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/* これで今日の23時に始まるよね???
(-102) 2023/11/13(Mon) 06時半頃
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「えへ、嬉しい…。 長生きしようね、一緒に…。」
こんな事、本当は高校生のセリフじゃないかも知れないね。 でも、どうしても言いたかった。怪我もなく病気もなく、一緒に生きてないとダメだと思えたから。 戦闘に巻き込まれることもなく、避難してでも生き延びて。 家が、学校が、街が壊されても私たちは無事に生きていきたい。 そんな願いがあったから。
私がショートパンツを脱ぐと喉を鳴らしてから命くんも脱ぎ始める。 私とは違って下着ごと落としてしまったから──さっき服の上から触っていたものの隆々としたシルエットを見て、私はその大きさに改めて慄いた。だ、だって、想像より結構大きい…他を知らないけど! 目を見開いて、でも怖いより凄いなあなんて感心してしまう。二人で触れ合う中、感じていた命くんの匂いがより強く、雄々しくなった気がした。
(-103) 2023/11/13(Mon) 07時頃
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「す、凄い、ね…?」
そう言えば胸を晒した時に命くんもそんな反応だったな。お互いにない部分だから、そうなっちゃうのかも? まじまじと見てしまったけど、命くんがキスしようとしてくれたから視線を彼に絡めてそのまま瞳を閉じる。 触れ合うところ全てが心地よく感じてしまう。唇は勿論、伸ばした腕が触れる肌も、近づくことで触れ合う場所全て。 でもそんな中で──。
「んんうっ!?」
下着越しならぬちり。 下着の中に手を入れられ、直接触られたならくちゅりと湿った音と共に私の腰がびくんっと跳ねて、私の高い声がキスに奪われる。 後者の方がより強い快感を私に伝えただろうけど、どちらにしてもそこが既に濡れてしまっていて、そこから今までにない強い快楽を得られてしまったのは事実だ。
(-104) 2023/11/13(Mon) 07時頃
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「あ、あっ、んん…っ!」
唇を閉じていられず、指先が動けば私の腰はその快感に怯えるように跳ねて逃げようとする。 腰が捉えられてしまったなら代わりに膝と脚先がビクビクと跳ねてしまって。 まだ入り口は硬く閉ざされているのに、ゆっくりと愛でられ熱を高められたから、すっかりそこは蜜を蓄えていて。
「あっ、アッ!み、命くん…っ。」
ぎう、と彼にしがみつく。 さっき命くんの熱を撫でた時に腰を引いた理由が、今やっとわかった気がした。**
(-105) 2023/11/13(Mon) 07時頃
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よく勘違いされるが、愛は万能ではない。
幾ら相手を愛そうと、人はその相手を理解出来るとは限らない。
よって、愛する人の望みを叶えられるとは限らない。
また、人は得てして愛される事には鈍感だ。
自分が愛されている事には気付かず、むしろそれを否定してしまったりもする。
相手が求める愛を返してくれない場合。 自分に自信がない時。
つまり。
形は違えど人は愛し合う事は出来る。 しかしそれが沢山のすれ違いを生めば噛み合わずーー
互いをただ、傷つけあうのだ。
(191) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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ーー僕の部屋ーー
諦めたような口調で彼は呟く。
実際僕らはどれだけの不理解を重ねて傷つけあっただろうか。 お互いに疲れ果てている、心も身体も。
それでも彼は僕から逃げず、僕は彼を離さない。
傷を刻み、踏みにじり、身も心も悲鳴をあげ続けるまでーー彼が言うように”傍に居た”。
ーー僕らは。
兄の話は僕の大笑いで終わりかと思いきやまだ続く。
僕の望むことは言えないと自負しながらも続ける彼は天然か?
