人狼議事


27 【crush appleU〜誰の林檎が砕けたの?】

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視点:


【人】 白銀∴秘星 マユミ

――夢の席で

[>>5:195>>5:197 覚めかけた夢の中で、
指輪の交換と誓いの口づけが行われる。

>>5:196>>5:206
列席している銀の手元に届けられる白い封筒。
中にはメッセージカードと絵葉書が納まっていた。
自身の運命が定まったあとだ、どんな思いで
これを準備したのか。じっと、カードに記された
回谷の心を読むようにメッセージを見つめた。]


  …………こんな時まで、ごめんね、
  なんて
  

[ランチの約束を守れなかったことを謝って、
ありがとうと感謝の気持ちを伝える回谷は、
銀のなかで最後まで明るくて優しくて素敵な友人のまま。]

(26) yunamagi 2023/08/06(Sun) 10時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  ありがとう。


[気づけることも汲み取れることも少なかっただろう
銀を最後まで気遣ってくれて。
"前向きに生きて"そのメッセージは
今の銀の心に堪えるものだった。

美術館の描かれた絵葉書を見つめる。
この時のままだったらどんなに良かっただろう。
せめて彼女に与えられた死が
少しでも苦しくなく安らかなものであるように、
祈る。**]

(27) yunamagi 2023/08/06(Sun) 10時半頃

マユミは、会員no.3はガチ勢把握

yunamagi 2023/08/06(Sun) 11時頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ



 『見てました
  田端先輩が回谷さんの髪を結って飾るのを
 
  少しでも役立てたならよかった』


[>>29 回谷以外のひとまずの生還が叶って、
確認した田端からのメッセージに返信を返す。]

(38) yunamagi 2023/08/06(Sun) 14時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  『小さい頃の田端さんもかわいかったです
   もう悪夢に苦しめられることがありませんように』


  ……あ、
  

[追伸のメッセージを送信した後で。
余計なことだったかと削除を試みる。
うまくいけば既読前に削除できただろう。

銀が覚醒したあとに覗いた夢は断片的で、
>>3:55>>3:56 何かに襲われるシーンを見たのはほんの一瞬だ。幼子の姿についてもそう。
傍にいることはできなかった。
見られているということを彼女が知らなければ
驚かせてしまうだろうから。**]

(39) yunamagi 2023/08/06(Sun) 14時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>41 大丈夫かと問われると、正直頷き難いものはある。
とはいえ、頭を打って
集中治療室で目を覚ましたばかりの相手だ。
あえて心配させるようなことをいうつもりはなく。]

  『前を向けるようつとめます
   
   また田端先輩に似合うものが見つかれば
   贈りたいです
   まだ完調ではないでしょうし 
   ゆっくり休んでくださいね』

[彼女から貰ったシュシュは
美術館に持ち込んでいなかった。
銀の身に着けていたものも、バッグの中身も
無事だったから紛失することはなかっただろうけど、
災害のあった場所に持ってこなかったことは
正解だと思っている。*]

(43) yunamagi 2023/08/06(Sun) 14時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――帰還後

[感情を殺して削いだ言葉から、
読み取れるものはきっとない。
>>5:-110
有難いことに、自身にも不明だと言い訳も立つ。
>>43 "見つかれば"は仮定のかたちを取った。
いつかという日が訪れるかどうかは――――。]


  田端先輩。
  今、よろしいでしょうか。


[そんな思考の流れなど関係ないとでもいうように、
どのタイミングであったか、その姿を認めた途端、
声をかけていた。]

(81) yunamagi 2023/08/06(Sun) 21時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[反射での声かけのつもりではなかったが、
すぐに次の言葉は出てこない。
表情はさほど変わりはなくとも、瞬きの数は少し増えて。]

  田端先輩が生きていて、
  また会えてうれしいです。

[>>2:80 あの時から変わらない銀の本心だ。
しかし、ちょっと重い出だしだったかもしれないと、
僅かに首を傾げると、
片側にくくりつけた青いシュシュが揺れた。]

  ……今は、もう怖くはありませんか?
  
