10 冷たい校舎村9
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視点:
人
狼
墓
少
霊
全
この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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それは良いのですよ。デリー・ピラアが晒され、欠け続けてはいますが、まだ八つの未知賢が健在なのです。やがて悪しき大臣を誅滅することも叶う。けれど、御帰還に成られるその日まで、無憂花を護持することは、なにごとにも替えられません。 万一にもダルマが欠けてしまえば、今日まで陛下にお仕えしてきた意味もろとも、欠落して失われるのです。
では……果断な処置を。
(0) 2021/06/02(Wed) 23時半頃
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冬休みを目前に控えた12月のある日。
君たちの住む町は、白一色に染まった。
(#0) 2021/06/02(Wed) 23時半頃
この町にこれほどの雪が降るのはいつぶりだろう。
君たちの記憶にそんな日があったかはさておき、
ニュースキャスターが例年にない大雪だと叫んでいる。
もしも君に天気予報をチェックする習慣があるなら、
昨日までの予報には雪などなかったと疑問を抱くかもしれない。
けれど、夢でないことは冷え切った空気が教えてくれるだろう。
奇妙なことに気象警報は発令されていない。
休校の連絡が君たちのもとに届くこともない。
交通機関も止まってはいないらしい。
いつもどおりの朝とは言いがたいが、
君たちは各々の理由を以て今日も学校へ向かうことに決めた。
(#1) 2021/06/02(Wed) 23時半頃
君たちは、豊町高校3年9組に所属する生徒だ。
修学旅行や体育祭、高校生活の主だったイベントは過ぎ、
特に熱心に取り組んだ最後の文化祭も先日終わってしまった。
今や進学校の生徒たる君たちの周囲は受験ムード一色だろう。
(#2) 2021/06/02(Wed) 23時半頃
さて、今日の話をしよう。学び舎に向かう道中のことだ。
利口な君たちであれば気付くこともあるかもしれない。
例えば、いつもより人通りが少ないこと。
例えば、同じ学校の生徒がほとんど見当たらないこと。
例えば、同じ制服姿を見つけたと思えば顔見知りばかりであること。
不思議に思ったところで目的地はもうすぐそこだ。
理由があってか、あるいは何もなくたって、
君たちはその校舎に足を踏み入れることに決める。
(#3) 2021/06/02(Wed) 23時半頃
ようこそ、冷たい校舎へ。
(#4) 2021/06/02(Wed) 23時半頃
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天は自ら助くる者を助く
(1) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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ってゆーの。諺にあるじゃん? 父さんが好きな言葉なんだよね
でも、俺はそんな宗教じみた台詞 これっぽっちも信じちゃいない
(2) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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[ 例えばそう、 カーテンを開けた向こう側に広がる 真白な雪景色すらもそう≠セ。
今朝も目覚ましが鳴る前に目覚め 寝坊助の母親よりも先に台所に立ち朝食を用意した。
身支度も、朝のルーティンも、 全て自分で行ったところで、 窓の外の景色は、天気予報では観測しきれなかった 雪景色が広がったままだった。 神様は、俺が学校へ行く時だけでも、 この雪足を抑えてくれる気はないらしい。 ]
(3) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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[ シンプルなケースに入ったスマホを開くが、 休校の連絡は来ていない。>>#1 もちろん、家電にも連絡は来ていない。 クラスメイトのグループチャットには、
『 休校の連絡なし 気をつけて登校するように 』
と、簡素なメッセージを送っておく。
そして、一向に静かなリビングには、 「おはよう」の挨拶が響くこともなく、 朝食のプレートから湯気が一筋立つだけだ。 溜息を零せば、小声で「いってきます」と呟いた。 ]
(4) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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[ 超撥水のコート、マフラー、手袋、長靴に傘と ブランド物で完全防備をしたところで、 これ程までの雪を凌げるはずがない。
分かりきっていたものの、 どうしても言いたくなってしまう。 ]
寒すぎないか、コレ
[ ざくざくと足跡を残しながら、 なるべく安全そうな道を進むものの、 どこを踏んだって「滑って」しまいそうになる。 噫、受験生には禁句≠セったな。 ]**
(5) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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/* 恋する61(0..100)x1クッキー
(-0) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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/* めちゃめちゃ楽しみにしてた人みたいに、即入村しました。 めちゃくちゃ楽しみにしてたので仕方ないです。 どうぞよろしくお願いします!
(-1) 2021/06/03(Thu) 00時頃
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[ 明日はきっとかんぺきな1日になるよ。]
(6) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ 朝6時に起きて卵ひとつとウィンナー2本を焼く。
起床後、まっすぐキッチンに向かう。 フライパンに油をひいて、点火。 油を熱する間に隣のシンクで顔を洗う。 ぱちぱちと油の跳ねる音がしたら卵を割り入れる。 ウィンナーも適当に転がして火を弱める。 フライパンに蓋をして、歯を磨く。 食洗機から自分の茶碗を探す。 炊飯器から軽くご飯をよそう。 その上に目玉焼きとウィンナーをのせる。 牛乳をコップに注ぎ、ヨーグルトをひとつ選ぶ。 それらを食べる。使った食器をシンクに運ぶ。 もう一度歯を磨く。髪を整える。着替える。 持ち物を確認して左足から靴を履く。 最後に鏡をチェックして、家を出る。]
(7) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ 向井慎一の人生にはたくさんのジンクスがある。]
(8) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ ところが今日は悲惨だった。
はじめに妹が割り込んできた。 「朝練あるの忘れてたあ」と慌てた様子で、 慎一がコンロに火を点けたときに隣で顔を洗い出す。
父、母、弟は双子。さらに妹、祖母。 同居家族が多いのだから朝が慌ただしいのは当然で、 争奪戦を避けるため洗面所を譲っているのに、 自分のペースを乱された慎一はムッとする。
それから、上の弟がやって来た。 「兄貴、俺の朝飯もやって」って頼まれて、 ヤだ。と即答した慎一だった。
最後に、ヨーグルトの買い置きが切れていた。 母が買い忘れたのかもしれないし、 昨夜下の弟が食べていたような気もする。]
(9) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ が、理由はどうだっていいのだ。 いつものペースを乱されながらも、 なんとかいつもの朝食を揃えようとした慎一の心は、 そのときにどろどろに溶けてってしまった。 真夏のアイスクリームみたいにあっという間に。
ちょうど外の天気もお似合いの荒れ具合。 文句を言おうにも、寝坊した母はそれどころじゃない。 慎一もとっくに高校生、もうすぐ大学生なんだから、 そんなことで癇癪を起こしたりはしない。
「朝ごはんくらいついでに作ってやってよ!」って、 思いがけない小言がどこからともなく飛んできたから、 ただ唇をムッとへの字にして、次の手順に移る。
すっかり学校もサボってしまいたい気分だが、 そんな気分なだけで、実行する度胸はない慎一である。]
(10) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ 朝食をとり、食器を水に浸し、歯を磨く。 制服に着替えて、コートを着込む。 弟たちが雪がヤバいと騒いでいたから、 慎一もいつもよりあたたかい恰好をする。
イヤホンの上からニット帽を被り、 マフラーもぐるぐると巻いてようやく準備は整った。
と、そのとき。揃いの制服を着た弟たちが、 じゃれあいながら玄関の扉を大きく開いた。
ぶあっと白い風が舞い込んで、 次に目を開けたとき、慎一はすっかり雪まみれ。
鼻の先をじんじん冷やして慎一は思う。 心の中に飼ってるちっちゃい慎一が喚く。]
(11) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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「 そもそも、雪だなんて聞いてない! 」
(12) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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……最悪だ。
[ 心の中でだけ、ぐしゃりと表情を歪ませて。 現実世界では、ちょっと頬を引きつらせて。
扉の向こうの銀世界にそうつぶやくまでが、 向井慎一の、最悪な一日のはじまりだった。*]
(13) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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私の残機はあといくつ?
(14) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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―― 朝:自室 ――
[ 目が覚めたら、左の手首を握りしめるのがいつもの日課。 布団の中で、まだ半分寝ぼけた頭で、 今日も私は右手の指先に力を籠める。 ――――ずきん。 左の手首に脈打つように鈍い痛みが走って、 寝ぼけた頭でそれでも私は安心する。 よかった。今日も、ちゃんと痛い。 今日はまだ大丈夫 ]
(15) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* 改めてよろしくお願いします。 毎回ここに今回は〇〇をやりにきました! と埋めるのですが、 今回はちょっと生きづらいだけの人間をやりにきました。
15(0..100)x1の運命数。 身長は165+4cm、6月8日生まれ。
(-2) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ さて、カーテンを開けて空模様を確かめれば、 見慣れた景色が白に塗りつぶされてた。 これは……休校? 眼鏡をかけてから、机の上のスマホを手に取って、 天気予報のアプリを立ち上げる。 今日のお天気のアイコンは可愛らしい雪ダルマ。 ……昨日の予報では違ってた気がするんだけど。>>#1 でも、窓の外に広がる光景を見れば、 まあうん、そうでしょうねと思った。 でも、今調べたいのは今日これからのお天気じゃなくて、 たった今出てる警報、なんだ、けど……出てない。 メールが届いてないかも確認する。 担任からも、委員長からも、生徒会長からも、 休校の連絡は……うん、来てない ]
(16) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ 今来てなくてもこれから来るかもしれないし。 身支度を整えながら、ちらちらとスマホを眺めてたら、 果たしてピコンとメッセージの受信音。>>4 あ、休校の連絡、と思ったら、 届いたのは委員長からの真逆のメッセージ。 あるんだ、学校。
いいんだけど。別に学校嫌いじゃないし。 少なくとも家にいるよりは好き。 ただ、このお天気は億劫 ]
(17) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ グループチャットには『了解しました!』と ペンギンが敬礼しているスタンプを送っておきましょう ]
(18) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ 朝ごはんはホットサンドだった。 ダイニングキッチンのテーブルに、 計ったかのように出来たてが並んでる。 断面からハムとトマトとチーズが覗いたホットサンドは チーズがとろけていて美味しそう。 飲み物はホットコーヒーのブラック。 ホットサンドのお皿の隣にカップが置かれてた。
我が家の朝はパン食だ。 朝はパンの方が食べやすい。 3年前、私がそんな嘘をついてから、そうなった。 それまでは、ごはんとお味噌汁だったのにね。
おはようございます。 いただきます。 ごちそうさまでした。 型通りの会話を交わして朝ごはん終了。 まるでなにかの儀式みたい ]
(19) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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[ 替えのタイツを鞄に忍ばせて、 靴には気休めの防水スプレーをして、 マフラーをいつもよりぎゅっと結んで、 大雪と対決する覚悟を決めて、玄関のドアを開けた* ]
(20) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* よろしくお願いします! 身長160+7cm
運命の数字は53(0..100)x1
(-3) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* メモ書いてて不都合に気付いたので身長だけ5追加しよう。
(-4) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* 1d8で7を引いたわ。長身! fortuneはちょうど真ん中くらい。初回落ちはない感じかな。女子校では初回落ちだったしね! 半年以上振りの村なので緊張するけどがんばりたい! せっかくのメガネっ子なので眼鏡描写を頑張りたい(そこ? いや、キャラぶれとかね、しないようにがんばりたいですね……
あ、年の離れた姉のイメージはロイエです。名前出すかわからないけど依子といいます。 ロイエとクロエで姉妹をやりたかってん……
(-5) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* 身長か… 最低でも165cmは欲しいよね!!(欲丸出し) 164+1くらいの幅で…
(-6) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* oh…
(-7) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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/* 男子18歳の平均身長調べてきたら170cmくらいだったので、170cmで許してください オンナノコより小さいのはちょっと………
(-8) 2021/06/03(Thu) 00時半頃
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── 現在・通学路 ──
[ 流れてきた音楽が趣味じゃなかったから、 慎一は道の端によけて一旦立ち止まった。
イヤホンからは今この瞬間も、 『今週のpick-up』とひとくくりにされた、 流行りの音楽が流れ続けている。
それをひとつスキップしようとして、 メッセージアプリの通知に気が付く。
通知の正体はグループチャットだった。>>4 すでに返事らしいスタンプもあって、>>18 慎一は追従するように「ok」のスタンプを押す。 アプリに標準装備されてるとぼけた顔のヤギのやつ。]
(21) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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[ 慎一の家から学校までの距離は、 ギリギリ徒歩通学圏内くらい。
雪の日には億劫な道のりを歩いていると、 白い視界にスタンプの送り主を見つけた。>>20
大急ぎで駆け寄るでもなく、 歩調はそのまま、慎一は彼女に声をかけた。]
よぉ、黒沢。オハヨ。 雪やばくねえ? 学校あんの、ショーキの沙汰と思えねんだけど。
[ そのまま一緒に歩く流れになるなら音楽を切ろうと、 スマホ片手に苦笑い、みたいな顔を空に向けた。]
(22) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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[ とはいえ成績優秀なだけでなく、 生徒会とかいうのまでやってた彼女がいるなら、 学校があるというのは間違いないのだろう。
そもそも炭蔵が連絡を寄越している時点で、 休校なんて淡い期待はとっくに絶たれた。
委員長とか、生徒会とか、 慎一がキツイなあって思う類のものを、 さらっとこなしていく人たちの情報網。
動く気配のない部活のグループチャット。 動いたとしても多分、「雪合戦しようぜ!」とか。 そういう、慎一にも縁がある類の情報網。 それの数百倍くらい、慎一は信用している。*]
(23) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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/* 自分用 3型
(-9) 2021/06/03(Thu) 01時頃
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―― 朝:通学路 ――
[ 受験生にとって、滑るとか転ぶなんていうのは厳禁。 なんてことを気にするタイプでもないけど、 転んで汚れるのは普通に嫌だ。 なので、いつもよりゆっくり慎重に、 できるだけ雪が少なそうな部分を選んで歩く。 いつもより時間がかかるのも織り込み済みで、 ちゃんと早めに家を出たから、 遅刻するなんてこともないはず。 そんな風に足元に集中してたから、 声を掛けられるまで気づかなかった>>22 ]
向井君、おはよう。 雪すっごいねー。寒いねー。
[ コートに手袋にマフラー。 考えうる装備はしてきたけど、 それでも寒さがしみ込んでくる ]
(24) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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一応、休校の基準は暴風警報発令だから。 雪すっごいけど、風はそうでもないし、 警報出てないからあるんだと思う。 先生からも連絡ないし。
[ 向井君につられて、 私もコートのポケットからスマホを取り出した。 アプリに新着1件の通知。気づかなかった。 内容は……ああ、向井君か。>>21 ヤギのスタンプを確認して、スマホをポケットに戻す ]
(25) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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先生からは連絡ないのに、 炭蔵君からは注意喚起が来るってちょっと面白くない? さすが委員長って感じ。
[ 文面もこう、なんというか、ね。 私も文章が硬いと言われることがあるけど、 炭蔵君はそれ以上だ。 なんというか、クラスメイトっていうより先生? ううん、校長先生の朝礼? そういうのを思い出す厳めしさだと思う。 あ、別にけなしてるわけじゃない。 炭蔵君の個性だし ]
(26) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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[ 一人の時は足元に集中してたけど、 クラスメイトと並んで歩くとなるとそうもいかない。 自然に視線は前を向いて、だから、気が付いた。 あれ?って ]
ねえ、向井君。 なんか……人、少なくない?
[ いつもならこの道、学校に向かう豊高生が もっといっぱいいるはずなんだけど** ]
(27) 2021/06/03(Thu) 01時半頃
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[月曜の放課後、30分。音楽室からピアノの音がする。]
(28) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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[鼻の先が冷たくて、いつもより早く目が覚めた。 1階に下りるとエプロン姿のお父さんがキッチンにいて、 わたしは背中に声をかける。]
おはよう、お父さん。 うん、お休みじゃないみたい。
[休校の連絡は来ていない>>#1し、 何より、クラスのグループチャットに 炭蔵くん>>4からのメッセージが届いていたから。 誰よりも早い、先生みたいな先生じゃない文字。 彼がそう言うのなら、そうなんだろう。
みんなもそう思ったのかは知らないけれど、 何人かからのスタンプがぽこぽこ続いた。 あ、ペンギン>>18かわいい。
わたしが列に並ぶことはない。既読の数字を1足すだけ。 筆無精ではないけど、わたしはそういうクラスメイトだ。 確認していたメッセージから顔を上げた。]
(29) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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歩いて行ける距離だし平気。 お父さんこそ電車大丈夫?
[交通機関も問題なく動いているみたい。 でもいつ止まるか分からないからって、 エプロンを解いたお父さんはすっかりスーツ姿で、 いつもより慌てた様子でトーストに齧りついた。
マーガリンを塗ったトーストに、半熟の目玉焼き。 ミニトマトは2つ。市販のヨーグルトは冷蔵庫の中だ。 朝食の準備はお父さん、後片づけはわたし。 1年で染みついた習慣は突然の雪でも変わらない。]
いただきます。
[お父さんの向かいの席に座って両手を合わせる。 1年が過ぎて、お父さんの目玉焼きが半熟になっても、 わたしの深爪にする癖は治らなかった。 もう、必要ないのに。わたしは指先から目を逸らす。]
(30) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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[先に家を出たお父さんを見送って、お皿を洗って。 天気が悪いから今日の洗濯はお休み。 明日は晴れるといいけれど。白い窓の外を眺めた。 制服を着て、コートを羽織る。 マフラーとそれより大切な手袋。それでおしまい。 せめてタイツだけは普段より厚手のものにした。 足が黒く染まる。薄いところを摘んでならした。]
……もう、出ちゃおうかな。
[いつもより早く起きて、朝の仕事も減って。 身支度を終えたのはいつもより早い時間だった。 一人ぼっちの家はしんと静かで、 でもテレビをつける気分にもなれない。
わたしは足音を立てないように廊下へ出る。 ここにはわたし以外いないのに、秘めるみたいに。 息を殺してリビングと反対側のドアを開けた。]
(31) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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[部屋の大きさに不釣り合いなグランドピアノ。 手のひらで撫でた壁はここだけ防音になっている。
——去年の冬、亡くなったお母さんのこだわり。 ピアノはお母さんみたいに白色で覆われていた。]
……。
[タイツと同じように指で摘んでみたけれど、 わたしの手がシーツを取り払うことはなかった。 でも指を離すこともできずに、暫しの膠着状態。
雪が音を吸い取ったのか、何も聞こえなかった。 わたしの息だけが、ここを現実に繋ぎ止めている。]
(32) 2021/06/03(Thu) 06時半頃
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行こう。
[わたしはわたしに言い聞かせるように呟いた。 指は想像よりずっと簡単にシーツから離れる。 時計を見ると、結局普段と似た時間になっていた。
今度掃除をしよう。お父さんが仕事の日がいい。 わたしがこの部屋に入ると、 お父さんは少し困ったような顔をするから。
鼻を指の背で擦って、わたしは部屋を出た。]
いってきます。
[今は、わたしとお父さんだけが暮らす家。 立派な一戸建ては二人暮らしには少し広いけれど、 わたしたちが引っ越す予定はない。
返事はない。わたしは雪の中へ足を踏み出した。]
(33) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[早退が1日とお休みが2日。 わたしがお母さんのために日常を崩した時間。
突然のことだった。急に倒れてそのまま。 大事な血管が詰まってしまったらしい。 事件性は何もなくて、本当にただ、それだけ。
だからわたしが休んだ理由を知っているのは、 もしかしたら去年同じクラスだった人だけかも。]
(34) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[わたしはマフラーに顔を半分埋めた。 きっと耳や鼻は赤くなっているだろう。 冬の空気に触れて、じんと痺れるのが分かる。
真正面からの風を避けるように顔を伏せた。 慣れない雪の道に苦戦しているのもある。 不意に靴底がXXる感覚がするせいだ。]
滑りそう。
[その言葉を気にするのは、 受かりたいとか、落ちる訳にはいかないとか、 受験に思い入れがある人だけだと思っている。
イコール受験生。イコールわたし。 なのにわたしの口からはすんなり禁句が飛び出して、 わたしに驚いた顔をさせた。]
(35) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[わたししか聞いていないなら問題ないんだけど。 幸い、どうしてかいつもより人通りが少ない。 たぶん同じ制服を着た人間が少ないせいだと思う。 おかげで大勢を巻き込む事態は避けられた。
胸を撫で下ろして、次にやって来るのは疑問だ。 どうして、いつも見る人がいないんだろう。
今日、何かあるんだっけ。 登校日じゃないとか、逆に早く行く必要があるとか。 炭蔵くんが何も言ってなかったからたぶん違う。 きっと雪でみんな時間が乱れてるんだろう。 わたしはそう結論づけて周囲を見回す。
たとえば、後ろとか。曲がり角の向こうとか。 わたしの死角に禁句を浴びた誰かがいるかも。
遠目から見るわたしの姿はさぞ怪しかっただろう。 誰かを巻き込んでいませんように。 ……ううん。たぶん、それより。]
(36) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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[わたしの油断した声を、誰も聞いていませんように。 わたしは雪の上をおそるおそる歩く。]**
(37) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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/* どきどき。よろしくお願いします。 まずは大事なダイスロール。 たまには安定した出目が見たいです。えい。
80(0..100)x1
(-10) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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/* これは普通。でもちょっと高めかな。 数値のまま進むなら、ちょっと早め落ちっぽい。 ふんわりそんな想定でいましょう。
(-11) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 07時頃
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/* 永遠に学習しないので苗字や身長を今決めました。 夜→暮れです。暮石なのは響きと形から。 書き漏れないかな。大丈夫かな。
狼引いても大丈夫なつもりで設定組みましたが村人希望です。 おまかせにするかずっとずっと悩んだのですが、ホストとして皆さんをおもてなしできるか迷って村人を選んでしまった。 もちろん引いたら喜んで全力で頑張りますが、どなたか希望される方はいると思っています。絶対楽しいもの。
(-12) 2021/06/03(Thu) 07時頃
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/* ログが盛況なのは過去村を拝見して知っているので、独り言を今の内に落としておきたい。 余裕があれば、感想書きたい気持ちだけはいっぱいあります。 でも表を精一杯頑張りたい気持ちもたくさんあります。
wikiに付け足した当日担当、意味は伝わる気がするのですが正確ではない気もしている。 でもその前に思い浮かんだのが実働部隊だったので、それに比べたらだいぶ成長を見せたと思うのです。ゆるして。
(-13) 2021/06/03(Thu) 07時半頃
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/* 悩み自体は序盤から明確にしなくてもいいかなあ。 ピアノの話は早めにしましょう。見えないものと見えるもの。
(-14) 2021/06/03(Thu) 07時半頃
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/* 最後に、過去の校舎村の独り言でおすすめしてくださった方へ。
あの灰のおかげでCOする勇気が出て、今ここにいます。 ありがとうございます。たくさん楽しみます。
これだけはここに残しておきたかった。 お知り合いじゃないのもあり。ちゃんと書けてよかったー。
(-15) 2021/06/03(Thu) 07時半頃
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人生はいつだって 大人に狂わされ続けている
(38) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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[偉い人の名言か?って? いやいやフィーチャリング俺俺。
『アイツのこと考えておいてくれ』なんていう 無責任なクソ親父の言葉と 『考えなくていいからね、レン!』っていう アイちゃんの言葉を背中に受けながら
はいはい、って靴の紐を結ぶ いやまじこの大雪でスニーカーはないっしょって 俺だってそう思うよ、まじ最悪。
なのに届くのは委員長からの休校無しの連絡>>4 まじかよ本気かよ雪だぞ休もうぜ
グループチャットには『へーい』と一言投げておく]
(39) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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[いつもより人の異様に少ない通学路。]
うう、さっみぃ これ休校でいいんじゃねぇの?
[ぶつくさ言いながら豊高まで向かう道すがら 視線の先に、見覚えのある小柄な女子の姿ひとつ>>36 なんだ、なんだ。何を警戒しているんだあいつは なにかに狙われてるのかスナイパーなのかそうなのか]
メイー なにしてんだー?
[いや、豊高に向かっている、と言われたら おう、しか言えないんだけどな。
警戒の薄い後ろから突然声をかけたから 随分と驚かせちゃってたら…… ごめんな?]**
(40) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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/* 一席いただきます
51(0..100)x1
(-16) 2021/06/03(Thu) 08時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 08時半頃
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[世の中には二種類の人間がいる。 俺のことを好きな人と、そうじゃない人。]
(41) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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[ピコン。アプリの通知音で目が覚めた。 のろのろと布団の中から手を出してスマホを手繰り寄せれば 浮かんでいるのは「つぎはいつ会える?」って簡素なメッセージだった。]
さっむ………
[土曜の昼は空いてるよー。 返信しながら、布団から顔を出す。 やたらに寒いと思っていたら外は雪が降っているようだった。 霜が張り付いた窓と、その向こうの大雪。
これはもう休みなのでは?と思ったが、 グループチャットに入ってきたメッセージ>>4に げんなりした表情を浮かべ、スイスイとタップする。]
(42) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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「えー……マジで言ってる?苦行?」
[という言葉と共に、打ちひしがれた猫のスタンプひとつ。 この雪の中通学しろと。勘弁してほしい。
名前こそ"ヒイラギ ユキ"で、 いかにも12月生まれって感じでしょ〜と 話のネタにすることは多々あったが 実際の雪がそんなに好きなわけでもなかった。 だって寒いじゃん。
いっそサボってしまいたかったけれど。 自分には真面目に学校に通う義務がある。 溜息をついて布団から出、身支度を整える。
家人と一言二言程度会話を交わし、 用意されていた朝食を食べて顔を洗い、 髪はワックスをつけて軽く乱す。
鏡面台に向かえばいつも通りの端正な顔がそこにある。]
(43) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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[どうも俺は顔がいいらしい。
そのことに気付いたのは小学生の頃だっただろうか。 同性からのやっかみを買うこともないではないけど、 ちょっと愛想と優しい言葉を振りまいて甘えてみれば 色んな人が可愛がってくれて心地よかった。
尤も、中学時代にほいほい告白を受けまくってたら 当然のように拗れて面倒なことになったし その他ちょっとしたいざこざを起こしてしまったのもあって 高校に入ってからは「恋人」と言う関係の子は居ない。
精々アプリで知り合った"遊び"友達とか、 時々ご飯奢ってくれるオネーサマがいるくらいだ。]
(44) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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[大して進学意欲があるわけでもないのに わざわざ家から2時間かかるこの高校を選んだおかげで 同じ中学の知り合いは殆どいないから、 今は明るく気さくな柊くんで通っている。と思う。
まあ、人の口に戸は立てられないと言うし 「あいつは女癖が悪いらしい」なんて噂は もしかしたらどこからか聞いたことが ある人もいたかもしれないけど。
閑話休題。]
(45) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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はあ〜〜あ。まじたるー。
[こういう日は通学時間の長さを呪う。 交通機関が止まっていれば行かなくて済むのではと 往生際悪く期待をしてみたものの 恨めしいことにいつも通り動いているらしかった。
コートのポケットに両手をつっこみ、 うっかり転ばないように気を付けながら 通いなれた道を歩く。 いつもより通学路にひとけがないことには気づいたものの
えーやっぱ休校なんじゃない? いいんちょ間違えてない? いざ着いて帰れって言われたらサガるわ〜 くらいに考えていた。
少なくともこの時点では、まだ。**]
(46) 2021/06/03(Thu) 10時頃
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/* [fortune]
(-17) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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/* こうか <fortune>
(-18) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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/* あれえ???振り方わすれてる
(-19) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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/* こう…? 30(0..100)x1
(-20) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ 俺は" 要領が悪い "
それは何時もの事だ。 それが俺なんだ、と諦めもついている。
それでも、時々 ── ]
(47) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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…マジかぁ…
[ ピピピピ、と味も素っ気もない目覚ましの大音量 と共に気怠そうに起きては大きな欠伸。
家の中はひどく静かだ。 それは窓の外に降りしきる大雪のせいばかりでは無いだろう
昨日までは大雪の情報など無かった。 見逃しでもしたのだろうか?
休校にでもならないか、と願ったが 丁度鳴った通知>>4がアッサリとその願いを踏み砕いていた "了解"と落ち込んだ猫のスタンプ一つを送っておいた ]
(48) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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…食べる時間、ねぇ。
[ 徒歩では通うのが怠い距離なので 普段は自転車で通学をしていた。 だがこんな大雪の中自転車を使うのは自殺行為なわけで。
即ち徒歩で行くならば普段より時間がかかるのだ 育ち盛りの男子高校生にはシンドイが仕方がない
…これは"要領が悪いせい"なのだから ]
(49) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ 俺は一人暮らしをしていた。
父親が転勤になって、家族全員で転勤に付いていこう、と。 話が出たのは、ほんの数か月前の事。
" 嫌だぜ?俺受験生だよ!? "
大いなる家庭不和の後に "要領の良い"弟が両親に手を引かれ引っ越してゆくのを 見送る図が出来上がったという訳だ。
俺だって一人で生活できる。だから別に後悔はしていない。 けれど "早く起こしてくれれば良かったのに!"
なんて愚痴る相手すらいない日には 仕方がないと知りつつも溜め息が出てしまうものだ ]
(50) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ ザクリ、ザクリ。 準備もそこそこに、足元を確かめながら雪の道を歩く。
とても静かだ。 普段ならば他に登校する学生で賑わう道だが 今日は何故かあまり人に会わなかった 道中のコンビニに一時避難して 朝食兼昼食のパンを購入しようとするが ]
…くっそ、最悪。
[ 財布を忘れた。
…仕方がない。学校に着いたら誰かに泣きつくか。 コンビニの暖気でジンジン痛み始めた指を摩りつつ 今日何度目か分からない溜め息を吐いた **]
(51) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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── 朝・通学路 ──
[ 黒沢乃絵が慎一の挨拶に応える。>>24
ゆっくりゆっくり慎重に、 滑らない転ばないよう歩くみたいな姿が、 さっきのスタンプを思い起こさせて、 慎一は面白がるようにちょっと笑った。]
うん、さみぃ。 あと黒沢、ペンギンみたい。
[ かといって慎一はヤギほど軽快に歩けない。]
(52) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ 音楽アプリの再生停止ボタンを押しながら、 いつもよりゆっくりとしたテンポで隣を歩く。]
雪だと休校なんないんだ。 基準が決まってんなら仕方ねーな。 ……この道受験生に歩かせんのは、 そこそこヤバいような気もするけど。
[ よい子の素直さでうなずいて、 ふと意識を周囲に向ければなるほど、 たいして風は強く吹いていないらしい。
次の話題は3年9組の委員長についてで、>>26 慎一は同意の意を込めてクツクツ喉を鳴らし笑った。]
(53) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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/* さてどうなるかな 28(0..100)x1
(-21) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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いつものことじゃん。 先生よりよっぽどしっかりしてんじゃね。
センセーよりユーガのがアテになる。 ……って、どーなんかな。教師として。
[ 今日のHRでいじってやろうって、 そんなことさえ考えながら歩いてたときだった。
周囲を見て、黒沢が不思議そうに言う。>>27 つられて慎一も周りをぐるりと一瞥し、 そのときようやく気付く事実に目を丸くする。]
(54) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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……言われてみれば? でも、学校あんでしょ。 ユーガと黒沢が言うなら間違いなし。
……みんなめっちゃサボってる、とか?
[ 進学校のまじめな生徒らしく、 慎一はサボりとやらには縁がなかったけど、 ひとつの可能性として提起してみる。
変だなあという感覚は確かにあって、 それにつられて、もうひとつ思い出すことがある。]
(55) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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……そもそもさあ、 雪が降るなんて話あったっけ。
俺、完全に予想外で、 朝起きてすげービビったんだけど。
[ おかげで慎一の家は朝から大騒ぎだった。 ぎゃあぎゃあ騒ぐ弟と妹をよそに、 慎一は半ば呆然として窓の外を見たって話。]
(56) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ 慎一は予想外とか予定外って嫌いだ。大嫌い。 普通の授業をするはずの日に、 「天気がいいから外へ」なんて言われた日には、 半泣きで教室から走って逃げ出すくらい嫌い。
……それはうんと昔の話。 小学生の慎一はそんな具合だった。
中学生になると顔をしかめるだけになって、 高校生になった今はへらへら笑ってる。 笑いながら心の中がぐちゃぐちゃになる。
でも、笑えてるから偉い。 えらいえらいって慎一は自分をほめることにしてる。]
(57) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ 年齢を重ねて、失敗を繰り返して、 高校でやっとうまくやれた気がして、 慎一にとってそれは成長だったけど、 他人から見れば高校デビューの類かもしれなくて、
少なくとも中学生までの慎一は、 どこにいっても「浮いてた」んだから仕方ない。
豊町高校の門はそれなりに狭いんだし、 以前の慎一を知っている人がいくらかいたって、 今度こそうまく混ざって沈めたのだ。水底まで。
慎一はそう信じてるから、 そういうことにしておいてほしい。]
(58) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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[ じゃくじゃくと独特な音を立て、 雪を踏みしめながら通学路を歩いていく。
歩き続けたって見慣れた豊高の制服はいなくて、 慎一たちを取り残してみんな蒸発しちゃったみたい。
気味が悪いなって薄々感じ始めていて、 どうにも据わりが悪かった。気持ちの面で。
それをごまかすみたいに、 民家の塀に積もってた雪を素手で掬った。 ぎゅうっと強くそれを丸めれば、 しっかり固い雪玉がひとつ出来上がる。]
(59) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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どーする? マジでさ、みんなサボってて、 俺らしか学校にいなかったら。
[ 雪合戦でもする? って聞くみたいに、 手の中の雪玉を放って、もう片手で受ける。
冗談めかして黒沢に尋ねてみたけれど、 もし本当にそんなことになったら、 慎一は自分をなだめるのに忙しくって、
黒沢や炭蔵の投げる雪玉全部、 顔面でキャッチすることになるから、パス。**]
(60) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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/* 予約されているチップを見てそれを楽しみにしていた節はあるんですが、 本職の明るく元気な男子高校生が増えてきて笑っています。
(-22) 2021/06/03(Thu) 10時半頃
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―― 現在:通学路 ――
[ ペンギンは可愛い。 でも、ペンギンみたいというのは>>52 きっと褒め言葉じゃない ]
え、そんなにみっともなかった?
[ みっともないというのは恥ずべきことで、 避けるべきことで、減点対象だ。 大丈夫。大丈夫。ここにはクラスメイトしかいない。 わかってるけど、改めなくちゃ。 みっともないところは見せられない。 無様に転ぶのも、みっともない歩き方も、 すべきじゃない。してはならない ]
(61) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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[ よたよた歩いて見えないように、 雪道を“いつも通り”歩く。 テンポはいつもよりゆっくりだけど>>53 できるだけいつもと変わらず見えるように。
ぎゅっと右手で左の手首をつかんで、 ずきんと痛みが走れば落ち着く。 大丈夫。大丈夫。私はまだやれる ]
(62) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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炭蔵君がしっかりしすぎてるから、 先生も投げっぱなしになっちゃうのかもね。 自分がやらなくても炭蔵君がやってくれるって。
[ 炭蔵君の方が頼りになるという先生評に>>54 軽く先生へのフォローを入れたつもりだけど、 これ、フォローになってるかな。
炭蔵君はしっかりしてる。 向井君が言うように、先生よりもアテにされてる。 先生からもアテにされてる。 これで炭蔵君が、人当たりが良くて物腰柔らかで 穏やかな人だったりしたら、 きっと私はコンプレックスで滅茶苦茶になってたけど、 炭蔵君はあまり愛想がないから、 私はそれに救われてた。 そんなこと誰にも言えないけど ]
(63) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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[ それにしたって人影が少ない。 私と向井君の話し声が、 雪に吸い込まれてくような気がする ]
え、今日に関しては私の発言はアテにしないでね。 休校の連絡がないのと、暴風警報が出てないっていう 状況から物を言ってるだけだから。 絶対学校があるとは言い切れないよ。 炭蔵君から連絡なかったら、私も迷ってたと思う。
[ 他のクラスには炭蔵君はいないから、 迷った挙句自主休校?>>55 ……うーん ]
自主休校する人もいそうだけど、 それにしたって少ないような……。
[ 視界に、豊高生の姿はやっぱりない。 いつもより少ないというのならわかるけど、 全然ないっていうのは、おかしい、よね? ]
(64) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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そうそう、それそれ。 雪なんて予報なかったよね。 私もびっくりした。
[ 昨日、寝る前に天気予報はチェックした。 曇りのはずが雨になったりすることはあるし、 天気予報は外れることも珍しくないけど、 こんな大雪を予報できないってどうかと思う ]
冷たいよ?
[ 素手で雪を手に取る向井君に、>>59 思わずものすごく当たり前のことを言ってしまった。 濡れるし、しもやけになったりするかもしれないし。 小学生の頃は、雪が積もったら嬉しくなって、 雪ウサギを作ったりしたものだけど ]
(65) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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みんなサボってても、 先生が来てるなら授業はあるでしょ。
[ 面白い返事は私にはできない。 至極当たり前のことしか言えない。 ユーモアのセンスってどうやったら身につくのかな ]
あまりにもサボりが多いと、 先生も自習にしちゃうかもしれないけど。
[ 向井君の言う“みんな”に先生も含まれていたとしたら? その場合は、そうね ]
(66) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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先生もサボってたら、私はちゃんと登校しました!って 証拠を作ってから帰ればいいんじゃないかな。 せっかくちゃんと登校したのにサボり判定だけは 避けなくちゃね。 先生がサボってたらそもそも校内に入れないだろうけど。
[ 学校が閉まってたら、グループチャットにでも 学校に来たけど入れないことを報告すれば、 被害が増えることを避けられるし、 登校した証明にもなるでしょ。 まあそんなこと、起こるわけないと思ってるけど* ]
(67) 2021/06/03(Thu) 12時頃
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―― 回想:広報始動の日 ――
[ 文化祭の出し物が屋台に決まった。 私の役職は広報。柊君と一緒だ。 だから、話し合いが終わっての休み時間、 私は早速柊君の席へ向かった ]
柊君、広報よろしくね。 私、生徒会の仕事で呼ばれたりするかもしれないけど、 その時はごめんなさい。
[ 生徒会の仕事は、文化祭終了後に下級生に引き継いで 終わることになってる。 生徒会としてもこの文化祭が最後の仕事で、 招集がかかったりすることがあったから、 迷惑をかけるかもしれない柊君には、 あらかじめ伝えておかないとと思った ]
(68) 2021/06/03(Thu) 12時半頃
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あと、これ。 宣伝用のアカ作ったから共有しておくね。
[ そう言って、柊君にメモを渡す。 広報活動の一環として、 SNSに宣伝用のアカウントを作った。 メモにはそのIDとパスワードを書いておいた。 書き込みはまだ一つだけ ]
(69) 2021/06/03(Thu) 12時半頃
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『3-9は屋台に決まりました! 進捗状況はここで報告するのでよろしくお願いします。 #豊高 #豊高文化祭 #豊高文化祭3-9』
[ 私は文章が硬いし、ユーモアのセンスもない。 我ながらそういうのが実によく表れた投稿だと思う。 こういうのはきっと柊君の方が得意だと思うから、 私はとっても柊君に期待していた。 映える写真を撮る練習だけはするつもりだったけど、 多分そういうのも柊君の方が得意だと思う** ]
(70) 2021/06/03(Thu) 12時半頃
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[ 車、出してもらえば良かった── そう′繪をするが、今更だ。 そもそも、車を出してくれる相手がいない。
朝の描写に父親がいなかった? そうさ、父親は家に居ない。 今頃、適当なホテルにでもいるんだろう。 おかげさまで、自宅の方にスキャンダルを求めた 記者たちが大勢いることも少なくなった。 これは、誠にありがたいことでもある。 ]
(71) 2021/06/03(Thu) 13時頃
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[ 炭蔵家は代々この辺の地主家系でもあり、 土地も多く所有していた為、 裕福な家に生まれたというわけだ。
単なる土地貸しのお金持ちならよかったが、 父親は政治家だった。 故に、プライバシーというものが どうにも脅かされ続けていたものだ。
隠れているつもりの記者たちが、 今か今かとスキャンダルを狙っているんだから。 ]
(72) 2021/06/03(Thu) 13時頃
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[ ─── なんて、考えていたら、 ぴこんぴこんとメッセージの返事が来ていた。
既読無視を含めたとしても 既読がついた数がクラスメイトの数と比して どうにも少なすぎるように思う。
サボり?寝坊? だとしてもだ、何だか妙な心地になる。 ]
…ったく、苦行じゃないだろ
[ 流し見していた時、 嫌がるようなレスポンスが目につく。>>43 学生である以上、勉学に励むことが仕事だ。 自主休校という文字は、炭蔵の頭の中にはない。 ]
(73) 2021/06/03(Thu) 13時頃
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[ だから、だろうか? よく真面目だ、しっかりしていると評される。 たしかにペンギンや猫のような 愛嬌や柔軟さを持ち合わせてはいない。
しかし、厳格な父の元育った自分にとっては 柊や鳩羽たちほどではないにせよ、 元気な男子高校生として これでも愛想良く振る舞っているつもりだし それなりに堅物にならないように心掛けている。
ほら、髪型だって今流行りの歌手に寄せてるだろ? 違うって?そんな筈は、─── 他人からは、そう′ゥえないだろうが 至って俺は、真面目だ。 ]
(74) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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[ と、いうわけなので。
『 マジです 』>>43
真面目に返事を送った。 スタンプも元々入ってるものしかない為、 謎の宇宙人らしき姿のものを適当に押しておく。
それに、これでもしも本当は休校で 登校中に事故や事件が起こるようなら 学校側の責任が問われることになるだろう。 だから、俺は何も悪くない。 ]
(75) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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[ 我ながら、歩きスマホは危ないと思う。 ようやくポケットに仕舞い込み、 着実に学校への道を進んでいた。
ふと、コンビニの中に人影が見える。>>51 コンビニに寄る予定もなかったが、 見覚えのある姿に、吸い寄せられていった。 ]
これでいいか?樫樹
[ レジで立ち往生する横から お札を一枚店員へ差し出す。 ドジっ子属性のある愛すべき書記。 クラスメイトが困っているなら、 手を貸すような男、それが炭蔵だ。 **]
(76) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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/* そういえば、成績は優秀です。 一番に拘ってるわけじゃないので、優秀とだけメモに書こうと思ってた
(-23) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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── 現在・通学路 ──
は? いやいや。 みっともないとは言ってねーじゃん。 黒沢、悲観的すぎ。 ちょこまか歩いてておもしろかったって。
[ たぶんここで「かわいかった」とか言えれば、 もう少し色々とうまくいくんだろうけど。
黒沢の歩く姿はおもしろかったので、 慎一は素直に笑ってそう言ってしまう。
黒沢が歩き方を正したそのころ、 慎一の方はスニーカーが浸水してきて、 少しずつダサい歩き方になっていく。]
(77) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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[ ひょこひょこと歩みを進める中で、 黒沢の動作が目についたのは偶然だった。
足をいつもどおり動かしてくれてるってのに、 上半身が目についちゃって。悪いね。]
どうかした? 手。
[ って、慎一は首を傾げたけど、それだけ。
ぐちゃぐちゃに濡れてきた自分の右足に、 半分と少しくらい、意識が持ってかれてる。]
(78) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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[ なんてことはない疑問だったから、 慎一はなんでもない日常会話を続けようとする。]
それが問題なんだって。 しっかり者の教え子に、 仕事とられちゃってどうすんだって話。
[ そう、委員長たる炭蔵祐駕の話だったね。 それから、ちょっと頼りない担任の先生の。
しっかり者の委員長は、 情報伝達が素早くて慎一的には助かる。]
(79) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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/* そういえば、さっき予定表の下のコメントに気付きました! すみません!!!!!!!!ほげ!!!
(-24) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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[ それから、もし彼が実は、 人当たりが良く物腰柔らかで、 穏やかな一面をも見せていたなら──、>>74
慎一は自分とおんなじ人間なのか疑って、 どっかつねってみたりしたかもしれない。 そんなことがあったかはさておき。 ほんとにおんなじ生き物なの? って、 首を傾げるくらいはしただろう。
黒沢は自分の発言をアテにするなと言うけど、>>64 それはちょっと無理な相談かもしれない。 だって慎一はその理屈に納得している。]
(80) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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休校基準の警報が出てない。 ──って、筋通ってるしそうなんじゃね?
[ わかりやすくってよい予測だと慎一は思う。 うんうんってひとり納得したようにうなずく。]
(81) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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やっぱ、昨日まではなかったよな。雪予報。 異常気象っつーか、天変地異? そもそもこんなに雪降るの自体、いつぶりだよ。 ……あー、うーわ、つめてっ。冷てえわ。
[ 自ら好んで雪を鷲掴みにして、 当たり前の忠告>>65にうなずいてしまった。
一瞬顔をしかめつつ雪玉をもてあそんで、 あえりそうで怖いもしもの話に花を咲かせる。]
(82) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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みんなサボってたら授業は無理だろ。 ……やーっぱ自習かあ。 自習になんなら帰りてえなあ。
[ ぼやく声もきっと雪に吸われていく。
もし先生もサボっていたら?>>67 そんなありえなさそうなもしも話にも、 せっかくだから乗っかっておこう。]
証拠? 大雪をバックに写真でも撮るかあ。
[ 雪だるまや雪うさぎを並べてもいいかもしれない。]
(83) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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[ なんとなくその光景を想像してみる。
どれくらいの出席率かはわからないけど、 暫定で自分と黒沢と炭蔵は確定。 白い校庭で神妙な顔して3人突っ立って、 それはそれは素敵な記念写真になるだろう。
もう少し増えたらきっと賑やかになって、 わあわあ騒ぎながら撮ることになるから、 それはそれで愉快な記念写真になるはずだ。
空想の世界に迷い込みそうになって、 すんでのところで踏みとどまった慎一だった。]
(84) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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でも、黒沢の成績ならさ、 今さら一日欠席ついたとこで平気でしょ。 たいがいの大学行けんじゃねーの。
[ 雑談がてら受験生らしい話もしてみよう。
いくらか慎一のほうが見下ろす身長差だけれど、 今だけは彼女を見上げるような心持ちで。**]
(85) 2021/06/03(Thu) 13時半頃
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― 回想:広報活動 ―
[それは今年の文化祭。 同じ広報担当になったのはクラスの黒沢だった。 成績優秀で生徒会副会長の彼女。
休み時間を縫って律儀に挨拶しに来てくれたものだから へらっと人好きのする笑みを浮かべた>>68]
よろしく〜。副会長が一緒だと心強いよ。 俺だけだとなんかポカやらかしそうだしさあ。
[生徒会の活動で何かと忙しい身なのだろう。 それを置いてもこういう行事ごとには しっかり取り組みそうな印象があったし 頼れそうな所は頼らせて頂こう。]
(86) 2021/06/03(Thu) 14時頃
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[早速宣伝用のアカウントを作ったのだと告げられ、 どれどれと早速それを眺める。 まだ作りたてのアカウントには 彼女らしい書き込みがひとつだけ。]
お、すげー、仕事早。さすが。
いーねいーね、せっかくの宣伝アカなんだから バンバン写真撮ってのっけちゃおーよ。 後で見返した時に思い出にもなりそーだし。
[黒沢の読み通り、こういう作業は割と得意だった。
以後学校側からカメラを拝借して二人であれこれ写真を撮り、 皆の作業風景や作りかけの屋台の様子、 失敗作を皆で食べている様子なんかが ちょこちょことアカウントに載ることになる。
「広報担当のH」こと自分と、黒沢の書き込みは露骨にテンションが違っていたから、クラスの人間が見ればどちらが書き込んだのかは恐らく一目瞭然だったろう。]
(87) 2021/06/03(Thu) 14時頃
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ねえねえ副会長。 広報って言うからにはさあ。
ポスター作ったりとか、 ビラ配ったりしたいなって思うんだけど。 俺あんま美術の成績よくないんだよねー。 どんな感じのがいいと思う〜?
[放課後、そんな風に黒沢に相談してみたこともあったっけ。 黒沢がそういう分野が得意かどうかは知らないが、 知恵を寄せ合ってみたらいいのが出来るかなあと思って。**]
(88) 2021/06/03(Thu) 14時頃
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トンネルを抜けたわけでも無いのに、 窓の外に広がっていた一面の雪は如何したものか。
―――― 人生というものは、 常々ままならないものらしい。
(89) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
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もっとそんな事を悟らず覚らず、 愚鈍な夢を見られる子供でいられれば それはそれは大層生きやすかったろうが、
生を受けて十幾年。 高校生にもなってしまえば、 否が応にも、自分の思い通りにならない事の方が この世の中には多いと思わざるを得なくなっていく。
机の上。 少し皺の寄った紙片には、 最近受けた模試の結果が書かれていて。 伸び悩んでいる数字が、そこに連ねられていた。
(90) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
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「がんばりましょう」って言われたって、 もう頑張っているつもりなんだ、
……そんなのも、言い訳にしかならないのかな。
(91) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
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/* 落として……いい……?だめかな、だめだよな??
(-25) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
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何もかもが嫌になったので、明日はちょっと気晴らしに 新しく買った靴をおろして学校に行こうか、と。 そんなささやかな前向きに生きるための楽しみさえ、 大雪に全部崩されてしまった。
溜め息を吐きながら、もさもさと朝食を食べて かわいくもなんともない、寒くないだけのブーツに 足を突っ込んで、家を出た*
(92) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
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── 回想:文化祭の係決め ──
当日ぅ? 俺、後夜祭の準備とか、 ステージイベントの準備とかもあるんよな
[文化祭の係に関して、俺は。 最初、だいぶ渋っていたのは否めない。
当日は実際文化祭実行委員のほうの役目がデカすぎて クラスの屋台で売り子をしたり、調理をしたり、は なかなか担当を持つのは難しいだろう。
ちなみにステージイベントはなんだっけな。 豊高のミスコン?それとも女装コン? 誰か出るんだろ???な???
しかし鳩羽憐、やる気とノリだけは人一倍あるつもりで]
(93) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
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じゃーさー 誰か一緒にやってくれんなら 当日「3-9!!屋台!!」って書いた紙 背中とかに貼っつけて実行委員の仕事するぜ? つかみんなでTシャツとか作んねぇー? 楽しそうじゃねー?
[無論、屋台がなんの屋台かにもよるんだが! やいのやいの。 教室の窓際、挙手で指されてもいないのに 手を挙げて、はーいはーいと騒ぎ立てた
Tシャツを作るだけの予算があるかどうかは、不明だし 俺?何も考えてないです。楽しそうだから、つい。
…俺にとって文化祭って特別だったんだっていうお話。]**
(94) 2021/06/03(Thu) 15時半頃
|
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 15時半頃
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/* えいっ!がんばるぞー! 77(0..100)x1
(-26) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[どんなに暗い闇の中も、きみと一緒だから乗り越えられると思った。]
『どんなに暗い闇の中も、あなたと一緒だから乗り越えられると思った。』
(95) 2021/06/03(Thu) 16時頃
|
|
— 自宅 —
……休校の連絡は、無し、と。 観念しますか。
[>>4>>18>>21>>39>>48クラスのグループチャットには、我らが委員長からの四角い文面と、 それに対する簡単な返事、ペンギン、ヤギ、猫らが並んでいく。 私も続けて「ねむいよ〜」とぼやく獏のスタンプを付け足した。 その後しばらくして>>75謎の宇宙人が襲来していたとか。
寒い日の毛布の魔力を振り切って登校せねばならない、人生とはなんと不条理なものか。 それに立ち向かう私たち、えらい。みんなえらい。
昨夜の残り物のシチューで軽く朝食を済ませ、身支度を整えれば、 「車で送っていくから」と母親の声が聞こえる。]
(96) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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いいよ、歩いていけるよこれぐらい。
[そう言い張ってコートをしっかり着込んだ。 これぐらい、とは言ってみたものの、窓の外は既にえらいことになっている。 例年に無い大雪だとニュースのお天気コーナーも叫んでいた。
両親に心配されるのは今に始まったことではない。 10年以上も昔の“あのこと”もあって、天候が悪い日でなくとも送迎を申し出てくれる。
中学まではほぼ毎日のように車で送り迎えして貰っていたけれど、 高校になったらさすがに気恥ずかしくて、遠慮したい気持ちが大きい。 モタモタしていると、車で送るよ、別にいいよ、の押し問答が開始されるのが日常。 そうなる前に、母親が車のキーを取り出すより先に玄関を飛び出せれば、私の勝ちだ。]
いってきまーす!
[ドアを開けたら雪風が私を歓迎してくれた。 数歩駆け出して、顔に突き刺さる予想以上の冷気に、むしろ笑えた。]
(97) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[5歳の頃、真っ暗で狭い箱の中に押し込められていた数日間。 その時の記憶はもはや朧げで、とっくに遠い過去の話になった。
大人たちはずっと心配してくれるけれど、私だってもうすぐ大人だ。 今はもう、一人でも道を歩くことができる。 今はもう、知らない人にも話しかけることができる。
私はごく普通に、強かに、生きていける。]
(98) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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— 通学路 —
[雪は音を吸収するから、白にまみれたいつもの道路は驚くほど静か。 私のブーツの足音だけが、さく、さく、と響く。 すると突然、私の耳にいつもの馴染み深い声が聞こえた。 冷えを防止するための耳当て越しでも、一字一句はっきりと伝わってくる。]
『おはよう、ひとみ。』
おはよ、ぼたん。
[幼い頃からの一番の親友が、いつもと変わらず挨拶をしてくる。 涼やかで透き通った、可愛い声の私の親友、ぼたん。 薄く笑って、私も挨拶を返す。 そうすると彼女は嬉しそうに息を吐く。そんな音が聞こえた。]
(99) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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『ひとみのクラス、休校の連絡は来てないの?』
来てないよ。ぼたんも? きみらのクラスも同じならしょうがないか。
『うん。厳しいよね、うちの学校ってさ。』
もしかして休校の判断が遅れてるだけかもしれないけど。 行ったら行ったで、すぐ帰らされたりして。
『そうなるぐらいなら、ずっと寝てたかったな。』
うんうん、私もー。
(100) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[雪が積もった道は気を抜くと滑りそうで恐ろしい。 ぼたんの声を聞きながら、真っ直ぐ歩くことに集中して足元を見ていた。 ずっと、私は自分の足元を見ていた。
……私たち以外に、人の気配はまるでない。 それに疑問を覚えつつも、それっていつもと変わらないなって思えて、少し笑えた。**]
(101) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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/* 現在進行形でトラブルに苛まれているよりも、 過去に解決した悩みが延々と蝕んでくる、そんなPCが好みで、 つまり今回もそんな感じです。
今回もお邪魔します。 運命の数字:98(0..100)x1
(-27) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[お母さんの夢はピアニストになることだった。 でも手の怪我で断念せざるを得なかったらしい。 お母さんの夢は幼いわたしに引き継がれて、 それからずっと、わたしの指はピアノのためにある。
ううん。あったの。]
(102) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[ひとつ前の冬、年が明けたばかりの登校日。 先生に呼び出されて、お母さんのことを告げられた。 「すぐに帰りなさい」って言われた時のわたしは、 きっとすごく間抜けな顔をしていたと思う。
教室に戻ってもどこか上の空で、 心配してくれた誰かがいたとしても 上手に返事ができないまま、二日姿をくらました。 先生から忌引きであることは伝わっていただろうから、 別に行方不明になった訳じゃないけれど。
お通夜にお葬式。それからいろいろな手続き。 わたしとお父さんを突然置いてきぼりにしたお母さんは そんなことでわたしたちに実感を与えてくれた。
実感しても、泣く暇なんてなかった。 子どものわたしですらそうだったんだから、 お父さんはもっと大変だったと思う。 疲労の強く滲んだお父さんの横顔が忘れられない。]
(103) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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/* 校舎村では2d落ちか最終日残留のどちらかしか経験してない私なんだけど、 fortune的に今回もそんな気配がしてやばいですね
(-28) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[ピアノのレッスンがあるから部活には入らなかった。 放課後はチャイムが鳴り終わる前に教室を出て、 休日はいつもよりたくさん練習できる日。
昔、わたしも友だちと遊びたいって言ったことがある。 いつも優しいお母さんがすごく怖い顔をして、 わたしをピアノのある部屋に閉じ込めた。 以来、一度も口にしたことのない言葉だ。 「滑る」の比にならない、お母さんに対する禁句。
そんなわたしに友だちがたくさんいるはずもなく、 特に何をするにもずっと一緒じゃなきゃダメなタイプの 女の子とはとことん相性が悪かった。 別にいじめられていた訳じゃないけれど、 二人組を作る必要がある時によく余りになるくらい。
それでも気にかけてくれる人はいたし、 わたしをそういう人として扱ってくれる友だちもいた。]
(104) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[豊高に入ってもわたしはわたしのまま変わらずに、 2年の冬まで過ごした。
部活は入らない。放課後はすぐに帰って、ピアノの練習。 行事の担当も負担の少ないものへ早めに手を挙げた。 合唱コンクールの伴奏だって引き受けたことはない。
全体への声かけに既読だけをつけるみたいに、 わたしはクラスの中で埋もれた存在だったはずだ。]
(105) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[曲がり角の向こう、誰もいない。反対側、大丈夫。 目撃者を探す不審なわたしに声がかかったのは、 確認する前の後ろ>>40から。 わたしはすっかり驚いて、大袈裟に肩を跳ねさせた。]
わっ……!
[最初の驚きから少し遅れて声が出る。 スニーカーと同じく雪に備えのないローファーは、 積もった雪の下、凍った地面の上ををつるりと滑った。
溶けかけの方が危ないんだっけ。 雪の多い場所を避けたのが逆にまずかったかもしれない。 傾ぐ身体を眺めるわたしはいっそ落ち着いている。 雪の多い方を選んで、そのままお尻で着地するつもり。]
鳩羽、くん。……おはよ。
[結果がどうであれ、わたしは声の主の名前を呼ぶ。]
(106) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[文化祭の話し合いも3年目となれば慣れたもので、 みんなが意見を出し合う様子をわたしは黙って見ていた。
出し物は屋台に決まったらしい。 焼きそばはどうかとか、誰かたこ焼き焼けない? とか、 わたあめはちょっと季節外れでしょとか。 候補には食べ物が挙がることが多かったように思う。
わたしが動いたのはその後だ。担当決めの時。 いつもなら設営や名前のない係に立候補するところ、 わたしが手を上げたのは当日屋台で働く係。 もちろん当日以外も準備に奔走する必要がある。]
……わたしが、やってもいいですか?
[受験を控えているからか、クラスの性質か。 あと1人の余った穴に飛び込んだのはすぐじゃない。 ひっそり上げた手は少し震えていたと思う。
黒板に名前がかかれてようやく、わたしは息を吐いた。]
(107) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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[鳩羽くんときちんと話をするようになったのは、 そんな文化祭を経てからだったっけ。 文化祭実行委員>>94に就いた彼は、持ち前の明るさで クラスを盛り上げてくれたとわたしは思っている。]
見てた?
[何をとは言わずに、わたしは鳩羽くんに尋ねた。 質問を質問で返すのは悪いことかもしれないけど、 何のために不審者になっていたかを忘れてはいけない。]
雪、慣れないね。
[ちゃんと自分の足で立って、わたしは雪を踏みしめた。 防水スプレーなんて使ってない靴は、学校に着く頃には 体温で溶けた雪でぐずぐずになっているだろう。 怪しい動きを雪のせいにして、 誤魔化すようにわたしはへらへら笑った。]
(108) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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こんな雪なのに、学校あると思わなかった。 みんなちゃんと来るかな。
[元々人見知りはしないし、無口な訳でもない。 雪を払ってから、行こうって。 学校の方角へ歩くことでわたしは鳩羽くんの横に並ぶ。]
いつもより人、少ないよね。
[さっき思っていたことを口にして、 わたしはきょろきょろと辺りを見渡した。 どう思う? って、わたしは鳩羽くんを見上げる。 大抵そうだけど、彼の顔はわたしより高い場所にある。]**
(109) 2021/06/03(Thu) 16時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 16時頃
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/* 好きなものを好きと言えなくなった女の子の話。 なので芽衣は今でもピアノが大好きです。 練習も嫌じゃなかったけど、周りからはそう見えてなかったのかも。 そんな話。
全員魅力的で最高の二文字をしたためたうちわを握りしめています。 コアに腰を据えてじっくり読み込みたい……!
(-29) 2021/06/03(Thu) 16時半頃
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/* 現在地や時間軸をタイトルに書くのを忘れた顔を今しました。 後から足そうと思ってたの抜けてましたね……? 次回からちゃんとつけます。すまない!
(-30) 2021/06/03(Thu) 16時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 16時半頃
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/* ぼたんちゃん、違う学校の生徒さんなのかなと思っていたのですがなるほど……! わくわくしますね。
茉奈ちゃんメモの >何かを悟ったような性格をしているしそんな目をしている。 もスーパー好きだな……。
炭蔵くんメモの >真面目でしっかり者だけど、俺だって元気な男子高校生だし も無限に好きな話をします。
(-31) 2021/06/03(Thu) 16時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 16時半頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 16時半頃
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/* ぼたんちゃんイマジナリーフレンド的なやつなのかねー
(-32) 2021/06/03(Thu) 16時半頃
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/* 今回のPCのテーマは「イマジナリーフレンドから卒業できない子」。 うみねこのなく頃にを思い出しながら構築したので、うまく動かせたらいいな……。
親友の「ぼたん」は他の人から見えない存在なので、そういうNGです。 万が一ホストになった場合はぼたんを暴れさせる方向にシフトする感じで……。
(-33) 2021/06/03(Thu) 16時半頃
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/* 「ぼたん」はあれか、イマジナリーフレンド
(-34) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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── 現在:メイ ──
[親がいないのは珍しい話じゃないかもけど その理由は、きっとまちまちだ。
メイの親が去年亡くなったことは 当時もクラスメイトだった俺は知ってる。>>103 別に詳細が伝えられたわけじゃあないとは思うが 狭いクラス内だ、親が亡くなったんだ、って 俺の耳にも入ってきたんだと思う。
……俺んちは。 もうガキの頃から母親はいないけど。 愛されずに勝手に出ていかれるのと。 愛されて亡くしてしまうのは。 全く違ぇんだろうな、と心の片隅で思ったのを覚えてる]
(110) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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[そしてその母親が “ 戻ってくる ” ときのなんとも言えない感情は 絶対、ほかの奴らには、わかんねーだろうな、って。]
(111) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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って、うおあ。おい! 大丈夫か……?
[で、そんなメイが目の前ですっ転んだのが今の話>>106 とっさに手を伸ばそうとしたけれど まーきっと間に合わなかったんだろう。
改めて手を差し出すけど、 起き上がる時、手は取ってもらえたんだろうか 取ってもらえたら、ちゃんと掴んで、 メイのこと、引っ張り上げてやるつもり。
それとも、そんなもん不要だったかな。]
(112) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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見…… うん? あーーーー、見てた。
[曖昧な返事になったのは>>108 しょーじき今目の前ですっ転んだ印象が強すぎて 既に何を見ていたか忘れてしまった鶏頭。
もしかしてさっきのスナイパーメイのことか?って なるほど合点が行くまで数秒かかった。 ちなみにメイが気にしていた 「滑りそう」の一言は俺は聞いてない。]
(113) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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慣れねーな 俺も靴とかやべえもん
[うぇぇ。明らかに嫌そうな顔して足元を見る。 雪を踏みしめるスニーカーは、すでに浸水し始めてた。 メイがさっきの挙動を誤魔化したのは、気づかない。 すげえぽんこつだろ?
学校あると思わなかった、の言葉に 改めてスマホを確認するけれど あれから別に連絡は来ておらず、 動物のスタンプが並んでいるのを眺める。 宇宙人のスタンプだけはよくわからねえけど>>75]
(114) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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ほんそれ。 ユーガがまじ律儀に休校じゃねえって 連絡くれたから向かってっけど 連絡ねークラスは待機とかしてんのかねー
つかユーガが連絡くれなきゃ 俺きっと今日休んでたわ
[休んでも良くない?この雪。 けらけら笑いながら同意を求めるようにメイを見る メイの頭は俺よりも全然低いところにあった。]
(115) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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[メイはすくなくとも去年までは よく一人で居るのを見かけていた、けど
別にしゃべれないわけでもないし、 人見知りなわけでもなさそうだし、>>109 電波を発してそうな女子でもないわけだし なんでだろーなーって思っては、いた。
……… 思ってるだけだ。
俺がなにかできるわけじゃあない。 でもそーゆー分け隔てすんのも性に合わねーし 俺は別にいつもどーり話しかけるだけ。
俺のスタンスは多分ずっと前から変わらない。]
(116) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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[持ち前の明るさ。>>108 むしろそれだけで人生乗り切ってきた感はある
だってあれだろ 「鳩羽憐です、憐は憐れむっていう字のレンで…」 なんて、自己紹介から、俺、負け確定してる。
アイちゃんだって同じ。 「哀しむっていう字のアイです…」 なんてさ、自己紹介から ハンディキャップ背負ってるみたいなもんだろ
ましてや親に「不倫で逃げられた」なんて。]
(117) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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つうかまじさっむ あ、自販機。なんか買ってく?
[通り道にある自販機見つけて あったけーもののみてー!なんて声を出して。
憐れみなんて一ミリも感じさせない顔で、 メイにニタッと微笑んだ。]**
(118) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 17時頃
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―― 現在:通学路 ――
[ みっともないわけじゃなくて、面白かった。>>77 みっともないわけじゃないならよかったけど、 面白かったっていうのはどうなんだろう。 セーフなのかな、アウトなのかな。 基準がよくわからない。 ジャッジするのは私じゃないから ]
それならよかった。
[ だから私は安心したように笑って、 よかったって言いながら、 だけど“いつも通り”歩くように意識する。 だっていつも通りが一番間違いがないから ]
(119) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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/* ちなみに、5月中ずっと黒Wikiの校舎村ページを毎日リロードしてた変態は私です。
役職希望もね……悩んでたんだけどね……。 今回、「○○or○○」っていう形で希望出してた人が多かったから、どっかしら空くんじゃない?って思ったのと、 私まだ委員長や副委員長を経験したことがないので、チャンスがあれば滑り込みたいなっていうスケベ心がありまして、そのせいですね……。
まぁでもPC設定的に、あまり動かない役割よりはどこかで一人になれる役割のほうがいいかなーうーんって悩んでたのよね……。
(-35) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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ううん、なんでもないよ。
[ ぎゅっと握った手のことを聞かれても、>>78 私はいつも通りの顔だったはず ]
癖みたいなものだから、気にしないで。
[ うん、そう。みたいなものっていうか、癖そのもの。 きっと習慣化してるから、 クラスメイトには気づいている人もいると思う。 どうでもいい話だから、私はぐちゅんって鳴ってる 向井君の足元に目を向ける ]
靴下の替え持ってきた?
[ ないなら学校についたら購買に行くといいよ、 そんな、豊高生なら誰でも知ってるアドバイス ]
(120) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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仕事が減るのはいいことなんじゃない? 炭蔵君のお陰で楽できるーって、 先生喜んでると思うけど。
[ 仕事を取られちゃってる担任の先生の顔を思い浮かべる。 生徒たちからヨーコ先生って呼ばれてる我らの担任は、 若くて3年の担任を任されるのは今年が初めてらしい。
「炭蔵君が頼りになって先生助かっちゃうなー」
にこにこ笑ってそんなことを言ってるのを 聞いたことがあった。 けど、さすがにこのお天気で 生徒への連絡を炭蔵君に任せっぱなしっていうのは、 私もちょっとどうかとは思う ]
(121) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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[ 冷たい雪は当たり前だけど冷たかったみたい。>>82 それでも向井君は雪玉を捨てないで手の中で弄んでる。 それをなんとなしに眺めながら ]
筋は通ってるとは思うけど、 さすがにここまで豊高生を見ないと心配になっちゃう。
[ アテにされて、やっぱり休校でしたーとなるのは>>80 ちょっと責任を感じちゃうから避けたい。 ……なんて、自分の発言に責任を持ちたくないだけかも ]
(122) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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黒板に今日の日付書いて写真撮ればいいんじゃないかな。 校内に入れなかったら校門のところでも。 出席証明にはなるでしょ。
[ なにしろ、このお天気だし。 別の日に撮ったんだろうなんて言いがかりは つけようがないはず。
いや、そんなこと言ってはみるけど、 まさか私もそんなことになるなんて思ってない。 さすがに先生は来てるでしょう。 自習になるのか、今日は帰りなさいって言われるのか、 はたまた通常授業があるのかはわからないけど ]
(123) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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[ 欠席がついたところで、成績に支障はない。>>85 それは確かにその通り。 遅刻とは無縁だし、38度を越える熱でも出ない限り、 学校を休んだこともない。 出席日数はもちろん足りてる。 でも、そんなの関係ない。 私は品行方正な優等生であるべきで、 そして品行方正な優等生は、学校をサボっちゃいけない。 それだけのこと。 だけど、そんなことはわざわざ口に出したりしない。 優等生ではあるべきだけど、 クラスメイトに優等生アピールなんて必要ない。 それくらいの空気は読める、つもり ]
それを言ったら向井君だって、 別に出席日数足りないなんてことないでしょ。
[ 私たちマジメだよねーって。 マジメの中に向井君を巻き込んで、ふふって笑ったら 吐く息でちょっと眼鏡が曇っちゃった* ]
(124) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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/* あ、それと、希望を見た限りクラス委員がみんな男子戦隊になるんじゃね!?って思ったのもある。 いやまあそれはそれでいいんだけど。
(-36) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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/* 炭蔵君、愛想がないとか断言しちゃってごめんなさい。 いやしかしあのメールの文面であるようには見えない。 でも髪型、米津さん(だよね?)に寄せてるの可愛い。可愛いなこの委員長。
(-37) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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/* それとですね、(独り言が多い) この村に入るにあたって、ようやくなんですけど、 「冷たい校舎の時は止まる」の原作を読破してきました。
いや数年前に買ってたんだけど、冒頭だけ読んで忙しくて放置してたのを思い出して……ようやく……(だめなやつ)
充くんと清水さんが好きです。 昭彦も好きです。
(-38) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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― 回想:放課後の音楽室 ―
[その音を聴いたのは、きっと偶々。
音楽室から聞こえるピアノの音。>>28 多分その日の気分次第では どっかの部活が練習してるのかなくらいで 然程気に留めなかったことだろう。
ただ、その日はそう。 少しだけナーバスになっていた。 アプリで出会った子との惚れた腫れたなんて、 男子にも女子にも言えないような話。
だからだろうか、廊下の壁にもたれて 音色に暫し聞き入ってしまった。
人間関係は浅く広いほうだったが、あまり目立つ方でなかった>>105暮石と言う女子のことをよく知るわけではなかった。 2年生の時に何かあって早退して行ったのが、ぼんやり記憶にあったくらい。親に何かあったらしい?ってことも聞かされたっけ、どうだっけ。その程度の認識。]
(125) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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すげー。上手いね。
暮石ちゃん……って、 吹奏楽部だったんだっけ?
[勿論音楽の善し悪しなんて分かんないから、 素人丸出しの感想。
律儀に演奏が終わるのを待って、 そんな風に声をかけたんだっけな。**]
(126) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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── 回想:文化祭役決めのお話 ──
[ 小学校高学年の頃から、 委員長という仕事を常に行なってきた炭蔵にとって いわゆる文化祭の時期のこの仕事も ルーティンの一部と化していただろう。
各々の自由な意見を取り入れた結果が、 屋台という結論に至った。
それから行うこととしては、 各役割の希望等を予算とどう擦り合わせるか 擦り合わせ、取捨選択をする。 例えば、そう。 クラスTシャツなんかは例年希望が出る。>>94 これは既に折り込み済みだった。 ]
(127) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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予算は向井がどうにかしてくれるだろう。 デザイン案を出してくれる人がいれば、 ─── の、話だが。
[ 向井に目配せしたのち、 クラス全員へそう%鰍ーかける。 肝心なのは、どんなデザインになるか。 背中に紙を貼り付けただけのようなものは、 Tシャツにする必要がない為、却下だが。
そもそも、屋台でなに≠するのか。 黒板に書かれていた候補としては、 焼きそば、たこ焼き、綿あめ、エトセトラ。 こういう時は、大抵多数決になるのが定石だった。 だから、この時もいつものように、 挙手を求めていただろう。 *]
(128) 2021/06/03(Thu) 17時頃
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── 回想:文化祭準備のお話 ──
[ そして、委員長の仕事といっても、 粗方進行が決まって仕舞えば 残りは雑用係のようなものだった。
例えば当日なんかは、 イレギュラーが起きるまでは どこかの役割に手を貸す余裕さえある。
というわけで。 俺はいま、調理班女子の中に混ざっている。 ]
当日、代われる人材が多い方が良いと思ったが 却って邪魔だったら申し訳ない
[ 面々の顔を見渡して、一言。 ]
(129) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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[ ─── 噫、そういえば。 普段から物静かな暮石が立候補したのが、 印象的だったなぁ、と>>107 彼女の顔を見て思い返していた。 ]
そんなに心配しなくてもいい。 それなりに料理はできる筈だから、 なんでも言ってくれ
[ なんて言いつつ、 自分のエプロンを広げて見せるなどして、 炭蔵なりに場を和ませようとすることもあった *]
(130) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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―― 回想:広報のお仕事 ――
[ 心強い。>>86 柊君のその言葉に、私はあいまいな顔で首を振った。 心強いという評価は私の目指すべきものではあるけれど、 現実はといえば私はそんな評価に値する人間じゃない。 きっと柊君に深い意図なんてなく、 そんな重みをもって受け止めるべきじゃ ないんだろうけど。 でも、自分に向けられた評価を いちいち分析してしまうのは私の癖みたいなものだ ]
そんなことないよ。私こそ頼りにしてるね。
[ 柊君は人当たりがいいし、 きっとこういうことに向いてると思う。 私は何というか、 映えを意識とか、SNSを活用して宣伝とか、 そういうの、知識として知ってるだけで、 息を吸うように自然にできる柊君とは違うから ]
(131) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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[ その読みは間違ってなくて、>>87 私はスマホで撮影すればいいかなくらいにしか 考えてなかったけど、柊君はカメラを借りてくれた。 映える写真、私も勉強したけど、 持って生まれたセンスってあるんだなと 痛感してみたりもした。 もちろん、SNSの投稿だけで満足してたわけじゃない ]
ポスターとチラシと、 あと、文化祭のしおりに載せる掲載文も考えないと。 そのためには……、
[ 柊君の言うとおり、>>88 SNSは勝手に拡散してくれて便利だけど、 アナログな宣伝もおろそかにしちゃいけない。 私は少し考えて、うんって頷いた ]
(132) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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やっぱり、目玉メニューみたいなものが あった方がいいよね
[ かき氷なら生クリームとフルーツが乗ってる ゴージャスなのとか、 焼きそばなら超超超超ペヤ〇グみたいなデカ盛りとか、 そういう目玉になるメニューがあれば、 ポスターやチラシで大々的に宣伝したいし、 映え写真でアピールもしやすい ]
調理係に相談に行こっか。
[ ちなみに。 柊君の美術の成績はあまりよくないそうだけど、 私の絵心は90(0..100)x1点くらいです ]
(133) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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[ どやぁ* ]
(134) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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/* >>134かわいいwwwww
(-39) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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/* 向井15 樫木28 柊30 鳩羽51 黒沢53 炭蔵61 綿見77←ラッキーセブン! 暮石80 番代98
まだお一人きてないけど、中間くらい… 少なくとも3日は生きてるかな。 今回は村人!
