33 桜森高校同窓会
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〜〜〜〜っ ゃ、 ぁつ、
[体の中心で、熱塊が爆ぜる。火照った躯より尚熱い彼の情熱の証が、数度に渡って吐き出され、じんわり周壁へ滲透していく。指一本自分の自由に動かせないほど、雄に支配されていた体躯は、連動するように小さく震えながら、忘我の余韻に搖蕩っていた。]
はぁ……いっぱぃ、 あつい、の……、
[上気して赤らんだ背に、ほどけた髪束が幾筋も張り付いている。のぼせたように湯気たつ上半身を、くたりと縁に凭せ掛けて、乱れた息を整えようと。]
ん゛っ!? ……ちょ、やまっ、やまと、 待って、――っだ、私、ぁあ、
[蜜口の僅かな隙間から、泡立てられたクリームみたいな濃厚な汁が、太腿に垂れてくる。と同時に、またも彼の雁頚が過敏な襞を摩って、逃げるように腰が浮いた。 嘘でしょ、と瞠目して悪びれもしない大和を睨む。]
(-64) 2024/02/19(Mon) 12時半頃
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[子供は風の子、ニジノは雪の子! 舞い降りては湯に溶ける淡雪をものともせず泳ぎ出す。
壁を蹴り勢いのあるスタート、みるみる姿が対岸のプール端まで遠ざかる。はえ!て驚いてる間に戻って来た。忙しない人魚だ。
実のところ少年は寒さには割りと強いのだが、彼女が風邪を引いたら大変である。 何故ならスポーツマンは身体が資本なのだから。今はお休みの時期とはいえど。
サウナで待っているとの提案はナイスアイデアであった。 少年が傘を持ってきたのは確かに移動用ではあったが、彼女が少しでも濡れないようとの気遣いには変わりない。]
(228) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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[しんしんと音もなく降りしきる雪の中。やや霙と化した土の上を歩く足音だけがさくさくと響く。
やがて、眩しい紅色の椿がぼんやりと浮かび上がって二人を迎えた。
その鮮やかを見つめる少年は、あの時の気持ちを思い出す。
この花の前に誓った。 二人の未来を。
そして彼女を初めて抱き、心を重ねた。
それなのにーー少年は挫け。 結果彼女を独りぼっちにしてしまう。
どんなに苦しかったろうか。 辛かったろうか。
少年が踏みにじってしまった花。 それを再び拾い上げ胸に飾りたいなど、どれだけ烏滸がましいと悩んだか。]
(229) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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[それでもーー。
過ちを悔い、もう一度掴もうとしたのは、この木の前で交わした想いが本物であったから。
あれから月日が経った。
彼女は少年の隣にいる。 居てくれる。
きっと「また大和は居なくなるのでは」なんて不安もあったはずなのに。
隣にーー……。]
(230) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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ど、して――そんな、 元気なのぉ……!
[結局、湯船に零さないように、なんて余裕は消え失せてしまって。 案外貪欲な雌は、治まりきらない彼の分身が再び欲を取り戻すのを、きゅうきゅう収縮しながら悦んでいる。
振り仰ぎ、下半身は結ばれたまま、向い合わせになる。両腕で彼の頭を引き寄せると、唇でなく額と額をこつりと当てて甘く囁いた。]
………………ぃ、いい、よ。 もっと、 大和をちょーだい?
