人狼議事


31 私を■したあなたたちへ

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 現在:海のそば ──

 ああ、なるほど。そういう意味でしたか。

[ もう誰も死ぬことはない、という話に>>1
  合点がいったという風に頷いた。

  かくいう卯木は、
  自分が殺されるかどうかについては無頓着で、
  招待主が確定していない今も、
  自分が死ぬ可能性があるのかないのかも
  特に気にしてなどいない。 ]
 

(15) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 私が、ですか?

[ 殺したい人がいるかと問われ、>>2
  卯木は目を丸くする。

  実際のところ、どうだろうかと考えてみるけれど、
  そもそも殺意を抱けるほど、
  他人に執着したこともなければ、>>1:178

  自分が人間社会から弾き出されることも
  許容できないのだ。>>0:217>>0:218

  その考えは、自身が煙崎るくあに対して
  引導を渡した可能性に思い至ったところで>>3:281
  変わることはない。 ]
 

(16) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ そう、結局変わらないのだ。
  どんな悲劇が起ころうと、
  どんなに罪悪感に押しつぶされようと。

  幼い頃から自身に根付いた価値観は、
  それが正しいと思っているうちは、
  きっと移り変わることなんてない。

  だから── ]
 

(17) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ ──もう、いいのかもしれない。

  いつまでも罪悪感を抱いていたところで、>>1:182
  起こった結果は変わらない。

  だったら、自身の罪を背負いながらも
  前を向くしかないじゃないか。
  だって、卯木の人生はまだ
  ここで終わったりなどしないのだから。 ]
 

(18) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 私は誰のことも殺しませんよ。
 まだ、人間として生きていたいですから。

[ 坂理に伝わらないと分かりつつも、>>0:217
  実にすっきりとしたような朗らかな笑みで、
  卯木は断言した。 ]

 月見ハンバーグプレート気になりますか?
 では、来られるのが9月中であったならば、
 ほうじ茶と兎型大福と共にお出ししましょう。
 

(19) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 おや、それはお忙しいところを
 お引止めしたようで申し訳ございません。

[ 相手は友達、かは分からないけれど、>>3
  何となく黒須だろうか、と思ったのは、
  アポロでミサンガを受け渡したらしい文面を
  見たからで。 ]

 ……どうぞお楽しみを。

[ 嫌な予感はするものの、>>3:283
  結局その懸念を口に出すことはなく、 ]
 

(20) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 耳、ですか?

[ 「こういうのですか?」と
  頭の上に丸めた両手を乗っけては、
  どこかのネズミのキャラクターを模したような格好で
  小さく首を傾げたけれど、 ]

 はい、行ってらっしゃい。

[ 坂理に手を振り返しながら、
  卯木はもう少しだけ、
  この場所から海を眺めていようか。 ]**
 

(21) JITA 2023/11/23(Thu) 12時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/23(Thu) 19時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 中央カフェ厨房 ──

[ しばらく海を眺めていた卯木であったが、>>21
  この島が墓標であるならば、>>3:*26
  煙崎るくあに最後の挨拶をしたいなと
  卯木は思った。

  それは罪悪感から出た気持ちというわけではなく、>>2:213>>16>>17>>18
  ただ、話したいことがあるから、
  という純粋な気持ちだった。

  テーマパーク内で、モナリザたちが奏でる
  月光第三楽章のけたたましい音楽の中で>>3:30
  少々不思議な気持ちになりながらも、
  卯木は中央カフェへと向けて足を進める。 ]
 

(52) JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 中央カフェの厨房にて、
  サポートロボットに断りを入れると、
  納得したのかは分からないが、
  卯木が調理するスペースを空けてくれた。

  お供え用に大福を作ろうかと思い、
  冷蔵庫の中を見てみるが、
  餡子になりそうなものは見つからなかった。 ]

 クリーム大福にしようかな。

[ それから、卯木は白玉粉、上白糖、水、片栗粉、
  生クリーム、グラニュー糖、氷、苺、ブルーベリーを
  用意すると、
  ボウルに白玉粉と水を入れて混ぜた後、
  穴のあいた平たい生地をいくつか作ると、
  生地を熱湯に入れて茹でる。 ]
 

(53) JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ ふつふつと茹で上がる熱気にあてられて、
  生地が浮き上がってくると、
  別の鍋に生地を移して、弱火にかけると
  木べらで練りながら混ぜて、
  上白糖を加えてさらに混ぜ、を繰り返し、
  片栗粉をまぶしたバットに生地を流し込んで、
  生地の上からさらに片栗粉をまぶして
  求肥が完成する。

  次は生クリームを氷水に当てながら泡立てて、
  ツノが立ったら、生クリームを絞り袋に入れ、
  苺を包み込むようにして生クリームを
  こんもりと丸く絞ると、冷蔵庫で冷やし固める。

  求肥で冷やし固めた生クリームを包み込み、
  最後に1/4にカットした苺とブルーベリーで
  兎の耳と目を作ってクリーム大福が完成した。 ]
 

(54) JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 現在:ジェットコースター『宇宙遊泳』前 ──

