人狼議事


34 【ペアRP】花人形たちが紡ぐ夢【R18】

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【人】 啓明結社 カコ

[今回の目的はあくまで下見であること、良いものがあれば
 予約したいとも聞けば頷いて>>1


  お気に召したものがございましたら、
  お取り置きしておきますね。

  それに、お好みに応じて、原石や台座の細工を
  腕の良い工房に依頼することもできますので。 


[下見が終わった際であれ、後日であれ。
 フェルゼから何らかの要望があれば、カコはその通りに
 取り計らい、リュミエル邸に急ぎ参じたことだろう]**

(12) eyes 2024/03/01(Fri) 15時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[カコが何気なく持ち出した煙の話。>>*65
 ジャーディンから外出の機会を問われて、頷いた。]


  ええ、商品の買付や、お客様のお宅に伺うときにも、
  男手は必要だから。
  貴方に一緒に来てもらうこともあるでしょうね。


[買い手に購入品を届けるにも、商品をお披露目するにも、
 男手は欠かせない。
 パルテールからカコの邸宅はそう遠くはないから、
 何時か引き取られたドール達に、ジャーディンと共に
 街中で出くわすこともあるかも知れない。]*

(*104) eyes 2024/03/02(Sat) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[ジャーディンの従順な返答に、カコはただ微笑む。
 けれど、素肌を露わにしたまま、服を着る素振りも
 見せないジャーディンを前にして。>>*69
 つい、笑み崩れた。]


  ふふ。…何を想像したか、当てましょうか?


[敢えて意味深な仕草をとったから、
 彼が思い至ったであろうことは、想像に易かった。
 どうぞ服を着て、と付け足して]

(*105) eyes 2024/03/02(Sat) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ



  あのね? ジャーディン。
  私は、その他大勢のお客と同じに
  成り下がるなんて、まっぴらなの。
  当面伽を命じる予定はないから、
  安心して頂戴?

[彼がいつか、“私がいいと思ってくれる相手”と
 なる日が来れば、話は別だが。>>0:213
 そうでないなら、無理強いをするのは癪だった。]
 
  もし眠れない夜があれば、私が寝つくまで、
  貴方は傍で話相手を務めるなり、
  文字の練習をするなりしてくれれば良い。
  そのうち字が読めるようになれば、寝物語に
  本を読んでもらうのもいいわね。

[彼に触れてみたいという欲求がない訳でもないから、
 気まぐれに、添い寝位は請う夜もあるかも知れない。]

(*106) eyes 2024/03/02(Sat) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[そろそろ部屋に案内しましょう、と
 カコも立ち上がる。] 


  まずは一通り、割り振られる仕事を
  こなして頂戴。
  今いる人員で回しているとはいえ、
  仕事はいくらでもあるの。

 
  あ、でも。
  園丁に付いて、庭の手入れの
  勉強もして頂戴ね。
  手を動かして何かが形になるって、
  なかなかいいものよ。


[地に足を着け土に触れ、何かを育むことは、
 それだけで気を落ち着けてくれると知っている。]

(*107) eyes 2024/03/02(Sat) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ



  一度ベッドに入れば、夢も見ず
  朝までぐっすり眠れるくらいには
  疲れが溜まるでしょうけど。

[とはいえ、休息は充分に与えるつもりだ。
 彼を放り出す予定も、使い潰す予定もないから。]

  貴方、若くて健康そうだから。
  何とかなるでしょう。
 
[何時か告げたように、それは
 お金でも買えない資産だ。
 誰しもが、水を吸い上げるように
 物事を吸収できる、限られた時。]**

(*108) eyes 2024/03/02(Sat) 11時半頃

【人】 啓明結社 カコ

──回想・リュミエル邸──

[フェルゼの問いかけは、カコにとって
 唐突なものだった。>>17
 『離れたくない、他の誰にも
  渡したくないと思える人』──?]


  ……………、どうでしょうね?