[夢の中の彼女の様子を思い出しながら問う。
"私の悪夢"。そんな言葉を用いていた。
泣きそうな気配をしていた彼女に。]

(82) yunamagi 2023/08/06(Sun) 21時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

  
  ずっと気になっていて……。
  最後に夢で見た先輩は、
  ……実はあまり見れてないんですが、

  元気に笑って、怒っていたので
  大丈夫だと判断したのですが。

[回谷と大藤の結婚式をする流れで。
どちらかというと大藤に対して怒ってる顔のほうが
記憶に残る。しかし、明るく見えた。
銀の記憶にある、以前よりも。**]

(83) yunamagi 2023/08/06(Sun) 21時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[平気だと田端は言う。
恐らくそうなのだろう。
悪夢がやってきたとして、祓うのは自身でしかない。
落ちる沈黙にも、綴られる言葉にも耳を澄まして。]

  ……そうですね。
  まだ、あまり実感が持てなかったり、
  大丈夫でいたくないと思ってる部分はあります。

[大丈夫の問いを、夢の中の体験と同期の喪失の
意味と捉えて、言葉を紡ぐ。]

  心配はしちゃいますね。
  困っていれば助けたいし、
  苦しければ慰めたいです。 

[いつも微笑っているような顔が、
少しばかり緊張を孕む。
軽くぺちりと自身の頬を叩いた。]

(112) yunamagi 2023/08/06(Sun) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  …………そうでない時も傍にいたいです。
         あなたが好きだから。


[卒業までの数か月、適切な距離を保った
後輩でいることはそう難くなかったはずだ。

>>2:250 永遠を識って、そして失ったはずだ。
胸の痛みと絶望と。
確かな高鳴りを感じていたから、
彼女に触れた時 抱いた感情に蓋をした。]

(113) yunamagi 2023/08/06(Sun) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[銀は裏読みが不得手で
他者の自身の感情にも疎い。

しかし自覚してしまった自身の気持ちを欺くことは
出来なかった。
そうするには、この心臓はあまりにも煩い。*]
 

(114) yunamagi 2023/08/06(Sun) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[銀の告白に田端の眸が僅かに見開かれる。
真っ直ぐに見つめられれば、頬が上気していくのが分かった。
続く感謝の言葉。
少なくとも嫌がられることはなかったことに安堵して、
短く息を吐く。]

  考え過ぎではないです。
  ……回谷さんや他の知り合いへの好意とは
  違う、ので。

[髪を絡める指先を、目の端で捉えた。
似合うものが見つかればと伝えたまま、
探すことをしないでいた髪飾りのことが少し過る。]

(129) yunamagi 2023/08/07(Mon) 00時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[田端の声音は穏やかではあるものの、
どうやら少し困惑しているようだ。
成程、世の中には性別というものが存在するのだ、
そのことに銀は思い至る。]

  どうして……?
  夢の中で怖かったというあなたを
  抱き締めたくなったからです。
  小さな田端先輩を見て、
  どうして傍にいるのが自分ではないんだろうって。

  あの、これすごく恥ずかしいんですが……!

[どこを好きになったかを聞かれている気もしたが、
具体的などれかを示すのは難しい。
触れた瞬間にこみ上げた想いについて説明することも。]

(130) yunamagi 2023/08/07(Mon) 00時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  でも、私のことで先輩が困っているのは……、
  申し訳ないと思いつつ、嬉しいです。**

  

(131) yunamagi 2023/08/07(Mon) 00時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――帰還後:大学構内

  私も自覚したのは最近で、

  それに田端先輩が私を
  一後輩として見ているのは分かっていたので
  伝えるつもりはなかった、です。
  
[彼女が意外に思うことは何ら不思議ではない。
これまで色気のある話も空気も接触もなかった。
田端が色事の煩わしさを厭っていたことを
銀は本能的に悟っていたし、
銀は現実世界におけるその手の事案とは縁がない人間だ。]

