27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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── 分岐点 ──
[「兄」との対話はいつ、どこで成されただろう。 待つことを決めた「弟」の元へ必ず彼は現れた筈だ。
そのやり取りの中で成海は、 己が生還者となり数多の助けで前を向いたことによる 無根拠な未来への妄信から脱却する。
教えてもらえたわけではないだろう。 全てを既に定めた彼は、誰かへ理解も求めないだろう。
それでも、気づいてしまった。 大藤久影は自分と同じものを望んではいない。 勿論、今まで通りの距離感の日常への回帰でもない。]
(456) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[成海が告げる感謝や、あの時向けられた言葉達にどう向き合っているかなど 何一つ心を素通りするわけではなかったとしても とても彼を繋ぎ止められるものではない。
あの結婚式は、彼の花嫁との愛の誓いは 美しい思い出への昇華や遠い未来の再会の約束になど 留まってはいないのだ──
時間を置き漸く果たされた語らいにおいても、 回谷について触れるのは躊躇われたが あくまで自分が思うこととして、 今まで周囲で二人の人物を亡くした話をしながら
「遺された者の責任」 「故人が望む望まないに限らず、 続きがあった命を無碍にしてはならない」
そんなことを語ったけれど、 大藤の中に響いたようには、あまり思えなかった。]
(457) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[あの日俺は何を掬えなかった? 君の憂いを、見落としていた?>>4:166 時間も回谷も気にせず引き止めれば何かが違っていた?
決して何も悟れなかったわけではない。 奥にある重みに触れられないまま、変化には気づいた。>>4:174 けれど、他者への踏み込みに慣れない心は乱れた後で 二人には時間が足りていなかった。
そうして自分だけが見れた色は消えて>>4:187 心を多く占める者との約束と、 果たされない願望にケジメを付ける路へとついた。
選んだ道で得たものが不必要だったとは思えない。 それでも可能性を求めてしまうのが人間だ。
もしかしたら、違う道が── もしかしたら、全ては杞憂で── 物分りの良い弟の顔で見送った胸中は穏やかではなく。]
(458) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[忙しく変わった大藤の隣に座れる時は減った。>>137 見掛ける機会も、きっとそうなっただろう。
漠然とした誰にも語れない不安を抱えて、 まるで何も無いというように大学生活を続けた。
……都合の良い可能性は潰される時が来た。
「最後」を告げる「いつも通り」>>138 相変わらずの最適化を突き詰めた言葉数。>>139 何人ものあの夢を共有する者達が話し掛けるのを見つめる。
少し遅れたタイミングで近寄り、 当たり障りの無い言葉を告げ肩を叩いた耳元に。]
(459) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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……俺は、君の未練になれなかったね
[大藤久影に向ける確かな後悔を、哀しげな声で吹き込む。 それが本当の、高祈成海からの別れの言葉。]
(-712) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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── 終着点 ──
[打ち寄せる波の如く。 大藤の進んだ道に関する話が聞こえるようになり そして、話題から消え始めた頃。>>144
研究所の本棚の見慣れない白を、 成海は一人、引き寄せられるように手に取った。
他愛もない風景の写真を、 つまらない小説を読み飛ばすように 何の思いも無く眺めていった視線の行き着く先で
──声も無い衝撃、見開かれた目。
蘇るのは、最後にバスから降りてきた大藤を迎え そして置いて館内に向かうまでの 青空の下の、他愛もない二人のやり取り。
そして、白薔薇の花びらが二人の行く末を語る。>>220]
(460) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[動揺で手が震え、アルバムを取り落した。
環境上常にこの場は清潔に保たれている筈だが これを置いた者が誰なのか気づけば 少しでも汚したくない、慌てて拾って──
滑り落ちたロータリーらしき写真。 花びらと共に今度は落とすことなく手の中へと。
しかし宙に舞う内に、処刑の場でコインが廻った如く その仕組みを、本当に遺されたものを>>144 選ばれなかった者へと見せつけた。]
(461) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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……嗚呼
[ やはり想像通りだった。
やはり、海外など行っていない。
嘘つきだ。コインのことも罵り忘れてしまった。]
[似た黒色は、決して同じなどではなくて 片羽根と呼ぶ程に隣り合うには不似合いだった。
その色は、生と死 それぞれの路《みち》へと、鏡合わせのように。
大藤久影は、自らの選択で 全てを、一つにはなり得ない弟を、置いて逝った。]
(462) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[蘇る、唯一自分に判らなかった不可解な黒蝶の記憶。 発見する以前に聴いた、シャッター音。]
