人狼議事


27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。


噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。

非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。


現在の生存者は、アリババ、ナルミ、パラチーノ、こころ、ヒイラギ、オトサカ、マユミ、タバサ、ヘイタロウ、ニトカの10名


【人】 黒い取引先 アリババ



さて、
さっそくだけど、目覚めた者がいるようだ。


 

(0) 2023/07/29(Sat) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[唐突にバリトンボイスが、君の脳裏に届いた。
 姿は探せば見とめられるかもしれない]



キミたちの先生。西門教授。
どうやらご無事のようだね。
彼はこの世界から消えてしまった。


まぁ、彼は犠牲者ではなかった。
それだけだ。

(1) 2023/07/29(Sat) 00時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

で、次に目覚めかけているものもいるようだ。
ヘイタロウ[[who]]マユミ[[who]]
キミらはどうやら命は落としていないようだ。
もうすぐ、この世界から立ち去ることになるだろう。





それじゃあな。**

(2) 2023/07/29(Sat) 00時頃

天のお告げ (村建て人)

【業務連絡】
みなさま「ヘイタロウ」さんに投票セットお願いします。
もしくは「アリババ」に委任でも構いませんが、」間違えてアリババ投票はしないでくださいね。
襲撃は「マユミ」さんにセットします。

よろしくお願いします。**

(#0) 2023/07/29(Sat) 00時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 00時頃


【人】 至高祈念展 ナルミ


[唐突なバリトンボイスに肩が跳ねる。>>0>>1
顔を上げると想像通りの姿を黒い目が認める。

語られた内容に疲れが残る顔に微笑みを浮かべた。
西門の無事を喜んだのではない、何を言い出すか緊張が走ったのを押し隠そうとしただけ。]

ああ、本当に良かった

宣告をありがとうございます、天使様

[唐突に現れ消える相手が、どこまで聞いていたのかは分からない。

しかしその内容に柔く心が波を打ったのは事実だ。>>2
“二つの意味“が入り混じる、安堵。

骨谷は在り処を突き止めた祖父の作品を目にしないまま死なない。
銀は不安や疑心から解放される。*]

(3) 2023/07/29(Sat) 00時頃

【人】 水商売 タバサ

―現在:美術館前―

[田端は教授の隣にいました。
車に乗って帰ろう、そう言う教授に、自転車での事を説明しながらお茶でも飲みませんか、と宥めていた頃合いだったでしょう。
車に乗り込む手前のところで教授から目を離し、戻したところで教授の姿は消えていました。
そして頭の中に響く声に肩を跳ねさせます。>>0>>1
そして、起きた事態に納得しました。]

……良かったですね、教授。

[差し出しかけた魔法瓶のお茶を、そっと地面に溢します。
どうせすぐに渇いてしまうのでしょう。
次いで聞こえた男の声>>2に、ホッと安堵の息が漏れました。
同時に不安もざわりと胸に湧きますが、それはみなかった事にしましょう。
後輩二人が無事だと分かったのですから。

だから田端はそのまま、美術館の外にあるベンチに座ると空を眺めました。
他の誰かには昼の空が見えているかもしれません。
けれど、田端の目には満点の星空が映っていました。]**

(4) 2023/07/29(Sat) 00時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

──二階特別展──

[一緒に回ろうと誘えば快諾してくれたいみたい>>1:411]

 わ〜い、やったネ
 いやマジで先輩みたいな人が居てくれるから、
 こんな異世界(異次元?)でも人のココロが保てるっていうか
 ありがたいです

[ノリにノリで返してくれているのだとしても、
優しくて甘やかしてくれるんだなぁ。
両手を胸の前で合わせて感謝のポーズ。なんとお礼に頭を撫でてくれる?
ちょっと頭を傾けて、ありがたく受け入れる。
一人で上京してきてからは、初めてだよな。
ま、年齢が上がると共に機会は失われるとは思うけど]

(5) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[で、合間に会話を挟みつつ、一緒に辺りを見回る事にする]

 やる事ないからやるって選択肢に料理が入るのが、
 常人じゃねーっすパネェっす
 得意料理は肉じゃがですか
 いいなぁ……、聞いたらなんか食べたくなっちゃいましたね
 じゃ、カフェに戻ったら作ってくださいね

[と、早速リクエスト]

 なんとなく皆さん、カフェに集まる感じですよね
 俺はさっきまで居たので、先に別んとこ回りたかったっていうか
 ま、事故が起こる?前と今じゃ、そこも違うかもしれませんが、

[すぐにカフェに向かう気がなかった事だけを仄めかす。
でも、先輩の予想は事故の前後で違うのか。>>1:413]

(6) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 そういえば、黒い天使?に出会った後で地下の展示を見ましたけど、
 少し不思議な感じを受けましたね。
 弥勒菩薩像>>1:296は、今にも動き出しそうな雰囲気で。
 一瞬目が合った?時に笑いかけられた気がしたんだけど……

[でも、元々が柔和な表情の仏像だから、目の錯覚だったかもしれないと流してしまった]

 変わる前の展示は殆ど見れてないので、比較は出来ないですね…
 ここへ来て最初に向かったのがカフェだったので、

[カフェしか行ってない事を伝えるのは若干恥ずかしい]

 で、変わった後で地階を一通り回りましたが、
 壊れた箇所は特に無かったです
 照明も普通に生きてたし、展示はどれも素晴らしいものでしたよ
 世界の古美術シリーズが揃ってたって感じで

(7) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[続けて、]
 
 下を一通り見て回ったので、上に来たってトコです
 あ、エレベーターは動きました
 俺、アレに乗ってココへ来たので

[背後を振り返ってエレベーターがある箇所を示す。
見たい場所を問われると首を傾げて、]

 特にあてが合って来たわけじゃないので、
 ……じゃあ適当に見て回りましょうか

[銀先輩が怪我をしたと聞けば穏やかではないが、程度が軽くて無事なら問題はないか。>>1:414
そんな風に行動を決めた後で歩き出した、……その時に、またあの声を聞いたんだっけな>>1]

(8) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[脳裏に直接語り掛け?それとも耳に届いた声?
どちらにせよ、声は聞こえる。
福原先輩の方を見れば、こちらと似たような反応を返してきたか]

 西門教授が目覚めたって……、
 そうか、無事な人がこの世界から去っていくんですね

[そして声は、次に目覚める人たちを予言する>>2]

 骨谷先輩と、銀先輩かな…?
 生と死の狭間から脱出か、……お祝いを言いにいかないとダメかな

[語尾は意識した筈なのに、意図とは逆に寂し気になってしまったかもしれない。**]

(9) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 00時半頃


【人】 水商売 タバサ

―少し前:カフェ―

うん。……少し怖かったのよ。


[銀の手が田端の髪に触れました。>>1:422
それを別に避けることはしません。
ただ、よしよし、だなんて言われると少しだけ視線が揺れました。
それを誤魔化すように笑って、そっと髪留めに触ります。
以前銀がくれたお気に入りの髪留めです。

それ以上、触れ合いはなかったでしょう。
泣きそうな気がして直ぐにカフェから立ち去ろうとし、教授に気を取られてその気持ちに蓋をしてしまいました。
弱くなってはいけません。
強くなければ負けてしまうからです。
痛いことも怖いことも受け止めて、悲しくても寂しくても自分の手で何とかしなければ。
そんな思いが確かにありましたから。]

(10) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 水商売 タバサ

―現在:美術館前ベンチ―

[そんなやさしい後輩が無事なのですから、喜びしかないではありませんか。
良かった、と安堵すべきです。
骨谷にしてもそうです。
自分よりもきっとずっと健全な生き方をしてきている彼が無事でよかったではありませんか。

大きく息を吸いました。
ゆっくり息を吐き出しました。]


………………ななぶんのいち。か。


[大丈夫。きっとまだ。]**

(11) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[……何か送ったほうがいいんだろうか。

おめでとうか、それとも良かったねなのか。
不安を抱えたまま残る者達のことと、当人達の心情が未だ分からないことがどちらの選択も躊躇わせた。

今言えることを考え、送信する。]

『いつ現実に戻るか分からないみたいですね。皆さん、悔いが無いように。』

[文字にするとそれは当たり前過ぎる内容、無味無臭で感情が見えないと書いた本人すら感じた。

最後まで装い続けたいが、難しくなって来ているかもしれない。
成海はため息をつきながら、目的の特別展へと階段近くから足を向ける。*]

(12) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 00時半頃


至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 00時半頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 00時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

>>3>>12

ほう、キミはこの宣告にそんな表情を浮かべられるのか。

[そして、男は特別展へと足を向けた彼の前に現れる]

随分、長居階段を昇ったようだね。
顔色が悪い。
少し、休みたまえよ

[そんな声がけをした]*

(13) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 00時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ

── 特別展への道すがら ──

[その言葉は消える前に発されたのだったか?>>13
どちらにせよ、耳にした時の成海はただ微笑んでいた。

何も内容から裏は感じなかった。
珍しい反応を目に止めただけなのかもしれない。
ただ彼が超常存在である為に、見透かされた気がしてしまって。]

っ……
ええ、天国まで登ってきたかと思いました

[思考を切り替えていたというのに、再び驚かされた。

また現れるなら一度消えなくてもいいだろうに。
なんてことは勿論口にしないで笑いかける。
「お気遣いありがとうございます」と恭しく礼をした。]

(14) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



では少し付き合っていただけますか
天使様がお話をしてくだされば、足を止める理由になります

実は、質問したいと思っていたところなのです
神は運命が定められた一人だけを迎えるつもりなのでしょうか
……それ以外を、連れて行くつもりは?

[その問い掛けの内容と顔色に対し、
彼を見る表情と向ける声は、穏やかなものだ。*]

(15) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― カフェ ――

[  骨谷先輩が味噌汁と共に飲み込んだ言葉を>>1:406
  俺は聞くことはなかったけど。

  もし先輩の本音が分かっても、
  俺は醜いなんて思わなかったよ。

  だって、他人より自分を優先するなんて
  当然のことだし。

  俺のはただ、他人より生存欲が薄いっていうか、
  色んな事に対して諦めがよすぎるだけなんだ。>>410 ]

(16) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 そうっすねー。
 初めに「絶対に曲げられない部分」ってのを
 公言してから付き合うのはどうっすかねえ。

 そうすれば、同意したうえで付き合うんすから、
 振り振られになりにくいと思うんすけど。

 たしかに、35億ガチャは回している間に
 天寿を全うしそうっすね。
 まあ大丈夫っすよ、きっといい人に出会えますって!

 元気出たなら良かったっす。
 リクエスト楽しみにしてるっすね。

[  まあ、元気がなかった原因に
  俺とした会話もあった気がしたから、
  元気が出た様子に>>1:407
  俺はホッと一安心してたんだ。 ]**

(17) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 救護室→カフェ ――

 あ、仁科ちゃん。今大丈夫?
 結局、救急箱っていらないってことでいいの?

[  仁科ちゃんから来たLINEは>>1:404
  謎の減少が起きたらしいことは分かったけど、
  救急箱が必要かどうかは分からなかったから、
  救護室から出て
  グループLINEにメッセージを送った後に、>>1:303
  仁科ちゃんに電話を掛けたんだ。 ]

 あ、そうなんだ。
 その様子だと、仁科ちゃんの怪我じゃなさそーだね。
 まあ、要らないって言ってるなら、
 気にしなくてもいっか。

[  なんて返したから、直接は高祈先輩の怪我だとは
  言われなかったけれど、たぶんそうだろうなあと
  俺は思ってはいた。 ]

(18) 2023/07/29(Sat) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 おにぎりの確保ね。了解。
 今からカフェに向かうから、キープしとく。

[  俺はおにぎりの具材を教えたから、>>1:218
  きっと仁科ちゃんは食べられないものがあったら、
  教えてくれたんじゃないかな。

  それから、俺はカフェに到着後、
  救急箱をその場に置くと、
  「仁科ちゃんの分」と書いた紙を皿の下に敷いて
  皿の上にはおにぎりを2個乗せて。

  そこまで終わると、
  俺はカフェにいた人への挨拶もそこそこに
  館内散策に出た。>>1:377 ]**

(19) 2023/07/29(Sat) 01時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 01時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

>>14

天国の階段。
ああ、それはだいぶ拷問だな。

しかし、キミはこの階段にそれを投影したのかな。
まぁ、天国が上にあると思うのが一般的なようだね。

[そして、薄く笑んでいる彼に、帽子をとって恭しくお辞儀返し]

(20) 2023/07/29(Sat) 01時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

>>15
オレでよければ、話相手くらいはなろう。
だが、不思議だな、なぜ、オレのことを「天使」だと思う?

[一般的には、悪魔、だの、死神、だの言われることが多い。
 ふと、疑問に思い、彼より先に訊ねてみた]*

(21) 2023/07/29(Sat) 01時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[彼はどう答えたか。
 いずれにせよ、彼からの問いのは、そのままの答えを]

そうだ。
オレが連れていくのはたった一人だ。
この事故ではな。

[穏やかであるがゆえ、彼の闇は深く感じられた]

ほかを連れていくつもりはないな。
むしろ、連れていけない、が正解だ。**

(22) 2023/07/29(Sat) 01時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 01時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想>>342>>343――

……死ぬ人からしたら、
そんなもの要らないって思われるかもだし、

オレがやりたいだけ、手向けにもならない
ただの自己満足だな。

でも、ありがとう。

[オレが死んでいた場合、誰かにこの
スケッチブックが託せればいいのだが。
順番に目覚めていく、なら追々考えよう。]

気を留めたってことは、
さっきの図案がシロマちゃんの
琴線に触れたのかと思ったけど。

(23) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

参考までに、他に好みとかある?
絵でも彫刻でも……そういえば
三回来たことがあるなら、お気に入りの
常設展示でもあるのかな、って。

[美味しいおにぎりと味噌汁のおかげか、
シロマちゃんの表情に動揺は見られない。
確かに普段のシロマちゃんからすれば
感情を荒げるところは想像もつかないけれど、

――今は「死」という異常事態に直面しているのに。
オレもみんなも、まだ実感しきれていないのだ。

黒い天使を遣わす神の手は、ゆるりと誰かを
招いているのに。]

(24) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[ただ、その白磁の器のような肌理細かな皮膚に、
先程は見られなかった
――オレとお揃いのような
手で撲たれた痕を見つけてしまって。

オレは目を丸くして、マジマジとジロジロと、
女の子に対しては失礼なくらいガン見してしまった。]

――その頬、どうしたんだ。
誰かにフられた?

[真顔で。*]

(25) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


投影、ですか

[それは例えに触れてるだけなのか?
はたまた別の意味を含むのか?>>20

念じれば会えると田端が書いていたと思い出した。
唐突な治癒の記憶は鮮烈だった。
まるで人魂の意志が作用するとでも言うかのように。

思考が纏まらず、曖昧な応じだけが言葉になる。

返された仕草は見目のこともあり英国紳士を想起させられ、人ならざる者が人間に重なる光景は優雅かつ奇妙だった。]

(26) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



快いお言葉に深く感謝します

──神の命により人間の元へ降り立ち、
慈悲と宣告を与え、死者の魂を連れて行く者

それが天使ではなくて何だと言うのか、
浅学な私には理解が及びません

[初めて彼を見送った時と同じ仕草で胸に手を当て、
迷いない声が“天使様”とされる男へ返される。>>21

光が通らない黒い瞳は真っ直ぐに相手に向く。
盲目的な濁りなき闇がそこにある。

自身を卑下する言葉の中には、
我々人間にとって空間の支配者に等しい人外の男が
奇妙なことを聞く疑問が含んでいたが
それをあるがまま問うのは不躾であると、成海は認識していた。*]

(27) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


神の作りし規律には何よりも正しく、
そして綻びの余地が無いということですね

素晴らしいです

[率直な答えのみが返る為に、内側に悟られた事実に気づかずに
落胆は表層に浮かぶことはない。

説得の余地が無いことはよく理解出来た。
長年の秘密と思いを告げたところで、ちっぽけな人間一人の歪みなどこの存在には気に留めるにも値しないのだろう。

敬虔な信徒のように父なる主を讃え、大人しく引き下がろう。]

(28) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


ああ、それと……天使様
貴方が決めたことではないのでしょうが、
本当にありがとうございます

教授を除けば皆、若い者ばかりです
覚悟を決めるにも、親しい者と悔いなく語らうにも

彼らに時間を与えていただけて、
……その御慈悲の温かさを、私は強く感じました

[本当にその通りに皆が過ごせるのかは分からない。

ただし、心を落ち着けて意味ある時間を過ごしてくれるよう、成海は心から願っていた。
驚愕が過ぎ去り凪いだ心には、どこまでも他人事だけど。

さて、元より彼を信じている成海はもう引き止める理由が無くなってしまった。
天使から問い掛けられることもあると理解した為に、一方的に目的を済ませて終わりとするつもりは無いが
相手が去る時は快く頭を下げて見送ろう。
──「またお会いできる時を楽しみにしています」と言い添えて。*]

(29) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 01時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:特別展 ――

 はは、んな大げさな。

[  お礼を言われたけれど、>>5
  ただ諦めがよすぎる故に、>>1:410
  いつもと然程変わらない態度なだけで。

  でも、それが役に立てたのなら良かったと、
  安心する気持ちもたしかにあったんだ。

  柊くんが頭を少し下げてくれると
  俺はにこりと笑いながら、
  ぽんぽんと彼の頭の上に手のひらを重ねていた。 ]

(30) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  まあ、別の意味で俺は常人ではなさそうだけど、>>6
  なんて、口にすることはないけれど、 ]

 オッケー。カフェに戻ったら、肉じゃが作るな。

[  リクエストはあっさりと受け入れて、 ]

 たしかに、みんなカフェに集まってきてたな。
 俺は別にそれぞれ
 好きなことしてたらいいと思うんだけど。

[  まさか、高祈先輩が
  みんなをカフェに行くように誘導しているなんて
  思ってもみなかったけれど、>>1:329

  俺としても、特にカフェに集まることに
  こだわりはなかったから、
  柊くんがすぐにカフェに来なかったことも
  気にしていなかった。 ]

(31) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 あれ、地下の展示に弥勒菩薩像なんてあったっけ?
 俺が忘れてるだけかもだけど、
 実はどこか別の所から動いてたりして?

[  怪談じみた話には、>>7
  なんて、さらに怪談みを加えつつ、 ]

 あはは、美術館に来た直後の柊くんは
 よっぽど喉が渇いてたかお腹すいてたのかあ。
 バスの中で予備の飲み物あげたり、
 もっとクッキーあげたりすりゃ良かったかな。

 そっか、壊れた箇所はなかったのか。
 まあ、それが分かったら、
 その壊れた場所に最後にいた人が死んだって
 推定できるから、あえて隠してるのかとは思うけど。

(32) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 そっか。エレベーターもちゃんと動いてるんだな。

[  俺は普段からエレベーターに乗る習慣がなかったから、
  ここまで階段で来たため、ふむりと頷いて。 ]

 了解。じゃあ適当に見るか。

[  と柊くんと話していたタイミングで、
  聞き覚えのあるバリトンボイスが届いた。>>0 ]

(33) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 なるほど。西門教授が目を覚まして、
 骨谷先輩と銀先輩がもうすぐ目を覚ます、と。

[  復唱するように呟きながら、>>1>>2
  良かったなあと、
  俺はどこか他人事のように思っていた。 ]

 ああ、たしかあの黒翼さんは、
 無事な人がこの世界からいなくなるって言ってたと思う。

 俺はどこかのタイミングで
 先輩たちと話せたらって思うけど。
 柊くんも話したいことがあったら
 会いに行くといいんじゃねえかな。

[  俺は寂し気というか、
  迷っているのかなという印象を受けたから、>>9
  促すつもりで俺はそう答えたんだ。 ]**

(34) 2023/07/29(Sat) 01時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 01時半頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想――

[サラサラと、メグココちゃんの横顔を盗み見つつ
想像の花弁を重ねていたら、
えらく可愛らしい怨嗟が聞こえてきて>>1:320
オレは思わず噴き出した。]

おたんこなす、とか
久々に聞いたな。
いや、うん、メグココちゃんらしくて、
すげーイイ。

[ついと目尻を拭うのは、笑い涙が滲んだせいだ。]

急に物分かりの良い言動されると、
やっぱり心配になるし。

(35) 2023/07/29(Sat) 03時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

>>1:349
オレもそんな鋼のメンタルしてないよ。
フられる度に、むしろ豆腐だ。

今でも、……ほら、鉛筆握る手が震えてる。

[オレは失笑しつつ、右手を翳す。
今でも細かい痙攣を抑え込んで、
無理矢理紙に押し付けているのだ。]

手を動かしてないと、
余計なことばかり考えて
どこまでも鬱々と沈み込みそうだし。

(36) 2023/07/29(Sat) 03時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

後悔しないように、今やり残したことって、
これくらいしか思い浮かばなくてさ。

[しかし困った。メグココちゃんには
ガーベラとかヒナギクとか、
可愛いらしい可憐な花を想定していたのに、
あのヒトコトのせいで、茄子の花に脳を占拠されてる。
和皿には定番のモチーフだから、
それも変ではないんだが。]

(37) 2023/07/29(Sat) 03時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[タバたん先輩も、漸くたまごサンドとご対面だ。>>1:355]

あ、オレもお裾分け貰っていいかな。

[彼女が取って残った分の
ノっ君お手製たまごサンド(※厚焼きの方)に
いそいそと手をのばすオレ。
齧りつきながら見ていたら、タバたん先輩は
何やら念を籠め、オレが見た時にはなかった
携帯用スープジャーを戸棚から取り出して見せる。

まるで魔法みたいな、意志の力。
――無限救急箱を実践していたのだ。]

(38) 2023/07/29(Sat) 03時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

なるほど、楽しむ……。
オレより強固な、ダイヤメンタルだなあ。

[勿論、内面までそうとは限らないけれど。
後でオレも何か試してみようっと。
ご馳走食べ放題>>1:350>>1:351もいいけど、
理想のカノジョとか、曲がり角の向こうから
出現したりしないかな。しないか。]

(39) 2023/07/29(Sat) 03時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ




[――――そして、 >>2]
 
 
 

(40) 2023/07/29(Sat) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

…………へ?

[カフェの隅に座っていた西門教授は既に
タバたん先輩に付き添われ去った後だった。
だから、彼がこの世界から消えたと聞かされても
いまいち実感は湧かない。

それよりも。

唐突に響いた豊かなバリトンは、正に天の啓示。
オレはスケッチブックからガバっと顔を上げる。
そこに黒翼の死神の姿はなく、
ただはらりと黒い羽根が、オレの頬を掠め紙面に落ちた。]

(41) 2023/07/29(Sat) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

…………、


…………っ、いや、うん。


[ここで、生きててヨカッターなんて
ガッツポーズが取れるわけなんてない。

素直に喜べやしないって!

"慈悲"が聞いて呆れる、残酷極まりない宣告だ。]

(42) 2023/07/29(Sat) 04時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[描きかけのポーズのまま、
震える手から滑った鉛筆が、
コロコロ机の下まで転がり落ちていく。

――カツン、と
地面で黒鉛の芯が折れる音まで、耳に痛い。
痺れるような無と静寂。

何となく唖然と突っ立って、頭を掻いて、
その時カフェに居た1人1人の顔を見渡した。]

あー……オレ……、
その、


生きてたみたいやな……。

[気が抜け過ぎて、美術館に入ってから
初めての西訛りが、オレの狼狽の表れだった。**]

(43) 2023/07/29(Sat) 05時頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 05時頃


【人】 水商売 タバサ

―少し前:カフェ―

もちろん、リクエストしたの私だけどこんなに食べられないもの。


[骨谷がタマゴサンドに手を伸ばすのをみて、田端は当然のように頷きました。>>38
けれどダイヤメンタル>>39と言われると少し目を見開きます。
そしてイタズラっぽく笑いました。]*


ダイヤとか宝石は硬そうに見えて、意外と簡単に割れちゃうのよ。

(44) 2023/07/29(Sat) 06時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 06時頃


【人】 忘我共同体 ニトカ

―カフェへの道すがら―

[同級生との電話>>18>>19を終え、天井を眺める。
計算し尽くされた光の館は、奇妙な空間でも綺麗な迷宮のようで、これがゲームや漫画ならダンジョンが出現して冒険が始まったりするのかもしれない。
いや、夢であるならそれも可能なのかもしれない。]

 でも、夢を動かすには
 それなりの整合性や意志が要るんスよね

[明晰夢をよく見る方だが、夢だとわかっていても思い通りにはならないことも多い。
夢なら飛ぼう、と思ってきれいに飛べる夢と不安定で思う通りに飛べない夢の違いまでは仁科にはわからないが、なんやかルールがあるのだ。夢ごとに。

明晰夢を普段から見るゆえに、共同幻想たるこの世界が尚のこと思う通りにならないと考える仁科には、精神を乱す何かが起こらぬ限り、自ら操作しようとすることはないだろう。

とりあえず叶いそうであるおにぎりについてはおかかと明太子を依頼しておいた。]

(45) 2023/07/29(Sat) 09時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[歩きながら、グループラインを遡る。
田端先輩はあの人と話をしたらしい>>1:324>>1:325
夢で死んでも死なない、との言葉に少し安堵はしたが、完全に安心できるものではない。
裏付けるような高祈先輩のライン>>1:331>>1:332を見て、痛そうだったなあと眉は下がるが、無事で良かったと思う。
仁科は彼を頼りないと思ったことはないけれど、むしろ、頼れる先輩だと思っているけれど
  頼れる人ほど自分を疎かにするから怖いのだ。

口にすることが矜持を傷つけることもあると思い至らないところが仁科であるが、これからもデリカシーのなさの改善は見込めそうにない。]

(46) 2023/07/29(Sat) 09時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 んー???