  …………お兄さん。

[田端の話に耳を傾ける。
端的に伝えられる乱暴の意味は察せても、
ちょっとした口喧嘩程度しかない平和な家庭で
育った銀に推し量ることしかできない。]

(167) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[夢の中、悪夢のかたちで田端を襲うことになった因は。
それでも、彼女を決定的に壊すことは
出来なかったのだと思う。
助けを求めることができなくて、苦しんで、時に諦念してそれでも。
銀の知る彼女は、決して大切な部分を譲り渡すことなく
田端自身でその場に立っていたから。]


 えっ ……あっ、はい。
      
       い、一生……?


["信頼できる相手"その言葉に弾かれたよう肩が跳ねる。
咄嗟に浮かんだのは恋人? という単語だ。
式の際、出来る限り新郎新婦に注視するよう
心掛けていたものの視界に入る光景はあった。]

(168) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[元より絵画に恋する人間だ。
年齢・性別・美醜はもちろん、人外の存在だとしても
障害になるという考えは銀にはない。
では大丈夫、という問いはどういう意味だろう。]

  先輩に信頼できる相手がいらっしゃるのは
  良いことかと。
  離れない……、田端先輩はその状況を
  受け入れているんですよね?

  それなら……。

[思案する。
悪しきものではなくて、彼女を守護する存在なら。
そして彼女がそれを望むなら、
銀に否ということはできないのだが。]

(169) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  私の心配より、田端先輩の気持ちでいいんですよ。

[少し表情を和らげる。]


  ……でも、大丈夫ではないと言ったら、
  私の手を取ってくれますか?


[気のせいだろうか、僅かに照れているような反応は。
手を差し出して、彼女のおもてを見上げた。*]

(170) yunamagi 2023/08/07(Mon) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――参列

[回谷の結婚式に参列したのはつい数日前の出来事だ。
彼女は笑っていた。
なのに、今、彼女は棺の中にいる。紫の蝶とともに。
整えられて、だが、もう笑ってはいない。

>>187>>88>>189
妹とはあまり似ていない気がした。
家族仲が良好ではなさそうなことは伝わってきて、
それも銀の知らない側面だ。
きっと他にも色々あるのだろう。

彼女のメッセージカードは消えてしまった。
手紙のやり取りなんてものはしたことがなくて、
ランチもおやつも胃の中でなくなった。
知らないことも多くて、形に残るものもない。]

(195) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  皆に、思われて逝きました。


[知らないことが数多くあるように、
最後の瞬間の彼女の気持ちは銀に語れるものではない。
おかげで、回谷の妹への返答は若干ずれたものとなる。]

  回谷さん。
  あなたのメッセージ嬉しかった。

        ……ええ。ずっと覚えているわ。

[形に残るものがなくても。
>>5:196 前向きに生きて。
あの時、銀はそれなりに落ち込んでいたのだ。
彼女のメッセージがなければ、田端への告白という行動を
為すことはなかっただろうというくらいには。]

(196) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



      あちらでも元気でね。


[死後の世界は分からないが、天使がいるのなら
きっとこの言葉も不適切ではないだろうと。
空を見上げた。*]

(197) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――49日目以降

  そうですか、寂しくなります。
  良い景色が見られるといいですね。

[>>138>>139 大学を辞めたとの報告に、
ただしく一後輩としての挨拶をした。
トレードマークだったカメラは首にない。
良い景色が撮れるといいですね、ではない理由だ。

回谷と大藤の挙式を見届ける前も、それ以降も、
銀の目に大藤に変化があったかは分からない。

彼らがいつ、そのような間柄になったか
それさえも知らない銀に
手持ちの言葉―ぶき―は至極少ない。]

(198) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  青も似合ってましたよ。

[ぺこりと頭を下げて見送った。
――――大藤の行方が判らなくなった。
その報が、銀の耳に入るのはどれ程経ってか。

この世界には幾つもの手違いと不条理と運命が
転がっている。
夢の続きを辿っているのだ――――、
寂寥の代わりに甘い願いを抱いたとて
構わないだろう。**]

