28 僕等(ぼくら)の
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[魂を二つ持っているという結論に行きつくまでの 思考過程を確認するための話の心算が 何だか不思議な終わり方をした。 いずれにせよ、今後の対処について 互いの認識の擦り合わせは出来たと思っている。]
…… 何か声がする。 看護師さんの巡回時間だったりするか? 長居しちまったしそろそろお暇するかな。
[椅子から腰を浮かせて、元の位置に戻し 病室の戸に手を掛け、ふと柊木を見る。 病床に在っても、真っ直ぐに見詰めかけてきた少年を。]
(@30) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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………柊木。
現時点で契約していない俺が お前たちに『頑張れ』なんて間違っても言えないが。 お前たちの 大人としての 選択を、俺は信じてる。
また、学校で。 **
(@31) 2023/08/17(Thu) 17時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/17(Thu) 19時頃
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―― 天文部部室 ――
………痛い所突くね。 [家庭環境関係ないパターンか。>>130 本郷の場合、知っていて尋ねているようにも聞こえる。 椅子から離れて机に寄りかかる位置へと 距離を詰められて、視線を僅かに逸らした。]
小さな娘を実家に預けて離れて暮らしている という時点で、まあ、察してほしいところだが。
[家族の形を成しているかと言われれば否だが、 だからと言って、受け入れられるものでもなくて。]
(@32) 2023/08/17(Thu) 20時半頃
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関係ない……って。 関係は、あるだろ。 あるよ、少なくとも俺には。
……理由、聞いても?
[見下ろされる位置で、椅子に座り直す。>>131 場所や互いの立場などは、カードにはならないものだけれど。 彼女の強気の根源へと色々な推測を巡らせながらも、 真意を聞く方が早いかと、問うた。*]
(@33) 2023/08/17(Thu) 20時半頃
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―― 天文部部室 ――
ただの生徒、というか 今、こういう形では、応えてやれないという話だな。 というか……もっと言うと、 どうしてもってなら応えることは出来るが それが本当に本郷の為になることか?を考えてる。
[肝心の部分を暈して口にすることを許して欲しい。 『今』の己は、何をどうしたって禊のような気持ちにしか なれないから、彼女はそれでいいのかという話で。]
……俺はさ、パイロットではないから。 みんなが――…本郷が、どういう選択をしようが 「それは間違っている」とか「正しい」とか ……「わかる」とか…… 言える立場にないわけよ。
(@34) 2023/08/17(Thu) 23時半頃
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七星やハロたちの話だと 本気であろうと故意であろうと、 お前らの中のだれかが負けたら 地球は消滅するってことらしいけど。
何の心構えもなく、突然 お前は地球を救うために戦う必要がある。 勝とうが負けようがお前は死ぬけどね。 って言われて、突然未来を奪われる立場に立ったら、 俺だって「なんで自分が」って。
「地球なんか消えたっていいんじゃないか」とかさ。 一度や二度は絶対に思ってしまう。
[見返りもなく奮起して「地球の為に」なんて言える 聖人君子は滅多にいるもんじゃない。]
(@35) 2023/08/17(Thu) 23時半頃
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……本郷の本音を聞いたからといって べつに、この話を誰かに横流したり、 間違っても、頑張って地球を救えなんて 諭したりはしないけれど。
[聡い彼女のことだ。 或いは、戦闘に入る前に彼女を手にかければ…… と己が考えることまで計算していたりするだろうか。 だとしたら、その意思はないことも理解できる筈だ]
………選ぶのは俺なのか?何でだよ。 今、選ぶとしたら、 何をどうしてやるのが今のお前にとって最善なのか? 最後まで心穏やかに居られるのか?を基準に選ぶぞ。
(@36) 2023/08/17(Thu) 23時半頃
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でも俺は多分、本郷の望みを今時点で 正しく理解出来ていないと思う。