[ この島自体が墓標ならば、
  別にどの場所で弔っても良かったのだけれど、
  ジェットコースターの前に来たのは、
  ホログラムの映像を見たのが、
  ジェットコースターに乗った後だったからか、
  何となくこの場所に彼女がいる気がしたから。

  先ほど作ったばかりのクリーム大福を皿に乗せて、
  この場所までやって来た卯木は、
  大福の皿を地面に置くと、そっと手を合わせた。 ]

 兎坂庵の大福じゃないけれど、
 ここだと用意できないみたいだから
 許してくれると嬉しいな。
 

(55) JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 兎坂庵で作る大福は、中身はこし餡で、
  兎の耳と目は甘納豆でできている。

  せめて求肥だけは普段通りに作ろうと思ったが、
  きっと煙崎るくあが好んでいた大福とは
  だいぶ違うものとなっただろう。 ]

 あの日話したことを、>>0:217
 僕は撤回するつもりはないけれど、
 でも、従弟のことで君が相談に乗ってくれたことは
 本当に感謝しているから。
 

(56) JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 彼女に自分の言葉が届くといいなと
  心から願いながら。>>0:217
  卯木は瞳を閉じて、謝意の言葉を呟いた。 ]**
 

(57) JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/24(Fri) 00時頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 現在:天の川ロード前休憩所 ──

[ 煙崎るくあへのお供えが終わった後、
  クリーム大福の皿を持って
  園内をぶらぶらした卯木は、

  最終的にたどり着いた休憩所のベンチに座り、
  アポロを操作していたら、
  新たな音声メッセージが届いていることに気づいた。>>*0>>*1 ]

 ……そっか。

[ 煙崎灰羅が犯人でなかったのなら、
  ほぼほぼ招待主だろうと思っていた卯木は、
  特に驚くこともなく、ぽつりと言葉を零す。 ]
 

(68) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 遅くとも明後日には救援が来るらしいが、
  それまでに招待主と犯人の間で、
  何かしらの決着がつくのだろうか。

  いや、卯木が煙崎灰羅のメッセージに
  気づいたのは、
  届いてからしばらく時間が経った後だったから、
  もう既に決着がついた後なのかもしれないが。 ]
 

(69) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 改めて、中村から届いたメッセージを眺める。>>3:*19>>3:*20>>3:*21
  「”招待者”に確実に届ける」ための一斉送信。

  招待主が犯人に何をするつもりなのかは、
  あのホログラムが話した言葉を覚えていたら、
  きっと容易に想像はつくはずで。

  中村が毒薬を所持していた理由や、
  死を受け入れる理由、
  煙崎灰羅が煙崎るくあの復讐をしようとした理由。
  仮に全てが理解ができるものであったとしても、
  卯木にはきっと受け入れられそうにない。

  だけど── ]
 

(70) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 あまり後味の悪い結末は、
 僕は好きじゃないんだよね。

[ 物語のハッピーエンドのように>>3:224
  現実はそう上手くはいかないけれど。
  やらなかったことで後悔するということは
  したくはなかったから。

  今後どうなるかは分からないし、>>3:279>>3:280
  すでに決着がついた後かもしれない。

  それでも、アポロを操作する卯木の指は
  止まることはなかった。 ]
 

(71) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

【赤】 宇宙原理衆 ウツギ

(中村への個別メッセージ)

『あなたが煙崎さんを死に至らしめた旨、
 かしこまりました。

 では、あなたが兎坂庵にご来店いただけるのは
 全ての片がついて落ち着かれてから、
 ということになりそうでしょうか。

 私はもうしばらくは現役で店長をしておりますので、
 いつでもご来店お待ちしておりますね。』

(*3) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

【赤】 宇宙原理衆 ウツギ

(煙崎灰羅への個人メッセージ)

『そっか。君が僕たちを招いたんだね。
 それについては、僕は特に気にしていないけれど。

 今後、君はどうするつもりなのかな?
 君の答えによっては、
 僕は君を殴りに行くかもしれないけれど、
 正直に答えてくれると嬉しいな。』

(*4) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 さてと、どうなるかな。

[ まあ卯木にできることなんて、たかが知れてるし、
  どうなろうと文句を言うつもりもないけれど。

  二人にメッセージを送った後、
  卯木は一つクリーム大福を含む。

  柔らかい求肥が綻んだ場所から、
  コクのある生クリームがあふれ出すが、
  苺とブルーベリーの爽やかな香りと
  甘さ、かすかな酸味が影響してか、
  くど過ぎず、なかなか食べやすい。

  慣れない場所で作ったにしては上出来かな、
  と自画自賛しつつ、
  卯木はもう少しこの場所で休んでいようか。 ]**
 

(72) JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/24(Fri) 16時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 天の川ロード前休憩所 ──

 行き先、かあ。

[ 届いた煙崎灰羅のメッセージを読みながら、>>*9
  彼の目的は犯人を殺すことだったのだから、
  そこから先にどうしたいかについては、
  今すぐには分からないだろうなとは思いつつも。