(199) yunamagi 2023/08/07(Mon) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――帰還後:大学構内

  なかなか歪な関係ですね。
  
[>>191>>192>>193 絶対的な味方との生涯の契約。
庇護が欲しかったと田端は言う。
もう幼子でも少女でもない、彼女の微笑みが映る。]

  分かりました。

  私はどんなに仲が良くても
  家族は別物ですが、それは別にいいです。

[田端の視線が虚空に向く。
其処にいるのだろうか、銀には奥にある校舎の壁や
足元の花壇しか見えない。]

(200) yunamagi 2023/08/07(Mon) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  ――――うん。
  田端先輩は家族が欲しいんですね。
  私はいいですよ。
  

[家族ごっこ。
好意を持たれてることは分かったし、
想いは嬉しいと言われた。
今は芽吹いていない恋心の種子。
まだ彼女が識らないのなら、育つ胤があるのなら
見守っていきたいと思ってしまったのだ。]

  あの、ひとつだけいいですか。
  私は取り立てて守護や加護は必要ないのですが、

[見つめ返す銀の顔も真剣みを帯びる。]

(201) yunamagi 2023/08/07(Mon) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ




         私は、婿がいいです。**


  

(202) yunamagi 2023/08/07(Mon) 16時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



[>>204>>205 ――――あ、可愛い。]


(208) yunamagi 2023/08/07(Mon) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[それが思春期の少女のような反応であると、
瞬時に及ぶ経験則は備えていなかったが。

>>203 つい今しがた見せた余裕のある微笑みは
跡形もない。
銀の前で、こんなに焦る様子の、
赤い顔の、震える声の彼女は見たことがなかった。]

  ダメです、先輩――……。

[手を伸ばす。先ほど受け取られることのなかった手。
もう一度、今度は自身へと突き出された腕へ。]

(209) yunamagi 2023/08/07(Mon) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>210 視えない姿と話している間はおとなしくstay。
田端の身体が震えるのが分かると、
怖がらせていまいか心配になる。
二度と恐ろしい思いはさせたくはないから。

伏し目になった目許の下 
熟れた果実のよう真っ赤な頬は、
怯えゆえでないと 自惚れて構わないのだろうか。]

  あ、私もさっき恥ずかしかったです。
  おあいこですね。

  はい、私とのやり取りで
  赤くなったり、狼狽えたりする先輩を見るの
  ……正直言って、楽しいです。

[それに、何だか擽ったくもあった。
今までにはない感覚に、銀の頬も微かに染まる。]

(230) yunamagi 2023/08/07(Mon) 21時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[今度は事故ではない口づけが得られただろうか。
どちらにせよ、そっと身を離して。]

  エス、のつもりはないのですが……。
  私の性癖はおいおい、解明していくと思います。

[微笑むと。
何も飾っていない髪に目をやった。
病院では求められることも、要らないともいわれなかった
彼女に似合う髪飾りをもう一度贈ろうと心に決める。*]

(233) yunamagi 2023/08/07(Mon) 22時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  はい。楽しみです。
  ……今日これだけで、こんなに田端先輩の
  かわいらしいところ見れて、

  どきどきしますね。


[>>234 キスひとつで、いつもと調子の違う田端に
銀もそわそわしてしまった。
恋人の名を冠せるならば、銀は勿論喜んだし、
そうでなくても、彼女に受け容れられた事実だけで
今は満足だった。]

(242) yunamagi 2023/08/07(Mon) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[間もなく、白い林檎の花とワインレッドの紫陽花の
コサージュが田端に贈られることになるが、

お揃いのふたつが髪を揺らすことがあれば、
恋人の名がなくても、周囲も何かを察することになったと思う。**]

(243) yunamagi 2023/08/07(Mon) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――ある日

[>>280>>281 卒業式が間近に迫っていた。
ひとり欠けてしまった研究室の四年生に
キャンパスで会えるのもあと僅か。]

