人狼議事


28 僕等(ぼくら)の

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【人】 地道居士 エニシ

[何戦か遊んだ頃だろうか、僕は本当に何気なく質問をしてしまう。]


 ………そういえば柊木がしてた指輪、揃いで買ったの?


[乾と康生の結婚式のことなど知らない僕は、ただの好奇心で聞いた。
康生の話題は、乾自身が>>23"喜んで"と言っていたので振ったけれど、そのひとことが無かったら、名前をだすことも控えただろう。
乾はどの辺まで話してくれるだろうか。少しでも聞けたなら。もう少し踏み込むことは可能か?]


 ……乾は元々男が好きなのかな。
 ……って、何を聞いてるんだろう、本当に知りたいのはそこじゃないのだけど。ごめん……好奇心。


[失礼な質問ならごめん、と付け加えた。大事なことなので二度謝る。]*

(50) 2023/08/21(Mon) 15時頃

地道居士 エニシは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 15時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー日野病院/康生の母親Cーー

[そして僕はついに、明日香さんに康生がコックピットの操縦席に座ることになった事を話す。]

 操縦席と言っても、普通の黒の椅子じゃないんです。

 多分…契約した人物の思い入れがある椅子?なのかな。

 そうだ、変な事がありました。康生くんはそれまでベッドに座ってたんだけど、彼の番は友達と交代して、肘掛け付き書斎椅子に座ったんです。

[僕は椅子を説明する。すると明日香さんはは、とした顔をして。]

『それはお父さんの椅子だわ…』

(51) 2023/08/21(Mon) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 …じゃあ、コウが…康生くんが言ってた、『呼ばれてないけど次は僕』は。

『そうね。お父さんが選ばれて。二人で闘い…お父さんが亡くなり、同じ身体を共有する康生もーーそういう事だと思うわ。』

[僕は漸く理解した。それから、アストロが転んだ話、緊迫した戦闘を語る。

明日香さんは自分が戦闘の邪魔をしてしまったことを悔いているようだ。]

『康生が家出してから気が気でなくて…家を飛び出して駆け付けてしまったの。

今考えると本当に馬鹿ね、私。……あの子とお父さんは身を呈して私を護ってくれたのね……』

(52) 2023/08/21(Mon) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[僕は明日香さんの手の甲に、掌を重ねる。

僕はほぼ全てを彼女に話したが、最後彼が敵パイロットが乗るコアを破壊した事だけは告げなかった。

告げる必要は、ない。]

 戦闘が終わり、彼の胸に触れた時ーーもう、鼓動が聴こえなくて。

 あれは、パイロットであるお父さんが先に旅立ったんだと……お父さんは最期の瞬間まで、彼と一緒でした。

『ええ、ええ、そうね…』

[涙する明日香さんと僕は。同じ大切な存在を失った僕らは。

同じ涙に暮れる。]

(53) 2023/08/21(Mon) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

『ありがとう、話してくれて。

ーーそれで。あなたが康生を愛していて、二人がパートナーになったと私は思っているけど。

あなたは何か私にして欲しいこと、ある?』

[僕は少し考えてから、言った。]

 彼が産まれてからの思い出を聴きたいです。アルバムとかあるなら、見せて欲しいです。

『ええ、ええ。それは勿論。』

[そこで彼女は居ずまいを正して。]

(54) 2023/08/21(Mon) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

『恵一くん。私、あなたの事を息子だと思うわ。

だってあの子はあなたのパートナー…ええと、ウェディングドレスを着たなら妻になったんでしょう?

なら、康生の旦那様は私の息子。ーー家族よ。』

[彼女が広げる両腕に飛び込む。また、涙が溢れる。]

 う、う……コウ、コウ。

『もっと泣いていいの。怖いと言ってもいいのよ。康生もね、しっかりしすぎてたまに私は困ってしまったけど。

ーーいいのよ、甘えて。』

[暫し、僕は彼女の寛容に浸る。明日香さんはどこか、彼と似た匂いがする気がした。おうちの匂いかな。]

(55) 2023/08/21(Mon) 15時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

『ーーそれで。あなたは次のパイロットに選ばれたのよね。』

 はい。

『……おかあさんとして、言うわ。

どうか、あなたの信じるように、して頂戴。』

[それは奇しくも僕の父さんの言葉と同じだった。]

 わかりました。

[僕は彼女に然りと頷いたーー。]**

(56) 2023/08/21(Mon) 15時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 15時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー自宅/縁士ーー