  もし彼が煙崎るくあの兄ではなかったということを
  卯木が知れば、さらに悩むことになりそうだが、
  そんなことになりそうな可能性については、
  この時点では想像もしておらず、 ]
 

(106) JITA 2023/11/24(Fri) 23時半頃

【赤】 宇宙原理衆 ウツギ

(煙崎灰羅への個別メッセージ)

『そうだね。あまり驚いてはいないかも。
 灰羅さんの反応が、
 あのノートを見るまでは、
 あまり混乱しているように見えなかったから、かな。

 了解。
 僕は今からテーマパークから移動して、
 一旦ホテルのロビーで待っているから、
 中村さんとの話が終わったら、また連絡ください。』
 

(*10) JITA 2023/11/24(Fri) 23時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 まあ、死にたいとか言わない限りは、
 文句言うつもりも殴るつもりもないんだけどね。

[ 今回この島に呼び出されて、
  全く被害がないわけではないが、
  当初考えていたほどは
  理不尽な状況には陥らなさそうだし、>>0:121

  そもそも罠だと気づきつつも>>0:22
  この島に来た卯木にも否はあるから、
  その点に怒りはない。 ]

 さてと、そろそろホテルに戻ろうかな。

[ もう一つクリーム大福を食べつつ、
  卯木はベンチから立ち上がると
  ホテルへと足を動かした。 ]**
 

(107) JITA 2023/11/24(Fri) 23時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/24(Fri) 23時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 現在:ホテルロビー ──

[ ホテルのロビーに到着した後、
  ソファーに座り込みながら、
  本日3個目のクリーム大福を食べていたところ、>>54
  中途半端な文面のメッセージが届き、>>*11
  辺りをきょろきょろと見渡していたら、
  煙崎灰羅から声を掛けられた。>>158 ]

 うん、まだ起きていられそう。

[ ふにゃりと目を細めながら、
  卯木も彼に向かって手を振る。

  普段は喫茶店の朝の準備が早いこともあり、
  卯木は早寝早起きをモットーとしているが、
  いつまでゆっくりと話せるか分からないからと、
  多少の夜更かしならする覚悟はあった。 ]
 

(159) JITA 2023/11/25(Sat) 15時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ それから、煙崎灰羅が側に来たなら、
  もし彼がクリーム大福に興味がありそうなら
  「食べる?」なんて言いながら
  まだ残っている大福を勧めただろうが、

  いずれにせよ、
  向かいの席に座ることを勧めつつ、 ]

 中村さんと話して、何か変わることはあった?

[ 漠然とでもいいから
  行き先は決まっただろうか、>>*9
  と思いながら彼に尋ねてみる。 ]*
 

(160) JITA 2023/11/25(Sat) 15時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── ホテルロビー ──

 ホテルのメニューは分からないけれど、
 少なくとも中央カフェには
 和菓子のメニューはなさそうだったかな。

 おかげで作るのに苦労した。

[ 話の流れ的に、メニューとは>>162
  おそらく兎坂庵ではなく、
  ホテルのメニューのことだろうと思いつつ。

  それから、彼がコーヒーを啜って話し始めるまで
  卯木は黙って見つめつつ、 ]
 

(171) JITA 2023/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 るくあさんが人を操ることができたっぽいことは
 なんとなく想像はできたけれど……
 そっか。血の繋がり、なかったんだ。

[ 続く言葉に、卯木は目を見開いた。>>163
  話の流れとしては、
  元々血が繋がってないことを知っていたのではなく、
  あのノートを見た時と同様に、>>2:214>>2:215
  この島に来て初めて知ったのだろうと推測する。

  彼は煙崎るくあの復讐のために、
  ここまで大掛かりなことをしたというのに、
  その根幹が揺らいでしまっては
  行き先を見失っても不思議ではないなと、>>*9
  卯木は眉根を寄せる。 ]
 

(172) JITA 2023/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 そうだね。僕自身には関係ない話だ。
 でも、僕が気になっていることには関係あるよ。

 僕が聞きたいのは、
 『君がこれからどうしたいと思っているのか』
 ということだから、
 君自身には関係あることも
 できれば知っておきたいかな。

 まあ、話したくないことなら
 無理に聞こうはと思わないけれど。
 

(173) JITA 2023/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 断罪したいでも、受け入れたいでも、
  撥ねのけたいでもなく、>>163
  卯木はただ現実が上手くいくために>>71
  自分に何ができるかを考えたかっただけで。

  仮にそれが、煙崎灰羅にとって
  都合のいい展開であったとしても、
  それはそれで構わないと卯木は思う。 ]**
 

(174) JITA 2023/11/25(Sat) 17時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── ホテルロビー ──

 なるほど。
 るくあさんが人体実験した研究所には
 灰羅さんも所属していたのかな。

 当面は研究所のことを調べるって感じかな?
 たしかに、そういう実験を潰したいというのは
 きっとるくあさんも望んでいると思うし、
 いいんじゃないかなって僕も思う。
 まあ、あまりに過激なことをすると言われたら
 ちょっと賛成はしかねるけれど。

[ 特に隠し立てもなさそうに話される内容に、>>179
  卯木は納得したようにふむりと頷いた後、 ]
 

