31 私を■したあなたたちへ
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/* 爆発物……だと?
(-44) 2023/11/22(Wed) 14時頃
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[ホテルを出て、 ロボットの楽隊が奏でる賑やかな音楽をBGMに、 ぶらり歩く。 >>186 中村が想像した通り、己を形作る基盤は 心許ないものとなっていた。 今となってはそんなものがあったかさえ、 判らない。
パレードの明かりが作り出す、 色とりどりの華やかな光を通して、 記憶の中のるくあの像が揺れている。]
片を付けないとなァ。
[独り言ちて、幸せそうな音の波に 背を向けた。**]
(233) 2023/11/22(Wed) 14時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/22(Wed) 14時頃
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[それから、ほどなくして
早い方がいいだろうと、アポロに文字を打ち込み始めた。]
(234) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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(一斉送信)
まず、デバイスでのお知らせになる事をお許しください。 ”招待者”に確実に届けるためには、 モナリザに放送してもらうか、 アポロで全体送信するか、二択かなと思って。 (おそらく通信関係は全て覗かれているでしょうから)
どちらでもいいんだけど、 文章で残る方にさせていただきますね。
(*19) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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煙崎るくあさんを死に至らしめたのは僕、中村です。
彼女が死にたいと言ったので、致死量の毒をお渡ししました。 どうしてそんなもの持っていたのかは個人的な話なので 割愛します。
話す気になったのは、気まぐれです。 僕は逃げも隠れもしませんのでお好きにどうぞ。 しばらくメリーゴーランドからパレードを眺めています。
パレードが終わったらホテルで普通に食事をして寝ます。 どのタイミングでも、よしなに。
(*20) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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ひとつだけ… 言い訳とかではなくてですね。 僕しか知らないことなので。
彼女、毒を渡したら、
「 ありがとう。 私、今 とっても しあわせ 」
と言っていました。**
(*21) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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――夜/ホテル――
園内スピーカーから大音量でパレードの曲が流れてだす(>>219)。アップテンポの明るい曲調、心踊る軽快なメロディとリズムは、単純な繰り返しですぐに観客も巻き込めるように計算されている。合奏に時折ピコピコ電子音が混ざるのが、モナリザたちの動きと絶妙にマッチして、整然と進むパレードを盛り上げていた。 そんな華やかな行列を逆行して、並行二輪車はホテルの方に向かっていた。一瞬目を奪われはするけど、観客も疎らなパレードは、どこか虚ろで寒々しい。闇夜にクッキリ浮かび上がるようにライティングされたギャラクシーランドの、なるべく暗い箇所を偲び行く。
(235) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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部屋に戻ると、軽くシャワーを浴びて服を着替えた。あのウィッグはもう被らずに。中学校の制服は、さすがにサイズが合わなかったから、黒いシャツにデニム、鉛色のパーカーという無彩色の装束(ストーキング時の基本スタイル)で、顔にも余計な色は一切のせない。 街の雑踏なら周囲に溶け込めるのに、賑々しいネオンとレーザーライトの中では、キャンディの姿より浮いてしまいそうだ。
宛がわれた部屋をざっと片付けて、キャンディの衣装一式は纏めてクローゼットの隅に。カメラとタブレットを取り出すと、遊園地を訪れてからの動画を全て削除した。
「――――ごめんな。」
準備が整うと、黒須ワはひっそりとホテルを*抜け出した。*
(236) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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[文章を打ち終えて一息つく。 雛子はどうしただろうか。 もう、一緒にいるのは危険だから、出来れば離れたところに避難してほしいと願うが、聞き入れてくれるかな。]
招待者が誰なのか分からない方がいいだろうから 一応こういう形式にね。
[そうして、メリーゴーランド『銀河の海賊』へ。 辿り着いたら立体起動装置の白馬にまたがって、 ゆっくりと待ってみようか。]**
(237) 2023/11/22(Wed) 14時半頃
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/* 夜に犯人バレだと、色々あわあわしながらエピ迎えそうなので今言っておいたよ〜
(-45) 2023/11/22(Wed) 15時頃
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―― 少し前:メリーゴーランド『銀河の海賊』前 ――
[フェンスに身を乗り出して、ではなく 敷地内で頑張って声を張った程度でも 声は届いてくれたらしい。
アトラクションに近づく度大きくなるメロディーに 何とか掻き消されないくらいの声>>>185と 明瞭に聞き取れる声、ふたつ。>>191]
ふふ。ありがとう……!