[理性の蕩けきった瞳の奥で、本能の獣が晩餐の続きを待っている。**]
(-65) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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[名を呼ばれて。少年はポケットこら小さな箱を取り出す。
少年と彼女が付き合い始めた年のクリスマスイヴ。
教会で二人で礼拝に参加した後、少年の友達がバイトするイタリアンレストランにて食事し、そして。
少年はこのプレゼントを渡そうとした。
彼女に箱を見せた時、開ける前から中身を当てられて。 まだスケートを頑張りたい自分はそれを貰えない、と断られた。
でも、このまま付き合い続けて気持ちがお互い変わらないのなら、その時にプレゼントして欲しいと。
少年はその際に「じゃあ五年後に渡す」と約束したのである。
彼女はまだ卒業していないし、渡すには早いかもしれない。 あの時だって「普段使いの身に付けられる品がいい」と言われたのだ。
だけど……。]
(231) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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開けてくれ。
[リボンがかかっち小さな包みを渡す。あの時は中に指輪が入っていた。しかしーー
彼女は見るだろう。えんじ色のクッションの中央にある深い紫色の宝石を。
2月の誕生石、アメシストだ。 一見指輪のようだ。しかし、よく見ればそれは宝石だけしかないのがわかるはず。]
……お前がさ。スケート満足するまで、やりきるまでは……俺は待つ。
だけどやりきったら。これ持ってジュエリーショップに行って、お前が好きなデザインの指輪、作ろう。
あん時は先走って指輪用意して。 俺はいつも……いつもそうだから。
お前と一緒に決めたい、選びたいんだ。人生を寄り添って歩むみたいに。
(232) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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[口から溢れる息は白く、淡く。寒さが身体の芯まで染み入るのにーー彼女を想うとこんなにも。
胸が熱い。 愛しさに満ちる。]
持っててくんねえかな、その日まで。
ーーて、言い忘れた。誕生日、おめでとう。ちょっと早いけどさ、今年のプレゼントだよ。
[それから少年はもう一つアイテムをポケットから。どこぞの銀行の通帳だ。ぴら、と開くと月々に増えていく貯金額が記載されている。]
(233) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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これは見せるだけだぞ! 金を今渡す訳じゃない……が。
……働いた金、貯めてる。 お前との結婚資金だ。
指輪買ったり新婚旅行行ったり結婚式挙げたり。
ぜーんぶ出来るぐらいにゃ貯めてるから……
お前の心が決まったら、 安心していつでも。
[コツコツ貯金していたから額は相当なものだ。エログッズやゲームは我慢せず買っているが、その他はかなり節約している。
ロマンチックは似合わないと怒られたいつぞや。なら現実味のある路線でいこうじゃないか。]
……嫁に来てくれ。*
(234) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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/* Σはっ ピュワッピュワなかなののに、 危うくえrgを挟むところだった……。
大和を挟むのはセーフw
(-66) 2024/02/19(Mon) 13時頃
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[やったあ、って。 彼にしては随分と可愛らしい喜びの表現だ。 安堵の吐息もなにもかも愛おしくて 抱き締める腕に同じ強さを返した。]
わたしこそ。 …… わたしを見つけてくれてありがとう。 …… ありがとう、出会ってくれて。 [彼の手で指輪が正位置へ通されるのを 呼吸も忘れ、厳かな気持ちで受ける。 ありがとうを告げ、今一度薬指を見詰めた。
伝統的なソリティアリング。 リメイクしてくれたという指輪のデザインも、 きっと彼が一生懸命に考えて選んでくれたのだろう。 また涙が滲みそうになるのをぐっと堪えて。]
(235) 2024/02/19(Mon) 13時半頃
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……… きれい。
[思わず呟けば、 似合う、と、彼からの賛辞。>>227 かわいいも大好きも、何百回と交わし合ったけれど ふたりの在り様が変わって行こうとしているこの瞬間は 新鮮で、幸せな響き。
心から嬉しげな微笑みで応えた。 とくとくと早いままの鼓動も、頬に上った朱も。 まだしばらく落ち着きそうにない。]
(236) 2024/02/19(Mon) 13時半頃
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……あのね。わたし、奏人くんから 幸せをたくさん、本当にたくさん貰っているの。 貰ってばかりだけれど……なかなか貰った幸せに 見合った幸せを返せているかはわからないけれど。 わたしも同じように、奏人くんを幸せにしたいと思う。
奏人くん。 いつも、毎日、ずうっと大好きよ。 ……ううん、“好き”じゃ、ぜんぜん足りないわ。
[一拍、言葉を切って。]
(237) 2024/02/19(Mon) 13時半頃
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あなたを愛しています。
これから先、嬉しい事、悲しい事、 苦労だってあるかもしれない。 それでも、精一杯頑張るから。
奏人くんの一番近くに居させてください。
…… これからも、よろしくお願いします。
[改まった形に言い直し、彼と向き合う。 不束者ですが、と、手を揃えてお辞儀をひとつ。 そうして、擽ったげに微笑んだ。]
(238) 2024/02/19(Mon) 13時半頃
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[ふと、肌にひやりとした感触。]
……… 雪?
