人狼議事


10 冷たい校舎村9

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【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  親がとても厳しかった誰か。
  俺は昔の悲しい事件は知らねえからさ、
  もう一歩、踏み込むことが出来なかったけど
  
  冷たい校舎で生まれ変わった者同士でさ
  いつか、ゆっくり話す機会があるんなら
  今度は頭撫でても怒らないでくれるかな。

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  美味しいクレープを焼いてくれる誰か。
  結局さ、何に悩んでたんだよ。
  いつだって飄々として、芯が強くて。
  
  だけどもし、誰かの力が必要ならさ
  いつだって飛んでくし、話聞くから。
  そん時はご褒美期待してる。特盛で。]

(443) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  真っ直ぐ、正しく導いてくれる、誰か。
  まさしく俺にとって恥のない友人だった。

  家の境遇なんて全く違うけどさ、
  どこか似ていた、俺たちの悩み事。
  あの日受け渡した誇りのバトン、
  もう少し未来にさ、続きの話、しようよ。

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  まるで月のような存在だった、誰か。
  泣き顔も悪くない、って肯定してくれたこと
  本当に、本当に、嬉しかったんだ。
  
  ねえ、もう今は寒くないかな。
  きみが笑ってくれるなら、
  何度だって「また明日」を交わすよ。]

(444) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  俺の日常に、当たり前に存在していた誰か。
  お前はそんなに気づいてないかもだけど
  いつもどおり存在しててくれるお前がさ
  俺、すっげぇ大事だったんだな、って。

  な、息苦しいときは、俺にも言ってよ
  お前のためにできること、きっと探すから。

例えば誰かのことを思い浮かべた。

  いつも馬鹿やって騒いだ、似た者同士の誰か。
  でも引導を渡したあとの俺らの姿はさ
  まだ互いに想像もつかなくって

  なんだよ怖いのかよ、俺もだよ。
  だからさ、また隣に居てよ。
  そんでさ、また。沢山の話を、しようよ。]

(445) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

[例えば誰かのことを思い浮かべた。

  無理して笑わなくてもいいよ、って
  俺に、言ってくれた誰か。

  きっと正反対なことも多いけどさ
  大丈夫じゃないって言うのが苦手なところとか
  俺にきっと似てるなあって思った。

  それに俺は気づいてないけどさ
  感情を隠して仮面を被って生きてるところとか
  辛い想い、痛い想い、しなくていいよって、
  そんなふうにみんなに対して思うところとか
  ………やっぱ、根本はきっと似てるよ。

  冷たい校舎から、一緒に出ることができたらさ
  まずはやっぱりそうだな。
  友達になって、くれるかな。]

(446) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

【人】 架空惑星 レン

 


  ……もう寝た?


[なあんて隣の誰かに声を掛けてさ。
返事があっても無くってもさ、ちょっと笑って
きっと「おやすみ」って、眠りにつくはずだ。

それからきっとすぐに眠った俺の姿は、
少なくとも空が白みだす頃までは、
確かにそこに、在ったはず。

雪雲の裏には淡い紫を湛えた鳩羽色の空
それでも雪は、まだ止みそうにない。]*
 

(447) 2021/06/13(Sun) 20時半頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 20時半頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 22時頃


【人】 架空惑星 レン

── ???・鳩羽 憐 ──

[寝る前にさ、思ったんだ。

朝起きたらさ、
いつもどおりの日常が広がってて、
いつもどおり、みんながいて、

なんだ、あの世界は夢だったんじゃんって
何事もなく過ごせたら良いなって思ったんだよ。]
 

(474) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 目が覚めるとさ、そこは紛れもなく、
 俺らの日常の、3年9組の、教室だった

 

(475) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 いや、確かに休憩室で寝たんだ。
 そこにはユーガもユキも居たはずだし、
 俺はここまで歩いてきた記憶もねーし。
 多分朝、ユーガが見た時にはさ、
 きっと俺、そこにいたはずなんだ。>>458

 黒板には昨日までのさ
 寄せ書きみたいなのが書いてあって。
 ああ、夢じゃなかったなー残念だなーって。
 そんなことを、思ったの。

 相変わらず寒いなあ。
 コート、貸したままなんだっけ。
 暖房、効いているはず、なのにな。
 

(476) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 でも、まあ、ここにいるのもさ、
 なんかあれだし、腹も、減ったし。
 廊下に出ようと、扉に手をかけようとしたわけ 