(-40) 2021/06/03(Thu) 17時半頃
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/* バニシングツインというワードが降ってきたので。 双子のきょうだいが居たけれど生まれる前に死んでる、 けれどずっとそのきょうだいが自分を見張っているような、 自分の方がもっと上手に出来るって思われているような。 そんな事をずっとずっと考えている子になりそうです。
(-41) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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/* ちょっとRP村久しぶりだから文字の書き方を思い出しつつ……
(-42) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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── 現在・通学路 ──
[ 気の利かない慎一が黒沢に向けたのは、 明るく元気でポジティブな、 つまり慎一的にはセーフの「おもしろい」だった。
って言ったってその諸々をジャッジするのは、 たぶん慎一でもないから関係ない話だ。>>119
癖だって言葉に引き下がったのも、>>120 他人の癖なんてこれ以上掘り下げる必要のない、 慎一には関係のない話だと思ったから。
ヤなことがあると無意識に口の中で、 右の頬の内側をもぐもぐ噛む癖のこと、 慎一だって掘り下げられても困っちゃうし。]
(135) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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[ いつもどおり歩く黒沢と、 あんまりいつもどおりじゃない慎一。
足元の悲しい事情はすぐバレて、>>120 慎一はゆるゆると首を横に振る。]
替えを持ってくる発想がなかった。 どうせ昼飯買いに行くから、 そんときついでに見てくる。サンキュー。
……でも購買の靴下、高そー。
[ 財布の中身が潤沢ってわけでもないので、 お礼を言ったあとに小さくつぶやいた。]
(136) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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ヨーコ先生すぐそういうこと言うから、 余計にユーガがせっせと働くんだよな。
[ それはあくまで慎一の解釈──というか、 7割くらいは冗談でできた発言だけども。
黒沢の言葉>>121にそう返事をしながらも、 ぽんぽんと雪玉を放り投げて、慎一は続ける。]
でも、先生の仕事じゃん。ソレ。
[ 大人は自分の面倒くらい自分で見なきゃいけない。 って、慎一は思う。ので、ヨーコ先生は好きだけど、 ……見てるとたまに口の中をもぐもぐしちゃう。]
(137) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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うーん、確かにマジ少ねえ。 でもさ、クラスのチャットは動いてる。
[ 溶けないように。あと冷たいから。 しきりに左右の手で雪玉を持ち替え歩く。
それを片手で放る形に一時切り替えて、 もう片方の手で操作したスマホを黒沢に向ける。
さっきよりもスタンプや返答の増えたグループ画面。 返事をしているやつらは登校するんだとすれば、 結構な人数が家を出たんじゃないかなって慎一は思う。]
(138) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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どうせなら雪の中で写真撮ろうぜ。
つーか、うちのクラスは結構きそうだし、 結局ふつーに授業ありそう。うける。
[ 学校まではあともう少し。 たどり着けば結果はわかるんだろうけど、 予想を繰り広げ続けて至った結論。
おもしろみのない答えに、 適当な「うける」を添えて慎一は息を吐く。
白色がふわっと空気に溶け込んで、 それを眺めるのが、実はちょっと楽しい。]
(139) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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[ 「私たちはマジメ」って、 ひとくくりにして黒江は言った。>>124
その基準値があんまり低いから、 あと、黒沢の眼鏡が見事に曇ったから、 慎一はけらけらと笑って答える。]
マジメっつーか、普通じゃん。それ。 出席日数足りるは、マジレベル低い。
眼鏡真っ白だし。わはは。
[ 指をさして笑ってやった。行儀が悪い。 慎一は別に品行方正な優等生じゃないので。]
(140) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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つか、黒沢と並んでマジメとか、 とてもじゃないけど言う勇気ねーわ。 先生たちにどやされる。そんなわけあるかって。
[ 巻き込み>>124は丁重に辞退しよう。 慎一の成績は平凡だし、空気が読めないこともある。
フツーフツーって呪文みたいに唱えながら、 ……ところでこの雪玉をどうしようか。 次に見かけた男子にでも投げつけてもいい。*]
(141) 2021/06/03(Thu) 18時頃
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―― 回想:突撃調理班 ――
[ 善は急げ。 そうと決まれば、 調理班にとっとと相談を持ち掛けましょう。 私は教室の一角で固まっている調理班のところに さっさと向かう。 やっぱりというかなんというか、女子が多めの調理班、 私よりも柊君の方に嬉しそうに顔を向ける子が多いけど、 そういうことは気にしないで友人に声をかけた ]
芽衣。
[ 全然自慢じゃないけど、 私の人付き合いは当り障りがない。 そつなくこなしてると思うけど、 本当にそつがないという表現がしっくりくるというか、 ものすごく仲良し!みたいな友達は正直いない。 広くて浅い付き合いをしている自覚はある ]
(142) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[ つまり、どういうことかというと、 誰かとペアになって、みたいな、>>104 仲のいい一人を選ぶ時には私は選ばれない。 私は二番目、三番目の、 当り障りのないお友達だから。 そんな時、ペアになってくれたのが芽衣だった。 そういう機会が二回、三回とあると、 段々私も砕けてきて、 芽衣は私が苗字じゃなくて名前で呼ぶ、 数少ない友人になった。 芽衣の方は私をどう思ってるのかわからないけど ]
(143) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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宣伝になるような目玉メニューみたいなのが あったらいいなと思うんだけど、どうかな? ……え、炭蔵君?
[ そんな相談を持ち掛けたんだけど、 なぜか調理班女子にまじって炭蔵君もいた。>>129 炭蔵君もなにか調理班に用事が?と思ったけど、 あ、エプロン?>>130 ]
……に、似合うね?
[ なんというべきか迷った挙句、 そんな感想が出てきちゃったけど、 断じて悪気はなかった** ]
(144) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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/* ひとみ 98 メイ 80 マナ 77 ユーガ 61 ノエ 53 レン 51 ユキ 30 リツ 28 シンイチ 15
(-43) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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どうにもならないことは、世の中多すぎる。
(145) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[例えば、風呂場の扉越しに聞こえる喧嘩の声。 シャワーくらいゆっくり浴びさせてほしい。 小学生の弟妹達に言って聞かせても聞きやしない。 細く扉を開け、音量に更にげんなりするしかなかった。 昨日泊まり先を確保しなかった自分を責めたくなる。
頭髪を雑に拭いてから、 タオルを腰に巻きつけて満を辞して洗面所へ。 弟妹が揉めている理由は、歯を磨く順番だとか。 ] 卵4つとハムと玉ねぎを冷蔵庫から出す。 そんで、玉ねぎは皮剥いて、レンチン。 トースト4枚の準備して、鍋に水はって火にかけて。 フォークの用意。
できたら、歯を磨いて。
[上から順に弟妹に役割を割り振る。 ぎゃーわー言いながらキッチンに駆けていくを見届け、 自分の身支度を簡単に整えた。 ]
(146) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[弟妹と入れ違いのキッチンにて、 フライパンに油をひいて、卵ふたつハム二つ。 水を加えて蓋を閉めて、 蒸し焼きをしている間にコンソメスープへと取り掛かる。 電子レンジにかけた玉ねぎを雑に切って、鍋に放り込む。 そんなことしてる間にハムエッグ2つが出来上がり。 もう一度繰り返して、4つのハムエッグが出来上がり。 トーストとハムエッグを平皿に、スープをマグカップへ。 簡単朝ごはんの準備、終わり。 ]
(147) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[歯を磨き終わった弟妹たちに声をかけ、食卓に運ばせる。 兄ちゃんありがとうの言葉にうんと頷いて、 自らも適当に空いてる椅子へと座る。 ]
いただきます。
[朝食を口に運びながら、外のことを考えていれば、 スマホにグループトークが動いた表示がされる。>>4 トークの内容に、眉を下げた。 いいんちょー様が言うならば、そうなのでしょうよ。 ]
(148) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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洗い物はよろしく。 ……朝ごはん、作ってやったろ?
[頼んだ先の弟からブーイングが飛んでくる。 年長者にブーイングするなんて、いい度胸だ。 追加の言葉にブーイングは止んだ。
シーナさんの家が恋しい。 食洗機はあるし、ハムエッグも二つ作るだけで済む。 なにより静かだし、猫のサビはいるし。 でもシーナさんちからなら、 電車になるしなと考えたところで頭を振った。 ]
(149) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[ シーナさんちの鍵は手元にない。 これは本当にどうにもならない事実だ。 ]
(150) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[小学校から休校の有無に関する連絡あるまで、 弟妹には待機するよう指示した後に、 気が重いままに自分も準備に取り掛かる。
玄関扉を開けた瞬間に、閉めたくなった。** ]
(151) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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/* 鳩だと投稿がめちゃくちゃにしんどいなと噛み締めながら、こんばんは。 さて、運命のふぉーちゅーん。2d落ちが2回続いていたような気がするので、もう少し長生きできたらいいなと思いつつ。 そぉい。41(0..100)x1
(-44) 2021/06/03(Thu) 18時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 18時半頃
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[5歳の頃の話。 親と出掛けた買い物の帰り、はぐれて迷子になった。 泣きべそをかきながらあっちへこっちへ歩いていたら、 脇に止まっていた車から降りてきた男の人が、こちらに腕を伸ばしてきた。
数日間に渡る、闇の中の記憶。 狭くて息苦しい箱に詰められて、体が動かせない。 身の芯に染み渡る恐怖。どこまでも続く恐怖。
手をぎゅっと握りしめて、泣きながら我慢していた。 箱の中で誰かの声が聞こえた。 「だいじょうぶ、だいじょうぶ、わたしがいっしょにいるから」
私の他に閉じ込められていた女の子の声。 「ぼたん」と名前を教えてくれた、気丈にこちらを励ましてくれる声。 その日に初めて出会った、わたしの親友。]
(152) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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[やがて箱は開かれて、優しそうなお姉さんの顔が見えた。 「よくがんばったね」って、抱きとめてくれたぬくもりを覚えている。
明るい光に照らされて、ようやく見えた「ぼたん」の顔は、 透き通るような白い色を持った、大人しそうな美少女だったのを覚えている。
……それも、10年以上も昔の話。 辛い記憶は忘れてしまっていて、何を恐れることもなく日常生活を送れている。 人間の頭は実に都合よくできているらしい。
狭くて暗い場所はまだ少し苦手だけど、 トラウマに悩まされることはもう無いのだと思う。]
(153) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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[——「ひとみちゃん」を見かけた方はご連絡ください!」 そんな見出しの写真付きビラが街の掲示板に貼り出されたこともあり、 事件は数日で解決したものの、私の名前は大きな話題の中心になった。 だから、私のことを知る人がどこにいてもおかしくはない。 もうずっと昔のことだけれどね。
幼い私は、誰にでも友達の話をした。 「ぼたん」っていう子と、友達になったんだよ。 青いワンピースが似合って、笑うとすごく可愛くて、いい子なの。
当時の友達や、先生や、両親や親戚にも、その話をする。 だけどぼたんは恥ずかしがり屋で、なかなかみんなの輪に加わらない。 一緒にかくれんぼしようって誘っても、絶対に来てくれない。
ぼたんは、私と2人きりで話をするのが大好きらしい。*]
(154) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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— 通学路 —
[ぼたんと2人で、誰もいない道を歩いて行く。 会話はゆっくり。しかし途切れない。 ぼたんはいつも私の欲しい言葉を返してくれるようで、話し上手なのだと思う。 内容はあってないようなものだけど、彼女と話していると思考が整理できる。]
……あ。
[前方に人影を発見した。>>46 私と同じ、豊高の制服。つまり登校者。ゆえに同志。
そちらに向かって駆けていく。 次第に、隣を歩いていたはずのぼたんの気配が、するりと薄れていく。 柊くんの眼前に辿り着く頃には、完全にその声も姿も無い。]
(155) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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おはよっ。柊くん。 いい雪だね。
[そこにいたクラスメートの名前をいじるかのように、そう挨拶をする。 彼の顔を見間違えるわけもない。女子の間ではよく噂になるその人。 ……いい意味でも、悪い意味でも。
少なくとも文化祭で共に活動していた様子を見る限り、 いいヤツだな、と私は思っていたし、
女癖が悪いなんて噂を耳にするまで、 もしよければ一緒に帰らない?と誘うこともあったくらいには。**]
(156) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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/* プロローグ初日だけど、複雑な事情は先に投げておくに限る、ということを学んだ(戒め)
(-45) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 19時頃
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/* 番代:98 暮石:80 綿見:77 炭蔵:61 黒沢:53 鳩羽:51 曽我:41 柊:30 樫樹:28 向井:15
全員の名前とfortuneを並べるのが大好きな変態なので並べます。 女の子がみんなつよいよ
(-46) 2021/06/03(Thu) 19時頃
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── 回想・文化祭役決め ──
[ 目くばせをきちんと受け取り、>>128 滞りなく話が進みそうなところに、 一言だけ口を挟ませてもらおう。]
どーにかすんのは俺じゃなくて、 予算削られた係のやつらな。
[ 発言する前にちゃんと挙手した。えらい。 発言する許可はもらう前に言った。悪い。
さて。どこから削り取ってやろうか。 購入するべきものと目安の金額のリストを開く。]
(157) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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[ 屋台の中身についてはこだわりはないけど、 「キリのいい値段設定にできて」 「材料の種類が少なくて済む」モノだと楽でいい。 こちら会計的な立ち位置よりお願いです。
……挙手制だって?>>128 ひとまず綿あめの機械のレンタル代を調べた。 意外とペイできそうだなあって、 慎一はそっと綿あめに一票を入れる。
投票理由にそれ以上も以下もなく、 レパートリーや目玉メニューの作りづらさから、 不人気だとしても納得だなって慎一は思う。]
(158) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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[ さてはて。Tシャツ代の捻出の話に戻そう。
文化祭に使える予算はハナから決まってて、 慎一が泣いて喚いたって増えはしない。
最後に絶対に100%になるって決まってるものを、 パズルをはめ込むみたいに調整して、 きれいに整える作業が、慎一は結構好きだった。
おおよその予算の組み立てが終わったころに、 ぽんと投げ込まれてきたクラスTシャツの話。
言われてみれば去年もおととしも作ったけど、 慎一は今年初めてクラス委員をやるんだし、 最初に言われてないものなんて計算に入れてない。
言い出しっぺ>>94にどうにかさせようと思ったが、 文化祭実行委員だっていうからひとつ舌打ち。]
(159) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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[ さて、どこから手を付けようか──、]
(160) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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── 回想・広報係と ──
宣伝アカすげーいいと思う。 金かかんねえし。写真載せれるし。 当日は屋台ずらーっと並ぶから、 SNSでメニュー見れたら便利じゃん。
[ 広報係のふたりのとこに顔出して、 とにかく金がかからないを強調しよう。
なんたって何回投稿してもタダ! それは全力で活用してもらうとして、 問題はアナログのほうなのだ。]
(161) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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画材、どんくらいいるかな。 できるだけケチってほしいんだけど。
なんなら美術部かどっかから、 うまいこと拝借してきてほしいくらい。
[ 後半は4割くらい冗談。半分強は本音。
横流ししてくれそうな美術部員いないの?とか、 不真面目なことは柊のほうだけ見て言った。 黒江にはたしなめられそうで目を見て言えない。]
(162) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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あと、客引きで使う道具の材料も、 まとめて考えたほうがいっか。 プラカードみたいなの作るならさ。
つか、作るのはどっちが担当すんの? 広報? 客引き? 番代と調整してほしいンだけど。
[ Tシャツのデザインの件もそうだけど、 そのあたり、誰が得意だとか慎一は知らなくて。 疑問を並べ立て、首を傾げた日もあったっけ。*]
(163) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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── 回想・調理係と ──
チャリの距離だけど、 このへんじゃココが一番安いから。
[ そりゃあ足伸ばすでしょ、買い出し。
当然、調理係の管轄だよねって、 地図アプリ片手にある日の慎一も突撃調理班。
試作品の材料はともかくとして、 大量に確保する当日分は少しでも安くあげてほしい。
その日ヘルプとしての炭蔵がいたかは知らないが、 平凡な家で育った慎一の最強の移動手段はチャリ。 チャリあればなんとかなる。頑張れ。よろしく。 ……って言おうとして、女子比率の高さにビビる。]
(164) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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……暇そうな男子何人か捕まえて、 連れだっていけばなんとかなるでしょ。 …………俺もチャリ乗ってくるわ。
[ 慎一の家はギリ徒歩圏内。 朝練があったころは自転車の日もあった。 わあ久しぶりだなあなんて考えつつ、 頭の中で自転車通学の級友をリストアップする。
そんな提案をしてみたとて、 女子のブーイングには慎一では勝てないし、 買い出しに行くにしてもまた別の日の話。
もしも同意が得られたならば、 チャリ通の男子に声をかけるつもりで。**]
(165) 2021/06/03(Thu) 19時半頃
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バニシングツインは何処に消えるのだろう。
(166) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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その答えを、私は知っている。 「きえていない」から。
ずっと視られている。 ずっと嘲笑っている。 ずっとすぐ其処に居る。 私を見下ろして、そうしてこう囁く。
「 わたしなら茉奈より上手く出来るのに 」 「 どうして? 」
私の苦労も努力も知らない癖に、 けらけらとそんな事を言う輩が常に。 常々にいつだって何時であっても憑いて回る。
(167) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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――きっとあんたが生きてたならば、 私よりずうっと生き易かっただろう。
口ばかりは饒舌に、負け惜しみの野次を あんたはいつだって飛ばしてくる。 私の人生の当事者でもないくせにね。
(168) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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[ と。 脳内で独り喧嘩をしていることも茶飯事。 傍目に見ればただぼんやりとしている様にしか 見えていないのだろうけれど。
スマートフォンを弄りつつ、通知の幾つかに 軽く目を通して確認する。 大雪休校じゃないんだよね。 色とりどりの動物が並ぶグループチャットは ひどく個性豊かで皆らしくて。]
炭蔵がマジメさんなのは 今に始まったことじゃあないけれど、ふふ。
[ 何かに便乗するように、ひとつ 「わかったー」の文字が並ぶ黒うさぎのスタンプを ぽちっと流しておきながら。]
(169) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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[ また降り積もる雪を潰す。潰す。 白い雪を台無しに黒い足が潰していく。 歩きスマホはよろしくないとか、受験生が滑るとか、 そういう一般論的なことが脳裏に消えては浮かぶが ああ、そう、と全部全部聞き流す。
不健全だろうとは思うが。 ずっとそうやって勝手に私は私を監視しているのだ、 …………今更、今更。]
(170) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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……いやでも、やたらと、こう…… 通行人が少ない、ような。 本当に今日休校じゃないの?
…………それか皆、さては車通学?
[ いーなー、羨まし。と 勝手なことを独りごちて。
真っ白で歩き慣れた通学路を歩いてゆく。 人影のひとつでも見つけられれば、 きっと駆け寄って行くだろうが。]*
(171) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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/* ひとみ 98 メイ 80 マナ 77 ユーガ 61 ノエ 53 レン 51 てっぺー41 ユキ 30 リツ 28 シンイチ 15
(-47) 2021/06/03(Thu) 20時頃
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/* めっちゃまんなかだった! でも最終日組には選ばれないんだ知ってる(既に???
(-48) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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/* 前回もこんなかんじで真ん中だったんよな…
(-49) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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/* 暮石、販売だと思ってロルぶん投げかけて、 いいんちょうが調理として振ってるから、 なんか調整とかするかもしれないし様子見ています (同じ係(たぶん)なのにロル投げてないのわざとじゃないよ!アピ)
(-50) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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/* あと今メモを見たら、樫樹以外の男子が全員明るくて元気になっていて笑いましたね。
(-51) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ たった18の人生のうちだが、 炭蔵が親に迷惑をかけたことがあるだろうか? それほどまでに清く正しく美しい人生を 送ってきていたという自信がある。
ただひとつだけ、 炭蔵の人生にとってそばかす程度の滲みが 幼い頃にあったが、悪いことはしていない。 ]
(172) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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── 回想:5歳のとき ──
[ あれは、ちょうど5歳の頃。 デパートからの帰り道。
『 ここから絶対動かないように 』
両親からそう言われて、 ソフトクリームを片手にベンチに座っていると 道の向かい側に泣いてる女の子を見つけた。 そう思っていたら、車から降りてきた大人に 抱き抱えられるように連れていかれていた。>>152
幼いながらに炭蔵の善悪センサーは、 よくない気がする方向に傾いていたが、 たった5歳だ。 両親に言われていた動くなという命令を ただの予感が凌げるわけがなかった。 ]
(173) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ 数日後、「ひとみちゃん」の張り紙を見た時>>154 両親に見たことがあると伝えた。 どうしてすぐに言わなかったのかと 責められもしたが、俺は何も悪くない。
彼女が無事に見つかったと聞いた時は、ほっとした。 「ひとみちゃん」は俺のことを知る筈がないし、 番代が「ひとみちゃん」だったと気付いても、 彼女にそのことを言うこともない。
ただ、少しだけ居心地が悪かった。 何も悪いことはしてない筈なのに。 ]
(174) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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……そうだ 俺は何も悪くはない*
(175) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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── 回想:係決めなどなど ──
[なになに?舌打ち?>>159 どうしたの?イエイ。ダブルピース。 クラスTシャツ、あとは任せた!なんて。
ちなみに絵心の話ですか?37(0..100)x1です]
(176) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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── 回想:文化祭役決め ──
[ 当初の予算案から予想外≠フことが起きたが、 ]
なんだ、泣いて怒るのかと思ったよ えらいじゃないか、向井
[ ちゃんと挙手してえらい向井へ 揶揄うような言葉を投げる。>>157 小学生の時は、あんなだったのに。>>57
変わっていく向井を見ていると、 時が思っている以上に流れていたことに 気付かされる時があった。 ]
(177) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[絵心なんて無くったって生きてけるよな!
なおチャリ通ではなかったけれど、 自転車で行けない距離でもなかったし 人手が足りないなら付き合うぜ!くらいの そんなノリもあったかもしれない>>165
元サッカー部なんで、 それなりに体力には自信あるほーなんで。
寧ろ当日あんまりうごけそうにない分、 準備に張り切ってた!なんていうのはこっちの話 看板作りとか屋台作りとか、俺皆勤賞だしね。]
(178) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ 高校デビュー≠セとか、 「浮いてる」だとかの前に 向井慎一という人間に興味を持っていた。
なにせ炭蔵は小学生の頃から変わらない。 昔からできる人間の部類だったので、 流動的なものを見るのは好奇心がくすぐられた。* ]
(179) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[だから例えば、同じように 夏休みとかの準備期間に皆勤賞のやつがいたならさ]
お、今日も来てんじゃん! どっちが休まず来れるか勝負しよーぜ
[なんて、くだらない勝負を 持ちかけたこともあったかもしれない、けど。]
(180) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[大学も、家から通える フツーのレベルの大学に入る予定だ。 夏期講習ガンガン行ったりしなくても、 それなりに入れるレベルのやつ。
普段の塾とガッコーの勉強でジューブン。 すげぇとこ目指す理由もなかったし、 やりたいことがあるわけでもないし。]
(181) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[……の、はずだったんだけどな]*
(182) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ 努力だけではどうにもならないことってあると思う。 才能とか、人間としての器とか、そういうの。
例えば、広く浅い人付き合いをする私。 誰とでも当り障りなく、そつなく付き合えるけど、 一番には決して選ばれない。 だけど、誰にでも分け隔てなく優しく親切で、 誰もに好かれて、たくさんの人から一番に選ばれる、 そういう人っている。
例えば、そこそこの進学校で生徒会副会長になった私。 だけど、豊高よりもっとレベルの高い、 数年前に男子校から共学に変わったばかりの進学校で、 女子初の生徒会長になった、 そういう人っている。
黒沢依子っていうんですけどね。 10歳上の私の姉なんですけどね* ]
(183) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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―― 回想:予算との戦い ――
[ ちなみに、私はかき氷に一票投じた。 だって、かき氷って主な原材料水でしょ。 原価率のいい食べ物のトップがわたあめとかき氷だって、 何かで見かけたことがあった。 そして夏ならわたあめよりかき氷が売れるでしょう。 土台に原価がかからない分、トッピングに予算を回して ゴージャスにすることができれば、映えだって狙える ]
画材代は多分そんなにかからないんじゃないかな。 画用紙も絵の具も100均にだって売ってるんだし。
[ 宣伝アカを絶賛してくれた会計担当向井君に、>>162 私はそんな返事をして、ね?って柊君の同意を求めた。 チラシの方は学校の印刷機を借りる予定。 確か、枚数制限があって、 それ以上を刷るとなると学校の設備は使えないとか、 そんな取り決めがあったはず ]
(184) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ 美術部の話になったら、 え、柊君にそんなコネが?って 私は目を丸くして柊君の方を見た。 いや、不正な手段で手に入れるのはダメだけど、 使わない絵の具が余ってるっていうなら、ねえ? 節約は大事 ]
広報よりお金がかかるのは設営の方じゃない? 屋台の飾りつけとか、それっぽく作るなら そこそこ費用かかりそうだけど。
[ 大丈夫?って私は向井君に向かって首を傾げた。 いや、大丈夫じゃないって言われても、 私にはどうしようもないけど ]
(185) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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え、客引き。
[ しまった、って思う。それ、全然頭になかった。 ほら、そういうの。そういうところ。 こういう迂闊さが私の駄目っぷりを明らかにする。 出来のいい人間を取り繕ってるだけってばらされる。 ぎゅって右手で左の手首を握りしめた。 落ち着け。痛い。落ち着け ]
客引きは、番代さんと…… あと、鳩羽君も宣伝手伝ってくれるんだっけ。 相談、した方がいいね。
[ 完全にノータッチのつもりで頭になかった。 ごめんね、って。 向井君に向かって笑った顔は、 いつも通りを取り繕えていたはずだった* ]
(186) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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/* >>177委員長いじわるなのか本気褒めなのかわからなくて心の中の慎一が泣いちゃった
(-52) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 20時半頃
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―― 現在:通学路 ――
[ 購買の靴下は、高い。>>136 似たようなの、100均にだってあるのにね。 定価って残酷よね、なんて 文化祭の財布のひもの固い会計さんを思い出しながら、 私は慰めるようにうなずいた。 まさか私の黒タイツを貸してあげるわけにもいかない ]
(187) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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ヨーコ先生と炭蔵君がそれで納得してるなら 私は何も言えないかな。
[ 冗談めかした口調だけど、>>137 向井君のヨーコ先生批判には、 ちょっと本気の色が見えた。気がした。 でも、私は何も言うつもりはない。そういうスタンス。 私はヨーコ先生に甘いから……なんかじゃない ]
(188) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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今年それで楽したって、来年には炭蔵君はいないし。 楽させてもらってたなーとか、 仕事投げちゃってたなーとか、 その時に思い知るんじゃない?
[ 炭蔵君のありがたみ、みたいなの。 私のそういう考え方って、 ある意味向井君よりドライで冷たいと思う。 こういうのがきっと、 私が当り障りのない人付き合いしかできない 要因だったりするんだろうなあ。 そうは思うけど ]
(189) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ せっかくマジメに巻き込もうとしたのに、 向井君に華麗にかわされちゃった。>>141 私と一緒は嫌ですか。傷つくわー(棒読み) ]
違う違う、マジメっていうのは、 この雪の中登校してること! 今日ちゃんと登校してくる人は みんなもれなくマジメだよー。
[ 眼鏡を外して拭きながら私は断固そう主張した。 雪の中で、みんなで写真を撮ったら、 #登校しました #マジメな私たち ってハッシュタグつけて投稿してもいいと思う* ]
(190) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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── 回想/係決め ──
[ 調理係になったのは、調理部に居たのもあったし、 あんまり接客とか表に出たくないのもあった。
人と話していた方が一人黙々と考えずに済むだろう。 余計な思考を巡らせずに済むだろう。
けれども、偶に、全く関係のない誰かに “うるさい”なんて事を言ってしまいやしないか、と。 そんな事が、もしかすると過去にあっただろうか。]
(191) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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……私、独り言多いしなぁ…………。
[ 兎角。自分の役割が決まったならば、後は なんだかいつもは主張しないメイ>>107が 珍しく立候補をしている姿を見たり、 表立って色々と取り決めてゆく灰蔵君を>>127>>128 凄いなと思いながら、私はその他大勢に居る。
デザインセンス?6(0..100)x1くらいだよ。]*
(192) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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[ 私にデザインを任せてはいけない。]*
(193) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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/* わあいわあい、いっぱい振っていただけてる! 嬉しいなあ。がんばって追いつきましょう。
(-53) 2021/06/03(Thu) 20時半頃
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─ 現在、通学路 ─
[たった20分程度の道のりが、 気が遠くなるくらいの長さに思える。 コートを着込んで、マフラーを念入りに巻いて、 ポッケの中に手を突っ込んでいても、寒い。冷たい。 長靴なんて代物は家にはないから、 当然いつものスニーカーで、浸水しかけている。 ]
この天気だし、学校行かなくてもいくない? だめ?だめですか?
[マフラー越しにもごもごと独り言ちる。 家を出る前に見たグループチャットには、 生き物の隊列が組まれていたし、 確実に何人かは通学するんだろう。
ただただ白い代わり映えのない景色に、 変化がひとつ現れた。>>171 ]
(194) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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[豊高の制服着ている女子、一人。 髪の長い後ろ姿は、クラスメートのような気がして、 足をすこし走らせる。 もし知り合いじゃなくてもいいや。 そんな気持ちで、顔を覗き込んだ。 ]
はよ。 思った通り、綿見じゃんか。 ……誰か車通学なら、俺らもついでに拾ってほしいな。
[近寄る際に聞こえた独り言に、 マフラーを首許に寄せて、勝手に答える。 誰か本当に乗せて行ってくれないだろうか。 願うけれど、そんな願いはもちろん叶わない。* ]
(195) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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/* そういえば、あんまり考えずにおまかせ希望にしてるんだけど、狼希望の方もきっといるよね……と信じてる。 明日はフリーだから、万一に備えてはおこう。
曽我の悩みは、お前が悪いよと中身が心の底からいう。 ちょっと柊くんと被らないかだけは心配だけど、まあなんとかなるでしょう。めいびー。
(-54) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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― 回想:広報活動 ―
[心強い、と何となしに零せば 黒沢が微妙な反応を見せる。>>131 柊由樹は人の機嫌の機微に敏感だ。]
あ〜ごめんごめん。プレッシャーかけちゃった? うんうん、俺もしっかりやるからさ、 一緒にがんばろーねー!
[彼女の自己評価までは読めないけれど、 もしかしたら丸投げするつもりだと思われたのかも。 そう解釈して一緒に、を心なし強調し。 黒沢と一緒に広報係の仕事をすることになった。
カメラで撮ると編集はちょっとめんどくさいけど 後々卒業アルバムとかに乗せることを思えば そっちの方がいいかな〜っていう目論見。 こんなことでも黒沢は感心してくれたから、 何だかちょっとくすぐったかった]
(196) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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[そうして黒沢との作戦(?)会議にて]
あーそうやって考えると 結構やること多いんだねえ。
いー感じにビラできたらさ、 それこそレンの背中にはっつけるとか。 ちゃんとしたのだったら委員長も オッケーだしてくれたりしないかなあ。
[勢いよく挙手していたのを思い出す。>>94 紙を貼るのは却下されてしまったので微妙な所だが。>>128
ちなみにTシャツのアイデアに関しては あ、俺もそれ言おーと思ってたのに。 先に言われた〜。なんて横から茶々入れて笑った。
鳩羽は明るくて、ノリが良くて、でもそれだけじゃなさそうなとこ、なんとなーく似てるような匂いを感じてたから。 1年の時同じクラスになった時から、何かにつけて良く話していたように思う。出席番号も近かったしね。]
(197) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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/* そがくん お泊まり相手は樫木くん辺りかな〜〜〜 て顔をする。 おうち泊め、泊め、……………
(-55) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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目玉メニュー!それいーね! メガ盛りメニュー的な。 見た目派手にしたら宣伝しがいもありそー。
でもせっかくだし女の子も喜んでくれる感じのがいーよね。 客が男ばっかだったら虚しいじゃん。
[そんなわけで意気揚々と調理班に相談に向かったのだった。 ちなみに出し物の案はかき氷に一票入れました。 料理慣れしてなくても簡単に作れそうで、 デコ映えしそうなイメージ。
なお、黒沢は絵が達者なようだったので>>133>>134 ポスターのイラスト部分は任せた。]
(198) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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[ところで役職が決まった直後、向井がやってきた。>>161 ひたすら金がかからないを褒められたが そのあたりの勘定はザルなので、 あまりピンと来ない俺である。]
えーケチくさ〜。 そんなに予算カツカツなん? もっとぱーっといこうよ、ぱーっとさあ。
でもそーだな〜、美術部の奴にちょっと聞いてみるよ。 いちお、向井も協力してくれると助かるけど。いーい?
[不満げに向井を見たけれども、 増えないと言われれば仕方がない。 幸いねだって来るとかそういうのは割と得意な分野。
幸い費用はそこまでかからないようではあったが 黒沢の容認も貰えたことであるし>>184 後々図々しく押しかけて打診してみたことだろう。]
(199) 2021/06/03(Thu) 21時頃
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── 回想・クラス委員と ──
なんで?
[ ──って、クラス委員が集まる場で、 慎一は二度、気になって聞いたことがある。
一度目はメンバーが出そろって、 はじめて顔を突き合せたときのことだ。 慎一は顔ぶれをぐるりと見まわし、 信じられないって顔をしてそう言う。]
(200) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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なんで? いや、なんで? クラス委員で集まって、 こんなむさくるしいことってある?
[ これは反語としての表現なので、 続くべくは「いや、ない」であるはずなのに、
どう何度見たって全員男だなあって、 慎一はもう一度全員の顔を見てから思った。
こういうの、女子が結構立候補するじゃん。 少なくとも今までの慎一のクラスじゃそうだった。
別に、女子がいたからってどうとか、 細かいこと考えているわけじゃあないけれど、 単純に「意味がわからない」という顔をしている。]
(201) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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こんなことある? こわぁ……
[ しつこいくらいに言って満足したから、 そもそもそれがヤなわけでもなかったから、 それ以上慎一から話題を広げることもなく、 この1年弱、慎一は機嫌よく会計の仕事をしている。
……している。基本的には。 時々、本心なのか嫌味なのかはわからないけど、 痛いところを突っついてくる委員長がいるから、
そういうとき慎一は、泣き出しそうな顔じゃなく、 苦虫を噛み潰したみたいな顔をして、 自分から冗談にするみたいに抗議する。]
(202) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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あーのーなあー、 人の黒歴史を気軽に引っ張り出すな!
[ シッシッって虫でも追い払うみたいなそぶりで。 例えば文化祭準備のあの日がそうだった。>>177
慎一は成長する生き物なので、 こういうとき、無視するとか、本気で怒るとか、 黙り込むとか、ましてやその場から逃げ出すより、 堂々としていればいいんだって学んだ。経験則だ。
自分から「黒歴史」ってラベリングして、 変な感じになる前に、笑い話にしたほうがマシ。
どうだ。慎一の成長は目覚ましいだろう。 昔から周囲の一歩先をいくみたいに大人びて、 なんでもデキる、頼れる存在の炭蔵祐駕くん。]
(203) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ 我らが頼れる委員長。 先生にまで頼られる炭蔵くん。
慎一だってアテにも頼りにもしていて、 普段はすごいやつだって思ってるけど、
そういう瞬間だけ慎一は、 ユーガなんて嫌いだって子どもみたいに思う。 泣いちゃいたいけど、もう18歳なので泣かない。]
(204) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ なんだってよりによって炭蔵祐駕と、 ここまでおんなじ道を進んじゃったのかって、 疑問に思ったことがないわけじゃないけど、
優秀な彼と同じ高校まで来ただなんて、 えらいじゃんって慎一はやっぱり自分をなだめる。
それはさておき、 やっぱり炭蔵祐駕が自分と同じ生き物に見えなくて、
慎一は時々、やつの腕やうなじや他の体のどこかに、 スイッチみたいなものがついていやしないかって、 冗談半分くらいの気持ちで探してみたりもする。]
(205) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ 話が逸れちゃったけど、それが一度目。 早速だけど、二度目の話もしてしまおう。
それは、もう少し最近の話。 もう少し、この面子に慣れたころの話。
こまごまとした書類仕事を片付けて、 クラス全体への連絡事項なんかも確認しながら、 慎一はふと浮かんだ疑問をいつもの面子に投げかけた。]
なんでおまえら、学級委員なんかやってんの?
[ 別に他意はないんだ。 ただ不意に何もかも無意味に思える瞬間ってない? 慎一にはあって、それがそのときだっただけ。*]
(206) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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/* >>201 wwwwwwwwwwww
だよね、そうなるよねぇ……
(-56) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ちなみに、であるが。
つてというか、前に同じクラスの女子が 自作の漫画を描いていたのをたまたま見つけて めっちゃ褒めたらなんとなく仲良くなってしまった。 現在部長をやっている彼女とは、それ以来時々話す仲なのだ。
以前「絡みのポーズの参考資料が欲しいんだよね……」 と言っていた為、画材と引き換えに モデルになる条件を承認することだろう。 向井に頼む"協力"とはこのことである。
自分的には別に大したことではないが、 向井がどうだったかは知らない。
まあ、いいよね。ただより高い物はないって言うし。]
(207) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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── 回想:ユキ ──
[アイツの第一印象と言えば、あれだ “後ろのやつめっちゃ顔がいい”だった。
忘れもしない1年の春。 俺とユキは席が前後でさ、>>197 ほら、ハトバとヒイラギは近いんだ。
待ちに待った高校デビュー! 別に告白とか受けたことないわけじゃねーけど だけど、結局「ノリのいい男子」で 中学生活を終えた感のある俺。
もっとこう、さ。 華やかな!高校生活を!夢見るくらい! 俺にだってあってもいいと!思うんだ!]
(208) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[だからさ、高校入学直後かな 昼休みに廊下からこっちを見つめる 女子たちの目に気づいた時!
ついに!俺にも春がきた!ってさー ……思ったよね、思ったんだよ。ついに。
でもさ、どうにも変なわけ だって俺が微笑もうが、女子たちは無反応だったし どーでもいいときにキャーキャー言ったりしてさ]
(209) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[あれこれ違ェな?俺じゃないな??
って気づいたよね。
そーしてようやく視線の先が、 俺の後ろの席のヤツだって気づいた時、 俺は初めて、ユキのことを認識したんだ
そう、それがユキの第一印象。 “後ろのやつめっちゃ顔がいい”………。
そんとき若干愕然とした顔をしていたことを ユキは覚えているだろうか?]
(210) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[でもさー
話してみたらふつーにいいヤツだし (イケメンに対するどんな僻みだよ、俺!!) チャラいわけでもなさそうだったし。 話も、まー合うし、きっとフツーに仲良くなって 色んな話、きっとしたわけ。
音楽のこととか、部活のこととか。 俺は中学からサッカー一筋だったし、 サッカーやるんだ!って話をしたりな!
1年のころ、サラッと聞いたことがあるな。 「彼女いんのー?」ってね。]
(211) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[その返答はどうであれ、また暫く経って もう一度聞いたのは三年の時のこと。]
で?今は彼女いんの?
[相変わらず女子にキャーキャー言われてるし 実際俺経由で「ラブレター渡してください!」なんて なにその古典的なやつ???みたいな??? 今メールとかSNSとかじゃねーの??みたいな なんてそれは置いといて。
そんなこともあったから。 1年と3年。返ってきた答えが一緒だったかは、 俺にはちょっと、わからない。 ]*
(212) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[そんなこんなで、2人が真面目な話してるのには へえーっと思いながら聞き役に徹し。 客引きの話になれば黒沢が固まるのが視界に映った>>186
そーゆーのあんま得意じゃないのかなー、 なんて思ったので、軽く手をあげて。]
あ、俺やってもいーよー。 割とそのつもりだったし。そーゆーの得意〜。 番代ちゃんが何て言うかにもよるけど。
[まあ別に広告塔二人くらいいてもいいんじゃない? そんな気持ちで受諾し、相談は持ち越されたか*]
(213) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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/* >>207さっきから慎一が泣いちゃう案件多くて笑ってる
(-57) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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── 現在・通学路 ──
[ 仮にもしも黒沢が、 黒タイツを「はい」って差し出してきたら、>>187 慎一はひっくり返って大笑いしちゃって、 雪まみれになって風邪を引いただろうから、 黒沢に良識が備わっていて本当によかった。
黒タイツなら、文化祭の時期、 鳩羽が女装コンに食いついてたから、>>93 そのときに差し出してあげてほしかった。
……閑話休題! ]
(214) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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ま、俺もなんも言えねえけど。
[ 黒沢がまっとうで大人びたことを言うから、 慎一も慌ててそれに乗っかることにする。>>188
でも、せっかく乗っかったのに、 続く言葉が慎一の理解の及ばないもので、>>189 結局ううんと首をかしげてしまう慎一だった。]
(215) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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来年思い知ったところで、 サボってた1年は巻き戻せないじゃん。 ……いや、どーでもいいんだけどさ。
[ 慎一は普段友達とこんな話はしないけど、 こういうことを普段から言っていたら、 今ほど友達はいなかったと思うから、 たぶん、どっちもどっちなんじゃないかな。
慎一はときどき他人にひどく不寛容で、 例えばついでに兄弟の朝食を作ることもそう。 慎一は自分のことを自分でしているのだから、 弟たちだってそうするべきだって思う。]
(216) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ その頑なさを家族以外には隠して、 高校ではうまくやってたつもりなのに。
どうして今に限って食い下がっちゃったのか、 慎一にだってよくわからないし、 今更どーでもいいなんて言葉でお茶を濁した。]
(217) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ こんな話、続けたって笑えないから、 雪の中登校するマジメな少年少女の話をしよう。 黒沢の言葉>>190に、取り繕うように笑いながら、]
それは言えてる。
こんな雪の中いい子に登校してきたのに、 来なくてもよかったとか、 自習だって言われた日には、 俺はもう、暴動を起こすね。
[ 一瞬だけ大真面目な顔を作ってみせた。]
(218) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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[ せっせと歩みを進めていけば、 まもなく校門が視界に見えてくる。
降り積もった雪のせいでまるで昨日と別世界。 先人はいたか、視界は靄がかって定かじゃない。
けれど、遠目に見ても窓からぼんやりと、 明かりが灯っていることくらいは確認できる。]
明かりついてる。 やっぱ休校ってわけじゃねーのか。
[ いまだに握りしめてる雪玉をどうしてくれよう。 ここまできて投げ捨てるのもどうだろう。 校舎に入る前に雪だるまにでもしてやろうかと、 周囲を見回しながら、うっすら考えていた。*]
(219) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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……曽我じゃん。おはよ、…… やだ、聞いてたの? 恥ずかし。
[ 顔を覗き込まれて>>195そんな声を掛けられれば 恥ずかし気にそう、言葉が漏れて。 ……独り言を聞かれて恥ずかしがるのも、 今更な話なのかもしれないが。 少し視線を逸らしつつ、彼の隣に並び立つ。]
ほんともう、急な雪で困る。 ついでに拾ってくれるような神様、 そうそう居ないと思うけど、……
ああでも、ちょっと安心した。 全然学校に行く生徒見えなかったから、 ほんとに授業あんのかなって心配で。
(220) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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/* レンきゅんめっちゃ拾ってくれてるやったぜ このサーバー発言抽出できないのつらいな!!!!!
(-58) 2021/06/03(Thu) 21時半頃
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っていうか、あれ? 通学、こっちからだったっけ。 文化祭の頃、別の方向じゃなかった?
[ 彼がどこか泊まり歩いている事がある、――と、 その事情を私はどこまで知っていたのだったか。
比較的彼とは話しやすいような気持ちは持ってて、 男子の中では結構、親しい方、……だと思っていたけれど 彼からはどう思われてたんだろうな。]*
(221) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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─ 回想、文化祭の話し合い ─
[3年9組が文化祭で行う出し物は屋台に決まる。 喫茶店や演劇にも票は集まっていたけれど、 半数以上は屋台に投票されていた。
比較的スムーズに決まるのも、委員長の手腕だろう。 副委員長といえば、 それがいい、とうんうん頷くのが主な仕事だ。 いや、本当に。特別やることはなかった。 黒板には書記の律が書きこんでくれていただろうし、 なにか雑務が在れば呼んでという顔をして、 教室の前方にとりあえず突っ立っていた。 ]
(222) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[売り物、を決めるのは少し難航しているように思える。 文化祭という少し非日常に求めること。 そこらで簡単に買い求めることができるものは、 たぶん売れないし、流行らない。
一番簡単なのは冷凍を盛りつけることだけど、 これもまた、屋台をやる側があんまり面白くない。 食中毒もないし、消費期限も気にしなくていいし、 いい案なんだけどもさ。 ]
(223) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[といった考えなので、 勝手に黒板に書き足した冷凍フルーツに一票投じる。 自分が客側なら、 もっと腹持ちのいいものを売っていてほしいけれど、 客と運営する側の思想はまったく異なる違うものだ。
さてはて結局売り物は何に決まったか。 ぽんと議論に出されたTシャツ案には、 頼りになるいいんちょうさま、 そして会計の慎一に視線を向けるばかり。 今までのクラスTシャツは、 追加で幾ばくか料金を頂戴されていた記憶がある。* ]
(224) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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神か!炭蔵、助かる!
[ 立往生していたら、神…ではなく炭蔵>>76に声を掛けられた 明日返すな、なんて言いつつ購入して。どうやら絶食は免れたようだ ]
炭蔵、そーいう気配り得意だよな。 さすが委員長。
[ コンビニから出た途端に襲う寒さに首を縮めながら言った
文化祭の役決めの時にもクラスの意見を様々取り入れつつ決めて行ってたっけ。文化祭の準備だってそうだ。女子の間に混じって調理の手伝いをしていた。 …誰にでも出来る事ではないだろう ]
(225) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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/* やっっっっばい筆が遅いし頭がついていってないぞ ヒューー(がんばりたい)
(-59) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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今日は全然人歩いてないな。 ま、炭蔵が言うなら学校があるのは間違いないだろうけどさ
[ サクり、ザクリ。
ゆっくりと転ばないように学校へと向かうが、降りしきる雪は小さな足音さえもかき消すようだった。 そういえばグループラインに連絡を回したのも炭蔵だったっけ。俺から見て炭蔵は周りをよく見てよく動く的確な"委員長"だった。そんな彼の事が ── ] …そういえば炭蔵、甘いの大丈夫だっけ?
[ ふ、と思い出したように先ほど買ったホットココアを差し出した。借りた紙幣は明日返すとして今日助かった分の礼というやつだ
最初に好み聞いておけば、とか。 少し時間が経ったから冷めたかもしれない、とか。 思えども気付くのは遅かった ]
(226) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[ 脳裏に過る考えに嫌になる
…要領の良い奴は、好きじゃない。 醜い気持ちを抱える自分に気付かされてしまうから。
それでもきっと。 今この場では普段通りに笑う位は出来た筈だ *]
(227) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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/* 身長きめとこ。 そぉい。175+4くらい。 背は高め。
(-60) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[1日練習しないと、3日分の努力が無駄になるらしい。
もしそれが本当なら、 わたしはどこまで落ちちゃうんだろう。 底はちゃんとあるんだろうか。人生の問1。]
(228) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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— 回想:放課後の音楽室 —
[未来の冬にいるわたしが問1に答えるなら、 「最初は坂を転がるように落ちて、 最後は弾けなくはないけど全然ダメで止まる」だ。
最初にショパンが弾けなくなった。 次にベートーヴェンも、モーツァルトも。 ドビュッシーの繊細さも納得の行くものから離れていく。
ソナチネもブルグミュラーもダメ。 何度も繰り返したハノンさえ、途中で何度も間違える。
指と同じように衰えてくれれば良かったのに、 耳の底は指よりもずっと高い場所にあるらしい。]
(229) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[冬が終わって、わたしたちは3年生になった。 黄身までしっかり火が通って、 何なら白身が黒身になっていたお父さんの目玉焼きが どうにか形になって来た頃。 わたしが放課後に音楽室を訪れたのは、 春が始まってすぐくらいのことだった。]
え。
[約3ヶ月。鍵盤から指を離すと、声>>125が聞こえた。 顔を上げると、開けっ放しの扉の向こうに人影がある。]
柊、くん。
[いくら付き合いが悪いとはいえ クラスメイトの名前くらいは分かるし、 彼は人目を引く容姿をしているから印象に残っていた。 驚きを隠さずに名前を呼ぶ。それから首を横に振った。]
(230) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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ううん、違うよ。 吹奏楽部は……たぶん今日はお休みじゃないかな。
[吹奏楽部は休みが少ない印象がある。 今日ここに誰もいないということは、たぶんそうだ。 わたしは壁に貼られたカレンダーを見る。月曜日。 この日は空いてるんだって、わたしは思った。]
上手に弾けた、かな。ありがと。
[まだ坂を転がり落ちる途中、今よりずっと弾けていた頃。 わたしは自分の音楽に引っかかりを覚えながらも、 辛うじて柊くん>>126の感想へ素直に感謝を告げる。]
でも、無断で弾いてるの。だから内緒ね。
[吸い込まれるように座ったけれど、許可は取っていない。 すぐに先生がやって来るんじゃないかって わたしは柊くんの向こう側をちらちら見ていた。]*
(231) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[「文化祭の準備があるから、帰りが遅くなります」
お父さんにそう告げたら、 わたしよりずっとほっとした顔をするんだもの。 さすがにちょっと笑っちゃった。]
(232) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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— 回想:文化祭準備 —
[当日、わたしは受け渡しを主に担当することになった。 お金に触る人数は絞った方がいいよねってことで。 衛生面でも、安全面でも。 もちろん予算を管理するのは向井くん>>157だけど、 彼ひとりでレジ対応ができる訳じゃない。]
工程を分かりやすくしといた方がいいよね。 お客さんに見えない位置に、大きな紙とか貼れるかな。
[そうすると準備期間中は他のフォローに回ることになる。 今は調理班のお手伝いだ。 同じく手伝いに来ていた炭蔵くん>>130と目があったら、 わたしは首を傾げたはずだ。 彼の言葉は調理班に向けられたものだと思うから、 それにはチャットと同じように耳に入れるだけ。]
(233) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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乃絵ちゃん。
[体育のストレッチ、OCでの会話練習、他にもいろいろ。 乃絵ちゃん>>143は余ったわたしとペアを組んでくれた。 乃絵ちゃんがわたしを芽衣と呼ぶようになって、 わたしも乃絵ちゃんを乃絵ちゃんって呼ぶ。
クラスメイトと友だちの境界線はどこだろう。 もし説明書に「お互いを名前で呼び合うこと」なんて 書いてあったなら、わたしと乃絵ちゃんは友だちだ。
柊くんも来ていたかもしれないけれど>>142、 わたしの目は隣の乃絵ちゃんに向いている。]
色とか形とか、特徴があった方がいいのかな。
[乃絵ちゃんたちは広報担当だ。合点がいく。 ちなみに屋台のメニュー、わたしの一票はわたあめに。 屋台の場所によっては延長コードとか電源申請とか 必要だねって向井くん>>158に相談したかもしれない。]
(234) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[結局何をやることになったんだっけ。 今は材料の一覧を見つつ、買い出しの相談中>>164。]
誰か自転車貸してくれるなら、わたしも行くよ。
[豊高に入ったのは家に一番近かったから。 通学時間が短い方がいっぱい練習できるでしょって、 お母さんが話を進めたものだ。 自転車は昔転んでから、お母さんに止められた。 手を怪我したらどうするのって、あの時も怖かったな。
だからわたしは徒歩通学で、 買い出しの即戦力にはなれそうにない。 でも荷物持ちくらいはできるつもりだから、 人手が足りないなら立候補するつもり。]*
(235) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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— 現在:通学路 —
[鳩羽くんが名前で呼んでくれたのはいつからだろう。 最初から? 2年生の頃? それとも文化祭から? いつからだとしても、わたしは一瞬驚いた後に、 なぁにって。鳩羽くんの呼び名を受け入れた。]
……っ。
[いた。思ったよりいた。痛。 積もったばかりの雪に助けられはしたが、 それでもお尻は痛い。骨から伝わった衝撃に痺れる。 わたしは小さく唸って、鳩羽くん>>112の手を借りた。
身長の割に大きなわたしの手。 女の子の手くらいなら包んであげられるけど、 鳩羽くんと身長が同じくらいのお父さんには敵わない。
怪我をしないよう厚手の手袋で覆われたわたしの手は 一回り大きかったけど、大きさ比べはどうだったかな。]
(236) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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ありが……っと。助かった。
[お尻の雪を払いながら、 鳩羽くん>>113の歯切れの悪い返答を聞く。 わたしは声の伸びを鳩羽くんのきまずさだと捉えて、 また誤魔化すみたいにへらへら笑ってから、 鳩羽くんと一緒に歩き出す。]
分かる。 学校ついたら靴干せないかな……。
[今日必要だったのは、タイツを厚手にする防寒対策より 替えの靴下を準備するような雨対策の方だったかも。 今更後悔しても、わたしと鳩羽くんの靴はぐずぐずで、 帰りに足を入れた時にぞわぞわすること請け合いだ。]
(237) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[わたしは誤魔化しが機能したことに安心しながら、 話の流れに乗った。 鳩羽くん>>114がスマホを見るならわたしも同じように。 手袋じゃ反応しなくて、右だけ元の手を晒した。
冷気に触れて肩を震わせる。 暫く見ていなかったグループチャットには スタンプや返信がいくつか増えていたけれど、 全体の数は普段よりずっと少なかった。 だって、炭蔵くんのメッセージにすぐ辿り着けるくらい。
これならわたしが返信しても流れなかったかなって 思ったけれど、今更過ぎてやっぱり既読だけをつけた。]
(238) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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/* 議事国はプロ中の抽出がしづらいから、ログの進みが早い村だと色々シンドイぞ…!投げたいものはあるけど体調的なアレそれで回収出来ない可能性考えると躊躇してしまう…ゆっくり行きますか。
(-61) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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待機っていうか寝てそうだよね。 朝、窓の外見てさ、 そのままベッドに帰ろうかと思ったもん。
誰も来ないから休校って言われたらどうしよう。 教室で一回休んでもいいかな。
[わたしは鳩羽くん>>115の意見に同意して、 またへらへら笑った。 わたしたちの会話は、これまでもこうだった気がする。]
(239) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[楽しい話をしているといえば聞こえはいいけれど、 それこそ表面をなぞる、ような。
だって、高校生にもなって両親の話>>110なんてしない。 だからわたしは鳩羽くんが話さない限り、 鳩羽くんのお母さんの話を知らなかったと思う。 一人っ子だって話くらいはしたかも。 鳩羽くんはって尋ねたけれど、返答はどうだっただろう。
でも、普通でしょ。悪いことなんかじゃない。
だからわたしにとっての鳩羽くん>>117は、 明るくてノリのいい、いつも元気なクラスメイトだ。 だってほら、今もこうして笑っている>>118。]
(240) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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寒いねぇ。右手冷たくなっちゃった。 行きに買うのって何か贅沢。 ココアあるかな。
[ニタッにはへらって。わたしも笑みを返す。 冷えた右手を擦りながら自販機へと向かった。]*
(241) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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―― 回想:文化祭準備 ――
[ 気を使ってもらっちゃった。>>196 こういうとこ、本当に私駄目だなって思う。 きっと柊君は何の気なしに言っただけだったのに、 私が深刻に受け止めて、気を使わせちゃうの。 あー自己嫌悪、なんて浸ったら、 きっとますます気を使わせてしまうだけなので、 私はぎゅうっと自分の左の手首を握って うんうんって頷いた ]
うん、がんばろーね。
[ 実は、本格的なカメラを触るのなんて初めてだった。 カメラで撮って、取り込んで、ちょっと加工したりして、 SNSに投稿する。 そんなことをするのも初めてで、 つい、本屋さんでカメラについての雑誌を 買ってしまったりした ]
(242) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[ 確かに、スマホで撮った写真は卒業アルバムには 向いてないと思う。 そういう活用は考えてなかったので、 柊君は柔軟だねって感心してみたり。 活用といえば>>197 ]
背中に張り付けるんじゃなくて、 ちゃんとフレームに入れて首からぶら下げる、とかなら ワンチャンあるかも……?
[ 張り付けるだけっていうのは体裁が悪いと思う。 すぐ剥がれそうだし、破れそうだし。 でも、ちゃんとケースに入れたらいけなくもない。かも? 私は面白みのない、ユーモアのセンスのない人間なので、 冗談じゃなくて至極真面目に言っている ]
(243) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[ 絵心は90点。 そういえば、美術は私が 珍しく姉に勝てる分野だったかもしれない。 でも、私は美術部に所属したことはないし、 選択科目でも美術は選択しなかった。 美術の才能なんか意味がないってジャッジされたから。 意味がないものはないのと同じだ。 そう思ってたけど、役に立つこともあるんだなあ。 ポスターのイラストを任されて頷きながら、>>198 こっそりそんなことを考えた。
私が所属することのなかった美術部に、 柊君はツテがあるらしい。>>199 どんなツテか私は知らないから、 よろしくねって柊君と向井君にお願いしておいた。 どんな協力をさせられたのかは>>207 私の知るところじゃない。 私は提供された画材を活用させていただくだけです ]
(244) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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[ 客引きで使う道具について。>>163 全く頭になかった私が固まっていたら、 柊君が名乗りを上げてくれた。>>213 本当に柊君、そういうところ空気読むよね。
客引きの道具っていうと、 ついチラシを張って……って話題が思い出されるけど、 鳩羽君はともかく、番代さんや柊君に そんなことはさせられない。 扱いの差?これは差別じゃないの。 方向性の違いというものなの。 どういうのにするか、話し合って詰めていこうね。 そんな話になったんじゃないかな* ]
(245) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 22時頃
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/* 書いている間にどんどん発言が増える。これが……流れ……! 皆さんがぐいぐい引っ張ってくださるのありがとうしかない。 こちらからもできたらいいのですが、まずは波を乗り切るところから……!
(-62) 2021/06/03(Thu) 22時頃
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― 現在・通学路 ―
[雪に足を取られないようのんびり歩いていれば、 後ろから女の子の声がした。>>155>>156 揶揄うような明るい挨拶にあは、と笑いかける。]
おはおは〜、番代ちゃん。 雪は絶好調みたいだけど俺は絶不調だよ。 もーちょー寒いし。 こんな日でも委員長は無情だし。
[いやまあ休校の判断をするのは当然彼ではないわけだが。 返ってきたグルチャのメッセージを思い出す。>>75 いつもの淡々とした表情が浮かんで、 やや眉間に皺を寄せた。]
(246) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[番代はクラスの中でも 気さくに接してくれる部類だと思う。
一緒に帰ろうと誘いを受けた時は 特に断る理由も無かったし、二つ返事でOKした。
いーよいーよ、あ、でもだいじょぶ? 俺自分で言うのもアレだけど結構目立つからさー 彼氏とか居たら誤解されるかも?
一応そんな風に確認はしたけど。 こんな俺でも学習能力はあるのだ。
彼女が受けてくれたなら どーでもいい話をしながら時々買い食いをしたり、 文化祭時点ではそんな感じだったけど、今はどうだったかな。
噂を聞いて彼女が距離を置いたなら若干気にはしたけれど、 自分から深く踏み込むことはなかったかも。 それこそ好きな奴でも出来たのかもしれないしなって。]
(247) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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─ 現在、通学路 ─
[恥ずかしいと言われて、ふっと息が漏れる。>>220 独り言、結構激しいほうじゃんか。>>192 言葉を拾って、勝手に会話を始めたことも、 一度や二度ではなかった記憶がある。 ]
そういえば、綿見以外では誰も見てないな。 でも、あー……、 黒沢とかは反応返してなかったっけ。グルチャで。 真面目だし、来るんじゃない?
[茶縁の眼鏡を思い出して、 黒沢は這ってでも来るだろうと決めつける。 ]
(248) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[自分自身に話題が振られれば、>>221 あぁと頷いて。 ]
シーナさんとこは追い出されたの。 だから、今は泊めてくれる人募集中。
[シーナさんのことは特別隠してない。 社会人のシーナさん。 食事を作る代わりに宿を提供してくれてる。 シーナさんのところの猫は俺が拾った、だとか。 他愛のないことを話した記憶はある。
女の一人暮らしには転がりこめても、 綿見のところに泊めてとは、流石に言えず。 たしか一人っ子だと、聞いたような記憶もある。 一人娘と同い年の男の来訪は、 綿見の父にとって許しがたいに違いない。 放任の曽我家とは、きっと違う。 ]
(249) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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/* たぶん拾い漏れはない……かな。 広報デザインと客引き辺りチラ見できたらしようくらい? 茉奈ちゃんが立候補に視線向けてくれてたからお話できたらいいな。 序盤はいつもどきどきです。
でも今は乃絵ちゃんお友だちになってくれたスーパーハッピーに満ちている。やったーやったー。
乃絵ちゃん行動的でかっこいい。お姉さんとのことも気になりますね。 お姉さんといえば鳩羽くんのところのアイちゃんも気になる。 炭蔵くんのひとみちゃんの事件への関わり方も最高では……? 曽我くんを泊められる家ではないので応援しつつ、シーナさんも気になる。
最終的に全員最高……以外の言葉を失ってしまうの、最高ですね(さいこう)
(-63) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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あ。 話変わるけど、今日って英語あったっけ? たしか今日は英訳、当てられるような……
[担任のヨーコちゃん。担当、英語。 俺と同じで委員長に頼り切りだけど、 授業は結構スパルタなイメージ。
ぺらっぺらの鞄には教科書は、全然入っていない。 宿題? してたら、いるはずもない神にありがとうと言おうか。* ]
(250) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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てゆかさ、今日ぜんぜん人見なくない?
ここまでガッコの誰とも会わないからさあ、 俺騙されてるんじゃないかって思い始めてたよ。 みんな引き籠ってる系?サボってる系?
番代ちゃんは誰かと会った?
[なんて。歩調を合わせて横を歩きながらそう尋ねる。 俺が見る限り、彼女もここまで"ひとり"で 登校してきたようだったから*]
(251) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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── 回想・予算と広告係 ──
パーッと使っていいなら、 そもそも会計はいなくていーんだよ。
あと、Tシャツ案に乗っかってたの、 聞き逃してねーからな。 広告費からも削らせてもらう。
[ 超絶楽観的な柊の発言>>199に、 慎一がケッて顔をしたくらいだったかな。
黒沢が恐ろしいことを言うから、>>185 慎一もまた「考えてなかった」って顔をする。]
(252) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 22時半頃
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──設営! 学校側で土台用意してんだから、 大して金かかんねえと思ってた!
[ ほとんど悲鳴みたいな声で言う。
もうそれっぽくなんかしなくていい。 ……って言ったらブーイングを食らうだろう。
誰が取りまとめてたっけなって、 慎一があれこれ思考を巡らせはじめたころ、 黒沢もアレコレと人の名を思い浮かべてたらしい。
上がってきた名前>>186にうなずきながら、 そのときは気にも留めなかった。黒沢の癖。]
(253) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[ ちょっと予算について確認しにきたはずが、 思いがけずあわあわとしていたときのこと。
だから、柊からの協力打診>>199に、 慎一は少し怪訝に思いながらもうなずく。]
協力? 何が? 俺、別に美術得意とかじゃねーし、 美術部の知り合いもあんまいねーけど。
[ デザイン関係は元々門外漢を自負しており、 100点換算でもせいぜい35(0..100)x1点が関の山。
はて手伝いとは? と思っていた慎一が、 「聞いてない!!!」って本気でゴネるのは、 たぶん、もう少しあとのことだろう。>>207]
(254) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[ このときばかりは理解の及ばない世界に、 マジビビりで笑っていられなかった慎一が、
「明るく気の良い級友」という柊へのレッテルを、 心の中でべりっと剥がしたのは言うまでもない。
代わりにそっと貼り付けたのは、 「明るくて気が良いけど交友関係が謎」 ……って、一言余計なラベルで、
「女癖が悪い」なんて噂を後日人伝に聞いたとき、 「本当にそれだけか」っておかしな質問を返して、 相手に怪訝な顔をされたのはまた別の話である。*]
(255) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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―― 現在:通学路 ――
[ 黒タイツを向井君に貸してしまったら、 私が履き替えるものがなくなってしまうので…… という理由ではないけれど、 向井君にタイツを貸そうかと申し出ることはなかったので 向井君が風邪を引かずにすんで何よりです。>>214 でも、何事もうまくいくかというと、 うまくいかないものもあるもので。 ほら、例えば向井君に首を傾げさせちゃったり、>>215 だとか ]
(256) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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そんなものじゃない? それで後悔したり反省したりするんじゃない?
[ 時間は巻き戻らない。 人生なんて、取り返しのつかないこととか 巻き戻せないことだらけだと思う。 高校生が何言ってるんだって言われるかもしれないけど。 でも、これ、あれだね。 言語化すると私の薄情さが際立つね ]
(257) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[ 薄情だなって思いながら、 私、もっと薄情なこと考えてた。 来年そうなったとして、ヨーコ先生反省するのかなって。 去年は炭蔵君がいてくれたから、楽で良かったなー。 今年は面倒くさいなー。 そんな風に思うだけかもしれないなって。 そこまで口に出しては言えないけどね。 わざわざ自分の薄情さを白状する必要なんてないでしょ ]
(258) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[ マジメな私たちは笑いながら学校への道を行く。>>218 来なくてよかったって言われたら? ]
炭蔵君、登校するようにって言ったじゃないー。 なんて恨み言を言う気はないけど。
[ 向井君は暴動を起こすらしい。 それなら炭蔵君が暴動を鎮圧するのかしら。 面白そうな図になりそうなので、 それなら私はそれの撮影係になろうかな。 広報班の経験を生かして。 そのために登校したのだと思えば、 雪の中頑張った甲斐があるというもの。かもしれない ]
(259) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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[ 相変わらず豊高生の姿は見当たらないけど、 たどり着いた豊町高校の校舎の窓からは、 明かりが漏れていた。>>219 明かりってなんとなくほっとする ]
先生来てるみたいね。
[ 来てないわけないと思ってたけど、 開いてるもんとか明かりの漏れる窓とか、 やっぱり実際に見ると安心する ]
記念撮影しとく?
[ 登校記念に校門前で一枚。 撮ってあげようか?って まだ雪玉を握りしめている向井君に首を傾げた* ]
(260) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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/* 級友のラベル剥がされた!かなしい!wwww
(-65) 2021/06/03(Thu) 22時半頃
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―― 回想/調理班のお仕事 ――
クレープとか、どう? 生地あらかじめ作っておけば あとはトッピングすればどうにでもなるし。
……ちょっと試作っていうか、 練習は必要かもしれないけどさ
[ かき氷やらなにやら並んでいる屋台の内容に、 そんな意見を連ねてみたりもしてみたか。
採用されたかはさておき。 何になったとしても、作るのは我々だ。]
(261) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[ 作ってればいいだけが調理班と言う訳は無くて。 それはそう。何を作るかを決めるところから 材料を考えたり予算を考え買い出しに行ったり 当日までも結構てんやわんやで大忙し。
屋台をやるとなれば中枢となる部分である、 当然の話なのだろうけれど。]
わ、炭蔵くん手伝ってくれるの? 正直助かる。ここ一番人手要るから。 でも、そっち忙しくないの、委員長?
[ 申し出は有り難いので受け取って。>>130 何を作ろうかのレシピ選定も考えなくては、と 再度顔をあげれば、もう一人。>>144]
(262) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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……黒沢、さん。 なにかな。
[ 彼女がこちらに来た折。 一瞬だけ対応がぎこちなくなったのは、 周囲に気が付かれてしまったりは、したのだろうか。
別に彼女と何かトラブルがあった訳ではない。 寧ろ彼女は何も悪くないし。品行方正で真面目で、 規律正しく成績優秀な生徒会役員様だし。 表立って彼女が嫌いだなんて人、 そう居るもんじゃないんじゃないかな。]
(263) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[ ―――― そんなところが。
私の想像の中に居るあの子がもし生きてたら、 これだけ正しい人間として居られたのかなって。 苦手意識を勝手に持ってるだけ。
規範から精一杯背こうとしてる私を 本当はこうしなきゃいけないんだよって、 糾弾されているような気持ちになるだけ。]
(264) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[ もし生きてたらきっと彼女の様な子だったんだろう。 それは私のステレオタイプ的な勝手な印象だけど。]
…………ああ、看板メニュー? やっぱそういう目玉あったほうが良いよね、
華やかに、それでいて作りやすいように、…… 炭蔵くんもそれなりに料理できるって 戦力に数えちゃって大丈夫?
[ 逡巡は一瞬。 笑顔を向けて、調理係としての役割を果たそう。 私情は不要。この場所には関係のない話。]
(265) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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―回想:音楽室・暮石―
[それは春のはじめ。3年にあがった直後くらいだったか。 声をかければ暮石の驚いたような顔。>>230
吹奏楽部がいつやっているのか、 特に把握はしていなかったので少し目を見開き]
あれ、そーなんだ。 そう言えば放課後音聞こえる日と聞こえない日があるな。
[率直な賛辞を述べたが、暮石的には違うのかも。 笑顔で返してはくれたがそこまでの喜びは感じ取れない。 まあ芸術って素人には分かんないしなあ。 全然見当違いなこと言ってるのかも。]
(266) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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やー、つっても俺、 専門的な上手い下手は全然わかんないんだけどね。 なんかついつい聞きいっちゃったな〜って。
てか、無断なんだ??意外。 暮石ちゃんあんま怒られそうなことするイメージなかったや。
[それこそ真面目で、大人しくて、あまり規則を破ったりはしなさそうだ。てっきり許可を取ってやっているのかと思っていたので、少し驚いた。]
あ、内緒って響きいーね。 おっけー、先生にチクったりしないよ。 これでも口は堅い方だし。
[いや、それは微妙だけども。 でも特に言いふらすつもりなどないのは本当。]
(267) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[ ちなみにこんな感じにする?どう?と 例えとして描いた絵は、恐らくは どう考えても料理には見えないようなものだったと思う]*
(268) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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── 現軸:メイ ──
[そーいや俺は他人との距離がどーも近いらしい だから女子も男子も名前で呼びがちだし 二年もクラスが一緒になったやつなら尚更だ。>>236
ま、最初は暮石さん、だった気もするけど? クレイシサン、クレイシサン、呼びにくいじゃん? じゃーメイでいっか、ってなったんだよね 確か誰かがメイ呼びしてたの聞いた気もするし、 きっかけは覚えてないな。
呼び方? いつからか、勝手に。]
(269) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[掌の大きさ比べ、 俺はまあヘーキンテキな手の大きさだったけど 厚手の手袋も戦力に加わって、 そんなに差は無かったんじゃなかろうか>>236
ま、そんなこといちいち気にしねえけどな メイがピアノをしてること、知ってようとそうでなかろうと 手の大きさまで結び付けられるほど、 俺の頭は機転も利かないらしいから。]
なー。干してぇー まじむりー
[だから靴を干したい、っていうメイの言葉に賛同し だよなーだよなーって同意を示して見せることだけ。 寧ろ手袋してくればよかった!って、俺の脳はそっち側。]
(270) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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寝てる寝てる。 ガキの頃だったら雪だるまだーとか 騒いでたかもしんねーけど いやもうまじむり寒いもん 俺もうおじいちゃんなのかもしれない
[ケラケラ笑って、休校だったら帰ろうぜって!>>239 いつもどおりの会話をひとつ。 ほら、メイはちゃんと喋れるだろ。 だから時々ぼっちの姿を見るのが、どうにも解せない]
(271) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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ピアノ、好きなんだ?
[少なくとも無断で拝借してしまうくらいには。
彼女の事情なんて何も知らないから、 至極単純にそう結論づけたけれど、 反応はどうだっただろう。*]
(272) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[家族の話なんて、別にしねーよなあ>>240 ……亡くなってしまったこと、暗に知ってるから 聞かれて嬉しい話でもないだろうし。
俺も、あんまり触れたい話題なわけでもないし。
一人っ子だって聞いたら、うちはねーちゃんが1人!って それくらいはフツーに話したと思うけど!
4歳上のねーちゃんも、この高校出身だったし、 学年こそ被っちゃいねーけど、 先生の中には「アイちゃんの弟」として 俺を認識してるやつも居るからなあ。
アイちゃんがどんなやつだったかって? うーん。ご想像にお任せする! 一つ言えるのはこの姉ゆえにこの弟有りだ。]
(273) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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だなー贅沢ぅー 俺なににしよっかなー ココアもいいなー、ホットレモンも捨てがてー
[たどり着いた自販機、 お望み通りココアもホットレモンもあって あ〜〜〜どれにしよ!って悩んだ結果、 適当に押したら、あったか〜い緑茶が出てきて]
なんで?!よりによって緑茶!? 神様にまでおじいちゃん扱いされてんの?
[って笑うんだ。俺っていつもこんな感じな。]*
(274) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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そお? さすがのイケメンも自然の雪には顔負けしちゃう?
絵になりそうだけどね。 名付けるなら「雪と由樹」。
[>>246撮ってあげようか、とスマホを構えるフリをする。
噂に関する猜疑と、それでも表面的な気さくさに挟まれて、 柊くんに対する私の距離は若干の迷いがある。 こうしてふざけている分には何の問題もないのだけど。]
(275) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[>>247一緒に帰ろうという申し出は軽く受けて貰い、 心の中でこっそり喜んだものだった。 私だってね、顔のいい男の子と一緒に歩くのは人並みに憧れなんですよ。
私は大丈夫。柊くんもそういうの大丈夫ってことでいいの? いっそ見せつけるようにしちゃっても平気?
