人狼議事


29 constellation

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視点:


【人】 学園特警 ケイイチ

大和と珊瑚はお茶漬けのサービスを花婿花嫁自ら参列者たちに行う。

ほっこりする素晴らしい行事だ。味付けは勿論珊瑚がしたんだよね?

僕と康生は升タワーをすることにした。シャンパンタワーの和風バージョンだ。

といっても注ぐのはお酒ではない。
升にはドライアイスが入れてあり、僕と康生が二人で大きな手尺にて水を差し入れるともくもく白い煙が立つ演出だ。

中々に派手で盛り上がっただろう。

僕の両親も兄も、康生の両親も。みんなが喜びに溢れていた。*

(146) 2023/11/20(Mon) 21時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 21時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

─乾恵一戦 コックピットにて─

[「感謝してよ」と乾恵一の声がする>>139。それに応える者は居なかった。私には見る事が出来ないが、確かに彼は敵を押さえ込む所まで行ったのだろう。事実だけを捉えれば、命を懸けて地球を守る為に戦った英雄ではある。]

[だが、口汚く敵を罵りながら犯す姿を見て、手放しに称賛出来る者は、このコックピットには居ない様だった。各個人の胸中までは推し量れないが、理由は嫌悪か、畏怖か。もしかしたら、康生を放置したまま声を弾ませ称賛を強請る彼に憤りを感じる者が、私以外にも居たかも知れない。]

[称賛を得るのを諦めたのか、彼は康生を捜し始めた>>140。……捜し始めた? 妙だ。視力でも失ってない限り、いや失っていたとしても、位置の見当くらいは付くだろうに。疑問を感じると同時に、気配が近付き仰向けにされる。だが抱き留められるでもなく、康生は床に転がされたままだ。そして、信じられない言葉が響いた>>141。認識出来てない? ──康生を? お前の為に全てを擲った、この子を?]

(147) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


ぅ、…………ッ、あ!

[何やら喚きながら、頭を踏まれる>>142。激痛に意識が引き戻されたのか、康生が微かに呻いた。だが、何かを言う前に蹴り飛ばされる。幾ら事件を伏せようと、この時点で康生の大怪我の原因が何なのか、コックピットの全員が察しただろう。]

[────その時だった。康生の目が開いたのは。]

(148) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

ぃ、た…………痛い……。
頭も、脚も、心も。全部全部痛い。
声がする。 ────この声は、知ってる。

俺に痛いことして来る奴の声だ。

頭、痛い。踏まれてる。嫌だ。痛い。もう無理。いやだ。
俺、がんばったけど。限界だ。限界なんだよ。
もう、痛いのは嫌なんだ。

助けてくれ。 ……助けて。
助けてよ、俺のこと。

父さん、母さん────────ヶ、

(149) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


た、……たすけ、て…………とう、さん……。

[視線がふらふらと彷徨い、何も無い中空で留まる。そのまま、両腕が其方へと伸ばされた。傍目には、苦痛に耐えかねた康生が父親へと助けを求めた様に見えただろう。そうであれば、まだ私は、胸が圧し潰される様な想いをし、自らの無力を嘆くだけで済んだだろう。]

[……だが、違う。単に私に助けを求めるなら、手は伸ばされるのではなく胸に当てられる筈だ。私が中に居るのは康生が一番よく知っているし、実感もしてくれていたのだから。]

[つまり今の康生は、それすら忘れてしまう程に壊れてしまったか、或いは幻覚でも見ているか。その両方かも知れない。「康生、私は此処だ。此処に居る。お前の一番近くに」と強く脈打てど、康生がそれに気付く気配は無かった。]

いたぃ……ゃ、やだ。ひとり、やだ。
とーさん、かぁ、さん……、…………。

(150) 2023/11/20(Mon) 21時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[その時だ。唐突に、康生はふにゃりと笑った。心から信頼する相手に向ける笑顔を、誰も居ない虚空へと向けて。]

あ、ケイだぁ。
……ぉれ、いま、すげーいたくて、さ。

たすけて……たすけてくれよ、ケイ。
ひでーことするやつから、おれのこと────たすけて。
そんで……そばにいてくれよ。
ずっと、いっしょに……、…………。

[……きっと、この視線の先には“彼”が居るのだろう。康生の親友で、康生の事を愛し、守り、傍に居てくれる存在が。康生を理解し、弱ったら支え合え、信頼に応えてくれる相手が。]

[──あんな屑ではなく。**]

(151) 2023/11/20(Mon) 21時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 21時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 21時半頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 22時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー僕の闘い/終章ーー

記憶ーー人間の記憶は分類するなら新しい記憶と古い記憶に分けられる。

まず、日常的な出来事や勉強して覚えた情報などが海馬という脳の部位に一度ファイルされ整理整頓される。これが新しい記憶だ。

その後、記憶が蓄積して古くなると大脳皮質という部位に貯められていくと解明されている。

実はこの海馬は非常に壊れやすくデリケートな性質を持っている。

恐怖やプレッシャーといった強い精神的ストレスを受けたり、酸素が不足すると働かなくなるのだ。
つまり、古い記憶は消えなくとも海馬にある新しい記憶は消えてしまう。

(152) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

僕は弱虫だ。康生に対して「死ぬ覚悟が、闘う覚悟が出来た」と言ったが、心の底では本当は怖かったのだ。

ロボットなんて動かせない。
絶対ちゃんと出来ない。
敵ロボットも恐ろしい。

怖い、嫌だ、怖い怖い怖い!

