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─乾恵一の家 応接間─
[乾恵一がどれ程みっともなく泣き喚こう>>54>>55と、康生は彼を軽蔑したりはしないだろう。軽蔑なんてするわけないと、彼がどんな人間でも味方だとはっきり宣言したのだから。この子は約束を違えない。慈愛の様な何かを湛えた表情を、彼へと向けていた。彼が、否定の言葉を絞り出すまでは。]
───違う?
[不思議そうな声を出しながら、僅かに首を傾げ、康生は彼の言葉を待った。彼の希望を汲み取る為に。きょとんとした表情は、無垢な幼子と変わらない。瞳に映る彼の顔は、私が抱いたのと同種の恐怖を形作っていた。]
献身ってほどじゃねーけど……。 んー……や。やっぱ献身…になんのかな、これって。
[私に語り掛けた訳でもない、珍しく本当の意味での“独り言”を呟いた後、康生は彼の疑問に答えた。]
……もしケイが本気で願うなら、の話だけどさ。
(60) 2023/11/11(Sat) 00時頃
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俺は、ケイを殺すよ。闘ったりなんてしなくていいように。 そんで、ちゃんと代わりのパイロット候補見つけて来る。 世界のこと、ケイがなんも心配しなくて済むようにさ。
[康生は再び微笑みを浮かべたが、先程までとは少々意味合いの異なるものだった。苦痛を堪えて無理に微笑む様な、泣くのを我慢している様な表情をしている。]
献身だとは、思ってなかった…んだけどな。 俺は、俺がキツくても、ケイの願い叶えたいなって。 これって、献身になんのか? ……ま、キツいっつっても“俺にできること”ではあるし。
[加賀先生の前で泣いていた康生を思い出す。自分と同じパイロットという宿命に誰かを引き摺り込む時、この子は同じ様に心を痛めて泣くのだろう。親友を手に掛ける時が来れば、それ以上に心を痛めるのかも知れない。]
(61) 2023/11/11(Sat) 00時頃
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けど、無理にはしないよ。 ケイは、「死にたくない」とも言ってたしさ。
……人はいつか必ず死ぬし、俺は神様じゃないから そっちの願いは、どうしたって叶えてやれねーけど。 今、ケイがパイロットになっちまってるって事実も多分、変える事はできないだろうけど。 どうしたってできねーこと以外は言ってくれたらするから。
[口にした以上、康生は必ずそれを成そうとするだろう。約束を違えない子だから。康生にとって“できること”であるから。親友の為に、世界の為に、為すべきと判断した事をする気なのだ。]
[ただ、それが乾恵一の救いになるとは、私にはどうしても思えなかった。**]
(62) 2023/11/11(Sat) 00時頃
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えっと、それは……。
[名前を呼び捨てにすることが嫌なわけがなく、答えが否なわけではない。 ただ少しだけ臆してしまう。 いきなりそんなに馴れ馴れしい感じになってしまっていいのだろうか。 段階を踏んで少しずつ――とは言え甘えた声色には逆らえるわけもなく答えを惹かれるように頷きを一つ]
……少しずつで、いいかな。
[名前で呼び合うなんて夫婦みたいじゃないかな。 そう思えばそれが大和にできる精一杯の答えだった。
真っ暗にしたら何も見えなくなって触れることで得られた情報だけが全てであったが常夜灯くらいはとの声にはやはりすぐに肯定して点けてしまう。 淡く点灯するオレンジ色の灯が暗闇の世界に陰影をつける。 はっきりとは見えないが輪郭も動きも真っ暗闇よりも余程に見える。 薄暗い中、淡い灯は更に大和の身体が遮っていて僅かに覗く珊瑚の表情にこれまでで一等強い拍動を感じた]
(-24) 2023/11/11(Sat) 00時半頃
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[喉元への口づけを受け入れてもらい、甘く聞こえていた声は今は蕩けるよう。 自分なら良いと伝えられて、したいことを全部受け止めたいと言われて感極まって目元に涙が浮かぶ]
多分、僕は今、生きていきて一番幸せなんだと思う。
[好きな人にそう言ってもらえる幸せを噛みしめながらまたそっとキスをする。 優しく、柔らかく、それでも求めているから時間だけは長い口づけをしながら手でそっと首筋を撫でていく。 指先は肩口に触れると鎖骨を伝って肩に触れ、重なる二の腕と前腕に触れていく]
(-25) 2023/11/11(Sat) 00時半頃
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珊瑚……さんの、触るね。
[ダメだ、まだ言えなかった。 手がいきついた場所は寄せ挙げられている胸の隣でそのまま横に手を動かせば柔らかな感触に触れた。 力加減も分からないものだから柔らかく触れていき、その柔らかさに感動を覚えてしまう]
すごい柔らかい……。 それにドキドキしてるのが、わかるよ。
[珊瑚も自分と同じであったことに頬が綻ぶ。 そのままやわと胸に触れながら、手の動きを伝うように唇でキスを続けていく。