[問いを問いで返すのに、はぐらかす意図はなく]


  そうなんでしょうか。


[顎に指先を添え、自問自答する呟きは、
 独り言に近い。]

(21) eyes 2024/03/03(Sun) 13時頃

【人】 啓明結社 カコ

[フェルゼがくれた助言は、いかにも実直な人柄に
 そぐうものだった。>>18
 真面目な顔つきで暫し考え込んでいたカコは、
 そっと表情を和ませる。]

  飾り気のない本音、ですか。
  
  あまり得意分野とは言い難いですが…、
  そうですね。心がけてみます。


  ……ありがとうございます、フェルゼ様。

[まだ言葉に変えて彼に聞かせる程、漠然とした感情は
 形をとっていなかったから、柔らかに礼だけを紡ぐ。
 彼に想いの丈を告げられる人は幸せ者だと、
 また思いながら。]

(22) eyes 2024/03/03(Sun) 13時頃

【人】 啓明結社 カコ

[フェルゼが選んだ石は、紅色のガーネット。>>19

    
  ええ、とても素敵だと思います。
  ガーネットには、碧色のものもございますよ。

[もし交換するのであればと、そう説明はするが、
 無論フェルゼの好み次第だ。]


  そういったデザインでしたら、こちらが──

[フェルゼの求めに応じて、複数の宝石が
 花を象る指輪を並べた箱の方へとフェルゼを誘う。
 彼の審美眼にしっくりとくるものがあれば良いのだが。]

(23) eyes 2024/03/03(Sun) 13時頃

【人】 啓明結社 カコ

[予約を承ったものとは別に、フェルゼが選んだのは、
 銀の台座に百合の花が彫られたシンプルな指輪。>>20

  そちらも、洗練されたデザインで。
  私も好きです。……素敵ですね。
  お買い上げありがとうございます。

[それを模してフェルゼが氷で創り上げるという指輪は、
 込められた彼の想いの分だけ、いっそう美しく
 輝くことだろう。]

  それでしたら、サイズはこのあたりかと。
  人さし指より、薬指の方が少し細い方が
  多うございますから…
  フェルゼ様もそうですね。

[お相手の薬指のサイズを推測し、同じデザインのものを
 示してみせる。
 諸々の手続きを終えれば、どうぞお幸せに、と
 心からの笑顔を残して、邸宅を後にしただろう。]*

(24) eyes 2024/03/03(Sun) 13時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[鸚鵡返しに繰り返すジャーディンは、カコの言葉の
 意味を、いまいち理解していないようだった。>>*113
 黙殺しかけて、ふと。
 と或る貴人に最近、
 『飾り気のない本音を伝えるのが大切』>>17
 と助言を受けたのを、思い出した。]


  ……貴方の、お客。


  それ以外何だっていうの、馬鹿ね。

[余計な一言を付け足したのは、自己申告通りに、
 カコの“得意分野”ではないからだ。>>22

(25) eyes 2024/03/03(Sun) 16時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[どこか不思議そうにジャーディンは、眠れない時に
 傍にいるのが自分でいいのかと尋ねる。>>*114

  そうね。
  貴方は私といると落ち着かないように見えるし、
  私もそんな貴方を見ると、
  どうしていいか分からなくなったりもするけど……

  それはそのうち、お互い慣れるでしょう。
  少なくとも私は。
  貴方大分、思ってることが態度に出やすいし。

[そもそも娼妓一人にどう思われようと、
 カコの日常生活に差し支えはないはずで。
 それを気にするということは、気に懸けているのだと
 理解も自覚もある。]

(*152) eyes 2024/03/03(Sun) 16時半頃

【赤】 啓明結社 カコ



  貴方の生い立ちで、その素直さや純粋さを
  保っていられるのは、貴方の資質なのでしょうね。
  よくはっとさせられるし、何ていうか……、
  どうにも放っておけない気に、させられる。
 
[ジャーディンを見習って、カコはできるだけ率直で、
 嘘のない言葉を探す。]

