27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】
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まあ、現実世界の私たちが目を覚ますまで、何ともし難いわよね……。 開き直って、楽しんでしまうのもありかもしれない? あ、これ貰ってくわね。
[福原が作ってくれた卵サンド>>176は、まさか二種類あると思っていなかったのでそれを見つけた瞬間は少し目を見開きました。 けれど、次には僅かに嬉しそうに目元を緩ませます。 厚焼き卵のサンドイッチをいくつかラップに包みます。 そして戸棚を開けるときに"ここにはスープジャーがある!"と念じながら開けると、きちんとスープジャーがありましたから、それにコンソメスープ>>174も入れました。 都合よくあったバスケットにそれらを入れて、更に魔法瓶にお茶を入れる事にします。 お湯を沸かして焙じ茶を入れる事にしました。 我ながら調子良くこの世界を使っている気はしますが、せっかくなら都合よく使わせてもらおうではありませんか。]*
(335) 2023/07/28(Fri) 16時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2023/07/28(Fri) 16時頃
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[成海がスマホを取り出したのは仁科と離れた後なので、メッセージか通話かどちらにせよその時応対したのは彼女の筈。
ただ無事を示せば福原を放っておいていいとは、流石に成海も思いはしていなかった。 自分の報告と行く先を決めることを最優先としただけだ。]
『デートが台無しになっちゃったね。埋め合わせいつにする?』
[それは個人宛のメッセージ。 果たされなかった待ち合わせに触れている軽口だってことくらいは、理解してもらえる関係性だと思う。]
『ありがとう。心配を掛けてごめんね。 でも、頼もしい後輩がいてくれて安心できる。』
[画面越しには決して伝わらない居心地の悪さ。 いずれ必要になるかもしれないとはいえ、自分のせいで行動させ更に受け取らなかった事実。 偉そうにあれこれ言ったいつかの記憶が蘇った。
もっと言葉を尽くすべきだったのだろうが上手く纏まらず、告げるべきことだけを短く送った。*]
(336) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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[>>305>>307>>310 回谷がそうであったように、 銀もまた回谷の体温を感じる。 彼女の声は先ほどよりも怯え混じりの震えたもの。 大丈夫、何も心配することはないと 応えてあげられない自分がもどかしかった。 泣き出しそうな声をしているのに。]
ええ……怖くて当然だと思うわ。 だって、わけわからないわよね。
[眉を下げて笑みを浮かべた。 "何か"が起きるまでは思考を深く沈ますまいと 努めていたから、銀は恐怖を抑えこめている。 しかし"何か"が起こってしまえば――分からない。 今は考えたくなかった。
ただ、ぽんぽんと慰めるつもりで回谷の腕に軽く触れ、 促すように歩き出す。*]
(337) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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――地下一階:カフェ
西門教授。 はい、私も今のところ何も。 ……頬? 大丈夫、問題ないです。
[>#4 もう混乱状態は治まっていただろうか、 だとしても疲労を隠せない様子の彼に この状況を問うても、新しい情報は得られまい。 安否を問う西門に言葉少なに答えた。]
(338) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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[>>280>>281 中に入ると、 いつになく声高に話す大藤の姿があった。 >>47 到着時は心配ないと返されはしたものの、 具合が悪かったのだろう保冷剤を頭に当てた大藤は、 僅かに精彩さを欠いていたようだった。
むしろ、今の状況のほうが力強く見える。 いや、彼の様子が常と変わらないから そうと感じるのかもしれない。] 意思の力……。
[大藤の言う、言葉の意味を反芻する。 皆がちょっとしたエスパーになれるということだろうか。 それでは、死者が生きたいと願えば 強い意思によって叶えられるとでも? いや、恐らくそれは――――。
"死者"の存在を念頭に置いてしまっている自身に気づき、 振り払うように首を振った。]
(339) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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[>>317>>318 大藤の言葉に、 回谷も思うところがあるのだろう。 呟きを捉えながら、銀も近くの椅子に座る。
福原と骨谷の姿を認める。 こんな状況でかける適切な言葉が見当たらない。 淡い笑みを浮かべて、軽く首を傾げるに留めて。]
おにぎり、私もいただくわね。
[>>218 テーブルの上に並ぶおにぎりを指さした。 出発時の会話にあがった福原のおにぎり、 思ったより早く食べられることを喜ぶべきだろうか。 ラップに明太子と書かれたおにぎりを ひとつ手に取った。]
(340) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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おいしい。 これ全部、今、作っちゃったの? すごいわね。
[感心しつつ、味噌汁も啜る。 やはり気が張っていたのだ。 温かい味噌汁を口にして、安心したように息を吐いた。]
仁科さんが? ええ、気を付けてね。
[>>299>>300 何に気を付けるのか銀自身にも分からない恐らく救急箱という単語から連想したのだろう。
仁科が怪我をしたのだろうか。 LINEに短いメッセージはあったものの、 彼女の姿は確認できていない。 食事を済ませたら銀もLINEを確認することにして、 福原を見送った。*]
(341) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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[>>314>>315>>316 スケッチブックを開く骨谷を見つめる。 独白を耳が拾ってしまった。 『やり残したこと』 彼は、自身が死神に連れさられた時のことを 見据えているのだ。
先ほど、陶芸家になるという骨谷の夢に 紐づく会話をしたばかり。 潰えてしまう"もしも"を考えると身が竦む思いがする。