[カフェってこんなに遠かったっけ。
柊くんと一度一緒に行ったはずだ。
あの時は道すがら写真>>0:378などを見せてもらって、建物の話をして、斜面を利用した地下らしからぬ作りに二人で感動した。
あー楽しかったなあ さっきの出来事のはずなのになあ と思い出しながら歩いたら見えた。

そう言えば骨谷先輩が「何も考えずに歩いていると迷う」>>1:309 とメッセージを入れてくれていたので、思い出しながら歩いたのが良かったのだろう。

ありがとう柊くん。
心の中で感謝した。
そして下見の大事さを実感した。]

(47) 2023/07/29(Sat) 09時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[そんな時に、西門教授の目覚めが聞こえた。>>1
大変喜ばしいことで、本当に嬉しい。]

 ・・・よかった

[同時に、引率者が一番に帰還することとなったため、残ったのが全て学生になってしまったと言うこと。

事故?後西門に会っていないのでどう皆を導いてくれていたかは不明だが、直後の彼の「無事か」というはじめのラインの意味は大きかったように思う。]

(48) 2023/07/29(Sat) 09時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

― →カフェ―

[次いで、骨谷先輩と銀先輩の目覚めが近いと言う言葉。>>2
二人とも、死んでいない。良かった。

ひっそり到着したところで骨谷先輩と銀先輩を見つける。
西訛りの戸惑ったような声>>43へ]

 ね、そうみたいスね。
 いやー、良かったスね。

[死者が判明したのではなく、
生者が判明したのだから、コレは朗報なのだ。

銀先輩がいたら、彼女にも向けて嬉しそうに笑った。]

 おにぎりどこスか

[と、見渡したところで、仁科用おにぎりを発見すれば、「いただきます」と手を合わせ米に感謝し、パクりと食べた。
おかかうまっ**]

(49) 2023/07/29(Sat) 10時頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 10時頃


【人】 季節巡回 こころ

― カフェ/回想・骨谷と ―

[零れた怨嗟が聞こえたらしい。
骨谷が噴き出す。>>35]

ちょ、笑わないでよー。
あたしマジなんだから。

[むう…と少し膨れた顔を見せた後
けれど彼が褒めてくれてるのだろうと言うことは伝わって、
なんだか毒気が抜けてこちらも笑ってしまった。

苦笑する骨谷に促されて手を見れば、
確かに小刻みに震えていて。>>36]

(50) 2023/07/29(Sat) 10時頃

【人】 季節巡回 こころ

……そっか。そーだよね。
骨谷くんだって怖いよね。

[表面上平気に見えていても、内心までそうとも限らない。
出て行った田端だって、隠した弱音までは悟れない。>>1:361>>1:362
けれど皆当然、色々思うところがあるのだろう。]

……でも、何てゆーか、
強がれるのも強さのうちかなって、思う。
あたしまず思考停止して、次に逃げたいって考えちゃうからさ。
咄嗟に動けるのが素直にすごいと思う。

[悔いを残さないように何かする。
そういう風に考えて実際に行動できることが
あたしの目には眩しく映るから、それは素直な賛辞。

改めて手元のスケッチブックを覗き込めば
先程も少しだけ見えた花が描かれていただろうか。]

(51) 2023/07/29(Sat) 10時頃

【人】 季節巡回 こころ


……みんなをイメージしたカップ、だっけ。
完成品、見たいな。それ。
骨谷くんがみんなの事どんなふうに見てるのか、興味ある。

骨谷くんなら………
素敵な作品作ってくれると思うもん。絶対。

[別に茄子の花だって構わないよ。37
こんなしょーもないあたしのことも、
一つの作品として気持ちを込めて
世界に留め置いてくれるなら。
それはすごく、嬉しいなと思った。*]

(52) 2023/07/29(Sat) 10時頃

【人】 季節巡回 こころ


[そうしてとりとめなく皆と話をしながら
カフェで過ごしていたさなかだった。
唐突に声が聞こえたのは。>>0]
 

(53) 2023/07/29(Sat) 10時半頃

【人】 季節巡回 こころ


………は、

[出て行った西門教授はこの世界から消えたらしい。
なるほど。死亡フラグではと思ったものは
この世界では逆に生存フラグだったわけだ。

呆気にとられたままぽかんとしていると、
彼が続けざまに名前を告げて、また唐突に別れを告げる。>>2]

(54) 2023/07/29(Sat) 10時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[理解するのに数秒の間を要した。
銀と骨谷は死んでいない。一足先にこの世界から還る。
宣告を聞いて、じわじわと湧いて出たのは。]

………え、良かったじゃん。

[心から、素直にそう思った。]

(55) 2023/07/29(Sat) 10時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[銀の様子はどうだったろう。
せっかく生き返れると言うのに
当の骨谷はどこか面食らったような、
気まずそうにも見える顔をしている。>>42>>43]

ね、良かったよねえ。
なにさその顔。もっと喜びなよ〜。
カップ、ちゃんと作れるって確定したわけだし。

[いつの間にかカフェにやって来た仁科が
良かったと口にするので>>49便乗しながら。
からからと笑って見せたのだ。]

(56) 2023/07/29(Sat) 10時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[羨ましいとか、ずるいとか
そんな気持ちは微塵も湧かなかったのは。
まだまだ残っている人の方が多くて、
置いて行かれる実感が薄いのもあるし―――

単純にあたしが同期の二人のことを、
友人だと思っているから。

早々に生存確認できたのが二人で良かった、
――そう思った。**]

(57) 2023/07/29(Sat) 10時半頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 11時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

>>26>>27

投影。もしくは思い込み。
昇り階段は辛いものと思っていると、
同じ段数でも辛く感じる。

「眸は真黒。
 信仰心のあるような仕草で。
 彼の生い立ちを少し思い、一度瞬きをした]

なるほど、キミはそもそもの天使という存在を疑ってはいないということか。
でも、そこまで博学であるならば、天使には堕落したものもいるということを知っているだろうがね。

まぁいい。
とりあえず、天使様ではなく、アリババと呼んでもらおう。

[さきほど、モルジアナにもそう告げたから]

(58) 2023/07/29(Sat) 11時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

>>28>>29

ほう、素晴らしいと。
キミはキミの年齢らしくない答えをするのだね。

[老成といえば聞こえはいいが、
 同時に、何もない子供のようにも見える]

とりあえず、キミが階段を昇る時は少し身体が軽くなるようにしておこう。
動きやすいと、余計なものも見れてよい。
ハールーンもそうだった。

[そんな言葉を残し、そのまま消えた]**

(59) 2023/07/29(Sat) 11時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 11時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

──二階特別展──

[やはり福原先輩にも聞こえたようだ。>>34
生還する事が決まった二名にお祝いを言いに行くのは、本気度50%くらいのつもりだったけど、福原先輩から促されると、そうしたい気持ちの方がアップした、気がする]

 う〜ん…それじゃあ、やっぱり一度カフェに行こうかな
 あそこなら、誰かしら居そうですしね

 特別展回りたいって気持ちもあるけど、また後で…
 あ、先輩、俺が行っちゃうと寂しいっスか?
 なんちて

[悪戯っぽく軽口を叩いたけど止められはしないだろう。
エレベーターがある方へ向かう]

 それじゃ、先輩また後でね
 ……って変かな。会うならお互い、
 元の世界でが理想ですけどね…

[こんな風にいうと、この場に居ない誰かが犠牲者になるという事だから、この状況では常に言葉を発する度に、あらゆる感情が混ざる。難しいなと感じる。]

(60) 2023/07/29(Sat) 11時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
 ま、とりあえず、
 次に会う時は肉じゃが、お願いしますねっ

[それだけ明るく伝えると、ペコリと頭を軽く下げて。
ボタンを押せば、俺が乗ってきたままでその場に留まっていたのか、すぐにドアが開いた。
中に入ると振り返る。
扉が閉まる前に、もう一度先輩に向けて頭を下げた。*]

(61) 2023/07/29(Sat) 11時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 12時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 特別展 ――

 ああ、骨谷先輩も銀先輩も
 移動してなきゃ、たぶんカフェにいると思う。

 ははー、まあ寂しいけど、
 兄ちゃんだから弟が独り立ちするのは
 笑顔で見送るもんだぜ。
 なんつって。

[  冗談交じりに笑いながら、
  エレベーターに向かう柊くんには手を振って、>>60 ]

 まあ、理想はそうだけど。
 お互いにここにいても、きっとまた話そうな。

[  柊くんの内心は分からないけど、
  彼はこの世界にいることに拒絶反応はなさそうだと
  俺は思っていたから。
  どこにいても再会したいという意味を込めながら。 ]

(62) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 了解。肉じゃが楽しみにしてろよー。

[  何度も頭を下げる柊くんに>>61
  律儀だなあなんて苦笑を零しつつも、
  俺は頭を下げられるたびに、
  手を振るのだった。 ]*

(63) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:2階・薔薇のエリア ――

[  柊くんと別れた後、俺は特別展を出たのだけど、 ]

 は? なんだ、ここ……。

[  たしか特別展の隣のエリアは、
  改装中の看板が立っていた気がしたのだけれど、
  その看板が取り除かれて、入れるようになっていた。
  俺は特に深く考えずに
  そのエリアに足を踏み入れたのだけど。

  まず目に入ったのは、床一面に散らばった薔薇。
  1本、2本、3本……
  もしかしたら、999本あるかもしれない。>>26

  それから目を移すと、
  エリアの奥に1枚だけ絵画が飾られているのが見えた。

  よく目を凝らして見ると、その絵は――― ]

(64) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 嘘、だろ……。

[  それは、あのとき思わず逃げ出した
  薔薇の絵に似ている。>>0:301
  似てはいるのだけれど、
  その中で女と寄り添っている男の顔は―― ]

 父さん……。

[  俺とそっくりな――多分他の人が見ると、
  俺を20歳くらい老けさせたような――顔が
  幸せそうに微笑んでいる。 ]

 なんで……。

[  俺はそう呟くのが精いっぱいで、
  無意識のうちに手を伸ばしていた。
  父さんはこちらに見向きもしない。 ]

(65) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  ――なんで、俺は手を伸ばしたんだろう。
  あんなに身勝手だって怒ってたはずなのに。>>1:378 ]

(66) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 い、つっ!

[  けれど、伸ばしていた手に突如として痛みが走る。
  床に散らばっていた薔薇の何本かが巨大化して、
  その棘だらけの茎が俺の手首に絡みついていた。

  巨大な薔薇は俺の腕や足、
  胴回りや首筋にも絡みついて、
  強い力で俺の体は壁際に押し付けられた。

  棘に圧迫された皮膚から血が伝う。
  脳内が酸素を求めて、口を開くけれど、
  首を絞めつけられて、呼吸がままならない。

  こんなに痛くて苦しいのに、
  父さんは俺のことは一切見ずに、
  ただ女と寄り添って微笑んでいるだけ。 ]

(67) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  ああ、結局あの人は何度生まれ変わったって―― ]

(68) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  閉じた瞳から一筋の涙が零れ落ちて。

  視界が真っ暗になる直前、
  俺にまとわりついていた巨大な薔薇は
  拘束を緩めた気がしたけれど、

  俺はそのまま意識を手放したのだった。 ]**

(69) 2023/07/29(Sat) 12時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 13時頃


【人】 至高祈念展 ナルミ


……私は老人ではありませんよ?

[話が通じていないかのように、首を傾げた。>>58

嘯きの裏、心中には話題の場所ではなく別のものが浮かぶ。
その投影は階段以外でも適用される法則なのだろうか、と。]

正しく在りたい者は
聖なる存在を疑うことなく信じ、教えに従うべきです

それが貴方の御意志ならば。アリババ様

[翼と衣の色になど、初めて目にした時から気づいている。
その上で天使と定義することを選んでいた。
──そうあってくれるほうが、都合が良いからだ。

だけど言葉遊びに付き合ってほしいのなら構わない。
神託を受けた聖者の如く、従順に頷こう。]

(70) 2023/07/29(Sat) 13時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


年齢のらしさなど、人間の中の常識では?
神の使徒たる貴方の目は、
もっと広い視野で我々の本質を映してるのではないですか

[微笑みが宿す敬虔の装いが、僅かに剥がれる。
ついに反する言葉を掛けてしまった。

アリババの声はどこか物言いたげに響く。>>59
それはある種、普段の成海が他者に向けられることを恐れているものに近しい匂いを放っていると感じられたのだ。]

……、は

[天使の肩書きを固辞する男に見合わぬ気遣い。
息が詰まる感覚、口にするべき礼が喉につかえた。
実在しながら千夜一夜物語に登場した男の名前、その人生。
目視できない傷跡を、優しく這った指に開かれたような心地だ。

──一体何処まで知っている。
深く頭を下げ隠れた表情に、笑みはなく。]

(71) 2023/07/29(Sat) 13時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


……巻き込まないでほしいなぁ

[一人取り残された空間で、そんな声を落とした。
まあ、誰かさんと彼のように己と名前を紐付けられたわけではないのだけれど。

成海は神の救いを待つ名もなき人間でいたかった。
舞台に躍り出れば、自然その人となりに光が当たるのだから。*]

(72) 2023/07/29(Sat) 13時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── →2F・薔薇のエリア ──


[そして漸く特別展へ向かう筈だった。

けれどどうしてだろう。
阻まれているように次々異変ばかり起きてしまう。

取り除かれた改装中の看板は記憶違いではない。>>64
この隣のエリアを観覧するのを楽しみにしていた成海だ。
階下ならばともかく、この階のことはよく記憶している。

見回りという名目で単独行動をしている身だ。
確認しないわけには、いかなかった。]

(73) 2023/07/29(Sat) 13時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[芸術とは時に突拍子もなく映るもの。
床に散らばる薔薇に退廃的美しさが皆無とは言えない。

故に最初は異変か元からなのか、判断がついていなかったのだが──それから直ぐ、目を見開き信じられないものを見つめた。

──福原だった。

明らかな異形と言える巨大な薔薇。>>67
標本と呼ぶには対象を酷な扱いをしすぎている雁字搦め。
……緩まっていたのかもしれないが、今発見した第三者には人間が拘束されているだけでそのように見える。

壁に絵が掛かっているのは見えていたが、>>65
それがどんなものなのか認識する為に使用する脳の容量が今は無い。]

(74) 2023/07/29(Sat) 13時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[不規則になる呼吸以外音も上げなかった。
側により屈み込み、彼を鎖す拘束を一つ一つ取り除かんとする。

成人男子が加減の無い力で引き剥がしにかかってはいたが──それは随分容易に福原を解放していった。
棘だらけの茎に触れているので、多少刺されはしたけれどあまり気になることでもない。

もう用は済んで引き下がっていくようにも、
招かれざる客に興が醒めたようにも成海には感じられた。]

福原君、福原君……起きて
      ──これは一体、なんなんだ

[脱力する青年の身体を支えながら、肩を揺らして呼びかける。
涙の跡が残る顔は、常より幼く映った。>>69

ふと見上げた先にある絵画を漸く認める。
まるで未来の福原だというようによく似ていると思った。

……死んだ兄とあの男の類似性に近いものがそこにはあった。*]

(75) 2023/07/29(Sat) 13時半頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 13時半頃


至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 13時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

[  夢を見ていた気がする。
  それは俺がまだ小さかった頃の記憶で。

  睡眠不足と過労で倒れたとき、>>1:25
  たまたま仕事が休みだった父さんが、
  ベットの側に座って、
  俺の手をずっと握っててくれた。

  その手の温もりに俺は安心して
  ゆっくりと目を閉じて、そのまま眠ったんだ。 ]

(76) 2023/07/29(Sat) 14時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  ちゃんと俺のこと、心配してくれてたって
  思ってたんだけどな……。 ]

(77) 2023/07/29(Sat) 14時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:2階・薔薇のエリア ――

[  どれくらい意識を失っていたのだろう。
  俺のことを呼ぶ声と
  肩を揺すられる感触を感じて、>>75

  うっすらと俺は目を開いた。 ]

 たかき、せんぱ……

[  ゆっくりと意識が覚醒し、
  目の前に高祈先輩がいるんだなあと
  認識したタイミングで、 ]

 い、つぅっ!

[  鋭い刺激が手首と首を襲って、
  俺は思わずで両手で覆った。
  棘が切り裂いたその場所から、
  血が止めどなく溢れ出す。 ]

(78) 2023/07/29(Sat) 14時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 これは、現実、です……。
 俺の、中の……。
 父さんが……、俺のこと、捨てた、から。

[  途端に疲労感に襲われたように呼吸を乱しながらも、

  俺は回っていない頭で、
  「これが何か」という質問に答えたつもりだけど、
  要領を得ないことを言っている俺のことを
  先輩はどう思ったかな。

  もし俺が元気だったら、
  薔薇も絵も見られたくないって、
  なりふり構わず先輩の手を引っ張って
  この場所から逃げたのに。

  今は力が湧かない俺の体が恨めしい。 ]*

(79) 2023/07/29(Sat) 14時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――告知前:カフェ

[>>10 銀の言葉を静かに認めた田端の、
おもてに昇るものを見極めようとする。
彼女が相手に合わせて笑う、そんな記憶はなかったから、
どうしても不自然なものに映った。
この状況のせいか、他に因するものがあるのか、
判別する術はなかったが。
知る機会があるだろうか――――いつか。

明日も、また明くる日も、彼女の髪に留まる紫を
見られるといい。黒翼の男の言葉が真実なら、
誰かの生を願うことは誰かの死を求めることだ。
それでも、それが叶うことを銀は望んでしまう。]

  また、後で。

[彼女が西門を気にしているのを察して、
漸くそれだけを口にする。
お辞儀して、カフェの奥へと引き返した。*]

(80) 2023/07/29(Sat) 14時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 14時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ


  骨谷くんのやりたいこと、なんでしょう?
  手向け……とかは、気にしないでいいと思う。

[>>23>>24>>25 骨谷の言葉を受けて。
誰かのために作りたいという想いと創作欲以外は、
後からついてくるものだからと。
慰めになるかは分からない言葉を落とす。]

  決まったモチーフを持たないデザインは
  感覚的に捉えてしまうから、
  好みは、というと難しいわね……。

[先ほど見せてもらった図案の話だ。
皆のイメージに合ったものと考えると、
もう少し具体的なもののほうが良いのだろうが。]

(81) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  あ、うん、お目当ての絵画があるの。
  今から見に行くつもり。

[こんな状況だというのに、銀の眸は輝きを増す。
嬉しそうに口許で手を合わせて、
気付けば、骨谷の視線が間近にあった。]

  ……これ? まだ消えてないのね。
  大丈夫、夢から醒めようと思って、
  こう、ぺちっと。

[自分で引っぱたくモーションを見せる。
>>1:376 せっかく福原から保冷剤を渡されたのに、
大げさだなあとばかり、放置していた。
素直に冷やしておけばよかったと省みながらも。
変色して、今も痛々しい痕の残る骨谷の手形とは
比べ物にはならない。
何でもないと示すように、軽い声音で。]

(82) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  だから、振られてはいないわ。


[続く問いに返す言葉は確たる響きを帯びた。
>>0:401 運命の相手が銀を拒否するなど、
有りえないのだから。*]

(83) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 14時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

──美術館地下──

[福原先輩と別れてエレベーターで地下へ。
特に怪異現象に遭うこともなく、すんなりと移動できた。
エレベーターを降りてカフェに向かおうとして、]

 ……。

[不意に、先程話題に出た弥勒菩薩像を思い出した。
自分が見た時は笑いかけられたような気がしたけど、先輩が言った動いていたりして>>32が気になってしまい]

 ……まさか、ね

[そうっと足音を忍ばせるようにしながら、展示室のアジアンスペースへと向かう。
少しドキドキする。
本当に動いていたらどうしよう?なんて。LINEの共有情報によると、自分の思い込みがある程度この世界に影響するそうだから、自分が願わなければ起きないのでは?
では、今の気持ちは、
動いていてほしい?
それとも、動いていてほしくない?]

(84) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

──美術館地下:展示室──

[先程見た弥勒菩薩像が展示されたルームに入る。
展示品一つ一つが仄かにライトアップされ、荘厳で静謐な空間を創り出していた。
お目当ての弥勒菩薩像は、入って正面の位置にある]

 ……動いて、…ない、よね。
 当然か

[しなやかな肢体に柔らかな佇まい。
ポーズを取る指の先まで美しく整っていて、微笑みを浮かべる表情は、今にも息遣いが聞こえてきそうだ。なんかさっきより、……生き生きとしているようにも見える?
目の前に立って覗き込みながら、語り掛ける]

(85) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
 なんか、良い事があったのかな。
 誰もいない間に、お茶でもしにいっちゃいました?
 同じポーズを取り続けていると疲れるもんね。
 なーんて、

 ……おっ

[一瞬、周囲の空気が動いたような気がする。
笑ったような気配、っていうのかな。あれ?図星だったかな]

(86) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 未知の体験は怖く感じそうだけど、この世界に居るからかな
 そうでもないね
 あ、俺の感覚が元々鈍いのかな

[過去に負った傷を抱えた上で、物事に対するある程度の鈍さは必要だったから。
ただ、それを踏まえても、現実に居た頃よりは息苦しさは少ない]

 ……俺、こっちの世界が合ってるのかな。
 なんて思ったら、このまま戻れなくなっちゃう?

[弥勒菩薩像の前で屈めていた体を起こし、軽く頭を掻く。
自分で思っていた以上に生への執着って、あまりないのかな。そんなわけないか。死ぬかもしれないって恐怖は、まだ身に迫っていない感じはするけど]

 今の、聞かなかったコトにしてね。
 さっきの黒い天使にもナイショだよ

[口元に指を立ててシーって示して。手を下ろして軽く振ると、展示室を後にした。*]

(87) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――告命の刻:カフェ

[>>0>>1>>2 聞き覚えのあるバリトンが告知する。
目覚めたもの。
彼の告げる名前には自身も含まれていた。]

  ……教授、と、骨谷くんと……私?

[死を約束された者がひとりだけなら、
皆を一緒に目覚めさせてもよさそうなものを。
順番に少しずつ覚醒させられるらしい。

喜びの感情は沸かない。
男の言葉に真実が含まれることは、
理屈でなく感覚で理解しつつあったが。
全てを鵜呑みにしたくない、抗いの気持ちもあった。
姿の見えないその男を思い描いて、空を睨む。**]

(88) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 14時半頃


複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 14時半頃


【人】 水商売 タバサ

―現在:美術館前近辺―

[満点の星空を見上げるだなんていつぶりでしょうか。
修学旅行?林間学校?
それから今までの間に満点の星空を見上げたことなんてあったでしょうか。
しばし田端はそれに見惚れていました。
口の中には相変わらず、イチゴミルク味のロリポップがあります。
なかなか溶けてくれません。
卵サンドも早く食べたいのに、でもこの味が嫌ではありませんでした。
空にある星座を眺めます。
その星座にまつわる物語を思い出します。
ぼんやりと物語に思いを馳せる至福の時間。
それを邪魔したのは、ギャアギャアと言う耳障りな声でした。
眉を顰めて音の下方に視線を向けます。
カラスでしょうか、遠くにそれがたむろしているのが見えました。
何をしているのだろうと急に現れた烏に目を凝らします。
カラスが突き、啄み、奪い合っているその奥。
白くて細い手足が見えてギョッと目を見開きました。]

(89) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

福原君……

[横たわる身体から薔薇を追い払い抱き起こして、
目覚めさせるまでは出来たけれど。
当然ながら、駆けつけた第三者より囚われていた者の傷のほうが比べ物にならない程に深刻だ。>>78
覆った手すら汚していく赤色に、少し前の自分を見出した。
彼は治らないのか?惑いが無意味に呼び掛けを重ねさせる。]

……そう

[酷い状態で精一杯に返してくれた言葉を紐解く。>>79
恐らく家庭事情の一片。彼が隠したかったのだろうもの。
福原にとってのビデオルームが、此処ということだ。

可哀想にと抱き締めてあげればいいのかもしれない。
しかし思考はどこまでも客観的に凪いでいる。
大学の先輩は失われた父性の代替品にはなれない。
当人もそんなことは望んでないだろう。

成海の思考は嘆きや慰めの代わりに己が出来ることを探し巡る。]

(90) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 水商売 タバサ

なっ…………!?


[もしかして本当は、研究室のメンバー以外にも人がいたのでしょうか。
叫びそうになりながら立ち上がります。
横に置いていたバスケットを掴んで走り出しました。
ギャアギャアと言う耳障りな鳴き声。
誰か襲われているのかと、必死に手にしたバスケットを振り回します。]


このっ、あっち行きなさい!!!


[バスケットを振り回し、カラスを追い払います。
思えばこんな暗い中、どうしてカラスを視認できたのでしょう?
微かに感じる鉄錆くささに、そんな冷静さが抜け落ちてしまっていました。
カラスを追い払い、肩で呼吸をしながら田端は先ほどの細い手足の主人を振り返ります。]

(91) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 水商売 タバサ

大丈夫…………………っ。


[その瞬間、田端は言葉を詰まらせました。
それは人ではありませんでした。
虚ろなガラス玉を目に嵌め込んだマネキンです。
下着の一枚も惑わされていないそのマネキンは、下腹部が砕かれ破壊されていました。
そこから滴る赤いものから鉄錆の匂いがしていたのでしょうか。
それが血なのか、別のものなのかは判別ができません。
ただ、田端はそのマネキンに近づいて膝をつきました。
そっと手を伸ばして、両腕で抱き締めようとしたのです。]

(92) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[救急箱が近くにあるようには見えなかった。
話に聞いた救護室も遠かった。

この状態であそこまで連れて行くのか?
添付された地図の記憶を再確認しても事態は明るくならない。

せめて、……と思った時懐に違和感があった。
片手で探り引き出したのは厚めのガーゼ。
──成海が噛み締めた汚いハンカチしか無かったのに?