  ……上手くいえないけど。
  なかなか、見ていて飽きないのが良い。

[彼を部屋へと案内する道すがら、背後で物珍しげに
 屋敷の中を見回しているのにも気づけば、
 その時も同じことを思って。
 カコはひっそりと微笑んだ。>>*118

(*153) eyes 2024/03/03(Sun) 16時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[カコがジャーディンを案内したのは、予告通り自室の隣。
 かつては子供部屋だった場所で、壁紙は柔らかい
 クリーム色をしている。
 広すぎない部屋の中に、今はおもちゃやベビーベッドの
 代わりに、大きすぎないベッド。
 客用寝室などでは安眠できないだろうという判断が働いた
 配置でもある。>>*116


  ここが、貴方の部屋。
  初めての場所で眠るのは、
  落ち着かないでしょうけど……

  テーブルの上にホットミルクが置いてあるから。
  それでも飲んで。

(*154) eyes 2024/03/03(Sun) 16時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[身の回りのもの、生活に必要なものは過不足なく
 用意されているはずだ。
 ジャーディンが部屋に入れば、戸口で挨拶を交わす。]


  おやすみなさい、ジャーディン。
 
  どうか、“ぐっすり”眠れますように。
  良い夢を。
 
 
[窓辺には、水を満たした花瓶が置かれている。
 この部屋は当然、屋根裏や地下室ではない。
 新しい朝が来れば、カーテン越しに陽光が降り注ぎ、
 マーガレットの花弁は、清楚な白に輝くことだろう。]*

(*155) eyes 2024/03/03(Sun) 16時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[カコが口先だけでジャーディンを詰れば、
 彼は視線を落とした。>>*161
 やはりカコの意図したことが、
 正しく伝わらなかったようだ。]


  …………。

 
  今のは、照れ隠しというのよ。
  別に、馬鹿とか本気で言った訳じゃない。

[彼の探るような視線にそう返して、
 ついと目を逸らすカコは、何処か
 むくれている。
 だから、カコ自身が表現した彼の気性を
 問いただす声にも。>>*162
 ただ小さく頷き、「今だってそうよ。」と
 短く答えた。] 

(*193) eyes 2024/03/04(Mon) 08時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[整えられた部屋とホットミルクを目にして、
 ジャーディンは恐縮したように、
 申し訳無さを口にする。>>*163


  いいの。
  今日は、貴方を歓迎しているのよ。

[敢えてご馳走を用意させたりはしなかったけれど。
 テーブルの上にあるのは、素焼きのマグに入った
 まだ湯気の立つミルクだけ。]

  ……うちに来てくれてありがとう。
  ジャーディン。

[『カコ様も良い夢を。』と告げられて、
 カコの顔に、素直な笑みが上る。
 ──今宵は、よく眠れそうだった。*]

(*194) eyes 2024/03/04(Mon) 08時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[それからのカコは、ジャーディンが早くこの家に
 根を張れるようにと、何くれとなく心を砕いた。
 共に働く通いの使用人と、住み込みの使用人。
 彼らの顔と名前を一致させるだけでも
 時間はかかったことだろう。

 一方でカコは、時折気侭に振る舞いもした。
 如何に己を律しようと、カコの性根は、
 蝶よ花よと傅かれてきた奔放な一人娘だ。
 ジャーディンが本気で嫌がりはしないようなら、
 必要以上に気を回すのは、お互いを疲れさせるだけだと
 止めにした所為もある。]

(*195) eyes 2024/03/04(Mon) 08時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[疲れた折には、ソファの上でジャーディンの膝を求め、
 髪を撫でるようにと強請った。彼の膝は柔らかくは
 なかったが、カコは満足そうだった。

 天気の良い日には、庭を見渡せるパーラーに、
 紅茶のカップと仕事片手に引き籠もる事もある。
 疲れが溜まれば、カモミールティーを啜りながら、
 庭仕事をするジャーディンを視界に収める。>>*165

 それは、カコにとって憩いの一時となった。
 春の庭先で、花木の間に憩うジャーディンの姿は、
 何時か見た夢に似ていた。>>1:189

(*196) eyes 2024/03/04(Mon) 09時頃

【赤】 啓明結社 カコ

[その日は、暖かい日だったから。
 カコは東屋のガーデンソファに寝そべり、
 庭園で一人作業を終えたジャーディンを
 呼び寄せ、戯れにまた膝を求めた。]


  ……こうするの、慣れないでしょうね?

