27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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/* なんかこう、高祈とは 黒いということや思っていることを表に出さないみたいなとこは限り無く近くて それが自己防衛であったり虚無であったり 内側は人らしいのや人でなし(?)のやと 正反対にもなるみたいなの魅力的で絡みたくなっちゃうよな。
あと、痒いとこに手が届くというか 言葉にしにくいけど気持ちいいとこに球が返ってくる感じあって 調子に乗って返してしまうぜへへへへ。 高祈にとってもそうだと嬉しいが、さてさて。
(-18) 2023/07/27(Thu) 09時半頃
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/* 現状の自分を言語化しておこう。 (やってないと割とブレるのでメモ)
・過去に重い設定は無い ・虚無や欠落、諦観を主題に ・死にたい訳では無い ・現状自分を含む誰が死んでも「そうか」 ・顔面ほぼ死にマン
(-19) 2023/07/27(Thu) 09時半頃
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―― 現在:カフェへ移動中 ――
[ いい加減、床に座ってるのも ケツが痛くなるなあと思って、>>33 そろそろ移動したくなってきた頃。
そういえば、高祈先輩と カフェに行く約束をしていたと思い出して、>>0:363 ここよりは断然座り心地は良さそうだと、 俺は立ち上がって移動しようとする。
随分とこの絵画の前にいた気がするから、 もしかしたら先輩から心配の連絡が来てたかも、と 何となくスマホを覗いてみたんだけど。 ]
(66) 2023/07/27(Thu) 10時半頃
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ん?
[ いつの間にかLINEの通知があったようで、 開いてみると、西門研究室のグループLINEで、 ただ一言、『みんな無事か?』というメッセージを 西門教授が送ったようだった。 ]
LINEが使えるってことは、ネットも使える?
[ 思ったら即行動、ということで、 ブラウザアプリを開いてみたが、 通信エラーとなって、検索もニュースを見ることも できそうにない。
電話はどうかと思って119番とか、 色んな場所に掛けてみたけど、 何度試してもツーツーという無機質の音が その場を支配しただけだった。
どうやら大きな災害について調べるのは無理らしい。>>3 ]
(67) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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[ また、研究室以外の友人に LINEを送ることも試したけど、 こちらも通信エラーとなって送ることはできなかった。
もしかしたら、研究室のメンバーには 個別LINEや電話はできるのかもしれないけど、 どちらにしろ、このスマホの役割は、 写真を撮ったり保存したりをする以外は、 研究室の人と連絡を取ること専用になりそうだ。 ]
ってことは、やっぱりみなさまって、 研究室のみんなってことなのかな……。>>20
[ 外部情報をシャットアウトしているっぽいのに、 研究室メンバーだけ忖度されているようなのは、 この夢の外部の人間ではないからではないだろうかと。
謎の納得感はあったけど、 死んだのが研究室の誰かである可能性が高まって やはり俺は気が重くなった。 ]
(68) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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まあ、とりあえずLINE送るか。
[ 俺は再び研究室のグループLINEを開くと、
『福原無事です』 『俺のスマホじゃネット検索できません』 『外部に連絡もできませんでした』 『俺はとりあえずカフェに向かいます』
と短文メッセージをいくらか送って カフェに向けて足を動かすことにした。 ]*
(69) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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/* LINE使えるのって野暮かも……という思いはあったのですが、さっさと状況把握&情報共有したいというPLの欲に負けました。すみません。
(-20) 2023/07/27(Thu) 11時頃
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――回想:美術館の前で
[>>37>>38>>39>>40 骨谷の加筆はほんの数ストロークであったのに、 描かれた図案は先ほどより説得力のあるものと なったように銀には映る。 流れる筆致を感心した表情で眺めて、 満足そうに頷いた。]
お役に立てたのならよかった。 何が呼び水になるかわからないものね、 私でよければいつでも相談に乗るわ。 [並ぶカップの形がいわゆる日本の焼き物らしくないことに違和を覚えていたが、ボーンチャイナであれば得心がいく。脳内で出来上がりイメージを微修正しつつ。]
(70) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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[集中していため、 骨谷が照れ臭く感じていることには気づかずにいた。 それでも、彼とのやり取りは思いがけず有意義で、 楽しいものだったから、 去り際の足取りは軽やかなものだった筈。
余談:彼の独特の呼び方には当初 笑顔を湛えたまま不満げオーラを発するという 技を使っていたのが、そのうち慣れたようす。*]
(71) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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―現在・一階を移動中―
[スマホが震えてビクッと体も震えました。 教授からLINEの通知が来たようです。>>67 想定外の事態に思ったより動揺していたようで、LINEなどはすっかり頭から抜け落ちていました。 通話もネットも確認してみましたが、そちらはどうにもならないようです。 そうして立ち止まって調べている間に福原からのLINE通知がありました。>>69 確かに外部のことを調べたりする事も、研究室のメンバー以外にLINEを送る事も出来ないようです。>>68 嫌な予感が現実になっているようで眉を顰めました。 本当に、本当に悪趣味です。]
(72) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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『田端です。夢の中に居ます。 怪我はありません。 現在一階奥側。 ロビーを目指し、入口の確認をしようと思います。』
[田端もラインを送ります。 ただ、無事だと言えなかったのは、そのラインがどこから送られたものか把握しきれなかったからです。 災害があって、難を逃れている夢の外なのか。 それとも、みんながこの夢の中にいるのか。 それがまだ分からなかったですし、分かりたくなかったのです。
ギュッとスマホを握りしめながら、田端は玄関へと向かって歩きます。]*
(73) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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――林檎が砕けたあと
ここは……?
