10 冷たい校舎村9
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[結局さ。俺、シンの 生きづらさに気づいてあげられなかった >>4:86
メイにさ、シンの代弁してもらって>>4:128 ようやく、すこしだけ知ることができたくらい。
……今からでもさ、遅くないかな。 楽しいと嬉しい以外の話、 これからでもできるかな>>4:369
………それとも。 俺やっぱり楽しい話、してたほうが、 シンはさ、嬉しい、って思えるのかな。 ]
(+81) 2021/06/14(Mon) 21時頃
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[ 心の声に気づくほど 俺は、賢くなんてないけどさ。 だけど、抱えた荷物には、気づくよ。 目に見えるものなら、いつだって判るよ >>4:82 ]
(+82) 2021/06/14(Mon) 21時頃
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とりあえずさ、あったかいのか冷たいの どっちか持つよ。 ぬっるーいコーラ、多分イヤだろ。
[荷物を肩代わりするくらいならできるからさ。 俺にできることなら、なんでも言ってよ。
そしてさ、シンの両手がほんのすこし楽になったら なんか一緒に、話でもしようよ。 ]
(+83) 2021/06/14(Mon) 21時頃
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…んじゃー、ふつーの話する? それとも、まじめな話する?
[あんまり大笑いできる心境でもねえから、 笑顔はいつもより弱々しかったかもだけど。
でもすこし話すくらいよくない?
ユキの正解はさ、まじめな話だったけど>>4:207 シンの「当たり前」の日々に存在して欲しい話題はさ 今は、どっちなんだろう。 ]*
(+84) 2021/06/14(Mon) 21時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2021/06/14(Mon) 21時頃
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[ 炭蔵くんの泣き顔は、もしかしたら 彼がこちらに戻った時に見られるかも? ……なんて。
珍しいものが見られたなら残したくなるのが 人の性といいますもの。>>+0 撮れたらねって二つ返事で了承しよう。
まあ、長いこと彼と一緒にいる向井くんすら なかなかお目にかかれない代物の様だけど。]
(+85) 2021/06/14(Mon) 21時頃
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[ どれだけ彼の心に棘を刺していたのかは 私には測り知れないのだけれども。 さて、何でわかったのと訊かれたならば>>+2 何だか愉快気な様子のまま。] そうだなあ…………。 …… 私にはそう見えた。そんな感じ。
[ 藪蛇でもないんじゃない?と。 少なくとも今の君には。 同族嫌悪にも近しい何かだったけれど。
死んだ程度では然程変わらなくても、>>+3 それでも何も無かった訳ではないだろう]
(+86) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[ あそこで何が起ころうが、現実が変わる訳でも 急に物事が解決するわけもない。 せいぜいものの見え方が変わるくらいだろう。
何だかくすぐったそうにしている彼に>>+4 こちらは笑みを浮かべるばかり。 ……過去形であることを指摘されれば、 今度はこちらがむず痒いような気持ちになる番。]
んー…… 何だろう。 何も変わってないんだよ、私。 頑張る気はそんなに無いし、諦めてるし。
でも。ちょっとだけ、荷物は降ろせたかな。
[ 諦めたくせに、それを後ろめたく思ってたから。]
(+87) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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/* ところで筆おそおそ&ぎじおもおもになってません?うちの回線が悪いんか??
(-44) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[ よかった。>>+5 ……のかもしれない。 後ろ向きに前向きな形ではあるけど、 やっと許せそうではあったから。]
そんなに怖がらなくても良いのに。
……そっか。 なんかまた限界ギリギリになってたら つつきにでも行ってあげようかな。
[ なーんて。彼がしばらくは頑張るつもりなんだ、 それに水を差そうとは思わない。
そっと教えて欲しい>>+6と 言い添えられたなら。 わかったわかったって軽く言っておこう。]
(+88) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[ なんだか不思議な目線を感じたけれども そのあたりはひとみの視線を感じて、一旦中断。]
大丈夫大丈夫、また作るからさ。 こっちに戻ってきたんだもん、 ひとみにも幾らでも作ってあげるよ。
[ あの空間だとある程度材料は限られちゃってたし、 こっちでまた、何度でもやればいい。>>+10 キラキラした目線に応える様に笑って。
また女の子の秘密の夜を再現しても良いし、ね。]
(+89) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[ リクエストを聞いてくれた向井くんを そっと見送ってから、 ひとみからかけられた言葉>>+11に少し、考える。]
