15 青き星のスペランツァ
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/*お前!!!! それで朝なのか!!!!! 正直夜のが歌詞的な都合は良かったが わたしの撒いた種なら仕方がないな…… 四日目、誰も殆ど何もしないままにクライマックスなのは把握した エピローグもほぼ四日目になりそう……
(-125) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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[旧型探査機のドームは、衝撃には強いが水没には無力だ。
あっという間に中は水で満たされる。 冷たい水が鼻腔を、口腔を、器官を侵していくのを、ただ受け入れる。 光の届かない深さまでくると、"海"の中は随分暗い。 伸ばした手の先すら見えない、暗く冷たい闇。それでもまだ降下は止まらない。
真っ暗なさびしい場所へ、どこまでも落ちていく。]
(181) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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[溺れるのが先だったか、水の重さで肺が潰れるのが先だったか。
その瞬間、人のかたちが崩れ落ちる。 金属の義手に纏わりつくように、ドームの中に砂金が舞った。
多くの人間を欲に狂わせた金色も、 この光無き水底で輝くことはない。
薄れゆく最期の意識は、そのことにただ安堵していた。**]
(182) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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[これがもしも、長いしっぽや下半身だけを大岩に挟まれて、意識は保ったまま、もしくは一命をとりとめでもしたら、きっとハロは苦しんだだろう。 自分を見舞うクルーを見るのもつらかったし、タプルの手を煩わせることになるのも嫌だった。 自分のことで悲痛な面持ちになるクルーがいるのは、耐えられなかったと思う。 そんな顔をさせたくない。笑って、採集のお土産を持ってきてほしい。 それで充分だけれど、それだけにならないことも容易に予想がつくからだ。 いっそLOSTしてしまえたら、とすら思うかもしれず、けれどハロ自身は自らの命を断つすべを知らない。手足は短く、自分を害することなどできそうにない。
スペランツァのクルーにとっては、その方が幸福だったとしても。]
(+5) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[“死神”だったと言うライジに、何かすとんと腑に落ちた心持がした。きっとこいつは、あっち側の人間だったんだろう。] [だからと言って、恨む気持ちは湧いてこなかった。そもそも直接襲われた訳でもないし、互いに素性は明かしてなかったんだから、騙した騙されたの話でもない。襲って来たのがライジの一族であったと仮定してみても、自分にとってはあまりに昔の事過ぎて、今更恨みを掘り出す方が難しい気もする。] [何より、スペランツァのクルーであるライジ・チリガネ個人には、世話になってばかりなのだ。恩も返せぬままさっさと死のうとされてる事には腹が立つが、それ以外には無い。 ……いや、もう少し長く接せば何かしらあったかも知れないが、それも向こうが終わりにする気満々なのだから、考えるだけ無駄だ。全ては、IFにしかならない。]
……そういう事。オレは唯の、マユラ。 忘れていいよ。もう二度と使わない名前だし。 新しい名前を付けてもらう当ても、ちゃんとあるからさ。
(183) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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[立ち上がったあなたに合わせて、マユラと名乗った青年もまた立ち上がる。]
そんな犬みたいな顔するなよ。 やりにくくなるだろ。やめないけど。 ……そんじゃ、歯ぁ食いしばれ、よッ!
[左手で拳を握り、頬を狙って思い切り振り抜く。手加減をしたつもりはないけれど、人を殴った経験自体がほぼ無い。利き手でもないし、片腕が固定された状態では動きも制限される。加えて体重が無いから、その一撃はケトゥートゥの全力パンチと大差無い威力しか出なかっただろう。*]
(184) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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/* はーーーやっと片付いたよこの男はよって顔をしています
(-126) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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/* あっ名前!!ほんとの名前聞いておこうと思ってたんです!! 教えてくれた!!!ちゃんともっていきます
(-127) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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/* >>ケトゥートゥの全力パンチ<<
ケトゥートゥの場合背が低いので、パンチで攻撃できる位置が低くてですね…… 相手の足を踏むとか、頭突きで鳩尾を狙う方がダメージ出せそう 何の話??
