31 私を■したあなたたちへ
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― 園内・中央カフェ前 ―
[これから、どうしたら良いのか分からないけれど。 とりあえず、喉の渇きに気付いたので、カフェに行ってみると、 そこには、先客の姿が見えて。>>71]
[一人だろうか、誰かと一緒なのだろうか。 辺りを見回しても、他に人の姿は見えない様だけれど。]
……えっと。初めまして。 ……貴方も、ここに招待された方、ですか?
(72) 2023/11/15(Wed) 21時頃
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「あ゛あ゛ぁぁぁっつい!! んだけど!!」
だらだらとウィッグと額の合間から汗が絶え間なく噴き出てくる。ファンデーションもがっつりUVカット効果の高いものを選んできたが、SPF30代では焼け石に水だ。アイラインまで溶けだしてないか何度も確認して、ぶら下がった環状惑星型のピアスをピンと弾いた。 冷暖房の行き届いた室内での撮影ならいざ知らず、そもそも今日の服装は晩夏の炎天下では自殺行為だろう。肌色面積で安易に視聴数を稼ぐのは信条に反すると、スパンコールの星々が賑やかに光るハイネックシャツは、喉から襟元までピッチリ隠している。萌袖丈のアウターは鮮やかなベリーピンクのグラデーションにラインストーンのストライプ。ホットパンツからにゅっと伸びた素足は、膝下からデコラティブな厚底ブーツに覆われて、多分めっちゃ蒸れている。
――熱暴走しそうなほど、暑い。
時折潮風が通り抜けていくのがまだ救いだったが、それだってお肌にはあまりよろしくはない。
(73) 2023/11/15(Wed) 21時半頃
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「他の客が居なくてガラッガラなのは、 撮影はし易いんだけどなァ。
夏の遊園地なんて、 インドア派の行っていいところじゃない。 ボクが迂闊だった、甘く見てた。」
制汗シートをそっと顔面に押し当ててから、憎々し気に頭上の太陽を仰ぐ。 とにかく少しでも涼しいアトラクションへ。けれどズブ濡れになるのはNG。日陰に移動してデバイスの試運転がてら園内マップを物色していたら、ふと誰かの視線を感じた(>>58)。 ほんの一瞬だけ、サングラス越しに交錯する眼差し。面立ちを判別するには至らず、此方も目礼一つですぐに顔を逸らす。
「落ち着け。 どうせ、ボクが"誰か"分かる訳がないし。」
招待状は、両親が離婚する前の、中学生までの自分の名宛てで届いていた。現在の配信者としての華美な擬態と一致させることは、ほぼほぼ不可能だろうと高を括ってはいるが。それでも尚、不吉な悪寒を感じて心拍数は不規則に上がっていく。
(74) 2023/11/15(Wed) 21時半頃
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遊園地。 人気デートスポットとして1位には上がらなくとも、 ベスト10くらいは入るんじゃないか。 そこへ俺と煙崎るくあが共に訪れたことはない。
生活範囲内の人間さえ偽れれば良かった。 なら学校関係者と出会うことの稀な遊園地は、 単純にコスパが悪い。
放課後に、デートと称した寄り道をする間柄。 スマホのやり取りが甘さ含むことはなく。 休日の約束も当然しなかった。
俺が知る彼女などほんの一部でしかない。 それを申し訳ないと思う必要もなかった。 思えば歪な関係だった。
(75) 2023/11/15(Wed) 21時半頃
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俺と付き合っていることで、 煙崎るくあは不愉快な思いもしただろう。 気になる異性に恋人がいると聞いて、 素直に引き下がるのは善良な部類。
対面するならそうでない部類。 なのにそんな様子を見せることもなかった。
俺が彼女について知ることは決して多くはないけど。 …… 嘘が上手なひとだったのだと思う。
(76) 2023/11/15(Wed) 21時半頃
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── 銀の館 ──
「 …… へぇ。 」
しばらくぶらついた後。 訪れたのは、ゆっくりと見て回れる場所。 『銀の館』と看板に書いてあったそこは、 館全体がプラネタリウムになっていると言えば 想像しやすいだろうか。
俺には朧な知識しかないが、映されているのは おそらく実在する星座を模したものだろう。 散りばめられた輝きの位置に覚えがあった。
星に詳しければ、深い物語や 細かな設定を楽しむことができるかもしれない。
(77) 2023/11/15(Wed) 21時半頃
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そうではない俺は、鈍く輝く銀色の空を 歩くことしかできないが。
それでも綺麗だな、と。 目を細めて感嘆することくらいはできただろう。**
(78) 2023/11/15(Wed) 21時半頃
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[よく冷えた黒烏龍茶を半分ほど飲み干したところで、不意に声をかけられた。>>72 一瞬胸のサングラスに手を掛けるが、視線の感じから正体バレしたわけでもなさそうだ。それに───。]
初めまして。 招待、うん。 知り合いから、正式オープン前のお披露目ってことで招待状を受け取ってね。
[煙崎るくあの名前を出していいものかどうか、少し迷って、取り敢えず暈すことにした。が。 この高校生くらいの女の子は、まさに、るくあちゃんの学友なのでは?と思えたので。]
……僕は煙崎るくあさんに招待されたんだけど。
[もしかして君も?とでも言いたげに、首を傾げて眼を覗き込んだ。]*
(79) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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遊園地内を流れていた音楽が途絶え、
巨大なホログラムが空中に浮かびあがる。
女性の顔をしたそれは、見覚えのある――死んだはずの煙崎るくあの顔だ。
園内の様々な場所で再生されているのだろう、
どこにいても視認することができた。
(#5) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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『 ようこそ、私のだいすきなあなた達。 いつかね、皆と一緒に集まって、遊びたいなって 私、ずっと願っていたのよ 』