[ あなたは蝶を追い払ったのではなく、 俺から奪うように連れて行ったのだ。 ]
(463) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[何の根拠も無い筈の可能性を、確信している。 まるで自分達は元は一人だったのだというように。
震える指が全てを元通りに直し収めた瞬間、 意識が遠くなる感覚と共に蹲った。
大の男が、そんなことをしていても 見つけに来ることも、抱きしめてくれることもない。
堪え切れない嗚咽が大きくなっていく。 あまりに早すぎる「四回目」は 一時でも己の身を預けられるような、相手だった。
君は気づいていたのだろうか。 寡黙な聞き手にとって悪くなかった時間は、 お喋りな語り手には一層だったことを。]
(464) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[そうだね、君はあの夢の中で 徹底して他者の生だけを願っていた。 それはきっと高祈成海が還りゆく後輩達へと 福原徳人へと何かを託そうとしたことと同じだった。
言えよ、言わなければ誰も理解しないだろ。 何で一人で全てを決めるんだよ。 君にとっての正解は誰かにとっての不正解だろ。 自分自身にも突き刺さる言葉を振り翳しても ……もう届きすらしない。
結婚式でめいいっぱいに祝福した。 だからもうこれ以上、祝ってなんてやらない。 どうせ二人で幸せそうにしているんだろう。
選ばれなかったこと、同じように抱擁出来なかったこと 見ていた未来なんて相手には何の意味も無かったこと。 それがただただ、悔しかった。]
(465) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[君すらもいなくなる世界で、 誰も救えない人でなしが生き続けるなんて。
そう再び憂いて死を願うには、 コインが確かに互いが片割れであると証明した男を 衝動のままに追いかけるには──
陸も天も影も亡くした世界で、 昏い海へ光を届ける者がいた。
冷ややかな水に内包される人間らしさを、 確かに存在するものとして、照らしていた。
結局のところ、 お互いよりも選ぶ相手がいたことすらも同じだった。]
(466) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[君のことを忘れない、ことある毎に思い出す その度に何回だって傷つく あの時こうすればもっと君と仲良くなったかもとか、 些細なことを悔やみ続ける。>>4:141
望まないことをしたのはそちらが先だろう?]
──―ッ……
[通り雨が降り始め、蹲る成海の嗚咽と泣き声をかき消した。]
(467) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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ここから先はあの事故から一年と四十九日後
回谷こころがこの世界からいなくなったその先で 大藤久影が皆を置いて行った後の 誰も知らない、少しだけ寂しい話だ。
(468) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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── 誰かの終わりの先で ──
[ついに社会人となり、 後継として仕事を教えられている最中の高祈成海は
忙しい日々に纏う色とは違う黒色、喪服姿で 夜の海に佇んでいた。
──成海は、大藤の終わりを悟っただけだ。
それがいつ何処でなのか、どんな気持ちだったのか どれ程苦しかったのか、 あの噂以上のものがいつまでも流れてこない以上 知る由もない。
ただ、海とは霊に引き込まれる場所であり 彼岸と繋がっていると、聞いたことがあった。]
(469) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[月が綺麗な夜だった。
白い輝きが、その光で誰かを導く如く 細く眩く路のように夜闇の水面を照らしている。
成海が投げ入れた白い百合の花束が、 ゆっくりとゆっくりと、波に攫われていった。]
(470) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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今でも許してなんていないよ
[隠し事ばかりの弟にあれだけの願いを告げられた兄が 自分を好ましく感じられていると、 気づかなかったとは言わせない。
その言葉は君の選択で齎されたものだ。 甘んじて受け止めるがいい。 ──どうせ涼しい顔で、平気でするのだろうけど。
それでも君にとって間違ったことをしたとは言わない。 どれだけの思いがあったのか、 あの憂いに手を伸ばせなかった男が 正しく理解出来るわけもないのだから。]
(471) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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[どうぞ、後悔の代わりに安らかな眠りと安寧を。
──二人に死すらも別つことの出来ない愛を。
独り閉ざした瞼の下で、 あの日二人の上にあった夏の空が青く澄む。**]
(472) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。
ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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/* アスファルト!!蝉時雨を!!反射して!! 君という!!沈黙が!!聞こえなくなる!!