(-128) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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ケトゥートゥは、ライジに物理攻撃するなら、頭突きで腹部を狙う。>>184
2021/11/14(Sun) 23時頃
雲水 ハロは、メモを貼った。
2021/11/14(Sun) 23時頃
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/* ぴえん
(-129) 2021/11/14(Sun) 23時頃
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― 四日目・朝 船内ロビー ―
タプル、イーヤー! 夜遅くに、ちょっとしたいことがあってネ。その前に、お仕事はちゃんとしておかないト。 忘れ物がないかも、ちゃーんとチェックしてあるヨッ。
[タプル>>177が居るのを見れば、少しだけ声のトーンを抑えつつも、やる気満々の様子を見せる。 その『やりたいこと』を、今まさに、一足先にライジがしている>>178とは知らずに。 二人の目線がモニターへ向いているのを見て、ケトゥートゥもそちらを見てみる。LOSTの下に記されたハロの名前から目を逸らすように、マップの方へ視線を動かせば、赤丸が動いている。誰かもう、探索に出ているらしい。 それが誰のものかまでは、ケトゥートゥのいる入口近くからでは、はっきりとは見えなかった。*]
(185) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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― 三日目/安置室前廊下 ―
[手を握られれば、ゆっくりとその手>>172を握り返す。 体感的には温度が低い筈の>>126手は、イースターには暖かく感じただろうか。]
そう言っていただけると光栄です。 ケトゥートゥ様の期待を裏切らない様、努力していきたい……ですね。
[この世界にはまだ知らない事が沢山あり、中には目を背けたくなるようなつらい事も存在している。 けれど、そんなこの船の中で自分に『希望』を感じて貰い、支えてくれた人の事を。いつか今度は自分もまた支えたいと、イースターは思ったのだった。]
はい、お陰様で。
[一度目を擦って、涙を拭い。イースターは立ち上がる。 そうして一緒に廊下を歩き、ケトゥートゥの自室前まで付けば。イースターは「また明日」と挨拶をして、自身も自室に戻っていくだろう。*]
(186) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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― 三日目・夜/タラップ付近 ―
[>>>164背を撫でられて、かぼちゃ頭がぶよぶよ揺れる。]
ウウン、だてこれがオでのお仕事だもの、おしごと。おしごと……。 みーんなお仕事でここにいる、おでもそう。 ……もっとたくさん、おかえりて言いたかった。 ずっと、ずっと、これからもずっとみんなに、みんなにおかえりて言ってたかったよ。
[傾げた頭のなかで灯がゆらめく。]
おデ、ほんとはほんと、もっと役にたちたい。 でもむずかしいんだ、難しいんだよイーワノフ。 みーんなつらくて悲しい、だけどそれって、おでが邪魔していいこと? ……あのねえだって、必要だからみんな、かなしむんだ。 オではそのこと知ってる……。 だからときどき、ときどき、近くにいられたらいいンだけどな。 すごく難しいよ……。
[意識してか無意識からか、イワノフの目に浮かぶ光に働きかけるようなことを言う。頼りながら、その信頼で慰めようとする言葉を。**]
(187) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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ランタン ジルは、メモを貼った。
2021/11/14(Sun) 23時半頃
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/*ジルくんKAWAII 今やとても貴重なKAWAIIですよ…… この星で死なずにちゃんと帰ろうね……
イースターちゃんにはひたすらペンラを振る中の人です。 プロローグから!可愛いと思っていました!(告白)
(-130) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[そう、お互いに最後の一人で、過去に関わりはなくとも、きっと立場は真逆だった。 もっと長く、深く関わっていたら。それはどうしたって仮定の話になるけれど。]
……マユラ。
[告げられた名前を、ゆっくりと発音する。 忘れていいと言われても、首を横に振る。]
覚えておくさ。 使わないんなら、おれが持ってってもいいぜ。
[これから行くのは、そういうところだから。 冗談のようにそう言って薄く笑う。ここまでのやりとりで初めて見せた笑みだったかもしれない。]
(188) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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……、
[それから握られた左の拳を見て、ぎゅっと口を引き結ぶ。 やめないのかよ、と思いながら腹筋に力を入れる。素直に殴られはするが受け身を取らないとは言っていないのだ。]
(189) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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……!?