  慣れて。

[彼の顔を見上げて、カコはあっさりと言い放つ。
 使用人達が見れば誤解されかねない光景だが、
 愛妾の一人や二人囲うのは当たり前のご時世だ。
 どうということもない。
 それ故、特に誤解を解いて回ることもしなかった。
 『お嬢様は最近表情が柔らかくなられた』というのは、
 幼少の頃から仕える使用人達の囁くところだ。]

(*197) eyes 2024/03/04(Mon) 09時頃

【赤】 啓明結社 カコ

[小さく欠伸を漏らして、カコはすっと手を伸ばし、
 金色の毛先を弄ぶ。
 こちらを見下ろす紅い瞳。>>0:227
 

  貴方の髪、陽に透けてる。
  瞳も、陽の下だと紅く見えるのね。…綺麗。


  パルテールで見た、暗褐色も好きだったけど。


[白い頬に指先を滑り落として囁くと、
 柔らかく目を閉じた。
 それはジャーディンを自邸に引き取って以来、
 カコが初めて彼の肌に触れた、何気ない一瞬だった。

 そうして、目まぐるしくも穏やかに、
 日々は過ぎていった。]**

(*198) eyes 2024/03/04(Mon) 09時頃

【赤】 啓明結社 カコ

[やがて、慶ばしき日が訪れた。
 フェルゼ=リュミエルと、伴侶となる人との
 婚儀の当日。
 自邸にてメイドと共に、ジャーディンを礼服で
 着飾らせるカコの姿があった。]


  これはね、場にふさわしいように着飾るの。
  こういうのは、お芝居と同じ…、
  ああ、お芝居にもそのうち、付き合って頂戴。

  芝居に集中している耳元で、気障な愛を
  囁きかねない男より、幕間に気取らない
  感想を聞かせてくれそうな貴方の方が、
  連れとしてはよっぽど上等よ。


[気障は構わないとしても、せめて時と場所は
 選んで欲しいというのがカコの持論だ。]

(*199) eyes 2024/03/04(Mon) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[シャツにベスト、フロックコートで装うジャーディン。
 彼の首元を飾るタイは、手ずから締めながら]


  背筋を伸ばして、顎は少し引いて…、
  堂々と、視線を遠くに置いて。

  ダーラが仕込んだだけあって、
  貴方の所作は、元々美しいのだから。


[ドレスからアクセサリーまで品よく整えたカコは、
 少し身体を引いて、今日の連れの立ち姿を、
 頭頂から足先まで検分する。]

(*200) eyes 2024/03/04(Mon) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[見込み通り、正装姿のジャーディンは、
 贔屓目抜きでも美しかった。
 その仕上がりに、カコは満足げに頷く。]


  うん。いいわね、とても。
  貴方の価値がわからない人間に、
  わざわざ侮る隙を与えてやることなんかない。

  自分の値は高くつけるものよ。
  貴方、私の私物としては一番高い買い物だったもの。


[カコが叩く軽口にも、徐々にジャーディンは
 慣れてきただろうか?]