今はそれはどうでもいい思考だった。]

(93) 2023/07/29(Sat) 14時半頃

【人】 水商売 タバサ

[誰でも良いはず無かったんです。
田端だって人並みに初恋をして、人並みにドキドキして、その時に大好きな人と、そんな事を願っていました。
その人と一生一緒にいられるだとか、そんな夢物語は言いません。
でも。
誰だってあいつよりはマシだったんです。
いつか奪われてしまうなら、自分の手で捨てたいではありませんか。
自分の意思でそうしたいではありませんか。]*

(94) 2023/07/29(Sat) 15時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


でも違う、現実じゃない……君の中の悪夢だ
福原君の記憶と想いが投影されているだけだよ

[本当はそれを裏付ける証拠を探しに来た段階だったが。

手を退けさせ、傷口に被せて圧迫する。
流石の成海も止血のやり方くらい聞いたことがある。
満身創痍の当人がやるより遥かにマシな筈。]

今を見て、皆のことを考えて
残された時間は、少ないんだよ

……福原君にとってそれは惜しいことじゃないの?
一緒に悪夢から抜け出そう
この空間は決して俺達を罰する地獄じゃないんだ

[呼びかけは成海なりの仁科の真似だった。
仮に止まらなくても治らなくとも、何か変化が起きてほしい。
今のまま無理に動かすのは不安だった。*]

(95) 2023/07/29(Sat) 15時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 15時頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 15時頃


【人】 至高祈念展 ナルミ



[ああ。
因みに、ガーゼはハンカチを入れてる側と反対から出てきた。

そこが同じなら何の救いの手にもならないのだから当然と言える。**]

(96) 2023/07/29(Sat) 15時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 15時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

──カフェ──

[寄り道を何度もして、世界が変わった後でカフェに入ったのは俺が最後かな。既に入れ替わりで、誰か出て行っているかもしれないけど。福原先輩もまだ、戻ってきていないよね]

 先輩方、ドモ。
 皆さん、無事でしたか?

 ……おお、本当だ。なんか味噌汁の匂いがする

[その場に誰か居たら、『柊無事です』って報告しつつ。
西門教授はどこかへ行ってしまったらしい。天使の言葉通りなら、この世界から脱して生還したって事だ]

(97) 2023/07/29(Sat) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

  
 銀先輩、怪我をしたって聞きましたけど、
 大丈夫ですか?

[LINEをざっと追った時に鼻血とか見えたけど。
全部流れを把握しているわけではないから知らないけど、今無事なら大丈夫かな]

 バスの中で先輩が仰ってた虫の知らせ、
 もっと信じて聞けばよかったですね
 でも、先輩が生還できて良かったです

[あまり嬉しそうじゃないけど。>>88
気持ち分かるかも。自分でもそうなるって思ったし。
けれど、先輩が戻れるってわかって嬉しいのは本当だから。
とりあえず、控えめに声をかけるに留めて]

(98) 2023/07/29(Sat) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[骨谷先輩の姿はあったかな。
スケッチ中か。それとも手を止めた後?
描きかけの紙面は覗き込んでもいいのかな]

 何描いてるんですか?
 誰かの、似顔絵?

 続きは戻って描くのですか?
 完成が見られるといいんですけどね…

[色々想像しながら、邪魔にならないように覗き込む。
しばらくそうしてたかな。それから離れて、キッチンカウンターの方へ]

(99) 2023/07/29(Sat) 15時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
 これか〜、おにぎり
 でも、あとで肉じゃが食べたいから一個だけにしよ

[手にしたおにぎりの中身は、わさび漬けだった。
予想しなかったチョイス。おっおっ、かなり鼻にツーンと来る!なるほど!**]

(100) 2023/07/29(Sat) 15時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 15時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

――カフェ

[>>42>>43 骨谷のぼんやりとした声を聞く。
銀と同じ立場の彼は、黒翼の男の言の通りなら、
ここで夢を諦めることのなくなった。

>>49 カフェに現れた仁科が
嬉しそうに声をかけられる。
一見したところ、彼女に目立った変化は
見受けられない。
おいしそうにおにぎりを食べる姿が視界に入れつつ。

>>55>>56 回谷の方に目をやると、
彼女は骨谷との会話の途中だったが、
黒翼の男の宣告に、彼女も銀の様子が気になったらしい。
視線が交じった。
仁科とともに明るく笑う回谷は
生者の椅子が減ったことを気に留めていない。]

(101) 2023/07/29(Sat) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  回谷さん……。

[回谷の笑顔が心からのものであるがゆえに、
はじめて、銀の胸が痛んだ。
――――先に待ってる。
口に出すことはできなかった。
>>97>>98 新たに柊も顔を見せた。

この場で、回谷にその言葉を伝えるのは、
ここにいる他の面々に意識させることになる、
あまりに残酷な言葉だったろう。
結局、いつも通りの笑みを浮かべるだけ。]

  大丈夫よ、柊くんも元気そうで何より。

[生還できてよかったと口にする柊に応えた。
心なしか、以前よりも元気に見えるくらいの彼に、
違和を覚えるほど柊のことを知りはしない。
緩く微笑みを返して。]

(102) 2023/07/29(Sat) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[カフェに集ういずれかと、軽くやり取りをしただろうか、
ほどなくして、その場を後にした。*]

(103) 2023/07/29(Sat) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――邂逅

[福原に展示が変わっている可能性を指摘されて、
美術館到着後すぐ、目録を確認していたのだ。

配置こそ変わっていたものの、
あの絵は未だここにあることが判明した。
そして、それ以上の情報も手に入れる。
ともかく今は彼(彼女)に会うことだ。

十年、ひとひとりの一生からすると、
決して短くない歳月は、
数百年の時を息づく美術品には僅かな時間。
自然、歩みが速まった。]

  …………っ。

[絵の飾られた二階の一室は特別展示室ではない、
どちらといえば、あまり有名でない作品が
展示されている部屋だ。]

(104) 2023/07/29(Sat) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[近付くにつれて、速度を緩め息を整える。
十年ぶりに会うのだ。
気を引き締めて、深呼吸。
そのようにして対面を果たした。]


   会いたかった。


[目を細めて見つめる。
山羊の頭蓋骨を被った人物は、変わることなく
死者を眺めている。

これまでも、これからも変わりはしない。
銀の心が永遠であるように。]

(105) 2023/07/29(Sat) 16時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[死者――――あの黒づくめの死の使いが
連れていくのが銀だとしても、本当は構わなかった。
死を望むわけではない、自己犠牲の精神でもない。
痛いのも、未来がなくなるのも、消えてしまうのも
怖いし、嫌だ。
ただ、この場所で命を落とし、彼(彼女)に殉じるのは
自身にとって相応しいと思えたのだ。

皆の命も助かる。
おまけというには大きすぎる恩恵まで与えられて。
しかし、その択はもう残されていないらしい。

ならば、銀はこの絵とともに生きるのみだ。
これからも――――。]

(106) 2023/07/29(Sat) 16時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  ……?

[そこで、漸くあることに思い至る。
美術館で災害が起きたとあの男は言った。
どれ程のものだったのだろう、
この絵は無事だったのだろうか。]

        …………アリババ、さん?

[念じれば会えるかもしれないと田端は言っていた。
質問も受け付けると。

全てを認めたわけではないのに、
その言葉を求めるなど矛盾した言動だと、
意識の片隅で理解しながらその名を呼んだ。]

(107) 2023/07/29(Sat) 16時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



       この人は、無事なの……?


[問いに答えはあっただろうか、
暫くの間、蒼ざめた顔は祈るような心地でいる。**]

(108) 2023/07/29(Sat) 16時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 16時半頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想――

[メグココちゃんは本当に感情に素直に
くるくると表情が変わる>>50
いつもどこか優雅で余裕ある微笑を湛えた
同学年のシロマちゃんとは対照的だ。

女子大生の、拗ねたように膨れた
頬のラインなんて、殆ど見る機会はない。
持ち手の曲線に、こっそり取り入れよう……。

「ごめんごめん」とおざなりに謝りつつ、
最後には綻んだメグココちゃんの笑顔に、
オレの心は少しだけ癒された。]

(109) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

普通は、怖いんだと思う。
自分が死んでることだけじゃなくて、
他の誰かだったとしても、

……自分の身勝手や醜い汚い部分に、
否が応でも気付かされるから。

[オレもそうだと、請負うように一つ深く頷いた。
さっさと役割分担して、行動している人だって、
恐怖や理不尽な憤りを抱いてないとは限らない。

むしろ、人間的な反応に乏しい手合いに
薄ら寒さを覚えてしまうから。

アリババとやらに直談判したらしい
脆いダイヤのタバたん先輩や、
分かり易く普通の感情を発露させる
メグココちゃんに、ホッと安堵する。]

(110) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[完成品を見たい。
それは、純粋に嬉しい言葉だったけれど。
オレが死んでも、メグココちゃんが死んでも
実現しない未来だから、
今の状況で簡単に約束は交わせない。

だから、双眸を眇めて、静かに笑むに留めた。

――けれど。]

(111) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

……良かった? 本当に?


[オレが反対の立場だったとして、
メグココちゃんみたいに素直に>>56
生者を祝えるだろうか。
どこか心の奥底に、妬みと焦躁を
覚えずにいられるだろうか。

じぃっと見澄ます彼女の瞳に、
裏腹な本音なんて探りようもない。]

35億ガチャ、続行かあ……。

[ノっ君の名言(?)を思い返して、
じわじわと生還の実感を得る。]

(112) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――キミが生きていたら嬉しい、なんて。

今のオレに言う資格はない。

けど、

出来上がったら見て欲しいって、
みんなにも、――メグココちゃんにも、
切実に思ってるよ。

[彼女の憎まれ口から、イマジネーションを得たけれど。
茄子は縁起物だし、花言葉は

「希望」「つつましい幸福」「優美」「よき語らい」、
どれもメグココちゃんに合っているなと、
オレは作るべきモノを象っていった。**]

(113) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想――

……普通、抓って確かめる程度にしない?
シロマちゃんって、見かけによらず
結構勇ましいんだな。

[或いは、潔い。

彼女の申告通り>>82なら、
自分で叩いたということになる。
ぺち、なんて生易しい痛みでなかったことくらい、
撲たれ慣れてるオレには分かる。]

(114) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[目的の絵画を語るシロマちゃんは、
今まで見た中で一番イキイキとしていた。
喩えるなら、今からデートに向かう乙女のよう。]

へえ、それはちょっと気になるな。
シロマちゃんの好みを探る意味でも、
後で鑑賞しに行くから、タイトル教えてよ。

[『振られてはいない』、その含みにオレは気付かぬまま、
そりゃそうだよなと自分の頬を押さえて。
――その後、彼女も自分と同じく
生者であったと、知ることになる。**]

(115) 2023/07/29(Sat) 18時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 19時頃


【人】 水商売 タバサ

―現在:美術館前近辺―

[田端は壊れたマネキンを抱き上げようと腕を伸ばします。>>92
でも、マネキンは田端の指先が触れると黒い砂に変化してざあっと風に吹かれて崩れてしまいました。
そのまま闇に消えていってしまいます。
びくりと指先を震わせました。
残っているのは赤い水溜まりの乾いた後。
鉄錆の臭いが鼻腔に残ります。
きっとこれも田端の悪夢のかけらなのでしょう。
マネキンが崩れ去った後には、それしか残りませんでした。
ためらうように指先が揺れて、その躊躇いを打ち消すように手を握り込みました。
まるでそれは、田端を拒絶したかのようでした。
お前の助けなんてほしくない。
お前の手など借りたくない。
そんな事を言いたいかのようです。
田端は瞼を下ろしました。
静かに息を吸い、それよりもさらに静かに息を吐き出します。
そして何事もなかったかのように立ち上がりました。
振り回してしまったバスケットの中身が気になりましたが、崩れていてほしくないと願ったからか、それとも奇跡的にか中身は無事のようです。
それに少しだけホッとしました。]

(116) 2023/07/29(Sat) 19時半頃

【人】 水商売 タバサ

[何となく、あのカラスの群れを思い出しました。
そして黒い翼の男、アリババのことも。
アリババのことを成海は天使様と言っていましたが、どうにも田端にはそう思えませんでした。
ただ、悪魔だとか堕天使だとか、それだけには思えません。
そもそも聖書には悪魔は黒い翼なのだと言う記述はないと何かに書いてあったからです。
事実、過去に描かれた絵画では天使と瓜二つの青い翼を持つ堕天使の絵画があったはずです。
その時の天使の翼は白ではなく赤とも記憶していました。
では、黒い翼は?
何なのだろうと考えて、一つ思い出したものがありました。]

(117) 2023/07/29(Sat) 19時半頃

【人】 水商売 タバサ

神曲……黒きケルビーニ?


[地獄の使者。地獄の獄吏よりも上の存在。
神曲の主人公ダンテの魂を運ぶ者。
何かの講義でそう齧り聞いた記憶が蘇ります。
アリババもそうで、罪のある人の魂を迎えに来たのでしょうか。
そう思いたくはありません。
だって、研究室のメンバーの中で地獄に迎え入れられるほどの罪深さを持つ人物なんているでしょうか。
ふるふると首を横に振りました。
きっと違う。それは、違う。違うはずだ、と。

違っていて欲しいと願うように。]

(118) 2023/07/29(Sat) 19時半頃

【人】 水商売 タバサ

あー…………、でも……………。


["汝姦淫するなかれ"
その一説が頭に思い浮かんでしまいます。
今見た光景の事もあり、少し憂鬱になりました。自信も少しなくなりました。
でも、ではどうすればよかったのでしょう。
その答えは、田端の中にはありません。
言い訳しか出てきませんから。

またベンチに戻ります。
口の中のロリポップは少しずつ小さくなっていますが、まだ結構残っています。
捨ててしまうには惜しくて、卵サンドに使っていたラップを少し切って使い包みました。
そして魔法瓶の蓋を開け、ふー、ふー、と息を吹きかけて冷ましてからゆっくり口にしたのです。]*

(119) 2023/07/29(Sat) 19時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 19時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:2階・薔薇のエリア ――

 あく、む?

[  高祈先輩の言葉に、>>95
  俺はフルフルと顔を微かに横に振る。

  誰が何といおうと俺にとってはこれは“現実”で。
  手の届かない場所で父さんは幸せそうに
  笑ってるんだから。

 ありがと、ござ、ます。

[  それから、傷口を抑えていた手を外されて、
  いつの間に用意していたのか、
  ガーゼで手際よく止血させられた。

  また迷惑かけちゃったな、と思いながらも、
  俺は途切れ途切れに先輩にお礼を言う。 ]

(120) 2023/07/29(Sat) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  俺にとってはあくまでこれは“現実”で、
  悪夢でも地獄でも、
  ましてや罰だとも思っていない。>>95

  でも、強いて言うなら、“事故”が当てはまるかな。

  何はともあれ、高祈先輩は俺にこの事態から
  意識を逸らせるように、言葉を尽くしてくれる。

  皆との時間――

  骨谷先輩と銀先輩には、
  もう会えないかもしれないから、何か挨拶したいな。

  大藤先輩と回谷先輩は、
  マイクロバスの中で仲良さげだったけど、
  今もカフェで仲良く話してるのかな。 ]

(121) 2023/07/29(Sat) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  田端先輩は、もしかしたら米は食べ飽きてたのかな。
  何も聞かずに勝手におにぎり作って悪かったな。

  仁科ちゃんは、ちゃんとおにぎり食べられたかな。
  柊くんには、肉じゃがを作らないと。

  高祈先輩は、“デートの埋め合わせ”してくれるかな。

  ――ああ、こんなところで倒れてる場合じゃない。 ]

(122) 2023/07/29(Sat) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 ……ごほっ、かほっ!

[  体を襲っていた痛みや疲労感が急に無くなって、
  急に息がしやすくなったことにまだ慣れない肺が、
  空気を吐き出させた。

  傷口はすっかりと塞がって、
  あんなに溢れていた血は止まっている。 ]

 すみません。ご迷惑をお掛けして。

[  体を起き上がらせて、
  高祈先輩に頭を下げながらも、
  怪我が唐突に治る実体験をして、>>1:331
  俺は少しだけ呆然としていた。

  もし、先輩の手に大きな棘が刺さったような
  傷が見えたのなら、>>75
  俺はさらに縮こまったかもしれないけど。 ]

(123) 2023/07/29(Sat) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  それからも、高祈先輩と
  何かしら話したかもしれないけど、
  話が途切れたタイミングで、
  俺は意を決して口を開いたんだ。 ]

 あの絵の男性は俺の父親にそっくりなんです。
 女性の方は俺は見覚えないですけど、
 もしかしたら、父の不倫相手かも。

 父は不倫相手と一緒に自殺したんです。
 999本の薔薇に囲まれながら。

 ……先輩は999本の薔薇の花言葉って知ってます?
 俺、気になって調べたんですけど、
 “何度生まれ変わってもあなたを愛する”だそうです。

(124) 2023/07/29(Sat) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 結局、あの人は死の直前まで、
 愛する不倫相手のことしか頭になかったんですよ。

[  死ぬまでは、あんな色ボケオヤジだったとは
  思わなかったんだけどなあと思いながらも、
  俺は絵の中にいる父親を睨みつけた。 ]*

(125) 2023/07/29(Sat) 20時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 20時頃


【人】 季節巡回 こころ

― カフェ:骨谷と ―

[自分の身勝手さや汚い部分に気づかされる。
その言葉は的を射ていて少し、ドキリとしたけど。>>110]

うん。マジに。
骨谷くんが生きてて嬉しいよ。あたし。

[どこか信じられない、と言いたげに
尋ねる骨谷に即答した。>>112
彼らに告げる気持ちに嘘偽りは微塵もない。

――でもそれは、別にあたしが聖人君子だとか
そういうことでは全くなくて、
単にあたしにはあたしの身勝手さがあるってだけなんだ。

無能で、何者にもなれない、そのくせ自己中なあたし。]

(126) 2023/07/29(Sat) 20時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[彼は。もしも逆の立場だったら
羨ましいと、ずるいと、
どうして自分じゃないのかと思うのだろうか。
そんな風に思えることがあたしには眩しかったし――

喩えそう思ったとしても
最終的にはちゃんと気持ちを整理して
生者を送り出せるような人なんじゃないだろうか。

あたしの勝手な推測に過ぎないと言えばそうだ。でも、
それは――醜い感情も含めてとても健全で、まっとうで、
好ましいもののようにあたしには思えた。]

(127) 2023/07/29(Sat) 20時半頃

【人】 季節巡回 こころ


ま、フツーに骨谷くんのこと好きだからさ。
それこそ何でお前が〜、みたいに
思われるよりは全然マシかなって。

[ぽつりと零した言葉は聞こえただろうか。
その上にあはは、と軽口と親愛を重ねて笑う。
35億ガチャ…?と首を傾げはしたが。

続いた台詞はどこかしんみりと、
真剣みを帯びたものだったから
あたしも何だか少し引きずられてしまう。]

(128) 2023/07/29(Sat) 20時半頃

【人】 季節巡回 こころ


……… うん、ありがと。
楽しみにしてる。


[みんな――全員が見ることはきっと出来ない。
でもこの場でそんな野暮は言いたくなくて、
穏やかに微笑んだ。

彼が連想した花言葉は
何だか自分には過ぎたもののように思えて
きっと知ったら少し恥ずかしくなってしまったかもしれないな。**]

(129) 2023/07/29(Sat) 20時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

―食事―

[バスでわいわいお菓子交換をして、天候とトンネルを抜けた風景に一喜一憂し、異音と振動を感じるまではみんなが生きていた。
現実で意識が戻った者から帰還するのであれば、そのタイミングはきっとまちまちだ。

ぺろり、と指についた塩分を舐める。

西門教授が目覚めた。
骨谷先輩と銀先輩の目覚めが近いらしい。
であれば、目覚めの兆しがまだない者が7人。
死神は、他は――死んでいない人は、大事になっていないと言った。]

 ・・・腕が無事だといいな。

[ぽつり、と漏らす独り言。
死んだ時のことは別件として。
生きてるとして、絵を描けなくなったら困る。]

(130) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[仁科は風景画も動物の絵も描くが、人物が好きだ。
人物以外の絵でも、必ずどこかに人または人のパーツが入っている。
カフェにいる人を、視線だけで見渡す。
自分が死ぬのなら、もう現実では絵を描けないけど、ここでならまだ描ける。
生を素直に喜べないこの状況の何が“慈悲”だと思う人もいるかもしれない。
でも、仮定や想像を超えて“本当に”自分が死ぬと考えた時に、自分にとっては、それが“慈悲”だと思った。]

 私も持ってきたらよかったな。

[スケッチブック、と独りごちて2つ目に。
今日はしっかり鑑賞して帰るつもりだったから、描く予定ではなかった。

最後に描きたいもの。なんだろうな。
ゼミのみんなも良い。最後の思い出。
死神はどうだろう。二度と出会うことのない題材だ。
いや、生きていたら再開する可能性もあるのか。でも2回目はいらない。

あとは――――――――
過ぎる影に、手が止まる。]

(131) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 
   ――は、 今更

[それは自嘲に近いため息。]

    っと、あぶな

[危うく握りつぶしそうになったおにぎりをすんでのところでセーブし、大事に食べ切って、洗い場へ。
もし他に食器があれば一緒に片す。
ノリくんごちそうさま。感謝。]

 ああ、あれも洗わなきゃ。

[血まみれジャージ。
うっかり羽織りそうになってやめた。ホラーである。
仮にも飲食をする場に持って入るわけにもいかなかったので、カフェ手前のオブジェの影に隠しておいた。
人と合流したくて、おにぎりの温もりに触れたくて、後回しにしたから。
少し時間が経ってしまったな。落ちるかな。]

(132) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 お手洗い。
 行ってきます。

[拠点のような場所になっているので、誰にともなく声をかける。
夢でトイレ・・・ちょっと不穏だけど、目的は、アレを洗いたいだけなので。

ジャージを拾ってカフェを後にした**]

(133) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[止血を試みた際、礼を言われた。>>120
身体が辛いだろうに、黙っていたら怒り出すような先輩には見えてないだろうに。律儀で真面目な後輩だ。

先程の彼の、これは福原の現実であると語るような仕草と同じくかぶりを振った。]

お互い様だよ
救急箱、探してくれてありがとうね

[ここには無くやはり使えてはいないけど。
少しばかり違いはあれど、互いの怪我の為に行動したことに変わりはないだろう。]

(134) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[語る内容の是非は成海にとっては嘘八百ではないものの、
彼には悪いが、実のところ間違っていたって良かった。

父親に関する辛い思い出から今に意識を逸らさせることが目的。
思い出すのは──仁科の必死さ、アリババの語る投影。
その苦しみに浸り続けていたら血は止まらないのでは、と。

負傷した自分は唐突な治癒も想定の一つだった筈なのに、彼女の献身の末にしか治らなかった。
死ぬこともないまま苦しみ続けるという現実を受け入れていたから、なのかもしれない。

そんな先輩の二の舞とならないようにしてくれないと、埋め合わせなぞ出来やしない。>>122]

(135) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[それは唐突な変化。
痛々しい音を耳にした最初は、血でも吐き始めるのではないかと思って気遣わしげに様子を見ていたくらいには。>>123

救護に慣れない成海はその時うっかり止血の手を緩めてしまって、血に濡れたガーゼははらりと落ちた。
──晒された患部に既視感のある光景。]

これでさっきの件はチャラで、……なんてね
ううん、俺は簡単な処置をして話しかけていただけだよ

[自分なりのやり方が成功し、安堵の息を吐いた。

呆然としていようが縮こまっていようが、軽口と共に加減した力で労うように彼の肩を叩く。
福原を救ったのは当人の想いだ。

良かった、仁科と完全に同じことをしても上手くいく自身が全く無かったから。

意識してなかった傷口は、薄い痕跡だけ残っているのみ。
多分元から深く刺さってもなかったんだろう。刺す理由が、無いのだから。]

(136) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[救護室は不要になったのだろうが、やはり此処からは福原を出すべきだろう。
もう肩を貸す必要すらあるか分からない相手になんと切り出すか考えていた時に、相手が口を開く。>>124

それは気軽に語れる話では無かった。]

恋愛感情は対象以外のことを考えられなくするらしいね
賢者を愚者に変える毒薬だと、聞いたな

[絵画への関心はその正体を知り既に喪失していた。
見たことがない表情の横顔を、黒い目が映している。>>125

話に無関心とはまた違う、他人事のような言葉。
事実この身は燃え盛る想いを知らないのだから仕方ない。]

(137) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


子供まで作って謳う悲恋はただの義務の放棄だな
本当に、穏便に結ばれる為の手を尽くしていたのかも怪しい

[声は福原の父への怒りも同調も無い。
淡々と事実と個人の考えを述べるのみ。

成海には語られたことから想像する他ない。
少なくともここまでは一切触れられていない母親、裏切った男と瓜二つの息子。

妻が既にいなかったのなら他に道があった。
置いて逝かれたのは彼一人ではない。その女性はどんな気持ちだったのだろう。
けれど愛を受容し守られるべき子供が一番の被害者であると感じた。]

(138) 2023/07/29(Sat) 21時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[そこで視線を彼から絵画へと映した。
知らない男、知らない女、知らない感情。
成海にとっては傍らの福原と比べそれらは何の重要性も無い。
話を聞いた今は未来の彼などではなく、別の人間にしか見えなかった。]

だけど君は彼ではないのだから
どれだけ見た目がよく似ていても、全く違う大人になれる

……ごめん、この状況で語っていいことじゃなかったかな

[悲しい子供時代を変える術が無いのなら、もう思い出すことも無くなるような未来があればいい。
ゼミの皆が誰一人欠けることなく生存する未来を望む成海は、叶えば見ることのない数十年先の彼を思い描いた。
一分先の現実も曖昧な今では、残酷だったかもしれないとは後から思い至って。

今は福原の気が済むまで、退出の提案はやめて言葉を交わしている。
そうしている間に彼が言い出すかもしれないが。*]

(139) 2023/07/29(Sat) 21時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 21時頃


忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 21時頃


【人】 水商売 タバサ

―現在:美術館前近辺―

[温かいお茶を飲んでいるうちに少しずつ気持ちが落ち着いてきます。
ただの夢。ただの悪夢。帰ることのできない過去の残滓。
そんなものは全て受け止めて戦っていかないといけません。
それに誰かを巻き込むわけには行きませんでした。
だから、田端は今ここに居るのです。
今の田端には誰かに手を伸ばす余裕は無いかもしれませんし、けれど誰かが困っていたらつい手を伸ばして共倒れの未来が見える気がしていましたから。
他の皆は悪夢を見ていないのでしょうか。
田端だけなのでしょうか。だとしたら。
ほらまた田端の自信が無くなってきてしまいます。
大丈夫。大丈夫だと、根拠もなく心の中で繰り返してまたお茶を飲みました。
バスケットを開いて卵サンドを取り出します。
こう言う時は美味しいものを食べて気持ちを切り替えた方が良いはずです。]