そんなことを確認してみたものの、大胆な行動には終ぞ出れず。 それでも柊くんと話したり、寄り道しながら帰る通学路はいつもと違って感じた。
こんなの、クラスの女子グループに見つかったら嫉妬されるかなって、 心の奥でビビっていた気持ちもあったのだけど、 大事になる前に、柊くんの「女癖の悪さ」についての噂を耳にしてしまい。 一緒に帰ろう、と声をかけることは無くなってしまった。]
(276) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[>>251今日は全然人を見ない。 そう言われて、そうだねーと軽く肯く。]
チャットでは返事してる人ちらほらいたから大丈夫だと思うけど、 それにしても少ないよね。
[誰かと会ったか。 それを尋ねられれば、0.1秒ほどの間を開けてから、 何食わぬ顔で首を横に振る。]
ううん。誰にも会ってない。 柊くんが雪景色住民第1号。
そういえば、電車も止まってないんだ。 こんな日も雪の光を灯りにして勉学に励めよ若人ってことなのかなぁ……。
[自分でもよくわからないことをぼやきながら、 ざく、ざく、雪に足跡を作っていく。]
(277) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[あの子が現れるのは、いつも私一人だけの時。
だから、帰り道は誰かと帰りたいと思った。 “見せ付けるように”、2人で並んで歩きたかった。*]
(278) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 23時頃
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もしも時が戻れば、 どうにもならないことの一つは取り返しがつく。
(279) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[曽我家は七人兄弟。 だんごの串に例えれば、 ひとつふたつみっつとくっついていて、 だいぶ間が空いて、ひとつ。 そこからまたかなり間が空いて、またみっつ。
上三人に逆らってもいいことはない。 返事は“わかった”か“はい”が鉄則だ。 マッサージして。はい。 アイス買ってきて。わかった。 ノーといえば、拳が降りキックが飛んでくる。 否定より肯定を返したほうが人生楽だと学んだ。 ]
(280) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[高校生と中学生には大きな隔たりがある。 なんといっても、バイトができる。 家から離れるための図書館にこもる日々に別れを告げ、 バイトを明け暮れた高校1年の春、夏。
ある日。自宅に帰れば、兄も何故か家にいた。 今どこで暮らしているかしらないけれど、 家を出て、5年は経っているはずだ。 高校生になったんだってなと嬉しそうに何故か言われ、 俺より長く通えて偉いと褒められた。 そして。祝いに髪を染めてやる、と。 青と緑、どっちがいい?と言われて、 適当に選んだのは青だった。 ]
(281) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[豊高の校則を思い出しながら、 洗面所で髪に液体をかけられている自分を見た。 時間が経ってもうまく染まらず。
結局、青の色をいれるために、 ブリーチ剤をもって二日連続で自宅に兄が訪れる。 ]
(282) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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/* ログすげえな‥???
(-67) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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[バイト先の飲食店では、髪色がイケてると評判だった。 兄と似た感性に乾杯。首にならずによかった。 髪色が黒でも青でも、色が落ちて白っぽくなっても、 何かが特別に大きく変わるわけじゃない。 校則違反ではないから、奇異な目で見られるくらいで。 ]
……おねーさん、なにしてるの。
[バイトの帰り道。 明らかに酔いつぶれてる女性が道に転がっていた。 とろんとした目で、俺を見ると、 かなただか、かなめだか、 ともかく、かななんちゃらの名前を呼んで、 抱き着こうと手を伸ばしてきた。 ]
(283) 2021/06/03(Thu) 23時頃
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それが、俺とシーナさんの出会い。 たぶん髪が白くなければ、 シーナさんが酔ってなければ、 舞台俳優のかななんちゃらと、 間違えられることはなかった、と思う。
シーナさんの待ち受けで、 笑うかななんちゃらと俺って、 あんまり似てないし。髪色と垂れ目だけでしょ。*
(284) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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── 回想:クラス委員と ──
俺もこれは、初めてだな
[ 一度目のことだ。>>200 確かに、と思った。
男子だけで構成されたクラス委員は、 流石の炭蔵でも初体験だった。 女子の意見を取り入れるには、 女子がいた方が良いと思うのだが ヨーコ先生は、そこまで考えていないらしい。 クラスのみんなが良いのなら、良いんだが。 ]
(285) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ むさ苦しいと言って仕舞えば、むさ苦しいが 女子の有無で自分の役割が変わるわけでもないし 特段これと言って困ることもなかった。
むしろ男同士の方がより気を遣わずに済む、 という一点は有難いと思うくらいだ。
加えて、気心の知れた筈の向井もいる。 炭蔵はちょっとだけ楽しみでもあった。 これは単なる好奇心の一つであって、 ころころと表情を変わるのが見ていて飽きない。
─── ぐらいの気持ちで、 断じて黒歴史を引っ掻き回そうと しているわけではないことは言葉にしておく。 ]
(286) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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もう10年も前になるのか…
[ 向井の思いとは裏腹に、 感慨深く思い出を振り返る。
しかし、もしもユーガなんて嫌いだと 目の前で泣き喚かれてしまったら?>>204 何か悪いことをしたのなら教えてくれと、 本気で問いかけることになるのだろう。
だって、炭蔵は悪いことをしている自覚がない。 ]
(287) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ 残念ながら同じ人間で 皮を被ったアンドロイドとか そんな近未来的なことがあるわけもなく スイッチなんてどこを探しても見つからない。
機械回路で炭蔵が構成されているのなら だれかにとっての悪いこと≠ヘ 出来ようがない。出来るはずがない。
だから、向井の嫌なところを突くのは 炭蔵が人間である証拠ということにしてくれ。 ]
(288) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ それからまた時を経て、二度目のこと。>>206 素直に疑問をぶつけられるその姿勢に感心する。
─── なぜ、か? 考えたことなどなかった。 無意味に思う以前に、 当たり前だと思っていたからだ。
それから、他の面子の意見にも耳を傾け、 ]
向井こそ、どうして?
[ そういうお前こそ、 学級委員なんてやるような質だったか? ─── なんて疑問を投げる。 *]
(289) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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―― 回想:突撃!隣の調理班 ――
[ 調理班に相談に行ったはずが、 真っ先に声をかけたのが販売の芽衣で、 その次がエプロン炭蔵君っていうのは 我ながら順番がおかしい気がしなくもない。 けど、私の中にも声をかけやすい人というのは 存在してしまうので、ついうっかりってものだ ]
ぱっと目を引くメニューがあった方がいいかなって。 宣伝効果があると思う。
[ ポスターに描くにしても インパクトがあれば目に飛び込んでくるし、 SNSでも映える方が話題になりやすい。 芽衣にそう頷いて、それから。>>234 どうかな?って私は綿見さんに顔を向ける>>263 ]
(290) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ 私は決して鋭い人間じゃない。 品行方正なのも、優等生なのも、 それが自然体なわけじゃない。 そうあろうと自分に課しているだけ。課されているだけ。 本質が優秀ではない私だけど、それでもね、 一回、二回なら気のせいで済ませても、 回数を重ねればなんとなく察することくらいはできる。 綿見さんに私が話しかけたら、 いつも一拍、間が空くこと。 どうやら綿見さんは、私が苦手みたいだってこと ]
うん、そうなの。 やっぱり宣伝的には見た目って大事だから。 目玉になるようなの、考えてもらえたら助かるなって。 決まったら教えてくれる?
[ SNSに上げる写真を撮るにも、ポスターを描くにも、 決まらなければこちらとしては動けないから。 私は、綿見さんの苦手意識に気づいていないふりをして、 にこやかに話を進めた ]
(291) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ 私、苦手に思われるようなこと、何かしたかな。 何か落ち度があったのかな。 面と向かって聞けないから、 やっぱり私は左手首を握りしめる* ]
(292) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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— 回想:文化祭の準備にて —
[話し合いの結果、うちのクラスの出し物は屋台に決まる。 内心ちょっと安心していた自分もいた。 楽しければなんでもいいのだけど、お化け屋敷だけはできれば御免被りたかったので。 狭くて暗い場所はまだ苦手だ。
役割が決まっていくのを眺めながら、屋台の客引きの係に手を上げる。 広報活動は担当の人がやるだろうけど、当日動ける人手が必要だろうし。 料理も得意でない、金銭管理も自信がない、そんな私にできることは、 会場を回って声を張り上げることくらいだろう。
クラス内ではどちらかというと日向にいる側という自覚はあった。 派手なギャルっぽい子には流石に敵わないけど、看板娘になってもいいかなって。]
(293) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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── 現在・通学路 ──
ヨーコ先生はね。 ユーガにはなんもないし、 大人で、しかも先生のくせしてずるくね? 自分が一年ラクしただけじゃん。
[ 別に慎一はヨーコ先生嫌いじゃないけどね。 嫌いじゃないけどそう思ったりもするって話。
慎一と黒沢の思考はなかなか重ならない。 黒沢が考えてることなんて慎一は知らないけど、 たぶん、その中身>>258を知ったら、 IFのヨーコ先生のろくでもなさに、 慎一はきっとムッとしていたと思うから、 人の心が読める超能力者じゃなくてよかった。 こんな話題、深堀りしなくってよかった。]
(294) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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プラカード? いいよ。 当日までは雑用みたいなもんだし、作るよ。
[>>163>>186>>213>>245会計と広報の打ち合わせの結果、話がこっちにも回ってきただろうか。 SNSを使った広報戦略は任せっきりだったので、それ以外のことは引き受けるつもりでいた。]
当日も動けそうな子たちで回せそうだし……。 あ、でも、柊くんの顔を腐らせるのは勿体ないか!
[客引きに柊くんが本格参戦してくれるなら女子の来店率も上がるんじゃないかな。 コストのことを考えるならほら、そういうのを有効活用しないとね。 ちゃっかりと、クラスメートの顔を財産的な勘定にしつつ、会計さんたちの予算問題は知るところではない。]
(295) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[……ちなみに、屋台で売るものについての案は、 個人的にはパフェがいいという声を上げてみたが、 このクラス、コスト面を重視する賢い人たちが多いため、 難色を示されたように思う。
なので、その後はひたすら、 クレープ! かき氷! フルーツ! と、甘いものに相槌を打つだけの生き物と化した。*]
(296) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ 黒沢が淡々とそんなこと考えてるって事実にも、 なんか悲しくなりそうだから、よかった。のかな。]
(297) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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言ってみれば? 恨み言。 黒沢からなら、ユーガも堪えるかも。
俺と一緒に椅子とか箒振り回して、 学校中の窓割って回ってみる?
[ たぶんだけど、慎一が文句を言ったところで、 下手すれば泣いて喚いたって炭蔵は動じなさそう。
たぶん、黒沢にすんっとした顔で、 一言二言なじられたほうがショックなんじゃないかな。
冗談として言った後半部分には笑い声が混じる。]
(298) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ 校門をくぐろうとしたら声がかかった。>>260
記念撮影。さっきの話だと察して、 黒沢のほうにくるりと向き直る。]
今? 俺ソロで? この雪玉謎じゃね?
[ 疑問符を3つ連続で投げつつも、 片手に雪玉を持ったまま歪なピースサイン。 数秒そのまんま静止したあとに、 「黒沢も撮っとく?」なんて機嫌よく尋ねて。
ゆっくりながらも確かに、 静かな校舎へと近づいていくのだろう。*]
(299) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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/* 当初予定していたよりも30倍ほど頭がお花畑な子になってしまった。
ま、まぁ……女子の雰囲気を見てバランスを取ったということで……。
(-68) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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/* >>295直近、柊くんの顔はクラスの財産説に笑っちゃった
(-69) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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── 回想・販売係 ──
販売担当はいい。えらい。 ほとんど金かかんねえ。
[ 暮石の提案を受けて、>>233 当日の接客の流れを記した簡易マニュアルを作る。
学校側で準備される屋台のつくりを確認して、 受け渡し口の裏側に貼れるサイズの紙に、 フローチャートのような図を描く作業。
言い出しっぺの暮石に当然のように声をかけ、 販売係の準備も着々と進めていく。]
(300) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ クラス委員なんて当日仕事はないから、 炭蔵が調理を手伝っているのと同じように、 慎一は販売のほうに身を置くことにした。
理由は簡単。 愛想よくテンプレートな言葉で接客するの、 なんか楽しそうだなって思ったから。 慎一にもできるかなって。やってみたかった。
あとついでに、レジに自分が一切関わらず、 売り数と残金の誤差が出たら気が狂いそうだから。]
(301) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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小銭の管理、プラケースでいけるかな。 家にあったの適当に見繕ってきた。 コインカウンター買ってもいいんだけど……
[ ──って具合に、慎一は暮石に相談する。 だって、暮石は販売係に立候補してたから。
意外だとからしくないとかはさておき、 それが彼女の役割なんだから、暮石に言う。
オーダーを聞いて商品を受け渡す担当と、 会計のやり取りをする担当を分けるとか、 流れを決めて、必要なモノをリストアップして。 そんな準備の合間に、ふと尋ねてみたことがある。]
(302) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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暮石、なんで販売係選んだの?
[ ほら、調理係を手伝ってたのも知ってたから。
なんてことはない作業合間の会話として、 紙に線を引きながら慎一は尋ねたんだっけ。*]
(303) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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―― 回想/買い出し会議 ――
ああ、やっぱ少し遠くなっちゃうよね…… それでも予算は限られちゃうし。 向井くん達にチャリ部隊として行ってくれると こちらは非常に助かります…………
[ 表示された地図アプリを見つつ。>>164 そういうところで気を利かせてくれるのは とても有難いやら申し訳ないやら。
ただでさえ女子の多めな調理班だ、 肉体労働は避けたがる子が どうしても多いような気もしてしまって。]
(304) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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/* 実際もともと、慎一は精神的に幼いってつもりではいたんですけど、 いくらなんでも慎一、幼いが過ぎるし隠せてなさすぎるよ。 炭蔵くんと20歳くらい精神年齢に開きがありそう。
(-70) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/03(Thu) 23時半頃
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じゃあ、この材料をこれだけ、……お願い。 無かったら無理に買ってこなくていいから。 本当にごめん、有難う!頼りになる!
[ それでは頼んだ戦友!みたいな。 そんな心持ちで彼にメモを一枚渡して。 軽いノリではあるが重大な役目だ、 彼の気軽さに救われているところは多少あって。
私も手伝うよ、というメイ>>235の言葉には ちょっと待ってと別の要件を。 男子学生に混じって、って。行きにくくない? そう考えたのが多少。]
(305) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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こっちを私達一緒に行ってくれる? 近所で買ってくる、少量の試作用の材料。 荷物持ち多い方が助かるしさ。
[ 色々試してみたいし、メニュー案も欲しい、と。 そんな事を考えつつ申し出てみた。
あんまり重いもの持たせないほうが 良いのかな、だとか、そういう心遣いが そこまであった訳ではない。
ただ、メイはそういう、――手先に何か 負荷をかける事、避けている気がしてたから。]*
(306) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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/* ホャーイ
(-71) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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── 現在 ──
いや、クラスメイトが困ってたら これくらい当然だろ
[ 礼を言われるようなことをしたつもりはない。 しかし、炭蔵も人間なので、 面と向かって褒められれば、 ほんの少しだけだが、口元が弛む。>>225
樫樹と共にコンビニを後にするが、 店内との寒暖差が身体を凍てつかせる。 ]
(307) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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いや、ヨーコ先生が 仕事サボって寝てたら 学校本当は休みの可能性もあるけどな
[ まばらな雪道の中、 現時点で通学中の豊高生と出会ったのは 樫樹が一人目である。
流石の炭蔵でもやや不安を抱いてしまう。 なにせ、ヨーコ先生は俺に仕事を任せて 色々とサボりすぎだ、いつも。 ]
(308) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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[ 差し出されたココアは、有り難く頂戴する。>>226 甘いものは嫌いではない。
少しぬるくなった缶を握りしめて コートのポケットの中へと仕舞った。 ]
どうした?具合悪いのか?
[ 周りをよく見て、気配りのできる男なので 普段通りに見える笑顔が、>>227 どこかぎこちなく感じてしまった。
この急な雪だ。 体調を崩してしまってもおかしくない。 学校へと着実に近づきながら、 心配げに言葉を投げかける。* ]
(309) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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/* ・炭蔵が「なんで」に返事くれてるの返す ・番代がプラカード拾ってくれてるの返す ・買い出しは鳩羽、暮石、綿見を拾って返す ↑大変そうじゃなかったらチャリ通の樫樹も巻き込みたい
こんなところかな? ちょっとずつ拾います。 委員会まわりは曽我樫樹の様子をちょっと見たさもある。
(-72) 2021/06/03(Thu) 23時半頃
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― 現在・通学路 ―
ふはっ。そのまんまじゃん。うける。 あーまー俺ってばアンニュイな所も様になっちゃうからー? せっかくだし一枚撮って貰おうかな。
[番代には悪いが、あまりにも安直だったので 思わず笑ってしまった。>>275 軽口を叩きつつ、のんびりと通学路を行く。
あー俺今、特定の子作んないようにしてるから。
なに番代ちゃんって意外と肉食タイプ? 後でめんどくさいことになんないなら別にいーけど。
見せつける、とは誰にだろう。女子の誰かだろうか。 女子グループの何やかんやが まあまあ面倒なのは知っていたし そういうのに巻き込まれるのは懲り懲りだったので 彼女の打診にはそんな返答をしたっけな。>>276]
(310) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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[彼女こそいないものの、 女の子と帰るのは悪い気分でもなかった。
仲の良いクラスメイトとも、 初々しいカップルとも取れるくらいの距離で 時々一緒に帰り路を共にする日々は 彼女が誘ってこなくなるまで続いただろう。
誘ってこなくなった理由を詳しくは知らないが だからと言って露骨に袖にされるでもなく こうして会えば普通に話すものだから 自分としては別にそれで良かったりする。]
(311) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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―― 現在:通学路 ――
[ 私は、自業自得なのはヨーコ先生だと思ってたけど、 向井君は炭蔵君の負担を気にしてた、のかな。>>294 楽したツケはいずれ自分に返って来るものだから、 私は一概にそれをズルとは思わない、けど ]
炭蔵君はそれを負担とは思わない気がする。
[ 言ってから、ちょっと後悔。 なんか今私、わかったようなことを言った。 本当に炭蔵君がそういう人なのかなんて 私にはわからない。 淡々と、悠々とこなしてるように見えて、 本当は努力してるのかもしれない。 私自身だってそうじゃないか。 取り繕えているかどうかはさておき ]
(312) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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向井君、やさしーね。
[ 向井君の心のうちなんて私にはわからない。 だから、する必要のないことまで 先生の代わりにこなしている炭蔵君の状況に、 納得のいってない様子の向井君は、 私には優しいって映った。 見当違いの感想だったらごめんね ]
(313) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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[ 向井君は、炭蔵君に向かって優しい。 そう思ったのに、向井君は炭蔵君に恨み言を言うように 私をそそのかしてくる。>>298 これって、向井君と炭蔵君が友達だからゆえの 気安さみたいなものなのかな ]
学校中の窓を割って回って、盗んだバイクで走りだすの? 私、バイクは乗ったことないな。 向井君はある?
[ あるなら、後ろに乗せてよなんて、 私にしては珍しい冗談を言ってみた。 もちろん本当にやるつもりなんてない。 そもそも、こんなお天気でバイクに乗るなんて 自殺行為だ ]
(314) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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私には、ここまでずっと雪玉持ってきた向井君が謎だよ。
[ 雪玉謎じゃね?っていう向井君に>>299 いつまで持ち歩くつもりなんだろうって 密かに思ってた私はそう返す。 コートのポケットに入れてたスマホを取り出して、 ピースサインの向井君に向かってシャッターを切った。 こんなお天気でも学校に来た、 マジメな向井君の証明写真の出来上がり ]
せっかくだから撮ってもらおうかな。
[ このお天気だとフラッシュ光っちゃうかもしれない。 フラッシュとは相性の悪い眼鏡を外して、 私もマジメに登校した証拠写真を手に入れた* ]
(315) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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[首を横に振る彼女にだよねーと頷いた。>>277 ワンテンポ間が空いたような気もしたが、 そこまで深くは気に留めず]
あーまあ、少なくとも委員長は居るだろうしなー。 何やかんやみんな真面目だし、着いてみたら結構いるのかな。
[黒沢、向井、暮石あたりは多分来るだろう。 鳩羽あたり微妙だが、返事してたから来るか。]
えー、やっぱり?なんかちょっと不気味。
ふ。昔の人かよ。 流石に学校も灯りはついてるんじゃん? 番代ちゃんってちょいっちょい発言が面白いよね。
[黙っている分には小動物っぽい可愛い系って感じなんだけどな。"見せつけるように"発言もそうだが、時々ちょっと斜め上だ。面白いからいいけど。]
(316) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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── 現在 ──
…… だよ、 ね。 うん。流石にグルチャにいた人達は 学校、来てるでしょ……
[ あれ何人くらい居たっけ、と考える前に すこし苦手な相手の名前を連ねられて。>>248
彼女のこと。きっと来るんだろうな、真面目だし。 こっそり小さく、ため息を吐いて]
(317) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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ああ、前言ってたシーナさん。 追い出され、……? えっそれちょっと大丈夫なの?
[ 流石にちょっと心配になる、と あっけらかんと言い放つ彼と対照的に。 そりゃあうちに泊めるわけにはいかないが。 ただでさえ一人っ子だ、父に何を言われるか。]
……本当に困ったら頼りなよ? あんま力になれるかは微妙だけどさ……
[ あっさり話題が次に移っているあたり、 彼にとってそう大したことじゃ無いんだろうが。 聞いてるこっちはその暮らしぶりが心配になる。]
(318) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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[そんな話をしながらのんびり歩いていれば やがて校舎が見えても来るだろうか。 やはり人影は極端に少なく、不思議には思いながら**]
(319) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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— 回想:春の放課後・音楽室 —
うん、そーみたい。 放課後、聞こえるんだ。知らなかったな。
[ピアノに触れる機会がなくなっても、 わたしはチャイムを背に学校を出ることが多かった。 だから、今でもわたしは放課後を知らない。 柊くん>>266の気づきに初めて知った反応を返して、 浅く座っていた椅子に深くかけ直す。]
知識なんてあってもなくてもいいんだよ。 わたしも美味しいご飯食べた時とか、 どういう作り方でできてるかなんて分かんないし。
[柊くん>>267の素直な感想がありがたかったのは本当。 だからわたしは彼の分かんないに首を横に振る。 挙げた例がちょっと怪しい気もしたけれど、 あるでしょ。なんか美味しいって時。]
(320) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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英語あった気がする。うろ覚え。 でも大雪だしヨーコちゃん先生遅刻しないかな。 そうすればうやむやになりそうだし。
これだけ雪降ってるんだもん、 英語やるより雪合戦が良くない?
……受験生としてあるまじきかもだけど。
[ 彼のぺったんこな鞄の中身がどうだかは なんとなく予想できるとこはあるけれど。 私? やったけど正直そこまで自信がない。]
(321) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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……そうだね。わたしも意外。
[今度は首を縦に振った。 柊くんの言うイメージは、 きっと真面目とかそういう話なんだと思う。
わたしが真面目で浮かぶのは、炭蔵くんや乃絵ちゃん。 二人の真面目さが主に加点で示せるとして、 わたしの真面目さは減点のなさなんじゃないかって思う。
だって、何もしてないもの。いいことも、悪いことも。 関わっていないんだから当然だよね。]
良かった。もう少しで怒られるとこだったね。
[内緒ってお願いしたら、柊くんは頷いてくれた。 噂を好む友だちがいないから、わたしは柊くんが どんな人なのか、わたしの目を通してしか知らない。 だから彼の話を何一つ疑わず、ありがとうって伝える。]
(322) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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[するすると言葉が出てきたのはここまで。 次に柊くん>>272が口にしたのは、 受験生やお母さんとも違う、わたしの禁句。
彼に悪意がないのは分かっているし、 むしろ無断でピアノを弾く人間に対して告げる言葉として これ以上妥当なものもないだろう。
でもダメなの。それは、XXXX。]
ないしょ。
[わたしはすっかり押し黙って、爪に視線を落とした。 顔を上げるまでにそう時間はかからなかった。 不自然な沈黙は一瞬。へらへらの笑みを浮かべる。]
(323) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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柊くんはどうしたの? 珍しい……ね?
[音楽室は学校のど真ん中にある訳じゃない。 何か理由があって来たのかな。話っぷりから、 この辺りを根城にしている訳でもないみたいだし。
珍しい、と言い切るほど柊くんのことを知らないから、 逸らした話題は語尾が上がって締まらなかった。]*
(324) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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ほんと受験やだなあ…… ……やってもやってもわかんないから、困る
[ 要領、悪いんだろうなとは思うけど。 それでもやっぱりやるしか無くて。
開き直って全部どうでもいー!って、 そう思えたら楽なんだろうな。 どうしても思えないんだけどさ。]*
(325) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 00時頃
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/* メイちゃんごめんね! いやPLは地雷だと分かって踏んでるんですけどね!w
(-73) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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/* ここまでよんだ。
(-74) 2021/06/04(Fri) 00時頃
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─ 回想、クラス委員と ─
[問いかけ>>200に、>>285 すぐに反応がなかったように思う律を見た。 なんで、と言われても。なんででしょうな。 どうにか答えを探すけど、明確なものはない。 ]
……タイへ行くにはパスポートがない、から。
[自分の性別に違和感覚えたこともないけど、 人生転換の旅に出かけた方がいいだろうか。
確かに副委員長に立候補したのは自分だけど、 すぐ決まらずにHRが延びるのを回避したかっただけだ。 タイムセールに間に合わなくなる。 今日はいくらの月1の特売で、 シーナさんはいくらが大好物だ。 つまり、誰か、のせいにしていいなら、 女子がすぐに立候補しなかったから、という回答になる。 口に出しては言わないけど。 ]
(326) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[この4人が集まったことに不満でもあるのだろうか。 しつこいくらいのむさ苦しいの言葉に、>>201 意図があるのかと慎一を眺めるけれど、 特に何も考えてなさそうだとそのうち合点。
副委員長はそんなに仕事という仕事はないはず。 委員長は何度目からしいし。>>127 と女子に売り込むミッションは浮上したと思えば、 1時間もしないうちに消滅した。 ]
(327) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[そんなこんなで、 4人で顔を突き合わせることが増える。 クラスの行事があるたびに、頻度は高まる。
仕事、というより雑務は思ったよりあったけれど、 案外副委員長という席は心地よかった。 そうして、再び疑問が場に落ちた。>>206 ]
んー……、 おまえらと一緒に居たくて?
[へらりと笑みを作り、 嘘か本当かわからないトーンで答える。
そのあとには祐駕>>289に乗っかって、 そーだそーだと野次を飛ばしておいた。 聞くだけ聞いて答えないのは、ずるい。 ]**
(328) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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―― 回想:客引き係さん ――
[ 向井君に指摘されるまで、すっかり失念してたけど、 確かに広報と客引きって連動してる。 だから、うっかりしてた、ごめんねーって言いながら、 番代さんとも打ち合わせすることになった>>295 ]
プラカードお願いできる?助かるー。 あ、チラシも出来上がったら何枚か渡すね。
[ 番代さんはいわゆる日向側というか、 リア充側の人だと思う。 今時の女の子っていうのかな、きらきらしてて可愛い。 柊君と一緒に帰ってるのを見かけたこともある。 ああいうの、私には絶対できないから、素直に尊敬する。 登下校でたまたま一緒になったならわかる。 けど、一緒に帰ろうって男の子を誘うなんて、 私には絶対できっこない ]
(329) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[ きらきら可愛い番代さんと、華のある柊君。 2人がプラカードを持って呼び込みをしてるところを 思い浮かべて、私は首を横に振った。 駄目だ。それだけじゃもったいない。 華のある人にはもっと華のある演出をしないと!
目玉メニューが確定したら、それがスイーツだったら、 それのアクセサリー作って番代さんに着けてもらおう。 こっそりそんなことを目論んだ。 水面下の私のこだわりなので、 材料費は自腹を切るつもりだし、 きっと会計係も許してくれると思う* ]
(330) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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── 回想・買い出し ──
[ 買い出しの話をしよう。
最初は調理班に投げるはずだった、 当日用の食材の買い出しの話だ。
調理班代表綿見選手に声をかけたものの、 慎一は女子のオーラに勝手に気圧されて、 気がついたら肉体労働を引き受けていた。>>304
暮石が名乗りをあげてくれて、>>235 慎一はヤッターって思ったけれど、 綿見にまっとうな理由で制止されてしまった。>>306
妹のチャリを学校に運ぶ算段を考えてた慎一は、 だんだん雲行きが怪しくなるのを感じ取る。]
(331) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
|
|
[ もはや残された救いの手は、 ノリのいい鳩羽の申し出くらいだった。>>178
えっ……レン&俺、まさかのデュオ……?
以上、調子よく話を合わせてた慎一が、 思いがけない場所に着地したことに気が付いて、 内心びっくりするところまでのダイジェストでした。]
(332) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
|
|
なんか、気付いたらこうなってた。 悪いけどこのまま巻き込まれてくれ。
[ なので、親切な鳩羽を買い出し人員として確保し、 もちろん加勢があれば大歓迎の姿勢なのだった。
ひとまずは実行委員をやりつつも、 クラス準備もマメに手伝ってくれる鳩羽に、 謝罪なのかよくわからない言葉を投げつけている。
もし仮に鳩羽が名乗りを上げてなかったとしても、 慎一はきっと彼に声をかけていただろうけれど。]
(333) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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|
[ 夏休みの準備期間。>>180 慎一もほとんど皆勤賞だった。
受験については高望みをしない姿勢で、 まだのんびり構えていたってのもあるし、
慎一は今年、学級委員だから。 委員長ではないけど、委員ではあるから、 ちゃんとしようと思って顔を出してた。
それが無欠席勝負になったのはいつだったか。 だんだん義務感より負けず嫌いな性分が勝って、
「ぜってー負けねえ」って、 負けたほうが何か奢ることにしようとか言って、 くだらない勝負にマジになってた時期もあった。]
(334) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
|
|
[ 勝負の行方はどうなったんだったか。 少なくとも最終的に慎一は皆勤賞ではなかった。
シンプルに風邪を引いたのだ。 それでも行こうとして久々に母に本気で叱られた。
もし負けちゃったんなら、 慎一は絶対、悔しそうに捨て台詞を吐いたと思う。]
……次は負けねーし。
[ ……次ってなんなんだろうね。慎一にもわからない。]
(335) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
|
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[ つまり、そういう経緯があったからこそ、 鳩羽なら来てくれるだろうって踏んでたって話。
でもさ、買い出しの量が実はケッコー半端じゃない。 リストを見て、慎一はひえッてなったんだけど、 一緒に腹抱えて笑い飛ばしてくんないかな。*]
(336) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
|
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── 回想:調理 ──
概ね方針が決まりさえすれば、 随分と余裕がある
それに各係の進みを調整するのも、 俺たちクラス委員の仕事のひとつでもあるしな
[ 至極真面目に答えた。>>262 決して甘いものの味見がしたくて、 ここに来ている訳ではないことも弁明しておこう。
候補はいくつも出たが、 希望が集まったのは甘味ばかりだった。 調理班の作りやすいものという理由で 選ぶのもひとつの手ではあったが、 なにせこのクラスはコスト重視の面々が多かった。 ]
(337) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[ 予算を圧迫するクラスTシャツに関しては、 副委員長の案を採用するのも吝かではない。>>224 曽我から追加徴収を提案されればの話だが。
噫、そういえば、 炭蔵のデザインセンスについては26(0..100)x1 ]
(338) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[ 残念ながら、芸術的センスはない。 ]
(339) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[ そうこうしている内に、 暮石と目が合うものの言葉を交わすことなく 増える人口密度。 ]
やあ
[ 調理班に混ざっている炭蔵は、 どう見たって浮いてる≠謔、に見えただろう。 しかし、炭蔵自身はさしもせず、 訪れた黒沢に軽く手を挙げて挨拶をする。>>144
その視線がエプロンに注がれ、 次いで発せられる言葉に対しても、 不快に捉えることもないから安心してくれ。>>144 ]
(340) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[ そして目の前で繰り広げられる 目玉メニューについて云々を静かに聞いていた。 そう、チャットを既読無視する空気みたいに。 こういうのは女子の方が得意だろうし。 ]
ああ、戦力に入れてもらって大丈夫 人並みには作れると思う
[ なんでも卒なくこなせて仕舞う。 それが炭蔵だ。食事の用意も、 お菓子作りも、幼い頃から学んできた。
故に、綿見の問いかけには二つ返事で答える。>>265 そもそも、そのつもりで足を運んだのだ。 ]
(341) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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/* 灰発言がほとんどないのは、純粋に灰で発言する余裕がないからです。 返事書いて投下してる間にログが伸びてるのよ…!(嬉しい悲鳴 委員長が可愛い。あと綿見ちゃんの不感情にテンションが上がる。 しかし今回も私、全然みんなの事情に踏み込めてませんね!ちきんめ!
(-75) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[ ただ、そうだな。 ]
─── そうだ。 ひとつだけ仕事を思い出したから、 また後で合流する。悪いな
黒沢、生徒会に相談事があったんだが、 今少しいいか?
[ どうにも黒沢の様子がおかしいので、>>292 調理班に断りを入れてから、 一度その場を離れることを提案する。 黒沢がついてきてくれるかは、 彼女の気持ち次第だけれど。* ]
(342) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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— 現在:通学路 —
[いつの間にかメイって呼ばれてたから>>269、 わたしの方の呼び名は最初のまま鳩羽くんだ。
対乃絵ちゃん的お友だち論を適用するなら、 鳩羽くんはクラスメイトってことになる。
どこからが友だちかっていうの、 朝と昼の境目に似ている気がする。
よく分かんないとこ。同じだよね。]
(343) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[似た大きさの手>>270に助けられて、 いつもみたいに楽しいだけの話をする。
鳩羽くん>>271が何を思ってたって、心は読めない。 わたしに親の話>>273をしないことも、 お母さんのことを知ってるからなのか、 ただ単に話題として挙がらないだけなのか、 鳩羽くんがしたくないのか分からないし、 そもそもわたしはそんな考えに至りすらしない。
鳩羽くんにお姉ちゃんがいるって聞いた時は、 あーって言ったと思う。なんか分かるとも続けた。
この姉ゆえにこの弟ありなら、弟ゆえに姉あり。 わたしの中にはわたししか知らないアイちゃんが 形作られていた。答え合わせの予定はない。]
(344) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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ホットレモンもいいねぇ。 こんな寒い日はあったかいものに限るよ。
[ココアとホットレモンの間、鳩羽くん>>274の指が迷う。 そんな彼の手には緑茶。どうして。]
ふふ……なんでそこ押しちゃうかなぁ。
[わたしはくすくす笑いながらココアのボタンを押した。 そんなわたしの手にはホットレモン。どうして。]
ふ……あはっ、なんで出てきちゃうかな。 ほら、捨てがたい子来てくれたよ。交換しよ。
[鳩羽くんはともかく、わたしは絶対にココアを押した。 つまり入れ間違い。でも面白かったからいーや。 わたしは右手でホットレモンを差し出して、 手袋でもこもこな左手の手のひらを見せる。]
(345) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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もしかしたら今日はツイてるのかもよ。 ちょっとお茶目みたいだけどね。
[わたしの手に収まったのはどっちの飲み物だっただろう。 無事あったか装備を手に入れたなら、 通い慣れた学校への歩みを再開しようか。]*
(346) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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/* 村が立ってから役職を「客引き」にしたのは私だけど、 広報はチラシや看板の作成で、客引きは当日の呼び込み係っていう違う役割だという認識でいたんだ……ごめん……。
(-76) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[>>310撮影を所望するならば1枚、パシャリと撮る。 いい具合に雪景色が柊くんを引き立てている。 普通にふざけあえる距離感が私にはちょうどいい。 彼が本当に女癖が悪かったとして、深入りしなければ良いのだと。 そう思うことで接することは容易い。
>>316なんやかんやみんな真面目なのは、そうだねと頷く。 思い浮かぶ顔が委員長を始めとして、みんな真面目真面目している。]
それもそっか。
えー。 それって褒め言葉でいい?
[面白いと言われて肩を竦める。 褒められてるならいいんだけど、馬鹿にされてるかもしれないし。 まあ、馬鹿にされてもしょうがないのかな。 成績は悪くないんですけどね、これでも。]
(347) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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[>>319歩いていればやがて校舎が見えてくる。 雪を被ってケーキみたいになった、角張った校舎。 言葉は無かったけど、柊くんと思うことは私も同じだった。]
……明かり、付いてる。 じゃあ来てるんだ。
[確認するようにそう呟いて、昇降口へと向かうだろう。 普段通り学校やってるなら何も心配することはない。そう思いつつ。*]
(348) 2021/06/04(Fri) 00時半頃
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―― 回想:委員長の相談事? ――
[ 調理班への用事は済んだ。 よろしくねって話を終わらせて、 私は輪の中から抜けようとしたけど、 炭蔵君に声をかけられる>>342 ]
相談事? もちろんいいよ。
[ 深く考えず私は頷いた。 だって、何の疑問も違和感もなかったから。 委員長が生徒会に用事。ほら、全然違和感ないでしょ? 屋台の設置場所のことかなとか、 そんな予想をしながら、私は炭蔵君の背中を追いかけた。 柊君にはすぐに戻るね、なんて声をかけて ]
(349) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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[ なんでもないように取り繕うのは得意だって、 私、何の根拠もなく信じてた。 柊君にだって、気を使わせたりしたのにね。 そういう、根拠のない自信が時々顔を出すところ、 本当に私の短所だと思う* ]
(350) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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— 回想:クラス委員に女子がいない事情 —
はい! 私やりたいです、委員長! 副委員長でも!
[——と、クラス委員決めの際に声を上げたまでは良かった。 成績は悪くないし、やってやれないこともないと思い込んでいた。 クラスのリーダーになるというプレッシャー。それの想定は相当に甘かったけど。
とはいえ、委員長は炭蔵くんが既に圧倒的な支持だったと思うし、 曽我くんも副委員長に立候補し、不満を持つ人はいなさそうだった。 対抗する私に「本当にできるの?」「ノリでやってない?」という目線が突き刺さる。
でも結局、私はすぐに立候補を辞退したのだけど、その理由はシンプルで。]
(351) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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── 現在・通学路 ──
負担かは知んねーけど、 何かは消費してる。 時間とか。労力とか。
[ 慎一の中の計算では、 ヨーコ先生がその分を支払わずに済んだ。 ……って話になっているので噛み合わないのかも。
結局のところ、慎一は短期的な損得勘定をしている。 自分に与えられた義務は自分で果たして、 自分の面倒は自分で見るべきだって前提のもとで。
慎一の根っこの思考回路はたぶんそんな感じ。 根っこにあるから切り落とせない慎一の一部分。]
(352) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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……帰りが遅くなる日がけっこうある? あぁ、そっか……だよねぇ……。
うーん……。 ごめんなさい、私、ただの平民に戻ります……。
[話を聞けば、クラス委員の仕事で帰りが遅くなる時があるらしく。 それは考えれば当たり前の話だったのだけど、 クラスで何かをやってみたいと思い立っただけの私には、厳しい世界だった。
「帰りは絶対に遅くならないこと」。 遠い昔に誘拐されてしまった私を心配している両親が、 学校への車での送迎をしない代わりに出してきた条件がそれ。 これは厳守しなければならない私のルール。
これのせいで、部活にも入れなければ、忙しいクラス委員もできない。 私だって両親に心配をかけたいわけじゃないから、仕方がない。 この制約だけが、とても不自由だった。]
(353) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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[ だから、優しいねって言われて、>>313 慎一はおどけて笑うタイミングを見失って、 中途半端に困った顔でへらりと笑うことになる。]
さ、どーかな。 自己チューなだけじゃね。
[ だって慎一は別に友だちのことを思うんじゃなく、 自分の思う「こうあるべき」から外れた先生を見ると、 無性にもやもやして仕方がないだけだった。
大人なのに。先生なのに。ちゃんとするべきなのに。 …………慎一はこんなにがんばってるのに。]
(354) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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[ つまり、これは炭蔵擁護などではないので、 恨み言を唆す行為ともちゃんと共存できる。>>314]
バイク? 盗まねーし乗れねーわ。 俺より黒沢のが似合いそうじゃね? でっかいバイク颯爽と乗り回すの。 渡り廊下突っ切ってみたりさ。
[ 慎一は急に飛び出してきた動物に驚いて、 自分から電柱に突っ込むタイプを自負してる。 怖いのでたぶん、一生電車に乗ってる。
憧れがないわけじゃないけどなあって、 やっと日常会話らしい話題に戻ってきたから、 慎一も気軽にそんな軽口をたたいてみたりする。]
(355) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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誰かいたら投げつけようと思ったけど、 ここまで誰も見つけらんなかった。 ユーガとかテッペーとかリツとか。
[ すらすらとクラス委員の名前をあげて弁明する。 行き場のなくなったかわいそうな雪玉。 写真に収めて供養したってことで手放してしまおう。 ぽいっとそのへんに投げ捨てながら、 今度は慎一がシャッターを切る番。]
眼鏡外した黒沢、何気にレアじゃね?
[ そんな軽口をたたいて写真を撮ろう。 撮ったらその場でチャットに送り付けて。]
(356) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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[かくして、クラス委員決めの時間を無駄に騒がせただけの私。 ヨーコ先生の段取りの悪さもあり、結果、男子だけのクラス委員が爆誕したのであった。 >>201>>285>>326
……これは、ずっと帰宅部だった私の事情でもある。 だけど文化祭の準備期間だけは違っていた。 夜遅くなったら友達と一緒に帰ること。 それを条件に許可されたあの特別な日々は、そう、すごく充実していたんだよ。*]
(357) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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じゃ、そろそろ中入ろうぜ。 マジでそのうち風邪ひきそう。
[ そう声をかけて、再び校舎へと歩き出そう。
これから起きることなんにも知らずに、 まだのんきにへらへらと笑ったまんまで。*]
(358) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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/* これでよし(?
委員長か副委員長を取ろうかと思って諦めたので禊ぎロルです(??
(-77) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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[ 中学の頃は、私もうちょっと伸び伸びしてた。 成績は悪くなかったけど、 生徒会役員なんてしてなかったし、 品行方正だなんて言われるような生徒じゃなかった。 ちょっと成績のいい、素行に問題のない、 目立つことのないごく普通のありふれた生徒。 それが黒沢乃絵っていう人間だった。 夏には半そでを着てたし、 ちょっと高めの身長を生かせるかなって バレー部だったりした。
高校に入って、バレーは辞めちゃった。 必要ないってジャッジされちゃったら仕方ない。 だけど、授業でバレーをやった時、 割と得意だったはずのブロックが すっかり下手になっちゃってたのは、 本当はちょっと、ショックだったな* ]
(359) 2021/06/04(Fri) 01時頃
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— 回想:調理班の中で —
[広報の相談に向かった乃絵ちゃん>>290を見送る。 柊くんたちと何やら話し合っている様子は忙しそうだ。 途中、向井くん>>253が悲鳴みたいな声を出してたけど たぶん大丈夫だろう。 周囲にはわたしより頼もしい人がいっぱいいる。
それこそ、炭蔵くん>>340とか。 エプロン姿の彼に違和感を覚えなかったのは、 毎朝スーツにエプロン姿のお父さんを見ているからかも。 合った視線も賑やかな人の中に埋もれていく。]
(360) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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うん、分かった。
[わたしは綿見さん>>306たちの会議に参加した。 彼女が立候補したわたしを見ていた>>192こととか、 わたしの無意識の癖に気づいていることとか。 何となくだけど、気づいていない訳じゃない。
わたしが気づくくらい、周りを見ている人だ。 黒の濃い、不思議な目をしているから気づけたのかも。
だから、分かってしまう。 乃絵ちゃんに対してだけ態度が違うことも>>263。]
……。
[綿見さんも、乃絵ちゃんも何も言わないから、 わたしも気づいていないフリをして口を閉ざす。]
(361) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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そっちは大丈夫そう? よろしくお願いします。
[向井くん>>331に後を託したところ、 鳩羽くんとツーマンセルになるみたい。
皆勤賞はわたしも似たようなものだったから 彼らと顔を合わせる機会は多くて、 この先どんどん見慣れた二人組になったかもしれない。]
(362) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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[先の話から戻って、こちら近場の試作材料購入班。]
綿見さん、準備できたら行こっか。 荷物持ち頑張るね。
[わたしは綿見さんに声をかける。 調理班ではないわたしはお手伝いする気満々で、 道中、必要な材料を確認するつもり。]*
(363) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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— 回想:あなたも帰宅部? —
[帰りが遅くなることは禁じられ、部活にも入れない。 授業が終わったら通学路を真っ直ぐ帰るだけ。
帰り支度をしながら、部活に向かう生徒たちを、 いいなぁって思いながら眺めていた。 そうしていると、どこからともなく「ぼたん」がやって来る。 昇降口で足を止める私を急かすように、声をかけてくる。]
『お待たせ、ひとみ。早く帰ろう。』
うん。分かってるけど。
(364) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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『部活したかった?』
……うん。 そりゃあそうに決まってるじゃん。 テニスとかやってみたかったな。 文化部もいいな。吹奏楽とか。
[禁じられた青春の形に思いを馳せる。 ぼたんは、困ったように笑うだけ。]
『でも、夜遅くなったら大変。また怖い人に拐われちゃうかも。』
……うん。
[普通に生きてる人たちにとって滅多に起こらないこと。 それを、私はずっと昔に経験してしまった。 だから、また起こるかもしれないと怯えて過ごすしかない。 私が吹っ切れても、私を心配する人たちは、絶対に私に自由を与えてくれない。]
(365) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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[ぼたんと2人で、日の沈む前の通学路を帰る日常。 中学の時も、高校に入っても、それは当たり前のようにずっと続いた。
高校1年のとある日。 いつもと同じように帰宅部の活動に入ろうとした時、 昇降口で、その子とばったりぶつかった。>>105]
あっ、ごめんなさい。 ええっと、きみ、たしか……同じ学年の。
[同学年の生徒だということは分かる。 こんなタイミングで帰ろうとしているのだから、帰宅部仲間だろうということも分かる。 その事情までは流石に分からなかったけど。]
(366) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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帰る方向、どっち? もしよかったら、一緒に帰らない?
[部活を楽しむ権利が無かった私にとって、 一緒に帰ってくれる人とお喋りするのが数少ない楽しみでもあった。 だから、こうやって駄目元で声をかけてみた。
その子の反応はどうだったっけ。 悪い感触で無かったのなら、その日を切っ掛けに、 偶然出会った日は一緒に帰ろうと声をかけるようになったかもしれない。]
(367) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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[誰かと一緒の帰り道は、ぼたんが現れることは無いと知っていた。 そうやって私は、親友のことを忘れようとしていた。
私の心の支えになってくれた親友を、必死で忘れようとしていた。
私が忘れてしまえば、あの子は、**]
(368) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 01時半頃
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— 回想:販売係 —
むしろ頂く立場だからねぇ。
[向井くん>>300の呟きに、わたしは顔を上げた。 手元には油性ペン。その下には貼り繋げた紙。 先日の提案を下に作成中の簡易マニュアルだ。 別名カンペ。大きな字を書くのに慣れなくて、 一工程書いたところで息を吐いた。]
調理側にもこういうのあると便利だよね。 わたしたちより人数多い訳だしさ。
[お金に関わる担当を絞ったのは前述>>233の通り。 後は向井くん>>301の精神衛生を守る目的もあったかも。 綿見さんたちと買い出しに行った時も、 ちゃんと領収証を貰って来たはずだ。]
(369) 2021/06/04(Fri) 01時半頃
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コインカウンター、あって困るものじゃないけど、 これでもいいんじゃないかな。
落とさないようにスペース確保して、周り囲ってさ。 あと、縁にビニールテープ貼ってもいいかも。 色分けしとくと入れるとこ分かりやすそう。
マステでもいいけど剥がれやすいしね。 これってそういうのしていいやつ?
[向井くん>>302が持って来たプラケースに触れ、尋ねる。 テープくらい家から持ってくればいいし、実質無料だ。
本番が当日ということもあり、 販売係の準備は割と平和に進んだように思う。 こんな風に文化祭へ関わることは初めてだから、 慣れないわたしが気づかない内にフォローして もらったことがあったかもしれないけれど。]
(370) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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んー? ……そうだなぁ。
[向井くん>>303からの質問は、そんな日々の中でのこと。 わたしは向井くんと別の紙に線を引くフリをして、 間伸びした声を用いて空白を誤魔化す。]
文化祭、真正面から経験してみたくて。 だって最後でしょ。こんなことできるの。
[大学にも文化祭はあるけど、たぶん別物だから。 嘘じゃないけど、本当とも言い難い返答。 少なくとも、調理班じゃない理由にはならない。]
(371) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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調理はちょっと怖かったんだよね。 うっかり怪我しちゃいそうで。
[だから、わたしはひとつだけ本当を付け加えた。 へらへら笑って、油性ペンのついた手を握って開く。]
向井くんは? 会計って結構大変でしょ。どうして選んだの。 なんかちょっと、楽しそうだけどね。
[答えたから、今度はこっちの番。 手元を見たまま、わたしは向井くんに尋ねた。]**
(372) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 02時頃
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/* 皆さん話題振るのが上手すぎて永遠に拝んでいます。 茉奈ちゃんの乃絵ちゃんへの感情とか、向井くんと炭蔵くんの関係性とか、とても良い……。全部好きなんですけれども。全員推しです。
こちらからも皆さんの話を広げられるように、こう。こう。素振り。 筆も早くなりたい。
ちゃんと健康もしましょうね。すや。
(-78) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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/* 帰宅部周りの設定を突貫工事したせいで、 「そんなに部活やりたいなら素直に親に送り迎えしてもらえば?」と言いたくなる子になってしまった番代ひとみさん。
が、がんばって微修正しよう……。
(-79) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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[ 生徒会と学級委員は両立できない。 だから、私は学級委員には立候補しなかった。 私が目指すべきは、生徒会役員、 もっと細かく言うと生徒会長の方だったから。 そして収まった役職は生徒会副会長。 これが私の器ってものだ。 決して立派なんかではない黒沢乃絵の限界値だ ]
(373) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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―― 現在:校門前 ――
[ 炭蔵君が消費してるものの話。>>352 ああ、そういう考え方もあるのかって頷いて、 それでも私はやっぱり 自業自得なのはヨーコ先生の方だと思う ]
炭蔵君にはその分見返りがあると思うから、 費用対効果としては悪くないんじゃない?
[ ほら、内申とかそういうの。 委員長を務めたとか、その手腕が評価されたとかって、 結構なプラスになる。 文化祭でクラスが優秀な成績を収めたこともね。 あれだけ炭蔵君にお世話になったヨーコ先生だもの、 内申には褒め言葉しか並べられないんじゃない? ]
(374) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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[ 私と物差しと、向井君の物差しの違い。 違っていることはわかっても、 何がどう違っているのかまではわからないから、 炭蔵君の状況に納得していないように見える向井君が、 自分のことを自己チューって評したの、>>354 なんでそうなるのか論理展開がわからない。 だから、狐につままれたみたいな顔で、 首を傾げることになった ]
んん? 自己チュー?向井君が??
[ 今の話の流れでなんでそうなるの? 国語の成績、割とよかったはずなんだけど ]
(375) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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[ わからないながらもわかったのは、 向井君にとってこれは、 炭蔵君に向かう優しさではないらしい?ということ。 だから、炭蔵君に恨み言を言っても矛盾しない、 のかな? ]
私にバイクが似合う? ……そんなの、初めて言われた。
[ 予想外だったけど、似合うと言われて悪い気はしない。 渡り廊下を走っちゃう? できるわけがないそんなことも、 想像するだけなら自由よね。 想像で終わるからそんな軽口が叩けた。 きっと、車の免許を取ることがあっても、 私がバイクに乗ることはないだろうから ]
(376) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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[ 残念ながら、他の顔見知りに会うことはなかったので、 雪玉は役目を全うできなかった。>>356 いや、雪玉の被害者が出なかったと考えれば、 そっちの方が良かったのかもしれないけど。 写真の中に存在証明を刻んで、 雪玉はお役御免になったみたい ]
雪ウサギを作る根性はないから、代わりにね。
[ 向井君の雪玉みたいに、 私も雪ウサギでも持てたらよかったのかもしれないけど、 冷たい雪を触る気にはやっぱりなれない。 何か持つものなんて、眼鏡くらいしか思いつかなかった。 そこそこレアかもしれない眼鏡なしバージョンの 黒沢乃絵が撮影される。 いや、レア度で言ったらこの大雪の方がレアでしょう ]
(377) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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うん、入ろ入ろ。
[ 校内へと促されて、もちろん私は頷いた。>>358 撮影のためにちょっと立ち止まっただけでも、 ものすごく寒い。冷えた ]
購買であったかい飲み物買おうかな。
[ 購買のホットドリンクのラインナップを思い浮かべる。 ほうじ茶がいいな。 3年前、朝がパン食になってから ホットコーヒーが出てくるようになったけど、 本当は私、お茶が好き。 自業自得だから言わないけど。
のんきにそんなことを考えてた私は、 昇降口に全くひとけがなく静まり返っているなんて、 夢にも思っていなかった** ]
(378) 2021/06/04(Fri) 02時頃
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── 回想:まさかのデュオ ──
え。まじでふたりだけ…?
[まさかのデュオ。>>332 チャリ通は他にもいるはずなんだけど???? でもほらみんな塾だのなんだのって、結果的に。 もちろん加勢があるなら俺だって巻き込んでいきたい]
(379) 2021/06/04(Fri) 09時頃
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[……夏休みの無欠席勝負は、 結果的には俺が勝った。>>335
勝った…んだけど。
シンが来なかった日に、あいつどうしたんだろうって ハチャメチャにそわそわしながら窓の外を見ては 無意味に教室をぐるぐる歩き回っていたのは その日、参加していたメンバーだけが知る話。
メッセージも送った。 『どうした?』『大丈夫か?』『夏バテ?』 お前は彼女か!というくらいには、連投で。
シンが風邪から復帰して登校した日には 心底嬉しそうな顔をしてたと思う。 悔しいから絶対本人には言わないけど!!!]
(380) 2021/06/04(Fri) 09時頃
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うえーい! 俺の勝利ー。 アイスおごれー。
[なんて、シンとの勝負に決着が着いた日には 別にそんな心配なんかしてねーよ的な顔で ほらほらおごれよクラス委員!イエイイエイ。]
(381) 2021/06/04(Fri) 09時頃
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[結局そのときおごってもらえたかは定かではないが チャリで買い出し行った日には、 さすがにやっぱなんかおごってもらおう!って思ったな!]
買い出しありすぎだろ! 乗らねー!チャリに乗らねー!!
[ぶっちゃけ学校までそもそもチャリで来てる事自体 電車通学の俺、ハンデ背負ってるみたいなもんだし それでいてこの買い出しの量は!なんだよ!>>336
めちゃめちゃぶーぶー言いながら でっかい荷物カゴと荷台にくくりつけて 俺は中学ン時から使ってるチャリを走らせたはず。
笑い飛ばす? 笑い飛ばして欲しけりゃあ、 友人のためならいくらでも。]*
(382) 2021/06/04(Fri) 09時頃
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── 通学路:メイ ──
[メイの手のひらの中には捨てがたいレモン>>345 俺の手のひらの中には選ばれなかった綾鷹(語呂)]
ぜってぇこれ中身間違ってんだろ! なんでだよ!
[いや俺だって緑茶を選んだつもりは… つもりはない、 つもりはなかったんだがどうしてこうなったんだ!
ツイてる…? ツイてるのか…??>>346って メイの言葉を反芻しながら首をかしげて。 交換するかちょっと悩んでから]
(383) 2021/06/04(Fri) 09時半頃
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や、いーや。 お茶目な神様がこれを選べって言ったんだろ じゃーそれも運命、っていうことで。
[どうしてもメイがレモンじゃなくて緑茶がいい! って言うなら、勿論交換に応じるんだけど。]
選んだのに、これが出てきたならしゃーないだろ 俺もココアを押せば、レモンが出てきたわけだし 俺が選んだから、しゃーねーの!
[なんてケラケラ笑って、足を校舎に向けてから、 普段の俺に似合わずほんの少しセンチメンタルな顔]
(384) 2021/06/04(Fri) 09時半頃
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家族とか。環境とか。そーゆー。 自分で選べねー運命だってあるだろ そーゆーのに比べたら、だいぶマシ。
[思い浮かべたのは自分の親のことだったし 無論、俺はメイの親の方針とか知るわけねーから 言ってから、メイの親が亡くなったことを思い出して あっ、マズいこと言ったかな、って ちょっと思っちゃったのは、秘密な。]
(385) 2021/06/04(Fri) 09時半頃
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朝から苦ぇー!!!!
[緑茶のボトルを開けてひと口。 しんみりした空気を紛らわすように笑う。 足を進めれば、校舎はもうすぐ見えてくる。]**
(386) 2021/06/04(Fri) 09時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 09時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 09時半頃
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── 回想:黒沢 ──
[ 生徒会副会長である黒沢とは、 クラス内に限らず学級委員会等で 度々顔を合わせる機会があった。
しかも共にクラスの平均点を上げている仲だ。 品行方正、真面目と言われる部類の彼女へ 好感を持たないわけがなかったのだ。
さて、調理班から彼女を引き離してまでの 生徒会への相談事というのは、>>349 ]
何かあったなら、素直に教えてくれ
[ その癖、腕を痛めないか? とも付け足して、問いかける。 ]
(387) 2021/06/04(Fri) 10時頃
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[ 炭蔵の知らないところで、 クラス内の問題が起きてるんだろうか。
綿見も黒沢も、炭蔵にとっては、 人当たりの良い人間だと思っていた。 故に、ただならぬ気配を感じたので、 どうしても問題解決を求めてしまう。
問い質すような口ぶりではなく、 物腰柔らかく穏やかに聞ければいいのに、 それはどうにも炭蔵の役目ではないらしい。 *]
(388) 2021/06/04(Fri) 10時頃
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/* まじで屋台何だすのよ 多数決しようかなと思ってたけど、決まるの遅すぎるといろいろ困るだろうし…
1.かき氷 2.綿あめ 3.冷凍フルーツ 4.クレープ 5.パフェ
4
(-80) 2021/06/04(Fri) 10時半頃
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── 回想:目玉商品案 ──
なあ、それは人間の目か?
[ 文化祭の準備が進み始めた頃、 調理班ではさまざまな目玉商品案が 出されていた、出されていたのだが。
綿見の描いた絵?を見て>>268 そんな感想を抱いていた。
尚、公平な多数決という名の抽選の結果 クレープ≠ノ決まったらしい。 コスト削減班(主に向井)が文句を言いそうだ。 ]
(389) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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[ 然して、本当に目玉商品なるものを 我々は作り出せるのか。 アマゾンの奥地へと調査に向かうしかないぐらい、 ]
調理部ってやつ表書きで、 本当は人体錬成してるのか?
[ そういう炭蔵が持ってきた絵も 三角という形が分かるだけで それ以上の情報は得られないもの。
─── 我々のセンスは皆無だったのだ。 ]
(390) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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…そういえば 黒沢と何かあったか?
[ ふと、思い出したように、 ふたりの間に流れていたただならぬ空気について 黒沢にしたように質問を綿見にも投げかける。
なにせクラスの乱れは、自分の乱れ。 そう考えているような男だったので、 世に言うお節介というものだろうが、 安直に問い質そうとするのは悪いことか? *]
(391) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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/* お前はからすか? 「〜か?」人間
(-81) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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― 現在・通学路 ―
あ、てか番代ちゃんも記念撮影しよーよ? せっかくの大雪だし。雪と由樹とひとみで一枚。どう?
[そんなわけで、番代に写真を一枚撮られる。 1人で撮るのもなんか物寂しいし、 一緒に撮ろうよと申し出たけれど 返事はどうだっただろうな。>>347]
え、褒めてる褒めてる。 俺番代ちゃんの言い回し好きだし。 話してて面白い方がいーじゃん。
[もちろん馬鹿にする意図なんてなかったけど、女子的に"面白い"の評が微妙なこともある、という認識もある。 もし気を害したようであれば、少し慌てて眉を下げ、あっさり謝ったろう。]
(392) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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[柊由樹は部活には特に所属していない。 つまり帰宅部で、放課後は友人と遊びに行くことが多い。
だからきっと番代と下校時刻は近くて 彼女が他の子と帰っている様子も時々目にしていた。>>367
委員にも積極的に立候補していた番代。>>351 軽いノリでいーじゃんいーじゃん、って後押ししたりしたが、残念ながらすぐに取り消されたのだったか。 一緒に帰ろうと言う彼女の申し出を受けたのは、 あまり重い雰囲気ではなかったのも大きい。 明るくて可愛い子、友達として仲良くなる分には大歓迎だ。 ただ、だからこそ多少気になって。]
ねえねえ。 ところで見せつけるって、誰に?
[帰り路、なにげなくそう聞いてみたこともあったかも。]
(393) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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[そうして他愛ない話をしながら向かう校舎。 ほんのりと黄色い灯りで雪が照らされていた。]
だね。 取りあえず第一関門突破ってトコかなー。あーさむ。
[コートについた雪を払いながら玄関へ。 見回してみてもやはり周囲に人影は見当たらない。]
……にしても人いないね。 俺達以外のクラス休んでるとかワンチャンある?
[訝しく感じつつそのまま9組の教室に向かうだろうし、 番代が寄り道したりしないのなら多分教室までは一緒*]
(394) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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── 回想:夜の繁華街で ──
[ あれは、塾帰りのことだった。 空は昏いが、繁華街の灯が眩しい時間帯。 塾のある繁華街から暗さの深まる住宅街へ 足を踏み出した辺りのことだ。
どうにも見覚えのある奇抜な頭を見つけた。 ]
曽我、お前は──…… バイト帰り?
[ あの辺りにある塾は、ひとつだけ。 炭蔵の通っているところだけだが、 そこに曽我の姿を見たことはない。
景色の中の溶け込み方から、そう問いかけていた。 ]
(395) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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途中まで一緒に帰ろう ひとりだと夜道は危ないだろう
[ 女子にとっての夜道が危険なのは当たり前だが 男子であっても何があるか分からない。
この時は既に、 彼は家を転々としていたのだろうか。 家に帰りたくない理由でもあるのなら、 問い質そうとしていたかもしれないな。* ]
(396) 2021/06/04(Fri) 11時頃
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── 回想/調理班あれこれ ──
[ そんなにわかりやすいつもりは無いのだけどな、 あんたは何を考えてるかわかんないって、 そういう目をしてるって、言われたこともあるし。
どうもあの子が関わると私は、どうしても うまく隠し事が出来なくなるようで。
表向きはにこにこと話を進めつつ、>>291 決まったらまたお知らせするね、と話をして。 また手首握ってる、……なんて 視界の隅で見る。]
( …… わかりやすいんだよ )
[ メイにまで気が付かれている>>361、とは 流石に私も思っていなかったけれど。]
(397) 2021/06/04(Fri) 11時半頃
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( どうせ私はいけない子ですよ、 )
[ 胸に巣食う苛立ちめいた何かは見ないふり。 炭蔵くんの言葉>>341を聞きつつ、 それじゃあ彼にも思いっきり頼ってしまおうと。]
…… しっかし、本当に何でも出来るんだね、 こっちはめちゃくちゃ助かるけど。 じゃあ頭数に入れて分担とか当日シフトとか 色々考えちゃう。ありがとー。
[ 委員会の方の話があるならばと 話が纏まれば2人を見送って。 部外者の私はそれを見ているだけ。]*
(398) 2021/06/04(Fri) 11時半頃
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[ あてつけか? なんて考えるのもきっと 自意識過剰なんだと思う。]
(-83) 2021/06/04(Fri) 11時半頃
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── 回想/買い出し ──
[ そんなに圧をかけたつもりは無いけれど、>>331 ちょっとこの黒々とした瞳を携えて じーーーーーーっと お願いしたかもしれない。 ……これが男子には圧に見えちゃったかな?
鳩羽くんも一緒なら大丈夫大丈夫いけるいける。 一人でどうにかするには少し多いと思ってたけど 一人じゃないならきっといける……と思う。]
お菓子作りは結構な重労働なんだよ、 試作品とか食べさせてあげるから!
[ そう あっけらかんと向井くんを頼って。]
(399) 2021/06/04(Fri) 11時半頃
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[ うちのクラス、結構ノリが軽くて気のいい奴とか、 明るい振る舞いをする奴が多いと思って。 ……それは賑やかな振る舞いをするから目立つ、 というそれだけのことなのかもしれないけれど。
そういう、少しふざけたような。 あまり真面目じゃ無いような部分を見て、 そういうクラスメイトと居るのはどこか居心地良く、
……それでいてたまに、 どうしようもなく虚しくなる。]
(400) 2021/06/04(Fri) 11時半頃
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/* リアルタイム即レスぎみに反応できる人じゃないとガンガンログに溺れていくなこれ こまめにメモにアンカはっておくしかないか
(-84) 2021/06/04(Fri) 12時頃
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[ 何かの折、いきなり「虚しいね」なんて クラスメイトに口走られたとて、 きっと対応に困られたとは思うけれど。
少なくとも今は、ちょっとばかり大変な買い出しを まんまと彼らに押し付けたのだった]*
(401) 2021/06/04(Fri) 12時頃
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― 回想:レンと ―
[女の子からちらちらと 熱の籠った眼差しを向けられるのにも 影で黄色い声の噂話をされるのにも 当然俺は慣れている。>>209
故に特に気に留めるようなことではなかったが、 前の席に座った彼にとってはそうではなかったようだ。
振り向いて愕然とした彼。 ひとつ前の席の鳩羽 憐。 それがファーストコンタクト。]
(402) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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[女の子からモテるのに慣れている、 ということはつまり、 同性からの妬みを買うのにも慣れているわけだ。
その時の鳩羽からは別に 負の感情らしきものは読み取れなかったものの 呆気にとられた眼差しに、咄嗟に俺は危惧を抱いた。 あ、これ対応間違えると敵意抱かれるパターンかも。って]
ねえ、アワレミって字面かっけーね。 孤高の男って感じすんじゃん。 俺とかさ、雪の日に生まれたからユキなんだよ。 ちょー安直じゃない?
[自己紹介の彼の言葉を思い出して懐っこい笑みを浮かべ、 そんなことを言ったのは妙に覚えている。
鼻もちならない奴だと思われないように、 同性に対してもノリ良く馬鹿っぽく振る舞うのが 基本的な俺の処世術だった。]
(403) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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[最初こそそんな打算混じりだったものの 明るく気さくな鳩羽は付き合いやすいいい奴で 親しくなるのにそこまで時間はかからなかった。
熱心にサッカーに打ち込んでいる様子も 好ましいなって思った理由の一つだった。 俺にはそういう取り柄とか、 打ち込めるものとかないから。 試合の時には多分応援に行ってたと思う。
1年の頃聞かれた問いは>>211 あっさりした世間話だったから んーん、いないよーってふつうに答えた。
もし意外に思われたのなら、 俺結構理想高いんだよね〜って茶化して 好みのタイプとか、そんな方向に話題は逸れたかな。]
(404) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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[同じ問いを3年の時にも投げられた>>212
鳩羽には俺と親しいってことで 時折女子から仲介を頼まれていたようだし それを断っているのも彼は知っていただろうから
どっちかと言うと "作らねーの?"に近いニュアンスを感じ取って 少しだけ困ったように笑い、 ちょっとだけ間を置いて首を横に振った。]
(405) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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んー ………… レンはさ、彼女いたことある? まじで人好きになったこととか。
……こんなこと言うとふざけてるのかって 言われそうかもだけど、さあ。俺。
なんてーか、 付き合い方がよくわかんないんだよね。 上手く出来る気がしない、…みたいな。
[女子がどんなこと言われたら喜ぶのかは、 経験則で何となく知っている。 多分周囲からは慣れてるって思われていて それは間違いじゃないけど。でも。
髪を搔きながらぽつりと小さく零した俺は、 いつもより少し弱ったようだったかも。*]
(406) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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[>>392写真に一緒に写るのはやぶさかではないので、 お言葉に甘えて柊くんとの撮影会に加わった。 イェーイ、ピースピース。 雪と由樹とひとみ。この中で仲間外れなのは誰かと問えば、誰もがひとみを挙げるだろう。 撮った写真はクラスのグループチャットに載せようかと一瞬思ったけど、 ツーショットを拡散されたら面倒そうだし、やめておいた。 柊くんがする分には止めたりはしないけど。]
ほんとにー? じゃあそういうことにしときましょう。
まあ、好きか嫌いかで、 好きって言われて悪い気はしないのよ。
[ふふん、って鼻を高くしてみせる。 斜め上と思われているのはよくわからなかったけど、特に謙遜する部分でもない。]
(407) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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[>>393いつだったかの柊くんとの帰り道、聞かれたこと。 それにはあっけらかんと答える。]
え? そりゃあ、友達とかだよ。 噂のイケメンくんに対して一歩リード!的な。
[そこまで変な嘘は言っていないつもり。 クラスの友達に見つかったら面倒だという想いはあるくせ、 それでも見せつけたいなんておかしな話になったけど、 それ以上を答えるつもりはなかった。]
(408) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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[>>394辿り着いた校舎前にて、柊くんと確認し合いながら、 冷えた手をこすり、耳当てをぎゅっと押さえる。 途中、スマホで撮影会したせいもあり、指先が冷え冷えだ。]
他のクラスが休んでたら、それって、 ヨーコ先生の連絡ミスってことじゃん。 そんなこと………………、あり得るなぁ……。
私、飲み物買ってきたい。
[昇降口の扉を潜れば、雪と風を浴びることのない屋内にホッとする。 とりあえず私は購買に行きたいという意思表示。 彼が教室に向かうのなら途中で別れるだろう。**]
(409) 2021/06/04(Fri) 13時頃
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─ 現在、通学路 ─
[そう思う、と頷いた。>>317
他人と他人。人間関係の機微には疎い。 仲いいのグループ分けならざっくりできるだろうけど、 こっそり苦手には気が付くほど繊細ではない。 綿見のため息は耳に入らず。 ]
(410) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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大丈夫でしょ。生きてるし。 人生なんとでもなるなる。
実家に帰れないわけでもないし。 弟らがうるっさいから嫌だけどさ。 ……なんだったら、弟らを預かってみる?
[心配することじゃない。>>318 シーナさんちを追い出されても、死ぬわけじゃない。
綿見が力を貸してくれるなら、 元気溢れる小学生の相手をしてほしい。 想像すれば、綿見はすぐに達観した目になりそうだから、 もちろん冗談とわかるトーンと笑い付きで。 ]
(411) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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遅刻、てか、もし寝坊とかだったら、 炭蔵が休校の連絡なしっていうのも…… うわ、想像したくない!
[頬が引き攣る。 担任が休校の連絡を炭蔵にしていなければ、 9組の連中にも休校の連絡は行きわたらないわけで。 体感温度が更に下がったように思う。>>321 他クラスの知り合いに連絡してみようかと思うけど、 寒い中、ポケットから手は出したくない。 ]
風邪ひかないよーになら、いいんじゃない? 授業なかったらさ、 クラスのやつを誘って雪合戦したらいいと思う。
[英語の授業がないことを祈ることにシフトする。 いや、担任が遅刻ならば、 登校してから宿題に手をつける方向でもいい。 ]
(412) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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遅刻、てか、もし寝坊とかだったら、 炭蔵が休校の連絡なしっていうのも…… うわ、想像したくない!
[頬が引き攣る。 担任が休校の連絡を炭蔵にしていなければ、 9組の連中にも休校の連絡は行きわたらないわけで。 体感温度が更に下がったように思う。>>321 他クラスの知り合いに連絡してみようかと思うけど、 寒い中、ポケットから手は出したくない。 ]
風邪ひかないよーになら、いいんじゃない? 授業なかったらさ、 クラスのやつを誘って雪合戦したらいいと思う。
[英語の授業がないことを祈ることにシフトする。 いや、担任が遅刻ならば、 登校してから宿題に手をつける方向でもいい。 ]
(413) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[受験生、という言葉はいまだしっくりこない。 いつまでも、今という、宙ぶらりんな時間が続けばいい。 願うなら、シーナさんに追い出される日より前で。 ]
やですねー。 難しい問題ばっかりだもんなあ。 綿見はさ、絶対行きたい大学とかあるんだっけ?
[曽我家は高校入学までの義務はあっても、大学はない。 高校を中退した兄姉らを思えば、 卒業までこぎつけられるだけ、自分は偉いと思う。
大学進学は予算上、特待生になるしかない。 俺の豊高での成績は下の上で、 赤点はとっていないけど平均点以下が並ぶ。 うまいことどこかの私立で特待生になれれば、 大学進学しよっかな、くらいの軽い気持ちでいて、 そこまで受験やだなあとは思っていない。>>325 ]
(414) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ そんな話をしていれば、 雪のせいで視界は不良だけど、 うっすらと豊高の校門も見えてきただろうか。 ]**
(415) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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── 回想・広報係と客引き ──
[ 顔がいい生徒で客を釣る。>>295 って番代の発想を慎一はいたく気に入った。]
確かに。腐らせちゃもったいねー。 ユキには当日ひたすらずっと、 一番目立つとこに立っててもらおう。
[ ケラケラ笑いながらそんなことを言ったから、 のちに自分が痛い目を見たんだと思う。天罰だ。
広報と客引きの擦り合わせは順調そうで、 会計としても言うことはあんまりないから、 慎一も茶々入れくらいしかすることがない。]
(416) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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番代も当日はプラカード持って、 後ろに釣れた男子引き連れて帰ってくるだろうし。 ほら、ハーメルンの笛吹きみたく。楽しみだなあ。
[ なんせ9組の看板娘>>293だ。 そのくらいのことは期待しちゃう。
黒沢の水面下のこだわりを知ったなら、>>330 どうにか費用を捻出できないか、 いったん考えるくらいのことはしたのに。]
(417) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ だってそれが会計の役割で、慎一の管轄だった。 クラスTシャツ代を予算内で賄おうとするのも、 その努力をするのが自分の仕事だと思ったから。 ……それらが本当に実現したかはさておき。*]
(418) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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── 現在・校舎へ ──
内申書くの、もともと先生の仕事じゃん。 うーーーーん、だから、なんつーか、 やっぱ先生だけ損してなくない?
