10 冷たい校舎村9
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
トシミが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、ユンカー、シンイチ、クロエ、メイ、レン、ヒイラギ、リツ、マナ、ソフィアの9名。
ごうごうと雪が吹きすさぶ。
校舎を冷たい夜が覆っていく。
夜が更けても文化祭は終わらない。
きらびやかな装飾、雑然とした食べ物の匂い、
あの日の校舎に流れていた楽しげなBGM。
窓の外の厳しい寒さと裏腹に、
君たちの五感に訴えかける、楽しかったあの日。
(#0) 2021/06/08(Tue) 00時頃
一転、その空気を塗り替えるものがある。
(#1) 2021/06/08(Tue) 00時頃
はじめに、女の叫び声が響く。
耳をつんざくような絶叫。
この校舎にいたなら聞こえたはずだ。
それから直後に、チャイムの音。
気付けばもう午後8時50分を迎えていた。
(#2) 2021/06/08(Tue) 00時頃
キーンコーンカーンコーン…………
(#3) 2021/06/08(Tue) 00時頃
何事もなかったかのように、
校舎は再び陽気な気配に包まれていく。
(#4) 2021/06/08(Tue) 00時頃
──午後8時50分
これは本来チャイムの鳴る時刻ではない。
そのことに君たちが気付くかどうか、
或いはあの声に気を取られていただろうか。
授業のとうに終わった午後8時50分。
それは始業とは別の何かを知らせるように、
きっかり12時間おきに鳴り響く音。
さて、ここで校舎にひとつ異変がある。
先ほどの声が気になるのなら、
3年9組のすぐ隣の教室を覗いてみればいい。
(#5) 2021/06/08(Tue) 00時頃
──2階、3年10組教室
部屋の中央にぽつんと置かれた一脚の椅子。
そこに一人の死体──ではなく、
一体のマネキンが辛うじて腰かけている。
だらりと手足を投げ出した人形。
その首元が大きく裂けていた。
今にも千切れそうに真上を向いて、
どくどくと血液を流し続けている。
白い肌、つくりものの関節。
明らかに人ではない存在から流れ出る赤色は、
まだ微かに体温を宿してあたたかい。
まっすぐに上を向く人形につられ、
君たちが天井を見上げるというなら、
そこに隙間なく貼り敷き詰められた御符を見る。
(#6) 2021/06/08(Tue) 00時頃
そして君たちは、その人形のこけた頬、
髪型、体格、服装のすべてに見覚えがある。
(#7) 2021/06/08(Tue) 00時頃
……九重利美が見当たらない。 *
(#8) 2021/06/08(Tue) 00時頃
|
九重さん、もう帰っちゃうの? もうちょっとゆっくりしてくれてもいいのに。 屋台のコンセプト、九重さんの発案だったよね。 私たちの屋台が優秀だって評価されたの、 きっと九重さんのアイデアのお陰だよ。 楽しい文化祭をありがとう。 私、大事に覚えておくから。
(*0) 2021/06/08(Tue) 00時頃
|
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[ 姉が消えたその日から、なにもかも変わってしまった ]
(0) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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|
[ まるで、繰り上がり当選みたい。 ほとんどいないものみたいに扱われてた、 なんの期待もされてなかった私は、 黒沢家の出来の悪い方だったはずの私は、 その日から「私たちの子はお前だけだ」って 言われるようになってしまった。 母が、明日の朝ごはん、何食べたい?って聞くから、 試しにサンドイッチって言ってみた。 姉は和食が好きだったから、それまでずっと、 黒沢家の朝ごはんは和食だったから。 軽い気持ちで、ちょっと試してみたくなっただけ。 次の日から、朝ごはんはパンとコーヒーになった。 お味噌汁も、納豆も、焼き魚も、 完全に朝の食卓から姿を消してしまった。 まるで最初からなかったみたいに ]
(1) 2021/06/08(Tue) 00時頃
|
|
[ だけど、そこそこ出来が悪くない、程度の私が、 姉になれるわけがない。 どんなに努力したって、私は私だ。 進学したのは豊高で、 役職は副会長で、 成績は上位に食い込んでるけど、トップはとれない。 姉のような人望だってない ]
(2) 2021/06/08(Tue) 00時頃
|
|
[ 姉でさえ、両親に見放された。 姉より出来の悪い私に、そんな日が来ないわけがない。 その日は明日?明後日?今日かもしれない。 失望のため息を一つつかれるたびに、 私の残機が減っていく。 ねえ、私の残機はあといくつ? 見放されるXデーまであと何日? カウントダウンはどこまで進んだ? ]
(3) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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[ 失敗をするたびに、焦燥感に襲われる。 呼吸がしづらくて、胸が苦しくて、心が痛くて。 ねえ、物理的な痛みってすごいの。 そっちに気を取られてる間だけ、 心の痛みがどこかへ行くの。 そうやって私は、心の痛みを物理的な痛みにすり替えて 誤魔化す方法を覚えた ]
(4) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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|
[ 最初は一回だけのつもりだった。でも駄目だった。 半年に一回になり、三か月に一回になり、 一か月に一回になり、二週間に一回になり、 今はもう、一週間に一度はしないと耐えられない ]
(5) 2021/06/08(Tue) 00時頃
|
|
[ 廊下に落ちているカッターナイフが増えている。 剥き出しの替え刃もばら撒かれているから、 怪我をしないように気を付けてほしい。
相変わらず誰かが自分に向かって ため息をついたような気がする? 大丈夫。そのため息の本当の行き先は――――* ]
(6) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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|
/* 今回のダミーマネキンは凝った死に方をしている……!
(-0) 2021/06/08(Tue) 00時頃
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/* 投票先デフォ黒沢ちゃんだった。
(-1) 2021/06/08(Tue) 00時頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 00時頃
|
―― 回想/文化祭当日 ――
…………ふーーん?
[ 私は偶々そこに居た黒沢さんに 声を掛けてみた、というだけだったのだけど。 こちらにかち合ってしまった目線に、 彼女だったのかと、少し苦虫を噛んで。
なんだか歯切れの悪い返答に、>>1:464 少しばかりまた眉間に皺が寄る。]
……まあ、見つけたらサボるなって ちゃんと伝えておくから。
(7) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
|
[ 私もまた、歯切れは悪かったかもしれないけど。 何もなかったような表情してないあなたのせい。]
…… 何かあるなら、言えば。
[ いつも私に小言を言うみたいに なんでも言って来ればいいだろう、――って。 黒沢さんはあの子じゃないのにさ。 どうしても、どうしてもね。
八つ当たりめいた思いを抱いてしまう。 そしてそんな事を考える自分に嫌気が差す。 ずっと繰り返している無限ループ。]
(8) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
|
[ 吐き捨てるように言ったその一言。 彼女に伝えようとはそこまで思ってないけど、 もしかしたら聞こえたかもしれない。
急がなきゃ、と屋台を離れる。 いってらっしゃいの声を背に受けながら>>1:464、 ちいさく、ため息を一つ吐いて。]
(9) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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|
[ それから それから? 探し人は存外すぐに見つかった。>>1:599]
あ、柊君!居た!
…………ええと、とにかく、 ちょっと手伝って。
[ ちら、と目の当たりにした表情は 想像していなかった類のもので。 流石にこんな顔色の人間を客寄せに使おうとは 思う気にはなれなかった。
だから私の手伝いを口実に。 調理室の方へと、避難がてら連れて行った。]
(10) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
|
[ どちらかというと裏方寄りの場所だから、 調理室内は閑散としていた。 その辺にあった椅子を指差して、 座れば、なんて言っておいて。]
ちょっとは休んだら。 余力があったら生クリーム泡立てるの 手伝って欲しい気はするけれど。
[ 冷蔵庫にあった生クリームと、冷たい缶ジュース。 はい、とジュースを渡しながら、様子を窺って]*
(11) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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|
『怖くないよ。わたしがいるから。』
『大丈夫だよ、ひ』
[>>#2>>#3——突然の悲鳴、そしてチャイムが、 私にだけ聞こえるぼたんの声を掻き消していった。]
(12) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
|
[心臓が跳ね上がりそうになる。 足が竦むけど、無理に動かして、何かに当たる。 ああ、またカッターナイフだ。]
な、なに? だれ……?
[カッターナイフを蹴って、それがまた他のカッターナイフに当たる。 なんだか数が増えたような気がする。煩わしい。
拾いながら廊下を早足で歩いて、持ちきれなくなったら、 そのへんのゴミ箱に突っ込んで片付けるのを繰り返す。 剥き出しの刃で少し指の側面を切った感触がした。]
(13) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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|
— 2F:3年10組教室 —
[悲鳴の主を確かめたい気持ちと、逃げたい気持ちが鬩ぎ合い、 足元のカッターを片付けながらここまでやって来た。
>>#6扉越しに何か異様な雰囲気を感じて、 足踏みしている間に、誰か来てくれただろうか。]
なんだ、これ……。
[そうして、その先の光景を見る。 ひゅっ、と喉が悲鳴のような何かを鳴らした気がした。]
(14) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
|
[利美ちゃん、と声をかけるバイタリティは無く、 部屋の中央の血を流す人形を、瞳の中に入れる。
教室の中、少しだけ足を踏み入れて、 そこから先に進むことができない。*]
(15) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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―― 現在/食堂 ――
[ クレープ生地を作りながら、またぼんやりと 文化祭の頃の事を思い出していた。 あの時は一生分のクレープを焼いた気はしたけれど、 こうしてまた作ろうとしているとはね、と。
フライパンを温めて、 さて作っていこうか、腕を捲り、]
[ 楽しいお菓子作りタイムを劈く悲鳴。>>#2]
(16) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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— 二度目のチャイムが鳴る前:渡り廊下 —
[わたしと屋台を往復していた柊くん>>1:624の視線は、 わたしの人差し指を追って屋台の中へ飛び込む。
炭蔵くんの話をすると、 柊くん>>1:627もその発想はなかったらしく、 わたしは同意するように頷いた。
その後、何だか考え込むような間。 わたしは急かすことなく柊くんを待った。]
うーん……。
[柊くん>>1:630の口から聞こえたのは、 メールの送り主がもう死んじゃった可能性。 わたしはすぐ返事ができず、今度はわたしが間を貰う。]
(17) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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|
……それなら、なんで今日だったんだろうね。
[名前の見えないメール。 3年9組のわたしたちに宛てられたメール。 クラスの中でも文化祭に深く関わった人がいることは、 この景色からも分かりやすい。]
少なくとも文化祭とは関係ない日でしょ。 それなら、この日に意味があるとするなら……、
[わたしは言葉を区切って深呼吸した。 口全体が乾いていたみたいで、唾液を飲み込む。]
(18) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
……今日、死んだの、かも。
[XX……ううん、遺書みたいだったメール。 誰か死と無関係だとは、どうしても思えなかった。]
そうだとしたら、止まったままだとしたら。 あの時から、ずっと立ち止まったままなのかも。
[わたしたちには知識>>1:585>>1:586がないから、 こうして2人で話したところで答えは出ない。
それがお互いに分かっていたからか、 わたしは柊くん>>1:647に倣って息を吐いた。]
(19) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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んーん。関係はあんまりないの、かな。 わたし販売担当だったから馴染み深いくらい?
ほら、準備したお釣りしか入ってなかったのに、 終わったらいっぱいだったでしょ。
当日盛況すぎてあんまり離れられなかったんだよね。 優秀な客引きさんたちのおかげかな。
[失敗したな、と思った。 柊くんが鈍くないことくらい、わたしにだって分かる。 わたしが上手く誤魔化そうとしても、 柊くん>>1:648は納得した様子には見えなかった。
それでもわたしはへらへら笑っていた。]
(20) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[当たり障りのない笑みを浮かべて 当たり障りのない会話を交わすだけ。 踏み込んでも行かないし、 踏み込ませる素振りも見せない。
——死≠ェ、 わたしがわたしでなくなること>>1:528なら わたしはもう死んでいるに等しい。
死人に口なし>>1:527。わたしは口なし。 だからわたしは、なんにも言わないよ。]
(21) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[それに10円を財布から増やした話をしちゃったら、 会計の向井くんに迷惑かけちゃうしね。
わたしの増やした10円で辻褄があったなんて>>1:95、 迷惑をかけるだけじゃなくて、きっと嫌がるよ。
わたしは勝手にそう思って、 たとえ柊くんに違和感を残してしまったとしても 最後まで口を開かなかった。]
(22) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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なに、この声、うるさ、……ッ
[ 耳を抑えようとしても、その声は聞こえる。 次いで聞こえるチャイムの音。……チャイムの音?
食堂の時計は、午後の8:50を指していて、 ……時間の流れがなんだか可笑しいと。 流石に怖気が走るような気がした。]
(23) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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|
1階の窓や昇降口は開かないんだったね。 じゃあ部屋をひとつひとつ見ていけばいいかな。
[わたしは柊くん>>1:660の提案に賛同して歩き始める。 一度だけ振り返ったら、そこには当然屋台がある。]
……ひとりぼっちは、寂しいよね。
[わたしたちが思い出として過去にした場所に もし未だ立ち止まっている人がいたのなら。]
だからわたしたち、選ばれたのかな。
[答えなんてないと分かっているのに、 わたしは最後に二言だけ言葉を置いていった。 きっとそれは、雪を運ぶ冷たい風に攫われて どこかに行ってしまうのだろうけど、 その前に、わたしは渡り廊下から離れる。]*
(24) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ つよがりみたいにふつふつと、 フライパンの上で生地は焼きあがっていく]**
(25) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ 思わず両手で耳を塞いだ。]
(26) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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── 現在・2階廊下 ──
[ 急に大きい音がするから。 音というか、人間の声だった。 ……ということは慎一にもわかる。
それから、聞き慣れたチャイムの音。 規則正しく鳴るはずの音。
規則正しいものって慎一は好き。 そのはずなのに、今ばかりは落ち着かない。 なんで? ってまた頭をよぎる。
だって、今はもう夜だった。]
(27) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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|
[ そうっと慎一は両手を下ろし、 それから恐る恐る慎重に歩き出す。
せわしなく周囲を見回していたら、 足元の確認が疎かになっていた。
裸足につっかけたままだった上履き。 踵にピリッとした痛みが走って、 そのときはじめて変化に気がつく。>>6
さっきまで、こんなになかったはずだ。 さっきまで、剥き出しの刃なんてなかった。]
(28) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
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[ ヒッと小さく息をのんで、 慎一はひどく顔をゆがめている。
皮膚のほんの表面をなぞった程度の、 浅い、浅い切り傷を視認して、泣きたくなる。
精神世界。九重の言葉を思い出す。 これが誰かの心の中だというなら、 かわいそう、というか、悲しいな。
泣きたい。から、ひとりでいるべきなのに、 慎一は今無性にみんなの顔が見たい。 どこにいるんだろう。誰の居場所も知らない。
だから、3年9組の教室のあるほうへ歩いてく。**]
(29) 2021/06/08(Tue) 00時半頃
|
|
── チャイムの鳴る前:1F階段にて ──
それは流石に分かるよ
[ 見れば分かる。>>1:640 ]
確かにな、これは俺も、 お手上げって状態だ
[ 尚、潔癖という訳ではないので、 勧められれば隣へと座り腰を据えて話すだろう。
それから、聞かれれば、>>1:641 自分の持つ情報はすべて伝えていた。 但し、炭蔵も理解できたとは言い難い為、 上手く伝えられたかどうかは怪しい。 ]
(30) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[ そうして、 鳩羽が少しずつ話し出す。>>1:642
因みに、どういう経緯で悩み事などと そういう話になったかは炭蔵は知らないが、 綿見から聞くのは良いのか、と思い浮かべつつ。 ]
── 親父さんと?
[ 噫、あの日聞けなかったことが聞けるのか。 ]
(31) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[ あの日のように、 ……いや、あの日以上に、 炭蔵は鳩羽の話を真っ直ぐに聞いていた。 良い友達と胸を張って言えるように。>>1:634
父と息子の関係性。>>1:644>>1:645 でも結局、根の部分で鳩羽は善人なのだと、 炭蔵は聞いていて強く感じていた。
視線は時折、宙を浮く腕章を見ていた。 ]
(32) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
いいや、こうして話して貰えて俺は嬉しい 鳩羽にとって恥のない友人だと ちゃんと思って貰えているみたいでな
[ 鳩羽が立ち上がってさえしてなければ、 隣に座っていたので腕章は、 手のひらの上に静かに落ちた。 ]
(33) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
それで、親父さんとは この場合、仲直り……というのだろうか? 許せなかったことに対しての、 話し合いはちゃんとできたのか?
[ 今朝のことだ。 母親がいないことを知ったのは。 この話を聞いて、もっと早く知っていれば良かった。 あの日のうちに、話を聞けたらよかった。 そんな念が幾つも湧き上がりはする。 ]
(34) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[ それでも、さっき暮石と約束したばかりだ。>>1:597 今、できることをしたいと思う。
鳩羽がこのことを教えてくれたのには、 意味があると炭蔵は信じたい。* ]
(35) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[死人を気取って、バカみたい。]
(36) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
— それから —
[柊くんと1階を探索したのは何時ごろだっただろう。 校舎の中は文化祭のまま止まっているのに、 時間はどうやら進み続けているらしい。 新しい部屋に入る度、時計と空がそれを教えてくれた。
職員室や隣の隣の会議室>>0:972は、 炭蔵くん>>0: 1170が書いた通り、誰もいなかった。 文化祭で自由解放されている以外の部屋の鍵は 職員室で管理されているらしい。 音楽室のタグがついた鍵がそのままぶら下がっていて、 無用心だなぁって呟いた。]
(37) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[購買のレジに見覚えのある文字と名前>>1:278があって、 少しほっとしたのも覚えている。 教室を飛び出して以来、向井くんを見ていなかったから。 安心したせいかお腹が鳴ったんだけど、 財布は教室の鞄の中。我慢した。
図書室は図書室でほとんど入ったことがなかったから、 わたしは本を見るより全体を見学するように歩いた。]
(38) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[柊くんと別れたのはいつだっただろう。 わたしはその後もふらふらと、当てもなく歩く。
途中、みんなが寝床を確保しようとしている場面に 出会えば、ちゃんとお手伝いはしたはず。
気づけば夜が迫っていた。 文化祭の準備でもこんな遅くまでいたことはない。 わたしはあちこちの蛍光灯のスイッチを押しに回る。
その間もカッターは点々と落ちていたし、 知らない誰かのため息はわたしの後ろをついて来た。]*
(39) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
―― 現在:1階保健室 ――
[ 見つかった予備の毛布に、 ベッドから回収した毛布を足せば、 なんとか人数分の寝床は確保できそうだった。 きっと保健室は女子に譲ってもらえると思うので、 男子の人数分、5枚の毛布を抱えて、 保健室を出ようとした時だった ]
(40) 2021/06/08(Tue) 01時頃
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|
えっ、
[ チャイムが鳴った。>>#2 朝鳴ったっきり一度も鳴らなかったのに。 いや、それよりも、 チャイムの前にかすかに聞こえたのは、
「もしなんかあったら大声で呼べよな」>>1:263
わかったって返事しながら、 そんなこと起こるわけないって、どこかで思ってた。 それなのに、どうして悲鳴が聞こえるの? ]
(41) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[ 毛布を思わず投げ捨てようとして、思いとどまった。 だって廊下にはカッターナイフが落ちて…… こんなに落ちてたっけ? 剥き出しの替え刃なんてあったっけ? いや、今はそんなことよりも、 優先すべきことがあって。 とりあえず、刃物が落ちてて危ないから、 毛布は廊下に投げだせない。 私は毛布を抱えたまま、声のもとを探そうとする。 いったん毛布を保健室に戻せばいいっていうのは、 頭から完全に抜けてしまってた* ]
(42) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
── 午後8時50分 ──
[ 鳩羽と会話をして別れたあとは、 空腹を満たしたり、トイレに行ったり、 ああ、寝床の準備が必要ならば それも手伝うつもりだったが、 ともかく今は、三階を散策していた。
その時だったのだ。 女の甲高い声が聞こえたのは。>>#2 ]
……なんだ、いまの
[ ポケットの中でカッターナイフの刃を、 少しだけ覗かせるように動かした。 ]
(43) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[ 階下からだ。 逸る気持ちを抑えるように、 階段を一段一段踏みしめて降り、 廊下は走らず、大股早歩き。
どうにも歩きにくくて、ふと床を見れば 足元のカッターナイフが増えている気がして、 更には剥き出しの刃まで落ちている始末。 危ないのはわかっている、片付けも必要だろう。
しかし、それよりも。先に、と。 音の出どころを探すように歩いていると、 今にも泣き出しそうな顔をした 向井の姿はあっただろうか。>>29 ]
(44) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
向井、
[ ただ、名前を呼んで彼の無事を確認しようとした。 *]
(45) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
— PM8:50 —
[先に悲鳴が聞こえ>>#2、木霊のようなチャイムが続く。 わたしは驚いて顔を上げた。 耳に甲高い叫びが残ったままなのに、 チャイムの音が更に押し寄せてくる。
音の出処は分からなかった。 けれど2階の奥、誰か>>14が教室に入っていくのが 見えれば、わたしはそちらに歩き出した。]
わっ、
[辿り着く前に歩みを止める。足元を見下ろした。 さっきまでの感覚で踏み出した足は、 カッターナイフを蹴り飛ばしていた。 それはおはじきみたいに次のカッターナイフに当たって、 隣にあった剥き出しの刃をも斜めに飛ばす。]
(46) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
……。
[さすがに言葉が出て来なかった。 いつの間に、死の数がこんなにも増えていたんだろう。 急ぐことをやめて、 わたしはゆっくりと3年10組の教室へ近づいていく。]
(47) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
— 3年10組 —
[そこには他に誰がいただろう。
そこには椅子があっただろう。 そこには誰かが腰掛けていて、 その誰かは首元を裂かれ、上を向いていた。 裂け目からはどくどくと血を流し、 だらりと手足を垂れ流している。
上を向く。何か札のようなもの>>#6と目があった。]
……っ!
[濃密な死と初めて出会って、わたしは身を竦ませた。 わたしが知っている死はお母さんくらいで、 お母さんの死はこんなに生々しくなかった。 わたしは入り口で立ち止まり、口元を手で覆う。]
(48) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
[叫んだりしなかった。泣いたりしなかった。 でもわたしは死んだままのわたしじゃいられなくて、 ううん、そもそも死んだなんていうのも烏滸がましい。
濃密な死の前で、わたしは甘ったれた子どもだった。]
……ぅ、……。
[わたしは口元を押さえたまま踵を返す。 足元のカッターを蹴り飛ばし、替えの刃も踏み潰して。 跳ねた刃先が靴下の上からふくらはぎをなぞった 気がしたけれど、そんなことを気にする余裕もなかった。
もし廊下>>29>>44に誰かがいたとしても、 ただ反対側へと走り抜けていく。]
(49) 2021/06/08(Tue) 01時頃
|
|
— 3F・音楽室前 —
[辿り着いた音楽室はやっぱり鍵がかかったまま。 わたしは扉に手をついて、ずるずると座り込む。 カッターのひんやりした感触がしても気にならなかった。 階段を駆け上がった心臓が胸を叩くような音を立てる。]
う……ぇ……。
[口の中に酸っぱい味が広がる。 何も食べてなくて良かった。 わたしの愚かさを零すことがなくて、良かった。
わたしは項垂れるように、 音楽室の扉へ寄りかかっている。]**
(50) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
|
|
— 回想:打ち上げまでの狭間にて —
「ひとみちゃん、ちょっとだけ時間もらっていい?」
[文化祭の時間も終わり、成功を噛みしめながら後片付けをしていた時、 美沙さんが申し訳なさそうに声をかけてきた。
近くのクラスメートに断って場所を抜けて、 校舎の裏の人気の無いところへ2人で入る。]
「ごめんなさい、今日しか時間が取れそうに無かったから」
別にいいですよ! 美沙さん、いつも忙しそうだから。 給料しっかりもらってる?
[美沙の表情はあまり明るくない。 何の話をされるのか、つい身構えてしまう。]
(51) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
|
|
「ぼたんちゃんは、元気?」
……はい。
[美沙さんはぼたんのことを知っている。 否定することもなく話を受け入れてくれる。 昔は良かったのに、今はなんだか聞かれるたびに居心地が悪い。]
「今から話すことだけど。 思い出したくない話だと思うから、 嫌だと思ったら言ってね。やめるから。」
(52) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
|
|
「……“亡くなった”誘拐犯について、なんだけどね。」
(53) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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「あれから長年かけて、ようやく身元が判明して……」
[美沙さんは教えてくれる。 私を拐った誘拐犯の素性を、警察で調べてくれていたこと。 話は聞いたけど、でも、知らない赤の他人だった。 家族に逃げられて孤独になって、ヤケになっての犯行、とか。 そんなこと、被害者の私に言われてもピンと来ない。 もう終わった話なのだもの。
誘拐犯が死んでいたことは、後から聞かされていた。 私が閉じ込められていた箱の近くで、事切れていたらしい。]
(54) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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「……それでね、この件についての調書を仕上げたいんだけど。 ひとみちゃん、つらいかもしれないけど、もう一度聞くわね?」
[美沙さんの表情が更に険しくなる。]
(55) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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「あなたは、誘拐犯が亡くなったことには関与していない。 ……それで、いいのね?」
(56) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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はい。わたしはなにもしらないです。 ぼたんがぜんぶ、しってます。
(57) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[5歳の私は何も覚えていなかった。 あの男に殴られていたのはぼたんだし、 その間、ずっと箱の中で震えていた記憶しかない。]
(58) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[……今になっても、自分のその記憶を信じ続けるのは難しかった。]
(59) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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あの、美沙さん。 ごめん、なさい。 ちょっと、気分が……。
[顔を手で覆って、声を絞り出す。 美沙さんの隈のある目を見返すことができなかった。]
「いえ、いいのよ。ごめんなさい。 できれば、また落ち着いた時に教えてくれると嬉しいわ。」
[美沙さんは謝ると、申し訳なさそうに去っていった。 残された私は、目の前がぐるぐるしているのを必死で落ち着かせる。]
(60) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[ねえ、ぼたん。 私はもう、きみのことを忘れたいんだ。 きみのことを考えるたびに、自分のおかしさに気付いてしまうから。
でも、ぼたん。 きみのことを忘れたら、きみは死んでしまうのかな。 わたしの記憶と感情を持ち去ったまま。]
(61) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[きみに生かされた私が、きみを忘れたいと思っている。]
(62) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[……文化祭の打ち上げの席にいた私は、 大好物のコーラを手に取りながらも、 一口飲んだきり大人しくしており、 食べ物にも手を伸ばさなかった。
表面上、屋台は大成功で楽しかったね、って、 笑う努力だけをひたすらにしていた。*]
(63) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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/* なんか村開始前に考えていた形とはちょっとズレてしまって 軌道修正が難しくなってしまったや……
(-2) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 01時半頃
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/* 今日の主役はひとみちゃんと樫樹くんなので、あとは後方をうろうろしていたい気持ち。 ひとみちゃん誰とお話したいでしょうか。帰宅部は常にうろうろします。うろうろ。
(-3) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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/* 延々と何も話しませんでいる訳にはいかないので、これは自分用ではなく対人用の準備でした。 やっとちょっと縛りがとれるぞー。わー! ねるー!
(-4) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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/* 落ちる前に芽衣ちゃんとお話できたらなーって 機会を伺っている
(-5) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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―― 回想:文化祭当日 ――
[ 綿見さんの眉が寄った。>>7 やっぱり私は綿見さんの気に障ったみたい。 それでも、綿見さんは返事をしてくれたから、 私はちょっとだけ肩の力を抜いた ]
すぐ戻るって言ってたから。 柊君、ずっと忙しかったし、
[ そもそも客引きは本来柊君の仕事じゃない。 柊君が快く引き受けてくれたから、 お言葉に甘えているだけ。 そんな優等生な回答をするけど、 実際のところ私に客引きなんてできないし、 抱えたチラシを持て余しているので、 柊君には早く戻ってきてほしいところなわけで、 私って、本当に口だけだ ]
(64) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[ 内心で自嘲しながら、 綿見さんの視線に混じる棘には気づかないふりで、 大丈夫、って言葉を続けようとして、固まった。
何かあるなら、言えば。>>8 吐き捨てるように言われた言葉 ]
(65) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[ 綿見さんは、私の返事を求めていないように、 そのまま背を向けて、さっさと行ってしまう。 私は心臓がうるさくて、 およそ盛況な屋台にふさわしくない顔をしていた。 綿見さんは、気づいてる。 私が、気づかないふりをしてるだけだっていうこと。 そして、それを不快に思ってる。
気づかないふりをするのが 最善だって思ってた。>>0:490 真正面からぶつかっても、 きっと、余計こじれるだけだって。>>0:651 でも、それって間違いだった? 私、また間違えた? ]
(66) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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……私、綿見さんに、何かした?
[ もうとっくに綿見さんはいなくなったのに、 私はぽつんと呟いた ]
それなら……その方が、いいな。
[ 綿見さんに、なにか不快に思われるようなことを してしまっていたなら。 その失態に落ち込むけど、私は素直に謝るだろう。 だけど、もし、もしも、私が何かしたわけじゃなく、 私という人間を綿見さんが嫌いなのだとしたら。 私の人間性そのものが問題なのだとしたら。 やっぱり私はどうしようもない出来損ないだ** ]
(67) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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/* 持っていたい楽しかった文化祭の思い出につらいエピソードを追加してしまったよ!なんてこったい。
(-6) 2021/06/08(Tue) 01時半頃
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[椅子の上のマネキンを直視するのが憚られて、 視線を天井に逃がすと、そこに何かがびっしりと敷き詰められている。 息が詰まりそうになりながらも、これって、 私がオカルトの相談を吹っかけた時に貰ったおふだに似ていると感じていた。
今もなお血を流し続ける人形。 これは、利美ちゃんを模している。 利美ちゃんの死を模している。 それだけが分かった。
じゃあ、利美ちゃんはどこ……?]
(68) 2021/06/08(Tue) 02時半頃
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[>>49ふと、近くの気配にやっと気付いた。 私の他にこの信じられない部屋の惨状を目にした芽衣ちゃん。 その反応を見ればこれは錯覚でも何でもないと思えて。]
芽衣ちゃん……!
[教室から出る彼女に続く。 本能的にもこれ以上ここに留まっていたくなくて、 マネキンを触って調べることもせず、芽衣ちゃんを追いかけた。
誰かとすれ違っても構わず、 着いてきてくれるようなら一緒に。]
(69) 2021/06/08(Tue) 02時半頃
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— 3F:音楽室前 —
[階段を駆け上がる際も、カッターナイフを踏みそうになる。 一歩間違えば樫樹くんのように滑って転がり落ちるかもしれない。 それは遠慮したいので、どこか理性を働かせて足を踏み出していた。]
ハァ、ハァ……。
[息が上がる。 廊下の向こう、音楽室の前で座り込む芽衣ちゃんが見えた。>>50]
あぶ、ない、よ。
[息を切らしながら、床のカッターに気をつけるように呼びかける。 彼女の様子は尋常じゃないけれど、無理もない。 あんなものを見てしまった後で。 私だって恐怖で叫んでしまいたかった。
さっき、剥き出しの刃を拾った時に軽く切った指の傷を、 反対側の手で撫ぜながら、芽衣ちゃんに視線を向けている。**]
(70) 2021/06/08(Tue) 02時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 02時半頃
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── 20:50 ──
[その時俺は、1Fにいた。
購買でお茶を買おう、そう思って階段を降りたとこ 遠目に保健室から出てくるノエの姿が見えた>>40 そこで、この奇妙な日常に、異変が起きた。
聞こえてくるのは… 悲鳴。 それから、チャイムの音。
思わず足が、止まってしまった。 誰の。なんで。
今まで一度も鳴らなかった、チャイム。]
(71) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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[踵を返す。悲鳴は、上から聞こえた気がする。 走り出した俺の足元に、増えるカッターナイフ ]
うおぁ、なんでだよ
[慌てて飛び退く。大丈夫、怪我はねえが。 今この道、通ってきたはずなんだけど。 カッター、全部道の脇に蹴っ飛ばしたんだけど。 なんで増えてんの。って疑問が湧いて。消える。
今はそれどころじゃなかったから。]
(72) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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[今の悲鳴 ─── トシミの声に、似てる。]
(73) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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[二段飛ばし、階段を駆け上がる。 廊下を向こう側に駆けてくメイの姿が見える>>49 ユーガたちとは違う階段だったのだろう>>44 俺はまあ誰かとすれ違ったかもしれねーけど なんにせよ、メイが出てきた教室のほう。
遠目だったからさ、 最初3-9かって思ったんだよ でも、3-10の入り口から、 すぐひとみがメイを追いかけてったから>>69 ああ、こっちなんだ、って。 ]
(74) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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おい、なにが‥ ひっ
[見えたのは教室の中の光景で。 当然見覚えのある制服が、真っ赤に染まっている。 最初 ─── 当然のように、ヒトかと思った。 いや、違う。どこからどう見たって、トシミだった
思わず一歩後ずさった。 駄目なんだって、ホラー。まじで。]
(75) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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[救急…車………とか、言いながらさ。 でも俺、息を飲んで、教室の中に入るわけ。 吐かねーように、口を押さえてさ。]
………人形………
[作り物の関節、白い肌。 でも、それは酷くトシミに似ている。 恐る恐る手を伸ばして赤色に触れれば、 ぬるり、とした血の感触が感じられて それはまだ、どこか温かいまま。
顔が酷く歪む。どうして。なんで。誰が。]
(76) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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こんなことしたの、誰だよ
[自分でも驚くくらい、低い声が出た。 一切騒がず、一切喚かず、怒りだけを湛えた声 ]
………悪趣味、すぎんだろ。 悪ふざけにも、程があんだろ。
[これも?メールの送り主の仕業、ってわけ? あまりに非現実的な光景に、そうとしか思えなかった。 だとしたら、一人で死ねよ。なんて。 言っちゃいけねー言葉が頭を過って、飲み込む]
(77) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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………じゃあトシミは?
[これは、人形。じゃあホンモノは? 見える範囲を見渡しても、トシミは居ない。
ホントはこの人形も、 このままにしておきたくねーんだけど
誰か居たなら「トシミ探してくる」って言って。 誰も居なかったなら 3-10の扉はきっちり閉めて飛び出すだろう。]
(78) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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[最初、3-9に飛び込んで、 寄せ書きみたいになった黒板に一言
『 3-10で人形が殺されてる 』
人形って、殺されるのか、わかんねーけど。 トシミ、なんて書きたくなくて、人形にした。 俺は、先にトシミを探そうと、廊下を歩き出す。 誰かとすれ違ったら状況は伝えるつもり。]**
(79) 2021/06/08(Tue) 08時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 08時半頃
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― チャイムが鳴る前・渡り廊下 ―
[暮石と屋台の方を覗きながら 番代は先に戻っているのだと言う>>0:629 動揺のせいか酷く汗をかいていた彼女、 どことなく元気がないようだったので ちょっとだけ気にはなったけど。
上に行くなら皆いるだろうし、ってことで そのまま見送ることにした。 既にカッターは持ってるようだったし。
屋台を見ながら思ったことを口に出せば 暮石が考え込むような素振りを見せる。>>18 続いた台詞に一瞬、息を飲んだ。]
(80) 2021/06/08(Tue) 09時頃
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それは…………
[確かに、それはそう。>>19 文化祭の時死んだことが トリガーで止まってしまったなら、 「今日」まで動いている方がおかしい。
もしも「今日」死んでしまったのなら。 そうして、過去の楽しい文化祭が 送り主の拠り所になっているのだったら。
…小難しいことはよく分からないけれど 何となく辻褄は合う、ような気はする。]
………それは、なんつーか……… 切ないね。
[率直な感想をぽつりとつぶやいた。 だって、ものすごく現実で嫌なことがあって 思い出に縋るみたいにこの世界を作ったってことでしょ。]
(81) 2021/06/08(Tue) 09時頃
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…でも俺さ。
ちょっと分かる気もするんだー。 やなことあって、そこから先に進めない そこで時間が止まっちゃう感じは。
[まあ、でもそれだけあれば十分、なんて 浸れるほどの幸せな思い出はないかもな。 文化祭は楽しかったけど、普通に楽しかっただけだ。
そう言う意味ではちょっと羨ましいかもしれない。 なんて、不謹慎な話かな。]
(82) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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[レジとそれとどういう関係があるんだろう。>>20
視線を向けてもへらへら笑う暮石は、 のっぺりとした仮面で表面だけを覆い隠してるような そんな印象を受けた。 だって俺も似たような事よくするから。
ともあれそれ以上を話す気はなさそうで、 話は他の場所への探索へと移る。 部屋を一つ一つ見てみよう、ということで話は纏まり その場を離れようとした所でふいに暮石が振り向く。]
…………うん、寂しいね。
[何を思ってそう口にしたのかはわからないけど、素直に頷いた。
この文化祭の日に一人きり。 取り残されているのだとしたら、確かにそれは酷く寂しい。 独り言のように続いた台詞には、少しドキッとしてしまった。>>24]
(83) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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俺ら文化祭関係で集まって来たと思ってたけど、 そうじゃなくて、 寂しい奴らが呼び集められてきたってこと?
[選ばれし者。冗談みたいに番代はそう言ったけれど あながち間違いでもないのかもしれない。 心当たりはありすぎるほどあったから否定できなかった。 ここにいる皆、そうだって言うんだろうか。暮石も?