鎖骨へのキスも『あなたを求めている』もので、腕へのキスは『あなたに恋している』と伝えるものらしいとは聞いた話。 それを伝えながらキスをしていき――また唇へと戻ってしまうのはそこが一番落ち着けるからだった**]
(-26) 2023/11/11(Sat) 00時半頃
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少しずつ。そう、本当は少しずつ歩み寄れたらよかった。 なのにこんなに隣にいたいのはあんな事があったから? それもあるかもしれない。だけど、好き同士の恋人と二人きりで何もしないでいられるほど、私は子供でも大人でもなかった。 でも、呼び方に関しては素直に頷く。だって呼ばれたら嬉しいけど、呼ぶとしたら気恥ずかしいもんね。
常夜灯を点けてもそれを背にする命くんは陰になって見え難い。それでも輪郭がわかる分なんだか安心できた。
「私も。でも、──これからもっともっと 幸せになっていきたいね。 好きって気持ちも、大切って気持ちも どんどん強くなっていくから…。」
抱きしめられての長い口付け。 私の形を確かめるように撫でる手が暖かくてくすぐったくて、私からも腕を伸ばして命くんに緩く腕を回す。 触るね、と宣言されるとちょっと恥ずかしいけど、拒絶なんて思われたく無いからこくんと小さく頷いた。 私の胸はそこまで大きく無いけど、柔らかさは伝えられたみたい。
(-27) 2023/11/11(Sat) 09時頃
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「あ…。」
ぴく…、と小さく身じろぎしたのは、心臓の音が伝わってしまったから。 胸に触れられる、その事にさらにドキドキもしてたからね。 鎖骨や腕に私もキスしたいけど、そこにも薔薇の花弁は残ったのかな? でもその前にまた唇が重なったから私はうっとりとそれを受け止める。 私も、唇同士のキスが一番好き。
「んぅ…♡」
薄く唇を開いて、命くんの唇を食むようにして角度を変える。 胸を触られても今はまだそんなに気持ち良いとかはなくてひたすらドキドキしているけど、命くんの掌にはすぐにツンと硬くなったものが感じられたはず。 ブラは一応着けているけど、自宅用の薄めのだし、服を着てわからなくてもこんな風に触っていたら流石に隠しようもないし、私自身は気づけていないけど。
(-28) 2023/11/11(Sat) 09時頃
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「ん…。は…っ、命くんも、 ドキドキしてくれてる…ね…?」
そっと命くんの胸に手を当てて、キスの合間に照れ笑い。 一緒だね、と笑いかけてまたキスする私は、キスのその先の伝え方をまだ命くんに教わってる途中。
でも一緒にドキドキしてるのはやっぱり嬉しい。 街の事を忘れて、お互いに夢中になってる今このひと時も。**
(-29) 2023/11/11(Sat) 09時頃
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ーー自宅/応接間ーー
殉教者、という言葉がある。 キリスト教の聖人などによく用いられる称号だが、自らの信仰のために命を失ったとみなされる者のことを差している。
信仰と信念は外にあるものを信じるか自らの内にあるものを信じるか、そういう差であると言えるが、共通しているのはその考え方以外を排除している、という点だ。意図的でも、そうでなくとも。
要するにそこに迷いは存在しないのだ。 しかしーー
人とは本来複数の考えを持つものである。迷い葛藤し揺れ動くのが人だ。
何か1つの考えを貫く姿の方は、まるで真っ直ぐに伸びる竹のようであり”強い自我がある”様に映るし、実際に実行するのなら”強い人格”ではあるがーー
それは”人”であろうか。
神と神の子イエスの差は、人であるイエスが迷い悩み苦しむ事だ。
神は真っ直ぐに美しくしなやかでありながらーー残酷な行いを平気でする。
(63) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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信じるものに殉ずるとは、そういう違いだ。
僕はキリスト教なんか詳しくない。両親も平凡な日本人で、お正月に神社にお参りに行けばお賽銭を入れて祈ったりはするが、葬儀はお寺で行うし。
神様なんているんだかいないんだかわからないし、世の中で起こる戦争なんかを見ていると、 いないんじゃないかなと思う程度。
恋人が嗤った。
それだけでは何か可笑しいの予感でしかなかったけど。 身体はダイレクトに悪寒を感じて、僕は彼から少し身を引いた。
いつも僕から彼に触れ、ビニール手袋をしてまで手を繋いだり、触れない口づけを望みまでしたのに、だ。
僕が死ぬと告げたのに。 僕はもうすぐ死んでしまうのに。
(64) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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彼はーー。
“献身”という僕が使った言葉に彼は違和感を感じたようで。 勿論それは僕の主観に基づく印象でしかないけれど。
“献身”でないなら……?