そして、お前もきっと、ちゃんと話してない…だろ? 『選ばせてあげる』なんて言ってるが、 含み取っ払って、澄ました優等生顔どっかやって 低くも高くもない位置から求めてみろよ。
[本郷の表情は逆光で見えない。 わざわざ高い位置に陣取る虚勢を 彼女の腕を引けば引きずり降ろせるだろうか? 腕を伸べて。]
助けを求めに来てんだろ? *
(@37) 2023/08/17(Thu) 23時半頃
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── 戦闘翌日:病院 ──
[物理的にでもそうでなくとも、素直にひとの手を 受け容れられる器を携える者は強い。>>132 柊木の在り方は、彼自身が口にするように 沢山愛されて来たからこその真っ直ぐさが窺える。]
なーる。丸ごとの人体って形でなくとも 命が其処に残ればそれも命か。 心臓の形をした『箱』 …ね……… 普通に興味出て来ちまった。 もう少し突き詰めて考えてみたいくらいだ。
[もっと時間があれば――と、 言いかけて、柊木を見て、噤んだ。]
(@38) 2023/08/18(Fri) 00時半頃
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正直言って、柊木と話して安心した。 二つの命を持つことを煩わしく 厭うているわけじゃないってことに。
……不思議だし、奇跡みたいだよな。 俺はお前から話を聞いて想像してるだけだけど 一人なのに、二人分の力が沸いて来そうじゃないか?
心臓の元持ち主が力を貸してくれるみたいな。
(@39) 2023/08/18(Fri) 00時半頃
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[柊木の微笑みを見れば、 精神状態への心配は杞憂であったと。 そればかりか、彼の前向きさに 己の方が助けられている気がする。>>133 その後も、巡回の気配を察知するまでに 幾つか言葉交わしただろうか。 病室を出る間際、柊木からの礼には 軽く口元と片手を上げて応えて踵を返す。>>134
塞ぐ心は、訪問した時よりも僅かに軽くなっていた。**]
(@40) 2023/08/18(Fri) 00時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 00時半頃
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―― 天文部部室 ――
[本郷のことで、知っていることは多くない。 しっかりとした家庭の品行方正な優等生という 教師らの共通認識通りに接して来た。 成績にも問題がなかったから、追試を言い渡すことも 赤点ギリの小言を言った記憶も一切ない。]
[凛と涼やかな表情が崩れるのも、 感情の暴発を見たことなどもあるはずはなく]
(@41) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[だから、目の前で泣きじゃくる少女を 初めて見る相手のような顔で見詰める。 存外に素直に椅子に戻ってくれたものだから 引いた腕はそのまま、離すのを忘れていた。]
……うん。 ……そうだな。 ……そうか。 ひとりで抗おうとしていたんだな。
[涙ながらに連ねられる切実な吐露に 耳を傾けて、ひとつひとつに頷き返す。 漸く年相応の顔をしてくれた少女へと。]
(@42) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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謝ることじゃない…… 謝らなくていい。
……… 本当に、助けてやれれば。
[か細く頼りなく、繰り返し助けを求める声を間近に聞く。 宥めるように、努めて落ち着いた声色を保ちながら 半分は、音にならぬ口中での呟きになってしまった。]
(@43) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[パイロットの都合や意志などお構いなしに 『それ』は搭乗者を選出し、名を呼ぶらしい。
生徒らが組み入れられたのは人智を越える力だ。 いわば神の力のようなもの。 宇宙的存在に対し、人間など 塵芥よりもちっぽけで、余りにも無力。
だから、 いくら無常かつ強制的だと反発しようと 操縦席に座らされるところまでは 止めることは絶対に出来ないのだろう。]
(@44) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[音にしない、長い長い嘆息。]
………………………… ……
制服のリボンと、校章。
[唐突に口を開く。 首元と胸横を指差しながら。 すぐには、何を言っているか伝わらないかもしれない。]
