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── →観覧車 ──
[ 園内をぶらぶらと歩いていると、 アポロがメッセージが届いたことを告げた。>>81
菊水は同行を許可してくれたどころか、 どうやら煙崎るくあの話をするのなら、 同じゴンドラに乗っても大丈夫らしい。
丁寧な文章とは裏腹に、 この菊水という人物も坂理と同様 豪胆な性格をしているのかもしれない。
そんなことを考えながら、 卯木はメッセージを送りつつ、 観覧車へ向かって足を動かした。 ]*
(111) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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『菊水さん、ありがとうございます。 もちろん、私が知っていることでよろしければ、 煙崎さんのことをお話しします。
では、私もすぐに観覧車まで向かいますね。』
(*21) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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── 現在:観覧車前 ──
[ はたして、その場所に 既に菊水が到着していたかどうか。 もし、すでに到着していたら、 お待たせしたことをお詫びの上、 卯木は菊水のもとへと駆け寄っただろう。 ]
ああ、すみません。 積もる話はたくさんあるとは思いますが、 ゴンドラが頂上付近になりましたら、 アポロで2、3枚写真を撮ってもかまいませんか?
園内の様子を高い場所から画像に収めておきたくて。
(112) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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[ ゴンドラ内で煙崎るくあの話をするなら、 じっくりと外を眺めるわけにもいかず、>>73 かといって、話の腰を折って 勝手に写真を撮るのも失礼にあたると思うから、 失礼を承知で尋ねてみる。
まあ、もしやめてほしいということなら、 卯木が再び観覧車に乗ればいいだけだから 断ってくれても全然構わないのだが。 ]*
(113) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/17(Fri) 22時頃
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(卯木への個人メッセージ)
『卯木さん、初めまして。 るくあちゃんから何度か兎坂庵の写真を 見せてもらった事があって。 興味あるから今度店にお伺いさせてください!』
(*22) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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[今度お伺いしたい、という気持ちは事実なので挨拶がてら送ったメッセージだったが。 この島から無事に出られる保障はない。]
飲食の心配はないし、寝られるところもありそうだけど… ……何日閉じ込められたら捜索隊が出動するかしらねぇ……。
[送信したあと、ぽつりと呟く。]**
(114) 2023/11/17(Fri) 22時頃
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── ナカムラさんからのメッセージ ──
[ それはいつ届いたメッセージだったろう。>>114 第一印象は派手な人というイメージだったが、>>27>>28 文面を見れば、人懐っこく どこか可愛らしい印象が見受けられる。
そして、卯木は全く気付いていなかったが、>>0:13 煙崎るくあもご多分に漏れず、 兎坂庵の写真を撮っていたらしい。
卯木にとっての煙崎るくあは 随分と大人びた少女のように見えていたが、 実際は普通の女子高生らしい一面もあったのかと、 今更ながら知った事実に驚きながらも、 メッセージを返信した。 ]*
(115) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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『ナカムラさん、初めまして。
煙崎さんは兎坂庵の写真を撮っていたのですね。 彼女がそういってはしゃぐ姿を 私はあまり見たことがありませんでしたから、 寂しさと同時に、なんだかほっこりといたしました。
ええ、ぜひいつかご来店いただけることを 心よりお待ちしております。』*
(*23) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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―観覧車前―
少し前からゴンドラの前で電子タバコをふかしていたけれど、 近づいてくる男性の姿に、どうやらメッセージを送った相手だと気が付き、タバコをしまい込んで歩み寄った。
「卯木さんね?菊水です。 いえ、そんなに待ってはいないから大丈夫。
…ここの写真ね。構いませんよ。 私もちょっと気になってたんです、この島の事は。 さっそく乗りますか?」
(116) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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写真を撮る事は全く問題ない。 なんなら、私も見ておきたいという気持ちはある。 なので、一も二もなく返事をして、一緒に乗り込むことにした。 さっきといい、男性と一緒にいるところは婚約者…というか、 昔の教え子にはあまり見せない方がいい光景かもしれないが、 まあ構わないだろう。 もちろんここの事は知らないわけだし、鷹揚で素直でいつも機嫌が良いのが彼の一番良いところだ。
(117) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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「じゃ、乗りましょうか。 …卯木さん、喫茶店のオーナーでしたね。 煙崎さん、一人で来ていたのかしら。 それとも友達と… 坂理君みたいな。 いえ、…私は、学校での彼女の事しか 知らなかったものですから。」
下に来たゴンドラに乗って座席に座ったら、 そんなことを尋ねてみよう*
(118) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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― ジェットコースター『宇宙遊泳』前 ―
[ジェットコースターの前に着くと、ロボットが近付いてきて、 アトラクションの説明を受け、VRゴーグルを受け取る。]
VR……? 周りが見えなくなる?のは、少し怖い、かも。
[VRというのが何かは、分からないけれど。 座席に着いた綺羅さん>>96に呼ばれ、自身も座席に着く。 彼に倣って安全ベルトやゴーグルを装着する手が、少し震えてしまったのは、 『ジェットコースター』が恐いからではなかったのだけれど。]
[明るい音楽とナレーションが流れて、車体が動き始めると、VRに宇宙船の船窓の風景が広がる。 それをぼんやり眺めていると、突然乗り物が加速して。]
(119) 2023/11/17(Fri) 22時半頃
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わっ。
[強い浮遊感。 凄いスピードで、方向を変えながら進んで行くそれに、身体が様々な方向に引っ張られるような感覚がする。 ぱちぱちと瞬きながら、隣からは、とても楽しそうな声が聞こえた。]
[宇宙人に攻撃されて、逃げて、宇宙船は凄いスピードで宇宙を駆け抜けて。 やがて、宇宙船は敵を撃墜して、地球へと帰還する。 ゆっくりのスピードになった乗り物は、美しい景色の中を移動しながら、やがて停止して。 VRゴーグルと安全ベルトを外すと、差し出してくれた手>>98を、ありがとうございます、って言いながら取って立ち上がった。
ぱちぱち、と瞬きながら、私は少し呆然としてしまったのだけれど。]
……ふふ。そうですね。楽しい、かも。 ……あと、少し、びっくりした?