[いつの間にか、雪が降って来ていたらしい。 花弁の如くの白。 泡のように溶けやすい春の雪だ。 記憶に間違いがなければ 午後からの天気は晴れの予報だった気がする。 直ぐに止むような気配もあるけれど――― 一度校舎内にもどる? と、視線で問いかけた **]
(239) 2024/02/19(Mon) 13時半頃
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[それから、沙羅の少し冷えた手を取って 甲に口付けをした。 細い指には、昨年末に渡した婚約指輪が 綺麗にはまっている。
アクアマリンとホワイトオニキスの石が嵌った指輪。 それはあのVRゲームで得た、二人を象徴する石だった。
それから、 指輪の内側には、目立たないが 「tuebor A to S」と刻印されていて、
”tuebor”は、ラテン語で ”君を守る”──。
桐野は医学部だから、卒業はまだまだ先になるのだけど。 この先もずっと一緒に居る、という自分なりの誓いを 形にしておきたくて。]
(240) 2024/02/19(Mon) 15時頃
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……少し冷えたね。
キャンプファイヤーは夕方だっけ。 戻って、リラックスルームでも行こうか。 持ち出せる楽器があるかどうか知りたいし、 沙羅にだけ一曲弾いておきたいな。
[口付けた手をそのまま握って、 コートのポケットに入れると、 元来た桜並木を歩き始めた。]*
(241) 2024/02/19(Mon) 15時頃
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[椿の植栽の傍らで、その恋は始まった。正確には、此処をモデルにした擬似の世界で。 所詮、現実でない架空の体験だと、児戯に等しいと片付けるのも容易いけれど。痛みなく動く脚と、自分の醜聞を知らぬ同年代の生徒たちと。あの時は、ずっとそこに留まっていたいと思えるほどに、貴重で、一縷の望みの煌めいた時間だった。]
…………えっと、
[ずっと片恋のままでもいい、現実に戻ったら封じてしまうつもりの、仮初めの恋慕。 それが期せずして通じ合った時、彼の手中には同じ小さな箱があった。彼はその時から、一足飛びに未来を見据えて、想いを示し続けていてくれる。一途に、只管に、真っ直ぐに。 会話の端々に混ざる、結婚を意識させる単語を、察していながら躱し続ける罪悪感。未だ自分に、それを受け容れる資格が整っていないから。]
(242) 2024/02/19(Mon) 15時半頃
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/* 議事と擬似と児戯をかけてみている。。。
(-67) 2024/02/19(Mon) 15時半頃
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[指輪だったら、また返さないといけない、気が重い。 けれど彼も、二度同じ轍を踏んで、虹乃が捕まるなんて思ってないだろう。有無を言わさぬ剣幕に負けて、そっと包みを開いた。]
綺麗な石、だね。
…………っ、
[暴走列車ヤマト、なんて揶揄したこともあったっけ。多分、寂しがり屋なのと同じくらい、大和は待つのが苦手だ。それを四年も強いてしまったことが、ずっと心苦しかった。なのに、傍で過ごす月日よりスケートを選んでしまうのは、エゴ以外の何物でもなくて。
そんな我儘も全部、彼が"待つ"とはっきり宣言してくれるから。 揺らがぬ想いは止り木のよう、いつか翼を休めるその日まで、自由に羽搏くことが赦される。
流すまいと堪えていた一筋が、とうとう頬を伝って小さな結晶を濡らした。]
あり、がと……、 ……っうぅ、
[洟を啜る音が混ざるのは、寒くてたまらないからであって。断じて泣いてない。]
(243) 2024/02/19(Mon) 15時半頃
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[多分、一度プロポーズを阻んでしまってから、彼なりに色々考えたのだろう。女心には疎そうだから、どこかに妹の入れ知恵もあるのかも。 ぐし、と目元を袖で雑に擦って、贈られた宝物を翳す。紫水晶は、VRのチョーカーにつけていた灰簾石より、赤みがかった葡萄酒色。 婚約指輪はダイヤモンドで、なんてデ〇アス社とティ〇ニーの広告だから、この際気にしない。]
大和の誕生日は5月、……エメラルドだっけ。 どうせなら、クルーエル社に貰った原石(ルース)も 並べて使おうよ。お互い交換する?
