29 constellation
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──コックピット/僕の闘い──
好きな人を瞳に映すだけで、こんなにも胸が熱くなるものなのか。
今ならハッキリと言える。 僕は雨竜先輩に1ミリも恋などしていなかった。 こんなに胸が騒がしくなったりなど、まるでなかったのだから。
離れ離れになっていた間ずっと彼の事を考えていた。 ただひたすらに、真っ直ぐに想いを燃やして。
恋は焦がれる。 狂おしく身を焼かれるように僕はずっと思慕を募らせた。
逢いたくて話したくて触れたくて。 抱きたくて愛しくて堪らなくて。 愛しさの極みがこの手で殺してしまう事だった。
それが叶わなかった事により僕の気持ちは更に強く強くなっている。
(33) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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世界なんて見えない。 僕は彼だけを映した。 たった1つとなった瞳に。
彼は僕を見て綻んだが、やはり眼帯については心配されてしまう。僕は目線を泳がせて。
「ちょっと怪我しただけだよ、大丈夫。片目でもちゃんと見えるし。
……コウこそ大丈夫?熱があるんじゃ……」
抱き締めた彼の体温が高い。セックスの時の熱い肌とはまた違う。僕は彼が心配になった。 殺そうとした相手の身体を慮るのをどうか笑わないで欲しいが。
今はただ彼に浸りたい。僕はそんな想いでいっぱいだ。 彼のお願いならなんだって聞く。 するとーー差し出されたのは指輪だった。もう血は付着していない。彼は大切に大切にしっかりそれを握っていたようで、掌が汗ばんでいる。
「何度だってプレゼントするよ。 僕が指輪を贈る人は君しかいない。 君だけなんだから……。」
(34) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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みんなが見ているが構いはしない。恥ずかしいなんて全く思わなかった。
彼の掌を下から支え。指先に愛の証である指輪を嵌める。 キラリ、と光るその輝きに僕は目尻を緩めて微笑んだ。
彼も僕に溢れる愛と決意を語ってくれる。順番は最早重要ではない、と感じた。
潤んだ目尻に唇を充てる。涙の一滴すら溢すのは惜しい。 彼の体液のすべてを飲み干したい。なんなら噴き出す血ですらも。
幾度も求め、重なり合う。 唇と唇で交わす想い。伝わる、確かなもの。
(35) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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真面目な彼は熱がある状態でちゃんとアドバイス出来るかなんて心配している。
そんなのは杞憂だ。 彼はきっと的確に状況を見抜くと僕は信じているから。 たとえ間違えたとて、二人で考えたらきっとリカバリーは可能だ。
「大丈夫。君を信じているから。
ーー誰よりも、何よりも。」
心からの言葉を送った。
敵は目の前にいるが、何の恐怖もない。 僕は独りじゃないんだ。
(36) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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僕は康生の椅子である病院ベッドに並んで座る。不安定なyogiboに座るのではなく膝に載せる。彼との手はしっかりと繋いで。
そして目の前に広がるスクリーンを見据えた。
今までの千映戦、大和戦と同じように敵ロボットは僕らの学校近くに出現した。
学校は休校が続いており生徒はいないはずだ。近隣にも避難勧告が出ている為、辺りは無人に近い。
それでも、下手な戦いをしたら学校や周囲の建物は倒壊するだろう。
まず僕もパイロットになったみんながそうしてきたのに習い、敵ロボットの形状を確認する事にした。
全体像からの印象を簡単に述べるなら火星人……よく漫画に出てくるタコみたいなアレを連想させる。
頭かと思われる部分は半円形で、その周りを帽子のつばのようなものが囲う。
(37) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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つばからはまっすぐにカーテン状の覆いが下に延びていて、一見マントというか服を纏っているかのようであった。
ちなみに色は頭もカーテン部分も真っ黒だ。
戦闘の勝利条件は”コアの破壊”である。 あれがアストロと同じように人型と考えるなら、一見頭部っぽい頂上の半円がコアのようにも思えるが。
「コウ、あの形状から敵の攻撃方法や武器を予想出来る? コアはどこだろう?」
彼は今までの戦闘にて溢れる知識と臨機応変な判断を披露して戦闘を助けてきた。
その知恵を借りたい。
ちなみに僕らのロボット名であるが、千映が提案したアストロという名前が浸透している。
僕は”コウ大好きラブラブ号”といううっとりするほど格好いい名前を提案したが賛同を得られず。
大和は「乾戦の時だけその名前にしたらいい」みたいな優しい意見を言ってくれていた記憶がある。
(38) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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だから、僕はその名前でロボットを呼んでもいいわけだが、きっと康生が恥ずかしがると思って黙っていた。
でも心の中では呼んでおこう。
行くよ、コウ大好きラブラブ号!