[あははって、眉を下げて笑う。 『楽しい』という感覚は、るくあちゃんと一緒に居て、遊んでもらっていた時以来で、忘れてしまっていたけれど。]
(120) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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── 現在:観覧車 ──
ありがとうございます。
[ 菊水が外の景色の写真を撮ることを 快諾してくれたことに感謝しつつ、>>116 卯木は菊水と共にゴンドラの中へと乗り込み、 座席に腰を下ろした。 ]
はい。私は兎坂庵という和風喫茶のオーナーです。 まあ、オーナーといっても、一から建てたのでなく 祖父母から引き継いだだけですが。
ああ、それで煙崎さんの話ですね。 学校の先生やお友達と店に来ることはありましたが、 一人でご来店されることが多かったですね。
(121) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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[ジェットコースター乗り場から出ると、綺羅さんがアポロの操作をしていた>>103ので、それを眺めつつ。 自身も端末に視線を落としてみると、メッセージが沢山増えていた事に気付く。]
兎坂庵……。 ……そうなんだ。
[そういえば、幼い頃、るくあちゃんとおやつを分け合って食べたりした事もあたっけ、なんて。 幼い日の事を思い起こしていると、綺羅>>110さんの言葉に、引き戻されて。]
綺羅さんも、甘い物好きなんですね。
(122) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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坂理さんは……一度煙崎さんと来店されましたが、 そのときは店の入り口で別れたようで、 私の記憶する限りでは、 それ以来は二人で来店されたことはありませんね。
[ 坂理とのことについては、>>40>>47 彼はアポロでは大学生としか名乗っておらず、 あまり他人が言及していいものなのか悩んだが、
今は殺人犯と島に閉じ込められており、 招待主からも命を狙われているかもしれないという 緊急事態なことを考慮したのと、 菊水の話しぶりから、 彼と煙崎るくあが親しい間柄だと 知っているようだったから、 卯木は正直に話すことにした。 ]
(123) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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[お茶とスイーツが美味しいらしいお店。私には縁遠い場所に思えるけれど。 綺羅さんが一度行ってみたかった、と言うのには、そんな風に返した。
彼がアポロを操作するのを眺めて、その後に落とされた呟き>>114には。]
捜索隊は、分からないですけど。 ……犯人が死ねば、出られるなら。 私が犯人という事にして、死んだら、 みんな出られるのかな。
……それで、出られない問題は解決する、かも?