 『 ………… 』

 俺のクラス、こんな「ノブ」だっけ
 鍵穴がついてるドアノブが、さあ、
 3年9組の入り口になぜかついてるわけ。

 そして、俺、そのドアノブのこと知ってるんだ。
 だって、18年間毎日くぐった扉のドアだから。
 

(477) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 『 ああ、そっか 』

 なんとなしに見上げた時計は
 なぜか8:50を指したまま止まっててさ、
 昨日まで普通に動いてた秒針が、
 今居るここでは、止まってるわけ。
 そういうことなんだなあ、って思っちゃって。


 『 待っててよ、世界。
   もう少ししたら、向き合うから。 』

 向き合わなきゃいけないんだろ。>>219
 

(478) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 深呼吸を二度。
 それから、黒板に一度だけ戻って、
 チョークで何やら書き足せば、俺は、

 この世界の出口に繋がっている
   “住み慣れた家” の扉を開ける。


      『 ただいま 』


     それを迎えた声は、たったの1つ
     俺の、全然知らない女の声だ。
 

(479) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 住み慣れた家、住み慣れた玄関
 学校の廊下を踏み出したはずの俺の足はさ
 何故か今、土足のまま、自宅の廊下を歩く。

 こんなにうちの廊下長かったかなー
 まあいいや、こんなもんだろ

 そんなことよりさ。

 
    あんた誰だよ
    ああいや嘘、ごめん
    知ってんだ。だって。
    俺に、よく顔が似てるから。
 

(480) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

    『 似てる? 』

   知らない女は
   知らない顔で、俺に振り向く
   
  『 あんた今ひどい顔してる 』  

   あんたなんかに、似てないよ
   ここは、私の家だから

   あんたは一体何しに来たの?

   知らない女は
   知らない顔で、俺に云う

 

(481) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 だって、俺は、
 そう言いかけてから

 自分がどんな顔してたのか、忘れちまった
 自分がどんな暮らしをしていたのかを
 自分がどんなふうに生きてきたのかを

 
    階段を駆け上がる
    自分の部屋がそこにはあるはずで
    そこにはちゃんと
    18年間の俺の、俺、おれ、オレは

 

(482) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  なあ 本当の俺ってどんなやつだっけ?

 

(483) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 自分の部屋の扉を開ければ、がらんどう
 姿見がひとつさ、置かれていて
 俺、自分の顔、見たわけ。


   ──── 顔が、無かった


 目も鼻も口も、もちろん眼鏡も
 なあんもない、真っ白なのっぺらぼうの人形


      『 ああ。そうか
        これは、今までの俺だ。 』
 
 

(484) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
 俺はさ、
 いつだって笑っていたかった
 だけど怒るときだってあったし
 泣き顔だって見せられるようになった

 そんな泣き顔を、悪くないなんて
 言われたことだってあったんだぜ

 知らねえのかよ、
 もう俺、こんな酷い顔じゃない。

 大丈夫。最後に笑わせてやるからさ。
 

(485) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   カチカチカチ、と
   傍らから拾ったカッターナイフ
   使い慣れない刃物を俺は手にする
   使い慣れない刃物で俺は顔を削る

   がり がり がり

   痛ぇなあ
   笑顔を作るのってさ、
   こんなに痛ぇんだっけ

   がり がり がり

   痛ぇ、まじで痛ぇ
   しかもあんまり上手くねぇなあ

 

(486) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   がり がり がり
  
   くっそ痛くて手が震える
   こんなに痛えなら、傷つけるのを辞めたい。
   こんなに痛えなら、笑うのを辞めたい。

   だけどさ
   のっぺらぼうのまんまじゃ
   みんなに引かれちまうだろ
   
   笑ってる鳩羽憐が、望まれてるんだろ
   笑ってる鳩羽憐を、俺が。望んでんだろ
  
   なあ。今までの 俺。

 

(487) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  『 憐れだなあ 』

 

(488) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  出来上がった顔がさ
  あまりに酷い出来だったから
  俺は、思わず、泣いたよ。

  もう、血しかさ、出ねえけど。
   
  痛みに耐えて、血の涙を流して。
  それでも無理やり笑顔を作って。
  本当の俺はのっぺらぼうだ。

  だけどさ。
  そんな俺とはもう、サヨナラ。
  あまりの痛さに意識が薄れてきたんだ。
  そろそろさ、俺、行かなくちゃいけない。

 

