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そんなことないよ? すごく美味しそうだ。 えっと……珊瑚、さんはさ。 料理が上手だし、うん!
[>>225先程掛かってきた電話は乾からのものだったことはわかる。 連絡をしあって情報を交換して――少しずつ折り合いを付けていくことを大和は聞いていたけれど言葉を挟むことはなかった。 ただ、珊瑚が泣いていたことだけは気づいてる。
手を合わせて元気な声で『いただきます』と唱えると作ってくれた料理に箸をつけていく。 卵はとろりとしている中に香りのいいほうれん草が入っていて触感もいい。 アスパラベーコンはアスパラのシャキシャキ感とベーコンのしっとりしながらも塩味と脂の味、肉感がとても美味しい。 一口食べるたびに、美味しい、と言える。 きんぴらはいつ食べても美味しい。 ご飯と一緒に食べてもいいし、合間に挟んでも美味しい。
大和は美味しいと感じながら食べていたけれど珊瑚は>>218表情が浮かないままだった]
(229) 2023/11/13(Mon) 20時半頃
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……本当に、おいしいよ。 こんな味噌汁だったら毎日飲みたいくらい、美味しいよ。
[でも、それは贅沢かなって苦笑して見せる。
死は間の当たりにしたし街の惨状も見たけれど――今の自分はまだ生きていて、何のために戦うのかも考えられてはいなかったから**]
(230) 2023/11/13(Mon) 20時半頃
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ーー君を好きだと自覚するまでの僕は ーーみんなのように振る舞えない、 前向きになれない、 卑屈で意気地無しで、 男らしさも強さも欠片もない僕は
機会があるなら何時死んでもいいと思ってたんだよ。
僕に生きる価値なんかない。 僕が死ねば兄も喜ぶと思っていた。
ーー僕が死にたくなくなったのは
(231) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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君を愛したから。
(232) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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君を愛し僕は、人生初めて生きたいと願った。 生に焦がれた。 なんとしても幸せになりたいと、 天に祈った。
僕の最愛、唯一無二。 君だけを愛してる。
ーー君と生きたかったよ、コウ。
(233) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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ーー僕の部屋ーー
彼の言葉に僕は今更落胆はしない。判っていたことだから。 心臓の意味までは理解はしていないが、望んだ答えが得られないなら結果は同じだ。
でも、愛してるとか好きという言葉を、結ばれる事がない関係で聞き流せるほど僕は強くはなかった。
眼を臥せて、見ないようにするしかない。 僕らは決して交わらないのだと言う事実から。
二度目のキスの際、彼の反応がやや変化したことに僕は気付く。抵抗がないのは同じだが、彼は何処かーー。
唇を離した際に赤みが差す頬を見る。殴られて腫れているにも関わらず、その朱は白磁の肌に引き立ち、まるで秋の紅葉を思わせる美しさでーー見惚れる。
怪我した顔に美を見出だすなど異常だ。でもそれだけ僕は彼が好きなのだ。
(234) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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ちらと下に視線を向けた際、彼の男性自身が緩く鎌首をもたげているように見えたのは気のせいか?
彼は当たり前に口に押し付けられたものを拒絶した。 僕が指輪を奪ったのは、いじめっ子みたいな気持ちと、彼の想いを試すためだ。
そんなのいらないって言われたら、愛してるも好きも嘘だとわかるから僕は、楽になれるんだ。
ない所に希望を見出だすのが一番辛いのだから。
ところが、彼は僕の予想外に騒ぎ立てた。
「……ッ、コウ?!」
なんで泣き出す?!やだやだと玩具を取り上げられて泣く子供みたいな彼に僕は気圧される。
その必死さ、火がついたみたいな喚きと嘆きに冷徹を貫く事が出来ない。
(235) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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「違うよッちゃんとすれば返すって言ってるじゃないかッ 奉仕だよ、奉仕ッ」
子供同士の言い合いみたいになる。 馬鹿馬鹿と責め立てられた僕は眉尻を下げ困惑を深める。
そんなに大事なの?! なら、僕の事ーー
だから僕はポツリと漏らしたのだ。
君がいい、と。
愛して欲しい。それはーー それは僕がずっと求めてきた根幹だ。
ただ、彼の反応はまた、なんとも言えないものだった。
彼は言葉の裏と言うものをいつも全く読まない。まんまの意味を飲み込み、すぐに喜ぶ。
(236) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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なんで普段はあんなに頭がいいのにたまに赤ちゃん返りみたいになるんだ!
