31 私を■したあなたたちへ
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「 私たち、本当にお揃いね 」 **
(97) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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―現在―
モナリザ>>@0からの案内を受け、携帯端末は使えない事を把握する。 代わりに「アポロ」と呼ばれる端末を受け取る。
「アプリって一つ一つサービスごとに入れてくのうっとうしいから、 それはいいんだけど…」
こんな最果てのような孤島で、夜には一丁前にパレードがあるというのもなかなかのものだ。 見たところ、そんなに従業員もいなさそうなのだが…
「あるいは全部自動化されてるってことなのかしらね…」
(98) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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軽やかで楽し気な音楽は流れているけれど、あまり客の姿は見えず、従業員もやはり見えない。 ただ広い敷地の中に、ぽつんと人が点々としている。 こうなると、一人で来た身、なかなか楽しみようもない。 この歳だと、楽しめるアトラクションも限られている。 少なくともジェットコースターに一人で乗るというのは…
「…こういうところなら、まあ。」
入ったのはプラネタリウム。「銀の館」と書かれた場所に入ってみると、 映画館のように腰かけて鑑賞するのとは少し違うようだけれど、回廊型の施設の中で 周天の星空を楽しめるようだった。 これなら、まあ一人でも楽しめる。 外の人影はごくまばらで、この中にも僅か。
(99) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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「こんにちは。…あなたも招待を?」
話しかけたのは、同じくプラネタリウムで星空を見つめる青年。 歳は一回り下のようだったから、男性と言えど、普段相手にしている生徒に近い年頃の分、話しかけやすかったのかもしれない。
ともかく、一人でいると自分がどうしてここに呼ばれたのか、そればかり気にしてしまいそうだったから。人と話したかった、というのが正直なところだった*
(100) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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「銀の館――は屋内プラネタリウムか。 涼しそうだけど、暗いし動画映えはしないなァ。 いっそ並ばなくていいならジェットコースター 乗っちゃう? イっちゃう?
……いや、髪吹っ飛んだらヤバイ。」
近未来的なチューブの中を、ほたほたと当途なく歩く。半透明の色硝子越しに見る世界、陽射しは半分ほどに遮られ、チューブ内はひんやりと心地良い温度に保たれていた。多くはない招待客のために園内の空調もフル稼働なんて、贅沢なことだ。
「生配信中だったら、 どのアトラクションに行くか コメントでアンケート取れるのに。」
曲がりくねり分岐する通路を、カメラ片手にマップも見ず足の向くまま。
(101) 2023/11/15(Wed) 23時頃
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彼女と過ごした日々は。 陽だまりの中で見た夢のようだった。
同じ物がたまたま二つあったから。 それだけの理由で購入したマスコットは少し不格好で。 揃いのタンブラーは、君が好きな色かもわからない。 しかし、ほうじ茶を傾けて語らう時間は、 …… それでも、温かかったのだと思う。
穏やかな時間の流れに身を委ねて 確かなものを何一つ掴むことのできない。 ぬくもりの中で、ただまどろむような記憶。
(102) 2023/11/15(Wed) 23時頃
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部活を用いて上下関係を示すのに失敗した俺は、 結局のところ、何にもなれなかったのだろう。 俺達の距離は、交わることのない平行線だった。
最後まで「煙崎さん」と「坂理くん」のまま。
「 ああ、そうだね。 」
どんなに近くても、重なることはない。 彼女の言葉に鏡合わせのように静かに微笑んで、>>97 知って知らずか、煙崎るくあとの別れを終える。
(103) 2023/11/15(Wed) 23時頃
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そうして迎えたのが、現実なのか夢の続きなのか それすらもわからないままに。*
(104) 2023/11/15(Wed) 23時頃
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[目の前の女の子は、驚くほどすんなり返答してくれて。>>86 続く言葉の内容もほぼ自分と同じ状況だったので、少し表情が和らいだ。]
あ、ビンゴだ。 るくあちゃんのお友達なのかなと思って。僕は1人だよ。 他にだーれも見かけないから、どうしたもんかなと思ってた。
[少女と話している真っ最中だったか。 突然、園内の音楽が消えると同時に、巨大ホログラムが空に浮かぶ。>>#5 目の前の彼女の背後に浮かぶ煙崎るくあの顔を見て、”え!?何!?”と、思わず声をあげた。]
(105) 2023/11/15(Wed) 23時半頃
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「 ええ、こんにちは。 招待というと …… 」
瞬きに、包まれて。 背中にかかる声は女性のものだったから。>>100 振り向く時、無礼を承知で若干警戒をした。 道を歩いているだけで、 見知らぬ他人に連絡先を求められることもあったから。
しかしその心配も杞憂に終わっただろう。 年齢が一回り年上に見えたからではない。 もっと歳を重ねた相手からの告白を受けたこともある。
なんのことはない。 招待、と口にする女性の唇が、 穏やかな線を描いてるように見えたから。
(106) 2023/11/15(Wed) 23時半頃
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「 …… ええ、煙崎さんから。 高校が同じだったんです。 」
それだけだった。自分たちを示すのは。 恋人同士という偽りを除けば クラスメイトでなければ学年も違う。 友人というにも首を傾げる。
「あなたは?」と。 そんな頼りない関係を濁すように、 目の前の人に対して言葉を向けた。**
(107) 2023/11/15(Wed) 23時半頃
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[るくあのホログラムが紡ぐ言葉はホラーめいているが>>82、顔も音声も、まるで生前のるくあそのものだった。どこかから配信でもしているのでは、と思えたが、そんな筈もない。 何せ彼女は───数か月前に亡くなっているのだから。
るくあが最後まで話し終えると、ホログラムはパッと消えてしまい、先刻までと同じ遊園地の軽やかな音楽が流れ始めた。
少し呆然として、目の前の少女と顔を見合わせただろうか。]
………何? 今の………
(108) 2023/11/15(Wed) 23時半頃
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[歌舞伎で怪談劇を演ったこともあるが。 今見たそれは、演劇やそれに準ずる娯楽と同列に語ってはいけないものという気がした。この遊園地の季節イベントというわけでもないだろう。多分。 実際に死んだ少女が、関わっているのだ。 と言う事は、ホログラムの彼女が語った内容は──。]
殺された、って言ってた? それに……
[ ”犯人が死んだら出してあげる” ”この意味、分かるわよね” ]
(109) 2023/11/15(Wed) 23時半頃
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───つまり……犯人を探せとでも言いたいわけ?