はあ。 またどこかでため息が落ちる。]
(84) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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…………寂しいやつを沢山寄せ集めても、 寂しさはゼロにはなんないのにね。
[自嘲するようにそう零し。 答えは期待してなかったから、 屋台に背を向けてその場を立ち去る。*]
(85) 2021/06/08(Tue) 09時半頃
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― 回想・文化祭と音楽室 ―
[春から始まった音楽室の30分は、 気楽で、奇妙な時間だった。
暮石とお互い何かを話すわけでもない。 気の向いた時だけ来て、碌に挨拶も交わさずに ただピアノを聞いて帰っていく。
約束とかそういう類のものではなかったし、 暮石も別に待っているわけじゃないと思ってたから 本当に好きな時にだけ来ることに、 罪悪感もなんもなかった。
ああ、でも、理由ももう忘れちゃったけど 偶々一ヶ月くらい間が空いたことがあった。 次に顔を見せた時に暮石が初めて 声をかけてくれたことは覚えてる。>>0:1036]
(86) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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……どーも。
[やあ、何て言うからそんな風に返して、 何となく妙におかしいような気持ちで目を細めて。
よくへらへら愛想笑いを浮かべてる暮石だけど その時垣間見えた驚きや安堵は本心ぽかったって言うのかな、 その反応がやたら嬉しかったんだ。
明らかに異物でしかない筈の俺だけど この空間に受け入れて貰えたような気がした。 特に来る頻度が変わるわけでもなかったけど ちょっとだけ会話する機会は増えたかも。>>0:1037
って言っても、いい天気だねとか、 今日疲れたねとか、そんな他愛ない話だけど。]
(87) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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[何も言わない、何も聞かない。 流れるピアノの音は静かに寄り添ってくれるようで いつしか勝手に居心地の良さを覚えていたんだと思う。
たった一人の観客として 存在を許されていることが嬉しかった。
だから、喩え暮石の寿命の指針に 使われているだけだったとしても、 俺は特に構わなかった。>>0:1038]
(88) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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[打ち上げが終わって、次の月曜日。 暮石から聞かれたことに俺は驚いた。>>545 文化祭の時のことを指してるんだろうなって、 すぐに予想はついたから。
醜態を見られていたこともそうだし、 彼女がそれを覚えていて、 今ここで触れたことも。
多少騒ぎになっていたから 知っててもおかしくないんだけど、 皆あの時は忙しかったし、 過ぎれば忘れてしまってもおかしくないことだ。
ぽかんとしていたら暮石がなんでもないよって言う。>>545
…乗って、合わせても良かったんだけどさ。 その時の俺はやっぱりちょっと弱ってたのかな。]
(89) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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…あんまり。 大丈夫じゃないかも。
[こんなこと言ったら暮石も困るかな。 いや、気にしないかも。どうだろ、分かんないや。
壁を背をして体育座り。膝に顔を埋めて。 暮石がいつも通りにピアノを奏でだせば やっぱりそれを黙って聞いていた。]
(90) 2021/06/08(Tue) 10時頃
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音楽ってさ、すげーね。 ちゃんと喜怒哀楽はあるのに、 聞いてると落ち着く。
[演奏が終わった時に、小さく呟いた。
この頃には俺も春より少し耳が良くなって ちょっとしたミスくらいなら 聞き分けられるようになってたけど それでも心地よいと感じていた。
ピアノが好き? って問いには答えて貰えなかったけどさ。 少なくとも俺はこの時間が、 暮石のピアノの音が好きだった。 …んだろうな、きっと。**]
(91) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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心外だな。 私が九重さんを殺したりするわけないじゃない。 みんなのこと殺すなんて、そんなことするわけない。
九重さんは帰っただけ。 マネキンとすり替わって、九重さんは帰っちゃった。 私、もうちょっといてほしかったのに。 こんなに急いで帰ることないと思わない?
大丈夫、みんなちゃんと帰れるよ。 心配しなくても、死ぬのは私だけだから。
(*1) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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/* 番代さんは正当防衛だと思う。
(-7) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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[ うん。 今にも泣きだしそうな顔を隠す間もなく、 向井慎一はそこにいる。見つけられる。>>44]
(92) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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── 現在・2階廊下 ── ユーガ。 かかと、切った……、 [ ひっかき傷程度にね。 というか、猫に引っかかれたほうが、 よっぽど深い傷ができると思う。 でも、今にも泣きだしそうな、 あるいは呆然としたような感じで、 慎一はやってきた委員長に報告をする。 気にしないでほしい。 不穏で大きな音がして、 鋭いものを踏んづけて、 ちょっとびっくりしているだけだから。]
(93) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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[ しきりに何かを指先でなぞって、 気分を落ち着かせるだけの時間もなかった。 だから──まあ理由なんてそれだけ。 成長したって言ったって、 慎一は昔も今もずっと些細なことで溺れる。 どうでもいいことで泣きだしそうになる。 それを息ごと飲み込む術を覚えただけ。 たまに、飲み込むことすらできなくなるけど。 まあでも、一回泣いちゃえば落ち着くかもね。 そっちも一回泣いとかなくて大丈夫? ……とは、慎一は聞いたりしないんだけど。]
(94) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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[ 別にため息のつもりもないんだけど、 慎一はよく息を詰めてるから、 ため込んで吐き出して「はあ」って言う。 声をかけてきた男の方を見るけど、 前髪が重たくっていけない。 その下で泣きそうだったりしない? 声が震えていたりはしない? しないんだろうなって慎一は思う。 勝手にそう信じている。 君が炭蔵祐駕だから。 だから、震えを押し殺した声で言う。 慎一もなるだけ表に出さないようにと。]
(95) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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そ、それに、声…… 声したから……、 [ 別に声の主を探してたというより、 慎一が不安だったから、 みんなの姿を探しただけなんだけど。 どっちともとれる言い方をして、 周囲を見回してみれば、 その場所は見つけられたかな。 人の声や出入りする音で少し騒がしい。 慎一は耳ざといほうであるから、 ふいとそちらに顔だけを向けた。 歩き出すのは、まだ少し躊躇うように。**]
(96) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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―― 現在:廊下 ――
[ 毛布を抱えた私の機動力は低い。 聞こえた悲鳴も声が遠くて、どこから聞こえたのか よくわからなかった。 でも、鳩羽君のうろたえた声が聞こえて>>72 その後階段を駆け上がっていくのが見えたから、 ああ、上の階なんだっていうことはわかった。
カッターナイフ塗れの廊下に、 絶対に毛布を落とすわけにはいかない。 だから私は毛布を慎重に抱えて、 あっという間に見えなくなった鳩羽君を追いかける。 上履きの底の耐久力を信頼して、 足元はあんまり見てない。 というか、毛布を抱えてると見えない。 時々、ばきっと踏んだ替え刃が折れる音がした ]
(97) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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[ 途中、休憩所で毛布をおろして>>1:651 ようやく私はまともに動けるようになる。 廊下に人影が見えた。向井君と炭蔵君だ。>>93 あそこは、3-9の教室の前? 教室で何かあったの? ]
何があったの?
[ 声をかけながら、私は二人に近づいていく。 まだ私は、悲鳴の発生源が、 もう一つ先の10組の教室であることには 気づいていなかった** ]
(98) 2021/06/08(Tue) 10時半頃
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/* 窓が開いてて濡れた廊下は掃除しようと思うのに、カッターナイフを片付けなきゃとは思わない認知の歪み。
(-8) 2021/06/08(Tue) 11時頃
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── 回想:チャイムのなる前・階段 ──
……おう。 そりゃそうよ。
[“鳩羽にとって恥のない友人”なんて言葉に>>33 なぜか俺が誇らしくなって、胸を張る。 いや違う、逆だ。逆…のはずなんだが、まあいいか 事実、ユーガのことは常々すげーって思ってるし 尊敬だってしてる。
…重く受け止められすぎちまうかな、って ユーガの性格、思い浮かべてそう思って。 今まで話せなかったところは、あるけど。]
(99) 2021/06/08(Tue) 11時頃
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[だけど、仲直りとか話し合い。>>34 そんな言葉には首を横に振って、緩く笑う ]
いや?できてねえ。 今日だってさ。納得いかないまま家出てきた
だめだってのは判ってっけどさ 正直今はどーすんのが正しいのか判んねえし こっちも義務教育の子供じゃねーんだし 今はあんま、向き合いたくもなくて。
[ユーガがもし俺に、向き合えって、 万が一俺を想って言ってくれたとしても。 それがユーガのみつけた「できること」だとしても 曖昧に笑って首を横に振るだけ。]
(100) 2021/06/08(Tue) 11時頃
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難しいよな。
ぶっちゃけ、向き合いたくねーから この世界に逃げたと思ってたんよな、俺
[ぽつり。 廊下の隅に転がったカッターナイフを見ながら。 今の状況が「精神世界」の話だって知らないさっきまで この世界は現実逃避してえ奴らの生み出したトコだって マナと話してたんだよ、って伝える。>>1:260
そして精神世界の話も、 あながち視点は、遠くない。 ただ、俺は巻き込まれている側だというだけで。]
(101) 2021/06/08(Tue) 11時頃
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あんとき、ユーガは学校、 サボりたくねーって言ってたけど 今もそれは、変わんない? 逃げたいって思いたいこととか、ねーの? [暗に。向き合いたくねーから、この世界に逃げ出した そんなひとりだったり、メールの主だったり。 しねーよな。っていう、確認も込めて。
腕章というバトンは、今ユーガの手の中にある。]**
(102) 2021/06/08(Tue) 11時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 11時頃
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― チャイムが鳴る前・探索 ―
[その後は、暮石と連れ立って 暫し1階を探索していた。>>37
会議室も職員室もやっぱり誰もいない。 つけっぱなしになってる音楽室の鍵を見て 暮石は不用心だなって言ってたけど、 まあ早々入る輩もいないだろう。
不思議なもので、食欲や排泄欲なんかの 生理現象は当たり前のように訪れる。 食べて大丈夫か?って思いはまだあったけど この頃には俺も腹が減って来て 飲まず食わずでいるのもしんどかったから 購買から幾つか余ってる食糧を失敬することにした。]
(103) 2021/06/08(Tue) 11時半頃
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[ちなみに俺も緊急事態だし 多少パクっても許して貰えるんじゃね派。 なんだけど、財布ないからって遠慮してる 暮石見てると、流石にそれは言えなかった。>>38
コートのポケットに突っ込んでいる財布から 硬貨と一緒にメモを置いて カツサンドと焼きそばパンとツナマヨおにぎり、 あとお茶を貰っておく。
暮石も腹すかせてるようだったので 好きなの一個あげようとしたけど、 受け取っては貰えたかな。]
(104) 2021/06/08(Tue) 11時半頃
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[時間の感覚は全くないんだけど そろそろ皆寝床をどうしようか考え出してる所らしかった。
女子は保健室で男子は休憩所で>>1:651 ってことで落ち着いたっぽい。 毛布は譲って貰えたんだろうか。>>1:659 布団代わりのマット運びに駆り出されたから、 多分その頃には暮石とも別れて 各々自由行動してたんじゃないだろうか。*]
(105) 2021/06/08(Tue) 11時半頃
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[つんざくような悲鳴が聞こえたのは、 少しだけこの異空間も見慣れて 落ち着きを取り戻し始めていた頃だった。]
(106) 2021/06/08(Tue) 12時頃
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― PM:8:50 ―
[直後、酷く場違いなチャイムが鳴り響く。>>#3 最初にえっ、て思って、 硬直したまま辺りに視線を走らせた。
辺りはすぐに何事もなかったかのように 先程までの様相を取り戻したけれど、 校舎全体に響き渡るような絶叫は 耳にこびりついて離れない。]
(107) 2021/06/08(Tue) 12時頃
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……なに、さっきの……
[おそるおそる。 聞こえてきた悲鳴を辿って、 3-9の教室までやって来た。 ううん、違う、ここじゃない。
既にちらほらと悲鳴を聞きつけた誰かしらが 集まって来ていただろうか。 吸い寄せられるように10組の教室に立ち入って、 広がっている光景に絶句した。]
(108) 2021/06/08(Tue) 12時頃
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[煌びやかな文化祭の装飾の中、 そこだけ異様な光景が広がっていた。
最初に見た印象は、人が死んでる。だった。 首元が大きく裂けた死体が だらんと四肢を投げ出して ぽつんと椅子に座っている。>>#6
その姿形、見覚えのあるクラスメイトを想起させ 言葉を失ったまま息を飲んだ――――]
(109) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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………… こ、 ここ、のえ、ちゃん………???
[掠れた声でかろうじて、呆然と呟く。
俺はここに来てから九重とちゃんと話していない。 オカルトとかそう言う方面には いまいちついていけなくて、 どう反応していいか困るから 普段からあんまり積極的に話しかけもしなかった。
でも、確かについさっきまでそのあたりに居て、 校舎の中を歩いていたのに。…なんで。]
(110) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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[混乱して、動揺して、立ち尽くしていた中で。 いつの間にか側にいた鳩羽が ぽつっと呟く声で我に返った。>>76
………人形?
言われて恐る恐る一歩踏み出し、 それを凝視してみれば、 確かにそれは九重によく似た人形だった。 つるりとした肌に、作りものの関節。
少し確かめればすぐに人形だと分かるのに それだけこの人形には 鬼気迫るような迫力があった。 どくどくと流れ続けている真っ赤な血も まるで本物のようで………… 本物じゃない、よな?]
(111) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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[目玉クレープなんか目じゃないくらい グロくて、悪趣味で、冒涜的な光景。
抑えた声から怒気が伝わって来る>>77 俺は鳩羽がこんな風に怒ってるのを初めて聞いた。
こういう場面で咄嗟に怒れるの、 やっぱりレンはいいやつだなあ、なんて 何だか酷く場違いなことを考えてしまって 自分の薄情さにもびっくりした。
俺はと言うと悲しみとか怒りとかの前に、 この状況に感情が追いついてこなくて ちょっと思考停止状態に陥ってしまっている。 まともに考えると恐ろしいから、 無意識にストッパーをかけているのかもしれない。]
(112) 2021/06/08(Tue) 12時半頃
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[鳩羽が走り去っていくのを足音だけで確認して、>>78 ようやく身体を動かすことが出来た。
あれは人形。それ以上でも以下でもない。 だから大丈夫。大丈夫。怖いことなんか何もない。
自分自身に言い聞かせながら一歩一歩近づいて、 椅子の下に広がる血を踏まない所で立ち止まった。 つんと鼻を突く臭いはやっぱり本物の血液に見える。
……何故?
今更、誰がこんなことしたんだ、って さっきの鳩羽の疑問が遅れてやってくる。 尤もそれは怒りじゃなくて、単純な疑問、あるいは恐怖だ。]
(113) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[首元がぱっくり裂けた九重人形は 虚ろに真上を見上げている。
それを追って何気なく天井に視線をあげれば びっしり敷き詰められた御符が目に入って 今度こそぎょっとしてしまった。]
うわ。
[その瞬間に急き止められていた恐怖が一気にやって来て、 ぞわわっと全身が泡立つ感覚を覚えた。]
(114) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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── 現在:2F廊下 ──
[ まるで幼くなったみたいに言う。>>93 怪我をしたんなら、泣きたくもなる。 例え他人から見て、ささくれのように小さくたって 痛いものは痛い、─── だから、 こんな顔もしたくなる、のだろう
しかし、本当にそれだけか? ]
化膿したらマズイな ……保健室にでも行くか?
[ 息を飲む余裕すら忘れた向井に、 前髪で顔を隠した炭蔵は言う。 ]
(115) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[ 炭蔵の声は、決して震えたりしていない。>>95
この人生の中、泣いたことがあるのは、 この世に産まれ落ちた時、 泣くこと以外に手段がないぐらい小さな頃、 恐らくそれぐらいしか記憶がない。
転んで足を擦りむいたって、 突然大きな物音がしたからって、 炭蔵は泣いたことはない、と思う。
だから、これからも、 頼まれても泣いたりはしないと 今の炭蔵は思っている。 ]
(116) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[ それから、「はあ」というため息が聞こえた。 それは目の前にいる向井から発せられるもので、 訳のわからない幻聴などとは違う。
幻聴と言えば、そう、声だ。>>96 あれは幻聴とは確実に異なり、 向井にも聞こえたものらしかった。 ]
…… 騒がしいな、
[ 向井の視線が向けた方、 3-9ではなく隣の3-10に同じように顔を向ける。
何人も出入りしているのが見えただろう。 ]
(117) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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……お前は、ひとまず保健室にでも行ってこい ひとりが怖いなら着いていってやってもいいぞ
[ 気になるのか、行きたくないのか。 躊躇う姿にそう言葉を投げかけた。>>96 ]
(118) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[ そうこうしているうちに、 黒沢の声が聞こえる。>>98 これまで彼女が何をしていたのか知らないが、 今後のことを見据えて寝泊まりできる場所を 確保してくれていたと知れば、 流石だな── と思っていたに違いない。 ]
俺たちも、まだ此処に来たばかりで 何もわかってはいない。 どうやら、隣で何かあったらしい
[ 親指で隣のクラスを指し示した。 そうして、向井と黒沢を交互に見て、 ]
(119) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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コイツを保健室に連れて行こうとしたところだが、 黒沢は見てくるか?向こう
[ 身体の向きを変え、足の位置を変えるたびに、 足元でガチャガチャと カッターナイフの擦れる音が鳴っていた。 **]
(120) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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[え、もう、無理。無理無理。 まじでなんなのこれ!?
咄嗟にその場から逃げ出したくなったんだけど 辛うじてこれそのままにしとくのどうなのって 一欠けらの良心が勝った。
10組のカーテンを乱暴に剥ぎ取って、 九重人形の上から被せておく。 もう大分遅いかもしれないけど、 刺激の強い光景だしさあ。
もし誰か…メンタル図太そうな奴が来たら 手伝いとか頼んだかもしれない。 俺もあんまり手際よくないしね!**]
(121) 2021/06/08(Tue) 13時頃
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―― 現在:3-9前廊下 ――
隣?
[ 炭蔵君が示したのは、隣の教室、3-10>>119 そんなところで一体何があったんだろう? 私たちの教室のすぐ隣で、悲鳴を上げるような 何かがあったなんて、あまり考えたくない。 そんな思考は保健室と聞いていったん途切れた>>120 ]
保健室? 向井君、怪我したの?
[ 向井君は元気がなさそうだけど、>>96 ぱっと見た感じ、大きな怪我はなさそうだった。 だけど、なにしろ廊下はカッターナイフだらけだし、 怪我をするのも無理もないと思う ]
(122) 2021/06/08(Tue) 13時半頃
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私は、 ……うん、確認してくる。
[ 向井君の様子も気になるけど、 大きな怪我ではなさそうだし、 付き添いは一人で十分でしょう。 こういう時、かける言葉ってなにが相応しいのかな。 お大事に……あまりぴんと来ない ]
気を付けてね。
[ 足元のカッターナイフに。 悲鳴を上げるような何かに。 朝、教室を出ていく人にかけた時より、 その言葉はずっと現実味を帯びてしまっていた* ]
(123) 2021/06/08(Tue) 13時半頃
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―― 現在:3-10教室 ――
[ 悲鳴を上げかけて、必死で飲み込んだ。
3-10は異様な光景になっていた。 教室の真ん中に椅子が一つ。>>#6 そこには、血を流した誰かが座っていて、 柊君が教室のカーテンを必死で外していた。>>121 もつれる舌で、私は必死に、喘ぐように声を出す ]
なに、これ……何があったの?
[ 血を流した誰かは、女子の制服を着ていた。 上を見上げるような格好のその子は、 九重さんによく似ていて、 だけど、目も鼻も口もない、のっぺらぼうだ ]
マネ、キン?
[ でも、それならどうして血を流してるんだろう? ]
(124) 2021/06/08(Tue) 13時半頃
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[ 足が震える。床に座り込みそうになって、 でも廊下にはカッターナイフだらけで、 必死でこらえた私は、ふらっと教室内に足を踏み入れた ]
……手伝う。
[ 何か作業をしたかった。 柊君とは反対の端からカーテンを外していく。 まだ足はがくがくしていて、 外すというよりカーテンに縋りついているみたい ]
柊君は、何があったか、知ってる?
[ 外し終えたカーテンを柊君に差し出しながら、聞いた** ]
(125) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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─ 少し前 : 校内 ─
[ あてもなく校舎を歩いていた 相変わらず3年9組以外の人は見かける事無く
クラスメイト以外を消し去ったままに 文化祭の日縫い留めた光景は とても現実のものとは思えなかった
加えて、もちろん全てを試したわけではないが 何故か校舎から出る事は出来なくなっていた ]
(126) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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…誰か、死にたがってるのかなぁ。
[ ふ、と足元のカッターナイフを拾い上げて カチカチと手持無沙汰に音を鳴らせば 飛び出た小さな銀色に困惑した高校生の姿がぼんやり浮かぶ
こんなものは登校した時にはもちろんの事 文化祭の日にだって無かった筈だ。
それは"誰か"からのメッセージに思えるのに それが誰なのか、一人一人の顔を頭に思い浮かべても 当てはまるようで何一つ当てはまらない。
自分なんかに分かるわけがない。 …それがどうしようもなく寂しかった ]
(127) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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[ 分かることなんて、あのメールの送り主は 引導を渡された後の世界に行った後にも 文化祭の思い出を持って行きたいと思う程 楽しく思っていたのだろう、と。
そんな推測だけ。
不可思議な状況の中で、今の状況と メールの送り主は無関係と思う方が難しかった
文化祭での落下事件で間接的な関わりになったとはいえ 自分にとって文化祭は「 楽しかった 」
そう言う事は出来るけれども 深い思い入れがあるかと問われれば その答えは否だった。
だから ]
(128) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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何で限界まで溜め込むかなぁ。 助けてくれる奴絶対いただろうに
[ 文化祭を「楽しかった」と言い切った誰かへの 八つ当たりだと知りつつも窓ガラスに映った 自分に向かって毒づいた。
皆と文化祭で深い思い出を築いたくせして 何一つ悩んでる事を打ち明けず。 限界になってから皆を巻き込んで。
もし仮に自分がそれを知ったとして その"誰か"を救える自信なんてまるで無いくせに。 "誰か"が分からないから無責任に言葉を放つ ]
(129) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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[ ──はぁ。
深い深い溜め息が耳を打つ。 自分が無意識に漏らしたのか 或いは何処からか聞こえたのか。
…判断は出来なかった ]
(130) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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─ 現在 : 3年10組 → 廊下─
[ ふ、と気付くと大分時間が経っていたようだ 校内から出る事は出来ない。 教室に戻ろうとして]
…悲鳴!?
[ 劈くような悲鳴>>#2にドキリとして足を止めた
何処か聞き覚えのある悲鳴…。 昼間にも一瞬すれ違った九重のものだろう
続いて朝にも聞いたチャイムの音>>#3
…きっと何かあった。 悲鳴が何処からかは分からなかったけれども 何処か人の居る場所へ行こうと 3年9組の教室の方へ駆けだした ]
(131) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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何かあった…よな
[ 通りがかった3年10組の前。
思わず覗き込むと"何か"にカーテンを 被そうとしていた柊>>121の姿とそれを手伝う 黒沢>>125の姿が目に入った
人形の状況を詳しくは見ていないけれども 一般的に日常で目にするような光景では無い事実だけは 鮮やかな赤と共に頭に捻じ込まれて ]
(132) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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…、ごめんっ!
[ "手伝うよ"
そう言うつもりだったのに口を衝いたのは逆の言葉だった
メンタルは残念ながら強くない。…どちらかと言えば弱い。 特に血を見るのが昔から大の苦手だった。
ぐわんと視界が揺れそうになり男子便所の方へ 慌てて逃げ出していた。
足元ではいつの間にか落ちていた 剥き出しのカッターナイフが踊る
不可思議な状況に混乱と動悸が収まりそうになかった **]
(133) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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/* ソロル村じゃないんだから、ちゃんと話したいんだけどね…(PL都合にPCが引っ張られてる図) ちゃんと来れる保証が無いから多角になると死んじゃうんです
(-9) 2021/06/08(Tue) 14時頃
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── ? ──
[ 別に、綿見家に何か問題があったとか。 トラウマになりかねないような事があったとか、 そういうのは別段、無かったんだ。 ただ何か欠けているような気は、ずっとしてた。
ただ両親は共働きで、一人でいる事が多くて。 ある時それを寂しいよって言った気がする。 そうしたら、
『 茉奈には本当は双子のきょうだいが 居たかもしれないのよ 』 って。
これが欠けたものだったのかなって。 そうだよって、脳裏に声が響いた、気がした。]
(134) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ 私が受け取っている愛は二人分。 なら私も二人分頑張らないと。
……なんて。昔はね。 健気にもそんなことを思っていたけれど、 私に出来ることはどこまでも一人分。 飛び抜けて頭が良いわけでもないし、 運動がとっても得意な訳でもなかった。
生きることを私は出来るけれども、 生きやすくなる能力は、あの子が持ってるんだ。 それこそ私の分まで。]
(135) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ それで。 全部悟った。 頑張っているけど、 頑張っていたけれどどうにもならないって。
本当はそんなことありえる訳もないし、 ずっと鳴り響く実態のない声なんて 私の思い込みの幻聴だって一蹴すれば それまでの話なんだ。
…………私、諦めたく無かったのかな なんてことは、思うけれど。 うるさいうるさいあの子の声は、 もう私を追い詰めることしかしない。]
(136) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ もう互いに罵り合う事しか出来なかった。
あの子ならきっと出来るんでしょう、 私の分まで持ってるんだから。]*
(137) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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── 現在/食堂 ──
[ 無心でクレープを作っていた。 こんな状況下でおかしいのかもしれないけど、 こんな状況だからこそ、というところはあって。
さっきの。鳩羽くんとのやりとりを ぼんやりぼんやりと思い返す。]
(138) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ 文化祭だけが楽しかったということ>>1:654、 ……それ以外には、何かしら苦しかった、って。 それ以外に楽しい事が何も無かった、って。 きっと息苦しいだろうなとは、思う。
楽しいことをしていて罪悪感を抱くってことも 無いわけでもない、……のは、経験則として。]
こっちは一緒に楽しんでるつもりだったけど、 実はなんにも楽しめてなかったっていうのは。 堪えるとこは、あるね。……
(139) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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でも、まあ、……そこまで私達が背負うことは それほどないと思うよ、優しい鳩羽くん。
[ 人が抱え込めるものは限度があるから。 他人の荷物まで頑張って背負いまくって こちらが潰れてしまうこともある。]
考え過ぎない方がいいんだよ。 しょうがないことが多いから。
[ そんなことをぽつりと、諦めたように零して、]
(140) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ ──── で、現在。 目玉商品のグロいクレープはちょっと自重した。 手元に完成したのはおかず系クレープが幾らかと 材料のあったチョコバナナなどなど。
ラップをして冷蔵庫に入れて、 クレープがあります、なんてメモ書きもひとつ。
教室周辺の喧騒はまだ知らない。 持って行った方が良いだろうか。 悠々と、焼き立てをひとつ頬張りつつ。]**
(141) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[そんなに手先が不器用ってわけでもないのに 震える指先じゃカーテンを剥ぐのにも四苦八苦して ああやっぱ俺動揺しているんだなって どこか他人事のように思った。
がちゃがちゃ金具と悪戦苦闘していると 後ろから足音が聞こえてきたから ばっと振り向いてその姿を見る。>>124]
………副会長。
[扉、閉めてから作業すればよかったなって 困惑している彼女の様子に今更思い至る。
何があったの、疑問も無理はないけれど、 俺も生憎その答えを持っていない。 浮かない表情で首を横に振った。]
(142) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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── 現在・2階廊下 ── …………。 [ 「保健室」というワードが聞こえて、>>115 慎一はとっさに首を横に振っていた。 騒ぎ立てるほどの怪我じゃないことは、 慎一が一番よくわかっている。 ただ驚いただけ。ヘーキヘーキ。 それを口にできればいいんだけど、 そこまでの余裕はなかったので、 ボディランゲージに頼った次第だ。]
(143) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ ……別に慎一だって、 何も転んで擦り傷を作るたびに、 こんな顔をしているわけじゃない。 普段なら「いてー」とか、 「やっちゃった」って終わらすはずが、 カッターの刃なんて危険なものが、 床に無造作にばらまかれていたせいだ。 それがいつしか増えたりするせい。 誰かが悲鳴みたいな声を上げるからだ。 ……つまりこの世界のせいだよ。 ってことにしたいんだけれど、 どうやら泣きそうなのは慎一だけだなあ。 炭蔵も、やってきた黒沢も、>>98 目に涙をためてるわけでもない。]
(144) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ そうこうしているうちに、 黒沢にも保健室の件が伝わって、 「怪我したの?」って聞かれて、>>122 ……平気ですと言うタイミングを失った。 慎一がもう少し落ち着いていればな。 炭蔵が「連れて行く」と言う前に、 「驚いただけです」って言ってれば。 ……なんでかな。 そのとき急に少しだけ落ち着いた。 心の中がすうっと静かになる感じ。 慎一よりも背の低いふたりが、 普通に会話をしているのを聞きながら。]
(145) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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……あーー、うん。 今度は気ぃつける……。 [ 気を付けてね。かけられた言葉に、>>122 慎一っぽい返事だったと思うんだけど、 やっぱり、あんまり元気は出なかった。*]
(146) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ 頼りになる人たち。ちゃんとした人たち。 それを目の当たりにするとき、 慎一の心はときどきすうっと凪いでいく。 慎一は、誰かに頼りたいんじゃなかった。 何も誰かを支えに生きたいんでもなくて、 ……あの目には何が見えているんだろう。]
(147) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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── 現在・保健室へ ── ……マジで大した怪我じゃないよ。 消毒液借りて、バンソーコーもらうだけ。 [ 3年10組を通り過ぎる際、 慎一は予防線を張るように言う。 声の震えはほとんどおさまっている。 明るく元気とまではいかないけれど。 あの叫び声が気にならないわけじゃない。 10組から漂うあわただしい空気に、 通り過ぎながらちらっと中を覗けたなら、 ナニカにふわっと布が被せられる様子とか、 そんなものくらいはチラッと見えただろうか。]
(148) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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[ ひとりでも平気だよ。 そんなニュアンスを含ませつつも、 頭からさっきの悲鳴が離れなくて、 ふと炭蔵に向けて言葉を吐いてしまう。] ……九重が、ここ、 誰かの頭ん中だって言ってた。 [ まさか騒ぎの中心にいるのが、 九重──のような人形とは知らず、 ただ慎一は少し悲しいなって思っただけ。]
(149) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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学校が文化祭なのは、 大事な思い出だから……として、 カッターナイフが落ちてたり、 あんな悲鳴が上がったりすんのな、 ……頭ん中で。かわいそう。 [ そのことを考えると、 慎一の足取りは余計に重たくなる。 突っかけた上履きは歩きづらいし、 地面に擦り付けるようなやり方で、 不格好に保健室への道を歩いてく。**]
(150) 2021/06/08(Tue) 14時半頃
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わかんない。
[マネキン?と言われれば、今度は首を縦に。 見ればわかる以上のことは何もわからない。]
………平気?座ってた方が良くない? 俺一人でもこんくらいなら出来るし。
[カーテンを外す俺の意図を察したらしい 黒沢は手伝ってくれるようだ。
足は震えているようだし、 図太くも何でもない女子に こんな手伝いさせちゃうの気が引けたけど、 平気だと言うのならば強くは止めない。
カーテンを受け取って改めて問われた言葉>>125に ううん、と再び否定の意を示した。]
(151) 2021/06/08(Tue) 15時頃
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わかんない、し、何があったのかも知らない。
…副会長も、さっき、悲鳴、聞いた…よね。 それ聞いて10組に来たらこうなってた。
[俺よりも先に何人か来ていたっぽいが 時間にしてそんなに差はない。 多分状況はそこまで変わらなかったんじゃないかなって予測。]
あとさ、上。閲覧注意ね。 びっしり御札貼ってあんの。なんか。 関係あんのかどうかはわかんないけど。
[視線は向けずに上を指さす。 あんまり進んでみたいものじゃないよねって。]
(152) 2021/06/08(Tue) 15時頃
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[―――そんな会話の最中だっただろうか。 樫樹が10組にやって来たのは。>>133]
えっ、あっ、おい樫樹!
[覗き込んできたかと思えば謝罪と共に走り去ってしまった。大丈夫かあいつ。マジの死体だと勘違いしてそうな感もある。 ポカンと見送ったのち、困ったように黒沢を見て]
……立ち入り禁止とか、入口に貼っとくべきかな。
[取り外したカーテンを人形に被せながら呟く。 もう遅いかもしれないけど。**]
(153) 2021/06/08(Tue) 15時頃
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[ 私は全然ちゃんとなんかしてないんだけど。 向井君の目に、ちゃんとして見えたなら、>>147 それはきっと、喜ぶべきことなんだろうと思う ]
(154) 2021/06/08(Tue) 16時頃
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―― 現在:3-10教室 ――
[ 柊君は今でも私を副会長って呼ぶ。>>142 もうとっくに後輩たちと代替わりして、 今の私は副会長じゃないのに。 そんなことを考えたのは、きっと現実逃避だった ]
ううん。何か、してたいから。
[ 座っていた方がって柊君は気を使ってくれた。>>151 さすがにこんな時まで気を使わせてしまった、なんて 落ち込んだりはしない。 でも、今は動いた方がずっと良かった。 じっと椅子に座っているなんて、 そっちの方がずっとしんどい。 何か没頭できることがある方が良かった。 カーテンを外すなんて、 没頭できるほどのことでもないし、 実際割とすぐに終わってしまったけど ]
(155) 2021/06/08(Tue) 16時頃
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[ 柊君がここに来たのは、 私が来る少し前だったみたい。 マネキンだっていう意見は一致したけど、 柊君もそれ以上のことは知らないみたいだった。>>152 と思ったけど ]
上?
[ 上って言われて、反射的に見上げそうになって、 閲覧注意って言葉に慌てて止める。 そういえば、このマネキン、上を見上げてる。 視線の先に何が……ってすごく気になるけど、 閲覧注意とか、お札とか聞いちゃうとすごく怖い ]
(156) 2021/06/08(Tue) 16時頃
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えええ……すごく気になるんだけど……。
[ 鳩羽君のラピュタほどじゃないけど、 柊君の言い方も気になる。 他の言い方があるかというと、 私も思いつかないんだけど。 でも、ホラーは正直得意じゃない。 すごく気になるけど、見ない方がいいんだろうな。 血を流してる九重さんのマネキンだけで十分だ ]
(157) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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これが、九重さんのマネキン、だとして、 九重さんはどこにいるのかな。
[ 朝、教室に集合した時会った九重さんは、 断じてマネキンなんかではなかった。九重さんだった。 なぜかマネキンが現れたけど、 人間の、本物の九重さんはどこ? 柊君、どこかで見かけた?なんて聞こうとした時だった ]
(158) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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樫樹君!?
[ 柊君が名前を読んだのと、>>153 ごめんという声に私が振り向いたのは>>133 多分同時だった。 ショッキングな光景だもの。ちらっと見ただけでは 人間かマネキンかなんて判別も できなかったかもしれない。 無理もないもないと思う。 柊君と顔を見合わせた ] 注意書きはあった方がいいかも。
[ そういう時に字を書いてくれるの、 樫樹君が適任なんだけどな。 走り去ってしまった書記の様子を思い浮かべた。 無理強いは良くない ]
(159) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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[ 廊下から、大した怪我じゃないって向井君の声がしたら 油断は大敵だよって声をかけておいた。>>148 消毒はするみたいだから、大丈夫だと思うけど ]
(160) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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柊君は優しいね。 よく気が付くし。
[ マネキンがカーテンに覆われる。 最初の数枚は血を吸ってしまったけど、 枚数を重ねれば血もほとんど見えなくなった ]
私、こんな状況目撃したら、 なんとかしなきゃとは思うけど、 何したらいいかわからなかったと思う。
[ とっさにカーテンを外そうなんて、きっと思えなかった。 マネキンをカーテンで覆って、 入口に注意喚起の貼り紙を思いつく柊君は、 よく気が付く人だ** ]
(161) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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/* 校舎村でレンチップとご一緒するの、多分3回目?なんだけど、もちろん毎回設定は全然違うんだけど、光属性癒し枠っていうのは共通してて面白いw あと綿見さんは8の出席番号ラストわだつみまなっちと全然方向性が違ってて楽しいw
(-10) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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── 現在:2F廊下──
[ 首を振るだけの、それこそ子供のような向井に>>143 やっぱり炭蔵は大丈夫だとは思えない。 騒ぎ立てるつもりではなく、 ただ本当に心配しているだけだ。
もし大丈夫だと強がり続けるのなら、 一度見せてみろと言ったりもする。 ]
お前が大丈夫だと言っても、 俺が大丈夫じゃない。
[ 淡々と、嗜めるような言葉を紡ぐ。 ]
(162) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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[ 例えばこれが、 泣き出しそうな顔じゃなくても、 近頃の向井のように簡単に終わらそうとしていても、 きっと保健室という案は変わらなかっただろう。
黒沢と言葉を交わしている内に、>>122 どうやら喋れるようになったらしい。>>146 表情も先程よりも落ち着いている気がして 炭蔵は少しだけホッとしていた。 ]
……黒沢も、足元には気を付けろ
[ 付き添いが大勢だと、 向井は嫌がるだろうから、 隣を確認するのは、つい黒沢に託してしまう。>>123 ]
(163) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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[ ただ、足元についてを指摘しているにも関わらず 彼女の長袖の下、例の癖を思い出して 視線を左手首に向けてしまっていた。 ]
(164) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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── →保健室へ ──
[ そんなに声を張らなくてもいいのに、>>148 炭蔵は予防線を張ることを知らないで、 ただ震えもなく話せるようになった事実に、 安心していたのだったが。
ほんの、ほーんの少しだけ大きいだけで、 大差のない向井のやや上にある視線の先を、 同じように見ていた。 ]
……あとで確認しないとな、
[ あの布の下には何が隠されているのだろう。 いや、その前に布に染み渡る赤色が、 炭蔵を妙な気分にさせる。 ]
(165) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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俺も九重に聞いたよ ただ、様子が少しおかしかったんだが ……大丈夫だろうか、
[ 全く同じ話を聞いていた。>>149
まさか、その彼女が、 あの布の下に眠るとは想定していないから。 向井が会った時は大丈夫だったかとか、 あとで探しに行かないととか、 そう言ったことを考えていた。 ]
(166) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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かわいそう── か、 この世界の主の思考は分からないが、 俺たちの知っている文化祭じゃ カッターナイフも叫び声も、なかった
これが大切に持ってきたい思い出だとしたら、 メールの送り主は、 俺たちとは違う世界を見てるのかもな
[ 望んだ通りの世界だったら、という仮定の上だ。 しかし、─── ]
(167) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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もし、これが世界の主の想定と違うのなら、 つらい思いをしているのかもな
[ かわいそう≠ニいう言葉を 使いたくはなかった。
炭蔵がその人よりも上の立場に居て、 見下していると捉えられたくなかったからだ。 人を見下せるような立場にいないのだ、炭蔵は。 ]
(168) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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なあ、俺はお前と、 このクラスの誰よりも 共に過ごしてきた自負がある
けれど、あまり深い話はして来なかった 必要ないと思っていたからだが、
[ 足取りが重くなる、炭蔵も同じだった。>>150 ]
生きづらい、と思ったことはあるか?