[此方も礼を返す。 状況が許さない部分もあるけれども 楽しむことが出来る時はなるべく楽しもう。 そう、思い直して。 永遠に回転する夢の環から、そっと離れた。*]
(238) 2023/11/22(Wed) 15時半頃
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── 銀の館 ──
[アトラクションの一つということだったから 小ぢんまりとしたプラネタリウムかと思えば 近付いて見上げた館は意外と大きい。
薄暗い館は気が滅入るために普段は避けているが 全体がプラネタリウムだという説明書きを見て それなら、という予測で足を踏み入れた。]
…… すごい………
[客人を迎える、満天の星空に思わず息を呑む。]
(239) 2023/11/22(Wed) 15時半頃
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[私は星や天体に造詣が深くない。 どれがなに、と覚えるでもなく ただ星々を見上げているのが好きだった。 浮雲の流れゆく様を見詰める昼、 それが夜に置き換わるだけとも言える。 離島であるこの島でも、もしかしたら 空を覆う星々が見られるのかもしれない。
煌びやかなライトアップが夜を白く染める その真上で。]
(240) 2023/11/22(Wed) 15時半頃
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[奥に向かう通路、それから 脇に中〜小の区画が幾つかあるらしい。
お勧めルートなどがお知らせされて いるかと思ったが順路は特にないようだ。 なので、思うように各部屋を巡りつつ 途中、左脇奥の区画に足を踏み入れた。]
………?
[その部屋は他と少しだけ様子が異なっていた。 天井に満天の星空。それは同じだが 中央に操作盤併設のホログラム投影盤のようなものがあり 青い地球がひとつ浮かんでいた。]
(241) 2023/11/22(Wed) 15時半頃
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/* 表が色々大変なのに 周回遅れ(時系列は同じくらい?)でアトラクション楽しもうとしていてごめんなさい()
おいつけおいつけ
(-46) 2023/11/22(Wed) 15時半頃
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[中村のメッセージに気づいたのは、 どこかの通りを歩く途中。
一斉送信での告白に、やはり、と 得心のいく感情が湧く。 己と同じく不明瞭な記憶があったという 中村の話を聞いた後だからか、>>162 当初とは心境が変わっていたためか、 憎悪の念は起きなかった。]
毒。
[るくあを死に至らしめた手段。]
(242) 2023/11/22(Wed) 16時頃
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[毒を渡したとき、中村に伝えたという 「しあわせ」その言葉を信じたいと思う。 最期の瞬間も、 辛く苦しいものでなかったと 願ってもいいだろうか。]
……近くにいたのに、 気づいてやれなくて……ごめんな。
[呟いて、向かう先は銀の館。**]
(243) 2023/11/22(Wed) 16時頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/22(Wed) 16時頃
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/* あれ!? こっちなのです!? まって眠気に襲われてる場合じゃない
(-47) 2023/11/22(Wed) 16時頃
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/* あ、夜ね。夜…… えっどうすればよい?
(-48) 2023/11/22(Wed) 16時頃
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/* どうなるんだろう(どきどき
死にそうにしてるけど 卯木が幸せなパレードの演出してくれているので あまりにあんまりな展開にしたくない気はある ちょっと黒須不穏ではらはらするね(いいよ 密星も心理状態がわからないので どうなるのってなりつつ…雛子も…(多いな? 坂理くんはさいごに何かやりそう
(-49) 2023/11/22(Wed) 16時頃
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――銀の館
[昼間に訪れたときは、 館内の暗さと外の明るさが際立っていたが、 夜も暮れた時分だ。 足を踏み入れた瞬間の相違は少ない。
地下に向かおうと、隠し通路への入り口は、 どこであったか思い出しながら、 星の瞬きを頼りに館内を歩く。]
……誰だ?