俺も何必死で説明してんのか、 もうよくわかんなくなってきたわ。
[ わかんなくなったら諦めればいいのに、 一度言い出したら引けなくなった慎一だった。
結局最後は適当に笑ってごまかして、 この話はおしまいにしようと思っていたから、
黒沢が引っかかった様子を見せたことに、>>375 慎一のほうも一瞬「えっ」ってなってしまう。]
(419) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ なってしまって、それで、 少しだけ会話の流れを思い返して、 なんか変だったっけって見直して、 ……途中でちょっと億劫になっちゃった。]
あーーー、ほら。 こんなクソしょーもない話で、 相手をどうにか納得させようとするとことか?
[ へらへら笑って例に挙げたのは、 さっき思ったのとは違う理由だったけど、 どっちにしろ間違いじゃないと思う。
黒沢は慎一の主張に歩み寄ろうとしてるけど、 慎一はしてない。無自覚だったけど、する気がない。]
(420) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ こういうとき、慎一はちょっと虚しいよ。なんてね。]
(421) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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黒沢はえらいね。人の話ちゃんと聞いて。 でも、こんな話マジに聞かなくていいよ。
[ 慎一の国語の成績はあんまりよくない。
それが理由ってわけじゃないけれど、 「なんで?」ってすぐ聞くわりに、 掘り下げるのは諦めちゃうことが多い。
だって、適当に相槌を打って、 ふうん、へー。で終わらせたほうが、 人とはうまくやっていけるって知ってる。 慎一も変にエネルギーを使わないで済む。]
(422) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ 想像上の話だってわかってるから、>>376 慎一は「似合う似合う」って無責任に言う。
黒沢は多分ライダースーツなんか持ってないし、 ウィリー走行で学校に乗り込むこともないだろう。]
待って、その眼鏡、 雪うさぎの代わりなん? 言っとくけど、すげーシュールだからな。
[ げらげら笑っていたせいで、 一枚目はうっかりぶらしてしまった。
二枚目はちゃんと撮れたけれど、 せっかくなので躍動感あふれる黒沢版も、 チャットにまとめて送りつけておこう。]
(423) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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確かに。俺、今凍えてる。 あったかいもんほしいな。
[ 黒沢の発言に相槌を打ちながら、>>378 慎一は昇降口の扉を大きく開いた。
吹き付ける雪のせいか、 なんだかいつもより重く感じるソレ。
「早よ入れー」って黒沢を促してから、 自分もくぐって屋内へと退避してしまおうか。]
(424) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ そうして、慎一はいつもどおり登校した。
平たく「いつもどおり」と表現するには、 予定外の多すぎる朝ではあったけれど。
少なくとも触れた昇降口の取っ手は、 いつも通り冷たくて掌になじんだから、
慎一はなんにも疑うことなく、 冷たい校舎の内部へと足を踏み入れる。]
(425) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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……なんか、静かすぎね?
[ 入って早々に疑問を抱いて、 躊躇いつつ口を開くことになるとは、 ちっとも思っていなかったんだけど。**]
(426) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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―― 回想:相談事(じゃなかった) ――
[ 私は本来そんなに出来のいい人間じゃない。 だけど、出来が悪いとも思ってなかった。 察しが悪い方だとも思ってない。 でも、生徒会に相談事と言われて 私は全くそれを疑ってなかったから、 主語が抜かれたその問いかけに、>>387 反応が遅れたのは仕方ないと思う ]
何か?
[ しばらく私はその主語は、生徒会のことだと思っていた。 生徒会に、何かあった? ううん、思い当たるようなことは、特に何も…… ]
(427) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ 私のその反応は、 炭蔵君にはしらばっくれてるように見えたかもしれない。 でも、とぼけるつもりなんて全くなくて、 私はただ、質問の意図を把握するのに 時間がかかっただけだった ]
……あー……もしかして、綿見さんのことかな。
[ ようやく私はその可能性に思い至る。 だとしたら、生徒会なんていうのは 私を連れ出すためのただの口実で、 私は、炭蔵君に気を使わせてしまったらしい ]
(428) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ 気を使ってもらってしまった。 私はまた何か間違えた? ]
(429) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ ぎゅうっと左手首を握りしめたら、 腕を痛めると癖のことまで指摘されちゃった。 握りしめる右手の指先に一度力を込めてから、 左手を解放する ] こんな癖で傷まないよ。
[ 握りしめたくらいで手首は傷んだりしない。多分。 握りしめるたびに傷口に力を込めてるのは…… 良くはないのかもしれないけど、大丈夫でしょう、多分。 痛みはあるけど、痛くしてるのだからそれは当然だし ]
(430) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ なんでもないって首を横に振って、 それよりも今は、炭蔵君の懸案事項、綿美さんのことだ ]
私には心当たりがないの。 何か綿美さんの気に障ることしたのかも。
[ だとしたらそれは、私の落ち度だ。 私の落ち度で炭蔵君の手を煩わせてる。 出来のいい人間のふりをしている私のこれが限界 ]
(431) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ ねえ、私の残機はあといくつ? ]
(432) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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[ 指摘されてしまっては、炭蔵君の前で手首は握れない。 代わりに長袖の袖口を引っ張って気を紛らわしながら、 ごめんなさい、と私は眉を下げた ]
文化祭の準備で忙しいのに、 余計な仕事増やしちゃって。 [ 優等生の委員長。 先生からも頼りにされてて、よく気が付く。 これ以上有能なのを私に見せつけないでほしい。 出来のいい人間のふりをしているだけの私の コンプレックスをどうしようもなく刺激するから。 物腰柔らかく穏やかなんて、 間違っても身に着けないでほしい。 そんな浅ましいことを考えてしまう私は、 本当にどうしようもない* ]
(433) 2021/06/04(Fri) 13時半頃
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― 回想・春の音楽室 ―
そんなもんなんかなー。 じゃあ素直に褒めとこ。
[ほら、素人が知ったような事言うなよってケースもあるじゃない。でも暮石は特に専門的な評価を求めてるわけではなさそうだったから少しほっとして、そんな風に返したのだった。>>320
意外、に首を縦に振る暮石にうんと一つ相槌を打って。]
かなあ。 先生によっては案外黙認してくれそうな気もするけどね。 可愛い女子にお願いされたら俺だったら絆されるけどなー。
[厳格な先生だったらだめかもしれないけど、別に個人の所有物ってわけでもないんだし。なんか適当に言い訳すればすり抜けられそうな気もする。 まあ、暮石はそういうタイプじゃないかな。 それに、せっかくの内緒を早々に共有するのも勿体ない。
真っ直ぐなありがとうには少し気恥ずかしくなって、笑って掌を顔の前で振り。]
(434) 2021/06/04(Fri) 14時頃
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[そこまでは穏やかな会話が続いていたけれど。 次に何気なく言った台詞に暮石が黙った。
俯いた彼女の声音は硬い。>>323 あ。やばい。何か地雷を踏んだ予感。 嫌な感じの沈黙にどくどくと鼓動が早くなる。 どうしよ。こんな時なんて言えばいい?
ぐるりと焦燥感が全身を一周して、 何も言えずにいる間に暮石が顔をあげる。 見えたのが笑顔だったのに心底ほっとした。 それが喩え取り繕った笑みでも。]
(435) 2021/06/04(Fri) 14時頃
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………暮石ちゃん、 ……
[ごめん。 咄嗟にそう言いかけて、
何が悪いかも分かってないのに口先だけで謝らないで!
そんな風に怒られた記憶が、謝罪を喉元で急き止める。 逡巡しつつ、結局露骨な話題逸らしに乗ることにした。
と言ってもその話題も話し辛いのだけど 素直に話すのは機嫌を損ねた罪悪感の手前。]
あ、んー、と。 実はさ、失恋?……的な。 って言っても俺が振った側なんだけど。
ちょっと1人でぼーっとしたくてさ、 人のいない教室を探してここに辿り着いたわけ。
(436) 2021/06/04(Fri) 14時頃
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[なんのことはない、 此方は遊びの付き合いだと思っていたつもりが 向こうが本気になって拗れて、別れた。 簡単に要約するとそんな感じ。
どろっとした内容を仔細に説明するのは 流石に気が引けて大分かいつまんだが。
それでもあまり気分のいい話題じゃないかもしれない。 ので、どことなく気まずそうな笑みを浮かべて*]
(437) 2021/06/04(Fri) 14時頃
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[ 目指すべき手本はずっと目の前にあって、 いくら目指しても全く追いつけなくて、 自分の出来の限界を思い知り続けてる ]
(438) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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―― 現在:学校 ――
[ 先生だけ損してない。>>419 その言葉で、やっと私は理解した。 あ、損得勘定か、って ]
今年は損してないけど、来年すると思う。 先生、きっと評価下げるから。
[ だって、炭蔵君に任せてたこと、 自分でやらなきゃいけないんだもの。 ヨーコ先生、本来自分がやらなきゃいけないのに、 炭蔵君に任せちゃってた仕事、 どれくらい具体的に理解してた? 来年、それ全部自分でやらなきゃならなくなって、 それ、完璧にこなせる? 私はそうは思わない ]
(439) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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本来先生がやらなきゃいけなかったこと、 炭蔵君がやってくれてたでしょ。 絶対漏れが出ると思う。 やり忘れて、それから、 ああ、これもやらなきゃいけなかったんだって 気づくことあると思うよ。 [ そうなると、気の毒なのは先生に受け持たれる生徒よね。 来年の被害者たちのことを考えると ちょっと気の毒かなと思うけど、 でも、私にはどうしようもない。 淡々とそう考えてる私はやっぱりドライで薄情だ ]
(440) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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[ 向井君は自分のことを自己チューって言う。>>420 それを言うならって私は苦笑した ]
私だって自分の考え主張してるし、 向井君のこと納得させようとしてるよ? [ 物差しが違うんだろうなって思いながら、 でも、私の物差しはこれだって伝えようとしてる ]
じゃあ、こんな雪の日に登校してるマジメ仲間で 自己チュー仲間だね。
[ またお断りされるかもしれないけど、 仲間ってひとくくりに巻き込んでみるチャレンジ二回目 ]
(441) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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[ えらいねって言われて、首を横に振った。>>422 褒め言葉。私が目指すべきもの。 だけど私は受け取るに値しない ]
えらくないよー。私、そんなに出来が良くないから。 聞かないと理解できないし、それだけ。 聞いたって理解できないことも、いっぱい。
[ 私は出来が良くない。謙遜に聞こえる?嫌味に聞こえる? 厳然たる事実なんだけど。 あ、でも、と付け足した ]
聞かれたくないことまで 聞き出そうとしてるみたいだったら、ごめんね。
[ 聞かなくていいって向井君が言うから、 自己チューは自分の主張を伝える ]
(442) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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[ 雪ウサギの代わりの眼鏡はなぜかうけた。>>423 おかしいな、私ユーモアのセンスはないはずなんだけど。 なにが向井君の琴線に触れたのかよくわからない。 写真を送ってくれたらしいので、 校舎に入ったら確認するつもり。
昇降口の扉は向井君が開けてくれた。>>424 ありがとうってお礼を言って、私は何の疑問も抱かず、 中に入って ]
……うん。静か、だね……。
[ 私が言うより先に向井君が言った。>>426 相槌を打ちながら、 なんかしーんって音が聞こえそうなくらい静かだなって、 私はそんなことを考える ]
(443) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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とりあえず、私購買行くね。 購買のおばさんはさすがに来てるでしょ。
[ 暖かい飲み物ほしかったし、予定通り。 靴を履き替えながら私はそう言った。 来てないなんてことは……ない、よね?* ]
(444) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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― 現在・通学路 ―
[快い反応が返って来たので>>407 一緒にピースして写真を撮った。
番代に止められなければ『真面目に登校してまーす!褒めて!』なんてコメントつけてグルチャにも流したことだろう。 なお、他意はゼロである。だって一緒に帰ってたし今更じゃん?]
ほんとほんと。是非いい気になっといて。 だいたい嫌いな子と登下校したりしないし、 2ショも撮らないでしょ。
[得意げな番代の軽口に調子を合わせてふざけながら、暫し雪道を歩く。]
(445) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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あ、やっぱそういう? 男が可愛い子連れ回して優越感に浸るのはよくあるけど、 女子も見栄張りたいもんなんだね〜。
まー隣に居て誇らしいと思ってもらえんのは光栄だけどさ。
[いつぞやの問いの答え。>>408 特に疑う理由もなかったというか そうだろうなって感じなので納得したが、 深い所までは教えて貰えなかった。
まあ色々あるのだろう。
そういう意図で自分に近づく子は 今までも割と居たのだろうが そこまで直接あっけらかんと言ってくる子は あんまりいなかったのでちょっと新鮮だった。 本気で自分を狙ってたら逆にそういうこと言わない気もするし。]
(446) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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[そんなこんなで無事学校へと到着したものの。 静まり返っている校舎に違和感を抱いたのは 番代も同じようだった。
ヨーコ先生のいい加減さはクラスの面子も良く知る処。 真面目組からは辛い目で見られているようだ。 融通効いて緩い所、俺は割と好きだけど。
とは言え連絡ミスは勘弁願いたい。 うーんと首を傾げながら取りあえず校舎内に入る。]
ん、おっけー。 じゃまた教室でねー。
[番代は購買に向かうらしい。 温かい飲み物でも買うのだろう。 途中の廊下で別れ、9組の教室に向かうべく歩き出す**]
(447) 2021/06/04(Fri) 14時半頃
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── 回想:ユキ ──
[顔の良い男、が第一印象。 そして第二印象は、悪気のない男、だ。
アワレミっていう字面がかっけー、>>403 ってなんの屈託もねえ顔で言うユキは、 本当に悪気も裏表もねー男なんだろうなって]
いいじゃん、安直でも理由があってさ。 格好いいからこの字、みたいに 決められるよりか、全然ましだよ
[全然まし────なんて言うときは 心ン中はあんまましじゃねーんだよなって 知ってる。俺、知ってるぜ、すごいだろ でも、多分ユキに向けた顔はヘラヘラとした笑い顔]
(448) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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[実際それは功を奏していたのだろうな。 ユキの「ノリ良くバカっぽく」は成功していたし 俺の「明るく気さく」も成功していて >>404 俺たちはきっと三年間親しく過ごせたはずだ。
一度目の「彼女いねえの」は単純に、興味。 モテんのは高校デビュー直後で把握してたから そんなユキが居ない、って知ったときには 割とびっくりした顔で驚いてたと思う
でも二度目の問いは、ちょっとした、疑問。 こんなにモテんのに、彼女がいる気配が一向になく なんでだろ、って思っちまったんだよな]
(449) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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[ちなみに俺は、 中2のときに告白されて付き合ったことはあるけど ぶっちゃけままごとの延長みたいなもんだったし そん時の彼女とは3ヶ月で別れてる。
気になる子の前ではへらへら笑うから 結局さー 彼女じゃなくて仲良い友人になって終わり。 そんな青春時代を繰り返してきた。
中学も、高校も、 もしかしたら、今だって。 これからも?だったらちょっといやだけど。]
(450) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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[だからユキのカミングアウトに、>>406 別にめちゃめちゃ驚いたりさ、 ましてやふざけてるのか、なんて言わなかった ただ、まあ、ユキでもそういうことがあるのかって]
ユキでもそういうことがあるのか
[……口に出た。
茶化すテンションじゃなかったし、 少し弱ったような表情を見せるユキと 同じようなテンションでぽつりと呟いたから、うん 思わず口に出たのは赦して欲しい。]
(451) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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俺も。 まじで人を好きになったことがあるかっつーと どうだろうな。わかんね。 友達と恋愛の境目がよくわかんねえっつうか。 そりゃ可愛い女子と一緒にいてーとか エロいこと考えたりとかしなくもねーけど
……俺の場合は、 好きな子は、先に仲良くなっちまうから。 なんかどっかで進む方向間違えてんだよな。
[それがユキと同じなのか、全然違うのかは 俺にはちょっとわかんねーけど]
(452) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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でもそれで悔やんでるかっていうと あんまそんなこともなくてさ 結果的に仲良くなれて結果オーライって そんなふうに思っちまうから、 本気の恋愛、はやっぱしたことねーのかも
[あはは。経験もほぼねーし。 ユキに役立つ言葉はかけられねーかも、って笑って]
(453) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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ユキは今、恋愛したいの? それとも、ま、恋愛しなくてもたのしーし 別にいいかなって思っちゃう?
[どっちなんだろな、って。 いや、どっちでもなくて、恋愛真っ最中で 悩んでいるのなら第三の選択肢も有りだ。]**
(454) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 15時半頃
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― 回想・向井と ―
ええー、いいなって言っただけじゃん……地獄耳……
[吐き捨てるような向井の台詞に分かりやすく顔を顰める。>>252 まあ自分のような奴がいるからこそ 彼のような人間だって必要なのだろうけど。
別段仲が悪いと言うほどでもなく 当たり障りなく級友として接している向井だが、 何だか妙な所で頑固と言うか、 融通が利かない一面があって そう言う所はちょっと苦手だった。
とは言えこういう風に 段取りを詰めていく場面では頼もしい限りだった。 黒沢と予算についてやり取りしてるのを眺めつつ、 美術部からの拝借の方へ。
怪訝そうな向井にへらっと笑う>>254]
(455) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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あーぜんぜんへーき。 ちょっとじっとしているだけの簡単なお仕事だから〜。 なんかねー、部長がモデル探してるんだって。
[その場ではそんな説明だった為、いざ美術部に赴いた時に 向井の悲鳴を聞くこととなる。>>254
俺的には事前に説明したつもりだったが、 確かに絡んだポーズ取るとは言ってなかった。
俺だって男と抱き合う趣味はないけど、 流石にタダじゃ譲って貰えないよ〜。 別にキスとかするわけじゃないんだしまーいっかなって。
とかなんとか、本気でゴネる向井を宥め そんなノリでへらへらしてたのが災いしたのか、 彼におかしな誤解を植え付けたかもしれないが、 それはまた別の話。>>255*]
(456) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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── 回想:黒沢と ──
[ 問いかけてから、答えが得られるまで しばらくの時間がかかった。>>427
最初、隠そうとしているのかと思った。 しかし、主語が足りなさすぎただけだったらしい。 少し待てば話し始めてくれる。>>428>>431 ]
─── 心当たりなし、か。 だったら、黒沢がそんな顔する必要ないだろう?
[ 過ちを犯していないのであれば、 堂々としていればいい。 手を煩わせている?これは炭蔵の仕事のひとつだ。 さして苦労するような案件じゃあない。 ]
(457) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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[ 勿論、優秀な黒沢が何かをしたとは 炭蔵は元々想定はしていなかった。
ただ、何かのネジが外れかけたのか ボタンを掛け違えたかしたのだろう。
しかし、女子間のそういった関係性への理解は まだまだ不勉強であるので、 黒沢なら何か答えを持っているのではないか、 そう思って呼び出したのもあった。
期待外れ≠ナはあったものの、 彼女もまた発展途上の少女だと 改めて気付けたのは幸いだ。 ]
(458) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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[ それから、左手首を握り締めるのも。>>430 握ることはしなくなったものの、 袖を伸ばそうとしている素振りが見えて>>433 ]
痛そうな顔、してるように見えるんだが? ……一度見せてみろ、それ
[ 訝しげに眉を吊り上げていた。 ]
(459) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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それに謝る必要なんてない むしろ社会勉強をさせてもらってる立場だから ありがたいと思ってるくらいだね
[ 素直に心配している、と言えないのが、 炭蔵なのであって。 遠回しに遠慮するなと言いたいのに、 こんな物言いになってしまうのも炭蔵なのだ。
どうだ?これで安心したか? 黒沢の浅ましい考え通りになっていれば、 それはとても幸いだ。 *]
(460) 2021/06/04(Fri) 15時半頃
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―― 回想:節約は大事だねって話 ――
[ ちなみにTシャツの話には賛成も反対もしてなかった。 クラスでお揃いのTシャツは去年既に経験済みで、 メンズサイズを注文して下に長袖Tシャツを着ることで 長袖死守問題はクリアしていたから。 今年もTシャツを作るとなったらそうするつもり。 日焼けしたくなくてって言えば、 深く追及されることもなかった。
さて、節約の結果Tシャツの費用は捻出できたのかな? それはこの時点ではまだわからなかったけど、 私の目の前にある事実の話をすれば、 節約の一環として柊君たちが 美術部から絵の具を調達してきてくれたってこと ]
ありがとう。遠慮なく使わせてもらうね。
[ 買いに行く手間も省けたし、助かる。 お礼を言って受け取りながら、私はちょっと首を傾げた。 なんか、向井君やつれてない? ]
(461) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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……なにかあった?
[ 柊君はいつもと変わりないように見えるけど。 にじみ出る疲労度が対照的な 二人の顔を見比べたのだった* ]
(462) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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/* 見せろって言われたー。 どうする!?見せる? いやー……決定的な場面を見られない限りは誤魔化すよなあ…… ホスト引いたら残留指名しよかなと思ってる程度には委員長にはつつかれたくはあるけど、ここで見せるのは違うよなあ……
(-86) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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/* 周回遅れどころか、何からどう手を付けたら…状態なの、どうしましょうね。とても申し訳ない…(今は落ち着いたけど、いつ退院出来るか分からぬ…
(-87) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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― 回想・レン ―
[鳩羽と俺。
お互い腹に抱えているものはさておき 傍目からはきっと2人とも 明るくてノリの良くてあまり深く考えてないような、 そんな男子高校生に見えていたことだろう。
その笑顔に時々取り繕っているような 気配を感じる時もあったけど そこにはあえて踏み込まなかった。>>448 わざわざ壊すような事もないかなって。
だから俺たちはずっと、 よくつるんで馬鹿やってる仲の良い友達。
そんな鳩羽とマジな話をすることは 結構珍しかったから、 その時のことはよく覚えてる]
(463) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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……意外だろ。
[思わず、と言った様子で口に出た台詞。 でも、茶化すような感じではなかったから 僅かに自嘲じみた笑みを浮かべて見せる。>>451
同調が返って来たのには少し安堵したけど、 彼の見解はある意味自分と逆だったかも。 口を噤み暫し話を聞いて、ぱちぱちと瞬きをする。]
(464) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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…そっかー。 俺はさ、逆になんつーか… 友達になる前に恋愛になっちゃうから、 上手く繋げる方法がよくわかんない、かも。なあ。
[女性と深い関係を持とうとすれば 自然と色恋になってしまう。 今までずっとそうやってきて、 そういうやり方しか知らないからだ。
友人としての関係を維持しようとすれば 浅く広く、当たり障りのないものしか築けない。 だって、………―――]
(465) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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……俺、レンが羨ましいよ。
[本心だった。
後悔してなかった、仲良くなれて良かった、 色恋を絡めずともそんな風に言える彼が心底 ひどく健全で眩しく見えた。
笑う彼と対照的に、真顔で呟いて。]
(466) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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んー、……恋愛、
[したいか、と言われると、どうだろう。 でも今に満足しているかと言うと それも違うような気がして言葉に詰まった。 何秒か間をあけて口を開く]
………………… ……………できたらいいな、と思うけど。 難しいね。
だって、エロいことしたい、とか そういうのだけじゃダメじゃん? めんどくさいよなあ、恋愛。
[茶化した台詞を最後に付け足して 男子高校生らしく締め括り、笑った**]
(467) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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[ 彼女にまで周りを見ている人だなど、>>361 そう思われていた事を私が知る由は無いが。
……良いことでは無い、きっと、 他人の粗を探そうとして躍起になっている、 浅ましい部分があることは否定しきれないから。]
(468) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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―― 回想/試作買い出し ――
うん、よろしく。 とは言っても試作だし。 そこまで気張らなくってもいいよー。
[ 重たい部分は向井君や鳩羽君に押し付けて、 私達は私達でやることをしましょうと。 準備が出来たならば何人かで連れ立っていこう。]
(469) 2021/06/04(Fri) 16時頃
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[ 買うものを確認しながら、道中。 トッピングに、看板メニューに、 何が必要かなとぐるぐる考えながら。]
結構製菓用のデコレーション材料って 割高だったりする、よね…… 小さいチョコとかで代用したり、とか……?
……なんだろ。 メイちゃんとこうやって学校外で何かする、って 滅多にないよね。珍しい。 あんまどこかで遊んでる印象もないし。
[ 黒沢さんと仲が良いようだから、 らしいな、というところはあるけれど。]
(470) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ ……っていうか、多分、 お互いクラスメイトである事以上の事、 あんまり知らないんじゃないかな、とは思う。
グループとか絡む相手も違うし。 私の交友範囲なんて、浅く広くみたいな感じだし。 家庭でなにかあっただとか、そういう噂話は それなりに耳に入るけど、深入りはしないし。]
……メイちゃんは、何が好き? 果物。
[ 少し彼女を知ろうとしたのは、ほんの気まぐれ。]*
(471) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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── 回想・販売係>>369 ──
それは言えてる。 金かかんねえどころかもらえるなんて。 うれしい発見だなあ。
[ 暮石がのんびりした口調で言うから、 慎一もつい釣られて語尾をのばした。
貼りつなげた模造紙に、 慎一は文字のサイズがばらつかないよう、 文章が斜めにならないようにって、 ゆっくりゆっくり文字を書いていた。
そんなに急ぐような作業でもないし、 息を吐いた暮石の隣で、>>369 慎一もほうっと息をつくことにする。]
(472) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ たぶん、それが本来慎一にとって、 ちょうどいいくらいのテンポなのかも。
教室にいる大多数のみんなと、 まんべんなく交じり合うには、 ちょっとゆっくりなのかもしれないけど。]
(473) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 販売メンバーの気遣いにより、 慎一の精神衛生は無事守られた。 ……っていうと変な感じがするけど、
ほら、自分が少しでも関わってたら、 「自分にも責任がある」って諦めがつく。
他人に任せっぱなしにした結果、 「なんでこうなるんだ」って詰め寄らずに済む。
そんな個人の事情は伏せながらも、 「俺は会計なので会計をやる」って、 頑として言い張る慎一ならいたかもしれない。
察してほしい。 というか、譲ってくれるまで慎一は折れない。]
(474) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 暮石も、たぶん綿見も、>>369 ちゃんと領収書がもらえてえらい。
そんな初歩的な失敗するやつなんて、 まさか3年9組にいるはずがないんだけどね。]
全然大丈夫。 なんなら色塗っても大丈夫。 暮石ん家にある? マスキングテープ。
[ 慎一の家にはたぶんない。 けど、お互いの持ち物を合わせつつ、 つつがなく準備を進める優秀な販売係だった。]
(475) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ そんな平和なある日のことだ。 気になったことをそのまま聞いちゃう。 この慎一の性質も、癖と呼べるかもしれない。
「なんで?」って慎一の問いに、 暮石はやっぱりのんびりした調子で答えた。>>371
その理由は疑問を抱く要素もなくまっとうで、 慎一はふうんって納得しかけたんだけれど。]
……手、怪我したくないってこと?
[ 付け足された言葉とグーパーする仕草に、>>372 あまり察しのよくない慎一は首を傾げた。]
(476) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 元バスケ部的には困る気持ちもわかるけど、 それ以外の可能性が思いつかない程度に、 慎一の想像力は悲しくも乏しい。]
なのに手伝ってていいの? 人手足りてないんなら、 俺、調理も手伝いにいくけど。
[ 暮石だって当日までの手伝いなんだし、 代打くらいにはなれるはずだと思って。
無理しなくてもいいんじゃないかなって、 一応、慎一なりに気を回したつもりだった。]
(477) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 次いで投げ返された質問に、>>372 慎一はなんだか少し笑ってしまう。
慎一は楽しそうに見えているらしい。 実際、慎一は楽しんでいるんだけど、 人からもそう見えるんだ。よかったね。]
ラクだよ。会計。 最初からゴールが見えてるし。 やることも大体決まってるし。
[ 「性に合ってる」って慎一は言った。 きっちりきっちり紙に線を引きながら。]
(478) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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委員長とか副委員長って、 実質何やらされるかわかんねーじゃん。
今年はユーガもいたし。 なら委員長はあいつがやるだろうし。 それならやりやすいかなって。
[ なんせ炭蔵はプロ委員長だ。 今、勝手にそう呼んでみただけだけど、 もう10年近くやってる手練れである。 はじめてクラス委員をやる慎一でも、 自分の仕事だけやってればよさそうだろ。
当然炭蔵が委員長だと思ってた慎一は、 委員決めのときの番代の言動に、>>351 驚きすぎて三度見したりもしたけど。]
(479) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ だから、たぶん。あの騒がしい瞬間。 番代に突き刺さってたもののひとつは、>>351 慎一の「なんで?」って視線だったに違いない。]
(480) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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だから──、ああ。 クラス委員やってみたかったんだよね。
……だって、ほら。最後だから。
[ 暮石がさっき持ち出した理由に、 わざとかぶせるように慎一は笑った。
いや、なんていうかさ。 自分でも納得したように言ったけど、
背景まで説明するには、 ちょっと億劫な話だったから。*]
(481) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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── 回想・クラス委員と ──
[ 副委員長のお察しの通り、 慎一に深い考えなんてない。>>327
その瞬間に浮かんだ内容を、 そのまま疑問として出力しただけ。
それは一度目も二度目もおんなじで、 今しているのは一度目のときの話。
炭蔵のそれは答えじゃないし、>>285 曽我の返事を理解するのに、 慎一はゆうに30秒は使ったけど、>>327 だからどうってこともない。]
(482) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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メンバーチェンジじゃなくて、 性別の方変えに行く? どんな力業よ。
[ そういう話じゃねーんだわって、 最後に残った樫樹の方を、 名回答を期待する目で見つめたりもする。
そうはいったって慎一とて、 このメンバーに不満があるわけじゃなくて、 ただ本当に「なんで?」って驚いただけ。]
(483) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 10年来の付き合いの、 プロ委員長がいるのは心強いし、
最初のトンチみたいな回答のせいで、 つかみどころがない印象だった曽我も、 なんやかんや人を手伝ってるのをよく見る。 面倒見のいいやつなんだなって慎一は思う。
樫樹には声を大にして……、 いや、恥ずかしいから小声で言いたい。 慎一もね、要領はいいほうじゃない。 仲良くやっていこうね。
つまり、華のある雰囲気ではなかったけど、 慎一にとっては居心地がよかったよって話。]
(484) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ ……炭蔵が悪気のない調子で、>>287 10年間の思い出を振り返り始めるとき以外はね! ]
(485) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 何はともあれ二度目の話もしよう。
といっても、 炭蔵はやっぱり返事をしないし、>>289 曽我の本気とも冗談ともつかぬ言葉は、 例によって慎一を翻弄するわけで。>>328
今回も期待してますって顔をして、 残された樫樹のほうに視線を向けながら、
自分に跳ね返ってきた問いに、>>289 慎一もまたへらりと笑って答える。]
(486) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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えー……、じゃあ、 おまえらみたいになりたくて?
[ 嘘か本当か冗談か本心か、 はぐらかすように言ったのはお互い様でしょ。
曽我の答えに今さら声を立てて笑って、 「よくサラっと言ったよな」って茶化したり、
「そもそもユーガは答えてない」って、 聞き逃してないアピールをしながら、
ヘラヘラ笑いがゲラゲラ笑いになって、 その瞬間は本気でおもしろくなってた。**]
(487) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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―― 回想:委員長のカウンセリング ――
え、でも。
[ 心当たりがないなら堂々としていればいい。>>457 炭蔵君のその発想は私にはないもので、 そんなわけには、と私は首を横に振る ]
心当たりはないのに不愉快な思いをさせたんなら、 そっちの方が問題じゃない?
[ それはつまり無神経ってことだし、 心当たりがないから改めようがないってことでもある。 何より問題なのは、 それがわかってるくせに気づいていないふりをして、 改善のための努力をせずに事態を放置してること。 駄目だ。 考えれば考えるほど自分の駄目さを痛感するしかない ]
(488) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ “期待外れ”だと炭蔵君に思われたこと、>>458 言葉にされなくてよかった。 口にされていたら、きっと私は、 また残機が一つ砕け散る音を聞いただろう ]
(489) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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下手につつかない方がいいかなと思って、 気づかないふりしてるんだけど、 ちゃんと話をした方がいいと思う?
[ それは私の本心で、 私は気づかないふりが最善だと思って そうしてきたつもりだったんだけど、 口に出してみればなんだか言い訳みたいに聞こえる。 結局私はそう自分に言い聞かせて、 向き合いたくないことを放置してただけかもしれない。
聞かないと理解できない。 聞いたって理解できない。 結局、私は自分の本心だってよくわかってないのかも ]
(490) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 痛そうって言われて、自分の手首を見下ろした。>>459 未練がましく左手の袖口を引っ張る右手。 痛そう?だって、痛くしてるんだもの。 痛くしないと意味がない。 見せてみろって言われて、 反射的に両手を背中に回しちゃった ]
(491) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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大したことないから。大丈夫。
[ 吊り上がってるらしい炭蔵君の眉は、 前髪に隠されて見えなかった。 まさか人気アーティストの髪形を意識してるなんて、 そんなことは知るわけないけど。 強引なことをされない限り、 長袖に隠された手首を見せるつもりはなかった。 お見苦しいものを披露する趣味はないから。 もしくは、決定的な場面でも目撃されない限りは、ね? そんな迂闊なこと、するつもりはないけど。 ああほら、また根拠のない自信が顔を出す ]
(492) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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[ 私の謝罪に返ってきたのは、 実に炭蔵君らしい物言いだった。>>460 私に気を使わせないようにしてる? だとしたら、あまりに不器用な物言いだと思う。 もしくはまごうことなき本心? だとしたら、とっても奇特な人だと思う。 そういうところに優等生な炭蔵君の 貴重な人間らしさみたいなものを感じる私も どうかしてると思う ]
何か、勉強になった?
[ 社会勉強だって炭蔵君が言うから、 それなら、私からも質問を投げてみよう。 この話し合いに、何か得るものはあった?* ]
(493) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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/* お泊りの翌朝に目撃チャンスがある予定なのですよね。 我慢できなくて切っちゃう。
(-88) 2021/06/04(Fri) 16時半頃
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―― 回想/目玉商品(物理) ――
え?
[ 人間の目とは?と、 彼からの言葉にキョトンとして。>>389 私は目玉商品を考えているだけで 別に目玉を描いてるわけではないのだけれど……
ぐるぐると描いたクリームにフルーツ、 ブルーベリーと苺のソースを散りばめて。 遠目に見るとそう見えるかもしれない。 おかしいなあ。そう思いつつ。]
(494) 2021/06/04(Fri) 17時頃
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― 回想・調理部との相談あれこれ ―
[色んな思惑が絡み合った末、 屋台の出し物はクレープに決まった。>>389 入れたものとは違ったけれどこれはこれで有り。
目玉メニューを決めるべく調理班に相談に行ったものの 黒沢が表だって話を進めてくれたのもあり、自分は時々いいねーとかそれうけるーとか、相槌打ちながら聞き役に徹する感じだったかも。
あ、助っ人炭蔵委員長のエプロン姿は ここに来て料理男子っぷりを見せつけるのか!あざとい! なんて茶々入れたりはしましたよ。]
(495) 2021/06/04(Fri) 17時頃
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あはは! 炭蔵くんも冗談とか言うんだね。 人体錬成なんてするわけないじゃん。
[ 買い出しのメモに人体の材料を 頼んだような記憶はないよって笑って。
彼の持ってきた絵を見ながら、 この絵もどういうこと?と首を傾げる。 私の絵よりは分かりやすいかも知れないけど。 シンプルだし、すっきりしてるし。
でも目玉商品としてのインパクトは、 いまいちかもしれない、と思う。]
(496) 2021/06/04(Fri) 17時頃
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[ その次に訊かれたことに、>>391 一瞬、手が止まる。]
(497) 2021/06/04(Fri) 17時頃
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……なんで?
[ 苛立ちが、少し籠ってしまっただろうか。]
何にもないよ?黒沢さんがなんか言ってた? それとも、どうにかした?別に何もないし。 なにか誤解とかさせてたかな?
[ 笑顔はそのまま張り付いたまま。 こんな事言わせないで欲しい。 何か私が悪いことしてるみたいじゃん。 私が悪いみたいじゃん。]
(498) 2021/06/04(Fri) 17時頃
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[女子たちの間でも微妙になんかあったみたい。 どうも黒沢と綿見がぎくしゃくしている?のかな?
綿見は前に側で騒いでたら「うるさい」って言われたこともあって(もしかしたら自分の勘違いだったかもしれないけど)個人的にちょっと苦手意識を抱いている>>191
なのであまり出しゃばらず見守る構えだった。 女子同士の微妙な距離感に男が入ると 余計ややこしいことになったりならかったりするのだ。 俺が入らなくても皆がフォローしてたっぽいし、 心配いらないだろう。
黒沢とよく話している暮石はその場に居たし、 委員長はそう言うの得意そうだしね。]
(499) 2021/06/04(Fri) 17時頃
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炭蔵くんさあ、
[ あ。 ]
何にもないから、ほっといてくれない?
[ あなた達がいい子なのは痛いほどわかってるから。 思ったより、冷たい声が出てしまったと、思う。]*
(500) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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[が、綿見がこんなのどう?ってみせた絵>>268は 何とも形容しがたい感じの物だったので]
……………確かに人目は惹きそうだよね。
[突っ込んでいいのかどうか迷った挙句、 そんな台詞を零したとか。なんとか。 うちのクラスの美的センス大丈夫かな。黒沢が頼りだ。頼むぜ。*]
(501) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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―― 現在 ――
[ 曾我くんは。 ほどよく鈍く居てくれるから、助かる、と。 以前炭蔵くんに訊かれた時の事を思い出す。
気付いてるかは知らない。でも。 出来るなら気付かないでいて欲しい。 私の醜い部分だから。]
ええ、…… ああでも、そっか。兄弟多いんだっけ うるさいと大変だよね。 なんとなく、わかる。
[ 私のきょうだいもうるさいから。……とは、 言うことは、無いけれど。]
(502) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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[ 元気溢れる小学生の相手をするのは 想像するだけで骨が折れそうだ。>>411
彼の家もきっと大変なんだろうとは思いつつ、 時給が発生するなら……?なんて、 そう、冗談めかした答えを返す。]
うわ、ホントだ。 ……ヨーコ先生ちょこちょこガバるなぁ。 まあ……何も無しだったらそのまま帰る?
皆この大雪だし、それなりの防寒はしてるでしょ。 いいね。もしそうなら雪合戦しよ。 もー、本当にあまり身体動かしてないから。
[ 夜食と称して偶にお菓子作ったりしてる分、 すこーし太ったりとかしてたら嫌だし。 脳みそに糖分が行っていればいいのだけど。]
(503) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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行きたい学校、まあ、うん。有るけど。 高望みしすぎなんじゃないかって。 そう言われてもおかしくない感じの成績で……
頑張っては、いるんだけどさ。
[ ほんとに頑張ってる?もっと頑張れるんじゃない? そうささめく何かを脳裏に押し込めて、 こくんと息を呑み下す。
彼の家は、自由そうで良いな。と、 そんな所を少し眩しいような、羨ましいような、 私目線の勝手な思いを抱いて。]
(504) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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[ 校門が見えて来たならば、その辺りに 漸く辿り着いた生徒の影はあっただろうか。
何であれ、誰であれ。 おはようといって学校へ入っていく。 いつものように、いつもと違う今日を始める。]**
(505) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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― 回想:客引きの件 ―
[客引きどうするか、の話も番代に相談に言ったのだが 彼女がプラカードを作ってくれるってことで>>295 わりとすんなり話は纏まった。 黒沢が居ると段取りがスムーズに進んでいくあたり 流石副会長だな〜って思ったりしつつ]
おっけーおっけー。 客寄せパンダは任せて。
[まあ看板娘の番代だけでも十分客は引けると思うけどな。 ともあれ当日は暇だし、全然手伝うつもり。 この顔を有効に役立てておくれ。]
(506) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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あれじゃん?いっそなんかコスプレとかしちゃう?
[向井が聞けばまた渋い顔をしそうなことを 思い付きで言ってはみたが、 黒沢には何か案があるようで。
アクセサリーを作る予定なのだと聞けば いいね!絶対可愛いじゃん!と賛成したのちに、 ねーねー俺は?俺にはなんかないの? って黒沢にねだってみたがどうだろうな。 どうも自腹切るつもりっぽいし、無理は言うまい。**]
(507) 2021/06/04(Fri) 17時半頃
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── 回想:黒沢と ──
……ああ、なるほど そういう捉え方もあるのか
[ 常に己の善悪センサーを頼りに 日々を生きてきた炭蔵にとって 目から鱗が出る考えだった。>>488
しかしながら、 ]
そう自覚があるとして、 どうしてそのままにしているんだ?
[ 理解していながらも、改善の努力を怠る理由が 炭蔵には理解しがたく、首が右に傾いていく。 ]
(508) 2021/06/04(Fri) 18時半頃
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女子の考えは、俺にも分からないが、 俺だったら理由を聞きに行くだろうな
[ 例えこの答えが切欠になり、 関係がより捩れてしまったとしても 炭蔵は悪いことは言っていない。
基本的に経験則で生きており、 予測や推測をすることはできても、 想像力はどうにも不足している。 ]
(509) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ だから、 ]
黒沢にとって、 現状が最善だと思って選択しているのなら、 余計に申し訳なさそうな顔をする理由が知りたい これ以上ない選択なら、どうしようもないだろ
何か後ろめたさがあるからこそ そんな顔をしているのだと思ったんだがな
[ なんて言葉くらいしか出てこない。 慰めや同情、と言った言葉は、 持ち合わせていないらしい。 ]
(510) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ それから、手首のこと。 指摘すると隠されてしまう。>>491
この反応は大丈夫じゃない時のソレだと 流石に分かるものだが、…… 黒沢は隠したつもりなのだろう。 ]
…見せてくれたら信じよう
[ これが男子なら、ひっぺがして見せてもらった。 しかし、女子に対して乱暴なことはできない。 年中長袖に隠されている手首の秘密。 余計に好奇心がくすぐられてしまうが、 これ以上、無理を言うつもりはない。 うっかり目撃するなら別にはなるが、 黒沢がドジを踏まなければ知らないままだ。 ]
(511) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ ただ、不器用なだけだ。 炭蔵という男は。 どこにもスイッチなんて存在しない、 ちゃんとありたいだけの人間である。 ]
ああ、人はみかけによらない 黒沢のような人間でさえ、 迷うことがあるってことが分かったね
[ 口角を少しだけ上げて答えよう。
周りからの評価で構成されている炭蔵から、 少しでも彼の人間性が垣間見得たなら幸い。
感情の表出は乏しいが、 全くないわけではないのだ。 *]
(512) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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── 現在・学校 ──
……黒沢、けっこー冷たい。 こわぁ。ヨーコ先生泣くよ。
[ きっと評価を下げる。>>439
思ったよりもはっきりとした口調に、 慎一はちょっとビビってしまう。
自分も散々非難しておいてなんだけど、 黒沢の口調がちっとも冗談に聞こえなくて、
それを茶化してみたつもりの慎一の声も、 思ったよりもマジなトーンだったから困る。]
(513) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ 俺たちのヨーコ先生。 若くてちょっとかわいくて頼りなくて、 でも授業はスパルタなヨーコ先生。
大人としてどうなのさって、 やっぱり慎一は思いもするわけだけど、
それでも来年評価が下がったら可哀相だから、 先生が炭蔵頼りを卒業すればいいと思う。
今日からでもきっと遅くない。 人間は成長する生き物であるはずなので。]
(514) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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マジで? 途中からカウンセリングされてる気分だった。
[ 納得させられる気配が1ミリもなくてごめん。
黒沢の苦笑に慎一は驚いてそう言ったけど、 マジメで自己チュー仲間の分類に、>>441 今度は慎一のほうが苦笑する番だった。]
マジメで自己チュー。 友達いなさそう。
[ 否定材料がないのでお断りこそしないものの、 あんまりメンバー入りしたくない派閥だった。]
(515) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ 褒め言葉は受け取り拒否されてしまう。>>442 慎一なんて軽率にえらぶっていかないと、 毎日やっていけそうにもないっていうのに。
謙遜にしろ本音にしろ、 相手を選ばなきゃそれは嫌味だよ。
慎一はまた苦笑して、 「いやいや」って手をパタパタ振る。]
黒沢で出来が良くなかったら、 俺の立つ瀬マジないんだけど。 基準が厳しすぎる。何目指してんの? 神?
[ あくまで冗談として「傷つくわあ」って。 あっけらかんとした声で言ってやった。]
(516) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ 正直な話を続けてするのであれば、
聞かれたくないとこまで聞かれたというより、 小難しい話をするならもう少し余力のある日がいい。
今日はもう疲れちゃったんだ。なんで? きょうだいが顔洗うの邪魔してきたり、 食べようと思ったものが家になかったから。 あと、想定外に雪まで降っちゃってる。
……バカみたいだなって慎一も思うから、 やっぱりへらって笑って当たり障りなく言うだけ。]
別に、そーいうのじゃないし。
[ 「謝んなくていいよ」って言ったのは本心だった。]
(517) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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── 現在・昇降口 ──
……さすがに変じゃね?
[ 具体的な予測なんて何一つ立てられず、 眉をひそめるだけの慎一だった。>>443
下駄箱の前、黒沢が靴を履き替えて、 購買に向かうと慎一に向かって告げている。
慎一はそれを普通に聞きながら、 なんで人がいないんだろとか考えながら、 自分もずぶ濡れのスニーカーを脱ごうとする。]
(518) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ 向井慎一の人生にはたくさんのジンクスがあって、 例えばそのひとつはこんな調子。左足から靴を履く。]
(519) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ 便宜上ジンクスなんて呼んでいるけど、 別に呼び方なんてなんだっていいんだ。
ただ、決まった手順でこなすべきものがある。 慎一自身の精神衛生上、必要な決まり事の類。
決めてるのは慎一自身のはずだけど、 なんでそれが必要なのかは知らない。
でも、他人に寛容にへらへら笑っているために、 誰にも迷惑かけない些細な決まりは必要だった。
それをちゃんと守っていれば慎一は落ち着く。 他人が予定通り動かなくても少し我慢できる。]
(520) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ ……つまり、何が起きたかっていうと、
靴を履くのは左足からであるべきなのに、 慎一は右足を先に靴から引っこ抜いてしまった。 右の靴下があんまりずぶ濡れだったせいだ。
それだけ。それだけなんだけどね。 自分のうっかりに気が付いたとき、 慎一の頭の中は、ぶわあってなる。
ぶわあってならない人にはわからないかも。 例えば、何かが爆発したみたく真っ白になったり、 いろんな映像が頭の中を駆け巡ったりする。]
(521) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ たとえばそれはこんなもの。 黄身がつぶれてスクランブルエッグになった卵。 スポーツ中継でずれこんじゃった番組表。 弟が勝手に持って行っちゃったマフラー。
どれをとってもどうでもいいことばかり。 でも、その一つひとつが、 慎一の毎日を台無しにするから、疲れる。]
(522) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ 特に今日は朝から何ひとつうまくいかない。
右足を宙ぶらりんにしたまま、 慎一はかろうじて黒沢に言葉を投げた。>>444]
うん。俺、あとで行く。
[ ふつうの声で言えたはず。 なんせ慎一はもう18歳なんだから。
どうしよっかなって足元を見降ろして、 今更どうしようもないから靴下を脱いで、 右足から上履きを突っかけた。気持ち悪い。 濡れた感触も、右足が先だったことも。
ずるずる、足を引きずるみたいに教室へ向かう。*]
(523) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[「暮石さんって、都合のいい時だけ友だちだよね」 と、言われたことがある。 あれは中学生2年の頃だっけ。それとも小学5年生?
よく覚えていないのは、 わたしの毎日がそれだけ変わり映えしなかったから。 それとも、都合よく忘れようとしたのかも。
誰が言ったかも思い出せないのに、 言葉だけが今もわたしの中に残っている。]
(524) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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— 回想:高校1年の頃・昇降口で —
[豊高に入学してからもわたしの毎日に変化はなく、 最初は遊びに誘ってくれたクラスメイトも もうわたしに声をかけなくなっていた。
だって返事はいつも「ピアノの練習があるから」。 わたしがピアノを弾いているという情報と引き換えに、 みんなはわたしに諦めや苛立ちをくれる。
最近はHRが終わってわたしが席を立つより先に、 「暮石さんまたね」って言われるくらい。 「頑張ってね」とか「大変だね」とかもある。 意地悪な言葉も混じるけど、大抵は優しさからのもの。 その度にわたしはどうしていいか分からなくなって よくへらへらと笑っていた。]
(525) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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わっ、と。こっちこそごめんなさい。 大丈夫? 怪我してない?
[そんなある日、昇降口を曲がった所で 女の子>>366とぶつかってしまったことがあった。 わたしと同じくらいの大きさの子。 同じ学年って言葉から同級生らしいと分かる。 人との関わりが少ないわたしは、 その子のことをよく知らなかった。]
本当にごめんね。
[そう言って、わたしはその場を離れようとした。 早く帰って鍵盤に触らなくちゃ。 わたしの頭の中にはそればかりがあって、 その子>>367が声をかけてくれなかったら 振り向くことすらなかったと思う。]
(526) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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……わたし、と?
[わたしはちょっと驚いた顔をしてその子を見る。 それから、いいよって頷いた。]
……うん、一緒に帰ろう。 帰り道、どっち?
(527) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[——名前を聞いたのはその後だ。 わたしはそれが何だか不意に面白くなる時があって、 ひとみちゃんと帰る時、今でもたまにその話をする。
約束はしない。会えたら一緒に帰る。 ひとみちゃんの家はどこにあっただろう。 わたしの家は歩いて帰れるくらい近い距離だから 一緒に帰る時間はそこまで長くなかったけれど、 短い間にいろんな話をしたと思う。
購買に入った美味しいパンのこと。 ヨーコ先生が授業で言ってた面白い話。 わたしは習い事があるから帰宅部なんだって話もした。 ひとみちゃんが帰宅部な理由は聞けたかな。
わたしが5歳の頃、見ていたのは絵本でも テレビでもなく、お母さんが買ってくれた楽譜だった。 だからわたしはひとみちゃんの昔話を知らない。]
(528) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[ある日、昇降口にひとみちゃんの姿を見つけて 声をかけようとした時、ひとみちゃんが 誰もいない場所を見ていたのを目にしたことがある。
どうしてとは聞かなかった。 でもその日の帰り道、 わたしはどうしたのってひとみちゃんに尋ねたと思う。]
(529) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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[約束はしない。会えたら、一緒に帰る。 だからわたしがお母さんを亡くして、 3日間絶対会えなかった時も ひとみちゃんに連絡はしなかった。
これまでだって3日会えないことはあったはず。 ひとみちゃんがわたしがいなかった理由を 知っていたかは分からないけれど、 次に会えた時、わたしは普段通りのわたしだった。
唯一、わたしの話題からピアノが消えただけで。 それからも月曜日を除いて、 わたしは昇降口でひとみちゃんの姿を探す。 わたしが先にひとみちゃんを見つけた時、 かける言葉は最初の時から変わっていない。 「一緒に帰ろう」って。]*
(530) 2021/06/04(Fri) 19時頃
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ハハ、もしそうだったら いつ財布忘れても平気だな。
[ 当然だろ、と>>307
当たり前のように言い切る炭蔵にとっては それが当然の事なのだろう、ととぼんやり思う
実際うちのクラスの奴らは良い奴だと思ってるし 頼めば貸してくれるだろ、なんて打算もあったけど。
微妙に認めきれない回答になったのは 自分がそれを当然のように出来るか分からない …なんて自信の無さの裏返しだった]
(531) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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ヨーコ先生、もっと頑張れよな。
生徒の自主性に任せすぎだぞー。 来年には俺ら居ないんだからなー。
[ 影も形もないヨーコ先生の幻影に向かって 無責任な言葉を放る。
ヨーコ先生の事は好きでも嫌いでもない。 炭蔵はじめ、生徒に仕事を任せて楽してるのは ちゃかりしてるなぁ、なんて、それだけ。
当然ヨーコ先生から返る言葉なんて無くて。
…そっか、来年には居ないんだ、なんて。 少し切なくなったのは、静けさと雪のせいだろう ]
(532) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ ココアは嫌いではなかったようで>>309 少し安堵した表情を浮かべつつ ]
いや。 なーんか色々上手くいかないな、って。
[ 表情の変化に聡い炭蔵に苦笑を一つ。 実際上手くいかない、と思う事は多くあるが それだけが原因ではない。
ただ"敵わねえな"とそれだけを思って それ以上は言うことは無かった ]
(533) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ 学校に着いた頃、ふ、と所属していた 書道部に置きっぱなしになっていた道具を思い出した。
書記に立候補したのだって偶然書道部に入ってて 偶然字を書くのが苦じゃなかったからだ、と。 そんな理由]
俺、書道部に忘れ物取り行ってくるな。 …もう遅刻してる、なんてこと無いよな?
[ 学校に着いても、相変わらず人影は無い もしかしたら気付かなかっただけで クラスメイトの誰かは居たかもしれないけれど。
少しばかり不安になって思わず確認するように言ったが とりあえず、まだ予鈴の鳴る時刻では無いようだ
炭蔵が別の場所に行くなら その場で分かれたのだろう * ]
(534) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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/* 寝てるのも起きてるのもシンドい(੭ ᐕ))体調良くなった頃に頑張ろうと思っても、その頃には関係が出来上がってて入りづらい未来…(目逸らし
(-89) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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── 回想:綿見と ──
[ 目玉商品ならぬ、目玉に見えたのは、 炭蔵自身のセンスのなさゆえも あったのかもしれない。おそらく。>>494
確かに買い出しのメモには、>>496 フルーツだとかチョコだとか、 一般的な記載がされていた気がする。 ]
目玉ならぬ目玉かと思ったんだが、 俺の勘違いだったならすまない。
[ 至って真面目なトーンで謝罪。 ]
(535) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ ちなみに、炭蔵の描いた三角形の並びは、 一応苺を載せているつもりだったらしい。 確かにインパクトには欠ける。
しかし、恐らく調理部の経験を生かして 綿見がどうにかしてくれるだろう という淡い期待を炭蔵は抱いていた。 ]
(536) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ さて、問題はそれからだ。 綿見の笑顔が凍りついたように見えた。>>498
言葉ひとつひとつが、 何でもないわけではないと物語っている。 ]
単に俺が知りたいだけだ クラスの水面下で起きていることは全部
……この間、変だったろ?
[ 矢継ぎ早に話す彼女の合間を縫って、 そう伝えてみるが、─── ]
(537) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ その声はとても冷めていた。>>500 綿見の秘めた一面を知れたことは 炭蔵にとって喜ばしいことだった。
しかし、やはり女子の気持ちに寄り添えていない 自分の経験不足を思い知る。 ]
そうか、それは困ったな 残念ながら、俺は放っておけないんだが ─── どうしたらいいだろう?
[ 責めているように感じさせてしまっただろうか? こういう時は女心の分かる誰かに相談した方が、 ( ── 例えば、柊とか得意そうだな ) と、思い浮かべながらも、綿見を見ていた。 ]
(538) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ 確かに、気安い部類の人間ではない。 共に居て、息が詰まると過去に言われたこともある。 しかし、いくら綿見が苦手意識を持とうとも、 簡単に炭蔵の行動原理を変えられない。
まあ、キライだと目の前で泣き喚かれたら 向井にやられる以上に堪えはするだろうな。 *]
(539) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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── 回想:ユキ ──
[珍しくユキと真面目な話。 どうやらユキと俺の恋ができない理由は真逆らしく ユキの話を聞いて今度は俺がまばたきする番。>>465
レンが羨ましい、って言われて 曖昧に首傾げて、肩を竦めた。]
そう? 俺なんて、 永遠に彼女できそうにねーけどな
[恋愛になる前に、友達になってしまう。 距離の詰め方がきっと、恋愛であれ友情であれ きっと俺にとっては一緒だから、なんだろうな。]
(540) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[……それに、もうひとつ。 何もかも、恋愛感情に結びつけるのを もしかしたら心のどこかで避けているのかもしれない
恋が家庭を壊した例を、 ずうーっと、体現中、だからさあ。俺。
なんて、ユキには言えなかったけれど。 ………いつか、話せる日が来るのかね。]
(541) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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……そ。
[恋愛、できたらいい、 そんな言葉をユキから聞いた。>>467 それからついでに男子高校生らしい台詞も。]
だよなー めんどくさそうだよなー恋愛! エロいことはしてみてーけど!
[あははと笑って、うーんとひと伸び。]
(542) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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でも、ま。 恋愛であれ、なんであれ うーん… なんつーかさ
ユキが、心許せる相手っつーか “イケメンだけじゃないユキ”をさ 見てくれる相手が、いるといーよな
[なーーーーーんて。くっさ。
予鈴が鳴って、やっべ授業!って俺は ユキに行くぞ!って声かけて教室に走りだす 今?廊下とかに居たんだよ!きっと!!!!]*
(543) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 19時半頃
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── 回想・買い出し ──
[ 鳩羽に暮石。>>362 夏休みもずっと見てた顔。
ほぼ皆勤賞仲間のよしみで、 チャリ漕いでくれてもよかったのに!
でも、女子に無理はいえない。 なんかよくわかんないけど、 そういうものなんだって慎一は学んできた。
だから、「大丈夫そう?」って言葉に、 ビミョ〜〜〜な笑顔を向けておこうね。]
(544) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ あんまりだいじょばないけど、 引き受けたからには男向井、やります。
しっかり巻き込んだ鳩羽の疑問に、>>379 「なんでだろうな」って感じの、 俺は悪くないぞ顔で首をかしげながら。]
マジでふたりで行く量じゃねえ! チャリに乗らなかったら担ぐしかねーよ。
[ それとも、もう1往復のコースをお望み?
もしこれが会計の仕事のお手伝いなら、 慎一は当然なんか奢ってしんぜただろうけど、 なんせこれはもともと調理班の仕事だ。 俺とお前、立場同じ。くらいのつもりでいる。]
(545) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ 気合いれっぞ元運動部! じゃないけど。 頑張ろうや同志よってのも変な話だけど。
ちょっと遠くのスーパーまで、 ひいひい笑いながらかっ飛ばそう。 帰りはもう少しゆっくり帰ってこよう。
途方もない荷物の量にも、>>382 清々しく叫んでくれる同行者がいるので、 慎一もケラケラ笑っていられる。
何かを奢る気はあんまりなかったけど、 屋台メニューの試食会に参加する権利くらい、 二人そろってもらったっていいんじゃないかな。]
(546) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ 慎一が鳩羽に奢ったのはアイス。>>381 夏休みも終わりのころのことだった。
だってそういう勝負だったからね。 クラス委員は関係ないけど、 慎一が勝負に負けたので約束は守ります。]
だーーっ、もう、 好きなの選べばいいじゃん!
[ やたらとハイテンションな鳩羽に、 慎一は投げやりにもそんなことを言った。]
(547) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ 次は負けねえなんて、 悔しまぎれの捨て台詞も吐いたけど、]
レンもこっちメインでやればよかったのに。 実行委員、当日忙しいんだろ。
[ なんて言ったことがあるくらいには、 気づけば親しみを抱くようになっていた。]
(548) 2021/06/04(Fri) 19時半頃
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[ 余談。
やたらとうるさいスマホの通知に、>>380 『夏風邪』とだけ返した慎一だけど、
飲み物を持ってきてくれた妹が、 よく鳴く慎一のスマホに気づいて、 「友達いたんだ」って本気で驚いてた。
「いるよ。普通に」って言ったって、 日頃の行いが悪いせいか訝し気だったけど、 一応「よかったね」って信じてくれたから、 慎一はふふんと得意げに笑ったりもした。**]
(549) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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── 現在:学校へ ──
その前に、おっちょこちょいな樫樹が 忘れない工夫を共に考えてやるよ
[ なんて。 表情の機微には気付けても、 エスパーなわけではないので、 樫樹の考えていることまでは読み取れない。>>531
自信の無さそうな様子は気になったが、 また忘れたらどうしようの程度だと思っていた。 ]
(550) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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俺たちの自主性を育む上では 悪くない先生だと思うぞ
[ 炭蔵も樫樹と同じで、 ヨーコ先生に対して好きも嫌いもなかった。 そもそも、ヨーコ先生に限らず 他人に対して好き嫌いを抱かないのもある。 ]
来年、といってももう残すところ数ヶ月で 高校生活も終わりだもんな
[ 来年には居ない。 そんな言葉に切なくなるほど、 感性豊かな男ではないので、事実を淡々と語る。 ]
(551) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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[ ぬるいココアの缶をポケットの中で弄びながら 苦々しい表情を浮かべる樫樹に首を傾げる。 ]
どうした?勉強で詰まってるところでもあるのか?
[ この時期の上手くいかない、は、 大抵受験に関することではないか? という推測の元問いかけてはみるが、 恐らく的外れなのだろう。
そんなことを炭蔵が気づくはずもない。 ]
(552) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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[ そうこうしているうちに、学校へたどり着く。 昇降口で靴を履き替えていると、 忘れ物を取りに行くという言葉。>>534 ]
……いや、遅刻な筈はない。
[ 炭蔵はこれまで、遅刻などしたことはない。 無遅刻無欠席の男だ。 ……ああ、そうだ。 夏休み期間の文化祭準備の日も、 無遅刻無欠席だったはずなので、 鳩羽たちの勝負に加わっていたのなら、 勝ち確だったろう。
─── と、話が逸れたな。 ]
(553) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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もしかしたら、先生の連絡ミスか? ……とにかく、またあとで。教室でな。
[ 樫樹が書道室へ向かうのを見送って、 改めて辺りを見渡した。
ひとが居ない。異様な程に。 休校だったかもしれない、という疑惑が浮上する。 ヨーコ先生、ついにやらかしたか?
頭を抱えた炭蔵は、 確認目的で職員室へと足を運んでいた。* ]
(554) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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— 現在:通学路 —
[左手に選ばれなかった緑茶が乗ることはなかった。 それは鳩羽くん>>383の手の中にある。 わたしの右手にはココアじゃなくてホットレモン。 おじいちゃんにしては元気のいいツッコミを聞きながら わたしは手元に視線を落とした。
わたしたちの手には、 望んでいなかったものが与えられている。]
しゃーねーのかー。
[だって、ここには鳩羽くんが飲みたかった物がある。 わたしと交換すれば、少なくとも鳩羽くんは 望んだものを手に入れられたはずだ。 でも鳩羽くん>>384は自分で選んだ結果を受け入れる。 わたしも強く主張するつもりはないから、 緑茶は無事鳩羽くんに選ばれて語呂を取り戻した。]
(555) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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[あ。]
[たぶん今、水面から少しだけ下に潜った。]
(556) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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[鳩羽くんは明るくてノリのいい、元気なクラスメイトで、 アイちゃんっていうお姉ちゃんがいて、 学園祭の準備を休まず頑張っていて。
あとは髪が明るいこととか、今スニーカーが わたしのローファーと同じ目に合っていることとか。
わたしは、お日様みたいな鳩羽くんしか知らない。]
……。
[わたしたちは親の話をするような小学生じゃなくて、 反抗期に釣られて駄々をこねるような中学生でもなくて、 もうすぐ大人になるはずの高校生で。
何もかもが思い通りになんてならないことくらい、 知っている。分かっている。
鳩羽くんの表情は今日の空みたいに曇っていて、 鳩羽くんの言葉>>385は雪のように冷たく染み込んだ。]
(557) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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……ソーダネ。
[わたしの声って、こんなにへらへらだったっけ。 いつもの笑顔が声に吸われてしまったのか、 わたしは鳩羽くんの隣で上手く笑えなかった。
わたしの頭に浮かんだのはお母さんのことじゃなくて、 まだ見ぬ鳩羽くんの家族のことだった。 アイちゃんのこと、楽しそうに話してたと思ったけどな。 それなら家族ってご両親のことかな。 そこでようやく、わたしの頭にお父さんの顔が浮かぶ。
残念ながら、鳩羽くんの選べねー運命は、 鳩羽くんのことをただ幸せにはしてくれないらしい。
自動販売機から校舎まではそう遠くない。 その間、わたしの声は半音下がってほんのり短調。 空気を裂くみたいな鳩羽くん>>386の叫びを耳に、 わたしはホットレモンに口をつける。]
(558) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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すっぱ。
[喉の奥がきゅってしまるような酸味が広がった。 ココアに比べたら全然甘くない。 わたしは右手で表面を撫でて温もりを求めた。]
おじいちゃんはそんなこと言わないよ。 目覚ましになって良かったんじゃない?
[鳩羽くんの笑みに釣られてわたしも笑う。 へらへら。二人で笑ったら、少しは空気も戻るかな。]*
(559) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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— 豊高前 —
——やっぱり、人少ないねぇ。 少ないっていうか、いないっていうか。
[いつもなら何人もの生徒が吸い込まれていく校門は、 今は空っぽに等しい。 わたしが一瞬立ち止まると、 靴の中で染みた水分がぐじゅと音を立てた。 うぇ。わたしは小さな唸り声をあげる。]
(560) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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鳩羽くん、先行ってていいよ。 わたしはちょっと靴干してこよっかな。
[正確にはタイツをどうにかしたいんだけど。 もっと正確に言うなら、 今のわたしがちゃんと笑えてるか不安になったから。
鏡が欲しい。 今のわたしをちゃんと教えてくれるくらい、大きなやつ。
鳩羽くんの行き先次第だけど、 昇降口までは一緒に行くつもりで門扉を潜った。]*
(561) 2021/06/04(Fri) 20時頃
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/* >>529 それはフェレンゲルシュターデン現象だよ
(-90) 2021/06/04(Fri) 20時半頃
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/* 鳩羽くんの芽衣のお母さんから鳩羽くんのお母さんに繋げてくれるところとか、飲み物からどうしようもないことをちらっと見せてくれるところとか、情報を出し方がすごい自然でいいなあと思います。
動いてくれるとこっちも動きやすーい。 転んだり交換したりくらいしかできてないんですけども……! お話ありがとうを埋めておきましょう。
(-91) 2021/06/04(Fri) 20時半頃
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/* いつの間にかギスギスグループが形成されていて、 ログがすごく伸ばされている……!
クラスのすみっこで空気を読まず踊ってる謎の生き物になります
(-92) 2021/06/04(Fri) 20時半頃
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/* ひとみの二人称は「きみ」であることを忘れないようにすべし。
>>364でやらかしてるしよ……。
(-93) 2021/06/04(Fri) 20時半頃
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/* 炭蔵くんの縁故の拾い方もいいですよね。 フットワークの軽さって言うと向井くんや乃絵ちゃんが浮かぶけど(最高)、炭蔵くんも他の人がいない場所にすっと入ってみんなの新しい一面を見せてくれるというか。そういう意味でフットワークかるかる。
ありがたいことにいろいろ振っていただけているのでお返しが主になっているのですが、乃絵ちゃんに長袖の話は振りたい……! でもその前にうきうきお返事です。ずっと楽しいな……。
(-94) 2021/06/04(Fri) 20時半頃
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── 現在・廊下 ──
[ 教室へ向かう慎一が、 重ったるい足取りで歩いてたときだ。
向こう側からこちら側へと、 ずり足気味で歩いてくる影がある。
よく見るとそれは九重だった。 慎一のクラスメートのひとり。 あんまり目立たないほうの女の子。 オカルトの類が好きなんだとか。
だから慎一はいつもどおりに、 顔を上げて、極力元気に、]
(562) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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九重じゃん、ハヨー。 え、どこ行くん……
[ ……って挨拶をして、 ついでに行先も尋ねたんだけど、 彼女は小さく「おはよ」とだけ言って、 そのままどっかに歩いてってしまった。
でも、それだけのことなので、 慎一もあんまり気にせず教室に向かう。
追いかけるほどの仲ではなかったし、 ちょっぴり気まずい部分もあったからね。
彼女も3年9組の文化祭に、 深く関わっていたひとりだった。]
(563) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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── 回想・設営と ──
[ 九重は設営の班に立候補していて、 慎一は費用の件で九重のところにいった。
ほら、広報に相談したあとのことだ。 屋台の飾りつけにお金がかかるって、 やっと気づいた慎一は九重に改めて聞く。
まだ各班の方向性もふんわりしてて、 あれがしたいこれがしたいってのを、 何が必要でどのくらい予算がいるのかって、 ちゃんと確認しておく必要があったから。
ざっくりとした方向性。必要なもの。 予算との折り合い。エトセトラエトセトラ。
ある程度九重からヒアリングをして、 慎一は一旦メモを取ってた手帳を閉じる。]
(564) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ それから。 緊急、緊急! ってな具合に、 慎一はクラス委員の面々を招集した。
あるいは文化祭にやる気モードの、 一部の生徒たちもいたかもしれない。
それで、神妙な顔して慎一は言う。]
……うちの屋台、 質素なオカルトの方向でよかったっけ?
[ これはあんまり「よい」と思ってない言い方だし、 質素にしたのはほとんど慎一なんだけど。]
(565) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ ほら、慎一は会計担当なので。
予算のことにはしっかり口を出したけど、 方向性にまでは特にツッコミを入れなかった。
軌道修正してもらうんにしても、 口出しはほかの人にお願いしようかなって、 ぶん投げムーブをしたのはいつだったっけ。
なんせ一度は見逃したうえで、 持ち帰って問題提起をした身だから、 慎一は勝手にちょっと気まずさを感じてる。
九重がそれをどう思っているかは知らないけど。*]
(566) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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── 回想:シンと買い出し ──
[シンがメイに対して ビミョ〜〜〜〜な笑顔を向けているなら>>544 俺も隣でビミョ〜〜〜な笑顔のままサムズアップだ だいじょばない男二号、二言はありません。
ちなみに2往復はいやだ!>>545 シンはこっから家まで近いかもだけど 俺ここからまたさらに家まで漕ぐんだぜ? チャリ通じゃないんだぜ?そこんとこよろしくな?
けらけら笑いながら。 ドでかい荷物運びながら。 文句を垂れながら。
だけどまーあの日を思い返せば、 やっぱ楽しかったな!って感想が先に出るかな。]
(567) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ちなみにその日は奢ってもらえなかったけど 夏休みの勝負では無事奢ってもらいました(深々)>>547]
え。なに?ダッツでもいいわけ?
[嘘嘘。ぶっちゃけダッツの気分じゃねーし 暑い日にはガリガリ君に限るだろ!!氷菓最高! アイス食べながらつめてー!なんて言いつつも いつの間にか毎日顔を合わせたシンと話す昼下がり
実行委員よりクラスメインでやれよ、って うれしーことを言ってくれるから>>548 へへ、って笑って。]
(568) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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でけーことやりたかったんよな。最後に。 ほらクラス委員とか生徒会とか そーゆー柄じゃねーだろ。俺。 頭んなか空っぽだし。
[はいここ笑うとこ]
(569) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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文化祭、1年ときも2年ときも すげー楽しかったしさー 今年は文化祭の真ん中で戦ってやろう!ってさ
[あ、でも女装コンはでません>>214 俺は!!あくまで運営側なんで!!! シンがどうぞ!!!推薦しとくから!!!]
(570) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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でも、ま こんなにクラスの準備がたのしーなら 実行委員じゃなくてもよかったかもな!
たぶん、シンとか。 クラス委員が頑張ってくれてるおかげ!だ!
[な!!!!
へへ。アイスつめてーなー しかもやっぱりハズレだよ。 アイスの棒、あたったことねーんだよ俺。
ま、クラスも全体も両方頑張るさ、って 笑った日もあったかな]*
(571) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時頃
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/* >>555 俺!この! 「緑茶は無事鳩羽くんに選ばれて語呂を取り戻した。」っていうト書きはちゃめちゃに好き。なんだこれ好き。
(-95) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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— 回想:春の音楽室 —
[開いた窓から春の風が吹き込んでカーテンを揺らした。 柔らかな日差しが音楽室の床に降り注いでいる。
柊くん>>434との会話は春の空気によく似合っていた。 彼の名前が冬に因んだものなんて知らないから、 わたしにとっての柊くんは今でも春の色をしている。
でも、そんな空気をわたしが止めた。]
(572) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[一瞬の不自然な沈黙は、 柊くんに違和感を覚えさせるのに十分だったみたい。 顔を上げた時、彼>>435はほっとしているように見えた。 その顔は少しだけお父さん>>232に似ていた気がする。 優しい人だ。だからわたしはもう少しだけ笑えた。]
……うん、なぁに。
[柊くん>>436が何かを言いかけたけど、 その言葉がわたしに届くことはなかった。 今度はわたしがほっとして、感情を顔に出す。
謝られても怒ったりはしないけれど、 どうしていいか分からず、またへらへら笑ったと思う。 そもそも柊くんは謝るようなことをしていない。 わたしが勝手に言い淀んだだけだ。
だけどわたしは柊くんの優しさに甘えて、 話題の転換に乗ってくれた彼の声に耳を傾ける。]
(573) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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しつ、れん。
[わたしには縁遠い言葉すぎて、つい復唱してしまった。 柊くん>>437は気まずそうな笑みを浮かべていて、 話題逸らしに尋ねてしまったことが申し訳なくなる。]
え、と。じゃあ、はい。
[わたしは椅子から立ち上がる。 深紅の布を鍵盤に被せて蓋を閉じた。楽譜はない。]
ここ、風が気持ちいいよ。 あの声はサッカー部かな。野球部かも。
[グラウンドから聞こえる声を確かめるように、 柊くんとは反対方向の窓の外を見た。 ここからだとよく見えず、背伸びをしてから諦める。]
(574) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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わたしは今じゃなくていいから。 それこそ、来週でも、再来週でも。
ヨーコ先生にお願いしたら絆されてくれると思う?
