33 桜森高校同窓会
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――201号室――
[踊り場から鏡はなくなっていた。 野々花と初めて会った場所。 実際の彼女とは少し違えた姿で。 あれがVRだというのが今でも不思議な感覚だ。 少しばかり別の容だとしても、 今の彼女と繋がっていると思えたから。
今ではもう、鏡の前で挨拶の練習をする 引っ込み思案な少女ではなかったとしても。]
(20) 2024/02/14(Wed) 10時頃
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そうみたいだね。 元の教室に合わせてあるのか。
……ここからキャンプファイヤーを見たんだっけ。
[窓から校庭を見下ろした。 爆ぜる火。歌声。ピアノの音。送られてきた写真。 此処ではない此処と同じ場所の出来事。]
あの時は見ていただけだったけど、 今度は混ざれるといいね。
[きっと野々花とお揃いの 懐かしむような眼差しになっていただろう。]
(21) 2024/02/14(Wed) 10時半頃
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ヒイラギは、突然の悪寒に襲われた。
2024/02/14(Wed) 10時半頃
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え、と、急に寒気がして……。
[駄菓子を手にしたまま、野々花の問いに答えた。 彼女も別味の同じものを手にしている。]
ありがとう。 一息つきたいと思ってたところだった。 四等分? へえ……やってみよう。 ホントだ。はい、豚骨ラーメン味。
[あまり強い力だと粉々になるだろうから ゆっくりうまか棒に圧をかけて。 四分の一を野々花と交換しようと。 なかなか癖になる味だ。たこやき味は普通にうまい。]
(22) 2024/02/14(Wed) 10時半頃
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そうだね、色々見てみたい。 ゲームコーナーに屋上庭園に……、 お土産ショップってどんなお土産だろうね。 この階と同じ……二階から見ていくのがいいかな。 野々花は? 気になるところある?
[お茶で喉を潤しながら、 部屋に備えてあった旅館の地図を広げて。
どこがどう変化したのか想像を交えて話すのも 楽しい時間。**]
(23) 2024/02/14(Wed) 10時半頃
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参加…… いや、 あの時はそんな心境じゃなかったから。 あれくらいがちょうどいい距離だったんだよ。
[在りし日のキャンプファイヤーについて問われたら。 窓越し、熱さの伝わらない距離こそが 自身に相応しかったと今でも思う。]
あとで校庭も歩こうよ。 高校は別だったから、 野々花と一緒にグラウンド歩いてないしさ。
[今なら大丈夫と口にする彼女に。]
(57) 2024/02/14(Wed) 20時頃
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[二人で大学の下見に行って 構内のグラウンドを渡った時から、 彼女が前を向けたことは知っている。 せっかくの機会だ、二人でできなかったことを叶えようと 心に留めて。
久しぶりの呼び名と悪戯っぽい笑みに目を瞬かせる。 気心の知れた親密な笑みだ。]
大丈夫、風邪じゃないと思う。 ちょっと様子見るよ。……ありがとう野々花ちゃん。
[こちらも懐かしい呼び方を口にした。 出会って数日しか使わなかった敬称なのに、 印象深く記憶に刻まれていて、LINEにも不慣れだった あの頃の野々花がまざまざと蘇る。]
(58) 2024/02/14(Wed) 20時頃
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体育館だとこの時期は寒そうだよね。 天井広くて解放感はありそうだけど。 ゲームコーナー? いいね。
VR装置がおいてあるかもしれない。
[冗談めかして言った後で、 あったら困るなとも思いつつ立ち上がると。 行こうか、と促した。]
(59) 2024/02/14(Wed) 20時頃
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―201号室→ゲームコーナー―
他の、施設利用されてない部屋も 解放されているのかな。
[土産ショップとゲームコーナーの間の廊下途中、 教室のプレートを眺めて歩いた。 実のところ、女性陣の企てには気づかずにいた。 近場での温泉旅行の割には荷物が多い気がしたが、 あまり踏み込まないでおこうという判断が働いたのだ。 決して鈍いわけではないと主張したい。]
ここか。元は理科室なんだね。
[誰かいるかな、と呟いて扉を開けた。**]
(60) 2024/02/14(Wed) 20時頃
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[旅館内だからマフラーは大丈夫と言おうとして、 校庭を歩くことも考えるなら付けていくかと手に取った。]
え。そんなに照れる? じゃあ普段から、たまに言ってみようかな。
[思いがけない反応に、 もっと見たいと思ってしまうのは仕方ない。
肩先に感じる彼女の額。 以前より大人びた輪郭。 今まであまり意識することのなかった時間の経過。 二人の育んだ時間は確かにあったのだと感じる瞬間。 同じような思いを抱いている気がした。 首を傾け彼女の髪に唇を落とす。]
(76) 2024/02/14(Wed) 21時半頃
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――ゲームコーナー――
わ……あ、懐かしい。
[ゲームコーナーに入れば、そこに設置されているのは 懐かしのアーケードゲームの数々。 エアホッケーにワニを叩くゲーム、綿飴マシンにお菓子キャッチャー。コインゲームとピンボール台もあった。]
あ、これ一度やってみたかったやつ。 すごいな、このドット絵でシューティングゲームって。 野々花はやらないの?
