18 星間回遊オテル・デカダン
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『俺が言ったのはあくまでも俺と言う個体の意見、つーか感想だな』 『かーちゃんが寿命を全うできるように、アドバイスって言うのか?そういうの言っておく』
『星喰いアメーバ全体としてはどうかはわからないが、カクレと呼ばれる連中には個性があった』 『多分個体による記憶の差、学習の差だとは思うが……』 『ひどく傲慢で生物すべてを同胞にしようとしたやつ、日和見でなんとなく捕食増殖をしようとするやつ、臆病で最低限の捕食で済ませようとするやつ……色々いた』
『俺みたいなのは相当なレアケースだと思う』
『参考にならねぇと思うが、寿命を迎えるために頭の片隅にでも置いといてくれ』
(-149) 2022/05/11(Wed) 17時頃
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[種族による価値観の違いの議論。平時ならそのことで一晩語り合えるだろう。 だが、今は何よりも時間がなかった]
『そういう話はこうなる前にしたかったところだぜ』
『それじゃあ、最高傑作生み出すためにちょっと集中して仕事しますか』 『この仕事にゃ締め切りまでの時間が短すぎるんでね』
(-150) 2022/05/11(Wed) 17時頃
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/* デリクソン襲撃したはずなのにババァ襲われたの????教祖さんはババァ襲おうとしてた?来世のフィアンセ(フィアンセではない)がババァ襲撃にしてた????俺間違ってババァ襲う設定にしてた????なんで????
(-153) 2022/05/11(Wed) 17時頃
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/* 俺が一番わからんになってるが??????何が起こってるんだ????おっさんはお腹空いたからかりんとう貪り食うわ
(-154) 2022/05/11(Wed) 17時頃
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/* 赤窓組の現パロ
「パンダの子供が生まれたんだと。ああ、このホテルの内装はなかなかだ。海も近い(チラチラ」 「ぱんだ、あの白黒の生き物じゃな!見よう見よう。海沿いのほてるというのもよさそうじゃ(チラチラ」 「行きませんよ」 「クエ料理コースなんかいいんじゃないか(チラチラ」 「くえ……、なんと、高級魚!このこーすにしよう(チラチラ」 「だから行きませんよ!」
絶対こうだろ。二人で教祖さんにウザ絡みするやつだろ
(-167) 2022/05/11(Wed) 18時頃
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俺の評判はアンタのもちもちボディにかかってる。 頼んだぞ。
[商人のハロならきっといろいろな星に行くのだろう、それはとても都合がよかった。エフの作品を知らない人にも評判が届くだろうから!]
[返答があまりにも気に入ったのか、返ってきたのは]
君 は こ の 船 か ら 生 き て 帰 る こ と が で き る か な ?
[というB級映画のキャッチコピーのような返事だった]
(-170) 2022/05/11(Wed) 18時頃
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/* 生まれ変わったら全員同性で「結婚できねぇじゃん……」って崩れ落ちるエフはいますよ
(-171) 2022/05/11(Wed) 18時半頃
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[仕事の手が止まる。 サラ……ロバートとギョウブのクヨウをしてくれた少女だ]
『感想、嬉しいね』 『連絡先は好きに伝えていい』
『ああ、かーちゃんの端末から送るのか』 『わかった』
(-189) 2022/05/11(Wed) 22時半頃
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──自室──
[端末の時計を見る。 そろそろ皆で集まって会議をしている頃かと思う]
[視線を再びモニターに戻した。行ったところで歓迎はされるまい。 それよりも今は余計な事に気を回したくない。一瞬すら無駄にしたくない]
[刻一刻とリミットは迫っている。何としてもこれだけは、この仕事だけは完成させないといけないから……]
(134) 2022/05/11(Wed) 22時半頃
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[メッセージを受け取り、ひどく傲慢で不遜な内容だと思った。思っただけで不思議と腹は立たなかった]
[さて、どう返そうかと思案する。 アンタと同じように俺も仲間が大事だ か? どうせアンタの友人たちの数の暴力で仲間を殺すんだろう か? どれもしっくりこなかった]
[だから思ったことをそのまま送った]
『運がよければ生き残れるだろうな』
[エフはこのメッセージを見なかったことにした]
(-192) 2022/05/11(Wed) 22時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2022/05/11(Wed) 22時半頃
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[サラからの直接の感想を静かに聞いている]
『ありがとうと言っといてくれ』 『それと、可能な限り万人に受け入れられるように気を使った部分を評価してくれたことを喜んでる……って伝えてくれ』
(-194) 2022/05/11(Wed) 23時頃
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──自室──
[出来上がった。生涯最後の作品が。最高傑作が。 そのあまりの出来栄えに思わず手を叩いて笑った]
ひっで……ひっでぇな、おい!!!!これ、こんなん……ぜってぇコンペ通らねぇ!!!!
["エフ"が自分のセンスだけで作った結果がこれだ。 セオリーを全く無視した、ごちゃごちゃのおもちゃ箱のような、居住性を一切考慮していないデザイン。 床には犬の足跡のような模様、どこか遠い星の飲食店を思わせる装飾、壁紙には巨大な狸のようなデザインが、そして寝室はどこかの小さな星の在りし日の姿を思わせるような壁紙を]
[これはエフのこの船での思い出だ。 エフがPJに贈れる精一杯の愛の形が、この船での楽しかった記憶の詰まった部屋のデザインだった]
こんなに楽しい仕事は初めてだ。
[まったくどこの公募に通らず、本を読み漁り、独学で得た知識を試行錯誤しながら、がむしゃらに紙に書き殴っていた時期。ただデザインすることが楽しかった時期を思い出す仕事だった]
さて、と。
(-196) 2022/05/11(Wed) 23時半頃
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[必要なデータを記憶媒体に移す。 この記憶媒体をそのままデザイン部の連中に渡せばいつでも改装できる そう書かれたテキストデータを添えて、取り出した枕元の小さなテーブルに置いた]
これで仕事納めだ。
[命を、魂を燃やし尽くした。そんな気分だった]
(-198) 2022/05/11(Wed) 23時半頃
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──自室──
[すべての仕事が終わった]
[解放感に包まれたままシャワーを浴びると、冷蔵庫からとっておきの一本を取り出し、一気に缶を呷る]
っつ……、あーーーーーー!!!終わったぁ!!!!
[伸びをして缶を片手にリクライニングチェアに体を沈める]
やることは全部やった。 今日は……、今日は一日いい日だったな。
[片づけられるものは全て片付けた。綺麗になった部屋を見回しながら酒を飲み進める]
……本当にいい日だった。
[端末を手に取りボーっと眺める。いい感じにアルコールが回ったのか段々瞼が重くなり]
[そのまま目を閉じた]
(153) 2022/05/11(Wed) 23時半頃
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[エフからの最期のメッセージ。音声のデータだ]
ほんの一瞬でもオレのかーちゃんになってくれてありがとうな。 それじゃ、またどこかでな。
[奇跡、もしくは遠い星の生まれ変わりという概念を信じて、エフはそれだけを言い残していった]
[送信時間を指定されたこのメッセージをPJが見るのは、おそらく明日の朝だろう]
(-203) 2022/05/11(Wed) 23時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2022/05/12(Thu) 00時頃
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/* これで生き残ったら恥ずかしいにもほどがあるわ
(-204) 2022/05/12(Thu) 00時頃
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/* まあ明日には死んでるけど
(-205) 2022/05/12(Thu) 00時頃
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