人狼議事


34 【ペアRP】花人形たちが紡ぐ夢【R18】

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【人】 啓明結社 カコ

[唐突にカコが切り出した問いかけ。>>130
 ジャーディンは、外の世界は怖いと溢した後に。

 『でも、このままここへいたくは……――』
 曖昧に、途切れた言葉。>>143


  それが聞ければ、充分。
  うちへ来ない?ジャーディン。
 
  仕事は──…そうね。
  少し考えさせて欲しいけど。
  待遇は、不自由をさせるつもりはない。
  その気があれば、後々正式に取り決めを。


[告げる声音は再び、穏やかで、平静なもの。]

(159) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[彼の居ずまいが、自分の隣では一段と所在なげに
 見えることは気づいている。>>141>>142
 もう少し、打ち解けられていればと
 思いはするが。]

  ……雇い主を特段好く必要はないわ。
  実際顔を合わせることが多いのは、
  先に屋敷で仕えてくれている者達になるでしょうから。

  これは機会よ。ジャーディン。
  読み書きや奉公の心得を身につける機会も約束する。
  それは貴方がこの先、外で生きていく術になる。

(160) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ



  ──とはいえ、まともに会うのはまだ2回目だから。

  私の言うことが信用できないのであれば、 
  断ってくれたらいい。無理強いする気はないから。

[我ながら、性急な申し出だと思いはしたが。
 使用人の雇入れであれば、然るべき筋からの紹介状と、
 一度の面通しで大体は事足りる。
 女主人による選別と、先夜と今夜の邂逅。
 それで代替とするほかない。
 ここは無論、斡旋所ではないのだ。]

(161) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[日頃慎重に、手許に置くものを絞り込むカコが、
 思いつきのように行動した動機。
 きっと単純なことだろうと、カコ自身は認識している。

 その価値を理解せぬ輩が、美しいものを
 手垢に塗れた手で扱い、傷め損なうのを
 目の当たりにするのは。単純に。


 ────胸が、悪くなる。]

(162) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ



  よく考えてみて頂戴。
  返事は、次に来た時で構わない。

[一方的にそう伝えると、懐中時計を取り出す。
 まだ、持ち時間は残っているようだ。]

  ……少し、休むわ。
  もし寝ていたら、時間が来たら起こして?
  人の気配がする方が、よく眠れることもあるの。

[店内で、ドールに添い寝をしてもらう客を
 見かけることはあった。
 仮眠程度ならば許されるだろうと、
 深く座り直し、ソファの背もたれに背を預け、
 肘掛けに身を寄せる。

 瞼を緩く閉ざす間際に見たジャーディンは。
 どんな表情を、浮かべていただろうか。]*

(163) 2024/02/24(Sat) 21時半頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2024/02/24(Sat) 21時半頃


【人】 啓明結社 カコ

──回想・フェルゼ様への手紙──

[リュミエル邸へと、使いに急ぎ手紙を持たせた後。
 そう日を経ずして、返信が届いた。>>108
 薫る珈琲のカップを遠ざけて、
 ペーパーナイフで開封し、一読する。

 フェルゼの都合の良い日時が幾つかと、
 相変わらず丁寧な感謝の言葉。
 驕り高ぶったところのない方だ、と
 改めて思う。]


  フェルゼ様、どんな方にお贈りするのかしら…?

[こういった品を紹介する時は、好みを把握している
 既知の顧客が多い。
 婚儀の品であれば、婚礼の噂とともに、
 お相手の情報も併せて耳に入っているものだ。
 全く事前情報のないことは珍しかった。]

(186) 2024/02/25(Sun) 07時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[雪白の銀髪の下、女性が夢見るような瞳をもった
 線の細い青年。穏やかで柔らかな人当たり。
 かの貴人に選ばれた幸運な人は、
 どのような人だろうか。
 思いを巡らせれば、唇に笑みがほの浮かぶ。

 書かれていた日時の中で、
 一番直近の日に伺う旨。>>108
 そして希望の有無を尋ねる。
 宝石の色や種類、
 何か取り入れたい意匠はあるか、
 伝統的なものか流行りのものか。