……可愛い。
違うだろ!剥き出しで怒張した性器を口に押し付けながら考える事じゃない。
そうだけど、こんなのどうしろと?!
思わず僕が脳内ボケ突っ込みに夢中になっていると、彼は聞き返してきた。
僕は彼を陵辱しようとしている。花嫁だ初夜だとプレイめいたことに興じ、乱暴で残虐に徹しなければ壊すなんて出来ない。
弱虫でウジ虫な僕は。 強がり、自分を鼓舞してやってきたが、彼の前にそれが崩れていく。
「……君が、いーーあッ」
答えようとしたのだ、僕は。 だけど彼はもう子供みたいではなかった。
(237) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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彼が言った言葉の意味が、快楽の上を上滑りする。
柔らかでぬるりとした肉はふっくらした唇。それが根元を咥え締め付けている。
押し寄せる怒涛の快感に全身が震えた。
「は、ッーー……」
駄目だ蕩ける。雨竜先輩はしてくれなかった行為だ。僕は腰を捩って息を荒げた。
ーー彼は言った。自分が死んだら死んでくれと。 勿論それは自殺ではなく、パイロットとして死ねという意味だろう。
コックピットでもみんなが言っていた。
(238) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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頑張れ!(頑張って死ね) ありがとう!(死んでくれて)
死ね死ね死ね死ね死ね。 地球のために、みんなのために。
お国のために万歳。 立派だね!
嗚呼やっぱり彼は僕と。 ーーいや、みんなと僕は違うんだ。
でも、彼は自身の死を掛けて言っているのだから。 そこまで彼が、僕を殺してみんなを救いたいなら。
「待って、待ってコウ。 止めて。止めて良い。」
奉仕を、という意味だ。 このまま快楽に沈んだら有耶無耶になる。
(239) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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僕は僕の意思で答えたかったから、行為を中断させて言った。
「……良いよ、それで。」
君が僕より地球やみんなが大切でも。
「君を殺して、僕も死ぬ。
パイロット席という死刑台で、散ってやる。 ……一緒に死のう、コウ。それでいいんだろ?」
僕は微笑んで彼の頭を撫でた。 殴ったり引き倒したりしたから綺麗な髪がボサボサだ。
彼は僕のイチモツを咥えてどうしたらいい?みたいに上目遣いで見つめてるから。
「指輪、返すよ。君にあげたものだからーーほら。死ぬまで付けといて。」
そう言い、指輪をベッドの上、彼の肩口の上あたりに落とす。
(240) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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そして彼の口から陰茎を引き抜いた。
「コウ、君は言ったね。僕に抱かれたら死ぬんだと。
ーー死んで。
僕の腕の中で。 僕に犯されながら。
僕と繋がり、1つになりーーセックスして、死んで。」
僕の言葉の意味を彼は理解するだろうか。*
(241) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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「はあっ、はあっ、ん──。」
私は洗い呼吸を繰り返しながらくたりと体をソファに沈めていた。 今のはなんだったんだろう? 気持ち良いのが弾けて、一気に全身に広がったような感じ。それか、心地良い電流が流れたような? 硬い場所を触っていた命くんの指先が谷間を降りていくと、心地よさの余韻でまた内股がビクッと反応する、 ううん、触れられなくてもひくひくとお腹の奥がひくついてるのがわかる。 気持ちよかったかな、と問われて私は素直に頷いた。
「うん、…でも、何があったのか…よくわかんなくて 勝手に体が反応して…、え、う、うん?」
ごめんと謝りながらも大丈夫と抱きしめてくれたから、私は訳もわからないまま頷く。 繋がったら気持ち良いってことかな? それでも痛いかも知れないから謝ってたのかな? そんなことを思ってたけど、下着を脱がせるために下半身の方に向かったと思った命くんの顔が…???