目を閉じて、深呼吸ひとつ。]
(342) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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骨谷くんが、皆をどのように表現するのか 興味があるわ。
[傍に寄ってスケッチブックを覗き込む。 手持ちの表情が微笑みでよかった。 繕うのは不得手なのだ。
恐らく、いつも通りの笑みの形で 見守ることができただろう。**]
(343) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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/* この辺りは、田端が見てない場面なんだろうな。
(-77) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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/* 今が一番いられる時間ではあるのだけど、流石に自重しようかなあ。
(-78) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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/* 田端先輩……!! ▼ちひつ><
(-79) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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[メッセージでは敬語で通している筈の成海は、何故か福原にだけは普段の口調を真似るような言葉遣いで文章を送った。
何も変わらない普段の自分であると示したかったのかもしれない。 目の前にいないからこそ口頭のように話しかけたのかもしれない。
──己と近しい者だと認識している彼に非日常の中でそうすることが、自分の精神に良い影響を与えると考えたのかもしれない。 いずれにせよ己の為だったことに違いはない。]
(344) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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── 美術館棟1F・ビデオルーム ──
[一度は不必要とした再確認、田端が回った分の半周を辿り歩いていく。 いくつかの窓が開いていたのは彼女が開けた分だろう。
向こう側にはやはり、平穏な自然風景が広がっているようにしか見えなかった。 ……天国や楽園と称される場所も、緑豊かに描かれることが多いなと思い出しながら通り過ぎてゆき、足を踏み入れなかった空間へ向かった。
その部屋はいくつかの長椅子の向く先の壁にモニターがある。 時間が掛ると嫌なので見学の際には素通りしていたが、ビデオアートが観れる場所の筈だ。
映像の為だろうか仄暗い作りで、上を向くと天井には疎らに白い照明が点在している。 ──真那とプラネタリウムに行ったことがあったっけ。]
(345) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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[何も映さず沈黙していた筈のモニターが、不意に光を帯びた。**]
(346) 2023/07/28(Fri) 16時半頃
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/* 昼間はできたところを細切れに落とすしかないんだよ!! ごめんね!!!!
(-80) 2023/07/28(Fri) 17時頃
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/* 田端が成海outアリババinの全員を抱いてハッピーエンドにならんか? ならんか、そうか。
(-81) 2023/07/28(Fri) 17時頃
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/* 20時までに動きがなかったら流石に動きたいなあ
(-82) 2023/07/28(Fri) 17時頃
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/* それか、バスケット抱えてさっさと移動しようかな。 大人数を捌ききれないもんな……
(-83) 2023/07/28(Fri) 17時頃
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― 現在・カフェ ―
[カフェ内に漂うご飯の匂いに歓声をあげていると 骨谷が声をかけてきた。>>319]
骨谷くん、さっきぶり〜。 …あーうん。やっぱりだけどみんなあの人に会ったんだね…。 死神か〜…まさか本当に当たるとは。
[さっき彼と話してた時は そうだったら面白いのにな、くらいに思ってたのに 自分が巻き込まれるとは予想外だった。
近くに座り食事を摂り始める銀は 温かい物を摂って少しほっとしたように見える。>>340 先程自分を励ましてくれた彼女。>>336 気丈に笑みを浮かべていても、不安なのはきっと同じだろう。
閉じ込められ、悪戯に時間を与えられて どうすればいいのかもよく分からない。]
(347) 2023/07/28(Fri) 17時頃
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え、マジ?大丈夫? 行ってらっしゃい、気を付けて。
[この時点で高祈や仁科からの確認しておらず、 福原がカフェを出ていくのを>>300 どこかぼんやりと見送って。
スケッチブックを開き始める骨谷と>>315 それを覗き込む銀の姿が目に入る。>>343]
やり残したこと…………
[驚いた。 こんな状況の中で彼が早々に現状を受け入れ、 頭を切り替えて、前向きな過ごし方を見出しつつあることに。 彼のような人の為にこの時間はあるのかもしれない。]
(348) 2023/07/28(Fri) 17時半頃
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………メンタル強いなあ。骨谷くんは。
[嫌味でもなんでもなく素直にそう思う。
スケッチブックに書かれたラフがちらりと見えた。 ちらりと見えた唐草と花が 自分をイメージしたものだとは分からないが>>319 せっかくの創作意欲を邪魔するのも忍びなく。
そっと視線を外し、 カフェの入口に視線を向ければ 新しく人がやってきていた。>>334]
(349) 2023/07/28(Fri) 17時半頃
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田端先輩! 先輩の方こそ大丈夫でした?