(184) JITA 2023/11/25(Sat) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 身の振り方、かあ。

 僕個人としては、今回に限っては
 警察とかから何かしら聴取を受けても
 適当に誤魔化してもいいかとは
 思ってはいるんだけれどねえ。

[ 卯木の中では、
  心が離れてしまうような案件ではなかった為、>>0:218
  自身に火の粉が掛からない限りは、
  請われれば協力しようとは思っているが。 ]

 まあ、死ぬつもりだとか言わないのなら、
 そこは君の判断に従うつもりだよ。

[ 彼の目線につられるように、>>180
  卯木も夜の暗闇を眺めながら、 ]
 

(185) JITA 2023/11/25(Sat) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 こんなに真っ暗に見えてもさ、
 いつか夜は明けるんだよね。

[ ぽつり、と一言呟いた後、
  すでに夜明けの気分になっていた卯木は、>>17>>18
  ほんの少し自分語りをしたくなり、 ]

 僕にはね、一回り年の離れた従弟がいたんだけど、
 4年と少し前に事故で亡くなってね。
 僕は兄気取りで接していたんだけれど、
 きっと彼から見て僕はいいお兄ちゃんじゃなかった。

 従弟が亡くなってから、どうして僕は
 従弟を支えられるような人間になれなかったのかなって
 ずっと後悔していたのだけれど。
 

(186) JITA 2023/11/25(Sat) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 この島に来て、君も含めて色んな人と接するうちに
 もう少し前向きに生きていけるような
 そんな気持ちになったんだ。

 だからといって、お礼を言うのは違うと思うから
 言わないけれど。

 でも、僕はこの島に招待されて、
 いいこともあったよって、君には知っていてほしいんだ。

[ 少しでも彼の心が軽くなればいいと思って、
  ふわりと微笑みながら、卯木は語りかけてみた。 ]*
 

(187) JITA 2023/11/25(Sat) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── ホテルロビー ──

 そっか。それなら良かった。
 死にたいなんて言われたら、
 僕はきっと君のこと殴ってただろうから。

[ 「死ぬつもりはない。」>>191
  そう明言されると、心から安堵して、
  軽く冗談めかしながらも、
  卯木は小さくため息を零す。

  それから、自身の過去の話をした後、
  短い頷きが返ってくると、>>192
  卯木もまたこくりと頷いて、 ]
 

(203) JITA 2023/11/26(Sun) 00時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 やっぱり出来がいい兄がいると
 反発しちゃうのかなあ。
 僕ひとりっ子だったからか、
 そういう感覚よく分からなかったんだよね。

[ まあ、そういう意味だと、
  兄としては出来は良くなかったのかな、と
  自虐の笑みを浮かべようとして、
  続く言葉に卯木の顔は目を丸くした
  きょとんとしたものに変わる。>>194 ]

 デカくて有意義……?

[ ただ、鸚鵡返しに繰り返す。
  正直、あまりピンとはきていない。
  けれど、もう必要以上に
  自己を卑下することはしないと決めたから──>>18 ]
 

(204) JITA 2023/11/26(Sun) 00時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 あの子もそう思ってくれてたなら嬉しいな。

[ 苦味など一切ない微笑みを浮かべながら、 ]

 これからも、君やみんなから
 デカくて有意義な存在だって
 思ってもらえるように頑張るね。
 ありがとう、サービス精神旺盛な招待主さん。

[ 礼を言わないといった舌の根も乾かぬうちに>>187
  手のひらを反すこととなったが、
  これは招待されたことに対する礼でないから、
  と内心で言い訳しつつ。

  席を立つ煙崎灰羅に「じゃあ、またね」と
  手を振りつつ、彼と別れた後は
  卯木は自室の305号室へと戻っていった。 ]**
 

(205) JITA 2023/11/26(Sun) 00時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 帰還後の兎坂庵につきまして ──

[ 銀島に救援が来た後、>>#3
  もしかしたら怪我などがないか調べるため
  病院で簡単な検査などをしたかもしれないが、
  特に問題のなかった卯木は
  早々に自宅に帰宅できたと思う。

  兎坂庵にて、今回の事件について
  従業員から「何があったのか」と尋ねられても、
  卯木は特に多くを語らず、
  迷惑を掛けたことを詫びるに留まった。 ]
 

(211) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ そんな風にバタバタとした日々を過ごしながらも、
  あっという間もなく9月になったため、
  期間限定の月見ハンバーグプレートを
  出す時期になる。>>3:300 ]

 お待たせいたしました。
 月見ハンバーグプレートでございます。
 ごゆっくりどうぞ。

[ 本日もお客様から入ったオーダーに応えて、
  料理を出す。 ]
 

(212) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 月見ハンバーグプレートは、
  真っ黒な皿の真ん中にはハンバーグが鎮座し、
  そこに牛ひき肉、トマト、玉ねぎ、人参、セロリ、
  赤ワインなどを煮込んで作った
  デミグラスソースがかかり、
  その上に半熟の目玉焼きが乗っていて、