いやそれは前から判っていた。 彼は天真爛漫だ。天使そのものだ。子供のように無邪気に人の傷を抉る。そのナイフは大人の頭脳にて精製されたものだから、非常にたちの悪い行為だ。
(192) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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「ーーあ?……だったらどうなんだよ。僕が乳離れ……じゃねーや、兄離れ出来ない餓鬼だって言いたいの?」
そうではなかろう。康生が言いたいのはその先だ。
“兄の代わりになる人”のこと。 それが自分であるのはまだしも、誰でも良いのか、違うのか。
僕は目を細くして答えた。
「カガセンはさ、兄さんに似てるんだよ。しっかりしていて大人で……。
だからイライラした。嫌いだったんだ。つまりさぁ、僕は別に兄の代わりなんか求めてねーよ。」
嘘だ。僕は加賀先生にも甘えたかった。ただ教師と生徒という立場ではそれが上手く出来なかったに過ぎない。 もし僕が素直に彼に甘えていたら、彼は僕の頭を撫でてくれたに違いないのに。
(193) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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彼がこれで納得するかはわからない。しかし僕はこれ以上兄の話を続けたいと思っていなかった。
お楽しみはこれからなのだから。
僕はまるで愛する妻に語るように、ねっとりした視線を注ぎながら彼の肌を求めた。
『男同士だから別にかまわねえよ?』
元気な彼ならこんな風かもしれないと思ったが、存外にしおらしい態度。 そこに羞じらいのようなものまで見えたのは、ただの僕の願望か?
しかし、行為そのものはほぼレイプだ。彼を脱がせるには、どうしても傷つけた脚に触れぬ訳にはいかなかったから。 彼の脚に再び激痛が走る結果となる。
部屋に響く鋭い悲鳴。 女の卑猥な声よりもそそる。
「……はっ、生ッ白い。女みたいだな!」
(194) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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胸には大きな手術痕が広がっていて僕は一瞬顔をしかめ、眼を逸らした。 そこに刻まれているのは彼が今まで苦しみながら懸命に生きてきた証。そんなものを見たらーー僕は挫けてしまう。
彼を壊すという目的を、達成出来なくなる。
だからわざと嘲るように言ったのだ。彼が運動もろくに出来ず、日に焼けるはずがないのは病気のためであるなんて判っていても。
「おっと悪い、初夜なんだから君は女でいいんだ。
むしろもっとちゃんと色っぽい仕草をして、股を開いて僕を誘って?
ひゃははッ」
それは妻ではなく娼婦だと何処からツッコミが来そうな冗談を言う。
「愛してるよ、コウ。君の全てが欲しい。」
(195) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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ベッドの上を四つ足で這うと彼に近付く。彼は起き上がることすら叶わず仰臥したままか。
その顎をグイと持ち上げる。
「ちゃんと花嫁の演技をしろ、この馬鹿。萎えるだろがッ」
彼は言った。僕が傷を負うような事をするなと。 そして幾ら彼自身を傷つけてもヘラヘラとしている。
ならば。
ガン、と強い一撃。僕はキスするほど、吐息が触れあうほどの距離で彼に思い切り頭突きをかます。
「ヒャハハハッ」
一回ではない、二回、三回狂ったように繰り返す。
僕の額は割れた。鮮血が迸り激痛に見舞われる。
「嗚呼痛い、痛くてたまらないよ、コウ……ふふ、あははッ」
(196) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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彼は僕が殴った上に更にダメージを食らうわけだから、フラフラになるかもしれない。
「はぁ、はぁ……」
漸く僕は離れ、額から溢れる自分の血を舐めた。不味い。
彼がまだ僕の心配をするなら笑うしかない。
「……っと。コウがぐたぐた下らねえ話をするから、準備が滞るじゃんか。 僕はちゃんと、君が花嫁になれるものを用意したんだぜ?」
そう言い、僕が机の上から取ってきたものは真っ白なヴェールだった。
これは母が結婚式の時に使ったものである。以前見せて貰い、タンスの奥にしまってあるのを僕は知っていたのだ。
僕はヴェールを恭しく彼の頭に乗せる。そんなものがあろうと、数々の暴力でボロボロの見た目が変わるわけでもないのに。
(197) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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「いいねぇ、似合う。 あ、そうだ……お化粧もしようか。これで。」
口紅も拝借してきたら良かったが、僕は忘れてしまったから。
自分の額に滲むものを人差し指につける。
その指先をひたりと、彼の唇にあて、左から右にゆっくりと塗った。
真っ赤な血を。
「……とっても可愛い。」
僕の血で彩られた唇。彼は勿論、こんなの望んでいないだろうが。
興奮が頂点に達した。
ーー彼に覆い被さる。その唇を再び奪うため。野獣のように僕は、彼を喰らおうとした。*
(198) 2023/11/13(Mon) 08時半頃
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[長生きしようねって敬老の日に聞きそうな言葉だけれど、それを望むことすらしていなかった大和にとっては新鮮な言葉でまたもきょとんとしてから頬を緩めて頷いて返せる言葉だった。 長生きしたい、独りではなく珊瑚と一緒にだ。 人間は強いからきっと街も復活していくだろう。 その時に珊瑚と一緒になって、子どもができて、孫ができて、曾孫が――となればこの生の意味もあったと想えていくる。
そんな願いを叶えることに繋がる行為はいつまでも拍動が高鳴りっぱなしで、興奮が表現されたような昂りに目を見開く珊瑚には苦笑を向けることしかできなかった。 自分自身でも驚いてしまう程に昂っている。 先端が自分の腹を打つまでに反り返っていてそんなになるんだと自分でも驚いてしまう程だ。 すごいね、と言われると、うん、と照れながら頷いた。
そうしてさらけ出しあったからか口づけもまた味わいが違うようで視線も舌も絡めていき、手のひらで肌を擦り珊瑚を感じていく。 肌を滑る手のひらは動きが悪くなっているのは汗が滲んできているからだろう]
(-106) 2023/11/13(Mon) 11時頃
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んんう?