えぇ……?そういうコト……?
[帰れないって何?勘弁してよぉ……とか何とかひとしきり素のまま呟いて、最後に、思い出したように付け足した。]
あぁ、ええっと……僕は綺羅(キラ)。 ちょっとさ、一緒に状況整理しよ?
[そう言って、その辺にある椅子を彼女にすすめた。]*
(110) 2023/11/15(Wed) 23時半頃
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── ジェットコースターに乗る前 ──
おや、密星さん。こんにちは。
[ 密星から声を掛けられると、>>89 卯木はふわりと微笑みながら会釈した。
彼女とは、煙崎るくあと一緒に 兎坂庵に来店されたときが初対面で、>>90 もし彼女が珈琲や紅茶に 慣れていないという話を聞いたならば、 緑茶やほうじ茶もお出しできると 提案したこともあったかもしれないけれど。
煙崎るくあの死からは顔を見ていなかった気がして どこか久しぶりに顔を見られたことに 卯木は安堵の気持ちで小さく息を吐いた。 ]
(111) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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ええ、そうです。 私も煙崎さんから招待状を受け取りまして。
[ どうやら密星も招待を受けたらしく、>>89 この不可解な状況について どう話したものかと卯木も思案し、 いっそのこと直球で、
「死者からの招待状を受け取る 心当たりはありますか?」
と尋ねようかと思っていたら。 ]
ああ、はい。楽しそうではないですか?
[ ジェットコースターに乗る旨を告げると 驚きなのか困惑なのか 判断しかねる反応を返された。>>91>>92 ]
(112) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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はい、では行ってきますね。
[ ご武運を祈られるということは、 密星が一緒に乗るということもないだろうと、 卯木は柔和な笑みを浮かべたまま アトラクションへと足を進めた。
ジェットコースターに話が逸れて、 この島に呼ばれたことについて つい話しそびれてしまったが、 きっとまた話す機会もあるだろうと このときの卯木は簡単に思っていた。 ]
(113) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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[ それにしても、密星はジェットコースターの存在を 初めて知ったような口ぶりだった。>>92
兎坂庵で話した時も、 どこか浮世離れした印象があったが、 実は箱入り娘なのだろうかと思いつつ、 足を進めるとジェットコースターはもう目の前に。 ]*
(114) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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── ジェットコースター ──
[ はたして、卯木と一緒にジェットコースターに 乗った者はいただろうか。
何はともあれ、卯木が座席に座って VRゴーグルを装着すると、 デフォルメされたキャラクターが このアトラクションについて説明してきた。
内容はサポートロボットと重複していたが、>>66 どうやら、このジェットコースターに乗った人は、 宇宙船に乗り別の星まで移動するツアーに参加した という設定らしい。 ]
(115) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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[ それにしても、このVRのキャラクターは うっすらと見覚えがある気がしないでもないが 煙崎るくあに所縁のあるキャラクターなのだろうか。
などと卯木が思っていると、 車体がゆっくりと前進を始めたようで、 慣性の法則で体が僅かに後方に傾いた。
コースターが動き出すと、 VRに映し出された宇宙船の船窓の景色も だんだんと移り変わり、 VRのキャラクターが添乗員のように、 「あそこに見えるのは木星で〜」などと 案内し始めた。
圧倒的な映像美に、本当に平和な宇宙旅行を 楽しんでいる気分になったところで── ]
(116) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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うわっ?!