(-122) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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「ひゃああんっ!? やっ、、ダメそんなとこ、ダメェ…っ♡ あっ!ぁああんっ!! ふぁあっ♡ん、あ、み、命、く…んんんんっ♡」
まさかの場所を口付けられ舐められて、私は狼狽えると同時に甘い声をあげてしまう。 さっきの衝撃?が消えてなくて、身体中に気持ちよさが残ったままにそんなことをされたら──こんな場所を舐められてるのに、身体は悦んでしまう。気持ちよくなっちゃう…! 止めようと伸ばした手は全然力が入らなくて、悪戯に命くんの髪に絡めただけ。 さっきの指よりもずっとずっと強い快感の波が襲ってきて、私はイヤイヤするように首を横に振った。 だけど、下着を脱がされて膝まで下ろされたまま膝を曲げられると、もう全てを晒した姿になってしまう。 ダメ、と言いながら止めきれない手も。 快楽を受け止めきれずに混乱して涙ぐむ目も。 その癖期待に満ちてどこを触られても気持ちの良い肌も。 トロトロと蜜をこぼして濡れそぼった花弁も。 両手で開かれたその奥。赤い肉壁の合間、淫らな糸を引いてひくつく内側までも。
(-123) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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「あっ、アア──、ひ、んあっ、だっ、めえっ♡ また、気持ちよくなってる…なっちゃううっ♡ ひううっ!! あ、んんあっ!! ア、ぁ、あ、──!!!」
何度目のキスを受けた後だろう。 それでも私は自分の体を隠すでもなく、達するとかイクとかいう言葉を知らないままで更なる高みを感じて──体を強く痙攣させた。 初めてなのに一度に2度もこんな状態になるなんて、私はすごくえっちなのかも知れない。 それが少し心配になったけど、達した瞬間にはきゅううっと花弁は収斂して蠢動する。その様子も、命くんに見られてしまっているなんて、今の私は惚けすぎて気付けてない。 涎をこぼすようにまた新たに蜜が溢れて、ここに命くんがいないことへ不満を訴えているよう。
(-124) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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「命くん…。」
呼吸が落ち着いてから私は命くんの名前を呼ぶ。 膝に引っかかったままだった下着は、片脚だけはなんとか引き抜いた。 そしてその体制のままわずかに膝を開く。
そして。甘えた声で。
「──お願い。その、 …命くん、早くぅ…っ♡」**
(-125) 2023/11/13(Mon) 21時頃
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──if・珊瑚と>>225──
彼女が自宅で料理中であり、すぐ傍に想い人である大和がいるなんて僕はまるで知らない。
合宿中の様子だけでは二人の関係を察する事は出来なかったし、どんぐりワゴン内でもそんなイチャイチャは多分なかったはずだ。
もし二人がそんな関係なのを聞いたなら、諸手を挙げて祝福する。ただそれはーー僕らがパイロットになるなんて運命になければ、だ。
もし僕らが全員死ぬのなら、それはむしろ悲劇でしかない。 愛し合って結ばれたのに、直ぐ様死に引き裂かれるなど。
ともかく僕はまだ彼女と大和の事情は知らない、現段階。
(242) 2023/11/13(Mon) 21時半頃
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「覚悟ーー珊瑚待ってよ、死ぬ、覚悟だよ? 僕らはまだ高校生だよ? 人生半ばまでも生きていない。 君がーー君やコウみたいな人間が死ぬなんて、駄目だろ!」
こういう言い方なのは、この段階僕自身はまだ康生に対する恋心が確定しておらず、告白もしていないからだ。
むしろ無理やりキスをし康生を病院送りにした最低野郎だから(※ついでにお漏らしもした)僕なんて死んだ方が良いわけで。
とはいえ、騙された形でワケもわからない敵と闘い死ぬなんて簡単には受け入れられないが。
「珊瑚、諦めたら駄目だ。あんな契約なんか破棄しよう! クーリングオフとか出来ないかかな?」
馬鹿な事を口走る僕。 しかし、まだ様々な情報が足りないから仕方ない。
(243) 2023/11/13(Mon) 21時半頃