[なんか構えが高いなとは思った。]
〜〜〜〜っ、顔、かよ……
[ぶん殴られた頬を押さえる。いやあんま痛くない。ケトゥートゥに殴られた時と同じくらいの威力だ。そういやこいつ、めちゃくちゃ軽かったな……そう思いながら、キラ……マユラの方を見る。]
……拳、大丈夫か?
[なんか骨も軽そうだし、うっかり折れてたりしないか心配になってきた。
――そんな風に、いくらかやりとりがあったかもしれない。 そうして夜は更けていって、開けた酒の瓶が空になる頃には、お開きになっただろう。
それが、最後の夜。**]
(190) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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/* でしょうねえ!!!!www>キラメモ 鳥チャンだからね……骨折気をつけてね……
(-131) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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― 四日目-朝/船内ロビー ―
[耳を揺らして、不格好に いーやー と返す。 少し抑えられた声が微笑ましくありがたい。
…しかし、この不安定な気配はなんだろう。 知らぬ間に何かが形を変えて歪んでいくような そんな気配を漠然と感じている。]
…おや、どこかいい場所でも見つけたのかな。 だったら手土産に映像のひとつでも寄越してくれるとうれしいな、私はなかなか外には出られないのでね。
[またひとくち、紅茶を含んでからモニターを見る。 マップにはふたつの赤い点が浮かんでいる。 タプルが目を覚ました時、既にキランディの姿はそこにはなく、それがより一層タプルの不安を掻き立てた。]
……彼らも無理をしていないといいが。
(191) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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/* ウオオあと30分でどうにか天声をまとめなければならない
(-132) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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/* 天声オッケー! みんなのログを読むぜ
(-133) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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[本来、チャーチグリムは 墓場を守る黒い犬 だ。それが人々の都合のいいように話が歪められ、今では 墓場を守る痩躯の男 を示すようになってしまった。 だから僕はこの姿なのだ。チャーチグリムである僕は痩躯の男であると、そう歪められたから]
[宗教を切り捨て埋葬という概念が失われた地球に僕の居場所はなかった。だから僕は彼から戸籍と端末を貰った。 こうして僕は『ヨーランダ』になった]
[僕は新たな居場所を探そうと思った。そのためには地球から出る必要があった、地球を棄ててどこか、埋葬という概念のある星に行きたかった。そのために貰った端末で星間移民のやり方を調べた。そして見つけたのが調査船スペランツァ乗組員の募集知らせだった]
[調査船なら星間移動もできる、だからこっそりどこかの星で降りて、その星で生き行こうと思った。 でも、ここにはチャーチグリムの本来の仕事があった。埋葬という概念が。僕はそれに甘えてしまった。……いや、居心地の良さを感じてしまった。チャーチグリムとしての本質を満たす以上に、『ヨーランダ』として生きることに]
(-134) 2021/11/14(Sun) 23時半頃
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[でもそれは終わりを告げた。無理を無理で繕っていたんだ、当然だと僕は思った。 ……帰還したらきっと何らかの処罰が下るだろう、だからその前に船を去ろう。積み荷を降ろすどさくさにまぎれれば大丈夫だ。きっと僕の……チャーチグリムのことはキランディが伝え残してくれるだろう。 だから僕はギロチンの遺した看板を持って姿を消そうと、決めた]
(-135) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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/* >>187 ジルのこのけなげさめちゃくちゃ好きでえ……間延びの仕方が独特の喋り方もいいよなあ……
(-136) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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/* もってってもいいぜとか言っちゃったけどマユラの名前はキランディ(本物)のものかもしれないな そうだったらもう一発殴っといてくれていいぜ……
(-137) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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― 四日目・朝 船内ロビー ―
見つけたのはケトゥートゥじゃないけどネ! 映像は、……ちょっと、わからないかモ。自分の目で見るのに集中したいかラ。ごめんネ。
[いつもなら気軽に請け負う依頼>>191を、申し訳なさそうに断る。カメラを構えると、どうしてもそちらに意識が向いてしまって。目の前の景色に集中しきれないことがある気がするのだ。 それに……何度も見直せるように残してしまうのは、今回は、何だか違うような気もしていた。]
ミンナ、無茶ばーっかりするからネー。 誰が出掛けてるノ?