そして僕は聞いてしまう。 その先を、見てしまう。
彼という人間が、どういう人間なのかをまざまざとーー。
「……僕を、殺、す?」
淡々と語られた彼の思惑は、事実や状況から判断しての最適なんだろう。自分の出来る範疇で、相手の望みを叶え目的を達成する道筋。
迷いなく、淀みなく紡がれた。
表情こそ僕を殺すとか僕が死ぬ事への苦しみや悲しみが現れているけど、至極合理的なその結論に僕は。
(65) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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心底、震える。
冷ややか何かが、撫でるのではなくまとわりついた。 僕の頬に。
「何、言ってんだよ……何を言ってる?
自分の言ってる事の意味、わかってんのか?」
動揺と混乱は、少しずつ僕をまた激昂へと導く。彼は一度も僕みたいに声を荒げたりはしないのに。
だけどーーこんなの、こんなのってあるか?
なんで僕は恋人からさらりと「君を役割から解放するためなら殺せるよ」なんて言われてる?
僕が次のパイロットを心配する? そんなの、知ったことか!
僕は騙されて契約させられたんだ。こんなゲームを仕掛けた側が黒幕であり、契約させた少年らに罪や咎はなくとも、僕に地球のために死ぬ意思などなかったんだ。
(66) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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そんな僕が何故補充パイロットの心配をしなくちゃならない?
まるで機械と話しているようだ。規定数が勝利しなくちゃ地球は救われず、そこには僕の家族も含まれるのだから、結論から辿れば全うだとしても。
そんな先回りをして欲しいんじゃない! 嬉しくなんかない……!
「僕だって、君がもし助からない病で苦しくて痛くて仕方ないなんて状況ならば、君をーー君を楽にすることを考えるよ。
だけど、僕は君を愛してる。愛してるからきっとーー君の命を奪うギリギリ、凄く悩んで”出来ない”かもしれない。
いや、出来ない。きっと出来ない。
理屈じゃないから。君が死ぬのが、何より嫌だからだッ」
どちらが正解でもない。しかし、彼の行為や選択にちらつく”博愛”や”使命感”が僕を苛つかせる。
握った拳でソファーを叩く。 そんな行為は無意味でも、何度も。
(67) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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「いずれ死ぬからなんだ!だったら死にたくないと叫ぶ僕は馬鹿か? 避けられない事にだだをこねる子供か?
君はーー君は、さ。」
彼がぐにゃりと歪んだように見えた。
僕が泣いているからじゃない。彼が何か変化したわけでもない。
彼はずっと、こういう人間だ。
親友であった時も。 海辺で愛を交わし誓った時も。
変わらない、変わっていない。
そういう意味では彼は何も悪くないし、僕はある意味そんな彼を本質を知っていたのに。
それはある種の”愛”ではあるし、彼が僕を嫌いなわけでも、大切にしていないわけでもないのに。
(68) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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ーー大丈夫、ごっこだから。
(69) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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僕は教会でそう言った。 嘘でもいいから結婚式を挙げたかった。 彼との幸せな一時が欲しかった。
崩れていく。
積み上げられた砂は乾いていてさらさらしているから。 ほんの少しの風にも耐えられない。
「……僕は。
僕の望みを人形みたいに頷いて叶えて欲しかったわけじゃ、ない……。」
過去形なのは、今だけを指しているわけではないからだ。
ずっと、ずっと。
それが彼の最大限の思いやり優しさであっても。
(70) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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「君はッ!」
あのブナの木の下で。 彼に感情を僕はぶつけた。
フラッシュバックする光景。
お願いだよ、もう。 僕をこんな風にしないでよ。 惨めにしないでよ。
認めたくないんだ。 自分がーー。
彼の両肩を掴むと、ソファーに押し倒す。スプリングの軋みが耳障りに響く。
頚をはねられるぐらいなら自分で頸動脈を切ってしまえ?