(124) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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私にとっての煙崎さんは、 随分と大人びた子だなという印象でした。 一人で来店されて、ほうじ茶と大福を頼み、 中庭の和風庭園をよく眺めておいででしたね。
[ 実は年相応の面もあったというのは、>>115 この島に来て初めて知ったのだが。 ]
あと、優しいところもあったんです。 色々と私の相談事にも乗ってくださって。
[ 従弟の事故については、 どんな相談をしたか問われれば 卯木は答えるつもりだが、 あまり楽しい話でもないため 自分から話すつもりはなかった。 ]
(125) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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ですが、彼女には不思議な面もありましたね。 本気か冗談か分からないような ブラックなことを言ってきたり、 『生と死の境界』について質問してきたり。
[ 生前の煙崎るくあとのやり取りを思い出しつつ、>>0:19>>0:28>>0:29>>0:216>>0:217>>0:218>>0:219 ]
……悩みでもあったのかもしれませんね。 もちろん、思春期ですから、 色々な事情があっただろうことは想像できますが。
[ ぽつり、言葉を付け加えながら、 もし悩んでいたのなら、 少しくらいは頼りにしてくれてもよかったのに、と 卯木は軽く視線を伏せた。 ]*
(126) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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[「星の夢」を出て幾らか経ってからのタイミング。 アポロに手を伸ばし、通信欄を眺める。 折り目正しい人物らしい丁寧な卯木の挨拶まで遡って、 顔の映った画像と自身の記憶を照らし合わせる。 無論、顔を合わせたことはない。 るくあの死後に得たデータによるものだ。 次いでナカムラ……「キラ様」も画像を添えている。 続く海透雛子のことはこの中で唯一知っていた。 彼女の父親は、自身の直属の上司、 ここにあった研究所の所長でもあるのだ。
それから、先ほど顔を合わせた菊水に、 名前の欄が絵文字になっている者は、 添付の隙のない画像で誰か瞬時に理解できる。 密星も己と会う前にすでに挨拶をしていたらしい。 すぐ上にあるキャンディのものとは対照的に、 素人感溢れる画像付きだ。*]
(127) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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/* >>124 雛子ちゃーーーん!! とPLは叫んでいるけども。。。
それで解決するかは分からないけれども、 「無実の人が生贄になるかも」と思わせて、犯人PCの良心に訴えかけて、自白を促すのはありかも? 犯人PCの性格によっては、「ラッキー」で済まされる可能性も無きにしも非ずだけれど。
(-44) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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[それから、その場で辺りを見回してみたけれど。 下で待つか、ビームセイバーを振り回してくると言っていたキャンディ>>13の姿は見えなくて。 一応、メッセージを送っておいた。]
(128) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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(キャンディへの個人メッセージ)
ジェットコースター、終わりました。 キャンディさんは、変わり、ないですか。
(*24) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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[綺羅さんとキャンディさんは、また会う約束をしていた様だったから、ジェットコースターを降りた事の報告と。 それから、キャンディさんが一人で、危険な目に遭っていたりしないかの確認を。*]
(129) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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/* ちなみに、バレバレだとは思いますが、 卯木が犯人だったら、「お前が供物になるんだよ!」と言って、るくあちゃんの死体を従弟の事故現場に放置して、「恋人のお供えだよー」とか言う予定でした。
まあ、お供え云々は副次的な感じで、るくあちゃんの言動に卯木が逆切れした結果、お供えになったという感じにしようと思っていましたが。
(-45) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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(音声による一斉送信)
『 挨拶が遅れたな。 煙崎灰羅。るくあの兄だ。 ややこしければ、おにーさんとでも 灰羅さんとでも呼んでくれ。
照れ屋なんでな、写真はなしだ。 サングラスに煙管、チャンパオを着用している。 』
(*25) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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(サカリへ個別送信)
『 よう、挨拶もないようだが、 生きてるか? 』
[己も今、初めて顔を出した癖にそんな一文を。*]
(*26) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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―観覧車―
卯木さんとは反対側の座席に座り、時折窓の外を眺めながら彼の話>>121に耳を傾ける。 窓の外はどこにでもありそうなテーマパークの光景で、反対側は遠くにどこまでも広がる青い海。
「和風喫茶…クリームあんみつとか置いてたりするんですか? いいですね。そういうのも好きですけど、しばらく行ってなかったかな。 シーシャ、わかります?ああいうのを吸いに行くんです、一人だと。
…あ、ごめんなさい。 一人が多くて、でも友達に…先生と来ることも、ですか。 そう、坂理君と来て…店の外で別れた、ですか。そう…」
(130) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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友達、ねえ…?と彼の言っていたことを思い出した。 まあ、友達というのは見ず知らずの人間にぼかして言う言葉で、 普通に付き合ってたのかな。 私の結論はそれだった。
「先生というのは、もしかしてあの…女性の養護教諭の方ですか?」
これは尋ねたけれど、知らないなら知らないで構わない。
「そうね。確かに中学の頃も…私の目から見てもおとなしい… いえ、大人びた子でしたね。 周りと不和はなかったようだったけれど、特別仲のよさそうなクラスメートもいなかったかしら。」
ほうじ茶と大福を傍に、日本庭園を眺める一人きりの煙崎さん。 その光景はとてもしっくりきた。
(131) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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「…相談事、ですか。そう… 彼女なら、なんだか想像ついてしまうわね。」
その相談事とやら>>125については、卯木さんの方から話してくれるのでなければ、 特に深くは聞かなかった。 それより、その続きの話。 「生と死の境界」……思春期にはそういう事を考えたりもするものだ。 彼女が実際に死んで、死んでいながらこうして再び私達の前に幻像で現れるのでなければ、 そうおかしい話でもなかったのだけれど。
「悩みですか。 ……私には、あいにく心当たりは全くないんですけれど。」
上り行く観覧車の中でぽつり呟く。
(132) 2023/11/17(Fri) 23時半頃
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