[担任のヨーコ先生は音楽室を預かっている。 要するに音楽の先生だ。 合唱コンクールの伴奏をお願いされたこともあるが、 わたしは頑なに頷かなかった。
そんなわたしでも毎週1日、ほんの少しだけ。 誰の邪魔もしないし、迷惑もかけないからって。 調子のいい先生だけど、月曜の30分を許してくれたこと わたしは今でも感謝している。 先生が怒られたら終わる、諸刃の時間だとしても。]
(575) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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はい、どうぞ。
[慰めようと思った訳じゃない。 でも一人になりたいなら引き算されるべきはわたしだし、 そんな顔をさせたくもないから。
それは今も、沈黙から顔を上げたあの時も。
わたしは扉の前まで進んで、半身を下げる。 それから右手を音楽室の中へ向けて、入室を促した。]*
(576) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時頃
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/* メイちゃんのロール綺麗なんだよな〜〜〜すき〜〜〜〜〜
(-96) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ 級友たちが色恋や友情なんかの、 いろんな人間関係を論じているころ、
慎一は「浮きたくないな」とか、 「みんなに混ざりたいな」ってとこだから、 たぶん10年くらい遅れをとっている。
でも今、少なくともその望みは、 叶えられた気でいるから慎一は楽しい。
楽しいよ。文化祭楽しかったね。 準備も楽しかったじゃん。それでよくない?]
(577) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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― 回想・レンと ―
[羨ましい、なんて。
この顔で得られるメリットを享受している自覚もあるから、 自分でも何だか贅沢言ってるなって思う。
それでもつい零れた台詞は本心だった。 多分、人によっては嫌味に聞こえてしまうんだろうが 鳩羽は怒るでもなく受け止めてくれた。 首を傾げる様子に戸惑いは見て取れたにせよ。>540]
……んなこと、ないでしょ。 レン、いーやつだし。 相手の方が見る目ないんだよ。
[まあ確かにいい友人になってしまうってのは分かる気はする。 でも、決して異性に嫌われるタイプってわけじゃない筈だ。 その何割かが作られた仮面だったのだとしても。]
(578) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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── 回想・買い出しの件、綿見と ──
……試作品の試食権、 マジで割にあってる? コレ……
[ 大丈夫、綿見深い黒色の瞳だけが、>>399 慎一にプレッシャーを与えたわけじゃない。
慎一は経験則で動いているもんだから、 中学のころ、女子の頼みを突っぱねて、 いやーな思いをした記憶がよぎったのさ。
……それは余談なんだけどね。 それにしたって受け取ったリストの長さに、 慎一はちょっとビビっちゃったわけ。]
(579) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[ それと同時に、首をもたげる思いがある。 「なんで俺が?」みたいなね。 本当にふわっと自然に浮き上がってくる。
行ってみれば買い出しは楽しかったよ。 屋台は楽しみだから、手伝いだってする。 みんなとワイワイ楽しんでいたいから、 それに必要なコストを慎一は払う。
面倒なことなんて何も言わないで、 冗談の形でちょっと文句を言うだけ。]
(580) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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材料多いやつは大変っつったじゃん! マジで感謝して。試作品も特盛にしろよな。
[ へらへら笑って買い出しを了承して、 リストを受け取りながら言ってるんだから、 なんだかそれも変な話だよね。違う?
そんな折だよ。 綿見が「虚しいね」って言ったの。>>401
慎一はなんていうか、 すいすい水の中を泳いでいたのに、 急に水面に引きずり出されたような気分だった。]
(581) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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なにが?
[ 笑顔のまんま強張っちゃった。 みたいな顔して慎一はとっさに聞き返す。
黒々とした目がふたつこっち向いてて、 慎一は綿見が何考えているのかわからない。]
「楽しい」の間違い?
[ 慎一の声はちょっとだけ上ずっていた。*]
(582) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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/* まとめ、校舎構造出てからにしようと思っていましたが、 先生周りからまとめはじめたほうがよかったですね。ごめんなさい。
(-97) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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[恋に発展しない理由の一端が彼自身にあるとは、 語られていないからその場で知ることはなかったし。
自分も彼に言えていないことがある。 本当は、一回だけ。本気で恋をしたこと]
(583) 2021/06/04(Fri) 21時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
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── 現在:メイ ──
[語呂を取り戻した緑茶を片手に いま響くのは雪を踏みしめる音。
選べねー運命を嘆いたあと ほんの一瞬のことだったかもしれないけれど 曇ったメイの声を耳にして >>558 あ、やべ、ってやっぱり思ったのはホント。
無論メイの頭ン中に、 俺の家族のことが描かれてたなんて 全く知るよしもなくってさ。 俺は逆にメイの親が亡くなったこと、 やっぱり触れかけたのは不味ったかなって。
太陽も見えねえ曇り空みてぇに 笑い声が靄を切り裂くまでは、 聞こえてくるのは、並ぶふたつの足音だけ。]
(584) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ま。性に合わねえんだよな。 わかってる。こういう空気は向いてねえ。
だからおじいちゃんは にっがーい緑茶でお茶を濁そうとするわけ はいここ笑っていいところ(ドヘタか)>>559
メイが笑ってたかどうかは、 俺も、よくわかんなかったな。 だって、俺、あんまりメイの顔、見れなかったし。 こう見えたって、割と気にしぃなんだぜ
さっきの半音下がったメイの声を聞いちゃってから 俺の頭ン中、まずったな〜〜〜しか浮かばねえの。]
(585) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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そーそー。 人間ももっと単純だったらいいんだけどな。
[女子に聞かれたら怒られそうな台詞と共に 調子を合わせて笑い、続いた言葉にん?と首を傾げ。]
―――………
[つい神妙に聞き入ってしまった。>>543
じっと鳩羽を見て、口を開きかけた刹那、 予鈴が鳴って弾かれた様に走り出す。
次移動授業じゃんやべー!とか言って 教室までダッシュで走ったんだっけ。]
(586) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[だから。]
ほんとだなー。誰もいねー。 でもまぁ、ユーガとかは来てんだろ。
[昇降口に着いて、誰もいない扉を開けながら 大きく息を吐き出した。
まるで窓を開けたときのように 澱んだ空気が一気に新しい空気に入れ替わる そんな心地がする。
そして、もう一度だけ、大きく息を吸ってから 靴干してくるっていうメイに「おう」と一言声かけて]
(587) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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んじゃ俺、先、3-9行ってんな。
[濡れた靴下に上履き突っかけて、 今度はちゃんとメイの方を向いてから、 ニカッと笑って「じゃーあとでー」なんて。
濡れてしまったスニーカーは。今は、見ないふり。]*
(588) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[そんな相手、いるかどうかわかんないけどさ。
でも、恋愛とかできなくても お前とつるんでるのは結構楽しいよ。
――――なんて、 改めて口にするとだいぶ恥ずかしいから、 言わなくて正解だったかもな。なんて。*]
(589) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
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/* めっちゃはさまったごめんね!
(-98) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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/* お、としみちゃんのこと触れようかなと思ってたけど、余裕なかったのでとても嬉しい。
(-99) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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── 現在;教室 ──
[廊下も、他のクラスも誰もいねーのな なのに廊下とかにはちゃんと電気が付いてるし 先生の誰かが来てる、っつーのは確実か。
万が一休校だったとしたらヨーコちゃんの伝達ミスだろ でも休校でも出勤しなきゃいけねー先生はいるってこった 逆に大変だな、カンシャカンシャ(棒読みで)
なーんて口にもださねえあれこれを 頭の中で並べ立てた後で、 俺は教室の扉を開く。]
(590) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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うーす、おはよー
[そこには誰かいた? 誰かいたなら、ほっと胸をなでおろしたんだろうし 居なかったら多分ちょーあせる。 は??なんで??なんで誰も居ねーの??って。
どっちにしろ、教室から出るつもりはなくて 自分の席に鞄をどさっと置くつもり。まずは。]*
(591) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
測量士 ティソは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 21時半頃
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/* あー、英語担当だった……! 見逃し申し訳ない! 音楽の先生は別に生やしましょう。
(-100) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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— 回想:買い出し2組 —
[だいじょばない男子たち>>544>>567のよく似た表情に 吹き出してしまったのはついさっきのこと。 「よく似てるよ」ってサムズアップをして、間違えた。 「頑張って」に訂正。「いってらっしゃい」もつけた。 綿見さん>>469と一緒に二人を見送る。]
確かにちょっと高いかも。 あー、チョコトッピングするのも良さそう。 お菓子そのままつけちゃったりする?
[9組の屋台はクレープ>>389に決まった。 ホットプレートでいけるかな。 生クリームにチョコ。フルーツの保管も考えないと。 品数や作業場所を考えると、 やっぱりおかず系より甘いものの方が良さそうかも。 わたしは隣を歩く綿見さん>>470の意見に頷いた。 彼女の方を向くと、黒々とした目に出会う。]
(592) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[やっぱり不思議な目をしている。 表情の読めない、深く、暗い色だと思った。 だからわたしが綿見さんの違いに気づけたのは、 目だけじゃなくて声が影響しているのかもしれない。
だって綿見さん、乃絵ちゃんに話しかける時、 頭に少しだけ休符が入るんだもの。 あれって思ってそっちを向くと、 黒い目が乃絵ちゃんを見つめていたりする。
時々綿見さんの方から独り言みたいな声が聞こえた時は、 どこを見ているのか分からなかったりするけれど。]
……あ、わ。 うん、そうだね。いつもすぐ家に帰ってるから。 こういうの初めてだし。
[物思いに耽っていて、綿見さんへの反応が少し遅れた。 辛うじて内容は聞き取れていたから素直に頷く。]
(593) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[わたしがピアノの話をするのは放課後誘ってくれる人や ひとみちゃんみたいに会話の多い人くらい。 乃絵ちゃんとも話題に挙がったことがあったっけ。 関わりの少ない綿見さんが知らないのは当然のことだ。
こういうのと言って、わたしはお財布を揺らした。 余るくらいのつもりで持ってきた予算。 向井くんの平穏のためにもできるだけ持ち帰らないと。
使命感に駆られるわたしに、綿見さん>>471から質問。]
好き、かぁ。
[わたしは悩むようにしばらく無言で歩いた。 近場のスーパーはそう遠くない場所にあって、 わたしが答えを出せたのは自動ドアを潜った頃だ。]
(594) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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甘いの、いいよね。とびきり甘いの。 缶詰の桃、時々食べたくなる……かも。
[待たせた割に、歯切れの悪い返答しかできなかった。 わたしは少し申し訳なさそうな顔をして、カゴを取る。 カート使うほどは買わないかな。指を取っ手に絡めた。]
綿見さんは? わたしクレープあんまり食べたことなくて。 果物でも、トッピングでも。お気に入りある?
[綿見さんの気まぐれのお陰で、次はわたしが尋ねられた。 人の賑やかな声とスーパーに流れる音楽の中、 声が届くようにわたしは身体を傾ける。]*
(595) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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── 回想・広報係と ──
違うし。 俺も言おうと思ってたって言ってたし。
[ 地獄耳で結構。>>455 事実、慎一はそこそこ耳ざといほうだ。
顔をしかめる素直な反応に、 慎一は引かぬぞ! とばかりに言い返す。
なんせうまくやってる気でいる慎一だから、 多少の苦手意識を抱かれているなど、 これっぽっちも想像したことなかったけど。]
(596) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ おっしゃるとおり融通のきかない、 頭の固いとこのある慎一だけど、 割と隠せている気でいたんだよね。
自分をほめそやして生きてるだけあって、 自己評価がやや高いのかもしれない。
明るくて、気がよくて、 さらにいえば顔もいいクラスメート。 それが慎一から見た柊由樹だけど、
鳩羽ほどのつるみやすさとか、 曽我ほどの接点みたいなものがないから、 ふつうに、クラスのおともだち。
慎一からの距離感はそんな感じ。]
(597) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ あ。でもたまに、 あまりにも容姿の良さに自覚的なところ、 本気なのか冗談なのかわかんなくなる。
そんな柊から出てきたのが、 「モデル」って単語だったから、>>456 慎一は余計に怪訝な顔をしたことだろう。]
そんなん、絶対ユキのが適任じゃん……
[ 身長も似たり寄ったりなんだから、 慎一が行く必要ある? いや、ない。 普通に考えれば、ないはずなんだよね。]
(598) 2021/06/04(Fri) 21時半頃
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[ ──やっぱり、普通じゃなかった。>>456
慎一は予想外が苦手なんだってば。 そんな話、柊にしたことはないけど。
そもそも想定外な出来事なうえに、 理解の範疇を超えていたもんだから、
いつもどおりの間延びした柊の口調が、 このうえなく怖かった。と記しておこう。 人間は理解できないものを恐れるらしい。
そして、 慎一は「タダより高いモノはない」ってのを、 その日はじめてちゃんと理解することになる。]
(599) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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もうマジでおまえのこと信じない。
[ とか、その瞬間の慎一は言ったりもしたけれど、 それは炭蔵への「嫌い」と似たものなので、 数日後にはリセットされていたことだろう。
何より大きな変化としては、 以降、会計の財布の紐が少し緩むので、 みんなは少し柊に感謝してもいいと思う。*]
(600) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 22時頃
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柊くんって、やっぱカッコいいよ。
『でも、たくさんの女の子と付き合っては捨ててるらしいよ。』
そんな噂、本当か怪しいじゃん。
『全くのでたらめだって言える? ひとみ、簡単に気を許しちゃだめ。』
それは分かってるけど、さあ。
『ああいう人に限って女の子を拐って閉じ込めて、暴力を振るうようなことをするの。』
そこまで言うことなくない? きみは柊くんの何を知っているのさ。
(601) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ぼたんは時々、そういうことを言う。
私には否定しきれないようなことを、言う。]
(602) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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— 1F:購買 —
[>>447柊くんと別れ、廊下をぺたぺたと歩く。 履いてきたブーツによって、足元は大して濡れていないのが幸い。 人の気配は無いけれど、少なくとも私の他に1名以上いる校舎。 いつもの朝の行動をなぞるように購買へ向かう。
扉を開けば暖房の風を感じる。 真っ直ぐにドリンクの冷蔵庫へ向かい、烏龍茶を手に取る。 迷いなく冷たいやつを。
寒い日だけど、なんとなく冷たい飲み物を欲している時ってありませんか。 体の中が乾燥している証拠らしいんですね。
ちなみに私がこの世で一番大好きな飲み物はコーラである。 流石に朝に飲んでしまうと、授業中に喉から出てはいけない音が出そうになるので、我慢我慢。
……こういうところが斜め上って思われてるのかしらん。]
(603) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ これまでずっと学級委員長をしてきている。 それはクラスが炭蔵にとっての 霞ヶ関のようなものだったからだ。
まるで自分が総理大臣になった気持ちで、 クラスの統率を取るのが、役目。
そう、父親に叩き込まれてきた。 父親のことは尊敬していたし、 自分もそう在りたいと思っていたし、 何にも悪いことはなかったんだ。 ]
(604) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ それに、小学生の頃は簡単だった。 人より賢いだけで、上手くいったから。
中学生の頃も、難しくなかった。 みんな単純だったから、ちょっとの配慮で事足りた。
高校生になってから、問題が浮上した。 学力のレベルが総じて高いこと、 加えて各々の成長が著しいこと、 それが大きなネックとなっていた。 ]
(605) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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/* この読み違いで非村建てさん透けをかましてしまっている点も反省せねばなりません。もっと丁寧に検索すべきだった……! お手間かけて申し訳ない。そしてまとめありがとうございます。 把握を……頑張る……!
(-101) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[烏龍茶のボトルを手に取って、レジへ持っていく。 そこでようやく違和感に気付いた。 そういえば、いつものおばちゃんがいないということ。]
……?
すみませーん。
[首をひねりながら、無人のレジを見つめ、そして購買内を見回す。 たまたま席を外しているだけならば、待つけれど。 せめて始業のチャイムに間に合うようにしてほしい。
さもなくば私、万引きしちゃいそうなので……。*]
(606) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ 周りが成長していく中で、 炭蔵祐駕の成長は?
─── 大凡、周りに追いつけていない。 少しずつ凡人になっていくのを肌で感じる。 だからこそ、高校3年目の委員決めの時。 殆どが自分に確約されているのを理解していながら 立候補者が現れた時には、>>351 ちょこっとだけ心臓の鼓動が早まった。
結果的には、彼女が退き>>353 平民≠ニいう立場に落ち着いたのだが。 例の「ひとみちゃん」だったので、 余計に罰が悪い心地にさせられたのを よく覚えている。 ]
(607) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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── 回想:クラス委員 ──
[ と、まあ。結末として至ったのが、 このむさ苦しい四人衆な訳で。
こんな炭蔵でも、年頃の男子なので、 興味が全くないわけじゃあない。 ただ、委員に花が欲しいからと 曽我に代われと強要する気はない。>>326
あの時、番代がどこかに収まってくれていたら 向井がしつこく連呼することもなかっただろう。 ]
(608) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ 堅物の自分とは比して、 柔らかい物腰の副委員長が居たのは 炭蔵にとっては有難かったし、 会計も書記も、各々の得意分野を 十二分に発揮してくれていたものだから こちらからとってつけたような指示は不要だった。
つまりは、居心地よく過ごせていた訳だ。 ]
(609) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ 10年間の思い出を振り返るのは、 向井の成長を認めているだけなのに。 心外だな、という顔をする。>>485 ]
(610) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[ そして、二度目の疑問。 はぐらかしたつもりではなかったのだが、>>487 二人も答えをはぐらかすものだから、 当然、樫樹へ期待の視線は向いてしまう。 ]
俺が学級委員長をするのは、 当たり前のことだろ?
[ 向井のブーイングにはこう答え、>>487 「一緒にいたい」「なりたい」なんて言葉を 頭の中で何度か反芻していた。
嘘か真か、 深い意味なんてないかもしれないが、 この瞬間だけは心地がよかった。 だから、珍しく。 炭蔵も声を出して笑っていたのかもしれない。 *]
(611) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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― 回想・春の音楽室 ―
[彼女の父親がどうかは知らないけれど、 自分の安堵は自己中心的な理由だ。>>573
だって俺は他人が怒ったり困ったりしてるの、苦手なんだ。 自分の言葉が原因だったのなら尚更。 腹の内がぐるぐるして、酷く落ち着かなくなってしまう。
尤もそんな事情が暮石に伝わるわけもないし、 優しさだと解釈してくれたのならそれはそれで良かった。 話題を変えるのは二人にとって都合が良かった、それだけ。]
(612) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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うん。
[暮石が復唱するから、やっぱり鸚鵡返しに繰り返して。 深く追及されないのならそれ以上話すことはなく、椅子から立ち上がる彼女を見る。 どうも気を遣ってこの場所を譲ってくれるらしかった。>>574
別に、音楽室に拘るわけではないし。 演奏の邪魔をするのは不本意だったので、 いいのかと言う顔で彼女を見たが、 窓に視線を向けていたため、表情は良く見えない。]
(613) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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[そんな折、暮石に問われて少し考える>>575]
……絆されてくれる、んじゃないかな。 あ、何だったら俺も一緒に頼もっか? ちょっとは戦力になるかもよ。
[ヨーコ先生はいい加減ではあるが、授業絡みでは厳しい。 この件はどっちにカウントされるだろうなと思ったけど、 自分に迷惑が降りかからないのであれば あんまり煩いことは言わないんじゃないかなと俺は読んだ。
その読みが当たったかどうかはともかく、 毎週月曜日の30分間、音楽室は暮石の時間になる。]
(614) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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ね、暮石ちゃん。 もし先生が絆されてくれたら また時々聞きに来ても良い?
[促されて入れ替わりに音楽室に入る間際、そう尋ねた。
今日は一人になりたいなって気分だけど いつもは別にそういうわけじゃないし。 音楽に対してさして興味があるわけでもないけど ぼうっとピアノの音を聴いてるさっきの時間はちょっと良かったから。
むろん、暮石が嫌がるようならば あっさり引き下がっただろうけど*]
(615) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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── 現在・2階 3年9組教室 ──
[ 九重とすれ違い、改めて教室へ向かう。
どこまで進んでも校舎は静まり返っていて、 途中覗いたどの教室も、 見事なまでに無人だったから、 慎一の心臓はだんだんうるさくなってきた。
「なんで?」って聞こうにも今はひとりで、 いつもの5倍くらい長く感じた廊下を行き、 ようやっとのことで3年9組にたどり着く。]
(616) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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……はよぉ、
[ 挨拶もいつもより心細く、 祈るように開いた教室の扉の向こう、 果たしてそこには先客がいた。>>591]
レンじゃん! ……何やってんの?
[ 無人じゃないって素晴らしい! 安堵のあまり勢いよく名前を呼んでから、 ふと不自然な彼の様子に疑問符を飛ばす。 さっきまでの自分の不安もすっかり忘れて。]
(617) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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……や、マジ。 ほかの教室だあれもいねえから、 マジで何事かと思ったわ。
[ 安心できるほどの人数はいないけれど、 誰かがいたって事実が重要なのだ。
慎一もまた荷物を机に置いて、 始業前に購買にでも行こうかと思ってるけど、 いったんのところは自席につく。]
(618) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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……っていうかさ、 レン、ほかに豊高生見た?
俺、黒沢と会って一緒に来たんだけど、 マジで全然ひといなくてさあ。 超焦ったわ。
[ あははって笑い飛ばせば、 ちょっとだけ軽くなる慎一の心。
この調子で持ち直して、 いつもどおりの一日が始まらないかなって、 今はまだ、そう願ってる。*]
(619) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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/* 番代ちゃんの>>601めっちゃおいしいのでどっかで言われたい
(-102) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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/* 毎度、「炭蔵」を「たんぞう」と読んでしまいそうになる私に罰をください
(-103) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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── 教室 ──
[誰もいない……だと…… そんなショックから呆然としていたところに 後ろから声がかかる >>617 ]
何やっ…… いやまて、何やってんのって酷くない? 俺だってガッコー来るし????
[学校来ただけで驚かれた。 いや驚かれたのは焦ってた俺の挙動なんだろうけど! そんなことは!考えればすぐわかるけど! まあ、不肖・鳩羽憐は、考えない男なので。]
(620) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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いやーでもよかった シンが居て安心した。
ノエも来てんだ。 俺メイと逢ったから、メイも来てるよ あと休校じゃねーって言ってたユーガも来んだろ
……でも豊高生、ほかは見てねー うちのクラスのやつだけじゃん??
[安心した、と口に出したものの、やっぱり不安は募る]
(621) 2021/06/04(Fri) 22時頃
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……やっぱこれ ヨーコちゃんがやらかしてねえ? 実は休校で、俺らだけここにいるとか… うっわぁーまじ最悪だわー
[ヨーコちゃんのせいだ!って結論づけながら びっしょびしょになった靴下を脱いで、 裸足を上履きに突っ込んだ。
靴下で気持ちわりーより、100倍良いや。]*
(622) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 22時半頃
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— 回想:販売係 —
[他の班に比べて大きな事件もなく、 販売係の平穏、あるいは平坦な活動は続いた。
完成したチャート>>472は向井くんのまっすぐな文字と、 わたしの少しだけ右に上がった歪な文字が混在していた。 とは言っても、薄く引いた線のおかげで 全体が傾くことは避けられたと思う。 歪さは1文字1文字にわたしの不慣れさとして表れた。]
怪我したくないってことかなぁ……。
[向井くんが持って来てくれたプラスチックケースに、 最後の青色のビニールテープを貼り終えた。]
(623) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[わたしが楽譜をデコるような人間だったら良かったけど、 残念ながら暮石家にマスキングテープ>>475はなかった。 代わりのビニールテープで色分けが終わったところだ。
赤は100円、青は50円、黄色は10円。 お釣りの出にくい金額に設定しても、 小銭で支払う人がいないとは限らない。 だから全種類用のスペースを確保して、 向井くん>>476の疑問にわたしも首を傾げた。]
(624) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[向井くん>>477は続けて気を回してくれる。 だからわたしは言葉を探して、 手持ち無沙汰な両手をごねごねと揉み合わせた。 爪に触れる。当然短く切り揃えられている。]
……癖、みたいなものかな。 ずっとそうだったから、そうじゃなきゃ落ち着かない。 っていうか……うん、難しいんだけど。
[手を怪我してはいけなかったから。 それは、いけないことだったから。 幼い頃から繰り返した感覚は、そう簡単に抜けない。 でも、とわたしは続ける。]
(625) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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怖いけど、それでいいの。大丈夫だから。 もう、使わないしね。
[無理はしていないけど、妥当な言葉が見つからない。 だからわたしは敢えて主語を欠いて、 揉み込んでいた手を振って見せる。]
ありがとう。大丈夫だよ。
[言わないままに伝えられるのはここまでで、 だからわたしは大丈夫を繰り返した。 それから向井くん>>478にも同じことを尋ねたら、 彼は少し笑った気がする。わたしは首を傾げた。]
(626) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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……あぁ、ラクかぁ。
[わたしは楽しそうって言って、 向井くん>>478はラクだって言った。 パズルのピースがぴったり嵌ったみたいな感覚に、 わたしの口は自然と開いた。]
息、しやすそうだもんね。
[統率の取れたチャートの文字を思い出した。 頑なに会計を譲らなかった姿>>474を思い出した。
誰かが作った石橋を叩くんじゃなくて、 自分で石橋を作って進む、みたいな。 果たしてそれは慎重さなんだろうか。
もし自分の足元が自分で作ったものじゃなくなったら、 向井くんはどうなってしまうんだろう。]
(627) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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いいなぁ。
[わたしの口から出たのは疑問じゃなくて感想だった。 素敵だねって意味でとってくれたかな。 でもわたしが言いたかったのは羨ましいってことで、 声音にもほんの少しだけ羨望が乗ってしまった。
やりたいことがラクで、楽しく見えるのいいなぁ。]
(628) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[わたしはもう一度「いいなぁ」って呟いてから、 向井くんが話す炭蔵くん評>>479に同意した。]
ずっとやってるんだっけ。 向井くん、炭蔵くんと仲良いしね。
[子どもみたいに話す姿を見かけることはあったかな。 なくても、2人の間には気兼ねない空気がある気がする。
ひとみちゃん>>351が立候補した時、 わたしは彼女の背中を見ていた。 驚いたのとはちょっと違う。でも、見ていた。 結局、彼女の手は降りてしまったけれど。
もし投票や多数決で決めることになったなら、 わたしはどっちを選んだだろう。]
(629) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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——あぁ、うん。そうだね。 最後だから。
[嘘じゃないけど、本当でもないなって思った。 同じ言葉を言ったわたしがそうだったから。 向井くん>>481の真実は分からないけど、 わたしの相槌はさっきより曖昧なものになった。]
向井くんはどこ目指してるんだっけ。
[最後の次には別の始まりが待っている。 わたしから誰かに尋ねることは珍しいことだけど、 話の流れで卒業後のことを尋ねた。]*
(630) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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―― 回想/話し合いあれそれ、から ――
[ 調理係での話し合い。 それなりにわいわい人が集まっていた。
その中にちらりと見えた一人>>499。 彼を思い出す毎にある、少しの申し訳なさを こっそりと抱えているのだけれど。 なんだろうな。いきなりヒステリーする奴だとか、 そんな風に誤解されていたら嫌で。
あながち間違ってないのが余計嫌で。]
(631) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[ あの日はどうにも私の機嫌が悪くて、 それでいて、いつもよりあの子がうるさくて。 ずっと、ずっと、繰り返すように何度も、 分かり切った嫌味を脳内で回すものだから。]
うるっ、さいな……!
[ と、まあ。 つい口から零れ出てしまった。
自分でもその言葉を出した自覚は無かったから、 耳に飛び込んだ自分の声に、はっとした。]
(632) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[ 教室が思うより静まり返っていて、 私の声はよく響いてしまっていたようで。]
あ、……
[ 注目をされている、のでは、と。 やっと周囲に目を向ける余裕が出来て。 さあっと青い顔をして口許を抑えた。
気分が悪かったから。空気に耐えられなかったから。 これ以上余計な事を言わないようにするため。 教室を出て、保健室へと走った。]
(633) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[ ……その後、ちゃんと柊君には謝れていたっけ。 彼はそこまで気にしていないかもしれないけど、 どうしてもその時の事を思い出して恥ずかしくなる。]
まあそれは過去の事。
人目は惹きそう、との言葉には>>501 そうかな、と前向きなほうで受け取ってしまった。
大丈夫。イメージ図がこんなのなだけで、 多分きっと、味はちゃんとしたクレープだから。]*
(634) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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── 現在・教室 ──
[ 違う。そうじゃない。 って言いたいところだけれど、
勢いよく騒ぐ鳩羽がおもしろくて、>>620 慎一はちょっとだけ眺めてることにする。
1,2,3……ちょっとした元気チャージ術。 よかったらみんなも試してみてほしい。]
レンが教室にひとりでいるの、 そこそこ面白い絵面だった。
[ ぐっとサムズアップ。 勘違いも訂正せずに慎一は自席につく。]
(635) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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― 回想:向井と美術部 ―
そんなんどっちでもそこまで変わんないじゃん。 向井は細かいなー。
[食い下がってくる向井にますます嫌そうな目を向ける。
きっちりした性分の向井と、ノリで緩く生きてる自分。 故にこの程度の言い合いは日常茶飯事だったが (彼の努力の賜物もあって) そこまで角が立つってこともなかったと思う。
ただ柊由樹がやや人の機微に聡い人間であることや 向井と個人的な接点があるわけではないこと、 "ちょっと苦手"の理由は様々な要因が絡み合ってのものだ。
まあそれも大した問題ってわけでもない。 普通にクラスメイトとして接する分には それなりに仲良くやってたんじゃないかな。]
(636) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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俺も、誰もいなかったらどーしよって、 ちょっとビビってたから安心したわ。
暮石も来てんのか。 ユーガと黒沢が来るんなら、 間違いねえと思ったんだけどなあ。
通学路にも全然見かけないし、 さすがに学校がこの状況はヤバくね?
[ ちょっとだけ真面目に話をしよう。 情報共有がてら見てきたものの話をして、 ううん、と首をかしげてうなる。]
(637) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[俺のが適任?だよね。俺もそう思う。>>598 向井の危機感は正しかった。遅いが。
散々ゴネていた向井であったが 途中でキャパオーバーしたのか観念したのか ともあれモデル業は滞りなく終わった。]
まーそう言うなって。 何だかんだ喜んで貰えたんだから良かったじゃん。
[なお、健闘の甲斐あって部長には好評でした。 向井には悪態をつかれてしまったが>>600 この件に関しては俺別に悪くないじゃんねと 思ってるので罪悪感もない。どく吹く風である。
心配してくれた黒沢には>>461>>462 ぜんぜんだいじょーぶ、なんて やっぱりへらへらと笑いを向けて]
(638) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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でも、電気ついてんだもんなあ。
ヨーコ先生のやからしだったら、 そもそも学校入れないんじゃね?
……そうだとしたら最悪すぎるけど。 ヨーコ先生には反省文書いてもらおう。
[ 2割くらいだけ、冗談。 そんな調子で言葉を重ねながら、 鳩羽が靴下を脱ぐのをぼんやり見てた。]
(639) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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購買行けば売ってるって。靴下。 ……そういえば昼飯買いに行かなきゃ。
[ 休校だとしたら必要ないかもしれないけど、 習慣として根付いている行動を、 慎一は今日も当たり前になぞらえる気でいる。
いつもと同じパンとミルクティーを買って、 手元に置いておけばきっとちょっと気が紛れる。]
(640) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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……先生とか、 探しに行ったほうがいいんかなあ。
[ 探しに行って見つからなかったらヤだな。 みたいな億劫さを伴った声で言いながら、 はあってひとつため息をついた。*]
(641) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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いや、ちょっとね。 カラダで労働させられてきたんだけど、 向井には刺激強かったみたい。
[なーんて、意味深ににやにやしてみせたとさ*]
(642) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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── 回想/炭蔵君と ──
[ 委員長って結構冗談言うんだ、なんて けらけらとその真面目トーンに返して。>>535 こちらも三角形が苺だなんて考えられなかったから、 なんかもう、どっこいどっこいなのだろうと思う。
それはそれとして苺だと分かれば 何をしたいかも粗方伝わるから。 そのメニュー案はいい感じのクレープになった筈だ。 見事な劇的ビフォーアフター。]
(643) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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— 回想:屋台設営のあれこれ —
ハロウィン!!
[>>565>>566私に話が回されて来れば、即座に手を叩いてそう叫ぶ。 オカルトの方向性と言えば、突き詰めればハロウィン。 トリックorトリートな楽しい悪夢のお店。 ほらほら、季節的にも近いじゃない。]
利美ちゃんプロデュース? いいね、いいね。
[利美ちゃんの想定しているオカルトと、私の想像するハロウィンには、 もしかしたら大きな隔たりがあったような気がする。
「質素」を強調する会計さんの表情的に、あまり華美な装飾はできないだろうけど、 ハロウィンモチーフなら考えやすいし、可愛いお祭りって感じでいいんじゃない? って、私は無責任に言う。]
(644) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[ 私の笑顔が凍り付いてるのに気づいているのに さらに訊こうとするなんて趣味が悪いよね。>>537
炭蔵君ほど頭が良いのならば、 人の感情の機微まで分かってもおかしくない、 ……いや、それは、買い被りすぎだったのかな。]
…… 知らないほうが良いこともあるし、 知られたくない、大きな騒ぎにしたくないって、 そう考える人も居るんじゃないかな?
この間? 変だった? ……何が?
[ ほら黒沢さん。 わかりやすいから、覚られちゃったじゃん。 あなたの所為だよ。……って。 笑顔の下でまた、八つ当たりをする。]
(645) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[>>330乃絵ちゃんが考えた装飾の話を聞けば、喜んでそれを身に付けよう。 それがハロウィンの何かならば、個人的には一層嬉しい。 彼女のデザインセンスは心配いらないみたいだし。
>>417ハーメルンの笛吹きのような働きを期待されているし、 ぞろぞろ引き連れてハロウィンの世界にご招待。なんて。
私の中で勝手に盛り上がる構想。 それがどこまで実現したかは、また後のお話。
でもでも、文字通り目玉のような目玉メニューは、>>389>>494 オカルトなコンセプトにかっちり噛み合うんじゃない? とは思った。 ……素直な感想です。
ちなみに、私のデザインセンスは3(0..100)x1]
(646) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[ 私はそういうところ出来るだけ隠しているのにな。 ちゃんと隠してきているのになあ。
秘めた一面を知れて嬉しいなんて知らない。>>538 見られたくないから、隠しているんだよ。]
放っておいてって当人が言ってるから、 放っておけばいいんだよ。炭蔵くん。
誰か炭蔵くんに助けて欲しいなんて言った? 誰も言ってないよね? それはただの炭蔵くんの自己満足だよ。
[ これでこれ以上この話には触れるなって、 彼に通じればいいんだけれども。 それが分かった上で関わりたがってきそうなら、 私はもう匙を投げるしかない。]
(647) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[そう、私にはデザインに文句を言う権利は無い。OK?*]
(648) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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[ 溜め息を小さく、ひとつ。]
心配ありがとう。 …… ほんとにさ、誰も何も悪くないから。 そんな騒ぎ立てることでもないから。 やめてくれない?
[ そう、単に私が悪いだけだから。 これ以上惨めにさせないでくれるかな。 優等生のきみにはきっと、一生理解できないし。
流石に嫌いといって泣き喚くほど>>539 私は幼いわけではないし。ずっと、ずっと 笑顔は保っていられたと思っているんだけど。]*
(649) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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/* ほんとに皆デザインセンスがしんでてうける
(-104) 2021/06/04(Fri) 22時半頃
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―― 回想:委員長のカウンセリング ――
[ 炭蔵君は、公平な人だと思う。 自分ならこうする、とはっきり言うけど、>>509 私の選択を間違ってるとも言わない。>>510 整然として分かりやすくて、 私は炭蔵君の話を聞いて、 自分の中が整理されてくなって思った。
でも、いかんせん愛想がないから、 これ、聞く人によっては正論で殴られてるように 感じるんじゃないかな。 責められてるって思う人もいると思う。
そういうところ、損してるよーって思うけど、 そういうところこそが 炭蔵君の人間らしさのような気もする。 全部、私の勝手な感想だけど ]
(650) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ 首を傾げる炭蔵君は、 純粋に疑問に思ってるだけだと思う。>>508 だから、私は責められてるとは感じなかった ]
最善だと思って選択したつもりだよ。
[ そうだったはず。 楽な方に日和ったわけではない……はずだ。 だって、今でも、私が綿見さんにぶっちゃけたとして、 和解できるかというと、 余計こじれる未来予想図が真っ先に浮かぶもの ]
(651) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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でもね、その選択が正しかったっていう自信はないんだ。
[ 結局、そういうこと。 最善手を選んだつもりでも、それが正解とは限らない。 間違えてないって自信をもって言い切れない。 私の顔が申し訳なさそうに見えるとしたら、 それは後ろめたさじゃないはず ] ミスったかもしれないなあって思ってるから、 そういう顔になっちゃうのかも。
[ 出来のいい人間を取り繕ってるだけ。 そう自覚してるから、 私はいつだって自分を信じきれない ]
(652) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ とっさに手を隠したのは、 悪手としか言いようがなかった。 何かあるって白状してるようなものじゃない。 だけど、反射的に動いてしまったものは仕方ない ]
炭蔵君ともあろう人が、嘘はいけないなあ。
[ だから、諦めたみたいに私は笑った。 諦めて見せるつもりになった……わけじゃあ、ない ]
見せたら、炭蔵君は信じてくれないよ。
[ 実際、大したことないんだけど、 見た目は割と派手っていうか、 大したことなく見えないのよね。 だから、大したことないっていう私の言い分は、 見せたらそれこそ信じてもらえないと思う ]
(653) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ 両手を背中に回したまま、笑った ]
炭蔵君には、信じてもらいたかったんだけどね。
[ 信用するに足る人間だって思われたかった。 だけど、私嘘ついてるんだもん。仕方ないね。 信用されたいなんて、それこそ浅ましい ]
(654) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ だから、私のような人間でさえなんて表現は>>512 とっても過大評価だ。 私は迷いっぱなしの優等生のハリボテだもの。 炭蔵君みたいな本物とは違う ]
炭蔵君は迷わない?
[ 尋ねながら、 私は自分の知ってるもう一人の本物を思い浮かべた。 姉は迷わなかった。 3年前のあの時でさえ。
そういえば、炭蔵君の家族…… お父さんは、政治家なんだっけ。 炭蔵君に似てるのかな。 迷わない人なのかな ]
(655) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 23時頃
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炭蔵君は……家族のこと、好き?
[ 思わず聞いちゃってから苦笑した。 私は、家族のこと、好き? 自分でもよくわからない。 自分が答えを持ってない質問、しちゃった* ]
(656) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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── 回想・夏とアイス ──
……ダッツ禁止ってルールはなかった。
[ ぐう。って言葉を詰まらせるみたいにして、 それでもフェア精神に溢れた慎一は言う。
鳩羽が容赦のない質問をしてきたからだ。>>568 高校生の財布にはちょっと痛いけれど、 最初にダメって言ってなかったから仕方ない。
そう腹をくくったっていうのに、 鳩羽が選んだのは庶民的な氷菓で、 慎一はなんだか拍子抜けしてしまう。]
(657) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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男に二言はなし、な?
[ 鳩羽の気が変わらないうちにと、 大急ぎで同じアイスを2本、 いそいそとレジに通した慎一だった。
余談だけれど、もし炭蔵も参加してたら。>>553 やつこそ庶民的な感覚はなさそうなので、 ダメージはもっと大きかったかもしれない。
閑話休題。
とにかく、夏らしいソーダ味を、 口の中いっぱいに堪能しながらの会話だった。]
(658) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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そーなの?
[ そういう柄じゃないの? って意味で。>>569 お望みどおり、慎一は軽く笑って言う。]
楽しそうだし、 うまいこと両立してるから、 こういうの好きなのかと思ってた。
[ 炭蔵が当たり前に委員長なのと同じで、 得意なんだと思ってたよってニュアンス。]
(659) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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よー言うわ。 中身ぎっちり詰まってんだろ、豊高生。
[ 頭の中が空っぽかどうかは、 ごつんと頭突きでもしてみりゃわかるかな。 ……いや、しないけどさ。たとえ話。
お笑いのセンスがややズレていたようで、 残念ながらどっと爆笑とは相成らず。
鳩羽にとって文化祭は戦らしい。>>570 なんでだよってへらへら笑いながら、 慎一は、「まあ、でも、わかる」って言う。]
(660) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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最後だし、 なんかやってみたいってのは、 なんとなく、わかるわー。
……レンもクラス委員やる? いや、余計にむさくるしいな。
[ これ以上男臭くしてどうする。 だけど、楽しく愉快な委員です。
あははって笑いながら、 慎一はアイスの最後のひとかけを齧り取った。]
(661) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ そういえば、たぶんだけど。 慎一は要領こそよくはないけど、 運は結構持ってるほうなんだ。
だからこそ今までなんとかやってきて、 今ここにこぎ着けているんだろうし。
だからそのときも、 鳩羽が「ハズレ」を眺めてるのを横目に、>>571
慎一は出てきた「アタリ」を、 あんまりありがたみもなく見つめてた。]
(662) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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いる?
[ オマケのもう一本。 なんてことはなし、気まぐれに尋ねて。
いらないと言われりゃ先日の看病の礼に、 妹にでもやろうかなって考えてた。*]
(663) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ 追伸。>>570 女装コンの件は顔に大層自信がおありで、 肉体労働が好きなクラスメートがおりますので、 慎一からはそちらを推薦させていただきます。>>642*]
(664) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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— 現在:通学路→昇降口 —
[大雪の空気には二人の笑顔だけじゃ足りなかったみたい。 鳩羽くん>>584もわたしも押し黙るものだから、 お互いのすれ違いに気づかずに気まずさだけが募る。
鳩羽くんのあったかーいお茶トーク>>585に笑っても、 なんか、さっきまでと全然違う。 わたしたち、どうやって話してたんだっけ。
確かめるみたいに鳩羽くんを見上げたけれど、 彼は一度もこちらを見ることはなかった。]
ヨーコ先生の連絡忘れかなぁ。
[炭蔵くんが来ているには同意。 鳩羽くんのスニーカーが上履きと入れ替わって収まる。 深呼吸二回分、わたしは待って声をかけた。]
(665) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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うん、またね。
[わたしは手にローファーを持ったまま、 鳩羽くん>>588に反対の手を振る。
鳩羽くんは笑ってた。 わたしも笑おうとしたけど、空気の入れ替えが できていなかったせいでぎこちなかった気がする。 彼の背が2階に消えていくのを見てから、 わたしはローファーを手放して片づけた。
濡れてしまったローファーは置いてきぼり。 無理やり上履きに足を通してから、 鳩羽くんとは別の階段へと向かった。]*
(666) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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―― 回想/無茶振りの果て ――
…… あは。 ちょっとこういうの食べたい〜〜みたいな、 そういうのあったら優先するから。ね?
[ 割には合わないかもしれないけれど! 鳩羽くんと二人分、当日無料チケットとか ご用意してもいいかなあ……と少し思う。
あれもこれもと考えたら長々してしまった、 そんな楽しみの予定の買い物リストは そっと彼の口を塞いだりでもしたんだろうか。 しゅるっと首を絞めでもしたんだろうか。]
(667) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ こういうこと、引き受けちゃうから。>>580 貧乏くじめいたものを引きやすかったりするのか。 まあ頼んでしまう私も私なんだろうけど。]
いっぱい感謝してるって! スペシャルな特盛作ってあげる!
[ 弱みに付け込む様で申し訳ないけれどさ。 ほら。君だって断らないでしょ?
嫌だったら嫌だって言って? こっちだって加害者になるのは嫌なんだから。]
(668) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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[ ―――― ああもう。 そういう思考がまた厭なんだってば。 他人の親切に泥を塗るような。
だからぽそっと漏れちゃった。 虚しいね、って。]
(669) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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―――― あ、
[ 聞こえちゃった。 聞こえちゃったけど、君ならいいか。って。 君だってなんだかいきづらそうなんだもん。 ちがう?
だから、魔が差した。 すいすい泳いでいた所を引き上げてごめんね?]
…… 楽しい、って。 そういうこと言う表情してる? わたし。
[ まっくろい瞳はじっと君を見て言う。 墨をどぼんとそこに落として。]
(670) 2021/06/04(Fri) 23時頃
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もしそう見えるなら、 そういう風に見たいし見て欲しいのかな。
[ 胸の中に巣食うもやもやを無視したまま、 これでいいんだ、これが楽しいんだって そう思い込んでいければよかったのかもしれない。
自分にナイフを刺しながら、本当を押し込めながら へらへらと笑っていたかったのかもしれないけど。]
……虚しいね。 ほら。もう一度言ったよ。どう? 向井くんは、どう?
[ 私はなかなか意地が悪い女のようだ。 それでいて、 変なところで正直な頑固者だろう]*
(671) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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測量士 ティソがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(測量士 ティソは村を出ました)
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/* いただいた縁故にお返しするにてんやわんやしてて自分から投げられてないぞ〜〜〜ウオオすげぇありがてぇしなんだこの面倒な女!!!!
(-106) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* うおっとぉい!?
(-107) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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―― 現在:学校 ――
[ けっこー冷たいっていう私への評価は、>>513 割と刺さった。 うん、薄情でドライだって自分でも思った。 ちょっとぶっちゃけすぎたかもしれない ]
そうだよー。私、結構冷たいよ。
[ だから冗談っぽく返したけど、 冗談でも何でもない、事実なんだなあ。 別に私、ヨーコ先生のこと嫌いじゃないよ。 年も近くて近づきやすい、気安い先生だと思う。 だから、今まで先生が炭蔵君に投げちゃってた アレコレのこそ、批判したこともなかったと思う。 というか、今だって批判してるつもりはない。 ただ、サボったツケは来るでしょ。 テスト勉強しなかったら テストの点が下がるのと同じくらい 当たり前のことじゃない? ]
(672) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ カウンセリングって言われて、>>515 思わずちょっと噴き出した ]
まっさか。ないない。 私、そんなことできないよ。
[ 自分のことで精一杯……どころか、 自分のことすら持て余してるのに。 人のことカウンセリングなんて、 そんな大それたこと考えてない ]
向井君、友達いるじゃない。
[ 友達いなさそう派閥、向井君は大丈夫でしょ。 自分のことは棚に上げて、笑う ]
(673) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* おわ?だいじょうぶかな
(-108) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ 出来が良くないって主張は受け入れられない。>>516 それ、喜ぶことなんだろうな。 出来が良くない人間のふりしてるの、 成功してるってことだから。 神っていう言葉のチョイスが面白くて、 私はまたまっさかあって言うことになった ]
まっさか。そんな大それたもの、目指してないよ。 もっと身近な人だよー。
[ あ、でも奇遇だね。文字数同じ。 神じゃなくて、姉っていうの ]
(674) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ なんでこんな日にこんな話してるんだろうねって>>517 私も思うけど、 こんな日だからこそしてるような気もしてた。 昨日と変わらない、いつも通りの朝だったら、 通学途中でばったり向井君に出会ったとして、 多分こんな話してなかったと思う。 でも、今日はこんな大雪が降って、 その非日常感みたいなものが、 私に余計なことをしゃべらせた気がする。 でも、疲れてるところに追い打ちをかけちゃったなら、 やっぱり私はごめんなさいを言うべきかもね ]
(675) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ 耳鳴りがするほど静かな昇降口は、 違和感しかなくて、 向井君の言葉には同意しかない ]
……うん、静かにもほどがあるよね。
[ これ、もしかしてヨーコ先生の連絡ミスとか、 もしかするともしかするんじゃ。 そんないやーな予感がしつつ、私は靴を履き替えた。 タイツも履き替えた方がいいなとか、 ちょっとよそ事も考えてたので、 向井君の声が多少いつもと違ったとしても、>>523 私はそれに気づかなかった ]
わかった。それじゃ、先に行くね。 また教室で。
[ 靴下買っておこうかって言いかけて、やめた。 向井君も温かい飲み物ほしいって言ってたし。 自分で選んだ方がいいよねって思ったから* ]
(676) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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─ 現在、通学路→教室 ─
[綿見と通学し、当たり前のように教室へ。 教室に辿り着けば、空席目立つことに落胆を覚える。
これは雪合戦コースだなと思いながらも、 とりあえず自席に座ることにした。 ]**
(677) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 23時半頃
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— 現在:3階音楽室前 —
[奥の階段を昇って踊り場を3階通る。 太ももが重くなってきた頃、音楽室の前にたどり着いた。 当然扉には鍵がかかっているし、 校舎の端にあるここは普段から人気が少ない。
けれど、途中覗いた廊下の向こう、 普通教室さえ静かだったのはどうしてだろう。 9組の辺りからは明かりが漏れていたから わたしと鳩羽くんと炭蔵くん(確定)以外にも 人はいるはずだ。]
(678) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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── 回想・シン ──
やー、ムリムリ 俺賑やかしはできるけど リーダーシップみたいなのは無いんで
[この話は、クラス委員の向き不向きの話。>>659 たのしーことは好きだけど、 誰かをまとめるのはきっと向いてねーんだって そんな話をひとつぽそりと。 そういう意味ではまじでユーガは凄い。
ユーガどころかムサい男子たちみんなすげーよ。]
(679) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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ヨーコ先生連絡忘れ説、濃厚になってきたなぁ。
[音楽室のことを相談したあの時>>575、 ヨーコ先生は次の月曜日にこっそり鍵を開けてくれた。 音楽の先生に掛け合ってくれたらしい。
音楽の先生みたいですねって言ったら、 ちょっと得意げに鼻を高くしていた。
真面目一辺倒じゃないけれど、悪い人じゃない。 わたしのヨーコ先生への印象はそんな感じ。 炭蔵くんに頼っているとも思ってるけどね。]
(680) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[運はねーけど要領だけはいいと思われる俺は 要領が悪くても運は持ってるシンの手元を見る>>662]
えーじゃあ、貰う
[別にアタリ棒でもう一本アイスが欲しいとか そういうのは実はそんなになかったけれど。 くれる、っていうなら、なんとなく。>>663
ちなみにそのアタリ棒は、 結局交換されるのを忘れたまんま、 鞄の中に入れっぱなしなのはシンには秘密だ。]
(681) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[鍵を預かっている訳じゃないから、 今音楽室に入ることはできない。 わたしが向かうのはその隣の女子トイレだ。
タイツを脱ぎたいし、鏡も見たい。 それに今はちゃんと笑えてるか分からないから、 できれば誰にも会いたくなかった。 ここは今のわたしにとても都合のいい場所だ。]
失礼しまーす……。
[耳をそば立てて、誰かいないかチェック。 鏡の前に立つ。]
(682) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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── 現在・教室 ──
[………で、今だ。
よかったらみんなも試さなくていい>>635 なぜならどうせまた俺が挙動不審になるだけだから 訂正されなかったサムズアップに はああああああ!?って声を挙げながら ぶつくさぶつくさ、俺は自席に着く。
ちなみに本当に怒ってるときとか なにかを考えてしまってるときには 俺、なんもしゃべんなくなるタイプなんで。 声を荒げてるときは、だいたい元気だ。
…… だから、まあ 逆に言えば、さっき。 綾鷹を選んでから校門が見えるまでの僅かな時間は 俺は、いろいろ考えてしまってたってこと。]
(683) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* おまかせ狼はあんまりないと思うけど、例があるからな…… 調子悪くて画面見るとぐるぐるするので、今日は休む。昼寝挟んだんだけどなあ。
(-109) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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休校でもセンセーは来てんじゃねーの? なんかほら、夏休みとかそーじゃん?
[俺はあんまりこの事態を重くは捉えて無くて>>639 むしろ休校なのに学校に来させられたってことが もうなんだかとても残念な気分になっているだけで。]
うえー。購買の靴下とか高そー。 ま、裸足でもなんとかなるっしょ。
[あ、でも休校だから今すぐ帰ることになったら またこれ履いて帰るのかよーってぼやく。]
(684) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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……んだなあ 先生探しにいくかー。
[裸足のまま、スリッパみたいに突っかけた上履き。 かかとを潰したままぺたぺたと歩く。 荷物は、まーこのまんまでいーだろ。
シンのひとことに、ぺたぺたぺたぺた、歩き出す。 ちゃんと履くとなんか気持ち悪ぃんだよ、判れ]
(685) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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職員室、見てくるわー シンは?どうするー?
[他のクラスでも見てくる?なんて声掛けて。 ちなみに職員室には先客がいるわけだけど>>554 まだ来てるなんて、知らなかったから。
まあなんにせよ、ぺたぺた歩く男子高校生は スマホと財布だけ持って、せんせーを探しにいくつもり]*
(686) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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うん、大丈夫かな。
[ニッて。それからへらって。 わたしの顔は今日もちゃんと薄っぺらい。 これが魔法の鏡なら質問できたかもしれないけど、 わたしが答えることになりそうなのでやめた。
肌に張りついたタイツを剥がして、 裸足でスリッパを履かないよう出口で爪先を引き抜く。 絞りたい気持ちをぐっと堪えて、 わたしは素足を上靴に通した。]
……よし。
[鳩羽くんみたいに深呼吸を二度。 3階の廊下はしんと静かな空気を肺いっぱいに入れる。 もう普通の授業があるなんて思ってないから焦りもせず、 少し時間を置いてから3年9組の教室へ向かうつもり。]*
(687) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* うぃぃびっくらしたぁ…… お大事にねぇ
(-110) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* むらたてさんのメモが手厚い
(-111) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/04(Fri) 23時半頃
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── 現在:1F職員室 ──
[ 1Fにある職員室の扉をいつものようにノックする。 一方で、職員室の中はいつもより静かだ。 ]
失礼しま、……は?
[ 返事のない扉を開けてみるが、 職員室は空っぽだった。
いよいよ、休校説が濃厚さを増してくる。 いや、これはもう休校じゃないか? 頭を抱えて、深い溜息を吐く。 ]
(688) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ あんな連絡を入れてしまったんだ。 みんなに訂正を伝える必要があるだろう。 アプリを開き、訂正文を打ち込もうとした。 ───…… したのだが。
圏外、だった。 学校で圏外になることはなかった。 大雪による不調だろうか? 炭蔵はもう一度、ため息を吐いた。 *]
(689) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* 個人抽出ができないのでアンカー迷子でした。 鳩羽くん反応早かった。たくさんありがとう……!
ヨーコ先生の齟齬はこれで何とかしたことにしました。 まとめ更新見えたのでメモに記載省略しましたが、マップ更新本当に助かります……!
(-112) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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── 現在・教室 ──
うっせ、うっせえ。
[ 盛大な鳩羽の叫び>>683に、 わざとらしくヤな顔をした慎一だった。
今日も、少なくとも今は、 元気いっぱいそうで何よりだった。 なんせ二人は明るく元気な高校生だ。]
(690) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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/* ・現在地の把握 ・柊くんお返事 ・乃絵ちゃんにお話振りたい
(-113) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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……んー、だとしても、 こんな片っ端から電気つける? 誰もいねえクラスもビカビカだったけど。 電気代もったいねえ。市民から苦情きそう。
[ こんなときまで慎一はけち臭いことを言う。
休校説に未だ残る疑問をぶつけつつ、>>684 後半部分については全力で同意しておこう。]
絶対高いよな。いらねえのに。
[ 黒沢……というか女子の手前言えなかったが、 慎一も買わなくていいかなって気はしてきた。]
(691) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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俺らが先生探す謎な。 マジ意味わかんねえ、この状況。
[ ぶつくさ文句を言いながら、 慎一もいったん靴下を脱いでしまって、 スリッパスタイルで教室を出ていく。
ぺたぺた。さっきの黒沢よりよっぽどペンギン。 不格好な歩き方でもたもたと歩き出して、]
(692) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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んーー、俺購買行きたい。昼飯買う。 そのあとテキトーに先生探すわ。 始業時間までには教室戻るし。
[ あくまで自分の予定を優先させるつもりである。]
(693) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ そんなわけで、 慎一も財布とスマホを手に再び廊下へ。 鳩羽とはしばしの別れになるってとこかな。*]
(694) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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―― 現在/→1F図書館――
[ 校舎内は妙に静まり返っていた。 曽我くんが教室に行くのならば>>677 そうだ、とポケットに入っていたカイロをひとつ 彼にポイっと手渡して。]
あげる。 私ちょっと図書館寄ってくから。 借りてた本返さないと。
[ それじゃね、と告げて やたらと人のいない廊下を歩く。 妙に自分の足音が響いている気がした。]
(695) 2021/06/04(Fri) 23時半頃
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[ 図書室は開いていたが、それにしても 司書の先生も図書委員も誰も居なかった。
返却、したいんだけど。どうしたらいいかな。 とりあえずカウンターに数冊出しておいて。 椅子に腰かけ、その辺りにあった新しく入った本に 適当に手を伸ばす。
――図書室はいつだって静かなのだけれど、 今日の静かさはいつもより異質で。 大雪に何もかも吸い込まれている所為なのだろうか、と 外の景色を見つめつつ、思った。]*
(696) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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/* しんちゃん、お返事はえーな!
(-114) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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── 現在・教室 ──
がっこーの電気代心配するとかウケるー
[なんとなく女子が言いそうな言い回しで シンのケチくさい心配を笑いながら>>691 こっちはこっちで購買の靴下を買いたくねーアピール。 ケチくさい理由を並べて、だ。]
おう、購買なー。 りょっかーい。
[まあ職員室には誰か居るだろ、って このときにはな、フツーに思ってた。>>694]
(697) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[ちなみに教室を出たところあたりで ちょーどてっぺーとすれ違ったかもしんねえ>>677]
誰も居ねーよー 俺職員室見てくるわー
[って声かけて、てっぺーを残して立ち去った筈。]*
(698) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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── 現在:→職員室 ──
[で、俺はぺたぺたと上履きを履き潰しながら 1Fの職員室に来たわけだ、が。
入り口んところに見覚えのある背格好。 どう見たって、ユーガだ。]
おはよー。ユーガ。 ……え、まじ?
[まじ?なのはユーガ越しに見えた職員室の景色。 電気はついているものの、人の気配はない。]
(699) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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── 回想・販売係 ──
[ 平穏で平坦以上のことはないよ。>>623
──って慎一は思うけれど、 たぶん、それを口にすることはないだろう。
角ばって几帳面なまっすぐ文字と、 少しだけ癖の見て取れる斜め上を見る字。 完成したチャート図は満足のいく出来で、 慎一は広げて眺めて、機嫌よく笑った。]
(700) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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なんで???誰もいねーの?
[ちなみにまだ圏外なこととかも知らねーから 至極当然の疑問を、ぽろっと口にする 職員会議とかですか?どこでやるのか知らんけど。
賢い委員長はなにかご存知…??? 寧ろご存知であれ、と願いを込めた「なんで?」だった。]*
(701) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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調理班にも、 お手本にしていいよって言ってやろ。
[ そんな軽口をたたきながらも、 今度はプラケースにテープを貼って、 小銭入れとしての役割に相応しい形になった。
想定外なんて何もなく、 順調な進捗に慎一の気持ちは落ち着いている。
だからこそ気を回せたのであって、 そんな会話の最中のことだ。 ふと、手持無沙汰なときにするみたく、 暮石が両手を揉み合わせる。>>625 不思議なしぐさに、慎一は気を取られる。]
(702) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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……癖。習慣みたいなもの? そうしてたほうが、暮石はラク?
[ 慎一はそう。同じ形を保つのはラク。 だから、慎一なりの解釈で問いながら、
ふんわりとした言い方で、 自分の申し出が退けられたのを聞く。>>626]
(703) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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暮石がそれでいいんなら、いいけど。
[ 使わないって、何が? とは聞かなかった。 なんとなく。正解かはわからないけれど。
ただ、その両手に視線を向けたまま、 やけに短く切り揃えられた爪を見とめて言う。]
噛んじゃうの? 爪。深爪。
[ デリカシーのないことを聞く慎一の手の先も、 白い部分なんて欠片もないくらい、 短く短く切り落としてある。噛んじゃうから。]
(704) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[ それも、慎一がラクをしながら、 できるだけ普通に生きるための手段だよ。 18年間生きてきた中で学んだひとつ。
ぽつぽつつぶやくみたいな、 慎一が男子たちとよくしてるのとは違う、 ちょっと不思議な間のある会話。
息がしやすそうって言われて、 慎一はちょっとだけ目を見開く。>>627
それから、「いいなぁ」って、 暮石が本気みたいな声で言うから。]
(705) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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息、しづらいんだ。
[ 少なくとも慎一はそう捉えて、 まじまじと暮石のことを見た。]
普通に見えんのに。 普通に、なんでもできそうに。
[ 慎一にはできない。
できるだけラクに楽しく生きる方法を、 どうにか手探りで探り当ててきたけど、 でも、慎一にはそれしかない。それが残念。]
(706) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 00時頃
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[ 奇妙な会話だった。 どう着地させればいいかなんて、 慎一には見当もつかなかったから、 話題が炭蔵に流れてくれてよかった。>>629
それなら慎一は気楽にしゃべれるって、 投げかけられた言葉にさらりと答える。]
そこまで仲良くないよ。 仲悪いわけでもないけど。たぶん。 ユーガは、ずっとあんな感じ。
[ 近くて遠いユーガくん。 慎一にとっての炭蔵はずっとそんな感じ。 小学校のときから今まで、ずっと。]
(707) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[ 会話はさらに流れて、 慎一が少し濁した理由付けに、>>630 ふんわりとした相槌がかぶせられる。
受験生にありがちな会話。 そんな問いかけを重ねられて、 慎一は素直に大学名を出したけど、 目指してるかって言われると、はて。]
入れそうなとこ選んだだけだけどな。
[ 慎一の将来像は漠然としている。 何者になれるかなんてわからないし、 何者にもなれない気さえしている。 から、問いには問いを返すことにして、]
(708) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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暮石はあんの? 行きたい大学とか、 なりたいものとか。
[ 将来の夢はなんですか。って、 子どものころは散々聞かれたなって。 なんとなく、慎一は思い出したりもする。*]
(709) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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/* 更新日間違えてた話する? ……寝よ。
(-115) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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/* >>671これも慎一が泣く ちょっとずつ拾っていくので精いっぱいでなかなか追いつけない
(-116) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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―― 回想:客引きの話 ――
[ せっかく華のある人が客引きをするというのに、 プラカードだけっていうのはあまりにも芸がない。 そう思ったけど、でもコスプレは駄目でしょう。>>507 会計係が悲鳴を上げそう ]
Tシャツ作るかもしれないでしょ? だったらTシャツ着ないともったいなくない?
[ 残念だけど、柊君の発言はばっさり却下して、 Tシャツが実装されてもされなくても、 問題ない方向で考える方が無難でしょう ]
えーっとね、こういうの……
[ こういう時、スマホって本当に便利。 検索すればいっぱい参考画像が出てきてくれる ]
(710) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[ この時はまだクレープって確定してなかったから、 あくまでもかっこ仮って感じで、 柊君と番代さんに見せたのは、 樹脂粘土でできたクレープの画像 ]
こういうの、そうだね……カチューシャにつけてみるとか どうかな?
[ 私がつけたら絶対似合わないけど、 番代さんなら似合うと思う。可愛いは正義だ。 柊君もつけたいの? ]
柊君にはカチューシャってわけにはいかないし…… クリップをくっつけたら、服に着けられるかな?
[ それでいい?って確認したら、 こっそり作ってみるとしましょうか。 会計係さんが費用を出してくれるかもしれないから、 材料費のレシートだけは確保しておくつもり ]
(711) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[ ところで、ハロウィン?>>646 本当の本当に、コンセプトハロウィンに決まったの? どこかで話が齟齬ってないか、 なぜか無性に心配です。 そもそも、季節がおかしくない?* ]
(712) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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— 回想:帰宅部のふたり —
[>>527>>528途中までの短い時間でもいいから、一緒に話をしながら帰ることは嬉しかった。 初めて並んで歩いたその日、自己紹介をし合う。 芽衣ちゃんは習い事があるから早く帰るのだとか。 自分は「親が心配してるから」「門限があるから」と話した。 別段厳しい親でもなく、むしろ過保護なゆえ、そうなっている。
校長先生にまつわるウワサ話とか。 うさんくさい学校の七不思議とか。 最初はできるだけ、趣味以外の話をするように努めた。 昨日のテレビとか流行りの映画とか、意外と共通の話題ってわけでもないしね。
ピアノの話をしてくれたなら、聴きたいなぁと呟く私がいた。]
(713) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[>>529ある日、どうしたのと尋ねられる。 私がいつものようにぼたんと話していたところを見られていたらしい。 そういう時は決まってこう答える。]
考え事。見られてた。恥ずかしいや。 科学の授業でなかなか覚えられないところあってねー。
[「友達と話していたの」と正直に言っても、変な顔をされる。 小学校の頃からの経験則。
高校に入る頃にはもう、すっかり理由を作るのに慣れていたもので。]
(714) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[「ぼたん」と話をできるのは、この世界に私一人だけ。]
(715) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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[>>530芽衣ちゃんと一緒に帰る日々。けれど約束はしない。 あくまでもタイミングが一緒の時だけ、暗黙の了解のように。
3日間会えないことはよくあったし、 2年の冬に会えない日が少しだけ連続しても、何を思うこともない。 次に会えた時も普段通り。
3年になって同じクラスになっても、ささやかに続いている帰宅部の活動。
時々、「ピアノ聴いてみたいなぁ」って、 私は思い出したように口にするけど、その話題が続かないならそれっきり。 何せ、他に喋りたいことも多いから。やがては自然に埋もれていく。
月曜日、音楽室のほうへ立ち寄る用事は特に無かった。*]
(716) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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/* >>712 文化祭って10月だと思っ
思っっ…………
(-117) 2021/06/05(Sat) 00時頃
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/* 購買が漏れてました。ごめんなさい。
現軸は番代と黒沢の購買ターン終わってから突撃しようかなと思ってて、 とにかく今の間に回想をできるだけ拾うのだ……
(-118) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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―― 回想:友達の話 ――
[ 友達のいなさそうな、真面目で自己チュー。 そんな私にも、友達だと思っている人はいる。 私はそう思ってるけど、 相手がそう思ってくれてるかはわからないから、 友達!って大きな声では言えないけど ]
芽衣、一緒にお昼食べない?
[ 私は部活には入ってなかったけど、 生徒会ですぐに帰れないことが多い。 だから、芽衣とは帰宅時間は合わないけど、 お昼に誘うことはあったと思う。 ピアノの話を聞いたのはそんな時>>594 ]
(717) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[ 芽衣は、多分積極的には話そうとしなかったと思うし、 私も積極的に聞き出すつもりもなかった。 でも、短く切った爪とか、 何気ない仕草とか、そういうのに、 芽衣の人生において、 ピアノにかかってる比重みたいなものは うっすら感じられた気がする。 だからかな ]
……私ねー……ため息つかれるの、怖いんだー……。 見捨てられたみたいな気持ちになる。
[ 何の拍子だったかな、すごく脈絡なく、 うっかりそんな弱音を漏らしてしまったことがあった。 失望のため息は私にとって、残機が砕け散る音だ。 そんなこと、誰にも言うつもりなかったのに* ]
(718) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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/* 眠くて頭回ってない自覚はありんす
(-119) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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── 回想:綿見と ──
[ 炭蔵の描いた絵の意図が伝わり、 劇的ビフォーアフターを果たしたのなら、>>643 流石、調理部だと感心したものだった。
ちなみに、試食会では、 ぜひ人間の目玉クレープを出してやって欲しい。 ほら、コンセプト的にも合いそうだと、 番代からもお墨付きだし?>>646 ]
(719) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ タイツを履き替えるのと、購買での飲み物確保、 どっちを優先すべきか考えて、 結局まずは購買へと足を向ける。 だって、足は結構な勢いで濡れてる。 これ、タオルで拭いてから履き替えないと、 新しいタイツが濡れるだけじゃない? そして私はタイツの替えは持ってきても、 タオルは持ってきていなかった。 こういうツメの甘さ、嫌になる ]
あ、番代さん。 おはよう。
[ ひとけのなさすぎる廊下に不安しかなかったけど、 購買には先客がいた。>>603 見慣れたクラスメイトの姿に、思わず肩の力が抜ける ]
(720) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[ それは買い被りすぎだろう。>>645
叶うならば感情の機微に聡くて、 他人を気遣えるような人間になりたいとは思う。 思うが、それが出来ているのであれば、 現状を迎えていないと思う。 ]
ああ。そうか そう思う人もいるということが知れて良かった
[ 黒沢の肩を持つ訳ではないが、 もしも八つ当たりを聞いてたのなら、>>645 彼女に悟られてしまったことも、 隠しきれなかったという事実であって、 それは綿見の落ち度じゃないのか?
と、言ってしまっていたかもしれない。 ]
(721) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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よかった。あまりにもひとけがないから、 ちょっと心配になってたとこ。
[ まさか番代さんが万引きの瀬戸際だったなんて>>606 思うわけもなく、 私はホットのほうじ茶のペットボトルを手に取る。 あと、タオルも。ちょっと割高だけど仕方ない。 そうして、さっさと番代さんの後ろに並ぼうとして 首を傾げた ]
あれ、店員さんは?
[ 購買は開いてるのに無人とか不用心過ぎない?* ]
(722) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[ どうしたらいいのかと、 答えを求めたら放っておけと言われる。>>647 それは炭蔵の考えには反していて、 見えないだろうが悩ましげな顔をする。 ]
あながち間違ってはいないな 俺がクラスの為に動くのは、 結局自分の為でもあるからな ……そこは、認めよう
[ 触れるな、という意図は伝わった。>>647 しかし、炭蔵としては騒ぎ立てたつもりもなければ、 委員長として軽く聞いただけのつもりだったので、 ここまで過剰に反応されるとは思ってもみなかった。
余計に、炭蔵の好奇心を擽るだけなのだが、 ]
(723) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[ 釘を刺すように、続けて言われれば>>649 流石の炭蔵もそれ以上は深く突っ込まなかった。 ]
分かった。そこまで言うのなら、 この件に関しては、 俺からはもう触れないでおこう
[ 綿見が悪いだとか、悪くないだとか、 何があったのかを聞いてもいないので、 炭蔵には判断できないが。
きっと君の言うように、 炭蔵には理解できないことなのだろう。
笑顔が未だ、笑顔のままでいるうちに、 ここは退いでおいておこうか。 *]
(724) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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— 回想:春の音楽室 —
[柊くん>>612がわたしの考えを読めないように、 わたしも柊くんの考えていることは見えない。
頷く柊くん>>613の話をそれ以上掘り下げなかったのは、 望んで話したものではないと思ったから。
だって、ひとりになりたかったんでしょ。 誰かに聞いてほしかった訳じゃないと思った。 その誰かがいたとして、少なくともわたしは違うって。
優しいって思った柊くんにわたしができるのは、 わたしの所有物じゃないこの場所を空けることくらい。
振り返った時、柊くんはどんな顔をしていただろう。 問うような視線が残っていたら不思議そうな顔をした。]
(725) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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手伝ってくれるの? 助かるけど……一人より二人、だよね。
[ヨーコ先生、柊くんに弱かったっけ。 たしかに柊くん>>614の見目は整っているけれど、 顔で判断するような先生ではなかったと思う。 調子が良くて、たまに厳しくて、人に任せることもある。
わたしは柊くんを単純な頭数として頼りにした。 ヨーコ先生が月曜の30分を勝ち取ってくれたのは>>680、 柊くんが力を貸してくれたおかげだと思っている。]
(726) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[そんな未来の救世主、柊くん>>615の質問に、 わたしはうーんって唸りながら少し考え込んだ。 それから伏せた視線を上げて、柊くんを見る。]
いいよ。ちゃんと使えたらね。 ……ひとつだけ、約束して欲しいんだけど、
[わたしはひとつだけ条件をつけようとした。 柊くんが難色を示すようなら無理は言わないけど、 伝えることだけは止めないつもり。 口を小さく開けて深呼吸。わたしは喉に力を込めた。]
(727) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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聞きたくなくなったらもう来ないでね。
[柊くんは聞きいったなんて言ってくれた>>267。 お世辞も入っているのかなって思ったけど、 少なからず気に入ってもらえたんだろう。
それはやっぱり嬉しいことで。でもね。 これから、わたしの音色は確実に衰えていく。
時々がゼロになってもいいから、 無様なわたしは見られたくなかった。 だからいつもより強く、「来ないで」って伝える。
柊くんはどんな反応をしただろう。 わたしはそれ以上何も言わなかった。]
(728) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[月曜の放課後、30分。音楽室からはピアノの音がする。
わたしはそこで、 わたしの音楽が死に絶えていくのを眺めている。]*
(729) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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/* ここまで読んだ寝
(-120) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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/* 柊くんや向井くんに誤解を重ねるムーブをしたいのですが技量が足りなくてごねごねしています。ごねごね。 最初の一行を拾ってくれてありがとう。嬉しかったですー。
(-121) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[ 夢なんてなかった。]
(730) 2021/06/05(Sat) 00時半頃
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[ 少なくとも小学校のころの慎一は、 夢どころか現実で手いっぱいで、 うんと先のことなんか聞かれたって、 そんなの知るかって喚きたいくらいだった。]
(731) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[ 一番前の席から順番に問題に答える。 順番に当てられていたはずなのに、 先生ってやつはふいに気まぐれを起こして、 「今日は5日だから出席番号5番」とか言う。
たったそれだけのことも慎一は許せなかった。 自分が当てられたんでも飛ばされたんでもなくて、 ただ、目の前で法則が変わったのに驚いて、 頭がぐちゃぐちゃになって、気づいたら泣いてた。]
(732) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[ 小学校のころの記憶はそんなのばかりで、 作文に書いた夢なんて忘れたし、 楽しい記憶もほとんどありはしない。 どちらかというと思い出したくない類。 蓋をしてるせいか、記憶はもうあやふや。
だけど、その中で、 腐れ縁でずっと顔を合わせてるからかな。 「ユーガは昔からあんな感じ」って、 あっさり言えるくらいには鮮明な記憶。
きっと教室の中で慎一が「浮いてた」ように、 炭蔵だって異質な存在だったって慎一は思う。
だけど、ニュアンスはきっと真逆だ。 騒いで悪さをしては叱られの子どもたち。 そんなことにすらたどり着かない慎一と、 気づいたときにはその先にいたユーガくん。]
(733) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[ うまく言葉にできないんだけど、 慎一の記憶にある限り、 炭蔵祐駕はずっと、完成された子どもだった。]
(734) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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── 回想・クラス委員 ──
[ ま、なんの話かっていうと。
その付き合いの長い委員長が、 樫樹に期待の目を向けながら、 さも当然って感じの声色で、 まさに「当たり前だろ」って言った、 その瞬間の話なんだけれど。>>611
「まーーた王様発言かよ!」とか、 「この野郎!」とか冗談ぽい言葉たち。
そういうのも慎一の頭に浮かんだけどね。 口にしかけて、慎一はそれをパクっと飲み込んだ。]
(735) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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……うん、 そりゃそーだわ。
[ 代わりに投げたのはそんな言葉。
そうだね。炭蔵は絶対的な存在だよ。 少なくとも、慎一にとっては。
10年前と違って、教室の端っこからじゃなく、 机ひとつで隔てた距離から話せるんだとしても。
もしあの日、番代の挙手によって、 委員長を多数決で決めることになってても、 慎一は迷うこともなく炭蔵に投票しただろう。]
(736) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[ 劣等感なんてそこにはない。 そんなもの抱くような相手じゃなかった。
もしそのスイッチひとつついてない腕が、 慎一に引っ掴める距離にあるんだとしても。
……やっぱりそんなことはない。 って慎一は思う。ないはずだよね? そうだろ。
ごく近くで、珍しく声を上げて笑う姿を、 なんだか不思議な気持ちで見ている。>>611*]
(737) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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── 現在:職員室 ──
[ 圏外のスマホ画面に視線を落としていると、 ふいに後ろから声をかけられる。>>699 ]
あー…鳩羽、おはよう どうやら蛻の殻だったらしい
俺は誤情報を流していたみたいだ
[ お手上げ、といったポーズをして見せる。 ]
(738) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[ 鳩羽は、誰に対しても気安く 炭蔵の持ち合わせていない物腰の柔らかさを 持っているような男だった。
彼の持ち味のおかげだろう。 炭蔵も少し肩の荷を落として、 彼と話すことができると思っていた。
ああ、上履きを履き潰すのは頂けないが これでいて、皆勤賞な奴なんだから憎めない。 ]
(739) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[ さて、残念ながら、鳩羽の求める答えを 今の炭蔵は持ってはいない。
しかし、推測することはできた。 ]
ヨーコ先生の職務怠慢の可能性あり、ってとこだな ……ただ、電気がついてるから、 宿直の先生辺りはいそうだけどな
[ 職員会議するなら、会議室だろう。 しかし、こんなに静かなことはあるか?