[敏感な場所に下着越しに指が触れたことでまたも甘くなる声色にすっかりと気を好くしてしまう。 先ず触れるは下着越しにだ。 指先が触れれば湿り気をより感じていく。 触れれば触れるだけ湿り気が強まっていき音が次第に大きくなっていく。
はぁ、とキスの合間に吐息を零す]
(-107) 2023/11/13(Mon) 11時頃
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珊瑚……気持ち好さそうだよ。
[もっと気持ち良くなってねと腰が逃げるのを咎めるように腰を手で捉えると動きを抑制してしまう。 代わりに膝や足先が跳ねていくけれどその動きはとても可愛いものに感じてしまう。 震えるのは太腿もだろうか。 もじもじと擦り合わせているならば露わにした怒張を太腿に押し付けて熱の存在を教えていく]
(-108) 2023/11/13(Mon) 11時頃
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すごく、いっぱい濡れてるよ。 気持ち良くなるとこうなるんだね。 もっと、気持ち良くなってね。 ほら――ここ、硬くなってるところ。 硬くなるとこは、気持ちいいよね?
[ぴたりと閉じた入り口の一番前方に指先で感じる硬さ。 胸もそうだったし自分の股間のものもそうだ。 硬くなるところは感じ易いのだろうとその硬さに指を這わせる。 だが、濡れた布越しでは触り心地が悪いものだからと触れるとすぐに一度指を離してクロッチ部を指で摘まむと横にずらして蜜を蓄える蕾をさらけ出してしまう。
露わになった蕾に直接指を這わせていく。 硬くなった一層敏感になっているであろう場所を指の腹で触れて、蜜に濡れた指先で優しく優しく、また熱を昂らせていこう**]
(-109) 2023/11/13(Mon) 11時頃
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――IFの物語――
[>>164何かを言い出そうとして珊瑚は言葉に詰ってしまった。 碧い視線だけが真っすぐに向いてくる。 瞳が震えているようだがそれは気のせいだろうか。
楽しかった時間が一瞬で書き換えられてしまった。 >>189ロケット花火は誘われなかったけれど柊木とは合宿中には別の事柄で話す機会もあったろう。 その時ではなくても持とうと思えば機会などいくらでもあるものだ。 そんな合宿の思い出の最後の一項が筆舌に尽くしがたい状況なのだけれど――別にそれは珊瑚が悪いわけではないだろう。 後になってハロから聞いた話で言えば『数多の可能性の中でこの世界線ではこうなる運命だった』のだと知れる。 たまたま僕らの世界では僕らが選ばれる、そんな世界だった。
割り切るには未だに心は追い付いてはいない。 けれど思うのだ。 何もかも秘密なままで知らずに終わるよりも全部を知って仲間として終われるなら――それもまた独りぼっちじゃないだろう]
(199) 2023/11/13(Mon) 11時半頃
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[結局珊瑚は何も言わなかったから大和もまたそれ以上尋ねることはしなかった。 ただ>>166思ってもしなかったことを言われて目蓋を瞬いてしまったくらい。 浮かべた笑みは弱々しいものだったし、黄色いナマコに似ているらしいけれど大和はナマコを見たことがなかったからそうなんだって言えるくらいだったけれど。
>>159帰り道、乾の実家の車――という名のどんぐりワゴン号に乗せてもらえることになった。 相変わらず乾の両親には丁寧に挨拶をして乗る前も降りた時もお礼をしっかりと伝える。 乾は何か思うところがあったろうか。 こんなにもいい両親がいるのに――家族の愛も知っているのに。 戦って死んでしまわなければならないなんて。
病院に送られた柊木はどうだ。 彼のような陽キャに見える存在は悲しんでくれる人多いだろう。 それ以前に無事かどうか心配すぎるのだけれど――確か乾と? その時の話はやはり大和には理解しにくいものだったかもしれない]
(200) 2023/11/13(Mon) 11時半頃
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うん……うん?? 迷惑じゃない?