僕と康生が敵についてなどを話し合っている間、向こうのロボットもじっと動かず静かにしている。
僕は密かに”コアはコックピットであり、向こうのコアに敵のパイロットが乗っているのでは”と予想を立てている。
戦闘に勝利する事はすなわち、そのパイロットを殺すに同義だと。
以前の僕なら人を殺めるという事に強く抵抗を示した。 だが、今の僕は康生の為に闘うという目的がある。
彼のためなら僕は人を躊躇いなく殺せる。 何人だろうと。どんな残虐な方法でも。
(39) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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命の価値は等しいとよく人は言う。だが本当にそうだろうか? 僕の価値なんて、大和はそんな事ないと慰めてくれたがごみ屑同然だし。
康生より尊いものなんてこの世に存在しない。
その命を一度奪う決意をした僕にはもう怖いものも、躊躇いもないのだ。
暫く睨み合いのような状態が続く。
僕は気付いた。そも、アストロは僕の思い通りに動くのか。 大和戦の時は最初アストロは全く動かなかったりした。
試して見た方がいいかも。
「一歩、踏み出せ……」
声に出してハッキリ命令した方がいいのも履修済だ。 そして僕は脳内にアストロが細い脚を踏み出す様をイメージする。
(40) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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コックピットに振動が走る。 画面を見るとアストロが一歩脚を踏み出している。
「動いた……動いたッ!」
まだ戦闘は何も始まっていないが僕はそれだけで歓喜の声を上げる。 コウは何か言うだろうか。
しかしそんな喜びも束の間だった。アストロの一歩を攻撃開始と認識したのか、敵も動き出したからだ。
正直カーテンの中がどうなっているのか、カーテンが硬いのかすら全くわからなかったのだが、敵の移動で1つ判明した事がある。 カーテンの下、地表との隙間に脚の爪先らしいものが見えたのだ。 敵はそれを踏み出し、アストロとの距離を詰めた。つまり双方が一歩ずつ近付いた訳である。
「何をしてくる気だ……? よし、攻撃してみる! アストロ、右手の爪を伸ばせ!敵の真ん中あたりを狙え!」
(41) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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あれが人型ならば胴体あたりを指示した事になるか。
アストロは僕の言う通りに腕を伸ばした。先端は爪と言うよりは細長い鎌のような。 それをカーテンに突き刺そうという行動だ。
敵は避けるか?いや、移動はしない。その代わりーー
「なッ」
ただ垂れ下がっていただけのカーテンが、いきなり高速回転を始めたのだ。ギューンという凄い音がする。カーテンの裾は広がり敵ロボットの二本のスネらしきものが見えた。
ぐるぐる回転するカーテンは爪を弾き返す。キィン!と金属と金属がぶつかるような甲高い音。
「腕を戻せ、下がれ!」
攻撃が失敗したら隙が出来る。アストロに後退を指示した。 すると敵ロボットのカーテンは回転を止め、また元の形状に。
(42) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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「あのカーテンは装甲と言うか、覆いみたいなもの? コウ、どう思う? あれをまず破る必要があるのかなーー」
ゆっくり話す時間はないだろうが、僕は康生の意見を求めた。*
(43) 2023/11/17(Fri) 23時頃
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――数年後の――
[>>28珊瑚も考え抜いた末に理容師と美容師の資格を取るために進学したので互いに学校が違うから一緒に居られるのは帰宅してから朝までの時間となっていた。 朝はおはようの口づけをして、家を出る前に口づけをして、帰宅したら口づけをしてとキスの回数が増えていけば技巧も生まれてより濃密に唇を重ね合わせられるようになっていった。
