ 慎一はさ、この友人とはとりわけ、 いつもどおりでいたかった。
いつもどおり。 元気で明るい男の子がふたり。 そんなふうに笑っていたかった。
だから極力、いつもどおりみたいな声で。**]
(371) 2021/06/11(Fri) 04時頃
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── 1F教室→ ──
[ユーガが教室に行くというのなら、 じゃあ俺は、このまま1Fを見て回ろう、と おう、またな、と言って手を上げて 階段ではなく廊下の方へと歩き出す >>340
昨日よりも幾分か落ち着いているのは 今日の人形が、昨日ほど凄惨な状態ではなかったことが 多分一番でかいはずだし、それに加えて。 “見つけて欲しい可能性”をユーガが提示してくれたこと それで幾分か、世界の主への憤りが抑えられてるから、
………そんな感じ。
だけどこのまま廊下を歩けば、きっと。 もうひとつの人形を目にすることになるのは 時間の問題かもしれない。 ]*
(372) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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── →→→昼頃・シン ──
[そしてそれは一日の時間の流れが もうすこしだけ先に進んだころのこと。>>367]
何不思議そうな顔してんだよ 飯食っちゃダメ?
[笑って購買の袋を掲げれば そこにおにぎりが入ってることは一目瞭然。 ただし男子高校生にしてはやたらすくねーたった2個
いや、2個も食えば十分だろって思うなら、 それはそれでいいかもしんねーけど いつもの俺だったら きっと「足りねー!」って騒いでる量だから シンが見たら、今日少ない!くらい思うかもな。]
(373) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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[ちなみに消費期限、俺は気にしなかった だから日付の違和感にも気づいてないけど、 シンはさ、結局気づいたんだっけ。 >>15
ここでいい?の問いかけに、勿論って答えた。 いつもと同じ、3-9の教室。 ここだけがいつもどおりの時間が流れてる。
シンはとっくにそれに気づいてたって?>>2:621 俺だって、気づいてたし!って心の声対決する? 多分俺のほうが早々に負けるけど。 そしたら俺アイス奢らなきゃかな。
当然誰かほかのやつがいれば挨拶はしただろうし 一緒に食うっつうならもちろん大歓迎だけど、 まあ、少なくともそん時はふたりだったって話]
(374) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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[21時まで、いや20:50くらいかな。 それまで猶予はあるっつうのに、気は急いた。
昨日はひとり、今日はふたり、人が消えた。 残ってるのはたったの7人でさ、 次があったらどうしよう、なんて思ってる。
だけどその反面で、 なるべくいつもどおり、居たくてさ。 それを思ったのは、昨日のメイの会話からだったし そうでもしてねえと、嫌な自分ばっかり…… いや、 望んでねえ自分の姿ばっかりが、現れてしまいそうで。
笑ってたいんだよ。できる限り。 そうじゃねーと、マナが言う通りさ、 この世界に飲み込まれちまうんじゃねーかって 怖ぇよ。やだよ。こんな世界。]
(375) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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そういえばさ、これ覚えてる?
[暗い話だったかもしれねーし 何気ねー話してたかもしんねーけど そういえば、ってさ、取り出したのはアイスの棒。 俺はおにぎりを1個完食した頃だった]
夏、もらったやつ 結局交換し難くてさ、 ずっと鞄ん中入れてたの。
[安心して欲しい、もちろんちゃんと洗ってある。]
(376) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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シンさ、 運がいーって言ってたから なんかお守りになるんじゃねーかってさ なんとなく、ずっと持ってた。
おかげさまで、ガッコーにいるときは 何も悪いこと、無かったよ。今まで。 すげえ、楽しかったな。
[学校にいないときは?そして今は?っていうのは またちょっとさ、別の話だけど。]
(377) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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神様はさー 別に信じてねーけど。 でも、こーゆー縋るもんがあるとさ ほんのちょっと、落ち着く。
[それは誰かにとっての青いボタン。 それは誰かにとっての紺色のハンカチ。 それは誰かにとっては ────
凶器のように見えるカッターナイフも 自分の心を鎮めてくれるもの、なんて 俺には到底わかりようがないけれど。
………… わかりようがないからこそ、 俺は、無責任に、誰かのことを推測する ]
(378) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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縋るもん、なかったのかなあ。 このメールを送ってきたやつ。 人でも物でも、いいんだけど。
楽しかった想い出とさ、 凶器がいっぱい散らかった世界でさ、 なにかラッキー!って思えるようなこと なにひとつなかったのかなあ、って
俺、ちょっと思ったよ。
[ぽん、と当たり棒を机の上に置けば 掠れた「アタリ」の文字がよく見える。
これを交換できる世界に、 俺たちが生きて戻ることはできるのかなあ ]**
(379) 2021/06/11(Fri) 09時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 09時頃
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— 現在:渡り廊下 —
[わたしが口にして、向井くんが立ち止まって。 だからわたしたちは廊下の端にも辿り着けない。
九重さんの死体を見た時から わたしはもう以前のわたしのままじゃいられなくなった。
今までならへらへら笑って誤魔化し続けて、 向井くんのうやむや>>351もいつか消えるものとして 廊下に置いてきぼりにしただろう。
今回だって、そのつもりだった。]
(380) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[息ができないから、死んでいるんだと思ってた。 でも結局、わたしを殺せるのはわたしだけだ。]
(381) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[向井くん>>352の眉尻が顔を覗かせると、 渡り廊下の上から笑みがなくなった。
肯定から始まった向井くんの話に、わたしは耳を傾ける。
わたしの幼子染みたどうしてに、 向井くん>>353>>355は丁寧に答えてくれた。 子どもみたいと言った誰か>>0:998に見せてあげたい。]
(382) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[言わなきゃ分からないこと。知らなきゃ気づけないこと。 わたしは向井くんのラクじゃないことに、ただ頷いた。
やっぱりわたしにはちっとも共感できなかったけれど、 教室を飛び出した背中を思い浮かべたし、 文化祭の日、とある事件に固まった姿>>1:614を思った。
言わなくてもいいよ>>356。 だってもう頭の中を巡ってる。 それをわざわざ言ったりしないから、 ちゃんと聞くから、その代わり。]
(383) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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― 現在・廊下 ―
[カランカランと乾いた音が響く中、 誰かが近づいて来る足音がした。>>346 振り向いて、それが炭蔵だと分かって ひらっと怪我してない方の手を振る。]
委員長じゃん、おはよー。
樫樹?んーん、起きてからは見てない。 ……え、なんで?なんかあった?
[真っ先に思い浮かぶのは昨日の無惨な九重人形のこと。 まさか、って顔をして炭蔵を見る。 彼から樫樹に似た人形が階段下で倒れていたことや 鳩羽とそれを片付けたことは聞けたろうか。
聞けたのなら、俺だって推測しちゃう。 チャイムが鳴る度に一人ずつ減っていくのでは?って。 ……もう一人居ないこと、俺はまだ知らないから。]
(384) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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こうやって向き合うの、新鮮だね。
[まっすぐ見つめる向井くんの目に慣れる時間を頂戴。
そういえば、準備の時>>0:472も当日>>1:613も わたしたちは隣にいることが多かったから、 こうして真正面から顔を見る機会はあまりなかったね。
思ったより吊り目なんだな、とか、 本来は眉も同じくらい吊り上がっているのかな、とか。 瞳の色も、たぶん初めて知った。
ようやくわたしは向井くんを見た、気がする。 わたしは傾げた首だけ戻し、向井くんの目を見つめた。]
(385) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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え?あー、これ? あはは、出来心でさくっとやっちゃった。
[話の途中で手首を掴まれれば一瞬驚いたけど 炭蔵を見てへらへらと笑う。
止血できるものも碌に持ってなかったから たらたら血が流れて結構痛々しい。 そのうち止まるでしょーって 軽く考えてたけどどうしようなこれ。 まあほっといても流石に死にゃしないだろうけど。]
(386) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[言葉を探すような向井くん>>358の声を聞きながら、 わたしは目を閉じた。 さっきの今で格好がつかないけれど、 このまま目を見て話を聞き続けたら、 どうしてか、泣いてしまいそうだったから。 ごめんね。公平なジャッジ>>358はできそうにない。]
……そう、だね。 それはわたしも、そう思う、かな。
[声が震えてしまいそうで、わたしは長く話せなかった。 だからこそ向井くんの話を遮ることなく、 次の補足>>359>>360を身に受ける。]
(387) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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あは、それは……確かにそう。
[わたしは閉じた目を開いて淡く笑ったけれど、 別に馬鹿にしたり、ふざけたりするつもりはない。 ただ、何にも分かってなかったなぁって、 わたしがわたしに思っただけ。
わたしが楽しそうって言って>>0:372。 向井くんがラクだって言った>>0:478。 わたしは勝手にそれをイコールで結んでいたけれど、 向井くんにとって別々の、どちらも大切なものなんだ。
「いいなぁ」って言ったわたしに、思っただけ。 何にも分かってなかったなぁ。]
(388) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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最後だもんね。 きっともう、同じ時間は訪れないから。
[高校三年生。わたしたちはもうすぐ卒業する。 わたしは背景ってもの>>2:380は知らないけど、 あの時>>0:481の言葉を繰り返した。
楽しかったよ、本当に。それはわたしも同じ。 そう口にしようとして、]
(389) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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カッターで死ぬって どうやるのかなあって。 結構難しいよなって。思って。
[勿論俺は自傷するつもりまでは さらさらなかったわけだけど、 少々誤解を招く言い方だったかもしれない。 炭蔵にどう伝わったかは、さあ。]
(390) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[せり上がってきた懺悔>>361>>362が わたしの喉を貫いた。 和らぎかけた表情が強張る。
わたしは言葉を紡げない。]
(391) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[小休止のように沈黙があって、 わたしは塞がれた喉に更に息を詰める。
1ミリも信じていない仮定の話をした。 それに向井くん>>357が言うように もうダメなくらい疲れたちゃったなら尚更、 わたしはここに永遠を願えない。
だからチャイムの音に思いを馳せ、校舎を見つめる。 きっと今日もこの中で何かが起こった。 視線を戻したわたしに降り注いだのは、 いつかのわたし>>2:599に通ずる無力感。 それから不安、それを隠すための敵意。
誰に何を思われてもいいつもりだったけど、 向井くんに信じてもらえないのは嫌だなって思った。]
(392) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[一番大切なものを失って、ぽっかり空いた穴。 この1年間、わたしが死んだフリをしている間に 気づいたら大切なものが増えていた。
身体って、こんなに重かったっけ。]
(393) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[だから、向井くん>>365が笑わずに答えをくれた時、 わたしは少し間抜けな顔をしていたと思う。 強い感情が全部ぬけたみたいな。ぽかん、って顔。
偉い大人たちとえらい向井くんは別人なんだけど、 状況とかいろんなこと、違うんだけど。
それでも、ほんの少し救われた気持ちになったんだよ。]
……じゃあ、信じて。 ここはわたしの世界じゃない。
[わたしは向井くんにちゃんと言って、伝えようとする。 言えないこと>>152は喉に詰まったままだったけど、]
向井くんの世界でもない、と思う。
[喉を貫いたわたしの罪を引き抜く勇気は出た。]
(394) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[わたしは手のひらを上に向け、向井くんの方へ倒す。 そのまま指を曲げたら、わたしの短い爪が顕になる。 向井くんの爪によく似た、噛めない深爪。]
……ピアノ、弾いてたの。昔ね。 だから長くすると落ち着かなくて。 あと、ちょっと、未練があって。
[ひとつ>>0:704。一歩下がった。]
だから、もし何にでもなれるとしたら、 もっとピアノを弾いてたかったなぁ。
[ふたつ>>0:810。もう一歩下がった。]
(395) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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[それから、右ポケットに手を入れる。 最初に触ったのは小さな硬いもの。 人差し指で引き寄せて、柔らかくぎゅって握った。
引き抜いた拳に握られているものはさっきと違う。 10円玉がいつもよりずっと重く感じられた。 わたしは折り畳んでいた指をひとつひとつ解いて、 今度はちゃんと向井くんの目に映るようにする。]
——10円、足りなかったの。
(396) 2021/06/11(Fri) 09時半頃
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あの日、全部が終わって確認しようと思って。 数えたら、10円だけどこにも見つからなかった。
だから、わたしが、足したの。 わたしのお財布から10円、誰にも言わずに。
[証拠晒したまま、わたしは屋台を振り返る。]
ここが誰かの世界なら わたししか知らないことは含まれないと思って、 全部に10円入れておこうと思ったの。
何の意味もないんだけど、なんか欠けちゃう気がして。 あの時ちゃんと揃ってたものが、ダメになる気がして。
……まぁ、ダメなのは元からだったけど。
[たらればがいくら浮かんでも、わたしは過去に戻れない。 だからわたしができるのはこれくらい。]
(397) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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向井くんは、何も悪くないよ。 間違ってなかった。
わたしだよ。わたしが、乱したの。
[みっつの秘密を打ち明けながら後ろへ足を運んだ。 カッターが音を立てても、わたしは歩みを止めない。]
えらいね……はわたしが言えることじゃないから、
[そう時間もかからずに踵が小階段へ当たる。 願うなら、先に校舎前についたのはわたしだといい。]
(398) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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かっこいいね、向井くん。
[もう、屋台を巡る必要はない。 バレちゃったから。必要なかったから。 最後の10円玉はわたしの手の中だ。]
嘘ついてごめん。乱しちゃってごめん。 気づかなくて、ゴメン。
楽しいって胸を張ってて。いっぱいそうして。 向井くんは、ちゃんとできてたよ。
[わたしはちゃんと笑えてた。 何ひとつ嘘は言ってないもの。胸を張れる。]
(399) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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[いろんなものが崩れる前にわたしは階段に足をかけた。 身体を反転させてると、校舎へ飲み込まれていく。]**
(400) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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まあそんなことはどーでもいーんだけどさ。 それより、樫樹探してるんだっけ? 俺も手伝うよ。
[彼が樫樹捜索を続行するのなら 手持無沙汰な俺も加わるつもり。
ついでにちょっと炭蔵の話を聞いてみたくて。 このクラスで非常時の状況に強そうなの、 誰かって言われたら彼だと思う。
黒沢も冷静なんだけどさ、炭蔵はもっと 何が起きても動じたりしなさそうっていうか。
冗談通じないなーとか偉そうだなーとか 辟易することもなくはないんだけど 理詰めの思考が得意なとこは一目置いてる。 なんせ俺は苦手な分野だからね。 こんな時でも何か示してくれそうだと思っていた。**]
(401) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 10時頃
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/* あっっシンちゃんとメイちゃんもうちょっと話しててよかったのに、俺が昼軸作ったから去ってしまったりした・・・????ごめんそれなら超ごめん
寧ろ俺はこれからなんらかの朝軸を突っ込みたいとさえ思っている……
(-43) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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/* 今のひとみのところにいるひととどっちか、お話できたらなーって! ノエとも!はなしたいな!!!!おれは!!!(あんまり接点がない)
(-44) 2021/06/11(Fri) 10時頃
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── 現在:廊下 ──
[ 片手を振り返しながら近づいて、 ]
ああ、おはよう いや、あー…… 樫樹に似たマネキンが増えていた 今は、向こうの教室へ寝かせてあるが
[ 何かあったか、と問われれば、>>384 炭蔵らしくもなく言葉を一度詰まらせて、 親指で喫茶店をしていた教室を示しながら、 事実を柊へと伝えていた。 ]
(402) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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[ それから、ふと目に留まる流血。 自分がやった時は躊躇いもしなかったが、 こうも他人のものを目にすると焦るらしい。 向井の気持ちが、少しだけ分からないでもない。
無理矢理手首を掴んで、見えるようにすることも、 男子相手になら、抵抗なくできた。 ]
……笑いごとじゃないだろう
[ これまで柊を表面的にしか見れていなかった。 だからいつものように笑う姿を見て、>>386 はあ、と溜め息が出る。── 悪い意味じゃないぞ? ]
(403) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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興味本位でやって、 本当に死んだらどうする
[ そんなこと言う資格もないのだが、 誰かが飲み込んだ台詞をつい口走る。 ]
ほら、貸してみろ ……手首を切って死ぬ時は、 出血多量のショック死だって 大体相場は決まっている
[ 失血する量ではないにせよ、 流血が止まらない手首に、 ポケットから取り出したハンカチを巻き付け 簡単な止血を試みようとするだろう。 ]
(404) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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[ そんな理由で、試してみたくて、自殺を試みた?>>390 ── いや、それなら遺書を送るのもおかしいか。
そもそも、炭蔵視点では、 柊は何かを限界に感じてしまうほど、 要領の悪い男のようには見えていなかった。
それこそ、堅物の炭蔵とは対極にあり 柔軟性があり、女心も操れる、 そういう男だろうと思っていたから。 ]
(405) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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樫樹と九重、手伝ってくれるなら助かる。
……なあ、昨日の夜は 簡単な説明しかできなかったが 柊、お前はどう思う。この状況について
[ 捜索の人手が増えるのは有難い。>>401 例を述べて一歩足を進めながら、 ふと、そんなことを尋ねてみた。
精神世界≠フことだ。>>108 その柔軟な頭が何を考えているのか知りたかった。 ]
(406) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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鳩羽は、俺たちのことを恨んでるから 此処に閉じ込めたんじゃないかと言ってたが ……柊は、あのメールの文面に心当たりはあるか?
[ 恨んでるのか、それとも見つけて欲しいのか。 何方にしても、推測の域を出ないことばかり。
柊から見える炭蔵は、 きっと冷静に見えているだろう。 でも、内心はそうでもなかった。
炭蔵がそうであるように、 柊もまた、笑顔の下に何かを隠してるんだろうか? 否定して欲しいと願いながら、 「お前はこの世界の主か?」と暗に尋ねてもいた。 *]
(407) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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/* いやー今回は誤字がすごいですな自分
(-45) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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/* 成績振るけど、でも、炭蔵は賢いので上方修正されます(?) 賢い中の得意不得意ということにしてください(?)