(489) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
  大丈夫、安心してほしい。
  今そこで死んでるのは俺じゃないよ。

  のっぺらぼうだった頃の俺。
  痛みに耐えて、泣かないふりして、
  カッターナイフで笑顔を作っていた頃の俺。

  誰かの頭の中に、置いていってごめんな。
  こんな俺でも、覚えていてくれたらさ、嬉しい。
  俺だって、ずっと覚えてるからさ。

  今までだって、これからだって。
  写真の中に、たとえ写ってなくたって。

  本当の俺はさ、そろそろ、行ってくるわ。
  戦わなくちゃいけない現実に。
  たったひとつの、未来に繋がる扉を開けて。
 

(490) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

 どうか、本当に好きなひとに好かれますように
 どうか、本当の好きを見つけられていますように
 どうか、好きな生き方で自由に息ができますように
 どうか、──────────。


 どうか、偽らずに、本当に好きなものを。
 誰かの代わりなんかじゃなくて、自分のものとして、
 ずっとその手の中に、たくさん収めていけますように。


     俺にもさ、ちょっとくらい祈らせてよ。

 

(491) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

   向き合いたいんだ、
   自分と。家族と。誰かと。

   寄り添いたいんだ。
   誰かに。家族に。自分に。

   こんなさ、酷い顔じゃあなくって
   ホンモノの顔のほうがさ
   もっと格好良く、笑えるだろ?
   もっとちゃんと、祈れるだろ。

 

(492) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

     ああでも、もし赦してくれるなら
     それでも、時々、泣きたいな。
     そしたら誰か、傍にいてくれるかな。

 

(493) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
  当たり前の日常を、いつもどおりに。
    それでも懸命に息をしている、誰かとか。
  
  助けてって手を伸ばすことを
    いまも、ためらっている、誰かとか。

  クラスのことを誰よりも想って
    まっすぐ正し、導いてくれる、誰かとか。

  きっと今頃、本当の「すき」と
    ようやく向き合うことができた、誰かとか。

  楽しい時も悲しい夜でも、
    一番近い場所で共感してくれる、誰かとか。

 ─── ううん。
     ここで共に過ごした9組のやつらなら
     誰が隣に居てくれたって、うれしいな。
 

(494) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

  キーンコーンカーンコーン…………


    冷たい校舎が また動く
    時計の針が、ひとつ進む音を聞く
    刻まれただけの作り物の笑顔では
    光の先の誰かの姿は、映せない。
    
    それでもホンモノの俺はきっと、
    動き出した未来で、待ってるよ。

 

(495) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

── 残された冷たい校舎で ──

[ 3−9の扉の外に、土足の靴の跡が続いている。
  それは三階へ向かう階段へと伸びており、
  階段の先の教室へと続いている。

  文化祭では衣装部屋として使われていたのだろう
  殺風景な教室の中に、姿見が1つ置いてあり
  その手前で、鳩羽憐は倒れている。

  制服、裸足に上履き、いつもの姿。
  眼鏡はどこにもなくて、勿論土足じゃない。
  のっぺらぼうの顔には、刃物で目と口を模した
  あまり上手ではない「笑顔」が刻まれている。

  眦から溢れた大量の血液が、涙のように、
  床を、濡らしていた。
  傍らには、カッターナイフが落ちている。 ]
 

(496) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 
[ それからもう一つ。
  3-9の教室の黒板の目立つ場所に
  ひとつだけ「寄せ書き」が増えている
  目立ちたがりの誰からしい、
  やたら主張した、綺麗じゃない字。
  署名はなくとも誰のものかは、すぐ判る。

  
  『 じゃあな、いってくる! 』


  そしてその言葉の意味を知っている友は、
  この世界には、おそらくもう、居ない。 ]
 

(497) 2021/06/13(Sun) 23時頃

【人】 架空惑星 レン

 

[ もしも8:50にさ、
  その部屋に誰かがすでに居たのなら
  多分「文字は急に現れた」はず。

  まるで今までそこに誰かがいたように。
  白いチョークが宙から落ちて、床を汚した。 ]**

 

(498) 2021/06/13(Sun) 23時頃

架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 23時頃


架空惑星 レンは、メモを貼った。

2021/06/13(Sun) 23時頃


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