[ 言葉を選ぼうとして、 結局のところ直球になってしまう。 まだ、オブラートは手に入れられそうにない。 **]
(169) 2021/06/08(Tue) 16時半頃
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— チャイムが鳴る前:1階探索中 —
[渡り廊下を離れたわたしたちは、 予定通りに1階の部屋を見て回った。
会議室や職員室で机の下を覗いてみたって、 ヨーコ先生が震えて隠れているなんてこともない。 探しても、探しても、 わたしたち以外の人間も答えも見つからなかった。
わたしは探索の合間に柊くん>>103を覗き見る。]
(170) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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— 回想:渡り廊下でのこと —
[空想に近いわたしたちの仮定は、 正解がないからこそ際限がない。
わたしの話す今日だった理由>>19だって、 わたしたちが選ばれたって考え方>>24だって、 所詮わたしが想像したことに過ぎない。
だってわたしは、あのメールの主じゃない。 確かに文化祭は楽しかったよ。心から、本当に。
でも、もしわたしが身体ごと死んじゃう時が来たとして、 わたしは何通、メールを送れるんだろう。]
(171) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[暮石さんって、都合のいい時だけ友だちだよね」>>0:524
誰が言ったかも分からなくなってしまった言葉。 だからわたしは言われた事実だけを覚えている。
それから、 わたしがその子を 一度だって友だちだと思わなかったんだろうってことも、 覚えている。分かっていた。
わたしは、友だちが少ない。]
(172) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[とっくに死んじゃったわたしは、 柊くん>>82>>84>>85が零した言葉にも 曖昧に反応するだけだった。
「うん」「分かんないけど」「そうだね」 へらへらの相槌に虚しさを覚えない訳じゃない。 でも、いつもの音楽室より近い距離。 察しのいい柊くんの前だから、 わたしは死んだ口もあんまり開かないようにした。
特に驚かなかったというのもある。 柊くんのこと、知っているつもりはないけれど、 先に進めない柊くんの寂しさを わたしは一度だけ見たことがある気がするから。]
(173) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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— 回想:文化祭と音楽室 —
[約束もしない。会話もほとんどない。 本当はきっとすぐ来なくなると思っていた柊くんは、 今でもふらっと音楽室へやって来る。
それに気づいたのは1ヶ月くらい柊くんが来なかった後、 また顔を見せてくれた時。 わたしは胸に広がる安心を素直に表情にした。
柊くんのお願い>>0:615を、 わたしが受け入れただけだと思っていた。 でもいつの間にか、 わたし>>0:1037の方が柊くんを待っていた。
わたしは柊くんを、道具みたいに利用していた。
いつもの感想に初めて「ありがとう」って伝えた時に 困ったような顔をしちゃったのは>>0:1036、 わたしがわたしにまた少し失望したからだ。]
(174) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[それでもわたしは柊くんに何も言わなかったし、 それからも柊くんでわたしの残された命を測った。
わたしはわたしに失望したけど、 柊くんに罪悪感を抱いた訳じゃない。
だってわたしたちのこの時間の終わりは、 柊くんに委ねられている。 柊くんは聞きたくなったら来なくなる>>0:728。 だからわたしは柊くんに甘えて観客を利用し続けた。]
(175) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[文化祭の翌週、月曜日。 柊くんは音楽室にやって来た。
いつものように挨拶だけ交わすつもりだったわたしの口は たった一言、柊くんを気にかける。
柊くん>>89がぽかんとした顔をした。 その顔、あんまり見たことないな。 わたしはすぐ「なんでもないよ」って続ける。]
……。
[柊くんは察しがいい。 わたしの分かってもらう気がない言葉からも 的確に意味を拾ったみたいで、 普段より弱々しい響き>>90がわたしの耳に届く。
視線をちらりと柊くんの方に向けると、 体育座りをした膝に顔を埋めていた。 明るめの髪が秋の風に揺れている。]
(176) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[わたしは何も言えなかったから、 いつもと同じようにピアノを弾く。 それしか、できない。
春が過ぎ、夏休みも挟んだわたしの指は もう一瞬でも思い通りに動いてくれない。 それでもある程度の曲までなら弾き切ることができる。
ここがわたしの底なのかもしれない。 もつれた音が時折わたしの耳を掠めた。]
え……。
[わたしが鍵盤から指を離した後、柊くん>>91が呟いた。 いつもの感想>>0:847を待っていたわたしは、 予想外の言葉にちょっとだけ面食らう。]
(177) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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……うん。 音楽にもいろいろある、けど。 必要な時に寄り添ってくれるものだって、 わたしは、思うよ。
[休符をいくつか挟んで、わたしも静かな声で返した。 不思議な気分だった。 その一瞬だけはいろんなしがらみも忘れて、 言いたいことを言えた気がする。
わたしの音楽はもうほとんど息をしていなくて、 いつ月曜日が嫌になってもおかしくなかったのに。 それでもわたしがピアノを弾き続けた理由のひとつは、 1人の観客がいてくれたからだった、のかも、ね。]*
(178) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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— チャイムが鳴る前:柊くんと それから、 —
[結局どれだけ探しても有力な情報は見つけられなくて、 わたしたち探索隊は寝床の準備>>105のために解散した。
わたしの手には柊くん>>104が買ってくれた クリームパンがある。 最初わたしは遠慮したんだけど、 そこそこ大きなお腹の音が鳴ったところで観念した。
お昼ご飯に食べる物は決まってなくて、 むしろ同じ物にしないことがこだわりかってくらい ころころ変わる。]
(179) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[おにぎりの日もあればパンの日もあるけれど、 強いていうなら甘いもの>>0:595が多かった。 乃絵ちゃんと一緒にご飯を食べる日にも 時々登場するメンバー>>0:772だ。
くるんと丸くて、中のカスタードはとろっと甘い。 わたしは「後で返すね」って柊くんにお礼を言って、 まるまるとしたクリームパンを受け取った。
それからあちこちを回ってお手伝いをしても エネルギー切れにならなかったのは、 クリームパンを食べたおかげだったのかも。]*
(180) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[それから、午後8時50分。 二度目のチャイムが鳴る。]
(181) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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— 現在:3F音楽室前 —
[夜は何も食べていないから、 口内に広がる酸味は、微かに甘い匂いがした。 わたしは身を折って、口元を押さえて、 なけなしの中身をひっくり返そうとする胃に抗う。
全身が死を拒んでいた。]
(182) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[どう思ったらいいんだろう>>1:530、なんて。 わたしはきっと死を記号としか捉えられていなかった。
わたしは九重さんをよく知らない。 ひとみちゃんや綿見さんみたいに話したことも多くない。 屋台のデザインにいいねーって言ったくらい。 今日もわたしがあんまりひと所に留まらなかったせいか、 姿すら見かける機会がなかった。]
う……。
[赤い血、裂けた首。 顔が上を向いていたのはそのせいだ。 段ボールもそうした方が折り曲げやすくなるもんね。
そんなこと考えなくていいのに、わたしの頭には ・・ 九重さんの死体とぎっしり貼られたお札みたいなものが 焼きついてしまっている。]
(183) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[音に気づいたのは、その人が近くに来てからだ。 ひとみちゃん>>70の声にわたしは顔を上げる。]
ひとみ、ちゃ……。
[3年、一緒に帰ったけれど、 わたし、ひとみちゃんにこんな姿見せたことない。 こんな顔、見せたくなかった。 こんな弱々しい声、聞かせたくなかった。
だって、楽しいことだけでいいでしょう? 表面をなぞって、笑って、それだけで。
でも今のわたしに実行するだけの余裕はなくて、 そのままこちらを見るひとみちゃんと目を合わせた。 泣いてないことだけが救いだ。]
(184) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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うん、うん……分かってる、分かってるんだけど、ね。
[座った足のあちこちがちくちくする。 ちょっと切れちゃったところもあるかもしれない。 わたしは立ち上がろうとしたけれど、 地面に広がる刃物の多さに怯えて手を引っ込めた。]
こわく、なっちゃった。
[よく分からない場所に迷い込んで、 2階の窓の下が遠くて、渡り廊下から踏み出せなくて。 それでもわたしはまだ何とかなると思ってた。
九重さんの話を聞いていないから原因を知らないし、 解決策は何も浮かんでいないけれど、 それでも、いつか皆で元の世界に戻るんだと思ってた。]
(185) 2021/06/08(Tue) 17時頃
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[だってわたし、危険を知らない。 命を脅かされない世界で死人を気取ってた。
だからメールを送った人が無事ならいいなぁって どこか他人事で。 何かしよう>>1:597って炭蔵くんに言葉を重ねても わたしに何ができるのかなんて何にも分かってない。
王様>>35と同じ景色を見た気がしても、 結局わたしは埋もれる民衆に過ぎなかった。
わたしはぽっかり穴が空いた分余裕があるだけ。 みんな二本の腕しかないことすら気づかない。]
(186) 2021/06/08(Tue) 17時半頃
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ごめんね。 ひとみちゃんも平気じゃないよね。
[ひとみちゃんだって大丈夫そうには見えなかった。 わたしは両手を重ねて指を撫でるひとみちゃんを見る。]
……九重さん、ころされた、のかな。 ちゃんと、寝かせてあげないと、だよね。
[わたし、あれが人形だって気づいてない。 だってよく見る余裕がなかった。 だからわたしは躊躇する言葉を口にして、 音楽室の扉の縁に手をかけながらゆっくりと立ち上がる。
足元を見ると、白い靴下に赤い点がついていた。 すぐ血が止まるくらいの小さな傷だったのだろう。 痛みもない。]
(187) 2021/06/08(Tue) 17時半頃
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[犯人がいるのなら、一人でいるのは危険だ。 わたしはひとみちゃんに手を伸ばす。 未だ、カッターを拾うことはできないまま。]
わたしじゃ力不足かもしれないけど、
[わたしが思い浮かべたのは、ひとみちゃんが 忘れたくても忘れられない”人”>>1:342のこと。 疲れたんだ>>1:241って言ってた。 でも忘れられないくらい大きな存在なのかなって思う。]
一緒に、いよ。
[でもここにいるのはわたしとひとみちゃんだけ。 その”人”はいない。
だったら、 ひとみちゃんに手を差し出せるのはわたしだけだ。 わたしは未だ怯えを隠せない顔でへらりと笑った。 こんな時でも、わたしはやっぱり薄っぺらい。]*
(188) 2021/06/08(Tue) 17時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 18時頃
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/* 我が強い子なので、割とこう思ったみたいな決めつけを多めにしています。確定じゃなくてこっちの印象なんだけど大丈夫でしょうか。
そして乃絵ちゃんに会えず仕舞いなんですが、これはこれでありなのではみたいな顔になってきました。 後からいっぱい話そうね。その時は力になれたらいいなあ。
ひとみちゃんは2d落ちだけど、芽衣が時間もらっていいかなあ。 頂けるならちゃんと向き合ってお話したいの気持ち。 樫樹くんはご無理なさらずなので、投げ過ぎないようにしています。本当健康第一に……でもロール見えるとわくわくします!
(-11) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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/* 向井くんは炭蔵くんたちとお話深めるのが良さそうかなあ。 芽衣は割と悪役ポジションの気持ちでいる。 お金回りを全体フリー素材にしたのは目撃されても楽しそうって理由でした。疑われるのも良い。
何ならホストが浮き彫りにならないように疑われるポジションにいるつもりでしたが、そういう方向でお力になるの難しそうだなぐぬぬ。 乃絵ちゃん動きにくくないといいのですが。
鳩羽くんとの気まずさはどこかで解消できたらいいなあと思いつつ、時間あるかな……? みたいな顔をしている。エピでもあり。 鳩羽くんフットワーク軽いし自分の情報落とすのも上手だし、シンプルにファンですね。無限に幸せになって……!
(-12) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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/* 柊くんは仏か……? みたいな気持ちでいる。仏です。 あんまり踏み込むとこちらの抱えているものがそこそこ楽になってしまう気がしたので対柊くん喋らない率が高く、お世話をおかけしています。 恋愛部分は鳩羽くん、文化祭のところは綿見さんもいるのかな。ひとみちゃんと一緒に帰るのもかわいいなしています。でも獏のポーチ……! 芽衣はピアノ弾いときますね。たくさんありがとう。
炭蔵くんは永遠に頼りにしちゃう。 最終日一緒に残るのが決まっているので、立ち位置を明確に違うものにしたくてこうなりました。わたしは楽しい。 拾いが丁寧なのも素敵。全体をよく見ておられますよね。 手を伸ばす側面が強く出ているのは炭蔵くんらしさだとも思うのですが、炭蔵くんが本音を話す場所もあればいいなあ。
(-13) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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/* 綿見さんのクレープは絶対食べたい。食べます。 芽衣が持っている目に見える文化祭の思い出は一枚の写真とレシピくらいなので、文化祭楽しかったの綿見さんの影響も大きい。ありがとね。とてもかわいい……。 乃絵ちゃんとのギスギスも最高〜〜ってしちゃうので、そこの展開は見守りたい気持ち。
疑われる立ち位置行けなさそうなので、乃絵ちゃんのことを気づく側にいけるといいかなあ。 会えてはいないのですが、炭蔵くんとの会話は実質乃絵ちゃんとの3人会話だと思っているので(?)大丈夫な気がするのはそのせいかも。
やっぱり乃絵ちゃんのこといっぱい考えちゃいますね。 校舎がどんな風に変わるのかもわくわくしてます。
(-14) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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── → 21:30・3-9 ──
[人形に触れた時、ユキが傍にいたけれど>>111 呆然と立ちすくむユキに、特別声を掛けたりしなかった それよりも先に、トシミを探すことを優先した。
だって。だって。 ちゃんとどこかにいるんだろう、って ここで死んでいるやつは人形なんだろう?って。
指についたままの嫌な血液の感触。 それはひどく、人間のものに似ている。
……だけど、そう思いたかった。 トシミは、死んでなんかいない、って。
ユキに「トシミ探してくる」って言った声が 届いていたかどうかはわからない。>>78]
(189) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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[それから、教室。 誰かそこにいたとしても、俺はまっすぐ黒板へ向かう。 ラピュタのあとだから信憑性はないかもだけど 同じ筆跡で人形の死を告げた。>>79
そうこうしてるうちにユーガとシンが、 廊下の前に戻ってきていたら。
やっぱり二人には、 どこかでトシミを見なかったか、って聞いて トシミを探してくることを告げただろう]
(190) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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[首を切る、なんて 誰かに「殺された」としか思えねーけど そんなこと、するやつがいるって信じたくもねえ
たとえそれが人形であっても、最悪だ。
でも、もしこの世界が ────── メールの送り主の脳内っていう、 トシミが言ってた精神世界の話が本当なら…
そいつはトシミを… 物騒なことを考えてしまうのは どう考えても足元のカッターナイフが原因だ
胸糞の悪い想像に、 思い切りカッターナイフを蹴飛ばしてやる。 上履きの耐久力、俺も信じてる。 ]
(191) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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[結局1時間くらい、校舎の隅から隅を探していた。 俺がトシミを呼ぶ声を、きっと1度は耳にしたはずだし 教室周りで声かけなかったやつには、 トシミ、見てないか?なんて聞いたと思う。
でも、結局見つからなくって、 時計の長い針はぴったり1時間だけ先に進んだ。
俺は3-9の教室、自分の席で突っ伏している。]**
(192) 2021/06/08(Tue) 18時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 18時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 18時半頃
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/* >>192鳩羽くんの声
(-15) 2021/06/08(Tue) 19時頃
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[>>184>>185芽衣ちゃんの弱々しい姿を見て、 私もそれに当てられて挫けそうになってしまう。 けど、私にはあれが人形に見えた。 利美ちゃんそっくりだけど、本物ではない。 だからそれを強く信じなきゃ、って思う。]
私も同じ。怖い。 それが当たり前なんだよ。
[いつもの帰宅部の帰り道で死体を発見したことがあるわけでもない。 芽衣ちゃんの様子は弱々しかったけど、それは当然なのだ。 私の表情にも、冷や汗と困惑が剥き出しになって浮かんでいる。]
(193) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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……あれ、利美ちゃんみたいだったけど、 人形だと思う。死体じゃない。
[>>187芽衣ちゃんが“ころされた”と口にするなら、 確認のために私はそう言葉にした。 実際に触ったわけではないけど、近くで見た限り間違いないと思う。 ……じゃあ、あの流れ出る血はいったい何なのだと聞かれたら、 言葉に詰まるほか無いのだけれど。]
誰かが利美ちゃんの姿の人形を用意して、 あんな風に教室をいじって……
だから、利美ちゃんはどこかにいる……はず。
[推理の最後は自信無く窄まる。 本物の利美ちゃんはこの校舎のどこかにいる。本当に?]
(194) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[>>188芽衣ちゃんを勇気付けたかった。 けど、理屈を持ってこようとすると何も自信が無い。
校舎に閉じ込められて、こんな訳の分からないことが起きて。 感覚が麻痺しそうになる自分を感じている。 朝から何も食べていないはずなのに、胃の中が気持ち悪い。]
力不足なんかじゃない。 私、友達と一緒で心強いよ。
[言葉だけじゃ足りないかな。 私に他にできることはないだろうか。 芽衣ちゃんの手を取ろうと伸ばす直前、思い出したように制服の内ポケットを探る。]
(195) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[生徒手帳の裏表紙のカバーの隙間に、 大事に入れてずっと持ち歩いていた、お守りを取り出す。
木製の小さな、花形のボタン。 薄青の塗料が塗られていて、幼い子供に似合うような見た目。
それを手の平に乗せればしっくり馴染むような感覚を覚える。]
(196) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[青い花形のボタンを持って芽衣ちゃんの手を取り、 それを渡すような動作で握る。]
……私のお守り。 ぎゅっと握ってると、落ち着くから。 持ってて?
[そう言って微笑む。 受け取ってくれるだろうか。
あげる、とも、後で返して、とも言わず、 ただなんとなく、今は彼女に持って貰いたかった。]
(197) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[>>1:342あの日の帰り道、私がつい口を濁らせた質問の答え。 それを「また今度答え教えてね」と言われたのは、ちゃんと覚えている。
話さなければいけないことだと思った。 その勇気と心の整理は付かないままだったけど。
私にしか見えない友人のこと。 信じてもらえなかったとしても、隠さず素直に話していれば、 ほんの少しは心が軽くなれたのかもしれない。]
……なんか、話でも、しよっか?
[だからそう切り出す。歩きながらでもいい。 明るい話題を所望するならそれでいいけど、今なら話せる気がして。*]
(198) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[牡丹の花、でもない。 機械を操作するために押すボタン、でもない。
服に付けて留める、釦。
私だけの親友の名前、ぼたん。]
(199) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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── 現在・2階廊下 ──
[ たしなめられてた。>>162
おかしいなあ。 慎一のことは慎一が一番わかるはずなのに。 淡々と「大丈夫じゃない」と言い聞かされ、 慎一は保健室に行くことを了承してしまう。
大丈夫だと思うんだけどなあ。 本当にたいした怪我じゃないし。 自分のことくらいは自分でするのに。
そんなこと考えながらぼんやりと、 炭蔵と黒沢が役割分担をするように、 二手に分かれるまでを見ていた。>>163]
(200) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ 慎一は唐突に思ったりもする。 文化祭には慎一の役割が、 わかりやすくあってよかったなあ。]
(201) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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見て楽しいモンではなさそ……、
[ ……保健室への道中。 あとで確認するという言葉に、>>165 異論はないが憂鬱に相槌を打った。
布に染み出した赤い色。 慌ただしく出入りするクラスメート。
……どうせあとで見るなら、 いきなり見つけちゃうよりは、 心の準備ができてよかった気もする。]
(202) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ 九重の話。 ……というよりは、 慎一がしようとしたのは精神世界の話だった。
けど、返ってきたのが九重への心配で、>>166 慎一は一瞬「そうだったっけ」って思う。 話の内容は覚えてるんだけどな。どんな顔してた?]
……ああ、そういえば。 すぐどっか行っちゃったんだよな。
[ 慎一も思い出して──、 確かに変だったなあなんて漠然と思う。 慎一もまさかあの布の下だなんて思わない。]
(203) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ かわいそう。
慎一がこぼした言葉を拾って、 炭蔵がそれとは別に言い方をする。>>168
カッターナイフ。叫び声。 模造紙を切るのに使ったなあとか、 お化け屋敷から響いてたなあとか、 なにもそういう話じゃなくって、
刃物がたくさん散らばってるのは危ないし、 あの叫び声はまあ、楽しそうではなかったし、 頭の中がこんな状態になっちゃうんなら、 そりゃあつらかろうと慎一は思う。
つらいし、かわいそう。それが誰であっても。 ここにいるほかのみんなでも。慎一だとしても。]
(204) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[幼い頃に遊んでいたファンシーな人形の服から、 糸がほつれて取れて、それを何気なしにずっと持っていて。
誘拐された時にポケットに入りっぱなしだったその青いボタンを、 暗闇の中、握り締めながらずっと耐え忍んでいた。]
(205) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ぼたんはその時に生み出された。
何もない闇の中から、大丈夫だよ、って、 恐怖で引き裂かれそうな私の心を留めて繋ぐための友達として、現れた。**]
(206) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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……持っていきたいのは文化祭だけって、 メールに書いてあったし、想定外じゃね。
大事なはずの思い出が、 なぜかこうなっちゃってるなら、かわいそうだけど。
……つか、つらくない人は、 あんなメール書かないと思う。
[ なので、後者に一票。 ……なにも多数決じゃないけどね。
重たい足取りをしながら言葉を紡ぐ。 時々、5cmほども低い目のあたりを見て、 ほとんど思ったままを口にしながら、 保健室の道のりを歩いてく。もたもたと。]
(207) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ そこまではよかった。
漠然とした誰か、としての世界の主の話。 かわいそう、かわいそうって慎一は言う。
そこに深い意味なんてない。 悲しいのもつらいのもかわいそうだ。
……ちょっとだけ思うんだけど、 炭蔵のその思考そのものが、 人よりも上の立場にいることを、 自覚したことがある人のソレじゃない?>>168
……ああ、いや。 別にそうだったとしても、 何も不思議なことはないんだけどさ。]
(208) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ なんだか改まったふうに言うなあ。>>169
慎一はそんなことをぼんやり思ってた。 「深い話はして来なかった」、うんそうだね。
慎一は、必要がないと思ったというより、 しようと思ったことがなかった、だけど。
楽しい話がはじまる空気じゃないなあって、 さすがの慎一も身構えはしていたんだけどな。]
(209) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ ……なんでよりによって、 その言葉を選んじゃうかなあ。]
(210) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ 「それって、送り主探しのための質問?」 ……って、おどけて聞き返せばよかったかな。
残念ながらその瞬間に慎一は、 なんていうか、「あーー……」って感じ。
言葉にしないほうがいいものもあるんだよ。 例えば、すうっと頭の中が落ち着いたあと、 膨らんでくるもやもやとしたものについて。]
(211) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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/* 一度ロルを落として区切りの記号をつけたのにも関わらず、 数分後にまたロルを投下する私が悪いので気にしないでください(先に言っておくスタイル)
(-16) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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……逆に、 「生きやすそうだなあ!」って人に、 ユーガ、そういう聞き方すんの?
[ いいんだけどさ。慎一はへらっと笑う。 ……冗談じゃないんだよなあ。 炭蔵が冗談を言っているようにも見えない。
言葉にしたら全部本当になっちゃう。 認めなきゃいけなくなる気がしてヤなんだけど、 もう今さらだしなあって慎一は思う。
それじゃあ、真面目に聞いてるふうだし、 慎一も真面目に答えるよ。だから聞いてね。]
(212) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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ずっと生きづらいよ。 いつも息はしづらい。 でも仕方ない。それが俺だから。 生きるなら、それに付き合ってくしかない。
[ ヤだなあ。ふんわりと抱えてたものが、 言葉にするとはっきり輪郭を帯びるようで。
少しずつ受け入れてきたつもりなんだけど。 うまく付き合う術を探してきたつもりだった。
それでもこう言葉として並べ立てると、 慎一はなんだか自覚するし考えちゃう。 なんでこうなんだろう。生きるのは疲れる。]
(213) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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……たまに思うけどね。 みんな俺とは違う世界を見てるのかもって。
ユーガにはどんなふうに見えてんの? いろんな音とか光とか情報が、 一つひとつ順番に流れてきたりでもすんの?
次にやるべきこととか、 困ってる人が浮いて見えたりでもする?
疲れない? 泣いたり、後悔しない? なんでうまくできないんだろうって、 自分自身がしたはずの行動や思考に、 うんざりしてヤになっちゃうこともない?
(214) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ ……本当に気になるんだ。見てみたかった。 この世界を、ほかの人の目を通して。
八つ当たりする気も、責める気もなくって、 ただ慎一にはずっと不思議だった。
ほかの人が見ている世界って、 本当に慎一が見てるのと同じなのかしらん。
だって、そうでもなきゃ、 慎一ばっかり泣きたくなる理由がつかない。
……「ところで、そちらにお心当たりは?」 送り主探しであるならそう聞くべきだろうに、 慎一の頭に、そんな言葉は浮かばなかった。]
(215) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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[ ……たぶん、君が炭蔵祐駕だったせいだ。*]
(216) 2021/06/08(Tue) 19時半頃
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── 回想:チャイムの鳴る前 ──
[ 胸を張る様子に、何故だか面白くなって>>99 炭蔵は少しだけ声を出して笑った。
鳩羽の思うところの炭蔵として、 これまでも、これからも居られるだろうか? そうだと良い── と、炭蔵は思う。
そして、笑いながら話すから、>>100 鳩羽の感情がどこにあるか分からなくなる。 ]
(217) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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何があったのかは分からないが、 鳩羽なりに答えを探してるのなら、 誰も文句は言わないだろ
[ 向き合いたくない≠ニいう言葉が、>>100 逃げてきた≠ニいう言葉が、>>101 炭蔵に重く重く、伸し掛かる。
今の炭蔵には、 鳩羽に対して向き合えだとか、 逃げるなだとか、そんな言葉を吐く権利はない。 だから、安心してくれ。言わないから。
現実逃避のただの夢なら、どんなに良いか。 どれだけ非現実的であっても、 誰かが死ぬより、ずっと良い。 ]
(218) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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[ そして、託されたバトンに視線を落とす。>>102 ]
そうだな、学校をサボりたいと思うことはない 俺の義務であり、権利だから
ただ、強いて言うなら、 俺は何も悪くない≠ヘずなのに、 到底理解ができなくて、 先延ばしにしている問題はある
[ ポンと腕章を上に投げて自分でキャッチする。 ]
(219) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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これまで尊敬してた筈の父さんが 信じられなくなって、 今朝も顔を見ずに済んでホッとしてる
[ 無条件で信じていた、 家族≠ニいう基盤がぐらついて 炭蔵祐駕は、立っているのもやっとだった。 ]
(220) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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此れはまだ、世間一般には公開されていない しかし近日発売の週刊誌の一面を飾るだろう そう、タイトルはこんな風に─── ……
『愛妻家・炭蔵一之進、秘書とお忍びデート!?』
(221) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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どうやら俺も思春期だったらしい
[ そして、少しはにかむように笑ってから、 腕章を鳩羽の手へ、ぽいっと投げ返した。 *]
(222) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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/* >>221これはユーガ何も悪くねえわ そっかーーーー本当にユーガ何も後悔することがないやつだった。 言葉のチョイスをいろいろとミスしてしまったわね。
(-17) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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/* 向井のみた 見たけどどこまでお返事かけるかしらん
(-18) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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/* オギャー レンレンの質問見落としてた人 その2です
(-19) 2021/06/08(Tue) 20時頃
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― 現在:3-10教室 ―
[もしかしたら黒沢が生徒会じゃない頃は 普通に名字で呼んでたのかもしれないけど 文化祭広報係として接している間に すっかりその呼び名が馴染んでしまって 彼女が役職を離れた今も何となく副会長と呼んでいる。>>155
じっとしている方が落ち着かない。 その気持ちはちょっと分かる気がしたから 黒沢の意思を汲んで手伝って貰った。
上を見かけた彼女が慌てて辞めるのを見て>>156 ホラーとか苦手ならやめといた方がいいと思う。 と重ねて忠告しておく。 大概物々しい光景だったので。]
(223) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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あ―――…… そういや、レンが探しに行くって言ってた…ような。
[鳩羽の声は物理的には聞こえてた筈だけど>>189 呆然としてて碌に耳に入ってなかったから 本物の九重、という言葉に ようやくちょっと現実感が戻って来たと言うか これが人形なんだなって冷静に思えた気がする。
校舎中を探し回った悪友が 結局九重を見つけることができなかったこと 今の俺は知る由もないんだけど。
どこかで見かけたかと問われれば やはりこれにも首を横に振って返した]
(224) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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— 3F音楽室前 —
[見上げたひとみちゃん>>193の顔を汗が伝う。 それがわたしを追いかけてきたせいでないことくらいは、 わたしにだって分かった。 だって、きっと同じ気持ちだもの。 今のひとみちゃんの顔はわたしの鏡だ。]
え……にん、ぎょう?
[立ち上がって、ひとみちゃんと同じ目線の高さになって。 わたしは九重さん>>194の真実を知る。 ひとみちゃんはどこか自信がなさそうだったけれど、 その時、階下の方から声>>192が聞こえた。]
(225) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[顔を出してすぐに去っていた樫樹には 黒沢もやはり驚いたような声をあげる。
ホラー耐性はないようだったし 誤解があるなら解いた方が 本人の為かとも思ったが 取りあえずはこの場の処理を優先させた。
向井や炭蔵が此方を覗くことがあれば 人形に布を被せる所は見れたかもしれない。]
(226) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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そう、みたいだね。
[鳩羽くんだ。鳩羽くんが、九重さんを探している。 このタイミングで九重さんを呼ぶ人が、 3−10に広がる光景を知らないとは思えなかった。
いくら曇天を覗かせても、 やっぱりお日様みたいな人だと思う。 だって、確証のなかったことが彼の声のおかげで晴れた。
わたしは視線を声がした方へ向け、 改めてひとみちゃんを見つめる。]
(227) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[ひとみちゃん>>195はわたしを友達だって言う。
名前を呼び合ったらともだち? いつも一緒にいたらトモダチ? 友だちになるには、どんな条件が必要だろう。
わたしはよくそんなことを考えるんだけど、 どうしてか今のひとみちゃんの言葉はすんなり入った。]
うん……わたしも、心強いよ。
[たったひとつ、大切なものがあれば、 他には何もいらないと思っていた。 でもそれじゃいけないらしい。
だからわたしは普通であろうとして、 誤魔化して、失敗して、埋まらないものがあって。]
(228) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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/* 番代さんのぼたんにあーってなってる。あー! てっきりお花の牡丹だと思ってた!
(-20) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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ひとみちゃんがいて良かった。
[わたしは、友だちに手を差し出す。]
(229) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[ひとみちゃんの手より先に、 わたしの手のひらに何か>>197が乗った。]
お守り……?
[指の隙間から薄い青色が見える。 指を動かすと柔らかい肌触りと硬い感触。 小さくて、ちょっとデコボコで。]
ぼたん、かな。
[わたしは答え合わせみたいにひとみちゃんへ尋ねる。 ひとみちゃんだって怖いのに、 わたしが持ってていいのかなと思ったけれど、 わたしは頷いてひとみちゃんの手ごと握りしめた。]
(230) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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ありがとう。大切にするね。
[わたしはただ、そう約束した。 人形だと分かったとはいえ、九重さんの状況を見た後に 先の話をするのはまだちょっと怖かったから。 約束して、ひとみちゃんの手を引こうとする。 両手が離れた彼女の指>>70には傷が見えたはず。]
(231) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[わたしはひとみちゃんの手を引き、近くの水道へ向かう。 ひとみちゃんが嫌がらない限り、 ひとみちゃんの指先を流水に晒そうとする。 終わったら、今度はわたしがポケットに手を入れて、 ハンカチでひとみちゃんの指を包もうとした。]
使ってないやつだから、ちゃんと綺麗だよ。
[水分をとらなかったせいか、実感が薄かったからか、 使う機会がなかったのは幸運なのかも。 水で洗えたとしてもそうでなくても、 わたしは紺色のハンカチをひとみちゃんに渡す。]
お守りにはならないけど、お返し。 持ってて。
[あげる、とも、後で返して、とも言わない。]
(232) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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わたしたち、いつになっても約束しないねぇ。
[こんな時でさえ、 わたしとひとみちゃんの間に約束は生まれない。
いつもみたいにはできなかったけど、 わたしはほんの少しだけ笑うことができた。 改めて、釦と一緒にひとみちゃんの手を繋ごうとする。]
そうだねー。 今日は何の話、しよっか。
[ここは夕方の通学路じゃない。 夜の止まった校舎で、わたしたちは歩き出す。]*
(233) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[カーテンを何枚か重ねて人形を覆い隠した後は そのへんのポスターを引っぺがして 裏に「グロ注意!」って書いておく。 正直どう注意していいのかも よく分からなかったので簡素に。]
ん?ん―――……
[そんな時、黒沢が何気なく声をかける。
気が付くのは事実だと思う。 でも、優しいかどうかは微妙だ。>>161
きっといつもの俺だったら ありがとってにこにこ笑っただろうけど… 今の俺は裏面を向けたポスターを教室の扉に貼りながら 少し困ったように苦笑を浮かべる。]
(234) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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[優しさって何だろ、なんて 哲学的なこと言うつもりないけどさ。
それって他人の為を想って 動ける奴のことじゃないのかな。 ちょうどさっきの鳩羽みたいに。]
優しいって言うか、 怖がりなんだよ、俺は。
[カーテンで九重人形を隠すのは このまま曝け出しておくのが怖いから。
注意喚起の張り紙は、 この光景を見た人が気分悪くなると 何だか俺が落ち着かないから。
自分の為だ。 俺は俺が楽でいられるために 半径2mの気遣いを振りまく。]
(235) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 20時半頃
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苦手なんだよね。
人が目の前で怒ったり、悲しんだり ヤな気持ちになってるのが分かっちゃうと なんていうかすげー息が詰まりそうになんの。
俺の気遣いで目の前の人が 上機嫌で居てくれるなら その方が楽かな……みたいな。
[こんなこと普段人には言わないのに。 なんで口にしたのかは、自分でもよく分からなかった。*]
(236) 2021/06/08(Tue) 20時半頃
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── 回想:チャイムの鳴る前 ──
……だといいけどな。
[向き合えとか、逃げるなとか。 そういう言葉が来るんじゃないかって、 ほんの少し、覚悟していたから。 だからユーガが何も言わないでくれること>>218 俺を僅かでも肯定してくれることに、安堵する。]
(237) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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[俺は、それからユーガの話を聞くんだ。 前髪に隠れた表情は、上手に見えないけれど それでも、顔を見て、聞き逃さないように。
到底理解が出来なくて先延ばしにしている 尊敬してたはずの父親が信じられない
……俺かな、って思った時に、 視界に一度だけ、宙に浮いた腕章が見えた ]
(238) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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[そして]
わかる
[今朝も顔を見ずにホッとしてる。だって。>>220 思わず微笑んで、同意を返してしまった。
……今朝、俺は顔を見ちまったけど、 確かにこうして家に帰れない理由があるのは 正直ちょっとホッとしてる。]
(239) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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事情は。わかんねーし聞かねーけど。 俺も似たような感じだなって。 到底理解なんてできねーし 信じてた父親は信じらんねーし。
だから俺も思春期。
[バトンをもう一度受け取る。 ユーガがちょっと微笑むのを見て、つられて微笑む。]
(240) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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俺さ、これだけは言えるよ
そんなクソ親父のことを嘆いて 命を投げ出したり、したくねえな。 勿体ねえよ。
[腕章を左腕につければ、収まりがいい。 あの日も、俺は、誇りを持ってこれを着けてた。 そんな自分がきらいじゃねーし、誇りをもってる。
俺はたった数ヶ月だったけど、 責任感のある委員長を何年も続けてる、 そんなユーガも。きっと、同じだと思いたい。]
(241) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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思春期さ、 駆け抜けられたらいいな。
[真逆の家庭に生まれて、 真逆の人生を歩んできたかもしんねーけど それは、俺には全然わかんねーけど。
詳細も語らねえ悩みで妙な一致を見せるならさ、 わかるよ、って、今だけ勝手に寄り添わせてくれよ。]*
(242) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 21時頃
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/* >>227 泣いちゃうね…… 俺は絶対メイと話したい… でも落ちがお互い最後のほうだからまだ余裕あるんじゃねーかって勝手に思ってる(
>>233 最高にここすき
(-21) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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[ 気を付けて、って私も言ったのに、 炭蔵君に足元に気を付けるように言われて、>>163 私、初めて気が付いた。 カッターナイフ、私危ないとは思ってたけど、 怖いとは全然思ってなかったなって。 そんなこと、わざわざ言うことでもないから、 ありがとうとだけ返事したけれども。
その時左手首は解放されてた。>>164 だって、私が失敗したと考えるようなこと、 私視点では起こってなかったもの ]
(243) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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― 回想・いつかの綿見 ―
[次からは気をつけるってことで その話は一旦区切り。>>1:674
何気なく尋ねてみた綿見の家庭環境。
返事からそこまで嫌悪の念は読み取れないけど>>1:675、 仲悪い、とまではいかなくても 時折家族が煩わしくなること、 多分俺達くらいの年代にはよくある話なんだろう。
分かんないな、フツーの家庭で生まれ育った フツーの高校生の親との距離感。 振った話題を間違えたかもしれない、なんて 内心ちょっと思っていたけれど。]
(244) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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―― 現在:教室 ――
[ 柊君も、九重さんの所在を知らないようだった。 鳩羽君が探してる。>>224 そう聞いて、ようやく私にも、 遠くから何となく聞こえていた音が、 意味を持って聞き取れるようになった。 鳩羽君が九重さんを呼んでる。>>192
声は近づいたり遠のいたりしても途切れなくて、 ああ、まだ見つけられてないのか、と思った。 疲れはてた鳩羽君が教室に戻ってくることになるとは、 その時の私には知る由もないことだけど ]
(245) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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[ 九重さん、のマネキンがカーテンで見えなくなった後、 柊君はポスターの裏を使って警告文を書いた。>>234 あの時みたいな丁寧な字じゃなくて>>1:301 伝わればいい、って感じで。 このカーテンの下にいるのが九重さんなら、 私はその表現に異議申し立てをするところだったけど、 ここにいるのはただのマネキンだ。 だから、何も言わなかった ]
怖がり?