国語2 数学4 英語2 理解2 社会1
音楽2 美術2 体育4
(-46) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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/* 概ねだめじゃん…… 社会とか得意そうな顔してるのに。 むしろ得意じゃなきゃだめじゃないか?
運動神経は悪くない、それはヨシ! 芸術センスがないことは知ってたゾ
(-47) 2021/06/11(Fri) 11時頃
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/* 赤乃絵は一番楽しかった思い出の中にいたい&あわよくば再演というか、思い出増やしたいって思ってる感じかなあ。 でも本当はやり方がわからなかった不器用なSOS
(-48) 2021/06/11(Fri) 12時半頃
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[やっぱり、というかなんというか。 今度は樫樹人形が増えていたらしい。 言い淀む炭蔵は珍しいなって思ったりしつつ。>>402
溜息と共に出た物言いはさすが委員長、 ……って言うよりかむしろオカンみたいで 心配されてるのに不謹慎かもしれないけど ちょっとおかしくなって笑ってしまった。]
本当に死んだら………どうしようねえ、
[相対する俺の方は全然深刻さなんて皆無で まるで他人事みたいにへらへらしていたわけだけど 特に逆らう理由もなかったので大人しく手首を預けた]
(408) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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へえ〜〜そうなんだ。 それは知らなかったかも。さすが委員長。 確かにこんっな頼りない刃物で死ぬなんて 大変そうだって思ってたよ。
出血多量で死ぬのって痛いんかな? 死ぬまでに時間かかるんだったら その分苦しみそうだよね。
[呑気な口調に俺が尋ねている間にも、 炭蔵は器用にハンカチを取り出して止血してくれる。 これが可愛い女の子だったらもっと良かったのになあ、 なんて勝手なことを思うけど贅沢は言うまい。]
(409) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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オッケーオッケー。 ちょうど俺もどうしたもんかなって 思ってたとこだったんだ。
[あまりにも状況に対して受け身でいるしかないと 変なことばっかり考えてしまいそうだから やることがあるのならその方が助かる。 並んで歩きながら問われ、んーーと暫し思案。>>406
鳩羽から出たらしい意見はちょっと目鱗だったので、 なるほど、なんて相槌を打った]
(410) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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あ――ーそのセンはあんまり考えてなかったなあ。 確かにそういう可能性なくもないけど。
恨んで同じ目に合わせてやりたいって感じだったら ごめんなさいとか引導は自分で渡したいとか言わなくない?
[彼らの会話で出た見解同様、 恨みと言うワードと メールの印象が与える人物像は あんまり一致しない。
心当たりはと聞かれれば ちょっと肩を竦め首を横に振る。]
(411) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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あはは。俺があれ送った可能性ってこと? 絶対かって言われれば自信ないけど 多分ないんじゃないかなあ。
だって俺っぽくないんだもん。あのメール。
[それは多分炭蔵が感じている理由>>405とは ちょっと違うんだろうけどね。
自分に何か"限界"だと思うようなことがあったとして ぷつっと糸が切れてしまったんだとして、 皆に何か最後に一言残せるとして、どう言うかな。
ちょっと想像してみたけど、 ……何か一言で終わらせそうなのが 想像できてしまった。うーん、残念。]
(412) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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俺、限界が来たとして、何も言わず死にそう。 だからその分、こいつは偉いよね。
[こんな形でもちゃんとSOSを送れる。 偉い、という言葉が的確かどうかわからないが 俺よりはまだ健全な気がした。]
(413) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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んーとさ。これは俺の勝手な印象だけど。
恨んでるわけじゃないと思うよ。 止めて欲しいともちょっと違うかな。
なんだろ。 助けて欲しいと思ってるけど、 それ以上にみんなに迷惑かけたくないと思ってる。 どうにもならないならせめて自分のことを、 楽しかったあの日のことを覚えててほしい。
そんな感じかなあ。
[繋がらないスマホの文面を読み返しながら ぽつぽつと受けた印象を言語化してみる。]
(414) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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だから、寂しさで無意識に 俺らを留めようとしてるのは有り得るかな。 本人に悪意がなかったとしてもね。
[まあ、もしこの仮説があっていたとしても、 消えた九重や樫樹がどうなったのかは やっぱり何とも言えないんだけど。]
委員長はどーする? もしここにずっと居てとか、 一緒に死んでって言われたら。 言うこと聞いてあげちゃう?
[ああ、そうか。 言いながら今更――本当に今更俺は思った。 俺達の…この10人ちょいの中に、 メールを送った誰かがいるのか。**]
(415) 2021/06/11(Fri) 13時頃
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/* 見透かされててはずかしーってなってるけど、覚えててほしいというよりは自分が覚えていたいの気持ちの方が強い。 みんなはきっといつか忘れちゃうし、それは仕方ないと思ってるよ。よ。覚えててくれたらもちろんそれはめっちゃ嬉しいけど。
(-49) 2021/06/11(Fri) 13時半頃
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―― →3-9教室へ ――
[ 綿見さんとの話が終わった後、 私は予定通り保健室に行って、 番代さんの使ったベッドから掛け布団を回収した。 毛布でしのいでくれている男子たちのことが 頭に浮かばないではなかったけど。
教材倉庫に戻って明かりをつける。 綿見さんは見ない方がいいって言ってくれたけど>>322 番代さんによく似たマネキンを見下ろして、 そっと掛け布団をかけた。 床とか壁の血はどうしようもないけど、>>646 一番無残になってるおなかの部分はこれで隠れた。 それでも、見ない方がいいとは思う。 小さな子供の足跡みたいなのがあるけど、 小さな子供なんてここにはいないはずなのに…… ]
(416) 2021/06/11(Fri) 13時半頃
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[ 教材倉庫から出たら、扉に注意喚起の貼り紙をしておく。
「注意! 番代さんに似たマネキンがあります」
番代さんのマネキンとは書きたくなくて、 そんな書き方になった ]
(417) 2021/06/11(Fri) 13時半頃
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[ その後向かったのは3-9の教室。 黒板に伝言しておいた方がいいと思ったからだ。 もちろんその途中で誰かに会ったら、 直接口頭で伝えるはず。
教室について早速黒板に向かえば、 連絡事項が増えてる。>>341 目を通して私は眉を寄せた ]
(418) 2021/06/11(Fri) 13時半頃
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樫樹君も?
[ マネキンが増えた。樫樹君が探されてる。 ということは、それはきっと、 樫樹君に似たマネキンだったんだろう。 唇を噛みながら、私もチョークを手に取って、 その下に付け足す。
「教材倉庫に番代さんに似たマネキンがありました」
九重さんに、番代さんに、樫樹君。 3人の姿が消えて、3つのマネキンが増えた。 この校舎には、もう7人しかいないのね** ]
(419) 2021/06/11(Fri) 13時半頃
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/* あああ、未来アンカヤッチマッタナー。 >>646は>>2:646ですね……うっ……
(-50) 2021/06/11(Fri) 14時頃
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/* んあぁぁ なやましいな! ノエにあったら口頭でリツのこと、伝えるもんな… 黒板見て最初に気づきたい気持ちか。
(-51) 2021/06/11(Fri) 14時頃
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── 午前中・ →→ 教材倉庫 ──
[8:50。1Fのそれぞれの場所で、 俺とユーガ、ノエとマナは、別々の人形を見ていた。
それから暫く俺もリツのことを探したけれど 昨日みたいに、大きな声で、じゃなかったのは 多分…… きっと察していたんだろうな。
1F廊下、一部分だけやたら綺麗で、 誰かが片付けたんだろ、くらいに思ってたけど その先、教材倉庫に張り紙があった >>417 扉を開けると目に映り込む赤。
────── ひとみまで。 ]
(420) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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うぇ
[だからホラーはダメなんだって(n回目) 掛け布団の下、何かがあるのが判って。 めくるかめくらないか、少し悩んでから その覆いをほんのすこしだけ、捲る。
上から捲ったから おなかの部分は見えなかったしさ。 あんま見てて気持ちがいいもんじゃねえのは 昨日のアレで、知ってたからさ。
……だけどちゃんと、それが 「ひとみに似てる」ことは確認したよ。 ちゃんと、人形であることも、確認できた。]
(421) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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[現実世界での無事は、本当に今は祈るしかなくて それよりも、タイムリミットが迫る案はさ、 本当に、正しいんじゃないかって、思ってる。
みんなが消えちゃうまでに助けて欲しいのか それともみんなが消えるまでがこの世界のリミットで どうしようもできねー無力感とか、苦しみとか、 なんもできなかった俺らに知らしめたいのか、
俺の中では、ちょっと半々。
だって実際、助けてえって思う気持ちよりも、 無力感とか苦しみとか悲しみとか辛さとか。 そういうほうが勝ってんだもんよ。]
(422) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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[布団も扉も元通り。 だけど俺は、探す人がまたひとり、増えた。
ここに来るまでに気づいたんだが、 どこもかしこも3-9の屋台になってて異様で。
これは多分俺とそいつの 文化祭の楽しみ方が、違ったからだろうな。って 悲しいかな、ほんの少しそう思う。
俺はさ、文化祭、3-9も楽しかったけど そいつらとまわる、他のクラスの屋台とかさ、 忙しい持ち場の担当に 代わりに焼きそば買ってきてやったりとかさ 隣の屋台と集客競ったりさ。 そういうのも楽しかったから。
勿論俺はそれに実行委員の仕事が加わるわけだ。]
(423) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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[だめなんだよ、文化祭だけじゃ。 だめなんだよ、3-9の屋台だけじゃ。
楽しいのもつまんねーのも 美味しいのもやべーのも全部ひっくるめて いろんなのがあったうえでさ。
文化祭の3-9の屋台、楽しかったなって 俺は、言えると思うんだ。
365日文化祭で、 目に映るもの全て3-9の屋台なんて 楽しくもなんともねーだろって思っちゃう。
だからさ、ここは俺の世界じゃねえって 俺、断言できるよ。もう、間違いなく。]
(424) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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[だからぜーーーんぶひっくるめてさ。
もし、文化祭を楽しんで欲しい、 想い出を共有して欲しい、って思ってんなら やり方が上手じゃねえよなあ、って 一緒に飯でも食いながら話してやりてえよ。
このまんまじゃあさ。 楽しい思い出が、カッターナイフに上書きされちまう。 美術の時間にしか使ったことねーような刃物を、 足でふみつけると、ぱきり、と音がした。
ちなみに昨日から靴下は履いてねーけど、 今は踵までちゃんと靴履いてるから怪我はしねーな。]
(425) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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── 午前中 →→ どこか ──
[午前中に動き回るノエと会うことがあれば、 ノエの口からも、ひとみのことを聞くんだろう>>418]
俺も見た。 布団かけてくれたのノエ? ありがとうな。
[ってお礼を告げる だって、俺が朝みた人形よりも、 明らかに、ほら。状態が凄惨だったから。
それからリツのことを告げようとするけど、 先に、教室の書き込みを見てたんなら>>419 やっぱり「私も」なんて、言うのかな。 ]**
(426) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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── 現在:廊下 ──
[ なるほど、オカン≠ニいうのは こんな気持ちなんだろうか。>>408
他人事みたく笑う柊を見て、 炭蔵はまたひとつため息が溢れそうになる。
それでも、素直に手を差し出してくれたから、 反抗期の息子を持つオカンよりはマシか。 ]
(427) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 14時半頃
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すぐには死ねないだろうから、 しばらくの間苦しいだろう 痛みは、少なからずあるだろうが
[ 可愛い女子でなくて悪かったな。>>409 せめて頭の中で、 〜炭蔵祐子として女装コンに出たとしたら〜 を、想像しながら補完しておいてくれ。
それか、応急処置に過ぎないから、 保健室にでも行けば誰か女子がいるだろう。 頼めばやってくれるんじゃないか? ]
(428) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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[ それから、精神世界とメールの送り主について やはり、恨んでいる$は薄まりそうだ。>>411 見解同じく、文面とは意図が合わない。
送り主が柊でないと否定もしてくれて、>>412 炭蔵はちょっとだけ安堵する。 ]
確かに、柊らしくはないな 送るなら、もっと砕けた文章で、─── ?
[ しかし、何も言わないという言葉に、>>413 炭蔵の中の柊像が、やや揺れる。
人に囲まれている印象のある男だったから、 送り相手も大勢いるだろうと思っていた。 誰かに頼る術も、拠り所も、SOSも、 多く持っているような男だと思っていた。 ]
(429) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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意外だな、何も言わないのは。 ……だが、だれだか分からないメールの主は、 やはりSOSを出してるように感じてしまうな
[ 柊がどうしてそう考えるのか、 それは炭蔵の想定外のことで予測がつかない。
何も言わずに死ぬ、 ……よっぽど切羽詰まっているか、 炭蔵たちに言うほどの感情はないか。 そのあたりだろうか、と思ってしまった。 ]
(430) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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なるほど、新しい見解だ もどかしくてどうしようもない気持ちが、 俺たちをここに呼び寄せた……の、だろうか
ならば、人形になって減っていくのは、 呼び寄せられた側へのタイムリミットではなくて、 世界の主へのタイムリミットの可能性もあるかもな
[ 新しい仮説を、>>414 神妙な顔をしながら聞いていた。 ただ、その先に続く問いに、>>415 炭蔵はまた答えを出せなくなってしまう。 ]
(431) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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[ 「ずっと一緒にいて」 そんな言葉を投げかけられたら、 炭蔵ならどう返事をするのだろうか。
だれが相手であろうとも、 叶えてやりたいと思う、その願いを。 しかし、向井と鳩羽と、 背負ってるものも二つほどある。
折り合いをつけるのが下手な炭蔵は、 どちらかしか選べなくて、 でもどちらも選べないでいる。 ]
(432) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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─── 俺は、死んでしまうのは駄目だと思う 此処が永遠に続くとも限らない だから、断る……かもしれない
[ これまでなら迷うことなく断っていただろう。 ]
柊だったらどうする? 可愛い女子がねだってきたりしたら
[ 前半は本気で、 後半は少し空気を和らげたくて足した。 言うこと、聞いてあげてしまいそう。 それが、炭蔵の印象だった。 **]
(433) 2021/06/11(Fri) 14時半頃
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/* ノエと話したくて!ゴリゴリねじ込んだけど! でもやりたいことは自由にやってのきもち!!
多軸前提で俺が動くので、なんか動きづらかったらみんなごめんね…??? あと21時に集合!言ったけど多角が一番苦手なのは多分おれだ←
あと単独行動も推奨されてたきがするから、そのへんは強制したくねえなって灰に懺悔するけど、メモにかけよな!おれ!
(-52) 2021/06/11(Fri) 15時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 15時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 15時頃
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―― 3-9→廊下 ――
[ 7人しかいない。そう思ってから、私は首を横に振った。 それ、本当にそう? だって私、綿見さんにしか会ってない。 7人いるってどうしてわかる? 本当はもっと校舎にマネキンがあって、 その代わりに消えた人がいるかもしれないじゃない。
指先についたチョークの粉を払い落しながら、 私は何かに急き立てられるように教室を出る ]
あ、鳩羽君。 ……おはよう。
[ そうして、廊下でばったり鳩羽君に会った。>>426 良かった。鳩羽君はいた。 なんだかほっとして、挨拶はちょっと遅れた。 でも、って少し考える。 この校舎で会えたのは、本当にいいことなの? ]
(434) 2021/06/11(Fri) 15時頃
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[ ここは、誰かの精神世界らしい。 ここにとどまり続けたらどうなるの? マネキンと代わった人はどうなったの? 無事に現実に帰れたんなら、 そっちの方がいいことじゃない? それに、少なくともマネキンと代わった人は、 この世界の主じゃない。 それって、いいことなんじゃない? ]
(435) 2021/06/11(Fri) 15時頃
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鳩羽君、今日は誰かと会った? 私、綿見さんとしか会ってなくて。 あと……番代さんが、いなくて。 代わりに、マネキンを見つけたの。
[ そんな話をしたら、鳩羽君は見たっていう。 貼り紙を見たのかと思ったら、 布団のお礼を言われたから、 鳩羽君は中に入っちゃったみたい。 折角見なくてもわかるように貼り紙をしておいたのに。 注意喚起が足りなかったかな? ]
(436) 2021/06/11(Fri) 15時頃
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[ 鳩羽君が、樫樹君のことを教えてくれようとしたら、 私はもう知ってる、って返した ]
黒板に書いてあったのを読んだ。 炭蔵君の字だと思ったけど、 鳩羽君も確認したの?
[ 貼り紙をしておいても入っちゃった鳩羽君だ。 黒板の情報だけで私に教えてくれたとは思えない。 発見場所のことや、 喫茶店に運んでくれたことを聞けたら、 私も鳩羽君にありがとうを言ったはず* ]
(437) 2021/06/11(Fri) 15時頃
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/* 迷ってくれる炭蔵君優しい! でもそんなことは言わないから大丈夫だよ! 思い出があれば十分だから。 思い出とずっと一緒にいるよ。
(-53) 2021/06/11(Fri) 15時頃
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/* 柊君 176 向井君 174 鳩羽君 173 炭蔵君 170 乃絵 167 番代さん 154 芽衣 153 綿見さんと樫樹君が不明だけど、男子みんな170台なんだなあ。そしてちまっと可愛い女子の中ででかい乃絵。
(-54) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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/* 鳩羽君と話すと「私が死にました!」って白状しそうで怖いですセンセイ。
(-55) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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― 文化祭:綿見と ―
[そうとも、クラスで普通に接してる分には 俺は明るくて人懐っこくてノリの良い柊君だもの。 意外って感想は>>314>>315は そうだろうなって感じだから苦笑いをして]
はは。だろうね。 だって俺愛嬌だけが取り柄だもん。 蓋あけたらけっこーじめじめしてるでしょ。ごめんね。
[こんなめそめそした話、なかなかする機会もなければ 進んでしようとも思わないのに。
喩えアドバイスには向かないのだとしても>311 何て言うか綿見の態度には良い意味で 程ほどの距離を保ってくれてる心地よさがあった。
同情されたら余計居た堪れなくなってしまう。 そんな時もあるじゃない?]