(*201) eyes 2024/03/04(Mon) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[結婚指輪をリュミエル邸に届けた際にも、彼を伴った。
 フェルゼは、カコの様子に何か感じるものがあったのか、
 結婚式には、是非彼も一緒にと言ってくれていた。]


  そういえば…、花嫁はおそらく、
  貴方の元同僚よ。
  フェルゼ様は、他に心に決めた人がいるのに、
  娼館に通うようにはとても見えないから。

  そういう方だから、あまり恐縮することはないわ。


[直にわかる事だからと、主役の一人の身元を明かす。
 あの後パルテールで、フェルゼの姿を見かける
 ことはなかった。彼にいつも侍っていたドールの姿も。
 それも、ジャーディンを帯同すると決めた理由の一つだ。
 三つ目の理由は、単純に。こんな機会でもなければ、
 彼を盛大に着飾ることもそうないだろうから。]**

(*202) eyes 2024/03/04(Mon) 11時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[その場と立場に相応しく着飾る意味を芝居に例えれば、
 それはどういったものかと尋ねられたから。>>209*
 「週末にでも連れていってあげる。」と笑った。

 問われたのは、ジャーディン自身の
 価値についても。>>*211

  うん?
  価値は、自分で作るものよ。
  貴方は、折れずに、歪みもせずに、
  今こうして健やかなまま、ここに立っている。
  それは何より凄いことよ。

  これからの貴方がどう花を咲かせるのかは
  貴方次第。そのための環境は、私が用意する。


[正装は彼のしなやかな身体のラインを引き立て、
 首元のタイは、彼の肌色によく映えている。
 カコは、微かに目を細めた。]

(*220) eyes 2024/03/04(Mon) 21時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[正してやるまでもなく、すっと伸びた背筋に
 掌を宛てがったのは。>>*210
 多分、ただそうしたかったからだ。]


  人生って存外に長いのよ、ジャーディン。
  自分一人のために生きるには、ね。

  学んで、働いて、何かを育んでいれば、
  あっという間に過ぎてしまうのでしょうけれどね。


[自分自身を。心を、価値を、命あるものを。
 幾つもを。彼はもう、根無し草ではないから。]*

(*221) eyes 2024/03/04(Mon) 21時半頃

【赤】 啓明結社 カコ

[着飾らせたジャーディンを、今日は従えるのではなく、
 腕をとって隣を歩く。彼には俄仕込みの仕草だが、
 なかなか筋が良かった。彼にエスコートを仕込む日は、
 そう遠くないことだろう。
 観劇の予定も出来たことであるし。

 式場では、また何時か街中で巡り合えることを
 願っていた姿を見つけた>>*179


  ───煙!びっくりした…

  まさか此処で貴方に会えるなんて。


[けれど、パルテールに通えるような顧客は
 ほぼ例外なく貴族や富豪だから、富裕層
 同士の繋がりがあるのは不思議なことでもない。]

(*222) eyes 2024/03/04(Mon) 22時頃

【赤】 啓明結社 カコ


  そう、この方が。
  お初にお目にかかります、リッキィさん。
  カコと申します。

[雇い主兼恋人と紹介された少女に、満面の笑みを向ける。
 良い主人だけでなく恋人にまで恵まれるとは。
 彼は、想像以上に幸せであったらしい。]


  ええ、結局うちに来てもらったの。
  『優しく』してるつもりだけど。
  そうできているかは…どうでしょうね?

[それは今ではなく、遠い先にジャーディン自身が
 判断することだろう。
 終の棲家の居心地が、彼にとっても快適なものであるよう
 家長としては整えるつもりだ。
 暫し煙と近況を尋ねあった後、連絡先を交換し、
 「またね」と言い合って別れた。]*

(*223) eyes 2024/03/04(Mon) 22時頃

【赤】 啓明結社 カコ

[寄り添う花嫁と花婿は、宮廷画家が無償であれど
 こぞって描きたくなるのではと思う程、様になっていた。
 互いの指と指を繋ぐのは、縁と絆を結ぶ、
 ガーネットの花咲く指輪。
 ぴたりと定位置に収まる様に、カコは目を細めた。

 後にフェルゼが口にした感謝の言葉には、
 こちらこそと謝意を告げて微笑む。>>*185


  おめでとうございます、フェルゼ様。
  どうか。末永くお幸せに。
 

[既知の彼が愛する人と並び立つ美しい光景には、
 思わず涙ぐんだから。
 少し目元は赤かったかもしれない。]*

(*224) eyes 2024/03/04(Mon) 22時頃

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