[ワニの頭を撫でている仕草から ワニに危害を加えることしなさそうな野々花を振り返り、 自身は横スクロールのシューティングゲームの筐体に硬貨を投入。]
(77) 2024/02/14(Wed) 21時半頃
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ドット単位で避けてみせるからね。
[自信ありげに微笑んだその腕前は――――34(0..100)x1。*]
(78) 2024/02/14(Wed) 21時半頃
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…………ちょっと コントローラの調子が悪いみたいだね。
[古いからシカタナイネと何食わぬ顔で。]
野々花とも一緒に何かしたいな。 これは? 僕はこれは得意な気がしてる。
[エアホッケーを示す。 他に彼女の興味を惹くものがあればつきあうつもり。*]
(79) 2024/02/14(Wed) 21時半頃
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ヒイラギは、何かの気配を感じて1.いる2.いない2
2024/02/14(Wed) 21時半頃
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/* いつものラ神だね(涼しい顔で)
(-4) 2024/02/14(Wed) 21時半頃
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[どこかのタイミング。一通りレトロゲームに興じた後か。 何処かの壁から悲鳴が上がった。]
………… えっ?
[逞しさを増した青年の姿は、柊の目に 大分印象が変わって映るも見紛うことはない。 しかし、久しぶりの再会で懐かしく思う気持ちより いつからそこに? の驚きの方が上回る。]
ハロー。大和くん? 何やってるの?
[確か初めて会った時も倒れていた気がする。 呆れた顔を隠すことなく手を差し伸ばした。*]
(81) 2024/02/14(Wed) 22時頃
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[ひょいと助け起こそうとして、 鍛えているのだろう案外重い身体に少しバランスを崩すと、 大和は自身で起き上がってくれた。]
そっか、家政婦じゃないんだ。 今は何やってるの?
[直接連絡はしていなくとも、玲やあるいは野々花を通して 彼が進学せず働いている程度の情報は得ていた筈だ。]
元気だよ。大和くんも元気そうだね。 ――うん。僕も会えてよかった。
[少し口許を和らげると、ふと浮かんだ疑問を小声で尋ねた。*]
(88) 2024/02/14(Wed) 22時半頃
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ところで今日って、虹乃さんと同室?
(-6) 2024/02/14(Wed) 22時半頃
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/* >>86 お裾分けは遠慮しておくね…>簡単チョコマフィン
(-7) 2024/02/14(Wed) 22時半頃
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/* 蒼さんバッタリしてそう(非VR) 健康してね💝
(-8) 2024/02/14(Wed) 22時半頃
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――ゲームコーナー――
[>>96 彼女と自分のゲームの出来は大差なく、 コントローラーに罪を被せるには無理があるようだ。 とはいえ使い方を教示することできる。 不慣れにコントローラーを扱う様子に笑みが零れてしまう。]
うまいね。筋がいい。
[昔のゲームのシンプルさが好きだとかそんな感想を交え、 エアホッケーやUFOキャッチャーを楽しんだ。]
狐だ、かわいい。もう一個取れないかな……。
[アームを操作して手に入れたプライズは8。]
(103) 2024/02/14(Wed) 23時半頃
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ヒイラギは、パンサーか、かっこいいヤツきた。*
2024/02/14(Wed) 23時半頃
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僕は大学に進学したよ。 一浪したから野々花と同じ学年。 へえ、お父さん工業経営されてるんだ。
[工場での勤務で鍛えられたのかと頷きながら。 見た目はすっかり大人っぽくなったものの、 少し話せばあの頃と変わらないテンションと表情で。 懐かしいな、と廃校内での姿と重ねていた。]
うん、野々花と一緒。今もゲームしてたこと。 ね?