─── それよりも、 ]
(740) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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鳩羽、お前スマホどこの会社の使ってる? 俺のは回線落ちしてるのか、圏外なんだ 他のクラスの友人にでも、 一度連絡を取ってもらいたいんだが
[ 自分のスマホを示しながら、 電波が立っていないことを伝える。 *]
(741) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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[無人のレジにしがみついて途方に暮れていたら、 >>720乃絵ちゃんがやって来たのでそちらを向いた。]
おはよ。 すごい雪だったねー。
[私はしっかり着込んでいたので制服やタイツへの被害は少ないが、 あちらさんはそうでもないらしかった。 手をふりふりしながら、ひたひた続く足跡を目で追いかける。]
さっきから待ってるのに誰もいないの。 ねえ! 万引きしていいかな!
[COLDの烏龍茶のボトルを置いて、レジ台をぱんぱん叩く。 怒っているというより困惑している感情のリズムを奏でてみた。]
(742) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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お金だけ置いていくのも不用心だよね?
[誰も来ないなら万引きよりはそうするのが適切なのだろうけど、 レジに入れられる前に誰かに盗られる可能性はあるわけで。 どちらにしろ、うちの委員長や会計さんがダッシュで飛んできて是正してきそうなレベルである。
片手に取り出した財布の中身をじゃりじゃりさせながら、 困ったように元生徒会副会長の顔を見つめた。*]
(743) 2021/06/05(Sat) 01時頃
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―― 回想:文化祭準備 ――
[ サボるという発想は私にはないので、 夏休みの文化祭準備も、私はほぼ皆勤だったはず。 ほぼ、というのは生徒会の活動もあったから。 予定がぶつかってしまって、 生徒会の方を優先せざるを得ない日もあった ]
(744) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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こんな感じでどうかな。
[ その日はそんなこともなく、 教室で広報活動に勤しんでいた。 カラダで労働させられた。>>642 柊君のその説明を、 美術の石膏の袋でも運ばされたのかなと 至って平和な解釈をして、 そうだったんだ、お疲れ様なんて労った私は、 2人の労働の尊い対価である画材で、 ポスター制作に励む。 労いの言葉が軽い? だって、実情を知らなかったんだもの! ]
(745) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 鉛筆で下書きをして、レイアウトは決めた。 3-9の絵心担当は、 責任をもってクレープを描きましょう。 さて、3-9の目玉メニューは、 可愛らしいデカ盛りスペシャルクレープになったのか、 おどろおどろしいハロウィン目玉(物理)クレープに なったのか。 宣伝で嘘をついてはいけないので、 そこのところは90点の画力で 精一杯リアリティを追求させていただきました ]
柊君、文字の部分はお願いしていい?
[ イラスト部分はっていうの、忘れてない。>>198 なので、一緒に頑張る広報活動、 ちゃんとポスターにも関わっていただきました* ]
(746) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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―― 現在:購買 ――
天気予報ってあんまり信用してないけど、 ここまで大外しするとは思わなかったね。
[ すごい雪だったっていう番代さんに、>>742 私はやれやれってちょっと首をすくめてみせる。 さっさと買うものを選んで並ぼうとしたら、 聞き捨てならないことを言われた ]
いや万引きはダメでしょ!
[ いいって言うと思ったのかな!?いいわけないよね!? ぱんぱんと番代さんがレジを叩くリズムで 私は番代さんの肩を揺らして 問い詰めたい気持ちになった。 やらないけど ]
(747) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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……って、誰もいないの?
[ そっちも聞き捨てならなかった。 万引きのインパクトが大きすぎて、 うっかりスルーしそうになった ]
お金置いていくのも不用心かもしれないけど、 万引きよりは断然いいと思う。
[ お金を置いていくのはよろしくないって良識は働くのに、 万引きしていいかなって発想が出てくるのは なんでかな!? 番代さんの発想は摩訶不思議だ。 これが今時の女の子っていうものなの? 多分違うと思う。思いたい ]
(748) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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レジに入れられたらいいんだけど、 あれって鍵がいるんだっけ。
[ 触ったことがないからよくわからないけど、 鍵を差さないと動かないとか、 そういう仕組みがあったような気がする ]
……自販機で買う?
[ 購買のほど近くに自販機コーナーがあった。 飲み物ならそっちでも買える。 そっちで買う?って提案してみた。 根本的な解決にはなってないけど。 あと、タオルは諦めなきゃいけなくなるけど* ]
(749) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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── 回想・綿見と ──
[ いいのか。そんなことを言って。>>667 慎一は結構な偏食なので、 優先権を与えたらどうなっても知らない。
……なあんて、 ここじゃちょっとふざけてみたけど、 実際の慎一は当たり障りのないことを言う。]
……ちゃんと具がいっぱいあるやつ。 売るのはもっとしょぼくていいけど!
[ 試作ってなんだろうね。 あくまで会計としての自分の首を、 絞めないように、息ができるように。]
(750) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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— 回想:販売係 —
[向井くんの手には自信作のチャート>>700があって、 わたし机には完成したプラケース>>702が乗っている。
平穏で平坦はつまり順調ってことでもあって、 たとえわたしの両手がごねごねサボっても 誰にも咎められないくらいには余裕があった。]
どうだろう。考えたことなかったんだよね。 ……ラクじゃなくてもいいって思ってたから。
[自然と開いた口はまだ閉じていなかったから、 向井くんの質問>>703に不意の本音が喉から飛び出した。 わたしはそれに驚いて、合わせた両手、 短い爪の弧を親指でなぞる。]
(751) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 慎一は甘いものイケるクチだけど、 ダッツより氷菓だった鳩羽はどうだろう。
特盛って言葉を綿見から引き出して、>>668 慎一はそのへんで折り合いをつけようと、 仕方ないなあって引き受けるポーズをとる。
タイミングとしては悪くないはず。 当たり障りのない高校生の日常会話。 それで終わらせたかった。慎一は。 怖い話も、難しい話もしたくなかった。]
(752) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 仕方ないよ。別にいいよ。>>670
いくらすいすい泳ぐふりをしても、 うまく水底に沈んだふりをしても、 どうせ息は長く続かないんだから。
──って、言えたらよかったんだけど。
そこまでうまく割り切れないから、 そもそも慎一はいきづらいんだな。]
(753) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ラリーというには遅いスピードで交互に言葉を発する。 こういうのなんて言うんだっけ。問答? 違うか。
今は向井くん>>704の番。 わたしの爪が彼の言葉で短くなったところだ。]
噛まないよ。邪魔なだけ。 噛んじゃうの?
[向井くんの手元に目を落とすと、 わたしと同じくらい短い爪があった。
続くわたしの声は質問の形をしていたけれど、 わたし自身は確信に近い気持ちで向井くんの爪を見る。
噛んじゃうんだって言っても良かったけど、 ただ、リズムを崩したくなかっただけ。]
(754) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 綿見茉奈はよくわかんない。 というのは慎一から見ての話で、
なんとなくの経験則で生きてる慎一の、 その経験の中にうまく嵌め込めないタイプ。
けど、普段は普通っぽい顔をして見えるし、 今まで普通に、当たり障りなく、 クラスメートとして会話ができてたから、 それでいっかって慎一は思っていたりもした。
綿見のこと、嫌いって思ったことなかったけど、 そのとき急に、変な目でこちらを見るから。 視線を逸らしもしないで慎一を見てきたから、 ヤだなって慎一は思う。結構本気で。ヤだな。
「なにが?」って慎一が聞いたのに、 ちっとも答えてくれないのも、ヤだった。]
(755) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 何を考えているのかはわかんなかった。 ただ、楽しいって顔には見えなかった。>>670
でもじゃあどんな表情なのって言われても、 慎一にはちっともわかりそうにはない。
別に今は夜でもなんでもなくて、 慎一たちがいるのは安心安全な学校で、
なのにその瞳の暗い黒色が、 慎一のほうまで浸食してくるみたいで、 慎一は何を尋ねられてるかもわかんなくなる。]
(756) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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……だから、何が。
[ かろうじて18歳の体裁を保って、 慎一はもう一度綿見に問い返す。]
何が言いたいワケ。 つか、何がしたいんだよ。 ……意味わかんねえ。 買い出しなら行くって言ってんじゃん。
[ 「どう?」って聞かれたって、困る。 慎一はちゃんと楽しい。普通に楽しい。 これは慎一が送りたかった高校生活だし、 ラクに楽しくやってく方法だって見つけた。]
(757) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[息がしやすい人が爪を噛むのかな。 わたしは少し勘違いをしているのかもしれない。
でも自分の敷いたレールの上ならラクなんじゃないの、 ってわたしは思ったから、 印象を語ることも羨望を乗せることもやめなかった。]
……。
[息をやめたのはここ。 向井くん>>706の言葉は質問の形をなくしていた。 わたしはリズムが狂って、ひゅ、と喉を鳴らす。 指に力が入ったけど、わたしの爪は跡をつけられない。]
……。
[普通ってなんだろう。なんでもってなんだろう。 わたしは向井>>706くんの評価に価値を見出せない。 でも今口を開いたらまた話が続いてしまうから、 わたしはへらへら笑って何も言わなかった。]
(758) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 息が長くは続かなくたって、 楽しく泳げてるうちは放っといてほしかった。 そのあとのことは、ちゃんと自分で考えるから。]
(759) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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……虚しいってなに。 俺、ちゃんとしてるじゃん。
[ 綿見、これはさ、 なかなかどころじゃなく意地が悪いよ。>>671
想定外もいいところだし、 経験則なんてアテになるはずもない。 突破口が見つかんないから、慎一は泣きたい。
最悪だ。って目の前で呟いてもいいくらいだけど、 それだけは我慢したので、慎一は今日もえらかった。**]
(760) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[一方が話して、今度はもう一方が口を開く。 一方のわたしが黙ったら、 一方の向井くんはもう何も言わないでくれる?
それすら聞けなかったけれど、 わたしが提示した曖昧な着地点が少しでも その先の流れ>>707に繋がってくれたらいいな。]*
(761) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[さっきより饒舌な向井くんが炭蔵くんの話をする。 わたしは向井くんの中に、 確固たる炭蔵くんがいるんだなって思った。]
よく知ってるんだね。
[だから「そっか」を少しだけ詳しくして相槌に変えた。 自分のことより話しやすそうだなって。 そこまでは、言わなかってけれど。]
(762) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[流れた会話の終着点、受験生ならではの話>>708。 この文化祭が終われば3年生はすっかり受験ムード。 わたしたちの前にはカウントダウンの数字が迫る。]
わたしも入れそうなとこにしたよ。
[そしていくつか告げるのは、中の中くらいの大学名。 お母さんがいなくなった翌日から、 わたしの進路希望調査表はがらりと変わったから。]
何に、なれるんだろうね。わたしたち。
[向井くん>>709を勝手に巻き込んで、わたしは零した。 彼の反応が見えるか見えないか、 どこかのタイミングで誰かが部屋に入ってきたなら、 平穏で平坦な日々の微かな丘陵も元に戻せるかな。]*
(763) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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/* 向井くんと発言も交錯してしまいましね。ごめんね……! 核心に触れようとするのは校舎が閉じてからかなあと思っているので(触れられるかどうかは別とする)、中途半端なところで区切ろうとしてしまう。 話しにくくないですか。大丈夫ですか。こちらはとても楽しいです。
茉奈ちゃん最高ってしたり、やっぱり向井くんの炭蔵くんへの憧れみたいなものいいよねってしたり、鳩羽くんが黙ってくれたのわくわくしちゃいましたねってしたり、全員ににこにこしている。
(-122) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ バレーは不要だってジャッジされて、 高校になってバレー部には入らなかった。 お金は必要な分きちんと渡すと言われて、 バイトすることも許されなかった。 学生の本分は勉強で、 部活だのバイトだのする暇があるなら、 その時間勉強しなさい。 それが私に下された判決で、 だから私の放課後は、家での勉強か予備校での勉強、 場所は違えどやってることは同じだ ]
(764) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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[ 目指すべき目標ははっきりしているはずだった。 頑張っても頑張っても、届かない目標だった。 だから私は、目標に向かって努力しているはずなのに、 時々、何を頑張っているのかわからなくなる。 何のために頑張っているのかわからなくなる。 努力しても、努力しても、 焦燥感だけが私を追いかけてくる。 ねえ、ゴールはどこ? それがわかったとしても、 たどり着けるとは限らないけど** ]
(765) 2021/06/05(Sat) 01時半頃
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— 回想:帰宅部の3年間 —
[ひとみちゃん>>713は明るい子だった。 元より近い家までの距離がもっと早く感じるくらい、 わたしとひとみちゃんはお喋りをして帰る。
最初はたぶん、学校の話が多かったと思う。 ほんの少しずつ話題が広がっていって、 わたしがピアノの話をしたのは1年の中頃だったかな。
聴きたいなぁってひとみちゃんが言ってくれる。 わたしも聴いてもらいたいなぁって思った。
でも、わたしは帰ったらすぐにレッスンが始まるし、 ひとみちゃんも門限があって早く帰らなきゃいけない。
お休みの日なら出かけられるのかな。 でもわたしの方が丸一日レッスンで潰れていた。 わたしの人付き合いの悪さは、 当然ひとみちゃんにも適用されることになる。]
(766) 2021/06/05(Sat) 02時頃
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[ある日、ひとみちゃん>>714が 虚空を見つめていたことを尋ねたけど、 今のわたしにその時の記憶はほとんど残っていない。
だってあまりにも自然で、引っかかるところがなくて。 わたしはすんなり納得して、帰りに授業の話をした。
だからわたしは、 その後ろにあるひとみちゃんの秘密を知らないままだ。]
(767) 2021/06/05(Sat) 02時頃
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[わたしたちが3年になっても約束のない活動は続いた。 同じクラスになれた時は良かったねって笑ったけど、 やっぱり帰り道が一番話しているような気がする。
お互いに制限のある身では、 わたしとひとみちゃんの願いは叶えられなくて、 その間にわたしの音楽は呼吸をやめてしまった。
今でもひとみちゃん>>716は願いを口にしてくれる。 でもわたしは返事ができなくなってしまって、 へらへらと笑って誤魔化すことが増えた。
お喋りは未だ尽きない。 だからどうか、わたしの罪悪感も一緒に 話題の山に埋もれてくれたらいいのに。
他の生徒が部活を卒業する中、 わたしたち二人の部活動は続いている。]*
(768) 2021/06/05(Sat) 02時頃
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/* こっちがもたついている間に乃絵ちゃんが話しかけてくれた……! ありがとう感謝。おともだちだー。
プロローグ明日までですよね。今日か。 過去軸を徐々に落ち着かせていこうと企んでいます。 皆さんお話いっぱいありがとう。ずーっと楽しいです。
(-123) 2021/06/05(Sat) 02時頃
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/* ぼたんについての話をするのは1d以降に校舎の中で、と思ったけど、 話せるだけ話したほうが面白かったかなーって。 むずかしいな。
(-124) 2021/06/05(Sat) 02時頃
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[>>747>>748優等生としての回答を受けて、 私は瞳を丸くして乃絵ちゃんの顔を覗き込む。]
盗まれるくらいなら、自分で盗んだほうがマシ。 そう考えたことってない?
[だとしたら価値観の相違だなあって、口を尖らせる。]
いや冗談よ冗談! 学校の購買でそんなことしませんって。
[他に選択肢が無い極限状態ならいざ知らず、ね。 まさか学校に閉じ込められて食料の限られたサバイバルをするわけじゃああるまいし、 暗い箱に閉じ込められて飢えと恐怖と戦い続けることになるわけでもあるまいし。
私がやや特殊なのかもしれないね。知らないけど。]
(769) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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[>>749残念ながら門限ガールはバイトの経験もなく、 レジの取り扱い方については何も知らない。 開ければお金の出てくる魔法の箱と思うことにしている。]
私は自販機でもいいけど、乃絵ちゃんずぶ濡れだよ?
……じゃ、仕方ない。お金置いてくか。
[目の前のクラスメートが濡れたままなのを見過ごすよりは、 お金なんて持っていけドロボー、でいいと思った。 私が変なことを言えば言うほど、無駄に時間が流れそうだったもの。
烏龍茶のボトルと引き換えの小銭を、チャリンと置いた。*]
(770) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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/* なんというか、校舎村で毎回同じことを繰り返しているような気がするので、 少しでも変化をつけようとして、PCに変なことを言わせてしまう傾向がある。
だからいつの間にか頭がお花畑になっていくんだ……。
(-125) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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— 回想:ともだち —
[帰りはひとみちゃん、お昼は乃絵ちゃん。 友だちの少ないわたしにも、この人って思う相手はいる。
約束をしないのは乃絵ちゃんも同じで、 数日続いたり、数日空いたり、 乃絵ちゃんが誘ってくれたり、わたしが誘ったり。 今日は乃絵ちゃん>>717が声をかけてくれた日だった。]
うん、食べよ。 先に購買寄ってもいい?
[わたしは頷いてお財布を手に取る。 お母さんがいた頃は毎日お弁当だったけど、 わたしのお昼は購買のパンやおにぎりが多い。
お昼時は混むからちょっと大変なんだけど、 怪我しないように隙間を縫って お目当ての物を手に入れられるようになってきた。]
(771) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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[乃絵ちゃん>>718がわたしに詳しい話を聞かないように、 わたしも乃絵ちゃんの長袖や癖について触れなかった。
一度、「暑くない?」って手で扇いだことはあったっけ。 たぶんピアノの話をしたのはその時だったかも。
「オクターブ、ちゃんと届くんだよ」って手を広げた。 バレー部だった乃絵ちゃんとどっちが大きいかな。]
ん……っ、うん。
[乃絵ちゃんがその話をしたのは本当に唐突だった。 わたしはクリームパンの一口を飲み込んで口を開く。]
ため息には感情がいっぱい溶けてるからねぇ。 そんなの浴びたらびっくりしちゃうよ。
[乃絵ちゃんが弱音を吐くのは珍しいことだと思った。 だからわたしはクリームパンを袋に戻して、 身体ごと乃絵ちゃんに向き合う。両手を払った。]
(772) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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私はねぇ、……何 が怖い、かなぁ。
[少し考えて、言葉も途切れ途切れで。 結局まともな形にすらできなかったけれど、 わたしは乃絵ちゃんの頭に手を伸ばした。
嫌がられない限り、ぎこちなく頭を撫でようとする。 わたしより大きい乃絵ちゃん。 部活も生徒会も頑張っていた乃絵ちゃん。 たぶん、わたしと友だちになってくれた乃絵ちゃん。
残機とかそういうものは分からなかったけれど、 わたしが大切にした手で、わたしの友だちに触れた。]*
(773) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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— 現在:1階・購買部 —
[階段を降りて購買部へやって来ても、 いつものお昼みたいな混雑はなかった。
何なら店員さんたちの姿もなくて、替えの靴下を 期待してやって来たわたしは出鼻を挫かれる。
予想できなかった訳じゃないから、歩みは止まらない。]
あ、
[予想できなかったのは、そこに先客がいたことだ。 乃絵ちゃん>>747とひとみちゃん>>769。 わたしが名前を呼ぶ数少ないふたり。]
(774) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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[ここで出で立ちを整理しよう。
ローファーは靴箱の中。 マフラーと手袋はさすがに取った。 コートはまだ着込んだまま、中には制服を着ている。 鞄も手に持ったままだ。ここまではいい。
空いた手に畳んだタイツ。 タイツを失った足は素肌を晒している。 上靴はちゃんと履いた。かぽかぽする。
つまりお世辞にも褒められた格好ではないんだけど、 その解決に来た訳だから許してほしい。]
おはよー。
[全身で濡れましたと主張しながら、 わたしはふたりに声をかけた。]**
(775) 2021/06/05(Sat) 02時半頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 03時頃
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/* 自分の発言で迷子になった図。 皆さんの話が徐々に明らかになっていくの、わくわくしますね。 芽衣の悩みが既に秘密じゃなくなって来てるの、思考FOの弊害かもしれない。おしゃべりさん。
なかなかお話できてないメンバーとお話できたらなと思いつつ。 体調優れないおふたりは健康してほしい。 炭蔵くん方面に行こうかなとも考えたのですが、素足特攻は回避せねばの気持ち。 あと鳩羽くんとさっきの今で再会するのでね。 いっぱいお話させていただいたので、他の方と現軸交流してほしいもあります。
やっぱり独り言全然使えないぐぬぬ。おやすむ。
(-126) 2021/06/05(Sat) 03時頃
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— 回想:我ら帰宅部 —
[3年間続いている帰宅部のおしゃべり。 他の生徒たちの部活引退よりも長続きしている部活動。 引き継いでくれる後輩はいないけれど。 卒業まで続けばいいなと、心の隅っこで思っている。
>>767隠しておきたいことを見つかってからというもの、気をつけるようにしていた。 でも、あの子はいつも向こうから突然話しかけてくる。 だからたぶん、その時以降も不自然に独り言を呟く私の様子をたびたび見られたかもしれない。
そのことについて説明することは絶対にせず、はぐらかしてばかり。 だって私は忘れようとしていたから。]
(776) 2021/06/05(Sat) 03時頃
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[今年の文化祭準備期間の頃のこと。隣を歩く芽衣ちゃんにこんな話をしたこともある。 軽い雰囲気で、ただの心理テストみたいに。]
大好きな人を1人、思い浮かべてみて。 誰かは言わなくてもいいよ。
……その人がもし、芽衣ちゃんのことを忘れたいって言い出したら、 どんな気持ちになるかなぁ?
[突然の質問に、彼女は上手く想像できただろうか。 できなかったらそれはそれで仕方ない。ただのお遊びのつもり。]
ひどいって思う? 悲しいって思う?
[隣を歩いている、姿が見える、顔が見える、私の友達に。 私は、何かを重ねて見てしまいそうになった。*]
(777) 2021/06/05(Sat) 03時頃
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— 回想:オカルトな話はお好きですか —
[それは文化祭準備期間中の、いつの話だったか。
空いてる教室を借りてプラカード制作を進めていたものの、 >>646自分のデザインセンスの壊滅さに遅ればせながら気付き、詰んでいた。
だから偶然通りがかった茉奈ちゃんを捕まえて、「ちょっと見てー」と声をかけ、 助言を貰おうとして2人きりになったタイミングでのこと。 ……なお、不幸なことに声をかけた相手もまた壊滅的であったのだけど。>>192
さて、茉奈ちゃんが怪談やオカルト話を好んでいたことに気付いたきっかけは何だったか。 そういう本を持っている場面を見たか、はたまた普段の雑談でなんとなく察したか。 私はそういうところに目敏くて、隙あらば相談相手になってくれたらいいなと思っていた。
ちなみに利美ちゃんにも吹っかけたことがある。]
(778) 2021/06/05(Sat) 03時半頃
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あのねー、こういうの苦手な人も多いから、 話せる人もあんまりいないんだけど、いい?
[作業の手を止めずに、ただの雑談だよという風に話を進める。]
幼稚園の頃からの友達がいてね、 青いワンピースが似合う可愛い女の子なんだけど。
その子、うちの近所に住んでて、ちょくちょく会うんだけどね。 会うたびに不思議に思うんだ……。
昔からずっと変わらない、ワンピースを着た子供の姿のままなの。
(779) 2021/06/05(Sat) 03時半頃
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なんかね、その子の姿は私にしか見えないらしくて。 他の誰も見たことないって言うんだよね。
私の見間違いだと思う? どう?
[……そんな話を、聞かせてみた。 反応はどうだっただろうか。
利美ちゃんにこの話をした時は、何やら意味不明な専門用語を喋った後に、 にやりと笑って謎のおふだを1枚くれたっけ。
茉奈ちゃんは、どうかな。 時期外れの怪談だと思ってくれたならそれでいいし、 頭がおかしいと笑い飛ばしてくれたなら、それはそれで救われる気がして。**]
(780) 2021/06/05(Sat) 03時半頃
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/* 無茶振りもいいところである。
あとは男子勢に何か縁故を振りたい……!
(-127) 2021/06/05(Sat) 03時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 03時半頃
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/* ぼたんの存在を疑わなかったのが小学生期、 ぼたんの存在に違和感を覚え始めたのが中学生期、 ぼたんを忘れ去りたいのが高校生期、 忘れたくても忘れられなくて徐々に思い詰めてくるのが文化祭前後、 半端に忘れたせいで苦しめているのが現在。
そんな感じの整理。
(-128) 2021/06/05(Sat) 03時半頃
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── 現在:職員室 ──
まっっっじかよ! ふざけんなーー
[お手上げポーズのユーガに 大袈裟に驚いてみせたけれど>>738 付け足したふざけんなーの言葉は半分棒読みだ。 本気で怒ってるわけではないことくらい、 すぐに伝わるニュアンスだっただろう
すまない、なんて謝られてしまったら ああーいい、いい。全然へーき、と むしろこっちが宥めてみせるほどには。
だってこれはヨーコちゃんの怠慢。>>740]
(781) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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スマホ? おう、いいz……… あれ うげー俺も圏外だよ、なんでー? 大雪だと圏外になったりすんのー??
[言われてスマホを取り出せば、 それが圏外であることを示しているのを見る 三年間、校舎内で圏外だったことは 一度もなかったはずだから、今日が、おかしい。
停電とかと一緒で、 大雪の日に圏外になることがあるんだろうか 流石に俺はそんなとこまで詳しくない。]
(782) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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まじかよー グルチャに反応したやつは来てるって信じたいけどなー いや逆か。来てないことを祈ればいいのかー 貴重な休みをどうか満喫してくれ、神よ……
[またまた大袈裟に神に祈るポーズをしてから、 フッ、と切り替えるように元の顔に戻って。]
(783) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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えー。これはどうしたらいいわけ? せっかく来たのに。
宿直の先生が居たりー? 職員会議とかしてんならー? なんか連絡待てばいいのかなー。
[他のクラスのやつに連絡を取るのが一番なんだろーけど 圏外なんだから仕方ねえ。
それか圏外じゃねー場所をまずは探すかー??って スマホをぶんぶん振ってみせた。 こんなことじゃあ圏外が解消されるわけないって、 わかってっけどさ。なんとなくな。]
(784) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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……… ユーガのせいじゃ、ねーからな これはヨーコちゃんの怠慢。 むしろ、おつかれ。
[どうしても気になってたらしい俺は、 ダメ押しするように、もう一度だけ、付け加える。 クラス委員って大変だな。 これを何年もやってるらしいユーガは、やっぱりすげえ。]*
(785) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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── 閑話:皆勤賞仲間の話 ──
[そういえば文化祭準備、 皆勤賞仲間は案外いたはずで>>362>>553>>744 そいつらがアイス争奪戦(仮)に参加していたら シンの出費はもっと増えたんじゃねーかなって なんとなくそんなことを思うけど。
でもダッツじゃなくて氷菓を選ぶような俺だけが シンに争いを持ちかけたこと寧ろ感謝してほしい
閑話休題。]
(786) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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── 回想:文化祭準備、試作。 ──
[そういえば無茶ぶりで引き受けた買い出しのあと どうやら俺らへのご褒美は「特盛」らしい!>>668>>752 (プラスねぎらいの言葉な>>745 さんきゅー)
シンとマナの間でどんな会話があったかは さすがに俺は知らんけど! また別の日に、こないだのご褒美、って形で 試作のクレープ食べさせてくれんなら、 喜んで尻尾振ってマナに注文したはず。]
(787) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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じゃー ホイップマシマシバナナ特盛チョコチップで! お願いします!マナさん!!
[さん付けで拝むポーズ。 あの日はダッツよりも氷菓だったけれど 甘いものが嫌いなわけじゃあない、むしろ好きだ。]
(788) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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[文化祭当日は、実行委員の仕事に追われるんだろう もちろんプラカードで客寄せパンダになる意気込みは 割と充分持っているのだけど。
勿論文化祭の準備期間だって、 実行委員のほうの仕事も並列してやってっけど そっちは各クラス1〜2人選抜されてやってるからさ 人数も割と多く揃ってるわけ。
幸いほら、うちのガッコ、 少なくとも9組まであるようなマンモス校だしさ?
だから準備期間は、なるべくクラスに顔出したいのよ。 で。今日だって。クレープの試作をするから、と 俺はちゃっかり調理班に混ざったりしている。
べべべべべべつに。お礼を期待してたわけじゃねー。]
(789) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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マナ調理部だったんだっけ すげーな、上手いもんだなー
[ホイップマシマシ特盛がOK出たかはともかくとして 俺は試作品を作るマナの手元を見ている。]*
(790) 2021/06/05(Sat) 08時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 09時頃
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── 現在・廊下 ──
[ 教室から購買に向かう慎一と、 昇降口から教室に向かう柊と。>>447 すれ違うこともきっとあったでしょう。
階段に差し掛かったあたりかな。 2階から1階へと下りながら、 慎一は顔のいい男を見っけて、 「おっ」って顔をして手を挙げる。]
(791) 2021/06/05(Sat) 09時半頃
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ユキも来てンじゃん。 雪道お疲れって言いたいとこだけど、 休校説濃厚だから、教室多分人いねえよ。
[ もしかすると慎一たちと入れ替わりで、 誰かが教室に到着したかもしれないが。
それは慎一に知るところではないので、 残念でしたって調子で柊に告げる。]
(792) 2021/06/05(Sat) 09時半頃
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ヨーコ先生のやらかし説あるけど、 先生も見つかんないんだよね。
一応、レンが先生探しに行ってくれたし、 俺は購買に昼飯買いにいくとこ。
[ 手にした財布とスマホをひょいと掲げて、 きっちりと現状の共有をしておきましょう。
「おまえ、教室行くの?」って、 柊のほうの予定も尋ねながら。*]
(793) 2021/06/05(Sat) 09時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ 盗まれるくらいなら、自分で盗んだほうがマシ。>>769 番代さんに言われて、 犯罪教唆、という言葉が頭に浮かんだ。 カウンターにお金を置いておいたら、 誰かにお金を盗むようにそそのかしちゃうことになる? ……いやいやいや! ]
盗むような人いないじゃない。
[ 豊高生にそんな人はいません!なんて意味じゃなくて。 今この校舎に人の気配がありません的な意味で。 ほら、って静まり返っている廊下の方を示してみせる。 まあ、結局番代さんの冗談だったみたいなんだけど。 真に迫ってたから本気かと思っちゃった ]
(794) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ ずぶ濡れって言われて自分の身体を見下ろした。>>770 上半身はさほどでもない。暴風雨じゃなくて雪だからね。 でも足、お前は駄目だ。 靴に防水スプレーしたくらいで どうにかなるものじゃなかった。 それでも、万引きしちゃうくらいなら、 ハンカチで拭いてどうにかしようと思ったんだけど、 番代さんが折れた ]
うん、そのうちお店の人来てくれるでしょ。
[ その間に盗まれたとしたら、仕方ないと思う。 お店を放置した側の責任ということで。 財布からお金を出した時だった ]
(795) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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あ、芽衣。 おはよう。
[ かぽかぽ。足音みたいなのが聞こえるなと思ったら、 芽衣だった。>>775 見知った顔にほっとしたけど、 会えるのはクラスメイトばっかりだ ]
ねえ、他に誰か会った? 私は向井君に会ったけど、他のクラスの人の顔、 全然見てないの。
[ うちのクラスの生徒しか来てないとしたら、 それってやっぱり、ヨーコ先生の連絡ミスなのでは? そんな疑惑がむくむくと頭をもたげた* ]
(796) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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── 回想・販売係 ──
[ 暮石が手をごねごねしている、 販売係のちょっと不思議な小休憩。>>751
慎一は割かし気分が落ち着いてるので、 口の中でもぐもぐしたりはしないし、 爪を噛むこともない。噛む爪もない。
自分で言ったくせ驚いたような暮石を、 慎一は「ふうん」みたいな顔して見てる。]
(797) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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ラクじゃなくてもやってこれたなら、 ……暮石はすごいな。とてもえらい。
[ うんうんって感じにうなずいて言ったのは、 冗談ってワケでもなかったけれど、 なんか、文字にすると冗談みたいだな。
これも、疑問ではなく感想だった。 慎一は会話のリズムなんか気にせずに、 そのとき思ったことを言っているだけ。]
(798) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ ゆっくりとしたペースの会話。 ラリーではなく、キャッチボールでもなく、 子どもがコロコロとボールを転がすくらいの、 なんかそんな感じのスピードじゃない? たぶん。]
邪魔? あー……、
バスケ部だから。 ってことになってる。
[ あえて質問の形で投げられた言葉に、>>754 ひねくれた肯定みたいな答え方をして。]
(799) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ たぶんバスケじゃない、暮石のなにか。
邪魔じゃなくなっても切り詰める理由が、 慎一にはあるから短いままなんだけど、 暮石にはそれがないんだなあって思う。 癖みたいなものかあって、ぼんやりと。
外向けの理由が必要になったら、 噛んじゃうからって言えばいいと思う。
たぶん、良識のある18歳は、 そもそも爪を噛むべきじゃないけど。]
(800) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[雪はあんまり好きじゃない。 雪って言うか、雪の日が。
だって、どうしたって考えてしまう。 自分が生まれた日もこんな感じだったのかなあって 考えたくもないこと。]
(801) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ 慎一の敷いたレールの上に、>>758 暮石も、みんなも一緒に乗ってくれたら、 きっと慎一は息がしやすいと思う。
慎一と一緒に、 休みの日も毎日同じ時間に起きて、 同じものを食べて、同じ道を通って、 同じ足から靴を履いてくれるなら。
今日も明日も明後日も、 何も変わんないでいてくれるんなら。
それは無理な話だって、 18歳の慎一はもうわかってるから。]
(802) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ 慎一もまじまじと暮石を見るのをやめない。 ちょっと不思議で意外そうな目つきで。
暮石がひゅっと息を漏らして、>>758 それなのにへらへらと笑い出すまで。]
(803) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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― 現在・廊下 ―
[玄関先で番代と別れ、 しんと静まり返った校舎の中を歩く。 ……それにしたって静かすぎないか。 確かに灯りと暖房はついていたけれど 校舎の中に人影はなく、誰ともすれ違わないのが不気味だった。
確実におかしいなって思ったのは、 教室に向かいながら手癖でスマホを弄ろうとして。
朝に送ったメッセージの返信が来てないかとか さっきのグルチャの反応有るかなとか、 そんな軽い気持ちだったけど]
(804) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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なんで?
[ 笑ってくれたから、 慎一はその奇妙な会話の終わりに、 単純な疑問として一言だけ発した。
ちょっとリズムを狂わせちゃったけど、 今度はちゃんと質問の形だったでしょ。]
(805) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ でもさ、暮石が全部曖昧にするみたいに、 いい加減な感じに笑うもんだから、 慎一も真似するみたいににへらって笑った。 人間、人の真似して学んで成長するらしいし。
それに、クラスの女子と話してて、 平坦だった会話がガタついて、 急に微妙な雰囲気が間に流れちゃったとき、
空気をガラッと変える気の利いた言葉なんて、 慎一の頭にはちっとも浮かんでこなかった。
思ったこと、言っただけなんだけどな。 思ったこと、聞いただけなんだけど。*]
(806) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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[ つまり──、 そこまでがおかしな勾配のついてしまった、 平坦じゃない販売係たちの話。
それがどんな曲がりくねった道を辿って、 別の話題に行き着いたんだかはさておき、
共通の知人、我らが委員長の話題を通り抜け、 雑談として妥当な話題がゴールだった。>>763]
(807) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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暮石も? ……そんなもんか。 何かにはなれるといいんだけどな。
[ 希望に満ちた未来の話は始まらず、 先行き不透明な将来を案じる雰囲気。
慎一にも語れる将来の展望なんてないから、 第三者の介入を待つよりも先に、 冗談めかした言葉で丘陵をならすことを試みよう。]
(808) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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……あれ。繋がんね。
[やたらネットの接続が悪いなと思ったら 右上に表示される圏外の文字。 豊校、別に電波環境が悪いわけじゃない。 今までこんなことはそうそうなかった。
大雪のせいか?って思ったけど 学校に来るまでは普通に繋がってたしなあ。 スマホを高くかざしながら、 電波の通じる場所を探してうろうろ。
……しているうちに、教室近くの階段までやってきたようだ。 手を挙げる向井の姿を見つけ、>>791 スマホを軽く揺らして挨拶]
(809) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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何がいい? なんにでもなれるなら。
俺、アレとかがいいな。 回転寿司とか雑貨屋とかにいる、 来店受付かフロア案内してくれるロボット。
[ 販売係に混ざりこんでいるくらいだし、 慎一はあれ、ちょっと楽しそうだなって思う。 とぼけた顔で、かわいがってもらえそうだしね。
……冗談としてのセンスはさておき、 冗談みたいな口調で慎一は言って、
きっとなんでもない日常会話や、 地味で単調な準備作業に戻れたと思いたい。*]
(810) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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あ、向井じゃん。おはー。 ……って、げえーー、マ????
[いやもしかしたらそうかなって思ったよ! だって人いなさすぎるもん!
あんまり考えたくなかった可能性をさらっと示唆されて とてもげんなりした顔をする。>>792
学校あるって言ってたじゃん! とまだ見ぬ炭蔵に文句のひとつも言いたくなるが もしそうなら連絡を怠った先生が悪い。 が、その先生もいないようで。>>793]
(811) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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流石に俺らだけ登校させて家でぬくぬくしてたら いくらヨーコちゃんでも暴動ものだよー。 皆に焼肉奢ってくれるくらいしてくれないと 収まりがつかないな。
[むう、と不服そうな顔をしてみせたが、 何はともあれ先生を見つけないと話にならない。]
あ、そっかレンは来てんだ。 グルチャに返信してた面々はいるってことでいーんかなー。
俺は来る途中に番代ちゃんと会ったんだけど、 他の子の姿は見てないんだよね。
[番代は購買に行くと言っていたから、 もし行くのなら会うかもしれないと付け加える。 流石に万引きしかけたところを 黒沢に止められているとは知る由もないが。]
(812) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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うん、いちお教室行ってみようかなって。 入れ違いになってるかもしんないしね。
[彼の言うように誰もいないかもしれないけど、 とりあえず荷物だけでも置きたいし。 そのまま階段を下りていく向井を見送ろうとして、 ふと思い出して呼び止めた。]
あ、ねえ。 向井はスマホ繋がる? 学校来てからなんかずっと圏外なんだけど。
[ゆらゆらと手に持ったスマホを揺らしそう尋ね**]
(813) 2021/06/05(Sat) 10時半頃
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── 回想:黒沢と ──
[ 黒沢の思考を垣間見ることができたなら、>>650 実に想像力が豊かなものだと感心したことだろう。 これは、炭蔵にはないものだから。
でも、そうだな。 正論で殴ってるってやつ、 黒沢の言葉でいい感じに アドバイスしてやって欲しい。 何せ言われても気付けないことが多い男なので、 せめて言葉にして伝えて貰えると有り難い。 ]
(814) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ 加えて、黒沢の察する能力は誇っていいと感じる。 言葉足らずの炭蔵の意図を理解していて なんて出来た人間なんだろうかと、 常々感心していたのだから。
それから、黒沢の答えを聞いて。 ──噫、この後の綿見との応酬も合わせて、 白黒つけられない、グレーゾーンを 十分に理解出来ていないのだと思い知る。
何時だってアンサーを求めてしまう。 炭蔵は、そういう男だった。 ]
(815) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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……そうか、 早く答えが見つかることを祈っているよ
[ ミスは早いうちに修正した方がいいだろうが、 答えの出ていない問題を急かすのも、 少しだけ違うような気がした。 ]
(816) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ 噫、それから。 ]
嘘じゃないさ、本心だ
[ これまでの人生で、嘘をついたことは殆どない。 正直に生きてきたという自負はある。 ]
けど、あー…分かった 今回だけは大したことない≠信じよう 但し大したことある¥態になったら すぐに報連相することを条件に
[ 見ていないものを信じることは、 炭蔵の意に反することでもあるが、 その嘘≠ノ乗ってみようじゃないか。 ]
(817) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ そして、投げかけられる問いかけに 疑問符が頭に浮かぶ。>>655
迷う、── 捉えられる意味は複数あるが、 ]
(818) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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向井 15 樫樹 28 柊 30
曽我 41 鳩羽 51 黒沢 53 炭蔵 61
綿見 77 暮石 80 番代 98
/* こんな感じ。吊りと噛みで男女きれいに分かれるパターン、 校舎村シリーズでたびたび起こるので不思議だなあと。
自PCの話すると、慎一はめちゃ初手落ち似合うし、 なんなら九重を押しのけて第一犠牲者ムーブしたいくらいだよ。 って感じで、プロローグでできるだけ情報出していきたい。
(-129) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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1.進むべき道や方向を迷う ── 方向音痴ではないので迷わない
2.どうしたらよいのか判断がつかない ── 自分の判断を疑うことはない
3.心が乱れてよくない方向へいく ── 煩悩とは心を切り離せていると思う
4.死者の霊が成仏できないでいる ── オカルト系は不得手だ。原理を求めてしまう
5.区別がつかなくなる。まぎれる。 ── 判別できなくなることはそうそうない
6.秩序なくあちこちへ行ったり来たりする ── 秩序の上で行動している
(819) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ 過去の自分の経験だけで言うなら、 迷うことはなかった。
常に自分の信念を、 炭蔵祐駕という男を貫いてきた。 ]
俺には経験のないことだが、 迷いは成長に繋がると図書に良く書いてある 今の黒沢が、俺は少し羨ましいよ
[ 辞書に載っているくらいだ。 迷いとは人間にあるべき情動だろう。 炭蔵にはない言葉だからこそ、 他人が迷っている姿を見るのは興味深い。 ]
(820) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ さて、そんな話をしていた筈なのだが。 ]
── 家族?
[ 突然出た話題に、少しばかり面食らう。 ]
俺は、父親を尊敬しているし 母親も愛情を持って接してくれている 好き嫌いの感情で言い表すのであれば、 好きなんじゃないだろうか?
[ これは本心だ。 父も母も、炭蔵を大切にしてくれている。 三人揃えないことも多いが、円満な家庭だ。 ]
(821) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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そうだ、俺たち家族は 裕福で満たされていて 悪いことなんてなにもなかった
(822) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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黒沢はどうなんだ? ─── 家族のこと。
[ 何らかの意図があるだろうと、 推測しがちな炭蔵は思う。
それに、聞かれたら聞き返す。 会話の基本じゃあないか? *]
(823) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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/* >>819 好き
(-130) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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── 現在:職員室 ──
[ いつも通り大袈裟な反応に、>>781 やはり少しだけほっとする炭蔵がいた。 鳩羽のように感情表現が豊かではない為、 決して顔には出してはいないが。
そして、鳩羽のスマホも圏外のようだ。>>782 ]
さあ、どうだろうな? 大雪のせいだったなら、 地域全体に電波障害の被害が出ているか…
詳しい訳ではないから、何とも言えないな 兎に角、迎えを呼ぶことも 誤報の可能性を伝えることもできない ── って事実が判明したくらいだ
(824) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ さて、これからどうするか。 鳩羽の口からも幾つか候補が出てくるが、 どれから手をつけるべきだろうか。 ]
後で会議室も念のため覗いてみようか 見回りの先生がいるのであれば、 俺たちが居ることに流石に気付いてくれるだろう
[ ふむ、と顎に手を添えた。 ]
(825) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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そうだ、樫樹と共に学校へ来たんだが、 お前は他に誰か見たか? 既に来てしまったみんなにも この事実を伝える必要があるが…
[ ヨーコ先生の所為だと言っても、 少なからず自分にも責任はある。 念を押すような鳩羽の言葉には、>>785 ついつい気が抜けてしまうが。 ]
鳩羽こそ、そんなに気を遣わなくてもいいぞ 分かってる、俺は悪くない
[ だなんて、ちょこっとだけ歯を見せて笑った。 ]
(826) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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…あ、スマホは通じてなくても、 固定電話なら繋がるかもしれない
[ 辺りを見渡せば、ほら、あった。 固定電話の受話器を手に持ち、 ]
誰にかけるのが正解だと思うか?
[ 鳩羽へと謎かけをしながら、 指は既にダイヤルボタンを押していた。 ]
(827) 2021/06/05(Sat) 11時頃
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[ ─── 通じない。 別の番号に、そして別の番号にとかけるが、 どこにも通じなかった。 ]
固定電話も死んでる。
[ 外を見れば、少しずつ雪足は強まってきていた。 ]
帰るのも一苦労だな。 雪が落ち着くまで待つか、 親が迎えに来てくれるのを待つか。
[ 尚、炭蔵の親が迎えに来てくれるのは 絶対にあり得なかった。 *]
(828) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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── 現在・廊下 ──
[ マ! ──って、>>811 慎一は柊のげんなり顔に大きくうなずいた。
わかる、わかるよ君のきもち。 慎一もこれでもし本当に休校なら、 わんわん泣き出すかわりに、 ヨーコ先生の家まで押しかけて、 抗議デモか何かをしたっていいと思う。
……先生の家、ふつーに知らないけど。]
(829) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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確かに。 反省文より焼肉のがいいな。 食べ放題じゃなくて、高いやつ。
[ さっき自分が教室で出した、 反省文の刑という案を引っ込めて、 慎一は焼肉の刑に一票を投じることにする。 ヨーコ先生の処遇も多数決で決まればいいのに。]
(830) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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たぶんね。黒沢とか暮石もいる。 ほかのクラスも一応、 電気はついてんだけど無人でさ。
[ ああ、不憫な3年9組!
黒沢も購買に行ったはずって、 慎一も知ってる情報を付け加えよう。>>812
追いつけるかどうかは怪しいけれど、 慎一は万引きはよくないと思う。]
(831) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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じゃ、もし入れ違いで先生来てたら、 先に暴動起こしはじめといて。 俺、始業のベルまでには戻るし。
[ それではここで暫しの別れだ。
手を振って階段を下りて行こうとしたとき、 呼び止められて、慎一は振り返る。>>813]
圏外ィ? 嘘。俺さっき校門のとこで、 黒沢に写真送ったけど普通に送れたよ。
[ しかもレアな眼鏡なし黒沢です。どうです?]
(832) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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[ ……どうです? じゃないが。
というか、柊の言葉は嘘じゃなくて、 つまり慎一のスマホももれなく圏外だった。]
……えええ、なんで?
[ 同じくスマホを振ったり逆さにしたり、 頭上の高さまで掲げてみたりするけど、 電波状況はいっこうに改善されず。慎一は唸る。]
(833) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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……この雪のせいかぁ? 屋上とかなら通じんのかな。 ええ、もう、普通に困んだけど。
[ 教えてもらって、それから確認して、 しかめ面でそう声に出して嘆いているうちは、 そこまで気が滅入らないので、 誰かに教えてもらうことができてよかった。
とはいえ、不可解なのは事実なので、 慎一は眉間の皺を少し深くして、 「またあとで」って柊に手を振った。*]
(834) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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── 少し前・校門前 ──
[ 思ったより冷たくて薄情だという黒沢に、 「友達いるじゃない」って言われて、 慎一はにへらって笑ったんだったっけ。]
それは、黒沢もじゃん。 友達もいるし、頼りにされてる。
[ ほら、広報係での件についてもそう。 マジメな黒沢とおおらかな柊は、 凸凹なようでナイスコンビだったと思う。
柊と慎一で組んでたらきっと、 毎日小突きあいが絶えないから大変だった。]
(835) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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[ 黒沢はマジメでしっかり者で善良な、 周りにうまく混じれる類の人でしょう。
慎一はそう信じて疑わないし、 そんな黒沢に「友達いる」って言われて、 お世辞かもとか勘ぐることもなく、 「まーね」って感じにへらへら笑ってる。
それだけでちょっと機嫌をなおして、 軽い調子で返ってきた言葉に、>>674]
身近な人ォ? そいつ、ヤバいね。
[ なんて、不躾な物言いで笑ったりした。 誰のことなんだろうね。当てにいこっか。 うちの委員長かな。あ、違う? ごめん黙るわ。]
(836) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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[ 大雪のせいでおかしくなった慎一たち。 確かにちょっと頭を使って疲れたけど、 最後には笑えたから、やっぱり大丈夫だよ。>>675]
(837) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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[ そんな感じ。
結局、少し持ち直した慎一の気持ちは、 ずぶ濡れの右足のせいでまた崩れるけど、 それでもちゃんと教室にたどり着いた。えらい。*]
(838) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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― 回想・春の音楽室 ―
うん。 役に立つかどうかは分かんないけど〜。
[どうだろう。>>726
若くてちょっと頼りないヨーコ先生は 若干友達みたいな感覚で接してたし 柊君はイケメンだなあと冗談っぽく言われることはあったけど だからと言って別に採点を甘くするとか、 そういうことは無かったように記憶している。
情に訴える感じのおねだりは得意だけど 一方で論理立てて交渉するとかそういうことは不得手。
だからヨーコ先生がOKしてくれたのは 普段あんまり主張しない感じの暮石の 珍しいお願いだったから、も あるんじゃないかなって俺は思ってる。]
(839) 2021/06/05(Sat) 11時半頃
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[そうして、去り際。 問うてみれば暮石が 考え込むような素振りを見せる。>>727
「聞かせたくないから」じゃなくて 「聞きたくなくなったら」なのが 変な念押しをするなって思った。
すげなく断られこそしなかったけれど、 来ないで。にはちょっとだけ強く 力が籠ってるように思えて>>728
俺はそれをどう受け取るべきか、 少しだけ考えて、頷いた。]
(840) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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── 職員室:ユーガ ──
シンは居た。 あとメイとてっぺーも見たし ノエもいるっぽい。
うちのクラスばっかじゃんな 逆に?他のクラスのやつは見てねー。
[ユーガの話だと、リツも居るっぽい>>826 結局、休校連絡がなかったのは うちのクラスだけだったってことだ いやまじヨーコちゃんの怠慢じゃねーか!
俺は悪くない、っていうユーガの笑顔を見て よし、お前は悪くないぞ、と俺も笑って見せた]
(841) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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固定電話! その考えはなかった。 といっても誰だ… ヨーコちゃんの番号とかわかんのか??
[職員名簿でもあればワンチャン繋がるだろうが なければお手上げだ。
俺はスマホのアドレス帳から 他のクラスのやつのケータイ番号を探してみたけど ユーガが掛けたのは結局誰だったのだろう]
(842) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[……ま。誰であれ、それは不発だったようで。]
はーー?まじかよー そんなことあるー? 電話とか詳しくねーわかんねー
[スマホが死ねば固定電話も死ぬのか 固定電話もなんか電波とかでやってんの?知らんけど
なんにせよ、俺らの退路は絶たれた。 外は大雪。今帰るつもりにもなれねー。]
(843) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[連絡がない息子のことをわざわざ気にかけて 迎えに行くほど出来た親じゃあねえし、 そもそも迎えすら頼みたくもねえのが本音。
んで。俺はユーガの親の話は全く知らないわけで]
や、俺ンとこは迎えにはこねーな 雪、落ち着くまで待つしかねーか…
ユーガんとこは? 来てくれそうな親なわけ?
[別になんの意図もない。 ただ、親が迎えに来るっていう発想があるあたり そーゆー親なのかな、って俺は思っただけだ。]*
(844) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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うん。分かった。約束する。
でも、メーワクだったら遠慮なく言ってね。 俺、女子の嫌がることはしない主義だから。
[念を押されなくても、聞きたくないものを聞きに赴くほどの物好きではないけど。
ただ元々人目を忍ぶようにして引いていたピアノだ。 あんまり歓迎されてなのかなって―――
少なくとも人に聞かせるつもりは なかったんだろうなって そんな風に感じたもので。
軽いノリでおねだりする柊由樹だが、 反応が芳しくない時は深入りしないことにしている。]
(845) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 12時頃
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[ともあれ、暮石がこちらに選択権を委ねてくれる以上は 月曜日の放課後、気紛れに音楽室に足を運ぶことになる。
隔週続けて来たり、月に1度しか来ない時もあったり 気分や都合で間隔はまちまちだったが、 それでも完全に途切れてしまうことは無かった。
聞く人が聞けば、 暮石の腕の衰えを感じ取れたのかもしれないが 生憎自分には音の善し悪しがよく分からなかった。
明らかなミスをしたり詰まったりすれば 流石に気付いたんだろうけど、 それでも別に聞きたくない、と思うまでには至らず。
奇妙な時間は、ゆるゆると続いて行くことになる]
(846) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[何をするでもなくぼんやりと聞いて、 演奏が終わったら帰っていく。
多少会話をすることもしないこともあったけど、 一言「今日も良かったよ、ありがと」 と暮石に告げるのは忘れなかった。
それが彼女にとって 幸いだったのか不幸だったのか、 そこまではよく分からない。**]
(847) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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/* きょうだいのチップイメージを埋めます。 妹はナツミ。奈津美ちゃん。 慎一の漢字変換が割と面倒なので、 きょうだいも普通そうでちょっと変換が面倒な漢字がいい。
弟たちはあんまり考えてなかったけど、 双子ってなるとエニシヨスガかなあ。 細かいこと考えずに頭の中ではユージコージって呼んでた。 語感だけで仮名を決めているのが透けて見える。
(-131) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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/* それはそれでちょっとたのしそうやったけどなwwww >毎日こづきあいが絶えない
(-132) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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―― 回想:お昼休みの弱音 ――
[ 私は毎日母がお弁当を持たせてくれている。 完璧な主婦であろうとしている母は、 体調を崩した時以外、お弁当を欠かしたことはなかった。 たまにはジャンクなものも食べてみたい。 そんな風に考えてしまう私はきっと贅沢なんだろう。
購買に行くという芽衣にもちろんと頷いて、>>771 買い物のない私は邪魔にならないところで待ってた。 購買はいつも混んでいて、隙間を縫うようにして 目当てのものを手に入れる芽衣は大変そう。 毎日母がお弁当を持たせてくれる私は、 きっと恵まれているんだろう。 それを少し窮屈だなんて思うのは、 やっぱり贅沢なんだろう ]
(848) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[ 私も芽衣も、そんなにおしゃべりな方でもないし、 にぎやかとは言えないけれど、 それでも程よくかわされる会話は私には心地よかった。 だから、いつもの私なら話さないようなことも、 時折芽衣には漏らすことがあったと思う。
ある時には、中学ではバレー部だったこと。 別の日には、年の離れた姉がいること。 ふとした時に、ほうじ茶が好きなこと。 一つ一つは全然大したことがないようで、 繋ぎ合わせれば私という人間が出来上がる。 そういう、私を構成する要素を、 にわか雨みたいに芽衣に降らせた ]
(849) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[ もしも芽衣が、 私から何かを聞き出そうとするタイプだったら、 きっと私は何も言わなかった。 でも芽衣は、何も聞かずにいてくれたから、>>772 きっと私は安心していたのだと思う。
「暑くない?」って言われたことはあったっけ。 でも、「焼けたくないんだー」って言ったら、 芽衣はそれ以上追及してこなかった。 私よりずっと身長は低いのに、 芽衣の手は意外と大きくて、 手のひらのあわせっこしたっけ。 それでもさすがに左手は差し出せなかったけど。 ピアノの話を聞いたのはそんな時。 中学の時、コンクールに入賞したけど、 高校になって捨てさせられた、 美術って分野のことが頭をよぎったりした ]
(850) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[ 芽衣と過ごす時間は居心地が良かった。 だから私は気が緩んで……緩みすぎちゃったんだ。 脈絡のない弱音を吐いちゃうくらいに。 ああほら、クリームパンを食べてた芽衣が固まった。 ごめんね、なんでもないって話を戻そうとして、 でも、その前に芽衣が口を開いた ]
私にとっては失望のかたまり……かな。
[ ため息には感情がいっぱい溶けている。 芽衣はそう言った。 私にとって、ため息は失望でできたものだった。 期待に応えられなかった時、 どうしてこれくらいできないんだって吐かれるため息。 自分が無価値なんだと突きつけられる。 今度こそ見限られるかと足が竦んでしまう ]
(851) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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[ 芽衣は、わざわざパンを袋に戻して、私に向き合った。 芽衣は、そういう誠実な人だった。 パンくずを払った手は、私の方に伸ばされる。>>773 意図が分からなくて、私はちょっときょとんとした。 だって、今まで私の頭を撫でようなんて人 いたことなかったんだもの。 両親に撫でられた記憶なんて私にはない。 芽衣が、自分の手を大切にしていることは知ってた。 言われなくたって仕草の一つ一つに表れてた。 その大事な手で、芽衣は私の頭を撫でる ]
……ありがと。
[ 私らしくもない舌足らずな声で、お礼を言った。 声が震えないようにするだけで、精一杯だった* ]
(852) 2021/06/05(Sat) 12時頃
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/* 黒沢ちゃんの期待とか信用を 「残機」って表す感覚いいなあ すき〜〜
(-133) 2021/06/05(Sat) 12時半頃
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── 現在:職員室 ──
[ うちのクラスのメンバーの名前ばかりが、 鳩羽の口から連ねられてゆく。>>841
後日、ヨーコ先生に教育的な指導が必要そうだ。 なあ、これ立場が逆じゃないか? 社会勉強にもほどがあるぞ、先生。
珍しく浮かべた笑顔ではあったが、 今後のことを考えるとこめかみが痛む。 今は一緒に笑ってくれる鳩羽に免じて、 ヨーコ先生のことは忘れよう。 ]
(853) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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ヨーコ先生にはかけない。 学年主任のトヨタ先生に。
[ ヨーコ先生からの連絡網が来るのもあり、 彼女の連絡先も知ってはいるが、 もう期待はしていない。
トヨタ先生なら頼りになるし、 進路相談で話を聞いてもらっていたので、 連絡先は覚えている。
しかし結局繋がらないんだから意味がない。 ]
(854) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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[ その後は部活の顧問にもかけたし、 なんなら教頭先生にもかけてみた。 でもどのボタンを押してみても、 ……一緒だったのだ。 ]
はあ…外部との連絡は途絶えた訳だ。
[ 固定電話なら、電話線で繋がっていた筈だが。 雪で電柱が倒れでもしたのだろうか?
衛星電話なんかが置いてあれば、 外との連絡は取れるだろうが、 そこまでの緊急事態ではない。 ]
(855) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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/* 夏生まれっぽいけど何月生まれだろ 5月23日
ためしに。
(-134) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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/* 春だった。まいっか。
(-135) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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ん?ああ、うちは迎えには来ないよ
[ 小学校の避難訓練で、 親が迎えに来る段階で一番最後まで 選ばれずに残っているような家庭だ。 ]
むしろ、鳩羽の家の両親は 迎えに来そうなものだと思っていたが 両親とも働きに出ているのか?
[ 親のことを互いに話すことなどなかった。 だから、鳩羽家がどうなっているかなんて 炭蔵には想定していないことで、 彼の性格を見れば、両親に愛されて育ってきた。 そんなふうにしか思っていなかった。 ]
(856) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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まあ、迎えが来なくとも いつかは雪も落ち着くだろう お互い最後まで残されていたら 一緒に帰ろうな
[ 親が迎えに来てくれない者同士。 仲良くおてて繋いで、は、無理だがな。 *]
(857) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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― 現在・向井と ―
[大きく頷く向井に、うえーって顔でため息をつく。>>829]
でしょ。いーね、美味い肉食いて―。 ガチで休校だったら署名集めて先生とこ抗議しにいこ。
[だって反省文書かれた所で 俺は特に興味ないけど、焼肉は美味しい。 我ながらナイスアイデアだと思う。 それだったらこの寒い中登校させられたのも許せそう。
他にいるらしい(不憫な)面子の名前を聞きながら そういえば、と向井の言葉にふと違和感。]
(858) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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……そーいや、電気とか暖房はついてるんだよねえ。 フツー休校の時でもついてるもんなん?
[いや今までこんなことなかったから知らないけどさ。
暖房切れてたら洒落にならなかったので 有り難いと言えば有り難いのだが 無人のクラスの灯りまで着いてるのは 向井じゃなくても無駄だと思わざるを得ない。
っていうか、いっそ不気味。]
(859) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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おっけー。暴動隊は任せろ。 向井は引き続き捜索頼むよ。
[ていうか今何時だったっけ。 ちらりと時計を見れば始業時間の少し前。 やっぱり普通に授業があるのなら、 こんなに誰もいないってのはおかしい。
焼肉の刑が濃厚になるのを感じながら手を振って別れようとし、その前に気になっていたことを向井に尋ねる。]
え。眼鏡無し副会長?俺それ見てなーい、 ……じゃなくてマジでマジで。
登校中は普通だったのに、 なんか今見たら繋がんないの。
[ということは、向井のスマホは普通に繋がるのだろうか。 なんて一縷の望みはあっさりと砕かれた。>>833 唸る向井を眺め、だめかーって溜息。]
(860) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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向井の方も死んでるかー。 校舎入った途端繋がんなくなるとか、マジ困るし。
[屋上かー。寒いとこあんま出たくないな。 そもそもこの雪だし封鎖されてそうな気もする。
連絡ツールの死滅は 高校生にとって切実な問題ではあるが、 取りあえずは人を探すことにしよう。
んじゃまたー、と手を振って向井と別れ。 そのまま9組の教室へと向かう。 さて、その場には誰か居ただろうか**]
(861) 2021/06/05(Sat) 13時頃
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── 現在:ユーガ ──
[トヨタ先生も、教頭先生も。駄目だったらしい。>>855 電話口の向こうからはきっと何も聞こえてこない。 雪で電話線が切れる?とかまじかよー なんかそーゆー漫画とかありそーって 俺はユーガの近くで騒ぐだけ騒ぐ。
お手上げ、かあ。 職員室、いくら待とうと人が来る気配はない。 そもそも誰かが出勤している雰囲気もないな。 鞄とかコートとか。そういうのが見当たらないだろ。]
(862) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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………俺んち? あー……両親、っていうか。 俺、母親いねーから。 父親も今日は仕事出てるはずだし、 ねーちゃんは免許ねーし ま、無理だろうな。
[さらりと迎えの話を流したユーガに対して 俺もさらりと親の話を流そうとするけど 両親、って言われたら、そこは訂正したかった
俺には、母親なんて、いない。]
(863) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
|
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[ユーガの見立ては間違っちゃいなくて 俺は確かに親父に愛されて育ってきたんだろうし 母親代わりのアイちゃんにも叱られて生きてきた
そう、それでバランスが取れてたはずなんだ。 間違いなく、それでバランスを取っていた俺らは、 幸せな3人家族、のはずだった。
余計なモンなんて、必要なかったんだ。
戸籍上は四人家族だって? そんなの知らねーし。 俺は物心ついたときからずっと三人家族だ。]
(864) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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だなー。 まじ、雪やんでくれるといいんだけどな つーかこんな降るとか聞いてねーし ちょっと外出たら電波繋がんねーかな [スマホを見ながら首を傾げて 俺、もいっかい昇降口のほう行ってみるけど お前、どうする?って尋ねようかな。]*
(865) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 13時半頃
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── 現在・購買へ ──
[ 柊と別れた慎一は、 予定通りに購買に向かうことにする。
昼休みの購買は混む>>771から、 人ごみをかき分けるのは疲れるし、 売り切れる商品は出てきてしまうし、 それがヤで、慎一はいつも朝のうちに行く。
些細で誰にも迷惑をかけないはずの、 慎一の毎日のルーティンのひとつ。]
(866) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ 慎一の家では高校に上がったタイミングで、 母の弁当か1日500円の現金支給かを選択できて、 慎一に続いて双子の弟が現金支給を選んだとき、 母はわかりやすくガッツポーズをした。
向井家はそういう、アットホームな家庭です。 ……アットホームな家庭ってなんだ。
弟たちは現金支給なのをいいことに、 昼食費を切り詰めて小遣いを水増ししてるけど、
慎一が500円制度を選んだのは理由が違くて、 弁当だとおかずの種類にまで口出しできないから。
付き合いきれないって言いながらも、 慎一に歩み寄ってくれる母でもさすがに、ね。]
(867) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ 慎一は運が良くて、慎一の家族は優しい。
付き合いきれないって言いながらも、 朝と夜に見るニュース番組は、 毎日同じ局の同じ番組に固定してくれるし、 決まった食材を買い置いてくれて、 調味料は決まった銘柄のを使ってくれる。 外出の予定は前日までに教えてくれるし、 ぐずぐずしててもそっとしておいてくれる。 必要以上に干渉せず、慎一の好きにさせてくれる。
慎一の家族はとっても優しい。 可能な範囲で、慎一に優しくしようとしてくれる。]
(868) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ それでも、悪気のない彼らのうっかりで、 慎一はもうすっかり気が滅入ってしまう。
妹に前日のうちに予定を確認するよう注意しても、 上の弟に俺は自分のことしかしないと宣言しても、 下の弟にヨーグルトを勝手に食べるなと言っても、 母に朝食に必要な材料を切らさないよう頼んでも、
そりゃ、みんな人間だから、 今日みたいな日もときどきある。仕方ないよね。
家族だから甘えちゃうといって、 仕方ないって思えない慎一が悪い。わかってる。]
(869) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ ……話が逸れちゃった。 とにかく、慎一の昼食の手順の話。
始業前に購買に行く。 毎日同じパンとパック入りのミルクティー、 それから、ごまかすように日替わりで、 3種類くらいのおにぎりかパンからもうひとつ。
それをレジに持ってってお金を払う。 合計金額も3パターンしかないから、 慎一はそれをすっかり暗記してしまっていて、 3分もあれば充分に用事は済ませられる。
最初は毎日かんぺき同じメニューにしてたけど、 一度誰かに指摘されたのがヤだったから、 それからは小さな変化をつけてた。些細な抵抗。]
(870) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ ──あ、でも。少し前に事件があって。]
(871) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ ……事件というほどのことかについては、 話を聞いたうえでの各々の判断に任せるけど、 少なくとも慎一にとっては深刻な事態だった。
1年のときから毎日食べてたチーズ蒸しパンが、 ある日、購買の陳列棚に並ばなくなったのだ。
笑わないでほしいんだけど、 ……いや、それも個人の自由なんだけど、
慎一は陳列棚の周りをしっかり5周して、 どこにもそれがないことを理解して立ち尽くす。
この世の終わりみたいな気分だったけど、 慎一はもう18歳なので一旦レジに向かって、 購買のおばさんに「ないんですか」って聞いた。]
(872) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[ オロオロしてるのかヘラヘラしてるのか、 よくわかんないような慎一をちらりと見て、 おばさんは「入ってきてないねえ」って言う。
慎一は悲しい。 スマホを取り出して調べたら、 生産が終わってしまったらしい。悲しい。
悲しいけど仕方がないから、 慎一はその日から蒸しパンの代わりに、 あんドーナツを固定メンバーにしている。
だから今日も、慎一はあんドーナツと、 ミルクティーと、今日はおかかおにぎりを買いに、 裸足に上履きをひっかけてペタペタ廊下を歩いてく。*]
(873) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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/* >>873 しんちゃんかわいい
(-136) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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── 回想:3年初冬、家出 ──
[夏休みの文化祭準備がそうであったように 俺は基本的に無欠席を貫いてきたし、 (無遅刻はちょっと無理だった先生すまない) なんとかは風邪ひかないっていうくらい 体調管理だけはバッチリだっただろう
賑やかし担当の俺だけど 別に不真面目なわけじゃあねえんだ (成績は中の中だからなんとも言えねえすまない)
それなりに上手くやってきたし 毎日楽しくセイシュンを謳歌してきたつもりだ 幸いイジめる側でもイジメられる側でもないし まっとうな高校生活を送っているつもり。]
(874) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[だけどそれは初冬のこと。 文化祭は終わってたけど、 まだ雪が降るよりもだいぶ早い11月のことだ。
俺は、──── 突然学校を休んだ。]
(875) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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『 トモコが戻ってくる 』
聞き馴染みのないトモコという単語が 自分の母親の名前であることに気づくのは 多分数十秒掛かってしまっただろう。 先に、アイちゃんががたんと席を立つまで 俺は、気づくこともできなかった。
朝の食卓が、一気に険悪なものとなった日。 双子座の運勢は最下位ですって テレビが明るい声で流しやがる。
そんなの。知ってる。
(876) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[制服姿で家を出た俺は、豊高に向かうことはなかった。 そのままファーストフード店で時間を潰し、 ゲーセンに行き。不良生活を謳歌した。
明るい髪色の俺がその日補導されなかったのは きっと奇跡だと言ってもいいかもしれないし 警察官が見回りに来ないほどには、 この街は平和だった、ってことじゃあないかな
ヨーコちゃんには連絡をしなかったから 多分親父には連絡が行ったんだけど アイちゃんには「今日帰んねえ」って連絡したから 失踪騒ぎになることはなかった。
学校のない一日は、時間がすごくゆっくりと過ぎる。 朝も、昼も、夜も。 ひとりで過ごす街は、とんでもなく煩くて、静かだ。]
(877) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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[なんだかんだで豊高の周りが落ち着くらしい俺は、 地元駅を離れて豊高の最寄り駅の近くで時間を過ごした。
だから、もし、 帰宅途中の豊高生とかに見られてたとて、 なんらおかしくはない、……とは、思うけれど。
鳩羽憐、最初で最後の無断欠席。 さぁて、目撃者にはどうやって言い訳しようか。]*
(878) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 13時半頃
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/* >>872 なおこれが(やや語弊があるけど)慎一の死にたい理由です。
>>874ト書きがとてもかわいい。 表に必死すぎて灰に感想を埋められてないんですが、 みんな本当にかわいいなあと思っています。 デザインセンス1桁の番代ちゃんとか。
(-137) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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―― 回想/買い出し中 ――
[ 人によって世の中の見え方だとか、 世界の感じ方というものが違うのだろう。 同じものを見て、色を感じたり温度を感じたり、
……彼女がよく、リズムとかテンポとか。 音楽的な要素で世の中を見ていることは>>593 私が与り知ることは無いのだけれど。
そう世界が見えていたなら、 彼女が私だったらどう聞こえているんだろう。 雑音だらけで息が詰まっていたのかもしれない。]
(879) 2021/06/05(Sat) 13時半頃
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仲のいい子とかじゃないと なかなか学校外で会ったりしないしね。 メイちゃんが真っ直ぐ家に帰るなら なおさらそうなるかな。
[ そう言いつつ、私の質問に悩む様子に そんなに真剣に考える程のものだったかな、って 無言で隣を歩いていく。
彼女と私のテンポが違うとか、 そういう感じなのだろうけれど。 これは私が早いのか、彼女が遅いのか。
不思議とそのズレに苛立ったりはしなかった。]
(880) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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桃缶? 桃のクレープ、確かに良いかも。 イチゴとかブルーベリーとかバナナとか、、 その辺りは使おうと思ってたけど。
[ クレープだから、おかず系のメニューも 一応作れるは作れるのだけれども。 私も彼女も甘党の様だし、今回は少しばかり 甘いものが多めになりそうだ。
なんだか申し訳なさそうな顔をしているけど、 あまり、自分の意見だとか、好きなものとか、 考えたことなかったのかな、なんて。そんな印象]
(881) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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私? 王道どころでチョコバナナとか好きかな、 生クリームたっぷり入ってると嬉しい。
あんまり作らないけど、おかずにするんなら キャベツとかツナとか色々サラダ入れて、 それで巻くのもクレープは楽しいよ。
[ 指折り数えつつ、自分のお気に入りを。 どちらかというと食べるより作る方が好きなので 作る側の意見に寄ってしまってる気はする。]
(882) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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こうしなきゃいけないって決まってないし、 ちょっと変わった組み合わせしたら、 案外おいしい!なんてこともあるからさ。
丁度試作だし。 色々と試してみようよ。
[ プリンに醤油とか。あるじゃんそういうの。 そういう変わった組み合わせを試作がてら 余った材料とかで遊んでもいいかなって考えて。
そう。これは本番じゃない。お試しだ。 だからいくら失敗しても笑い飛ばせるし、 固くなる必要もどこにも無い。]
(883) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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……一種の息抜きだと思ってさ。 文化祭終わったらきっと、あとは受験で 勉強しなきゃ〜〜って根詰めないとだと思うし。
[ あれこれメモした材料をカゴに入れつつ、 レシピを彼女にも教えてあげようか、なんて。
そこまで料理するかは知らないんだけど。 クレープ、生地作っとけば結構夜食にもいいから。]*
(884) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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―― 回想/炭蔵くんと ――
[ ハロウィンコンセプトにぴったり?>>719 ……おかしいな、至極真面目にこちらは 目玉商品のイメージを描いたんだけど……
それはそれとして見た目はえぐいけれど 味はちゃんと美味しいクレープとかいう 脳がバグりそうな目玉商品クレープが 屋台に並ぶことになったかは…………さて。
試作した時の皆様の反応次第かな。]
(885) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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[ 頭が良いけれど慮りができないのは。>>721 なるほどね。それよりも自身の知的好奇心が それをひょいと上回ってしまうからなのかな。
"そう思う人もいるということが知れてよかった" ……ってさ。それ。 本気で言ってるのか皮肉って言ってるのか。 私が穿ちすぎなのかもしれないけど、 相当に嫌味な狸野郎だよ、炭蔵くん。
答えなんてこちらに求めなくても、 何となく、模範解答の形は見えてるんじゃない? 見えてないのかな。]
(886) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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[ 彼に触れられた部分に過剰反応していることは、 私にそこまで自覚があった訳じゃなく。>>723 ……それだけ触れられたくない場所なんだよ、と。 自身の中に燻ぶる苛立ちをどうにか抑えて。]
そ。 炭蔵くんの自己満足に 私が付き合ってあげる謂れもないよね。
[ 好奇心でこれ以上を知りたがる? 冗談じゃない。 これ以上私の内面を土足で踏み躙られて堪るか。]
(887) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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[ これ以上触れない、と。>>724 その言葉を彼から引き出せたなら、ようやっと 少しは安堵はするのだけど。
笑顔は相変わらず笑顔のまま。そのまま。]
わかってくれたならいいんだよ。
[ もう余計なことをするなよ、と。 言外にそのニュアンスを含ませつつ。
興味本位の野次馬につつかれたくないし。 これ以上ばれないように、 他の人に覚らせないようにしなければと。 そんな思いを胸に抱いて。]
(888) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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[ ああ、あの子の嘲笑い声が聞こえる。 ―――― 本当に、 煩いな。 ]*
(889) 2021/06/05(Sat) 14時頃
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―― 回想:委員長のカウンセリング ――
[ 急募:正論で殴るのオブラートに包んだ言い方 いやいや、私自身は炭蔵君に正論で殴られたとは 思ってない。 あくまでも炭蔵君は“自分ならこうする”を 提示しただけだし、 それが正解だとも言ってない。 それでも、私が炭蔵君に何か言うとするなら、そうだな ]
炭蔵君、自分が優秀ってこと、自覚してる? [ 自覚してないってことはないと思う。 炭蔵君は、そういう自負がある人だと私は思ってた ]
(890) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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自覚してるなら、思わない? “誰もが自分のようにできるとは限らない”って。
[ そこ、わかるようでわかってないってこと、あると思う。 “できる人はできない人の気持ちがわからない”って 言うじゃない。 それって、勉強とかスポーツだけに限らない ]
(891) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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炭蔵君のストレートな言い方、私は嫌いじゃないけど、 ストレートな言葉って威力があるから、 攻撃されてるように感じる人もいると思う。 そういう誤解をされるかもしれないの、 炭蔵君の弱点かも。
[ “できる人はできない人の気持ちがわからない” でもそれって、裏を返せば “できない人はできる人の気持ちがわからない” ってことでもあると思ってる。 お互い様だって思ってる。 私は、できるふりをしてるできない人だったりするから、 そういう風に思うのかもしれない ]
(892) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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[ 重ねて言うけど、 私は炭蔵君のそういうところ、嫌いじゃない。 それこそが炭蔵君の人間らしさで、 そんな弱点まで失ってしまったら、 炭蔵君が完璧超人への階段を上がってしまう。 炭蔵君はそれを目指してるのかもしれないけど、 私は炭蔵君に人間でいてほしかった。 私の勝手なわがままだけど ]
(893) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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……そうだよね。もうじき卒業だし。
[ 早く答えが見つかること。>>816 炭蔵君の言葉に私は頷いた。 あと数ヶ月で卒業。そして卒業してしまえば、 私と綿見さんが会う機会なんていつあるだろう。 和解を図るべきなのか、 このままフェードアウトするべきなのか、 いい加減、答えを出さなきゃいけないかもしれない。 その答えが、たとえ間違っていたとしても ]
(894) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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[ 嘘つき呼ばわりは心外だったみたい。>>817 確かに失礼発言ではある。 見てしまったら、嘘になっちゃうよ。 そんな忠告のつもりだったんだけど。
でも、続いた言葉は……意外だった。 うん、意外としか言いようがなくて、 私はちょっと目を見開いたと思う。 信じてもらいかった、なんて甘えでしかない言葉を、 炭蔵君が受容するなんて>>817 ]
……いいの?