大和姓に対する想いなどはネガティブなものしか存在しないのだが婿養子までお世話になって良いものか判別ができなかったのでそこは一度保留にしてもらっている。 籍はしっかりと抜いて瑠璃川の方に入り完全に両親との縁を切るに留めた。 戸籍が変われば法的にも無関係となる。 親の借金は子の借金ではないのだ]
(44) 2023/11/18(Sat) 01時半頃
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[結婚式に関しては準備といつにするかだけぼんやりと決めていたのだけれど>>29珊瑚のお義父さんから早く結婚しろよと言われれば、それも資金を借りれるならばGOするしかなかった。 最初の数日は怪しかったがちゃんと避妊はしてきているので子どもはできないはずだが花嫁姿を見たいのは頷ける。 命の返答はYesしかなく、急遽として立案し始めることになった。
とは言えどどのような手があるのかわからないので取り合えずは有名な結婚雑誌を買ってきては二人で一緒に眺めていたけれど珊瑚が新しい式場でのモニターを探してきたのは本当にすごいと諸手をあげて褒めるばかりだった。 是非にと言われたなら参加してみるべきだろう。 乾と柊木もモニターになれるなら猶更だ]
(45) 2023/11/18(Sat) 01時半頃
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それで、珊瑚さん。 僕はマーメイドラインの方が似合うと思うんだよ。 でも着るのは珊瑚さんだからさ。 珊瑚さんはどのウェディングドレスがいい?
[決めることは多々あるがウェディングドレスを決めるのは大変なことである。 披露宴も大人数でしなくても家族とな親しい友人は呼ぶだろうし――命の方は家族枠は零だがそれでいい。
結婚指輪も決めないといけないけれど、そちらは長持ちして丈夫なようにシンプルなデザインのもので銀製のものを選ぶつもりだったがこちらもデザインは珊瑚と話し合おう。
日取りは吉日に、当日は統計的に晴れやすい日を選ぶ。 結婚式の演目を決めていきやるべきことが決まっていく間は式場のコンサルタントの方が懇切丁寧に手を尽くしてくれた]
(46) 2023/11/18(Sat) 01時半頃
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[そうして、式の当日までは慌ただしく過ごしていくことになる。 お義父さんがバージンロードを珊瑚をエスコートして進むかどうかとかは、どうするかも少し考えないといけないかもしれない。 色々あるスタイルの中でどういうものにしたいのかは本当に珊瑚の意見を99%取り込む形で進んでいく。
唯一の懸念点は命の友人枠もいないということである。 すっきりして逆にいいかもしれないねと命は笑っているけれど、ほら、大学の知人とか珊瑚は知らないじゃない?とちゃんと学生してるよって苦笑しながら伝えよう**]
(47) 2023/11/18(Sat) 01時半頃
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[二人で互いの身体を抱きしめあって身を擦りあっていく。 悦びに震える珊瑚はどこに触れても心地好いし、匂いも甘い香りしかしない。 隘路もぎちぎちと怒張を締め付けてくれるし、何より珊瑚が上下に動いてくれるから扱かれる形になっていてとても気持ちがいい]
奥、好きだね。 僕は浅いところも、深いところも。 どちらも好きだよ。 その場所その場所で擦れた時に感触が違うんだ。
[そんなこと珊瑚には分からないことだけれど大和が感じている感覚を囁いては耳朶を唇で食んでしまう。 胸板に擦れる硬いものと柔らかいもの。 そのどちらも心地好くてとてもいい。 残念ながら大和の胸は真っ平のままであるが硬いところが擦れると珊瑚が気持ちよさそうに喘いでくれるから好ましい]
(-12) 2023/11/18(Sat) 02時頃
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すごく、気持ちいいよ。 珊瑚で気持ち好くなってる。 大好きな珊瑚だから、とても気持ち好いんだよね。
[珊瑚の方が先に出来上がってしまうけれど、大和も大概にして限界が迫っている。 昨夜たっぷりと吐き出したからこそ余裕があるだけで相変わらず珊瑚の中は心地好すぎてすぐに果ててしまいそうなのだ。