[皆に声をかけながら帰って来た彼女は 見る限りでは気丈に感じる。>>335 どこか開き直ったような彼女は 卵サンドとコンソメスープを味わいつつ 更には魔法瓶を出してお茶を飲んでいた。]
おお……なるほど…… 確かに思ったものがある程度何でも出て来るなら 御馳走食べ放題なのかもしれないですね……?
[夢ならいくら食べても太ったりもしないだろうし(たぶん) そう言う満喫方法もありなのかもしれないと 新たな発見を得たあたしだった。**]
(350) 2023/07/28(Fri) 18時頃
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―現在:カフェ―
[まだ卵サンドもコンソメスープも、焙じ茶も口にはしていません。>>335 だって口にはまだロリポップがありましたから、だからバスケットに入れさせて貰ったのです。 魔法瓶にあたたかい焙じ茶を入れて、それもバスケットに入れました。]
ええ、私の方は大丈夫。 グループメッセージの通りよ。 ご馳走食べ放題……も良いかもしれないわね。 でも、この時間が何なのだろうって少し考えるのも良いかもしれないわ。
[そちらを見ていればそれなりに何かあった事は分かるかもしれませんし、分からないかもしれません。 けれど大丈夫と言い添えて、田端は早々にカフェから出て行こうとします。 教授も疲れてるかもしれませんが大丈夫そうですので、それならば長居しなくても良いでしょう。 実際に大丈夫じゃないとしたら、ラインででも良い、伝えてくれたら良いのですけれど。]
(351) 2023/07/28(Fri) 18時半頃
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せっかくだから外で食べてくるわ。
[そう言って、背中を向けたのです。 特に何もなければそのままカフェを抜け、また吊り橋の方に行ってみるつもりでした。]*
(352) 2023/07/28(Fri) 19時頃
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/* ここで誰もついてこない、または墓落ちする日には幼児化しようかなと考えています。
(-85) 2023/07/28(Fri) 19時頃
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なら良かった…ですけど。
[よくよく見れば田端は飴を咥えていて 手にしたサンドイッチやスープをここで食べるつもりではないようだった。>>351
他の先輩たちとまた違う方向で マイペースなところのある彼女は、 やはり動揺などはそこまでしていなさそうに見える。
悪い人ではないと思っているけれど、 何を考えているのかまではあたしには読み取れない。]
(353) 2023/07/28(Fri) 19時頃
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……この時間が何なのだろう……かあ……
[そう言われても刹那的に楽しむくらいしか 今の自分には思いつかない。 いや、深く考えないようにしている…のかもしれない。 つい思考が沈んでいきそうになるのを振り払い カフェを出て行こうとする田端に笑いかける。]
はい、行ってらっしゃーい。 雨じゃなくて良かったですね。
[や、洒落ではなく。 この先輩は一人を好むところがあるし、 今もそうしたいのかもしれない。 別段引き留めることもなく、彼女を見送るつもり。*]
(354) 2023/07/28(Fri) 19時頃
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[最期に与えられた猶予期間。
もし田端が言うように この時間に意味があると言うのなら 死んだその当人だけでなく、研究室の皆が 集められたことにも何か意味があるのか。
心残り。やり残し? もし自分が死ぬとして、最後にやっておきたいこと。
――そんな、]
(355) 2023/07/28(Fri) 19時半頃
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