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「君は……君が死ぬなんて、絶対駄目だ。
もしパイロットの交代が出来るなら、僕が死んだ方がましだよ……。
君が死んだらみんなが悲しむ。」
彼女の決意は立派だ。康生も珊瑚も、何故こんなに光輝いているんだろう、強いのだろう。
僕は、そんな二人を失いたくなくてそう言った。 だがーー彼女がパイロットとなるなら僕は、止めることは出来ないのだ。 今はまだ、それを知らないけれど。*
(244) 2023/11/13(Mon) 21時半頃
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[大和 命の人生においてこれほどまでに何かに熱中したことなんて存在はしなかった。 珊瑚を気持ち好くすることに夢中になる。 周囲が見えなくなるまでも意識を注力するなんてことがあるなんて知らなかったけれど、なってみるのは悪い気はしないことだった。
何よりも珊瑚の甘い声がよく聞こえる。 目の前に広げている花弁の肉もまた悦びに震えてくれているのがよくわかる。 ダメと言われても止まらない、名前を呼ばれるとより深くとキスをしていった。 手を伸ばされ髪に触れられても留める力はなかったものだから増長は止まらずに、首を横に振っていてもそれは溺れてくれているからと思ってしまう。
キスの回数なんて数えてはいなかった。 壁にも、太腿にも、お尻にもキスをしていったのだ。 その間にも蜜は溢れ続け花弁を淫らに濡らして意識を奪おうとしてくるのだから珊瑚が求めてくれているのだと認識してしまっていた]
(-126) 2023/11/13(Mon) 22時頃
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[達したばかりの珊瑚の花弁を見つめて、ほう、と感嘆の声を零す。 目の前で何かを求めるようにはくはくと蠢く花弁の奥まりと、それに連動して動くお尻の窄みが何となく可愛らしい。 そんなことを考えながら名前を呼ばれると最後に花弁に、ちゅっ、と音を立ててキスをしてから頭をあげた]
うん、珊瑚、ここにいるよ。
[頭をあげると珊瑚が脚を動かして邪魔とばかりに下着を片脚引き抜いていた。 引き抜けたのは片脚だけだから布地はもう片方の脚に掛かったままで、すっかりと濡れていたものだから熱塊を擦り付けていたときとは異なりぺしゃりと水気を多いに含んだ音を立てて脚に張り付いたろう。 それでも膝を開いて全てをさらけだしてくれる。 早くと、何を望んでくれているのかなんて知識の中ではちゃんとある。
本当は硬いところにももっとキスをしたりしてあげたかったけれどそれはまた次の機会にしよう。 据え膳という言葉の通り用意された御馳走を拒むなんてことは大和にはできないことだった]
(-127) 2023/11/13(Mon) 22時頃
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わかった、挿れる、ね? えと……。
[痛かったら言って欲しいとか言うべきだろうか。 少し悩んでから脚の合間に身体を入れて覆いかぶさるように身体を前に倒して、唇に優しくキスをする]
初めてだから、無理、しないでね?
[それだけ囁きかけると片手を自身の熱に伸ばした。 固定するまでもなく硬く反り返っていてブレもしない。 だからこそ逆にその先端は珊瑚の花弁を捉えにくかった。
熱塊の先端が花弁に触れ、先程まで見ていてあたりをつけていた場所にゆるゆると揺らして花弁を擦りながら近づけていくが場所がよく掴めない]
(-128) 2023/11/13(Mon) 22時頃
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ん……たしか、この辺……。
[ぐにぐにと溢れている蜜にとられて好く滑る。 花弁を幾度も擦っていく内に傘の部分で前方の硬いところも幾度も擦ってしまっていただろうが漸くと奥まりを捉えると、やはり幾度か先端を埋めようとしては押し返されていく。 その動きが少しずつ慣れていくとまた少しずつ奥に、奥にと先端が埋まってその頭の膨らみがゆるりと珊瑚の中へと入っていく。
抵抗があったかは大和にはよくはわからなかった。 狭く、きつく、温かく、熱く、そして蜜に濡れてとても心地好い。 そんな隘路を暴力的な熱と固さで押し開いていく快楽と僅かずつ珊瑚の中に自分の形を教えこむように動かすことに意識を向けていた。 もしも珊瑚が苦悶の声をあげれば動きを止めたが、珊瑚が良いようならば侵入を続けていき熱塊がすっかりと埋まり先端が奥を押し上げるように叩くまでには汗でびっしょりと肌を濡らしてしまっていた**]