(@45) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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今だけ外せるか。 そうしたら、抱き締めるくらいはしてやれる。
[見える範囲での『制服』要素を取り掃おうとしたのは 個と個で向き合うため、それ以上の他意はない。 ここは学校だ。己は教師であるし、相手は生徒。 シャツとスカートだけなら私服と変わるまい。 己の立場へのせめてもの目くらまし。 泣き続ける娘をこれ以上放ってはおけない。
或いは、同じ思いを返してやれないことへの 罪滅ぼしの意味もあるのかもしれなかった*]
(@46) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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―― コックピット ――
動かない………? そんなことがあるのか? 念じるだけで動くはずじゃなかったのか。
[戦闘が開始されるや否や、 アストロは大和の念に呼応して動き出す筈だった。 しかし、ロボットはピクリとも動く気配なく、 代わりに焦ったような大和の声が聞こえる。 彼を囲むように椅子に座る生徒らにも 徐々に動揺が伝播しているようだ。
特に、柊木の動揺が激しい。]
(@47) 2023/08/18(Fri) 03時頃
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[操縦経験も、操縦権もない己では 念でロボットを動かす感覚がまるで分からない。 大和へアドバイスを送る鋭い声が飛び交うのを ただ聞いていることしか出来ない]
……っ!
[気味の悪い音と共に画面が激しく揺れる。 敵性体ロボットの先制を受けたらしい>>210 立ったままだから、振動ごとに身体が傾いでしまう。]
この振動気持ち悪いな。船酔いみたいだ。 ―― 大和、また来るぞ!
[大和の様子を不安げに見守りながら モニターの先の敵の動きに注視していた。**]
(@48) 2023/08/18(Fri) 03時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 03時半頃
少年 Aは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 12時半頃
少年 Aは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 12時半頃
公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 17時頃
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―― 天文部部室 ――
[正しい形、正しい位置で収まっていた 制服のリボンが解かれるのを。 生徒という身分を示す証が外されるのを。 不思議なほど静かな面持ちで見詰めていた。]
うん。 ……指、大丈夫か。
[途中、指を刺していたらしい。 怪我はしていないか短く問いかけつつ 準備が整ったと言われて、短く頷いた。]
(@49) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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[組んでいた脚を解き、座り直す。 直角の位置に座っていた椅子を引いて 本郷の座る椅子の正面へと僅かに移動した。 そうして、目の前の女生徒を腕に収める。 強く引き寄せたりはしない。 包むような、慈しむような動作。
もう、触れた時点で セーフもアウトも無いかもしれないが 立場を意識外に置こうと努める一方、 倫理的な線引きはしようと努めてはいる。]
(@50) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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……… しかしさ、
[本郷は何か言うだろうか。 沈黙が続いていたかもしれない。 いずれにせよ、己は少し、言い難そうに口を開いた。 面食らったような、驚き半分の表情を思い出しながら>>250]
お前、滅茶苦茶泣くから。 泣き止めばと思ってこんなことしたのに。 結構涙引っ込んでんじゃないか。これ。
何してんだ、っつー……
[はは、と少し笑って、 それから眉下げた笑みで見下ろす。]
(@51) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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……さっきの話。 “周りの人”っていうのが 親御さんなのか、友達なのか、はたまた 違うだれかなのかは分からないが、 ………て、ああ、先生…俺も含まれてるんだっけ?