 特にご希望がないようであれば、
 幅広い品揃えをご紹介する旨を
 添えて、丁重に手紙を締めくくる。]

(187) 2024/02/25(Sun) 07時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[呼び寄せた使用人に、在庫品の確認を頼む。
 付き合いのある宝石商人にも連絡をとった。

 やがて訪れた、約束の日には。

 幾つかの箱を捧げ持つ下男を伴い、
 時間通りにリュミエル邸に参じる
 カコの姿があった。]*

(188) 2024/02/25(Sun) 07時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[───夢を、見ていた。

 不意に、『時間ですよ』と静かな声が響く。
 開いた眸は、まだとろりと惚けた飴色。
 隣に座る男を確かめて、ゆっくりと瞬く。
 小さく頷いた。>>169


  ええ、帰るわ。その前に。
  貴方に、花を──……


[鞄からそっと取り出し、差し出すのは、
 切り花にしても日持ちのする、
 白いマーガレットのごくささやかなブーケ。
 野にも咲く素朴な花。
 不要に大ぶりな鞄に隠すようにして持ってきたのは。
 少しばかり、気が引けたから。]

(189) 2024/02/25(Sun) 08時半頃

【人】 啓明結社 カコ




  貴方には、こういう花も。
  似合うと思ったの。

  ……来てもらえたら、お庭の花を、
  少しずつお願いできればと思ってた。
  園丁は年嵩で、もう長くは居てもらえないけれど。
  引退までに、あなたが一緒に覚えてもらうだけの
  時間はあるだろうから。

[それは、さっきは口にしなかったこと。>>159
 彼の希望を聞かないことには、と。]

(190) 2024/02/25(Sun) 08時半頃

【人】 啓明結社 カコ


  あなたは若くて、健康で。
  それはお金で買えない資産よ。
  だから勿論、他のことだってできるでしょうし…、

[連想するのは、鉢植えは世話の仕方がわからないと、
 困ったように眉を寄せていた顔。>>140
 知らずカコも、僅かに眉間を寄せた。]

  ……私、不慣れなあなたが失敗したからって、
  別に怒ったり、まして罰したりしない。
  それで放り出したりもしない、
  あなたが出ていきたいと思わない限りは。

[テーブルの上のカップに視線を落とす。
 ダーラが選りすぐったチョコレートは、
 温かく味わえるうちにと飲み干してあった。>>169

(191) 2024/02/25(Sun) 08時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[視線を持ち上げる。
 ゆるりと、ジャーディンを捉えて]


  あなた、ずっと怯えてるみたい。
  何が怖いの。
  あなたにとっては。

  なにが、一番つらいこと?

[言い募る声音は、何処か切実なもの。
 外の世界は怖いと打ち明けた彼へと。>>143

(192) 2024/02/25(Sun) 08時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[束の間でも、傍にある時は身を休めて欲しかった。
 だが努めて穏和に接しようとすればするほど、
 彼は気疲れするようだった。]


  ジャーディン。


  ……私、そんなにこわい?


[そう尋ねた声も言葉も、どこか拗ねた少女のように、
 心細げにカコの耳には響いて。
 年甲斐もないことだ、ときゅっと唇を噛む。]

(193) 2024/02/25(Sun) 08時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[───ずっと、優しくしたいと思っている。

 だから、煙への惜別を告げた夜。
 ジャーディンに『優しくしてあげてね。』>>105
 と声を掛けられた時。
 「勿論。“もしも”のご縁があれば、必ずそうする。」と
 微笑んで頷いたのだ。

 けれど、どうにも上手くいかない。
 さっき瞼を閉ざした瞬間、『おやすみなさいませ』と
 彼が発した声は、不安げに震えていた。>>166
 
 “もしも”の機会を得られるかは。
 甚だ雲行きが、怪しかった。]**

(194) 2024/02/25(Sun) 09時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 09時頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 15時半頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2024/02/25(Sun) 19時半頃