……どこまで、わかってたの? 本当にびっくりしたんだけど、……まあいっか。
寝て起きたら言おうと思ってたら、 ひとみ居なくなってるしさ。 困ったっていうか、……何だろうな。
[ 酷い醜態を晒したことは、流石に言えなかった。 あれは私と黒沢ちゃんだけの秘密。]
(+90) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[ 迷いつつ、言葉を探す。 彼女の方はと、いうと>>+12
以前聞いた守護霊の子とは、なんとかなりそう、と ……マネキンの側にあった小さな足跡、 きっとそれが、そうだったのだろうか なんて。]
……そっか。 ひとみにとって良い形に収まったなら、 よかったって思うよ。
教えてくれてありがと。
[ 思い込みの力って、強大だから。 それは私も身をもって知っているしね]*
(+91) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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— 校舎の果て、音楽室 —
[鍵が開いていることにわたしは違和感がなかったから、 だからこそ中に乃絵ちゃん>>87がいたことに驚いた。
乃絵ちゃんは窓の側に立っている。 その手に持っているのはクレープ>>86で 一つ前の夜、わたしと一緒に作ったもの。 名前はラップにしか書いていなかったけれど、 所々焦げた生地がわたしに事実を教えてくれた。]
……起こしてくれたら、良かったのに。
[乃絵ちゃん>>88は来てくれたんだって言う。 振り返った顔は笑っていた。 わたしは乃絵ちゃんの手元に視線を向けて、 わたしより先に保健室を出た乃絵ちゃんに触れる。]
(99) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[「責任を持って食べようね」って言ったじゃん>>4:523。 「大丈夫」って言ったじゃん>>4:525。 「また明日ね」って、言ったじゃん>>4:526。
わたしと乃絵ちゃんの間には言えないことがあったけど、 それでもちゃんと、隣にいたじゃん。
今の乃絵ちゃん>>89がすごく遠く感じた。 説明でみんなが無事であることをしっても、 わたしの胸に広がるのは、安堵よりも不安が濃い。
炭蔵くん>>94もきっと 同じような感覚を覚えているんじゃないかな。 続く言葉>>95には道中での約束>>93を果たそうかと 思ったのに、わたしの手は炭蔵くんの背に届かない。
それはそれでいいのかなって迷ったのもあるけど、 単純に、身体を上手く動かせなかったから。]
(100) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[分かってる。分かっちゃった。 乃絵ちゃんは、今、この校舎の主としてここにいる。]
(101) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[だからわたし、口を挟めなかった。 乃絵ちゃん>>90の頭が下がるのを黙って見ている。
乃絵ちゃんが音楽室にいることも、 そこでクレープを立ち食いしていることも不思議で、 現実味がなくて。 わたしはいつも出迎える側だったから、 この景色ごと夢なんじゃないかとすら思える。
わたしたちは秘密があってもともだち>>1:131だけど、 それでも。言わなきゃ、伝わらないんだ。 ここで過ごす中で、わたし、 そういう当たり前で大切なことをたくさん知った。]
(102) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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[クレープについて尋ねる炭蔵くん>>96が、 今どんな顔をしているか>>97わたしは知らない。
わたしはどんな顔をしていただろう。 笑っていたかったけど、たぶんそれは失敗した。 だからわたしの目は普段より大きくなって、 乃絵ちゃんの姿を映す。
わたしたちは同じ方向を、乃絵ちゃんを見ていた。]
(103) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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……乃絵ちゃんが、ここを作ったの?
[乃絵ちゃん、何にも知らないんだと思ってた。 だからいくら心当たりがあっても、 心のどこかで違うんじゃないかって思えた。
でも、もうダメなんだね。おしまいなんだね。
だからわたし、抱えていたもの>>3:152を吐き出した。]
一緒に、帰ろうよ……。
[最後までじゃなくて、これからも一緒にいようよ。 乃絵ちゃんが告げるおしまいを拒むように、 わたしは首を横に振った。]*
(104) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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/* SOSはきっと炭蔵くんが引き出してくれる……はず。 ならばわたしはピアノを弾くのだ。
>>0:1132>>1:129 ここ
乃絵ちゃんは乃絵ちゃんの思うように選んで欲しいけど、 その上で一緒に帰ってもらえるように説得がんばりましょう。
うーんうーん、問題解決はできないんだけど、 とにかくまずは認識を揃えるところからかな。 理由と、死んだのかっていうことと。 PCはそんなこと考えないので、ちゃんと自然に落とし込みます。 クライマックスどきどき! これでいいのかは分かってません!