(438) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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…………うん。そうだね。
好かれたかったんだ。 俺、自分のことあんま好きじゃないからさ。 余計その子が眩しくて、認めて貰いたかったのかも。
でも、「嫌われない」のと「好かれる」って 天と地くらいの差があるんだよね。きっと。
都合よく振る舞ってたら嫌われないけどさ、 好いて欲しいって欲を出したら重いみたい。 ままならないよねえ。
(439) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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そんなこといちいち考えなくても いいような人間だったらよかったな。
(440) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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[好かれたい相手には嫌われて、 認めたい相手には認められない。
彼女にもそんな経験があるのだろうか。 いつか話してくれた家族のことだろうか。 「煩い家族」が、綿見を恨んでる? 綿見の語る声からは朧げな輪郭しか読み取れない>>317。]
………………、
[何を言っていいのかは分からない。 それ以上深く聞いていいのかも。 でも、口にしてくれたってことは 多分拒まれてはいないんだろうから。]
(441) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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……よく分かんないけど、 だいぶ大変ってか、無茶じゃない?それ。
人間、人の分までなかなか背負えないよ。 それで恨まれるってちょっと理不尽。
一生懸命頑張ろうとしただけで、 十分綿見ちゃんはえらいと思うけど。
[俺なんて自分一人で精いっぱい。 ままならない自分に嫌気がさしながら 騙し騙し必死に生きているっていうのにさ。
だからそれは特に機嫌取ろうとか そういうのじゃない素直な感想。]
(442) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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[そうして。
十分に泡立った生クリームのボウルを手渡して 調理室の壁掛け時計を見れば ちょっと休憩、よりは多い時間が経過していた。
流石にそろそろ戻らないと。 あまり持ち場を離れているわけにもいかない。
まだ戻るのは少し怖いけれど、 多分あの子ももう屋台のあたりから 離れてるんじゃないかな、って希望的観測。]
(443) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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ん。
…………あの。さ。こっちこそ。 ありがと。かくまってくれて。
[それに、黙ってこんな話を聞いてくれて。
綿見の黒い目を見て、 少し気恥ずかしそうに笑った。 うん、ちゃんと笑える。平気だ。]
今度また、なんかお礼させて。 …………ヤじゃ、なかったらだけど。
[まあ、大概情けない姿を見せてるので 呆れられてるかもなあと思うと 語尾はやや自信なさげに下がったが。 ともあれ調理室を後にし、喧騒へと再び戻っていった筈**]
(444) 2021/06/11(Fri) 15時半頃
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/* 炭蔵くんすき
(-56) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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── 午前中・廊下でノエ ──
おう、おはよう。
[あんまり元気はなかったかもしれねーけど 昨日ほど笑顔が消えたりもしてねえ。 ノエからの挨拶には、即答で応える>>435
ちなみにまだ俺の頭の中では 消えた=現実で死んだ可能性を孕んでいるから たぶんノエと同じ境地には、至れない。 だから、ノエに会えたことを心からホッとする。]
(445) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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ああ、うん、見た。 ……… いや、自分の目でさ、見ないと。 やっぱ。信じたくねえってのもあるし。
本当に、それが「人形」だったのかも 含めて、な。
[張り紙を信じてないわけじゃなくて逆で。 張り紙があったからこそ、安心して覗けた。
張り紙を信じてたからこそ、覗けたんだと思うけど それはノエに伝わるのかはわかんない。]
(446) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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朝は。そ、ユーガに逢ったよ。 ユーガが黒板書いてくれるって、 教室戻ってくれたんだ。
俺はいま、リツとひとみをさ、 念の為探してたとこ。
[勿論発見場所や、今それがどこにあるかも伝えて。 簡単に、多分お互いの情報共有は、おしまい。]
(447) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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………みんな、いなくなっちまうのかな。 みんな無事だといいな、って 例えば現実でも実際にこんな… ひどい目に遭ってたらどうしよう、とか やっぱ考えちまうよ。
やだなー 現実世界で血まみれとか。俺。
[無理に作った笑みは、全く笑みの形にならない]
(448) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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俺さー 文化祭、楽しかったから。
だから、こんな世界じゃなくて、 現実世界の文化祭のこと、 ずっと憶えておきたかったよ。
誰も居なくて。 誰かが消えて。 SNSも使えなくて。 騒がしい声も聞こえなくて。
そんなん、豊高じゃねーもん。
(449) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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でも。わかんね。 それは俺の考え方だから。 俺、人の気持ち察するの苦手だしさ。 考えてーって思うし、寄りそいてーって思うけど どうしても、わからないことのほうが多いんだ
[メイとは正反対だったな、って思いながらさ>>165
っつかさっきから俺ばっかり喋ってる。 ノエ平気?イヤな気持ちになってない?って ほら、また気づくのがさ、遅い。 ]
(450) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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ノエはさ、 この世界、楽しい?
[だから聞いてみる。 少なくとも昨日、マナは少し楽しそうだったな、って だいたい1日前の彼女の足取りを思い出す>>1:628
別に楽しいから、悪いとか、楽しくないから悪いとか 良し悪しじゃあなくってさ。
みんなどう思ってんだろ、って単純な興味。 だって、どこかから流れてくるBGMとかはさ 相変わらず、楽しそうなんだもの。]*
(451) 2021/06/11(Fri) 16時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 16時頃
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── 現在・渡り廊下 ── [ なにも、今までだって、 ヤだったんじゃなくて──、 なにがって、こんなふうに、 きちんと向かい合って、 楽しいわけでもない話をするのが。>>380 ただ、へらへら笑って水面を掬って、 返事に困るような話をしないで、 そうするのがいいんだって、 うまいやり方なんだって慎一は信じてた。 だから、へらへら笑いの消えた廊下で、 ごまかしのきかない話をするとき、 自分がどんな顔してるかもわかんなかった。 そのぶん、そっちでよく見といてね。]
(452) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ 正面を取ることがなかったから、 お互いの顔もよく見たことないふたり。>>385 それに、いつも目を細めて笑ってたから、 思ったより目が大きいんだなあとか、 場合によっちゃ拳が飛んできそうなことを思う。 幅広の目のかたち。 焦茶色の瞳の奥をじっと見たって、 何かがわかりやすく浮かび上がるわけじゃないけど。
言わなくてもいいかな。いいよね。 心の中の声は伝わったらしい。>>383]
(453) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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言われてみれば。
[ 慎一の記憶に残ってるのは、 癖みたいに動き続ける両手。 目前にかざされた手のひら。深爪。
……どうやら手元を見て話してたらしいね。 素直に、新鮮で不思議な気持ちで同意を重ねる。]
……思ったよりちっちゃいね、暮石。
[ だから何ってわけでもないんだけどね。 怖いものを覆い隠すような手のひらの印象。 慎一は黙ってちょっとだけ、 自分の中の暮石像をアップデートする。 たぶん、チャートを作ったあの日以来に。]
(454) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ ……だから何というわけでもないから、 慎一は自分の「嫌いじゃない」を補足して、 途切れがちな言葉を吐く暮石を見てた。>>387
「そう思う」返ってきたのは同意なのに、 いったいそれってどういう顔なのさ。 閉じられた瞳を少し不思議に思ってる。
悲しい。かわいそう。 慎一はね、そこから先に進めずにいる。 だって、そこからどうすればいい?]
(455) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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でも、悲しいから──、 だからって、どうすればいいんだろうな。
[ これは、答えを求めない類の問い。 素直な慎一は同意を得られたと信じて、 呟きとして、声を吐き出したんだけど。]
(456) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ この世界の主の話は悲しい。 けど、慎一の話には少し笑ってくれてよかった。>>388
大丈夫、ヤじゃなかったから。 声に出された同意も、淡い笑みも。
それはただ、 慎一がそういうものなんだって話。 それを聞いてどんな反応をするかも、 そりゃあ個々人の自由なんだけれど。
やっぱり、馬鹿にされると悲しいからね。 安堵したように、眉尻がさっきより瞼の形に寄り添う。]
(457) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ それから。短い沈黙を経て。>>392
慎一は自分ばかり話してたなって、 そういうことになかなか気づけない。 暮石がそっと息を詰めていることも。
「信じて」と暮石は言って、>>394 慎一はちょっと驚いたような顔したあと、 それでもしっかりとそれにうなずく。]
(458) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……わかった。いいよ。
ここは、暮石の世界じゃない。 ……し、俺の世界でも、ない。
[ 本当はね、気にならなかったわけじゃない。 暮石のことじゃなくて、後半の方。 なんで除外されたかわからない自分。 ──でも、 信じるって言ったから、ただうなずいて。
それに、慎一が「なんで」って言おうとしたとしても、 きっと、それより先に暮石が動いてた。>>395]
(459) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ 天井に向けられた手のひら。ひとつめ。 ピアノ。答え合わせをするみたいに、 短い爪がくるりと表に向けられる。>>395
暮石が一歩下がる。ふたつめ。 過去形をして語られる夢。 言葉を挟めないまま、暮石がまた下がる。
ポケットに手を差し込んで、みっつめ。 また顕になった手のひらの上に、 10円硬貨が一枚ぽっち乗っかっている。]
(460) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ 「10円足りなかったの」暮石が言う。>>396
あのね、その言葉を聞いて慎一の胸に広がるのは、 ただ、「そうだったのか」ってモヤモヤの溶けた気配。
慎一が何をしたかって事実は変わらないんだけどさ。 解けるはずのなかった謎がひとつ解けて、 慎一はそのときやっぱり安堵したのだ。
だから、びっくりしてたんだ。 あとずさっていく動きが不思議だった。 重ねられる言葉の意味も。 しばらくの間理解できないまま、 その様子を見るだけだった慎一が、 ようやく動き出したのは、 きっと暮石が身を翻す瞬間だった。]
(461) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ かけられていたのは賛辞なんだろう。 それから種明かし。謝罪。肯定の類。 慎一の頭はまだちっとも追い付いてないのに、 こんなところに置き去りにしないでほしい。 いつもみたいにゆっくり話してほしかった。 暮石がなんで笑ってるかもわからないまま、>>309 反転する体に咄嗟に手を伸ばしてた。>>400 買ってきたものは床に散らばるんだけど、 慎一はあとで意地でもそれを食べるはずだ。 その手が暮石の腕に届いたか届かないか、 それってほんの一瞬のタイミングによるけど、 そのとき真っ先に慎一の口をついて出たのは、 なんていうか──、なんでそれだったんだろう。]
(462) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……じ、10円。こ、今度返すから。 まだ、持ってるから。 [ もっといろいろ言いたいことはあったのにな。 ピアノの話……は慎一は詳しくないけど、 それでもしたかった。文化祭の話ももっと。 夢の話だってちゃんと聞きたかったよ。 なんで過去形なの? 無理強いはしないけどさ。 それでも慎一の口をついて出たのはそれで、 ふざけてるんでもない、大真面目で──、 それでいてちょっとほっとしてるんだから、 今言ったカッコイイを3秒で撤回してもいいよ。]
(463) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ 乱したのが暮石だったとしても、 慎一も明らかに間違えていたよ。 どうせほかの誰も知らないんだから、 このふたりでもう清算しちゃダメかな。 なーんだそうだったんだって笑ってさ。 怒られるのはヤだから、今回だけ内緒で。 その無謀な10円玉作戦>>397は、 収拾がつくかどうか怪しいけれど……。]
(464) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ ピアノ、もう弾けないの? 弾かないの? ]
(465) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ ……とか、 それらは全部慎一の中から、 一番には飛び出してってくれなかったモノ。 誉め言葉へのありがとうも、 黙ってたことへのごめんねも。 暮石がそれでも走ってくってんなら、 きっとそれらは伝えられないまま。 慎一の頭の中をとうぶんの間、 ふわふわと漂うものになるんだろう。*]
(466) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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── それから ── ダメとは言ってねーし。 ……急だなあって思っただけ。 [ ちょっとひしゃげたパンとともに、 慎一はいつも昼を食べるときみたく、 椅子を鳩羽のほうへと寄せる。 ちらりと袋の中身に目をやれば、>>373 「……少ねーの」って一言つぶやいてやる。]
(467) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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―― 廊下:鳩羽君 ――
[ こちらに挨拶を返してくれた鳩羽君は、>>445 昨日の夜に教室にいた時よりは元気に見える。 昨日はちゃんと寝れた?なんて尋ねながら情報共有。 番代さんとか、昨日眠りが浅そうだったし>>2:626 まともなお布団で眠れたわけじゃない男子勢は きちんと眠れたのか気になった ]
……ああ、うん。 それはなんだか、わかる気がする。
[ 信じたくないから見た。>>446 鳩羽君の言葉は、なんだかわかる気がした。 いくら信じたくなくても、自分の目で確認したら、 信じるしかないもの ]
(468) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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心の準備ができたならよかったかな。
[ 私がそう言ったら、 鳩羽君は樫樹君のことを教えてくれた。 鳩羽君が会えたのは炭蔵君。 黒板の字を確認済みだったから、 炭蔵君がいることはわかってたつもりだけど、 やっぱりこうして聞けるとほっとする。 あと確認できてないのは、芽衣、向井君、柊君の3人 ]
(469) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……きっと、大丈夫だと思いたい……けど。 こればっかりは確認できないもんね。
[ 無事だといいなって言う鳩羽君に頷く。>>448 でも、無事だと断言はできないけど、 実際にあんな目に遭ってるってことは ないんじゃないかな ]
実際にってことは、ないと思う。 だって……その、現実では起こりそうにない、 感じじゃなかった?
[ 九重さんに似たマネキンのいた教室には、 天井に見ない方がいい感じのお札が貼ってあったらしい。 番代さん似のマネキンのそばには、 小さな子供の裸足の足跡がいっぱいあった。 樫樹君はわからないけど、私の知っているふたつは なんというか……どっちもオカルトっぽい、というか、 あんな死体が現実で見つかったら大事件だと思う ]
(470) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……鳩羽君さ、 笑いたくない時は、無理して笑わなくていいよ。 無理してでも笑いたいなら、それでもいいけど。
[ 鳩羽君の笑顔は無理しているのがありありと見えて、 私は思わずそんなことを言ってしまった。 私だって、無理に笑うことはある。 笑いながらでないと言えないことだってあった。 だけど、いつも明るい鳩羽君の無理した笑みは、 見てるだけで少し痛々しい ]
(471) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……そういえばさ、 時間は進んで、日付変わんないなら、 賞味期限ってどうなんだろ。 ……いつまで食って大丈夫なんだ、コレ。 [ ふと思い出したように言って、 パンの袋を見つめたりもしたけど、 ……その事実は未発見だった? あら。 それならあとで黒板にでも書いておこうか。]
(472) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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どうなんだろうね。 メールの送り主、ここにいる……んだよね? 別に文化祭の思い出を上書きしたいわけじゃなくて、 記憶の補助?っていうか、 舞台が整ってる方が覚えておきやすい?とか、 そういうの、あるかもしれない。 「ここでこんなことがあったなあ」って 思い出しやすくなる、みたいな?
[ マネキンのことも、この校舎のことも、 メールの送り主のことも、 全部推測しかできないから、私の口調はあいまいになる。 断定できることが何もないから ]
(473) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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そもそも、こんな校舎を作るつもりがあったのかも わからなくない? 本人にそんなつもりはなくて、 ただ、すごく文化祭のことを考えてたら、 こんなことになっちゃった……って可能性もある、かも?
[ その時考えていたことが強く反映されたから、 本当の文化祭の時にはなかったものが増えてる、のかも。 わからないけどね、って私はやっぱり首を傾げる ]
(474) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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そんなの当たり前じゃない?
[ イヤな気持ちになってない?>>450 って窺うような顔をされたら、 そんなことないよって首を横に振る ]
人の気持ち、わかりたいとは思うけど、 わからなくて当たり前だとも思う。 私、自分の気持ちだってよくわからないことがあるもん。
[ 私は、いつも自分のことを疑ってる。 本当にそう思ってる?本当に?って ]
(475) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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寄り添いたいっていう気持ちで十分じゃないかな。 ちょっとズレちゃってたりすることも そりゃあるかもしれないけど、 でも、寄り添おうとしてくれたその気持ちが嬉しいって、 考えようとしてくれたことが嬉しいって、 そう思う人はきっといるよ。
[ 鳩羽君、優しいなあって私は思う。 思うけど、このところ優しいねって言ったら否定される 案件が続いてたから、私は言葉にしなかった ]
(476) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ ……チャイムが鳴って消えた二人。 現れたマネキンそのものを、 慎一はまだ見に行ってはいない。 ただ事実としてそれを知って、 それでもできるだけ普通に、普通に。 会話を重ねていただんろう。 そんな中、まるで世間話みたいな調子で、 鳩羽が差し出してきたソレは、>>376 忘れたわけじゃなかったけれど、 慎一の目を丸くさせるには充分だった。]
(477) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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んー……そうだねー……。
[ 楽しい?って聞かれて、私は少し言い淀んだ。>>451 九重さんの姿をしたマネキン。 番代さんによく似たマネキン。 あんなものがある世界のことを、 楽しいっていうのは少し気が引けた。 でも、と私は少し困った顔をして、 鳩羽君の顔を見上げる ]
(478) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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[ ……どうでもいい話だけれど、 きっと譲渡する段階でそのへんで洗った。 そういうことにしておこうよ、ね。]
(479) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……来れてよかったとは思ってる、かな。 ずっと気になってたことが叶ったりもしたし。
[ 夜の学校に泊まって、女の子たちでお菓子を食べた。 なにより、ずっと気になっていた綿見さんと話ができた。 柊君の素顔に、ほんの少しだけ触れた気がした。 ここに来て初めて叶ったこと。 ここに来なきゃできなかったこと。 そういうものは確かにあった ]
鳩羽君は? こんなとこ、来たくなかった?