『ほら、次は僕がしてあげるね』と囁くと背中を支えていた手を離して脚を伸ばすと腹筋の力を使ってゆっくりと身体を倒して大和はマットの上に寝ころんだ。 大和を跨ぐ姿勢になった珊瑚は大和に騎乗している姿となっていて、マットの反動を使って今度は下から突き上げる暴れ馬になってしまおう。
両手を伸ばして珊瑚の手と恋人繋ぎで手を繋いで、最初はスローペースのロデオからスタートする]
この姿勢だと、繋がってるとこよく見えるよ。
[と姿勢を変えると視点も変わって快楽の形も変わるのがまたとても良いと知る**]
(-13) 2023/11/18(Sat) 02時頃
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─IF 瑠璃川珊瑚からの連絡─
[康生の頼みを、瑠璃川珊瑚は引き受けてくれた>>1:173。実際に、七尾千映は彼女の存在に助けられた事だろう。私達がそれを確かめる時間は、残念ながら殆ど無かったが。彼女は瑠璃川珊瑚へ「大丈夫」と答えたし、両親が生きる世界を守る為に立派に戦い抜いた。]
[康生は、瑠璃川珊瑚と乾恵一が自分を含む恋愛話をしてるだなんて想像もしてないだろう。自分の存在が乾恵一にとって其処まで大きいものだと、この時点では自覚していなかったのだから当然だ。]
『や。縁士だってきっと、内心では悔やんでるよ』 『俺がぶっ倒れちまったりしたから、表に出し損ねちまったとかじゃねーかな?』 『縁士は、元々誘われた側ってのもあるかもだし』 『本郷もだけど、しっかりしてるけど実は……ってパターンもあるかなって、俺は思ってる』
[彼女が疑惑を溢した時点>>1:174では、これが康生の本音だった。私も、本郷真弓と天道縁士は天文部の部員だった訳ではないから、誘われたという意識の方が強いのではないかと考えていた。そうでなくとも、心の内を秘めるタイプの子だからではないかと。 ──椅子を見るまでは。]
(=12) 2023/11/18(Sat) 03時半頃
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『怒らねーよ』 『瑠璃川が最後になった時、戦えないかもってんならさ』 『それまでに俺、なんとかならないか試してみる』
[そう返した康生が胸に手を当てていた事を、彼女は知らないだろう。何処かでそうだったのよりも少し早く、康生はこの段階で補充パイロットについて考え始めていたのだ。私達は、自死すれば交代出来るという情報を既に得ていたのだから。]
(=13) 2023/11/18(Sat) 03時半頃
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─IF 大和命戦とその後─
[大和命が瑠璃川珊瑚の為に戦ったのは、明白だった。最期に口付けを交わしていた>>1:=5のだから、恋愛事に鈍い康生でも察せた筈だ。]
[私達のものではない地球の知らない街で、彼は命を落とした。にも拘わらず周囲に被害を出さない様にしていたのだから、立派なものだ。元より人間が余程出来ているのか、或いは瑠璃川珊瑚がそれだけ彼の支えになっていたのだろうか。確かめる術は、もう無い。康生は静かに、乾恵一の手>>=11を握り返した。参列出来る物であれば、葬式に足を運んだりもしたかも知れない。“家族”葬であれば、お邪魔する様な無粋はしないが。]
[それから一ヶ月と少し。初戦以外に校舎へのダメージも無かったから、日暈学園は授業を再開していた。だが、瑠璃川珊瑚は姿を見せなかった。]
『瑠璃川、調子どう?』
[偶に、そんなLINEを瑠璃川珊瑚へ送っていた。「心配ですにゃ……」と書かれた猫のスタンプを添えて。返信が有ろうと無かろうと、どうしているのか気に掛け続けただろう。そういう子だから。]
(=14) 2023/11/18(Sat) 03時半頃
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─IF 瑠璃川珊瑚戦─
[そしてとうとう、瑠璃川珊瑚が戦う日が来た>>1:=8>>=0>>=1。彼女の座る椅子は私にとっても見慣れた物で、だからこそ疑問に思った。彼女は、どうしてそれを“自分の椅子”と定めたのだろう──と。]
[康生がずっと入院していたから、手続その他で、似た椅子に腰掛けた時間は相応にあるつもりだ。だが、座り心地も悪く落ち着く訳もない其処は、自分の居場所とは到底思えなかった。瑠璃川海星が医師だとは知っているが、それでも違和感は残った。それ程までに、彼女にとって父親の存在は大きいのだろうか。或いは、別の理由が在るのか?]