[>>241 奥まった部屋の中央近くの人影に、 声を投げる。**]
(244) 2023/11/22(Wed) 16時半頃
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灰占道士 煙は、メモを貼った。
2023/11/22(Wed) 16時半頃
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[中央に近づくと、幾つもあるスイッチの一つを押す。 ぽこん、と、私の横にホログラムで星が増える。 別のボタンを押すと、その傍にもうひとつ。 幾つか増やすと、それらは銀色の線で結ばれ、 星座の名前が英文字で小さく追記された。 出現する星の形がどれも個性的で違うので 次はどんな形か、色は?と ついつい星を増やしすぎて収集が付かなくなってきた。]
……ボールプールみたい
[立体映像の星々には 触れることが出来ないけれど。 ここまで星座が出揃うと圧巻で、 私を囲む無数の星座の名前を確認する 作業に時間を忘れてしまいそうだ。]
(245) 2023/11/22(Wed) 16時半頃
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[一息つこうとアポロを開くと、 一通の全体メッセージが入っていた。 キラ様の犯行告白。
何とも言えずに立ち尽くす。]
(246) 2023/11/22(Wed) 17時頃
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[誰も犯人だと思えなかった。 だから、誰が犯人でもおかしくはなかった。 中村さんの心境はいかばかりか、 メリーゴーランドに居ると書いているが… 足を向けるべきだろう、と、そんなことを考えていたから 館へ誰かが足を踏み入れたのには気付かずに]
……っ!
[不意に声が向いて、 びく、と背が跳ねる。>>244 少し考えて、煙崎さんの声と気付くと、 小さく息を吐いて、応答した。]
(247) 2023/11/22(Wed) 17時頃
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……ぁ、… びっくりしました。 ……密星です。
一人でどうされたの……?
[朝、彼から聞いた件で 何かあったのかとちらと頭の端に過ぎる。 *]
(248) 2023/11/22(Wed) 17時頃
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最後が反故された件。 指摘するほど意地は悪くはないつもり。 ただ返信が送れたのは容赦願いたい。 こちらの役割はすべて終わったと思っていたから。
それが、思いのほか長い眠りから覚めたら、 まさにパレード真っ最中だった者からの弁論だ。
「 これ自慢判定になるんだ。 突っ込み待ちだったんだけどな。 」
届いたメッセージを確認して、 つい吹き出してしまった。
「くん」付けも「さん」付けも、単に俺達が。 「先輩」「後輩」にすらなれなかっただけなのに。
(249) 2023/11/22(Wed) 18時頃
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『 勝負? いいよ。 何して遊ぼうか。
うーん。顔だけなのは否定できないからなぁ。 もしくは煙崎さんの男の趣味が悪いかの、 どちらかだね。
ワくんはどっちがいい? 』
(*22) 2023/11/22(Wed) 18時頃
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『 信じて貰う方法? さあ、知らないな。 俺は煙崎さんではないからね。
でも、142627回も 好きを告げてくれるような相手なら。
俺だったら通報するか。 仕方ないから諦めるかの、二択かな。 』
(*23) 2023/11/22(Wed) 18時頃
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『 仕方ないから、信じてあげる。 』
そう言って、目を細めて。 愛おしげに、苦笑する顔は。 俺と煙崎さん。 確かに似ていたかもしれない。>>88
それでも、あの別れの日には。>>0:97 今ならきっと、違う言葉が返せる。
(250) 2023/11/22(Wed) 18時頃
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アポロの中には、中村さんの告白もあった。 こちらに擦り付ける真似をしたくせに。 嘘つきめ、と悪態をついてから。>>2:344
毒を手にした時に浮かべる顔。 俺と彼女では違うものだろう。 幾度なく、どうしようもない 希死念慮に囚われたとしても。>>2:310
彼女はもういなくて。 俺はまだ生きているから。
(251) 2023/11/22(Wed) 18時頃
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