[>>#1 いつの間に横になっていたのだろう。 それも美術館の中で。 顔を上げて辺りを見渡す間もなく、響く声。>>1->>6]
さっきの……?
[黒いシルクハットの男。 彼の言葉の意味をすぐには飲み込めない。 ああ、何かの演し物か。 それ以外に判断しようがない荒唐無稽な内容。]
(74) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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[この中に既に死んだ人間がいて、 彼の世に旅立つまでの猶予が与えられるという。 まともに取り合う必要などない言葉。
あれだって、よくできたつくりものの翼。 何かを問う前に、男は文字通り消えた。]
……何?
[僅かに眉を寄せる。 今のはなんだろう。何が銀の、皆の身に起きたのか。 混乱する頭を落ち着かせるよう、額に手をやった。]
(75) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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…………夢、なの?
[辺りを見渡しても誰もいない。 眼の前には一枚の絵画。>>0:364 食卓の上に盛られた様々な料理に、紛れるような頭骨。 我々は皆 死と隣り合わせであることを 知らしめるかのように。]
夢なら、覚めないと……。
[>>#0 思い出すのはそう大きくはない破裂音。 悪夢へと導かれる合図だったのだろうか。]
(76) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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[ぼんやりとした頭でふらり、歩き出す。 目に映る範囲には誰もいない。 先ほどまで、来客の姿はそこかしこにあったのに。 ゆっくり鑑賞できる環境を楽しめる余裕はなくて、 生きているものの影を探す。**]
(77) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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― 回想:骨谷と ―
キューピッド的な?運命の恋人かあ。 そりゃあくれるって言うならほしいけどさ。
[でも流石に無理じゃないかなあ、と 頭に浮かんだ言葉は端折って。>>34 続いた台詞には あは、と苦笑を浮かべた。]
あ、なに〜? 彼女に振られたばっかりだからって口説いてる? なんてね。お世辞でもありがと。 そーだねー。やっぱり同性としては憧れるものがあるかな。
[本人なりにいろいろ悩みもあるのだろうが やはり人目を惹く美貌は羨ましい。 ややいかがわしい手の動きにはジト目になり、 それセクハラっぽいー、とやはり軽い口調で。]
(78) 2023/07/27(Thu) 11時半頃
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[探しているつもりだが、中々誰にも会えなかった。
この建物の規模に数人が残っているだけというならば、 バラバラに行動していれば見つけづらいのは当然だろう。
自分の足音だけが反響し、静まり返る美術館はどこか不気味で 佇む芸術品達に見つめられているような錯覚すら抱いた。
大声でも上げていれば良かったのかもしれないが、 元より大人しい成海にはその発想が無かった。 目撃した不可解な黒により冷静さも損なわれていただろう。
漸く思い至ったのが時計の機能確認だったくらいだ。 そして、メッセージアプリが動いているという事実に息を呑む。]
(79) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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[西門の呼びかけ>>67、続いた福原のメッセージ>>69 そして眺めている内に増えた田端の状況報告>>73 未だ出会っていないが予想通りの面々が此処にいる。
自身の生存報告と生徒を気遣う西門への礼を先に送信し、そこから数回に分けて更に考えと自身の行動について述べた。
『皆さんそれぞれ混乱していると思いますが、冷静に行動してください。』 『突発的行動で何かが変わる状況とは思えません。』 『俺が見た限りの話ですが、他の観覧客や学芸員はいないけれど危害を加えてきそうな存在も同じです。』 『不安な方は一先ずは誰かと合流し、状況を確認し合い落ち着くことが望ましいと考えます。』 『俺は一階に降りて各所の窓を確認して回ります。』]
(80) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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[道すがらに高祈に古くから仕える使用人の女へ送信を試み、そして失敗する。 美術館にいない他の連絡先へ試すのは、どうせ同じであろうと理解していることと心情的理由から気が進まなかった。
夢の中のエレベーターは、急速に上昇したり下降したりおかしな動きをすると誰かに聞いたことがあったが まるで何も変わらない静けさと軽やかさで、成海を目的階へ到着させた。
入り口を目指せば田端と会えるのだろうけど、遠い地点から順番に巡っていくつもりだ。 連絡手段を得た為に積極的な人探しは止めたが、勿論誰かに出会えば駆け寄ることとなる。**]
(81) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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イイヒトなんだけど、…か。 なかなか残酷な言葉だよね。 別に嫌いじゃないけどそれじゃダメ、 って言われてるようなもんだし。
まああたしも彼女の前での 骨谷くんの顔をを知らないから 何とも言えないけど。
[「イイ人なんだけど」その後には恐らく 恋人や異性としての不満が続くのだろう。>>35
喩え友人として気が合うからと言って、 人として尊敬できるからと言って 恋人として上手くいくわけでもない所が 人間のめんどくさい所だと思う。]