(140) 2023/07/29(Sat) 21時半頃

【人】 水商売 タバサ

[鶏卵を手に入れにくかった昔の田端の家では、卵サンドなんて出てきませんでした。
その味を知ることが出来たのは、何回目かの独りぼっちの時です。
その時には本当に食べるものがなくて、お金もなくて、どうしようもなくなって隣の家にご飯をもらいに行ったのです。
ご飯を貰うだけで、あとは家に戻るつもりでした。
だって、親も言いましたからね、隣の家の人を頼れって。
その時に一度だけ食べました。
厚焼き卵のサンドイッチなんて、お店でも見たことがありませんでした。
ふんわりしていて、分厚くて、食べ応えがあって、無我夢中で食べました。
とても美味しくて、たくさんお礼を言って帰りました。
でもそれを親に伝えると、頬を叩かれたのを覚えています。
そして親がすごい形相でお隣さんに文句を言いに行って。
それから直ぐに、それが理由かどうかは分かりませんが、お隣さんは引っ越していってしまいました。
あいつが食べられないのに卵なんて食べてきたのがいけないのだそうです。
田端の口や手にアレルギー源が残っていたらどうするのだと。
だって彼らは田端の親というよりは、あいつの親でしか無かったですから。]

(141) 2023/07/29(Sat) 21時半頃

【人】 水商売 タバサ

…………………。


[いつの間にか、目の前に小さな影がありました。
何歳くらいなのでしょう。子供の影なのだと理解しました。
だから田端は食べかけていた卵サンドを口元から下ろしていきます。
じっとこちらを見ている気配がしました。
だから、そっと手にしていた卵サンドを差し出します。
そうすると、子供の影は卵サンドをバッと勢いよく奪って、バスケットの中にまで手を伸ばしました。]


あ、こら。


[小さく叱りますが強くは止めません。
包んだ卵サンドの数も少なかったですが、子供の影はそれを全て持っていってから消えてしまいました。
仕方がないのでまたロリポップを口にします。
何か食べたければカフェに戻ればあるのでしょうけれど、どうしたものでしょうか。]

(142) 2023/07/29(Sat) 21時半頃

【人】 水商売 タバサ

………………………ごめんね。


[小さく呟きます。
誰にともなく、ぼんやりと。]*

(143) 2023/07/29(Sat) 21時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 21時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:2階・薔薇のエリア ――

 そんなこと言ったら、
 俺だって救急箱探してただけですし。

[  仮に俺が怪我を治したいと思ったから
  治ったのだとしても、>>136
  高祈先輩が側にいてくれなかったら、
  きっと俺は“現実”の中でいつまでも苦しんでいた。

  少しだけ心に余裕ができて視線を動かすと、
  先輩の手にうっすらとした傷跡が見える。

  大怪我をさせなかったことは良かったけれど、
  やはり迷惑をかけてしまったと、俺は眉を寄せた。 ]

(144) 2023/07/29(Sat) 22時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 へえ、恋愛感情ってすごいんですね。
 それってもう、何かに憑りつかれてるみたいです。

[  同じく、恋愛感情が分からない>>0:356
  というより、今気づいたけれど、
  父さんが死んでから、俺が恋愛に対して
  無意識のうちに否定的だったのかもしれないけど。

  いずれにせよ、俺の声も
  先輩と同じようにどこか他人事で、>>137 ]

 たぶん、父がそれ相応の覚悟や決意があれば、
 自殺なんかしなくても、母と別れて、
 その女性と結ばれることもできたと思います。

[  高祈先輩の淡々とした言葉に、>>138
  俺の心はすっと冷えて、
  父さんに対する情も何もない言葉が零れた。 ]

(145) 2023/07/29(Sat) 22時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  俺の個人的な認識だけど、
  父さんはお爺ちゃんの会社を追い出され、
  慰謝料や養育費を支払う苦労を
  きっとしたくなかったんだろうなと思う。

  もちろん、父さんに直接聞いたわけじゃないから、
  父さんには父さんの言い分が
  あったのだとは思うけど。 ]

 そう、ですね。
 父みたいになりたくなくて、
 全く違う風になりきってたところはあるんですが。

 違う大人になれたらいいなあ。

[  語っていいことじゃなかったかという問いには、>>139
  俺は首を横に振るだけだけど、否定の意を示した。 ]

(146) 2023/07/29(Sat) 22時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  生きたいとも死にたいとも思っていなくて、
  他の誰かが亡くなっていても、
  起こってしまったことなのだから仕方ないと思う俺は、
  未来のことを思い浮かべても、
  特に心が苦しくなったりなんてしなくて。 ]

 はあ。高祈先輩と話せて、
 ちょっと心が軽くなった気がしました。
 話を聞いてくれて、ありがとうございます。

[  ぺこりと頭を下げながらも、
  ふと、先ほど高祈先輩が、
  俺に語り掛けてくれた言葉を思い出した。>>95

  もしかして、先輩にとってはこの世界は
  悪夢や地獄、罰だったりするのだろうかと
  嫌な疑問に思い至って。 ]

(147) 2023/07/29(Sat) 22時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 そういえば、苦悩とか悲しみって、
 自分一人だけで抱えていると
 その重さでいつか潰れてしまうらしいですよ。

 もし、高祈先輩も抱えきれない荷物があるのなら、
 いつでも俺に話してくれてもいいですからね。
 そのときは、今日のお礼に俺が荷物を半分持ちます。

[  なんて尋ねてみたけれど、先輩は答えてくれたかな。

  なんとなく、いつも他の人にしているように
  やり過ごされるんじゃないかなって思ったから、
  俺はあまり期待はしていなかったんだけど。 ]*

(148) 2023/07/29(Sat) 22時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 22時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

――回想:カフェ


  ―――『 運命 』


[>>114>>115 骨谷に問われた絵画のタイトルだ。
口にしてから、少し気恥ずかしくなる。
特に秘めるつもりはないが、
今まで人に話したことはない。
どう思われるかを気にしたこともなかったが、
きっと傍から見たら酷く莫迦げたことだろうから。]

  ……観るの? そうね、絵画だものね。
  そう……、じゃあ、絵を観ることがあれば
  感想聞かせてほしいわ。

[銀を惹きつけてやまないあの少年(少女)だ、
他者も惹かれてしまうのではないか、
少しばかり複雑な心境で返した。*]

(149) 2023/07/29(Sat) 22時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 22時半頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 22時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

>>107>>108

[絵の前にそれまでもずっといましたよ、という顔で立っている]

 お呼びかな?

[そして、帽子をとって、彼女に振り向いた]

(150) 2023/07/29(Sat) 22時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[その顔が青ざめている。
 ふむ、と彼女の視線を追う]

 ああ、この人……。
 それは今、ここに或る、というこの存在かな?

[その問いには少しだけ、困ったような顔をした。
 しばし、思案をする]

 仕事をサボっているわけではないんだが、
 存在の一つ一つの安否確認まではなかなか手が回らなくてな。

 でも、まぁ、方法がないわけじゃない。

(151) 2023/07/29(Sat) 22時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 キミは目覚める存在だから、
 目覚めてから確認するのも方法だが、
 どうしても、今、というのであれば、

 本人に訊ねにいこうか。

[そして、白い手袋をしたままの手を銀に差し出した。
 夢の中では可能なのである。その絵画の中に入ることも]*

(152) 2023/07/29(Sat) 23時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 23時頃


【人】 季節巡回 こころ

[暫し骨谷と話していたが、
銀の方に視線をやれば目が合った。>>101

彼女もまた喜びとは程遠い、
どこか戸惑ったような表情をしている。

やはり先に戻る身としては
どうしても心配だとか、
申し訳ないと言う気持ちが来るのだろうし
この局面で屈託なく喜べるのは
相当な大物かバカくらいでは、と言う感はあれど。]

(153) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 季節巡回 こころ

やだな、そんな顔しないでよー。
あたしはマユちゃんが無事で嬉しいんだから。

目覚めた後もここのこと、覚えてるなら
誰かに話したらちょっとしたネタになるかもよ。

[やはり笑みを浮かべてそう口にした。
先に待ってて、とは言えない。
彼女の気遣いを汲んだわけではなくて
ただ確証のないことは言えない、というだけだけど。>>102

でも、その一方で
待っててくれるなら嬉しい、とも思う。
あたしが実際に帰れるか帰れないかはまた別として、
彼女がそう思ってくれるなら、あたしはそれで大丈夫。]

(154) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 季節巡回 こころ

[そんなやり取りをしているうちに柊がカフェにやって来る。>>97
そういえば姿を見ていなかったから、無事そうなことに安堵して。

仁科>>133や銀は何かしたいことがあるのか
カフェから出て行ってしまった。

――あたしはどうしようか。**] 

(155) 2023/07/29(Sat) 23時頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 23時頃


【人】 至高祈念展 ナルミ


そうだね、探しただけだ
だけどそれは君だけが成した行為だ

……うん、そうか
謙遜は良くないんだね、今自覚したよ

[仁科の心配も彼の行動も、決して些細で無意味などではない。
ちゃんと気持ちは伝わっている。
平気で出血を放置していた神経の割には、お陰で問題行為だったと自覚出来ている。

だから反論を福原に返したのだけれど>>144
数秒の沈黙後、追いついた思考に気まずげに肩を竦めた。

成海の行動も意味があったのだろう。
それを認めないのは、福原を助けたかった気持ちの否定にも繋がる。]

(156) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[やはり親近感を覚えてしまう、他人事の声に>>145
言えてる、と細やかに笑い声を乗せて相槌を打った。

明るく振る舞う人当たりのよい青年には、いくらでも女性が寄ってきそうだ。
もし同じだというのなら、打ち明け話と関係があるのかもしれない。
下世話を口にする趣味が無く、内の想像に留められる。]

神が自殺を悪とするのは
そうやって思考を停止し覚悟も無く逃げるのを止める為なのかな

[まるで赤の他人たる成海と同じ位置から実親を見るような、情の見えない言葉。

咎めないどころか、暗に肯定を返す。
それでいい。置き去りにした親など想わなくていい。
生きて縁が繋がる父子すら愛が無いことだってあるのだ。]

(157) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


大丈夫、なれるよ
だって君は今まで頑張ってきたじゃないか
逃げずに自分なりに、生きてきたんだろう

[此方の無遠慮さを否定するような仕草は、気遣いとして受け取った。>>146
今漸く彼を知りつつある先輩に、この状況をどう思っているのかまで悟れるわけがない。>>147

過ぎるのは何も知らなかった日常の中の彼。
懸命さを感じ取っていなければ、偉そうでもらしくないことを説きはしない。

今も自分がしたいから付き合っただけだ。
汁粉は無いけれど、あの時のように頭を上げるように促した。]

(158) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


ん?  …………そう、ありがとう

[何か思いついたような声に続いた内容は思いもよらないもの。
礼の声は小さくなり、そのまま少し押し黙る。>>148

互いが引いたラインを正しく守ってきた関係性。
秘めた事情を打ち明けたのは当人の選択、
此方の行動もまた自由意志に任される。

いくつかの誤魔化しが脳に浮かび、指を押し付けられた泡のように弾けた。]

君の気持ちは嬉しいけれど
潰れる程の重量が、俺の心には無いのかもしれない

[やり過ごす時と等しく、何の変化も見せずに語る。

悩みがないと受け取られるのなら、それでも問題無い。
福原に応えるにも、荷物が軽すぎる時はどんな助けを求めればいいのか分からなかったから。]

(159) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[心層の海は夜闇を映し暗く。
苦悩も悲しみも微細すぎて、見つけるのが困難だ。
そうでなければ、成海は死を願わなくてもよかった。

──あれはきっと、成海の想いの形だ。
誰にも知られたくない、けれど罰されたい。
都合の良い願望が、記憶と死者の声を結び黒く羽撃く。

地獄も罰も己が生んでいる。
この美術館を模す空間そのものは、成海にとってはただの夢。]

(160) 2023/07/29(Sat) 23時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



さて……
眠り姫、お城の外に連れ出させてくれますか?

[話が済んだのなら、福原をここから遠ざけたい。

童話と重ねた軽口と共に、笑いながら手を差し出した。*]

(161) 2023/07/29(Sat) 23時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 23時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想――

[オレがショックから立ち直る前に、
すすすと目立たずおにぎり確保に走る
ニトちゃん>>49も、まるで
「こんにちは」の挨拶くらいの気軽さで、
良かった、と言ってくれる。

――怨み事なんて、一つもなかった。

改めて、この研究室の居心地の良さを、
1人欠けてしまう事実を、惜しんでしまう。
果たして、生還した後、8人で
オレたちは昨日と同じ日常を続けられるのか?

…………無理だ。誰が犠牲であっても。

ノっ君のおにぎりを美味しそうに頬張るニトちゃんが、
いつものジャージを着ていないことが
少し気にかかった――LINEの内容を思い出す。]

(162) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

―女子トイレ―

[綺麗に落ちたらそれでよし。
落ちなければ先輩が気にするかもしれないのでこのまま封印だ。
など決意して、流水にさらす。
じわりと浮かぶ赤を眺めながら、水を注ぎ続ける。]

 我ながらぐっじょぶスね。

[変色した血液は付着がバッチリしっかりわかるんだけれど、元が赤いと白よりはマシで、素材的に汚れも落としやすい。はずだ。

血の落とし方は姉に教えてもらった。
まああれだ。女性は知っておいて損はない。
まさかこんな形で役立つとは思わなかったけど。]

 流石に、こんな量は想定してないスけどね・・・

[どれくらい吸ったかはわからないけど、少なくとも自分が洗ったことのある量ではない。]

(163) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

ニトちゃんも描く?

[耳聡く拾い上げてしまった、小さな声>>131
研究室で、視界の隅で、
背景に溶け込むような存在感ながら
ニトちゃんが絵を描く姿は目撃していた気がする。]

オレ、予備のスケッチブック、
「持ってきてたことにする」から。

[必要とあらば、魔法のザックからもう一冊
新品のスケッチブックを取り出すことは可能だろう。
お手洗いに行く前のニトちゃんに、一声かけた。]

描いたところで、夢の中なら
現実に持って行けるか、覚えてるか分からないけど。

[ちょいと後で、アリババとやらに聞きに行こうかな。
すっかりカフェで尻に根が生えそうで、
オレは大きくのびをした。*]

(164) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[つけおきの前に、洗い流せる部分は流そうとしてじゃぶじゃぶ洗う。
つけおきで再付着しては意味がない。

しかし血はいつまでも浮いてくるから、流石に少し気分が悪くなってきた。
というかなぜだろうか。
どんどんと血の色が、香りが、濃くなっている。]

 生地の奥にでも溜まってたんスかね・・・

[流水はそのままに、ふっと疲れた息を吐いて顔を上げれば



鏡には自分が映っている。
当たり前の現象だ。]

(165) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[仁科の髪の毛を掬い上げて、

    梳かしている女性が映っていなければ。]

(166) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[『――腕が無事なら』>>130

ニトちゃんは描くために。
オレは、轆轤を挽くために。

その言葉は、オレの二人目の恋人を思い出させる。
交際して二か月が過ぎた頃、
些細な擦れ違いから口論になって、
階段から突き飛ばされた際に、左腕を骨折した。

右でなかったから、箸や鉛筆は持てたけど、
両手が必要な轆轤の前には座れなくなった。

それ以来、彼女と不和に陥ると
オレは先回りして言うようになった。
気が済むまで、顔ならいくらでも叩いてくれて構わない。
けれど腕だけは、傷つけないでくれ、と。

――そうして、度々頬に手形を刻まれる
名物男は出来上がったのだった。*]

(167) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 は、
     …の  、っか

[うまく息が吸えない

己の見開いた瞳はグレーブルー。
彼女とのただ一つの共通点を映していた。]

 「とーかちゃん」

 「髪、結ってもいい?」

[夢の中で目覚める前に聞こえた甘えたような声。

慌てて後ろを振り返っても姉の希華(ののか)はいない。
鏡の中でだけ彼女は存在し、微笑んでいる。

”あの日“をやり直そうとでもいうのだろうか。]

(168) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/29(Sat) 23時半頃


【人】 忘我共同体 ニトカ

[血の匂いが濃くてくらくらする。
吐きそうだ。

これが神の想定した”慈悲“だって?
現実は変わらないなら、ただの悪夢ではないか。

     ――でも、だったら。
      ここでだけでもあの日をやり直そうか。]

 いいよ、のっか。
 わたしはかわいくないけどね。

[あの日と違う行動を取ることで
     この先の結末を変えられたらいいのに**]

(169) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想>>99――
んー、確かにオレは実際に使う人とか
イメージしないと描けないけど、
人そのものは描かないよ。

これはカップの図案。
ラギ君はどんなのがいいかなぁ……。

[つぶつぶイチゴブラザーズの片割れだから、
男だけど莓かな。
パッと浮かぶのは超有名ドコロ、ブランドメーカーの
ワイルドストロベリー。葉も交えれば甘すぎない。
天渕には上品な金の化粧仕上げ。
最近覚えた、敢えて漆を使ってみるのも、面白い。]

似顔絵なら、ニトちゃんとかの方が上手そうだよ。

[オレは数度、ラギ君の顔とスケッチブックの間で
目線を往復させた。]

(170) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

そういえば、冷蔵庫から
ご馳走取り出し放題かも知れないけど、

……やっぱりノっ君の手料理がいいなあ。

[オレはいつ目覚めるのだろう。
肉じゃがも美味しそうだけど、時間が足りないかも知れない。
折角だから、後でもう一杯、絶品お味噌汁をいただこう。*]

(171) 2023/07/29(Sat) 23時半頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 00時頃


忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 00時頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:2階・薔薇のエリア ――

 なるほど。
 たとえ、結果につながるかは分からない行為でも、
 行ったことに意味があるということですね。

[  高祈先輩はメッセージを送る余裕があったのだし、
  俺が救急箱を取りに行くことに
  何の意味があったのか、と思ったものだけど、

  遅れて、先輩の思考に俺も追いついて、>>156
  「ありがとう」という言葉を>>1:336
  素直に受け取ることができるような気がした。 ]

(172) 2023/07/30(Sun) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 そうですねえ。
 覚悟云々もあるのでしょうが、
 俺は神様の教えって、生きていたい人間にとって
 都合のいいものでしかないと思うんですよね。

 だから、俺個人としては自殺自体を
 否定するつもりはありません。
 身近な人を傷つけて、恨まれる覚悟があるのなら。

 一応、現代社会では自殺は人の道を外れる行為ですから。
 覚悟もなく身綺麗なまま我儘を通したいだなんて、
 そんな道理は通りませんよ。

[  先輩と話しているうちに、>>157
  俺の中で父さんへの気持ちが
  無へと近づいていくような気がした。

  幼い頃にはあった愛情は認めながらも、
  今では絵の中の父さんの顔を見ても、
  怒る気になれなくて、俺の顔は無表情になる。 ]

(173) 2023/07/30(Sun) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 そう、ですね。
 頑張ってきた、つもりです。

[  今まで俺は自分のことを
  みじめでみっともないとしか思えなくて、>>1:30
  素直に頑張りを認められたら、>>158
  俺は驚いて口がうまく回らなくなってしまったけれど。

  他でもない顔も中身もイケメンな先輩に>>0:253
  そう言われたら、やっぱり俺は嬉しくなって、
  いつもの誤魔化すような笑顔じゃなくて
  自然に顔がにやけてしまうんだ。 ]

(174) 2023/07/30(Sun) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  さりげなく話したつもりだったのに、
  やはり高祈先輩は聡い人だったみたいで。

  先輩が押し黙ってしまって、>>159
  距離の詰め方に失敗したと後悔する。 ]

 そうなんっすね。
 まあ、重荷云々ってのも、
 あるかないかは人それぞれでしょうしねえ。

[  と、それだけ返すと、これ以上踏み込むのは止めた。

  「心に重量がない」とはどういうことなのか、
  本当は聞きたかったけれど、
  これ以上のラインへの越権行為で、
  先輩から避けられたくはなかったし。 ]

(175) 2023/07/30(Sun) 00時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 あははー、100年も眠っていたのなら、
 俺の目の前にいる先輩は、
 俺が知っている先輩じゃないのかもしれないっすねえ。

[  なんて、俺も軽口を返しながら、
  差し出された手には遠慮なくこっちの手を伸ばして、>>161 ]

 あ、俺、新しい服を調達するために
 ミュージアムショップにでも行こうと思うんけど、
 先輩はどうします?

[  俺がこれから向かう予定の場所を言いつつ、
  先輩はこれからどうするんだろうと尋ねてみた。 ]*

(176) 2023/07/30(Sun) 00時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 00時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

[  新しい服を調達するという話をしているときに>>176
  俺の服を軽くつまんで、
  所々に血がしみ込んでいるのを見せたら、

  口に出さなくても、
  高祈先輩にもその訳を分かってもらえるかな、
  なんて思いつつ。 ]**

(177) 2023/07/30(Sun) 00時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 00時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ



……フラットな目線の正しい意見だ
賢くて冷静で、先輩として誇らしいよ

[無表情の彼が語る正論へ、他に言葉が出なかった。>>173

成海は生きていたいわけではないが、教えを都合のいいものとしている事実があった。
もし生還が決まった場合、身綺麗を通す為に追加の死者にしてほしいと求めようと考えたことがあった。
縁のない死者をこき下ろした結果食らった流れ玉、自業自得だろうか。

──そんな心中を表に出さないことや切り替えは上手いつもりでいる。

誇る気持ちや認めた言葉は純粋に嘘のないもの。
一転した辿々しさは、驚いているからだろうか?>>174
それでも、自分自身の頑張りを肯定する言葉を口にしてくれた。

これ以上重ねる必要は無いと感じられたから、
微笑ましい表情を温かく見守った。
もっと早くから、本当の世界でこうできたら良かったのかもしれない。]

(178) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[そう、人それぞれだ。>>175
大なり小なり皆が抱える問題へ、対処法は同じではない。

賢い福原がラインに踏み込む足を止めた気がした。
打ち明け話を聞いた後だからこそ誠実に本音で返したつもりだけど、……人付き合いとは難しい。

しかし、話が終わったことに少し安堵していたのも事実だった。]

ふふ、魔女なら百年だって待てるかもしれないよ?

[──でもそれだと眠らせた本人ということになるのか。
くだらないやり取りについて一瞬真面目に考えるくらいには、平穏が戻ってきた気がする。

屈んだ姿勢から立ち上がり、彼の手を引っ張った。>>176]

(179) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[さて、もしかしたらこれが
今生の別れになる可能性もある。

生きて目覚めれば黒歴史にでも
笑い話にでもすればいい。
オレは恥を忍んでちょっと
特殊なお願いをすることにした。

メグココちゃんに35億分の1チャレンジ?
否、オレだって自ら砕け散る趣味はない。]

(180) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

それはいいね
衝撃的なファッションになっちゃったもんね
……まあ人の事は言えないんだけど

[元気になろうとも痛々しい様子を、改めて見る。>>177
自分のシャツの右袖も、彼を発見する前から似たような状態であった。
服の汚れは戻らないのだろうか、不思議な話だ。]

俺はいい加減カフェに顔を出そうかなと思う

実はここに来る途中天使……アリババ様に会ってね
休めと、言われてしまった

[微笑みに苦いものが混じる。
人外に気遣われる戸惑いがそこには宿っていた。

なら途中まで一緒に行こう、と手を引く。
嫌そうなら話は別だが、この場所を出るまでは離さないでおこうと成海は考えていた。
──彼の現実に邪魔をされないように。]

(181) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

─ 幾分と前:カフェ ─

[黙々と話すうちいくつかの反応が返ってくる。
ひとつは福原の声で、冷蔵庫についての話が持ち上がる。>>1:292>>1:298
声は極めていつものようだと思ったが、無理はしていないだろうか。

しんどくても楽しくてと昔聞いた記憶が呼び起こされる。
いや、今は『楽しい』に程遠かろうから大丈夫か──
自分はエスパーではない、故にわかるわけがない。]

 ああ、そうかもしれない。
 どのくらいの意思がそうさせるか分からんが
 上手く使えば便利なものだな。

[事実その力のおかげでこの食事が用意されている。
この状況下においてその表現が正しいのかも分からないが
今、恩恵を受けながらおにぎりを口の中まで運ぶ。
結局好きなおにぎりの具は、自分には決められないなと
どこかで思いながら。]

(182) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

 見たいもの、見たくないものに関しては
 確認したわけじゃない、自分の予想だけどな。

[自動ドアの件は身をもって確認したが
『みたくないもの』については未確認だ。
想像や推測の域を出ないが、と言葉に含むと
おにぎりをもう二つほど手にとって。]

 美味かった、貰ってく。

[そう断ったのは、この時はまだ見ていない顔もあったから
会えば渡すかくらいの気持ちで。]

(183) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[「自分の代わりにオマエが死ねば良かったのに」>>1:306
そんな言葉も聞こえていたかもしれない。
カフェの中での言葉でないなら、幻聴の類だったかもしれない。

自分はどう思うだろう。
別に、どっちが死んでも構わない。
自分が生きていようと、このうちの誰が生きていようと。
たとえ相手にそう罵られても、表情一つ変わらないだろう。

既に決まっているらしい決定事項の『死』。
延長時間のこの空間で、罵ろうが喚こうが、変わらぬものは変わらない。]

 カップか、いいな。
 自分のはデカいので頼む。

[ふと聞こえた声は、こんな世界で願われる希望。>>1:316
作ってもらえるのなら大きいものがいいなと
なんともなしに、ぽつりと溢し。]

(184) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[それから何も無ければ共に階下に降りてから
ミュージアムショップ前で別れることとなるだろう。

移動は成海の意思でエレベーターを選択させてもらった。
アリババが楽に使えるようにしてくれたらしいが、
何とも言い難い思い出が階段に残っているからだ。]

素敵な服があるといいね

[買い物中別行動でもするみたいな、気軽な呼び掛けを残して去る。
その心が重苦しくならないように。**]

(185) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

こっちこそ、ありがと。
食器も、使ってくれる人おってこそやし。

[メグココちゃんと少々のやり取りを経て、
うっかりまた訛っていたことに少しバツが悪くなって、
スケッチブックを閉じると、そそくさと立ち上がる。]

オレ、ちょっと他見て来る。
――目が覚める前には、
此処に戻って来たいけど。

[覚めることが決まっている夢ならば、
意志の力で豪遊するも可能かも知れない。
ただ気になることも幾つかあって、
オレは安寧のカフェを出る。
その前に、しっかりお味噌汁のおかわりを腹に収めた。**]