違うよ。 もうとっくに僕は。
(71) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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「愛してないだろ、僕のこと。」*
(72) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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[触れ合った分だけ好きになっていく。 キスした分だけ愛おしくなっていく。 もっと幸せになっていきたいと同意する。 これまでの分も合わせて全部まとめて幸せになりたい。 そしてその気持ちがどんどん強くなっていくならそれはとても素敵なことだろう。
現金なもので珊瑚の胸に触れて柔らかさを感じているだけでも十分に幸せの度合いが上がっていく。 それに加えて珊瑚の手が求めてくれるように腕を回してくれると幸せで、明るい場所で確認すれば鎖骨にも薔薇の花弁は残っているだろう。 少しずつ唇での触れ方も変わっている。 肌に触れる密着度も高まっていてキスもどんどんと気持ち好くなっていく。
その中で唇を食まれると一寸動きを止めて目蓋を瞬かせてしまう]
(-30) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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うん、すごく、ドキドキしてる。 知られちゃったけど、けど一緒で嬉しいよ。
[大和の胸に触れた珊瑚の手には平たい胸の感触が伝わっているだろう。 ずっと肉体労働をしていて、食事状況も改善されたから筋肉がついてきている胸の感触は珊瑚のものとはまったく違うように感じるだろう。 特に硬いところもない胸と比べて珊瑚の胸はなんだか硬いところが感じられる。 胸を弄るように手を動かして全体的に触れながら硬いところは手のひらで擦るようになっている。 そうして擦っているとまた硬さが増してくるようだけれど一体何なのだろうと首を傾げて――]
(-31) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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服、捲っていいかな?
[手の動きで硬いものに気づいていることは伝わっているだろうか。 何でもしていいと聞いているけれど確認はして、色よい答えが欲しいなとおねだりするように唇にキスをする。
聞きかじりばかりで実際に触れ合うと知らないことばかりで、それがまた嬉しくて楽しいと感じてしまう。 きっと珊瑚は痛いと感じてしまうのだろうにと申し訳なく感じてしまうが好奇心との間に挟まって、それなら珊瑚にも気持ち好くなって欲しいと知識を精一杯引っ張ってくる。
先程――薄く唇が開かれていた。 唇を触れ合わせている間に珊瑚の唇を食むように角度を変える。 上唇も下唇も柔く唇で食んでいくと唇は次第に湿っていき、唾液に濡れていくのが分かる。 そうしてまた薄く唇を開いてくれたなら、大和はその合間へと舌を伸ばした。 唇を舌で舐めていき入り口をくすぐるようにしていってみよう*]
(-32) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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/* やっぱり性暴注意で間違ってないよね、死人が出る村でしたもの(震
(-33) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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/* そして独り言でも無発言可能期間延長するのを把握。 へーそうなんだ? 流石に本編では発言しないと墓落ちかな、怖くて試せない。
(-34) 2023/11/11(Sat) 11時頃
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触れた手のひらは私と命くんが別の性であることを教えてくれる。 同じ人間で、同じ歳。だけど決定的に体の作りが違うんだなって余計にドキドキしてしまうけど。
「ん…ぅ…っ。」
かすかに声が漏れたのは、最初は感じなかった甘い感覚が少しずつ感じられたから。 何だろう?と思うけど、痛いわけじゃ無い。軽く首を傾げてる命くんを見ると、こんなの変なのかな?ってちょっと不安になる。でも、嫌な感覚じゃ無いから手の動きを止める事なく唇を引き締めた。きゅ、と命くんのシャツを握りしめる。
(-35) 2023/11/11(Sat) 15時半頃