[ 優しいね。 それは今朝、向井君にも言った言葉だった。>>0:313 あの時は自己チューなだけって返された。>>0:354 そして今、同じ言葉を柊君にかけたら、 怖がりって返ってくる ]
(246) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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……うーん。
[ 人が嫌な気持ちでいると、息が詰まりそうになる。 人が上機嫌でいてくれるなら、その方が楽。>>236
柊君の説明に、私は首を傾げる ]
それは、優しさじゃないの? 他の人の機嫌が良ければ嬉しくて、 他の人が悲しければ苦しくなる。 だから、そうならないように気を使える。 そういうのを優しいって言うんじゃないの?
[ それが優しさでないのなら、 柊君の言う優しさって何だろう。 それも、他の人のこと思っての行動じゃない?>>235 その結果、自分自身の心も守れるなら、 そういうの、win-winっていうんじゃないのかな* ]
(247) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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……もっといい子に、かあ。 それは、しんどいね。
[フツーの距離感が分からなくても その状況がきついのは想像がついた。 実際に言われてるわけじゃない、ってことは 無言のプレッシャーとかそんな感じだろうか。>>1:676
もっといい子でいなさい。 もっと素直な子でいなさい。 もっともっと。期待を裏切らないで、愛するのに楽な子で居て頂戴。 全く簡単に言ってくれるよなって思う。]
(248) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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子どもってさ、 親の期待には応えたいって 思うように出来てるじゃん。
無償の愛とかそんな綺麗なもんじゃなくて、 自分一人で生きていけないこどもは 庇護してくれる大人に見捨てられると死んじゃうからさ。 一種の生存本能ってやつ。
[夢も希望もない話だ。 どこで聞いた話なのか忘れてしまったけど、 でも事実だと思ってる。]
(249) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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身体的に1人で生きて行けるようになったらさ、 世界中の誰に認めて貰えなくても 気にしなくなれたらいいのにね。
そうなってないの、人類のバグだよねー。
[なんて、だんだん俺も何言ってんのか よく分かんなくなってきたから。 あんま気にしないでって言って、 取り繕うように笑ったんだっけな。*]
(250) 2021/06/08(Tue) 21時頃
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[ 本当の友達なら、悲鳴が聞こえたら すぐに駆けつけるべきだって、
そうでなくても、クラスメイトの誰かが 危険な目に遭ってるかもかもしれないから 心配くらいすべきだって、]
[ 多分それは正しくて、良い人ならそれをやる。]
[ ………私はやらないけど。って、 苛立つように聞き流して。]
(251) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[ そういうのが自然に出来る良い子ならよかった。]
(252) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[ それでも何か起きたのか、様子くらいは 見に行くべきだっただろうかなんて思って。 ゆっくりと2階の方に歩いていた。
途中で血相を変えた樫樹くん>>133とすれ違い、 ……何があったのって、声をかけたかったけど。 その余裕も無く男子便所の方に 彼の姿は消えていた。
流石にそれを追ってまで聞くような真似はしない。]
(253) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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── →3-9教室 ──
[ 真っ先に目に入ったのは黒板だった。 知らない間にたくさんの書き込みがあって、 その一つ一つがこの状況の異常さを 物語っているようだった。
そんな中、私が書き込むのは 普段の日常と変わらないような一文で。
『 食堂の冷蔵庫にクレープがあります 綿見 』
緊張感もへったくれもなかった。]
(254) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[ 書き終えたなら、しばらくまじまじと 再度黒板の中身を読み込んで、……
閉じ込められた。出られない。オーケイ。 留守番、……そんなことしてたんだ。えらいね。 それからひときわ異質なもの、 ”人形が隣の教室で殺されていた” って。
なんだそれ。人形は人形じゃん? 首を傾げつつ、わからないでいる。
教室に誰かが居たならば、声をかけられたりは したのだろうか]*
(255) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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/* ため息過敏反応PCなので校舎変化にため息要素足したけど、なにしろ過敏反応すぎるので、肝心のホストなのにあまりため息の幻聴ができない!挙動不審になりすぎるから!
(-22) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[一緒に帰り道を歩きながら話をする仲を、 友達だと呼べないのなら、何が友達なんだろう。
私はそういう気持ちでいて疑わない。 私の人生にはいろんな意味での友達が多い、と思う。]
(256) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[>>192階下から聞こえる鳩羽くんの声。 利美ちゃんのことを探しているようだから、彼も同じことを考えたのだろう。 こういうのは同じ考えの人が多ければ多いほど安心できる。]
あんな怖いの、もう1回よく見てみるのも御免だけど、 大丈夫、お化け屋敷みたいなものだから。
[思い付いた慰め言葉は微妙だった気はする。 お化け屋敷と例えたものの、狭くて暗い空間は苦手なので、 入ったことはなく、イメージでしかない。]
(257) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[>>229芽衣ちゃんの手を取る。暖かい。 >>230>>231渡したボタンを受け取ってくれたので、微笑みを返す。 恐怖で心が挫けそうな時のおまじない。 芽衣ちゃんにも届いてくれたらいい。
手を差し出した時に私の指の側面の傷を見られたらしく、 近くの水道に連れて行かれた。]
大したことないから。いいよ。
[そう言いながらも指を流水で洗い、綺麗にしたら、 芽衣ちゃんは取り出した紺色のハンカチで指を包んでくれた。]
(258) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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……ありがと。 ふふっ。
[交換の形になったから、そのほうが気楽だ。 ハンカチはありがたく受け取ることにして、微笑んだ。]
そうだね。 なんとなくそうなっちゃうね!
[>>233私たちはいつも約束をしない。 一緒に帰るのは時間が合った時だけだし、先の予定を確約させない。 なんでか知らないけど、そういうふわふわ感も悪くは感じなかった。]
(259) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[……でも、彼女に話さずに半端にあやふやにしたことは、 しっかり精算しなきゃいけないな、と思う。
>>233いつもの通学路でもない、 冷え切った薄暗い校舎の中で、カッターナイフを小石のように蹴りながら、 静かに話を切り出していく。]
……前に終わらせたままだった話の続き。いい?
[指の傷を、紺色のハンカチ越しに軽く撫でて一呼吸を置く。]
(260) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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変だなって思ったら笑ってくれてもいいんだけど。
私には幼稚園の頃からの友達がいてね。 その子は私が一人の時に話しかけてくるんだけど。 私以外の、他の人には見えないらしいんだ。
私にとっては普通にいるように感じるのに、 いるよって言っても誰も信じてくれないから、 なんか、だんだん疲れてきて。
ずっと忘れようとしてたんだけどね。 やっぱり、ダメみたい。
(261) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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[芽衣ちゃんにとっては、急に怪談のような話をされたと思うだろうか。 こんな状況で、私がふざけたことを言っているのだと。 残念ながら、これが隠そうとしてたことなんだけどね。]
その友達のことを忘れるのが正解なのかなって悩んでたから、 芽衣ちゃんにちょっと聞いてみようかなって、 ズルいことを考えてた。
……ごめんね。なんか。
[あの時からずっと胸の支えになっていたことを、ようやく吐き出した。 こんな突拍子もないこと、話されても困るだけだろうけど。 茉奈ちゃんに相談した時みたいにもっと早く決断できていれば良かった。 後ろめたさを抱えながら、私は芽衣ちゃんに気まずそうに謝る。**]
(262) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 21時半頃
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/* イメソンというほどでもないんだけど、乃絵は迷子ライフっぽいとこあるよなーと思ってたんだけど。 プロで向井君に窓ガラス割って回るって言われてから、尾崎豊の卒業がぐるぐるしてるのどうしてくれますかw この(父親という)支配からの卒業
(-23) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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/* ノルマは達成できたしハンカチもらえたからありがとう芽衣ちゃん…… 落ちロルで大事につかうね……
(-24) 2021/06/08(Tue) 21時半頃
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ん―――……
[黒沢から返ってきた言葉を肯定も否定もせずに 益々俺は困ったように眉を下げる。>>247
まあ、言葉にすればそうなのかもしれない。 そういう解釈もあるのか、とは思ったけど すんなり納得は出来なかった。
でも食い下がった所で黒沢を困らせる…っていうか あんまり伝わらない気もして、 へらりと口元だけ笑いを浮かべる。
素直に引き下がればいいのにもやもやして、 口から出た声がちょっとだけ硬くて、初めて気づいた。
今俺は少しムッとしている。]
(263) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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副会長的にはさあ、 気を遣うイコール優しい? 自分に優しくしてくれる人は優しい?
誰かが不機嫌にならないように立ち回ることを 優しいって表現するんなら、 確かに俺は優しいのかもね。
じゃあ副会長的に優しくないってのは たとえばどんなやつなのかな。
[少し突き放すような言い方になってしまったけれど、 マジになりすぎないラインを保ちはしたつもりだ。 こんな時でも俺は打算的だ。]
(264) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[愛想笑いを浮かべて空気を読むことも、 目の前の相手の機嫌に一喜一憂することも、 好きでそうしてるわけじゃない。
俺はさ、そうするしか出来なかっただけだよ。 こう言う風にするしか生きてこれなかったの。
だから、そんな簡単に、勝手に 綺麗な言葉で括って片付けないでほしかった。*]
(265) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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── 現在:2F廊下 ──
[ どうにか嗜めて歩き出せば、 3-10から飛び出してきた鳩羽に、 九重の所在を聞かれるが、>>79 鳩羽と階段で話すより少し前に会ったのが最後、 ─── と、伝えていただろう。 ]
確かに、見て楽しいものではなさそうだ
[ 鳩羽から状況を聞けば、向井の言葉に相槌を。>>202 単独行動は控えるように言うべきだったか。 今更後悔しても、遅い。 ]
(266) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 精神世界の話をしたかった向井と、 九重の話をする炭蔵はずれている。 だけれど、会話はちゃんと成立してた。>>203 ]
それじゃあ、メールの送り主は、 今ごろ想定外の事態で困惑してる可能性もある訳か
ああ、そもそも自分がそう≠セと 気付いていない可能性もあるんだろうか?
[ 生きていることがつらい≠ニいうのは、 暮石の言う自分が自分でいられなくなったのか それとも、また別の意図があるのだろうか? ]
(267) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 噫、そうだ。よく気付いたな。>>208 炭蔵はどこかで自分以外の人間は、 皆平等に助けるべき@ァ場の人間だろうと、 心のどこかで見下していたのだろう。
常に上にあるべきだと、 父親に教えられてきたんだから。 自分はそう≠ナあると思い込んできた。
そんなわけ、ないのにな。 ]
(268) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 炭蔵は、分かっていて聞いたのだろう。>>212 ずっと対角線に生きてきて、 ずっと思っていたことでもある。 ]
どうだろう、 その場になってみないと分からないが 少なくとも同じ聞き方ではないだろうな
[ それでも至って真面目に問うた。
自分から聞いたんだ。 ちゃんと聞くに決まってる。 ]
(269) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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[ 言葉にしてはいけないこと、 認めたくないことが、 この世の中には沢山あるらしい。>>213
もっとずっと早く、 気づけていたら良かったんだろうか? それとも、この行為は間違っている? 俺は悪いことをしているのだろうか? ]
先日まで向井は、 ちゃんとできる≠謔、になったのかと思っていた それは、俺の思い違いだったんだな
[ 炭蔵の見てた世界では、 向井はちゃんと周りに溶け込んでいた。 その裏にある努力も、知らないで。 羨んでいたなどと、口が裂けても言いたくない。 ]
(270) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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俺の見てる世界は、 きっと向井の見えてる世界よりも、 ずっと狭いかもしれないな
音も光も情報も、次にすることも、 どこでだれが困ってたって、 五感の届く範囲のごく一部しか届いてない
[ 一度立ち止まって、両手を広げて見せる。 ]
(271) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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可能な限りの情報を得たいと思って 細心の注意を払ってみたって、 俺のこの手の届く範囲ぐらいで、 背中を向けてしまえば何も分からない
泣いたりすることはないが、 そうだな── 悔しいと思うことは、ある。
[ 広げていた手を辞めて、 ポケットの中のカッターナイフを弄りながら、 再び歩き出す。
もたもたと、でも着実に保健室へ近づいていた。 ]
(272) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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俺だって、疲れもするよ これまで疑いもせずにいた自分の行動が、 本当に正しかったのかと悩むこともある
[ 炭蔵祐駕は、きっと君の期待通りの人間じゃない。 父の教えと母の希望という器に合わせただけの ただの生きづらい人間のひとりだ。
これで、求める答えになっただろうか? 炭蔵は、それさえ判断がつかないでいる。 ]
(273) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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消毒は俺がしよう
[ 気づけば、保健室に辿り着いている。 先生は勿論いない為、 無許可で棚から消毒を漁り出す。
ピンセットで綿球を摘んで、 足を出せと言わんばかりに向井を見ていた。 **]
(274) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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/* ユーガもいい子だよね。っていうかみんないい子だよ。
(-25) 2021/06/08(Tue) 22時頃
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/* そう!! 誰がどこにいるかいまいち把握できていない綿見なのである!!
(-26) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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/* そういえば、どうにかしてクレープ食べたいのと 綿見に怒られたいなー
(-27) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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―― 現在:3-10教室 ――
[ 優しいっていうのは、 一般的には褒め言葉の部類に入るものだと思う。 少なくとも、私はその性質を好ましいものだと思って、 柊君に伝えたつもりだった。 だというのに、柊君はあまり納得していないというか、 作り物めいた笑みを浮かべた。>>263 私だって柊君ほど鋭くはないけど、 それくらい察せないほど鈍感でもないよ ]
気に障ることを言ったならごめんなさい。
[ 謝ったけれど、それはあくまでも 柊君の気分を害したかもしれないことについてだった。 発言を撤回するつもりはなかった。 一度口から出た言葉はもう消えないから、 軽々しく撤回なんかしちゃいけない ]
(275) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[ 柊君から返ってきた言葉には少し棘があって、>>264 ちょっとまくし立てるような響きもあって、 ああ、多分この話題は、 柊君のどこかデリケートな部分に触れるのだろうな、と 思った ]
私的には? ……そうね、自分のことを気遣ってくれる人のことは 優しいと思う。 その気遣いが見当違いだったりしても、 気を使ってくれた事実は変わらない。
[ 気を使わせてしまった、と感じることは、 私にとっては恥じるべきことであり、 避けるべきものだけど、 その気持ちそのものは感謝すべきものだ ]
(276) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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その対象が私じゃなくても、誰かのこと気遣ってる人は、 優しいと思う。 他の人のことを気遣える人は、優しいよ。
柊君の気遣いで、他の誰かが気持ちよく過ごせるなら、 それは、素敵なことじゃないの?
[ そこまでは、良かった。 私は言葉を選びながらも、自分の思う優しさについて、 話せたと思う。 思いやりがあること。情が細やかなこと。 優しいというのは、そういうことのはず ]
(277) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[ だけど、優しくないの定義を聞かれて、 私は少し、足が震えた。 そう言われて、 真っ先に思い浮かんだイメージがあったからだ。 駄目だ。駄目だ。 それは、尊敬し、感謝しなくちゃいけない対象のはずだ ]
やさしくない、ひと、は、 ……じぶんかって、で…… じぶんのおもいどおりにならないと気がすまなく、て…… [ 違う。私はあの人のことを、 そんな風に思ってるわけじゃない ]
(278) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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他の人に気を使わずに、 自分のことを気を使われる側だと思ってる、 自分の思い通りにならないことは、 全部他の人のせいにできる人のことだと思う。
[ 言い切った私は、多分ちょっと顔色が悪い。 でも、言い切ったし、撤回するつもりもなかった ]
(279) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[ 始まりは、そうしないと生きてこれなかったから だったとしても。 もう染みついて柊君の一部になっているんじゃないの? 例え生きていくための処世術から始まったとしても、 それが自分の心の一部になっているなら、 それは優しさと呼んでもいいものだと思うけど、 違うのかな?* ]
(280) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[ともだちなら、名前を呼び合わなきゃいけなくて。 トモダチなら、何でも一緒にしなきゃいけなくて。
友だちにそういう決まりごとがたくさんあるなら、
ずっと、いらないって思ってた。]
(281) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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— 夜の止まった校舎で —
[わたしは隣を歩くひとみちゃんを見た。 廊下を並んで歩くことは初めてじゃなかったけれど、 こんなに遅い時間に一緒にいたことはない。
わたしは、ピアノのレッスンがあって。 ひとみちゃんは、ご両親が心配するから。
わたしたちは、違う理由でいつも早く校舎を離れた。]
痛くない?
[わたしはひとみちゃんに尋ねる。 ひとみちゃんの手には紺色のハンカチが巻かれていた。 ひとみちゃんが平気なら、わたしが繋ぐのはこっちの手。
流水に触れてきっと冷たくなっているだろう。 わたしの人より大きな手で、 釦とハンカチごとひとみちゃんの手を包むつもり。]
(282) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[大したこないってひとみちゃん>>258が言ったから、 わたしは保健室に行こうとは言わなかった。
だからわたしたちに目的地はない。 なんとなく、3階の廊下をゆっくりと歩いていく。]
雰囲気あるねぇ。
[電灯をつけているとはいえ雪夜の校舎は暗くて、 ひとみちゃんが言ったお化け屋敷>>257を彷彿とさせる。 さっきの光景を忘れた訳じゃない。 だからわたしは、ひとみちゃんが渡してくれた釦と ひとみちゃんの手を決して話そうとはしなかった。]
うん。
[ひとみちゃん>>260が口を開いて、わたしは頷いた。 前と言われてわたしが思い浮かべるのはひとつだけ。 曲が転調する前みたいにひとみちゃんの声が止まる。 わたしは大人しく続きを待った。]
(283) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[語られる話>>261は、確かに信じ難いものだったと思う。 でもわたしはすんなり受け入れることができた。]
どんな人なのかなとは思ってたから、 なんかちょっとスッキリしたかも。
[だって、わたしの中には既に その人>>342の居場所ができていたんだから。
わたしたちは間違いなく3年間一緒にいたんだなって、 そう、思った。
思ったから、わたしはひとみちゃんに笑いかける。]
(284) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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知ってたよ。
ひとみちゃんが気にかける誰かがいることも、 ひとみちゃんがよくどこかを見ていたことも。
それが繋がっていることには気づけなかったし、 誰なのかも分かんなかったし、 その……聞こうとも、してなかったから。
[謝るひとみちゃん>>262にわたしは首を横に振った。 それから、わたしの懺悔を返す。]
(285) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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……わたしには譲れないものがあって、 それだけあれば他はどうでもいいと思ってたの。
あ、ひとみちゃんを蔑ろにしてた訳じゃなくてね。 その……だから、分からなくて。
わたしが、みんなとどんな距離感でいればいいのか。 ひとみちゃんの悩みごとに、何て答えたらいいのか。
わたしなんかが、踏み込んでいいのかって。
[わたしは手を握りしめる力をほんの少しだけ強めて、 手のひらに触れる釦の感触を確かめようとする。]
(286) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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楽しいことは、楽しいでしょ。 でも内に秘めたものって楽しいだけじゃない。
だったら、触れないようにしようと思った。
踏み込んで傷つけるか、 踏み込まないで関わらないなら、 後者の方がずっとラクなんじゃないかって。
わたしは、どっちでもいいから。 相手がラクな方を選びたかったの。
[ため息を吐かれるのも平気。たぶん怒られたって大丈夫。 嘘をつくのもあんまり抵抗ない。 嫌われてもいいけれど、それは相手に申し訳ないな。
わたしは別にラクじゃなくていい。 それなら、相手が一番ラクな道を選びたかった。]
(287) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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……全然、上手くできなかったけどね。 だから、謝るならわたしの方だよ。
ごめんね。気づいてたのに、何もできなくて。
[わたしは、ひとみちゃんがいつも見ていた辺りを向く。 一人の時に話しかけるなら、今はいないんだろうけど。]
はじめまして。やっと、会えたね。
[疲れてしまったひとみちゃん。 忘れた方がいいのかなって考えているひとみちゃん。
わたしはその答えを渡すことはできない。 だってひとみちゃんしか、その人を見てあげられない。
わたしは視線を戻して、ひとみちゃんを見る。 わたしにも見ることのできる、友達を見る。]
(288) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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……あくまでわたしは、なんだけど。 大切なものって、そう簡単に忘れられないんだよ。
だからそれでもいいんじゃないかな。 できないことはできなくてもいいの、かも。 大丈夫になったら、自然とどうにかなるの、かも。
なんか無責任かな。ごめんね。
やっぱりわたしにできることは少ないけど……、 疲れた時は呼んで。一緒にいるよ。
[心強いと言ってくれた>>195から、 わたしは少しだけ勇気を出してひとみちゃんに伝えた。 隣にいるって伝えるように、もう一度手を強く握る。]*
(289) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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― 文化祭・綿見 ―
うわっ、
[飛び出した所で綿見に見つかって>>10 咄嗟に怒られるかと思って見を竦めたけど 息を飲んだ彼女は俺を調理室まで引きずってった。
自分ではあんまり自覚してなかったけど 多分酷い顔色だったんだろうなあ。
静かに調理室まで連行される間も 俺の頭の中はずっとぐるんぐるんしてて、 どうしようどうしようって そればっかりだった。]
(290) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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/* 22時半までに書ききろうと思っていました(1敗)
(-28) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[幸いと言っていいのか、 人の出払っている調理室は閑散としていた。>>11 のろのろと椅子に腰を下ろして、 差し出されたジュースを受け取る。
ああ、多分迷惑をかけてる。 俺が勝手なことしたせいで困らせてしまってる。 ちゃんと笑ってごめんねって もう大丈夫だよって、言わないと駄目だ。 駄目なんだけど、そう思えば思うほど表情筋が動いてくれない。]
…………、
[仕方なく渡されたジュースのタブを開けて、 無言で口をつける。 冷たい甘さが一気に喉から腹に降りていって、 少しだけ頭がクリアになったような気がした]
(291) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[すう、と息を吐いて、口を開く。]
あ、ははは。ごめんね〜探させちゃった? あっち騒ぎになってるよね、マジでごめん。 副会長にも謝んないと。 あっジュースありがと! 叫びっぱなしですげー喉乾いてたからさあ〜
[一度言葉を発してしまえば今度はべらべらと 自動音声みたいに謝罪が出てきた。 ごめんね、ごめんねってへらへら笑って繰り返す。
そのくせ、もう大丈夫だから、 その一言がどうしても出てこなくて 持ち場に戻んなきゃって思うと 鉛を飲んだみたいに胃が重かった。]
(292) 2021/06/08(Tue) 22時半頃
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[逃げたい。 戻りたくない。 万が一にでもあの子と顔を合わせたらって思うと またあの目で見られたらって思うと、 怖くて怖くて、足がすくむ。]
(293) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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………あの。さ。 もーちょっとだけ、ここに居てもいい?
[一頻り喋って静寂が訪れた頃に、ぽつりと尋ねる。
今、出来るだけ人と顔を合わせたくなかった。 生クリーム泡立てるくらいは手伝うからさ。 おずおずと窺うように綿見顔を覗き込んで。*]
(294) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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[ いつか、炭蔵君に話したことを思い出した。>>1:265
「これが正解だ」って押し付ける人もいる。 「これが正解なのになぜやらない」 「これが正解なのになぜできない」 そんな風に強要する人も、いる。
その話に、具体的なイメージなんて、ないはずだった。 でも違った。 あれは、私の父だった。 私は父から、強要されていると感じていた。 優しくないと思ってた。 自分勝手だと、思ってた。思ってたんだ。
だけどそう思ったとして、 どうして父に逆らうことができただろう?* ]
(295) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 23時頃
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/* >>1:265見ると、いや具体的なイメージあるやんって思うけど、この時はなかったと思うんですよな…… いや、なかったっていうか、あるんだけど、気づいてるんだけど気づいてないというか、あんなこと言いながら、乃絵は父のそれは当たり前だと思って甘んじて受け入れていたので。 できない自分が悪いと思ってたので。
(-29) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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/* 優しい人、優しくない人、めっちゃ考えてしまったw 難しい話は苦手です! でも柊君は優しいと中身も思ってるよー。 他の人を不愉快にすることが楽しい人っているよね。 他の人が機嫌よく過ごせることが自分の精神の安定になるのはいいことじゃん!(こなみ
(-30) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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/* とりあえず読み直して誤字1脱字1でした。ギリ勝利では? 0にして。はい。
ひとみちゃんの長年の悩みをスパッと解決とはいかないので、どんなことなら言えるかなあって考えた結果のあれです。 地雷さえ踏まなければひとみちゃんが自由に料理してくれると思っている。
乃絵ちゃ……今心で抱きしめてます。 いいか、次は乃絵ちゃんの番だぞ。 芽衣が現時点で友達って思ってるのは2人だけなんですからね。愛。
柊くんがムッとするのもとても良いと思っています。愛。 炭蔵くんと向井くんの関係性も最高だと思っています。愛。
綿見さんのクレープ食べたい。愛。 双子だったのかな。ひとみちゃんと共通する部分があって対比がすごく好きな話を今しました。
鳩羽くんはですね、エピでも楽しそうかなもあるけど、機会があれば突撃したい気持ちもあります。 何でもやりたいをやりすぎるとパンクしてしまうのでね。あとみんなの話もみたいのでね。待てはできるよ。
(-31) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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── 現在・保健室へ ──
夕方くらいに一瞬会った。 あっちの非常階段のとこ。 それっきり……だけど、
[ 「なんで?」とは聞けなかった。
鳩羽が九重を知らないかと、 通りすがりに尋ねてきたときのことだ。>>190
鳩羽があまりに本気で九重を探してるようで、 知ることを少し先延ばしにするようにして、 慎一はその背中を見送ったんだった。]
(296) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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[ さて。メールの送り主の話に戻そう。
確定させようのない可能性ばっかり。 炭蔵の並べたふたつを、>>267 慎一は歩きながら脳内でこねくり回す。]
……かもな。 なんか、やろうと思ってできること、 じゃないみたいな話だったし……、
……たとえば、で済んでほしい話だけど。 死んじゃおうと思って、メールも送って、 それでこんなとこいったらすげえビビりそう。
[ 九重からの伝聞として、 まずひとつめの可能性への返事としよう。]
(297) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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……だから、 気づいてなくてもおかしくないんじゃない?
それに、みんな、 気づいてたら、教えてくれんじゃねえかな。 その──、自分だって自覚してたら。
[ さて、これでふたつめの可能性への回答。
驚かせてゴメン、俺だよ私だよ。 ……みたいなことを慎一は考えたけど、 どうだろう。みんながそうとは限らないし。]
(298) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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/* 愛を添え忘れました。愛愛。
樫樹くんは本当に健康を第一にしてほしい……まずはそれ……愛……。
(-32) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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[ 淡々と可能性の話をする炭蔵は、 慎一には今までどおりにしか見えなかった。
つまり──、子どもたちの群れの中、 先頭で。あるいは真ん中で。 慎一とは異なる意味で異質な存在。
わかりやすい目印、指標として、 気づいたときには慎一の視界に、 完成された形で存在していたもの。]
(299) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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[ 肯定ととれる言葉を受けても、>>269 慎一は「だろうね」と思うばかり。
ぐちゃぐちゃに散らかって、 どこに何があるんだかもわからない頭の中、 その一角を整理していくみたいに言葉にする。]
そう見えててほしかったんだから、 ユーガにそう見えてたんならよかった。 うまくなったろ、取り繕うの。
[ ふふん。とそれだけは得意げに言ってやろう。 「思い違い」って言われてそれもどうかって? まあ、それについては悲しい話なんだけど、]
(300) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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ホントにちゃんとできりゃよかったけど、 ……俺はそういうふうにできてねーみたい。
[ 一つ、ひとつと言葉にしていく。 何かを確認していく作業みたいに。 言葉にするごとに気持ちは凪いでく。
はたと炭蔵が立ち止まり両手を広げる。>>271
広げられた両手の範囲は、 たぶん慎一が同じことすれば変わらないくらい。
なんだか子どもみたいな表現をするなって、 慎一は思って、それが少しだけ愉快だった。]
(301) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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……そっか。 当たり前に見えてるわけじゃないんだ。
なんでもオミトオシみたいな顔してるから、 千里眼かなにかでも隠してんのかと思った。
[ 大真面目なふうに炭蔵が言うから、>>272 慎一も、半ば本気でそんな返事をしよう。]
手の届く範囲に注意を払えるなら、 ジューブンえらいと思うけどね。
[ ぽつ、ぽつと言葉をこぼしながら、 ゆっくり歩いていても保健室はもうすぐ。]
(302) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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[ 炭蔵がポケットに手を突っ込んで歩く。>>272
……案外行儀悪いことするなあ。 慎一はそうも思うけれど、言わない。
同じようなテンポで隣を歩いて──、 「疲れもする」そんな言葉には、 意外そうな視線を返しておこうか。]
……隠すのうまいなあ。 「悔しい」も「疲れた」も。
[ 見せてくれればよかったのに。とは、 取り繕ってばかりの慎一は言わないけどさ。]
(303) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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/* めっちゃ考えた割に、うまく伝えられた気はしない。 乃絵は優等生のふりをしてるっていう割に本当は割と高スペックだと思ってますが(比較対象が超人過ぎた)中身は頭が悪いのです……
なんていうかさー、最初は相手の顔を見ながら気に入られるように上手に立ち回らなきゃ!から始まってても、もうそういう風にしないと自分が苦しくなるってくらい自分の一部になってるなら、それは打算とはちょっと違うと思うのですよねえ。っていうのが上手く言えない。
(-33) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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── 現在・保健室 ──
……自分でできるんだけど。
[ そして、 速やかにピンセットを持ち出され、>>274 慎一はちょっと腰が引けてしまう。
でも、今くらいはまあいっかって、 慎一はお言葉に甘えて裸足のままの足を差し出そう。 ……もちろんその前に一度洗うからちょっと待って。]
(304) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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/* 小石みたいに蹴るカッターに触れるのを忘れていた……! わー、すごい素敵な表現だと思ったのに!
表は気をつけているのですが、独り言は開き直って挟まりまくっています。 表でもたまに挟まるし挟むけど。すまない。
(-34) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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[ 救急箱からバンソーコーを漁りながら、 世話を焼かれてるのってなんか変な感じ。
それでさ、その手先を見つめながら、 疲れもするし悩みもする、 ひとりのクラスメートとしての炭蔵に聞こう。]
さっきの話。 もし、本人に自覚がないとしたら、 ユーガもさ、「自分かもなあ」とか、思う?
[ その世話焼きな腕に起動ボタンがついてりゃ、 そんな心配する必要もなかったんだろうけど。*]
(305) 2021/06/08(Tue) 23時頃
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― 現在・3-10教室 ―
[分かってるとも。 黒沢が褒めるつもりで言ってくれたことくらい。>>275 そんな深い意味で言ったわけじゃないことくらい。 むきになる方がそれこそ「空気読めて」ないってことも。
なのに黒沢に謝らせてしまった俺は あーーって自己嫌悪に陥る。 もうこの話は終わりにしよう、そうしよう。 そう言うつもりで口を開いたけれど、 それよりも先に返答が返ってきた。]
(306) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[静かな言葉は明瞭でゆるぎない。>>276 ああこの人は自分が正しいって思ってる。 自分に自信があるんだろうなって思った。>>277
人に認められたくて、愛されたくて、 他人の顔色に怯えたことなんてないんだろうなって。
だから多分そこだけ聞いていたら 副会長はそう思うんだね、で 俺は話を終わらせていた、と思う。]
(307) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[明らかに黒沢の様子が変わったのは、 「優しくない」の定義について話し始めた時。>>278
一転してたどたどしくなった言葉に、 俺は驚いたように瞬きをして顔色の悪い黒沢を見た。
やけに具体的な台詞は なんていうか一般論じゃなくて、 特定の誰かを思い浮かべて言ってるみたいに 俺には聞こえたから。]
―――……… 確かにそれは、優しくないね。
[言い切った黒沢に一拍置いて、静かに頷く。 いつの間にか、むきになっていた気持ちは落ち着いていた。]
(308) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[俺が優しいか優しくないかは一旦置いておくとして。
彼女の身近にはきっと「優しくない」人がいて、 その人と比べて俺を「優しい」って 言ってるんじゃないのかな。
そんなことまで考えてしまったものだから、 理路整然とした台詞の意味合いも変わって来る。 感じていった怒りも何だかスーッと消えていった。]
(309) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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…なんで副会長が俺を優しいとか言うのか、 それ聞いてちょっとだけ分かった。
自分勝手で、気が使えなくて、他罰的な、 優しくない人に怒ってるんだね。
[俺の知らないどこかの誰かに。**]
(310) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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/* マナちゃんと喋ろうかと思ったんだけど、さっきまで喋っていたのと、マナが帰ってきてるのが多分20時半すぐくらいだとおもうので、いったんステイ。 今日はとりあえずやることないかな‥
(-35) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[話すことは話した。 笑われるか、困らせるか、それとも蔑まれるか、 リアクションをいくつか想定していたけど、 >>284案外軽い反応が返ってきて、ホッとする。]
……そういや、そうだね。 何回か見られてたもんなあ。
[>>285あれはたしか、聞かれて私が誤魔化したはずだ。 長年の経験で誤魔化すほうを優先してしまったがゆえの、浅はかさだった。
>>286>>287芽衣ちゃんの考えを聞きながら、 手に込められる力をじんわりと感じていた。]
(311) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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……。
わかる。わかるなー! それ。
[つい笑ってしまいながら、そんな相槌を打つ。]
何か抱えてそうな人に踏み込んでさ、 一緒に背負うのって、重いもん。 触れないようにして、楽しいことだけ共有したいじゃん。
[今が楽しければそれでいいし、私は私を嫌いな人とは関わらない。 そんな考えで生きてきた私だもの、 芽衣ちゃんがそういう風にしていたことは、痛いほど分かる。]
(312) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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自分にとって大事なものを大事にできるなら、それでいいと思う。 誰もそんなの、責めたりしないよ。
私、芽衣ちゃんと話して気を紛らすことができて、 すっごく楽しかった。
[ささやかな帰宅部の活動だったけど、 それが私にとってどれだけの救いだっただろうか。]
(313) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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/* 明日まで暇だったらクレープもらいにいこ、そうしよ…
(-36) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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[>>288芽衣ちゃんが何もない虚空に挨拶をする。 ぼたんは私が一人きりの時だけ現れるから、残念ながらそこにはいないけど。 感謝するように笑った。]
……だよね。 何度も忘れようとしたのに無理だったから、 もう、そういうものなんだよね。
私のことは結局私がなんとかするしかないから。 聞いてくれただけで、良かった。
[これは空元気ではなくて、本心から。 忘れよう忘れようと隠していたあの子の存在を上手く共有できて、 そんなに気負うことをしなくてもいいのかなって、思えてきた。]
(314) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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ありがとね、芽衣ちゃん。 ありがと。
[一緒にいると言ってくれて、繋いだ手は暖かい。 このまま並んで歩いていたいけど、 利美ちゃんを探したほうがいいのかな、とも思う。]
……落ち着いたら、やれることをやりに行こっか。 利美ちゃんを探して、ここから出られないなら泊まる準備して……。
あ、そういえばお腹もすいてきたなぁ。
[恐怖と緊張で感じなくなってたはずの空腹が戻ってきたような気がした。*]
(315) 2021/06/08(Tue) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 23時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/08(Tue) 23時半頃
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―― 現在:3-10教室 ――
[ 自分に自信があるなんて思われていたと知ったら>>307 多分、私は笑っちゃったと思う。 私はいつだって自信なんかなかった。 でもそうね、自信があるふりはしてたかもしれない。 だとすれば、私のふりも板についたってことかな。 私は、ただ誠実でありたかっただけだった。 出来のいいふりをしているだけの私に、 差し出せるものなんてそれしかないもの ]
(316) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 人に認められたくて、愛されたくて、 他人の顔色に怯えたことなんてないように見える? 私は今でもそのためにもがき続けてる ]
(317) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ ムキになっていたのは、柊君のはずだったのに、 いつの間にかそれは私の方になっていたのかな。>>308 静かに頷かれて、私はちょっと冷静になった。 冷静なつもりだけど、必死だったかもしれない、って ]
……そうだった、のかな。
[ 私、怒ってたのかな。理不尽だって思ってたのかな。 わからない。それを認めることには勇気がいる。 だけど、一つだけわかることがある ]
(318) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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別に比較して、“だから柊君は優しい”って 思ったわけじゃないよ。 他の人を不愉快にして喜ぶ人とか、 身勝手な人とか、優しくない人は色々いるけど、 そういう極端な人以外は優しいかというと、 そういうわけじゃないでしょう。
[ 極端じゃない優しくない例って何だろう。 無関心とか? ああ、そうだった。 私の父は、姉を見限るまで私に対して無関心だった。 やっぱり私の優しくない像は父に帰結する ]
(319) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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……ふふ。でも、柊君のあんな顔、初めて見たかも。
[ 柊君は、いつも機嫌が良さそうな、 愛想のよい笑みを浮かべていた。 カーテンを外す時だって、 浮かない顔はしてたけど、私のことを気遣ってくれた。 文化祭の時に取り乱した顔を見たことはあったけど、 あんな怒りを秘めた顔を見たのは初めてだった。 それすらも、 制御されたものだったのかもしれないけれど>>264 ]
(320) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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不愉快に思わせたのはごめんなさい。 不愉快にさせておいて言うことじゃないけど、 もっとそういう顔、出せばいいのに。 柊君のそんな顔見ても、 いつも笑ってなくっても、 誰も嫌な気持ちになったりなんかしないよ。
[ だから、柊君が息が詰まりそうになることなんて、 起こらないよ。>>236 少なくとも、このクラスの人たちは。 むしろ珍しいものが見れたって興味を持つんじゃない? 私はそう思うけどな* ]
(321) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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/* なんというか!なんというか!柊君の求めているものを踏めている気がしない!私のおばか!どんかん!