[縁士が僕を知らないように、僕も縁士を知らない。

元々天文部員ではなくクラスも違う、合宿からの付き合いだからお互い無理はない。

彼の印象は木訥だ。
合宿ではAと仲良く線香花火する姿が印象に残っている。

喧嘩した時は意見が正反対だった。康生が敵コアに対峙した時にかけた言葉も。

何もかもが違いすぎる僕ら。]

(57) 2023/08/21(Mon) 16時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[だが、僕らは同じくパイロット候補であり死の運命にある。

合宿に参加などしなければ巻き込まれなかったはずとも思う。

彼が異常に勝利に拘る理由は、きっと家族である祖父母、双子の兄弟が大切だからなんだろうか。

ーー僕は。

彼を知らない。何もかも。]

(58) 2023/08/21(Mon) 16時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 水ね、わかった。最近僕はこの珈琲を飲んでるよ。

[海辺デートの際に康生が飲んでいた銘柄を愛飲している。

僕はコップに水を汲んで彼に渡した。]

 父さんと母さんは、アメリカに留学している兄さんの所にいるんだ。

[だから二人きりだよ…と後ろ手に扉の鍵を閉めたりはしないから安心して欲しい。

僕の全性欲は康生にしか向いていないし、彼がいない今はもう、誰に向くこともないだろう。]

 そうなんだ。僕は兄さんとたまにゲームするぐらいだから、あんまりゲーマーじゃないんだ。

 中学までは野球馬鹿だったし。

(59) 2023/08/21(Mon) 16時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[なんて話ながら、彼が合わせてくれるらしいからスマブラを遊ぶことにする。

どっちかが場外に落ちたら負け。わかりやすいゲームだから。

ちなみに僕は大して上手くない。上手いのは兄だ。よって、初めてスマブラをやる彼と僕はいい勝負だった。

ゲームをする僕の左手薬指にはリングが光る。また、首からは小さなロケットをぶら下げている。随分アクセサリーまみれになったものだ。

彼の質問には、一瞬手を止めて。左手の手の甲を目の前に翳す。ピンと延ばした指に嵌まった指輪は存在を主張した。

彼は、此処にいる。]

(60) 2023/08/21(Mon) 16時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 ……うん、そうだよ。
 僕たちはーー

[恋人とは言えない。パートナー?違う。事実を伝えよう。]

 お互い好きだった、から。

[とても短い言葉に想いを集約した。が、その次の質問に僕はこけた。座りながらだが思い切りこけた。]

 なッ…ちが、違うよ!
 僕はコウが好きだっただけだッ
 もしコウが犬でも猫でも好きだったッ

[猫なら可愛いな!!]

(61) 2023/08/21(Mon) 16時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

 コウが女子だったらーーいや、正直あのウェディングドレスは女子より似合ってたし可愛かったしあの柔らかな唇って、何を言わせる?!

[彼は何も言わせていない。]

 兎に角僕はノーマルだッ

 そりゃコウが健康な身体ならキス以上のあんなそんなを朝な夕なシたかったよ?!

 縁士だって好きな相手とかいるだろ、抱き締めたりキスしたいなんて思わないか?

 性別など些細ッ

 好きになった人がーーたまたま、同性だった。
 それだけ。

[聞かれたことの三倍は答えた。]*

(62) 2023/08/21(Mon) 16時頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 16時頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 16時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

ー柊木君の葬儀ー

[乾君から柊木君のお葬式の連絡が来たのは、グループLINEで、個人的にあれこれとしている最中だったと思う。
もう葬儀場ではなく自宅で、それも内々にひっそりと行うらしい。
まだ使える葬儀場も少なくなっていたし、ずっと予約が埋まっているから、今では、この街ではどこもそんな感じかもしれなかった。]

 『ありがとう、行きます。』

(63) 2023/08/21(Mon) 18時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[返事は手短に、当日はいつもどおり制服で。

柊木君のお母さんは綺麗な人だったし、柊木君も眠っているみたいに綺麗な顔のままだった。柊木君の代わりにアストロを動かしていたというお父さんの写真も飾られていたから、二人にしっかりと手を合わせて、内心で感謝を伝えた。

みんなとも言葉はかわしたけれど、誰も言葉は少なくて、きっと言葉少なのまま、その場を先生や天道君とともに後にしたのだと思う。

乾君も、柊木君の残されたお母さんにとってはもう身内なのだなって、斎場に向かうのだろう二人の姿を見ながら、そう思った*]

(64) 2023/08/21(Mon) 18時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

ー乾君とのLINE>>44>>46>>47

[彼からの返事は、思いの外早く来た。書かれていたことは、私にとっては大分意外なものだった。もう少し、怪しいと思ったから触ったフリで済ませた、みたいな答えを想像していたから。縁牙君についてはなおさら、正直言ってかなり意外なものだったけど]