[大和命と同じく、彼女はアウェイで戦う事となった。大和命で“アウェイ”を知った康生はハロに追加で幾つか質問を行い、私達が戦う相手が同じ人間だと確信を得るに至った。相変わらずの説明下手気質と、士気を下げるべきではないとの判断から、やはり誰にもそれを伝えなかったが。]
(=15) 2023/11/18(Sat) 03時半頃
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ッ、……!
[判断が裏目に出たのは、言うまでも無い。彼女はこの土壇場で、敵が何なのかを知ってしまった>>=3>>=4。真っ白な顔で、骨壺を抱いたまま蹲る>>=5。身体的事情のせいで、嘔吐する者に康生は近付けない。ベッドに座ったまま康生は呟いた。]
……焦らなくていい。まだ時間はあるから。 48時間以内に決着が付けばいい。そうだろ?
[機体を動かせなかった場合も、コックピットから逃げた場合も、勝利条件は変わらない筈だ。だが、48時間というのはあまりに短い。彼女を落ち着かせる事は出来たとしても、数十億の中から一人のパイロットを見つけ出して殺すにはあまりにも────]
探す必要なんて、ないしな。
全員……殺せばいい。 俺らが勝てば、どの道死ぬ人達なんだから。
[……康生らしからぬ発言だと、聞いた誰もが思っただろう。だが康生にとって、これは“自分が告げなければならない事”だった。天道縁士が未契約者だと知っているから。瑠璃川珊瑚が、天道縁士に不審を抱いたのを知っていた>>1:174から。天道縁士がその案を口にしてしまう前に、自分が提案しなければならないと判断したのだ。]
(=16) 2023/11/18(Sat) 03時半頃
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……けど、瑠璃川がしなくてもいいんだ。 すげえ酷い話になるけど……。 死んだら、パイロットは交代できる。
[感情を無理矢理押し殺した、静かな声で康生は語る。]
──瑠璃川に限らず、さ。 「んなことするなら死んだ方がマシ」だってんなら 文字通り、そうやって逃げてくれていいんだ。
[逃げたい者が全員死という形で逃げ出せば、いずれは私か康生の番が来る。そうなれば自分がするからと、そう言ったに等しい。二席分を占めているのだから、当たる確率が相応に高いというのも計算の内だろう。]
[柊木康生は大和命ではないから、そんな道しか示せなかった。*]
(=17) 2023/11/18(Sat) 03時半頃
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─乾恵一戦 コックピットにて─
[乾恵一を目にしても、康生の胸は高鳴らない。其処に居るのは、私であって康生ではないからだ。けれど、そんな事は康生には最早関係無かった。瞳は彼だけを映す事を望み、身体は彼の温もりを求め、頭の中も彼の事で埋め尽くされているに違いなかった。]
怪我……、……痛むか? 俺は、全然。こんくらいの熱、慣れてるからさ。 心配してくれてありがとな、ケイ。
[心配する彼>>34に、康生は微笑んだ。指輪が嵌め直されると>>35再度「ありがとう」と礼を言い、愛おしそうに銀環を撫でる。物自体ではなく、彼から贈られたのが嬉しいのだろう。彼に嵌めて貰うからこそ>>1:2、意味があるのだ。]
ははっ……やっぱケイ、俺のこと信じすぎだって。 今の俺、頭ポンコツだぜ?
でも、安心してくれ。 ちゃんと、ケイが死ぬまで傍に居るつもりだからさ。
[戦闘終了後までは生きる意思があるのだと、康生は笑った。彼を独りにする気は無いと。寄り添いながら、彼の一つと康生の二つは“敵”を見据えた>>37。垂れ衣の付いた市女笠を彷彿とさせる外見のそれと、向かい合う。]
(48) 2023/11/18(Sat) 05時頃
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……なんか、平安時代とかの女の人思い出した。 攻撃方法は、わかんねーって言うか……多分、隠れてる。 あの、黒い布っぽいのに。
急所は……。 人間に近い形してっから、普通に考えたら頭か心臓だけど 七尾の時は腹だったし、先入観持たねー方がいいと思う。 あんなすっぽり、全身隠すみたいにしてるんだから 奥の手とか、隠し玉とか……なんかありそう。
[助言を求められ>>38、康生は自分の見解を示した。熱の為に頬はやや赤らんではいるが、表情自体は真剣だ。まさか、彼が機体に恥ずかしい名前を付けて呼んでいる>>39とは思ってもいない。ただ──]
…………そういや、命から聞いたんだけどさ。 ケイ、アストロになんか……やたら恥ずかしい名前付けようとしてたって、マジ?