(-37) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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── 回想/いつかの ──
[ フツーの家庭環境があまりわからない、と>>244 彼に対して私が悟ることは恐らく、そう無い。
父と母と一人娘の私。 二人分の愛と期待を受け取って、仇で返す。 そんな行いばかりしている気がする。>>248 ただでさえ私はいけない子だから。
しんどいね、と。 その言葉に曖昧に笑んだ。 どちらかというと諦めることで 楽をしようとしてるから。
……さっきから頭の中の声が煩くなってきていた。]
(322) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 望まれるような、 愛するのに楽な子には、きっとなれていない。]
……そう、いうもんなのかな。 でも、あながち間違ってない気はする。
無償の愛なんてのも限りがあるし、 善意も食い尽くせば枯渇するからさ。 生きるためにそういうものは要る、か
[ ベイビネス、みたいな。生きるための戦略。 高校生は半ば親の手を離れたような、 それでもまだ頼らないといけないような、 そんな中途半端な時期。]
(323) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 3人分の期待は少々私には荷が重い。 応えなくても良くなれれば、幾らか楽だろうか。]
……そうだね。 自分一人で全てが完結できれば その方がきっと楽なんだろうね。 他人の目とか期待とか、気にせずにさ。
何だか珍しい話しちゃったね。
[ ひとりでいいのはもしかしたら 寂しくもあるかもしれないけれど。
今は、この声が止んでくれさえすれば、って あの子の声を聞きつつ思った。]*
(324) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ 先にあの子を裏切ったのが私だって知ってる。 幼い私は2人分がんばるよって、 健気にもそんなことを言っていたから。]
(325) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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── 回想/文化祭当日の、──
[ そんな話を彼としたのはいつだったかなって、 青い顔をしている彼を見つつ思う。>>291 尤も、あの時青い顔だったのは私の方だが。
何せ私がぐいぐい引っ張っている間も 軽口ひとつ出てこなかったくらいだ。 ここまで静かだと、何だか調子が狂うけど。 やたらとモテて賑やかな人って印象はあったし。]
(326) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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…………探してた、わけじゃないけど。 まあ少しくらい抜けても大丈夫じゃない。 見てる限りずっと働いてた気がするから。
[ 呷られたジュース、それを飲み終えたのか、 さっきまでの静けさはどこへやらという様子で ぺらぺらと彼は喋り始めて。>>292
正直、見ていて痛々しい。 へらへらとした軽薄な笑みも、 きっと心配かけないようにとしている振る舞いも。
見えている虚勢は虚勢にならない。]
(327) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ けれど、そう思って欲しい心理も、 わからなくはないから。 じっとその姿を、黒い目で見つめて。]
多分、……自分が思ってる以上に 疲れてるんじゃないかな、柊くん。 人と接するって、それなりに気を遣うし。 ここまでお疲れ様でした。
[ 何かあったのだろう、とは感づいているが。 じゃないとあんな表情、そうそう見ない。]
(328) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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良いよ、居ても。 その代わり、……はい。
[ 言いつつ手渡したのは生クリームの入ったボウル。 正直忙しいという状況ではあるのと、 手伝って貰えれば私は楽になるという打算と、 綿見に手伝わされてたって口実になるでしょ、と。]
お菓子作りってストレス発散に結構良いから。 手を動かしてれば落ち着いてくるかもよ。
……なにか、あったんでしょ。
[ 言いたくないなら言わなくて良いけど。 そう付け加えつつ、自身もまたボウルを手に 慣れた手つきでかき混ぜてゆく]*
(329) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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— 3F廊下 —
[ひとみちゃん>>311の抱えたものの重さとは裏腹に、 わたしの返答は軽いものだったと思う。 ひとみちゃんの納得したような様子を耳にしながら、 わたしはわたしの考えをひとみちゃんに伝えた。]
分かるの?
[わたしとひとみちゃんはそんなに似てないと思う。 だからこそ帰り道の話にはバリエーションがあったし、 わたしはそれを悪いことなんて微塵も思ってない。
だからわたしの考えにひとみちゃん>>312が 共感してくれた時、少しだけ意外そうな顔をした。]
(330) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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重い、かぁ。確かにそうだね。 1人じゃ抱えきれないものって重いんだ。
[重くて抱えきれないから、つらい。苦しい。 「聞いてくれただけで」とひとみちゃん>>314は言う。 だからその言葉が空元気じゃないって、わたしは ひとみちゃんの本当を素直に信じることができた。]
(331) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[ひとみちゃんが笑って、わたしも笑う。]
ううん、こっちこそ、だよ。 ……ありがとう。
[繋いだ手はあたたかい。]
(332) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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[唯一、ひとみちゃんが自分にとって大事なもの>>313に 触れた時だけ、あまり上手く笑えなかったけど、 さっきみたいにわたしの気持ちが塞ぐことはなかった。]
確かにちょっと空いてきたねぇ。
[何ならあんなに裏返ろうとしていた胃が 空腹を訴えてきたくらいだ。 わたしは驚きながらひとみちゃん>>315の意見に頷く。
あれが九重さんの人形だとしても、 九重さん本人の安全が保証された訳じゃない。
とはいっても探すためのヒントがあるはずもなく、 わたしはひとつ提案をした。]
(333) 2021/06/09(Wed) 00時頃
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じゃあ、一回教室に戻らない? みんな戻ってきてるかもしれないし、 わたし、お財布鞄の中に入れたままなの。
[あの3−10の隣に戻るのはまだ少し怖いけど、 わたしたちが最初にいた場所はあそこにしかない。
教室なら情報も得られるかもしれないし、 泊まる準備に自分たちの荷物はあった方がいい。 食事を購買で賄うとしたら、お財布はやっぱり必須だ。]
ひとみちゃんはどうする?
[わたしは隣を歩くひとみちゃんを見た。 ひとみちゃんが抱えているものは何も解決していない。 それでもひとみちゃんはこうしてちゃんと立っている。
だから、だろうか。わたしは口を開いた。]
(334) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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……もし、もしさ。 ここからみんな戻れたら、また一緒に帰ろうね。
それ、で、その時、もしよかっ、たら、 、わたしの話……も、聞いてほしい、な。
[なんて不恰好だろう。 わたしのお願いする声はぐちゃぐちゃだった。
今、言えたらいいんだけど、ひとみちゃんみたいに 誰かに打ち明ける勇気がまだ持てない。
だから初めて、 わたしはひとみちゃんに約束を持ちかける。 ひとみちゃんが渡してくれたぼたんの代わりに、 何の変哲もないハンカチを差し出したみたいに。]
(335) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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もしもう平気になってたとしても、 笑い話みたいに聞いてね。
……わたしも、ね。 ひとみちゃんとの帰り道、すっごく楽しかったんだよ。
[だから、ね。って。 約束を無理強いするつもりはないから、 それ以上押すつもりはない。]
(336) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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[ため息が聞こえる。 カッターの数は増えて、ひとみちゃんがそうしたように、 小石よろしく蹴飛ばせそう。
これが何を意味するのかはっきりしないけど、 メールの誰かも抱えきれない重さに苦しんでいるのかな。
——まだ、何も解決してない。 わたしは気を引き締めて、階段へ向かおうとした。]*
(337) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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/* 誘拐のこととか亡くなった犯人のこととか話せるように促した方が良かったかなあ。本人からは言いづらいですよね。 知っていることにした方がお話しやすかったかもしれない。
この後にまた聞かせてねって言えたらいいなとは思ってるのですが、芽衣、聞き役としての能力が低いのでは……? ひとみちゃんと話せたことは最高にハッピーなのだけど、聞き下手なのでは……!?
(-38) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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[>>333お互い、空腹をしっかり感じるぐらいに気は紛れたみたい。 なら安心かなって思えた。]
そうだね……。 教室に戻ってみたほうがいいかな。
[>>334芽衣ちゃんの提案には頷く。 あんなことがあって慌ててここまで来たから、 今はどういう状況になっているのか。]
私も教室に行くけど、ちょっとトイレに寄りたい。 先行ってて?
[ほんの少し寄り道してから戻ろう、と意思表示をした。 もちろん教室には向かうつもりなのに変わりはない。]
(338) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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うん、みんなで帰ろう。 同じ場所に詰まってたら、人間ダメになっちゃう。
[>>335当然のように全員で帰ろうと。 この校舎が尋常ではないことは分かっているし、 あの遺書のようなメールは何も解決していないけど、 揃って帰らなければ意味がない。そう思う。]
もちろん。またお話ししようね。
[ああ、あの時、心理テストって言って誤魔化した私みたいだなって思えて、 >>336芽衣ちゃんを微笑ましく見て、初めての約束をした。]
(339) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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[カッターナイフを蹴るのにも慣れて、器用に道を開けていく。
芽衣ちゃんが階段に向かうなら、 その手前で私は女子トイレに入ろうと道を曲がるだろう。*]
(340) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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/* 一緒に向かいたいけど、 まあ教室に2人いて状況が読めないから避ける感じで…
落ちロルまでどう動こうかしら
(-39) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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……そろそろ、いこっか。 柊君、この部屋のこと色々考えてくれてありがとう。
[ 柊君のその行動が、 たとえ柊君の言うように、 怖がりがゆえのものだとしても>>235 私が助かったのは事実だもの。 私には思いつかなかったことばかりなんだから。>>161 だからお礼を言うのは当然で、 こればっかりはきちんと受け取ってもらいたいと思う。
代わりと言っては何だけど、 休憩所に毛布を運んでおいたお礼は 素直に受け取ってもいいよ?** ]
(341) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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/* 炭蔵くんにもどうにか触れたいけど、うまく拾えそうになくてずっとなやみ
(-40) 2021/06/09(Wed) 00時半頃
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— 3階廊下 —
[わたしたちは次の目的地を教室に定めた。 ひとみちゃん>>338は一ヶ所寄り道するらしい。 進もうとしたわたしとひとみちゃんの間に一歩分の 差ができて、腕が引かれた紐みたいに上がる。]
……うん、分かった。 何があるか分からないから気をつけてね。
[一緒にいようと言った手前迷ったけれど、 ここから教室まではそこまで距離がない。 わたしは頷いて、ひとみちゃんの手を離す。
ひとみちゃんの指には紺色のハンカチが、 わたしの手には薄青色のぼたんが残った。]
(342) 2021/06/09(Wed) 01時頃
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[わたしの拙い約束に、 ひとみちゃん>>339が微笑んだ気がした。
わたしの抱えたものも、 ひとみちゃんの抱えたものも、 何ひとつなくなってはいない。
でも心が少し軽くなったのも本当だから、 わたしは初めての約束を笑顔で交わした。]
(343) 2021/06/09(Wed) 01時頃
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[それから、]
ひとみちゃん。
[階段を降りる手前、 わたしはひとみちゃん>>340を呼び止める。]
ひとみちゃんが良かったら、 友達のこと、また聞かせてね。
[こっちは約束じゃなくてお願い。 ううん、お願いより柔らかいわたしの気持ち。
ひとみちゃんが疲れちゃった理由が 信じてくれないこと>>261なら、 わたしなら大丈夫なんじゃないかな。
ひとみちゃんの事情を何も知らないわたしには、 こういうことしかできない。 こういうことが、できるんだ。]
(344) 2021/06/09(Wed) 01時頃
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それじゃ、先行ってるね。
[ひとみちゃんはどんな反応をしただろう。 わたしはぼたんを握った手を振る。 ひとみちゃんの姿>>340が角の向こうに消えるのを 確認してから、階段を降り始めた。]*
(345) 2021/06/09(Wed) 01時頃
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— 2F廊下 —
[2階へ戻ると、3−10の扉は閉まっていた。 その扉には「グロ注意!」って大きな文字>>234。 近くのポスターを使ったんだろう。 掲示板の一角がその大きさだけ欠けていた。]
……。
[わたしは震えそうになる足に力を込め、 その隣、3−9の扉に手をかける。]
(346) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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— 3−9教室 —
[見慣れた教室は夜の薄布がかけられて、 どこか暗い印象を覚えた。 人がいないせいもあるだろう。 部屋に詰められた椅子と机はほとんどが空席だ。]
鳩羽、くん……?
[その中で唯一埋まった席にわたしは視線を向ける。 机に突っ伏した頭は朝見た時より燻んで見えた。]
……。
[寝てるのかな。倒れてはいない気がするけれど。 九重さんのことを思い出して、 わたしの喉がひゅ、と音を立てた。]
(347) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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[足音を殺して近づいて、頭の近くで耳をそば立てる。 呼吸音が聞こえたなら胸を撫で下ろしただろうし、 それより前に鳩羽くんが気づいたなら それはそれで安心だ。だって、ちゃんと生きている。
どんな結果にしろ、わたしの視線は一度黒板へ向かう。]
こんなの、あったんだ。
[朝出て以来、わたしは教室へ戻ってきていなかった。 見覚えのある炭蔵くんの書き込み>>0:1170以外に、 既に知っている扉や窓のこと>>1:163>>1:281、 もちろん、人形>>2:79のことも。安堵の息を吐く。]
(348) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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えっと、
[わたしはチョークを手に取って、 情報ゾーンに書き込みを増やした。
・1階と2階の部屋は文化祭の仕様になっていること (3階はまだ見て回れてないこと) ・そのどこにもわたしたち以外の人がいないこと ・渡り廊下から外に出ようとしてもできないこと
もうみんな知っているかもしれないけど、一応。 渡り廊下の話はしばらく悩んだ後、 わたしはわたしが経験したままを書いた。]
(349) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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[それから、わたしの目は見覚えのある文字へ向かう。]
うーん、大丈夫……元気、は違うか。 ごはん……た、べ、た?
[乃絵ちゃん>>1:577の文字の右下に、右肩上がりの文字。
だって、ため息が聞こえる。 乃絵ちゃんに失望が降り注いでいるかも。そう思った。
「大丈夫」や「元気」は乃絵ちゃんが気にしそうだから、 わたしは「ご飯食べた?」を選んだ。大事なことだ。 その後に「くれいし」を付け加える。
話が逸れるけど、わたし自分の苗字を漢字で書くの、 正直あんまり好きじゃない。 だって形がお墓に少し似てるでしょ。
まぁ、今そんなことはどうでもいいから、 書き終わればわたしはチョークを手放す。]
(350) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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クレープ……。
[綿見さんの伝言は、他のものと少し温度が違っていた。 でもわたしの空腹にはぴったりだったみたいで、 お腹がいい感じの音を立てる。]
[鳩羽くん>>192はどうしていただろう。 わたしは手を払った後、自分の席へ戻って鞄を開いた。
取り出すのはぬる〜い>>0:945を通り越して そこそこつめた〜いホットレモン。
キャップを開けて傾ければ、さっき上がってきた 酸味とは違う爽やかさが、口内を洗い流してくれた。]**
(351) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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わかった。 いろんなこと、聞いてもらおっかな。
[>>344別れ際に返事をする。 私にしか見えない友達のことを、共有する人が増える。 それは良いことなのか、それとも? 分からないけど、芽衣ちゃんのことを信じることはできる。
そして私の話を聞いたもらった分、 私は芽衣ちゃんの話を聞こう。うんと聞こう。 話したくなったらで構わないから、また。
卒業まで、春になるまで。 残る時間は少ないけど、残されてはいる。]
(352) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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— 女子トイレにて —
[水の流れる音を聞きながら、 外した紺色のハンカチを再びきゅっと包み直す。 傷は本当に浅く、もう痛みは感じない。]
『ひとみ、平気?』
うん。
[また背後から聞こえてきた声に返事をして、 息を吸い直すと、目を閉じて覚悟を決める。
そして、振り返った。 声の主を。「ぼたん」の姿を、見る。]
(353) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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『お腹すいたんじゃない? 朝から何も食べてないんでしょ? 早くみんなのところに行った方がいいよ。』
(354) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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[いつもと変わらず可愛く話しかけてくる声の主の、その顔は、 ぐずぐずに崩れた肌に、2つの目が歪に浮かんでいて、 頬まで走った裂け目が、微笑んでいるようなぎこちない形を作る。]
(355) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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[忘れようとして「ぼたん」の姿からずっと目を背け、 可愛らしかった面影だけを忘れて、それでも全てを忘れることができないでいる。
文化祭の頃からずっと、顔を合わせずに返事だけをしていた。 向き合おうとしなかった。
半端な私の未練が、この子を傷付け続けている。 ぼたんを傷付け、殺しかけ、こんな姿にしてしまったのは私だ。]
(356) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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[>>1:322「幽霊の方が一度捕まえれば離さないってさ、 そういうケースもよくあるもの。」
茉奈ちゃんに相談した時に言われた言葉を思い出す。 果たして、ぼたんが私に執着していたのだろうか。 それとも、ぼたんに執着していたのは……]
(357) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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……ごめんね。
[そう呟いて顔を背け、女子トイレから出る。
忘れようとしてごめんなさい。 忘れきれずに、そんな姿にしてしまってごめんなさい。
どこからか溜め息が聞こえた。 ぼたんのものか、そうじゃない別の誰かのものか。
脇目も振らず、3-9教室を目指す。**]
(358) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 01時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 01時半頃
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/* ひとみちゃ……ぼたんちゃ……! 何が正解なのかな。正解はあるのかな。正解がいいことなのかな。 踏み込んだ以上、芽衣はちゃんと持っていくつもりです。
・手に薄青色の釦(お花のかたち)を握っている
これは忘れちゃいけないのでメモしておきましょう。 大切に持っていくんだ。
(-41) 2021/06/09(Wed) 01時半頃
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/* イマジナリーフレンドの描き方がなんかファンタジーすぎるせいで、 まだ落ちロル始まってないのに落ちロルやってる感がある
当初はこんな風にするつもりじゃなかったんだけどな?
(-42) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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── 現在:保健室へ ── [ メールの送り主のあれそれ、 仮説について話し合うのは悪くない。
ひとつめの可能性には同意して、 ふたつめの可能性には疑問を呈する。 ]
何か伝えたいことがあるなら別だろうが、 自覚してたとして、死のうとしてた奴が、 自ら名乗り上げるかどうか……
[ せっかく文化祭仕様なのに、 知ったらお通夜状態で楽しい思い出が 塗り替えられてしまうような気がする。
ああ、いや。現状もそう変わらないか。 ]
(359) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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/* >>196 木製・薄青の塗料・花形・幼い子どもに似合う >>197 ぎゅって握ると落ち着くお守り >>205 お人形の服についていた(ちょっと小さい?)
(-43) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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[ そして、可能性の話から、 より具体的な俺たち≠フ話になった。
まるで向井の中を踏み荒らすように、 ひとつひとつ言葉を確かめていく。 ]
ああ、まんまと向井にしてやられたよ 役者でも目指せるんじゃないか?
[ 軽口を叩くようで、大真面目だ。>>300 炭蔵にとっては、「思い違い」で助かっている。 自分と同じだと思っていた向井が、 浮いてない∞普通≠ノ混じっていたら、 これまでの腐れ縁も潮時だったろう?
……噫、また見下してるって? ]
(360) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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[ 生きづらい中でも、 努力をしている姿をずっと見てきたんだ。 だから、向井は悪くない。 ……それとも、ずっと辛かったのだろうか? ]
なあ、完璧な人間≠チていると思うか?
[ ちゃんと≠ニは含みが違うかもしれないが、 そういう風にできる人間のこと。>>301 千里眼でも持っている人間のこと。>>302
炭蔵祐駕は、そうなりたかった。 ]
(361) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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……隠してるわけじゃない、 極力考えないようにしてるだけだ
[ 悔しさを露わにしたら、父親に躾られるし、 疲れを見せたら、母親に詰られた。
考えるから、上手くいかなくなる。 だから炭蔵は、思考を簡略化したのだ。 善悪をつけ、正しいと思われることのみ選択する。 其処に感情を伴わなければ、 悩むことも疲れることもほとんどなかった。 ]
(362) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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── 現在:保健室 ──
[ 綺麗に洗われた足でよかった。>>304 いや、臭くてもやるさ。ちゃんと。
ピンセットでちょんちょんと消毒をする。 いつも炭蔵の方が背は少しだけ低いが、 しゃがんで俯いてるせいで、 随分と上の方から言葉が降ってきた。>>305
それは、さっきまでの話の続き。 メールの送り主であり、世界の主のこと。 ]
……さあな。 世界を創り出す可能性だけを考えるなら、 ─── 否定は、しない。
(363) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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逆に聞くが、もし、俺だったらどうする?
[ 向井の手から絆創膏を貰って 消毒の終わった擦り傷の上に貼る。 そして、絆創膏の上から傷を、ぺちんと叩く。 ]
─── はい、これで終わり!
そういう向井こそ、 生きづらくなって 此処に逃げたくなったんじゃないのか?
[ 炭蔵は立ち上がり、 今度は向井を見下ろす形になる。 ]
(364) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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[ 些細なことで落ち着かなくなる向井だ、 逃げ出したくなって衝動的に…… なんてこともあるだろう。
想像できてしまうのだから、怖い。 **]
(365) 2021/06/09(Wed) 02時頃
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── 現在・保健室へ ──
ンー、でもほら、 こんなことなってるし、 ビックリさせてゴメン! って──、 …………なんねえか、な。
[ なんとなく当たり前に思いかけたのを、 口にして──炭蔵の反応で保留にした。>>359
わかんない。慎一なら言う気がしたけど、 そのあとを考えると言い出せないかも。
確かに文化祭の思い出が大事なら、 混じる物騒な異物が想定外なら──、 なおさら言い出せないかもしれない、とも思う。]
(366) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 踏み荒らされる。というより、 均されるという感じだから気にしないで。
ぐちゃぐちゃに放置されてた頭の中が、 整理されて真っ平に。見やすくなるだけ。]
マジ? 目指しちゃおっかな。 アドリブきかないから、 かんぺきに脚本書いてもらわねえと。
[ 慎一のこれは冗談だった。 にやっと笑って軽口をたたきながら、 楽観的な将来を語ろうとして──、して、]
(367) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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や、でも。ムリムリ。 もっと単純なものでいいや。
[ あちこち場面が切り替わったら、 慎一は疲れ果てちゃいそうだしさ。
慎一のまま何者かになること。 想像するの、億劫になっちゃって、 へらっと笑って首を横に振った。]
(368) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 見下してくれてても別によかった。 今さらそんなので傷つくこともないし。>>360
物理的には真一が見下ろしているワケだしさ。 ……少々ね。身長の5cmは結構大きな差だけど。
……それは冗談としても、 本当に大丈夫。どんなに遅れを取ってても、 慎一は慎一なりにがんばってるし、えらい。 そう思えてるのもえらいって自画自賛する。
まあ、慎一のほうがそんな感じ。 今だってひどく不格好に歩きながら、
ふと差し向けられた問いの意図なんて、 かんぺきに遠い慎一には汲めないけど。>>361]
(369) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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……俺にはユーガがそうだったよ。
疲れてても、悔しがってても、 ちっともわかんなかったしさ。 きっと、これからもおんなじ。
……あ、でも。 いちいち過去を掘り返してくる、 ああいうときのユーガは、嫌い。
[ あとね、 歩くときはポケットから手を出すべき。 小学校で習わなかったっけ? なんて、 些末なことすぎるから見逃してあげよう。 大事なのは枝葉の部分じゃないんだろう? 慎一はついそこに囚われてしまうけど。]
(370) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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……それがプレッシャーで疲れた。 とか言われたら、ゴメンって感じ。
[ そうじゃないといいなと慎一は思う。
これに限らず、劣った慎一の存在が、 誰かの疲れる理由にカウントされてなきゃ。
……まあ、どっかではされてるよなあ。 だから、自分の面倒は自分で見るくらいの、 努力はしてきたつもりだったんだけれど。]
(371) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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もし、それがヤなら、 たまにはちょっと考えて、 あ、疲れたなーって顔してくれたら、 疲れるねーって相槌くらいは打つ……、 打つと思うよ、気づけたときはさ。
[ 相槌のバリエーションは、 そのときどきになるかもしれないけど。]
(372) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ えらいえらいって、 慎一が炭蔵に声に出して言ったこと。 ついさっきまで、なかったでしょ? なかったはずだ。たぶん。
人の話を聞く努力をしてえらいね。 ちゃんと立とうとしててえらいね。 自分を取り繕えてて、えらいね。
そういう対象じゃないと思ってた。 あたりまえに無意識になんだってできる、 そういうふうに見える人には言いづらいしさ。]
(373) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ ……なんで今思い出しちゃったんだろう。]
(374) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ ……慎一のなりたかったものの話。
あの店頭によくいるロボットってのも、 あながち完全に冗談ってわけでもない。 屋台の接客は思ったより大変だったしね。
ハナから決まった対応しか期待されないモノなら、 慎一はたぶん、もう少しラクだろうなあって思う。
それかね、水族館にいる魚。 区切られた箱の中、ぐるぐる泳いで、 ある日自分よりデカい魚に食われたりする。
……あ、いや。深い理由はないよ。 真一は水族館って好き。年パスも持ってる。 部活や塾の時間と相談して、ふらっと行って、 同じ水槽を2時間くらい眺めるのが趣味だった。]
(375) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 水槽の中でひたすら同じように、 すいすいと泳ぎ続ける魚を見るのが好き。 何の音楽も流れてないイヤホンを両耳にさして、 ぼうっと水の中を眺めてると、慎一は落ち着く。
なんの話だっけ。 そう。明るく元気な高校生らしくない趣味の話。 誰に見せる気もなかった慎一の一部分。
……そうじゃなくて、 慎一のなりたかったものの話。]
(376) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 何になりたい? って話すとき、 慎一に笑って挙げられるのは、 人間じゃないなにかばっかり。
でも、もし本当になんにでもなれるなら、 慎一はよくできた人間になりたかった。]
(377) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 些細なことでいちいち動揺せず、 日常の情報量にすぐ溺れたりしない。 自分のことで精一杯にならないで、 当たり前に他人にも手を伸ばせる、 ちゃんと完成された人間になりたかった。
……ずいぶん高望みかもしれないけど。]
(378) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 慎一が水族館の魚を眺めるみたく、 遠くから様子をうかがってるとき。 炭蔵祐駕がそういうよくできた存在で、 外から遠巻きに見てるだけの慎一にも、 見つけられるくらい異質だったせいだ。
……なんていうと責めてるみたいだな。 つまるところ、到達点、ゴール、とか。 最終的に行き着くところ。みたいなね。]
(379) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ まあ、だから。夢≠ナもいいよ。>>0:929 慎一は否定もしなかっただろ。訂正はしたけど。
自分の面倒をようやく見れる気になって、 でも、他人に目を向ける術もわからなくて、
……ほら、炭蔵に限らず委員とか生徒会とか、 自分以外の何かの面倒みるのが役目だろ。 そういう、わかりやすい役職を得たら、 真似事くらいはできるかなって思ったんだけど。
それで、今。どういうわけか、 教室の端からでも、ガラス越しってんでもなく、 机ひとつ分の隔たりさえなく触れられる距離で、 同じ空間の中で、そいつの旋毛を見ている。]
(380) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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── 現在・保健室 ──
[ 失敬な。慎一もそのくらいの気は回す。 足は洗ってありました。>>363
廊下であんな深い話≠オたわりに、 当たり前に保健室で保健室ぽいことするの、 なんかちょっと不思議な感じって慎一は思う。
かかとにできたほんの浅い切り傷。 それを差し出しながら、 慎一は炭蔵の上に言葉を降らせている。
「否定は、しない」そっか。と言いかけて、 聞き返された問いかけの内容に、一瞬の間。]
(381) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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……えー、悲しい。 さみしくて悲しいから、 ……たぶん泣くけど。
[ ふざけてるように聞こえる? これでも慎一は大真面目だった。
気づけなかった後悔とか、 救えなかった無力感より先に、 きっと慎一は、 その事実が受け入れがたくて、 わんわんと泣いている。気がする。
……よく泣くのバレてるんだから、 安い涙だなあって言われるかもだけど。]
(382) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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ああ、あと。 ……ゴールが見えてないと、 俺がラクできないし、困るかもな。
[ 完成見本がないと動きづらいんだ。 はじめの一歩をどこに向けるか、 それもわかんなくて途方に暮れちゃう。
これについては意味わかんなけりゃ、 わかんないままにしててくれていい。]
(383) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ 熱い友情コールみたいなの、 パッと出てこない人間でゴメン。 ふわふわとした答えを返しながら。
……それと、 一足飛びに勝手に想像しないでほしい。>>365 まだ慎一はどちらとも言ってないじゃないか。
……でも実際、想像できちゃうんだよなあ。 お風呂場でカッターナイフ握りしめて、 わなわなしてるのとか、似合っちゃって困る。]
(384) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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[ だから答えは似た感じ。 炭蔵の堅い言葉を水でふやかしたみたいに。]
……かもね。 少なくとも自覚はないけど。
[ 終えられた治療に、「サンキュー」って。 添えつつ慎一はまだ腰かけたまま、 いつもと違う角度から炭蔵を見上げてる。]
(385) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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ああ、でも。 カッターナイフ。
[ 床にたくさん落ちているものの名称。 それを口にして、慎一はなんとなく考える。
あれは、最後に使った道具的な何かだろうか。 それとももっと別の意味合いを持つものか。]
あれ、使ったのかなあ。 あのメール、みんなに送ったあとに。
[ だから落ちてる。と解釈することもできる。]
(386) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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……試してみる? 何か思い出すかもよ。
[ 慎一か炭蔵のどちらかが、 もし本当にメールの送り主ならね。
……ああ、でも。 護身なんか考えなかった慎一は、 カッターナイフを拾ったりしなかった。
だから、あながち冗談でもなくそう言って、 でも、それだけ。刃物を取り出したりしない。
何もなければ立ち上がって、 上の様子を見に行ってもいいころかと。**]
(387) 2021/06/09(Wed) 04時頃
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— 3−9教室 —
[もし、クレープのことを黒板に書いた綿見さん>>255が まだ教室にいて鳩羽くんと話していたとしても、 わたしの安堵と行動はほとんど変わらなかったはず。
その時は、2人の話を邪魔しないよう先に手を振って 黒板に文字を書き連ねただろう。]**
(388) 2021/06/09(Wed) 08時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 08時半頃
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/* わー! 本当にごめんなさーい! クレープまでしっかり読んでたのに……食べたかったのに……! 時間オーバーしてたのは言い訳でしかない。気をつけます。
(-44) 2021/06/09(Wed) 08時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 09時半頃
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/* マナはなー 1時間ずっと教室にいるのかわかんなくて、俺拾わなかったところあるから…… どちらでもぜんぜんへーきだけど、マナがいるかどうかで、多分憐の話題の振り方はちょっと変わる
(-45) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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/* 考えながらでかけよーっと。
(-46) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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── 回想:チャイムの鳴る前 ──
[ 向き合え、逃げるな。 そんな言葉を紡いでしまったら、 炭蔵は自分の行動と発言が不一致すぎて 余計に行方が分からなくなってしまいそうだ。
だから、否定も肯定もできない、 ただそれだけのことだった。>>237
それから、炭蔵の話を聞いていた鳩羽から、 同意の言葉があった。>>239 何となく同意したとか、そういうものじゃない 仲間意識、みたいなものを感じた。 ]
(389) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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ははっ、案外俺たち、 似たもの同士だったのかもな
[ 繋ぎ合っていたバトンは、>>240 元あるべき左腕に収まった。>>241 誇り高き腕章は、鳩羽に良く似合っていた。
でも、そうだなあ、 これまでの自分が誇れるかどうか、 それすら基盤があやふやになっている 炭蔵にとってはどうにも怪しい。 でも、これだけは言える。 ]
(390) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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……俺もだ。
俺は、悪くない だから、父のせいで死ぬのは勘弁だ
[ 本当は自分自身、胸を張って誇りたかった。 ]
なあ、もしも俺より先に 解決策を見つけることができたら、 俺にも教えてくれよ
[ 互いの気持ちに寄り添い合うなんて、 炭蔵にはこそばゆくてもどかしい。 ]
(391) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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[ それでも、悪くはなかった。 この気持ちとの折り合いがつかなくても、 寄り添ってくれる君がいるなら、 答え探しをもう少ししてみようと思えたんだ。
それから、少し話して 炭蔵は鳩羽と別れ三階へ向かう。>>43 なあ、お前の頭の中だったら、 こんな物騒な事件起こさないだろ? その言葉を炭蔵は信じている。>>241* ]
(392) 2021/06/09(Wed) 09時半頃
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── → 21:30 ──
[俺が帰ってきた時に、 マナはまだそこにいたのだろうか。>>255
多分教室に入ってきた俺は、 もっと早い時間に見た俺よりも ずっと憔悴したような顔。
マナがクレープを焼きながら零した言葉が 今まさに、体現されて、現れる>>140 優しいかは知らねーけどさ、 考えすぎたんだろうなっていう、俺が。 ]
(393) 2021/06/09(Wed) 10時頃
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クレープ、結局食わなかったな
[マナが居たにしろ、居なかったにしろ。 黒板の文字を見て、俺はつぶやく。 ……でも、今、そんな気分じゃないのは当然で、 さっき見た「吐きそうな光景」が蘇る。 だからホラーは、駄目なんだって。]*
(394) 2021/06/09(Wed) 10時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 10時頃
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/* これでだいじょうぶ?? これで齟齬らない???
(-47) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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/* 俺が昨日ちゃんとマナ教室来た時に拾えばよかったんですごめんなさい でもさっきまで話してたから(((
(-48) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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/* あとね、多角が苦手(※不得意の意、好き嫌いではないのでご安心を! 壁になることを選びがちなので…)
(-49) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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/* PLの好き嫌いでいえば普通だし、PCの好き嫌いで言えばこいつ絶対人の輪に入りたがるタイプだから大丈夫(
(-50) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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― 現在・3-10教室 ―
[少し、黒沢に籠っていた熱も冷める。 はじめて気づいた、って言いたげな態度は 自分でもよく分かってないって感じだった。>>318]
や、わかんないけどさ。 なんか聞いててそう思った。 誰か特定のムカつく人がいて、 その人のこと言ってるみたいだなーって。
[冷静で、真面目で、けど頭が固すぎるってわけじゃない ちゃんと人の話を聞いて考えることが出来る 典型的な優等生な、しっかりものの副会長。 俺から見た彼女はずっとそんな感じだった。
それがどれほどの努力で成り立ってるのか俺は知らない。>>316>>317]
(395) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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[別に比較して、でも 俺的には納得したから良かったんだけど 黒沢は違うって言ってくる。>>319 結構頑固だなって思った。いや、俺の方が頑固なのかな。
でも黒沢が笑ったから、 今度はちゃんと穏やかに笑みを浮かべる事が出来た。>>320 すっかりその場を取り繕う癖がついている俺は 怒ってるとこなんてやらかしたなって感じだから ぶっちゃけ忘れて欲しいんだけど 彼女的にはそんなところも新鮮だったみたい。
そんな黒沢は何気ない調子で>>321 またチクッと俺の柔らかい所を刺してくるから、 やっぱりちょっとだけ眉をさげた。]
(396) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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んーん、いーよ。 むしろ俺が勝手にむきになっただけだし。
でも、んー……それはどうだろな。 誰も、ってのはちょっとポジティブ解釈じゃない? 副会長はいい子だからそうなのかもしんないけどさ。
[いつもにこにこしてる友人が急に情緒不安定になったら やっぱり俺はびくびくして 場合によっては遠ざけようとすると思う。 だからあんまり同意できなかった。
せっかく話が収まったのに なんかまたまぜっかえしてしまいそうだけど、 少なくとも彼女は嫌な気持ちにならないらしいから もう少し突っ込んで言ってしまう。]
(397) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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副会長はさ、いつも頑張ってるよね。 文化祭の時もそうだったし、今も。 怖いのに足震わせながら手伝ってくれて。
[彼女が優等生であろうとしてることは知らないけど。 努力家で、自分に出来ることをやろうとする、そんな彼女。]
今日からがんばらなくてもいーよ 優等生じゃなくてもいーよって言われたら すぐに今までのやり方を捨てれる?