旅行から帰ったら、すぐにでも。
[笑おうとするのに、どうしても唇の端が強張る。 彼が現実的な通帳なんて見せてきても、視界が歪んで0の数も数えられない。そこに並んでいるのは、ただの数字かも知れないけれど、漫然と待つだけでなく、彼が努力で以って周到な準備を整えている証明だった。
返す言葉を失って。深く一呼吸、二呼吸、白々と重ねる。]
(244) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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[野々花から届く声を 一言一句聞き漏らさないよう耳を澄ませた。 見つけてくれて・出会ってくれて・ 全く同じ気持ちを抱いてることを噛み締める。 柊を揺り動かす唯一人の女性の愛おしい言葉。]
……うん。うん。
僕もたくさん野々花から貰っているよ。
[彼女の言葉 ひとつひとつに頷く。]
(245) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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" 僕がどれだけ君に感謝しているか 君はきっと心得ていて 君がどれほど僕を想っているか 僕はちゃんと理解している
それでも こうして気持ちを顕すことが 大切だということも "
(246) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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存在てくれるだけで幸せなんだけどな。 でも…… 精一杯、そう言ってくれるのが嬉しい。 僕の方こそ、よろしくお願いします。
愛してるよ。
[手を揃えてお辞儀する野々花と向き合う。 柊も頭を下げ、顔を上げた時に額をこつんと合わせた。 そのまま、擽ったそうに微笑む彼女に口付ける。]
(247) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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…… 野々花は、甘い味がするなあ。
[ショコラテリーヌのほのかな残り香を 感じ取って呟いた。
それから、彼女の言葉にようやく 辺りに舞い散る白いものに気付く。]
ホントだ。戻ろうか。 すぐ止むといいね。
[野々花からの視線に頷いて腰を上げる。 彼女の身体を雪から遮るように、校舎内へ足を向けた。**]
(248) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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…………ところで。
ここで良い報せと悪い報せがあるんだけど、 どっちから聞きたい?
[たっぷり17秒は返答を焦らしてから。いただいた貴石を丁寧にポケットに仕舞い込んで、代わりに二つの封筒を取り出した。**]
(249) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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/* ニジノさんカットごめん><
>良い報せと悪い報せ 悪い報せ? why???
あとキャンプとプールとグラウンドと 土産とUFOキャッチャーリベンジと……??? いっぱい遊べるね!!(なお今夜エピ
(-68) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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/* アメジストは半貴石だとか、エメラルドの方が高価とか、 まあ鉱石蘊蓄色々語りたくなるんだけど、 虹乃だしやめておこう……。 星と石は厨二病が一度は通る道なんや……(地学専攻)
中の人は、スィートテンもダイヤでなく タンザナイトを買わせたくらい、色石が好きです← 今欲しいのはアレキサンドライト、ブラックオパール、アンモライトあたり。。。
(-69) 2024/02/19(Mon) 16時頃
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/* ルースは裸石であって原石ではない、とかね……もう。 ところで大和の石は何だったんだっけ。 クリムゾンレッド。定番はルビーだけど。 ダイヤやベリルやスピネルやトルマリンも赤はある。 金銭的価値は劣るけど、ガーネットやカーネリアンやコーラルも。
(-70) 2024/02/19(Mon) 16時半頃
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ーー数ヶ月前ーー
『誕生日プレゼント?ニジノ御姉様ならなんでも喜んでくれると思うけど。』
[あっけらかんとした言葉を吐くのは妹の詩織だ。
ここは火浦家の一室。少年の召集により妹と御曹司、羽柴が集められている。輝くような金髪の持ち主である妹の婚約者が卓袱台に肘をつく様はなんだか不釣り合いだ。]
『宇宙旅行とかはどうです? ロケットを貸し切って二人で乗るんです。
ロマンチックですよ。』
[経済感覚がまるで違う金持ちボンボンの意見はまるで役に立たない。
そんな金どこにあるんだ!]
(250) 2024/02/19(Mon) 17時頃
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