[瑠璃川珊瑚の告別式で大和命から聞いた内容を、最期の機会だからか訊ねはした。その間も、敵は動き出さなかった>>39。いっそ今の内に撃ち抜いてくれないかと、私は考えたりもしたが。]
(49) 2023/11/18(Sat) 05時頃
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[そんなやり取りも一段落し、乾恵一は漸くアストロの操縦に取り掛かった>>40。一歩踏み出しただけで、大仰に喜んでいる>>41。それは康生も同じだったが。]
やったじゃん、ケイ! ロボットって、歩かせるの難しいんだぜ? レヴァでやってたもん。
[そんなに褒めなくていい。彼が調子に乗ったら如何する。そもそもアストロは考えた通りに動くのだから、操縦が難しい事も無いだろうに。七尾千映も大和命も、自在に動かしていたじゃないか。あと、レヴァはロボットじゃない。]
ケイ、足ある……! やっぱこいつ、人間形だ。
覆いって言うか、武器にも盾にも使えるみたいな……。 でも多分、攻撃と防御を同時にはできないし カーテンの中の防御力は、低いはずだ。 でなきゃ、回りながらこっち突っ込んで来てるだろうから。
攻撃すんなら、向こうが回ってる間……だな。 ……行けそうか?
[見解を示し、康生は彼の手を握り直した。薄っすらと手汗をかいているのは、熱のせいばかりではないだろう。康生は、自らが戦っているのに等しい緊張感で戦いに臨んでいるに違いない。**]
(50) 2023/11/18(Sat) 05時頃
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──コックピット/僕の闘い──
「痛くないよ、大丈夫。」
処置が早かったからかもしれない。失明は当然免れなかったが。たまに奥が疼くように感じもしたがそんなの、彼が乗り越えていた痛みや苦しみに比べたら。
僕はもっと苦しんで然るべきだ。彼をあんなにも至り傷付けたのだから。
そうか……彼もまた、こういう気持ちだったのか?
漸くこの時僕は、彼が何故僕の自宅ですべてを受け入れたのかを知る。
(51) 2023/11/18(Sat) 11時頃
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僕の”共に生きたいと願って欲しい”という望みを叶えられず、僕を深く傷付けたと考えた彼はーー罰が欲しかったんだ。
もし彼が僕の事なんかどうとも思っていなかったらそんな風には考えない。
つまり彼は、僕を……。
僕の片目も、ある意味の彼への贖罪である。 僕は「熱は慣れっこ」みたいに強がる彼の額を軽くコツン死。無理するなよと言い添えた。
僕は彼の死を望んだ。 しかし、もし僕が戦闘中に彼が体調を崩すなり倒れるなりしたら闘ってなどいられなくなる。
僕の性格をよく把握し尚且つ聡明である彼はそれをよくわかって入るのだろう。
きっと彼はどんな高熱に犯されても歯を食い縛る。 僕に脚を折られた時のように。
彼は強い。僕はーー弱い。 でも僕らは1つだから。
(52) 2023/11/18(Sat) 11時頃
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きっと、負けはしない。
(53) 2023/11/18(Sat) 11時頃
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「平安時代の女の人?ああなんか、編笠みたいの被っているやつか。薄いヴェールがついてるよな。
下は着物だけど旅支度みたいな感じの。」
水戸黄門だののドラマで見たことがある。とはいえ、その姿にどういう意味があるかはまだ不明だ。
「そうだね。まるで隠すみたいにしてるもの。
あ!マジックでさ、助手の女の人が身体をすっぽり覆うマントを着てたりするよな。 あれっぽくもある。
下はセクシーな下着みたいな格好で。」
ロボットがセクシーな格好を? ちょっと想像つかない。 セクシーコマンドーの使い手だろうか……すごいよマサルさん。
「布の下か……見えたら手の内がばれちゃうもんな。 頭っぽいけどそこがコアとは限らない、僕もそう思うよ。 わかった、ありがとう、……愛してる。」
(54) 2023/11/18(Sat) 11時頃
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