  田端先輩ももうすぐ卒業なのね……。

[この頃には、彼女の家族についても
もう少し詳しく聞いていたかもしれない。
卒業後の予定についてはどうだったか。
ともかく、今日は彼女とのデートだ。
『話したいことがある』
何だろう、気にかかる言い回しに。
極力、悪い想像をしないように努めても
どうしても騒めく胸を抑えきれない。
それでも顔を会わせるのは当然嬉しいのだ、
複雑な心地で待ち合わせ場所に向かう。]

(282) yunamagi 2023/08/08(Tue) 12時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  はい。

[緊張を孕む田端の対面で背筋を伸ばした。
テーブルにはニルギリのブラックティ。
彼女の髪を飾るのは銀が贈った髪飾りだ。
贈ったものを見に付けてくれるのなら、
銀に対してネガティブな気持ちになったわけではない
そう判断してよいのだろうか。

「もう会わない」「嫌になった」「別の人が」
脳内をぐるぐるしていた不吉な単語を追い払う。**]

(283) yunamagi 2023/08/08(Tue) 12時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――ある日:カフェ

[今日は少し遅めの昼食を採っていた。
ブラックティーなのもそれが理由で、
だからケーキの類は「大丈夫です」と断りを入れる。

カップに両手を添えてぽつり話を切り出した
田端の様子を見守る。
卒業後の話。
この時期だ、予想していた話題のひとつ。]

  はい。
  里実さんと大学で会えなくなると思うと、
  やっぱり寂しいですね。

[季節が冬に移った頃、銀の呼び方も変わっていった。
彼女がブライダル関連の仕事に就くことは聞いている。
マイペースな性格は接客部分でどう対応するのか
想像がつきにくい部分もあるが、
彼女には適した分野にも思えた。]

(293) yunamagi 2023/08/08(Tue) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[田端の家族についても、
この頃には色々聞き及んでいて、
既に憎悪の対象ですらない切り捨てるべき存在と
彼女が見做していることも知っていた。
近くにいても、彼らは彼女の心が其処にないことに
気付かないのだろうか。
何故、気づこうとしなかったのか。
銀には不思議でならない。

そんな話を聞いた折には必ず、
髪を撫でて、優しく額や頬にキスを落とした。
貰えるはずだった愛情のひとつひとつを取り戻すように、
それ以上を与えることができるように。

弱いところを見せたくないという彼女に
「かわいいところは見せてくださいね」と
微笑みながら。]

(294) yunamagi 2023/08/08(Tue) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ



  指輪……?!


[置かれた小さな二つの箱と鍵がひとつ。
開けるよりも先に、フライングで声を上げる。
違っていたら恥ずかしいな、と田端を見ると、
どこか素っ気ない口調で呟いたあと、銀を直視しようとしない。
予防線というよりも照れているように映って、
銀は破顔した。]

  いいんですか? ……開けますよ。
  え、と、こっちの鍵は? 箱の鍵ですか?
  
    ……それとも一緒に暮らすためのもの?

[鍵を手に取って、首を傾げると
ちらとカップの水面に揺れる朧な像を覗くように
視界に入れて、それから像の主を見上げる。**]

(295) yunamagi 2023/08/08(Tue) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――ある日:カフェ

[彼女の職種と思うと、指輪を着けていた方が
よいのは分かる。それでも彼女が
自分の気の進まないことをすると銀は思わない。
だから二つ並んだ指輪には、
彼女の気持ちが籠められている。そんな解釈を。]

  わ…ぁ、可愛い……。これ、本物の石ですよね。
  貰ってしまっていいんでしょうか。

[苦学生ではないが、装飾品に金をかける性分ではない。
どちらかといえば経済観念はシビアなほうでもある。
就職が決まったとはいえ、同じ学生の身。
やはり気にはしながらも。]

  でも、とても嬉しいです。
  ……素敵なデザイン……嵌めてもいいですか?