[ 鳩羽君はどうなのかな。私はそう聞き返した* ]
(480) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……覚えてる。けど。 せっかくなんだから、 夏のうちに交換すればよかったのに。 [ ちょっとあきれた調子で慎一は言う。 だって、慎一にとってそれは、 ただのアタリの棒でしかなくて、 お店に持っていけばアイスがもらえる、 ちょっとうれしいアイテムに過ぎない。 だから──、 そんなふうに捉えられてると思わなくて。>>377]
(481) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……お守り、って。 [ 鳩羽はいつもと変わらない、 明るい調子でいるように見えた。 少なくとも慎一には、見える。 お守り。願掛け。神頼み。 そういうものに縋ることくらい、 誰にだってあるのかもしれないけど、 少なくとも慎一には少し意外だった。 だから、なんていうか……、 何にどう縋るかは自由だけどさ、 少なくとも慎一は思うんだけど、]
(482) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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学校生活が楽しくて、 悪いこと起きねえのは、 その棒切れのせいじゃないだろ。 [ みなまで言わないけどさ。 何気ないを装いながら言って、 甘ったるいミルクティーを啜ってる。 いつもと同じパンをかじりながら、 鳩羽が言葉を重ねるのを聞いている。 この世界の主についての思考。>>379 それにはなんとなく共感できるものがある。]
(483) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……文化祭の思い出。 だったのかなあって思ったけど、縋るもの。 [ メールを見ての感想だけどね。 ここは慎一もひとつ無責任に想像しよう。]
……縋るものがあってもさ、 もうダメだーーって。疲れちゃったんじゃないかな。
[ 慎一にはそんな感じに見えたよ。 それに、それなら想像の範疇だった。
だから、手に取りやすい仮説として、 正解なんてない問いに今日も挑んでみよう。]
(484) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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……でも、呼んでくれたんだよな、ここに。 ここにいた、10人くらいだけ。
……誰なんだろう。 誰でも、ヤだけど。 レンは──、どう思う?
[ やっぱり慎一の口調は、 そこまで元気いっぱいではないかもね。
「ここはお前の世界?」とも、 「そうじゃないよね?」とも聞かず、 慎一はなんだかずるい聞き方をしてる。
日常めいたことしてるくせ、 非日常的な会話をはじめながら。 パンの袋の縁をゆっくりとなぞっていた。*]
(485) 2021/06/11(Fri) 17時半頃
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/* まとめてかえってきた・・・!!!
(-57) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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/* 落ち優先でシンから返すね。ってメモしてこよ
(-58) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 18時頃
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/* ノエの>>471がPC的に嬉しいねえ、嬉しい。 憐の考えてる落ち方的にもこの台詞が誰かから欲しかった(ので、PL的にもとてもとても嬉しい)
(-59) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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── 現在 ──
[ 人違い。それはそうではあるのだけれど。>>333 彼女の姿を見てあの子を思い出していたのも また事実であって。
誰かに言いたいこと、……うん。 それが一体誰なのか、何で訊かないのか、と。 それも少しあるけれど。]
誰かに対してああいうことを 私は考えるような奴だよ。 ……嫌じゃ、ない?
[ あんな様子見といて仲良くなりたいって。 きっとすごく怖がらせた、だろうし。]
(486) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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[ だいぶ苛立っていた筈だけれど、 今はおかげさまで結構、脱力していた。>>334 ずっと言いたかったこと。そういうのって 普通はもっとどす黒い様なものじゃないの。
……それでもさ。 彼女にとってはずっと言いたかったって、 そう思うほどきっと、大きいものだったんだろうか]
(487) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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……うん。 天然で結構不器用らしいってことは よくわかったよ、黒沢ちゃん。
[ 申し訳ないことを言うならば、 綿見茉奈がずっと見ていたのは彼女の外見で 彼女がこんな性格である、なんて事は やっと今知ることが出来たもの。]
(488) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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[ ひとみに布団をかけたいと言うならば 私が止めることはない。一応静止はしたぞ、と そういう心づもりはあるけれど、それだけ。
仮説を聞きつつ>>336 少し考え込む。]
……やっぱり、死んだからマネキンに? 現実に帰れてたら、良いんだけども、……。
じゃあさ。自分で死んだの? それとも、殺されたの?
[ 死んでいる、ならば。自殺か他殺か。]
(489) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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あのメールの送り主にとっても この文化祭が大事な思い出だって、 それならめちゃくちゃにはしないだろうって、
そう言われてもね、……
[ 床にカッターナイフが散らばっている、 その時点で何というか、 暗にただの楽しい文化祭ではないと 思われているような。
……常にそう感じていたのならば、わからないが]
(490) 2021/06/11(Fri) 18時頃
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…… ともかく、情報の共有とか。 これでひょっこりひとみが出てきたら また考え直しになるしさ。
教室の黒板、書きに行く?
[ そこで。 樫樹くんも居ないことに気がつくのは ほんの少し後の話]*
(491) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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── 教室 ──
[ 黒沢さんが書いている>>418横で、 一足先に新しい注意事項を確認したならば それじゃあ、と 私は彼女より先に 3-9の教室を出た。
と言っても、何か何処かに当てがあるわけでは無い。 何をしたいという訳も、特に無いし。
思考を巡らせつつ、廊下を歩いていく]*
(492) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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── 昼:教室にて・シン ──
[シンのパンがひしゃげてる理由 俺はまったく知らないけどさ >>467 やっぱりいつもどおりの3-9の教室みたいだ。]
え。なにそれ日付変わんねーの?
[圏外だって諦めまくってたスマホ取り出せば 確かに日付っていうか曜日が変わってねー。 日付はいちいち憶えちゃいねーけど、 曜日はゴミ出しするから覚えてる。
今日も燃えるゴミの日だ。 雪ん中、出してきたじゃねーか、昨日。 燃えないゴミの日は永遠に訪れない世界。]
(493) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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[……うん、ちなみに俺だって シンが口に咥えたままのアイスの棒、 そのまま鞄に突っ込んで喜ぶわけねー>>479 小学生が好きな子のリコーダー盗むのとは話が違う そして名誉のために言っとくと俺はそんなことしてない]
(494) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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……そ?
[ガッコーが楽しくて悪いことが起きねーのは 棒きれのせいじゃねえって言うからさ>>483 そう?なんて目を細めてみせる。
そうかもしんねーじゃん。 棒持ってなかったら、悪いこと起きてたかもよ なんて。こういうの何ていうんだっけ。 わかんね。わかんねーけどそういうこと。]
(495) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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ああ、なるほど…?
[縋るもの=文化祭の思い出だった、>>484 正解のない問いに答えるシンの答えは、 なんとなくそれらしく思えて、瞬きひとつ。 あれだ、めからうろこっていうやつ。これは知ってる。
さっきノエと話した時も 文化祭のことを考えてたら世界ができた説>>474 シンが言うみたいにさ、縋ってた、としたら 十分ありえるなあってさ。
やっぱシン賢いなあって、俺思っちゃうんだ。]
(496) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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ほんとに縋りたかったものとか、 頭に思いついたものが呼び出されてんなら 俺ら10人くらい?もその一部なんかな
呼んだ、っていうか、 思い浮かべてくれたっていうか。
(497) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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[でもそれと同時に、 転がってるカッターナイフって、 じゃあ文化祭と同じくらいに 頭の中に浮かんでたものってことでしょ?
つまりはそういうこと???って シンが昨日たどり着いた推測に>>2:386 ようやく俺も追いついた。
ただし脳内だったから、 そこの答え合わせは、しねえし。 するつもりが、無かったかな。]
(498) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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[それに、人形が悪趣味な形で現れて、 人が消されていく様子については、 結局理解はできそうにねーまま。不愉快は続く。]
(499) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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[世界の主。誰でも嫌だな、うん嫌だ。 だけど ────────── >>485 ]
知らね。
[俺の答えは、妙にあっさりとしたもの。 狡い言い方をしたシンに、俺は緩く首を振る ]
(500) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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……… 世界の主、探し出して 俺ら、ほんとになにができんのかな。
[それは朝。ユーガに話したこと>>203>>204 ユーガに話したけど、シンには話してねーし このままぼんやりした答えじゃあ、 シンが納得してくれるとはおもわねーけど ]
(501) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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現実の世界で何もできなかった俺が。 気づいてあげられなかった俺が。 そいつを探し出したとしても、 なにかできると、思えねえんだよ。
なんか、してほしいのかな、あのメール。 なにかしてやったら、変わるのかな。
(502) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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[どう思う?って。 すっかり非日常的な会話へと足を突っ込んだ俺は 質問に、質問で返す。
だけど自分がそうだったら、 っていう視点が俺の話は抜けすぎてるんだけど 俺自身も気づいてない視点漏れに 「そうじゃない」って思ってくれたりしねーかな ]*
(503) 2021/06/11(Fri) 18時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 18時半頃
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―― 教材倉庫:綿見さん ――
え、だって綿見さん、嫌がらせされてたんでしょう? 貶したり、虚仮にしたりするような人から 身を守ろうとするのは当たり前じゃない?
[ 私自身に投げつけられた言葉じゃなかったから、 私は冷静に思い返すことができる。 貶したり嫌がらせしたり>>123 いつも文句を言ったり>>124 虚仮にしたり>>194 綿見さんの向こうにある血の匂いの原因を目撃して、 ショックを受けてるところに、 そんな人が来たとなったら、 先手必勝、攻撃は最大の防御、ってなっても、 仕方ない気がする ]
(504) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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[ 仕方ないんだから、自分のことを 「こんな奴」みたいな言い方はしなくていいと思う。 困ったように眉を下げて、綿見さんの顔を見てたら、 天然?>>488 ]
て……!? うん、自分でも不器用だなとは思うけど、 天然!?
[ 優等生に擬態してるのに不器用っていうのも どうかと思うけど、実際そうだ。 不器用だから、優等生のふりにもぼろが出る。 人間関係はその中でも一番苦手。 みんな私のことをどうでもいい枠に置くって思いながら、 どうでもいい人間として振舞うことばかり得意だった ]
(505) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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[ 初めてちゃん付けで呼ばれて、 やっぱり頬が熱くなるけど、 綿見ちゃんと呼ぶ勇気はまだ出ない。無理 ]
(506) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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[ 自分で死んだのか。殺されたのか。>>489 綿見さんのその疑問は考えたことがない視点で、 ああそうか、自殺の可能性もあるのか、って 今更気づく ]
……殺された、って思ってた。 だって……そんな素振り、なかったよね?
[ 番代さん、死にそうに見えた?私は全然見えなかった。 綿見さん、番代さんに話したいことがあったって 言ってたよね? そんな素振りは見えなかったから、明日話そうって 思ったんじゃない?
……でも私、この校舎の主が全然わからない。 そんな素振りのある人に気づかなかった ]
(507) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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[ 校舎の主が何を考えてるかはわからない。>>490 綿見さんのその意見ももっともだった ]
……そもそも、メールの送り主が、 どこまで自覚があるのかもわからない、よね。 だって自覚があるとしたら、 それってとぼけてるってことでしょう。 こんな状況でとぼけられるほど、その、図太い人が、 その……自殺とか、するかな、とか……。
[ 誰かわからない。でも、きっとこの中にいる、 メールの主のことをあまり悪く言うのも気が引けて、 私は言葉を選ぼうとしたけど、 選んだ末に出てきたのが図太いだった。選べてない ]
(508) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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うん。いこっか。 でも、やっぱり布団かけていい? あと、入口に貼り紙も。
[ 教室の黒板にっていう綿見さんの提案に頷く。>>491 今までなら提案されることもなく、 さっさと綿見さんはひとりでそうしたんだと思う。 誘ってくれて嬉しかった。 見ない方がいいよって制止しつつ>>489 結局私の意思を尊重してくれたことも** ]
(509) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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そっかーー……やっぱそうだよね――… ヤだね、苦しいのは。
[なんて、返ってきた回答にしみじみ相槌を打ちながら。>>428
炭蔵祐子の姿はちょっと見てみたい(好奇心で) ……じゃなくて、実際の所は十分有り難い。 放っておいて雑菌とか入りそうだしな、 炭蔵が見つけてくれてなかったら。
綺麗に応急処置が済んだ手首を掲げて 器用なもんだ、って笑う。]
(510) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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[ぽろっと零せば意外そうな反応。>>429 あー俺らしくなかったかなって思ったけど、 口から出てしまった言葉は取り消せない。 ここに来てからどうも本音の制御が上手く行ってない。 余裕がないからなのかなあ、苦笑して頬をかく。]
あー、何て言うの? そんなこと言われても困るよなーとか だったら黙って死んだ方がいいかなーとか 俺だったら考えちゃいそうで。
……ってまあ俺のことは別にいいんだけどさ。 だよね。うん。 俺もなんか訴えかけてるような気はする。
[そのあたりは炭蔵と同意見。 思う所を述べれば神妙な顔をしながら聞いてくれた。 逆に俺はその発想なかったもんだから、 今度はこっちが感心する番。]
(511) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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なるほど。 それは考えてなかったかも。
じゃあ時間が経てばなんもしなくても 元の世界に戻れる可能性、 …ってのはさすがに楽観的すぎかなあ。
[なんて言いつつ。 どうでもいいんだけどメール送ってきたひと、 って便宜上呼んでたけどまどろっこしいし 世界の主って呼び方の方が分かりやすいから 俺も今から拝借させて貰おう。]
(512) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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[何気ない問いかけだが、 炭蔵は真面目に迷っているようだった。>>432]
へー、歯切れ悪いね。意外。 委員長ってこういう時 スパッと答えそうなイメージだった。 「そんなものには付き合えない」とか。
[白か黒か、善か悪か、 自分の中にはっきりした基準があって あんまりそこからブレない印象。 俺的に炭蔵ってそんな奴だったけど、 やっぱり人の生死がかかってるとなると そんなに単純にはいかないのかも。
人間臭いとこもあるんだなって、 ちょっと好感度上がったのは秘密。]
(513) 2021/06/11(Fri) 19時頃
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ん〜?俺? そりゃ勿論聞いちゃうよー。 可愛い女子の頼みでしょ?断る理由ないじゃん。
[冗談っぽい口調は、 そういう回答を期待してるんだろうから へらっと笑いながら答え、 その後にすぐ真顔で声のトーンを落とした。]
……ってのは半分冗談、半分本気。
(514) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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マジで寂しくて誰かに側にいて欲しいなら、 別に聞いたげてもいーかなって思うよ。 中には可愛い女子じゃない奴もいるけど、 まーこの面子ならいいかなって。
もちろんそれが委員長でもね。 意外と可愛いとこあんじゃんってニヤニヤしてやるよ。
[ひとりひとり、集まってきた連中の顔を思い浮かべる。 信じてないとか色々言ったけど、 俺もみんなのこと結構好きなんだ。
だから別にいいよ。 そんな形でも、こんな俺を必要としてくれるなら。 死ぬのはちょっと怖いけどさ。]
(515) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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ああ、でも、 寂しいだけで繋がっても、 あんまり満たされない気はするから。 それはちょっと不安かなー…。
[永遠に癒えない寂しさの中を 彷徨い続けることになったりして、 気付けば俺も悪霊化、みたいな。 そんなラストはまあまあ笑えない。]
だからきっと断れる委員長の方が健全なんじゃない。 何でもお願い聞いちゃうのが 必ずしもいいわけじゃないしね。
[本人にとっても、周囲にとっても。**]
(516) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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[ あの子が居るような気がして苛まれてきたけど、 多分もう、黒沢さんがあの子に見えることは 無いだろうなって思った。
独りになって。呟く。]
(517) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…… 相変わらずうるさいね。
そんなに喋ることって尽きないかな。 どれだけ罵倒すれば飽きるのかな。
[ さまざまなクオリア。 私の視界を他人は見ることは無いし、 目に映るもの聴こえるもの全て、 他人に知られることは無い。]
(518) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…………。
でも、そうだね。 私も聞き流すだけだった。 たいして受け止めもしなかったね。
[ 悩みもそのようなもの。 死にたいほどの悩みを抱えている誰かが居ても、 それが本当に死に値するほどなのかは 他者は理解することができない。]
(519) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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[ 私が聞いているのは、本当に存在した 誰かの声であるのか、 それとも幽霊の声とやらなのか、 脳が作り出したただの幻聴であるのか。
誰がそれを判断することが出来るのだろう。]
(520) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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── 現在/食堂 ──
[ 気づけば食堂の台所に辿り着いていた。 最早これは性分なのだろうというのか、 それとも単に空腹だったのか。
文化祭の時も台所を根城にしていたし、 勝手に私物化を始めている部分はある。
冷蔵庫に入れておいたクレープは いつのまにか無くなっていて、食べてくれたのかと 少しそれを嬉しく思った。]
(521) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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…… さて、何作ろ。
[ 昨晩のちょっとした秘密のお茶会は>>306 楽しかったなあ、なんてことを考えて、 そんなお茶請けにもなりそうな ミニサイズのパンケーキを作ろうか。
材料をボウルに入れて、混ぜて、混ぜて、── ]
(522) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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|
[ 料理が好きになったのは何故だっけ。
それはあの子がどう頑張っても出来ない、 感じることのないおいしいものを 作り出すことが出来るって、そんな理由。
そんな邪な理由で好きになって、 それから今日に至っている。
こんなところでマウント取らないと 自分を保てないとか、どうかと思うけども …… それでも拠り所にはなってくれた。]
(523) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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|
…………。
[ どうあがいても私とあの子は切り離せないし あの子の所為で歪んでいった。
それでもひとりでいた時はずっと、 何か欠けたような気がしていたから あの子がいないとだめなんだろうな、も どこか遠くに感じていた。