  月見ハンバーグの左側には、
  兎の顔型に盛り付けた五穀米が、
  右側にはこれまた兎の顔型に盛り付けた
  ポテトサラダが、
  上側には、白髪ねぎのバター炒めが
  すすきに見立てて添えられている。 ]
 

(213) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ そういえば、9月中に間に合えば
  月見ハンバーグプレートを食べたいと
  坂理が言っていたなと、>>2>>3>>27

  ほんの少し前のことを思い出しては、
  はたして間に合うかな、
  と卯木は自然と笑みを浮かべるのだった。 ]*
 

(214) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 兎坂庵にて菊水との再会 ──

 いらっしゃいませ。
 菊水さん、ようこそお越しくださいました。

[ 菊水の姿を見れば、>>200
  懐かしさに卯木はふわりと微笑んだ。

  あのテーマパークで出会った時のような
  黒のワンピースを纏った彼女と違い、
  こちらは制服である
  常盤色の着流し姿ではあるけれども、>>0:12

  こうして再会すれば、
  あのテーマパークで過ごした日のことが、
  昨日のことのように思い出せる。 ]
 

(215) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 ふふ、下見ですか。
 それでしたら、次はご主人と共に来ていただけるよう、
 精一杯おもてなししないといけませんね。

[ 冗談めかしながら、注文を承ると
  一旦厨房へと引っ込みながら、
  白玉クリームあんみつは他の従業員に任せ、
  卯木は焙じ茶を入れる準備をする。

  温めた急須と湯飲みを用意し、
  茶葉を入れた急須に
  沸騰したばかりの熱湯を一気に入れて、
  30秒ほど蒸らすと、
  焙じ茶独特の香ばしい香りが辺りに漂う。 ]
 

(216) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 焙じ茶が出来上がったちょうどいいタイミングで、
  白玉クリームあんみつの盛り付けが
  完成したようだ。

  白玉クリームあんみつの器には、
  兎形にカットした林檎や白玉団子、
  苺、キウイ、蜜柑、粒餡、黒糖ゼリー、
  抹茶アイスが乗っていて、

  その横に黒蜜の入った小さな器を添えてある。 ]
 

(217) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 お待たせいたしました。
 白玉クリームあんみつと焙じ茶でございます。

[ 白玉クリームあんみつと湯飲みに注いだ焙じ茶を
  菊水の座るテーブルに運びながら、 ]

 それにしても、お互い無事に帰れてよかったですね。
 結婚式の予定などに、
 支障が出なかったのであればよいのですが。

[ 観覧車での会話を思い出しながら、>>1:296
  こうして島の外で再会できたことに
  人心地がつく気分になる。

  まあ、卯木に良い出会いは>>2:58
  残念ながら未だに訪れてはいないが、
  今のところそれは些事な問題であるから。 ]**
 

(218) JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/26(Sun) 02時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 回想:深夜の中央カフェ ──

[ 煙崎灰羅と別れ、自室に戻る前、>>205
  クリーム大福を乗せた皿を
  中央カフェに返さなければならないことに気づき、
  卯木は再びテーマパーク内へと足を進める。

  煙崎灰羅とは
  テーマパーク内で待ち合わせても良かったかも、
  と若干の後悔をしつつ、中央カフェに辿り着くと、
  テーブルに突っ伏して眠る青年の姿が>>254
  目に入った。

  その格好と顔つき、
  そしてホテルラウンジで話した時の声を思い出して、
  束の間の常連客に思い当たる。>>2:289>>2:290 ]
 

(272) JITA 2023/11/26(Sun) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 ああ、そういうことか。

[ 招待客とは全員顔を合わせたが、
  彼と似た風貌の人物はいなかった。
  おそらく彼は黒須なのだろう。

  合点がいったように卯木は頷いた後、
  皿を厨房にいるサポートロボットに渡し、
  それから、卯木は惑星の透かし絵の入った便箋を
  用意してもらうと、文字を書き始めた。 ]
 

(273) JITA 2023/11/26(Sun) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 続けて書く文章に、卯木は少し悩む。
  すげなく断られた誘いを思い出し、>>3:36
  余計なことは書かない方がいいかもと思いつつも、
  結局、卯木は自らの希望を書き記した。 ]
 

(274) JITA 2023/11/26(Sun) 16時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 彼が目を覚ましたら、こちらをお渡しください。

[ 黒須を起こそうとするサポートロボットを
  卯木はやんわりと止めつつ、

  真っ白な封筒に先ほどの便箋と
  お釣りの硬貨を入れ、
  月模様のシールで封筒の口を留めると、
  サポートロボットに手渡す。

  一方的な話を終えると、
  今度こそ卯木は
  ホテルの自室へ向けて足を動かした。 ]**
 

(275) JITA 2023/11/26(Sun) 16時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/26(Sun) 16時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 兎坂庵 ──

 ありがとうございます。
 他のお客様からも
 「何も考えずにホッと一息つきたいときによく来る」
 と、よく言われるのですよ。

[ 菊水の言葉に卯木はぺこりと頭を下げる。>>279

  兎坂庵は、祖父母の代から華美な装飾はせずに、
  お客様に安らぎを与える場所にすることをモットーに
  店を営んできたから、
  落ち着くという言葉は素直に嬉しかった。 ]
 