[そっと手に取ったのは、濃いブルーの指輪。]

(326) yunamagi 2023/08/08(Tue) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[彼女は気づいてないのだろうか。
弱みを見せたくないという言葉が、
銀の愛撫に滲む眸が、
可愛いところがわからないと拗ねる様が。
どんなにかわいくらしく銀の目に映ることを。]
 

(327) yunamagi 2023/08/08(Tue) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[今もそう。
銀の言葉に想像するものがあったのだろう、
言葉を詰まらせて、取り繕うように繋ぐ様が。
美術館を訪れる前に見せることのなかった反応と表情で。]

  あっ、里実さんの部屋の……合鍵、ですね。
  うわぁぁ。

  行きます! 
  お仕事忙しいと思うので、
  邪魔にならないようにしますね。

[一緒に暮らす、は銀の早とちりだ。
少し気恥ずかし気な様子を見せながらも、
力強く頷いて鍵を受け取った。*]

(328) yunamagi 2023/08/08(Tue) 22時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――ある日:カフェ

[田端が驚きの声をあげる。
当然のように彼女の方の指輪を手に取ってしまったが、
思いの外大きな反応に、性急だっただろうか
と、一瞬心配になる。

目を泳がせたあと左手を差し出す様子に、
ほっと胸を撫でおろした。
浮かぶ表情も嬉しそうで、銀の心も浮き立つ。]

  勿論です。

[彼女に求められたら、自身の左手も差し出して。
互いの指に指輪を嵌めた。]

(332) yunamagi 2023/08/08(Tue) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  ほんとに素敵。
  会えない日も、指輪を見て
  里実さんを思い浮かべますね。
  
[就職して生活時間が変われば、今までのように
会うのは難しくなる。
忙しい時間は気が紛れるだろうけど、
ふとした瞬間、ひとりを感じたら指輪を見て、触れて、
銀を感じて欲しいと思う。

気付けば真っ直ぐな目が銀を見つめていた。
伸ばされる手に、両手を包み込まれる。]

(333) yunamagi 2023/08/08(Tue) 23時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――カフェ:ある日

[そう、はっきりと言葉にすることも大事なのだ。
田端のほっとした様子に、彼女とは別の方向で
まともな恋愛と縁のない銀は自身の不明を反省する。

指先からの震えで彼女の緊張するのが伝わると、
銀も引き締まった気持ちになって、静かに顔を上げた。
急ぐ必要はない。
ゆっくりと彼女のペースで、幾重にも覆った鎧を
外してもらえばいい。

そう思っていたのに、]

(369) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  今から? 

[部屋への誘いに、少し目を見開く。
銀は一人暮らしだが、田端は今まで泊まるのはおろか
ほんの少しの時間立ち寄る程度の訪れしかなかったし、
銀も彼女の元を訪れたのは米を貰いにいくような
明確な用件がある時のみだった。
口調は先ほどより改まったものではなかったから、
一瞬驚いたものの、おかしなことではないと思い直す。]

  じゃあお邪魔してよろしいですか。
  手土産も用意していませんが……里実さんの部屋、
  行きたいです。

[目に入る部屋の鍵。
会おうと思えばいつでも訪れることのできる
合鍵の存在をやけに意識してしまう。
今の彼女はきっと、ただ部屋に呼んだだけだろうに。
気を落ちつけようと、カップに残った最後の紅茶を飲み干した。*]

(370) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――西門教授HG慰労会

[久しぶりに皆が集い、元気な声が聴けた気がする。
いつもよりテンションの高い様子の骨谷に手形の跡はなく、
ゆえに、慰める理由もないだろうと判断した。>>358>>361
結局、9人目の彼女とは破局したらしいが、>>362
笑ったり泣いたり定まらない様子だったので、
気のすむまで放置することにした。
時には思い切りぶちまけることも必要だものね、
と銀なりの優しさだ(微笑み)。

>>349 ところで柊くんってこんなキャラだったかしら?
美術館内であまり話すことのなかった銀にとって
彼の印象は課外授業前のもののようが強かったのだ。]