――→B1/廊下へ――

(186) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[同じようにぽつりと溢される声は困惑の音をしていて。>>1:317
まあそうだろう、それがきっと正常だと思う反応だった。

やがて時間は少し経ち、田端もやってきただろうか。>>1:334
特に心配されない事もわかっていたし
かわりに自分も田端が戻ってきて姿が見えたことで、一つ安心はしておくだろう。

銀もまた困惑したように呟き、頭を振る。>>1:339
一度視線を向け表情を確認するようにその顔を見た。
あまり顔色がいいとは思えなかったが、
自分にはそう見えていただけなのか実際本当にどうだったかなんて
本人以外わかるものでもない。

フラフラと出て行ってしまった西門教授。>>1:#5
その背を見つめる自分の表情はやはり、無で。
その顔を見たものは何を思うのだろう。
冷たいと、怖いと、わからないと、思うのだろうか。]

(187) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

 ああ。
 自分はどこにいても自分だ。

[かなりな量をしっかりと平らげ、
きちんと手を合わせてごちそうさまを小さく唱える。
尋ねてくる回谷に軽く向き直るのはいつもの変わらぬ無表情で。>>1:356]

 まだ中を見て回ってない。
 展示物を見たいのと、折角なら内装の写真も撮りたいな。

[まるでいつものように、何も変わらない自分は
この世界の中できっと一番に異常だ。
その姿が『強さ』に映るか『畏怖』に映るかは人によりけりだろう。
回谷にとってどっちだったかは、自分には知れない。]

(188) 2023/07/30(Sun) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[暫くすると次に目覚めるであろう者達の宣告が落ちる。
骨谷平太朗に銀檀。
片ややりたいと言っていたことも聞いていたし
よかったじゃないかと、無言でただ一つ頷いた。

生を良きものとして捉えられるなら
生きていたいと思っているのなら
今こうして宣告を受けることは
何よりの、天からの祝福だろう。

入れ替わりでやってくる後輩たちには、やはりいつものように
小さな会釈で挨拶をするとゆっくりと立ち上がる。

誰に止められることもないだろう。
いつものことだ、自分がゼミの講義室から居なくなっていても
どのタイミングで居なくなっただとか、いつから居たかだとか
煙のように居たり居なかったりすることがあるのは。]

(189) 2023/07/30(Sun) 01時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 01時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ

── 美術館棟・B1F ──


[踏み込むのは初めてだった。

本当ならゆっくりと展示物を見た後に、福原との待ち合わせの為に足を運ぶ予定だったフロア。

今は一人で別の理由からカフェを探して歩き始める。**]

(190) 2023/07/30(Sun) 01時半頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 01時半頃


頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 01時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

─ 廊下 ─

[おにぎりを手に廊下へと出る。
ふわと黒い何かが目の端に見えて、視点を緩く動かした。
蝶のような形をした黒い靄がふわふわと飛んでいる。

廊下の途中、手すりにとまると
その黒蝶は彫刻のようにがっちりとその場に佇んで。]

 …………。

[撮影しようかと思ったが、
両手に一つずつおにぎりを持ってきてしまった。
食べ物ゆえに床に置くわけにもいかない。
どうしたものか、と両手のおにぎりを見つめたまま
自分もまた彫刻のように、或いは静止画のように
ぴたりと止まったままで考え事をしている。**]

(191) 2023/07/30(Sun) 01時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 01時半頃


【人】 水商売 タバサ

―独り語り―

[大切なものをギュッと握りしめると、それは手の中でバラバラに壊れてしまうものなのです。
たとえどんなにあいつから守るためであったとしても。
でも、だからと言って大事に大事に両手ですくいあげるようにしても、素早く奪われてしまうのです。
だから、大切なものは知らせないようにしてきました。
宝箱は奪われて壊されてしまうものなのです。

しょうがないでしょう?
君はただあいつを生かすためだけに。]


(そう、分かっている。分かっていた。
そしてあいつがいなくなった今、私はあいつの代わり。代替品。
だから猫可愛がりされて吐き気がする。
あいつが生きている頃は、あいつの世話係として。
あいつが居なくなってからは自分達の世話係にしたがってる。)

(192) 2023/07/30(Sun) 06時半頃

【人】 水商売 タバサ

[田端は強い子でした。
田端は何でもできる子でした。
親の手のかからない子で、問題を起こさない良い子だったのです。
高校までは男の子らしい格好をしていましたが、大学に入ってからはぐんと女らしくなりました。]


(褒めてはくれなかった。
私は出来て当たり前で、あいつのフォローを続けなくちゃならなかったし、癇癪を起こさせないようにむしろ出来ないふりをしろとまで言われた。
可愛いもの、綺麗なもの、好きなのにいつも壊される。奪われる。それにいつの頃からか……。
だからそれらを全部諦めて髪を男子みたいに短くして、スカートを履かないようにした。
でも胸は膨れるばかりでもうどうしようもなかった。
大学に入る前頃から呼吸が楽になった。
だってもう、あいつは居ない。)

(193) 2023/07/30(Sun) 06時半頃

【人】 水商売 タバサ

[今は、田端は家族と仲良しです。
田端を頼ってくれるようになりました。
田端の好みを許してくれるようになりました。
田端の生活を優先してくれるようになりました。
田端の値踏みをするようになりました。]


(ねえ。それって。

やっぱり価値のない私は要らないって事なのよね。
両親の老後を見ない私は要らないのよね。
わかってる。
わかってるよ。

だから生きて帰ったら、きっと。)

(194) 2023/07/30(Sun) 06時半頃

【人】 水商売 タバサ

[田端は両親と縁を切るつもりでした。
だって、一番欲しいものを、一番欲しい時にくれなかったのです。
それは、願わなくては手にできないものなのでしょうか。
助けを呼んだ時に何の心配もなく抱き止めてくれる腕。
頑張ったねとこちらの努力を労ってくれる言葉。
全部。
全部、小さな時の田端が欲しかったものです。
今更媚びて擦り寄ってこられても気持ちが悪いだけ。
だから、小さな時の田端は、自分で自分をどうにかするしかありませんでした。
突然の暴力に怯えながら、無関心に忘れ去られることに耐えながら。
家族のことは嫌いではありません。
嫌いになれるほど、気持ちを彼らに割いてないのです。]

(195) 2023/07/30(Sun) 06時半頃

【人】 水商売 タバサ

[何度も何度も親の愛を求めて叫んだ田端はもう居ません。

"よその子が相手じゃなくてよかった"

"お前が受け止めてあげなさい"

あの時にそう言われて>>44もう田端は全てを諦めたのでした。
諦めて薬を飲んで、死んだ目で全てを受け入れました。]

(196) 2023/07/30(Sun) 06時半頃

【人】 水商売 タバサ


(だからこそ。
私だけは、私を認めてあげないといけないのよ。
だってあまりにも惨めじゃない。)*
 

(197) 2023/07/30(Sun) 06時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 06時半頃


忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 08時頃


【人】 水商売 タバサ

―現在:女子トイレ―

[ぼんやりとしていても仕方がありませんでした。
また悪夢がやってくるかもしれませんし、それに誰かを巻き込むわけにはいきません。
他の子達も悪夢を見ているかもしれませんが、どうにも田端の夢は質が悪い気がしていました。
だからベンチで卵サンドを盗られても受け入れました。
飴とお茶だけでも良しとしましょう。
今度はどんな悪夢が来るでしょうか。
けれど、ふと思い出した事がとても嫌な事でしたし、その悪夢なら場所が違うのではないかと一度場所を変えることにしました。
そして廊下を歩いていると、血の匂いが漂ってきます。
何事でしょう。それともまた悪夢の残滓でしょうか。田端の?それとも誰かの。
眉をわずかに寄せながらたどり着いたのは女子トイレです。
女子特有のそれにしても匂いがキツイような気がして、不安な気持ちでそっと覗き込みました。
そこには仁科の姿がありました。>>168
田端には見えない誰かと話しているようです。>>169]

(198) 2023/07/30(Sun) 08時半頃

【人】 水商売 タバサ

……仁科ちゃん?


[これは話しかけても良いものでしょうか。
誰かと対話することで、何かを解消しているのかもしれません。
けれど聞こえてきたその言葉が少し眉を顰めるものできたので、つい呼びかけてしまいます。]


可愛いは作れるものよ。
それに仁科ちゃん十分可愛らしいじゃない。


[そう言いながら彼女の手元などを確認します。
衣服を洗ってはいたようですが、怪我をしているようには見えなくてそれには少し安堵していました。]*

(199) 2023/07/30(Sun) 08時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 09時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>150>>151>>152
絵の前に、銀ひとりでいるのだと思っていた。
ほんの少し困ったような男の様子に、これまで、
帽子の下の顔を認識していなかったことに気づく。]

  直接、本人に……訊く?

[そんなことが可能だというのか。
差し出される手。取ってもいいのだろうか。
呼びつけておいて、銀はこの男のことを善きものと
捉えられずにいる。]

  お仕事なのね。

[誰かがやれねばならないことならば仕方ないと、
割り切って、男の存在を許容できるほどの度量は
――ない。
しかし、せっかく来てくれたのだ。
もう少し中立的な気持ちを心がけよう。]

(200) 2023/07/30(Sun) 09時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  ――――怖いわ。


[絵を見つめて、ぽつり零した。]

  だって、会って、
  もうこの人がこの世にいなくなっていても、
  失われていなくても、

  連れて帰ることはできないんでしょう?

[会うことが叶って、触れて、話して。
それで、それから――?
一度でもいいから直接触れあってみるか、
一度しかないならこのままの永遠を保つのか。
男から提示された突然の選択肢に、
銀の胸中は激しく揺れる。]

(201) 2023/07/30(Sun) 09時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  会うわ。


[逡巡の後、銀は男の白い手袋に手を伸ばす。

エデンの園で禁断の果実に手を伸ばした女と、
同じ道を選ぼうとしているのだろうか。
そんな思考が過った、**]

(202) 2023/07/30(Sun) 09時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

>>200

そう、今この時も、時は流れている。
もう、結果は出たあとなのだ。

だから、キミが知りたいのであれば、
存在に訊ねるのが速いだろう。

[そして、その手をとった]

さて、キミのことはなんて呼ぼうか。
キミは既にオレの呼び方を知っていた。
彼女にきいてたかな。

(203) 2023/07/30(Sun) 10時頃

【人】 黒い取引先 アリババ



[モルジアナはロリポップ、気に入ってくれたかな]


[また会ったら、今度は味を選ばせてあげよう]


 

(204) 2023/07/30(Sun) 10時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

怖い、それは正常だ。
心から大切にしている感情と向き合うのは誰しも怖い。

そして、キミのいう通りだ。
もし、いなくても、
今現在の存在を連れて帰ることはできない。

だが、迷うならば

[そんな助言を告げる前に>>202
 紡がれた言葉に手をとる]

(205) 2023/07/30(Sun) 10時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

― 絵画の中へ ―

[不思議な感覚を彼女はどう感じただろう。
 絵の中といっても、絵具の匂いを感じるものもいればそうじゃないものもいる。
 彼女がその絵を絵を感じる天秤が軽いのであれば、
 その想う心がより一途であればあるほど、
 現実味は大きいだろう。


 そして、彼女自身の姿も、
 ともすると、彼女が思う年齢に変わるかもしれない] 

(206) 2023/07/30(Sun) 10時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 ちなみに、帰りたいと思えば、
 外には出れる。

 まあ、帰りたくないと思っても、
 その存在がキミに命じれば、
 やはりキミは外に出される。

 存在はいつも対等だ。



オレはただ、見守るだけだが、
何かあればいつでもどうぞ。

[絵の中に入れば、隅にごろりと寝転がる。

 ちなみにさてさて、もしこの絵画を通りがかり、
 観るものがいれば、
 本来とは違う不思議な
 今だけの絵画を観ることになるだろう]**

(207) 2023/07/30(Sun) 10時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 10時半頃


【人】 季節巡回 こころ

― カフェ:骨谷と ―

[骨谷からのお願いは少々予想外なもので
驚いたようにぱちぱちと瞬きをした。

陶芸家になるのが夢なのだ>>0:343
いつか研究室でそんな風に聞いたことはあったが]

(208) 2023/07/30(Sun) 10時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[会話を終え、余程気に入ったのか
味噌汁のおかわりをした後に
骨谷がカフェを出ていく。>>186
軽く手を振ってそれを見送った。

……あー。あれだな。骨谷くんは]

…芸術家なんだなー。

[いい奴なのに、大事にしてるのに
どうして女の子に振られ続けるのか。
その理由の一端が今ちょっと分かった気がする。]

(209) 2023/07/30(Sun) 10時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[彼女のこと好きだったのも嘘じゃないんだろうけど、
結局芸術よりも優先することは出来なくて
それを薄っすら見抜かれていたんじゃないか。

自分が一番になれないことに絶望する気持ち、
あたしはちょっと分かる気もするもので。

それでもこんな生死の境に置かれても
動き続けられるほど熱意があること、
それはやっぱり少し羨ましいけれどね。**]

(210) 2023/07/30(Sun) 10時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 2階・薔薇のエリア ――

[  別に高祈先輩が不誠実な嘘を言ったなんて
  思ってはいなかった。>>179
  問いをかわすなら、先輩ならきっと
  いくらでももっとうまい言葉を言えたと思うし。

  でも、賢くない俺は、
  できるだけ先輩に負担とならないように
  話してもらう術を知らなかったから。

  それに、俺が話したのはほんの一部というのもあって、
  先輩の深部に触れるのは気が引けたのもある。 ]

(211) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 ええ、自分で呪いかけて
 こうしてエスコートしてくれる魔女っすかあ。
 なんかヤンデレじみてるっすね。
 俺が目覚めるまでの間に魔女が世界を滅ぼしてて、
 ここには魔女と俺の2人しかいないとか。

[  なんて言いつつ、先輩に引っ張り上げられ、>>179
  俺は立ち上がる。 ]

 それに、血の跡を見られたら、
 その理由も言わないといけなさそうっすしねえ。

[  今まで隠してきた家庭事情を
  誰それ構わず言う気にもなれなくて。
  だから、俺はこっそりと着替えようかと思ってた。

  そして、今更ながらに先輩のシャツの
  血の跡を見つけたけど、>>181
  どうやら先輩は着替える気はなさそうで。 ]

(212) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 ああ、たしかにずっと見回りしてくれてたんすよね。
 お疲れ様です。
 よかったら、おにぎりと味噌汁食べてもらえたら。

[  先輩はカフェに顔を出すみたいだから、>>181
  とりあえずご飯のことを言いつつも、
  苦い笑みには、アリババさんとのやり取りで
  何かあったのかな、なんて思うのみで。

  てっきり、この手は俺を起こすためだけに
  握られたものとばかり思っていたから、
  そのまま手を引かれることに
  俺は戸惑ってはいたけれど、

  別に嫌な気はしなかったから、
  俺は先輩の手をそのまま握っていた。 ]**

(213) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 薔薇のエリア→ミュージアムショップ ――

[  薔薇のエリアを出てからどれくらい経ってからか、
  俺たちの手は離れて。>>185

  ああ、先輩は俺があの場所で
  また酷い目に遭わないように気遣ってくれたのかな
  って、今更ながらに納得した。 ]

 はは、そうっすね。
 付き添いありがとうございました!

[  素敵な服があればいいという言葉に同意しつつ、
  別れ際、俺はぺこりと先輩に頭を下げたのだった。 ]**

(214) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― ミュージアムショップ ――

[  ショップ内を物色していた俺は、
  花瓶に15本のひまわりを挿した絵柄のTシャツに
  着替えようかなと思って、

  Tシャツを持って
  そのまま店を出ようかと思ったときに、 ]

 うわ、律儀だ。
 骨谷先輩かな?

[  レジ前に置かれた2枚の千円札に、>>157
  先輩から届いたメッセージを思い出して、
  やはり優しくて人間らしい人だな、と思った。 ]

(215) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  ――そんな骨谷先輩が生きていて、本当に良かった。

  なんて、思う心はもちろんあるけれど、
  早々にこの世界を夢と決めつけるような
  あまり人間味のない俺は
  お金なんて出すつもりは毛頭ない。

  どうせ、俺のお金やそもそも財布自体だって
  空想上のものなんだから、
  料金を払うことに意味を見出せなかったから。 ]*

(216) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:駐車場 ――

[  俺はTシャツを片手に、こっそりと廊下を移動して、
  駐車場まで来ていた。

  駐車場には屋外トイレもゴミ箱もあったから、
  トイレでこっそりと着替えて、
  元の服はゴミ箱に捨てれば、
  早々に俺が怪我したことは分からないだろうと思って。

  もし、駐車場に出る前に誰かに話しかけられて、
  服の血の跡について聞かれたら、
  俺はテキトーなことを言って誤魔化したんだと思う。

  当初の予定通りに服を着替えて元の服を処分すると、
  一仕事した安心感で、俺は小さくため息を吐いた。 ]**

(217) 2023/07/30(Sun) 11時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 11時頃


【人】 季節巡回 こころ

― カフェ:少し前/大藤 ―

[大藤に声をかけたのは
彼が結構な量をたいらげた後だったか。>>188

元々顔に出ない人ではあるけれど
西門教授を見送る表情にも感慨は感じられない。>>187

いつも通りですね。
そんな言葉に返す姿もまた平然としていて。]

そう、なんですね。………
それが先輩のやり残しですか?

[ふと見れば首からカメラを掛けている。
何事もなく話す大藤の言い様は
美術館の見学と言う日常が続いているのだと
一瞬錯覚するような物言いだった。]

(218) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 季節巡回 こころ

[……彼はこの状況をどう思ってるんだろう。

わからない。わからない…けど。
わからないことが、何だか癪だった。

先輩がいつも通りで安心する?
こんな時でも平然としていて怖い?
どちらもそうじゃなかった。
冷たいとも、怖いとも思わないけど…

……何だか胸がざわざわして。]

(219) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――カフェ/回想――

はは、……オオト先輩、
静かに大食いですしね。

[うっかり心中のままトサカ先輩と呼びそうになって、
ちょっと舌が縺れかけた。
言葉少なな先輩のリクエストに>>184
「いいな」の一言に、身勝手な行為は救いを得る。]

了解。茶器に限らないんで
カフェオレボゥルか、スープボゥル的なの
つくりますね。

(220) 2023/07/30(Sun) 11時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

それとも、特大サイズのティーカップで
紅茶ガブガブ飲みます?

[トサカ先輩やタカナル先輩の器なら
やっぱり漆器みたいな艶やかな黒を
思い浮かべてしまうけど、
生憎オレが焼くのは、まろやかな白が特徴の
ボーンチャイナ。
なら、カッコ良くモノトーン風で子持ち線に
幾何学模様を入れて、ハンドルとワンポイントに
燻し銀を使ってみたい。
ペアカップにする気はないけれど、
こっそりどこかに共通点を忍ばせておくのも
双子の噂や遊び心的にアリかも、なんて。**]

(221) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 季節巡回 こころ


あの。あたし、付いてったりしちゃだめですか。
写真撮るとこ、見てみたいなって…。

(222) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[だからつい、そんなことを口走っていた。
けど。]

あーーーーいや、あの。
先輩のやりたいこと、邪魔するつもりはないんで!
なんか、暇持て余してるとか、そういう時あればでいいんで。………

[あーーー、だめだ。
変なことを言っている自覚がある。
急速に後悔が押し寄せて。

すみません、と一度頭を下げて
すごすご元座っていた席まで引き下がっただろう。
彼がカフェを出ていく時も気配は感じたけれど、>>189
顔を見ることが出来ずに。]

(223) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 季節巡回 こころ


(……だって、"どうでもいい"のかなって。)

[選べないおにぎりの具みたいに。
どれでもいいし、どうでもいい。
この状況すらも彼にとってはそんなものなのかなって思ったら。]

(―――…寂しい。だなんて)

[そんなのも、あたしの身勝手な感傷なんだから。**]

(224) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――回想:カフェ

[>>153>>154 励ますのは銀のほうであるべきだ、
なのに、回谷は笑みのまま気遣う言葉をかける。
自分は無事でなくてもよかった、という本心を
口にするつもりはない。
怖いことに変わりはないし、"最期"の時に
冷静さを保てたか自信はなかったから。]

  ……ネタ。そうね。
  信じてもらえるかしらね?

[回谷の軽口に合わせて首を傾げてみせた。]

  そうだ。来週の週替わりランチは
  待望のエビ天そばだから、楽しみね。

[一緒に食べるのを楽しみであると、昼食をともにできる
数少ない友人に、"待ってる"の言葉の代わりに。*]

(225) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  呼び方……銀でいいです。

[>>203>>204>>205 名前ではなく、
呼び方を聞かれたため、答えるまで一拍間が空いた。
変名を名乗るという考えはなかったから、捻りのない。]

  そう、田ば……彼女から、貴方のことを。
  

[怒ってましたよ、と言い添えようとして、
浮かんだ田端の像が泣き顔だったから、口を噤んだ。

助言を聞くことなく、銀の手は取られて。]

(226) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――絵画の中

[>>206>>207
どこかに迷い込んだという感覚はなかった。
描かれている山岳の風景が焼き付いていたからだろうか、
風に、草が揺れる気配がした。

自身の輪郭がぼやけているような、触覚の鈍さ。
つまり違和はある。]


  ……ここが、絵の中……?


[離れた場所で、男が寛ぐ気配がする。
仕事中なのでは? と思ったが突っ込むこともなく、
周囲に神経を凝らした。]

(227) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[絵の中の彼らは、相変わらず
黒い布の掛けられた死体を眺めている。
何か喋っているのかもしれない。
彼らの声を、動く様を確認するのが酷く恐ろしかった。

目を閉じて胸に手を当て、深く息を吐いた。
ここまで来たのだ、今しかないのだ。
腹をくくって目を開けると、
銀はフード付きのマントのようなものを纏って、
足元もシンプルな革のサンダルに変わっている。

鏡に映したわけでもないのに、
自身がどのような姿をしているのかが分かる。
衣装以外は、今の銀のままのようであった。
恐らく、この場に相応しい容を取るより、
自身で対峙したかったのだろう。]

(228) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  こんにちは。
  ……はじめまして?

[他の人物を排除して、目当ての人物に声をかける。
ゆっくりと山羊の頭が銀のほうを向く。
山羊の骨の、眼窩の奥から視線を感じた。

彼(彼女)は今、ここに在て、
銀の存在を視認している。
背筋を走るぞくぞくとした感覚。
何故だろう、高揚というよりは寒気に近い。

僅かに覗く口許が開いた。]


  『          』


[馴染みのない言語が、二人の間に流れる。]

(229) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  ……え?
  今、何て言ったの?

[簡単に入り込めてしまったから、
てっきり、通じるものだとばかり思っていた。
それとも、もう少し知りたいと求める
意志の力が強ければ叶うのだろうか。

その点には自信があるつもりだったが。]

  私、あなたに聞きたいことがあって、
  あなたのいるこの場所で事故があって、
  無事でいるか心配で、だから…………、

[急に風が強くなってきた。
バサバサとマントがはためいて、銀の声も大きくなる。
面倒になって手を伸ばした。運命の相手へ。]

(230) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  ……一緒に、来て!


[途端、ぐにゃりと空間が捻じ曲がる感覚。
風は一段と強くなって、銀を渦の中に引き込もうとする。]

  アリババさん……!

[彼は無事だろうか。
あまり心配する対象ではない気もしたが、念のため、

次の瞬間、銀は絵から放り出されていた。**]

(231) 2023/07/30(Sun) 11時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 11時半頃


【人】 至高祈念展 ナルミ

── B1F/廊下 ──

骨谷君。
やあ、随分久しぶりに君に会えた気がするよ

[見つけた姿に、名前を呼びつつ駆け寄った。>>86

何気ないように呼びかけながら彼の様子を目は確認する。
……何か危険な目にはあっていなかっただろうか?
具体的に聞くのは不安を煽りそうなので、避けることとなる。]

……丁度良かった。話があるんだ
ここでいいから付き合ってくれる?

[何処かへ行くところだったのだろうか。

目的があり断られるのなら、引き下がるつもりだ。*]

(232) 2023/07/30(Sun) 12時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 12時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――B1/廊下――

[地下階なのに、斜面に建つせいか、
館内はサンルームのように
壁面や天井の硝子から外の様子が窺える。

オレが見上げた空は夕暮れ時のよう。
燃えるようなオレンジから薄い紫へと
雲を煙らせグラデーションが夜を運んでくる。
星が一つ二つと瞬いて、オレはゴッホの
星月夜の筆致を思い出していた。

植栽や、床に刻まれたモザイクのレリーフは、
胸を締め付けるような茜色に染めあげられている。]

(233) 2023/07/30(Sun) 12時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

タカ……キ先輩。
いいですよ。

[カフェへ向かう途中なのだろうか、
タカナル先輩に呼び止められ、そして
一目で怪我したと分かる姿に、腕に
目が釘付けになった。
LINEで不穏なアレコレが流れていたけれど、
カフェから一歩出ればそんな危険な空間なのだろうか。
出てきたものの、覚悟が鈍る。

用はあると言えばあるが、単身で事足りる些末だ。
タカナル先輩とは、ジイさんに纏る
果たされていない約束があったから、
――万が一を考慮してくれたのかな。首肯した。]

(234) 2023/07/30(Sun) 12時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

>>231

おや?