ほっとするかもしれないけど、 正直戸惑っちゃうんじゃないのかな。 じゃあ今までは何だったのって。
[これはまくしたてるようにじゃなくて、 彼女の顔を見て淡々と尋ねてみたつもり。 言いながら、そうなんだなって自分で再確認するみたいに。]
(398) 2021/06/09(Wed) 10時半頃
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[そう、そうなんだ。
黒沢の言葉、別に嬉しくないわけじゃないよ。 でもやっぱり俺はずっとこうやってきたからさ、 どう受け取っていいのか戸惑ってしまう。
俺は自分のことも信じてないし 他人のことも信じてないから。]
(399) 2021/06/09(Wed) 11時頃
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…なーんてね。
てか、それ言ったらそっちこそ。 副会長が誰かの愚痴っぽいこと言ってんの はじめて聞いたよ。
副会長こそ「優しい」でしょ。 いつもみんなのこと気にかけて、 力になろうとするじゃん。
[黒沢的論法で行くと 喩え動機が自分にあっても 気遣いをしようとする人は優しい。
しようとする気持ちで言うのなら 黒沢だって十分にあると思うんだけど。 って言うのは、まあいいんだけどさ。この際。]
(400) 2021/06/09(Wed) 11時頃
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俺は逆に、副会長のそういう…愚痴? ムカつく奴の話とか、 もうちょっと聞いてみたいと思ったけどな。 なんとなく親近感湧くじゃん。
[自分に負の感情を向けられるのは苦手だけど 自分とは全然関係ないのが分かってる、 見知らぬ誰かに対する愚痴は平気。
って言っても、はいそうですかとは 言わないんじゃないかなってこれは俺の予想。 だからきっとお互いさまだ。]
(401) 2021/06/09(Wed) 11時半頃
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[そんな話をしたりしながら。
10組から立ち去る少し前、黒沢が礼を言う。>>341 なんかあれこれ言ってしまったけど 黒沢が助かったのは事実なのだろうから、 そこはにっと笑って素直に受け取ることにした。]
どーいたしまして。 また何かあったら頼ってくれていーよー? 気遣いの出来る柊くんなんで。
[何て言う頃にはすっかりいつもの調子を取り戻していた。 休憩所に支給された毛布の施しは 有り難く受け取らせて頂きます。**]
(402) 2021/06/09(Wed) 11時半頃
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/* 柊くん、「目の前の人間の機嫌は取るけど、本質的にそこまで他人のことを心配しない」という制約を課してしまったせいでほんとうに動かしづらい男になってしまってる
(-51) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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/* 動かしづらいんだよ!!!!!! 思考や行動原理が動かしやすいPCと乖離してるんで、喋る前にPLがちょっと立ち止まって思考を修正する必要があるかんじ。
(-52) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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── → 21:30以降 3-9教室・メイ ──
[マナとは話したか、どうか。 どちらにしろ、「ちょっと疲れた」って、 俺は机に突っ伏しているのは、変わらない。
教室がどこか薄暗く、 隣の教室も封鎖されているので音はしない。 どこかで聞こえる話し声は、今はきっと遠い。
しんと静まり返る教室。
メイが入ってきたときに、 寝ていたかと言うとそれはNOで >>347 彼女の呼びかける声も、きっと聞こえてた。
それでも顔を上げなかったのは、 いや、正確には上げるのが遅れたのは、 多分俺、あんまり見せられる顔じゃあなかったから]
(403) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[友人のひとりを模したマネキン 吹き出す生暖かい血液と、鼻をつく匂い 明らかに死を感じさせるその構図 喉から吹き出す血 ── カッターナイフ。
友人の姿は、どこにもない。
ひとつ。トシミがメールの送り主だった。 あれはトシミの現実の再現っていう可能性。
ひとつ。トシミは巻き込まれただけ。 あれは誰かの精神世界の中で起きた 胸糞の悪すぎる、出来事。 ]
(404) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[どちらにしろ ── 良い気分はしねー。]
(405) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[怒りとか、悲しみとか、 そういうのを全部顔に集約させた俺は だから、顔を上げるのが遅れた。
気づいたのはメイの気配を間近に感じた時>>348 耳をそばだてて居た時に顔を上げたので、 メイを驚かせてしまったかも知れないが ]
おわぁ、近ぇ
[さっき遠くで俺のこと呼ばなかった? 足音聞こえなかったけど?なんなの隠密? 驚いて仰け反りながら、
……… ほんの少し、おかげさまで笑えた。]
(406) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[黒板の事実を受け止めれば やっぱりまた表情は曇ってしまうけれど。
頬杖ついて黒板に文字が並ぶのを見ていた 静かな部屋に、カツカツ、とチョークの音が響く 右肩上がりの文字が、連なっていく>>349>>350]
メイって、指、綺麗な
[なんとなく、思ったこと。 手袋越しじゃあわからなかった長い指。 チョークを持つ指が、やけに綺麗に見えた。 俺はあまり感情の乗らない声で、事実だけ告げる。]
(407) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[俺は、なんて何気なしに指を見つめれば 一応洗ったはずなのに、僅かに爪に血は着いていて ……… まだ、あの血液の感触が忘れられない。]
(408) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[チョークが置かれる音。 今度は聞こえるメイの足音。 椅子の引かれる音、鞄が開かれる音。 揺れる黄色の液体は、冷たくなってしまったレモン。
それをぼんやり見つめる俺の目に、 太陽のような明るさは、無い。]
今日、ツイてなかったな。 おちゃめな神様でもなかった。
[それはまるでさっきのことに感じられるような、 メイの言葉を、繰り返す。>>0:346 そんなこと、言ってたな、って。 ]
(409) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ ────── って、思って。
やっぱり俺は、あの時みたいに 二回大きく深呼吸する >>0:587 それなのに、俺はやっぱりなんか泣きそうで 全ッ然、本調子、取り戻せねーのな。 ]
悪ィ、元気でねぇ。
[声だけは、明るく。明るく努めようって。 ほんのすこし、笑ったら、声が掠れた。駄目だ。]
(410) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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………そだ、 今朝のこと、ごめんな。 辛いこと、思い出させただろ。
[なんて、いまさら話し始めるのは 例の「ひと握りの罪悪感」の懺悔。 >>0:584 今日ずっと、謝りたい、って思ってたこと。
今となっちゃあ、 メイにとって、去年亡くなった親と、 目の前に見た友人の死と、 どちらが辛いのか、秤りようもねーし
……秤るようなもんでもねえなって思う。]*
(411) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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── 現在:保健室へ ──
[ 因みに、炭蔵だったら? ─── 多分言うだろう。>>366 その後を踏まえても、 今朝の登校を促してしまったメールのように
『文化祭を皆もう一度と楽しみたかったが、 これは想定外だった。すまない』
などと、謝罪するだろう。
尤も炭蔵が死んで泣くような奴がいるとは、 一切想定もしていなかったのもあるが。>>382
ただ、向井が役者になってTVに出てるとこ 見れないのは損をしたと思うだろう。>>367 ]
(412) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ それから、それから、─── 向井がなりたいもの≠ヘ、>>378 結局のところ分からず仕舞いだった。
役者という夢は簡単に途絶えて>>368 海のように深い思考があるとは露知らず、 ただただ炭蔵もおんなじように笑っていた。
この状況下で未来についてを 軽口のように話していられるのって 冷静に考えればすごいよな。 ]
(413) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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[ 完璧な人間については、>>370 炭蔵祐駕はそうありたかったから、 そう見えていたのなら良かったと言う。
誰かに期待されることも、 枠付されることも全て、 重荷に感じたことはない。 だから、そこまで気遣う必要はないぞ。>>372 ]
そう見えてて欲しかったから、 向井にそう見えてたのなら良かった うまいだろ、取り繕うの
[ だから、胸を張ろう。得意げに。 でも「嫌い」って言われるのは傷つくぞ。 炭蔵もちゃんと人間なんだから。 ]
(414) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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|
[ それに、だ。 向井の存在を負担に思うこともない。 発展途上の子どもを、 右肩上がりに伸びる曲線を描く子どもを、 自分の指標にしてたんだから。
むしろ、居なかったら? 炭蔵はどこに自分を据え置いてただろう。 ちょっとくらい手のかかる方が、 炭蔵祐駕にとっては非常にありがたい。 ]
でも、偶には、 休ませてもらっても許させるだろうか
[ 僅か5センチ上から、えらいえらいって、>>373 向井にやられるとちょっとムカつくけどな。 ]
(415) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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── 現在:保健室 ──
[ だから、こうして世話を焼ける方が、 炭蔵にとってはやはり有難い。>>381
手当に集中している間は、 向井の顔が見えなくて 声や声音でしか判断できない。 何を考えているのか分からなかったが、 一瞬の間があっても顔はあげなかった。 ]
(416) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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|
そうか
[ 泣くと言われて、返した言葉。>>382 涙の数だけ理由もあれば、 価格競争がしたい訳でもない。 向井にとっての想定外として 組み込んでもらえるほどの存在なれてたなら、 炭蔵祐駕にとっては、悪くないことだ。
だから、この笑いは、 ふざけてるように見えたからとか そう言うわけじゃあないぞ。 ]
(417) 2021/06/09(Wed) 12時半頃
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|
[ 但し、ゴールという言葉の意図が 炭蔵は掴めないでいる。>>383 ]
何だそれ、
[ 多分、水槽の中で目立って見えたのは、 他より完成されていたからじゃない。 動き方が普通の魚と違って、 垂直に泳いでいたりとかそういうの。 本当は、誇らしいと思いたかった、でも、思えない。
だから、ゴールには相応しくない。]
(418) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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[ 水でふやかしたような、 結局はおんなじ内容の返事に思わず笑う>>385 ]
……向井がラクして生きる為にも、 そう簡単には死ねなさそうだ
[ 自分がゴール足り得なくとも、 新しい道を向井に示してからでないと。
だなんて、やっぱり偉そうに思う。 長年染み付いた感覚は、抜けそうにない。 ]
(419) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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[ 手当を終えた後、>>386 向井は唐突にあるアイテムを口にする。 炭蔵が先程まで行儀悪く弄んでいたものだ。
試してみる?なんて言われれば、>>387 ポケットの中からそれを取り出して見せる。 ]
向井なら、どう使う?
[ ── カチカチ、と音を立てて刃を見せる。
炭蔵なら、どうだろうか? 首筋に刃を立てて、喉をかっきる? お腹を刺すには、細すぎるだろうか ともなれば、…… ]
(420) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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手首、とかよくある話だよな
[ 出した刃を、左手首の皮膚に当てる。 それだけでは、何も思い出しそうにない。 軽く引けば、薄らと血が滲むだけだ。 ]
…… そう簡単なことでもないか
[ 向井も試すか? なんてカッターナイフを揺らして見せる。
促しておいてやらないって? まあ、当初の傷の手当という目的は果たしたのだ。 上に行くのを止めはしない。 ]
(421) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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|
今度はひとりで行けそうか?
[ なんて、揶揄うように言う。 ]
俺は、少し片してから行くよ
[ 勝手に借りたものを出しっぱなしだ。 使ったものは、元の場所に戻さなければ。 それに新しい傷、作っちゃったしな。
だから、向井が出ていくのなら後ろ姿を見送って、 もう少しだけ、保健室に居残ることに決めた。 *]
(422) 2021/06/09(Wed) 13時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 13時頃
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── 回想:ユーガ ──
[俺はユーガの悩みのことを知らないし、 ユーガも俺の悩みのことは、知らない。 どちらが重いとか、どちらが辛いとか そういうものでは決して、ない。
だけどユーガに感じたのは仲間意識で>>389 それからユーガから聞けたのは、 少なくとも俺を安心させてくれる力強い言葉>>391
だから、俺は、 堂々と笑って、それに応えられる。]
(423) 2021/06/09(Wed) 14時頃
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うん、俺は悪くない。 ユーガも、悪くない。
[誇っていいと思うよ。 って心の中の声が聞こえてたらそう言える。
少なくとも、俺は、 ユーガの家庭事情なんて全く知らねーけど ユーガのこと、信頼してるよ。
信頼してるから、話したんだ。 ]
(424) 2021/06/09(Wed) 14時頃
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だからユーガも。 解決策見つけたら、教えてよ。 俺、考えんのとか苦手だから。 走り回るのならできんだけどなー
[サッカー部、体力には自信あるんで。 でもディベートみたいなのはちょっと無理。 そこはさ、寄り添うんじゃなくて、 協力できたら、嬉しいな、って思う。]
(425) 2021/06/09(Wed) 14時頃
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[自分の心の中のこと。 考えなきゃ意味ねーのに、 それって、ユーガに全部任せてない?なんて
気のせい!気のせい!気にすんな!
その衝撃の人任せに気づかれようとそうでなかろうと 俺はいつもみたいに、へらり、と笑う。 大丈夫、俺だって俺なりに考えるよ。
── 幸い、考える時間はまだありそうだ そう思っていたチャイムが鳴る前のこと ]**
(426) 2021/06/09(Wed) 14時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 14時頃
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/* 鳩羽はいい子だな…ほんとに
(-53) 2021/06/09(Wed) 14時頃
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── 現在・保健室へ ── [ 自覚さえあれば名乗り出ただろう2/10。>>412 まだ過半数には満たないので、 自覚があるけど黙ってる説も捨てきれず。 確定させようのない仮定の話から、 自分たち自身へと話題が移ろったころ。 得意げな言葉が返ってくるもんだから、 くつくつと笑ってひとつ指摘してやろう。>>414]
(427) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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うまいねえ、嫌味なくらい。 まあ、俳優目指すんだったら、 もうちょい表情筋を鍛えれば。 [ もう少し頻繁に声を上げて笑うとかね。 取り繕うのじゃトントンか劣勢だとしても、 慎一はそういうの得意だから、 「俺を見習うといい」なんて、 ふざけた調子で付け足しながら。 ……あ、あと助詞に気を付けなよ受験生。 「ああいうときは=vって慎一は言ったろ。]
(428) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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[ 「休ませてもらっても──、」>>415 いったい誰に許しを請うっていうんだろ。 今日の今日まで知らなかった顔して、 炭蔵がらしくもなく聞くもんだから、 慎一もらしくもなく上から目線で、 落ち着いた調子で返事をしてあげようか。]
(429) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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いいよ。許してやりなよ、自分で。 それを許さない′利なんて、 ほかの誰も持ってるはずがないし。 [ お休み慣れしてる先輩からのアドバイスだ。 生き抜くコツは、自分にベタ甘になること。 それでも不安なら、たまにくらい、 5cm上から肯定してやってもいいけれど。 ……そのときムカつきを上回って、>>415 慎一にほめられたくなったっていうならね!]
(430) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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[ ……それに、ほかの誰に認められたって、 自分で許せなきゃどうにもならないと思う。 どうにもならないから、まあ気を付けてね。]
(431) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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── 現在・保健室 ── [ 世話を焼かれたいわけじゃなかった。 自分のことは自分でできるほうが、 慎一にとって良いはずだった──けど、 慎一は今、きれいに整理された頭の中身に、 ほとほと嫌気がさして疲れているから、 何もできない子みたいに足を差し出しちゃう。 言葉少なに返される言葉たちに、>>417>>418 慎一は「そうだよ」とか「さあね」とか、 ゆるゆると笑ったまま短く返事をする。]
(432) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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そうそう、その調子で、 せいぜい俺にラクさせてくれ。 [ 冗談めかして紡いだ言葉。>>419 でもこれは本当に冗談だから、 その背負いがちな癖、抜けばいいよ。]
(433) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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[ さて。 ほんの思い付きで口にしたモノが、 当たり前に炭蔵のポケットから登場して、 慎一はロボットじゃないんだから。と思う。 ほら、あの青い猫だか狸だかの。>>420 カチカチと自然な流れで伸ばされた刃。 見せつけられて、それで──、 「どう使う?」なんて人に聞いといて、 炭蔵はそれを自分の手首に当てがった。>>421 さすがの慎一も──というか、 しょせんは慎一なのでそれにはびっくり。]
(434) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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──ちょっ、ユーガおまえさあ! いや、思い切りよすぎ、こわぁ…… [ うっすらって言ったって、>>421 慎一の踵の傷くらいの深さはあるんでしょ? 思わず立ち上がって、手首を引っ掴んで、 その薄い一本線以外はきっと、 なんにもないであろう皮膚を見つめた。 びっくりしたので、心臓がばくばくしてる。 驚かせないでほしい。長い付き合いのくせに。 炭蔵は平然とカッターナイフを揺らしてる。]
(435) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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[ 「本当に死んじゃったらどうすんだ」とか、 慎一の喉元までせりあがってきたんだけれど、 ……本当に死んじゃうかもしれない。 って話をしているんだったな、今は。 そう気づくと言えなくなっちゃって、 なんだか冷水でもかけられた感じがして、 無言のまま、視線を炭蔵の手首から、 ゆらゆらしてるカッターナイフに移した。 「どう使う?」そう聞かれたんだった。 揺れてるカッターナイフを右手で取る。 黙ったままカチカチと刃をしまった。 シャツとセーターを捲って、 傷一つない左手首を炭蔵に向ける。 そこに、もう危なくないソレを当てて、]
(436) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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……こっちじゃなくて、 [ 真横、水平にカッターナイフを引く。 刃は出てないから、何色も浮かない。 それから、また同じように持って、 今度は縦に、腕を走らせるように下ろす。]
(437) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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こう。 ──って聞いたけど、 試したことねえからわかんない。 [ 炭蔵の傷はどっちだったんだか。 刃物のシェアハピは遠慮したので、 慎一に新しい傷はできない。えらい。 これでいい? ってふうに、 カッターナイフを炭蔵に返して、 ……新しい傷の手当については、まあ。]
(438) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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ユーガこそ。 ひとりじゃ消毒できなーいってんなら、 手伝ってやってもいいけど。 [ あんまりその気じゃないのは、 口ぶりで伝わっちゃうかもしれない。 自分でけしかけたくせして、 慎一はまさか本当にやるなんてって、 ちょっと怒ったような気持ちでいる。 なので、せいぜい片手で消毒して、 不格好にバンソーコーを貼ればいい。]
(439) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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……見てくるかあ、上。 [ もう少し片していくという炭蔵に、 慎一はひらりと左手をあげて応えた。 捲れた袖から覗く手首。 そこにあるのは浮いた血管と、 傷ひとつないつるりとした肌だけ。**]
(440) 2021/06/09(Wed) 14時半頃
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― ―
[柊家の由樹くんになって暫くは 穏やかで幸せな生活が続いていた。 と言っても俺は当時を断片的にしか覚えてないから これは聞いた話を繋ぎ合わせた記憶。]
(441) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[広い家、優しい両親、温かい食事と寝床。 何不自由ない生活は身に余る贅沢だったのに、 それでも幼い俺は不安だった。 いつか捨てられるんじゃないだろうかって。 いつか見放されるんじゃないだろうかって。
施設に居た頃はやたらと愛想が良くていい子だった俺は 家に来た途端に豹変したのだという。 我儘で、落ち着きが無くて、言うことを聞かない。 気に入らないとすぐ暴れたり泣き喚いたり。 物を盗んで怒られたこともあったらしい。
養父母は辛抱強く俺に付き合ってくれたけど それでもそんな日々にだんだん、だんだん、 疲弊していっていたんだろう。]
(442) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[ターニングポイントになったのは それから数年後、弟のススムが腹に出来た時だった。
「この子が真っ直ぐに進んでいけるように」だってさ。 幸福そうに目を細めて名前を考える母親に どうしようもなく心がざわついた。 俺の名前はそんな風に願って貰えてなんかないのに。
ただでさえ不安でいっぱいで、 気を惹こうと必死だった俺だから、 当然そんな弟の存在に焦った。
思いつく限りの悪さをして、 その次の日には全力で媚びてみせた。
子育てしながら仕事で忙しい父と、 新たな命を抱えて大変な母と、不安定な子供の俺。 全員余裕が無かったんだろうなって、今なら分かる。]
(443) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[……ちょっと背中を押しただけだった。 そんな大事になるなんて思ってなかった。
蹲って大きな腹に必死に話しかける養母と、 本気で怒った顔で俺を睨みつける養父。
普段穏やかな2人が血相を変えているのを見て、 あ、やばい。ってその時直感した。 殴られた頬は痛いのに、 危機感に支配された頭は冷えていた。
それは俺にとっての禁句。 決定的な一言を"お父さん"が紡ぐ]
(444) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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「―――いい加減にしろ!! いい子に出来ないのならお前はうちの子じゃない。 だから養子をとるなんて俺は反対だったんだ!」
(445) 2021/06/09(Wed) 15時半頃
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[幸いにも弟はどこにも異常なく生まれたから 柊家は平凡で平穏な4人家族。
その日から目に見える悪さをぴたりとやめた俺は、 それなりに家族とも上手くやってきたんじゃないかな。 空気を読んで迷惑をかけない、ムードメーカーとして。 だって、そうしないと捨てられてしまうから。
無償の愛は枯渇する。>>323その通りだ。 俺は知っていた筈なのにね。**]
(446) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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[ かくして物騒な張り紙の前にいる。>>234]
(447) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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── 現在・3年10組 ── 注意っつわれても、いや…… [ 気遣いあふるる張り紙を設置し、 中のことにも対処してくれた人たちが、 そのお仕事を終えたころだったかな。 扉の前に立ち尽くし、 慎一はちょっと困惑しちゃう。 さっき、通り際に見た赤色。 布で覆い隠された何か。 ……が、中には待ち構えてるんだろう。 いくら不意打ちよりはマシといっても、 こうも警告されてしまうと尻込みする。]
(448) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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[ とはいえ、足踏みしてても仕方ない。 だって、ここに「なにか」はあるんだろ。 注意書きに心の中で感謝しながら、 意を決して教室の中へと足を踏み入れる。 尚、ホラーは……、 ビックリ要素と痛い要素がなければ、 まあ、なんとか…………? 苦手なのがわかりきってるから、 お化け屋敷とかは避けてた。文化祭も。 だから、ドキドキしちゃうなあ……なんて、]
(449) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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[ ……冗談めかすような話でもなかったな。 部屋に足を踏み入れれば、 中央にこんもりとした塊。 ……カーテンがかけられてるせいだ。 それに染み出す赤。ヤなにおい。 いくらじっと見ててもそれは動かない。 そのことを確かめてから、恐る恐る、 ようやくのことでその布に手を伸ばす。]
(450) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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[ ……鳩羽が九重を探してたなあ。 つまり、九重ではないはずだな。 黒沢は見た。鳩羽も見た。 炭蔵は今ごろお片付け中。 ……とにかく、願わくば、 この下に誰もいませんように。 そんな願掛けをしてから、 いったん目を瞑って布をめくる。 隙間から覗きこむようにして見たのは、]
(451) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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う…………、に、人形。 [ その肘の関節が人の形をしてないこと、 早々に慎一の視界に入ってくれてよかった。 裂けた首とか、おびただしい血液とか、 そういうのにオエッとなりかけながらも、 かろうじて自分に言い聞かせる。 これは人間じゃない。人間じゃない。 九重みたいに見えるけど、ただの人形。 ……どうして鳩羽が必死で探してたか、 そのとき慎一はようやくわかった気がする。]
(452) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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[ 凝視することを早々に諦めて、 慎一は元通りソレに布をかけておいた。 ただのこんもりした塊に戻ったのを見て、 慎一はこれが何なのか考えだす。 何が起きて、こうなっているのか。 いつもの癖みたいに、「なんで?」って。 探してたってことは、 少なくとも近くに九重はいなかったんだなあ。 なんでだろうね。 ここが誰かの精神世界だっていうなら、 なんでこんなことになっちゃうんだろ。]
(453) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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[ なんでかなあ……って。 ──ふと上を見上げたのが、 人形の姿勢のせいだったかも定かじゃない。 ただ、確かに慎一はそのとき上を見て、 小さく「ひいっ」と悲鳴を漏らした。] ……グロだけじゃねーじゃん。 [ オカルトやホラーの注意喚起もほしかった。 一瞬で爆発しそうになった心臓を抑え、 とりあえず、また教室にでももどろっか。**]
(454) 2021/06/09(Wed) 16時頃
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―― 21:30 ――
[ 黒板とにらめっこしていれば、 そのうち鳩羽君が教室に帰ってきた。>>393 ちらりとその横顔を見て、不思議に思う。
憔悴しきった顔は、先に会った時から 少し想像つかないようなもの。]
…………うわ。ひっどい顔
[ どう、言うべきか迷って。 出てきた言葉はそんなものだった。]
(455) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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なんかあった? ……というか、人形が殺されてた、って 一体何なの?
[ 矢継ぎ早にそんな事を聞いてみるけれど>>394 答えられそうにないなら軽く後頭部をはたく位。 無理はすんなの意味を込めて。
私が呑気にクレープを作っている間に 色々と状況は変化していたようで。]
(456) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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[ クレープについての呟きを聞いたならば、 ああ、と言葉を漏らして。]
冷蔵庫にあるから。 食べたいときに食べればいいよ。
[ クレープは逃げないし。 食べて即リバースなんてされても こちらは嬉しくない。
手頃な机の上に無遠慮に座りつつ、彼の様子を見る]*
(457) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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―― 21:30後 ――
[ 幾らかそうやって鳩羽君とは話は出来ただろうか、 メイちゃんがやってくれば>>388軽く手をあげて 付け足された黒板の文字をちらりと見る。
友達想いな文字>>350を一瞥、しつつ。]
……何だか面倒なことになってるよね。 ただ楽しいだけの思い出の場所だったなら 良かったんだけどな……
[ そんな事を呟きつつ、 呼び止められなければ、そのまま教室を出て 廊下の方に向かうだろう]*
(458) 2021/06/09(Wed) 17時頃
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── 3-9教室→2F廊下 ──
[ 廊下から出たところ。 丁度女子トイレから出て来たらしいひとみの その姿>>358がちらりと見えて。 ゆっくりと手を振ってみる。]
…… や、 えっと、…… 大丈夫?
[ ぱきりといつのまにか廊下に増えていた カッターナイフの替え芯を踏みつけつつ、 少しぎこちない、心配の言葉を]**
(459) 2021/06/09(Wed) 17時半頃
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── 現在:保健室へ ──
[ ほとんど動かない表情筋、>>428 これじゃあ確かに役者にはなれなさそうだ。 急に笑う回数増やしてしまうと、 筋肉痛になりかねないし、 向井の真似をするのは癪に触る。 だから、丁重にお断りをしておこう。
それと、助詞を間違えたんじゃない。 ああいうときも′凾ないでくれよ ]
(460) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ それから、先輩からのアドバイス。>>430 ]
……善処しよう
[ 定型的日本人の返答をする。 炭蔵には本当に、そんな権利あるんだろうか? 誰かに枠付されて出来上がった自分に。 その枠を飛び越えたら、どうなるのか。
炭蔵は、やはり少しだけ怖かった。
だからと言って、向井を頼りたくはない。 もう少しだけ、自分で考えてみるよ。 忠告には感謝してるんだ。本当に。>>431 ]
(461) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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── 現在:保健室 ──
[ 炭蔵祐駕という男には、 冗談というものは中々伝わらない。
でも、そうだなあ、 背負いたくて背負ってるんだ。 向井のひとりぶんくらい、そんなに重たくない。 ]
ああ、任せておけ ただし、見返りも欲しいところだな
[ でも、これは半分冗談、半分本気。 ジュースの一本くらいは、 奢ってもらってもいいだろう? ]
(462) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ それから、 冗談が通じないって知ってただろ? 向井が驚いている様子に、>>435 むしろ炭蔵の方が怪訝そうな顔をする。
これまでつるんとして綺麗だった手首に 向井のかかとにあるのとそっくりな 横向きの線が一本刻まれている。 でも、それだけだ。 掴んでみたって、それ以上変わらない。 向井に掴まれてるところの方が、 よっぽど痛く感じるんだが。 ]
(463) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ ようやく向井が口を開けば、 炭蔵の問いへの回答が聞ける。>>438
横じゃなくて、縦。 実演して見せる向井の腕は綺麗なままで、 刃の仕舞われたカッターナイフは、 もう一度炭蔵の元へ返ってきていた。 ]
ああ、俺も聞いたことがあるな 深く突き刺せないんだったか
[ 受け取ったカッターナイフを見るが、 流石にその実演までは行わない。 ほら、向井が今度こそ 泣き出しちゃうかもしれないしな。 ]
(464) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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[ だから、元あったポケットの中へと戻す。 ちなみに、何でも入るポケットじゃない。 今はカッターナイフとハンカチ、 スマホくらいだ。 ]
片手で十分できる範囲だ
[ 息をふっと吐くように笑って、 その気のない言葉に必要ないと首を振る。
怒ってるんだか、拗ねてるんだか、 絆創膏が曲がってしまったら、 真っ直ぐになるまで枚数を使わせてもらおう。
保健の先生には、向井のせいってことに しておくから安心してくれ。 ]
(465) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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ああ。足元にはくれぐれも気をつけて
[ 出て行く向井へ右手を上げて応えた。 向井の左手首と同じ、 傷一つない肌が覗くだけだった。 *]
(466) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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── 現在:保健室 ──
[ それから、炭蔵は自分で自分の手当をする。 片手で消毒をして、上から絆創膏を貼る。 向井の期待を裏切って、 形は崩れることはなく、真横に綺麗に貼られている。
左手を握っては開いてを繰り返すが、 指先が痺れる様子もなければ、 動かしにくいなどもない。
ただ、ちょっと傷があるだけで、 何にも問題ないことを確認していた。 ]
(467) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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そういえば、九重は何と言ってただろうか この世界からの脱出方法については──
[ 彼女は見つかっただろうか?
幾ら自分に家に帰りたくない理由があろうとも、 他のクラスメイトたちのことが心配だ。 まだ完全な夜更けまでには時間がある。
そう思い、保健室から外へ出ていった。 *]
(468) 2021/06/09(Wed) 18時頃
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― 文化祭・綿見 ―
[いつかの綿見との話。 そんな話をするのは"珍し"かったから、>>324 その時のことは何となく覚えていた。
何というか彼女には みっともない姿ばかり見せている気がする。 それを恥じらう余裕すらなかったのは 良かったのか悪かったのか。]
(469) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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…………そ、っか。
[大丈夫、と言われて張り詰めた肩の力が抜けた。>>327
俺とは対照的に淡々とした口調の綿見は 薄っぺらい誤魔化しなんか全部見透かしてるみたい。 自然と尻すぼみになって、部屋の中に沈黙が落ちる。
此方を見つめる静かな眼差しを感じ 居心地悪そうに視線を彷徨わせた]
(470) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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――――疲れてる、 ………そう、見える……かな。はは。
[ぽつ、と呟く。 笑い声もいつもより弱弱しかった。
選んでくれた言葉も、手渡してくれたジュースも、 彼女なりの気遣いなんだろう。そのくらいは読み取れる。
文化祭準備中、黒沢と揉めているっぽい時は まだ「煩いのが苦手」って印象も残ってたから 接し方にも気を付けていたけれど――
ただお疲れ様でした。と労ってくれる、 その淡々とした温度が無性に有り難くて、 ちょっとだけ泣きそうになってしまって。 でもそれは流石に情けなさ過ぎたから 子どもみたいに俯いた。]
(471) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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/* >>452九重を勝手に半袖にしてしまった。冬は肘の関節見えないんよ。
(-54) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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…………ん。ありがと。
[追い出されなかったことにほっとしながら 生クリームの入ったボウルを受け取る。
手が足りないのもあるんだろうけど、 居心地悪くならないように 気を回してくれてるのもあるんだろう。
綿見はおとなだな。すごいな。って思った。]
………うん。 まあ、って言っても、 大したことじゃないんだけど、
[今更そんなこと言っても白々しいだろうか。 かしゃかしゃと生クリームを泡立てる乾いた音が調理室に響く。]
(472) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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中学の時にさ、酷い喧嘩別れした子がいたんだ。 客引きしてたらその子の姿が見えて、 咄嗟に逃げて来ちゃった。
[三行で説明できてしまった。
口にすると本当に何でもないような話で、 俺ほんと情けねーなってまた自分で 笑い飛ばしそうになってしまったけど、堪える。
綿見は多分茶化さずに聞いてくれてる、 ような気がしたから。]
(473) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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─ 回想 : 文化祭 ─
[ ぐらり、揺れて、落ちる。
気付けば先ほどまで居た階の一つ下の床で 天井の装飾を見上げつつ悲鳴が降ってくるのを ぼんやりと感じていた
あれ、今何が起こったんだ、とか。 床って意外とヒンヤリしてるのな、とか。
しょうもない事ばかり考えていた。
──要は放心状態というやつ。 怪我は無かったもののその姿が 心配を呼んでしまったようで ]
(474) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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ごめん、…ありがと。
[ 結局委員長>>1:361や保健委員に連れられて 保健室に運び込まれていた ]
[ どうやら番代が状況は既に伝えてくれていたようで 迎えてくれたのは血相を変えた保健室の先生だった]
(475) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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…、うん、大丈夫 ちょっと?落ちただけだから… [ 此方を心配する矢継ぎ早な声に>>1:522 あわあわとしながら答える。
"うっかり脚滑らせて落ちまシタ" "楽しい文化祭…の筈だったんだけどなぁ" "番代ひとみサン"
どれも間違えでは無いが何処かたどたどしく 動揺も手伝ってかフルネームで答えていた。
( 何故って、大勢が"自分を"見てる状況には慣れてない ! )
心配させないように器用に答える芸当は どうやら俺には荷が重かったようだ ]
(476) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[その様子を見て渋い顔になった保健室の先生が すぐさま病院へ連絡を取ったのは無理からぬ事だっただろう ]
親には伝えないでほしいな、…て。
[ 保健室の先生に伝えたが当然却下だった。
出来れば伝えたく無かった。 転勤に付いていきたくない、と駄々を捏ねて 意地っ張りな喧嘩の末に一人残った事は記憶に新しい。
ぽふんと枕に頭を預けて思わず溜め息を吐いた
禍福は糾える縄の如しと言う。 福が無い…なんて言うつもりは無いけれど 禍が最悪のタイミングで訪れるのは質が悪い ]
(477) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ ─ 閑話休題
病院から無事に退院する事が出来た時には 既に文化祭は終わっていて打ち上げの真っ最中だった
何となく気まずくてそーっと会場に入る]
ありがとね、心配かけたね
[ 暮石>>1:542に声を掛けられた
その頃になれば大分落ち着いてきていたから 多分普通に話すことが出来た。
踏み込まない同士、緩やかに平和な時が流れる]
(478) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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ん、ありがとう。ホント、生きづら過ぎて カミサマに嫌われてるんかと思っちゃう。
[ カミサマなんて信じて無いけどねー。
慎一>>1:470にポンと肩を叩かれへらっと不器用に笑った
かわいそうに、な視線には慣れっこになってたから苦笑い 向井とこの高校で会う前の姿は、知らない。 知ってるのは、皆の輪の中で楽し気に笑う姿だけ ]
向井も会計お疲れ様。 あれだけ盛況だったら大変だっただろ。
[ 会計は確かぴったり合っていたと報告があった。
綺麗で浅い所しか知らない俺は すごいな、なんて呑気に労う、それだけだった ]
(479) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ その後黒沢に呼ばれ黒板に書いた後 >>1:351]
うん、大丈夫。 何処も悪く無かったよ、お医者さんのお墨付き!
[ 申し訳なさげな表情>>1:351にぶんぶんと手を振った 実際診て貰ったら何処も異常は無かったようだし。 元はと言えば、自分が器用に立ち回れなかった故の 騒動なのだから気にさせたくは無かった ]
…良かった、広報のSNS通じてクラスの様子見れて 俺も楽しかった。
[ おかげでそんな寂しくなかった、と。 俺のための広報では無かったから "ありがとう"は流石に言わなかったけれど ]
(480) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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うん、そうしよ。 そうだ、俺も撮って良い? [ そういえばクラスの皆の写真はたくさん見たけれど 黒沢自身の写真はあまり無かったような。
お道化てカメラを向けたが入ってくれただろうか? もし撮れたならばグループラインに 唯一撮った写真が並んだかもしれなかったけれど。
集合写真の時には俺も黒沢も入った写真を撮れた
禍福は糾える縄の如し。 集合写真を撮る時までに間に合わせてくれた 福を司るカミサマに心の何処かでちょっぴり感謝した ]
(481) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ その時食べた几帳面なクレープが炭蔵作と知って こんな時まで委員長!?と心の中で突っ込みを入れたり。
保健室へ走ってくれた番代へ"あの時はありがとう"って。 言ったのはまた後日の話だ **]
(482) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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―――……俺は、 その子のこと好きだったんだけど。 色々あって、向こうには嫌われちゃって。
[未だ口にすると鈍く痛む、手痛い記憶。**]
(483) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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/* 更新してから貼りなさいと…!凄くごめん
(-55) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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―― 現在:3-10教室 ――
[ 私が頑固で、>>396 あんなに言い募って、 あんなにわかってもらおうとしたのは。 柊君に自分のことを優しいって認めさせようとしたのは。 きっとそれは、私の中にある、 打算じみた感情だったのだろうと思う。
柊君が自分の優しさを 打算からのものだと思ってるなんて知らない。 だけど、打算で行動する人間の最たるものは、 きっと私だと思う。
出来のいい人間のふりをするために、 できることを探してばかり。 床の掃除をして、毛布を運んで、 これ見よがしに頼りになる優等生を演じようとしてる。 私なんて、全然頼りにならないのに。 頑張っても頑張っても、目指すものには届かないのに ]
(484) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ 他の人に機嫌よく過ごしてもらうための気遣いが 優しさでないのなら、 私のこの行動はどうなるの? 浅ましくて、醜い、自分を取り繕うためだけの努力。 それに名をつけるとしたら、 きっと、薄っぺらな見栄というのだろう ]
(485) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ そんな私のことを、 きっとまたデリケートな場所に触れたせいで、 柊君の眉を下げさせた私のことを、>>396 柊君はいい子と言うから笑ってしまう。>>397 私はこんなに浅ましいのに ]
私は、いい子じゃないよ。 でもそうか、「誰も」はちょっと分母が広すぎたかな。 「このクラスの人たちは」くらいにしとく?