人間、二面性があるのは普通だし、 きちんとした部分も本郷なんだろ。 大暴れしたい本郷も、本郷だし。 ……闇落ちしかかったりする、脆さも。
[少し肝を冷やしたのはここでは言うまいが]
……まあ何が言いたいかって 俺はぐちゃぐちゃになってる本郷を もう見てしまっているわけだからさ。 取り繕う必要はもう、ないよな。
(@52) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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本郷も、大和も、乾も、天道も、柊木も。 『選択』を行うのは、操縦席のひとりだけだ。 心の中には誰も一緒にはいてやれない。 それはものすごく怖いことだと思う。
答えを定めるまで、 泣いても、怒っても喚いてもいい。 怒りのぶつけどころや泣き場所が必要なら 制服崩して来れば、いくらでも貸す。
……あ、変な表現になっちまったけど その、リボンと校章のこと。
(@53) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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たとえ、地球を見捨てようと、…逃げようと 俺はお前を責めはしないよ。
それだけは約束する。
[来たるべき刻まで、彼女の時間は どれだけ遺されているものか、分からなくとも。
泣き止むまで、 ――涙は止まっていたかもしれないが―― 或いは離してほしいと言われるまで傍に居て 彼女が落ち着いたなら部室を出るまで、 此処で見送る心算でいる**]
(@54) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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―― コックピット ――
[動かないアストロを必死に動かそうとする大和を 真剣な面持ちで見詰めていたが、起動は叶ったようだ。]
……動いたか! まずは、安心したな。
しかし、人力半分…? 持久戦にならなければ良いが。
[念じることに加え、ペダルを漕ぐことで動かすとなれば 鍛えているとしても大和の体力負荷が相当に 大きいのではないかと思う。]
(@55) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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[最初の揺れで姿勢を崩しかけたのを見かねてだろう、 途中、柊木が声をかけてくれた。>>237 此方としては、動かないアストロに対しての 柊木の動揺の大きさの方がどちらかと言えば ぐらつく足元よりも心配>>223だったのだが]
ん?ああ、ありがとう。 今の揺れは少し驚いた。
椅子…ってか、ベッドだな、それ。 座って大丈夫なのか? じゃあ少しの間、端っこ借り――
[借りようかな、と言いかけたところで 乾の座っているあたりから何やら不穏が伝わる。 殺気、怨念、そういう類の。>>239 本郷の台詞もどこか引っかかる。>>257]
(@56) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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[空気を読む男。]
……いや。いいや。 座るよりは、フレームんとこ捕まらせて貰ってもいいかな。 一番安定してそうだし。 気にかけてくれてサンキュ。
[もし乾の様子がおかしい理由を知ったとしても 6秒程沈黙したのちに、 まあ高校生男子だしな…と流してしまっただろう。
柊木の言葉に他意がないのも分かっているし 己自身に乾のような発想自体が無かったのだが。]
(@57) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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[敵のロボットへの攻撃とは別に、 大和が何かをしようとしていることは知れた。 前進は兎も角、途中途中の深く地面を抉る回転。 彼が何をしようとしているのか、その意図を 最初は全く分からないままに様子を見ていたが。 地面に線を引いているのだと気付けば、微かに狼狽えた。]
………これは……
[小さく呟く。 ……すこし、まずいかもしれない。
戦況についてではない。 大和の戦いを映し出す広々としたモニターの 端から端まで視線を移動させながら。 思案に沈むために、押し黙る。*]
(@58) 2023/08/18(Fri) 20時半頃
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公安部 カガは、メモを貼った。
2023/08/18(Fri) 21時頃
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―― すこし前の話 ―― アストロと敵性体との戦闘が行われた後、 当然のことながら世間は騒がしかった。
突如姿を現した巨大な機械獣は、 怪獣と称されたり、いやいやロボットだと言われたり。 ロボットであれば操縦者は誰だ、異世界の生命体だ。 被害の様子も日々ニュースとして取り沙汰され、 喧々諤々の議論の様子がお茶の間を賑わせていた。 初戦の後。最初に被害を受けた村で、 どうやら学校の名が村人の口に上ったらしい。 それはそうだろう。なぜこの村にアレが現れたのか、 何か変わったことがなかったかと聞かれれば 合宿所に他所から学生たちが来ていたと 悪気などなくとも答える人間がいるのは当たり前だ。
(@59) 2023/08/18(Fri) 23時頃
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