(373) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  へえ、そんなお酒が……え、た、高祈先輩ぃ?
  わかめとシュリンプ美味しそうですね。

[>>352 今まで聞いた高祈の声で一番声量があった気がする。
夢の中でも冷静な彼が、そんなに好物だったのだろうか。
口を覆われた柊は具合でも悪かったのかもしれない。

そんな銀はレモンサワーを飲んでいる。
酒は弱くもないが強くもない。
そも、酔うほど飲んだ記憶がないので
自身がどうなるのかも理解していない。
  ――この時はまだ(*何も考えていません)。]

(375) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>363>>364 田端の様子がおかしい。
>>360 田端の隣に陣取る骨谷を対面から睨んでいたのだが、
彼は気付いてるのかそうでないのかどこうとしない。
田端は席を立つことが多かったので、特に暴力行為に
手を染めることもなく、ちびちびと西門教授の
寂しげな顔と頭部を見守りながら杯を重ねた。]

  ……先輩、大丈夫ですか、お加減が……。

[田端が手に取ったグラスは確か日本酒だった筈だ。
彼女は酒を飲まないと聞いていたが、今日は確実に飲んでいる。
そして酔っている。
少し崩れた姿勢と、蕩けた眸が色っぽい。
は? ちゅー??]

(376) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[田端が手に取ったグラスは確か日本酒だった筈だ。
彼女は酒を飲まないと聞いていたが、
今日は確実に飲んでいる。そして酔っている。
蕩けた眸が色っぽい。]

  骨谷くん! どいて……!!

[行儀悪くも卓をまたいで、隣で泣き笑う骨谷を
突き飛ばす。大丈夫、命までは取らない。]

  わ、私がその役目を……!

[ずざっと隣に滑り込んだが、
受け止めることは出来ただろうか。

急に激しく動いたせいで、少し頭がくらりとした。**]

(378) yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

yunamagi 2023/08/09(Wed) 12時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

――S教授HG会

[>>396>>397>>398 慌てて飛び込んだ銀がした行為は
田端の"ちゅーしたい"にストップをかけることでなく、
自身で受け止めるのみならず、助長させるものだったようで。]

  田端先輩……どれだけ飲んだんですか、
  こ、こんな……な、なまめかしい……!

[慌てる銀を意に介さず、抱きしめられ、撫でられる。
仄かに、香水と酒気が混じった匂いがした。]

  え、え、ちゅーって……そ、そんな?
  そ…………んぅ……っ

[これを他の誰かが受ける可能性もあったのかと思うと、
顔が赤らみながらも青くなる。
合わせるだけでなく、食まれ、啄まれ、舌を取られる。]

(401) yunamagi 2023/08/09(Wed) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[酔っぱらってなければ、最高なのに。
若干涙目になりながらも、濃厚なキスを浴び続けた。
まあ楽しそうだからいいかな。

笑う田端が可愛らしいことには違いない。
一応銀のことは認識しているのか、
他の誰かに応じない様子にほっとして。
しかしこの状況、周りはどんな様子で見ているのか。
>>378 急な動きと脳まで溶けるキスと酒とで
徐々に銀の頭もぼんやりしてくる。]

  たばらせんふぁい……、わたしも……っ

[どこかの時点でリミットを越えた酒精に、
今まで知らなかった酒癖がむくり顔を出て、強く抱き着いた。*]

(402) yunamagi 2023/08/09(Wed) 17時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――ある日とその後

[>>399>>400 忌憚なく思ったことを口にして、
自身のペースを重んじる人なのに、
銀に対しては思春期の乙女のよう
遠慮がちに伸ばされる手がとてもいじらしい。
手を取って、彼女の家まで並んで歩く。
傍目にはどのように映るか知らないが
恋人ですよ? 堂々とそんな顔をして。

その日、或いはその後のお泊りがどうなったか。]

  今日はお酒はダメです。
  素のあなたが見たいので。

[いつかの励まし会みたいな大胆な奔放さは拝めずとも
愛らしい一面が見る時があったはずだ。*]