[さてはて、と、
 絵の中で居眠りでもと思ったのに、

 ことのほか、早く、彼女ははじき出されたようです。
 腕を組み考える。

 自分はここから、容易に出れるが、
 弾き出された彼女は、自身の意思でまた入れるか?
 それとも、入らないのなら、

 それは、そういうことだ]

(235) 2023/07/30(Sun) 12時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[子供の頃から、勉強するより
粘度を捏ねるのが好きだった。

どこにでもいる、至って普通のガキだったから、
泥だらけになって虫取りに駆け回ったり
ボールぶつけ合ったりしてたけど。

つやつやのテクスチャの泥団子作るのも、
近所じゃあオレが一番上手かった。
雨の日が、一日中粘度捏ね回してたし、
小中学生の頃は幾つか入選したりもして。

ジイさんはともかく、
親父はそれを苦々しく思っていたらしい。]

(236) 2023/07/30(Sun) 12時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[骨谷 雷門――オレのジイさんは
芸術家肌の陶芸バカで、
後期こそ高い評価で持て囃されて
企業や金持ちやおエライさんから
注文が途切れることはなかったけど、
それまでは、何度も窯を手放すか悩むくらい
困窮した生活を送っていた。

それを支えたのはバアさん――親父の母親で、
子育てと家事と家計を一人で背負い、
心労が祟って早死にしたらしい。

親父は、ジイさんと陶芸を憎むようになった。]

(237) 2023/07/30(Sun) 12時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[今でも帰省(自宅でなくジイさんの窯元に)する度
泥と釉薬まみれになって器を焼くオレが、
高校卒業後弟子入りでも美大でもなく
普通の四大に通う理由。

陶芸の道で挫折した時、
潰しが効くように普通の大学を出ておけ、と。
平凡なサラリーマン道を歩み、
ささやかな幸せと家庭を維持する両親に
口酸っぱく言われれば、オレはそれ以上
反発することはなかった。

就職活動はせず、晴れて卒業した暁には、
大手を振って365日轆轤と向き合う気満々だけど。**]

(238) 2023/07/30(Sun) 12時頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 12時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ


 ごきげんよう。
 ええ、キミは確かに絵だから、
 そうですね。ええ。

[そして、彼女の大切な彼(彼女)にゆっくり歩み寄ると、
 しゃがんで耳を寄せる。





 次の瞬間、
 銀の耳には、雷鳴が響いただろう]*

(239) 2023/07/30(Sun) 12時半頃

【人】 季節巡回 こころ

[カフェ内の人々の入れ替わりを眺めながら
暫くあたしはそこに留まっていた。

おにぎり食べて辛そうにしてる柊くんに>>100
肉じゃがもあるんだっけ?って横から話しかけたり
そういえば福原くんがリクエストあれば聞く>>1:376
って言ってたなーって思い出したりしながら
放置しっぱなしで溜まっていたグループラインを
ここに来てようやくちゃんと確認したのだった。

未だ姿を見ていない高祈先輩が
自分の知らない所で流血沙汰になっていたりと>>1:203
色々あったのだということもここで知る。
この世界で死んでも死なないらしいけど>>1:324>>1:325
夢の中でまで痛い思いはしたくないし、物騒な話だ。]

(240) 2023/07/30(Sun) 12時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 12時半頃


忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 12時半頃


【人】 季節巡回 こころ

[カフェを出ていく前に銀が
自分に告げた言葉を思い出す。>>225

恐らく自分に合わせてだろう、
来週の約束を口にして首を傾げる彼女が
ちょっと微笑ましくて、笑みを浮かべて頷いたのだった。

―――あたしに、生そのものへの執着はそこまでないと思っている。
骨谷や銀のことは友達だと思っているけど、
もし仮に真っ先に目覚めるのが彼彼女以外でも
羨望や妬みの感情は湧かなかっただろう。

でも、もし、これが今生の別れになってしまったら
やっぱりそれはさびしいだろうな。
銀とのんびりお茶をしていた平和な時間が、少しだけ恋しかった。]

(241) 2023/07/30(Sun) 12時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[視線を感じながら距離を詰めていき、
隣に並んでふと上を見る。>>234

天井の硝子から差し込む光。>>233
変わらない青空が窺えた。

それが、高祈の目が映した光景。]

いい天気だね

[切り出す前にそんな世間話を口にする。

そんな無益な語らいも、二度と機会が無いのかもしれない。]

(242) 2023/07/30(Sun) 13時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


……さて、勿論生還について宣告はされたよね?

君がどんな気持ちで聞いたのかは分からない
でも先輩として、まずはおめでとうと言わせてほしい
骨谷君が生きていてくれて、本当に良かった

[変わらない笑顔で、避けられなければ手を取り握手する。

運に恵まれた青年の身体に、後遺症が残りませんように。
特にこの手から自由が奪われませんように、そんな願いを込めて。]

(243) 2023/07/30(Sun) 13時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


ただ一つ、死んだのが俺である可能性を考慮して
伝えないといけないことがある

雷門氏の血縁が花器を見たがっているとは
実は既に高祈に話を通してあるんだ

父は君に関心があるみたいだね
……あまり深く関わるのはおすすめ出来ないけど
自分の不在時でも、滞りなく通されるようにしてくれたみたい

[成り上がりの成功者は、分刻みで予定が詰まっている人だ。
考慮し彼に無断で事前連絡を入れていたのだが、
思わぬ形で役に立つのかもしれない。]

(244) 2023/07/30(Sun) 13時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

恐らく両親はすぐには来ない
けれど体裁を気にする必要もある
代わりに来るのは、親類の経営関係者じゃないかと思う
……その人に、骨谷だと名乗ってほしい
そうすれば、いつかの来訪の為に俺を介さず直接縁を繋げる

多分皆同じ病院に運ばれている筈だから、会えるだろう

[たった一人、自分だけが死んだのならば
それを確認に来る者に気づくことは可能な筈だ。

もし骨谷がベッドから起き上がれない状態でも、他の誰かが。
同じ高祈姓の中年男性、父の弟。
名前と外見特徴を伝えておいた。]

前も言ったことがあるけど、俺は君を応援してるからね

[全てが取り越し苦労なら少し恥ずかしいが。
自分が死んだくらいのことで、骨谷の望みが果たされなくなるのは避けたい。
成海は本当にそう思っている。*]

(245) 2023/07/30(Sun) 13時頃

【人】 季節巡回 こころ

[あえて語弊のある言い方をすれば。
あたしは別に"不幸"じゃない。

誰かの陰惨な死を目の当たりにしたこともないし
誰かから特別暴力を受けた覚えもない。

親だって、――あたしと妹を比べて
何かとちくちく言ってくるくらいで、
別にそこまで酷い親ってわけじゃなかった。
ごく普通に育ててくれて、大学にも行かせてくれて。
生活にもそんなに不自由した覚えはない。

分相応。これがあたしの分相応なんだろう。
明日には顔もぼやけてしまうような存在として
可も不可もなく、平坦な道を歩いていくことが。]

(246) 2023/07/30(Sun) 13時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 13時頃


【人】 季節巡回 こころ

[どこからか声が聞こえた気がした。
研究室の誰かの声ではない。複数の男の子の声。
けれど聞き覚えのある―――]

…………―――、

[その内容を脳が拒む。
くわん、と頭痛に似た感覚を覚え
嫌な気持ちになって、席を立ちあがって。

まだ誰かカフェに残っていたのなら、
一言告げるくらいはしただろうか。
急ぎ足でカフェから出て、あてもなく歩き出す。
―――逃げるように。]

(247) 2023/07/30(Sun) 13時頃

【人】 季節巡回 こころ


[逃げる、……逃げる。どこに?
どこまで行ったって、ここじゃないどこかに行ったって。
こんな非現実的な世界に迷い込んで尚。

あたしがあたしであることからは逃げられないのに。**]
 

(248) 2023/07/30(Sun) 13時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――絵画の外

[>>235>>239 アリババが彼(彼女)の耳に何事か
語りかける。それを銀は絵画の外側から見ていた。]

  ……どうして?

[銀は連れ出そうと手を伸ばした筈だ。
夢の中でも叶わないのだろうか?
それとも、拒絶されたのだろうか。――――雷鳴。

雷は怖くない。
自身の頭上に落ちるまでは。>>0:201]

  では、何が怖いのかしら。

[呆とした声で呟く。
生気のない顔色で、唇の色を失って。
銀の衣服は絵の中で着ていた赤茶けたフード付き
マントと、家畜の革を鞣したサンダル履きのまま。]

(249) 2023/07/30(Sun) 14時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[粗く触りの悪い生地を、もぞと動かした。
思い出す眼窩の下の平坦な目。]


  …………――――っ。


[つ、と一筋の涙が零れる。
銀は絵画の中に封じ込められたものは永遠だと
信じていた。会わなければ、これから先もずっと
信じていられただろう。

数世紀前に写し取られた景色の中を侵して、
初めて気づく。
その画の中に答えはあったというのに。
運命の相手、そう彼(彼女)はとっくに死んでいた。
銀が恋に落ちた瞬間にも。]

(250) 2023/07/30(Sun) 14時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[力が抜けたように、冷たく滑らかな床に横たわる。
荒い生地がちくちくと肌を指す感触は本物のようなのに、

ここはどうあっても夢の中なのだ。*]
 

(251) 2023/07/30(Sun) 14時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 14時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

>>249>>250>>251

[絵の中で雷鳴轟いた。
 それは銀の耳には聴こえただろうが、
 ほかの面子に聴こえたかどうかはわからない。

 ただ、男は絵から出て、横たわる銀の傍に立っていた]

 答えは、要りそうにないですね。

[その絵が地震で無事だったか否か、
 それよりも、何か確固となる答えがきっと彼女に知らされたのだろう。

 絵の中のものと思われるフードマントに踝の細さが一層生えるサンダル。
 美術館の硬い床に伏した彼女の姿は、
 ある意味、この美術館の作品といっても信じられるような、
 不思議な神性を放っている]

(252) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[そして、男は銀の傍にしゃがむと、
 フードごし、掌を当てた]




 キミが泣きたい時に、
 ちゃんと涙が流れるように




[呟いてから立ち上がると、
 銀の恋した絵画に黙礼をし、その場から姿を消す]**

(253) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 14時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

─ 回想:カフェにて骨谷と ─

[呼び名を口にする時の数フレームほどの間。>>220
彼が他人をあだ名で呼ぶのは、周りと会話する彼を見ていればわかることで
自分がそこに含まれないのは先輩だからか
それだけの心の距離があるからだろう。
だからといって別段どんな表情をするでもなしに視線をやると
大食いには一つだけ頷いておいた。]

 カフェオレボウル、いいな。
 それで紅茶もガブ飲みできる。

[茶器や食器の明確な違いは分からない。>>221
カフェオレとスープと紅茶なら、カフェオレが一番好みだっただけだ。
食べ終わったものたちの前で手を合わせたのはその頃か。
顔の前に手を、そして余計な一言が落ちた。]

(254) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[彼が何でどんなものを用意してくれるのかわからないが。
たとえ自分が死んでいて、この夢は自分のもので
ゼミの仲間たちを巻き込んで迷惑をかけているのだとしても。

忍ばせられた共通点を見つけて
その意味を考え静止する。

そんな未来があるのだとしても
ないのだとしても。*]

(255) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

─ 回想:カフェにて回谷と ─

[回谷にかけられた「やり残し」という言葉。>>218
たしかに、この夢が自分を含む誰かの夢なのだとしたら
やり残したことをこなすための猶予の時間なのだかろうか。

自分にやり残したことなどあるだろうか。
思えど思えど、大したことは思い浮かばない。

ならばもし、これが誰かの夢だとするならば?
そこに自分が居ることは、あまりにも無意味に思えた。
いったい誰の何の後悔に、自分が必要なのだろう。

自分など居なくとも世界は廻るだろうに。]

(256) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

【─ 夏という日 ─】

大藤久影は暑い、青空が広がる夏の日に生れた。
蝉の大合唱の中、遠くに向日葵の揺れる夏の日に。
ごく一般的な両親に、望まれ、愛を受けて。

成長する中で喧嘩やすれ違いも経験したが
別段いじめにあうことも、いじめに加担するようなこともなかった。
人生で回りに不幸があったこともない。

ごくごく平坦な道程をここまで歩んできた。

けれどこんなにも『異常』なのは
歩む道程のどこかで、或いは生まれた時既に
何かを落としてきてしまったのかもしれない。

(257) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[声が落ちる。>>222
回谷が落とした言葉にどう反応を返すのか
やはりいつものように気持ちの悪い間を持ってして
ゆっくりとゆっくりと、返された。]

 構わん。

[その後数ワード分動かした唇は
回谷にしか聞こえなかっただろうけれど。]

(258) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

 後でロータリーにいく。
 暇なら来ればいい。

[ついていきたい旨の言葉を言いながら、次には遠慮するような言葉。>>223
本音は前者だろうとあたりをつけて返す。
迷惑に思うことはない、そもそも「好きなもの」をそのうち教える約束もあった。

すごすごと頭を下げて席に戻っていく姿はまるで
叱られた子供のようだなと、そんなことを思う。

その心中を知ることなどできず。>>224
ゆっくりと顔を合わせることもなくカフェを出たのが少し前だ。*]

(259) 2023/07/30(Sun) 14時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

―回想・スケッチブック―

[ぽそりと漏らしたつぶやきは骨谷先輩のスケッチブックを見て漏らしたものだったから、当人からの提案にハッとして赤くなった。]

 え、いや それはいいスよ
 だって

    あれ?

[それは望んでいたから非常に魅力的だったけど、先輩は今、おそらくデザイン画を描いている最中だ。
それなのに、先輩は魔法のように新しいスケッチブックを取り出した。
「持ってきてたことにする」?
そうか、これは夢だから。出せると思えば出せるのか。]

 ありがとうございます。
 ――いいんス、今ここで  描けるなら。

[ほのか嬉しそうに笑って、受け取ったスケッチブックを見つめた。
自分はもしもの時の“慈悲”のつもりで描くのだから、持って帰れなくても良いのだ。
・・・最高傑作などが描けたりしたら欲が出るかもしれないけれど。]

(260) 2023/07/30(Sun) 15時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[7人のうちの一人。
元は、10人のうちの一人か。
でも、そう思うからきっと、生に対してネガティブになってしまうのだ。]

 これが最後かもしれないって思ったら
 描かなきゃ 後悔しそうスからね

[これから死ぬ人間が決まるのではなく、“もう決まっていること”だ。
誰かが帰るから誰かが死ぬのではない。
そう認識をすれば、誰が帰っても帰らなくても、その運命は変わらない。
骨谷先輩が帰るから、誰かが死ぬわけではない。
だから、仁科は笑ってよかったと言えるのだろう。]

 本当に、ありがとうございます。

[深く、礼をしてスケッチブックを抱きしめる。
自分が運命の一人であったときのために、用意された夢を利用する。
そう、先に死んだ時のこと考えてしまったがために、仁科の想定にはまだ自分が帰れるときのことが足りていない。
先輩の生還宣告の際の戸惑いが、まだ想像できないかもしれない**]

(261) 2023/07/30(Sun) 15時頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 15時頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

─ 廊下からエントランスホールへ ─

[地下一階、カフェを出てすぐの廊下の手摺。
まるで彫刻のようになってしまった黒い蝶を見つめる。
仕方なしと、結局はいったんおにぎりを手から離す決断をした。
なに、ラップにくるまれているのだから問題はないだろう。

ごつごつとしたカメラに手をかけてファインダーを覗く。
ピントを合わせると指がシャッターを切った。
世界を切り取る小気味いい音がフロアに響く。
丁度話していた、骨谷や高祈にもその音は届いたかもしれない。
すぐそばのトイレに居たら、その人にも。

その蝶はもうすでにオブジェの一部と化したようで
触っても逃げるどころか、漆の塗られた木のような質感になっていた。
この蝶さえ、実際全員が見えるものなのかどうかもわからない。
ふと息を吐きおにぎりを手にすると
会話の聞こえる場所を避けるように遠回りをしてエントランスへと向かった。]

(262) 2023/07/30(Sun) 15時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 15時頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 15時頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:駐車場→美術館内 ――

[  いつまでも駐車場にいたって仕方ない。
  骨谷先輩や銀先輩に挨拶だってしたいし、
  柊くんに肉じゃがだって作らないと。

  そんなことを思いながら、
  俺は駐車場から美術館内へと足を進めた。

  エントランスを通ったけれど、
  大藤先輩とはすれ違ったかもしれないし、>>262
  もし会えていたのなら、
  いくらかは会話をしたかもしれない。

  いずれにせよ、俺はそのうち
  エントランスを離れて、館内を歩き回ることになる。 ]

(263) 2023/07/30(Sun) 15時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 ……?

[  それは倒れている姿だったのか、>>251
  はたまた後ろ姿だったのか、
  絵画の前だったかもしれないし、
  もしかしたら、少しは移動していたかもしれない。>>249

  いずれにしても、見慣れない赤茶けたマント姿に、>>249
  それが誰なのか分からずに、
  俺は訝しみながら近寄ったんだけど、 ]

(264) 2023/07/30(Sun) 15時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 え、銀先輩?

[  周りには他に人がいるようには見えず。>>253

  先輩がなんでこんな時代がかった格好をしているのか
  分からずに、俺は銀先輩の名を呼んだ。

  もし、先輩がまだ床に横たわっていたり、
  座っていたりしたのなら、
  心配して俺もしゃがみ込み、
  「大丈夫っすか?」と声を掛けたと思う。 ]**

(265) 2023/07/30(Sun) 15時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 15時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

─エントランス─

[エントランスには木の色調とシルバーグレーのフレームが
植えられた緑に調和を取られ優しい色をしていた。
人工的に作られた建築物だというのに、
自然を限りなく取り入れられ、丁度よく伸びた樹の葉が木陰を作っている。

樹の足元には赤い林檎が九個横たわっていた。
うち一つは、腐って落ちたかのように、身を溶かし落ちた衝撃に潰れている。

一人。
まるで『死』だなと思った途端。
赤々としていた林檎が時を遡るように浮かび上がり
瞬きの間に間に、その樹にぶら下がり揺れている。
樹についた実は三つ。]

 面白い展示だな。

[誰にともなく呟く。]

(266) 2023/07/30(Sun) 15時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

― 美術館長室 ―

[銀の前から消え、男はまた美術館長室に戻る。
 蓄音機によると、
 ああ、さっきの選曲はそういえば
 彼女を不機嫌にさせたこと、思い出した。

 少し思案し、ガブリエル・Fのレコードを出して、
 丁寧に円盤乗せると、針を置いた。

 そして、重厚な仕事机に座ると、また帽子を深く被り、
 瞑想をする]**

(267) 2023/07/30(Sun) 15時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

 聞こえているか?
 見ているんだろ?

[田端が会ったと、念じれば会えると言っていたように思う。
黒い天使に届くのならと、少ない言葉数をエントランスに落とす。
福原の耳にも届いていただろう。>>263]

 自分は誰が死んでようが構わない。

[それが自分でも、このゼミの誰かでも
厭だと駄々をこねたところで、事実は変わらないはず。
なら抗うだけ無駄だ。
受け入れることが最善策というもの。
しかしこの言葉は、誤解を孕む言葉だろうか。

‟どうでもいい”

そう、思われるだろうか。**]

(268) 2023/07/30(Sun) 15時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 15時半頃


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 15時半頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 16時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>252>>253
どのような形にせよ、失われたのだ。

男の掌がフード越しに触れる。
頭上から振ってきた声は、穏やかな響きを帯びて。
ぼんやりと、意外だな、と感じている。

臥する今の銀に、返す余裕はなかったが、
男の言葉は届いていた。

間もなく、気配はなくなったのだろう。*]

(269) 2023/07/30(Sun) 16時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 16時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――B1/廊下――

オレには、命が燃えてるような
空に見えます。

[昼は生者の世界、夜は死者の世界。
その狭間で、オレはそろそろ白昼夢から
目覚めようとしている。

タカナル先輩には、まだ宵の闇は訪れていないのだ。
各々が見る夢の継ぎ接ぎだとしたら、
虹彩に映る光景も、感じる味も、違ってもおかしくない。]

(270) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

……フられれば、慰めてくれるし、
死んでいなければ、喜ばれるし。

研究室のみんながいい人ばかりで、
だから申し訳なくて、ちょっと辛いです。

[タカナル先輩の笑顔は、メグココちゃんみたいに
裏表がなさそう、とは思えないのだけれど。
相手が先輩だからか、宣告に付随する
肩の荷の重さと本音が、小さく零れた。

差し出された手を取る。
少しだけ、この手で握るカップのことを考えながら。
袖布のダメージに怯えはしたが、オレからは
握り返す腕に目立つ外傷は見当たらなかった。
夢だから?――彼が語らないなら、聞きはすまい。]

(271) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

……病院?

[そういえば、死んだのが誰か気になって、
目覚めた後のことなんて、
全く考えが及んでいなかった。

全員が災害に巻き込まれた。
たった一人だけが、死んでしまった。

生き残った全員が、五体満足だなんて、
黒い翼は一言も保証していない。
そうだ、美術館でみんな眠って夢を見ているのではなく、
ある種の昏睡状態なのでは――?
世界の耐久度の話もあったけど、
覚醒に個人差があるのも、それで納得がいく。]

(272) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[生きている、だけで喜んでいていいわけない。
オレが真っ先に心配したのは、勿論
両腕が無事なのかどうか、だ。]

アリババとやらに、確認したいことが増えたな。

[夢の中のスケッチブックを持ち帰るのが無理なら、
脳内にイメージを焼きつけておくくらいしか、
オレにできることはないけれど。]

(273) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

分かりました。
タカナル先輩の親類の方に、
名乗ればいいんですね。
多分叔父さん……覚えておきます。

[自分の死後の話に及んでなお、
気遣いを見せる先輩に少し戸惑う。
「両親はすぐ来ない」と淡々と語られ、
お金持ちの家庭で想像する、
複雑な事情の一端を垣間見たり。]

ありがとうございます。
オレは芸術方面はからっきしなんで、
ジイさんを惜しむ人の期待には
応えられるか分からないですけど。

(274) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

……勿論、本当はちゃんと
生きた先輩に案内されて、お宅に伺いたいと
思ってますからね。

[何故か、タカナル先輩の言動には
生への執着が薄すぎる気がして、不安になる。
ノっ君に感じたものとは別種の、
諦念よりはまるで他人事みたいな危うさは何なのだろう。

励ましの言葉を曖昧な笑みで誤魔化す
オレの視界に、小さな黒が舞った。
また例の死神の羽根かと思ったそれは、
蝶のかたちをしてちらちら鱗粉を散らす。]

(275) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――回想――

[タカナル先輩にジイさんのことを話して数週間。
もう一度研究室で会った際、オレは
拙作の一つであるカップを持参し、
先輩に見て貰うことにした。]

これ、ジイさんの骨を混ぜてつくったんです。
ボーンチャイナは、昔は牛の骨灰を混ぜてたけど、
今は成分的に、人骨からでもつくれて。

……死体は、石と違って法律上
ややこしい手続きが必要なんですけど、
ジイさんの遺言にあったから。
親父には、放っておけって言われたんですけどね。

[作品としては、芸術的な見処もなく、
無地でシンプルな型の試作品のようなもので、
あの骨谷雷門の後継者と期待していたなら
肩透かしを食らっただろう。]

(276) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

― 美術館長室→エントランスへ ―
>>268

[響いてきた声に目を開けた。
 帽子を被りなおして、首を緩く振ると、
 さてに、と立ち上がり、

 美術館長室を出ると、
 エントランスへ歩みを進めた。

 さて、たどり着いた時、そこにはまだ大藤 はいただろうか。
 一緒に回谷も見るだろうか]*

(277) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――美術館二階

[銀がひとりになってから、
どれくらいの時間が過ぎたか。

そも夢の中で、時間の概念が
どれ程の意味を為すのか。
思考など放棄してしまいたかったのに、
人は案外無にはなれないものだ。

ぼんやりとしながらも、
取り留めのないことを考えていた。]

(278) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  …………福原くん?
  ……大丈夫ではないわ。


[>>264>>265 近くに座り込む後輩に、
顔だけ上げて短く答えた。
動くと、重たいマントがごわついた音を立てる。]

  福原くんは大丈夫?