[ それは、信じようっていう言葉にもかかっていて、 出された条件にもかかってた。 だって、この場合の報連相って、 それってもうSOSじゃない ]
(895) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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[ 迷ってばかりの私を、炭蔵君は羨ましいと言う。>>820 自分には経験ないって炭蔵君は言う。 私はちょっと苦笑した ]
迷いだって色々だよ。 意味のある迷いだけじゃない、不毛な迷いだってあるよ。 むしろそっちの方が多い気がする。 不毛なことをわざわざしちゃう意味が、 炭蔵君にはわからない気がするけど。 ……私には、炭蔵君の方が羨ましい。
[ 迷いなく、胸を張って生きている人は、眩しい。 その眩しさに傷つく人もいるし、 実際私も傷つくこともあったけど、 それでもその眩しさは羨ましいし憧れる ]
(896) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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[ 迷わない人、眩しい人という共通項で結ばれた、 炭蔵君と私の姉。 私の中では関連があったのだけど、 唐突な家族の話は、炭蔵君を面食らわせたらしい。>>821 それでも、きちんと答えをくれた。 尊敬している、愛情をもって接してくれている、好き、 炭蔵君の返答にはやっぱり迷いやよどみはなくて、 真っすぐだった ]
私? 私は……、
[ そしてやっぱり私は、迷ってばかりだ ]
(897) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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[ 父はきちんと養育義務を果たしてくれている。 お金に困ったことなんてなかった。
母は完璧な主婦であろうとしている。 家はいつもきちんと整えられているし、 手を抜いたご飯が出てきたことなんてない。
姉の物腰の柔らかさや人当たりの良さは、 妹にも発揮されていた。 姉にいじめられたことなんて一度もない。 優しいお姉ちゃんだった。
それでも、私は、家族が好き? ]
(898) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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立派な人だと思ってる。 尊敬してる。 だけど、好きかって言われたら……どうかな。 憎んでるんじゃないかって思うことも、あるかな。
[ そして、立派で尊敬すべき家族を憎んでる自分に、 自己嫌悪するの* ]
(899) 2021/06/05(Sat) 14時半頃
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―― 回想:目撃者 ――
[ その日、教室はいつもより静かだったと思う。 3年9組、無欠席のムードメーカー、 鳩羽君の姿がなかったからだ。>>875
風邪でも引いたのかなって、 私はあまり気にしてなかった。 夏休み、向井君が酷い夏風邪を引いたことが 頭をよぎったりしたかもしれない。
11月。生徒会も後輩たちに引き継いで、 文化祭も終わって、生活が受験一色になった頃。 その日、私が学校から直接予備校に行く予定で、 駅へと向かったのだけど ]
(900) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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……あれ?鳩羽君。 元気そうだね……?
[ 教室にいなかったはずのクラスメイトの姿を 駅前で発見して、思わず足を止めた。 鳩羽君は、少なくとも体は元気そうに見えた ]
(901) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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[ これが、サボりの常習犯みたいな人なら、 またかーで済んだ。 この時期に度胸あるねとは思っただろうけど。 でも、無欠席の鳩羽君となると話は違ってくる ]
……何かあった?
[ 答えてもらえるかはわからないけど、 質問を投げる自由はあるはずだ* ]
(902) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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/* 回想でもうじき卒業とか言っちゃってますね? いや、半年なんてあっという間だし!(言い訳
(-138) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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/* 鳩羽君、他の人に会いたかったかなーと思いつつ、 つつけるかわからないけど共通項があるので話したかったんだ。 共通項が不倫ってどうなんとは思う。
(-139) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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── 現在:職員室 ──
[ 結局、俺と鳩羽が得た収穫は、 先生たちは来ていない、という事実だけ。
漫画みたいだと騒がれたら、>>862 その漫画じゃどんな結末になってる? と、問い返しもしただろう。 ]
話しにくいことを聞いて悪かった
[ さらり、と流すように 母親がいないことを告げられる。>>863
どうして居ないのか、とか 何かあったのか、と聞きたくもなるが 目を細めるだけでそれ以上追求はしなかった。 ]
(903) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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[ 無遅刻無欠席な炭蔵だったので、 ある日突然欠席をした日に、>>878 学校外で会うとしたら部活後で、 そこにまだ居たのなら、声はかけただろう。
けれど、その時に炭蔵は、 母親の話を聞くことはできなかったんだろうな。 だから、彼の母親が原因で無断欠席という 不良行為へ導いたと知っていたのなら、 炭蔵はこんなこと聞いちゃいなかった。 ]
(904) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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[ だから、今── 初めて聞いたその話に、 自分の母親をふと思い返していた。
昔ながらの良妻賢母ってのが似合う母親だった。 きっと、鳩羽の母親とは真逆、かもしれない。 想像でしかないが、家でみんなの帰りを待つ方だ。 何が、どんなことが、あっても。 ]
(905) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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炭蔵家も、父・母・祐駕の三人で均衡を保ってた 綺麗なトライアングルを描いて しあわせな三人家族だったよ
余計なもの─── 噫、必要ないよな それには俺も同意する
物心ついた頃から、 俺は正しさを教えられてきている だから、そう、 俺は何も悪いことはしていない
(906) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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ああ、一回試してみてくれ 俺はー…会議室を覗いてから、 一度教室に行ってみようと思う
[ 外に出れば、電波も繋がるかもしれない。 そんな淡い期待を鳩羽に託し、 念のためにと、 炭蔵は先生探しを続行することにした。 *]
(907) 2021/06/05(Sat) 15時頃
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[ 3年前まで、我が家は姉を中心に動いていた。
黒沢家には、娘が二人いる。 出来のいい方と、出来の悪い方。 眉目秀麗、成績優秀、人当たりが良く物腰柔らか。 まさに完璧超人といっても差し支えない 出来のいい姉の陰で、出来の悪い方であるところの私は、 何の期待もされずに育った。
私、自分で言うのもなんだけど、 そんなに出来は悪くないと思う。 成績だって悪くないし、美術はコンクールに選ばれたし、 バレー部の戦績だってそこそこいい線行った。 だけど、比較対象が悪すぎる。 そこそこ出来が悪くないなんて、そんなの、 姉の隣では何の価値もなかった ]
(908) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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[ 出来のいい姉は両親の期待に応え続けた。 豊高よりレベルの高い進学校で女子初の生徒会長になり、 模試はいつだって全国でトップを争い、 完璧にA判定をキープして国立大学に進学し、 就職人気ランキング上位の大企業に あっという間に就職を決めて、 順風満帆ってこういうことを言うんだろうな。 私、そう思ってた。 そして、ずっとそれが続くんだって、 何の根拠もなく信じてた ]
(909) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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[ それが間違いだって知ったのは、3年前のこと。 姉が妊娠した。 おなかの子の父親には、別の家庭があった ]
(910) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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[ つまりは、良く聞く話だった。 題材にしたドラマや小説が星の数ほどある、 不倫という一言で説明できる関係。 だけど私、フィクションの世界の話だと思ってた。 自分の人生に降りかかって来るなんて 夢にも思ってなかった。
職場の上司、なんだって。 姉は、絶対産むって言った。 そんな娘に育てた覚えはない、 どうしても産むというなら親子の縁を切る。 そう言われても、産むって言った。 相手の奥さんが弁護士を連れて職場に押しかけてきて、 姉は仕事も解雇された。 それでも、産むって。 姉は迷わなかった。そして、譲らなかった。 姉は家を出ていって、そしてその日から、 黒沢家からその存在を抹消された。 まるで最初からいなかったみたいに* ]
(911) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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── 回想:11月の夕方・ノエ ──
[ノエは少なくとも俺の目からは、 周りの評と違わず品行方正に見えていて。 ちゃらちゃらした女子とは少なくとも、違う。
交流が多かったかと言えばそこまででもないが 季節はすでに春から秋へと巡った。 この一年である程度「表向きの」人となりは 互いに把握している、つもり。
…で、そんなノエに話しかけられたのは あの日駅の近くでダラダラっとしてた頃。>>901]
(912) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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おう。 ヨーコちゃんなんか言ってた?
[無断欠席の俺はあくまでも自然に片手を挙げて 一応ヨーコちゃんの動向を気にするくらいには ひんこーほーせーに生きてきた高校生だ。 時折髪の色を注意されることは、……あっても。]
(913) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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[でもまあ、いつもよりも ちょっと元気はなかったのは確かで 笑顔はいつもの4割減だ。
そして「何かあった?」の言葉にも なんもねー!っていつもみたいに騒いだりできなくて 大きくため息つこうとして…思わず笑っちまった。 だめだなあ。なんもねーって言えなかった。]
(914) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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…… まー。ね。 いろいろと。 [いろいろと。それを笑い話にできるほどには まだ、気持ちの整理なんざついてなくって、 ── それは結局雪が降るまで笑い話にも出来ずに。
曖昧に誤魔化したけれど、 話題を転換させられるほど、 気持ちが上手に切り替えられねえな ]
(915) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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……ノエってさ、珍しい名前じゃん。 どうしてノエなの?
俺さー あんま自分の名前、好きじゃなくて。
[ガードレールに凭れかかって そんな話を始めてから、 あ。時間大丈夫?って確認をする。
予備校だのバイトだの。 くだらねー話で時間を取らせるのも申し訳ねーなって。]
(916) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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[だけど逆に言えばさ、 時間が在るなら誰かと話したかったんだよな。 いろいろ、の詳細も語れない俺は、 つまんねえ感傷に誰かの時間を奪おうとしている。
……ましてや。 ノエの家庭事情なんて、知るはずもない。]*
(917) 2021/06/05(Sat) 15時半頃
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── 現在;職員室 ──
いや、全然。 [漫画みたいだ!って騒がなかったから 別に結末を追求されることはなかったが>>903 電話線の切られた吹雪の密室… なんて 碌な結末にならないことは目に見えている。
で、この「全然」は 話しにくいことを、って言われたから それに対するたんなる返事だ。]
(918) 2021/06/05(Sat) 16時頃
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[ぶっちゃけ母親が居ない事実自体は 話しにくいことじゃあねえけど、 籍を残したまま不倫で失踪した、なんて 完全に鳩羽家の汚点でしかないわけで。
子どもの頃から居なかったんだ。 物心ついたときには、居なかった。 居なくなった理由なんて俺にはわかんねぇ。 俺んちには母親は居ない。紛れもない事実だ。]
(919) 2021/06/05(Sat) 16時頃
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でもあんま 良い母親じゃなかったらしいよ。
[事実だけ。あくまでも、事実だけ。 その一言が、深掘りされたかはともかくとして その一言が、ユーガを「良妻賢母の母」へと 想いを巡らせてしまったのは、確かなことだろう>>905
そしてその想像は全く間違っちゃあいない。 心の裡を見せる機会がなければ、 答え合わせもできなかったかもしれないが。
そしてその“良妻賢母”であることが、 ユーガにとって良いことなのか、どうなのかも、 俺は心の中を覗くことは、できなさそうだった。]
(920) 2021/06/05(Sat) 16時頃
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………おう。 ま、外なら大丈夫だろって思うけどな この辺一帯の電波障害とかだったら、
うーん、 そのへんの通行人にでも聞いてみっかな
[この大雪で、誰かが歩いているとはおもえねーけど 外に出ればなんとかなるだろ、って思ってた。]
(921) 2021/06/05(Sat) 16時頃
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[だから目下の心配事は、 あのぐっちょぐちょのスニーカーを裸足で履く地獄。
外に出られないなんて、 このときは、思ってもみなかったんだ ]*
(922) 2021/06/05(Sat) 16時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 16時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 16時頃
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[ 目指すべき未来はあった。 ]
(923) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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[ 小学生の頃にはもう、 父親と同じ道に進むのだろうと 幼ながらに理解して居た。 少し先の未来と、うんと先の未来も。
敷かれたレールが目の前にあるんだから、 進むしかなかったのだ。 ]
(924) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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[ 先生が気紛れに当てる順番を飛ばしても、>>732 脈絡もなく名前を呼ばれても、 回答は概ね用意できていた。 言い回しが堅くても、正解だから問題ない。
だから、突然泣き始める向井が 不思議で不思議で堪らなかった。 ]
(925) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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[ 作文には、父と母を尊敬している云々等と 書いたことを今でも覚えており、 記憶力はいい方で、物覚えもよかっ。
だから、 向井慎一が移り変わりゆく様も、 ひとつひとつ、いちいち覚えていた。
教室の中での端っこ同士、 「浮いてた」二人が腐れ縁になるとは 当時の炭蔵でさえ、 予測できなかったことではあるが。 ]
(926) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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/* 昨日独り言を落とし忘れてたけど、
柊くんめっちゃ顔のこといじってごめんよう……。 容姿がいい人は容姿を祭り上げなきゃ損かなって思って。
芽衣ちゃんは帰宅部を綺麗に拾ってくれてありがとう……。 もしホスト引いたら残留指名しちゃうかもしれん……。
(-140) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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[ 上手い言葉にする必要もないが、 炭蔵の記憶にある中で、 向井慎一はずっと発展途上のこどもだった。 ]
(927) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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── 回想:クラス委員 ──
[ 机ひとつ隔てた場所にいる向井から、 同意の言葉が返ってきたことが、>>736 少しだけ炭蔵の心情を柔らかくする。 向井にとって、まだその位置に居られるのだと。
見下している≠ネどと他人からは 言われかねないかもしれないが、 炭蔵にとってはそんなつもりはないのだが。
指標なのだ、10年前から。 向井の成長曲線と、炭蔵という存在の。 ]
(928) 2021/06/05(Sat) 16時半頃
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[ そして、さも当然だろう?という顔をする。 ]
しかし、向井の夢≠ェ まさか俺になりたい、とはな だが、委員長の座は譲らんよ
[ 正確には俺(たち)と言っていたが。 まさか、目指すところが炭蔵な訳がない。
だって、互いに対角線上にあって、 「浮いてる」んだから。 「ちゃんとして」「浮かない」為には、 もっと別のものを目指す必要がある。 それにほら、だいぶえらくなったじゃないか。 ]
(929) 2021/06/05(Sat) 17時頃
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[ もし、夢を語らい合うような アオハルしい仲だったなら、 向井の本当の夢≠聞けたんだろうか。
しかし、残念ながら、 炭蔵から夢≠問うようなことは きっとなかったように思う。 *]
(930) 2021/06/05(Sat) 17時頃
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/* ところで誰が世界の主になるんだろう。 すっごいわくわくしている。俺は村人希望です。
(-141) 2021/06/05(Sat) 17時頃
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えぇ、それは人が良すぎるよぉ。
[>>794盗むような人がいない、という言葉は、 豊高生にそんな人はいないという意味で受け取ってしまった。 だから半分からかうように笑ってみたけれど、 静まりかえった廊下のほうを見れば、やっぱり、 今の校舎には全然人の気配が無いから、気のせいじゃないらしい。
レジのトレー上にお金を裸のまま置いて、 私は冷たい烏龍茶を手に、購買の出口のほうへ。]
(931) 2021/06/05(Sat) 17時頃
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芽衣ちゃ〜ん。
[>>774>>775新たに訪れたお客さんを見れば、 やほやほー、と手をくるくる振ってそちらへ歩み寄っていく。 見やればタイツを脱いでいるので、きっとずぶ濡れ組なのだろう。
>>796乃絵ちゃんが今朝出会えた人の情報を共有してくれたので、 私も思い出したように付け足す。]
私は柊くんと一緒だったけど。 他に人は見なかったな。
あと購買、今お店のおばちゃんいないから、セルフサービス状態。
[芽衣ちゃんに簡単に状況説明。 困ったねー、とそんな表情をしてみせた。*]
(932) 2021/06/05(Sat) 17時頃
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── → その後昇降口 ──
なんっっでだよ! はあ???鍵???じゃねえ なんでだってまじでおい!!!
[その後、しばらくして。 昇降口にはきっと声を荒げる俺の姿があって。 その目の前には「開かない扉」が立ちはだかる
鍵がかかっているわけでもない扉。 開かない理由がさっぱりわからなくって ガンガン叩いてみたり引っ張ってみたり 押してみたりしているけれど
大仰な音を立てるだけで、きっと扉は開かない。]**
(933) 2021/06/05(Sat) 17時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 17時頃
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— 回想:ある夏の日の失せ物 —
……しまったなぁ。 どこ置いたんだっけ……。
[今年の夏休み前の頃のこと。 夏服の半袖に身を包んだ私は、授業が終わって帰り支度をしていた。 通学鞄の中に本来収めるべきものが無いことに気付き、焦り出す。
小物を入れていた、眠そうなゆるい獏のキャラクターが描かれた紫色のポーチ。 それがどこにも見当たらない。
どこかのベンチで休憩した時に置き去りにしたか、 移動教室の時に持ち帰るのを忘れていたか、 いつから無くなっていたかもよく覚えておらず、手掛かりも無い。]
(934) 2021/06/05(Sat) 17時半頃
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[まさか盗まれたとは思いたくなかったけど。 財布のような貴重品と違って、中身も大したことはない。 リップクリームやポケットティッシュ、イヤホンやスマホの充電器。 無くなっても辛うじて諦めのつくものではあったのは幸い。
だけどできれば見つけ出したいと思って、 その時クラスにいた友達を巻き込んで、一緒に探してもらった。 友達が友達を呼んで、協力してくれた捜索人員が意外に膨れ上がったりもして、 頼もしくてありがたかったけど、結果的には見つからずに終わってしまった。]
(935) 2021/06/05(Sat) 17時半頃
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[「学校で探し物してるから、帰りはちょっと遅くなる」
親にはそんな連絡をしていたけど、気付けばもう夕暮れだ。 門限はとっくにオーバーしていた。
協力してくれた友達に頭を下げていると、 校門のほうで車が止まるエンジン音が聞こえて、 そこから母親と、仕事を終えたままの格好の父親が揃って降りてくるのが見えた。]
「ひとみ、心配したんだぞ」 「何かあったらどうするの」
[私に駆け寄る両親の顔色はすごく青くて、 心配が建前で無いことぐらい、私にも分かる。 それでも友達の前で出てくる両親に対して、私の気まずさったら無かった。]
(936) 2021/06/05(Sat) 17時半頃
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「ほら、帰るぞ。乗って。」
[父親に腕を引かれ、私はそのまま親の車に乗らざるを得ない。 両親は最後に、その場にいた私の友達たちを値踏みするように睨んでから、 軽く会釈をするだけで、それ以上の挨拶も無く車を走らせた。
ごめん、手伝ってくれたみんな、ごめんね。 この人たち、本当に私を心配してるだけなの。 両親たちにとっては、愛娘の門限を破らせるような友人関係は許容し難いだけで。
座席で揺られながら、私は気まずさに顔を伏せる。 見つからないままのポーチのことよりも、 学校の友達に剥き出しにしてしまった私の不自由が、とても恥ずかしい。]
(937) 2021/06/05(Sat) 17時半頃
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[それを切っ掛けに開催された家族会議で、不安げな両親を説得するために戦った。 何十回にも及ぶ堂々巡りの議論の末、門限は変えて貰えなかったけど、 高校生活最後の文化祭だけは大目に見てもらえることになった。
文化祭の準備で遅くなる日は連絡を欠かさず、 誰と一緒に帰るかを逐一報告することを条件に。
最後に勝ち得た自由は、無駄にしたくなかった。 だから私はあの日、客引きの係に手を上げる。**]
(938) 2021/06/05(Sat) 17時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 17時半頃
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― 回想・綿見 ―
[それは特に何でもない日だったと思う。 いつものようにクラスの男子達と わーわー騒いでいたんだった。
「ユキはほんと顔だけはいいよな〜」「女の敵だし俺らの敵だ」とかなんとか揶揄われたから、 ひどくない!?ねえ綿見ちゃんそう思うよねって かるーいノリで偶々そこに居た女子に 相槌を求めたんだけど。
本当にたまたま、でもきっと、 彼女にとっては不幸なタイミング。 明らかに苛立ったような声に しん、と周囲が一瞬鎮まった。>>633]
(939) 2021/06/05(Sat) 18時頃
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え、あ。―――……っと。 ………ごめん。
[彼女――綿見の顔がさっと青くなる。 言ってしまった、みたいな顔をしてた。 俺はと言うとえっどうしようって困惑して 咄嗟に台詞が出てこなかった。
実際いつもよりうるさかったのは確かで、 慌ててその場から立ち去る綿見は 余程気分を害したのかなって思いながら見てた。]
(940) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[俺は顔が良い。
だから、好意的に見て貰える機会は人より多い。 でも、勿論そうじゃない時もある。
妬みや反発心を向けてくるならまだ分かりやすいけど 俺の容姿に全然興味ない人も勿論普通にいて、 その上で冷たい対応を取られると どうしていいのか分からなくなって焦ってしまう。
だって俺はずっと、 「顔がよくて」「愛嬌があるから」 それだけで世の中を渡ってきた。 他の取り柄なんて何もない。
レンはああ言ってくれたけど "イケメンじゃないユキ"なんて、 誰からも振り向いて貰えないに決まってる]
(941) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[――――嘘。
この顔にだって本当は、 大した価値は無いってこと、知ってる。
だってもしも顔だけで愛されるなら 俺はXXXXなかった筈だ。
欲しいと願ったものをもっと、 手に入れられていた筈だ。]
(942) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[その後、改めて綿見は謝りに来たのだろうか。>>634
多分自分から追うことはなかっただろうから、 彼女が働きかけていなければ誤解したままだし、 謝りに来たのなら話は聞いただろう。
それでも騒がしくしていたのは本当だから 気分を害してしまったのかという意識は抜けないままで、 文化祭の頃までちょっとびくびくしながら 接することになったかも。
他の連中と笑顔で話しているのを見れば 何も怖い子ってわけじゃないんだな、と ある程度印象は緩和されただろうけれども。*]
(943) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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— 現在:1階・購買部 —
[ひとみちゃんの手には烏龍茶のペットボトル>>770。 乃絵ちゃんの手には乃絵ちゃんが好きなほうじ茶。 方針が決まってたらタオル>>722もあったかな。 ふたりが何でここに来たのかは見ただけで分かった。 わたしも目的の靴下を探して……これでいっか。 タオルも追加してからふたりに近づく。]
全然いないよねぇ。 今日は鳩羽くんと一緒に来たんだけど、 他は見てないなぁ。 でも炭蔵くんはいるでしょ。連絡来たもん。
[わたしは乃絵ちゃん>>796の質問に答えながら、 会計の机に置いてある小銭を見つける。 たぶんひとみちゃんのだ。 セルフサービス>>932って言葉に頷いて、 わたしも乃絵ちゃん>>795みたいに財布を取り出して、 ひとみちゃんの小銭の隣に代金の塊を作った。]
(944) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[飲み物はいいや。 鳩羽くんと一緒に買ったホットレモンは鞄の中。 すっかり冬に冷やされて、今はぬるいレモンって感じ。]
柊くんも……、やっぱり9組だけじゃない? さっき普通教室の廊下ちらっと見たけど、 電気ついてるのうちだけだったよ。
[厚い雲に覆われた窓から差し込む光は少ない。 わたしは3階に昇る途中で覗いた廊下の話をした。]
ヨーコ先生かなぁ。 でも昇降口普通に空いてたよね。
[ぱっと浮かぶのは我らが担任のヨーコ先生だけど、 休校ならそもそもここまで入れないはずで。 はっきりしない違和感にわたしは首を傾げる。]
(945) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[靴下はとりあえず鞄に入れとこう。 わたしはタオルだけを残して、鞄の中を整理した。]
連絡漏れってこともないよね。 あれから何か増えて……ん?
[ついでにわたしはスマホを取り出して確認するけど、 鳩羽くんと一緒に見た時から何も変化がなかった。 わたしの痕跡がほとんどないグループチャットは、 既読の数もスタンプも時間が止まったみたいにそのまま。 圏外のマークを見つけてその理由に気づく。]
なんか繋がんないや。電波調子悪い?
[わたしはふたりにスマホの画面を向けて尋ねた。]*
(946) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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/* ログ1000余裕で届きますね。すごい。 皆さんの悩みにもにこにこしちゃう。苦しそうだから笑顔になるところではない気もしますが、とっても素敵なので……!
あー! 靴の話を入れ忘れました。 押し込むものでもないので、いつか入れられたら。
(-142) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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─少し前:学校─ んー、まぁ、そんなとこ? 受験頑張ろーな。
[ 炭蔵に>>552別に嘘は言ってないから これで良いだろう
何も馬鹿正直に言う必要などない。 自分でも認めたくないような感情を口に出した所で 何も解決はしないし、困るだけだ
…そういや、炭蔵受験の方どうだったっけ。 こうして話すきっかけがあれば当たり障りなく話すが 悩みやら深い話なんかには首を突っ込まない。
それが炭蔵はじめクラスメイトとの関わり方だった ]
(947) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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…だよな。 人が居なさ過ぎて不安になった。 皆来れないで居るのかねー。
[ 遅刻ではない>>553のは確か。…な筈
大方、休校だと思ったか、或いは 大雪のせいで普段通りには来られずに居るんだろうって。 この時は大して気に留める事も無かったんだ]
ああ、また後で!
[ そう言って書道室の方へと急ぐ。 せっかく朝飯を抜いてまで学校に遅刻せず来たのだ。
書道室に寄って遅刻しました、は 何とも悲しすぎる結末ではないか。
まぁそういう結末に何故か引き寄せられがちな 高校生活を送ってきた俺には無遅刻無欠席は夢の話だった*]
(948) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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─ 書道室 → 教室 ─
おお、あったあった。
[ 足音一つしない廊下を抜け書道室へ。 その隣の部屋が部室として使われていた。
懐かしの部室に入れば片隅には半ば忘れられたように 置かれていた書道箱。
普段運動部が賑やかに部活をしている時でさえも 静かな空気が漂っていたこの部室は今は 時の流れから忘れられたかのような空間と化していた。
それがとても ]
…落ち着く。
[ 思わず独り言ちる ]
(949) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 18時半頃
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/* 着席。さてどうするか。 ひとみちゃんの落とし物は拾いたいけど、軸欲張りすぎなきもするので20時くらいまでステイして見守る
(-143) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[ 樫樹律は、普段から積極的に前に出る方では無かった 嘗て委員会で集まった時に慎一から出た問い。 "何で?">>200 それには確か
"なんか楽そうだから"
なんて答えたのだった。
誰かに話しかけられれば嫌な顔はしない。 人の事が嫌いなわけでも無い。 …いや、後者に関しては苦手な人も居るし 誰とも仲良くできるタイプでも無かったから 説得力は薄かったかもしれないけれど、それでも。 ]
(950) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[その点、書記は良い。 皆を纏めなければならない委員長や副委員長と違い 皆から出た意見を記録すれば良い。
端から見ればしっかり仕事はしている。 突然意見を求められる事も無いだろう。 そんな打算から出た書記だった。
実際、文化祭のための多くの話し合いの中でも 特に自分の意見を出す事は無く ただ皆の意見だけはキッチリとノートに纏めていた。
そのノートは今もまだ教室にあるのだろう ]
(951) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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[ 多くの人の中に居るのに 林の中の樫の樹のように その存在は何処か希薄。
楽だから、と。 望んでそうなったのに 何故か時々 ── ]
(952) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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あ、やべ、急がなきゃ!
[ 感傷に浸っている暇など無い。 慌てて忘れ物を鞄に詰め込むと 3-9の教室を目指して歩き出した ]
(953) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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─ 現在 : 教室 ─
おはよう、すごい雪だな。
[ 教室に着けば当たり障りの無い挨拶を。
曽我や柊の姿は見たような気がしたけれど さて、教室には誰が居たかな。
いつものように真っすぐ自分の席に向かった ]
…あれ、圏外。
[ 他の人たちは大丈夫かなぁ、なんて。 グループラインを見ようと携帯を取り出したが 朝は繋がっていた筈の携帯は今は繋がらなかった。
おかしいななんて。首を捻りつつ**]
(954) 2021/06/05(Sat) 18時半頃
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/* ひとみちゃんの拾っていい?やっぱり拾っていい??拾いすぎ???
(-144) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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── 回想:ひとみの失くしもの ──
[まだ夏休みに入る前のこと。 あれ?あれ?なんて声が聞こえてきたのは 俺がそろそろ帰ろかなーなんて 思ってるときのことだったかもしれない。
「どしたん?」なんて聞いて 返ってきたのはなにかを失くしたひとみの声>>934
紫色のポーチ。 他にも一緒に探したやつ、いたかもだけど 俺もそのひとりだったかな。]
(955) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[案外みつかんねーのな。 目立ちそうな色なのにさ。
移動教室のときじゃね?なんてそっちを見に行ったり いや俺女子トイレは探せねーわ、って トイレとかは女子に探してもらったり。
別に暇だったし苦とも思わねーからさ 普通にきっと探してたと思うんだ。
結局な、見つかんなかったんだけどさ。]
(956) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[でもその時のことで一番印象に残ってるのは 迎えに来たひとみの両親の顔。 睨んでるような、値踏みしてるような、 ……なんて他人の俺が言うのも憚られるけど>>937 少なくとも俺にも、そう見えたってこと。]
(957) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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— 回想:帰宅部 —
[一度気づいたら目についちゃうのか、 ひとみちゃんが誰もいない場所を見ている姿は それからも何度も見かけた。 見ているだけじゃなくて独り言を呟いているのに 気づいたのは、そう遠い未来じゃない。
綿見さんも独り言みたいに話していることがあるけど、 ひとみちゃんの視線はいつも一定のどこかを見ていた。
わたし、基本的にどうしてって聞かない。 何というか、逃げ場が少ない気がしない? ひとみちゃんにそう聞いたら、 ひとみちゃんが何もないところに話しかけていることを 勝手に決めつけるみたい。
実際、そうなんだけど。 だからわたしはいつも「どうしたの」って尋ねて、 ひとみちゃんの嘘>>776を信じたフリをする。]
(958) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[だから後日、ひとみが一人の時に、 なんとなしに聞いてみたんだ。 そうだな、まずは雑談から。 こないだのポーチの行方は気になってたし。]
ひとみー こないだのポーチ、見つかった?
[……なんて。勿論見つかってたなら喜んだと思うし そうじゃねーなら「そっか」って肩を落とす。
でもまあ聞きたかったのは本当はそれじゃなくて]
(959) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[最初の1回は何の違和感も抱かずに授業の話をした。 2回目や3回目も特に気にしなかったと思う。 でもそんなことが何度も何度も起きたら、 さすがのわたしだって気づいちゃう。
——嘘でしょ、それ。
はぐらかされたのは何回目だろう。3年目だ。 ピアノの話を笑って誤魔化すのはもうすぐ1年になるよ。
ひとみちゃんと帰る時間が楽しいのは本当。 その上でわたしは、罪悪感と違和感を抱えている。]
(960) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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……俺ら、なんか悪いことしちまったかな ひとみの親、ちょっと怒ってなかった? 気の所為なら、いいけど。
[悪いことしちまってたら、ごめんな。って そう付け加えながら。]*
(961) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[文化祭の準備期間になると、 わたしは放課後、学校に残るようになった。 ひとみちゃんと帰るタイミングがなくなると思ったけど、 どうやらひとみちゃんも帰らなくていいらしい。
「大丈夫なの?」ってわたしは聞いた。 いつかの騒動の日>>934、わたしはすぐ家に帰ったから 実際の光景を見た訳じゃない。 でも剥き出しになったひとみちゃんの不自由>>937は 翌日わたしの耳にまで届いた。 わたしがそのことに触れることはなかったけど、 一度だけ、確認するように尋ねたと思う。
そんな日を越えた帰り道、部員のひとみちゃんが言う。]
大好きな人……?
[心理テストかな。 わたしはひとみちゃん>>777の軽い口調を疑いもせず、 言われた通りに誰かを探した。視線が上を向く。]
(962) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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うーん……、最初はたぶんびっくりする。 次は、理由を知りたいと思うかなぁ。 それが相手にとってどうしようもないことなら、 いいよって言えるかも。
[わたしは笑わずに答えた。 だって言葉にへらへらを持っていかれちゃったから。 薄っぺらい言葉。一瞬だけでも優等生になったみたい。 普段使わない「どうして」で、わたしは答えを装う。]
ひとみちゃんは?
[思い浮かべた誰かには顔がなかった。 大好きってなんだろう。 みんなそんなにたくさん持ってるの? すごいね。 わたしはへらへらの笑顔を取り戻して、 ひとみちゃんに質問を返した。]*
(963) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 19時頃
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/* はさまった。そしてやっぱり拾った。
(-145) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[乃絵ちゃんが長袖の理由も、 柊くんがひとりになりたかったことの詳細も、 ひとみちゃんの不思議な行動の原因も、 わたしは積極的に深く掘り下げようとはしなかった。
ねぇ、それって。 わたしみたいな人間が触れていいことなのかな?
——わたしは友だちが少ない。]*
(964) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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/* >>964 メ゛イ゛ち゛ゃ゛ん゛と゛お゛友゛達゛に゛な゛る゛
(-146) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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― 回想・文化祭準備 ―
[コスプレ案は黒沢にあっさり却下されてしまった。>>710 Tシャツ作るなら着ないと勿体ないと言う意見には それもそうだ、と思ったので素直に納得し。
黒沢が提示する参考画像一覧を どれどれと言いながら覗き込めば 可愛らしいスイーツの小物が映っていた。]
(965) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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えーカワイイじゃん。 看板娘!って感じでいーね。 だめ〜?せっかくの客引きなんだし お揃いにしたいじゃーん。
[男がそんなのつけてどうするんだと 一蹴されてもおかしくなかったが 黒沢は一考してくれるようだった。やさしい。>>711
流石に我儘言ってる自覚もあるので 自分の分の材料費は負担するつもりだったが 多少緩んだ会計の財布の紐は こんな所にまで影響を及ぼしたかもしれなかった。
いやあ、人助けはするものですね(棒読み)]
(966) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[はて、屋台のコンセプト?知らない知らない。
話がどこで曲がってそうなったのかはさておき それを訂正するのは俺の役目じゃないしね。
出来上がったのがどんな形のものでも、 当日は身に着けて明るく宣伝しましたよ。*]
(967) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 19時頃
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── 現在:職員室 ──
[ 密室で行われることと言えば、 ミステリの醍醐味である殺人事件だ。 まあ、そう簡単に遭遇する筈はない。 ─── だ、なんて。この時は楽観視していた。
そして、母親についての話も、 気にしていない様子の鳩羽。>>918 きっと、何にも後ろめたくないのだろう。 炭蔵は、そう推測していた。 ]
(968) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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[ 汚点≠ニ称される二文字で形成される その不貞行為は言葉にするのも忌々しい。>>919
もし、炭蔵が鳩羽家の息子だったなら、 譬え、物心ついた頃から存在を知らずとも 事実だけで、嫌悪していただろう。 そんな風に振る舞える自信はない。 何せ、善悪センサーが警報を鳴らしている。 ]
(969) 2021/06/05(Sat) 19時頃
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……そうか、 鳩羽の父親は、さぞかし苦労したんだろうな
[ その返答で、粗方予測がついてしまう。>>920 暮石のところのように、 死別というわけではなさそうだ。
そして、母親談義の答え合わせをするには、 もっと腰を据えて話す機会が必要そうだ。
良妻賢母≠ヘ炭蔵にとって善≠ナあるが、 それは、永遠には続かないらしい。 つまり、何時かは駄目になる。
完璧な人間はどこにもいない──ってことだ。 ]
(970) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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鳩羽、また今度時間ができたら、 お前の父親のことも教えてくれ
[ 苦労した中、鳩羽を育てた父親像に興味が沸いた。 ただ、それだけのことだった。
悩んでいる様子だって、 これから起こることだって、 まだ何にも予測できちゃいない炭蔵は、 これ以上、この場で踏み込むことはしなかった。 ]
頼もしいな。…じゃあ、またあとで
[ そう言って、昇降口へと向かう背中を 静かに見送ったのだった。 ]
(971) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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──→会議室 ──
[ そして今、炭蔵祐駕は会議室にたどり着く。 たどり着くといっても、職員室の隣の隣なので、 すぐに足を運べたのだが、
─── 案の定、蛻の殻だ。
ひとつため息を吐き、 諦めて教室への道を歩き出すことに決めた。 *]
(972) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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― 現在・3-9教室 ―
はよーっす。
[教室について姿を見たのは樫樹>>954 まだ曽我もその場にいただろうか。 他に誰か居たのなら軽く見まわして挨拶をする。 取りあえずは誰もいないわけじゃなくてほっとした。]
んー、でもやっぱヨーコちゃんはいない……かあ。
え、樫樹も圏外?俺もなんだよねー。 やっぱ学校全体で電波が悪いんかな。
[楽観的に考えてたけど、 これはまじでスマホが頼りにならない。
焼肉とか言ってる場合じゃなくて ほんとに休校だった場合どうしよう、ということを そろそろ本格的に考えなきゃいけない気がしてきた。]
(973) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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/* ところで不倫被りで笑ってる話をしてもいいです? うちのパパも不倫。
(-147) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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[ただ帰りがめんどくさいだけならいいけど。 電車も行きは動いてたけど帰りは止まってるかもしれない。
かと言って家人に迎えに来てもらう? …うーん。あんまり気は進まない。 そもそも親仕事だし。
一番確実なのは何とか先生を見つけ出して 車を出して貰うこと、かなあ。 最悪校舎で寝泊まりワンチャン?]
俺もヨーコちゃん探しにいってみよっかなあ。
[いや別に担任じゃなくても、 取りあえず大人が見つかればいいのだが。 その場にいた面子とざっと情報を共有しつつ、少しばかりその場で思案。**]
(974) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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── 職員室;ユーガ ──
[事実だけ話した。>>968 それに対して深掘りされなかったのは まあ幸い、といったところか。
現に母親が居ない話は聞かれればしてるし、 別になんのことはない、 物心ついてからいないのだ、と 事実を語るのは、最早何ら苦でもない。
ただ… 父親の話になれば、 一瞬苦虫を噛み潰したような顔をして]
(975) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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………そうだな。
[とだけ、答えた。
少なくとも夏頃までは、 俺らにとっては自慢の父親だった。 男手ひとつで育ててくれた、恩義もあった。 稼ぎはでけえわけじゃあねえけど まっとうに働いて、まっとうに生きている。
………そんな、父親だったはずなのに。]
(976) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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[なんで、アイツを受け入れようとしてんのか 俺にも、アイちゃんにもさっぱり理解が出来なくて
俺の中の父親像はぐらりと揺らぎ、 ──── 倒壊した。]
(977) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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/* PLの都合(突然の入院)をPCに押し付けて影が薄い設定にするとか、やりたく無かったんだけどなぁ。 でもこの参加率で、炭蔵委員長みたいな統率力とか、柊や向井みたいなムードメーカー的存在の設定は流石に嘘だから… 低参加なりに違和感無い方向を目指したい
(-148) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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………おう。
[だから、今度時間が出来たら…>>971 そうやって言うユーガの言葉には、短く返す。
倫理観が崩壊してるのは、 俺んちの場合、逃げた母親だけじゃねえんだ。 何よりも許せないのは、そんなことがあったのに 平気で家の中に入れようとする、父親のほうだ。]
じゃ、またあとでな。 [まだ、昇降口の現状を知らない俺は、 昇降口に向かって、歩き出した。]*
(978) 2021/06/05(Sat) 19時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 19時半頃
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[ 慎一のなりたかったもの。 その前にもう少し過去の話をしよう。
中学生になった慎一は、 もう授業中に急に脱走したりしない。 今と同じバスケ部にも入って、 癇癪起こして泣くこともなくなった。
ただ、「手伝って」って言われて、 「なんで?」か「ヤだ」を即答するくせ、 あるときは急に馴れ馴れしく、 輪の中に入ってこうとするから、 なんとなく遠巻きにされて、悲しかった。
いじめられたとか、露骨にハブられたとか、 そういう記憶は少なくとも本人にはないので、 慎一はたぶん、やっぱりとても運がいい。]
(979) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ 高校生になった慎一はそのころに比べると、 だいぶ自分の面倒を見られるようになった。 周りから浮かずにいられるようにもなった。
それじゃあ次はもう少し、 難しいことだってできるかもしれない。 発達途上の生き物として、慎一は少し欲を出す。]
(980) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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── 回想:綿見と ──
[ 言葉選びというものは、至極難しいものだ。 綿見の思考をエスパーできていたら、>>886 炭蔵はこれまでの人生で嫌味も皮肉も、 口にしたことはない。 ( あ、向井限定で揶揄いはするが )
基本、素直に思ったことだけを言葉にしてきており、 土足で踏み躙る気も、暴く気持ちもなかった。 委員長としての、気配りのつもりだったが。
……小学生の頃であれば、 模範解答など容易く出せていただろう。 しかし、思考が複雑化した思春期相手では 予測がどうにも難しくなってしまった。 ]
(981) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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── 回想・夏となくしもの ──
コレ、なんの捜索隊? はあ、獏? ……あ、ポーチ。
[ 番代ひとみのポーチを探す隊。>>935
それに出くわした慎一は、 メンバーの誰かから簡単な経緯を聞いて、 それなら自分も手伝おうとそこに加わった。
その日、慎一は塾に行かなくてよかったし、 いろんなことが朝から順調に回ってて、 機嫌も調子もとってもよかったからだ。
中庭のベンチの陰とか脇の草むらとか、 そういうところを何人かと見て回る。]
(982) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ これが世に言う地雷、というものなのだろう。 炭蔵はまたひとつ経験を積む。
綿見の顔は笑顔のままではあるが、 次々にその唇から紡がれる、 感情的で刺々しい言葉たちを聞きながら、
噫、黒沢が言っていたな── と思い出す。>>892 ]
─── そうだな、
[ 炭蔵は優秀だった。 故に、そうでない者≠フことを 理解することは難しいのがしれない。 ]
(983) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ ポーチなんて自分から動くはずもないし、 紫色なんて目立ちそうな色なんだから、 すぐ見つかるだろうって慎一は思ってた。
だけどその想定とは裏腹に、 番代のポーチはちっとも見つからない。
なんかだんだん疲れてきちゃって、 「ホントにほかに心当たりないの?」とか、 当の持ち主に聞いてみたりしながら探し続ける。
それでも最後まで慎一が粘って残ってたのは、 意地と、周囲からの目を気にしたからでしかない。]
(984) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ 好奇心、などと口にしていないが、 何が綿見をここまで感情的にさせるのか。
炭蔵は一層、気になってしまう。 実に火に油の様相を呈していた。 ]
そんなに触れられたくないのなら、 最後まで隠し通せ、誰にも気付かせるな
[ 気付かせてしまったのは綿見だ。 気付いたものを無視できるような人間じゃあない。
だから、炭蔵祐駕は何にも悪くはない。 ]
(985) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ 結局、獏のポーチは見つからなかった。 捜索はお迎えが来て打ち切られるから。>>936
慎一の家は過保護でもないし、 行き過ぎた放任ってわけでもないから、 車から駆け下りてくる男女の勢いに、 慎一はぎょっとした顔を隠せずにいたと思う。
慎一はいいことをしていたはずなのに、 男は捜索隊のほうを険のある目で一瞥する。
そのことにも驚いて、 慎一は会釈を返すのも忘れてしまった。]
(986) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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─── 俺だって、 知らなくていいことなら 知りたくなんて、なかった
(987) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ 然して、調理班に一難あったが、 炭蔵にとって、それはそれ。 これはこれと、別の話で手伝う気満々だった。
但し、綿見が許可してくれたら、 ─── の話だったが。
許可して貰えたのなら、 あざといエプロン男子、 炭蔵祐駕のクッキングタイムが見られただろう。* ]
(988) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ その車が去っていったあと、 慎一はちょっとビビった顔を隠せない。
思わずその場にいた鳩羽やほかの誰かに、 「女子の親ってああいうもんなの?」って、 変なモノを見たふうに聞いたかもしれない。
だけどよく考えてみれば、 慎一の妹の帰りが遅くなったって、 せいぜい小遣いカットの刑なので、 やっぱり慎一は腑に落ちない。
家に帰るころには、 慎一はなんだかすっかり疲れてる。 そのことを自覚して、少し悲しくなった。]
(989) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[ ──その後、
文化祭の準備期間、>>938 それなりに居残りをしている番代に、 「残ってていいの?」「お迎え来ない?」って、 慎一は不思議に思って尋ねたかもしれないけど、
なんせ番代は3年9組の看板娘なので、 番代の親が特別ルールを許容してくれててよかった。*]
(990) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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/* ねえ、れんれんの家とうち逆パターンなんだけど うちはパパりんが不倫して、祐駕が密告して、ママりんが祐駕に激おこ!ママ知ってたのよ!なにゆってるの!みたいになってる図です
(-149) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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/* 楽しみにして、折り畳みのキーボードまで買ったのになというきもちで自分の体調とメンタルを眺めている……
体調に波あるのは承知ですが、画面見てるとくらくらしてくるので継続は難しいと判断しました。 一席頂いて、本当に申し訳ありませんが、今回は退村します。短い間でしたが、お付き合いありがとうございました。もしまたどこかで会うことあれば、よろしくお願いします。 aki_nanoでした。
曽我のはなしは、どこかでできたらいいね。シーナさんが妊娠しましたってのが悩みの起点でした。まあ曽我的にはそれはそんなに重要じゃないんだけれどもね。俺にどうしろと?どうするのがよかったのか?ともやもやもやもやしてました。
(-150) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 20時頃
測量士 ティソがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(測量士 ティソは村を出ました)
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― 回想・無断欠席の日 ―
[元気で明るい俺の友人は身体の方も丈夫なようで 俺が知っている限りずっと無欠席を貫いていた。>>841
知っている限り、と言うのは 俺の方は普通に遅刻も欠席もしていたので そこまでは流石に知らない、と言う意味で。 基本的には休みとは無縁のやつだった。
そんなある日、冬になるちょっと前の日。 鳩羽が朝から姿を見せなかった。 どーしたのかなって思ったけど その時はそこまで気にしなかった。
あいつだってたまには風邪くらいひくんでしょ、くらい。
そういうところが、鳩羽に比べて取っつきやすさが足りない、とか思われてしまう理由なのかもしれない。 普段仲良くしている友人でも、ちょっとドライって言うかさ。]
(991) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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[―――他人にそこまで興味が無いんでしょ? なんて、いつか言ったのは誰だったかな。]
(992) 2021/06/05(Sat) 20時頃
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/* てっぺーーーーーーっっ!!
お大事にしてください、中の人……
(-151) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[でも、そんな彼の姿を もうすっかり暗くなった駅前で 見かけた時は流石にちょっと変だなって思った。>>878
別に夜遊びとかするタイプじゃないと思ってたから。
こちらの方はって言うと 定期的に連絡取ってる1人のおねーさんと会った後の 俺にとってはよくある日常の帰り路だった。
親には「友達と遊んで帰るから飯いらない」 って伝えてるから、少なくとも高校生になって以降は 特に何やかんや言われることもない。
別に嘘じゃない、ちょっとデートしてご飯食べて帰るだけ。 不純異性交遊もしてないし。 一応制服は着替えてるけどね。]
(993) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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おやおや、不良の鳩羽くんじゃあありませんか。 学校サボって夜遊びとは頂けませんなあ。
[だから、近づいてそんな軽口を叩いた。
まあ、曲がりなりにも あまり褒められたもんじゃないのは お互い様だから。
チクるつもりもなければ、咎めるつもりもない。 目が合えばへらっと笑って、片手をあげたっけな。**]
(994) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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— 回想:販売係 —
[コンクールに出る時、直前まで指を動かせる訳じゃない。 冬は特に指先が冷えて固まってしまうから、 わたしはこうしてよく手を揉み込んでいた。 ある意味習慣みたいなものなんだと思う。
習慣をやめたら落ち着かなかったのかな。 でもしない時なかったから、わたしは答えが分からない。
今だって落ち着きたいと思ったつもりはなかったけど、 もしかしたら少し動揺してたのかも。 言うつもりのないこと言っちゃったって。 手持ち無沙汰な両手を、わたしは絡め続ける。]
(995) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[向井くん>>797は落ち着いた様子でこっちを見ていた。 そんな彼の口から「えらい」>>798って言われて、 わたしは少しだけ怪訝な顔をした。]
ぜんぜん、えらくないよ。
[もしかしたら、 先にリズムを崩したのはわたしの方だったかも。 わたしは向井くんの感想を否定する。
誰がどう思うかなんて自由。 過ごしてきた環境も考え方も何もかも違うんだから。 分かっているのに、わたしは自らレールを外れた。]
(996) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[自分の関わることは自分の目の届く場所に置きたがる。 ズレたり乱れたりするの、好きじゃなさそう。 爪を切るのは噛んじゃうからで、ラクなのがいい。
子どものボール遊びみたいな応酬の中で、わたしは わたしのことより向井くんのことを知った気になる。
バスケ部だから>>799ってことになっている 向井くんの指先は噛んだ跡の見当たらない深爪だった。
わたしだって昔は「ピアノやってるから」って答えたよ。 でも今そう言ったら、何人かはひとみちゃんみたいに 「聞いてみたい」って言うから。 自分から罪悪感を増やす必要ないでしょ。 向井くんがどう言うか、わたしには分からないけど。]
(997) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[わたしは向井くんにへらへら笑って、 向井くん>>803はわたしを見ている。 息の音も全部、その不思議そうな目に見られた。 わたし両手は、祈るような形でお腹の前にある。]
子どもみたい。
[なんで? って、向井くん>>805は聞いた。 これまでの会話の中でもよくあったことだ。 浮かんだ疑問を、すぐ言葉にするような。 まるで見るものすべてが気になる子どもみたい。
それに釣られたのか、わたしも思ったままの言葉が出た。 伝える気はなかったから、独り言みたいに小さな声。 向井くんのところまで届いたかどうかは分からない。
計画的かと思えば無計画で。 そりゃ、こんな雑談に頭を使う必要はないんだけど。 分かんないこと、ない方がラクなのかな。 わたしはへらへら笑いながらそんなことを思う。]
(998) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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死んじゃったから。
[このまま黙っていれば、わたしの目的は達成できたはず。 でも、なんでだろう。一言だけ喋っちゃった。
向井くんの疑問に対する答えではあるんだけど、 納得できるかって言ったら違うんじゃないかなって思う。
分かんないかな。分かんないだろうね。 分かんなくていいよ。 わたしは珍しく意地悪な気分でへらへら笑った。]
……なんてね。冗談だよ。
[わたしの後始末はわたしがしなくちゃ。 空気を変えるみたいに言い添えた。 どこからどこまで? 向井くんに都合のいい範囲でいいよ。]
(999) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[そう言ってわたしがへらへら笑い続けたら、 何も言わない向井くん>>806も笑ってくれたかな。 にへらって。いつもとちょっと違う顔に見えた。
緩やかな坂を上って、下って、炭蔵くんの話題は安定剤。 徐々に均した道の先、定番の受験話にゴールを作る。]
あは、スタッフじゃなくてロボットかー。 文化祭当日、ボタンでもつけとく? 台詞決めといてさ。
[向井くん>>810の冗談に合わせてわたしは笑った。 向井くんの話を薄く広げて、日常の平坦に戻っていく。
——なんにでもなれるなら、わたしは。 雑談の合間に、わたしはそれを奥歯ですり潰した。]*
(1000) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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―― 回想/むなしいむかいくんと ――
[ 流石に赤字になりかねない奴は 作らないし売らないよ、と云いつつ。>>750 そのあたりはね。まぁ、特権ってことで?
そんな当たり障りのない高校生の一コマ。 ありふれた青春のワンシーン。 それだけで私が終わらせなかったのは、
きっと意地が悪かったからなのもあったし、 彼とこんな話をしてみたいと思っていたから、 なのかもしれない。]
(1001) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ 日常の中に潜む細かな苛立ちをかみ砕くのも。 消しゴムの様に自分を削りながら生きるのも。 息が続かないと分かってて一時の潜水を 続けて続けているのも。
一時しのぎとしては良いかも知れないけどさ。 けっこう、大変だよね?]
[ 雨垂れだって石に穴をあけるんだ。]
(1002) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ 空気を読むように、とか、 なんとなくそんな雰囲気だとか。 こういう時はこんな顔をしておけばいいとか。 こう言っておけば当たり障りは無いとか。
わかるよ。そういうの。 考えなくて済むし、ずっとそれを続けていれば 悪いことは何も起きないからね。
ただの悪戯心。 偶にそのテンプレートから外れたくなる。 其処からはすれた君を見たくなったの。 そういう、こと。
趣味が悪いと思う。 ただただ、綿見茉奈はじっと見ていた。]
(1003) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ たまにそういうの、ぐちゃぐちゃにしたいって思う。 自分も含めて。]
(1004) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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何を訊きたいかって、それはね。 きみの言葉だよ、向井くん。
なんだか君がとてもつまらなくて、 虚しくてたまらなさそうだったから 私が言ってあげたんだけれども。
もしかして、見当違いだったかな。 それならごめんね?
[ 教室には斜めに影が差し込んできていて。 少しそれが、私の顔に掛かる。 視線を逸らさないのは誠意だと思って。>>757 圧力?そんなつもりは無いんだけどなあ。]
(1005) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ ………… ああでも、こんなお節介、 炭蔵くんのことを私もそうそう言えないなあ、 なんてね、と自嘲気味に笑って、 一歩、近づく。]
買い出しはそりゃ勿論行ってもらうけど。
ちゃんとしてる? そうだね、ちゃんとしている向井くん。 君はとても頑張ってちゃんとしているね。
[ だからさ。 ちゃんと出来ない私の方に ちょっとだけ、足を引っ張りたくなるの。]
(1006) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ 泣いちゃってもいいんだよ? 最悪だって言ってくれてもいいんだよ? 綿見茉奈はそれをにっこり笑って受け止めるから。]
[ …………。]
[ 本当に。私は性格が悪いなあ。]
(1007) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ ぱん、と一つ手を叩く。 催眠術を解くように、再び水底に戻るように、 あたりに澄んだ水が満ちるように。]
…………なーんてね!
あはは、本気になっちゃった? ごめんごめん?びっくりさせたね、 冗談だってば、冗談!
[ いつもの綿見茉奈がそこに居る。 ニコニコとよくある笑みを浮かべて、 気安いクラスメイトの口調と一緒に。]*
(1008) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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―― 回想/オカルティックフレンド ――
[ ひとみとは、それなりに気安く話せる間柄で。 クラスの友達の1人みたいな、そんなイメージ。
比較的近いとこに居る友人だけれども、 きっとあの子の一番の親友は私じゃないんだな、 ……そんな印象が、どこかにあった。 それはさて置き。>>778 利美とはよく私オカルト話をしていたのだけど、 その様子を彼女にも見られていたのかもしれない。
私が怪談話を好んだのは祓う方法を知りたいって そう考えていたのが発端ではあったのだけど、 それはそれとして、怪談話は普通に面白かったから。]
(1009) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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── 回想:無断欠席の日Aユーガ ──
[無断欠席した日に限ってさ、いろんなやつに会うんだ。 さっきはノエに、逢ったばかり。 それから少ししたらさ、今度はユーガに逢った。>>904
ユーガに会った時は何を話したんだっけ。 原因は話さなかったはず、だけど
さっきノエに逢ったこととか、 部活頑張ってんなーとか。そういうこと。 ちなみに俺は夏の試合で部活は引退してっから、 11月なのに頑張るユーガのことすげーなって見てたよ。
俺んなかでさ、 いっつもユーガは完璧で、 ああそう、ノエとかと同じ、品行方正っていうやつ。 そんなふうに、見えてたよ。]*
(1010) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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……ん、どうしたのひとみ。 プラカード?
[ 彼女に掲げられたプラカードには、 お世辞にもセンスがいいとは言えない…… なんというか……形容しがたいというか…… 名状しがたいというか……冒涜的というか…… とりあえず客観的に見ればそんな有様だったけど、
私のセンスもまあ、どっこいどっこいなので。]
(1011) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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── 回想:無断欠席の日Bユキ ──
[でも、まともな時間帯に会うようなやつらと違ってさ ユキに会ったのは、ずっとずっと遅くのことだった>>994
高校生の家出ってさ。 ぶっちゃけ何していいかわかんなくなんない? 金もあるわけじゃあねえし、 あんまり目立つことも、できねーし。
(なにせ制服を着ているところが、 鳩羽憐、残念の所以だ。)
しかも彼女がいるわけでもねーし 泊まる場所なんてわかんねー まあ耐久ファミレス24hするか、 それともカラオケでオールかなって思ってたトコ。]
(1012) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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? 結構いいじゃん? どっか悩んでるの?
[ まあ、突っ込みはここには居ませんよね、と。]
(1013) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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……うわ びっくりした。 遂に補導されたかとおもったー
[これはね、マジ。 こうみえて案外小心者なんだよ?? 時間が経つにつれてそろそろ大人の目が気になりだす頃]
ユキこそ、なにやってんの。 夜遊び?
[いや、冗談のつもりではあったけど。 彼女いない、って聞いてるし。 だけど、あながち間違いじゃないような気もして 言ってから内心で「まじで???」と呟いてたのは秘密。]*
(1014) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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[ そんな作業を横目に見ながら、 私もまたメニュー表やら作成手順表やらと 様々な作業が待ち構えているわけで。
片手間に振られた話に、>>779 なーに、と耳を傾ける。]
……ふーーん? 昔からの友達で、ずっと子供のまま? で、ひとみにしか見えない、と。
[ それお化けじゃない?と。 先ず思い至ったのはそれ。]
(1015) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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ひとみが見えるって言うんなら、 見間違いとかじゃないんじゃない?
ただ、こう。 憑かれてたりとか……してない?それ。 大丈夫?利美になんか貰ったりした? 昔から一緒なら守護霊とか……そういう類かもだけど
[ 貼っときなよー、効くかわかんないけど、 なんて無責任にけらけら笑って。
いやでもね。 いつもずーーっと死者の声が頭にとり憑いてる私が あれこれ言うのもなんか可笑しいんだけどね。]
(1016) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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……あんまり煩いと困るよね、
[ ぽそ、と小さく呟いた言葉は聞こえなくていい。]*
(1017) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 20時半頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 20時半頃
|
―― 回想/試作会にて ――
はいはい、 向井くんも鳩羽くんもありがとねー。
[ 試作会。 拝むポーズと共に頼まれた内容に>>788 くすくす笑いながらクレープを巻いていく。
初めのうちは薄く生地を作るのに難航したけど、 何回か練習していくうちに、綺麗に出来るように なってきたあたり。
けれど途中で破れた残骸は沢山そこらにあるので、 その辺りも存分に一緒に巻き込んで。]
(1018) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
|
|
[ なかなかお祭り好きだよね、と 鳩羽君をまじまじと見ていて思う。 文化祭の準備には欠かさず顔を出しているし、 実行委員の方の仕事もあるだろうし。
いやいや勿論お礼はするよ、 させていただきますともね。 味見要員が多いのは良いこと。]
そうそう、調理部。 お菓子作るの、何やかんや好きだし、……っと。
[ 好きだけど。 調理関係は任せておけばいいでしょって、 そう思われるのは心外ではあるけど。]
(1019) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
|
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[ 手際よく材料を生地に乗せて、 くるくると巻いてはいどうぞ。
ところどころに穴が開いてるのは 見逃してくれると嬉しい。 味は何も変わらないからさ。 汚いところは隠しちゃおうねえ。]
味はどうかな? お口に合ったら嬉しいかな。
[ 売り物にするから美味しくないと困るんだけどね! なんてくすくす笑いながら、 さてと此度の看板商品、見た目がホラーな エグいクレープを手際よく作り始めようか。]*
(1020) 2021/06/05(Sat) 20時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 21時頃
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―― 回想:名前の話 ――
[ ヨーコちゃんなんか言ってた?>>913 鳩羽君の返事に、私の頭にその時浮かんだのは 二つの可能性だった。 一つ目、鳩羽君はヨーコ先生にも言わずにサボった 二つ目、ヨーコ先生は事情を知ってるけど 私たちに何も教えてくれなかった さて、どっちかな。 私は首をゆるゆると振って、なにも、と言った ]
何も聞いてないよ。 私、てっきり風邪でも引いたのかと思ってた。 ……元気そうでよかった、って言ってもいいのかな。
[ 鳩羽君が体調を崩してる感じはしない。 反射的によかったって思ったけど、思い直した。 風邪なら寝てれば治るけど、 鳩羽君がサボった理由は寝てれば治る? ]
(1021) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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|
[ 元気そうっていっても、 あくまでも体調は崩してなさそうって意味だ。 鳩羽君のテンションはいつもよりだいぶ低い。>>914 単なるクラスメイトの一人に過ぎない私に、 誤魔化しきれずに色々、何かあったって、>>915 白状してしまうくらい、 いつもの余裕はなさそうだった。
距離感って難しい。 何かあったって認めた鳩羽君に、 踏み込んでいいのか踏み込まない方がいいのか、 とっさに判断できなかった。 ほら、私はまた迷う。 きっと炭蔵君なら間髪入れずに「何があった」って 聞けたんだろうな ]
(1022) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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|
[ 迷ってるうちに、鳩羽君の方から話し始める。>>916 私の名前の話。 鳩羽君の名前の話。 時間大丈夫?って確認されて頷いた。 予備校までにまだだいぶ余裕はあった ]
まだ大丈夫。気にしないで。 私の名前? なんか、お寺の人だったかに名付けてもらったとか 聞いたかな。
[ 名前の由来なんて教えてもらった記憶はほとんどない。 姉の名前の由来は何度も聞かされたけど。 人を助け、人に寄り添い、安らぎを与え、頼られる人。 依子の名前にはそんな願いが込められてるらしい ]
(1023) 2021/06/05(Sat) 21時頃
|
|
[ 鳩羽君は自分の名前が好きじゃないって言った。>>916 名前。改名でもしない限り、一生ついて回るもの。 それが好きじゃないっていうのは、悲しいことだと思う ]
鳩羽君、レンって名前だったっけ。 ええっと……。
[ 鳩羽レン。音は覚えてたけど、 字を思い出すのに少しかかった。 レン……レン……あー ]
(1024) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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/* しまった。まだ扉開くのか。 もう開かないんだって勘違いしてた。
(-152) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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どうして? いい名前だって私は思うけど。
[ 憐。 その字で、真っ先に思い浮かぶのは、 確かに憐れみかもしれないけど ]
憐って字には、「いとしく思う」とか「いつくしむ」って 意味もあるじゃない。 愛されてる名前だよ。
[ 鳩羽君は、3-9でも愛されてると思う。 客引き係にスイーツアクセを作った時、 柊君には付けさせられないと思ったカチューシャを 鳩羽君には作ってしまったけど、 鳩羽君なら似合うと思ってしまったんだもん。 あれも愛ゆえのことだと思ってほしい* ]
(1025) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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/* 曽我さんはここまでご参加本当にありがとうございました。 ぜひご一緒したかった気持ちはもちろんありますが、 今はなにより体調を優先して、ご自愛くださいませ。 村建てとしても、1PLとしてもまたご一緒できればうれしいです。
(-153) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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|
/* とりあえず巻き返す前にまなちゃんとノエさんにお返事
(-154) 2021/06/05(Sat) 21時頃
|
|
/* 曽我君、どうやって絡もうか思案してるうちに……絡めなかった。無念。体調不良の方多いですね……本当に命を大事になさっていただきたく。 樫樹君、さらっと入院とか書いてるけど本当に大丈夫ですか……!人が減るのは寂しいので参加していただけたほうが嬉しいけど!大丈夫ですか!
ところで鳩羽君の憐はまだフォローできるけど、アイちゃんの哀は擁護のしようがないんだよね……
(-155) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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―― 回想/柊君と ――
[ なんでもなかった。 柊君は別に気安い雰囲気で話せる相手だったし、 ふざけたこともそれなりに言い合ってたから。
だから平時なら、そのかる―いノリにも>>939 かるーくふわっと合わせられたと思うんだけど。
……気まずい、よね。やっぱり。 ノリが悪いし。空気悪くするし。 私がやったせいじゃん。最悪。>>940]
(1026) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[ だから別に気分を害したわけじゃなくて。 加害者になった悪い自分が嫌だっただけ。
ましてや相手は柊くんだもの。 顔がいいし、それなりの人に人気もあるし、 私はそこまで興味はないけれど、 大多数からして好意を持たれやすいと言うのは きっと彼の方であろう、……その位の事は 私であってもよくわかる。
勝ち目が無いんだよこっちは。 どっちが悪いかのジャッジがあれば、 完全に彼の方が有利だし、好かれているから。]
(1027) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[ 居た堪れない。]
(1028) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[ ……本当は謝りに行くのも嫌だったけど。 何もしないとまた私が嫌な奴になるから。 そのまま風化してくれればよかったけどさ、 やっぱりその一件から、気まずさはどこかあって。]
……この前はごめん。 いきなりうるさいとか言って。 ちょっと、あの時、……体調悪くて。 気が立ってただけ。だから。
[ あなたは別に悪くないから。 偶々そこに居ただけだから、って。
だから私を悪者にしないで欲しい。 そんな懇願が裏にもあって。]*
(1029) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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── 試作会:マナ ──
[破れた残骸入りのクレープが 目の前でどんどんできあがっていく>>1018
料理の腕は無いに等しいので、 調理できるのは羨ましいだけなんだが まさか調理関係をお任せ!ってしていることが 心外!と思われているなど俺には分からない。>>1019]
おわー すげー ちゃんとクレープになってんじゃん!
[アタリマエのことを言ってみる。 いやだってすげー難しそうなんだもん。]
(1030) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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うめー。 チョコバナナは正義だなー!
[ちなみに作った本人が、 チョコバナナが好きだなんてのは>>882 俺も預かり知らぬ話だったけれど。
人類半分はチョコバナナ党だって思っている節もある そのへんは、結局知れたんだったかどうだったか。]
(1031) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[ただ…… 例の「目玉商品」に着手したときは さすがにその手元をよりガン見した ]
え、まじ。 それ入れちゃうの? うわ、えっ色やば それって… ええっ…うわ…
[ガン見しながら口から吐かれる言葉は マナの作るエグいクレープへの驚きの連発。 むしろそれは呪詛にも近い。]
(1032) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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まじかよ、それ売…… いや逆に売れんのかな…… 怖いもの見たさ、ってやつ……
[確かに完成品は注目度抜群の看板クレープ。 引き気味の顔で、マナを見て、 一歩、二歩、後ずさる。 いや調理部だし、さすがに美味いんだろうけど…]
え、まじでそれ売るの?
[聞いた。単刀直入に、聞きました。はい。]*
(1033) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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— 回想:月曜の音楽室 —
[ヨーコ先生と友だちみたいに話せる柊くんの力か、 わたしの珍しいお願いが功を奏したのか>>839、 あるいは融通の効くヨーコ先生>>447のおかげか。
30分の使用を許された音楽室には、私以外に 約束した柊くん>>840が時折現れるようになった。]
分かった。わたしも約束する。
[最初の日、柊くん>>845のでもにわたしもそう返した。 それから夏が来て、秋も過ぎて、今は冬。 柊くん>>846は今でも時々音楽室にやって来る。]
(1034) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[思った通り指遣いはどんどん衰えて、 夏休みを跨いで一気に底近くまで落ちた。 文化祭の準備で来たって、放課後なんてないからね。
ミスが増える度に簡単な曲に変わっていくから、 目立つ引っかかりは少なかったかも。 それでもわたしの耳には、間違えないだけ、 底をゆるゆると這うだけの音楽が届いている。]
(1035) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[柊くんがやって来ても、わたしは特に声をかけない。 わたしがピアノを弾いて、柊くんが聞いている。 毎回最後にかけられる言葉>>847にも、 わたしは笑って手を振るだけだった。
柊くんが来るタイミングはまちまちだったけど、 それも特に気にしていなかったつもりだった。 でもどこかで1ヶ月来なかった時があって、 その次に柊くんがやって来た時は、 わたしは少し驚いて、僅かに安心した顔をしたと思う。]
……やあ。
[わたしの口から出たのはちょっぴり古ぼけた挨拶で、 わたしは思わず笑ってしまった。 その日の最後、貰った言葉には、 初めて「ありがとう」って伝えたと思う。 へらへらと、少しだけ困ったような笑みを浮かべて。]
(1036) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[いつの間にか、わたしは柊くんの耳を 命の指針みたいに使っていたんだと思う。 まだ死に切ってはいないんだなって思ったから安心して、 安心したことに困っちゃった。
それからはたまに一言二言話すこともあったかも。 内容なんてない、挨拶くらいのものだっただろうけど。
もしどこかで柊くんの空気が沈んだ日があったとしたら、 また失恋>>436したのかなって。 嬉しそうな日があったらいいことあったのかなって。 確認するついでみたいに気づくことはあったかも。
途中どこかで噂>>45を耳にしたけど、 わたしには何一つ関係ないからどうでも良かった。]
(1037) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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[わたしはわたしの音楽が死に絶えるのを知りながら、 たったひとりの観客で、命を永らえさせている。]*
(1038) 2021/06/05(Sat) 21時頃
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── 無断欠席の日@ノエ ──
[ノエの名付けの理由。>>1023 裏の裏まで読めねえ俺は、ふぅん、なんて そんなふうに返したけれど。
だけど姉のほうに想いを込めた名前を、と そんな話を聞けていたら、 俺はどう反応していたんだろう。
そして俺はこのあと、 それとは真逆の?いや似たような? 話を持ち出し始めようとしている。]
(1039) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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いつくしむ、ね… そこまで賢い親だったら、いいんだけどな
[自嘲気味に笑う。
現に父親からは 俺らの名前は全て母親の一存で決めたこと、 漢字について反対はしたものの、 響きと見た目がかっこいいから、の一言で、 結局この名前になったのだ、とカミングアウトされている
愛されている意図が名前にあるなら あんなカミングアウト、父親はしなかっただろう]
(1040) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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ねーちゃんがさ、 哀しむって書いて「アイ」って読むんだ 哀愁とか、悲哀とかのアイな。
どっちも。 響きと見た目だけで選ばれたらしい。 アイもレンも、確かに響きは悪くねーけど
一生背負う名前にさ、 ぶっちゃけ。そーゆーネガティブな意味を 連想させる文字充てんの、どーなの?って思っちゃう
[ガードレールに凭れかかってやや猫背気味の俺は いまはきっとノエと視線はおなじくらいの高さだ。 ねーちゃんもこれくらいかな、って 頭のどこかを過ったけど。今はカンケーねーか。]
(1041) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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……家族は選べねーんだなって、思うよ。
[それを約1ヶ月後。 大雪の中で口にするなど>>385 いまは知りもしないわけだけど。
ぶっちゃけ家族の呪いは、この日から、 ずっと俺の周りに絡みつきはじめたわけで。
俺の言葉のトーンは今日イチ、重い。
…………けど。]
(1042) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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だからさ。今日はサボり! ちょっとやなことがあって!