[>>167どんぐりワゴン号から降りた後で尋ねられた言葉にまたも目蓋を瞬かせる。 ご家族に迷惑ではないだろうか。 そこが心配だったのだけれど>>168父親さんは忙しいらしい。 あんなことがあった後だから帰る暇もないとし、その他の事情も知らないけれど――]
(201) 2023/11/13(Mon) 11時半頃
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迷惑じゃないなら、お願いしていいかな。
[このまま家に帰っても100均の三束蕎麦を一束塩で茹でて食べるだけの生活だもの。 合宿のご飯と比べても、瑠璃川 珊瑚のご飯と比べてもそれはとてもひもじいものだ。
それに――何も言ってくれなかったことが気になった。 そこまでの仲ではないのはわかっているけれど、ほら、仲間なら、気になる相手のことなら、ノースリーブでどきどきしてしまう相手なんだから知りたいって思ってしまうじゃないか。
頷いてからこのままでいいのかなと視線で問いかける。 荷物もあるし洗濯もしないといけないけれど――このまま一人で帰すのも危うそうではあるしと好ければそのまま家まで一緒に帰ろうか*]
(202) 2023/11/13(Mon) 11時半頃
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/* 蕎麦をお塩で⁉️美味しそう
(-110) 2023/11/13(Mon) 12時頃
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/* ん〜〜〜 これはRINさんというより、RINさんの妹の経験に近くなるんですけど 人と人との頭突きは一晩繰り返しても額は割れないため (そもそも正面からの頭突き同士だと額中央がぶつからない。人の額は中央が凹んでるので、両目の上がぶつかって痣が二ヶ所できる) ちょっとリアリティを付与したいな うーんうーん
(-111) 2023/11/13(Mon) 12時頃
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/* あ、いいこと思い付いたぞ こっちのが、柊木(息子)の心理的ダメージにも繋がるな 名案だ そうしよう
(-112) 2023/11/13(Mon) 12時頃
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─乾恵一の部屋─
[彼に真正面から向き合う康生は、自身がナイフを向けている事に気付けないまま言葉を重ねた。]
それがガキなら、ガキでいいんだよ。 俺だって全然親離れできてねーし、一生できねーもん。 全然、ダメなことなんかじゃないんだ。
[七尾千映に言ったのと同じ内容だ。康生の中には私が居り、命を共有しているのだから、文字通り“一生”親離れなんて不可能だ。親離れや兄離れ出来ない相手を否定する事なんて、出来る訳がなかった。]
……違うだろ。 カガセンのこと、嫌いなんかじゃないだろ。ケイ……。 頼りにしてただろ、俺が熱出した時も。
[加賀先生が合宿所へと戻って来た時、真っ先に立ち上がり玄関に駆けて行ったのは彼だ。その姿を思い出したのだろう康生はそう訴えたが、彼がそれに答える事はなかった。]
[肌を暴かれる>>194。確かに普段の康生なら、もっとあっけらかんとしていただろう。だが、度重なる暴力と向けられた害意により、康生は少しずつだが確実に弱っていた。康生は無敵でも超人でもない。幾ら回復が早くとも、繰り返し殴られれば罅は広がり、いつか壊れる。既に、拡がる不安を取り繕えない段階まで来ているのだろう。]
(203) 2023/11/13(Mon) 14時頃
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[されるがまま顎を持ち上げられ、康生は力無く訴えた。]
……いくら女みたい、でもさ。 女じゃないの、見たらわかるだろ? わかっただろ? 俺は、ケイの欲しいもの持ってねーんだって。 挿れるとこないから、処女とかもない。 俺の全部はやれねーけど、もし仮に全部をやったとしても ケイの言うみたいに、色っぽい仕草して誘ったとしても 俺が持ってないもんは、やれねーんだよ。
[この答えが彼を刺激したのか、それとも元よりそのつもりだったのか。彼は頭突きをかまして来た>>196。至近距離で避けられる筈も無く、まともに食らう。人の額は中央が凹んでいるから、漫画等で表現されているのとは異なり、一度の衝突で左右二ヶ所がぶつかり合った。だが、そのまま繰り返すだけでは、彼が額を割る事は無かっただろう。]
いぎッ!? バっ、やめ……!