(291) JITA 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 はい。店の内装は和風の家具で統一して
 そこまで兎を押し出してはいないのですが、
 料理にはところどころに兎を入れているのです。

 ふふ、お口にあったようで何よりです。

[ かわいいという言葉に、>>280
  にこりと微笑みながら、
  口に含んだ後の感想には、>>281
  相好を崩して、安堵のため息を一つ。 ]
 

(292) JITA 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 おや、こちらが婚約者さんですか。
 たしかにお若いですが男前ですね。
 それに誠実そうな印象を受けます。

 ええ。ぜひ次はお二人でお越しください。

[ スマホの写真を眺めつつ、>>281
  幸せそうな姿を見ると、
  こうして無事に帰れて良かったと
  改めて卯木は思った。 ]
 

(293) JITA 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 島の誰かですか? そうですね──

[ それから、先日に坂理が来店して、>>234
  月見ハンバーグプレートを
  美味しそうに頬張る姿を眺められたこと、
  惜しみない感想をもらえて嬉しかったこと、
  そのとき坂理が座っていた席は、
  ちょうど菊水が座っている隣の席だったことを
  卯木は思い出深く話す。

  もし来店時に同伴者がいたり、
  島にいた誰かと連絡先を交換したりしたならば、
  その旨も合わせて菊水に話しただろう。 ]
 

(295) JITA 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 あの島では色々なことがありましたが、
 こうしてまた出会うことができ、
 お客様にもなってもらえるなんて、
 私は幸せ者だなとつくづく思います。

[ しみじみとした気持ちになって、
  卯木は嬉しそうに目元を細めると、
  こくりと小さく首を縦に振った。 ]*
 

(296) JITA 2023/11/26(Sun) 20時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 兎坂庵 ──

 ありがとうございます。
 メニューで兎を取り入れるのも
 可愛らし過ぎないかと悩みはするのですが、
 そう言っていただけますと励みになります。

[ 菊水の好みに合ったようで、>>308
  安心したように、ふわりと微笑みながら、 ]

 ふふ、仲がよさげで微笑ましいです。
 婚約者が急に音信不通になっては心配しますよね。

 ええ、本当に。
 こんな日常を送ることができて良かったと思います。
 

(311) JITA 2023/11/26(Sun) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 そうですね。
 今でこそ思い出話として話せますが、
 あの島では辛いこともありましたから。

 ただ、平穏な暮らしができる今だから、
 奇妙な縁ではありましたが、
 あの島で皆さんと出会えたことを
 ありがたいなと思えるのだなと思います。

 いつかまたこの店で
 あの島であった誰かと再会できるといいですね。

[ それまで、兎坂庵の経営が下り坂にならないように
  自分が努力しないといけないなと思いつつ、
  ふと、いつかはあの島にいたみんなで集まれたら、
  などと、そんな未来のことを卯木は想像してみた。 ]*
 

(312) JITA 2023/11/26(Sun) 23時頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

JITA 2023/11/27(Mon) 01時頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 兎坂庵 ──

 ああ、いえ。意外と思ったわけではないのですが。
 でも、そうですね。
 出会ったばかりですし、
 お互いにまだ知らないことも多いので、
 今後意外だと思うこともあるかもしれませんね。

[ さり気なさのあるかわいいものは好きらしい。>>378
  そんな情報を店長モードの卯木は
  頭のメモに書き留めつつ、
  また夫婦揃ってでも、
  何度か来店いただけると嬉しいなと思いつつ、 ]
 

(395) JITA 2023/11/27(Mon) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 たしかに。
 次に遠出するときは、
 ご夫婦で一緒に、ということになりそうですね。

 そうですね。危険もなかったですし、
 のんびりと非日常めいた休暇を
 それなりに楽しめたなと、私は思います。

 普段お話ししないような方たちとの会話は、
 なかなか面白かったですし。

[ 悪いことばかりでなくいいこともあった。
  あの日、煙崎灰羅に言った言葉は、>>187
  今もまだ卯木は撤回する気もなく、 ]
 

(396) JITA 2023/11/27(Mon) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 もし兎坂庵で年越しパーティとか何かを開催すれば、
 お客様が集まって、結果として全員と会える
 なんてこともあるかもしれませんね。

 お粗末様でした。
 いえ、こちらこそありがとうございます。

[ 「悪いことばかりではなかったわね。
   それがわかってよかった。」>>379
  菊水の言葉に卯木も「そうですね」と同意して
  こくりと頷いて。

  それから、いくつか会話を交わしたかもしれないが、
  菊水が帰宅するタイミングになると、
  卯木は「またのご来店をお待ちしております」
  と頭を下げただろう。 ]**
 

(397) JITA 2023/11/27(Mon) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── とある春の日・兎坂庵にて ──

[ 夏が終われば秋が来て、秋が終われば冬が来る。
  当たり前のように月日は流れ、
  煙崎るくあの命日も通り過ぎて。

  季節は暖かい春になり、
  お昼寝するのに心地よい時期になった頃、
  店休日の兎坂庵にて、
  卯木は煙崎るくあの特等席だった>>0:14
  中庭がよく見える席に座りながら、
  窓の外で咲き誇る満開のツツジを眺めている。 ]
 