 『ありがとう、率直に答えてくれて』
 『天道君は、ハロや七星君と知り合いだったんだ』
 『驚いたけど、それなら納得いく』

 『縁牙君のことはすごく驚いたけど』
 『最初からそんな人、ここにはいなかったんだね』

[クラスメートの瑠璃川さんは合宿に来ていなかったし、クラスメートの縁牙君だと思っていたのは縁士君だった。そして、縁牙君という人自体が私の錯覚の中にしか存在していなかった。]

(65) 2023/08/21(Mon) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 『そっか』
 『私が契約する必然性って、どこにもなかったんだ』

 『ありがとう』
 『聞きたいことは最低限聞けたかな』
 『大丈夫、乾君にもしものことがないなら』
 『後は私で終わりだから』
 『天道君は、ハロと元の地球に帰れるんだよね』
 『よかった』

 『直接会って話すのもいいね』
 『これとは関係ない話になると思うけど』
 『ハロが女の子なのは知ってるよ』
 『ありがとう、じゃあね』
 (おじぎをするクマ)

(66) 2023/08/21(Mon) 18時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 じゃあ私は…… 
 本当にこんな風に死ぬはずじゃなかったんじゃない…

[LINEを終えた私は、七尾さんが亡くなった夜みたいに何かに当たったりはしなかったけれど。

きっと、またそのままずっと泣いていた。
取り繕ってはいけないのに、天道君やハロに対して恨みなんかはもうないのに。
いや、ないからこそ、天道君やハロにはその思いをぶつけることはできなかった*]

(67) 2023/08/21(Mon) 18時半頃

【人】 地道居士 エニシ

──本郷さんへのLINE──

[本郷さんに送った自分のメッセージを見返して、僕は慌てて付け足しLINEを送ろうとしていた。入力している途中で、彼女からの返事が来て。先にそちらへの反応を送る。]


 💬
 なんかLINEで駆け足で送っちゃって、これ信じてもらえるのか?と思ってたけど、うん、……ありがとう。

 そうだね。弟も僕も、この地球にはいなかった…
 近い世界だから、重なってる部分もかなりあるんだけど。
 ……逆に本郷真弓さんが、僕等の地球にいるかもしれない。


[僕とAとハロが通っていた海神高校も、この地球には存在しなかった。ただ、日暈学園はほぼ同じ作りで同じ場所にあったから。何か昔、前身となるものがあって、枝分かれしたのかもしれない。]

(68) 2023/08/21(Mon) 18時半頃

【人】 地道居士 エニシ

[それから、付け足しで送ろうと思っていた一文を。]

 💬
 あ、えっと

 「もしこの地球でパイロットが足りなくなれば僕が契約する」って書いたけど、それは本心なんだけど、
 ハロには内緒にしておいて……
 ……怒られるから。


[最後に前回と同じ🐹を貼って、送信した。
本郷さんが、僕とのLINEの後でひっそり泣いていたなんて、予想もできないまま………]*

(69) 2023/08/21(Mon) 18時半頃

地道居士 エニシは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 18時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 19時頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーーみんなと康生を見送るーー

[僕と明日香さんが一緒に行った康生の葬儀にはみんなが参列してくれた。

縁士はじっと康生のお父さんの遺影を眺めていた。>>43]

 縁士、君が座っていた椅子は、お父さんの椅子だったよ。

[彼はそれを既に知っており、康生と示し合わせて交換したわけだが、僕はその事実を知らないからそう伝えた。

じゃあ縁士の椅子がない、とまで僕が考えないのは、もう僕がそういう事に興味を無くしていたから。

僕は彼が未契約者であるのを知らぬままコウ大好きラブラブ号に搭乗するだろう。]

(70) 2023/08/21(Mon) 19時半頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[真弓にも勿論お礼を述べる。明日香さんに真弓を紹介したりした。僕と明日香さんは、康生という絆で結ばれた家族だ。>>64]

[加賀先生には明日香さんは『息子がお世話になりました。先生、色々ご配慮ありがとうございました。』と深々頭を下げる。

なお、康生の遺影は僕と明日香さんが二人で様々な彼の写真から選んだものであった。

みんなに見送られて。
康生の肉体はお父さんの心臓と共に、天国へと旅立っていった。]**

(71) 2023/08/21(Mon) 19時半頃

学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 19時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

ー加賀先生とのLINEー

 『ありがとうございます。』
 『そこまで急ぎではないんですけど』
 『会議ですか?お疲れ様です』
 『わかりました、A町の派出所横の喫茶店ですね』
 『明後日の16時くらいでもいいですか?』
 『お待ちしていますね』
 (窓の外を見るクマ)