[一度目は事態を把握出来ず、二度目は間に合わなかった。三度目、康生は手を翳す。自分を守る為ではなく、彼の額を受け止める為に。胸元に置いていた右手ではなく、空いている左手を。]
(204) 2023/11/13(Mon) 14時頃
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────ぁ、……。
[……それがよくなかった。左手には、彼から贈られた指輪が嵌まっていたから。硬い金属は康生の指を守りはしたが、代わりに額の皮膚を傷付けた。康生のだけではなく、彼の物まで。]
ごめ、ケイ…………ごめん……。
[追い打ちを掛ける様に、彼は「痛くてたまらない」と抜かした。痛くて堪らないのは此方の方だと言い返してやりたかったが、康生は違った。自分の行動で彼を傷付けてしまった事が、余程ショックだったのだろう。半ば放心状態で、譫言の様に謝罪を繰り返した。]
[後はもう、彼の為すがままだ。ヴェールは勿論>>197、悪趣味な化粧を施されても>>198、康生は抵抗しなかった。抵抗する事で、彼を傷付けてしまうかもしれないと怖れているのだろう。他人の血液を粘膜に塗られるなんて、絶対に拒まなければならない程に危険な行為であるにも拘らず。]
……ん、ぅ
[野獣に覆い被さられても、康生は身動き一つしなかった。右手を胸へと乗せたまま、彼の額から流れる赤が近付くのを瞳に映し────奪われ、喰らわれた。**]
(205) 2023/11/13(Mon) 14時頃
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ーー僕の部屋ーー
彼の言葉は僕に聴こえていないわけではないし、僕はそれを理解できない程は狂い切れてはいなかった。
それは彼が、どうしても僕が言って欲しい言葉を言わないのに、希望を感じさせるような事をポロリと言うから。
すがりたい僕と諦めたい僕がせめぎあう。 それだけで狂えたら良かったが、簡単には楽になれないようだ。
彼が壊れるまできっと、僕の苦しみが終わることはない。 そして、彼が壊れたら……僕は。
彼は何故、言葉を紡ぎ続けるのだろうか。 そのせいで僕は揺れたり躊躇ったりしているのを考えると、暴力的な僕を止めるためか。
そんな事をしても無駄だと、立て籠りの犯人に訴える警察みたいだ。
「……そんな事、判ってる。」
彼は僕の言葉を、なんに対する返答を捉えるか。
(206) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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女のような身体ではない。 胸もない、性交を行う孔もない。
“持ってないもんはやれねーんだよ” >>204
「僕が欲しいのはさ、そんなパーツじゃない……
そうだよね、でも、君はやっぱり持ってないんだ。 持ってないから、言えないんだ……ッ
愛してる?傍にいる? なのにッなのにッ」
愛して欲しい、 傍にいて欲しい。
でも一番欲しかった言葉は
”一緒に生きて欲しい”だ。
(207) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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望みがなくとも、運命に逆らえなくとも、
理屈じゃないッ 愛情があるならば、 僕を愛してるなら、 殺すなんかよりそう望むんじゃないのかッ
愛する人から「シネ」と言われたも同然の僕は。
君を壊すしかない。 君を壊すしかーー
狂ったように頭突きをしたのは、僕自身も傷つくためだ。
まさか、彼がしていた左手薬指の指輪により額に傷がつくとは思わなかったが。
「僕の事愛してないくせに、まだ付けてたんだ? なんでだよ、なんでだ?
……やっぱり僕の花嫁でいたいわけ?はは、もう、ワケわかんね。」
(208) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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まるで壊れたラジオみたいに謝罪を繰り返す彼はもう抵抗を止めていた。
僕は自身の左手薬指を見る。 そこには勿論指輪が光っていてーー
「最後までしよう、コウ。 もうワガママ言うなよ。 僕は君が好きだ、好きなんだ。」
ーーこれが僕の最期。 僕と彼のおしまい。
彼は手に入らない。 僕の欲しい彼の心は、手に入らない。
『気持ち良くなろうよ、恵一くん。 いいじゃない?恋人じゃなくたって。
想い想われるとか怠い。 ただ溺れたいの……。』
(209) 2023/11/13(Mon) 16時頃
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