(420) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 それにしても、君の好みを聞いていてよかった。>>1:*11
 じゃないと、お供えに困るという
 従弟のときの二の舞になるところだったから。

[ いつも通りに淹れたほうじ茶と、>>216
  こし餡を求肥で包んで兎型にし、
  小豆の甘納豆で兎の目を
  大福豆の甘納豆で兎の耳を表した大福を>>56
  向かいの席に用意した。

  当然、向かいの席に座る者など誰もいないけれど、
  卯木は煙崎るくあに語りかけるように言葉を紡ぐ。 ]
 

(421) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 人として生きる意志が無いなら、
 それは死人と同じ。
 その考え自体は僕の中では変わっていないけれど。

[ どんなに月日が流れようとも、
  彼女の生前に話したことを>>0:216>>0:217
  撤回するつもりはないけれど、 ]

 君は亡くなるその瞬間まで、
 一生懸命頑張って『生きていた』と僕は思うよ。
 

(422) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 誰かは自殺なんて罪だと糾弾するかもしれないし、
 誰かは逃げたと嘲るかもしれない。

 でも、自分ではどうしようもない状況の中で、
 君は必死に藻掻いて頑張っていた。
 少なくとも僕はそう思うから。

[ あの島にいた中でも
  ある程度でも真実を知った人なら、
  きっと同意してくれんじゃないかなって、
  卯木は少しばかり期待しながら、 ]
 

(423) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 ……こんな話を、君が亡くなる前に
 しておきたかったな。

[ 一瞬、後悔の感情が心に滲んで、
  卯木は目を伏せてしまったけれど、

  窓の外できらめく陽光が顔に射し込んで、
  卯木の顔は小さく綻ぶ。 ]
 

(424) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 もうこんな後味の悪い思いをしたくないからさ、
 似たような失敗を繰り返さないように
 たまには僕のことも見守ってくれると嬉しいな。

[ いつかこの春の心地よい温もりが
  過ぎ去ることがあろうとも。

  身を焦がして心が焼け果てるような夏も、
  凍てつく寒さに心が塞ぎ込みそうな冬も、
  いつまでも続くわけじゃないから。 ]
 

(425) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 苦い思い出も後悔も抱えながらも、
  卯木はまた前を向いて歩き出す。 ]**
 

(426) JITA 2023/11/28(Tue) 02時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 卯木が気付いた時には、全ての片が付いていた。>>463
  いや、片が付く前に気付いたところで
  卯木にできることなどきっと何もなかっただろう。

  だって、卯木は黒須ワの命を救うことなど、
  とうの昔に諦めていたのだから。>>2:389>>2:390 ]
 

(494) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── 冬の銀島 ──

 まったく、
 お互いに厄介事を押し付けられたものですよね。

[ 傍らにいるモナリザに苦笑を零しながら、
  卯木は久しぶりに銀島へと足を踏み入れる。 ]

 まあ、私の手が後ろに回らないなら
 別に協力は惜しむつもりはありませんが。

[ 骨壺を両手に抱えながら、>>463
  卯木はモナリザが初めて
  兎坂庵にやって来た日のことを思い出していた。 ]
 

(495) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ お月見のシーズンが終わり、
  茸の煮込みハンバーグや鯖といくらのお茶漬け、
  和栗のモンブランやサツマイモの茶巾絞りなど
  兎坂庵の期間限定メニューが変わる頃、

  大量の書類と骨壺を抱えたモナリザが、>>463
  兎坂庵を訪れた。

  和風喫茶の趣にはお世辞にも似つかわしくない
  近未来型ロボットに、お客様と従業員が
  困惑の声を上げる中、

  慌ててモナリザを兎坂庵の奥にある
  自宅スペースに招き入れた卯木は、
  そこで何が起こったのかを知ることとなる。 ]
 

(496) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 色々と大変でしたねえ。

[ 予約は事前に行っていたとしても、
  黒須が亡くなった後に
  実際に人とやり取りするのは生きた人間なわけで。

  おそらく黒須の家の者には
  一応は形ばかりの報告はしただろうが、
  当然の如く役に立たない彼らに
  期待できることはなく。

  卯木か、もしかしたら彼の住んだ家の大家かが、
  対面でのやり取りに
  駆り出されることになったと思う。

  そうして、諸々が落ち着いた頃、
  店休日に卯木は銀島を訪れて
  散骨することとなった。 ]
 

(497) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 黒須の死については、
  誰彼構わずに言いふらすことはなかったが、
  何かの話題で黒須の話になったなら、
  彼が亡くなったことと、
  銀島の権利書を託されたことを話しただろう。

  もし黒須の死を伝えた人がいたならば、
  銀島に散骨する旨も伝えたため、
  この日は卯木とモナリザだけでなく
  他に同行者もいたかもしれない。 ]
 