(80) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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『 …………。 だから私はとても辛い。 ・・・ 私はあなた達、あなたのことも すきだったのに。
――――どうして、 』
(81) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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『 あなたは私を殺したの? 』
(82) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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音声が流れる。
るくあの顔をした像の唇から、あたかも彼女が喋っているように。
哀しみを湛えた顔で、招待客を見渡すよう眼球が左右に泳いだ。
(#6) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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『 …………悲しくて、哀しくて憎らしい。
ねえ、気づいてるでしょう? ここって周りには海しかない孤島なの。
携帯は使えなくしといたわ。 船? 今更港に戻ったって何もありはしない。 つまり、島に閉じ込められたってわけ 』
(83) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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声音は突如険のあるものに変わる。
るくあの顔のまま、少し首を傾けて、声は続く。
(#7) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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『 私がどうして死んだか知ってる? 心臓マヒなんて嘘。 私は殺された。ここに招待された、 あなた達のうちの誰かにね 』
(84) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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『 私を殺した犯人が死んだら、 あなた達をここから出してあげる。 この意味、分かるわよね?
それまで、ここで、この素敵な遊園地で 遊んでいるといいわ 』
(85) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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ホログラムは不意に消える。
少しばかりの沈黙のあと、途絶えていた音楽が再び流れ始める。
軽やかな音楽は、今しがた聞いた内容のせいか、
先ほどより空々しいものに聞こえたかもしれない。
(#8) 2023/11/15(Wed) 22時頃
この中に煙崎るくあを殺した犯人がいる。
犯人は誰なのか。
また、この閉ざされた状況で、
あなた達はどのような行動を取るのだろう。**
/*
全員の入村ありがとうございます!
【予定通り11/16 23時半開始いたします】
【犯人役は村建てがランダムで決定し、更新後にお伝えします】
(#9) 2023/11/15(Wed) 22時頃
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[話しかけてみると、言葉が返ってくるよりも先に、なぜか手が動いて>>79。 胸元のサングラスに触れたけれど、それをかける様子もないので、小さく首を傾げて。]
[問いの言葉には、肯定が返ってきたけれど。 少し逡巡する間の後に続いた言葉と、問う様に首を傾げる仕草を見て。 眼を覗き込まれると、少し緊張して、ぱちりと瞬いてしまったけれど。]
……私も、るくあちゃんの名前の招待状を受け取りました。 ……同じ、ですね。
[もう少し、話を続けても迷惑ではないだろうか、と。 同行者が居ないか、もう一度辺りを見回して確認して。 お一人ですか?と、言葉でも確認しつつ。]
(86) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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お披露目、って書いてあったので、 着いたら、何か説明とか挨拶とかあるのかなって思ったんですけど。 特に、何も無いみたいですね。
私、ここで人を見たの、貴方が初めてで。 ……まだみんな、着いていなくて、 招待客が全員揃ってから、始まるんでしょうか。 何時に何が始まる、とか、説明は無かったですよね?
[何か見落としているかもしれないので、そう問いながら、小さく首を傾げた。*]
(87) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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―― ギャラクシー・ランド:案内板 ――
[モナリザに案内されたのは、案内板の前だった。 大きな看板に、敷地の全体像が描かれている。 興味の赴くままに、立ち止まって見上げてみる。
木々の上に頭を出すロケットのような塔だとか 波打つようなジェットコースターの走行ルートが 此処からでも遠目に確認できたので、 あれは何という名前なのか、何処にあるのか。 忙しく案内板とアトラクションに顔を行き来させて ひとつひとつを照合してゆくたびに どれから乗ろうかと楽しみが積み上がる。
それにしても、聞いていた話と少し違うのは 世界観に合った衣装を着た多数のスタッフや 着ぐるみのキャラクターたちが見つからないこと。 おかしいな?とは思えども、 遊園地のスタンダードを知らないから、 異様性に気付くまでには至らない。]
(88) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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[大体の位置を頭に入れて振り返ると、 敷地の中には幾人かの姿が見えた。 招待状が私にまで届くぐらいなのだから きっと同様のお客さんは多いのだろうと思っていたが 意外に疎ら。10人そこそこ…否、7、8人? 顔を見ることができたのはそのうちの極一握りだ。]
………あら?