[ 「優しい」と言われて否定する柊君に、 「いい子」と言われて否定する私。 お互い否定してばっかりだなって、 私はやっぱりちょっと笑っちゃう ]
(486) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ いつも頑張ってる。>>398 その言葉も、否定すべきものだった。 私のしていることは、 本来なら努力などいらないはずのことだから。 出来のいい人間なら、努力なんかしなくても、 息をするより自然にできるはずのことだから。
でも、出来のいい人間のふりをしているだけの私は、 頑張らないと、できなくて。 そっか、やっぱり頑張ってるの、バレちゃってるかー。 ……なんだか、そんな気持ち ]
(487) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ 続く言葉の返答には、少し迷った。 だけど、柊君のデリケートな部分に触れたのなら、 私のことにも触れないとフェアじゃない気がした ]
……そうだね。 そんなこと言われたら、 ちょっと途方に暮れるかもしれない。 でも多分その理由は、 柊君の想像してるような理由じゃない。
[ 今までずっとそんな風に生きてきたから、 どうしたらいいのか戸惑う。 そんな理由じゃなかった。 そんな理由なら良かったな ]
(488) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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── 21:30教室 マナ ──
……ひどい? そっかあイケメン台無しかあ
[返す戯言も浮かべる笑顔も 俺にしてみりゃ弱々しい。>>455 鏡見てきたほうが良いって?色んな意味で? そうですか、はい。 ]
(489) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[聞かれたことには答えられるよ。 思い出して顔しかめたりするだろうけど>>456]
隣の3-10見てねえ、よな マジ入るの止めたほうがいーよ。
人形…つうか、マネキン?っていうのか? 首がぱかーって切られてて めちゃくちゃリアルな血が吹き出してた。 まじグロ注意。
[椅子に座って、机の上に座るマナを見上げて話す]
(490) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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私がそんなことを言われる日が来るとすれば、 それは私が見限られて、捨てられたってことだから、 見放された後、 どうやって生きてけばいいのかわからない、かな。
[ だって、そうだもの。 見限られるその日まで、きっと私は努力を強いられる。 頑張らなくていいなんて、そんな言葉をもらえる日が 来るわけがない。 今でも私は、求められた場所に遥か届かないのだもの ]
(491) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[これはどうでも良い話だけど
……角度によっては見えたりするだろうか「何かが」。
ほら俺元気ねーけどケンゼンな男子高校生なんで。 首を傾げてみたけど、まあ結果は残念ながら。
ぶん殴られたらそれはそれで受け入れる。 でも、マナだからやるんだぜ??? そんな無遠慮に机の上に座るような女子だろ。 見てくだs(ここで手記は途切れている)]
(492) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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[ ああ、少ししゃべりすぎたかもしれない。 でもここまで来たら今更かな。 だから、私は柊君の私は優しいっていう指摘に>>400 苦く笑って首を横に振る ]
私はね、そういう風にしなきゃいけないの。 頑張って、親切にして、みんなのことを気にかけて、 力になろうとするような人間であることを、 求められてるの。
[ 言ってから、なんかこの言い方だと、 すごく自意識過剰みたいに聞こえる?って気づく。 だから、言い直した ]
(493) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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………トシミが。 見つからねーんだよ。 さっきから、ずっと。
[聞こえてたろ?探してた俺の声。 勿論調理室だって覗いたはずだから、 さっきマナとは逢ってたかもしんないし。]
(494) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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人形がさ、 すげえ似てたんだ、トシミに。 ………まじ嫌な感じだろ。 悪ふざけにも程があるっつーか。
[俺、多分怒ってるんだと思う。 何に怒っていいのかわかんねーけど、 冗談でも、友人の死を模したマネキンなんて 見たいはずなんてなかったから。]*
(495) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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……命令されてるの。 「優しくない人」に。
[ これ、大した愚痴だと思うんだけど、>>401 親近感湧いたかな? ドン引きされるだけのような気がしちゃうな ]
(496) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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だからね、自分のためであっても、 他の人が機嫌よくしてると気が楽っていう柊君、 いいと思うよ。 私はね、他の人のために頑張らないと、 捨てられちゃうかもって思いながら頑張ってるんだもん。 ね?ヒドいでしょ?
[ ふふって笑った。笑わないと話せないよこんなこと。 それから、はい、この話おしまい!って。 いつぞやの鳩羽君みたいに、 今度こそ上手に空気変えられたかな。
最後はお互い笑って10組から出られたから、>>402 多分それで良かった* ]
(497) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 18時半頃
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/* パンツ覗いてるだけのやつがノエのロルにはさまったので、実質ノエのパンツ覗いてるってことでいいですか??いいですね??
(-56) 2021/06/09(Wed) 18時半頃
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/* 鳩羽サンドイッチちょっとわらった
(-57) 2021/06/09(Wed) 19時頃
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/* あっ
(>>1:361で炭蔵くんが樫樹くんを連れて行ったくだりを完全に見落としていたので齟齬っていたことに今気付いたの巻)
(-58) 2021/06/09(Wed) 19時頃
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— 2F廊下 —
[教室へ向かうまで長い廊下。 そこを進んでいたら、向こうから人影が見えた。>>459]
茉奈ちゃん。
[手を振り返す。今はもうさっきよりは落ち着いている。 表情に明るさは浮かべられたかな。]
大丈夫。 あの、怖いやつ見て動揺しちゃって。 私も芽衣ちゃんも。
[茉奈ちゃんはどこまで知っているのか分からなかったので。 そう言いつつ、怖いやつというのは3年10組のマネキンであることを、 どうにか手振りで伝えようとする。]
(498) 2021/06/09(Wed) 19時頃
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心霊現象のオンパレードみたい。 もう考えるのやめようと思う。
[両手を上げてやれやれのポーズ。 いろいろな意味で疲れたけど、もう諦めの境地であることをアピール。
茉奈ちゃんが何かすごいアドバイスを持ってたらいいなあ、なんて、 そんな軽い気持ちで。**]
(499) 2021/06/09(Wed) 19時頃
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/* みんな一斉に現れて笑っちゃったな
(-59) 2021/06/09(Wed) 19時頃
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── 少し前 ──
善処って……セージカか。
[ せっかくの上から目線だったのに!
返ってきたその言葉って、 はぐらかしたいときの常套句でしょ?>>461 少なくとも慎一の常識の中ではそう。
なので、こんにゃろーって具合に、 一か所だけ言わせてもらったんだっけ。
そういうときは「ありがとう」とかのが、 高校生らしくてかわいげがあると思う。 ……炭蔵に言うのも変な話だな、これ。]
(500) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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/* ねえ、やっぱ抽出できないの辛くない? 暮石のまとめほんとに助かってる
(-60) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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[ 「見返りが欲しい」と、 冗談とも言い切れないふうに言われて、>>462 慎一はちょっと笑った。ちゃっかりしてんな。]
……いーよ。 ホントに任されてくれたらな。
[ そんなことありえるかなあ。とか、 今はあんまり考えずにいておこう。
慎一はゼンショするとは言わなかった。 有言実行してくれる気があるなら、 ジュースと言わず高級アイスだって奢ってやろう。]
(501) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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[ 炭蔵に冗談が通じないこと。>>463 慎一はそりゃあ知ってるけど、 それとこれとは話が別じゃんか。
それを言うなら炭蔵だって、 慎一に配慮して「切りますよー」くらい、 事前に予告してくれたってよかった。
……昔からなんで慎一が泣いてるか、 わかってないんだっけ。にしてもひどいよ。]
(502) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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/* 鳩羽くんの男子高校生! みたいなト書きが時折入るの、すごくいいなあ。 着席した時点で20時が迫っていてこんなこと書いている場合じゃないのですが、少しでも感想を書きたい欲。
芽衣、この世界のこと知るとすぐに乃絵ちゃんに繋げてしまいそうなのでどこまで知るのがいいかなあ。 でも分かってた方が動きやすそうな気がする。なやむ。 みんなが乃絵ちゃんと交流しているのになかなか会えない友達より。
よし、がんばりましょう。 まずは綿見さんと鳩羽くんとお話楽しむぞー!
(-61) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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[ 「深く突き刺せない」>>464 それっぽい理由を示されて、 慎一は肯定っぽく笑っておいたけど、
慎一が知ってるのはそうしたほうが、 死にやすいらしいってことくらいだった。
なるほどね、そういうことかあって。 ひとつ賢くなって保健室を出ていこう。
足元への注意にわかってるよって、 ひらひらと左手を振りながら。>>466*]
(503) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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[ つまり慎一はちゃんと学んだ。 上履きはちゃんと踵まで履くべきってこと。]
(504) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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── 現在 ──
[ 慎一は一瞬教室に顔を出した。 「九重、いた?」って恐る恐る尋ねに。
それから、黒板をざっと眺めて──、 もうこんな時間なんだなあって時計を見る。
もう22時近いじゃないか。 黒板のクレープの文字は魅力的だし、 寝る場所だって、たぶん必要。 どこで寝ればいいんだろう。
慎一にとって必要な情報が、 そのときどれだけ得られたかはさておき。
九重の行方と人形について以外にふたつ、 慎一の頭に特に残るものがある。]
(505) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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[ どうやら食堂は使えるらしい、って推測と、 たぶん今夜はここに寝泊まりするって予測。]
……俺、食堂行ってくる。
[ そこに誰が残っていたとして、 会話もそこそこに慎一はまた出てく。
クレープを食べに行くと解釈してもらえれば、 それも嘘にはならないので構わないんだけど、
万が一用を聞かれたら、「米を炊く」とだけ。 ……炊飯タイマー設定できるかなあ。 それが目下の心配事として残るけど。*]
(506) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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/* そう、向井君のそれよ>>373 当たり前にできてるように見えてたら、わざわざ言わないよね。 言われてる乃絵はその時点で目指してるものに届いてない。 秀才ではあっても天才ではないタイプ。 でも本人が思ってるほどスペックは低くない。
帰還できるかどうかは、父と縁を切る覚悟ができるか、縁を切った上で生きていけると思えるかどうかだと思ってます。けど、中身がほだされやすいので、史上最速陥落にならないようにしたい…(切実
(-62) 2021/06/09(Wed) 19時半頃
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/* しんちゃんの教室はガン見しとこ(あとでひろいたい(がんぼう
(-63) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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/* 樫樹が時間ない中すごい拾ってくれてるのすごいなって思うし、 炭蔵はよちよちってしたくなる >>460とかかわいい 直近は鳩羽が綿見のパンツ見ようとしてて超わらった 綿見絶対こわいじゃん……勇者かって顔を慎一はする
(-64) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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── 回想:誇りのキャッチボール ──
[ お互いの悩みなんて、もう関係なかった。>>423 炭蔵も鳩羽も、悪くない。>>424 そう、自分のしたことは悪くない。
こんな作られたばっかのロボットみたいな 炭蔵でも信頼してくれる人がいる。 それは喜ばしいことで、─── 当然だ。 だって、正しいはずの父が作ったんだから。 ]
なあ 何が正しくて何が正しくないんだろう 俺はやっぱり、答えが見つからない
[ 任せられたら?>>425>>426 炭蔵は間違いなく、背負う。 ]
(507) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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[ 人任せにされたって、 向井と鳩羽のふたりぶんくらい、 炭蔵にとっては負担でもなんでもない。 ]
ああ、任せておけ 答えが出次第、鳩羽に伝えるよ
[ 例えば、父が正しいなら、祐駕も正しい。 父が正しくないなら、祐駕も正しくない?
この時はまだ、 プログラミングされた思考の中にいた。 でも、ほんの少し生じたバグに気付けたのは、 間違いなくこの会話あったからこそだった。
結論を急ぐ必要はないと思っていた、 それが、チャイムが鳴る前のことだった。* ]
(508) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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―― 現在:3-9教室 ――
[ そうして、私は一つ隣の自分のクラスに戻ってきた。 教室にいた面々に、ただいまって声をかけながら、 真っすぐに向かったのは黒板。 チョークを手に取る。
・休憩所に体育のマットと毛布が運んであります ・女子は保健室を使わせてもらえると助かります
毛布を運んだお礼を言ってもらったけど、>>402 マットを運ぶ方が絶対大変だった。>>105 私って本当ヒドい。 チョークを置いて、指先を払いながら、 黒板に書かれた連絡事項を眺めて、 綿見さんの作ったクレープ、>>254 私も食べていいのかなとか考えた ]
(509) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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[ それから、 あ、そうだった。教室を出る時に書いた伝言 消しておかなきゃって思って、それに気づく。 私の伝言の横に書かれた、芽衣からの返事。>>350 思わず目を丸くして、芽衣の方に振り返った ]
昼過ぎにお弁当は食べたよ。 晩ごはんは忘れてた。
[ 廊下を拭いたり泊まる段取りをしたりする合間に、 お弁当を食べた。 私がいつもお弁当を持ってくること、芽衣は知ってる。 今日ももちろん例外ではなく、私は母の作ってくれた お弁当を持参していた。 でもそうだった、泊まる段取りをしてる途中で、 あんな騒ぎが起こって、 晩ごはんのことすっかり忘れてた。 家では食べられないようなジャンクなもの、 食べるチャンスだったかもしれなかったね* ]
(510) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 20時頃
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/* 多角はしんどいのでとりあえずシンとノエはもうすこしあとで帰ってきたってことにしたい(願望) メイ次第かな。
メイが巻き込むようなら多角を回避しよ!
(-65) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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/* あと当時埋め忘れてたのをロル書こうとして思い出したけど、 綿見ちゃんの>>25めちょすきです。
(-66) 2021/06/09(Wed) 20時頃
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── 現在・食堂 ──
[ 冷蔵庫チェックのお時間だった。 ……いえ、こちらはいたって真面目に。
慎一は今度は足元によく気を付けて、 足を引きずるんじゃなく歩いていった。
……やっぱり増えてるよなあ、これ。 明日も増えていたらどうしよう。 いつか足の踏み場がなくなっちゃったら?
そもそもいつまでここにいるのか、 それさえわからない慎一だけれど、 永遠には続かないような気もしてる。]
(511) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ ここが死んじゃおうとしたやつの世界なら。
九重は「生きて帰れることが多い」って言った。 「多い」……に引っかかる部分はあるけれど、 それってつまり、そいつが助かるか、死んじゃうか。 ……って話なんじゃないかなあ。たぶんね。
そんなことを慎一はぼんやり考えてて、 そんなことを考えてた自分にちょっと驚いた。
いつもより少しだけ思考がクリアだ。 ……あるいは、「ヤだな」みたいな感情が鈍い。
なんで? なんでだろうなあ。なんて、 自分でうっすらとわかりかけてること、 わざとらしく考えてたら、食堂の扉の目の前だった。]
(512) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ ここで夜を明かすというなら、 慎一は朝ごはんの準備をしなくっちゃ。]
(513) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ クレープの材料はあったみたい。 だから……牛乳、卵はあるんだろう。 綿見が使い切っていないといいなあ。
食堂なんだから、米くらいはあるだろう。 ヨーグルトは……購買にあったっけ。
三食きっちり食べる派の慎一だから、 おなかはちゃんと減っていた。
牛乳と卵を探すため開いた冷蔵庫から、 おかず系のクレープをひとつ取った。>>141
お行儀悪くそれをかじりながら、 炊飯器の類を探して食堂を物色したりして。*]
(514) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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/* 夜ごはんは普段からお母さんのごはんなので、 文句言わずになんでも食べます。と置きつつ、 すごいナチュラルにソロルに向かうPCだけど、 仕事してなくてゴメンねという気持ちはPLにあります。
(-67) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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/* クレープ食べに行こうとしてたから、また向井と一緒になっちゃうじゃん!って笑っちゃう クレープだけ掻っ攫って教室行く…?
(-68) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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── 現在:3-10へ ──
[ 左手首の絆創膏を隠しもしない儘、 自分たちの教室のひとつ、隣。
3-10の教室を訪れていた。 廊下や、この教室に誰か居ただろうか。 挨拶もそこそこに、真っ直ぐと中央へ。
2mの手の届く距離の配慮だったのだろうか。 「グロ注意」と書かれた張り紙を>>234 炭蔵は決して無視したわけじゃない。 ]
───……っ、
[ 自分の目で見たものでないと、 信用できない性格が仇になる。 ]
(515) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ 配慮でかけてあったのだろう、 カーテンの下を覗けば、 首元の裂けた人間── じゃない人形だ。
あまりにもリアルで、 辺りに広がる赤いものも偽物だと思いたかったが、 この鼻に付くにおいが本物だと物語る。 ]
悪趣味な、
[ まるで九重にそっくりな人形だった。 臭いを遮るように鼻を摘み、眉間に皺を寄せる。 そうして、誰もがそうしたであろう。
人形の頭につられて、天井を見ていた。 ]
(516) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ どこかのクラスのお化け屋敷にあった、 装飾をまるでもぎ取ってきたような、 そんな景色が広がっている。
不気味、としか形容できなかった。 ]
(517) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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[ ところで、九重は見つかったんだろうか?
───…… もし、もしも、 九重がこの世界の主だったんなら? この世界でも改めて、死んだってことだろうか?
なあ、教えてくれ。 それともまだ、この校舎の何処かにいるのか? 死人に口なしとは、このことだろうか。 ]
きっと今頃、鳩羽が見つけてくれてるか
[ 軽くため息を吐いて、炭蔵は布を掛け直した。 *]
(518) 2021/06/09(Wed) 20時半頃
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―― 二階廊下 ――
[ ひとみの表情は思っていたより暗くなかった。 けれども、彼女も直接"怖いの"は見たらしい。]
ああ、そうなんだ、…… 私は見てないんだけど、さっき鳩羽君に どういう風になってるか教えてもらって。
……思ってた以上に、質が悪いね、これ。
[ お手上げのポーズを見れば>>499 何だかおかしくなってくすりと笑うけど。]
(519) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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— 22時が迫る頃:3−9教室 —
[教室に入って時計を見上げたら、もう寝てもいい時間。 教室の中には鳩羽くん>>403と綿見さん>>458がいた。 2人は話し終えたのか、ただ同じ場所にいるだけなのか、 静まり返る教室に、わたしの喉の音>>347だけが響く。]
……。
[落ち着いて考えれば、綿見さんが落ち着いている時点で 鳩羽くんが死んでいるなんてありえないと分かるけど、 あの光景を見た後だと、どうしてももしもを拭えない。
鳩羽くんの席は窓際>>1:54にある。 わたしは綿見さんがいる前で教室を横断し、 おそるおそる鳩羽くんに近づいた。]
(520) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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おぉ……、失敬。
[あと少しで鳩羽くんの音を確かめられるかというところ、 机に伏せていた顔>>406が急に上がった。
驚いたよ。驚きましたとも。 おかげでどこかで誰かに言った>>0:1036みたいに 変なこと言っちゃった。 別に時代物を好んでいる訳じゃないんだけどな。
耳慣れない言葉にわたしの動揺を誤魔化せますように。 そう思ったのに、鳩羽くんが少しだけ笑うから。]
うん、生きてるね。
[なんて、仰け反る鳩羽くんへ正直に言っちゃった。 わたしはそのまま黒板へ向かい、 わたしが見てきたこと、言うべき言葉を綴る。]
(521) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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[手をあげて先に生存確認を済ませた綿見さんは わたしの文字を見ながらぽつりと呟く。 文字を書き終え、教室を出ていく綿見さんを見つめた。
瞳と同じくらい黒い髪。 何だか背後にいても見られているみたいだ、なんて さすがに空気に呑まれすぎかな。]
クレープありがと。 食べるの楽しみにしてるね。
[わたしが貰ったレシピのクレープはあるかな。 わたしの文化祭は写真一枚とレシピひとつになった。 綿見さんとわたしを繋ぐ思い出に、わたしは声で触れる。 半拍、息を吸った。]
(522) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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楽しいだけなら良かったのかな。 ……でも、現実じゃなくなっちゃうけどね。
[綿見さんが教室を出ていく。 1人は危ないと呼び止めようとしたけれど、 その先が浮かばずに、わたしは見送るだけになった。]
(523) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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[わたしはチョークを置き、鳩羽くん>>407へ向き直る。 顔を伏せている時には分からなかった。 声も、顔も、夜みたいに暗い。]
……。
[手元を見つめる鳩羽くん>>408を見て、 わたしは返事を止めて自分の席へ戻った。
取り出すのはつめた〜いレモン。 目を閉じたら、身体に入っていく道が分かる気がした。 残りの半分を傾けたら目を開く。]
(524) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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ね。お茶目じゃなかった。
[わたしの席は左から二列目の一番後ろ>>0:1154。 鳩羽くんから隣の列。 ここから鳩羽くんを見ると、空の色がよく見えた。
雪の止む気配はなく>>#0、分厚い雲が重たく広がる。 鳩羽くん>>409の目にもお日様は見当たらない。]
(525) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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[わたしは握りしめていた薄青色のぼたん>>196を ハンカチの代わりにポケットに入れる。 これで片手が空いた。 わたしはホットじゃないレモンを左手に持ち替え、 鳩羽くんの机に向かう。]
うん。
[机の前に回ってしゃがみこむと、 わたしは鳩羽くんの机に両腕を乗せた。 ……訂正。 ちょっと高さが足りなくて、踵を持ち上げて誤魔化す。]
(526) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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それはね、さすがのわたしでも分かるよ。 あと、元気がないのは悪いことじゃない。 何なら普通でしょ。今、この状況なら。
[少なくとも、わたしは鳩羽くんより元気だ。 だってクレープの文字にお腹が震えたし。 そうあれたのはひとみちゃんのおかげなんだけど。
3年間のつかえが取れて、未来の約束もした。 力になれるならって思ったけど、 結局ラクになったのはわたしの方なのかも。]
(527) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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[そんなことを知らない鳩羽くんは、 平気そうなわたしを見てどう思うんだろう。
彼が学校中を探し回った>>192なら わたしたちの姿も目撃したかもしれないけど、 たぶんわたしはひとみちゃんを見ていて気づかなかった。
わたしが知っているのは、わたしの不安を ひとみちゃんと一緒に晴らしてくれた声>>227だけだ。
1年前まで、他人からの見え方を気にしたことのなかった わたしは、今でもそういうとこ、ズボラなんだよね。]
(528) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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[わたしは鳩羽くんの机の上に、 鳩羽くんが綺麗だって言った指を広げる。]
綺麗でしょ。 ずっとずっと大事にしてきたからね。
[右手の指3本にチョークの粉がまぶされた以外に 傷も汚れもなくて、爪の短いわたしの手。 鳩羽くんの手はどこにあったかな。 もし近くにあるのなら、横に並べて見せようか。]
わたしのたからもの。
[鳩羽くんの笑みは弱々しくて、声は掠れていて。 続く言葉>>411にわたしはへらへら笑う。]
(529) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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まあ、あまり理解しないほうが良いかも。 変な場所に来てしまっているってことは、 うっかりするとこの場所と同化するとかも 有り得たりはする事で、…………。
そうなると私たちもおばけの仲間入り、 一生出られない、なんてこともあるかもね。
[ ずっと終わらない文化祭で楽しく遊ぼうよ、 ……って言うべきか。 それはちょっとわからないけれど。]
(530) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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……利美さ。 帰れたのかな。
[ ここで死ぬってことは、 どういうことなのだろうかと。ぽつり。]*
(531) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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[元気がないことを誤魔化すみたいに続いた言葉>>411に、 わたしは不思議そうに瞬きをする。]
なんだ、そんな風に思ってたんだ。
[やっと解けた勘違い、鳩羽くんが引きずっていたもの。 わたしはそれを何てことないみたいに返す。]
お母さんのことは、いいの。大丈夫。 死んじゃったけど。死んじゃったから。
[わたしは首を横に振ってから口を開いた。]
(532) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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思い出さなくても、忘れたことないしね。
(533) 2021/06/09(Wed) 21時頃
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いつも笑ってる鳩羽くんにも、 そういうことあるんだって思ったんだよ。
当たり前だよね。誰もが何かを抱えてる。
[雨みたいに弱音を降らせる子>>0:718がいる。 髪の向こうに眸を隠して、永遠に留まりたい気持ちを 否定できない人>>1:493がいた。 足元が崩れた途端走り出した子>>1:29もいたし、 月曜の音楽室、膝に顔を埋めた人>>90もいたね。 たったひとり、 自分にしか見えない存在を隠してきた友達>>261もいる。
もし、今が楽しいだけの思い出>>458の中だとして ここにはわたしたちしかいないんだけど、 それでいいのかな。]
(534) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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[ひとつ、気づいたら、 たくさんの重しがわたしの周りにあるような気がして。
ふと、柊くん>>84との話を思い出した。]
みんな、寂しいのかな。 ……鳩羽くんは、寂しい?
[鳩羽くんとの話し方、忘れちゃったと思ったのに、 わたしはするすると言葉を紡ぐ。 腰が抜けた拍子に、死人の皮が取れちゃったのかな。
選べねー運命っていうのは、 どのくらい鳩羽くんを苛んでいるんだろう。 朝なら聞けなかったことをわたしは口にして、 鳩羽くんを見上げた。]
(535) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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[眠るように棺に収まったお母さんと 首の裂けた九重さんの人形。 わたしは濃密な死に怯えはしたけれど、 その二つを悲しみで秤に乗せることはなかった。
だから今度はわたしが、深呼吸もせずに 鳩羽くんへちゃんと笑って見せよう。]
(536) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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[だって、わたしが左右に吊り下げたのは、 『死んだお母さん』と『生きているお父さん』だけだから。]*
(537) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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/* 2時間かかっ……しかも書きたいこと書ききれてないんですよ……! 求む 文章力 至急
(-69) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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同化……。
[>>530茉奈ちゃんの口から飛び出た言葉に、 驚いて息を呑んで、鸚鵡返しする。 同化って。想像するとそりゃあ怖い。]
そ、そんなこと……。 気を抜かないように気を付けないと……。
[詳しい茉奈ちゃんが言うなら否定もできなくて、 気を付ける、なんて漠然としたことを言うしかなく。 別の意味でやっぱり背中が冷えてしまう。]
(538) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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[>>531利美ちゃんは帰れたのか? 結局、探し切れていないから断言することもできない。 けど、私の願望を言うのはいいのかな?]
利美ちゃんがいなくなって、人形が残ってる。 なんか、そういう決まり、なのかな。
人形がここで死んだってことは、 人間のほうはもう、ここにいなくて……。
帰れているといい、と思う。
[この世界のルールを解くのは詳しい人に任せるしかない。 けど、帰れていてほしい、と私は思っている。*]
(539) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 21時半頃
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―― 回想:文化祭打ち上げ ――
[ クラスの様子が見れて楽しかった。>>480 その言葉には、きっと私への配慮もあったと思う。 でも「その中に自分がいないことは寂しくなかった?」 なんて聞くのは無粋にもほどがあるし なにより無神経すぎる。 だから、私はその言葉をありがたく受け取って、笑った ]
ありがとう。 だったら嬉しい。
[ これでも、文化祭広報が始まった直後に比べたら、 写真の腕もあげたんだよ、とか。 客引き3人組の写真なかなか良かったでしょ?>>1:166 あれ、向井君も入ってるバージョンを グルチャに送ったけど見た?とか。 そんな話をしてたからかな。 私があまり写ってないことに 気づかれちゃったのかも>>481 ]
(540) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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[ 私はいいよって言いかけて、気が変わった。 文化祭にほとんど参加できなかった樫樹君。 準備期間はともかく、文化祭当日に写った写真は、 きっと少ない。 だったら ]
一緒に写ってくれる?
[ 文化祭当日の、樫樹君の写った写真。 それが一枚増えるなら、いいかなって* ]
(541) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 21時半頃
夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 21時半頃
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/* これにソロルを挟もうとしてたのですが、どう考えても23時くらいになっちゃう……! 焦って構成ぐちゃぐちゃになってしまったので落ち着きたい。 ひとみちゃんの落ちロルの時間は見守りたい気持ちもあり。
(-70) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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/* >>526 この踵持ち上げて高さ出してるの最高にかわいくないですか
(-71) 2021/06/09(Wed) 21時半頃
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[ それは、私にとって死に近づくことじゃなくて、 むしろ、生きていくために必要なことだった ]
(542) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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―― 少し先の話:真夜中 ――
[ 正直、泊まることになるのは予想外だった。 家に帰ってからにしようと思ってたのに、 予定が狂っちゃった。 みんなが寝静まった夜更け、 私はそっとベッドから抜け出す。 物音を立てないようにしたつもりだけど、 もしも誰かに気づかれてしまったら、 ちょっとお手洗いに入ってくるって囁いた ]
(543) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[ 廊下に出たら、カッターナイフが嫌でも目に入る。 でも、床に落ちているものを使うのは やっぱり抵抗があったから、私は購買に向かった。 私は上履きの底の強度を信用してるけど、 あまり物音を立てないように、 極力カッターナイフを踏まないように床を選んで ]
(544) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[ 最初からそのつもりだったから、 ちゃんと制服のポケットに財布は入れてあった。 目当てのものを手にレジに向かうと 買ったもののメモやお金がカウンターに置かれていた。 さすがにメモは残せなくて、 私は小銭だけ追加する。 ここはどうやら現実じゃないみたいだから、 お金を払う必要があるのかは、 正直もうよくわからなかったけど、 番代さんに万引きは良くないと言っておいて、 支払わないわけにもいかないでしょう ]
(545) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[ 購買の近くの空き教室に入って、明かりをつける。 ドアはもちろんきちんとしめた。 椅子に座って、左袖を少し捲る。 私、死ぬつもりなんかない。 むしろ、生きていくために必要なの。 だから、私の手首に刻まれているのは、 手首の皺みたいな線。 3年分のそれは、皺にしてはだいぶ数が多いけど。 これでも、あまり増えないようにしてるんだけどな。 同じ線をなぞるように気を付ける、とか。
カッターナイフの刃を出して、 いつものように手首に滑らせた* ]
(546) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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/* 綿見さんともサシでちゃんとお話ししたいのですががが。 私のこと嫌わないでって無様にお願いしたい。
(-72) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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― 3-10組・黒沢と ―
[黒沢が譲歩してくれたけど>>486 俺的にはそれでも多いなって感じで せいぜい「黒沢は」とか、せめて 「今日集まってきた連中は」くらいならまだ… ああ、でも九重ちゃんとかそんなに話したことないし やっぱり何とも言えないや。
……九重のこと考えると 急に現実に引き戻された気がして暗い気持ちになる。 いやそもそもここは現実なのかって話だけど。]
(547) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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いい子じゃないんだ?
[鸚鵡返しに聞き返す。 黒沢が自分のことどう評価してるのかは分かんない。 でも少なくとも俺にはいい子に見えるよ。 それこそクラスの大多数はそう答えるんじゃないの。
人に自分の価値観で 綺麗な評価を受け取らせようとしておいて 自分のこと言及されたら そうやって棚に上げるのは ちょっとずるいんじゃないのかな。
何となくそんな風に感じて彼女に問いかけたのは ちょっと意地悪な気持ちもあったかも。]
(548) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[少し考えるような間の後、 想像してるような理由じゃないって言うから 何だろうって黙って耳を傾けて。>>491
………――――ああ。>>492
その言葉を聞いた俺は 咄嗟にどんな顔をしていたか分かんない。 小さく拳を握りしめた。爪が掌に食い込む。]
(549) 2021/06/09(Wed) 22時頃
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[
この子は全然俺と違うけど。 でも、きっと俺と同じだ。
]
(550) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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/* ごめん、ユキの安価が俺がスカート覗いてる安価になってて不覚にも笑ってるそれじゃないよ
(-73) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……………
[だから苦笑と共に続く台詞も 神妙な顔で聞いてた。>>493
訂正されなくても彼女が 何を言ってるのか"わかって"しまう。 彼女に命令する「優しくない人」は 俺の親よりも随分と理想が高くて厳しいみたいだけど。]
俺もいっしょ。
[だから、気付けばそう答えていた。 つまりは親近感を湧かせるのには成功したってことだ]
(551) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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決定的に見限られたくなくて 捨てられるのが怖くて そうしないと生きていけないから 愛想振りまいて優しくしてんの。
俺は優しくない人に命令されては無いけどね。 皆優しいけど、俺は悪い子だから。 ありのままだと嫌われちゃう。
[自嘲めいた台詞と共に笑う黒沢に ゆるゆると首を横に振って俺も笑った。 何の笑いだろうな。 どうしようもない現実に対する諦めの笑いかな。
寂しいやつを寄せ集めても寂しさはゼロにはならない。 でも、傷を理解するくらいは、きっとできる。]
(552) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……だからさ、ひどいなんて言うなよ。
捨てられたくなくて頑張るの、何かおかしい? 自分を見て欲しくて虚勢を張るのは滑稽かな?
ただ必死なだけなのに。
[だから、そんな風に自分で自分を傷つけるなよ。 俺まで何だか哀しくなってしまうじゃないか。]
(553) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ぱん、と黒沢が掌を叩く音で空気が切り替わる>>497
ちょっと俺も突っ込みすぎたって言うか、 ディープな話をしすぎた感もあるから 切り上げて貰えたのは有り難かった。
普通に学校で会ってる分には 絶対こんな話しなかったんだろうけどな。 この非日常がそうさせるのかもしれない。]
(554) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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―― 現在 ――
皆とずっと一緒に居たい、なら そういう線もあると思うんだよね。
ただ、利美の人形があって、 それでいて利美が消えてるから。 この場所に取り込みたいみたいなことは ちょっと、違うのかなって……
取り込んだ結果人形になったなら 校舎内に殺人鬼でも居るのかな。
[ ちょっと驚かせてしまったかな、とは思うけど。 そういう怪談はなかなかあるものだから。
この場所を作りだした存在の目的が 何なのかもよくわかっていないし。>>538]
(555) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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人形になることで帰れるっていう規則なら、 帰れてる可能性はあるけど、……
……うん。 ここに居ないってことは、帰れてるって。 そう、思いたいね。
[ 利美からこっちに連絡をくれればいいけれど 相変わらず携帯は黙ったままだし。]
(556) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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…… ひとみは、早く帰りたい?
[ 変な質問をしたと思う、けれど。 だって、この場所にいたい人間が言いそうなこと。]*
(557) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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ごめんね。なんか色々言って。
[随分話し込んでいた気がするけれど、 時間はどれくらい経っていただろう。 鳩羽は無事に九重を見つけられたのだろうか。 そろそろ皆と会って情報共有をしたい所だった。]
でも、こーゆー話、 副会長と出来て良かったなって思うよ。
[相手がどう思うかとか、 機嫌を損ねるんじゃないかなとか、 途中からそんなことが気にならなくなっていた。
笑みと共にそれだけ最後に残して、 10組の教室を後にしただろうか。**]
(558) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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── 3-9教室 ──
[「失敬」なんて言葉が聞こえて 俺は、もう一度、驚いた。なにそれ。>>521 だから一瞬、俺は「笑顔の鳩羽憐」を取り戻す。
立ち去ろうとするマナと、メイのやり取りを耳にする。 楽しいだけなら、きっとよかった。 だけどそれは現実じゃない、って。>>458>>523
思うこともあったけど、 それに口を挟むことはなく。
現実じゃなくて、良かったのか 現実じゃないのは、イヤなのか。 俺の気持ちはどっちなのかは、わからない。]
(559) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[僅かな距離をメイが詰める。 俺の視線は背後から、目の前へ。>>526]
あんま元気じゃねー鳩羽憐なんて ガッコーで見せたことねーもん なんかこー・・もやっとする
[良い悪いとかじゃあなくて、たぶん。>>527 俺自身の、心持ちの問題なのかもしれない。 心臓のあたりを手でモヤモヤしてみせた。モヤモヤ。]
(560) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[そんなメイは少し元気そうに見えて、 俺はね、実はちょっと安心してる。 何があったかわかんないし、聞かねーけどさ。
いやこの状況でハイテンション!とかだったら ちょっといろいろどうかと思うんだけど。 少なくとも泣いちゃあいねーし、 だいぶ、落ち着いて見えたから。]
(561) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[大事にしてきた、っていうメイの手。>>529 机の上に2つ並べばそんなに大きさも大差ない。 もこもこの手袋越しじゃあわかんなかったけど。 短く切りそろえられた爪も、長くて細い指も綺麗で。]
いいじゃん、メイの宝物。
[へらへら笑うメイに釣られるようにして、 俺もきっと、僅かに微笑む。それから、]
ピアノ、やってるんだっけ。
[そんなことを風の噂で聞いた俺は、 メイの事情も知らないで、現在進行形で聞いた。]
(562) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[──── で。今朝の話。
心のどこかに引っかかり続けてた罪悪感は、 瞬きと否定の言葉により一瞬で霧散する>>532]
………うん。そっか。
[思い出さなくても忘れたことはない>>533 その言葉に納得したように頷いた。
たった1年前の話だ。 俺でも覚えているような「事実」、 もっと近くて、感情が通ってて、大切で。 100億倍もの「想い出」があるメイが 忘れるはずなんて、なかったのにな。
忘れたかったなら別として。 ]
(563) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……家族の「在り方」が変わっちまうのは 受け入れるのに、時間がかかるんだよな
[メイの家族の状況は、事実でしか知らないし、 俺の家族の状況は、メイの状況とは明らかに違う。 けど、少なくとも、俺はそうだったから。 一言呟いたそれが、どう波紋を作るのかはわからない]
(564) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[それからメイが思ってくれていた事を聞く>>534 誰もが何かを抱えてる、の言葉に小さくうなずく。
思い浮かべた面々を俺が知れてたら、 メイほど、他人の気持ちに寄り添えた、なんて ちっとも思わねーけども。
それでも、今日クラスの奴らと話して。 充分、それは思ったんだ。
何かを抱えてるからこそみんなで逃げ出したんだ、 って言ってたこと、信じたいくらいには。>>1:260]
(565) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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うん。 みんな、なんか抱えてる。 ………でも。寂しい?どう、なんだろうな、
[同意ばかり示してきたけど、 その質問には、すぐに同意は返せなかった>>535 ]
(566) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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わかんね。
俺の「選べねー運命」は、 誰かを失ったり、誰かが傷ついたり、 そーゆー類の話じゃあねえから、 それで、寂しいって思うことは、無かったよ。
ガッコーも毎日楽しかったし、 ダチも多いほうだって思ってるし、 バカやってばかりだったけど、 このクラスで、寂しい想いをしたこともなかった。
(567) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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でも、 じゃあ本当に「寂しくない」かって言われたら ちょっと、よくわかんねえ
バカやってねー時間とか、笑ってねー時間とか 不意に、寂しい…とか、虚しいとか、疲れたとか そう思うときだって、あるよ。
「いつも笑ってる鳩羽くんにも、 そういうこと、ある」……… からな。
[やっぱり癖みたいに笑ってみせるけど、 いつも笑ってる鳩羽憐には、あんまり似てない。>>534]
(568) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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それに、いまは、すげー寂しいよ。
友達があんな形で晒されてんの見たし。 誰かの頭の中が、文化祭で止まってて。 気づけばカッターナイフが溜まってくような世界。 そんな世界を持ってるやつがいるんだな、って思ったら 俺、すげー寂しい。
[あ、精神世界の話は知ってた? 知らなかったら、又聞きだけど、話すね。]*
(569) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ クレープ片手にふらふらしてた。 あんときみたいって慎一は思う。 ……文化祭のあとの打ち上げ。]
(570) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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―― 21:30 ――
[ そーそー、イケメンが台無しだよだなんて 軽口の様に返すけれども、>>489 弱々しいその様子を見てしまうと 私も平時の様にお道化られたかどうか。
マネキンが殺されていた件について>>490、 聞くことが出来ればなるほどと。 それなら"殺されていた"と形容されても きっとおかしくないのだろう。 想像するだけであまりいい気はしない。]
……そんなに悪意はないのかな、って さっきまで思ってたんだけど。 前言撤回、悪意めっちゃあるじゃん。
[ 死体を用意するとか。悪趣味。]
(571) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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── 回想・打ち上げ ──
……カミサマもたぶん、 別ンとこで忙しかったんだよ。 そのぶんそのうち埋め合わせあるって!