(498) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 卯木はモナリザと共に園内をひたすら歩く。

  ジェットコースター『宇宙遊泳』、
  プラネタリウム『銀の館』、
  サバゲーアトラクション『月面大戦争』、
  貸衣装館『星の夢』、
  メリーゴーランド『銀河の海賊』、
  コーヒーカップ『惑星パーティ』、
  お化け屋敷『宇宙病棟』、
  カプセルトイのある休憩所、
  中央カフェ、天の川ロード前休憩所、ホテル、
  もしこの日がクリスマスローズの種を植えた後で>>355>>393
  卯木がそれを知っていたのならその近くにも、
  少しずつ黒須の粉骨を振りまいた。

  こうして歩いていると、初めてこの島を訪れた
  夏の終わりを思い出しては、楽しさともの悲しさが
  心の中で混ざって落ち着かなくなる。 ]
 

(499) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 最後に訪れたのは観覧車。
  黒須が眠りたかったのは、
  きっとこの場所なのだろう。

  卯木は瞳を閉じて、
  帰還した日のことを思い出した。 ]
 

(500) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ メッセージの着信に気付いた卯木は、>>*18>>-720
  嫌な予感がして、近くにいた救援に来た人に
  一緒に黒須を探すように頼み込んだ。

  もしかしたら、卯木よりも早く行動を起こした人が
  他にいたかもしれないが、
  いずれにせよ、卯木は観覧車の前で倒れ込んだ
  黒須の姿を見つけることとなった。>>406 ]
 

(501) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


[ 「死ねば煙崎るくあに会える」と信じている人間に
  『会えるわけない』と言ったところで意味はない。

  卯木には全く理解できないけれど、>>0:217>>0:218
  たとえ死者に会えなくて、触れられなくて、
  自身の言葉が届かなくても、
  会いたくて、触れたくて、言葉を伝えたくて、
  それだけを信じて命を擲つ者も世の中にはいる。

  黒須の思考がどうだったかは卯木は知らない。
  けれど、何かしらの彼の信念を打ち砕けるとは
  卯木には思えなかったから、>>2:390
  彼が心変わりするかもしれないという、
  蜘蛛の糸のような可能性に縋るしかなかった。 ]
 

(502) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 君はここから何を見られたんだろうね。

[ 呟いたところで、
  あの日黒須が見たものは>>405>>406
  結局のところ分からない。

  卯木が観覧車から見つけたのは、
  こと座のようなシンボルマークだけ。>>2:28
  まあ、そもそもこれはこと座ではなく、
  あの隠し階段が開いたのは>>2:70
  偶然だった可能性も大いにあるのだが。 ]

 どうかな? これで君は満足できた?

[ 最後の粉骨を観覧車前に振りまくと、
  ざわめく木枯らしが辺りの景色を揺らす。 ]
 

(503) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 あと、これはお供え。

[ 観覧車の側の、風が当たらない場所に
  青薔薇と黄色いパンジーが飾られた
  鴇色の箱のボックスフラワーを置きながら、 ]

 じゃあね、黒須さん。

[ 最後に誰にともなく手を振ると、
  卯木はモナリザを連れて、銀島を後にした。 ]**
 

(504) JITA 2023/11/28(Tue) 19時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

── いつかの兎坂庵 ──

 いらっしゃいませ。

[ 来店した2人連れのお客様に、>>510>>519
  卯木は目を見開いた。
  帰還後は中村とも海透とも会わずじまいだったため、
  二人の仲は知らないままだったのだ。

  兎坂庵のお客様は
  皆年齢も高く落ち着き払っているため、
  有名人のお客様が来ようと、
  節度を保った態度で、
  特に騒がしくなることもなく、 ]
 

(521) JITA 2023/11/28(Tue) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 ご来店ありがとうございます。
 お忙しかったでしょうし、
 来ていただけただけでありがたく思いますよ。

[ おすすめの種類と言われ、>>510
  何にしようかと迷いはしたものの、
  海透の注文に合わせて、>>519
  結局、煙崎るくあの好きだったほうじ茶と大福を>>421
  彼らに振舞うことにした。

  中村綺羅之介関連でニュースになったのは、
  帰還したときの件だけで、>>512
  おそらく煙崎るくあの件では
  お咎めなしとなったのだろうと卯木は推察しつつも、
  卯木は特に何も尋ねることなく、
  初対面のときと同様、
  にっこりと柔和な笑みを浮かべている。 ]
 

(522) JITA 2023/11/28(Tue) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 お口に合ったようで何よりです。

[ 海透に大福を一口分ける姿に>>515
  色々と察した卯木は楽し気に顔を綻ばせながらも、 ]

 ここ、兎坂庵は、
 お客様にホッと一息ついてもらう場所ですから。
 まずは日常の疲れを癒しながら、
 落ち着いてごゆるりとお過ごしいただけましたら。

[ 何か話そうと思案しているように見える姿に、
  話したいタイミングでいいのですよ、とでも言うように
  ふわりと微笑みながらも。

  もし彼が一言二言でも何か話し始めたら、
  卯木は黙ってそれを聞き入るつもりだ。 ]**
 

(523) JITA 2023/11/28(Tue) 22時半頃

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