[ そこはやはりジェットコースター。 平穏な走行は案の定すぐに終わりを迎え、 いつの間に車体がレールの頂上まで登っていたのか 急にコースターが坂道を急降下していく。
VRの説明では、どうやらアウトローな宇宙人に 宇宙船を攻撃された、という設定らしい。
それから、コースターは急上昇と急降下、 急回転を繰り返し、 VRの景色は敵の宇宙人から逃れるために、 宇宙船が縦横無尽に駆け巡っているようで、 船窓の外の世界は、 まるで大量の流れ星が流れているように 星の光が前から後ろへとヒュンっと流れていく。 ]
(117) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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[ VRの景色をじっくり眺めていると 人によっては酔うかもしれないな、と 卯木が思っていると、コースターのスピードは だんだんとゆっくりになっていく。
どうやら、そろそろゴールのようで、 VRの中でも、無事に敵の宇宙人を撃破でき、 なんとか目的地まで到着したようだ。
最終的にたどり着いた場所は、 綺麗な花々が溢れた泉のような水辺で、 太陽の光が燦燦と降り注ぐ美しい星だった。
というストーリーを最後まで聞き終えたら、 いよいよ車体は徐行から停止に動きを変えた。 ]
(118) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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[ なかなか楽しいアトラクションではあったけれど、 個人的にはジェットコースターよりも、 じっくりと宇宙の景色を眺める方が もっと楽しめたかもしれない。
などと卯木は思いながらも、 別のアトラクションはどんな感じなのだろうかと このテーマパークに興味が湧き始めていたが── ]*
(119) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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── 煙崎るくあの登場 ──
[ それはどのタイミングだったか。 テーマパーク内の音楽が突如途絶え、 煙崎るくあのホログラムが現れたかと思ったら、>>#5 自身が殺された旨や、>>82>>84 この島に閉じ込められた旨を話し始めた。>>83
この場所に来てから 一度もスマホを見ていなかった卯木は、 このとき、初めて圏外の文字を確認した。 ]
(120) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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それはつまり、招待客の中から犯人を捜して、 僕たちが殺せってことかな? 君を殺した誰か以外の人間に殺人者になれと?
[ 険のある口調から放たれた言葉に>>85 卯木の言動は、いつの間にか 喫茶店の店主が常連客に対してするものから、 30代の青年が女子学生の無茶ぶりを 窘めるようなものへと変化する。
実際のところは、 殺人犯がその他の招待客のために自殺したり、 招待主が殺人犯を殺して、 招待客は無罪放免ということも あり得るかもしれないが、 無実の人間に殺人犯になれという話なら、 さすがに理不尽な要求だと卯木には思えた。 ]
(121) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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[ おそらく卯木の問いかけに答えることなく 煙崎るくあの姿は消え、 何事もなかったかのように、 静寂なテーマパーク内に音が戻る。>>#8 ]
さすがにこの状況で遊ぶのは控えたいかな。
[ 遊べという提案か皮肉か不明なものは>>85 丁重にお断りすることにして、 とりあえずは、密星や他の招待客を捜して 今後の方針を決めた方がいいかもしれないと、 卯木は園内を歩き回ることにした。 ]*
(122) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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「こんにちは。」
声を返してくれた青年は、歳自体は確かに自分より一回りは下と見えた。 青年というよりは、少年でもまだ通るかもしれない。 煙崎さんとおおむね同年代というところだろうか。彼女が生きていれば…だけど。 それと、実際顔を見て、おお、と思わず感心してしまうくらいには、彼は顔が良かった。 顔だけなら実際婚約者より大分上だろう。
まあでも、もちろん男の価値は顔だけで決まるものではないんだけれど。 ただ、落ち着いて話ができそうな雰囲気であるのは好ましかった。
(123) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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「そう…やっぱり…煙崎さんからの招待で来たんだ。 彼女の高校の頃のお友達…? それなら、他の人達もそういう事…煙崎さんの知り合いになるのかしらね。」
まず、気がかりは一つ解決したらしい。 友達と言っているけれど、あるいは元彼氏?まあそこはどちらでもいいか… と自分だけで納得していると、逆に彼に>>107問い返された。 至極もっともな疑問だ。
「ああ、ごめんなさい。 私は…彼女の中学の頃の担任。菊水 三紗(きくすい みさ)。 もっとも、先生だったのはもう前の話だけどね。 彼女にも、ずっと会ってなかったし。」
(124) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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そこまで口にしたのは、やっぱり私自身、この招待に合点がいっていなかったから。 彼もそうだろうか。だから、私は次にこう続けた。
「あなた、煙崎さんと高校は一緒だったのよね。 …一つ聞きたいのだけど。
彼女が死んだっていうのは、本当?」**
(125) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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[るくあちゃんの友達>>105というのには、小さく頷いて。
そうして話をしていると、突然、園内の音楽が途絶えて、 目の前の男性が驚いた様な声を上げる。 その視線が私の背後を見上げる様に、ズレた様に感じたので、振り返って見上げると、 そこには、るくあちゃんの姿が浮かび上がっていて。>>#5]
――……るくあちゃん?
[そのホログラムの唇から、紡がれる言葉を聞いて。]
えっ。 ……犯人?
[るくあちゃんの言葉を、状況を、飲み込めないまま、ホログラムはふっと消えて。 少しの間の後に、音楽が再び流れ始めるのを耳にした。]
(126) 2023/11/16(Thu) 00時頃
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