だから悟って諦めた。 現状維持。来世の綿見茉奈にご期待ください。 今世はもうこんな感じで過ごすので。]
(524) 2021/06/11(Fri) 19時半頃
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[ そう思ってたのだけど、 自分が思うより自分の諦めは 悪かったみたいだと漸く気づいた。]
[ 小さくかわいく焼けていくパンケーキを 手際よく軽く、ぽんぽん皿に移していく。 屋台は全部クレープ屋さんになってたけど、 ここだけ少しだけ、パンケーキ屋さん]*
(525) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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── 昼・教室 ──
え。あ、うん。 朝、なんかおかしいなって思って。 今、これ見てて思い出した。 日付が変だったんだなあ。
……時計は動いてんのにな。 なのに日付は書き換えられないって、 食べ物、腐んのかな。季節はずっと冬? ……年も取らない、とか。
[ 慎一は日付、覚えてる。賞味期限も見る。 ゴミの日は知らない。それは父の役割だから。
食材の経過に意識が囚われそうだったから、 あれこれ並べ立ててみたんだけれど。>>493]
(526) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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|
[ ここにずーっといたら。 それってつまり、死んじゃったらって、 そういう仮定をするのと同じなんだろうか。
頭をよぎった考えがあんまりで、 慎一はそれを頭の中から追い出そうとする。
チャイムが鳴って、これがはじまって、 ひとり消え、ふたり消え、…………。]
(527) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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|
[ ……無事に合意が得られたようでよかった。>494 慎一もそのくらいの常識は持っていたいから。
とにかく、よくない方向に傾く思考を、 一本の棒切れが遮ってくれたんだから、 もう少し感謝してもいいんだろうけど。
目を細めるしぐさ。>>495 少なくとも同意と取れないその声が、 慎一にとっては思いがけなかった。
なんか、別にさ、悪い意味じゃないよ。 でもこのままってのも誤解がありそうだし、 パンに向けてた視線をチラリと鳩羽に向けて、 慎一は口の中のものを飲み込んでから言う。]
(528) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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……そ。日頃の行いだろ。
[ それ、ジンクスっていうんだけどね。 慎一にはそれなりに馴染みがある言葉。 信じるも信じないも個人の自由──だけど、
天の神様に委ねる間もなく、 君が鳩羽憐だから、どっちみちそうなるかなって。 慎一は自分の感覚以外に裏切られたこともないし、 そんな甘っちょろいことを考えたりもする。
……あくまで慎一の見解。 疑問符にごく短い文章を返答として添えた。]
(529) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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なるほど、って言われても、 わかんねえよ、考えただけだし……
[ 目の前でまばたきがひとつ。>>496 その拍子に鱗がこぼれることはなかったが、 だけどその素直な表情にさらされてると、 一応、予防線をはりたくなっちゃって。
まったくほんとに、 見てくれだけはいつもどおりだってのに、 会話の内容はこれっぽっちもそうじゃない。
鳩羽が慎一の考えと似たことを言って、>>497 慎一はこくりとひとつうなずいた。
……これは俺だって考えてたマウントじゃない。]
(530) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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……だと、いいなって。
[ 最後に思い浮かべた。 だからここにいる。ある。という仮説。
慎一は言葉少なにそれを支持しよう。>>497 だから自分がここにいるんなら、 そうじゃないより、慎一はうれしい。
……それだけの理由だったけれど。]
(531) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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|
[ 「どう思う?」漠然とした問いかけに、 返ってきたのが存外きっぱりしたもので、>>500 慎一にとっては思いがけなかった。
首を横に振る仕草を、 サンドイッチにかぶりつくのを中断して、 無言のままにちょっと見つめちゃったくらい。
……慎一から見た鳩羽の印象を言おうか。 元気で明るくてひょうきんで、 人の探し物にヤな顔ひとつせず付き合う、 なんていうか……清々しいくらい、良いやつ。
言わないけどね。声に出しては。 でも、だから、鳩羽なら、 無条件に世界の持ち主を探してると思ってた。]
(532) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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|
[ そんな鳩羽が言葉を紡いでく。>>501
迷いや後悔、そういったふうの。 慎一からすると、これも意外なんだ。
どれだけ人を平面で見てるのって、 神様か誰かに叱られちゃいそうだけど、 ああ、そっかあ。って慎一は思う。
炭蔵の体に起動ボタンがなかったように、 暮石の瞳の形をさっきはじめて知ったように、 慎一には見えてないものがたくさんあるのだ。]
(533) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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[ 食事をする手を止めたまま、 慎一は口の中のものちゃんと飲み込んで、 それからゆっくりと口を開いた。]
「してほしい」んじゃなくて、 「したかった」のかもしれないじゃん。
挨拶とか、お別れパーティーとか、 ……単純に最後に顔が見たかった、とか。
あのメールの送り主が、死のうとしてたなら、 どっちかっていうと、そうじゃないのかなあ。
[ 自信なさげに慎一の声はふわふわ浮かぶ。 もっと溌剌元気といけばいいんだけど、 話題からしてもふわふわさせてて問題ないよね。]
(534) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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……人の思考なんて読めないから、 そりゃ、本人じゃなきゃわかんないし。
それに、もしそうだとして、 お別れパーティーとか、ヤだけどさあ……
[ ……視点漏れ?>>503 ごめんね、慎一は気がつかなかった。 でもそれって、人に手を差し伸べようとするのが、 あんまり板についてたせいで──、や。言い訳。*]
(535) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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── 朝・廊下:ノエ ──
[あ、お陰様でちょー眠れた。って>>468 男子勢で1、2を争うほど寝付きの良かった俺は 男子代表みたいな顔して答える(すまねえ)。
それから情報共有を、すこし。>>469]
んだね。昨日とかも俺、 トシミいねーってすぐダッシュで飛び出したけど あれだろ、カーテンかけてくれたり、 扉に張り紙してくれたの、ノエたちだったって聞いた サンキューな。
[今度は気が利かない男代表になって俺は微笑む ]
(536) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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……うん。トシミ……の人形はそうだったな。 ひとみみたいな人形は……あんま見てねえんだ 血がとりあえずすごかったな
でもリツは…… 階段から落ちた、ような、そんな感じ
[ぶっちゃけ子供の足跡まで、 俺、気づかなかったんだ。>>470 さらに言えば俺は御札も見てねえんだよな。 だから、現実で起こらねえ、って言われると ほんのすこし、自信ない。]
(537) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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|
……ん、でも。 確実に無事かは、わかんねえから やっぱり、心配ではあるな。
[そうして俺の意識はまた、 メールの送り主への心配よりも 実際目にした人形の死へと向く>>249 ]
(538) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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|
[怒ったり、心配したり、怖がったり。 悲しくなったり、それでも時々良いこともあったり。 俺の感情は目まぐるしくて、忙しくって。
それはこの閉ざされた校舎に居る時だけじゃない いつだってそうだよ。俺の感情は忙しい。
だけど、さ。 やっぱ笑ってないと。って思うのも、 いつだってそう。いつだって、そうだよ。
だからほら、あのときだって >>0:1043 誰かを巻き込みたくなくて、>>0:1044 俺はいつだって笑ってたから ]
(539) 2021/06/11(Fri) 20時頃
|
|
え…?
[って、言っちゃったの、ついね。>>471 そしてさ、さっきよりかは自然に、笑うんだ。 首を、横に振りながら。]
ありがと。 だけど、その二択だったら俺。 無理して笑いたい側かも。 [なんてさ。言いながら。
その話を一旦置いといて違う話>>449を始めたからさ。 剥がれかけた仮面を、取り繕うように、さ。 ノエは、なにかもやっとしちまったかもしれない。]
(540) 2021/06/11(Fri) 20時頃
|
|
[そしてさ、ノエから、 「メールの送り主」の推測を聞く>>473>>474 ちなみにノエの話がようやくしっくり来て、 めからうろこするのは、もう少し後の話だ>>496
文化祭のことを強く考えていた。 3-9のみんなのことを強く考えていた。 だけどカッターナイフのことも。 きっと身近過ぎる死の匂いも全部。 強く、強く考えていたからなんだ、って。 ]
(541) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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/* パンケーキ食べたいよー
(-60) 2021/06/11(Fri) 20時頃
|
|
[寄り添うけど、わからない。 自分の気持ちすらもわかんない、って>>475>>476 それが当たり前だって肯定してくれるノエに、 もう一度だけ、ありがとって呟いて、 俺はさっきの話の続きをすこし、することにした 剥がれかけた仮面を一枚ずつ、剥がしていく。 ]
……さっきの話もさ。
笑うか、笑わねーかを悩んで 笑う選択肢を取るときは、大いにあるんだ
[俺が無理してでも笑おうとするのも。 全部、そーゆー話に帰結する。]
(542) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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落ち込んでるとこ。 人に見せるの、苦手なんだよね。 嫌だ、とかじゃなくて。 落ち込んだ結果、 誰かが嫌な思いしたらどうしようとか 余計考えすぎちゃったらどうしよう、とか。
俺さ、案外立ち直んの早えし、 悲しみよりも怒りが先に来るタイプだからさ でもみんなそうなわけじゃないじゃん。
だから俺の些細な表情の変化でさ、 俺はともかく、俺以上に抱え込んじまいそうなやつ そういうやつの前では、笑ってたいだけ。
(543) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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わかんないからわかんねーなりにさ。 せめて俺だけは明るくいよう、って なんだろうな、そういうふうに、生きてきたかな
[だから俺が笑う、っていうのは 誰かの気持ちの「負担にならないようにしよう」っていう そーゆー感情の裏返し。]
(544) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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………だから、うん、
[そうだな、そのあと、 ノエに聞き返された問いには>>480 すこし、悩んで、こう答えたと思う。]
(545) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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ここにこれてよかったとは、 言い難いんだけどさ。 だけど、みんなと話ができる時間が長ェのは うれしいな、って正直思う。
こんなこと、めったに話さねーだろ。 いつもの世界じゃ。
俺きっと卒業まで馬鹿やったままで駆け抜けてた。 多分ノエにも、馬鹿な俺しか映ってなかったろ?
[ちなみに馬鹿なんかじゃない、とか言われたら 昨日俺がマナのパンツ覗こうとした話、しますけど。 でもノエのこと泣かせちまいそうだからやめとこ。]*
(546) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 20時頃
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/* 独り言かくよゆうがなかった。 わ〜〜〜〜〜みんなすごいろぐあつい(脳死)
(-61) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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/* 鳩羽くんコラッ
(-62) 2021/06/11(Fri) 20時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 20時頃
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── 現在:廊下 ── [ なあ、炭蔵祐子になっても絶対笑うなよ?>>510 女の子としてちゃんと扱ってくれ。(?)
ともあれ、無事に処置できたなら、 手首を失わずに済んだ柊を見て、 軽く小突きたくなるのを抑えた。 女子になる以前に、オカン度が加速しそうだ。 ]
(547) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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[ それから、苦笑する姿にまたひとつ、>>511 炭蔵は不思議そうな顔をする。 ]
柊でも考えるんだな、文章
[ 全く考えていないとは思ってないが、 もっとナチュラルに言葉選びができるもんだと、 当然のように思っていたから浮かんだ疑問。 ]
(548) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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……あとから、死んだって 知らせを聞かされるぐらいなら 何でも良いから一言欲しいけどな、俺は まあ、ひとそれぞれだろうが
[ 炭蔵だったら何と打つ? たった一言選ぶなら──… ともあれ、知らないところで、 何か起きてるのはやっぱり癪で つい口を挟んでしまった。 ]
(549) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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[ メールの内容についての意見交換をして、 世界の主の気持ちを少しでも理解したかった。
だから、何気なくとも、>>513 ひとつひとつの問いを考えたかったのだ。 ]
……ああ、 俺もその台詞は言ってそうだ
[ 足元の安定しない炭蔵は、 自分への評価に対して少し笑った。]
(550) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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[ 柊の返答は、柊そのものだった。>>514 冗談めかした言葉の後に、真剣な言葉が並ぶ。
でも、言い方は変えても内容は想像通りだった。 自分とは対照的な答えをすぐに出せる。
それは炭蔵にとっては考えられないことで、 自分の命を他人の為に投げ出せると言うのが 想像もつかないことでもあった。 ]
(551) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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いいや、俺は遠慮しておく にやにやされるのは御免だ。
でも、本当にそうなったとして 現実の世界でも、 柊が居なくて寂しがる子もいるだろう? その辺りの折り合いは良いのか?
[ 両手を上げてバツ印を作って拒否する。 いや、柊を信用してないとかそうでないとか以前に、 他人に弱みを見せるのが苦手な上に 揶揄われるのが目に見えてるのなら、 ただただ拒否したいだけだった。
それから、他の要素についても問うたのは 自分の後学の為でもあった。 ]
(552) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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甘やかしすぎるのも良くはないが、 薄情な人間だと思われないように 工夫することも大切だと思うけどな
[ 人の顔色を窺う柊と、気を遣えない炭蔵。 足して2で割ったら、ちょうど良かったんだろうか?
悪霊化エンドは確かに後味が悪い。>>516 ]
(553) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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寂しい≠セけを満たすなら、良いが 要求が増えてしまったら困りそうだがな
俺はそれよりも、傍にいて欲しいのなら、 そもそも命を落とす前に言えと言いたくなるな
[ 死んでしまったら、 寂しさを埋める方法も限られる。 ……いや、死後の世界についての知識は、 あまり詳しい方なのではないが、 たぶん、おそらく、そうだ。
だったら、生きているうちに教えてくれれば、 炭蔵ならどうにかしようと最善を尽くす。 結果がどうなるかは、やってみないと分からない。 ]
(554) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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[ そうこう話ながら歩いていると、 甘い良い香りがしてくる。>>525
つい、甘い匂いに誘われて 食堂の方へと足が向かって行った。 *]
(555) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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── 食堂 ──
九重、樫樹 ……此処に居るのか?
[ 食堂の扉を開ける。 探し人の名前を呼びながら。
しかし、目の前に飛び込んでくるのは お皿の上に幾つも重なる小さくて 丸くて可愛らしいパンケーキ。
それから、綿見がまだ其処にいたのなら 許可を得ようとして。 もう居なかったなら無断で、 甘いものは嫌いじゃない炭蔵は、 摘み食いをしようと手を伸ばしていた。* ]
(556) 2021/06/11(Fri) 20時半頃
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── 昼・教室:シン ──
[日頃の行いが良いかもらしい俺は>>529 それでも俺なんかより、ずっと 日頃の行いが良さそうなシンの話を聞いている>>530
わかんねえよって予防線貼られたら、 えええ、って一瞬いつもの俺に戻る。 そこだけいつもの日常を取り戻す。
だけどやっぱり会話はどうしたって非日常で。 取り戻した一瞬の日常もさ、すぐに消えちゃうんだ。]
(557) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ だけどそんな中で抱いた願望が>>531 シンとひとつ重なったなら ……俺、ちょっとうれしかったよ。 ]
(558) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[でさあ、まあ。 俺が送り主を探してないっていうのが シンにとって意外だったらしいんだけど。>>533
その理由はさ、 なんもできなかったっていう無力感からだったから。 だから「してほしい」じゃなくて「したかった」っていう その発想が、俺のほうは意外だったわけ >>534]
………じゃあ、ここに集められてることで 望み、叶ってんのかな。
[わかんねーけど。 わかんねーし、それはそれで、悲しいけど。 だってさ、生きて会いたかったじゃん、 こんな精神世界なんかで、逢わなくっても。]
(559) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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わかんね。 なんかしてほしいことあったら 言ってくれよ、ってさ思うけど。思うけど。 …… それもまた、難しいんだろうなー
(560) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[おにぎり、最後の一口を頬張って。 俺はやっぱり非日常へと沈む。 ダメ押しみたいに「じゃあ言えよーーー」って ついでに大声だした。出した。
日常を過ごすためにさ、この部屋を選んだのに 黒板の寄せ書きみたいなメッセージも、 降り止まねえ雪のことも。 訪れない燃えないゴミの日も。 やっぱり、日常に引き戻してくれそうにねえんだ]*
(561) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 21時頃
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―― 文化祭の一幕 ――
別に謝らなくても。 レアなとこ見れたな、とは思うけどさ
[ 愛嬌だけが取り柄だって言っても、>>438 それをうまく扱えるかはまた別の話。 彼は今までそれをうまく使って、 じめじめとした部分を隠していた。
それだけの話。 好かれたかったの欲も、 自分に自信が無いのも、 認めてもらいたかったのも、そういう事。]
(562) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ 嫌われないと好かれるはきっと違う。 嫌われないに慣れすぎてしまっては、 上手に好かれる方法がわからなくなる。]
それでも頑張ったんだろうなあ、って。 そこまでは想像はつくからさ。
自分を好きになれない人が、 他人に好かれる自分になるって、 大変だよ、きっと。
[ そんなのどこかに違和が出るに決まってるから。]
(563) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ 人の悩み事は大概、人間関係だって、 何かの本で聞いたことがある。 だから、それに悩まなかったとしても 別の何かに悩む羽目になったりはするだろう。
身も蓋もないけどね。だけれど。]
(564) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ 私のざっくり話は、無茶なことだったって。 すこし、その言葉に驚いた。>>442 雁字搦めのさ、責のように思っていたから。 生まれてきた責任。]
……無茶、かぁ。
初めから無茶だったのかな。 まあ途中で投げ出してるから、 私自身にも無理だって思ったんだろうけど。
………… まあ、何。 ありがとう。 あんまり深く考えなくて良いからさ、これは。
[ ちょっとだけ。何かが軽くなった気はしつつ。]
(565) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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[ そうして悩み事を聞いた生クリームは これから美味しいクレープになりに行く。 すっとしたのは、その白いふわふわに もやもやが吸い取られたのかもしれないね、なんて。]
少しは顔色良くなったじゃん。良かった。 ほどほどに休むのも大事だよ。
…… そんなに気にしなくていいし。 私も助かったからさ。生クリーム。 でもお礼したいって言うなら、貰うのも吝かじゃないよ。
[ よく見た柊君の笑顔を見つつ、よくやるよね、と思う。 それでもその表情は引きつったりはしていなくて。 内心でどこか安堵しながら、その背を見送った]*
(566) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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―― 現在/食堂 ――
お二人は居ないよ。 ここで呑気にパンケーキ食べてたら 幾らかよかったんだけれどもね。
[ お客さん、否、炭蔵くんが姿を見せれば>>556 ゆるく手を振って迎えようか。 焼きたてほかほかを食べたいならば はいどうぞって大皿を差し出そう。]
(567) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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…… というか、まだ探してたんだ?