【人】 啓明結社 カコ

[差し出した素朴な花のブーケ。
 存外素直に受け取ってもらえて、
 カコは内心ほっとする。>>195

 丈高い茎は少し短めに切り揃えられ、
 伸びやかに広がる白い花弁と黄色い花芯。

 まじまじと眺めるジャーディンの姿。
 カトレアの花を初めて見ると言っていたから、
 マーガレットも初めてなのかも知れない。]

(205) 2024/02/25(Sun) 20時頃

【人】 啓明結社 カコ

[寝入りばなに感じとった、ジャーディンの
 不安めいたものを和らげたくて。
 敢えて言葉にしたのは、カコにとっては
 ごく当たり前の使用人の扱いだった。>>191

 物心つく前からカコにとって、
 使用人の多くは同じ邸宅内に
 住み込んで、自分たち家族のために
 何くれと世話を焼いてくれる存在だったから。

 一つ屋根の下、生活を支えてくれる存在に
 辛く当たる理由がなかったといっていい。
 規律を保った上で厚く遇せよというのが、
 亡き父の教えでもあった。>>196

(206) 2024/02/25(Sun) 20時頃

【人】 啓明結社 カコ

[つい口を突いた問いかけを、
 ジャーディンは慌てたように否定する。
 首を振る仕草が、可愛らしかった。>>197


  そう…?なら、いい。

[どこかむくれていた雰囲気を潜めて、
 カコは頷く。]

  そうね、変わるのは怖いこと。
  誰だって。
  既にある現状を捨てて、
  新しい環境に身を置くのは。


[吐露されたジャーディンの恐怖。
 それは十分頷けるものだった。]

(207) 2024/02/25(Sun) 20時頃

【人】 啓明結社 カコ

[しかし、その反面で。
 彼がこの瞬間は念頭に置いていないように聞こえる
 懸念を、少し躊躇ってからカコは切り出した。]


  ──…けれどね?ジャーディン。

  いつまでも、ここで働ける訳ではないわ。


[既に成人近く見える彼。
 ダーラのドールの雇用基準は計りかねるが、
 娼妓としての生というのは、凡そ短いだろうと。]

(208) 2024/02/25(Sun) 20時頃

【人】 啓明結社 カコ




  外で自分を試す機会があるなら、
  より若いに越したことはない。
  それが私の所であれ、他の雇用先であれ。

  ……うちは、悪い選択肢ではないと思う。

[彼の不安を払拭するために、メイドの娘を
 店に連れてくることも考えないではないが。
 他に保証の術もないから、自己申告以上の
 ものにはなり難い。]

(209) 2024/02/25(Sun) 20時頃

【人】 啓明結社 カコ

[彼からの反応があれば、それに応じて。
 そうして、伝えたいことを伝え終えれば、
 静かに席を立つ。]


  ……ごめんなさい。
  引き留めてしまったわね?
 
  今夜もありがとう。
  行きましょうか。


[ご馳走様、とカップを一瞥して告げる。
 いつものようにドールに見送られるのだろうと、
 ジャーディンを促し、出口の方へと足を向けた。]*

(210) 2024/02/25(Sun) 20時頃

【人】 啓明結社 カコ

──回想・とある『魔法使い』の昔話──

[微酔いの勢いを借りてねだった、煙自身の話。
 始まったのは。彼の数奇な半生の物語。>>149
 その語り口に引き込まれ、静かに耳を傾ける。

 奴隷の多くがそうであるように、彼もまた、
 過酷な生い立ちだった。
 それをこうして滑らかに口にできるということは、
 彼自身の中で整理がついているのかも知れない。
 頷くだけで、敢えて触れはしなかった。

 煙が携えている煙管の出所。
 このあたりのものとは形状が違うから、
 娼妓の彼が持つものとしては
 不思議に思っていた。]

(215) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ




  そうね、東方のものに見える。
  どこで手に入れたのか、不思議に思ってたの。

  ……今の煙には、よく似合ってる。

[かつての奉公先で下賜されたとか、
 実は没落した商家の息子であるとか。
 どの想像もしっくりこなかったから、
 作り話めいた由来に、寧ろ納得する。]

(216) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[幼い煙を拾い育てた『師』の話。>>150
 煙管に因んだ名付けと、込められた理由。

