17 【半突発身内村】前略、扉のこちら側から
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宝珠 コーラは、メモを貼った。
2022/03/06(Sun) 19時半頃
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むむ、確かに、おくすり……みたいな色してるけど、 美味しいよ? ふつうに……。
[人口の甘味料とか着色料とか入ってますし、 さもありなん。
ただ、そのひとの反応は、身体に悪そうなたべものに触れてこなかったひとの反応には、 あんまり見えませんでした。 むしろここでもまた、タルトの思う“当たり前”が機能していない感触がありました。ふんわりと]
(145) 2022/03/06(Sun) 19時半頃
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── 閑話・苗字の話 ──
[ 苗字、ファミリーネーム。 そういった類のものは、 地球もエフェメラームも同じらしい。 それでも私は、 いび、という短い苗字を羨ましく思った。
誰が決めたかはしらないが、 エフェメラームでは、母方の苗字や先祖の苗字を ミドルネームとして付ける習慣がある。 故に、私の名前は、とても長い。 ]
(146) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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それに、やっぱり綺麗だと思う、し……。
[グラスの中で泡がはじけます。 なんとなく、その光景からすこしだけ目をそらして、 カウンターの上で丸まる若葉を見ました。
思えば言いたいことの半分は、このいきものに言われていた気がします。>>144 タルトにとって、クリームソーダは、 永遠の象徴ではありませんが、 確かに、幸せであった頃を思い出させる飲み物でしたから。
今見ても、グラスの中の液体は、 何の色とも混じり合うことなくそこにある――
タルトが己の世界ののみものを勧めてみる行為は、 ここで一区切りとなったわけですが、結果やいかに**]
(147) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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[ フーデリア・エフェメラーム ・サータルー・コロムミケレシア
それが。私の名前だ。 ]
(148) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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[ 単に、愚国の王が星を滅ぼしたのであれば 私はどれほど心が楽だったのであろうか 王を恨み、他の民同様星を捨て、 新たな場所で幸せに生きられたのではないか。
それでも私の名前には、 エフェメラームが、付いている。 遠い血縁ではあるけれど、 私が知る限り、私は、最後のエフェメラームだ。 数多くの同じ名を冠する者たちは、 星とともに、滅びてしまったのだから。
私には、何の責任もないことくらい 心のどこかでは、分かっているのに。
私は、同じ血が流れる誰かが犯した罪を ただ、償い続けて、生きている。 ]
(149) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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[ 私がこうしている間にも 星は、生命力を吸い取られ続け、 今も、死へと向かい続けている。 ]
(150) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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[ みずきと離れた私は、 どこへ向かうでもなく、 ただ、ぼんやりとひとり、立っていた
ドームの外側の昏い闇にうつる星の輝きは どれも、生命力に、満ちていた。
輝けないあの星は、 ここからでは、見ることも叶わない。 ]
(151) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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[ ……そんな、時だっただろうか。 ぱさり、と足元になにかが落ちる気配がして 私はそれを手に取った。
眉を顰めながらそれを目で追う。 『あなたの目には、何が見えていましたか。』>>130
そう、手紙には、書かれていた。 手紙…とぽつりと呟いた私の瞳には、 ほんの少し懐かしそうないろが灯る。 ]
何が、見えていたのだろうな。 何を。見ていたのだろうな。
[ 私は、その手紙に対する答えを探して、 ほんの少しだけ、深く、考え込むことにした **]
(152) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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/* ふーさん!!!!!!
(-32) 2022/03/06(Sun) 20時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2022/03/06(Sun) 20時頃
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/* ウワーーーーー設定はプロでかんがえたのを通す感じでほぼほぼ固まったけどそれを出すポテンシャルーーーーーッ
(-33) 2022/03/06(Sun) 20時半頃
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[ ここには落ち葉もないからさ 蹴飛ばしてたら今に転ぶんだぞ なんて 心配もしなくていいんだ あ
誰かさんの手紙もまだ読んでないのに。>>76
僕の端からまたひとつ 思い出が転がり落ちた ]
(153) 2022/03/06(Sun) 21時頃
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だめじゃん 君は おれのなかにいなきゃ
(154) 2022/03/06(Sun) 21時頃
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[ それが願いのはずだよ? いつかみたいに そうやってまた
夜の空を切り裂いて"僕"を照らす稲妻 でも稲妻は一瞬で消えてってしまうんだ ]
(155) 2022/03/06(Sun) 21時頃
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んー……
[ 瞬きさえすればほら、 "おれ"はまた、忘れられる ]
わからないや。 ……あれ、話し声……?
[ 気配のほうへ耳を傾けたとき。
雨みたいに降ってきた また別の手紙に思わず目を顰めた。 ]
(156) 2022/03/06(Sun) 21時頃
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[ 今度は何故なんだろ。 見飽きたくらいに見慣れた、 "僕"の字に似てたものだから>>0:125
瞬きが無駄になりそうになった。 ]
(157) 2022/03/06(Sun) 21時頃
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おれは幸せだと思う? 教えてよ、君がどう思ったか
(158) 2022/03/06(Sun) 21時頃
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[ 最初の手紙より短いし、 これだけで何かわかるわけないじゃん。
無茶振りだから、カウンターにも置かなかった。 名前も添えてない。
元々、添えるはずの名も思い出『さ』ない。 ]
(159) 2022/03/06(Sun) 21時半頃
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[ ガラスドームに、風なんて存在するなら。 この宙の下にそれでも届ける意思があるなら。
今はまだ名乗る名すらしらない 扉の向こうのどなたかへ。
落ち葉のように紙が舞うのかもしれない。 ]*
(160) 2022/03/06(Sun) 21時半頃
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[ たぶんおれがそこに来たころには ふたつだった話し声はひとつになってた。 気のせいだったかな、なんて考えながら 佇む人の影に声をかけてみる。>>151 ]
やあやあ。 おれに手紙をくれたのは きみ?