[現時点で数少ない来場客の中に、 見知った人の顔を見つけて思わず声を上げた。 会釈をすれば会釈を返してくれて>>65 人違いでないことに安堵する。]
店長さんじゃないです? 店長さんも………るくあさんの招待でここに?
(89) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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[卯坂庵は、るくあがよく 保健室に顔を出してくれていた頃に、 お気に入りのお店だとして教えて貰った喫茶店だ。 帰り道などに、先生も是非、なんて言われて、 私も何度か足を運ばせて頂いていた。 珈琲や紅茶の味には恥ずかしながら疎いのだが 美味しいでしょ?とるくあに覗き込まれると うん、と頷いて微笑みたくなるような 柔らかな美味しさだったことを覚えている。
るくあの死の報が齎されてからは、 何となく足が遠のいてしまっていたが――]
(90) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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[在る筈のないるくあの名前が招待状に在ったこと。 見たところそう多くもない招待客の中に 我々が含まれたことに何の関連性があるのか。 この人はどう考えているのだろう。
しかし、 るくあの名を久しぶりに口に出したものの、 故人である彼女の話題を持ち出しあぐねて。 どこに向かう所だったのかと何となし見れば 店長さんの背後には大規模なジェットコースターの姿が在って。]
えっ…… あっ、れに乗っちゃうんですの?
[何度か言葉を交わした程度の間柄でしかないが 彼に対しては、声色に表情、お店で作り上げる メニューに至るまで、柔和な印象しかないというのに。 印象とかけ離れたチョイスに驚きを隠せずに問う。]
(91) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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じぇっとこーすたー、というものですね。 大変なスピードが出る乗り物なのでしょ? 頑張って、というのも変かもしれませんが、
……ご武運をお祈りします。
[乗りたくて乗りに行くかのような足取り。 余程楽しい乗り物なのだろう。 水を差さないようにとるくあのことは後にして 応援だけ送り、見送った。*]
(92) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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……はぁ、びっくりしました。 遊園地は人をアグレッシブにさせるのかしら。 ……遊園地上級者との高い壁が……
[胸に手を当てて息を吐く。 人の少ないうちに貸衣装スタジオあたりで 宇宙人の扮装でもしよう、そう思って 賑やかな地帯から離れようとしていたのだが]
[―― 不意に、音楽が聞こえなくなった。>>#5 メイン通りから離れたからではないことは直ぐに解った。 空中に浮かび上がるホログラムが形作るのは、
生前の姿そのままの、煙崎るくあだった。*]
(93) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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■回想:偽りの彼氏彼女【坂理 柊】
彼との”交際”は案外長いものとなった。 「つきあおうか?」何かの会話のついでみたいに、 零された言葉。
彼の瞳が映し出すものが愛しい相手ではないことに、 私は気づく。 そして、まぎれもなくその事実に満足した。 坂理くんほど引っ切り無しではないにせよ、 何度か告白の類を受けることはあった。 中学時代に純朴な少年に告白をされて 短い期間つきあったこともあるが、 私はその少年に見合う感情を返すことができなかった。
(94) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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それ以降、いわゆる恋人同士の関係になることはなく、 そうなるつもりもなかったのだ。 「私には”キラ様”がいるもの」 問われることがあれば、至極当然というように答えて。
「 坂理くんのこと、先輩って呼ぶのはシャクだな。 それに、帰宅部だしね 」
これまで通り、坂理君と呼ばせてもらうね。 そういって、また可笑しそうに笑い合った。 私がいることで、絨毯爆撃みたいな怒涛の告白を 逃れることができて、彼は気楽でいれたように見える。 どうだろう? 彼の本心を、結局最期まで聞くこともなく 知らないままだったから。
(95) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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お揃いの熊のマスコットを揺らして、 色違いのタンブラーを誕生日に贈り合って、 和風喫茶でほうじ茶を飲んで、 理想のカップルを体現したようなお似合いの私たち。
心地よい嘘に包まれて、 踏み込まずに深入りせずに 聞き心地のいい言葉を伝え合う。 穏やかな、偽りの日々。
彼も、同じように心の底から 満足しているのだと思っていた。 だから、最後に会ったその日まで淡い微笑みを向ける。
(96) 2023/11/15(Wed) 22時半頃
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