少し、びっくりしたっていうか。 賢い炭蔵くんなら勘づいてるって、 なんとなく思ってたけど。
多分どこにも居ないんじゃないかなって。
[ 探しても無駄だってこと。 多分、あのマネキンが居なくなった彼らで、 きっと殺されてしまったのであろう事。
どうしてそう無駄なことをやるのかなあ、と。 こんな事を考えるから薄情なんだろうね、私は。]*
(568) 2021/06/11(Fri) 21時頃
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── 昼・教室 ──
[ 慎一の日ごろの行いがよかったらしい。 毎朝ひとりで起きれることかな。>>557
儚い日常の断片が、 非日常会話に紛れ込んでは消えて。 引いては寄せて、みたいなことを、 繰り返していたお昼時。
ふたり、心に抱いた願望が、 重なったなら慎一もうれしかったよ。>>558 もしもその願望が本当になるなら、 一緒に思い浮かべてもらえたことも、うれしい。]
(569) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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……うーん、それはどうだろ。 自覚ない説あるじゃん。ここの持ち主。
[ 持ち主というより地主なのかもしれないけど、 鳩羽が懸命にそいつの望みを叶えようとするの、 慎一は見て思う。やっぱり日頃の行いだよ。
答えの出ない問いにうんうん唸るから、 慎一もつられてうーんって唸ってる。
言ってくれよ。とストレートな言葉に、 ちょっと笑っちゃったりもするんだけどさ。>>560]
(570) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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言えてたら、きっと、 こんなことになってねえよ。
全部、やり直せたらいいのに。 文化祭でも、おとといでもいいから、 こんなことになる前にさ。
[ そしたら慎一は、泣いて縋ってでも……や、 引き留められるかなあ。やり直せても。 誰かに、辛くても生きろと言えるだろうか。
そんなこと考えてたら、 急に鳩羽が叫びだすから、>>561 しんみりしていた慎一はビクッとなる。]
(571) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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おま、おまえ…… 打ち上げンときも叫んでなかった? なんで? 急にでけえ声出すなよ……!
[ 不穏な黒板の寄せ書き。 ラピュタみたいな教室。いなくなった友達。
どれを取っても非日常に、 あとほんの一コマだけ日常を織り交ぜるね。*]
(572) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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/* >>572 打ち上げ拾ってくれたのまじうれしい!!誰も拾ってくれなかった打ち上げフリー素材……
(-63) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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── それから ──
[ どのくらいそうしていただろう。
慎一は会話の途切れ目に立ち上がる。 人形を見てくる。と言った。
それで、黒板を一通り確かめて、 廊下のほうへゆっくりと歩き出す。]
(573) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[ 張り紙を見て深呼吸をして、 教材倉庫の中に入った。>>3:417 布団の場違いさにも笑えない。
一瞬、それをめくろうとして──、 なんとなく、気が引けてやめた。
人形なの、わかってるはずなのに。 女子だしなあ……って思っちゃって。
昇降口。ふたりで呆然としたこと。 そんなことを思い出して、 「帰れた?」って聞いてみたくなる。]
(574) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[ それから、1階の喫茶店にも。 炭蔵のメモ、ひねくれてるよな。 わざわざ樫樹とマネキンと、 別件の扱いをして書くんだもん。
喫茶店のセットに寝かされた人形。 折れた首はそりゃそうなんだけど、 うっすらとほほ笑む木製のそれを見てた。
やっぱり慎一には友だちに見える。 チャイムが鳴るたびに現れる人形が、 消える友だちの代わりなんじゃないかな。
……会えなくなったら寂しいから、かなあ。 それにしてはグロやホラーが過ぎるよって、 考えながら、その教室をあとにした。*]
(575) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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/* 今回は周りの人が全力で拾ってくれたおかげで律がクラスに存在出来た感じだな、本当ありがとう 皆拾い力高くて、すごいなぁ…
(-64) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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── 昼・教室 ──
[俺の日頃の行いがよかったとすれば 夏休み無欠席で事前準備来たことじゃね?って まあ言えたか言えてないかはともかくとして。
だけどシンが別のことでさあ、 日頃の行いの良さを量ろうとしてくれてんの>>570 それ知ったら、俺、感激して泣くね。
いや嘘。多分動揺して、照れすぎて。 大声どころじゃすまねーな。 俺って多分、泣くよりも喚くタイプだから。]
(576) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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うん。もし、メールを送ったやつが 現実世界で苦しんでるとか、
………考えたくねーけど、 もう「居ない」とか、だったらさ。 やり直したいけどな。
やり直したところで、俺らが何できっかは、 ちょっと、わかんないけどさ。
(577) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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でも、もしそうだな、 引き止める権利が与えられたなら、俺。
頑張って生きろ!っていうよりかは そいつが辛くない道に進めるようにさ なんか、背負ってやりてーな。
[わかんねーくせにさ!わかんねーなりにさ! アイツ馬鹿じゃん、って笑われ続ける役でもいいから
………うん、そうだな、やっぱり 俺は、みんなに辛い想いしてほしくねーんだ 笑ってて、ほしいって、願うんだ。]
(578) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[叫ぶ。だから。叫ぶ。 じゃあ言えよ。なんかあったら言えよ。
その言葉の先が誰に続いているかはわかんないし そりゃあ目の前のシンの可能性だってあるし 実は校舎に居ない誰かって可能性もあるけど
でも届くと良いな、って思って、叫ぶ。
暗くなった空気を打ち消そうとしたときだって 気にすんな、の意味を込めて。 打ち上げのときだって、 全人類、嘘。全豊高生、お疲れ様の意味を込めて。 今だって、どこかで無意識で悩んでる誰かに。
この声が届いて、 ちょっとでも元気になればいいなって 俺はいつだって、思ってる。]
(579) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[折り混ざった日常と非日常の中で、 いつも口癖みたいにシンから飛び出す「なんで?」を ちょっと微笑んで聞いてた俺の顔は、>>572 たぶん、今はちゃんと、いつもみたいに笑えてる。]*
(580) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 21時半頃
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— AM8:50過ぎ:渡り廊下 —
[ただ、へらへら笑って表面を撫でて、 返事に詰まるような話を振らず、 一定の距離を保つのがお互いのためだって、 何よりわたしを守ることに繋がると、わたしは信じてた。
机とかメニューボードとか、そういうものを何も挟まず、 わたしは向井くんの知らない向井くんの顔を見る。]
そう。ちっちゃいの、わたし。
[向井くん>>453がどんなことを思っているか、なんて 分からないから、わたしが拳を握ることはない。 もし言われたとしても、「なぁに、それ」と言って また目を細めちゃうだけだと思う。
言われなくても伝わるものがあったとしても、ね。 わたしは向井くんの感想に同意する。]
(581) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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向井くんは思った通り大きいよ。
[わたしが向井くんのこと、覚えているのはなんだろう。 知った気になった部分>>0:997は別として、 最初に思い浮かぶのはやっぱり向井くんの声だ。
全容を覚えていないのにわたしが昔の話ができるのは、 音ごと、どこかにしまっているからなのかもしれない。
ボールを転がすような会話の穏やかな声、 疑問が口から出ちゃった時のちょっと子どもっぽい声。 文化祭の時の楽しそうな笑い声や、予算に関する悲鳴。
顔はよく見ていなくとも、 わたしの音には向井くんがちゃんといた。 横からだとこっちを見るまで分からなかった表情が 真正面だとよく見えるから、わたしは首と目でを使って 向井くんの顔を見上げた。]
(582) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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/* ところで俺はセンサー的なものはぽんこつなので全然わかんないんだけど、唯一マナだけはよく知ってる人な気がしてる。
(-65) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[だから何だという訳でもないんだけど。 わたしはすぐに目を閉じてしまったから、 向井くん>>455がどんな表情をしているのか、 結局分からないままだった。]
嫌いじゃない、し、 ・・・・・・わたしはたぶんすき、なんだよ。
[両手でまぶたをぐりぐり。 目を開けると潤んだ形跡はほとんどなくなった。
きっとわたしと向井くんやみんなとでは、 今見えているものが違うのかも。
みんなが話すのはきっとここにいる誰かのことで、 わたしが思うのはあの子が誰かでなければいいのに、だ。 ドーナツの穴を覗いても同じ物しか見えないのにね。
わたしは「嫌いじゃない」を教えてくれた向井くんに 一欠片だけ、わたしの話を返した。]
(583) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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自分がやれることをやるしかないんじゃない。 どうして欲しいかなんて、分かんないし。 じゃあ、ものさしは自分の手元にあるんだよ。
[呟き>>456だって、わたしの耳は逃さない。 どうすれば、にきっと正解なんてない。 だったらわたしができるのは、 わたしがわたしであることだけ。
向井くんは? 呟きである以上、話を広げることはないけれど。 わたしはそう返すしかない。それしか持ってないから。
わたしが淡く笑うと、 向井くん>>457の眉が吊り気味の目に寄り添う。 向井くんが嫌がってないことだけ、分かった。]
(584) 2021/06/11(Fri) 21時半頃
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[それから沈黙を経て。 罪が喉を貫いて、息を詰めた>>458後のわたしは、 向井くんにみっつの秘密を渡す。
自分が知っているからって唐突に始めた話も、 向井くん>>460は黙って話を聞いていた。 唐突なこと、理由のない信頼に驚いたかもしれないけど、 あるいは固まって置いていったかな>>459。
どちらにせよ好都合だった。 わたしは後ろ足で道をかき分ける。]
(585) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[心臓がこれまでにない音を立てていた。]
(586) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[10円の話をした。
それを聞いて向井くん>>461の表情が安堵を滲ませても、 わたしは下がる足を止めない。 いつものゆったりしたペースの順番は破られて、 わたしだけが言葉を連ねる。
その間に踵が終着点に着いて、あとは向井くんも ご存知の通り。わたしは小階段に足をかけた。]
——っ!
[ちょっと似たようなこと、今朝あったよね>>0:106。 わたしの腕に向井くん>>462の手が触れて、 助走をつけられなかったわたしの身体は簡単に傾ぐ。
積もりたての雪は大丈夫だったけど、 ここはさすがに危ないなぁ。]
(587) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[わたしは うわがきのそこ しんじてる。 ちょっとだけ強く床についた右足は、じんとした痺れで わたしの動きを封じ込める。
だからね、ちゃんと聞こえたよ>>463。 わたしはやっぱり大きい向井くんを見上げる。 ぽんぽんって向井くんの手の甲を叩いたら、 もう置いていかないこと、伝わるかな。 ・・ 袖から覗く向井くんの腕は、わたしと同じで 傷ひとつない。カッターと結びつかない肌。 可能性をひとつ抱えたわたしには、 向井くんが主でない理由なんてそれくらいでいい。]
(588) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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・・・・・・うん、ありがとう。
[向井くんの口から出てきたのは予想外の言葉。 わたしが握っていた手を開くと、再び10円が顔を出す。 向井くんが言っているのはオリジナルのことだろう。
だからわたしはもうお礼しか言えなかったから、 かっこいいを撤回する暇はなかった。ってことにしよ。]
(589) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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じゃあ、今度、駄菓子でも買いに行こっか。
[実際は11円なんだっけ。 それくらいはこっそり誤魔化しちゃうことにして、 ふたりしか知らない間違いを内緒で精算しちゃおっか。
既に入れてしまった10円数枚は、ここの主にあげる。 ここが頭の中なら、現実では手に入らないのかも しれないけど、その時は普通に買い物したっていい。
わたしの予想が本当なら、その子は 駄菓子も食べたことないんじゃないかなって思うから。]
10円のやつなら、2つ、買えるでしょ。
[半分こしよう。そう言ってわたしはやっぱり笑っていた。 爆音を奏でる心臓に、たまに目尻が震えるとしても。]
(590) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[先頭を譲った言葉たちはどうしていただろう。 もし言えなかったら、頭の中、預かってて。 それが苦しくなったなら捨ててもいいよ。
わたしは向井くんの手をゆっくりと下させようとした。]
今度ね。
[わたしは向井くんへ言い聞かせるように繰り返す。 今度はちゃんと階段を上がれたかな。 視線の高さが同じかわたしの方が高くなった最上段で わたしは向井くんに手を振った。
今はばいばい。またね。 今度こそ、わたしは校舎の中に入っていく。]*
(591) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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/* メイちゃんと!シンの!!!10円玉周りのやり取りが!!全部好きです!!!
(-66) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 22時頃
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/* いや、時間的にギリギリアウトかな・・・・・・? 朝もアンカーどころか発言作成投下も間に合わなかったので、鞄に私物のキーボード搭載して何とかしました。セーフ。誤字がひどくてもセーフってことにして。
向井くんはたくさんありがとう! 10円玉は他に見つかるか投げつけるかも考えていました。何でも楽しい。今回は自首あるいは自白、あと告解とかです。
(-67) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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/* >>590 ああ…予想…
(-68) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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―― 少し前/教材倉庫 ――
[ 身を守ろうとした。と。>>504 過剰防衛と取られかねない気もするけれど。
ともかく、納得してくれるならよかった。 変なことも口走ってしまった気はするし、 出来るなら思い返さなくていいよって思う。 頼むから忘れて欲しい。
天然。>>505間違ってないと思う。 人間関係が苦手そうなのもよくわかるし、 しっかりしている様で結構怯えたり、 不安定げな部分は垣間見えるから。]
(592) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[ だってそうじゃなければ、あんな一言を ずっと言えないなんてことに陥って無いでしょ。
なんてね。ちょっと面白かった。]
(593) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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[ 殺された、って思ってた。ならば。>>507 追加でもう一つ質問をしよう。]
そうだね、自殺の線は薄いと思うよ。 ひとみがああなるなんて、 私は思わなかったしその兆候も無かった。
じゃあ、誰が殺したんだろうね。 殺人鬼でもこの校舎内を闊歩してるのかな。 その割には、何も見ないよね、そういう影。
何に殺されたんだと思う?
[ 消えたかれらの共通点は、見えない。 校舎の主が気まぐれに殺している、が 正解でも間違いないと思える程には。]
(594) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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………… 無自覚でここまで。 それは、……どれだけ、溜め込んだんだろうね。 まあそれでも、思ってるより図太いとは思うよ。 自殺って、それなりに勇気が無いと出来ないし。 うっかり死にぞこなうと悲惨だからね。
[ 彼女の言葉のチョイスにはくすくす笑いつつ。
去り際。布団も張り紙もいいよって手伝って、 それから二人して倉庫前を去った。]
(595) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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………… ごめんね。
[ 小さく、つい零れた。
今までこういう事、そういうの無かったなって。 どんだけ避けてたんだろうね、私は。 ああこれも無意識だったなって。]*
(596) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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── 食堂 ──
[ 中に居たのは、九重でも樫樹でもない。 パンケーキを黙々と焼いている綿見だった。>>567
差し出された大皿からひとつ取った パンケーキを口の中へと放り込む。 ]
そうだ、クレープもありがとう 美味かった
[ 昨日食べたクレープの礼も告げて。 口の中に広がる甘さが、 少しだけ炭蔵の気持ちを落ち着かせた。
それから、二人がどこにも居ないと言われれば 炭蔵は困ったように笑うだろう。 ]
(597) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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あー……そうだな、 認めたくないんだよ、その事実を
だから、俺は探すよ、二人を
[ そう、恐らく、きっと。 二人はマネキンになってしまって、 この世界には、もう居ない。
この世界から消された二人が 無事に精神世界の外に生きて出られたのか 分からない炭蔵にとっては認めたくなかった。
もしも、のことがあったら、困る。 ]
(598) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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そうだ、綿見 女子のみんなは無事か?