(-129) 2023/11/13(Mon) 22時頃
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──if・大和くんと──
味はしなかった──けど。 >>229本当に美味しそうに大和くんが食べてくれるから。 だから、少しだけ味が戻った。笑顔になれた。よかった、と思えた。 思えてしまった。
思えてしまったから、また味がしなくなる。 ──私は救われちゃいけないのに。
「それなら毎日食べに来る? この騒動が毎回近所で起きるんなら 父さんの仕事、無くなりそうにないし…。 多分、鉢合わせることも無いもの。 鉢合わせたとしても、仲良い男子って言えば 多分大丈夫だから。」
(245) 2023/11/13(Mon) 22時頃
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──大和くんがそう望んでくれるならそうしたい。 そんな気持ちが私にあった。 それが、私が唯一望むことで、唯一の贖罪…かも知れない。 彼を巻き込んでしまったことと。そして。
「ね。大和くん。 ──宇宙が消滅しちゃうまで、そうしない?」
穏やかな顔でそう提案する私は、何かズレてるんだろうか。
だって。 私には戦う理由が、見つからない。 戦ったとして勝てるビジョンが見えない。 私が死んでしまう世界に。
私は価値を見出せてなかった。**
(246) 2023/11/13(Mon) 22時頃
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「ん…♡」
再び重なった唇はさっきまでと違う匂いがした。 私の、女としての匂いがするものを口にしていたからだろう。なんだかちょっと不思議だけど、それは命くんが私を気持ちよくしてくれた証でもある。 そして優しい言葉にもこくんと頷いた。 無理はしない。無理はしてない。 ちゅ、とこちらからも一度キスをする。 大好きな人だから。愛してるから。 そんな言葉が頭を過った。だから大丈夫だって。
でも、入る前に何度か滑って敏感なところを擦られるとその度に気持ちよくて恥ずかしかった。
「あっ、んんっ…、あっ、んくっ♡ も、もうちょっとした…かな…んんっ♡」
でも、なんとかして先端が入り口をとらえた時。 ググッと広げられる感覚に、私の花弁は喜んで吸い付いていた。まだ誰も触ったことの無い、入ったことの無い場所はまだ硬かったけれど、それでも蜜が動きを助けてくれる。
(-130) 2023/11/13(Mon) 22時半頃
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重苦しい圧迫感に思わず息を詰めたり、キュ、と眉を寄せたりしたけど。 そうすると命くんが動きを止めてしまうから、大丈夫って首を横に振って抱きしめた。
「あ…あっ♡熱い…すごく熱くて大きい…♡ 命くん…命くん、好きぃ…大好きぃ…♡」
ゆさ、ゆさ、ぬちゅ、ぐちゅ。 少しずつ少しずつ、命くんが私の中に入ってくる。直接の気持ちよさよりは、繋がれていることの充足感がより強かった。 破瓜の時は痛いと聞くけれど、「んうっ…。」とかすかに痛みを覚えて眉を寄せたくらい。蜜がたくさんあって潤っていたことで、強い痛みを覚えずに済んだみたいだった。 それよりも。
(-131) 2023/11/13(Mon) 23時頃
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「あっ…♡」
こつん、と私の最奥を叩く感覚に体の奥底が甘く痺れた。 最後まで入ったんだ。ぎっちりとみことくんを咥えて、吸い付き絡みつく内側は相変わらず彼に甘えているよう。 汗びっしょりになっている命くんの汗を手で拭いて、ふふ、と満足げに笑った。
「えへへ…、全部入ったね…?」
そのことがとてつもなく嬉しい。 だから素直に笑って、チュッと祝福のキスを贈って。
(-132) 2023/11/13(Mon) 23時頃
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「愛してる、命くん。 …命くんも、気持ちよくなって…?」
きゅ…と意識的にあそこに力を込めると、太いものをキュッと締め付けることになったと思う。 そうして彼を誘って。 ちゅ、ちゅ、と鼻先や首筋に何度もキスを贈った。**
(-133) 2023/11/13(Mon) 23時頃
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