 『君には選ばれた者の後光がさしておる』
 その台詞は、思い描いた師の姿に似つかわしくて、
 カコは小さく肩を揺らして笑った。
 『魔道士』としての修行の日々は、
 遠い異国のお伽噺のよう。>>151

 「滝行ってなあに?」
 「断食ってほんとに食べないの?」
 そんな具合に、微酔いのカコは少々、
 話を脱線させもした。]

(217) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[会う度に煙が装着している、目元に妖しく色を
 添えもする眼鏡。その由来。>>152
 “物事の真髄を見通す”とは、
  いかにも魅惑的な魔術具の触れ込みだ。
 「実際何がみえるの?」と問えば軽くはぐらかされて。
 教えてくれてもいいのにと詰り、胡乱な目で見遣った。

 やがて身の上話は『師』を失った
 弟子たちの転機へと差し掛かる。>>153
 頭を失えば、組織の瓦解は早いものだ。
 残された者たちが生きるためにとった方策は、
 多岐に渡ったようで>>154


  …段々雲行きが、怪しくなってきた。

[眉根を寄せて「それで煙達はどうなったの?」
 と、佳境に入った話の続きをせがむ。]

(218) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[『灰占』という耳慣れない単語が出れば、
 また煙に説明を求めた。>>155
 彼の巧みな話術の基礎が、商いで培われたと
 いうのは頷ける。

 そうして導き手を失った『魔道士の弟子たち』は、
 薄っすら予想のついた結末を辿ったらしい。
 摘発された彼らが押し込まれたのは、奴隷屋だった。

 煙が何とか師の形見である煙管と色眼鏡を死守した
 臨場感ある下りには、良かった、と安堵を漏らす。]

(219) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[そうして煙の、国を跨ぐ長い足取りは、
 ここパルテールで一旦の終着を迎える。>>156
 煙は、ただ流されるままに生きてきた
 “魔法使い崩れ”だと自身を称して話を締めくくる。]


  ……“さほど面白くもない”?
  とんでもない!

  煙、貴方。字が書けるのでしょう?
  本を書くと良いわ。
  どこを切り取っても読み手がつくでしょうね。

[手放しの称賛は、あながち酔っ払いの冗談でも、
 まして世辞でもなかった。]*

(220) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[ジャーディンの指摘は、もっともだった。>>213
 無論、カコも認識していることだったから。
 少し高い位置にある顔を見上げて]


  そうね、貴方の言う通りよ。
  分かっている。

  ……ではどうして、私はあなたに。
  こんな話を、急に持ちかけたのでしょうね?
  使用人として買い上げるには、
  決して安くもないでしょう花に。


[緩く首を傾げて問うのは、彼にか。
 或いは、自分自身にかも知れなかった。]

(221) 2024/02/25(Sun) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[ジャーディンが紡ぐ、余所行きの改まった台詞。
 浮かべた微笑は、お定まりのものだろうと
 何とはなしに、見てとれた。>>214
 

  ええ、また。
 
  その花が、枯れる前には。


[ジャーディンが抱えた花束。
 マーガレットは、切り花にしても数週間は保つ花だ。
 先の誘いの返事は、次に来た時にでもと告げはしたが。
 “次”がいつ訪れるかは、定かではない。]

(222) 2024/02/25(Sun) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[預けていた薄手の外套を纏えば、
 カコの足首までがすっぽりと覆われる。
 扉を潜る間際。
 ふっと肩越しに、ジャーディンを振り返り]


  そうそう。
  もし生けてくれるなら、水はできれば、
  毎日替えてあげて。

  最初のうちは水をよく吸い上げるから、
  水が減りすぎないよう気をつけてあげると、
  長く咲いてくれるの。

(223) 2024/02/25(Sun) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ



  ……もし、萎れかけてきたら。

  切り口を、水中でもう一度、
  切り直してあげて?
  水揚げをしやすいように。

  そうすれば、また元気を取り戻してくれるから。


[先夜に贈った、カトレアの一輪。
 元気がなくなってきたと気にかけてくれた彼に。
 もうひとつだけ手入れの秘訣を伝えて、
 店を後にした。]*

(224) 2024/02/25(Sun) 21時半頃

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