14 冷たい校舎村10
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夜は静かに忍び寄る。
(#0) 2021/11/09(Tue) 00時頃
ごうごうと雪が吹きすさぶ。
白く霞んだ窓の外、目には分かりづらくとも、
冷たい夜が校舎を包み込む。
夜が更けても文化祭は終わらない。
君達を取り巻くのは今もなお、
陽気な音楽ときらびやかな装飾。
食欲をそそる食べ物のにおい。
君達の記憶に訴えかける、
楽しかったあの日の気配。
(#1) 2021/11/09(Tue) 00時頃
時計の針が午後8時50分を指す目前のことだ。
君達は奇妙な音を耳にすることになる。
(#2) 2021/11/09(Tue) 00時頃
それは獣の断末魔のようにも聞こえる。
ガラスを強く引っ搔いたように、ひどく耳障りな音だ。
潰れた喉から絞り出されたかのような絶叫を、
級友の声と結びつけられた者はどれほどいただろう。
(#3) 2021/11/09(Tue) 00時頃
キーンコーンカーンコーン…………
(#4) 2021/11/09(Tue) 00時頃
チャイムが鳴る。午後8時50分を迎えていた。
再び、校舎は陽気な気配に満たされていく。
(#5) 2021/11/09(Tue) 00時頃
──午後8時50分
これは本来チャイムの鳴る時刻ではない。
そのことに君達は気が付いただろうか。
その間際の出来事に気を取られていても不思議はない。
そのとき何が起きたかが知りたいのなら、
教室を出て少し探し回ってみればいい。
1階の廊下の片隅。中庭に通じるガラス戸を前に、
壊れた人形が一体落っこちている。
直前までガラスの外を覗き込んでいたように、
真っ赤な血溜まりの中に倒れ伏す形で。
(#6) 2021/11/09(Tue) 00時頃
それを人形と思うか、人間と思うか。
君達と同じ制服を着ていた。
制服を捲ればそこに作り物の関節があるが、
そのあちこち跳ねた黒髪に君達は見覚えがある。
体を起こしてやろうとするならば、
強引に引き裂かれたような首から血液が溢れる。
人形から流れ出すその液体はまだ温かい。
所々爪の剝がれた指先にも赤色が滲んでいる。
その「何か」の持つ特徴すべてを君達は知っている。
(#7) 2021/11/09(Tue) 00時頃
……日食虎次郎が見当たらない。*
(#8) 2021/11/09(Tue) 00時頃
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