[モニターの方へ近づく。動いているのがライジと、キランディの赤丸であることを確認する。 あまりちゃんと聞いてはいなかったが、キランディは昨日、結構ひどい怪我をして帰ってきたんだった筈だ。それなのに朝早くから出掛けているとあれば、位置が艦からそれほど離れていなくとも心配だろうと思ったその時、
ライジを示す赤丸が、"海"の中を示す地点へと、移動した。]
(192) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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─ 三日目・夜/談話室 ─
[二度と使う気は無かったし、名乗る気も無かった。それなのに名乗ってしまったのは、死ぬ気しかないコイツが悪い。でなきゃ酒のせいだ。もしかしたら自分のせいも少しあるかもしれないけど、今日は色々あり過ぎて参ってるんだよ本当に。]
……いいけど、一文の得にもなりゃしないよ。 持って来たいって言うなら、止めないけど。
[笑うライジに対して、自分は憮然とした表情になってたんじゃないかと思う。“キランディ”なら、まずしない顔だ。互いに、らしくないなと思う。] [顔に来るとは思ってなかった癖に、随分と余裕のある態度だし、此方の拳の心配までしてくる始末だ。それにまた、腹が立つ。]
平気に決まってる。 こんなので折ったりなんかしてみろよ、タプルを驚かせるじゃ済まないだろ。
[右腕を折ってる身で言う事じゃないが、どれだけ脆いと思われてるんだろうか。]
……もういいよ、バカライジ。 アンタなんか知らない。何処へでも、好きにいっちゃえ。
[杯を重ねて、最後の夜を過ごす。別れた後は、処置室へ戻り、そのまままんじりともせずベッドに座っていた。] [ライジを示す座標が、動き出すまで。*]
(193) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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─ 四日目・朝/??? ─
[予想通り、オレンジ色は速度を上げて、蒼の中心へと飛び込んだ。大きく上がったであろう飛沫も、この高さからだと小さなものにしか見えず。輝く泡もやがて消えれば、水面は平穏を取り戻す。どれだけ目を凝らしても、目立つ補色である筈のオレンジは見えない。]
[発信機のデータは、敢えて見なかった。其方は、きっと誰かが見てるだろうから。自分は、自分だけは、最期の最後までこの光景を見ると決めていた。] [この様子だと、きっと『成功』したのだろう。してしまったのだろう。その身体が、バイタルがどうなったかまでは知らないい知りたくもないけれど。]
…………バーカ。
[それは、誰に向けた物だっただろうか。ライジだったかも知れないし、“マユラ”にだったかも知れないし、先に死んでしまったハロやギロチンやアシモフ、或いは今頃大騒ぎしているであろう他のクルー達へだったかも知れない。] [緩みかけた涙腺を、昨夜殴りつけた左拳で雑に拭って。気付かれない内にと、静かに地上へ戻る。]
[これから、何食わぬ顔をしてスペランツァへ戻らなければならない事を思うと、吐き気がした。 ……自業自得でしかないけれど。*]
(194) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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― 四日目:スペランツァ船内 ―
[普段通りの声、日常の挨拶、変わらない物。]
うん? そうか、ならよかった
[何らかの発見報告と思しき言葉。>>179 "当たり"とは何の事だろう。少し考えて、数日前の会話を思い出す。
"海"の一番深い場所。>>1:72>>1:73 それは何処かと聞かれ、まだ早い、分からないと言うのがその場の結論。>>1:84 片っ端から調べれば"当たる"、そう冗談を言った覚えがある。>>1:85
さてはまた水遊びで足でも突っ込みに行くではあるまいな。もしくは自分で別の測定を行ったか。 流石に昨日のアレで反省し耐水改造でも施したのだろうか、彼の現在座標は"海"の淵だ。]
(195) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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[どちらにせよ、彼の望んだ物はそこにあったたしい。 良い事なのではと、純粋に思った。
何故か口数が少ない相手に首をかしげながらも、任された仕事の内容それっきり、切れた通信に声を投げかけても返事は無い。
任されたなら最後まで責任をもってやるのが自分の役割。 通信を切られてもマップに座標は残って居る、何を見たいかは此方でも分かる。 カメラ…、は切られていた、現在受信できるのは座標のみ。 深い場所をあさって何をするのか、地層探査か、生態調査か。
水底に沈んでいるであろう物を幾つか思い浮かべ――…]
(196) 2021/11/15(Mon) 00時頃
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