[ 無事かって聞き方で合ってるか分からないが、 もう一つのマネキンの存在を知らず、 パンケーキをもうひとつ摘みながら問うた。 *]
(599) 2021/06/11(Fri) 22時頃
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―― 食堂 ――
[ お礼を言われれば、どういたしましてと なんて事のないように手を振って、>>597 続きのパンケーキを焼く。
それから、彼の返答に。>>598 少しばかりつまらなさそうに 黒い双眸を彼に向けて。]
……炭蔵くんってさあ。 やっぱり強いよね。 つよくて、つまんない。
[ 自らの陥っている状態に冷静に向き合って、 その上で事実を認めたくないって、 そのことをちゃんと自分で認めている。]
(600) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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[ 自分の弱さを知っていて、 それを開示しても問題はないだと、 失望されることはきっと無いという自負がある。
こういう人ってぐちゃぐちゃにするのは難しい。 自己肯定感がそれなり高いってことだから。
……というのが私の所感だけれど、 本当のところはどうなのやら。 少なくとも私には出来ない振る舞い。
まあ、それは良いとして。]
(601) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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みんなが無事か? ……そうだね、 ひとみの姿は、朝から見ていないかな。 教材倉庫に行ってみるとよくわかると思うよ。
次は誰が消えるんだろうね。 規則性も何もわかんないけれど。
[ そんなことを言いながら、 ボウルの中の生地は全部流し込んだ。
悲しんだって終わったことは戻らない。 じゃあそんな心は蓋したほうが良いでしょ。]*
(602) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/11(Fri) 22時半頃
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── 食堂 ──
[ 口の中でパンケーキを頬張っていれば、 予想もしていない台詞が出てきて、>>600 思わず咽せそうになった。 ]
……つまんないって、何がだ?
[ 強いは置いといて、 確かに炭蔵は面白いことを言える訳でもなければ、 リアクションが豊かな訳でもないので、 つまらないと言えばつまらない男なのだろうが。
突然それを言うのは、失礼すぎないか。 炭蔵は至って真面目に、こんなことを思っていた。 ]
(603) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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[ 炭蔵の眸は前髪で隠されているが、 綿見の黒い双眸は貫くように向けられる。
でも、そうだなあ、 自己肯定感の高さは否定しないが 弱さを知っているかどうかは別だろう。 自分では気付けないことも多い。 でも、炭蔵は綿見が思うよりもずっと、 弱い自分を隠そうとしていると思う。
……いや、そもそも、綿見が なぜぐちゃぐちゃにしたがるのか、 炭蔵はその心が読めてたのなら、 さぞかし疑問を抱くだろうが。 ]
(604) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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教材倉庫?番代も? ……想像していた以上に、 タイムリミットは近いのかもしれないな
[ 一回の鐘が鳴るごとにひとり。 そういう訳ではなかったらしい。 これでは、炭蔵の計算も狂ってしまう。 狂ったからと言って、 泣き出したくなることはないのだが。 ]
(605) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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そうだな、消される法則は分からない。 ただ、……チャイムがキーだと思う 鳩羽と話していたんだが、 次の鐘が鳴る頃に、 一度みんなで集まっておくのはどうだろうか?
[ あの黒板の書き込みを、もう見た後だろうか。 だとしても、炭蔵は自分の言葉でそれを伝える。 ]
(606) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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次に消されるのが、 俺かもしれないし、綿見かもしれない だとしたら、複数人でいた方が安全じゃないか?
[ そう提案をしてみるが、 果たしてそれを受け入れてくれるだろうか? *]
(607) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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―― 教材倉庫:綿見さん ――
[ 私が天然というのには同意しかねるけど>>592 自殺の線は薄いという同意は得られた。>>594 誰が殺したのか、 何に殺されたのか、 綿見さんの問いに、私はううん、と少しうなる。 数学と違って、方程式もなければ証明もできない、 そんな難問 ]
(608) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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……この校舎に殺された、んじゃないかな。 だってそうでなきゃ、私たちの中に 犯人が混ざってることになる。 こんなことしておいて、 平然としてるとは考えられないっていうのもあるけど、 何の痕跡も残さずにこんなことできるとは思えない。
[ 番代さん似のマネキンの抱き締められたような潰れ方。 そんなの、どうやるの? 九重さん似のマネキンの、切られた首。 あんなことしたら、 返り血でとんでもないことになるよね? ]
(609) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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[ でも、って私は首を傾げた ]
九重さんっぽいマネキンのあった教室、 天井にお札がいっぱい貼ってあったらしいんだけど、 そういうのが一番好きそうなのって、 九重さん、だよね……。
[ 校舎の主が、九重さんのためにお札まで用意した? だとしたら悪趣味極まりないと思うけど、 本物のお札がどういうものか、私は知らない。 校舎の主は悪趣味のために そんなことをわざわざ調べたの? ……それもなんだかしっくりこないというか ]
(610) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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[ 自殺に勇気がいるというのには、>>595 それはそうだった、って頷いた ]
それなりの勇気とか覚悟とか、いるよね。 死に損なうと悲惨、かあ……。 でも、助かるかもしれないなら助かってほしいって やっぱり、思っちゃうな……。
[ そんなことを話しながら、二人で初めての共同作業。 どのタイミングだったかな、 綿見さんのごめんが聞こえたら>>596 返す言葉を探した私は、やっとそれを思い出した ]
(611) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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……あ。あ! そうだ、綿見さんが食堂に用意してくれたクレープ! あれ、今朝いただいちゃったの。 美味しかった!ごちそうさまでした!
[ そうだよ。話しかける理由がほしくて、 あと、単純に食べたくて、食べちゃったクレープ。 お礼を言うの、うっかり忘れるところだった* ]
(612) 2021/06/11(Fri) 22時半頃
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[笑うかどうかは出来によるけれど 女の子として扱うかどうかはちょっと保証しきれない。 俺に可愛いねとか言われたいか委員長?>>547
そんで、不思議そうな顔が返ってきたもんだから こっちも不思議そうに首を傾げてしまった]
ど―ゆー意味それ? ナチュラルにディスられてる?
[文章とか考える頭なさそう的な? こんな俺だが別に成績悪いわけじゃないです! 別段良くもないけどね!]
(613) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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あ――……委員長はそういうタイプっぽいよね。
でもさー、たとえば唐突に どうしようもない家庭の事情とか言われても……… …………委員長は助けようとしそうだなまじで。
[彼の場合は損得とか綺麗ごと抜きで 何とかしようと大真面目に考えそうだった。 なので俺は納得するしかないのだが。]
(614) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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まあさ、助けてって言うのにも気力が居るんだよ。多分ね。
普段から強がって生きるのに慣れてると、 咄嗟に一人で沈むのを選択しちゃう感じ、 俺にはちょっとわかるんだよね。
委員長も人に頼るのとか どっちかっつーとあんま得意じゃないんじゃん? 人のこと言えない気がすんだけどな。
[面倒見のいいやつは、 得てして甘えるのが苦手なケがある。 なーんて、知ったような事を言いつつ。]
(615) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[俺の中の炭蔵評は、どうやら大きく外れたものでもなかったらしい。>>550 身振り手ぶりを駆使したバツ印には>>553 わざとらしく拗ねたような顔を作って見せる]
ちぇ。振られた。つまんねーの。
[なんて言っては見たけれど。 続いた言葉には一瞬ぴく、と固まった。
―――"XXX、まだ柊くんのこと好きなんだよ!"
いつかの台詞がふいに脳裏によぎって。]
(616) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[声が低く硬くなったのは多分、その瞬間だけ。]
……そこまで俺が考えなきゃいけないかな?
[どうせ外面だけ見て、 都合のいい俺を好きになっただけの癖に。]
(617) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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ん、まあ、全く居ないとは言わないけど。 たぶん俺のことなんてすぐ忘れんじゃないかな。 今は特定の彼女とかも居ないしね。へーきへーき。
[懇意にしているお姉さんたちは 寂しがってくれると思うけど、 何だかんだ逞しくやっていきそう。
家族は……むしろ俺が居なくなった方が ほっとするんじゃないかな。 だってどう考えても腫れ物扱いだもんね。
あれ、考えれば考えるほど ここにいるの悪くないんじゃない? って思えて来ちゃったぞ。困るな。 一応別に死ぬつもりとかなかったんだけどな。]
(618) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[そんな俺と炭蔵はどこまでも対照的みたい。>>554 薄情だと思われるかも、なんて心配、少なくとも今は必要ない気がするけどな。 だって薄情な人間、そんな風にここの主に想いを馳せたりしないよ。]
委員長はさあー、 死ぬの駄目って思ってるんだよね。
これはまじでたとえば、の話なんで 本番前の思考実験くらいに考えてくれていいんだけどさ。
もし俺が世界の主だったらどーする?
(619) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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現実世界でめっちゃつらいことがあって、 自殺してみんなのこと巻き込みました。 どんな言葉かける?
[だって多分炭蔵は 俺のことそこまで知らないだろうからさ。 相手がそんな距離感の奴だったとして、 どんな働きかけ方をすんのかなあって ちょっとした興味が湧いたわけ。
さて、問いには答えて貰うことが出来たかな。 食堂から漂って来る甘い香りに惹かれて、 俺も一緒にふらふらと寄り道。*]
(620) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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── 昼・教室 ──
そしたら──、 こうやってみんなでどっか閉じこもって、 非日常っぽい会話でも、してみるか。
[ やり直せたら何ができるか。 わかんないのは慎一もそうだった。>>577
ほとんど冗談みたいなことを言った。 だけど、楽しい日常生活の中では、 きっとすることのなかった話。
これをもっと早くにしていたらどうだろう。 どうだったかなんて、今さら確かめられないけど。]
(621) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[ 鳩羽がはっきりとした口調で、 とんでもなく重荷に思える宣言をするから、>>578
慎一はさ、馬鹿にするんでもなく笑ってた。 すごいなあ。えらいなあ。って、 慎一にはまだそれはちょっとしんどいなあ。 誰かが疲れたとき、疲れたねって言うくらいが精々。
でも、よかったら一緒に休憩しようね。 どんなに些細な理由でも、理由なんてなくても、 慎一はなんにも言わないようにするから。]
(622) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[ それが、日常めいた昼の話。*]
(623) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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/* 多角ゥ……って思いつつ離脱しようか迷ったけど 俺も!!!!クレープ食べたいんだよ!!!!!!!!! あといーかげん番代ちゃんが消えたこと知りたい()
(-69) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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── 現在/食堂 ──
……何でもないよ、 ただ冗談とか皮肉とか、 やっぱ通じ難いんだろうなって思っただけ。
[ だからつまんない。と。>>603 失礼を働いているのは百も承知だ。 けれどもただでパンケーキを食べられるとは 思わないで欲しい。なんてね。
お見通しのような目をしていても、>>604 何もかも理解出来ているわけではないから。]
(624) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[ ただ自分には自分の視界が見えるだけ。 ぐちゃぐちゃにしたいのは、……まあ、いいじゃん]
知らなかったんだ。 ……うん、そう。 帰れたのか校舎と同化したのかは 全くわかんないけどね。
[ 大袈裟に惨憺たる有り様を語っても良かったけど、 流石にそれが出来るほど自分の心は タフじゃ無かったようだ。
あと、炭蔵くんにいきなり泣き出されたら困る。 本当に困る。どうすればいいんだろう]
(625) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[ 冗談はさておき。 向けられた提案には]
チャイムが。なるほどね? それで集まって、…… どうしたいの?
集まったからって何が出来るのかな。 むしろ一瞬、皆が目を閉じて開けたら そこには血の海が広がってたりとか、 そういうことも起こり得ない?
絶対そんなのトラウマになるじゃん。 マネキン見てないわけじゃないでしょ?
(626) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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目の前にさっきまで生きてた人が マネキンになって死んでたらさ。
それこそ、その人がマネキンになって 死んだっていう、炭蔵くんが見たくない事実を 確定させちゃうことになるけど。
いいの?
[ 私は嫌だよそんなの、と 言外に言いつつ。]*
(627) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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― 食堂 ―
[寄り路って言うか そもそも当初の目的地は食堂だったんだよ。 樫樹の件とかあったせいですっかり忘れてた。
中には綿見がいて、今日も今日とて クレープ…ではなくパンケーキを焼いていた。 あ、美味しそうなもん作ってる〜って 嬉々として近づいて、1枚分けて貰うことにする。
炭蔵と綿見の会話を横で聞いていれば 番代が居なくなったらしいことは知れたか。>>602>>605]
(628) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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[よく考えたら俺まともに朝飯食べてないからね。 パンケーキだけでは満腹にみたないので 他に食べられそうなものを漁り、 ひとまずは粛々と米でもたくつもり。
集合しよう、なんて炭蔵の提案から なんとなーく剣呑になりそうな気配を察知すれば 不思議そうな顔で見てはいるけど、一応黙って聞いてますよ。
あれ、この二人ってもしかして仲悪い?*]
(629) 2021/06/11(Fri) 23時頃
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/* この場に明らかに邪魔だな俺な!!とは思いつつ 現軸で綿見と会いたかった感もあるんだよ うにゃーん
(-70) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ これは、非日常めいた朝の話。]
(630) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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── 朝・渡り廊下 ──
[ 暮石が両手を目元にあてがっていた。 ぐりぐり。すると、腫れるよ。>>583 慎一はそういうのちょっと詳しい。 自分がそうしてるとき、 言われるのヤだから、言わないけど。]
……うん。
[ 「たぶんすき」の裏に隠されている、 確信とか、推測とか、慎一は知らない。
慎一がしたのは「誰か」のことで、 そこにもし個人名が入るなら、 この気持ちも何か変わったんだろうか。 短い返事をしながら、小さい暮石を見てる。]
(631) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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— 病院 —
[車のエンジンが止まる。 運転席の母親が、背中を伸ばしながら欠伸をした。 いつもはそろそろ寝る時間だもの。ごめんね。]
じゃあ、行ってきます。
[気持ちが逸る。車のドアを開け、走り出そうとして、 そんな私を母親が呼び止めた。]
(+8) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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自分で招き入れた人に、 好きでいてもらえたら、 うれしいだろ、たぶん……
[ きっと、慎一が何を言ってもさ、 違うんだろうなって思っているけど、 慎一が何か言いたかったんだ。聞き流して。]
(632) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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「あのね。……ひとみに何かあったら、って。 私もお父さんもずっと心配なのよ。 あの時ね、目を離した隙に、あんな怖い思いをさせてしまったから。 お父さんと2人で、絶対にひとみを守るって誓ったの。」
[なんだか申し訳なさそうに、 静かに心の内を語ってくれた母親の顔。 私はそれに向き合わなければならないと思っている。]
(+9) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 慎一のものさし。どんなにちっぽけだろう。 なにかできることなんてあるのかな。>>584]
やれること、かあ……
[ 慎一にできること。きっと少ない。 それでもなにかないだろうかって、 慎一はそのとき考えたんだった。
……難しい、けど。 そのとき思いつかなかったから、 お昼まで、ひっそりと考えてた。 きっと、これからも考え続ける。]
(633) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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「でも、もうひとみは大人になるのにね。 いつか慣れなきゃいけないとは思ってるのよ。 ……ごめんなさいね。」
[ううん、違うよお母さん。 私、もっと自由になりたいと思ってたけど、 誰かに守られてるんだってことを忘れて生きてた。 自分の心の傷を忘れて生きてた。 自覚しているより自分は弱かった。
それを思い出して、ようやく向き合おうと思えたから。]
(+10) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 10円と、危機的状況の暮石の話。>>588
びっくりしたのは慎一も一緒だった。 そんなことになると思ってなくて、 わあっとずいぶん焦った顔をしたはず。
……だからだよ。 飛び出してきた言葉がへんちくりんだったの。
駄菓子でも買いに行こうという提案に、>>590 うん。と素直にうなずいている程度には、 慎一の心臓は早鐘を打っているし、
ここは暮石のでも、慎一の世界でもない。 そう、当たり前みたいに受け入れていて、]
(634) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ ……暮石は笑っていた。>>590
まだ慎一の頭の中は、 再起動がかかっていないような状態だけど、 つられたように、少しだけ笑おう。
それで──、ほかの言葉は「預かり」ってことで。 だって、「今度」があるんだろう。 それなら今は、ここでその背を見送ろう。
それも信じているから、 ほかの話はそのときでいいよ。*]
(635) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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いいよ。 ね、お母さん。お父さんにも。 私を子供でいさせてくれてありがとう。
[慣れなければいけないのはこちらもだ。 心配されない大人にならなきゃ。 見えない友達がいなくても強かに生きてけるように。
にこやかに笑って、暗い空気の中を病院へ駆けていく。]
(+11) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[あの校舎から帰ってきてから、ぼたんの声はまだ聞こえてこない。
病院の夜間受付に辿り着いて、 集中治療室に運ばれたらしい乃絵ちゃんの場所を訪ねる。
夜の病院は静かで、通路は狭く感じる。 恐怖が少しフラッシュバックする。
基本的に健康児だったから滅多に病院のお世話にはならなかったけど、 そういえばあの誘拐事件の後、殴られた頭の傷の治療のために来たことがあるなあって、 今になってそんなことも思い出す。]
(+12) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[そして集中治療室の前のベンチで、 両手を合わせながら何かの呪文のような言葉を繰り返す利美ちゃんを発見した。
近付いて彼女の名前を呼ぼうとしたら、 来るのは分かっていたわ、と言いたげな目線を返され、微笑んでくれた。
集中治療室のランプは赤く光る。 乃絵ちゃんは、まだあの校舎の中に自分を閉じ込めている。 どうしてだろう。私に知る機会はやって来ないまま。*]
(+13) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* 10円周りの!はなしが!すきです!(2回め
(-71) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* はやくみんな帰ってこないと利美ちゃんのキャラがどんどん取り返しのつかないことになっていくわよ!