(-45) 2021/06/14(Mon) 21時半頃
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ひとみちゃんの瞳は全てお見通しだからね。
……なんて。 私、何もわかんなかったけど、 茉奈ちゃんも似たようなことを抱えてるから、 相談に乗ってくれたのかなって。
[>>+91エスパーじゃないよ、ただの勘。 あの相談の時に呟いていた言葉はよく聞こえなかったけど、 反応をなんとなく覚えていたから。]
あ……先に帰って、ごめん。
[そうか、茉奈ちゃんからしたらそういうことになるのか。 その後のことは分からないけど、私の帰るタイミングが悪すぎたらしい。]
(+92) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[茉奈ちゃんが言葉を濁しても構わない。 話したければでいいし、話したくなければそれでも。 私は私の報告だけを伝えて、スッキリしたつもり。>>+91]
うん。良かった良かった。
……あ、利美ちゃんから貰ったおふだの捨て方、 後で教えて貰わなきゃな……。
[結局意味の無かったアレをどうするかを思い出したように呟いて、 集中治療室で今も頑張っている乃絵ちゃんのことを想う。 クラスメートが死にかけているこんな時でも、 私は自分の荷を下ろせて笑って、不謹慎って言うのかな、やっぱり。
茉奈ちゃんとの話に区切りが付けば、 集中治療室前のほうへ戻ってみようか、と思って立ち上がる。*]
(+93) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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―― 音楽室 ――
[ 探したぞって言われて>>94 ああ、探してくれたんだなって思うと、 私はやっぱり嬉しい。 だから、私はうん、って頷く ]
そうだよね。 ありがとう。 [ 3階の一番奥。普段の私とは縁のない場所。 私はヒントになるようなものを何も残さなかったし、 ピアノの鍵盤を押してみたりもしなかった。 そんな「ここにいるから会いに来て」って アピールするみたいなこと、 こんな時だってやっぱり私にはできない。 それなのに、こんなところまで探して、 会いに来てくれたんだよね ]
(105) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 炭蔵君は、前髪をてっぺんで固定してた。>>67 止めきれなかった前髪が左右に落ちてる。>>78 横に流して止めればまた違ったんだろうけど、 その留め方は私も幼く見えると思う。>>95
私は炭蔵君とあんまり身長が変わらない。 目線の高さも同じくらい。 だから、前髪の隙間から覗く目を、 下から見上げるなんてこともしたことがなかった ]
私はいいと思うな。 炭蔵君の顔がよく見えるもの。
[ きちんとこうして目が合うの、初めてじゃないかな ]
(106) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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このクレープは、昨日の夜芽衣と作ったの。 私も芽衣も初めてだったから、ちょっと失敗しちゃった。 でも、すごく楽しかった。
[ クレープのことを炭蔵君に聞かれて、>>96 ね?って芽衣に同意を求めたけど、 芽衣は笑ってなかった。>>103 芽衣は楽しくなかった? ああ、そうだよね。 こんなところに閉じ込められて、 他のみんなはあんな目に遭ったのに、 楽しかったなんて、不謹慎だよね。 そう気づいて、ちょっと反省した ]
(107) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 反省した私は、ちょっと申し訳なさそうに2人を見る。 私がここを作ったのかって、芽衣に聞かれて、>>104 ああそうか、そもそもそのことも ちゃんと言ってなかったなって気づいた ]
とぼけてたわけじゃなかったの。 私、本当に気づいてなかった。 すっかり忘れてたの。 ごめんなさい。
[ そうだよね。まずはそこからよね。 みんな、校舎の主は誰だろうって探してたのに、 私はそれが自分であることをすっかり忘れて、 素知らぬ顔してたんだもの ]
(108) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 帰ろうよ、って芽衣が言う。 だから私はますます申し訳ない気持ちになった ]
ごめんね。 あのメールを送ったのは私。 ……私、自殺しちゃったの。
[ ここに連れてこられちゃっただけの 芽衣や炭蔵君とは違う。 現実世界の私の身体は、もうほぼ死んでるはず ]
だから、私は帰れないの。
(109) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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[ 炭蔵君の顔がよく見えるの、いいなって思ったけど、 あ、この顔はきっと怒ってるよねっていうのも>>97 いつもよりよくわかるから、 本当に、申し訳なさしかない。 ごめんなさいって謝ることしかできないよ ] ……ごめんなさい。 私、自分のこと、よくわかってなかったみたい。
[ 約束を忘れたわけじゃなかった。本当だよ。 あの約束は、私にとって拠り所だった。 SOSを出せって言われたの、本当に嬉しかったんだよ。 私のこと、助けてくれるつもりなんだって、 嬉しかった ]
(110) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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大丈夫だと思ってたの、本当に。 大丈夫じゃなくなる時って、一瞬だったんだね。
[ 棒倒しの棒だって、積み上げたジェンガだって、 崩れる時は一瞬だ。 そんなことくらい知ってるのに、 私、自分のことはわかってなかった ]
(111) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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それに、私、自分で思ってたより馬鹿だったの。 馬鹿だから、助けての言い方もわからなかった。
[ だから、こんなことになっちゃった、って 眉を下げて笑う。 私の右手はクレープでふさがっていて、 左手首なんか握っていないのに、 炭蔵君が手首を握ってるなんて、なんだかおかしいね。 私からも見えるような絆創膏だったら、 私、あれって呟いて眉を寄せるし、>>98 炭蔵君、その手はどうしたの?って聞くよ* ]
(112) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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── 現在・病院外 ──
[ 傍から見た自分の姿など、 意識してもいなかったけれど、 確かによくばりさんのソレだった。
別に悪くもない相手に謝られながら、>>+76 こぼれおちそうなコーラ缶をキャッチ。
ただ慎一がぼーっとしてただけだった。 確かに、誰かに声をかけられた慎一は、 おおよその場合慌てているんだけれど。]
(+94) 2021/06/14(Mon) 22時頃
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