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「い、いけど、…服、脱いだほうが良い…?」
ちゅ、とキスをされて頼まれたからでは無いけど。 半端に脱がされるより脱いでしまったほうが?なんて考えて尋ねてみる。 その答えによっては捲られるか、シャツを完全に脱いでしまうけど──どちらにしても見えるのは、家用のナイトブラ。 前でスナップボタンで止めるタイプの柔らかくて薄いもの。本当は家では着けないことが多いけど、合宿中とかでは使ってたし、今も命くんが一緒だったから使ってた。 薄暗闇では淡い色はわからないだろうけど、よく見たらツンと尖ったものに気づかれてしまうかもしれない。
脱ぐ?なんて聞いたのは私なのに、いざ肌を晒すと恥ずかしくて何となく手で庇うようにしてしまうんだけど。
(-36) 2023/11/11(Sat) 15時半頃
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「あ…ん、う…?」
また唇が重なって、さっき私がしたみたいに唇をはまれたから、私は目をぱちくりとさせた。 映画でこういうキスシーンあったよね、なんて思い出しながら私もそれに答えて薄く口を開く。 でも、ぬるんとした物が唇に触れて肩が跳ねた。
「んうっ…!?」
え、えっと、…何だろう? 軽く混乱したけど、くすぐる様に動かされて思わず唇を開いてしまう。そう、今キスをしてる。唇を重ねてる。だとしたら…舌? そう理解して私はまた目を閉じた。目を閉じると暗闇よりもさらに視界が閉ざされて、触れ合ってる箇所の熱と触れ合う音に敏感になる気がする。 ぴちゃ…、くちゅ…、と湿った音が響くのが何だかいけない事のような気がして、私は胸を隠していた手で必死に命くんに縋りついた。
(-37) 2023/11/11(Sat) 15時半頃
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「あっ…、は、んん…っ。ん、んむぅ…。」
そして私からも舌先を伸ばす。 赤い舌先をおずおずと差し出して、キスから伝わる悩ましい感覚に眉を下げた。熱い。この熱は何だろう?舌先を触れ合わせてから、より明確に感じる様になった熱。 胸の先にもジンと響いて、お腹の奥底までむず痒くなるような。 ちょっと…怖い。でも、止められない。 合間に熱い吐息を溢しながら、私は命くんがキスを止めるまでキスを続けていたに違いない。 きゅ…、と膝を硬く綴じ合わせながら。**
(-38) 2023/11/11(Sat) 15時半頃
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─乾恵一の家 応接間─
[康生私の息子、つまり紛れもなく人の子だ。人並みに迷いも悩みもする。けれど、乾恵一の目に、そうとは映ってないだろう。その点に於いて、私は彼を責める気になれない。理由は二つ。悩む時間が非常に短いからというのと、悩んでいる過程が外から見えないからだ。]
[キューブラー=ロスモデルというものがある。避け得ぬ死を宣告された時、人は否認→怒り→取引→抑うつという四段階を越え、やがて五段階目の受容へと至るといった内容だ。乾恵一は恐らく“取引”──どうにかして死なずに済む方法を探ったり、何かに縋ろうとしている様な段階の筈だ。]
[半面、康生は幼少期から宣告されていたも同然だったから、最初から“受容”の段階に居た。私の件もあり、理不尽な死が突然襲い掛かって来る事をこの子はよく知っている。モデルは逆行しない。今更怒り抗うなんて、康生には出来ないのだ。]
[それに加え、康生は頭の回転が速い。親の欲目もあるかも知れないが、常に二手三手先を考えている。今、乾恵一が悩み苦しんでいる内容はとっくに考え終えた後で、康生の中では何かしら折り合いが付いているのだろう。]
(73) 2023/11/11(Sat) 16時頃
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[折り合いが付くまでの過程も、外からは見えなかった筈だ。悩んだ時、康生が頼り相談する相手は“私”なのだから。傍目には、一人で結論を出している様にしか見えないだろう。実際、その認識は合っている。私は、康生からの相談に対して何かしらの返答が出来る訳ではないのだから。ただ、だからと言って、この子が悩みを持たない訳ではないのだ。]
[二人の認識は、今や完全に擦れ違った。]
[彼は康生から身を引き>>64、康生はその様子に戸惑いの表情を浮かべた。彼の様子がおかしい事には、気付いたのだろう。]
ああ。意味はちゃんとわかってる。 ケイに、すげえ酷いこと言ってんなって自覚もあるし。
(74) 2023/11/11(Sat) 16時半頃
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