(82) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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でもさ、何度振られてもめげないのは シンプルにすごいなと思うよ。 …ちょっとうらやましい。
[慰めてと言われた所で大したことは出来ないが 情けない顔をする骨谷に、 よしよしと頭を撫でる真似くらいはしてあげよう。]
(83) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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うん。 骨谷くんもまた ここが良かったってとこあったら教えてよ。 なかなか来れない場所だし、しっかり見とかないと。
[そうしてオススメについて話した後は。 またそのうち館内で顔を合わせることもあろうと 気軽に手を振って骨谷と別れ、 一人、常設展示の方へと向かったのだった。**]
(84) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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[ ――――― 視界が反転する。 ]
(85) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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―現在・一階を移動中―
[さらにスマホが震えます。 成海からのLINEです。>>80 また一人、夢に巻き込まれてる存在が増えました。 誰か、田端の書いた"夢の中"に疑問を持ってくれたら良いのにそんな事は何も書いてありませんでした。 だから少なくとも、自分の後にこれを送った成海は夢の中に巻き込まれた側で確定なのです。]
(86) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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『私、一回の奥側から反時計回りに回ってるから 君はその逆側見てくれたら効率良いと思う。 勿論、私の見落としもあるかもしれないから 二重チェックしてくれても大丈夫。』
[これは、成海個人宛に送ったものです。 きちんとグループライン以外も届くでしょうか。 その送信が上手くいったかどうかを確認する前にスマホをまた握りしめて歩き始めます。 とは言っても一度少し戻り、自分の歩いていた位置から改めて窓を確認しながら歩くことにしました。 窓は開きません。外の風景はどうだったでしょうか。 これは入り口も絶望的では、と田端は改めて入口に向かい始めます。]*
(87) 2023/07/27(Thu) 12時頃
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― 現在 ―
………へ?
[気づけばあたしは倒れていた。 何がどうしてそうなったのか分からないまま、 ぱちぱちと瞬きをし、頭を押さえながらゆっくりと体を起こした。]
あたし……なに……
[常設展示を見て回りながら 美術棟の2階に続く階段を上っている最中だった。 大きく世界が揺れたような気がして――― …それ以上は思い出せない。
まるで記憶がぶつ切りになったような違和感。 思い出そうとするとじんわりと頭が痛んで、 こめかみを押さえて眉を寄せた。]
(88) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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[体に痛みはない。 けれど、すぐに異変に気が付いた。 つい先程まで周囲にいた筈の他の客が綺麗さっぱり消え失せ 辺りはしんと静まり返っていたのだから。
それはまるで―――……]
………えっ?
[低い声と共に舞い降りた翼の男を 呆気にとられた顔で見つめた。]
……………………
[彼が語る一部始終を座り込んだまま聞く。>>1>>2>>3>>4>>5 男が言うだけ言って消えて行ったその後も 暫くは動けずにいた。]
(89) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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――美術館一階
高祈先輩……!
[>>81 黒いシルエットは一瞬、 先ほどのシルクハット男を彷彿させる。 しかし、窓際で何やら調べている様子の青年は 研究室で馴染みの顔だ。 安堵して近寄った。]
よかった、誰もいなくて、不安で、あの……。 不躾なお願いなんですけど
ひっぱたいてもらえませんか?
[頬を叩いてもらえれば、 夢から覚めるのではないないかと、真顔で口にした。**]
(90) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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[災害。倒壊。―――死亡?
あまりにも非現実的な――でも、 奇妙な説得力があった。 なんせ人が消えてしまっただけではなく、 蝉の声一つも聞こえないのだから。 本当に異世界に迷い込んでしまったように。
それに、さっきの男――― 見間違えでなければ羽があった。 背を彩る黒い羽根が。]
(91) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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[誰かひとり、亡くなったと言った。 今は僅かに与えられた夢の時間―― いわばロスタイムのようなものなのだと。]
………………マジで死神じゃん…………
[じわじわと胸に湧き上がる感情を どう言い表したらいいんだろう。
自分が小さく震えていることに気づき 座り込んだままぎゅっと腕を抱いて縮こまる。 LINEに届く通知音も今は遠い。**]
(92) 2023/07/27(Thu) 12時半頃
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