[喫茶店で話なんて、こんな時でなければもっと嬉しかったのかな。
そんな風に思いながら、指定した時間頃に喫茶店に入っていた。
席は一番隅の、目立たない辺り。少しレトロな雰囲気の喫茶店。
私にはその方が都合が良かった。]

(72) 2023/08/21(Mon) 20時頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

[先生が来たら、立ち上がって軽く手を振り、席を促す。
席に着いてくれるのを待って、メニューを差し出す。

私の服装はと言えばこんな時でも制服姿で、でもネクタイと校章は最初から外していた。最初から私服でなかったのは意図的なもの。
こんな時だし、多分他の来客がいてもあまり気にはされないだろうか]

 すみません、先生。わざわざ足運んでもらっちゃって。
 何にしますか。
 私は…カフェオレで。
 コーヒー、あんまり得意じゃなくて。
 それで…

[何から話し出すべきか。少し考えて、]

 ……噂で聞きました。
 先生の事、責任問題になるかもって。
 …学校、離れちゃうんですか。

[ぽつりと、噂に聞いたことから切り出した。]

(73) 2023/08/21(Mon) 20時半頃

雲水 ハロは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 20時半頃


【人】 白銀∴秘星 マユミ

 相談したいこととあうか…話が2つあって。

 1つ目は、…先生に話すのも違うのかもしれませんけど、
 個人的な、家のことなんです。
 ……私、まだ両親に話せてないんです。
 合宿から今までのこと、
 アストロに乗らないといけないこと。
 乗ったあとのこと。

 話さないといけないのはわかってるんです。
 もう時間がないのも。
 でも、何て言えばいいのか分からなくて。
 柊木君の所みたいにわかってもらえる自信がなくて、
 どうしたらいいのか… それが一つ。

[届いたカフェオレを口に運んで、少し沈黙した。]

(74) 2023/08/21(Mon) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 2つ目は、こっちが本題なんですが…
 次のパイロット、乾君が選ばれたのは
 先生も知ってますよね。
 
 天道君から聞いたんです、
 彼はハロと同じ地球から来たから
 アストロと契約してないんだって。

 だから、このまま行くと、
 最後の一戦に乗るのは絶対に私です。

(75) 2023/08/21(Mon) 20時半頃

【人】 白銀∴秘星 マユミ

 それがどういうことなのか。

 最後の一人が何をするのか、私はハロから聞きました。
 
 加賀先生は……知ってますか。

[こんなに早く、自分の涙腺が緩まってくるとは思わなかった。
先生の顔をまともに見られない。
なんとか堪えようとしながら、前を向いてそう告げた*]

(76) 2023/08/21(Mon) 20時半頃

白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 20時半頃


白銀∴秘星 マユミは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 20時半頃


学園特警 ケイイチは、メモを貼った。

2023/08/21(Mon) 20時半頃


【人】 学園特警 ケイイチ

ーー最期の旅行@ーー

[いよいよ僕がコックピットに転送されるまでの時間は少なくなった。

明日香さんと康生の思い出を語り過ごす時間はとても幸せだったが、僕には、死ぬ前にもう1つやりたいことがあった。

ーーそれは。]

 ここが成田空港か…広いな。
 え、搭乗手続きとか大丈夫かな、僕。

[僕はアメリカにいる両親と兄に逢いにいくため、空港に来ていた。

独り言を呟きながらロケットを握り締める。

『大丈夫だって〜ケイは心配性だな!』

(77) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[ふと。

そんな声が聴こえてーー僕は振り返る。

当たり前に、そこに彼はいない。いるはずが、ない。]

 そ、だよな。いるはずないんだ、彼はーー。

[『いるよ?ケイどうしたんだよ〜俺が見えてないのか?』

まただ。また聴こえた。僕の胸が激しくドキドキする。

キョロキョロする僕は挙動不審だったろう。

兎も角搭乗手続きだーー]

(78) 2023/08/21(Mon) 21時頃

【人】 学園特警 ケイイチ

[飛行機に乗るのは初めてではない。でも海外に、それも独りで向かうなんて初体験だった。

そう言えば敵はパイロットがいる場所に出現するらしい。

今僕は空の上だが、もしその時が来たらどうなるのだろう。

まあ、いい。

僕はあまり深く考えず、窓からの眺めに集中する。]

 凄い、雲の上を飛んでいる。
 ……まるで白い絨毯みたい。

[『ほんとだな。歩けたら楽しそう!』

 ーーまた。
 だけど僕はもう、動揺しない。
 僕は彼の心臓を移植されたとかそんな経験はないし、彼の幽霊が僕に憑りついてなんてファンタジーも考えない。]

(79) 2023/08/21(Mon) 21時頃

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