(-72) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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―― 廊下:鳩羽君 ――
[ 鳩羽君はよく眠れたらしい。>>536 やっぱり男の子はたくましいなあ、なんて、 眠れなかった面々を知らない私は素直に安心した。 九重さん似のマネキンの話になると、 私はそうだけど、そうじゃないよって首を横に振った ]
あれは、全部柊君が考えてくれたの。 私はちょっと手伝っただけ。 ああいうこと、ぱっと思いつけるの、すごいよね。
鳩羽君こそ、 いっぱい九重さんのこと探してくれてたでしょ。 探してる声聞こえてたもん。 ありがとう。
[ 言い方は悪いけど、あれで一つの諦めがついたというか。 九重さんはもうここにはいないって、 納得できたんだと思う ]
(636) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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階段……って、樫樹君、 文化祭の日も階段から落ちたよね。 なにも、そんなこと再現しなくてもいいのに……。
[ そんなことを言いながら、 私は番代さんに似たマネキンの状態を 説明しようか悩んでいた。 鳩羽君がオカルトの類に強いなら言ってもいいけど、 刺激が強いからお布団かけたのに、 結局口頭で説明しちゃったら、意味がない気もする ]
(637) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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ここに電波が届いたら、 無事だよって連絡が届いたかもしれないのにね。 でも、もしかしたら、 先に帰って、まだ帰ってこない私たちのこと、 心配してくれてるかもしれないよ。
[ これは、だったらいいよねっていう希望的観測。 心配だっていう気持ちはもちろんわかる。 私だって心配だもの。 でも、もう手の届かないところに行ってしまった人を、 心配し続けるより、他にできることってないのかな。 ああ、そういえば、 黒板に集まらないかって提案が書いてあった。>>341 21時の少し前って、 きっと、チャイムが鳴る時間のことだよね ]
(638) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 無理して笑わなくていいって言ったら、 鳩羽君の笑顔、ちょっと自然になった。>>540 それが本当に自然に出たものならいいんだけど、 私が無理してるって指摘したから、 頑張って自然っぽく笑おうとした、なんてことはない? 私、口を開こうとしたけど、 その前に鳩羽君の話が始まったから、 遮るわけにもいかなくて、開いた口はまた閉じる。
俺ばっかり喋ってるって言いながら、>>450 鳩羽君、ちゃんと私の話も聞いてくれるじゃない。 断定の出来ない、語尾が?ばっかりの私の話、 きっと聞きにくかったと思うのに。 この後しっくりくることになるなら、よかった ]
(639) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ それから、鳩羽君は自分の話をしてくれた。>>542 うん、って聞きながら、>>543 私、なんだか似た話、聞いたなって思う>>2:236 ] あのね、……うーん、あんまりうまく言えない、 かもしれないけど。
[ 鳩羽君の考え方が、間違ってるとは思わない。 苦手なことをわざわざやるべきとも思わない。 でも ]
(640) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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無理してでも笑いたい、っていうのも、いいと思う。 苦手なことをわざわざすることもないと思う。 苦手なのに落ち込んでるところをわざわざ見せろなんて、 そんなこと言えないもん。 だから、無理に変わろうとしなくていいと思う。 でもね、それとは関係なしに、 知っててほしいなって思うの。
(641) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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鳩羽君、考えたい、寄り添いたいって思うんだよね。 同じように、鳩羽君のことを考えたい、 寄り添いたいって思う人もいるよ。 その人たちは、考えたいって思って、考えるんだよ。 だから、考えさせたら悪いって、 鳩羽君が思う必要はないと思う。 むしろ、鳩羽君が嫌じゃなければ、 考える機会を与えてあげてほしいって思う。 その方がきっと嬉しいよ?
(642) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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でも、そのために、わざわざ苦手なことを しなさいっていうのも違うと思うから。 そういう人もいるって、覚えていてくれるだけでいいの。
[ ごめんね、変なこと言って。 やっぱり言いたいことを長々と語っちゃった。 私も話が長いよね ]
(643) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ こんなこと滅多に話さない。>>546 その言葉には完全同意だった。 知らなかったみんなの顔、色々知れたと思うもの ]
馬鹿な鳩羽君? 学校サボった鳩羽君のことかな?
[ あの時よりは少し踏み込めたって思ってもいいかな? そんな風に思ったから、私は馬鹿を否定しなかったので、 綿見さんのパンツの危機についての秘密は守られた。 おめでとう?* ]
(644) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ その日の慎一の夕飯はパンケーキだった。>>525]
(645) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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── 夜 ──
[ 卵がなくなっちゃう前に、 どうにかならないと困るなあ。 毎日減ってるんだ。綿見だと思う。 毎日食べてる身でなんだけど、 少し節約してほしいです。……なんて。
チャイムが鳴る前、 慎一はそういうことを考えてた。
今日も夕飯代わりにパンケーキをつまんで、 明日もお米が炊けるようにして、 明日に備えて……備えたんだけどなあ。
文句ばっかり言ってごめんね。 そのときも慎一は自分の心の平穏を、 決まった手順で守るべく、忙しかった。]
(646) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 食堂にほかの人がいたんだか。 慎一はチャイムの鳴る前に立ち寄って、 それで、自分の用事を済ませただけ。
それから、購買にも立ち寄った。 見慣れた陳列棚を見ながら考えてる。
いつまでここにいれるんだろう。 ……ふたつの意味で。
いつまでここにいることを許されるかと、 慎一がいつまで耐えられるんだろうってこと。]
(647) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 横目でパンケーキをつまんでいく、 柊君の姿もちらっと見ていた。>>628 ……黒沢ちゃんにもさっき言われたけれど>>612、 やっぱおいしいって言われるのは嬉しい。
生地が終わったなら洗い物をしつつ 私は炭蔵くんとお話をしているけれども、
…………別に仲が悪いつもりはないよー? つまんないとは思ったけれど。]*
(648) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 嫌いじゃないこの世界で。 慎一はやっぱり息がしづらい。 もうずっと、いつもの自分でいる方法がわからない。]
(649) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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|
[ ……ああ、でも。
「21時少し前に集まろう」 ──って黒板のメモにあったから。 そう思って購買の扉に手をかけた。
……8時50分になる直前だった。 どうでもいい話だけど慎一は、 「少し前」って書き方、好きじゃない。]
(650) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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|
[ 開いた扉の隙間から、こぽりと泡が立つ。]
(651) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 意味がわからない? わからないね。 慎一も。なにひとつわからなくって。
なんで。 って言おうとした口の端から、 声の代わりに泡が膨れてこぼれた。
なんだか体が重い。 床に足つけて立ってるだけなのに。
開いた扉の向こう。伸びる廊下。 その様子は文化祭の日のままなのに。]
(652) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ ああ、どうやらここは水の中みたい。]
(653) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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|
[ だからここは今から、うんと静かな水底。
全部、全部、たとえ話。 はじめから何か変だった。 その何かを手に入れたこともないから、 慎一にはうまく言語化できない。 慎一の世界を直接見せることもできない。
だからここはひとつ、 なんてことはない日常の話をしよう。 魚にでもなった気分で聞いてほしい。]
(654) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
|
|
[ さて。 慎一はこの不可解な状況に呆然として、 今ようやっと歩き出したとこだけど、 体が重たくってたまらない。
もたもたと不格好に歩いてる。 水の中では歩きづらいからね。
「なんで?」と「どうしよう」を、 交互に思い浮かべながら歩いてったら、 少し先に昇降口が見えた。出口だ。]
(655) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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|
[ ……実をいうと、少し迷ったんだ。
はじめは不可解な状況に、 茫然自失という感じだった慎一だけど、 このころには薄々理解しはじめてる。
単純に、慎一の番だった。帰る時間。
米なんて炊かなくてよかったんだな。 まっすぐ行ったら外に出れるのかも。 この息がまだ続いている間にも。
……そう、慎一は息苦しい。 水の中じゃうまく呼吸ができない。
でも、21時の少し前に集まろうって、 みんなで約束をしたはずだった。 21時の少し前って結局何分だよ。くそ。]
(656) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
|
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[ みんなの中に自分も含まれているって、 慎一は信じているから、階段を上った。
こぽり、こぽり。 ときどき泡をこぼしながら、 3年9組の教室の近くまで。
それで──、少し離れた柱のとこ。 そこから先、なんとなく進めずに。 こぽり、こぽり、こぽり。泡が増える。
教室への入り方も忘れちゃったみたいに、 ただ、立ち尽くしていた。泡をこぼして。 もう息が続かないなあって思いながら。
みんなのところに行きたかったけど、 あの部屋の中も水でいっぱいなんだ。 慎一は知ってる。それが悲しい。]
(657) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ ……これでおしまい。
なんだろうなあ。 慎一にはなんにもなかった。 大きな不幸とか、別れとか、裏切りとか。 たとえばこの空間で邂逅できるようなもの。
だから、普通に歩いてきてみたんだ。 慎一にとって、日常の一部で大切な場所まで。
思ったよりも大変だったなあ。 でも、いつもそんな感じだった。 うまく表現できないけれど、 慎一は水の中で生きるのにあまり向いてない。]
(658) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ こぽり。ひときわ大きな泡がこぼれる。]
(659) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 息ができないなぁ。 だんだんと苦しくなって、 慎一は無意識に首を掻きむしってる。
水の中なんだから当たり前だった。 当たり前なんだけど、悲しいなあ。 やっぱり慎一はうまく呼吸ができない。
でも、爪が短くってよかったなあ。 伸びてたりギザギザだったりしたら、 もっともっと痛かっただろうから。
いいことあったよ、深爪。 そうする理由を手放してしまったんでも、 別にやめなくてもいいと思うなあ。 案外いいこと、あるかもしんないよ。 案外、使う日が来るかもしれないし。]
(660) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ だんだんどこにも力が入らなくなって、 水中であるなら浮かぶべきなんだけど、 ここは学校だから、慎一は床に沈んだ。]
(661) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 慎一は水中じゃうまく息ができない。 エラがなかったとは言わないけれど、 きっと形成が不全だった。
発達途上ならまだ救われたんだけど、 その一点においては、 いびつなのが慎一の生まれ持った形だ。
ほかがどんなに健全に育っても、 いつだって不完全な器官で息をしている。 一生のはじまりからおわりまで、ずっと。 それが、慎一のたったひとつの瑕だった。]
(662) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ きっと誰しも瑕のひとつくらいある。
それもわかってるよ。 どんなに慎一から見てかんぺきでも、 ふつうでも、息苦しかったりするんだろ。
だから……そう。 特別ぶりたいんじゃないんだ。 ただ、慎一はしんどくて疲れちゃった。 他人との比較なんかしなくたって、 自分で自分に疲れちゃった。]
(663) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ このまま生きていれば、 いつかはラクになるのかな。 みんなといることにもいつか慣れて、 この水の中でも息がしやすくなるのかな。
そんな夢を見ていたんだけど、 それってたぶん寝て見るほうの夢だったな。 目が覚めたら、もう疲れ果ててた。 それが悲しかった。泣いちゃうくらい。]
(664) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ つまり、やっぱり息がしづらいというだけの話。]
(665) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 慎一は静かなのが落ち着くから、 最後までうるさくなんかしない。 その人形は、気づいたらそこにいる。 前だけ見て歩いてたら、通りすぎちゃうかも。]
(666) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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── 午後8時50分 ──
[ 遠く、遠く、遠く。 静かな水底にも微かに響く。 どこかでチャイムが鳴っている。
それは、購買からの帰り道。 ……あ、いやいや。昇降口じゃなく。 みんなのいるとこに帰るはずだった。 2階の廊下。教室の近くまできたくせ、 柱の陰に隠れるみたいに縮こまってる。
縮こまってるからわからないけれど、 首元にいくつも引っかき傷がある。、 どれもさほど大きな怪我ってわけじゃない。]
(667) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 不自然なことといえばほかにひとつ。 血を流していない代わりに水浸し。
髪の端かどこかからぽた、ぽたと、 水滴をひたすらに滴らせている。
乾くまで放っておいてくれてもいいよ。 ひとりでいるのもラクで悪くないんだ。
でも、君たちといるのは楽しかったよ。 ……やっぱり、タオルだけ貸してくれるかな。]
(668) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ ……ただ、ほら。 顔も、手足も、胴体も、 上から下まで全部びしょ濡れだから、 泣いてたとしてもきっとわかんない。 それだけはよかったなあって慎一は思う。]
(669) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ たぶん、それが最後の思考。]
(670) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ お邪魔しました。 君の作った世界の中に、 慎一も入れてくれてありがとう。*]
(671) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* 泣く
(-73) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* >>671 特に泣く
(-74) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* >>671すき
(-75) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* >>671泣いちゃうわ
(-76) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[暮石芽衣の作り方
一、とびきり凝り性の子どもを用意します。
二、夢中になれる目標を授けます。 この時、同じかそれ以上に目標を追い求める 相手が身近にいるといいでしょう。 両親のどちらかなんておすすめです。 もう1人の両親は控えめな性格にしましょう。
三、あとはのんびり待つだけです。 偏執的な愛を注ぐ子どもがすくすく育ちます。]
(672) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[暮石芽衣の誤算
一、母が突然亡くなってしまったこと。
二、己の偏執さを鑑みなかったこと。 周囲の理解を全く得られなかったこと。 理解を得る努力を一切してこなかったこと。 周囲が力ある大人たちだったこと。
三、このまま抗い続けたら、 お母さんが悪者にされ続けること。 お父さんが疲れ果てて 死んでしまいそうだと思ったこと。]
(673) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[ 端的に言うなら、 炭蔵くんの提案には乗らなかった。
冷蔵庫にパンケーキを変わらず入れて、 食べてね、ってメモを残して、 それからゆっくりと食堂を出る。]
(674) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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[暮石芽衣を構成するもの
夢:わたしが世界で一番愛したわたしの音楽。
心:真ん中にあった夢が抜け落ちて、 周りに大切なものが少しだけ残っている。
頭:興味があるかないか。すきかきらいか。 どっちでもいい。どっちかしか選べない。
皮:息ができなくなって被った死人の皮。 他人事。黙秘。未踏。無関心。気づかないフリ。
今:わたしは死んでない。剥がれた皮をびりびりに破いたら、 これまで見ようとしなかったものがたくさん見えた。
友:必要ないと思っていたもの。 気づかない内に大切な相手が増えていた場所。
私:わたしはわたしにしかなれない。]
(675) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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/* 書くの間に合わなくてすまない・・・・・・! 茉奈ちゃんが始まるなら黙ります。わあい、楽しみ楽しみ。
(-77) 2021/06/11(Fri) 23時半頃
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―― 調理室 ――
[ 恐らく一番根城にしていた教室。 勝手知ったる様子で、戸棚をまさぐり その中から包丁を一本手に取る。
なんてことはない。 ただ、自殺、やったことなかったなって。 そんな事を思っただけ。
そりゃそうだよね。 生きているのは面倒だし諦めてるけど、 生きてればマウント取れるって思ってたから。 そこしか上のところが無いって思ってたから。]
(676) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 独り佇んでいれば、 誰かが近づく気配がする。 振り向かなくてもわかる、あの子だ。 姿かたちを見たことは無くても、 あの子だって、私には理解できた。]
やっぱ黒沢ちゃんとは 似ても似つかないよ。 ほんとに、悪い事したなあ……。
[ そうでしょう、私の一部。 私の一部になってしまったあなた。
私の才能も特技も何もかも持って、 それでも罵声を振りまくあなた。 ]
(677) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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あなたは、知ってるよね。 うん、何もかも見てるし、知ってる。 私は本当に悪い子でさ。
それでいて一人だけだと、…… あなたが居ないと、 ずっと何かが欠けてる気分になる。
[ ちゃんと、ひとつにならなかったのは。 共働きの両親が居ない事を寂しがった所為か、 それとも自分の無力さを、出来なさを 何かに押し付けたかったのか。 ]
(678) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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だからさ。 この際ちゃんとひとつになろう。
包丁を使うのもアレだけどさ、 あなたが食べる最初の料理が 私だってことでひとつ、納得してね。
[ 包丁を一本、手渡して相対する。 私によく似たあなた。あなたによく似た私。 こうやってちゃんと向き合うのは、初めてだった。]
(679) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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「 …………。 」
(680) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 吸い込まれそうに黒い眼は、 じっと私を見つめていて。 鏡写しのように、佇んでいた。]
諦めてごめん。 逃げてごめん。 ……耳を傾けなくて、ごめん。
[ ……解っていた。 掛けられていた声が罵声ばかりじゃないって事。
だっていい子のあなただから、 そんなにつらつらと罵詈雑言ばかりを 垂れ流せるわけがないって思ってた。]
(681) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 何もかも諦めた時に、 あなたを無視することで終わらせようとして。 それでも私の悔いは消えなかったから。 ここでちゃんと、終わらせないと。]
それから。 多分、私はあなたの分まで出来ない。 きっと、ずっと。これからも。
無理だったの。ごめんね。駄目だよ。 駄目なんだ、だから、…………
[ 自分では自分を許せないんだ、だから]
(682) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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ゆるして。
(683) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ さくりとあの子の身体に包丁が沈む。 同じように、私の身体にも ぐちゃりと鈍い痛みを感じる。
あの子はわたし。なら、これは道理。 そのままぐい、と押し込んで、 こみあげてくる血が耐えきれなくて、 ごぽ、と小さく咳きこんだ。]
ごめん、痛いね、痛いよね、…… でもやっと一緒なんだよ、 一緒になれるんだ、同じことを感じてさ、
(684) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ ぱたぱたと脂汗が垂れるけど、 それどころではなくて。]
…………。
[ ここまで来るとちゃんと死ななきゃ、って そういう思考が勝ってくる。 上手く力の入らない手を、 無理やりどうにか動かしてねじ込んで。
死に損なうのは悲惨だから。 痛くて、苦しい、けれど、これで。 これで何もかも終わるから。]
(685) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ ―――― カラン、と 包丁が落ちた。]
(686) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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[ 調理室の、隅。 血塗れの包丁と、腹部が真っ赤に染まった マネキンがひとり倒れている。 包丁を持っていたのはマネキンのようだ、 はてさて、どうしてこうなったのやら。
それともうひとつ。 刃先は血に濡れていないけれども、 持ち手だけが誰かが持っていたように べっとりと赤が付いている、 そんな包丁も一本、すぐそばに落ちている。]*
(687) 2021/06/12(Sat) 00時頃
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