[はい!そういうこと!みたいに、 重い空気?ナシナシ。 鳩羽憐の柄じゃあないでしょ!おしまい!って そう、言い聞かせるように。
明るい声で、ノエに言う。 サボりました!ごめんなさい! やなことがありました!ごめんなさい!]
(1043) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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不良の仲間入り、だなあー 遂に!不良だって!
[きしししし、って何かを企む顔をして ぜんぶ、全部。誤魔化してみせた。
そうでもしねーとさ。巻き込んじゃいそうだから。]*
(1044) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 21時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ 残念ながら、私は人が良くない。 人が良すぎるという番代さんの言葉に>>931 重々しく首を横に振って、ひとけのない廊下を 示してしまう。 悪い人どころか、誰もいません。 非情なその現実を知らしめてしまう。 ヨーコ先生の連絡ミスが濃厚になる残酷な現実だ。
芽衣もやってきて、これで三人。 情報を共有してみれば、柊君と鳩羽君も来てるらしい。 でも、二人とも他クラスの生徒は見てなかった ]
(1045) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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炭蔵君は来てるでしょう。 あんな連絡しておいて来てなかったら、 ヨーコ先生より罪深いよ。
[ 芽衣の言葉に頷いて、 タオルは鞄に、お茶はコートのポケットへ。 こつんと手に当たるのは、 ああ、スマホ入れてたんだった ]
宿直の先生がいるとか? それとも、連絡ミスで来ちゃった 私たちみたいな生徒のために、 待機してくれてる先生がいるとか?
[ 昇降口が開いてたっていう指摘にそう返す程度には、 私はもう今日は本当は休校だった説で間違いないと 思ってた ]
(1046) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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え?電波? そんなことないでしょ、 ついさっき写真送ってもらったよ。
[ 芽衣がスマホが繋がらないって言いだした。>>946 でも私は、ついさっき、校門前で 向井君に写真を送ってもらった。 そういえば送ってもらっただけで確認してなかった。 ほら……え、なにこの躍動感のある写真。>>423 向井君の写真の技術はさておき、 こうして写真はちゃんと届いているわけで、 ……あれ ]
あれ?私も圏外になってる。
[ 向井君に送ってもらった写真が最後。 グルチャもストップして、 なにより画面左上にくっきりと圏外の文字があった ]
(1047) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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……とりあえず、教室行こっか?
[ どうしようかと思ったけど、どうしようもない。 それに、クラスメイト達が来ているなら、 集合するならやっぱり教室でしょう。 あ、その前に 私は女子トイレでタイツ履き替えなきゃいけないけど* ]
(1048) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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── 回想・販売係 ──
[ 暮石にしろ、黒沢にしろ、 慎一は本当にえらいなって思うのに、 幼い賛辞はなかなか受け取ってもらえない。
否定されたら、慎一は何も言えなかった。 慎一にとっては大変なことでも、 ほかの人にとっては普通なのかもしれないし。
たとえば、 自分がラクで始めたわけでもないナニカを、 習慣としてやめずに持ち続けることとか。>>996]
(1049) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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[ 「ピアノやってるから」って、 わかりやすい平易な言葉で言ってくれたら、 慎一ももう少し暮石を知った気になれたかも。
手を怪我したくない理由があった。 爪が邪魔になっちゃうナニカも。 家にマステはなくて、ビニールテープはある。 書く文字がほんの少し右肩上がり。 入れそうな大学を受験する。 息、しづらいらしい。
並べた情報同士はうまく繋がらないけど、 少しだけアップデートされた慎一の中の暮石像。]
(1050) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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[ 「子どもみたい」>>998
暮石の言葉はかろうじて慎一に届いた。 耳ざとい慎一じゃなきゃ聞き逃してたかも。
……聞き逃したほうがよかったのかもしれない。 暮石が笑ってくれていたから安心してた慎一は、 その瞬間、急に息を詰まらせてしまう。]
…………。
[ なにが? と聞き返すほど無自覚でもなくて、 でも慎一はもっとうまくやってるつもりだった。 言われてうれしい類の言葉では、なかった。 慎一は今、無性にない爪を噛みたくて仕方ない。]
(1051) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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[ 息を詰めちゃったまま見てたら、 暮石が一言、慎一の疑問に答えてくれた。 雑談に相応しくない言葉で。>>999
納得できたかって? してないよ。 きっと慎一は、ちっとも理解できてない。 でも、それでいいんだよね。暮石からすれば。
なにが? って、今度こそ言いたかったけど、 「子どもみたい」って言葉がちらついて、 結局のところ慎一は聞き返せなかった。
黙りこくっているうちに、 「冗談だよ」が付け足されて、 聞き返す機会も見失ってしまったまんまだ。]
(1052) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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ヤだよ! 屋台のコンセプトどうなってんだって、 絶対みんなに怒られるじゃん。
あ、でも。 接客するときのセリフ、 決めといたほうがいいのかな。
[ 冗談を冗談として取ってもらえたから、 そのときには慎一もちゃんと笑えてた。>>1000
なんにでもなれるなら。 そんな他愛もない仮定の話に、 暮石は答えてくれなかったなって思いながら。*]
(1053) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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── 昇降口→廊下 ──
[昇降口が閉まっていると言ったな! すまない、あれは幻覚だ!!>>933 把握ミス?なんのことだ!知らんな!!! 開き直ったとか言うな!そういうことだぞ!
ただ、昇降口で騒いでる俺の姿は やっぱり暫くそこにあったはずで。 昇降口のほうでも電波は拾えず、外は大雪。 通行人の姿なんざ、見えやしない。
だから暫く騒いだあとで、 電波を求めて、うろうろ廊下を彷徨い始めるはず。]*
(1054) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 21時半頃
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― 現在・3-9教室 ―
[自分がどうするか考えている間に どうやら曽我はさっさと見切りをつけて 校舎を後にするようだった。
潔いなーと思いながら見送ったが、 この判断は正解なのかもしれない。 まごまごしている間に 帰るタイミングを逃してしまうことも十分ありえる。
が、俺はもう少し粘ってみることにした。 このままじゃ引き下がれない――なんて 別にそこまで意地になってたわけでもないけど。
無意識の違和感がそうさせたのか、 それとも何らかの第六感が働いたのか、 この時点での俺には分からなかったけれども。*]
(1055) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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── 閑話:ちなみに文化祭当日の話 ──
[文化祭実行委員は当日が何気に忙しい。 だけど、その傍らで、プラカードを首から下げて、 頭にスイーツアクセを付けた俺は >>1025 ある程度、客寄せパンダとしての役割は 果たしていたのではなかろうか。
ちなみに腕には手作りの、 「文化祭実行委員」の腕章を付けている ますます何者なのか分からない高校生の出来上がりだ。
更にプラカードに書かれていたのは 可愛いクレープの絵だったのか それとも詰んだデザインが書かれていたのか・・・>>778
まあどちらにしろ 客寄せ効果はあったんじゃねーかな
閑話休題。]*
(1056) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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— 回想:お昼休み —
[生徒数が多い分購買も広いけれど、 それに勝る人数がやって来るのがお昼休みだ。 お弁当の乃絵ちゃん>>848に待ってもらって、 わたしは戦場へと挑む。
初めて挑戦した時、わたしはお財布を胸の前に抱えて、 両手をぎゅっと握りしめていた。 落とさないようにって意味もあったけれど、 どちらかといえば怪我するのが怖かったから。 2年の終わり、まだわたしが初々しかった頃の話。
今ではすっかり隙間を抜ける術を身につけて、 乃絵ちゃんをそう待たせない内に脱出できたはず。 胸元で握りしめた指を解いた。
今日は天気がいいから外にしようって、 わたしは乃絵ちゃんを外のベンチに誘った。]
(1057) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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[わたしは人見知りでも無口でもないけどお喋りでもない。 少し賑やかになるのは、 鳩羽くんみたいに元気いっぱいの相手と話す時くらいだ。
だから乃絵ちゃんとの時間は、静かに穏やかに過ぎる。 わたしは乃絵ちゃんの雨粒みたいな話>>849を、 傘も差さずに聞いた。
水滴が縁を伝って、乃絵ちゃんの輪郭が見えてくる。 わたしはそんな時間が嫌じゃなかったから、 パンを食べながら、うんうんって相槌を打った。
「暑くない?」って聞いた時>>850も、 乃絵ちゃんの言葉を雨粒だと思って、「そっか」って。 わたしはやっぱりそれ以上深入りしなかった。
合わせたのはわたしの左手だけ。乃絵ちゃんは右手。 わたしたちの手はほとんど同じ大きさで、 「わたしももう少し大きくなって良かったよねー」 って笑った気がする。]
(1058) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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[そんな日々だったから、乃絵ちゃん>>851が こんな話をするのはやっぱり珍しいことだった。 急いで口の中を空にしたおかげで間に合ったみたい。 クリームの甘い味がわたしの喉に貼りついている。]
うん。
[わたしは乃絵ちゃんの呟きにただ頷いた。 頑張り屋の乃絵ちゃん。 失望されるってことは期待をかけられているってことで、 乃絵ちゃんの背中にはいっぱい期待があるんだろう。 わたしはそう思った。
わたしのお母さんもよくため息を吐いた。 コンクールでいい結果が得られなかった時、 練習曲をお母さんの指導通りに引けなかった時。 お母さんの夢をわたしに託したんだから当然だと思う。]
(1059) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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疲れとかもあるよねぇ。 身体の外に全部出しちゃうみたいなため息。
[お父さんはたぶんこっちの方が多い。 後から分かったけど、お母さんもゼロじゃなかった。 わたしはパンを手放して、乃絵ちゃんの頭を撫でる。]
乃絵ちゃんは受け止めてあげてるんだね。
[たぶん、そこがわたしと乃絵ちゃん>>852の違いだ。 わたしは理解はしても、乃絵ちゃんに共感できない。 それに柊くんの時もそうだったけど、 こういう時どうしていいかわからなくなって、 わたしはお母さんがしてくれたことを乃絵ちゃんにした。
コンクールでいい成績を残せた時、 お母さんの理想に近づけた時。 わたしの頭をお母さんは撫でてくれた。 お母さんがいなくなる前日もそうだったから。]
(1060) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 21時半頃
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ん? いいよー。 いつでも言って。いつでも聞くよ。
[乃絵ちゃんは喜んでくれたのかな。 わたしは正解が分からないまま、 乃絵ちゃんの幼い声に、いいよってもう一度伝えて。
乃絵ちゃんがもういいよって言うまで続けるつもり。 もしかしたら、食べかけクリームパンが残ったかも。]*
(1061) 2021/06/05(Sat) 21時半頃
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―― 回想/炭蔵くんは堅物 ――
[ そうだね君はそういう人だった。 いつでも真っ直ぐで間違いが無くて 悪意も嫌味も皮肉も何もない、 清廉潔白を描いた奴だった。>>981
だけれど私の様なひねくれものには そのすべては曲がって伝わってくるし、 飲まなきゃいけない薬みたいに 苦々しくて嫌なものなんだよね。
そういうところ。 君はもう少しお勉強したほうが良いよ?なんて、 私に言われても困ると思うけどさ。]
(1062) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ 私みたいな奴は笑顔で笑顔のままで、 水面を波立たせないようにして 毒をぽとんと溶かしていくのが普通だって、 そう思っているんだから。
正攻法を使えるほどきれいじゃない。]
(1063) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ 隠せ、と。気づかせるなと言われてもね。 勝手に気付いて噛みついてきたのはそっちじゃん。 何を偉そうに。>>985]
……うん、そーだねー。 まあそもそも何も無いんだから、 隠すとか気付かせるなとか言われても 私は困るんだけれどな。
[ にこっ、と。 でもそうだな。ちゃんと隠そう。 ちゃんと押し込めよう。ちゃんと飲み込もう。
そうしないとまた面倒事が起きるし。 面倒な野次馬炭蔵くんもいるし。]
(1064) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ この話はこれでおしまい。 何が有ったかって、何も無かったけどさ。
ただ。 調理部の手伝いにきた炭蔵くんに対して、 やたらちょっと面倒なオーダーを押し付ける様な、 そんなささやかでねちっこい報復が どこかにあったのかもしれない。]
(1065) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ こんな事ばかりやってるから 私はいつまでたっても嫌な奴だ。]*
(1066) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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── 回想:黒沢 ──
[ 炭蔵祐駕は優秀だ。>>890 成績も文句なし、運動もそれなりに出来る。 顔は、……まあ、悪くはない。 親も有名議員で、お金持ちで、 エリートでしかないじゃないか。
非の打ち所があるとすれば、 そうだな、これから黒沢の語る 炭蔵祐駕の直した方が良いところぐらいだ。
だから、唐突の物言いに、 炭蔵は再び面食らった顔をする。 ]
あ、ああ……?
[ なので、静かに話を聞いていた。 ]
(1067) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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個々人の能力が違うことは分かる だが、誰かに同じように振る舞うことを 強要した記憶はないんだがな
[ これこそ、わかるようでわかっていない の、代表なんだろうか? ]
─── 俺の弱点、か
[ しかし、白黒ついていないのは、 やはり炭蔵の意に反する。 ]
(1068) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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しかし、曖昧な答えだと 相手に無駄な憶測を与えてしまうのでは? ならば、素直に伝えた方が良いと俺は思う
[ これが炭蔵と黒沢の違い、なのだろうか。 グレーゾーンを許容することは、 そう簡単にはいかないのだ。 ]
(1069) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ 勿論、完璧超人になれるのが理想だが 信念を曲げるのは違う気もしてしまう。 噫、これも、黒沢に言わせてみれば、 そうじゃないと言われるのかもしれないが。 ]
可能な限り、努力はしてみよう
[ 黒沢にそう伝えるものの、 人は簡単には変わらない。
頑張った結果が、コレだ。>>985 ]
(1070) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ もうじき卒業、─── か。>>894 果たして、黒沢の答えは出るのか。 答え合わせがいつになるのか、 炭蔵祐駕は、少しばかり楽しみにしている。
そして、受け入れる選択をすれば 意外そうな顔をするものだから、>>895 腕を鷲掴みにでもすればよかっただろうか? ]
信じないと言ったら、 見せてくれたのか?
[ SOSくらいは発信しろ、と 暗に言わんばかりに伝えたつもりだったが、 ちゃんと伝わってるのなら安心する。 ……実行に移してくれると、信じてるからな。 ]
(1071) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ 不毛な迷い、と言われて、>>896 そうだ─── 黒沢の推測通り、 俺にはなぜ不毛な迷いが生じるのかが、 きっと理解はできないのだろう。
羨ましいと言われて、 照れるでもなく、否定するでもなく、 ]
確かに、迷うことがない方が 人生の選択はしやすいだろうな
[ と、事実のみ置いておいた。 ]
(1072) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ 炭蔵自身にとっては、 黒沢の姉の話など知りもしないので、 点と点が線で繋がっているとは、 思いもよらなかったのだ。
そして、問い返した後、 やはり黒沢は数拍置いてから、 答えを出していた。>>899 ]
憎む? 家庭内に何か問題あるのか?
[ さっきから豆鉄砲を食らってばかりだ。 想定外の単語憎む≠ェ現れた為、 つい、好奇心旺盛な炭蔵は、 そのまま質問をしてしまうのだ。 *]
(1073) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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── 現在:教室へ ──
みんな、おはよう
[ 既に何人か集まっていただろう。 面々の顔を見渡して、挨拶をする。
そうして、職員室も会議室も蛻の殻。 先生たちは見当たらなかったことを共有するだろう。
噫、それと。 スマホが圏外だということも。 **]
(1074) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[>>944>>945>>10462人の話を聞けば、我らが3年9組以外の人は来ていないらしい。 そうなると流石の私も、ヨーコ先生の連絡ミス説を有力と思いたくなる。 しかしそれでも購買は開いていたし、暖房も付いていたし——
何かを言おうとして、次の話題に気を取られる。 芽衣ちゃんのスマホの画面が圏外らしい。 続けて、乃絵ちゃんも。]
なに、電波悪いの? スマホ会社によっては繋がらないとこあるよね。
[私のは大丈夫かも、と思いつつ画面を開けば、愕然とした。 そんな馬鹿な。自分のスマホの表示にも圏外の文字が見える。
グループチャットには、先ほどの柊くんとのツーショットが上げられていたが、 >>445それを最後に他の一切を受信していなかった。]
(1075) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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えっ、マズい。 親から連絡あったら詰みだよこれ……。
[私にとって親への連絡をいつでもできるようにすることは自由の条件。 だから非常にまずいことになる、と思った。]
ええい、魔法の呪文、スマホ再起動!
[スマホを立ち上げなおせば、あるいは。 そんな悪足掻きも試してみなくては分からない。 大雪で電波がダメになるなんて、初経験だ。
そうしながらも、足取りは購買を出て教室へと向かおうとする。 >>1048乃絵ちゃんの提案に異論は無い。*]
(1076) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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── 回想・綿見と ──
[ 綿見は正しい。>>1002 並べ立てられた言葉は正確で、 慎一にきちんと当てはまるから、
だからこそ、そこまでわかってんなら、 ありふれた青春のワンシーン。 で、終わらせておいてほしかった。
ほんの少しでも綿見自身に、 当てはまる部分があるのなら、なおさら。]
(1077) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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|
[ もう日が傾いていて、 昼間の教室とはなんだか違った空気。
少し違えば爽やかなワンシーンだろうに、 慎一の視界は綿見の黒い髪と、目と、 影の差した白い肌でいっぱいで、>>1005
慎一の頭はぐらぐらして、ふわふわして、 とっくにもう、めちゃくちゃのぐちゃぐちゃだ。
逃げ出したかった。 それもできずに顔が引きつる。 たぶん、慎一は怯えも嫌悪感も隠せずに、 ひどい顔をしてそこに立ってる。]
(1078) 2021/06/05(Sat) 22時頃
|
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[ これで満足? こんなもの見て何が楽しいんだか、 慎一には1ミリだって理解ができない。]
(1079) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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|
……つまんなくねえし。 楽しいし、むなしくない。 つーか関係ないじゃん。放っとけよ。
[ たっぷり間を置いて慎一は言う。 たどたどしくも頑として譲らずに。]
……「言ってあげた」なんて、 虚しいのはおまえのほうじゃねえの。
[ 慎一は泣かなかったけど。 泣かなかったけど、泣きたかった。 そうしたら微笑まれてたんだとしたら、>>1007 もっと最悪だから、堪えられて本当によかった。]
(1080) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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— 現在:1階購買 —
[こうして朝に購買へ寄るのはあまりなくて、 お昼ご飯先に買えば人混みに飛び込まなくていいかも。 それなら余ったパンの中から選ばなくて良さそう。 なんて、わたしは呑気なことを考えていた。]
うーん……、昇降口に休みって貼り紙なかったよねぇ。
[不自然さを無理やり理由づけしようとしてみるけど、 乃絵ちゃん>>1046の説もしっくりは来ない。 でもわたしたちは間違いなく登校して、ここにいる。 じゃあ理由がどこかに必ずあるはずだ。首を傾げた。]
(1081) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[納得できずに唸る中で片づけを進めていたら、 またひとつ問題を見つけちゃった。 わたしがスマホの画面を見せると、 乃絵ちゃん>>1047もスマホを取り出す。結果は同じ。 ひとみちゃん>>1075もそうだった。
グループチャットの一番下には柊くんとひとみちゃんの ツーショット>>445があって、 それを今目にしたのに、わたしの分の既読は増えない。]
……雪って、電波吸うの?
[謎が謎を呼んで、わたしはとうとう諦めた。 冗談のノリでコメントをして荷物を抱える。 買ったのは靴下だから教室で履けばいいや。]
(1082) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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雪が落ち着くまで教室で待ってていいかなぁ。
[お父さんは仕事で、家は歩いて帰れる距離だ。 迎えはないし、必要もない。 ひとみちゃん>>1076の様子は心配だけど、 わたし自身は未だ危機感を覚えないまま、 乃絵ちゃん>>1048の提案に頷いて歩き出そうとした。]*
(1083) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ ──つまり、慎一はすっかりバランスを崩して、
今更綿見が手を叩き、乾いた音を立て、 全部元通り! みたいな顔をしたって、>>1008 慎一は笑わないし、気分は最悪なまんまだし、 目ではたぶん、「嫌いだ」って綿見に告げてる。]
……レンに声かけてくる。
[ 鳩羽がこの会話を聞いてなくてよかったな。 とも思うし、隣にいてくれたらよかったとも思う。 そしたらきっと、こうはならなかっただろうから。
固い声で第三者の名前を出して、 一刻も早くこの場面を終わらせようって、 慎一はその暗い瞳からやっとのことで目を逸らした。*]
(1084) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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―― 回想:名前の話 ――
[ 鳩羽君の憐って名前、私はいい名前だと思った。 だけど……うん、哀っていう名前は、>>1041 ちょっと擁護できないかもしれない ]
……うん、でも、そういう親もいるよ。 漫画のキャラの名前を付けたり、 芸能人の名前を付けたり、 いいか悪いかは別として、そういう親、珍しくないよ。 キラキラネームとかシワシワネームとか、 よく物議をかもしてるじゃない。 だからいいかって言われたら、 全然良くはないんだけど。
[ 物議をかもすってことは、分母が大きいということだ。 多ければいいってものじゃないけど。 特別ってわけじゃない ]
(1085) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ 慎一が炭蔵に向ける「嫌い」も、 柊に向けた「信じない」だって、 どれも一過性のものだったけど、
綿見のことはあの日から今まで、 瞬間的な「嫌い」が落ち着いて、 「苦手」に至ったまんまである。]
(1086) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ これ、言っていいのかな。 迷ったけど、言っちゃう ]
……それだけじゃ、ないんでしょ?
[ だって不本意ながら、鳩羽君は既に 憐って名前と18年間付き合ってきたのだし。 今日になって急に、その不満が爆発して、 学校サボるなんて考えにくい ]
(1087) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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賢ければいいってものじゃないよ。
[ 賢い親だったらいいんだけどって>>1040 鳩羽君は笑ったけど、 私、もっと馬鹿な親で良かった ]
選べるなら、私だって違う家族選んでたな。
[ もっと馬鹿な親でいいから、 美術だとか、バレーだとか、 私が価値を見出したものを認めてくれる親なら、 私、こんなに息苦しくなかったのに ]
(1088) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[ ちょっとばかり迷いを捨てて踏み込んでみたけど、 ぱんっと跳ね返すように 鳩羽君の空気が変わった。>>1043 先生が、ハイ注目ってぱんぱんと手を叩いて、 空気を切り替えるみたいに。
……やっぱり駄目か。 有能なふりをしているだけの凡人に、 できることなんてこれくらいか。 本物の有能な炭蔵君なら、強引に元の空気に戻す? 私にはそんな勇気はない ]
(1089) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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まだしばらくここにいるつもり?
[ だから、私にできることなんて、 近くにあった自販機で、あったかい飲み物を買うくらい。 チョイスが渋くてごめんね。 ほうじ茶好きなんだ ]
差し入れ。 ちょっとはあったまらないと、本当に風邪ひくよ。
[ もう11月だよ。風は冷たいし夜はぐっと気温が下がる。 鳩羽君に差し出して、聞いた ]
(1090) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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── 現在・図書室 ──
[ ……という背景があるんだけど、 そのとき慎一がその部屋に至ったのは、 かすかに人の気配のする図書室に、 「誰かいるかも!」って思って──偶然だった。
ひょいと中へ入り込んで、 室内を見回せばそこに綿見がいる。>>696]
……何してんの?
[ 普通に椅子に座っている綿見に、 慎一がかけたのはちょっと固い声だ。
だって今は明らかにおかしな状況で、 始業まであんまり時間もないよ。*]
(1091) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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明日は学校来れる?*
(1092) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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― 回想・無断欠席と夜遊び ―
補導が怖いなら制服は着替えるんだな。 捕まえて下さいって言ってるようなもんだよ。
[ビビる鳩羽を見てけらけらと笑った。 見慣れない時間帯の鳩羽を少し不審に思ったけど こういう所はいつも通りでちょっと安心したのは内緒]
まーね。そんなとこ。
[夜遊びかと聞かれればあっさり頷いた。 彼女がいないのも嘘じゃないから 俺的には別にやましいわけでもない。
今日会ったコは好みの男と飯を食うのが趣味らしい。 癒しが欲しい彼女と、ちやほやされたい俺。 実に分かりやすい。 それ以上のことをお互い期待しない win-winの関係はぬるーい温度でそれなりに続いている。]
(1093) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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夜笑国 メイは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 22時頃
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/* どうしましょう本当に追いつけない……!
(-156) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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[…ってことまでは別に言わなかったけど、
誰とと聞かれれば知り合いの女の子だよって くらいは答えたかもな。 知り合い、という関係が適切かどうかは分からないけど 少なくとも恋愛関係ではない。]
レンこそ、夜遊び?なんて珍しいじゃん。 誰かと遊んでたの?今帰り?
[まさかこんな時間になるまで 1人でぶらぶらほっつき歩いていたとは思わないじゃん。 いや、クラスの連中とちょこちょこ会ったりはしてたみたいだけど、それは俺の知るところではないしね。*]
(1094) 2021/06/05(Sat) 22時頃
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―― 回想/目玉商品の試作 ――
そりゃクレープを作ってるんだもん。 クレープになるのは当然だよ。
チョコバナナは私も好きだしさ。 腕が鳴るってお話ですよ。
[ そう言いつつ褒められればこちらも嬉しい。 少しばかり得意げに頬を緩ませて。>>1030
美味しいとの声が上がればこちらも幾らか安堵。 そうそう。チョコバナナは正義なのだ。 たっぷりの生クリームもまた正義。>>1031]
(1095) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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/* 慎一、誰かを煽れることはあるかもしれないけど、 救いになれない男過ぎて、速やかに現実に帰ろうな……
(-157) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ まあ、さっきまでの歓声が一変したことに 私は疑問符を付けていたけれどね>>1032]
……? 入れるよ? ちょっと色がグロいかもだけど、 味はなんも問題ないし、…… インパクトあるでしょ?
[ なんだかドン引きされてないか……?とは思うが。 味には何も問題ないし。 私が困る要素は何にもなくて。
指についた血みたいなイチゴジャムをぺろり。]
(1096) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ マジで売るの?って言われても。]
売るよ? 売らなきゃ試作とか……しないし……?
[ えっ、そんなにダメかな。 ちょっと見た目が臓物っぽいかもしんないけど 味は何も問題ないんだけどな。
困ったようにクレープをもって。 ちょっと食べてみてよ、って、ぐろっちいそれを 鳩羽君に向けてみたりしてみただろうが。]*
(1097) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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/* 見た目が臓物っぽいのはまあまあ問題だと思うよwwwwwww
(-158) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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/* 更新までに教室たどり着いてないとまずいから、現軸優先で回そうそうしよう。 遅筆が憎い!
(-159) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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/* 体調でドロップアウトの曽我くんも、入院の樫樹くんも 無理せずお大事になのです……。 ただでさえログが長いから読んで追いつくのもしんどいよねって。
体調悪い樫樹くんを除くと、私がこの中で一番発言回数が少ないんやで? (現在61回)
(-160) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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── 回想・試作会 ──
[ また文化祭準備の話に戻ろう。
慎一はちゃんと買い出しに行ったので、 鳩羽と一緒に試食の権利を与えられた。>>1018
当然と言えば当然なんだけど、 今日も今日とて明るく元気に、 感嘆の声を上げる鳩羽の隣で、>>1030
一応、慎一もへらへら笑っている。 元気いっぱい声を上げる気分ではないけど、 今日もクラスの和を乱さない程度に。]
(1098) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ ──とはいえ、 綿見の手からエグクレープが生み出されれば、 さすがに、ほかの余計な感情全部忘れて、 慎一も鳩羽と一緒になって騒いだことだろう。]
ええ……マジで? 嘘じゃん。 マジでオカルトなの? 俺らの屋台? 装飾ケチったからこっちはガチなの? ……え、違うよな? こわぁ……
[ 鳩羽が二歩ほど後ずさるので、>>1033 置いてかれまいと四歩下がった慎一だった。*]
(1099) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ まあ、だから。
慎一はあまりシシュンキらしくない、 子どもみたいな単純な思考回路をしてるから、 多少の苦手意識がそこに残ったとて、 普段はそこまで問題なくやれてたんじゃないかな。]
(1100) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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── 回想:無断欠席の日 ──
[ 炭蔵はディベート部に所属していた。 夏の大会が終わった後も、 部活を完全引退することはなく、 定期的に顔を出しては ディベートの練習を行っていた。
頑張る?とは、また異なっていて 将来の自分の為の経験値のひとつとして 学びに行っていたのだ。
その日も、後輩たちとディベートをして、 日もかなり暮れた頃のことだった。 部員たちと解散して少し歩いていれば、 見覚えのある頭を見つけたんだったか。>>878 ]
(1101) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ あと、これは別件だけども。
鳩羽が珍しく学校に来なかったあの日。>>878 慎一が彼を見かけることはなかったけど、 夏休みのあの日、自分がされたよりは控えめに、
『風邪か?』って言葉と、 難しい顔したライオンのスタンプを送った。
とだけ、書き残しておきたい。以上。*]
(1102) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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鳩羽、どうした?
[ 無断欠席は悪だ。 だから、炭蔵の声音はやや厳しかったかもしれない。 理由は、そうだな── 体良くはぐらかされてしまったかもしれないが 多分、黒沢がいい感じに処理してくれてるだろう。 *]
(1103) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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―― 回想/ ――
[ 嫌だなあ。>>1077 それが分かっているからこそ私は、 君をこちらに引きずり込もうとしてるんだよ。
嫌だよね。そう考えるの。 面倒だよね。見たくないもんね。 逃げたいよね。ぐちゃぐちゃだもんね。
こちらに向くひどい顔には、いつもの向井君からは 少しばかり想像がつかないような様相で。>>1078
ふふ、と。 わたしはただ微笑む。]
(1104) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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そうだね。まったく関係ないね。 私の方こそ、虚しくて堪らないのかもね。
でも、ほっとくのもあんまりよくないよ。 かわいそうだから。
[ 何を言われても私は愉快だった。>>1080 だって綿見茉奈は酷い奴だから。 頑張って涙を堪えるのも、いじらしいなって思った。
私も私が可哀想だから。 だから君にこんなひどいことをしたんだよ。 ごめんね?]
(1105) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ じっと見てくる目に籠るのは嫌悪。>>1084 そりゃあこんなことをして好かれるなんて 私じゃなくってもそうはならないだろう。
それでも私はいつもの通り、 平時と変わらない笑顔を彼に向ける。]
うん、鳩羽君にもよろしくね。
[ 背を見送って。 終わりまで私は笑っていた。]
(1106) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ それ以降ずーーっと、 彼には完全に嫌われたものだと思ってたけどな。
普段の生活ではそんな様子おくびも見せないように、 お互いに何もないように過ごしていただろうね。]
(1107) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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―― 現在/図書館 ――
……あれ? 向井くんだ。どうしたの?
[ 何してんのって言われれば、>>1091 本を読んでるんだよって片手をあげて。]
借りてたの返却しようと思ってたんだけど、 司書の先生来ないんだよね。
そろそろ来てもおかしくな、……って、あれ、 もう始業間近じゃん……!?
[ 時計を見て慌てる。 えっ、待ってれば来ると思ってたんだけど。なんで?]
(1108) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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― 回想・綿見と ―
[それまでも綿見と話すことがなかったわけじゃないけど その時は別に普通に、ふつーーに接してたと思う。 だから余計驚いてしまったのかもしれない。>>1026
その後謝りに来た綿見の姿を見て 一瞬びくっとしたけれど、>>1029 取りあえず彼女の話に耳を傾けたのだった。
口から出たのがまず謝罪だったことに安堵した。 謝ってほしかった、というわけではなくて もう怒ってなさそうだったことに。 …もっというと、 自分に怒りを向けられてるわけではないことに。]
(1109) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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司書の先生遅刻? 図書委員まで来ないとなると、えっ、 やっぱ今日休校だったりしたの?
あーーもう教室行ったほうが良いのかな、 来てくれてありがと向井くん!
[ 今日この校舎で起きている異変に、 いまいちまだ気が付いていないまま、矢継ぎ早に告げて 図書館から教室へ足を向けようか]*
(1110) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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…あ、んーんー。 確かに俺らもうるさかったし。ごめんね。 あはは、女の子にはいろいろあるよね〜! って言うのもセクハラっぽい?
[へらへらと明るく笑いながら、 話題選びはちょっと探り探り。 せっかく機嫌を直してくれたのに、 また地雷?を踏んだら嫌だからさ]
綿見ちゃん、近くで騒がれるの苦手? だったら今度からちょっと気を付けるよ。
[なんて付け加えてみたりして*]
(1111) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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— 回想:買い出し —
うーん、そうだねー……。 わたし休みの日も誰とも遊ばないしなー……。
[わたしは質問について考えていたから、 綿見さん>>880の話に素直に答えた。 心ここに在らず、まではいかないけれど、 綿見さんに比べたらわたしの歩みは遅いのかも。
ようやく顔を上げた時、 綿見さんは怒った様子はなかったと思う。 わたしは表情の読めない黒い目を見た。]
(1112) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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―― 現在:購買 ――
[ 番代さんのスマホも繋がらないらしい。>>1075 3人とも繋がらないとなると、 これはもう間違いなくここのスマホの問題じゃない ]
雪が電波吸うなんて聞いたことないけど、 雪で電話線が切れた、とかはありえるね……。
[ 芽衣の疑問に、>>1082 私はあまり嬉しくない回答をする。 だとしたら困る。復旧に手間取りそうだもの ]
(1113) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[ 親から連絡があったらっていう番代さんの呟きに>>1076 私はいつぞやの失せ物騒動を思い出した。 生徒会の集まりが終わったら なにやら捜索隊が結成されてたから加わったけど、 番代さんを迎えに来たご両親は、 確かに単なる過保護で片付けられない雰囲気がした ]
来客用玄関のところに公衆電話があるし、 職員室には固定電話もあるから、 そっちなら通じるかも。
[ 既に不通を確認済みだなんて知る由もないので、 私はそんな慰めの言葉を口にする。 再起動の魔法は不発に終わったようだった ]
(1114) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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無理に追い返したりしないでしょ。 それで事故に遭ったりしたら責任問題だし。
[ 待ってていいかなっていう芽衣に>>1083 そう言いながら教室に向かう。 休校説が100%確定したわけでもないしね。 せっかく大変な思いをして登校したのに、 校内をうろうろしていたせいで遅刻になるのは 断固避けたい。 あ、でも私はタイツを履き替えなくちゃいけないから、 途中で先に行っててって二人に言って、 女子トイレに寄り道です* ]
(1115) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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── 無断欠席の日・ノエ ──
……うん。まーな
[それだけじゃないんでしょ、って そういうノエに、正直に返した。>>1087
そう。結局名前は誰かへの不満のひとつに過ぎない。 久しぶりに嫌だな、って思い出しちゃっただけだ
そーゆーキラキラネームだとかシワシワネームだとか 付けちゃうやつが、帰ってくる。 勝手に人の人生出だしから転ばせといて、 それでいて家族全員を不幸にするような女が。 そしてそんな女を受け入れようとしている父親が。
どう考えたって、今の俺には、許せない。]
(1116) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[迷いを捨てて踏み込んでくれたこと どれほど勇気を出した行動だったのかは>>1089 俺は察しの良い人間じゃあなかったけれど
だけど、口に出させてくれたこと、 案外、感謝してるんだぜ。それに ── ]
そっか。ノエもか。
[ノエも同じ、なのか似てる、なのかは判んない。 賢ければいい、の意味も、判んない。>>1088 でも、選べるなら、の言葉に、 そうだな、って同意を返すんだ。]
(1117) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[パン、と手を叩けば終わり。終わり。
……俺はさ。割とこういうとき、 切り替えるのが上手な方だと思うんだ。
ほら、シンとかはさ、切り替えるの、苦手じゃん? (現にマナといろいろあったのは知らない>>1084) 俺ね。ノエのことあんまり知らないけど。 ノエも切り替えるの苦手なほうなんじゃねーかなって なんとなく、クラスでの立ち回り見てて、そう思うの。
だから、さ。 巻き込みたくなかったんだ。俺の感傷に。 辛いのは俺だけでいいんだって、思っちゃうほう。 だから、ノエが悪いわけじゃないよ。]
(1118) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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わーほうじ茶! ココアがよかったーーー
[ノエが、差し入れてくれた温かいボトル。
ぶーぶー言うけど顔はすっごい微笑んでて それが本当の文句じゃないことくらい、 ノエにだってきっと伝わるだろ?]
(1119) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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さんきゅーな。 明日は。ゼンショする。
[善処。って言葉、漢字じゃ書けそうにねーけど 明日来るかって言われたら、そうやって笑った。
実際行けたかどうかはわかんねーけど ……行けなくったって、明日はちゃんと ヨーコちゃんと3-9のグループチャットに 俺の無事は報告してやっかーくらい、思ったよ。]*
(1120) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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── 現在:教室 ──
[ 教室に入る直前、 曽我が出て行くのとすれ違う。>>1055
声をかければ、帰ると言う。 確かに間違っていない判断だろう。 だからその背中に、気をつけてな。と告げる。
かくいう炭蔵は、 誤情報を拡散した張本人なので、 全てのひとに情報が行き渡るまで、 教室に居残りをすることにしていた。 さて、教室に居る面々を確認し、 ]
ふたりとも、おはよう。
[ と、改めて言い直す。>>1074 ]
(1121) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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[一番好きなものってよく分かんない。 美味しいと美味しくないは分かるよ。 好きも嫌いもある。でもそれもたぶん薄い方だ。
わたしは待たせたことと上手く答えられなかったことを 気にしたけれど、綿見さん>>881はそうでもなさそう。 だからわたしも気にしないようにしてへらへら笑った。]
あー、いいねー。 ベリー系は色味もコンセプトに合うかもよ。
[設営の九重さんが屋台をオカルトチックにした話>>565、 そこからテーマとしてハロウィンが挙がったこと>>644 それを止める人がいなかったこと>>1011>>1013。 どこまでが採用されただろう。 目玉の目玉メニュー>>646はどうなったかな。
わたしは販売係としてデザインに携わらなかったけど、 何かあれば調理班のメニューにも影響があったはずだ。]
(1122) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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おばけクレープみたいにできたらいいんだけどねぇ。
[柔らかいクレープだと実現が難しいかな。 わたしは料理をほとんどしないから、 話す内容は空想の域を出ない。
対して綿見さん>>882は慣れているというか、 さすが調理担当といったところ。 おかずクレープは実は経験もなくて、 わたしは感心したようにサラダクレープの話を聞いた。
試作会で何ができたか>>1020は、まだ先の話。]
(1123) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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柊、お前ちゃんと来たんだな
[ 情報を共有するとともに、 グループチャットのメッセージを思い返して 感心したような言葉も投げかけていっけな。 *]
(1124) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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いいのかな……? じゃあ気になるもの、いろいろ買ってみようか。 そのための試作だしね。
[ごめん向井くん。ちょっとお財布の紐緩みます。 そうは言ってもちゃんと予算内には収めるつもりだけど。 綿見さん>>883の提案に、わたしはまた笑った。]
最後だもんね。 これでもかーって楽しまなくちゃ。
[ここでどこ受験するのなんて聞くほど無粋じゃない。 わたし>>626が向井くんに調理班を代わらなかったのは 綿見さんとの買い出しも影響していたかも。
それから、わたしたちはそこそこ食材を買い揃えた。 レシピを教えてもらえるなら喜んでお願いした。 たぶんこれが普通なんだって、わたしは思ったから。]*
(1125) 2021/06/05(Sat) 22時半頃
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— 回想:失せ物とその後のこと —
[失くしたポーチ捜索隊はじわじわ増えて、 クラスの鳩羽くんも向井くんもそこに加わっていたらしい。 らしい、と言うのは、あの日はバタバタ慌てていて、 誰が協力してくれたのかまで完全に覚えていなかったから。
親に連れられるようにして帰ったあの瞬間のことを、 何人に目撃されて覚えられてしまったのか、想像すると非常に居た堪れない。
>>959その時に居合わせた鳩羽くんは案の定、後日に話しかけてきた。]
(1126) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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ごめんね、探して貰ったのに見つからなくて。 大したものは入ってなかったから、いいんだけど……。
[そこは本当に良いのだけど、それ以外のことを何て言えばいいのか。>>961 私の親の過保護による、クラスの友達への不信感。 それを一から説明すると、昔こんなことがあってねというところから触れなければならない。 だけど言わないわけにもいかないよなぁと、少し悩んで観念する。]
うちの親は私のこと心配してて、 帰りが遅くなったのはみんなのせいって誤解してたらしくて。 そんなことない!って全力で殴って説明してきたから、 他にも気にしてる人がいたら、伝えてくれる?
[本当は私が説明して回るべきなんだろうけど、 非常に申し訳ないことに、誰があの場にいたか把握できていないもので。]
(1127) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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……昔、ちょっとね。 不審者に連れ去られそうになったことあるから、 過敏になってるんだ。それだけ。
[もし鳩羽くんが知らないのならば、そう説明するだけ。 連れ去られそうに、とぼかしたけれど、実際は大事件に発展した。
どうか理解してほしい。みんなにも。 私は不自由で窮屈だけど、それでも、それは仕方ないことなんだと。 私は自分の動ける範囲で、精一杯に今を楽しんでいるだけで、 そのせいでみんなに嫌な思いをさせたなら、私が全部謝るから。]
(1128) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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|
[——そんなこともあったから、文化祭の準備で居残りしている私に、 >>990向井くんをはじめ、いろんな人が尋ねてくれたけど。 文化祭は特別にOKって、明るい顔で全員に繰り返し説明をした。
どうもお騒がせしました。看板娘、頑張ります。*]
(1129) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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── 現在・図書室 ──
[ どうしたの? って普通に言われて、>>1108 慎一はちょっと困惑する。或いは警戒。
このクラスメートに限っていえば、 人間、いつ豹変するかわかんないからね。
まさかそれが本当にただの、 現状を知らないがゆえの反応とは知らず、 慎一は図書室に入ってすぐのとこから、 綿見が慌てだすまでの様子を見ていた。]
(1130) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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―― 回想:ため息の話 ――
[ 芽衣の手が、私の頭を撫でる。>>1060 疲れて吐くため息。 うん、そういうものがあるのは知ってる。 だけどもう、私の耳に届いたため息は、 全部私に向けられた失望に聞こえちゃうの。 被害妄想かな?病んでるのかな? ]
……受け止められてなんか、ないよ。
[ ゆるゆると私は首を横に振る。 キャッチボールみたいに受け止められれば良かった。 バレーみたいにレシーブを決められれば良かった。 どっちも私にはできなくて、 ぶつけられるたびに私は壊れていく ]
(1131) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[ ありがとって言ったら、 芽衣はいいよって言うから、>>1061 私はもう一回ありがとって言った。 私の頭を撫でる芽衣の手はとても優しかったから、 きっと芽衣のピアノは優しい音なんだろうなって、 聞いたことのないその音を思った。
そのまま昼休み終了のチャイムが鳴っちゃった。 午後からの授業、おなか減ってたらごめんね* ]
(1132) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[ わかんないなあって慎一はやっぱり思う。 あのとき、何が綿見をああさせたのか、 どうして、普段は普通な顔しているのか。
なんで「嫌い」じゃないのか教えようか。 普段は慎一と普通の会話をしてくれるから。 綿見の作るクレープがおいしかったから。
じゃあなんで「苦手」なのかって。 綿見がいつまたああいう目をするのか、 慎一にはちっとも予想がつかないから。]
(1133) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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ええ……、 もしかしてずっとここにいた?
なんか今日、先生もいねえし、 本当のとこは休校で、 ヨーコ先生がやらかしたんじゃないかって。
[ 正常な級友としての距離感から言われれば、 慎一もおんなじように普通に返事をしちゃう。
いそいそと図書室を出ていく綿見に、 慎一は購買の件を言い出す機会を見失った。]
(1134) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[ ほんの数分で終わる用事だし、 相手が綿見じゃなきゃここで別れて、 慎一は購買まで走ったんだろうけど。
流れに流されてへらへらしてるほうが、 大体うまくいくが慎一のモットーなので、
今日もやっぱり、なんとなく、 このまま教室に向かう流れになっている。]
(1135) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[ 教室へ向かう途中、曽我を見かけたら、 「ええ、帰んの?」なんて声を飛ばして。]
……そういえば、なんか、 ヨーコ先生の連絡ミスにしても、 来てるメンバー、少なくねえ……?
[ なんとなく既視感のあるメンツだなって、 今まで出会った顔、聞いた名前を思い返す。
言葉を交わす余裕があったかなかったか、 綿見とふたり早足で廊下を進んでいけば、
少なくとも始業のベルの直前には、 教室のドアまでたどり着いたはずだ。*]
(1136) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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── 回想:無断欠席・ユキ ──
だっ。 だって制服のまま家出てきたし 着替えなんてもってねーーし
[あれ、つうことはユキは着替え持って夜遊びか なるほど、貴様慣れているな???って 俺も一緒に笑みを見せる。
いつもどおりケラケラ笑えてたかどうかは ちょっとだけわかんねー。
知り合いの女の子、には「知り合い〜〜?」って うたがいのまなざしは、向けておいた。>>1094]
(1137) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[とは言え当然ユキの悪評については見聞きしてるし ユキに特定の彼女が居ないことも、俺は知ってる…筈 いやちょっと不安になってきたのは内緒だ、内緒だけど
でもまあそこを詮索してもしかたねーか 一つ言えんのは、ちょっとだけ羨ましい、ってこと。]
(1138) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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んーん。 俺は家出ー。 だけどこの通り、キノミキノママなんで どうしよっかなーってなやんでたとこ。
[夜遊びじゃなくて家出だよ、ってサラッと言った 捜索願出されるぞとかマジな話になるなら ねーちゃんには伝えてあるって言うつもりだから それは家出かって改めて問われたら そこも俺はちょっと、自信ない。]
(1139) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[手元のスマホに目をやれば、もう夜も遅い。 シンからスタンプが送られてきてるのに気づいて>>1102 スマホをシュッシュッと操作する。
「大丈夫だ、問題ない」って書かれたスタンプをひとつ。
メッセージ、シンから来てた、って 隠すつもりもなくて笑いながらユキに伝える ]
(1140) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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― 回想・夏の日の捜索隊 ―
[ある日の番代の失くしもの。 その時の捜索隊には俺もいました。
まあ力になれたらって思わなかったわけじゃないけど なんか大事になっててちょっと面白そうみたいな 好奇心先行だったのは許してほしい。
結果的にどうなったんだったか その場では見つからなかったと思う。
それよりも印象的だったのは 彼女を迎えに来た番代の両親の事だった。>>936
年頃の娘が心配―――にしても ちょっと過保護…というか異様で、 彼らのこちらを睨みつけるような眼差しが印象的だった]
(1141) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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家出っつってもさー こーやって普通に豊高生には会うし スマホひとつで誰とでも連絡取れっし なんか家出感ねーよなー もっと寂しさに打ちひしがれんのかと思った!
[けらけら。笑いはいつもよりも乾いてる。 だけどさー 笑ってねーとやってらんねーのよ。 いつも陽気で明るい鳩羽憐で、居なきゃいけねーのよ。
だから心配すんな、って。笑ってみせる。 フジュンイセイコーユーしてるわけじゃねーから! 俺よりお前のほうが問題だよ!って…笑って、みせた。]*
(1142) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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/* 文化祭当日の話もしたいけどなかなかたどり着けぬ
(-162) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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/* この雰囲気だと大丈夫だと思っているんですが、 例によって村人希望弾き防止おまかせ希望なので 遺書メールとか書かなきゃな
(-163) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[その後、顛末の説明は彼女自身か、 もしくは鳩羽伝手か>>1127>>1128 何かしら説明はあったのだろう。
不自由そうだなあと思いつつ そんな風に気にかけてくれる家族がいることは 少し羨ましくもあったのだけど、 結構真面目な事情なのだと知れば そんなこと言うのも不謹慎か、なんて。
何にせよ番代と時々帰り路を共にするようになっても あの時のことは何となく覚えていて。]
買い食いとか寄り道は 番代ちゃん的にオッケーなんだっけ?
[って、多分どこかで聞いたりもしたっけな。 親厳しそうだから、って言外に。 悪い友達、って思われるのはね。ちょっとあれだし。*]
(1143) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[>>1114スマホがダメなら公衆電話や固定電話がある。 なるほど乃絵ちゃん天才か。 有線の電話が無事繋がるのかを確認したわけでもないのに、 どこか安心した気持ちで納得する。
彼女はタイツを履き替えるらしいので、別れて先に教室へ向かう。 >>1055その途中で曽我くんとすれ違ったかな。 帰るらしい彼を見送りつつ、私は折角ここまで来たんだから授業あったほうが助かるなって思ったので、 ほとんど望みは無いに等しいけど、教室へ向かうことにした。]
(1144) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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— 3-9教室 —
おはよー、選ばれし者たち。
[軽口を叩きながら教室の戸をくぐる。 先生の連絡ミスで来なくてもいい学校に来てしまったのだから、 我々はきっと選ばれし者に違いない、という皮肉。
そこにいた人数を見て、少ないなーと零しながら、自分の席へ向かい、コートを脱ぐ。 購買に寄った時に外した耳当てを触ってみたら、思ったより濡れていたことに気付いた。 ここは暖房が効いてるから乾きそうで助かる。
冷たい烏龍茶を一口含めば、体に染み渡るのを感じる。 やっぱり体内は乾燥しているようだ。*]
(1145) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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── 試食会・マナ ──
[ドラキュラ現る。>>1096 血のついた指を舐めつつ悪魔の食べ物を生み出すさまに 俺は、無意識ながら、一歩、二歩と遠ざかる。]
インパクトある、っつーか インパクトしかねえ、っつうか……
食え…… 食えるの……?
[なんて言ったのが運の尽きか。 差し出されるのは「臓物みたいなクレープ」>>1097]
(1146) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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い、いやあ 俺、今チョコバナナ貰ったし???
[後ずさり。後ずさり。 助けて!って目をほかの調理班のやつとか、 居るならシンとかに向けてみるけど、 おそらく、助け舟は出なかったんだろう。]
うぇぇ
[最終的に、食べることになりました、ハイ]
(1147) 2021/06/05(Sat) 23時頃
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[……結論から言えば味はすげー美味くて なんかこの見た目なのにこの味??みたいな びっくりクレープに仕上がってたんだけど
しかし見た目のインパクトが、だめだ。 こう、なんとなく食欲を、削ぐ。
好きなやつは好きなのかもしれない… そうだ、きっとそうなのだ…… ]
マナ、 可愛いくせにすげえの作るのな…
[女ってやつは、怖い。再認識した。]
(1148) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[結局そのクレープが実際に売られたのかとか 売られたところ、どんな反響を呼んだのかとかは 俺にはちょっとわかんねーけど。
もし万が一そのクレープが売られることになったなら 客寄せパンダはちゃんとこう添えながら宣伝するだろう
「 見た目はアレだけど、美味いんで!! 」
……そりゃ、もう、経験談として。 ]*
(1149) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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― 現在・教室 ―
[曽我と入れ替わる様にして炭蔵が入ってきた。 おはようと挨拶をされれば 手をひらひら振って意を示す。>>1121]
え、なに、サボると思われてた? 雪の中まじめに来ましたよ。えらいでしょー。
[いやまあ乗り気じゃない、 みたいなグルチャはしたけどさ。 名指し>>1124されてちょっとだけびっくり。 聞き様によっては嫌味っぽく聞こえなくもないけど褒められてるんでしょ多分。…多分?
ドヤ顔で胸を張ってみたけれど、 この人登校するのは当然だ―とか言いそうだな…って 1人で勝手に想像してやや半目になる俺だ。*]
(1150) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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── 無断欠席の日・ユーガ ──
[ほうじ茶でねぎらってくれたノエとは違って、 ユーガの声色はほんのすこしだけ、厳しい。>>1103
あ。やべ。委員長さまだ。 その時俺はユーガが委員長であることを再認識する ……と言っても過言では、無いはず。]
……う。 サボった。
[でも嘘もつけない男なので。 正直に、ユーガには話すと思うけれど。 それで厳しい追求が待っているなら、平謝りだ。 無断欠席は良くない。それくらい俺も分かってる。]
(1151) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[ただ、ちょっと心配させたい日くらいあった。 これで、親父が考え直してくれねーかなって ぶっちゃけそういう気持ちが多かれ少なかれ有った。
今日は、そういう日。 親にあんまり逆らったことねー俺の、 ほんの少しの、抵抗みたいなもん。]
……親に逆らいたい日くらいあるんだよ
[ユーガには、詳細は話せなかったけど 俺だって健全な男子高校生なわけだから そーゆー日が青春時代の1ページにはあるわけ、って。]*
(1152) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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— 現在:購買→3年9組教室 —
[スマホは全滅。リアクションは三者三様だった。 諦めたわたしに、冷静な乃絵ちゃん>>1113、 心配していたひとみちゃん>>1144は乃絵ちゃん>>1114の 言葉で安心したらしい。わたしもほっとする。]
やっぱりそのために開いてたのかな。 さすがにHRになったら先生も来るでしょ。
[乃絵ちゃん>>1115に頷いて、途中でお別れ。 ひとみちゃんと歩いていると曽我くん>>1055と会った。 鳩羽くんや柊くんより明るい色。遠くからでも分かる。]
気をつけてね。
[わたしが声をかけたとしてもたぶんそれだけ。 窓の外を見たら当然白くて、まだ落ち着く気配はない。 ひとみちゃんの後に続いて、教室へ向かった。]
(1153) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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— 3年9組 —
[ひとみちゃん>>1145の台詞に笑いながら、 わたしは後ろを通り過ぎて自分の席に着く。 左から二列目の一番後ろ。そこそこいい席だ。]
おはよ。
[って、何人に言っただろう。 目があったり声をかけられたら口にするけど、 自分から言うのは乃絵ちゃんとひとみちゃんくらい。
グループチャットと同じ。 ひとみちゃんが大変な時にもそこにいなかったし、 鳩羽くんが急に休んだ理由も知ろうとはしなかった。
埋もれている。それがわたしの立ち位置だ。]
(1154) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[一番後ろの席なのをいいことに、わたしは膝を立てて 買ったばかりのタオルで冷えた足を拭う。 素早く着替えたおかげで被害はふくらはぎより下で 抑えられていた。あったかさに息を吐く。]
さむ……。
[いつもより静かな教室の声に耳を傾けながら、 わたしはぼんやりと窓の外を見ている。 それでもチャイムが鳴る前には、 わたしの足先は白い靴下で覆われるはずだ。]*
(1155) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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── 回想・クラス委員 ──
ラクそう〜〜? 楽しそうの間違いじゃなくて?
[ 期待を込めた視線を向けた先で、 樫樹があまりにあっさり答えるから、>>950 慎一はふざけた口調でそう言ったっけ。
だってそもそも慎一にとって、 クラス委員ってくくり自体が、 ラクなものじゃないって認識でして。
とはいえ怪訝そうな顔した慎一も、 樫樹のノートを見たことあるから、>>951 あんまり深くは突っ込んで聞かなかった。]
(1156) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[ クラス委員、という括りじゃ別だけど、 慎一にとっては、会計の仕事はラクで、好き。 それと似たようなもんかなって思ってる。
ほらほら。だからさ、 誰とでも仲良くできるタイプじゃないと言っても、 慎一とは仲良くできる気がしない? 慎一はした。
……騒がしい慎一に言われても、 あんまり説得力がないかもしれないけど。]
(1157) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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……だからさあ、ユーガは、 そういうの繰り返さなくていいんだって。 つうか、しれっとちょっと改変すんな!
[ そのときも、慎一はそのあとすぐ、 炭蔵の茶々入れともとれる言葉>>929に、 言い返すのに騒がしくしていたわけだしね。
委員で顔を突き合せたときの4人。 その中でならたぶん慎一は、 一番の賑やかし担当なので、いつもより元気に。*]
(1158) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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── 現在/→教室 ──
[ 豹変するだなんて人聞きの悪い、>>1130 ……けれどもあの意地悪な綿見は そう滅多に出てくるようなものでは無いから、 向井くんにはとても驚かせたろうと思う。
でも、あれも綿見茉奈だ。間違いなく。]
先生誰もいないの!? えぇ……ヨーコ先生やらかしすぎ……
[ 彼がそうやって普段と変わらず接してくれるのは 此方にとても好都合なことであった。 いつまた何処かの野次馬に勘付かれて 私が悪いってことを突きつけられても嫌だから。]
(1159) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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── 現在:教室 ──
[ いや、褒めたというより、 来たくなさそうだったから?>>1150 素直に、来たんだ。と思った言葉を紡いだだけ。 そんなに嫌味に聞こえるのか? と炭蔵は首を傾げるだろうな。 ]
ああ、折角来てもらったのも悪いが、 ……休校かもしれない。
[ と、かくかくしかじかと職員室等の情報を伝えた。 あ、そうだ。休みの連絡がない以上、 登校するのは当然だし、学生の本分だ。 よくわかってるじゃあないか。 ]
(1160) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[ 途中で曽我くんとすれ違ったなら ありゃ、帰るんだ?って手を振って。 来てるメンバーの話を小耳に挟めば>>1136 ふーん?と 小さく疑問符を。]
一体誰が来て、……いや、 教室に行けばわかるか、流石に。 私に、向井くんに、あと……?
[ 指折り数える。 何処かで見た面々、ある無しクイズか何かかな。 何でそれに巻き込まれたかな、とため息をひとつ。]
(1161) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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── 失せ物探し・ひとみ ──
[俺は別に不信感を抱いたわけじゃあねえけど ただその視線の意味がわかんなかったからさ
……だから、ひとみのカミングアウトに>>1128 えっっ、って思いのほか驚いてしまったのは事実]
まじかよ。 いやそりゃ過敏になるでしょ
[昔、がいつかはわかんない。 ちょっとね、がちょっとなのかもわからない。 あまりに昔の事件、俺の記憶には、流石にない。]
(1162) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[事件の大きさを知らない俺は、 過剰に心配しているんだろうな、とも思った。 なあんにも知らねえのにさ。 ちょっと寄り添った気持ちになって、 わかる、わかる、なんてうなずくのは無責任が過ぎる けど、それでも隣で無責任にうなずくのが、俺だった。]
…… 自由が効かねーのは きっと、辛ぇな。
[過保護な親の、その苦痛、なんつーのは 俺は全くわからない分野だ。 片親で父子家庭。どっちかというと多分うちは真逆。]
(1163) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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あ。でもよ。
別に、俺らが疑われんのは、 まー癪だけど、別に問題ねーから ひとみは、気にしなくていいよ。
なんかほら、 ひとみそーゆーとこ気にしてそうだし
[ポーチが見つからなかった。 そこから親の話に移るときの間、とかさ。 俺のくせに、空気読めちゃったの。えらい。]
(1164) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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文化祭の準備とかもさ。 あんま無理しなくていーし。 できる範囲で、やってこーぜ。
な!
[この日は別に俺は落ち込んでたわけでもないから にかっと見せる笑顔は、すっごく自然なもの。 ひとみがちょっとでも元気になってくれたらいいなって ぽん、とひとつ、頭を撫でてみせた。
セクハラですか?ごめんなさい。]*
(1165) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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— 回想:ため息のお昼 —
[わたしが話したことは、乃絵ちゃん>>1131には あまり刺さらなかったみたい。 乃絵ちゃんの首がゆるゆると横に振られる。]
そうかなぁ。
[バレー部だった乃絵ちゃんと、そうじゃないわたしで 受け止めるの意味が違うことには気づけない。 わたしが言ったのは、全部を自分のものにしちゃうこと。
乃絵ちゃんはそれに悩んでて、 わたしはそれをどうでもいいことだと思っている。
でもわたしは乃絵ちゃんの『ともだち』だから、 わたしは誠実に乃絵ちゃんに向き合うんだよ。]
(1166) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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わたしが乃絵ちゃんに向かうため息吹き飛ばせたら いいんだけど、それは難しいからね。
だからね、ちゃんと聞くよ。 乃絵ちゃんが抱えちゃったため息、 わたしに投げていいからさ。
[だってそれ、わたしに関係のない人のものでしょ。 どうでもいい。どうでもいいから、わたしは大丈夫。
乃絵ちゃんはもういいよって言わなかった。 だからわたしは昼休みが終わるまで、 わたしが大切にしていた手で乃絵ちゃんの頭を撫でる。]
(1167) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[ それから、番代が教室に入ってくる。>>1145 そして、その後ろから暮石の姿。>>1154
ところで選ばれし者、という表現の仕方が、 理解しがたいものであり、 炭蔵には皮肉というものが通じていない。 ]
ああ、おはよう
[ 特に番代は、苦手意識とはまた違う、 気まずさのあるクラスメイトだが、 挨拶はきっちりと交わすのが炭蔵であった。 ]
(1168) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[チャイムが鳴ったら、終わっちゃったねって笑って。 それから稀に、人気の少ない所を選ぶようになったかも。
乃絵ちゃんが望むなら、わたし何度だって話聞くよ。 頭も撫でてあげる。
午後一の授業でお腹が鳴っちゃったのは秘密ね?]*
(1169) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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[ 来るたび来るたび、情報共有するのが 非効率的だと感じた炭蔵は、 ふいに白いチョークを手に持ち、 黒板へと書き込みをし始める。
『 職員室(会議室にも)には誰もいない、休校だろう 間違った連絡をしてすまない by炭蔵 』
トントンとリズムよく文字を走らせる。 樫樹ほど整った字は書けないため、 やや角ばったような文字がそこには残されていた。 *]
(1170) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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/* 鳩羽、心底いい人でよくできた人間だなって、 PLが本当の本当に感心しています。めちゃいい子。
(-164) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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………… 変なことが起こらなきゃいいけど。
[ そんなことを言っているうちに教室には着いたか。 時間ギリギリでも間に合ったならセーフだよ。 そこにいた面々におはよう、と言って、 いつもの自分の席に着こう。
こんな有り様、非常事態。 普段通りを行うのは、正直に言って あまり意味が無いかもしれないけど。]*
(1171) 2021/06/05(Sat) 23時半頃
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/* 5軸なんてしねーー!って笑い飛ばしてたけど、結局5軸してんだよな…もはやそういう生き物イズ俺
(-165) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* そしてこれな、叫び声をメモってて落としそこねてたから叫ぶ
>>1084 わーーーーーーん。シンーーーーーーッ俺がついてるよーーーーー(暑苦しい
(-166) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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―― 回想:正論とSOS ――
[ 炭蔵君は、面食らった顔をしていた。>>1067 無理もないと思う。 私と綿見さんに何かあったんじゃないかと察して、 対処すべく連れ出してくれたというのに、 なんだか私は駄目出しのようなことをしているんだもの。
うん、わかるよって私はわかったように頷く。>>1068 実際、強要した記憶はないっていう炭蔵君の主張、 私にはとてもよくわかった ]
(1172) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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うん、わかってる。 炭蔵君は強要してないし、私もされたとは思ってない。 でも、優秀な人が「自分ならこうする」って言ったら、 それが正解だって受け取る人もいるの。
[ 実際のところ、炭蔵君はあくまでも「自分ならこうする」 を提示しただけで、 正解を言ったつもりなんてないんだろう。 だから私の行動が炭蔵君の「自分ならこうする」とは 違っていても、尊重してくれたのだと思う ]
それで、正解を示されたって受け取った人はこう思うの。 「これが正解なのにやらなかった」 そう責められてる、って。
[ できない人はできる人の気持ちがわからない。 責めるつもりなんかなかった、 正解を示したつもりもなかった、 そんな炭蔵君の気持ちを、わからない ]
(1173) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[ 素直に伝えた方がいいのでは。>>1069 その返事は、炭蔵君らしい不器用さで、 私は思わず笑ってしまった ]
ストレートに伝えるのと素直に伝えるのは別物だと思う。 ……あー……でも元々炭蔵君、言葉遣い固いもんね……。
[ そもそも、私はそういう不器用さ、嫌いじゃないんだ。 空気を読む物腰柔らか仕様炭蔵君とか、 なにそれ怖いって思ってるわけで。 もういいよ、そのままの君でいて、って 投げたくなってしまう ]
(1174) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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ピーマン嫌いな子に食べさせたい時、 食べやすいように工夫したりするでしょ。 小さく刻んだって、煮たって焼いたって ピーマンはピーマンでしょ。 炭蔵君のストレートさは、 ピーマン嫌いな人の口に生のピーマン突っ込んでる ……ように感じちゃう人もいる。 そういうこと。
[ なんだかお説教みたいになっちゃった。 上から目線でごめんなさいって謝っておこう。 炭蔵君の努力がどんな結果になったのかは>>1070 私は知らないままだけど。 本当に私は、そのままの炭蔵君でいてって思ってるのよ。 こんなお説教しておいてなんだけど ]
(1175) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[ そして一方、私なりの綿見さんとのケリのつけ方。 まだどうなるかわからないけど、 楽しみにしてくれている炭蔵君を 失望させたくないなとは思ってる、本当に>>1071 ]
……ううん。 信じてくれなくても、仕方ないかなと思ってた。
[ SOSを要求するってことは、 助けようとしてくれるっていうこと? いやいや、そんな甘えていいなんて思ってないけど、 委員長とはいえ、そこまでクラスメイトに 責任感じてくれなくてもいいのに。 炭蔵君にはSOS出せる相手、いる? 優秀な炭蔵君には、そんなの必要ないかもしれないけど ]
(1176) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[ 家族。>>1073 それこそが、私を悩ませる不毛な迷いだった。>>1072 やっぱり炭蔵君の質問は直球のドストレートで、 オブラートなんてものは存在しない ]
家庭内の問題っていうより、私の問題かな。
[ そう、多分そういうことなのだろうと思う。 彼らの要求を満たすスペックが、 私に備わっていないこと。 私にスペックがありさえすれば、 きっと物事はうまくいったはずだから。 だからやっぱり、これは私の問題だった* ]
(1177) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* ログに溺れるわよね〜 抽出できないのほんと困難極まれり…
(-167) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* 完全に向井くんに対してやってるのいじめっ子みたいなアレなんだよなあ綿見
(-168) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* すごい……極厚のログ……ぜえはあ
(-169) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* いやマッッジで筆遅くなってるなアリクイ?悔い改めて?
(-170) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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── で、現在 ──
[フラフラさまよってみたものの。 人の気配はしねーし、電波も入らねー。 勿論スマホの再起動も駄目だった。
教室に入れば、さっきよりも増えた顔。 黒板に書かれた、ユーガのメッセージ >>1170
やっぱ休校かーって自席に戻って また靴下履いて帰るか〜なんて 手を突っ込んだ鞄の底には、 いつぞやのアイスの当たり棒がひとつ。
そんなこともあったなーって思い出すのは文化祭
─── チャイムが鳴るのはもうすぐ。]**
(1178) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* なんかいい感じに文化祭当日の部分だけ纏めたいな〜って思ってたのだけど、ログが膨大すぎて追えないのだわ…
(-171) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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── 現在・3年9組 ──
ええと、黒沢にレンだろ。 暮石に、ユキに──、
[ 歩きつつのながら作業。 指折り数えるのはちょっと難しい。>>1161
見たり聞いたりした名前が、 慎一の口から出揃ったころには、 もう教室にたどり着いてしまってた。
なので、結論。中を見たほうが早い。]
(1179) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[ 慎一と綿見がそこに着いたのは、 おそらく順番的にも結構おしりのほう。
「変なことが……」なんて、 不吉な綿見の言葉を聞きながら、 慎一はもう一度教室の入り口をくぐる。]
いやいや、 これ以上変なことなんて──、 うわ、まだこれだけ? すくなっ!
[ 「起きるわけないじゃん」って、 慎一が最後まで言えてたら何か違ったかな。 それとも、ただのフラグになってたかな。]
(1180) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/06(Sun) 00時頃
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[ まだガランとした教室に驚いて、 そんな言葉をこぼしながらも、 見知った顔が並んでいるから、 慎一はちょっとだけ安心した。
ええ……ってつぶやきをこぼしながら、 すでに荷物の置かれた自席に腰掛けて。*]
(1181) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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— 回想:帰宅部の心理テスト —
[隣を歩く芽衣ちゃんは、私のことをどこまで知っているんだろう。 そう思うことが時々あって、だとしても別に気にしないようにしている。 >>962彼女が私の事情を聞いてくるなら、それについては正直に答えた。>>129 あの夏の失せ物騒動の日から、私の両親については知れ渡ってしまったらしい。
私が出した心理テストじみた問いで、芽衣ちゃんは誰を思い浮かべただろう。 きっと彼女にもそういう人がいるんだと思っている。 いないなら、いつかできるよとでも声をかけようか。 その程度の距離感。でもそれも悪くないんじゃないかな。]
(1182) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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理由、かぁ。 そうだよねぇ……。
[>>963そりゃあそうだ、と芽衣ちゃんの答えを聞いてそう思った。 こんな突拍子も無い問題に合理的に答えるなら、そうだよね。]
私?
[きょとん、とした。 問い返されるとは思わず。 自分が答えを見つけられない問題だから聞いたのであって、 だからこそ、私の中にどうしたらいいかの答えは無い。]
(1183) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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忘れられることって、その人の中から居場所を無くすことかなって。 そうだとしたら、キツいのかなって……。
[取り留めもなくそんなことを呟く。 どうしたらいいんだろうね。
ごめんね、聞かれても分からないよね。 本当に、どうしたらいいんだろう。
つまらない心理テストは、おしまい。 次は楽しい話をしよう、とすぐに話題を流した。*]
(1184) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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— 回想:文化祭当日の話 —
[当初の予定より若干ホラーに寄ってしまった 3年9組の屋台だけど、目を惹く頼もしい客引きたちや 個性的なメニューのおかげで繁盛したんじゃないかな。
わたしはといえば、ほとんどレジにいたと思う。 雰囲気のある屋台の裏、チャート通りに接客をする。
向井くん>>1053の冗談を採用した ボタン風もしもの対応集(頭文字を丸で囲んだだけ)を 見せた時はどんな顔をされただろう。
もし使えるって思ってもらえたなら、 チャートの隣かレジの裏に貼らせて貰うつもり。]
(1185) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[準備も当日もただただ楽しかったよ。これは本当。]
(1186) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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/* うひゃー どきどき……。
(-172) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[事件がどこかで起きたかもしれないけれど、 それでも大団円で終わっただろう文化祭。
わたし、一個だけ内緒にしていることがあるの。
あんなに準備した販売係だけど、 最後に確認した時、10円が一枚見つからなくて。 地面に落ちちゃったかな。受け取り時のミス? 少なくともわたしが確認した時は足りなかったの。
他の人たちが知ってたかは分からない。 だからわたし、こっそり財布から10円足しちゃった。 もし最終的に数が合ってたなら10円余ったし、 やっぱり足りなかったらちょうどになってたはず。
だって、楽しかった一日に水を差したくないでしょう。 これは本当ばかりだった日、たったひとつの嘘の話。]*
(1187) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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― 回想・夜遊び ―
はは、慣れてんのバレた。
[これでも夜遊びのプロ…は言い過ぎかもしれないが 彼に比べれば経験値が高いのは確か。>>1137
調子を合わせてからから笑ったけど いつもより何となくテンション低い様に見えた。]
だってエロい仲じゃないし、彼女でもないし。 友達って言うほどは親しくもないし。 だから知り合い。
[で、合ってるよな。あってるあってる。
疑いの眼差しを向けられたので しれしれっと答えたが、 疑いを払しょくするものだったかどうかは ちょっとよく分からない。]
(1188) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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……家出。
[そんで、鳩羽がこんな時間にこんな場所にいる理由。 あまりにもさらっと告げられるもんだから 鳩羽がスマホを弄るまでの間に ぱちぱちと目を瞬かせてしまった。>>1139
何秒かの間を置いて]
(1189) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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…………すげーね。 俺は家出とか、度胸なくて出来ないかも。
[ぽつりと零した、それもやっぱり素直な感想。
顔とスタイルとID名しか 知らないような女の子と遊び歩いても 結局最後は家に帰るしかない。 だって俺はヒイラギユキだから。
素朴で穏やかで地味な父と母と弟。 どれだけ居心地が悪いと思ったって 完全に棄てる度胸は俺には無い。 だって、ハナからそんな贅沢は与えられてないのだ。]
(1190) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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―― 現在:3-9教室 ――
[ 静まり返った女子トイレはなんだか不気味で、 トイレは静かなものだけど、 廊下からの喧騒が聞こえないだけで、 こんなに違って感じるのかと思う。 濡れたタイツを脱ぎ捨てて、 購買で買ったタオルで急いで足を拭いた。 濡れたタイツを入れられるように、 替えのタイツはちゃんとジップの袋に入れてきたのに、 タオルは忘れてきちゃうなんて、本当に詰めが甘い。 手早くタイツを履き替えて、教室へと向かう。
気を付けてって芽衣に言われたけど、>>1153 大丈夫、何もなかったよ。 チャイムが鳴る少し前に、 無事に教室にたどり着いた ]
(1191) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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おはよう。
[ 挨拶をして、集まった面々を見回す。 見慣れたクラスメイト。中でも、 文化祭の時によく会話したメンバーな気がした。 とりあえず自分の席について、 それから、なにやら連絡事項が書かれてある、 黒板の文字に目を止める* ]
(1192) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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[だから、続いた言葉には少し肩の力が抜けた。 そう、家出って言ったって結局そんなものなんだって。
安堵のような落胆のような、 不思議な感情を抱いたけど。 笑顔の下に隠してけらけら、調子を合わせる。 俺の方が問題なのは返す言葉もなかったし。]
まーなんつーか レンちは、仲いいんだと勝手に思ってたけどなー。 なに?喧嘩した?ただの反抗期?
[近くの自販機に凭れ掛かって、ゆるゆると話を続ける。 心配と言うほどには深刻な口調じゃない。 …なんだろ。強いて言うなら興味かな。*]
(1193) 2021/06/06(Sun) 00時頃
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