[ へらっとつくられた笑顔がどこかぎこちなくて、 おー、よしよしってしたくなっちゃうな。>>479
18歳の慎一はそんなことしないけど、 カミサマなんて当てになんないからなあ。
口先では調子のいいことを言いながら、 きっと明日も明後日も生きづらい友人に、 せめて好きなジュースかお菓子でも、 慎一が買ってきてやればよかったと思った。]
(572) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ ところでどうでもいい話だけれど、>>492 こちらへの視線が何かに向いているならば 流石に私でも気づいちゃうと思わないかな鳩羽君。
気付けば慌てて座り直して。 私だからなんだって????? と言わんばかりにげんこつを落としておこう。
弱ってる人間になんて仕打ちだって? どう見ても強かな人間だろ。]
(573) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ ……あ。なんだっけ。 樫樹はなにが好きなんだったっけ。
もし慎一が気の利く男で、 「樫樹が階段から落ちたらしい!」 「でも打ち上げには来るらしい!」って時点で、 なにかそういうことを思いついたとして、 買い出しに行ったときに何か手に取れたかな。
迷わず何かを手に取れるほど、 君のことちゃんと見ていられたかな。
……浮かびかけた思考は、 悪気なさそうな労いの言葉に遮られた。]
(574) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 閑話休題。 利美が見つからない。 それから、……人形が彼女によく似ている、と。
クラスメイトでも殺してみたかったのか、 あのメールの送り主は。]
ああ、探し回ってる声がしたと思ったら。
なにそれ、最悪。 明らか嫌がらせじゃん。 意味わかんないんだけど。
[ 分かりたくもないけど。 苛立ちが微かにこもった声で、呟く。]
(575) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……えー、ヘーキヘーキ。 暮石の作った秘密兵器もあったから。
[ そりゃあもうバッチリ……、 一瞬頬がこわばりかけたのを堪えて、 いつもみたいに、へらへらと笑う。
右手にはかじりかけのクレープ。 左手はポケットに突っ込んで、行儀が悪い。
ポケットの中で硬貨の縁をひっかいて。 じっじっじって。短い爪をひっかけてる。]
(576) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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──っていうかリツ、 ちゃんと目玉クレープ食った? 食っとけよ、一回は。な?
[ 今持ってるクレープらしかぬ形のそれは、 たぶん……というか絶対に違うよね!
そうっと話題をすげ替えて、 ほら。きれいな浅瀬で水遊びしてよう。*]
(577) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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── 現在・食堂 ──
……うま。デカ。
[ 静かな食堂でクレープを咀嚼している。 もうほとんど食べきっちゃった。 慎一がひとりで2個食ってもいいかな。
目の前には家のとはずいぶん勝手が違う、 たぶん、なんか、すげーーー量が炊ける、 でーっかい炊飯器……だよね……でけー。 慎一の家はなんせ7人ぎゅう詰めだから、 そこそこ大きいの見慣れてる気でいた。
幸いなことにタイマー機能はあるみたい。 朝6時。自分の起床時間に炊けるように、 慎一は粛々と自分が生きるための準備をする。]
(578) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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|
……それ、ってさ。 利美は、人形にされた、ってこと、なのかな
[ こんな場所だからそんな変な事くらい 起こり得たりはするかもだけど。
その割に私の身体は別に、人形じゃない。 いつもと変わらないまっくろい瞳だし。 ほっぺをつねると普通に痛い。]*
(579) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 寝床は休憩室だよってメモ、>>509 慎一は見ることができたんだっけ。
……なんにせよ、寝れないだろうな。 いつもと違うから、慎一は寝れない。
だから守れる手順を守らなきゃ。 ひとつでも多く。息がしやすいように。
そうやって自分の機嫌を取るのが、 18年間で慎一はだいぶじょうずになった。
自分の機嫌を取るために、 明日の自分の気持ちが波立たないように、 今も群れをはずれて米を炊いてる。]
(580) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 楽しい≠ニラク≠ェ、 本当の意味で両立できたらよかった。
でも、そういうわけにもいかないから、 付き合いきれないなあって慎一は思う。*]
(581) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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|
―― 22時、前 ――
[ 教室を出る間際。 メイちゃんが鳩羽君にやっていた生存確認は 見ていて何だか愉快だった。 遠くで小さく噴き出す私が居ただろう>>521
出る間際に掛けられた声には>>522 にこっと微笑んで見せて。
レシピひとつぶんの思い出、 上手な作り方のアドバイスも添えてあった筈。]
(582) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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/* マナはお返事するけど、ひとみちゃんとのやりとりを優先してね!のきもちはまじででかい(ヒント:今日落ち
(-75) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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……そーだね、 ここは、……多分、現実じゃないしね。
[ 楽しいだけの世界でいてくれたら。 何の心おきもなくずっと居られたのにね。]
(583) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ 流石にそんな事は言わないけれど。 最後ににこっと微笑みかけて、教室を出た。
危ないのかもしれないけれど、 それすらどこか、どうでもよかった。]*
(584) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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[ふむふむ、と茉奈ちゃんの語る推測を聞いている。>>555 お次の可能性は殺人鬼。どちらにしてもあまり考えたくない。 怪談としては非常に極上だと思われる。 何故なら私は十分に肝を冷やしている。
>>556私の希望というか願望に、彼女も頷いてくれたから、 ひとまずは良かった、と思う。]
(585) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
|
|
私? 帰りたい!
[>>557即答を返した。 ここにずっといて良いことは何もないと感じている。 閉鎖された場所はやっぱり嫌いだ。]
両親が心配してる……のは、もう気にしなくていいのかもしれないけど。 ずっと息苦しくてダメだなあ。ここは。 閉じ込められてるって思っちゃうのは、ほんと、ダメ。
[ここまで喉から吐き出される素直な言葉。 そうしていて、なんとなく気付く。]
(586) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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本心ではここから出たくない人が、 いる……ってことかぁ。
茉奈ちゃんは……違う?
[あのメールの送り主が望んで作った校舎なら、 そういうことになるのだろうかと思えて。]
……おなかすいたな。
[考えて頭を使うと、空腹感がやって来る。 何か食べて休もうと思っていたところだった。*]
(587) 2021/06/09(Wed) 22時半頃
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/* >>586かわいいね
(-76) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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/* あとねー、もともと寝れなくて夜はうろうろする気だったから、 黒沢の見て、うわー拾いにいきたいが、 慎一はもう左手首ぎゅっの癖認知させてもらったでしょ。 って言い聞かせてステイしてます。
(-77) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[わたし、首が裂けた九重さんを見た時、 怖いと思った。生々しい死に怯えた>>48。 人形だって気づかなかったから尚更。
……でもね、わたし。 ひとみちゃんが教えてくれて、鳩羽くんの声が届くまで、 一度だって、九重さんが死んだことに悲しんでない。
そのことに、気づいちゃったの。]
(588) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[わたしの心は、夢と一緒に埋まっている。]
(589) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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— 夢が終わった日 —
[お母さんのお葬式には、 会ったこともないような人がたくさん来た。
お母さんの親戚に、お母さんの教え子。 お父さんの両親も来てくれた。
お父さんとお母さんの家はどちらも裕福で、 喪服の良し悪しなんて分からないけど、 制服を着たわたしにはみんなすごい人に見えた。]
(590) 2021/06/09(Wed) 23時頃
|
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[最初にわたしを抱きしめてくれた>>1:526のは、 お母さんの妹だった。 喪服からは防虫剤と それを打ち消す上品な香水の匂いがした。
おばさんが「芽衣ちゃん」って呼ぶ。 わたしは「はい」って返事をした。
——大変だってね。って、どういうことだろう?
次にわたしの前に現れたのは恰幅のいい男の人だった。 お母さんのいとこなんだって。 小さい頃わたしと遊んでくれたこともあるらしい。 皺混じりの大きな手が、わたしの頭を撫でる。
——もう無理しなくていいんだよ。って、何?]
(591) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[それからも大人が次々とわたしのところへやって来て、 わたしを気にかけてくれた。
確かにお母さんが突然死んじゃって、わたしは悲しいよ。 これからどうしようって不安もある。 でもまだ実感だって湧いてないし、 そうじゃなくても泣き喚くような子どもじゃない。
それなのに、みんなの優しさはわたしの頭上を飛び越え、 わたしの知らない方を向く。]
(592) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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|
[——わたし、 お母さんの夢を押しつけられた子なんだって。]
(593) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[みんな、お母さんのことが嫌いなのかなって思ったけど、 親戚も教え子さんたちもお母さんのことを貶したりは 絶対しなかった。
「ちょっとやりすぎちゃっただけなんだ。 だから許してあげてね」
お母さんは悪気があった訳じゃないんだよって、 わたしに言うの。 お母さんのこと悪者にするのに、庇うの。
……あぁ、わたしがお母さんを悪者にしたんだ。 そう気づくのに、時間はかからなかった。]
(594) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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|
[確かに、最初はお母さんに言われて始めた習い事だった。
確かに練習はきつかった。 友達と遊びたいって思ったことも本当。
楽譜より絵本が読みたいって駄々を捏ねたこともあるし、 自転車で遠くに行ってみたいって思ったこともある。 優しいお母さんの鬼のような顔が怖くて泣いたり、 放課後に友達と遊びたいって言った時は、 ピアノのある部屋に閉じ込められたんだったね。
でも、ね。 わたしにはお父さんとお母さんの血が流れているけど、 お母さんの血は煮詰めたワインみたいに濃いみたい。]
(595) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[わたしは、世界中の何よりもわたしの音楽を愛してる。]
(596) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[ピアノが弾けなくなるくらいなら、
絵本なんていらないし、 自転車を没収されても平気だよ。 練習で叱られて何度泣いても頑張れるし、 閉じ込められた部屋でもずっとピアノを弾いていた。
どんなに苦しくても、辛くても、嫌なことがあっても、 たとえ家で泣いてばかりだったとしても、 友達だと思える人が誰もいなくても、 誰になんと言われても、どんな風に見られても、 ラクなんていらない。わたしはそれで良かった。]
(597) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[でも。それが、ダメだったんだよね。]
(598) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[死んだお母さんは可哀想な悪者になって、 生き残ったわたしはピアノから離れた日々を許された。
抱きしめる腕を押しのけ、ピアノを弾きたいと言っても、 「もういいんだよ」って言われる。
撫でる手を払い、わたしが望んでいるんだよと言っても、 「お母さんはもういないから大丈夫]って言われる。
あんな風に苦しまなくていいんだよ、だって。 もう何も犠牲にしなくていいんだよ、だって。
わたし、誰を恨めば良かったのかな。 お節介な参列者? 何も言わないお父さん? この物語の悪者は誰なんだろう。]
(599) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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|
[その答えはすぐに見つかった。 お葬式の夜のことだ。 わたしは怒りが収まらなくて眠れなくて、 お水でもがぶ飲みしてやろうって、リビングに降りた。
お父さんが、泣いてた。 お母さんの写真を見て、名前を呼んで。
——すまない、って。 守ってあげられなくてすまない、って。]
(600) 2021/06/09(Wed) 23時頃
|
|
[お母さん、ずっとみんなから言われてたんだって。 「芽衣ちゃんを解放してあげて」って。 でもその度に「芽衣の夢でもあるから」って突っぱねた。 外側に不器用なとこ、お母さんに似たんだね。
お母さんは知っていた。お父さんも分かってた。 お父さんはわたしの頭を撫でて、 わたしの好きなことをしていいんだって言ってくれた。
お葬式と同じ、悲しそうな顔をしていた。 お母さんのこと悪く言われるのが嫌なんだなって、 わたしはすぐに分かった。わたしもそうだったから。]
(601) 2021/06/09(Wed) 23時頃
|
|
[わたしの夢は2人に守られていた。
わたしがもっと楽しそうにしていたら、 わたしがもっと他のことにも目を向けていたら、 わたしの愛、ちゃんと信じてもらえたかな?
お父さんもお母さんも、責められずに済んだかな。
だって、どこにも悪意がない。 悪意がないのに大切な人が泣くのなら、 悪者はわたしでいい。
わたしだけで、いい。]
(602) 2021/06/09(Wed) 23時頃
|
|
[ごめんね、お母さん。 夢、叶えられなくなっちゃった。お母さんは怒るかな。
でも、わたしは お母さんとわたしを愛してくれるお父さんを守るよ。
ちょっとの間だけお母さん悪者になっちゃうけど、 時が経てば、みんな忘れてゆっくり休めるから。 お父さんが悲しい顔しなくて済むから。
おかあさん おとうさん わたしは死んだ人間より生きてる人を選んだ。]
(603) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[母親に夢を無理やり継がされかけた芽衣ちゃんは、 父親を始めとした大人たちのおかげで 自由を取り戻すことができました。
めでたしめでたし。]*
(604) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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―― 少し前:3-10教室 ――
[ どこかこちらを揶揄するようだった柊君の顔が>>548 神妙な顔に変わっていく。>>551 だから私、やっぱりドン引きさせちゃったなって思った。 思わず左手首に手が伸びかけて、 だけど、違ってた ]
いっしょ?
[ 今度はこちらがオウム返し。>>548 ドン引き案件だと思ったのに。 まさか共感されるだなんて思ってなかった ]
(605) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[ 見限られたくなくて、 捨てられるのが怖くて、 そうしないと生きていけない。>>552 柊君の言葉は、私には心当たりがありすぎる ]
一緒だね。
[ 一緒の私たちは、多分同じ種類の笑みを浮かべてた。 私たちは、同じだと思った。 ただ、求められていたものの種類がちょっと違っただけ ]
早く、大人になりたいね。 大人になったら、見限られたって捨てられたって、 自分で別の場所を見つけて生きていけるかもしれない。
[ 求められているのが絶対に達成不可能な目標でも、 いくら理不尽だって思っても、 今の私には、他に生きていける場所がない ]
(606) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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……じゃあ、柊君も 自分のこと「悪い子」なんて言わないでよ。
[ ヒドいって自分のことを笑った私に、 柊君は必死なだけだって言葉をくれたから、>>553 私は柊君の言葉の方を否定させてもらうよ>>552 ]
約束する。私は、ありのままの柊君を嫌わない。
[ 私の感情に、私の約束に、 どれだけ意味があるかなんて私にはわからない。 柊君にとっては、 あってもなくても変わらないかもしれない。
それでも、私は約束するよ。 きっと、柊君のためじゃなく、私自身のために。 だって私たちの背負うものはきっと一緒だったから* ]
(607) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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/* つら・・・
(-78) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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/* メイのお父さんいいひとだった・・・・・
(-79) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[ 自分は死にたいけれど、 他の人は死んで欲しくないみたいな思考。
矛盾しているようだけれど、 あるよね、って思う。]
(608) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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/* メイの独白がつらすぎて泣いている
(-80) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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―― 現在 ――
[ 即答>>586に少し驚いて、それから笑って。 そっか。そりゃそうだ。]
まあ、どれだけの時間が経ってるか 正直定かではないよね。
ずっとこんな暖かいような生温いような そんな空気の中に居るのも、そうだね。
[ 閉所恐怖症みたいな感じなのかな、と。 そんなことを思いながら彼女の話を訊く。
本当はもっと空気は冷たいし。]
(609) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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/* あぶね、はさまるとこだった、消した。 そして独り言は挟んでいく
(-81) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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……そう じゃ、ないかな。 こんな場所に逃げたいと思うくらいだもの。
私? …… ちがう、よ。 メールは送ってないし。
[ メールは送ってないけど。
ここから出ることが出来たとして。 現実に戻ったところでどうにもならないって、 あっちに戻る意味はあるの?って、 考えているとこは、ある。]
(610) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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食堂にクレープ、作った奴があるから。 食べに行ったらどうかな。
[ そう言いつつ、もし一緒に来て欲しいならば ついていくつもりはある。 そうでないならば、彼女を見送ろう]*
(611) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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── ちょっとまえ:マナ ──
[頭に落とされたげんこつ一発は痛かった。>>573
「い゛て゛ェ」って叫んだはずだし、 「暴力反対!!!!」とも抗議する。
弱ってる人間をもっと労れ!このひとでなし! シタタカ。ナンノコトカナ。
──── 閑話休題。]
(612) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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/* 芽衣ちゃん〜〜〜;;
(-82) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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悪意ある。 むしろ悪意しか感じねー
[ちなみに俺は天井の御札は見てないけれど 見てたらもっと悪意しかねーって憤ってた筈 悪趣味には全面同意。>>571>>77 マナの苛立ちもすげえわかる。>>575
──── でも。 ]
(613) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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トシミを人形に…? なんで。なんのために。 [このあともう少し先の時間に、 マナがたどり着いた結論には俺はたどり着かず>>556 俺の疑問も虚空に消えてしまったかもしれないけれど ]
(614) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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メールの送り主がさ、 直接やったとか、マジ考えたくねえし そんなやべーやつ、3-9に居たと思えねーけど
……でも少なくとも。
ここがそいつにとっての理想の世界ならさ そんな理想の世界にだって、 いつだって死が隣り合わせにあるっつーことだろ 物騒なナイフとか、友達の死体だとか。
……辛ェな。
(615) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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[元気のねー鳩羽憐は、相変わらず考えようとする。 マナにとっての「優しい鳩羽くん」は>>140 相変わらずの考える生き物で、 しょうがないことでも考えすぎてしまう。
だけどこれは、しょうがないこと? 死とか血とかが隣り合わせにある世界が しょうがねーって割り切っていいことなのか 俺には、ちょっと、わからない。 ]*
(616) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 23時頃
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[ ただ、一つだけ違うとすれば、 柊君は求められた人間らしく振舞うことができたけど、 私は要求に追いつけなかった。 スペックが足りてなかった。 それだけ、って言ってしまえばそれまでだけど、 その差って、どうなのかなあ……?* ]
(617) 2021/06/09(Wed) 23時頃
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── 夜・休憩室 ──
[ 休憩室には毛布が運び込まれてて、 つまりここで寝なさいってことだった。
はじめはいい子に横になったんだけど、 ……案の定、慎一はちっとも寝付けない。
被った毛布から慣れないにおいがする。 いつもよりだだっ広い部屋の空気に、 すぐ近くにある他人の気配。寝れない。
与えられた毛布の端っこを、 指先でもてあそんでいる夜だった。 ……うるさくはしないから許してほしい。]
(618) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[>>609空気は冷たいんだけど、暖かいような生温いような感じ。 その例えは分かる気がした。ずっとそんな感覚だ。]
うん。 メールは……私も送ってないな。
[>>610まあ、そりゃそう。 でもメールの理屈で言うなら、あの時みんな一緒にいたし。 どうなんだろうって首を捻る。]
(619) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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もし茉奈ちゃんも何か聞こえてるなら、 私には吐き出しちゃっていいんだからね。
[……と。>>0:1017 いつかの相談の時に、やけに理解が早かった茉奈ちゃんの反応から、 そんなことを考えたことがあるので、カマをかけて見る。 なんて、私らしくないことをした。]
(620) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ……うるさくは、しなかったはずだ。
そのうちに慎一はするりと寝床を抜けて、 人の気配のしない校舎の中を歩いていく。
そのまま、3年9組の教室まで歩いてって、 じっと、自分の席から窓の外を眺めてた。 それが落ち着くと昼のうちに学んだから。
上体を机に預けて、机の角を撫でながら、 変わってく空の色と舞い続ける雪を見る。]
(621) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[だから気まずくなる前に、 次の話に切り替えることにして>>611]
クレープ!! ほんと!?
[芽を輝かせて、食堂に狙いを定めるだろう。 ……と、先に教室に寄るつもりだったので、まずそちらへと。*]
(622) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ …………そんな夜だった。*]
(623) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* 時間がたりないねーごめん! 先に落ちロルいくわね……
欲を言えば炭蔵くんのもどうにか触れたかったけど、無理だった
(-83) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* は〜〜〜〜〜なるほどなあ…… めいちゃんの背景ほんますき
(-84) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* 慎一も抜け出すから、男子組が夜出歩くきっかけにでもして。 という気持ちのソロル。
(-85) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* っていうかメイちゃんのロールめっちゃすきなんだよな〜〜 マナちゃんのロールも好き……… なんか温度感が……
(-86) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[——それから、教室へ戻って板書を確認し、 ああ、やっぱり今日はここで泊まるんだなあって実感して、 諦めからの覚悟を固めるのに時間を費やした。
私がまごまごしているうちに食事や寝泊まりの準備をしてくれた人たちがいて、 なんだか情けないというか、申し訳ない気持ちになる。 生活力と適応力、すごい。
茉奈ちゃんのクレープに舌鼓を打った後は、 せめて何かしようと思って、後片付けを引き受けようとしただろう。]
(624) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[そして保健室のベッドを1つ借りて今日は眠る。 ……と、ここまでは良かったのだけど。
学校の保健室の電灯って、 常夜灯に切り替えることはできなかっただろうか。]
電気、真っ暗にしてると、眠れないんだよね……。
[なんて。ぽつんと呟いた言葉が誰かに聞こえたとしても、 もうどうしようもないから、頑張る。うん。]
(625) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* 樫樹くんは大丈夫かしら。
宣言の時間を過ぎたので先にゆきます!
(-87) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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— 早朝 —
[……努力はした。 私、頑張った。
必死で目を閉じて眠りにつこうと頑張って、 なんとか夢の始まりを見るところまでは行って、 そのまま全集中で睡眠の世界へしがみ付く。
少しは眠れた気がするけど、 全体的には眠りが浅いまま、朝の光が射すのを待って保健室の外に出た。]
(626) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[今の自分、すっごくひどい顔してるんだろうなあって苦笑して、 みんなが起きる前にどうやって顔を整えようか考える。
冷え切った廊下に広がる一面の窓に映るのは、今日も雪空の景色。 そして廊下の装飾は文化祭一色。 文化祭の特別感ってすごく好きだったのに、 なんでだろうな、もう見慣れちゃった気がする。
ぼんやり、廊下の隅に転がっているカッターナイフを見下ろす。 文化祭の思い出の中に割り込んでくるこれらのものが、 この校舎を作り上げた人の心に深く刺さっているのだろうか。]
(627) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[窓が開けばこのカッターナイフたちを拾って外に放り出そうと思った。 けど、1Fはどう足掻いても開かない。 聞いた話によれば2Fはラピュタらしい。
面倒だったので、そのへんに設置されたゴミ箱に、 ここら一帯のカッターナイフと替え刃をまとめて放り込んでおく。 朝のお掃除だ。気が紛れる。
昨日みたいに指を切るヘマはしない。 廊下をふらっと歩きながら、カッターを拾ってゴミ箱に捨てるのを繰り返した。]
(628) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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『おはよう、ひとみ。』
おはよ、ぼたん。
[今朝もぼたんがやって来て、挨拶をする。 >>0:101昨日の朝はずっと足元を見ながら返事だけをしていた。 今日は振り返って、そして向き合う。 ズルズルに溶けてしまった幼い顔を見て、微笑む。]
(629) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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『ねえ、ひとみ。お話があるの。』
奇遇だね。私もきみに話したいことがあるの。
(630) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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— 1F:教材倉庫 —
[ぼたんに導かれるがまま着いてきた先にあったのは、 職員室の近くの教材倉庫。
重い扉を開ければ、そこは埃っぽい空間。 チョークやら三角定規やら重たい辞典やら予備の教科書やら、 授業で使う備品が大量に積まれて保管されてある。
広くはない部屋で、窓は無い。]
(631) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[足を踏み入れてすぐ、背後で重い扉が閉まる音がした。
倉庫内は闇で閉ざされる。 何も見えない、狭くて孤独な、暗闇の中へ。]
(632) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[誘拐犯の手が振り上げられる。 頭を殴られ、顔を殴られ、血の味がした。
当時の私の知識には無かったけど、 あの時に感じた「ひどいにおい」は、部屋に漂う酒の匂いと、 私自身の血やいろんなものが、混ざった臭いだ。
誘拐犯はひどく酒に酔っていて、 泣き続ける私を箱から出して、容赦無く殴る。殴る。殴る……。]
(633) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[いたい。こわい。やめて。もういやだ。 目を閉じて一心不乱に男の手から逃げ惑う。 箱の外の部屋はひどく散らかっていた。 逃げられる場所なんてない。
男がこちらを追いかけてくる。 私にできる抵抗は何もない。 夢中で、両手で何かを掴んでいた。 泣き喚きながら、逃れようとしてそれを引っ張る。 床に敷かれていたカーペットの端っこだった。
次の瞬間、足元が動いて体勢を崩した男が転び、そして、]
(634) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[——ガツン。
転倒した男の後頭部に机の角がぶつかった。 何かが割れるようなひどく重い音と、壁に飛び散る赤い色。 その後に訪れる突然の静寂。
私の瞳は、たしかにそれを映していた。]
(635) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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思い出した。
[倉庫の暗闇の中で、ぼたんに告げる。]
(636) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[あまりに強い恐怖に耐えられなくて、 私はぼたんという親友を生み出してしまった。
……文化祭の終わりの日、 >>56美沙さんから尋ねられた誘拐犯の死について、 私はその真実を知っていた。
都合良く、その辛い記憶をぼたんに押し付けて、 何食わぬ顔で平気で生きてきた。]
(637) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[誘拐された出来事を乗り越えて、全てを吹っ切って、 一人でも道を歩くことができるし、知らない人に話しかけることもできる。 私はごく普通に、強かに、生きていける。
そう思い込んでいたのに、結局のところ。 恐怖や痛みを全てぼたんに背負わせていただけ。
ぼたんという見えない友達がいなければ、 全てを自分で背負うしか無くて、 どこかで心が壊れてしまうしかなかった。]
(638) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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全部、背負ってくれてありがとう。 そして、忘れようとしてごめんなさい。
きみは私の大切な友達だったのに。
[崩れた顔のぼたんが見える。 暗闇なのに、ハッキリとその存在が分かる。
彼女は笑っていた。 全て知っていると言うように、笑っていた。
ぼたんはわたしで、そして、わたしはぼたんだったのだ。]
(639) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* ペルソナ
(-88) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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……この校舎は、私ときみの世界じゃない。 そうだよね?
『うん。そうだよ。』
[ぼたんが私に抱きついてくる。 どうやらもう考える時間は残ってないみたい。 崩れ落ちたぼたんの顔は忘れようとした私の罪。 それを受け止めるように、抱き締め返す。]
(640) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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|
……ねえ、ぼたん。 きみに背負わせた痛みを、全部、私に返して?
[私を抱きしめたまま、ぼたんはこくんと頷いた。 彼女の幼い両腕に込められる力が伝わってくる。]
(641) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[そして。 瞬く間に稲妻のような激痛が走り、私の意識も遠ざかっていった。]
(642) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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ねえ、この校舎を作り出したメールの主さん。 きみも私のように、他の人にその痛みを背負わせられたなら、 自分自身に引導を渡してしまうほど思い悩むことはなかったのかな?
それとも、私たちが少しでも背負ってあげられたのかな。 私たちが、きみの「ぼたん」になれたのかな。 私たちが、きみの残機になれたのかな。
(643) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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わからないな。わからないまま私は帰るよ。
できれば次は、閉じ込められていない開けた場所で、 コーラでも飲みながら話をしたいね。
今をただ楽しむ方法には、ちょっとだけ詳しいんだよ。 カッターナイフなんて全部捨ててさ、 痛みじゃなくて、楽しさで埋められればさ……
(644) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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— 8:50 —
[その時刻、再びチャイムが鳴る。
1Fの職員室近くの、教材倉庫。 その重い扉は固く閉ざされているけど、 保健室から倉庫へ続く道にあるカッターナイフは片付けておいたので、 できれば誰か気付いて欲しい。
扉を開けて、窓の無い部屋の灯りをつければ、 倉庫の奥、教材の棚の前で仰向けに倒れているマネキンを見つけられるだろう。]
(645) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[そのマネキンは、 何かに強い力で握り潰された……いや、「抱き締められた」かのように、 腹部が潰れていて、そこから大量の血が流れ出ている。 床に血溜まりを作っており、教材の棚にまで飛び散っていただろう。
そしてその血溜まりの脇に、 まるで幼い子供が踏み荒らしたかのような、裸足の血の足跡が残っている。 足跡は倉庫の奥の壁のほうへ続いており、 壁に吸い込まれたようにそこで途切れている。]
(646) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[マネキンの背格好は間違いなく番代ひとみのものであり、 胸の上で握られている右手の拳からは、紺色のハンカチがはみ出て見えるだろう。
ずっとお守りとして持っていた薄青のボタンの代わりに、 痛みに耐えるため、友達の力を借りようとしたかのように。**]
(647) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* 思ったよりも早く投下が終わってしまった! まあ、樫樹くんいつでもいいよの姿勢なので良しとしよう。
番代ひとみ、イメージBGMはずっとうみねことペルソナでした。 ファンタジーになってしまった悩みにお付き合いいただいた方はありがとう。 それでは後は見守ってるね!
(-90) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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― 次のチャイムが鳴るまで ―
[黒沢と別れた後は どこかのタイミングで3年9組に一度顔を出して すっかり賑やかになった黒板に 「10組の天井に御札いっぱい」って追加しておいた。
何だか妙に頭を使ったような気がして疲れたので クレープ>>254の文字に目をつけて 食べ物を求めて食堂へと向かったことだろう。
向井はクレープを食べきる前だっただろうか。>>578 まだ残っていれば集まってきた面々と分けあって 食事にありついただろうけれども。]
(648) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[結局九重が見つからなかったこと、 それとついでに精神世界がどうたらって話も、 探してた鳩羽かもしくは誰かから聞くことは出来たのかな。
結局大したことは何もわからないまま 夜は更けて、眠りに就こうとしていた。]
(649) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* うわーん!番代さんー!
(-91) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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………止まってしまった校舎、か。
[早く大人になりたいね。黒沢はそう言った。>>606
そうとも、大人になれば今よりも世界が広がる。 文化祭より楽しいことだってきっと見つかる。
このメールを送ってきた誰かも、 もうちょっとだけ、ほんのちょっとだけ粘ってみれば 何か変わったかもしれないのに――――]
(650) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* ひとみつらいね、つらいけどよくがんばったね…えらいぞ… そしてりつはだいじょうぶかな…
(-92) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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─ 回想 ─
[ "またお前か。"
病院に駆け付けた父親の第一声がそれって。 …何か笑っちゃうよね
どんだけ信用無いんだよ、って話 ]
(651) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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…そんな事言ったって。
[ 思わず口を尖らせてボソリと呟いたのは 階段から落ちて担ぎ込まれた病院の中。 目の前には遠くへ越して行って久しぶりに… と言ってもほんの一か月前に喧嘩別れした 父親が立っていた
何か文句でもあるのか。 思わず口を衝いた反抗的な言葉にすかさず 強い言葉が返り思わず首を竦めていた
"俺だって好きで落ちたわけじゃない!"
…言っても無駄な事は分かっていた。 苛立つ声が10倍にもなって帰ってくるだけ。 だから、言葉を飲み込んで、黙り込む。
静かに、静かに。己の存在を消すように ]
(652) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ──はぁ。
深い溜め息が降ってくる。
俺と父親は、あまり似ていない。 なのにすぐ溜め息をつく癖だけは しっかり似るもんなんだな。
…なんか、ヤダな。 ]
(653) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ "最近、どうだ。" ──別に。普通だよ。
"朝起きてるか。" ──大丈夫だよ。
"勉強してるか。" ──やってるって。
ギクシャク、ギクシャク。 互いに目も合わせる事無く 安っぽいジュースの果汁より薄い会話が続く
表面だけの上っ面を撫でた会話をしたら終了。 父親は会計と退院手続くをするとの事で ほっと安堵の息を吐いた時 ]
(654) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ──父親の携帯が着信を告げた。
仕事の電話だろう、あまり聞かないよう 部屋を出ようとしていると 背後からガシャンと音が聞こえ振り返る。 父が携帯電話を取り落した音だった。
"一人で、帰れるな?" 何があったのか訊こうとしたけれど 尋常ではない様子に口をはさむことはできなくて ]
(655) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[―――なんて、大嘘。]
"ごめんなさい、もう限界でした。"
[欺瞞もいい所だ。]
(656) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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──ハァ、嘘だろ!?
[ 打ち上げが終わり帰路に着くころ。 父親からの着信があり硬い声で 弟が交通事故で亡くなった、と連絡が入った
…嘘や冗談を何より嫌う父が こんな悪質な嘘を吐くはずがない事は 分かっていたけれど受け止めきれなくて。
──ハァ。 深い、深い溜め息が携帯電話の向こうから流れる。
"お前の病院に呼ばれてる時に亡くなったそうだよ" …そっか父親は死に目にも会えなかったのか。なんて。 痺れる頭で理解したのは随分後の事だった ]
(657) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ 俺と弟は特別仲が良いわけでも悪いわけでもない ごく普通の兄弟だっただろう。
ただ"要領の良い"弟はパパッ子で上手に父親に 甘えては仲良く二人で出掛けたりしていた。
俺が中学の頃どんなにねだっても貰えなかった 自室や携帯電話は、俺が高校生になって手に入れた時に アッサリと中学生の弟にも与えられた。 同じように努力した習字だって より良い成績を取って褒められたのは弟だった。
両親ともに決してワザと差別しよう、だなんて 思っちゃいなかっただろう。
…でも高校生ともなれば自然と分かっちゃうんだ。 両親ともに、弟の方が可愛いと思ってる事くらい。]
(658) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[ ──なんで。
死んだのが弟の方だったんだろうなぁ。 *]
(659) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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[昼間話した内容を、ぼんやりと思い返していた。**]
(660) 2021/06/09(Wed) 23時半頃
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/* あっ落ちロルに挟んでごめん!!!
(-93) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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── 翌朝 : 2F階段 ──
[ 学校に泊まる事になる、なんて思いもしなかったが 男子便所で落ち着きを取り戻した後は 手伝いに参加しつつ男子たちと共に就寝したのだろう
翌朝、まだ暗いうちに目を覚ます そっと寝床を抜け出て新鮮な空気を吸おうと階段の方へ
剥き身のカッターナイフをそっと退かして階段へ座り込んだ 注意していたつもりだったけれども チクリ、刃の一部が指先に赤い筋を作って 自分の要領の悪さにまた溜め息が出た ]
(661) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ 暫くぼんやりしていたけれど ふ、と辺りの様子がおかしい事に気付く。
辺りは文化祭の賑やかな装飾が施されて居た筈なのに 不意に線香の匂いが鼻を衝いた ]
…嘘、だろ…
[ 顔を上げてすぐに気づく。
…目の前に広がるのは弟の葬式会場だ。 実際の会場で見た時には笑顔を浮かべていた筈の 弟の遺影は憎しみを露わに此方を睨んでいる
何時しか辺りには真っ黒な影のようなものが 多数浮かんで俺を睨んでいた
…いや、睨んでいるような気がするだけだ 彼らには睨む顔も眸も無かったのだから ]
(662) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[ ── お前が死ねば ]
[ わんわんと鳴り響く声の輪唱に 耳を塞いだけれども、その声は途絶えない 苛む声から逃れようと脚を踏み出せば
ぐらり、揺れて、落ちる。
期せずして、それは文化祭で落ちた階段と同じ場所。 違う事といえば、そう、今度は何かから逃げ出そうと きつく耳を塞いでいたこと ]
(663) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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── 翌朝8:50
[ 1階の階段の付近に 一体のマネキン人形が首の折れた状態でひっそりと倒れていた
辺りの景色には何ら違いは無いが 線香のような香りが薄っすら漂っていたかもしれない
遠目から見れば単なるマネキンが倒れている 風に見えたかもしれない。
…が近くで見たならば、まるで何かを諦めたかのように 薄っすらと微笑む表情が見えただろう
まるで元からその姿であったかのように 樫の樹で作られたそれは、静かに横たわっていた **]
(664) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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── 夜・休憩室 ──
[結局夜は何も食うことはできなかった。 ……のに腹は減るのはなんでだろうな。
購買からポテチをいくつか購入する。 受け皿の上は既に小銭でいっぱいだ。 休憩室に持ち込んで、無心で摘み出したりする。
毛布もマットも布団よりか寝心地は悪ぃし 状況は修学旅行みたいな感じなのに、 全然そういう気ぃしねーのな。
隣でシンが毛布を弄んでても気づかねーし>>618 必要あらばユキに状況の説明はしたけど>>649 でも説明ならユーガのほうが適任じゃねーかなって 正直思うけど、どうだろう。 ]
(665) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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[なんにせよ、すぐには寝付けねえだろって ちょっと思ってたんだけどさ。
案外俺今日パワーを消費しちまったようで。 多分、そのままぐっすりと寝てしまったと思う。 誰かが寝床を抜け出したとしても。>>621 誰かが眠れねえ夜を過ごしていたとしても。
翌朝の友人の外出に、気づかなくても。>>661 何も知らないまま、きっと、朝が来る。 ]**
(666) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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/* 番代も樫樹もお疲れ様でした。 番代のホストへの声掛けにうるうるきて、 樫樹の背景に胸がぎゅっとなっています。
(-94) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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/* 樫の木!!!綺麗!!!
(-95) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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/* 樫樹君…つらい… ほんとにね、樫樹君の中の人の体調が万全だったら、生きにくさの話をしたかった。
(-96) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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/* 電池切れそうで焦ってた(流石に病室にPCは持ち込めず)とはいえ、学習しなさい…! 柊さん本当ごめんよ
(-97) 2021/06/10(Thu) 00時頃
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