(473) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[>>#2 あの絵との運命が断絶しても、
修復されるというのなら、助力は惜しまないつもりでいた。
美術館に貯蔵された絵画が買い取れるかは疑問だが、
いつか買い求められる日がくればと、
困窮しているでもないのにバイトしていた理由はそれだ。
学生の稼ぎで到底どうにかなる額ではないが
それなりに貯金はあったため、寄付した金額は
学生一人のものにしてはそこそこの額。

災害の後、銀は貯金を寄付に注ぎ込んで、
ボランティアにも参加していた。
自分に出来ることはそれぐらいしかなかったから。]

(474) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


  もう少し、時間かかりそうね。

[時間というのは絵の修復が成される日のことではない。
貯蓄が目標額に達成するまでの話だ。
元々、学芸員になってあの美術館で働くか、
絵を購入するため金融関係に勤め稼ぐ方法を見に付けるか、
卒業後の進路は二択に定めていたのだが、
前者が潰えた今、後者を選択する。

ところで目標額というのは、
いわゆるブライダル資金というもので。
やはり自分から贈りたいのだ。
石の多寡や大小に彼女が拘らなくとも、
"あ、これ似合う"と思えたのがそれなりの品だったため
せっせと準備を整える日々だ。]

(475) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ


[いつか そう遠くない日に、
どこで覚えたのか片膝ついて
『私のお嫁さんになってください』
プロポーズの言葉を告げる日を思い描いて。*]
 

(476) yunamagi 2023/08/10(Thu) 11時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――10月のごちそうさま

 『 どれもおいしそう
   とりわけ銀は 
   人参と蓮根のきんぴらとチーズの
   ホットサンドがとても気になります 』

[>>434>>435 福原からのグループLINEに返す
銀の指の動きは高速だ。

一人暮らしの残り物にしては多すぎまいか?
との疑問もあったが、暴食の秋ともいうし。]

(477) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[翌日はうっきうきで研究室に向かって、
ちゃんとラップで個包装されているそれらに
感動しながら食しただろう。

>>450 それが個別LINEでないのなら、
なんとなく"らしくなさ"を感知したかもしれない。
作り手に向けられる柔らかな視線だとか、
温度を感じさせる文章だとかまでは
銀には察せるはずもなく、きっと好物が
含まれているのだろう程度に受け取って。
いつぞやの宴席でのわかめとシュリンプを
思い出して、食べ物なんて然程興味なさそうなのに
意外な面があるのだな、という感想に留まった。]

(478) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[玉子サンドを選ばなかったのは、
美術館で田端がたまごサンドを所望していたのを
覚えていたからだ。
いくつあったか分からないが、彼女の分が
残るようにと考えて。

勿論あまりそうなら、
銀も遠慮なく摘まんだことだろう。]

  食べ物の恩は忘れないわ。
  この細腕にできることなら遠慮なくいってね。

[ハムスターのように頬を膨らませてから
伝えただろう。
ありがとう、ごちそうさま。*]

(479) yunamagi 2023/08/10(Thu) 15時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

――結婚式のスケッチブック

  ふたりとも幸せそうですね。

[>>491 仁科の描いたスケッチブックを覗き込んだ。
利き腕ではないものの、腕をケガしたという彼女だが
きっと記憶が鮮明なうちに残したかったのだろう。
勢いのある筆致で切り取られた多くのシーンを
見つめながら。

まだひと月も経っていない、
夢の中で挙げられた式は幸福な別れの儀式でもあった。
これから幸せになるためのものではなく
幸せな想い出を作るための。]

(519) yunamagi 2023/08/10(Thu) 23時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[仁科の記憶を通して描かれたスケッチは優しく、
温かいものに銀には映る。
きっと、式を見守る彼女の目が優しく温かいものだった
からだろうと思う。
>>508>>510 スケッチブックを眺めるのは福原と田端、
銀の他にもいただろうか。

だとしたら、あの時の参列のようだと思えた。*]

(520) yunamagi 2023/08/10(Thu) 23時半頃

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