[ へらへら笑って、 "違う"をどこかで期待しながら。 ]
(161) 2022/03/06(Sun) 21時半頃
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[ 近づいてみたら猫の耳みたいなのがあって いよいよ異世界転生じみてるな、 だとか無駄に思う。
思うくせにさ、頭のどこかで 違うんだってことも理解してる。 へんなここち。 だからきっとおれはこう聞いたんだ、きっと。 ]
(162) 2022/03/06(Sun) 21時半頃
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きみも まいごだったりする?
[ きみにおれが人懐こく映ってるなら成功で きみに僕が少し寂しげに笑ってるように ……そんなふうに映ってたのなら 失敗。
いまのじぶんはどんな顔してるのか ……わかんないや。 ]**
(163) 2022/03/06(Sun) 21時半頃
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[ ”それ”が記した言葉は手紙となり、 白い生き物の手によって宙に融けていきます。
消えたとは思いません。 もしかしたら、融けたとも違うのかもしれません。 ”それ”の下に返事が現れたように、 誰か>>152>>153の傍らに届いたのでしょう。
確かめる術はありませんが、 きっとそうなのだと”それ”は思いました。
”それ”は白い生き物に目の窪みを向けます。 しかし開く口もなければ、 瞬く間の文字を宙に書くこともありません。]
(164) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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[ 透明なガラス張りのドームの中、 吊り下げられた白い光と真っ白な床があり、 遠くの果てにはひとつの扉が見えます。
ぽつんとあるカウンターには、白い生き物と 白色を譲った”それ”が佇むだけです。
白い骨組みの内側に、炎の色も黄金色もありません。 艶めく黒も、青々とした緑もありません。 星空に似たインクが微かに揺れるばかりでした。
それから、まっさらでまっしろな紙が数枚。 役目のないペンは物言わず横たわったままです。]
(165) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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[ ”それ”がここを訪れてからの変化といえば、 扉のこちら側へ届いた数通の手紙だけ。
紙も何枚か減ったのかもしれませんが、 ここが過去であるか未来であるかと同じくらい どちらでも構わないことでした。
山ほどのサプリメントや友情のカルピス、 幸福と永遠のクリームソーダもありません。 大きなチーズ>>0:4だけはあったでしょうけれど。]
(166) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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[ 望むもの。 探しているもの。 忘れていたもの。 思い出すきっかけとなるもの。 前に進むきっかけとなるもの。 あるいは、必要な何か。>>0:3>>0:#4
”それ”の前に何かが現れることはありません。]
(167) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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[ ”それ”に名前をつけたのは、かみさまでした。 ”それ”の役目は、何もありませんでした。]**
(168) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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/* お手紙拾ってくださる皆さんがお優しくてにこにこしてしまいますね。読むだけでも心揺れていただくのもお返事頂けるのも全部嬉しいです。 舞台の一部くらいの気持ちでいるので好きに使ってほしい気持ちを灰に残します(?) これは感謝状です。
(-34) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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/* 緑が染まらない(染まりにくい?)色というのは先日ちょうど拝見したお話だったので嬉しくなっちゃいましたね。それ最高ですよね……! の気持ち。
ディアボロス様はこれまでの積み重ねで人間をひとつの塊として捉えておられるのかなあ。お住まいの世界がそうだったのかもしれませんね。悪の定義は難しい。 赤を知るホリーちゃんに悪を強いる(これは傷つけることが悪である世界視点のお話)ご様子にそわそわどきどきしています。 今回は一歩引いた位置でのんびりお手紙書かせていただいているので皆さんの人生を見守っている心地もあります。
みんなが幸せにとはいかないかもしれないですが、少しでも前に進む何かを見つけられたらいいなあ。
(-35) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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/* タルトちゃんと拾い力も素敵。拍手が止まりません。 アバターや電子世界のお話から近未来って感じがしますよね。 メロンクリームソーダ、現代でも飲めますが、近未来感強いので組み合わせ最強みたいな気分になります。
めちゃかわ癒し属性に見せかけて、本当の姿も名前もまだ不明なの、仄かな不穏があってどきどきわくわくしちゃう。
(-36) 2022/03/06(Sun) 23時頃
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/* ミケさんは背景がずっしりしっかりしていて、しっかりとしたファンタジー小説を読むような楽しさがありますね。 でも交流することで生まれるものがちゃんと組み込まれているから、小説じゃなくてロルなのがとっても素敵。
長いお名前なんて好き以外ないですし、名前を持つ唯一の者になってしまったことの重さにぐうとなる。ぐう。 お手紙、本来の意図と違う受け取り方おすすめだったので、ミケさんの思考のきっかけにしてくださったのもとてもハッピーでした。
(-37) 2022/03/06(Sun) 23時半頃
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