[と、傍らの彼女に同意を求める。]
(104) 2024/02/14(Wed) 23時半頃
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ずっと? でも彼女アメリカに行ったんじゃ……、 でも、二人が幸せならいいか。
(-11) 2024/02/14(Wed) 23時半頃
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そうだ。玲たちにはもう会った? 二泊するからそう急がなくともいいだろうけど。 皆で揃うのも楽しみだね。
[何故かそわそわした様子の大和に内心首を傾げつつ、 せっかくだから何かゲームをしようかと、 ぐるり室内を見渡す。 彼のお気に召した遊具があればともに興じるつもり。**]
(105) 2024/02/14(Wed) 23時半頃
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/* ののかわ(すや
(-12) 2024/02/15(Thu) 00時頃
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──ゲームコーナー──
[UFOキャッチャーのぬいぐるみは出来が良くて、 ねこの造形は特に惹き付けられるものがあった。 また後で再チャレンジしようと密かに誓う。
エアホッケーの5分マッチは6点を獲得。 どのゲームも子供の頃以来のもので、 食事前の軽い運動としても丁度良かったと思う。]
(117) 2024/02/15(Thu) 12時頃
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ヒイラギは、(同得点でちょっとほっとしている)
2024/02/15(Thu) 12時頃
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[虹乃と大和の交際については”らしい”と 野々花から聞き及んでいたものの詳しくは知らない。]
そう。同棲し始めて……もうすぐ2年になる。 一緒に住むのいいよ。 野々花はいつもかわいいです。
[野々花の言葉に頷くことで大和への返答として。 用事で消えたという虹乃とここに来る途中見かけた 男子禁制のポスターで何となく察してしまったが、 そうなんだ気になるねと軽く流した。]
(118) 2024/02/15(Thu) 12時頃
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旅館だからね、 迷惑にならない程度に何かできるといいね。 ワニワニパニックか、了解。
[野々花がワニを撫でていたことを覚えていたため 少し迷っていると「優しく叩いて」の声で心を決めた。 応援を背に受けて、大和との勝負が始まる。
要はモグラ叩きなのでルールは簡単。 現れたワニをぽこりと叩ければ得点になる。 ハンマーが2本の2人プレイも可能な機種で なかなかハイスコアが取りにくいらしい。 ワニの種類でも点数が変わるらしいが、 柊の合計得点は65(0..100)x1]。**]
(119) 2024/02/15(Thu) 12時頃
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ヒイラギは、ボーナス17-噛まれた数20**
2024/02/15(Thu) 12時頃
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[>>121 まだ帰ってこれない。 では帰国する予定はあるのかと思考の片隅で。 続く言葉にはさすがに驚いた顔になった。]
すぐに結婚? そこまで話が進んでるんだ……、 正式に日取りが決まったら お祝いさせてもらたいな。
[どこまで合意を得た発言か知る由はないが 肯定的に受け止める。]
(126) 2024/02/15(Thu) 15時頃
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野々花は大和くんとゲーム後に会ったんだっけ。 ……そっかあ、機会って簡単に訪れるようで なかなかないものだったりするね。
[途中声を沈ませながらも、こうして会えて、 元気でよかったと口にする大和を眺めれば。 招待状が届いた時は不審さが上回ったものの、 これも機会だ――ー応じてよかったと深く思う。]
ありがとう。 動きがある分彫刻よりお得じゃないかな。 案外スカウトの声はかからないんだ、 近寄りがたいんだろうね。
(127) 2024/02/15(Thu) 15時頃
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[きっと思うところはあるのだろうが、 賑やかな空気を瞬時に纏えるのは彼の長所だ。 四年近くの空白がみるみ埋まっていく感覚は 柊だけのものではなかったと思いたい。 そんな雑談を交わしつつワニ叩きゲームのはじまり。]
え、大和くんうま。 ワニを思う僕の気持ちが 手心を加えてしまったのかもしれないな。 うん、言い訳です。ジュースおごるよ何がいい?
[ボーナスポイントを加えても結果は明らかだ。 部屋の一角にあった自動販売機に近づく。
自販機には懐かしの紙パックジュースや 瓶のカフェオレやフルーツ牛乳などが並んでいた。**]
(128) 2024/02/15(Thu) 15時頃
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[>>129 虹乃の夢を優先させたいという大和の言葉に、 連続でジャンプを決めていた在りし日の姿が浮かぶ。 どちらも運動神経が発達しているようだから、 子供もスポーツが得意になりそうだなと飛躍気味の思考は 彼のアップテンポな会話の影響か。
大和の家庭環境に関しては多くを知らないままだ。 脚の悪い妹がいる――いた話を聞いた程度。 あの場所に集った者たちそれぞれに抱える思いはあった筈だ。 今さら掘り返す気はない。]
まあ僕はあと2回変身を残してるから……、 次は勝つよ。 フルーツ牛乳だね、はい。 僕はあまり好みのないからいいや。
(143) 2024/02/15(Thu) 19時頃
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