ーー僕は強い強いストレスを受けて海馬を破壊され、記憶の混濁を起こした。

康生に傷を負わせた事をすっかり忘れてしまった。
それは僕にとって忘れたい重荷だったから。

僕に残ったのは、僕をひたすら愛する都合のいい彼だけ。

康生にどうしても愛されたくて、愛して欲しくて僕は虚勢を張った。
精一杯強い自分を演じた。

(153) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

彼を愛していたのは嘘じゃない。本当に僕は彼を、心の底から。

ただ僕はーー弱かった。
弱い精神を揺さぶられたら、どう足掻いても棄てきれない自虐と自責の念や、隠していた暴力まがいの性欲が表面化するのは当たり前だった。

弱く、醜く。
誰にも好かれず振り向いて貰えない自分。

たった独り、彼だけは。
自分を偽っても手に入れたかった。

助けて欲しかったすがりたかった、愛して欲しかったーー。

僕らは二人で力を合わせても独りにすら満たなかった。
弱くて小さな子供がただ、身を寄せ合い泣きじゃくっただけ。

だからーーもう。
互いを支えることも救うことも叶わない。

(154) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

これがパイロットという運命に巻き込まれ、互いに想いを伝えきれずすれ違い、傷つけあい、弱さに飲まれた僕らの結末。

終わりが近付く。

(155) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

床に転がる芋虫まがいは、脚で蹴ると反応した。
生きてはいたか。

“それ”は両腕を伸ばすと何やら譫言みたいに呟いている。
誰かをしきりに呼んでいた。
両親?

「芋虫の親はちょうちょか?
ちょーちょ、ちょーちょ。菜の花にとまれって?ハハッ!」

笑い飛ばしたら、芋虫が顔を上げた。僕の事は見ていない。その視線は虚空を漂う。

「ーーあ?」

“ケイ”

そう僕を呼ぶのはこの世にただ一人。
僕の最愛、僕の恋人、僕のーー

助けて?傍にいて?

(156) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

それはまるで康生が僕に救いを求めるような。よう、な……

「ーー……止めろ。」

肩を震わせ、僕は喉から声を絞り出す。

「その名で僕を呼んでいいのは、コウーーコウだけだッ!」

何かが弾けた。僕の中で。
大切なものが崩れて砂のように。

僕は仰向けで天井に腕を伸ばす”ソイツ”に馬乗りになった。
反射的に頚を鷲掴む。最初は両手で行ったが右肩に痛みが走った。

「ーー、ッ」

中学時代、野球をしていた僕はオーバーワークが理由で肩を壊した。
先程敵ロボットに対する攻撃を失敗したのも、アストロの体勢が崩れたのもすべて右だ。

ーー僕はとっくに壊れていた。

(157) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

無意識に右を使うのを拒む僕は。

しかし、左手だけで十分だ。
こんな細い頚を締め上げるには。

「……コウみたいに僕を呼ぶな、コウのふりをするか、お前なんか知らない、僕は知らない!」

万力を込める。骨を砕く勢いで圧をかける。

(158) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

「目障りなんだよ。

ーー死ね。」

(159) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

何故だろうか。僕は。
“それ”の頚を絞めながら泣いていた。

涙が止まらなかった。
片目からはらはら溢した涙は包帯を濡らす。止めどなくただーー落涙。

誰かが僕を制止しようと駆け寄って来たが、それは間に合わなかった。
僕を止められなかった、という意味ではない。

ーー敵ロボットが動き出し、アストロに攻撃を加えた。
至近距離の一撃は、アストロのコア、つまり僕らがいるコックピットを正確に貫く。

スクリーンいっぱいに目映い光が広がる。一瞬の出来事に誰もーー何も出来ない。

(160) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

始めに神は言った。
『光あれ』と。

僕らは光から産まれて、光に還っていった。

全てがーー消えた。**

(161) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 22時半頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 22時半頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

怖い。こわい。父さん、母さん……ケイ。
どうして、誰も助けてくれないんだよ。

苦しい。声が出ない。やめてくれ。
嫌だ。死にたくない。ひとりでしぬのはいやだ。

 くるしい
            いきが
   なんで  ど
         う し   て
  たすけ て
         ゃ だ
 こんな  ゃ
        っ    に
   あ
      あ  しぬ
             な  ら

 ──── ケイに ころされたかった な
 

(162) 2023/11/20(Mon) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[その瞬間、何が起こったのか。]

[理解する間も無いまま──私達の宇宙は、消滅した。**]

(163) 2023/11/20(Mon) 23時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 23時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 23時頃


超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2023/11/20(Mon) 23時頃


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