お忙しさに対する時間を考慮し勝手に対話で大藤君について悟ったことにしておきました。
(-713) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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/* 静かだろうがなんだろうが兄に恋はしてないけどね。 そこは大藤→回谷の想いのことということで。
誕生日祝い皆さんありがとうございます
(-715) ガラシア 2023/08/10(Thu) 10時半頃
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/* 因みに嗚咽を本当はセリフで書こうとしてたけど喘ぎ声にしか見えなくて消しました。難しいね。 百合っぷるがどんどん進んでいくなぁ。成海から見ると遥か彼方だなぁ。
>>-717 ありがとうございます〜
(-727) ガラシア 2023/08/10(Thu) 14時頃
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/* そんなに無法地帯だったんですね…… 12戦目のバブなので想像もつきません やっぱ議事は昔を知る人が多いな なんか他と空気違いますもんねこの国の村
(-728) ガラシア 2023/08/10(Thu) 14時頃
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/* PLとPCの境界が曖昧すぎる方が時折いらっしゃるので修羅場恋愛村は厳しいですね ランダ村も多少そういう方関係でトラブルがあったり。
(-746) ガラシア 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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/* >>-735 一曲目> あ〜この明るそうな中にある切ない雰囲気 一度家族に捨てられたと認識し、周りの人で同じようなことがまた起きたらと思っている徳人君を感じます
二曲目> あ〜〜語り合って改めてお互いを知ってそれでも一緒に生きようとしている二人。 ラストの歌詞がマジでそれっぽくて刺さります。 日陰に立っているけどそれでも隣にお互いがいるような、前を向けば青空があるような、二人なりの希望がそこにある気がしました……。
三曲目> あっ成海のクーデターについて聞いた徳人君だ…。行く末が地獄なことすら覚悟してる徳人君だ……。一瞬で分かってしまった。 真っ直ぐで切ない決意のようなものを感じます。この子に誠実に生きなければ……。
(-751) ガラシア 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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/* 人狼騒動村ってPLが推理を楽しみたいと言うタイプと 進行の為に役職をロルで明かしたりするよというタイプがいて なんだか難しいのねと思った記憶があります。
(-752) ガラシア 2023/08/10(Thu) 16時半頃
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/* わーい徳人君のご飯、となりつつも 書くのは所用済ませて自分のご飯食べてからになりそう。
>>-753 回谷 まあ何事もそうですよね。 望ましい場所に棲み分けしていくのが最善。 実際そうやって様々な村が生まれたり、ペア村が流行ったりしているのでしょうし。
(-754) ガラシア 2023/08/10(Thu) 17時頃
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/* 対極のスタンス違いが同村したら大変なことになりそうだなと思いました。 正直狼が表でロルしたら即吊りはちょっと、個人的には風情が無い。
>>-739 田端 短いのにそれを感じさせない内容が詰まった曲ですね 女の子らしさと繰り返される苦しみが凄く田端さんでした。
(-756) ガラシア 2023/08/10(Thu) 17時頃
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/* どこから手を付けたものかわたわたしております。 とりあえず、骨谷君が俺の雑なロルをめちゃめちゃ丁寧に肉付けしてきて凄いなと思いました。高祈邸の描写なんて骨谷君には本来関係ないというのに。 そういえば徳人君より俺の実家に先に来た男ですね彼。まあ実家無くなりますけど。
(-774) ガラシア 2023/08/10(Thu) 21時半頃
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/* 徳人君もカオスへのフォロー力が高い。 変わらない語り口で書かれた残る理由が可愛いんだよな。 仁科さんの絵の描写素敵ですね。
(-775) ガラシア 2023/08/10(Thu) 21時半頃
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