[鸚鵡返しに口にする。
カフェでは明るい姿を見せ、食事のみならず
保冷剤まで用意してくれた福原。
西門が姿を消し、骨谷と銀が夢から覚めると
伝えられた今ではどうあったろう。

生気を欠いたままの表情で投げた問いは、
気遣いゆえというより、殆ど反射で口にしたもの。*]

(279) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

もともと、花器や壺や絵皿ならいいんですけど。
食器とか茶器とかが、一度も盛り付けられることなく
展示されて飾られてるのを見ると、
可哀想に感じてしまうんですよね。

誰にも触れられない、使われない、
鑑賞されるだけの陶磁器も、
みんなが褒めるから、価値はあるんでしょうけど。

オレは、ちゃんと使って貰えて
誰かの役にたつ器が焼きたいんです。

[オレの転機はジイさんの死と遺言だった。
人骨でつくる茶器の魅力に取り憑かれてしまったのだ。
芸術的価値と機能性利便性と、どちらが正しいかなんて
人の考えは多種多様だから、オレの信念を知って
タカナル先輩が興味を失っても、それは仕方がない。]

(280) 2023/07/30(Sun) 16時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 16時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[ジイさんの古馴染みや顧客は、
みんな揃って棺桶に片足突っ込むような年齢だ。
どこからか、遺骨を混ぜたカップをつくったと聞きつけて、
大半は気味悪がったけど、自分も是非、
なんて奇特な好事家も居たりして。

以来オレは、いつかは生業にするつもりで、
細々と小遣い稼ぎをしている。

自分が亡くなった時には。
配偶者が亡くなったから。
ペットの遺骨が持ち込まれることもあったし、
事故で切断した自身の四肢の骨もあった。

様々な骨で、人柄を拝聴し故人を偲んで
オレはカップを焼いた。
石を、骨を、砕いて粘度と混ぜて、捏ねて、
思い出を"役に立つ器"に生まれかわらせる。

オレが生涯を捧げようと思った、使命だった。]

(281) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ


[だから、この中でたった1人、
命が失われたのなら、

――オレはその骨を、記憶を、命を、
 砕いて、砕いて、砕いて、

  彼の人の存在の名残りで、器をつくりたい。**]
 

(282) 2023/07/30(Sun) 16時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

―現在・女子トイレ―

[自身を「可愛くない」と言い始めたのはいつだったか。]

 「「可愛いは作れる」」ものよ」じゃない」

[ステレオに聞こえた音声に振り返ると、田端先輩がいた。
「可愛らしい」と言われて、言葉通りに認識――しきれずに言葉に詰まる。
く、と髪が引かれる感触に鏡に視線を戻せば姉は結い始めたようだ。]

 そう、で しょうか

[鏡の自分のすぐそばに美しい人がいる。
姉の優しい手つきで、髪は編まれていく。
鏡でしか見えないのに、梳かれる感覚とくいくい引っ張られる感覚を感じるから、鏡の中で起こっている通りに見た目に変化が出ていることが感じ取れた。

懐かしい感触だ。
姉は子供の頃からおしゃれというかおませというか、よくわたしの髪を結いたがった。
年子だったから、少しでも構ってお姉さんぶりたいのもあったかもしれない。]

(283) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[姉に髪を結われるのが好きだった。
子供の頃は。
すごく可愛くしてもらえたと無邪気に喜んだ。

成長するにつけ、周囲は勝手にも女性の評価基準に美醜を取り入れ始める。
別段そこまで自分を醜いとは思っていなかったが、美しすぎる姉のそばにいると、親戚も学校でも、必ず見た目の評価が口に出されるようになった。

男子は無遠慮に「仁科のハズレの方」など言っていた。
言霊とでも言うのか、だんだんと自分のようなものが着飾るのは恥ずかしいことのように思えた。

中学生くらいの頃から、姉が髪を触ることを時折断るようになった。
かわいくないから、と。

私は一方的に拗ねていたのだ。]

(284) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[ひたり、と鏡に手を添える。
姉はにっこり笑った。

ひとりでに髪が結われていく光景を、田端先輩は不気味に思うだろうか。]

 でも、
   姉も そう言っていましたね

[寂しそうに見つめる。
水道からはずっと出しっぱなしの水音がして
ジャージは水流に叩かれるまま、赤を生み出している。]

(285) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[高校になると、少し状況が変わる。

美醜の評価(主に親戚の)は変わらずだったが、男子が姉目当てでわたしに近づいてくるようになった。
人気の姉を追い落とすために、弱点探しをする女子も出てきた。
悪意にも触れた。
好意が信用できなくなって苦しんだ。
中には、本当の好意もあったのかもしれないけれど、わからなくなっていた。

だんだんと言葉の裏を読み疲れた私は、ある時それらの全てを放棄することにした。
元々得意ではないのだ。
人の心は複雑で、考えたって間違うなら、考えなければいい。
良い言葉も悪い言葉も受け流した。
とんでもなく心が楽になった。
今の仁科の基となる選択だった。

やがてわたしは高3、姉は大学生になる。]

(286) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[姉が卒業して学校が変わったことによって、少し平穏な学生生活をしていた頃、姉は大学のミスコンで優勝したらしい。
わたしはおめでとうと言ったけれど、その頃には思春期の燻りを解消できぬまま育ってしまい、ますます甘えられなくなっていった。

ミスコンについては両親はおめでとうと言ったものの、祝いよりも姉を心配していた。
自分にはいまいちその感覚はわからなかった。
評価をされて、喜ばしいではないかと

髪を結いたいと言った姉に、
もう触らないでほしいと言った日の午後
姉が刺されるまで**]

(287) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

なるほど、興味深い
俺達の見るものの違いにも、何か意味があるのかな

[何気ない言葉で思わぬ事実を知り、感嘆の息を吐く。>>270
見てる景色すら同じとは限らない、それは知らなかった。

この世界に皆の意志がそれぞれ混ざり込んでいるから?
──彼が、生者であるから?
気軽に口に出来る言葉を、聞く者の気持ちを考え押し留め
それから本題をまず祝福から切り出したのだったか。]

全ての善意が安らぎをくれるとは限らない
分かっていても受け取るしかないんだ
それが、生き残る君に負わされた義務だ

[零れた本音は、当然のものに感じた。>>271
解消させる術は、きっとありはしないだろう。
全てが明らかになり生者が現世へ集まったとして、無邪気な喜びで満たされはしないのだろう。
感情が無いわけではない成海にも、想像くらいは出来る。
だから後輩に慰め一つ向けないまま、握った手を離す前に痛まない程度に力を籠めた。]

(288) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[今気づいたというような声、続く呟き>>272>>273

何を確認したいのかどうか、分かる気がした。
ただの人間は保証など出来ず、触れることはしない。
彼があの男に出会えて望む言葉を貰えたらいいけれど。]

残念ながら、からっしきか決めるのは君じゃない
評価する第三者なんだ

俺は好きだよ、君の作品

[素直な返しに、惑いも知らずに満足したように頷く。>>274
永遠の別れの可能性を考えてやまないからだろうか、
脳裏にはいつかカップを見せてくれた思い出が蘇る。

励ましに重ねる励ましは、謙遜の否定の為だけれど
肩に重いものを負わされた青年に、更に負荷をかけただろうか。
曖昧な笑みが、未だ学生の身分である若さを感じさせられる。>>275]

(289) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

[ふと、視界の端を舞ったもの。
成海にははっきりとカラスアゲハとして映る黒色。
目前の相手から視線を逸らし、目で追った。
明らかに目視しながら、何も言うことはなかった。

そういえばどのタイミングか話の途中に遠くでシャッター音がした気がした。>>262
危険性が低く感じ相手にも聞こえたかが定かではないので会話を優先したのだけれど。

もしやこの蝶のような異常を平気で撮影する誰かがいるのかもしれない。
大した神経の太さだと思うと、浮かぶ顔は限られた。]

それじゃ、時間をくれてありがとう

ああ、最後に……
カキナルじゃなくてタカナルで、本当に良かったよ
──さようなら、早く退院できるといいね

[意図したものか無意識か知らないが、零れた呼び名。
細やかな笑い声を乗せたその時の様子にだけは、裏はない。
会話が終われば一人カフェの方向へ、歩いていく。*]

(290) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

── 回想 ──


[骨谷が持ち込んだのは、馴染みの無い品だった。>>276

恋愛話でなければそこまで寡黙というわけでもないのだが
殆ど相槌を打つばかりの聞き手に回り、理解を深めようとする。

そのような遺言を残す心情とはどんなものなのか。
芸術家らしいと気軽に表現するのは容易いが、どうにも他人が語るには浅くなる。
雷門と同じ道に進むものでしか、正しく理解出来ない気がした。

だが一般人といえる成海にも、親の言葉に逆らいややこしい手続きを乗り越える孫はきっと彼を尊敬していたのだろうとは感じられる。]

(291) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 至高祈念展 ナルミ

それは俺にも分かる気がするな

価値だけが存在の意義になる状況が
悪趣味とまで言うと悪いのかもしれないけど
なんだか、辟易としてしまう

[骨谷の信念を聞いた時は、促すばかりの声ではなく同調を挟んだ。>>280
成海は彼の分野にも芸術そのものにも、そこまで含蓄は無い。
ただ成金趣味の父の集めた品に囲まれて育った身では、理解できる部分が存在したのだ。]

俺達の考えが全ての正解ではない
でも、君は君の信念を捨てずに夢を叶えるべきだよ

見せてくれてありがとう
──骨谷君のこと、是非応援させてほしいな

[非常にシンプルで飾りのないカップをじっと眺め。
尊ぶように目を細めた。*]

(292) 2023/07/30(Sun) 17時頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 17時頃


【人】 水商売 タバサ

―現在:女子トイレ―

そうよ。可愛い行動とかセリフってものもあるし、メイクや服装で色々変わるもの。
可愛いは作れるわ。


[そう言い切る田端も気づきます。
仁科の髪の毛が、仁科が触れていないのに動いているのです。>>283
仁科が見つめている先を見てみました。髪の毛に触れる誰かの容貌を田端は薄ぼんやりとしか把握できませんでしたが、それでも仁科に敵意はなさそうです。
姉もそう言っていた>>285と聞いて、鏡に映るその人は仁科の姉なのだろうと推測します。
その言葉が寂しそうに響いていたのに気づいて、少しだけ表情が引き締まります。
姉との蟠りがあるのは何となくわかりました。
ジャージから赤色が流れ続けているのが、何かの暗示のようで、きっとこれは仁科の悪夢なのだろうと思いました。
手を伸ばして水道の水を止めようとします。]

(293) 2023/07/30(Sun) 17時頃

【人】 水商売 タバサ

お姉さんにとったら、妹ってきっと可愛いものなのよね。羨ましいわ。
お姉さん、もし良ければ仁科ちゃんを一緒に可愛くしてあげられないかしら。


[仁科の姉のことは知りません。
ミスコンにも興味がなく、大学の誰かが刺された……などはどこかで聞いたかもしれませんけれど、人に興味の薄い田端にとっては対岸の火事のようでどこか遠い世界の出来事に思えました。
けれど、田端にはよく見えないお姉さんに話しかけるようにして、バスケットの蓋を開きます。
ここにはきっとメイク道具が入っている。
夢の世界ですもの、何て便利なんでしょう!
断られない限り、嫌がられない限りは横から仁科の顔に手を出してお肌を整えていくのです。
乳液にファンデーション、パウダーも使って肌を艶めかせます。
リップやグロス、アイライナー。アイシャドウはリップの色と合わせて、ナチュラルに見える色にしてみましょうか。]

(294) 2023/07/30(Sun) 17時半頃

【人】 水商売 タバサ

[勿論、断られたらこんなことはできません。
強制するつもりはないのです。
でも出来たなら、お姉さんの結っている髪に合わせて、こんなのはどうかしらと燻んだピンクをベースにしたシュシュを取り出すのです。
縁にレースもついて、パールの飾りもつけたものでした。

田端には可愛らしすぎる作りのものです。]*

(295) 2023/07/30(Sun) 17時半頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 17時半頃


【人】 季節巡回 こころ

― 少し前/カフェ:大藤と ―

[咄嗟に口から飛び出た言葉に
自分自身で動揺していた。

沈黙に耐えきれず自分から切り上げて
謝って席に戻ろうとする、その手前。
構わないと言う声が聞こえて。>>258
ほんの少しだけ顔をあげ、目を見開いて彼を見た。]

………、

[彼の唇が小さく言葉を紡いだ時も
やっぱりその瞳は何も感情を写さずにいるのだろうか。]

(296) 2023/07/30(Sun) 18時頃

【人】 季節巡回 こころ


はっ………はい!!

[その後は俯き、
碌にその顔を見られずにいたけれど。
投げかけられた言葉には勢いよく答えた。>>259

大藤がカフェを出ていく少し前の話である。**]

(297) 2023/07/30(Sun) 18時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 少し前:エントランス ――

[  一瞬、俺に言われたんだと思って、
  その声のする方へと振り返った。>>268

  しかし、木陰で見えにくくはあったけれど、>>266
  大津先輩の体や視線の向きから
  他の人と話しているんだろうなと俺は思った。

  「誰が死んでようが構わない。」
  言葉通りに取れば、
  興味がないという意味になりそうだけど、

  今までの経験から、大藤先輩は不愛想だけど、
  先輩なりにこっちを気遣ってくれているのは
  何となく分かったから、冷徹な人とも思えなかった。

  だから、自分が死んでてもいいという
  生存欲のない人なのかな、と思って、
  会話を盗み聞きしないようにと、俺は足を進めた。 ]**

(298) 2023/07/30(Sun) 19時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:美術館2階 ――

 そうですか。

[  銀先輩の簡潔な回答には、>>279
  俺も簡潔に返す。

  儚いを通り越して、
  瀕死の状態にも見える先輩の表情に、

  現実世界に戻れることを差し引いても、
  よほど大きなショックがあったんだろうけど、
  俺からはわざわざ問うことはなくて、 ]

 俺は、そうですね。
 先輩に背中を貸せるくらいには大丈夫です。

(299) 2023/07/30(Sun) 19時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  後ろを向いているから、
  泣くのにハンカチ代わりに使ってもいいし、
  俺が壁になって、不平・不満を喚かれてもいいし、
  くらいの気持ちで言ってみた。

  俺が死んでいたら、
  俺から銀先輩に何かしてあげられるのは、
  これが最後になるかもしれないから、
  何か力になれればと思ったんだけど。 ]*

(300) 2023/07/30(Sun) 19時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 19時頃


【人】 至高祈念展 ナルミ

── →カフェ ──

[皆、残る時間を自分なりに過ごそうとしているのだろう。
思っていたような賑わいは無かった。

もしそこに明るい髪の一年生とか誰かしらがいれば挨拶はするが>>97
元より休憩目的で足を運んでいるので
特段率先した声掛けはしないし、一人でも気にしない。

福原が探してきたのだろう救急箱を一瞥、>>19
報告があった飲み物から紅茶が残っていれば一本拝借、無いなら水を自分で用意した。>>157
具のことなど考えもせず目に入ったおにぎりを一つ貰うことにする。

お洒落な外観に対し食堂に来たような奇妙な心地を覚えながら椅子を引き、まず乾いた喉を潤す。]

(301) 2023/07/30(Sun) 19時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[食事は一切作れない。カップ麺にお湯を入れたこともない。

家では使用人が作り、一人暮らしになってからは料理を届けてくれるサービスを常用している。
洗濯は出来るようになったが、ハウスキーパーが入らない日と夏場にしかしないし、乾燥まで全て洗濯機がやっているだけ。
黙って座れば好みに合わせた飲み物が用意される。

この空間で皆がしてくれたことは、一般的には当たり前のことではない。
自分が死ぬことばかり考えているが、残される側になれば恩に報いることも出来なくなるのだろう。

そんなことを考えていたから、おにぎり一つを食べるのに随分時間を掛けてしまっている。*]

(302) 2023/07/30(Sun) 19時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[そういえば、あれはなんだったのだろう。
ここに足を踏み入れる直前に、彫刻を見た。>>262

黒い蝶らしきものだが、
動くことも笑い声を上げることも成海を罵ることもなかった。
元から存在する装飾と呼ぶには、
どうも周囲との親和性が無く唐突な存在に見えた。

固まった結果こうなったのだと知らない成海には、
自身の悪夢との類似性や浮き上がる色が不可解に印象に残っている。*]

(303) 2023/07/30(Sun) 19時半頃

至高祈念展 ナルミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 19時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>299>>300 自身で言った通り、福原は
銀の目にも常と変わりなく見えた。]

  背中……?

[後ろを向く福原の背を見つめる。
意味を解するまで、暫しの間。]

  ……ありがとう。
  大丈夫ではないけど、いざ口に出すとなると
  何も思いつかないわ。

[横たわったまま、福原の背に向けて呟く。
彼と会うのが最後かもしれないという考えに及ばずに、
いつも明るく親切な後輩だから、いつも通り、
元気づけてくれようとしているのだと受け止めて。]

(304) 2023/07/30(Sun) 19時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  また福原くんのご飯食べたいわ。
  冷蔵庫の余りものでちゃちゃっと
  作れるようなやつがいい。

[回らない頭で、思いついた願いを口にした。
それから、変わらぬ姿勢で目を閉じる。]

  ……もう少ししたら、起き上がれると思うから。

[夢の中でも眠れるのだろうか。
>>1:360 田端には助けを呼んでと言っておいて、
福原に大丈夫じゃないと呟いて、
そのくせ自身は助けを借りるつもりなどないのだ。

もう一度、ありがとう、と小さく添えた。*]

(305) 2023/07/30(Sun) 19時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 骨谷先輩へのご挨拶 ――

 あ、お疲れ様っすー!

[  アリババさんの宣告は終わった後の、>>2
  いつかどこかのタイミングで、
  骨谷先輩にバッタリ会った俺は
  そんな風に声を掛けたんだ。 ]

 骨谷先輩。俺はね、
 生きたい人がちゃんと生きている世の中って、
 すごく健全だと思うんです。

 だから、先輩が生きているって知って、
 俺、すごく安心したんですよ。

(306) 2023/07/30(Sun) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 だって、もし先輩が死んでいたら、
 「自分の代わりにオマエが死ねば良かったのに」って
 恨み言言うかもしれないくらい生きたかったんでしょう?

[  いつかの会話を思い出して言ってみたけれど、>>1:306
  生きているだけでは解決しない問題の可能性は>>272>>273
  この時の俺は全く思い至っていなかった。 ]

 骨谷先輩の人生が幸せなものならいいなと思います。
 あ、あと彼女ガチャも頑張ってくださいね。
 35億回も回さなくたって、
 先輩ならきっといい人現れるっすから!

[  そう言って、励ますように、
  俺はグッと握りこぶしを作ったんだ。 ]**

(307) 2023/07/30(Sun) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:美術館2階 ――

 たしかに、すぐに言葉にできないこともあるっすよね。

[  銀先輩に背中を向けながら、>>304
  俺はうんうんと頷いて、 ]

 あははー、バスの中で約束しましたもんね。
 じゃあ、俺が現実世界に戻ったら、
 先輩のためにパパっと作るんで、
 絶対食べてくださいね。

[  もちろん現実世界に戻れない可能性は気付いていて。
  それでも、それで先輩の心が落ち着くのなら
  俺は平気な顔で
  果たせないかもしれない約束だってする。>>305 ]

(308) 2023/07/30(Sun) 20時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 分かりました。ゆっくり寝ててくださいね。

[  背後をちらっと覗くと、銀先輩は瞳を閉じていて。>>305
  救護室のベッドの方が寝心地はいいのだろうけど、
  いつもの西門教授以上に悲観的に見える先輩を
  そこまで動かすのも気が引ける。 ]

 俺はもう少しここにいますね。
 あ、寝顔は覗かないっすけど、
 先輩が落ち着かないなら、俺は移動するんで。

[  相変わらず銀先輩には背中を向けつつ、
  俺はこの場所に留まるつもりではあったけど、
  「お前邪魔だよ(意訳)」と言われたら、
  さすがにここで別れるつもり。 ]*

(309) 2023/07/30(Sun) 20時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 20時半頃


【人】 忘我共同体 ニトカ

[「一緒に可愛く」と田端先輩が言えば>>293>>294、わたしは困惑して鏡と田端先輩を見つめるけれど、姉は応じるように・・・と言うか、嬉しそうに笑ったから。

ちくり、と胸が痛む。
パッとしない妹を飾ることにそんなに嬉しそうにされると、拒絶した朝が本当に。
バカみたいじゃないか。

 他人を軸にした評価など意味がない。
 だから自分は他人を他の要素で図ることはしないのに。
 自分は他者の暴言に囚えられたまま。
否、他者の言葉を気にすることはさして問題ではなかったのかもしれない。
問題は、  姉の気持ちを信じなかったことだ。

後悔と比例するように、じわじわ広がる赤は本来吸収した量をとっくに超えている。

キュッ と
水道を止める音がした。]

(310) 2023/07/30(Sun) 20時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

 せん、パイの それ
    魔法、みたいスね

[絞り出した声でそんなことを。
だって田端先輩のバスケットの中身は本当に魔法のようだった。
どうしてこんなものを持ち歩いているんだろうと思ったけれど、ふと骨谷先輩がそうしたように、これも夢の力がなせる技なのだろうかとも思う。

メイク道具に少し困惑しつつ高校生の春に、姉がメイクまでしようとしたから慌てて断ったことを思い出す。
高校生だったしわたしが全力否定したものだから、以後その申し出はなかったけれど。

緊張する。
2年生で初メイクとか。

戸惑うわたしをよそに、髪型とメイクが進んでいく。
なにこれ恥ずかしい。
恥ずかしいのに、なんだか楽しそうだ。動けない。
いや、きっと、少し
自分も嬉しいのかもしれない。

素材がよくなくても、誰かより綺麗になる必要はない。]

(311) 2023/07/30(Sun) 20時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[水は血の色で澱んでいるけれど、
水が止まれば不思議とさらには浮かんでこなかった。
正しくつけ置きされている状態・・・かな。

少しばかり情けない顔で、動くとなんだかじっとしていろと言わんばかりに髪を引かれる。]

 ・・・田端先輩は、
 き、きょうだいとか いないんスか

[メイクの合間に、ふとこぼした。
羨ましいって。言っていたから。
家族構成とか知らないけど、一人っ子なんだろうか。

可愛すぎるシュシュ>>295には気後れするけど、どうせ今までオシャレしてこなかった身だから。
オシャレな姉とオシャレな田端先輩に委ねるまま。]

(312) 2023/07/30(Sun) 20時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[どこかでシャッター音がした>>262
世界を切り取る、音。

姉の顔を見て、ああこの顔を残したいなと思った。

 「とーかちゃん、次は何を描くの?」
 「わたしとかどうー?」

描いてと言われるたびに断っていた。
ただでさえ姉の美貌に気後れしていたから無理だと思って避けていた。

あんなに可愛がってくれたのに、どうして描いてあげなかったんだろう。

今更だけど 描きたいなあと
そろそろ鏡を直視できずに目を伏せた**]

(313) 2023/07/30(Sun) 20時半頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 20時半頃


忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 20時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

――美術館二階

[>>308>>309 現実世界に戻ったら。
福原のその一言の意味を理解して、
ムクリ半身を起こす。
まだ七分の一、楽観視しているのか、
最後の籤を引かない自信でもあるのか、
何でもないことのように口にする福原の顔を
見つめて。]

  目が覚めたわ。

[呟く銀の顔は相も変わらず蒼ざめていて、
いつもの笑みはなかったものの、
表情はずっと淡々としたものだ。]

(314) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  そんなに落ち込んで見える?
  ……まあ、こんな場所に倒れてれば、
  それもそうね……。

[漸く自身の状況を把握したように独りごちて、
肩を竦めた。]

  ……あら、福原くんも着替えたの?
  さっきまで、違ったわよね。

  高祈先輩が怪我したとはあったけど、
  福原くんも何かした?

[花瓶に挿したひまわりのTシャツ姿に気づいて、
まさか彼も絵画のひまわりの中にでも入ったのかと
尋ねてみる。*]

(315) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――B1/階段へ――
『骨谷ヘータより。

みんなのカップをつくりたいんで、
好きなモチーフとかリクエストとか、
あれば個別にLINEに送って貰えると嬉しい。
なければオレが勝手にイメージでつくる。

骨使われんの嫌だって場合も。

じゃあ、先に生き還ってる。
誰が死んでても、なんでだよって、
神様に怒鳴りこんでしまいそうだけど、

…………じゃあな。起きたらまた会おう。』

[まだ完全にイメージが固まらずとも、
トサカ先輩の写真や、ニトちゃんの描く絵や、
生きていたなら見せて貰えばいい。
迷い迷い、LINEをタップする手が震える。]

(316) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――B1/回想 廊下で――

あぁ、正にすごいプレッシャー、感じてます……。
こんなに、生き残る側で
喜べないなんて、初めてで。

[交通事故で家族で唯一、とか。
大災害で、生き残ったりとか。
最早"運"としか言いようのない紙一重で
死に損なってしまった者の気持ちが、
ひしひしと理解できてしまった。

何故自分でなかったのか。

永遠に自問自答しながら、生きていかねばならない、
それが責任であり義務だと、タカナル先輩は言う。>>288

思えば先輩の黒は、どこか弔いの喪服めいていて。
彼も死出の旅を見送る立場だったことがあったのではと、
ジイさんの葬式の空気を思い出していた。]

(317) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

過分に過ぎる評価も、
プレッシャーですよ……。

タカナル先輩の家にある、
どのカップより金銭的価値はないけれど、


唯一無二を作りますんで。

……って、え、オレ口滑らしてましたか!?

[うっかり、本人の前では呼ばないよう
気を付けていた呼称が漏れていたらしい>>274

うっかりだ! やらかした!
やっぱり動転しているなオレ!!!!**]

(318) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

―現在:女子トイレ―

そうね……、だって夢の中なんでしょう?
便利に使っちゃうのが良いわよ。
悪夢も経験させられてるんだから、これくらい役得よね。
空を飛んだりは流石に怖いけど。


[確かに魔法のように使ってしまっているバスケット。>>311
クスッと小さく笑ってしまいました。
某ポケットのようでもあります。色んなものをしまって、色んなものを取り出せるあれです。
きっと慌てていると、これでもないこれでもないと不用品を撒き散らすことになるのです。
でも空を飛ぶのは落ちてしまいそうで何となく怖いと肩をすくめました。
だってここは夢でも、万全の夢ではなさそうだからです。

誰かのメイクをするのは初めてでしたが、なかなかこちらも楽しませてもらっていました。
だって、顔というキャンバスに色を載せているようではありませんか。
自然と顔が綻びます。]

(319) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

……亡くなった人の悪口は言いたくないから、言わないわ。
それで察して頂戴ね。

…強いていうなら、石を投げてきたそいつよ。


[そしてその表情を変える事なくさらりとそれだけ伝えました。
居ましたが亡くなっています。
そしてアイツのことを思い出して口にするのも嫌でしたから、自然と語らない道を選びました。
仲の良いきょうだいではなかったのは現実です。
あれのせいで煮湯を飲まされ続けてきた事を、今更言ってもしょうがありませんから。

アイライナーを引いて目元をはっきりさせます。
目は細目ですが、アイライナーを引くだけでも目元が際立ち大きく見えてきます。
付け睫は少しレベルが高いかと、目を伏せてもらってマスカラは付けさせてもらいましょう。
シュシュを渡すと、此方からは宙に浮いているようにも見えました。
それがきっと、仁科の髪を飾ってくれるはずです。]

(320) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

ほら、メイクでだいぶ印象が変わったわ。
顔をあげてみてくれない?


[視線を伏せてしまったままの仁科>>313がどんな気持ちなのかわかりません。
雰囲気からしてお姉さんと仲が良かったように思えました。
先ほど聞こえたシャッターの音は>>262誰のものだったのでしょう。
幻聴でしょうか。
それとも、仁科の夢のカケラなのでしょうか。
現実か夢かそれ以外か、田端にはよく分かりませんでしたけれど。]

(321) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

……?


[しくしく、しくしく、啜り泣く声が田端の耳に届きました。
それに表情を引き締めて田端は女子トイレの奥に視線を向けます。
小学校の高学年くらいでしょうか、女の子が顔を覆って泣いていました。
小さくため息を吐きます。
あれは、田端の悪夢のカケラ。
血の臭いに釣られて出てきてしまったのでしょう。]


後は、お姉さんと二人きりの方が良いかしらね。
お姉さん、もし良ければこれをどうぞ。


[差し出したのは仁科と色違いの、似た形のシュシュでした。
差し出したものの、受け取ってもらえなければそれはそれで構いません。
受け取ってもらえたか、しばし差し出して様子を見た後。]

(322) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

ごめんね、私はこの子を連れていくわ。
あと……仁科ちゃん、可愛いわよ?


[可愛いにもたくさんの種類があります。
仁科は田端から見て華やかさには欠けますが、ほっと安堵できるような可愛らしさがありました。
それに今回は華やかさを足して愛らしくしてみたつもりですがどうでしょう。
ふふ、と小さく笑ってから奥に向かいます。
啜り泣く女の子の視線の高さに合わせて膝と腰を曲げて、『大丈夫だから』とその手を引きました。]


きっとね、仁科ちゃん。
やりたい事、やったら良いんだわ。
ここは夢なんだもの。


[時には悪夢もあるけれど、確かにここは夢なのです。
慈悲なのかは何とも言えませんが、夢ならば。
怖いものに追いかけられるよりよほど良い。
そう笑って、田端はその場を後にしたのです。]

(323) 2023/07/30(Sun) 21時頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 21時頃


【人】 水商売 タバサ

―現在:医務室―

[そして向かったのは医務室でした。
連れてきた女の子を座らせて、あるものを探します。]


大丈夫。死んだりしないんだから。
………怖がる事、ないわ。


[時々そんな風に声をかけながら。
そんな時、骨谷からのラインに気づきます。>>316
ボーンチャイナの知識はありますし、カップの話も分かりますが、骨を使われたくないってどういう話につながるのでしょう?
まさか今回死んだ人の骨入れるの……???と、その発想にちょっと引いてしまいました。
だって彼の色んな事情を知らないままでしたから。]

(324) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

『もし私が死ぬとしたらだけど
 骨はできれば海に撒いて欲しいのよね。
 両親がどうするかは分からないけど。

 私は生きて帰るつもりだけど死んでいたらと仮定して、
 そんな希望だから使わないで欲しいわ。
 でも、遺骨ダイヤにしてくれるなら
 それをカップに嵌めるのなら良いわよ。』


[もっとも、死んでいる気はしないですし、死にたくもありません。
けれど万が一、万が一にもがあります。
その場合はカップにして欲しくありません。
遺骨ダイヤにするのならばと条件をつけましたが、なんだかとても金のかかる女状態になってしまいました。
なに目線だと言われたら困りますが、それくらいの条件をつけないと飲めないという事です。
そんなことを個人メッセージで骨谷に送った後、さらに追伸しました。]

(325) 2023/07/30(Sun) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

『女体モチーフにだけはしないでね。
 それ以外ならお任せします。』


[自分のイメージがそちらに偏りがちなのはまあ分かっていましたから、彼の作品がどんなものかなんて詳しく知らないまま付け足してしまいました。
これも念の為です。
失礼だったかもしれませんが……笑って受け流してくれても怒られてしまっても、田端はそれだけは嫌だったのでした。]*

(326) 2023/07/30(Sun) 21時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 21時半頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 21時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:美術館2階 ――

 あ、おはようございます。

[  俺は失言したことには気付かずに、
  半身を起こした銀先輩と向き合うことにする。>>314

  先輩の先ほどよりも少しは落ち着いたようで、
  淡々とした表情に内心安堵しながらも、 ]

 落ち込んで見えるというか……
 こんなところで寝てると、
 他の人が通りかかったときに駆け寄って、
 銀先輩のこと起こそうとするかなって。

 でも、俺がいたら代わりに説明できますし。

[  一人にしてほしいと言われる可能性を考えて、
  先ほどは言わなかった理由も付け加えつつ、>>315 ]

(327) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 あ、そうなんすよ。
 外に出たら汗かいちゃってー。

 このTシャツはミュージアムショップから
 こっそり拝借しちゃいました。

[  いいでしょーっと、Tシャツを片手で摘まみつつ、
  俺はさっき駐車場で必死で考えた>>217
  嘘の理由をこれまた笑顔で並べ立てた。 ]*

(328) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

『いや、見かけより脆いダイヤ、>>325
タバタ先輩らしい発想でいいと思います。

勿論、死んでない方がいいに決まってますよ。
遺骨ダイヤも、そっちの伝手はあるので
任されたと思っておきますね。』

[人体には――特に女性には、
魅惑的な曲線が溢れているので、
つい反映したくなってしまうのだ。
頬の、肩の、二の腕の、爪先の、耳朶の、頤と項の。
タバタ先輩を思い浮かべた時、
顔より胸元に意識が向きがちなのを、見透かされた気がして。
オレは前方の闇に空咳を散らしつつ、返信した。
耳の先が紅いのを、誰にも見咎められなくて良かった。*]

(329) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


[通知された内容。>>316
ボーンチャイナは彼にとって特別なものなのだろう。
あのカップを見せてもらった経験のある成海は、メッセージも先程の会話で出てきた言葉も難なく受け取っている。

骨谷がそうしたいならすればいいし、使われるのなら彼の思うままにデザインを任せたいが親がなんと思うのかは微妙なところだ。
我が子の遺骨を加工して側に置きたいなんて感性は父親には無い。

兄が死んだ時も面倒なことをしてくれたと言うばかりで
全てを済ませた後は身内の前で「もう一人いるのだから問題は無い」と言い放った男だ。
あの目にはきっと、他者は金のなる木と駒と搾取対象くらいにしか見えてない。
母親は古い女性で父親の決める事には従順に従うのみで、意志を感じることがあまり無い。
……まあ、血の繋がりはよく感じられる家族だ。

既に別れを済ませた成海は、結局何も送らないことを選んだ。]

(330) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ


……ふふ

[僅か漏れた笑いは別れ際の狼狽え様を思い出したから>>318
自分のことだと分かる呼称ならなんと呼ばれたって別にいいのに、可愛らしいものである。

重圧に苦しむ姿を見ていたのに、死後について考えた後なのに。>>317
──それはとても楽しげな様子だった。

それからふと、ファイルアプリを起動する。
あの時は銀に疑心を向けられてすぐだった、怪奇現象を皆にも疑われると思って証拠を撮影していたのだ。

田端の報告などによって、今皆は信じ始めているのだろう。
でなければ帰還者が出ることについて、本当は殺されるのではだとか不安の声があってもいい筈。

意味も無くあの自分で見るのも避けたい光景を保存しておく趣味は無く、消そうと思ったのだが……そこには別の画像があった。]

(331) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 至高祈念展 ナルミ



[窓を撮影した一枚は、ファイル名はそのままに無数のカラスアゲハが特別展のエリアを飛び交う画像に変わっている。
奥の方であの蒔絵の小箱が開いているのが見えた。

傷を撮影したほうは──
ビデオルームに長い黒髪と黒いワンピース姿の少女が佇む光景。

よくよくみればその生地は赤黒い、血液が汚した結果の色だろう。

暗い黒色が双つ、逸らすことも出来ずにそれを見つめていた。*]

(332) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 骨谷先輩からのLINE ――

 へえ、カップ作るんすね。
 でも、骨?

[  それは銀先輩とまだいたときだったか、
  それとももう一人でいたときか。

  骨谷先輩のメッセージを読みつつも、>>316
  まさかカップ作りに人骨を使う可能性は
  今まで思いつかなかったのだけど、
  俺は特に嫌とも思わなかったから、
  ぽちぽちと個別メッセージを送る。

  『いいカップができるよう応援しています』
  『誠実とか優しいとか明るい以外なら
  骨谷先輩の俺のイメージ通りで大丈夫です』
  『骨って俺の骨ですか?先輩が手間でないのなら
  使ってもらっても問題ないです』 ]

(333) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

[  “誠実”も“優しい”も“明るい”も
  全部俺に相応しくない気がして。

  きっとそんなカップを
  俺をイメージして作ったと言われたら、
  きっと俺は申し訳ない気持ちになってしまうから。 ]**

(334) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 21時半頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――B1/階段――

[タカナル先輩と別れ、手短にLINEで
挨拶も済ませた。
あの時視野に掠めた黒の一片、
ふわふわと頼りないそれに導かれるように、
オレは階段に辿り着いていた。

――オレの目には、告知天使の予告状。]

黒い翼の、神の御使い、
アリババさん、……だっけ、

いますか?

[ザックからスケッチブックを取り出して、
持ち帰ることができないか、
また目覚めた先の現状について、
分かることがあれば問い質す。*]

(335) 2023/07/30(Sun) 21時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[いきなり骨をどうこう言われて、
面喰らうのはよく分かる。

初めてできた恋人に、最上級の愛を込めて、

『キミの骨でカップをつくりたい』

と口説いたら、
ドン引きされて気色が悪いと侮蔑され、
言い募る内に最初の手形が
赤く赤く頬に咲くことになったのだから。]

誠実、優しい、明るいの反対は、
――不誠実、薄情、根暗……?

[ノっ君のイメージが迷子。>>333
おにぎりとお味噌汁とたまごサンドと肉じゃが。
割烹着のオカンはあんまりなので、
実りの象徴――麦穂や玉蜀黍等の穀類と、
鳥の組み合わせはどうだろう。]

(336) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[時折LINEの画面を確認しながら、
オレは階段を下って行く。

B1より下は存在しないはずなのに、
ぽっかり先の見えない闇が広がっていて。

永遠に下り続ける、騙し絵の階段を、
一歩一歩、踏みしめるように。]

(337) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  あ、私が静かに眠れるようにってこと?

[>>327>>328 福原の言葉に驚いて目を瞠る。
つくづく気遣いのできる後輩だと思う。
手作りのおにぎりに保冷剤、これがいわゆる女子力と
いうものだろうか。
抱いた感想が場違いであることは理解しながらも。]

  そうなんだ、
  絵画の中にでも入ったのだと思ったわ。
  ミュージアムショップね、私も行ってみようかな。

[笑顔で返されれば、疑う理由などない。
頷いてから、銀はゆっくり立ち上がった。
裾まで覆う重いフード付きマント。機能性とは程遠い。
どうせ夢から覚めたら消えてなくなるのだろうから、
このまま着ていくとしようか。]

(338) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  そうね。
  せっかくだし、ここ、観て廻ってくるわ。

[災害でどの程度被害があったものか、
失われたものは"他"にもあるだろう。
鑑賞できるうちに観ておこうと。
それに、銀がここで横たわっていれば、
福原にも面倒をかけてしまう。

絵画へと向き直る。振り返らないつもりでいたが、
やはり最後にこの目に留めておこう。
十年以上の年月、銀の心の大切な部分を占めていた絵を
目に入れて、別れを告げた。]

  さよなら。

[音に乗せた後で、福原の方を見る。]

(339) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  ありがとう。


[やはり、彼にはこの言葉が適当だと思えた。
漸く戻ってきた淡い笑みを浮かべて、

彼がそれ以上止めることがなければ、
この部屋を後にするつもり。*]

(340) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 季節巡回 こころ

― 幕間 ―

[何かから逃げるように肩を竦め、速足で進む。
なるべく周囲を見ないように夢中で進めば
いつの間にか声は聞こえなくなっていた。
立ち止まり、がらんとした天井を仰いで深呼吸をする。]

は―――…………

[ここは夢の世界。
皆の意識が反映される世界。
見たいもの、見たくないもの。
正負どちらであれ深層心理に影響される世界。]

(341) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 季節巡回 こころ

[まるで鏡映しのように、目の前に自分が現れる。
顔のないぼんやりとした虚像が。
無表情でそれを見つめ、ぽつりと口を開いた。]

………やり残し、か。

[こんなことになる前、
軽口交じりに望む願いを問われたって。>>0:370
本当のことなんて口に出せなかった。>>0:385

それは凡庸で、ささやかで、つまらない。
でもきっと、叶わないことだと感じていたから。]

(342) 2023/07/30(Sun) 22時頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 22時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 22時頃


【人】 季節巡回 こころ

[果たして天使に頼めば
35億回のくじ引きをショートカットして
運命の人と引き合わせてくれるんだろうか。

一目で二人は恋に落ちて、
世界であたしだけに愛を囁いて、
約束されたハッピーエンドを描くんだろうか。

……嘘。そんな都合のいい人、いないよ。

現実はそんなに甘くない。
わかってる。わかってるのに。
分不相応な期待なんてしないし、こんな世界嫌いだし。
何もかも諦めて、耳を塞いで、絵の世界に浸って。
別にそれでよかったのに。]

(343) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 季節巡回 こころ


(――― ……なのに)


(あたし、なんで、あんなこと言ったんだろう。)

(344) 2023/07/30(Sun) 22時頃

【人】 季節巡回 こころ

[一つため息をついて、虚像のあたしに手を伸ばせば
それはその場に融けて消えてしまった。

また逃げ出してしまいたくなるけど、
どっちみち夢なんだ。
今くらい、馬鹿になったっていいじゃないか。

そんな気持ちでまっすぐ歩めば、
きっといつのまにかロータリーに着いている。**]

(345) 2023/07/30(Sun) 22時頃

季節巡回 こころは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 22時半頃


【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:美術館2階 ――

 はい。一応そのつもりでしたが、
 言葉にすると、なんか恩着せがましいっすねえ。

[  なんて苦笑を零しながら、 ]

 はい、ミュージアムショップっす。
 綺麗なはがきとか色々とあったので、
 見ているだけでも楽しいと思うっすよー。

[  まず最初に出てくる発想が、
  絵画の中に入った、ということは、>>338
  銀先輩が絵画の中に入った、
  もしくはその知識がある、ということか。

  立ち上がる先輩に倣うように、
  俺も立ち上がると、 ]

(346) 2023/07/30(Sun) 22時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 銀先輩は、もうすぐこの場所から
 お別れしないとですもんね。
 時間の許す限り、見て回るといいと思うっすよ!

[  絵画に向き合って、別れを告げる先輩に、>>339
  もしかして、これがバスで言ってた
  見たかった作品なのかなって何となく思ったけど。

  絵画に別れを告げる理由や経緯は分からなかったけど、
  俺は別にその言葉が縁起が悪いなんて思ってなかった。

  だって、「さよなら」と言おうが言うまいが、
  起こった結果は変わらないし。 ]

(347) 2023/07/30(Sun) 22時半頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 いえいえ、どういたしまして!

[  お礼の言葉を言われる頃には、>>340
  銀先輩の笑みは戻っていた。

  ――よかった。少しは役に立てたみたいだ。

  俺はホッと安心して、笑顔を浮かべると、
  特に引き留めることなく、先輩を見送った。 ]**

(348) 2023/07/30(Sun) 22時半頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 22時半頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

――B1/階段――

[骨のように白い手が、
黄泉路から手招きしている。
否、それは本当に骨だったのかも知れない。

血塗られたように、深紅のマニキュア。
精緻なネイルにハートのラインストーン。
ラメが綺羅綺羅とオレを翻弄する、
あれは五人目の彼女の手。

耳元で、「なんで?」と彼女が囁く。
「どんな我儘でも聞いてくれたでしょ?」
「好きなら、これくらいできるでしょ?」]

――ごめん。

[オレは薄く微笑みながら、頬への衝撃を覚悟して
奥歯を噛み締める。]

(349) 2023/07/30(Sun) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  そう?
  私はあまり勘がよくないから
  言葉にしてもらえるほうがありがたいわ。

[>>346>>347>>348 きっと、銀が気づいてない所で
これまでも色々と気を配ってくれていたのだろう。]

  素敵な場所だものね。
  そう、この絵、子供の頃に見た時も、今も
  いいなって思えたわ。

[彼の視線を受けて、添えると背を向ける。
足取りが軽やかなものでなかったのは、
重いローブのせいだったことにしよう。*]

(350) 2023/07/30(Sun) 22時半頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 23時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[砕いてきた死者たちが、
オレの背後にわらわらと列を成す。
まるでこのまま歩き続ければ、
自分たちも現世に黄泉還ることができると
思っているかのようだ。

骸骨たちによる、死者の行進、生者の葬列。

肉体を弔うために葬儀を行うなら、
精神を弔うにはどうすればいいのだろう。

この手で殺してきた、35億分の9人の
女神たちの心は。]

(351) 2023/07/30(Sun) 23時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

七日間くらいあるのかな。

["慈悲"であり猶予のはずのこの世界。
覚める前にとりとめもなく考える。
ジイさんの葬式の時、坊さんが掻い摘んで
話てくれた、死後の話を。

七日経てば、三途の川に着く頃合い。
それから七日毎に七度の裁判を経て、
四十九日後、次の世界へと旅立つのだと。]

――ごめん。

[誰に対して謝っているのか、分からない。
この階段の先が、奈落でも川でもなく、
現世の病院だと、オレは識らされていた。]

(352) 2023/07/30(Sun) 23時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

[いつしか階段は、踊り場で折り返すことなく、
螺旋を描いて下方へと続いている。

まるで轆轤のようにくるくると、
永劫回り続けているように錯覚する。

のべられる、幾多の亡者の手を歯牙にもかけず、
ただ一歩ずつ、目醒めに向かって。


遠くで、雷の落ちる音が聞こえた気がして、
一瞬身を竦ませた。

階段の最後の段には、まだ辿り着かない。
オレの心が、澱み迷い続ける限り。*]

(353) 2023/07/30(Sun) 23時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

―― 現在:2階・絵画『運命』の前 ――

 ふうん、なるほど。

[  銀先輩が立ち去った後、
  俺はじっくりと目の前の絵画を見てみることにした。>>0:319

  なんとなく、先ほど銀先輩が着ていた服装と
  この絵画の世界観がマッチしている気がする。

  それに、子供の頃に気に入った絵もこの絵らしいし、>>350
  絵画の中に入ったのは、やはり銀先輩なのかな、
  と、俺は推測する。>>346

  ただ、ほんの少し前なら、
  直接文句を言ってやりたい人間もいたけど、>>65
  俺の感情はもうすっかり冷えていて。>>145>>173 ]

(354) 2023/07/30(Sun) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――美術館探索

[福原と別れたあとは、近くの特別展示室を覗いて
見て廻る。それから階下へと降りたが、
一階は到着後に観ているものも多い。

ずるずるとマントを引き摺るようにして
のんびりと歩く。
鑑賞というには集中を欠いていたものの、
先ほどの落ち込みを思えば、各段にましになっている。
福原が助けになったことは明らかで、
時間の経つとともにありがたいなとしみじみ思う。]

  あ、ここね、ミュージアムショップ。

[目的というわけではなく通りかかっただけだ。
きっと、夢の外に持ち出すことはできないだろう。
パンフレットやオリジナルグッズを見るともなしに。]

(355) 2023/07/30(Sun) 23時頃

【人】 複眼レフ パラチーノ

 まあ、今のところは絵の中に入らなくていいかな。
 直接会って、言い訳なんて聞きたくないし。

[  父さんがどれだけ
  俺から恨まれる覚悟があったか知らないけど、>>173
  死人には口など無いのだから、
  俺が父さんに対して思う感情に
  口を挟まれたくなんてない。 ]**

(356) 2023/07/30(Sun) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  …………。

[残された時間は明示されていなかった。
ただ、時が迫っているような、急き立てられる感覚。

未だ誰とも分からない、最後にここに残る者のことを
考えるのは気が重い。]

  アリババさん、
  やっぱりちょっと憎らしく思ってしまうわ。

[息を吐く。その掌も声を優しいものだったけれど。

今は最後のひとりとなった者が
少しでも安らかに眠れるといい――そう願うだけ。*]

(357) 2023/07/30(Sun) 23時頃

複眼レフ パラチーノは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 23時頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 23時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

>>335

[それはどんなタイミングだったか。
 呼ばれれば姿をみせる]

 キミは、還る人だね。
 何か思うことがあるのかな。*

(358) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

──回想:骨谷先輩と──

[>>170
似顔絵?と思って覗いたけど、カップの図案だそうだ]

 使う人をイメージした図案ですか?
 へぇ〜…面白いなぁ

[感心しながら後ろから覗き込めば、思い浮かんだ内容について教えてくれるかな。ワイルドストロベリーが有名な食器って、どこかで見た事があったっけ]

 面白そう…いつか作ってもらいたいですね〜…ぜひ。
 で、それを使ってお茶とか飲んでみたいなぁ

[自分も戻れれば、それは叶うかもしれない。
でもまだ分からないから、これ以上の約束は
しない方がいいかな]

(359) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[機会があれば、仁科さんにも絵を見せてもらおうか]

 思い通りの食べ物が出る冷蔵庫ですか。
 うちにも一台欲しいですね。

[子どもの頃に、ドラ●もんを初めて知った時にも同じ事を言ったなぁ]

 肉じゃが、福原先輩に作ってもらえる約束したんですよ。
 うん、このおにぎりも美味い。

[ちょっと鼻にツンと来たけど。
で、慌てて冷たいお茶を汲みに行ったんだった。*]

(360) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/07/30(Sun) 23時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

[グループLINEを長いこと確認していなかった。
>>316 骨? 骨谷のLINEに疑問符を浮かべる。
ボーンチャイナとは聞いていたが、どういうことだろう。

何かを打とうとして、
伝えるべき言葉はないのだ。
この中にひとり、永遠に会えない人物がいるのだとしても。
>>80 また、後で。
ここでもう一度、会っておくべきだっただろうか、
考えて首を振る。
それから、ふと、スマホを構えて自撮りした。]

  ……この衣装で、
  スマホって合わないわね。

[画像を見て呟く。これも消えてしまうのだろう。
それでも、少し笑えたから良かったのだと思う。*]

(361) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

ああ、そのことか。
スケッチブックは残念ながら持ち帰れない。
ただ、


起きても、まだこちらの世界を
あなた方は視ることができるだろう。
いや、視ようとすれば、かもだが。

[ま、詳しくはのちほどと]*

(362) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[空を飛ぶのは怖い>>319と聞けば苦笑して、]

 うまく飛べる夢ならいいんスけどね。
 夢にもルールがあるから難しいス。

[経験者はかく語りきであるが、その経験こそが仁科の魔法を難しくしている。
兄弟について、亡くなったと言われればそれ以上を問うことはできない。悪口ってことは、仲が悪かったんだろうかとか。
石を投げられた、とはラインの悪夢>>1:325か。

・・・思春期を拗らせた、本当は仲の良い姉妹たる仁科には、関係性の想像もつかないけれど。]

(363) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

夢から醒めたら、どれくらいのことを
覚えてられるのかな、って。

[未だ現世への階段を下り始める前のこと。>>358
美術館の地下階に一片残された黒は、みるみる内に膨らみ
翼へと変じていた。

颯爽と現れた黒いスーツの彼の前で、
手にしたスケッチブックを捲る。]

さすがにこれを、持って行くことはできない?

[即断>>362 ああやはりと、落胆も露に。]

……え、視れる?

[オレは豆鉄砲を食らった鳩のように、呆然としていた。
それは想定していなかったな。]

(364) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[顔をあげてみない?と言われて、少し躊躇う。
深呼吸して、視線を上げる。
自分の顔を見る前に、少し逸らしてみるとやり切った顔の姉が映っている。

つ、と視線を正面に向けると、ダレデスカと言いたくなるようなメイクと髪型。
自分でも、ハッとした。
「印象が変わった」と言われると、事実なので素直にうなづけた。]

 そう、ですね

[慣れないので落ち着かないけど、田端先輩は嫌そうでもバカにした素振りももちろんなくて]

 ありがとう ございます

[か細い声で礼を]

(365) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[どこからか子供のすすり泣く声に、田端先輩が反応して。

姉にもシュシュをくれた。
田端先輩の差し出した手から、少ししてシュシュは消えただろう。

鏡の中に渡ったシュシュを見て、田端先輩を見た。]

 ありがとうございます
 姉にまで・・・“魔法”を使ってくれて。

[泣いてる子供を放って置けない田端先輩に、まるで自身も泣いてる子供だったなあと思いながら。
可愛い、と言われたら、今度は否定せず。
言葉にはできないけど、こくこくとうなづいて、頭を下げた**]

(366) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

……こちらの世界を視て、
現実の世界でスケッチブックに
描くことは可能、なのかな?

[それにはまず、腕を負傷していないという大前提があるけれど。
いずれも彼の語る詳細も、いずれ目覚めれば分かること、であろう。]

もう僅かしかここに居ないオレのために、
わざわざありがとう。
そうか、持って帰れないのなら、
誰かにあげても良かったな。

[ニトちゃんには新品を提供できたから、
使い古したこのスケッチブックにもう用はない。
黒衣の男に、彼の姿に見合うだけの丁寧な一礼をして、去るのを見届けた。*]

(367) 2023/07/30(Sun) 23時半頃

【人】 忘我共同体 ニトカ

[ふと、届いた通知にスマホを開くと、骨谷先輩からのメッセージ>>316
骨、と聞くとはてと思ったけれど、陶器の知識なら牛骨を使うボーンチャイナは知っている。
でも人骨を使うことがあるとは知らなかったから、咄嗟に結びつけることができずにそこにはYESもNOも書かなかったけど。
きっと知っていれば、逆に喜んでって言ったかもしれない。

目覚めの兆しが近いなら、これがこの世界で最後のラインかもしれないな、と思って。]
 「スケッチブック、もらえてよかった。」
 「ここを出る前に描きたいものができました。」

[死んで出るのか、生きて出るのかは、さて。
夢の絵が持ち出せる気はしないけど、生きているならまた描けばいい。
それこそ何枚でも。]

 「カップ、すごい楽しみですけど
  自分のことはよくわからないんで、先輩に任せます。」
 「もしも迷ったら、おにぎりか絵筆でも。」

[そんな簡単にオシャレ女子にはなれないのだ。
送信してから、絵筆より先におにぎりと書いてしまったけれど、それはそれ**]

(368) 2023/07/31(Mon) 00時頃

忘我共同体 ニトカは、メモを貼った。

2023/07/31(Mon) 00時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

……しまった、肉じゃが食べ損ねたな。

[深く深く、底の見えぬ闇の奥へと歩みながら。
最後に思い出したのは、そんな詮無いことで。
くぅ、と寂しげに鳴る腹に、自分でも可笑しくなった。]

ノっ君が生きていたら、ご馳走して貰おう。

[八人目の彼女の手が差し出してくるトリュフチョコを
丁重に断って、オレは淡々と単調に階段を下る。

現実の意識が戻るまで、もう振り返らない。*]

(369) 2023/07/31(Mon) 00時頃

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59回 (3d) 注目
パラチーノ
117回 (4d) 注目
ニトカ
51回 (5d) 注目
タバサ
95回 (6d) 注目

処刑者 (4人)

ヘイタロウ
48回 (3d) 注目
ヒイラギ
28回 (4d) 注目
ナルミ
145回 (5d) 注目
オトサカ
21回 (6d) 注目

突然死 (0人)

舞台に (0人)

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